JP2015177705A - 電動機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作量であるすべり角周波数の飽和を抑制することで、安定した制御を行うことが可能な電動機の制御装置を提供する。
【解決手段】三相交流誘導モータ1の制御装置10は、三相交流誘導モータ1の固定子に流す三相交流電流を電源角周波数ωreに同期して回転する直交γδ軸座標系に変換して調整することで電動機トルクを制御するベクトル制御を用いるものである。この制御装置10は、三相交流誘導モータ1の回転子磁束がγ軸方向を向くように、すべり角周波数ωseを演算するすべり角周波数制御部19と、三相交流誘導モータ1のδ軸電圧に基づいて、δ軸成分の回転子磁束φδrを推定し、当該推定したδ軸成分の回転子磁束φ δrがゼロとなるようにすべり角周波数ωseを補正する補正値演算部(補正部)20と、を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ベクトル制御を用いた電動機の制御装置に関する。
従来より、ベクトル制御を用いた電動機の制御装置が知られている。ベクトル制御は、電動機の固定子に流す三相交流電流を電源角周波数に同期して回転する直交二軸座標系(磁束軸(γ軸)及びトルク軸(δ軸))に変換して調整することで電動機トルクを制御する方法である。このベクトル制御では、すべり角周波数を、比率(δ軸電流/γ軸成分の回転子磁束)に比例して制御することで、回転子磁束がγ軸方向と一致することとなる。すなわち、δ軸成分の回転子磁束がゼロの状態となり、ベクトル制御が成立する。
ところで、この類の電動機の制御装置においては、温度によって回転子抵抗値が変化するため、ベクトル制御が成立するすべり角周波数も変化する。しかしながら、制御上、この回転子抵抗値の変化を認識できていない場合には、ベクトル制御を成立させるための適切なすべり角周波数から乖離してしまうという問題がある。この場合、ベクトル制御が破綻し、制御性能が低下するおそれがある。
例えば非特許文献1には、ベクトル制御を成立させるため、すべり角周波数を補正する手法が開示されている。この手法によれば、ベルトル制御が成立しているときにはゼロになっているはずのδ軸成分の回転子磁束をγ軸電圧に基づいて推定する。そして、推定したδ軸成分の回転子磁束がゼロになるようにすべり角周波数を補正することとしている。
山本直紀、他2名、「誘導機のベクトル制御における二次抵抗補正の一方法」、電気学会論文誌D、日本、1991年7月、第111巻、第7号、p.540−546
しかしながら、γ軸電圧は、すべり角周波数を変化させたときの電圧変化量が少ないという特徴がある。そのため、電動機の個体ばらつきによってインダクタンスに誤差がある場合には、その電圧変動特性が変化することで、δ軸成分の回転子磁束をゼロにすることができるすべり角周波数が存在しなくなることがある。これにより、操作量であるすべり角周波数が飽和して制御が不安定になるという問題がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、操作量であるすべり角周波数の飽和を抑制することで、安定した制御を行うことが可能な電動機の制御装置を提供することである。
かかる課題を解決するために、本発明は、ベクトル制御を用いた電動機の制御装置を提供する。この電動機の制御装置は、前記電動機の回転子磁束が磁束軸方向を向くように、すべり角周波数を演算するすべり角周波数制御部と、電動機のトルク軸電圧に基づいて、トルク軸成分の回転子磁束を推定し、当該推定したトルク軸成分の回転子磁束がゼロとなるようにすべり角周波数を補正する補正部と、を有している。
本発明によれば、トルク軸電圧は、すべり角周波数を変化させたときの電圧変化量が大きい。これにより、操作量であるすべり角周波数が飽和することを抑制することができるので、安定した制御を行うことが可能となる。
第1の実施形態に係る電動機の制御装置の構成を模式的に示す説明図 すべり角周波数制御部及び補正値演算部の構成を模式的に示すブロック図 温度のノミナル値におけるすべり角周波数補正値とγ軸電圧のノミナル値からの変化量との関係を示す説明図 回転子温度が想定したノミナル値から大きく乖離している状態でのシミュレーション結果を示す説明図 温度のノミナル値におけるすべり角周波数補正値とδ軸電圧のノミナル値からの変化量との関係を示す説明図 回転子温度が想定したノミナル値から大きく乖離している状態でのシミュレーション結果を示す説明図 第1の実施形態における変形例としてのすべり角周波数制御部及び補正値演算部の構成を模式的に示すブロック図 第2の実施形態に係る電動機の制御装置の構成を模式的に示す説明図 すべり角周波数制御部及び補正値演算部の構成を模式的に示すブロック図 第2の実施形態における変形例としてのすべり角周波数制御部及び補正値演算部の構成を模式的に示すブロック図
以下、図面を参照し、本実施形態に係る電動機の制御装置について説明する。本明細書において、各パラメータに付与される添え字について、「s」は固定子側、「r」は回転子側、「γ」はγ軸(磁束軸)成分、「δ」はδ軸(トルク軸)成分を示す。
図1は、本実施形態に係る電動機の制御装置の構成を模式的に示す説明図である。本実施形態では、電気自動車の駆動源として適用される電動機を制御する電動機の制御装置について説明を行う。電気自動車は、電動機1と、電源2と、制御装置10と、インバータ11とを備えている。
電動機1は、例えば、U相巻線、V相巻線、W相巻線からなる3つの相巻線を有する三相交流誘導モータ(以下「三相交流誘導モータ1」という)である。この三相交流誘導モータ1は、インバータ3内で変換された3相の交流電圧が各相に印加されることにより生じる磁界と、回転子の永久磁石が作る磁界との相互作用により回転駆動する。
電源2は、高電圧を印加可能な直流電源であり、例えば積層型リチウムイオンバッテリである。
制御装置10は、三相交流誘導モータ1を制御するものであり、例えばマイクロコンピュータ等を用いることができる。る。制御装置10は、インバータ11に対して駆動信号Duu *,Dul *,Dvu *,Dvl *,Dwu *,Dwl *を出力し、このインバータ11の制御を通じて三相交流誘導モータ1の制御を行う。
インバータ11は、三相交流誘導モータ1の各相に対応する3つのスイッチング回路を主体に構成されている。インバータ11は、電源2の正極に接続される正極母線と、電源2の負極に接続される負極母線との間に、U相用のスイッチング回路と、V相用のスイッチング回路と、W相用のスイッチング回路とを備える。このインバータ11は、駆動信号
uu *,Dul *,Dvu *,Dvl *,Dwu *,Dwl *に応じて各相のスイッチング回路をオンオフ制御し、電源2の直流電圧を三相の交流電圧V,V,Vにそれぞれ変換する。そして、インバータ11は、当該変換した交流電圧V,V,Vを三相交流誘導モータ1の各相にそれぞれ印加する。
制御装置10は、これを機能的にとらえた場合、電流指令値演算部12と、磁束電流制御部13と、トルク電流制御部14と、非干渉制御部15と、座標変換部16と、PWM変換部17と、座標変換部18と、すべり角周波数制御部19と、補正値演算部20とを主体に構成されている。
電流指令値演算部12には、トルク指令値T*、三相交流誘導モータ1の回転数に相当
する回転子機械角速度ωrm及び電源2の電源電圧Vdcが入力される。電流指令値演算部12は、トルク指令値T*、回転子機械角速度ωrm及び電源電圧Vdcに基づいて、
γ軸電流(磁束軸成分の電流)の指令値に相当するγ軸電流指令値iγs *と、δ軸電流
(トルク軸成分の電流)の指令値に相当するδ軸電流指令値iδs *とを算出する。電流
指令値演算部12は、予めメモリに記憶したマップデータ又は演算式を参照して、γ軸電流指令値iγs *とδ軸電流指令値iδs *とをそれぞれ算出する。
電流指令値演算部12において、トルク指令値T*は、例えば電気自動車を制御するコ
ントローラ(図示せず)から入力され、回転子機械角速度ωrmは、後述する角速度演算部25から入力される。また、電源電圧Vdcは、例えば電源2を管理するバッテリーコントローラ(図示せず)から入力される。
磁束電流制御部13には、電流指令値演算部12において算出されたγ軸電流指令値iγs *から、後述するγ軸電流iγsを減算した値が入力される。磁束電流制御部13は
、γ軸電流指令値iγs *がγ軸電流iγsに対して定常偏差なく所望の応答性で追従す
るように、フィードバック演算によりγ軸電圧指令値(初期値)vγs **を算出する。磁束電流制御部13では、例えばPI制御を用いる。
トルク電流制御部14には、電流指令値演算部12において算出されたδ軸電流指令値iδs *から、後述するδ軸電流iδsを減算した値が入力される。トルク電流制御部1
4は、δ軸電流指令値iδs *がδ軸電流iδsに対して定常偏差なく所望の応答性で追
従するように、フィードバック演算によりδ軸電圧指令値(初期値)vδs **を算出する。磁束電流制御部13では、例えばPI制御を用いる。
磁束電流制御部13及びトルク電流制御部14において、γ軸電流iγs及びδ軸電流iδsは、後述する座標変換部18から入力される。
非干渉制御部15には、γ軸電流iγs、δ軸電流iδs及び電源角周波数ωが入力される。ここで、γ軸電流iγs及びδ軸電流iδsは、座標変換部18から入力され、電源角周波数ωは、すべり角周波数制御部19から入力される。
具体的には、非干渉制御部15は、直交二軸であるγδ軸間の干渉電圧を相殺するために必要な非干渉電圧vγs * _dcpl,vγs * _dcplをγ軸及びδ軸についてそれぞれ算出する。γ軸に相当する非干渉電圧vγs * _dcplは、数1により算出され、
δ軸に相当する非干渉電圧vγs * _dcplは、数2により算出される。

ここで、Mは相互インダクタンス、Lは自己インダクタンスであり、sはラプラス演算子である。また、σは漏れ係数であり、数3で示される。τは回転子磁束の時定数であり、電流応答の時定数に比べ非常に大きい値である。
磁束電流制御部13において算出されたγ軸電圧指令値(初期値)vγs **は、非干渉制御部15において算出された非干渉電圧vγs * _dcplにより補正され、これによ
り、最終的なγ軸電圧指令値vγs *が算出される。同様に、トルク電流制御部14にお
いて算出されたδ軸電圧指令値(初期値)vδs **は、非干渉制御部15において算出された非干渉電圧vδs * _dcplにより補正され、これにより、最終的なδ軸電圧指令
値vδs *が算出される。
座標変換部16には、電源角θと、非干渉制御後のγ軸電圧指令値vγs *及びδ軸電
圧指令値vδs *とが入力される。座標変換部16は、電源角周波数(電源角速度)ωで
回転する直交二軸の座標系(γδ軸)から、三相交流座標系(uvw軸)への変換を行なう。具体的には、座標変換部16は、電源角θと、γ軸電圧指令値vγs *及びδ軸電圧
指令値vδs *とに基づいて、数4に示す座標変換処理によりU相・V相・W相に係る三相の電圧指令値v *、v *、v *を算出する。
座標変換部16において、電源角θは、後述する変換用角度部26から入力される。数4において、θ’は、制御系の入出力遅れを考慮して電源角θを補正したものである。
PWM変換部17には、座標変換部16において算出された三相の電圧指令値v *
*、v *が入力される。PWM変換部17は、三相の電圧指令値v *、v *、v *に応じて、インバータ11のスイッチング回路(IGBTなどのスイッチング素子を含
む)を駆動するための駆動信号Duu *,Dul *,Dvu *,Dvl *,Dwu *,Dwl *を生成する。
座標変換部18には、電源角θと、u相電流ius及びv相電流ivsとが入力される。座標変換部18は、三相交流座標系(uvw軸)から、直交二軸座標系(γδ軸)への変換を行なう。具体的には、座標変換部18は、電源角θと、u相電流ius、v相電流ivs及びw相電流iwsとに基づいて、数5に示す座標変換処理により、三相交流誘導モータ1におけるγ軸電流iγs及びδ軸電流iδsを算出する。
座標変換部18において、u相電流ius及びv相電流ivsは、後述するAD変換部23から入力される。ここで、AD変換部23から出力されない、残りのw相電流iwsは、数6で求めることができる。
すべり角周波数制御部19には、回転子電気角周波数(回転子電気角速度)ωreと、γ軸電流iγs及びδ軸電流iδsと、回転子抵抗補正値ΔRとが入力される。ここで、回転子電気角周波数ωreは、角速度演算部25から入力される。また、γ軸電流iγs及びδ軸電流iδsは、座標変換部18から入力される。回転子抵抗補正値ΔRは、すべり角周波数ωseを補正するための補正値であり、後述する補正値演算部20から入力される。
すべり角周波数制御部19は、γ軸電流iγsと、δ軸電流iδsと、回転子抵抗補正値ΔRとに基づいてすべり角周波数ωseを算出する。そして、すべり角周波数制御部19は、回転子電気角周波数ωreと、すべり角周波数ωseとに基づいて、電源角周波数(電源角速度)ωを算出する。
補正値演算部20には、非干渉制御後のδ軸電圧指令値vδs *と、γ軸電流iγs
、δ軸電流iδsと、回転子電気角周波数ωreと、電源角周波数ωとが入力される。補正値演算部20は、δ軸電圧指令値vδs *と、γ軸電流iγsと、δ軸電流iδsと、
回転子電気角周波数ωreと、電源角周波数ωとに基づいて、回転子抵抗補正値ΔRを算出する。
なお、すべり角周波数制御部19及び補正値演算部20の詳細については後述する。
電流センサ21は、u相、v相及びw相の三相のうち少なくとも二相の電流(例えばu
相電流i、v相電流i)を検出する。座標変換部18には、AD変換部23を通して
サンプリングしたu相電流ius及びv相電流ivsが入力される。
磁極位置検出部22は、回転子位置(角度)に応じたA相B相Z相のパルスを出力し、出力されたパルスは、パルスカウンタ24に入力される。このパルスカウンタ24を通じて、回転子機械角度θrmが出力される。
角速度演算部25は、パルスカウンタ24から入力された回転子機械角度θrmに基づいて、その時間変化率より回転子機械角速度ωrmと、モータ極対数pを乗じた回転子電気角周波数ωreとを算出する。
図2は、すべり角周波数制御部19及び補正値演算部20の構成を模式的に示すブロック図である。一般に、直交2軸座標系(γδ軸)における誘導モータの伝達特性は、数7の状態方程式で示される(モータモデル)。また、モータトルクTは、数8で示される。同数式において、Rは抵抗値、L,Mは自己インダクタンス及び相互インダクタンス、φは磁束、σは漏れ係数、sはラプラス演算子、pはモータ極対数である。

すべり角周波数ωseを、数9に示すように、比率(δ軸電流iδs/γ軸成分の回転子磁束φγr)に比例して制御することで、回転子磁束が、δ軸(トルク軸)と直交するγ軸(磁束軸)方向を向くこととなる。すなわち、軸ズレゼロ、つまりδ軸成分の回転子磁束φδrがゼロの状態となり(φδr=0)、ベクトル制御が成立する。
この場合、誘導モータの伝達特性は、数10のように簡素化された3次の状態方程式で扱うことができる。また、モータトルクTも簡素化されて、数11に示す通りとなる。

上述したように、ベクトル制御が成立している場合、δ軸成分の回転子磁束φδrがゼロ、モータトルクTも数11となる。しかし、回転子抵抗値Rが温度変動によってノミナル値から乖離すると、すべり角周波数ωseにもずれが生じ、その結果、δ軸成分の回転子磁束φδrがゼロではなくなる(φδr≠0)。そのため、モータトルクTは数8となり、トルク変動が生じることとなる。
そこで、補正値演算部20は、δ軸電圧としてのδ軸電圧指令値vδs *と、γ軸電流
γsと、δ軸電流iδsと、回転子電気角周波数ωre、電源角速度ωに基づいて、数12によってδ軸成分の回転子磁束φδrを推定する。ここで、「φ δr」は回転子磁束φδrの推定値を示す)。
そして、補正値演算部20は、推定したδ軸成分の回転子磁束φ δrがゼロになるようにPI制御を行い、回転子抵抗補正値ΔRを算出する。この回転子抵抗補正値ΔRにより、すべり角周波数制御部19における回転子抵抗値Rが補正され、結果として、すべり角周波数ωseも補正されることとなる。
すべり角周波数制御部19は、回転子抵抗補正値ΔRと、γ軸電流iγsと、δ軸電流iδsとに基づいて、数13からすべり角周波数ωseを算出する。ここで、数12に示すγ軸成分の回転子磁束φγrは、式10の第3行から、γ軸電流iγsに一次遅れを
施すことで求めることができる(数14)。

すべり角周波数制御部19は、回転子電気角周波数ωreにすべり角周波数ωseを加算した値を電源角周波数(電源角速度)ωとして算出する。すべり角周波数制御を実施することで、モータトルクTは、γ軸成分の回転子磁束φγr(φγr∝iγs)と、δ軸電流iδsとの積に比例する。
以下、γ軸電圧を用いてδ軸成分の回転子磁束φδrを推定する手法と、δ軸電圧を用いてδ軸成分の回転子磁束φδrを推定する本実施形態とを比較する。γ軸電圧は、すべり角周波数ωseを変化させたときの電圧変化量が少ないという特徴がある。そのため、誘導モータの個体ばらつきによって固定子側自己インダクタンスL、回転子側自己インダクタンスL、相互インダクタンスMに誤差がある場合(以下「インダクタンス誤差」という)、その電圧変動特性が変化することで、δ軸成分の回転子磁束φδrをゼロにすることができるすべり角周波数ωseが存在しなくなることがある。これにより、操作量であるすべり角周波数ωseが飽和して制御が不安定となる可能性がある。
図3は、温度のノミナル値におけるすべり角周波数補正値Δωseと、γ軸電圧のノミナル値vγs’からの変化量との関係を示す説明図である。同図において、線L1は、インダクタンス誤差がない場合の関係を示す。このケースでは、すべり角周波数補正値Δωseがゼロの状態で、γ軸電圧のノミナル値vγs’からの変化量がゼロとなる(vγs’=0)。その結果、回転子磁束φδrがゼロとなる。
一方、インダクタンス誤差がある場合、線L2や線L3のような特性になる。線L2はインダクタンス誤差が−3%の場合の関係を示す。このケースでは、矢印Aで示すように、適当なすべり角周波数補正値Δωseを選択することで、γ軸電圧をノミナル値vγs’に補正することは可能である(vγs’=0)。これに対して、線L3は、インダクタンス誤差が+3%の場合の関係を示す。このケースでは、どのようなすべり角周波数補正値Δωseを選択しても、γ軸電圧をノミナル値にすることができない。つまり、回転子磁束φδrをゼロにするこができず、操作量であるすべり角周波数ωseが飽和して制御
が不安定となる。
図4は、回転子温度が想定したノミナル値から大きく乖離している状態でのシミュレーション結果を示している。同図に示す結果は、γ軸電圧を用いてδ軸成分の回転子磁束φδrを推定し、これを利用してすべり角周波数ωseを補正したものである。同図において、左側は上から、γ軸電流iγs(La:指令値、Lb1,Lb2:実値)、δ軸電流iδs(La:指令値、Lb1,Lb2:実値)、γ軸電圧vγs(Lb1,Lb2:実値)、δ軸電圧vδs(Lb1,Lb2:実値)、電圧ベクトルv(Lb1,Lb2:実値)である。また、右側は上から、δ軸成分の回転子磁束推定値φ^δr(Lb1,L
b2:実値)、回転子抵抗R(La:目標値、Lb1,Lb2:実値)、回転子温度Tm、すべり角周波数ωse(La:指令値、Lb1,Lb2:実値)、モータトルクT(La:指令値、Lb1,Lb2:実値)である。同図における各データにおいて横軸は時間である。また、実値Lb1は、インダクタンス誤差がない場合のデータを示し、実値Lb2は、インダクタンス誤差がある場合のデータを示す。
同図に示すように、インダクタンス誤差がある場合には、δ軸成分の回転子磁束推定値φ^δrがゼロにならない。このため、すべり角周波数ωseが飽和し、制御が不安定と
なるおそれがある。
これに対して、本実施形態に係る三相交流誘導モータ1の制御装置10は、三相交流誘導モータ1の固定子に流す三相交流電流を電源角周波数ωreに同期して回転する直交γδ軸座標系に変換して調整することで電動機トルクを制御するベクトル制御を用いるものである。この制御装置10は、三相交流誘導モータ1の回転子磁束がγ軸方向を向くように、すべり角周波数ωseを演算するすべり角周波数制御部19と、三相交流誘導モータ1のδ軸電圧に基づいて、δ軸成分の回転子磁束φδrを推定し、当該推定したδ軸成分の回転子磁束φ δrがゼロとなるようにすべり角周波数ωseを補正する補正値演算部(補正部)20と、を有している。
δ軸電圧を用いる手法は、すべり角周波数ωseを変化させたときの電圧変化量が大きいという特徴がある。したがって、インダクタンス誤差が含まれて電圧変動特性が変化した場合にも、すべり角周波数ωseの補正量を変化させることで、δ軸電圧のノミナル値vδs’からの変化量をゼロにできる(vδs’=0)。換言すれば、推定した回転子磁束φ δrがゼロにすることができるすべり角周波数ωseが存在することとなる。これにより、操作量であるすべり角周波数ωseが飽和することがないので、安定した制御を行うことが可能となる。
図5は、温度のノミナル値におけるすべり角周波数補正値Δωseと、δ軸電圧のノミナル値vδs’からの変化量との関係を示す説明図である。同図において、線L1は、インダクタンス誤差がない場合の関係を示し、線L2は、インダクタンス誤差が−3%の場合の関係を示し、線L3はインダクタンス誤差が+3%の場合の関係を示す。いずれにケースについても、すべり角周波数ωseを補正することで、δ軸電圧のノミナル値vγs’となるδ軸電圧が存在する。
ここで、本実施形態において、三相交流誘導モータ1の制御装置10は、トルク指令値T*に基づいてγ軸電流指令値iδs *とδ軸電流指令値iγs *とを算出する電流指令値
演算部12と、三相交流誘導モータ1のγ軸電流iγsがγ軸電流指令値iδs *に追従
するように、γ軸電圧指令値vγs **を算出する磁束電流制御部13と、三相交流誘導モータ1のδ軸電流iδsがδ軸電流指令値iγs *に追従するように、δ軸電圧指令値v
δs **を算出するトルク電流制御部14と、γ軸及びδ軸間の干渉電圧を相殺するために必要な非干渉電圧vγs * _dcpl,vδs * _dcplをγ軸とδ軸とについて算出し
、γ軸電圧指令値vγs **及びδ軸電圧指令値vδs **を非干渉電圧非干渉電圧vγs *
_dcpl,vδs * _dcplでそれぞれ補正する非干渉制御部15と、をさらに有し
ている。この場合、補正値演算部20は、三相交流誘導モータ1のδ軸電圧として非干渉制御部15による補正後のδ軸電圧指令値vδs *を用い、当該δ軸電圧指令値vδs *と、γ軸電流iγsと、δ軸電流iδsと、回転子電気角周波数ωreと、電源角周波数ωとに基づいて、δ軸成分の回転子磁束φδrを推定している。
図6は、回転子温度が想定したノミナル値から大きく乖離している状態でのシミュレーション結果を示すものである。同図に示す結果は、δ軸電圧として非干渉制御後のδ軸電圧指令値vδs *を用いてδ軸成分の回転子磁束φδrを推定する手法を利用してすべり
角周波数ωseを補正したものである。同図において、左側は上から、γ軸電流iγs(La:指令値、Lc:実値)、δ軸電流iδs(La:指令値、Lc:実値)、γ軸電圧vγs(Lc:実値)、δ軸電圧vδs(Lc:実値)、電圧ベクトルv(Lc:実値)である。また、右側は上から、δ軸成分の回転子磁束推定値φ^δr(Lc:実値)、
回転子抵抗R(La:目標値、Lc:実値)、回転子温度Tm、すべり角周波数ωse(La:指令値、Lc:実値)、モータトルクT(La:指令値、Lc:実値)である。同図における各データにおいて横軸は時間である。また、実値Lcは、インダクタンス誤差がある場合のデータを示している。
δ軸電圧として非干渉制御後のδ軸電圧指令値vδs *を用いることで、インダクタン
ス誤差があったとしてもすべり角周波数ωseが飽和することがないので、安定した制御を行うことが可能となる。また、非干渉制御後のδ軸電圧指令値vδs *を用いることで
、電流指令値を利用する方式、実電流を利用する方式、マップを利用する方式といった幅広い構成の非干渉制御に対応することができる。
図7は、本実施形態における変形例としてのすべり角周波数制御部19及び補正値演算部20の構成を模式的に示すブロック図である。上述した実施形態では、回転子抵抗補正値ΔRを通じてすべり角周波数ωseを補正している。しかしながら、補正値演算部20は、すべり角周波数補正値Δωseを用いてすべり角周波数ωseを補正してもよい。
具体的には、補正値演算部20は、推定したδ軸成分の回転子磁束φ δrがゼロになるようにPI制御を行い、すべり角周波数補正値Δωseを算出する。そして、このすべり角周波数補正値Δωseを通じて、すべり角周波数ωseを補正する。
すべり角周波数制御部19は、すべり角周波数補正値Δωseと、γ軸電流iγs及びδ軸電流iδsとに基づいて、数15からすべり角周波数ωseを算出する。
このような手法であっても、すべり角周波数ωseが飽和することがないので、安定した制御を行うことが可能となる。
(第2の実施形態)
図8は、本実施形態に係る電動機の制御装置の構成を模式的に示す説明図である。本実施形態に係る電動機の制御装置10が第1の実施形態と相違する点は、δ軸成分の回転子磁束φδrの推定方法である。なお、第1の実施形態と共通する構成については説明を省略することとし、以下相違点を中心に説明を行う。
図9は、すべり角周波数制御部19及び補正値演算部20の構成を模式的に示すブロッ
ク図である。本実施形態において、補正値演算部20には、トルク電流制御部14から出力された非干渉制御前のδ軸電圧指令値vδs **と、δ軸電流iδsと、回転子電気角周波数ωreと、電源角周波数ωとが入力されている。補正値演算部20は、非干渉制御前のδ軸電圧指令値vδs **と、δ軸電流iδsと、回転子電気角周波数ωreと、電源角周波数ωとに基づいて、数16によってδ軸成分の回転子磁束φδrを推定する。
補正値演算部20は、推定したδ軸成分の回転子磁束φ δrがゼロになるようにPI制御を行い、回転子抵抗補正値ΔRを算出する。この回転子抵抗補正値ΔRにより、すべり角周波数制御部19における回転子抵抗値Rが補正され、結果として、すべり角周波数ωseも補正されることとなる。
すべり角周波数制御部19は、回転子抵抗補正値ΔRと、γ軸電流iγsと、δ軸電流iδsとに基づいて、数13からすべり角周波数ωseを算出する。そして、すべり角周波数制御部19は、回転子電気角周波数ωreにすべり角周波数ωseを加算した値を電源角周波数ωとして算出する。すべり角周波数制御を実施することで、モータトルクTは、γ軸成分の回転子磁束φγr(φγr∝iγs)と、δ軸電流iδsとの積に比例する。
このように本実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、δ軸電圧を用いるため、すべり角周波数ωseを変化させたときの電圧変化量が大きいという特徴がある。したがって、インダクタンス誤差が含まれてその電圧変動特性が変化した場合にも、すべり角周波数ωseの補正量を変化させることで、δ軸電圧のノミナル値vδs’からの変化量をゼロにできる(vδs’=0)。換言すれば、推定した回転子磁束φ δrがゼロにすることができるすべり角周波数ωseが存在することとなる。これにより、操作量であるすべり角周波数ωseが飽和することがないので、安定した制御を行うことが可能となる。
また、本実施形態において、制御装置10は、トルク指令値T*に基づいてγ軸電流指
令値iδs *とδ軸電流指令値iγs *とを算出する電流指令値演算部12と、三相交流誘導モータ1のγ軸電流iγsがγ軸電流指令値iδs *に追従するように、γ軸電圧指令
値vγs **を算出する磁束電流制御部13と、三相交流誘導モータ1のδ軸電流iδsがδ軸電流指令値iγs *に追従するように、δ軸電圧指令値vδs **を算出するトルク電
流制御部14と、γ軸及びδ軸間の干渉電圧を相殺するために必要な非干渉電圧vγs *
_dcpl,vδs * _dcplをγ軸とδ軸とについて算出し、γ軸電圧指令値vγs **及びδ軸電圧指令値vδs **を非干渉電圧非干渉電圧vγs * _dcpl,vδs * _d
cplでそれぞれ補正する非干渉制御部15と、をさらに有している。この場合、補正値演算部20は、三相交流誘導モータ1のδ軸電圧としてトルク電流制御部14において演算されたδ軸電圧指令値vδs **を用い、当該δ軸電圧指令値vδs **と、δ軸電流iδsと、回転子電気角周波数ωreと、電源角周波数ωとに基づいて、δ軸成分の回転子磁束φδrを推定している。
非干渉制御部15が実電流をフィードバックし、かつ、数1乃至数3で示す演算式を用いる本ケースでは、δ軸電圧として補正前のδ軸電圧指令値vδs **を用いることで、インダクタンス誤差があったとしてもすべり角周波数ωseが飽和することを抑制することができる。これにより、安定した制御を行うことが可能となる。また、δ軸成分の回転子磁束φδrを推定する場合においてもその演算量が少なく、低負荷なシステムを実現することができる。
図10は、本実施形態における変形例としてのすべり角周波数制御部19及び補正値演算部20の構成を模式的に示すブロック図である。上述した実施形態では、回転子抵抗補正値ΔRを通じてすべり角周波数ωseを補正している。しかしながら、補正値演算部20は、すべり角周波数補正値Δωseを用いてすべり角周波数ωseを補正してもよい。
具体的には、補正値演算部20は、推定したδ軸成分の回転子磁束φ δrがゼロになるようにPI制御を行い、すべり角周波数補正値Δωseを算出する。そして、このすべり角周波数補正値Δωseを通じて、すべり角周波数ωseを補正する。
すべり角周波数制御部19は、すべり角周波数補正値Δωseと、γ軸電流iγs及びδ軸電流iδsとに基づいて、数15からすべり角周波数ωseを算出する。
このような手法であっても、すべり角周波数ωseが飽和することがないので、安定した制御を行うことが可能となる。
以上、本発明の実施形態にかかる電動機の制御装置について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、その発明の範囲内において種々の変形が可能であることはいうまでもない。電動機の適用は、電気自動車のみならず電動機を駆動源として搭載する各種の車両や、それ以外のものであってもよい。
1 三相交流誘導モータ
2 電源
10 制御装置
11 インバータ
12 電流指令値演算部
13 磁束電流制御部
14 トルク電流制御部
15 非干渉制御部
16 座標変換部
17 PWM変換部
18 座標変換部
19 すべり角周波数制御部
20 補正値演算部
21 電流センサ
22 磁極位置検出部
23 AD変換部
24 パルスカウンタ
25 角速度演算部
26 変換用角度部

Claims (3)

  1. 電動機の固定子に流す交流電流を電源角周波数に同期して回転する直交二軸座標系である磁束軸及びトルク軸に変換して調整することで電動機トルクを制御するベクトル制御を用いた電動機の制御装置において、
    前記電動機の回転子磁束が磁束軸方向を向くように、すべり角周波数を演算するすべり角周波数制御部と、
    前記電動機のトルク軸電圧に基づいてトルク軸成分の回転子磁束を推定し、当該推定したトルク軸成分の回転子磁束がゼロとなるように前記すべり角周波数を補正する補正部と、
    を有することを特徴とする電動機の制御装置。
  2. トルク指令値に基づいて、磁束軸電流指令値とトルク軸電流指令値とを算出する電流指令値演算部と、
    前記電動機の磁束軸電流が前記磁束軸電流指令値に追従するように、磁束軸電圧指令値を算出する磁束電流制御部と、
    前記電動機のトルク軸電流が前記トルク軸電流指令値に追従するように、トルク軸電圧指令値を算出するトルク電流制御部と、
    磁束軸及びトルク軸間の干渉電圧を相殺するための非干渉電圧を磁束軸とトルク軸とについて算出し、前記磁束軸電圧指令値及び前記トルク軸電圧指令値を前記非干渉電圧でそれぞれ補正する非干渉制御部と、をさらに有し、
    前記補正部は、前記電動機のトルク軸電圧として前記非干渉制御部による補正後のトルク軸電圧指令値を用い、当該トルク軸指令値と、磁束軸電流と、トルク軸電流と、回転子電気角周波数と、電源角周波数とに基づいて、前記トルク軸成分の回転子磁束を推定することを特徴とする請求項1に記載された電動機の制御装置。
  3. トルク指令値に基づいて、磁束軸電流指令値とトルク軸電流指令値とを算出する電流指令値演算部と、
    前記電動機の磁束軸電流が前記磁束軸電流指令値に追従するように、磁束軸電圧指令値を算出する磁束電流制御部と、
    前記電動機のトルク軸電流が前記トルク軸電流指令値に追従するように、トルク軸電圧指令値を算出するトルク電流制御部と、
    磁束軸及びトルク軸間の干渉電圧を相殺するための非干渉電圧を磁束軸とトルク軸とについて算出し、前記磁束軸電圧指令値及び前記トルク軸電圧指令値を前記非干渉電圧でそれぞれ補正する非干渉制御部と、をさらに有し、
    前記補正部は、前記電動機のトルク軸電圧として前記トルク電流制御部において演算されたトルク軸電圧指令値を用い、当該トルク軸電圧指令値と、トルク軸電流と、回転子電気角周波数と、電源角周波数とに基づいて、前記トルク軸成分の回転子磁束を推定することを特徴とする請求項1に記載された電動機の制御装置。
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