JP2015177394A - 画像処理装置、画像処理方法及びプログラム - Google Patents
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そこで、各撮影画像の切り換えをユーザ操作で任意に指定可能とすれば、ユーザの意向を反映することができるが、どのカメラがどの位置に設置されているのかを予め把握しておく必要がある。しかも、所望する視点で撮影された画像を全て表示させたい場合には、その視点で撮影するカメラを全て指定する必要があるために、ユーザに大きな負担をかけてしまう。
複数の撮影画像を結合して一連の結合画像を生成するための処理を行う画像処理装置であって、
被写体に対して視点が異なる複数の撮像手段のうち、予めユーザ指定された一部の撮像手段の配置状態を基準として前記被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるように、1又は2以上の他の撮像手段を前記ユーザ指定の撮像手段と共にグループ指定するグループ指定手段と、
前記グループ指定手段によって指定されたグループ内の各撮像手段の撮影画像を所定の切り換えタイミングで切り換え結合して前記一連の結合画像を生成するためにその結合する順番を決定する決定手段と、
を備えたことを特徴とする。
被写体に対して視点が異なる複数の撮像手段のうち、予めユーザ指定された一部の撮像手段の配置状態を基準として前記被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるように、1又は2以上の他の撮像手段を前記ユーザ指定の撮像手段と共にグループ指定するステップと、
前記指定されたグループ内の各撮像手段の撮影画像を所定の切り換えタイミングで切り換え結合して前記一連の結合画像を生成するためにその結合する順番を決定するステップと、
を含むことを特徴とする。
コンピュータに対して、
被写体に対して視点が異なる複数の撮像手段のうち、予めユーザ指定された一部の撮像手段の配置状態を基準として前記被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるように、1又は2以上の他の撮像手段を前記ユーザ指定の撮像手段と共にグループ指定する機能と、
前記指定されたグループ内の各撮像手段の撮影画像を所定の切り換えタイミングで切り換え結合して前記一連の結合画像を生成するためにその結合する順番を決定する機能と、
を実現させる。
(第1実施形態)
先ず、図1〜図6を参照して本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、複数台の撮像装置(カメラ)によって撮影された各撮影動画像を基にユーザが所望する一連の結合動画像を生成する動画像生成処理を行う画像処理システムを示したブロック図である。
この画像処理システムは、ユーザ所持の画像処理装置1を中核とする通信システムであり、この画像処理装置1には複数台の撮像装置(カメラ)2が短距離無線通信網3及び広域通信網4を介して接続されている。なお、この画像処理システムは、広域通信システムに限らず、構内通信システムであってもよい。
画像処理装置1は、各種のアプリケーション機能として、文章作成機能、計時機能、インターネット接続機能などの基本的な機能のほかに、上述した結合編集機能(動画像生成機能)を備えている。制御部11は、電源部12からの電力供給によって動作し、記憶部13内の各種のプログラムに応じてこの画像処理装置1の全体動作を制御する中央演算処理装置やメモリなどを有している。
制御部21は、電源部(二次電池)22からの電力供給によって動作し、記憶部23内の各種のプログラムに応じてこのカメラ2の全体動作を制御するもので、この制御部21には、その入出力デバイスとして、操作部24、表示部25のほか、撮像部26、無線通信部27、位置取得部28などが接続され、それらの入出力動作を制御する。撮像部26は、被写体を高精細に撮影可能なビデオカメラ部を構成するもので、自動焦点調整(コントラストAF)機能などを有し、この撮像部26によって撮影された画像はリアルタイム又は送信要求に応じて通信部27から画像処理装置1に送信される。無線通信部27は、無線LAN(Local Area Network)通信部やBluetooth(登録商標)通信部である。位置取得部28は、現在位置を受信取得するGPS(Global Positioning System)部で、例えば、誤差1m以内の高精度で測位可能な構成となっている。
図示の例は、被写体として大勢でダンスのレッスンを行っている様子を撮影する場合で、その被写体の近傍には、5台のカメラ2が配置されている。この5台のカメラ2は、同一の被写体に対して視点が異なるもので、この5台のカメラ2で被写体を同期撮影する場合(撮影開始から撮影終了までの撮影期間が同一となる撮影を行う場合)、画像処理装置1は、カメラ2はその撮影開始を指示するようにしている。なお、各カメラ2側のタイマ(図示省略)が撮影期間の経過を検出しとき際に撮影を終了してもよいが、画像処理装置1から各カメラ2に撮影終了を指示するようにしてもよい。
画像処理装置1は、5台のカメラA〜Eの各撮影動画像(多視点撮影画像)を基にユーザの所望する一連の結合動画像を生成する場合に、この5台のカメラA〜Eのうち、ユーザの所望する視点で撮影するカメラ2としてその一部のカメラ(少なくとも2台のカメラ)2がユーザ操作によって任意に指定されると、このユーザ指定された各カメラ2の間に他のカメラ2が存在しているか否かの判別を行う。例えば、図4(2)に示すようにカメラA、Dがユーザ指定された場合には、そのユーザ指定のカメラA、Dの間に他のカメラB、Cが存在していることを判別するが、図4(3)に示すようにカメラA、Bがユーザ指定された場合には、そのユーザ指定のカメラA、Bの間には他のカメラ2が存在していないことを判別する。
画像処理装置1の制御部11は、同一の被写体に対して視点の異なる複数台のカメラ2に撮影開始の指示を送信して同期撮影を開始させる(図5のステップS1)。なお、この撮影指示により複数台のカメラ2は、同時に動画撮影を開始する。画像処理装置1は、その後、適当なタイミングで複数台のカメラ2に撮影終了の指示を送信して同期撮影を終了させる。そして、画像処理装置1は、各カメラ2からこの同期撮影で撮影した撮影動画像とその設置位置(現在位置)を受信取得して画像メモリ13cに記録保存する処理を開始させる(ステップS2)。
この結合編集処理においては、編集後の動画像を再生した場合に、撮影時の時間経過(撮影期間)を維持したままで、撮影の視点だけが次々と切り換わるような動画像を得ることを目的としている。そして、この編集処理においては、ユーザ操作又は自動決定により視点の切り換えタイミング及び切り換え先のカメラを指定することになるが、以下、この切り換えタイミングは、同期撮影(動画撮影)の開始からの撮影経過時間により示すものとする。
以下、この発明の第2実施形態について図7及び図8を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、ユーザ指定の各カメラ2とそれらの間に存在している他のカメラ2との組み合わせ(配列グループ)が1つの場合を例示したが、この第2実施形態においては、この配列グループが複数存在する場合に、この複数の配列グループの中からどのグループを指定するかを特徴とするものである。ここで、両実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第2実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
図示の例は、図4(1)の場合と同様、大勢でダンスのレッスンを行っている様子を被写体とした例を示したもので、第2実施形態においては、被写体の周囲に配置された8台のカメラ2で被写体を同期撮影する場合(撮影開始から撮影終了までの撮影期間が同一となる撮影を行う場合)である。この8台のカメラ2は、同一の被写体に対する視点が異なるようにその被写体の周囲に配置されたもので、被写体を前後左右の8方向から多視点撮影を行うようにしている。
画像処理装置1の制御部11は、先ず、動画像編集(多視点撮影画像の結合編集)が指示されると、最初に再生(結合)を開始する画像(又はその画像を撮影したカメラ)のユーザ指定を受け付けると共に(ステップS21)、次に再生(結合)する画像(又はその画像を撮影したカメラ)とその切り換えタイミングのユーザ指定を受け付ける(ステップS22)。
以下、この発明の第3実施形態について図9を参照して説明する。
なお、上述した第1実施形態においては、複数台のカメラ2に同時に同期撮影(動画撮影)を開始及び終了させ、各カメラ2から受信取得した各撮影動画像を記録保存した後に、結合編集を行ってその撮影動画像を基に一連の結合動画像を生成するようにしたが、この第3実施形態においては、個々のカメラ2から撮影動画像を受信取得して記録する動作を切り換えながら一連の結合動画像を生成するようにしたものである。ここで、第1、第3実施形態において基本的あるいは名称的に同一のものは、同一符号を付して示し、その説明を省略すると共に、以下、第3実施形態の特徴部分を中心に説明するものとする。
この第3実施形態において、切り換えタイミングは、最初に指定されたカメラが動画撮影を開始してからの撮影経過時間により示すものとする。
画像処理装置1の制御部11は、複数台のカメラ2で被写体を同期撮影している場合において、最初に撮影記録を開始するカメラ2のユーザ指定を受け付けると(ステップS41)、このユーザ指定されたカメラ2から撮影動画像を受信取得して記録保存する動作を開始する(ステップS42)。その後、別のカメラ2への切り換えがユーザ指示されたかを調べ(ステップS43)、その切り換えが指示されなければ(ステップS43でNO)、結合編集終了が指示されたかを調べ(ステップS49)、その編集終了が指示されなければ(ステップS49でNO)、上述のステップS43に戻り、切り換え指示又は編集終了指示があるまで上述のループを回りながら待機状態となる。
図10は、その変形例の1つの動作概念を示した図で、6台のカメラA〜Fの設置位置が固定され、かつ、そのA〜Fの順序で配置されている場合に、この各カメラA〜Fの撮影期間が同じで、結合編集時の切り換え間隔(切り換え時間)を“5秒”に固定した条件において、多視点撮影画像の結合編集を開始する前に、カメラA、B、Eがその順序でユーザ指定された場合を示している。なお、図中、縦軸は、各カメラA〜Fの撮影位置を示し、実際の撮影位置は二次元であるが、便宜上、一次元を示している(以下、同様)。また、横軸は撮影時間を示し、撮影期間が同じであれば、各カメラA〜Fの撮影時間は、撮影期間が同じであれば、同じ長さとなる。
図示の例は、6台のカメラA〜Fの設置位置が固定され、かつ、そのA〜Fの順序で配置され、この各カメラA〜Fの撮影期間が同じの場合に、カメラA、B、Eがユーザ指定されてその撮影記録の切り換え順序としてA〜Eの順番が指定され、かつ、各カメラA、B、Eに対応して各々の切り換えタイミングが任意に指定された場合を示している。この場合、画像処理装置1は、最初のユーザ指定のカメラAの撮影動画像を記録する動作を行った後、そのカメラAに対応して指定された切り換えタイミング(例えば、5秒)の経過後に次のカメラBの撮影動画像を記録する動作に切り換える。
上記第1実施形態では、全てのカメラが同時に同期撮影(動画撮影)を開始及び終了するようにしたが、図12の例では、同期撮影に参加する各々のカメラが動画撮影を開始又は終了するタイミングは異なっており、それらの位置も固定されていない場合の例である。この場合の切り換えタイミングも、最初に指定されたカメラが動画撮影を開始してからの撮影経過時間により示すものとする。ただし、この場合、上記第1実施形態と異なり、指定される切り換えタイミングを、各撮影動画像内の対応するフレームの記録位置に変換する際に、最初に指定されたカメラが動画撮影を開始してから他の動画像の撮影が開始されるまでの時間を差し引いてから、他の動画像内の対応するフレームの記録位置に変換する必要がある。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
複数の撮影画像を結合して一連の結合画像を生成するための処理を行う画像処理装置であって、
被写体に対して視点が異なる複数の撮像手段のうち、予めユーザ指定された一部の撮像手段の配置状態を基準として前記被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるように、1又は2以上の他の撮像手段を前記ユーザ指定の撮像手段と共にグループ指定するグループ指定手段と、
前記グループ指定手段によって指定されたグループ内の各撮像手段の撮影画像を所定の切り換えタイミングで切り換え結合して前記一連の結合画像を生成するためにその結合する順番を決定する決定手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、
前記複数の撮像手段によって撮影された各撮影画像とその各撮像手段の撮影位置又は撮影方向を取得する取得手段を更に備え、
前記グループ指定手段は、前記取得手段によって取得された複数の撮像手段の撮影位置又は撮影方向を参照し、前記ユーザ指定された撮像手段の撮影位置又は撮影方向に対して所定の位置関係又は撮影方向の関係にある1又は2以上の他の撮像手段を前記ユーザ指定の撮像手段と共にグループ指定する、
ことを特徴とする画像処理装置。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像処理装置において、
前記グループ指定手段は、少なくとも2台の撮像手段がユーザ指定された場合に、そのユーザ指定の撮像手段の撮影位置に基づいて、その間又は近くに配置されている1又は2以上の撮像手段を前記他の撮像手段として、前記ユーザ指定の撮像手段と共にグループ指定する、
ことを特徴とする画像処理装置。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
前記グループ指定手段は、予めユーザ指定された一部の撮像手段の配置状態を基準として1又は2以上の他の撮像手段を前記ユーザ指定の撮像手段と共にグループ指定する場合に、グループ候補が複数存在しているときには、このグループ候補毎にその各撮像手段の配列状態を比較し、その比較結果に基づいて前記被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるグループを指定する、
ことを特徴とする画像処理装置。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像処理装置において、
前記グループ指定手段は、前記グループ候補毎にその各撮像手段の配列状態を比較する場合は、少なくとも各撮像手段の配置間隔、その数のいずれかを比較する、
ことを特徴とする画像処理装置。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、
前記グループ指定手段は、前記複数の撮像手段の撮影画像内の被写体が所定の状態であり、かつ、前記複数の撮像手段のうち、予めユーザ指定された一部の撮像手段の配置状態を基準として前記被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるように、1又は2以上の他の撮像手段を前記ユーザ指定の撮像手段と共にグループ指定する、
ことを特徴とする画像処理装置。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像処理装置において、
前記被写体の所定の状態は、被写体のサイズであり、
前記グループ指定手段は、前記被写体のサイズがより大きく、かつ、その被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるようにグループ指定する、
ことを特徴とする画像処理装置。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、請求項6に記載の画像処理装置において、
前記被写体の所定の状態は、人物の顔であり、
前記グループ指定手段は、前記被写体である人物の顔がより大きく、かつ、その被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるようにグループ指定する、
ことを特徴とする画像処理装置。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、請求項6に記載の画像処理装置において、
前記被写体の所定の状態は、人物の人数であり、
前記グループ指定手段は、前記被写体である人数がより多く、かつ、その被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるようにグループ指定する、
ことを特徴とする画像処理装置。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
前記複数の撮像手段のうち、その一部の撮像手段をユーザ操作により任意に指定する撮像指定手段を更に備える、
ことを特徴とする画像処理装置。
(請求項11)
請求項11に記載の発明は、請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
前記決定手段は、前記各撮影画像を切り換え結合する順番を決定する場合に、該各撮像手段の撮影位置又は撮影方向の並び順にしたがってその順番を決定する、
ことを特徴とする画像処理装置。
(請求項12)
請求項12に記載の発明は、請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
前記ユーザ指定の撮像手段に対応して前記切り換えタイミングを任意にユーザ指定するタイミング指定手段を更に備える、
ことを特徴とする画像処理装置。
(請求項13)
請求項13に記載の発明は、請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
前記グループ指定手段によって指定されたグループ内の各撮像手段の撮影画像を前記決定手段によって決定された順番にしたがって順次結合することにより前記一連の結合画像を生成する生成手段を更に備える、
ことを特徴とする画像処理装置。
(請求項14)
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の画像処理装置において、
前記生成手段は、前記グループ指定手段によってグループ指定された1又は2以上の他の撮像手段の数に基づいて、前記タイミング指定手段によって指定された切り換えタイミングの中間値を求め、この中間値の切り換えタイミング毎にグループ内の各撮像手段の撮影画像を順次結合する、
ことを特徴とする画像処理装置。
(請求項15)
請求項15に記載の発明は、請求項13に記載の画像処理装置において、
前記生成手段は、前記グループ指定手段によってグループ指定された各撮像手段の撮影動画像を受信取得してその記録又は配信する動作を順次切り換えながら順次結合して一連の結合動画像を生成する、
ことを特徴とする画像処理装置。
(請求項16)
請求項16に記載の発明は、請求項13に記載の画像処理装置において、
前記複数の撮像手段によって撮影された各撮影画像は、それぞれ静止画像であり、
前記生成手段は、前記静止画像の中から所定の切り換えタイミングで切り換え取得した静止画像を順次結合すると共にその中間フレームを補間することによって動画像を生成する、
ことを特徴とする画像処理装置。
(請求項17)
請求項17に記載の発明は、
被写体に対して視点が異なる複数の撮像手段のうち、予めユーザ指定された一部の撮像手段の配置状態を基準として前記被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるように、1又は2以上の他の撮像手段を前記ユーザ指定の撮像手段と共にグループ指定するステップと、
前記指定されたグループ内の各撮像手段の撮影画像を所定の切り換えタイミングで切り換え結合して前記一連の結合画像を生成するためにその結合する順番を決定するステップと、
を含むことを特徴とする画像処理方法。
(請求項18)
請求項18に記載の発明は、
コンピュータに対して、
被写体に対して視点が異なる複数の撮像手段のうち、予めユーザ指定された一部の撮像手段の配置状態を基準として前記被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるように、1又は2以上の他の撮像手段を前記ユーザ指定の撮像手段と共にグループ指定する機能と、
前記指定されたグループ内の各撮像手段の撮影画像を所定の切り換えタイミングで切り換え結合して前記一連の結合画像を生成するためにその結合する順番を決定する機能と、
を実現させるためのプログラム。
2 撮像装置(カメラ)
3 短距離無線通信網
4 広域通信網
11、21 制御部
13、23 記憶部
13a プログラムメモリ
15 操作部
16、27 通信部
28 位置取得部
Claims (18)
- 複数の撮影画像を結合して一連の結合画像を生成するための処理を行う画像処理装置であって、
被写体に対して視点が異なる複数の撮像手段のうち、予めユーザ指定された一部の撮像手段の配置状態を基準として前記被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるように、1又は2以上の他の撮像手段を前記ユーザ指定の撮像手段と共にグループ指定するグループ指定手段と、
前記グループ指定手段によって指定されたグループ内の各撮像手段の撮影画像を所定の切り換えタイミングで切り換え結合して前記一連の結合画像を生成するためにその結合する順番を決定する決定手段と、
を備えたことを特徴とする画像処理装置。 - 前記複数の撮像手段によって撮影された各撮影画像とその各撮像手段の撮影位置又は撮影方向を取得する取得手段を更に備え、
前記グループ指定手段は、前記取得手段によって取得された複数の撮像手段の撮影位置又は撮影方向を参照し、前記ユーザ指定された撮像手段の撮影位置又は撮影方向に対して所定の位置関係又は撮影方向の関係にある1又は2以上の他の撮像手段を前記ユーザ指定の撮像手段と共にグループ指定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記グループ指定手段は、少なくとも2台の撮像手段がユーザ指定された場合に、そのユーザ指定の撮像手段の撮影位置に基づいて、その間又は近くに配置されている1又は2以上の撮像手段を前記他の撮像手段として、前記ユーザ指定の撮像手段と共にグループ指定する、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記グループ指定手段は、予めユーザ指定された一部の撮像手段の配置状態を基準として1又は2以上の他の撮像手段を前記ユーザ指定の撮像手段と共にグループ指定する場合に、グループ候補が複数存在しているときには、このグループ候補毎にその各撮像手段の配列状態を比較し、その比較結果に基づいて前記被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるグループを指定する、
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記グループ指定手段は、前記グループ候補毎にその各撮像手段の配列状態を比較する場合は、少なくとも各撮像手段の配置間隔、その数のいずれかを比較する、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像処理装置。 - 前記グループ指定手段は、前記複数の撮像手段の撮影画像内の被写体が所定の状態であり、かつ、前記複数の撮像手段のうち、予めユーザ指定された一部の撮像手段の配置状態を基準として前記被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるように、1又は2以上の他の撮像手段を前記ユーザ指定の撮像手段と共にグループ指定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記被写体の所定の状態は、被写体のサイズであり、
前記グループ指定手段は、前記被写体のサイズがより大きく、かつ、その被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるようにグループ指定する、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。 - 前記被写体の所定の状態は、人物の顔であり、
前記グループ指定手段は、前記被写体である人物の顔がより大きく、かつ、その被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるようにグループ指定する、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。 - 前記被写体の所定の状態は、人物の人数であり、
前記グループ指定手段は、前記被写体である人数がより多く、かつ、その被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるようにグループ指定する、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像処理装置。 - 前記複数の撮像手段のうち、その一部の撮像手段をユーザ操作により任意に指定する撮像指定手段を更に備える、
ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記決定手段は、前記各撮影画像を切り換え結合する順番を決定する場合に、該各撮像手段の撮影位置又は撮影方向の並び順にしたがってその順番を決定する、
ことを特徴とする請求項1〜請求項10のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記ユーザ指定の撮像手段に対応して前記切り換えタイミングを任意にユーザ指定するタイミング指定手段を更に備える、
ことを特徴とする請求項1〜請求項11のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記グループ指定手段によって指定されたグループ内の各撮像手段の撮影画像を前記決定手段によって決定された順番にしたがって順次結合することにより前記一連の結合画像を生成する生成手段を更に備える、
ことを特徴とする請求項1〜請求項12のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、前記グループ指定手段によってグループ指定された1又は2以上の他の撮像手段の数に基づいて、前記切り換えタイミングの中間値を求め、この中間値の切り換えタイミング毎にグループ内の各撮像手段の撮影画像を順次結合する、
ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。 - 前記生成手段は、前記グループ指定手段によってグループ指定された各撮像手段の撮影動画像を受信取得してその記録又は配信する動作を順次切り換えながら順次結合して一連の結合動画像を生成する、
ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。 - 前記複数の撮像手段によって撮影された各撮影画像は、それぞれ静止画像であり、
前記生成手段は、前記静止画像の中から所定の切り換えタイミングで切り換え取得した静止画像を順次結合すると共にその中間フレームを補間することによって動画像を生成する、
ことを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。 - 被写体に対して視点が異なる複数の撮像手段のうち、予めユーザ指定された一部の撮像手段の配置状態を基準として前記被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるように、1又は2以上の他の撮像手段を前記ユーザ指定の撮像手段と共にグループ指定するステップと、
前記指定されたグループ内の各撮像手段の撮影画像を所定の切り換えタイミングで切り換え結合して前記一連の結合画像を生成するためにその結合する順番を決定するステップと、
を含むことを特徴とする画像処理方法。 - コンピュータに対して、
被写体に対して視点が異なる複数の撮像手段のうち、予めユーザ指定された一部の撮像手段の配置状態を基準として前記被写体に対する視点がより滑らかに切り換わるように、1又は2以上の他の撮像手段を前記ユーザ指定の撮像手段と共にグループ指定する機能と、
前記指定されたグループ内の各撮像手段の撮影画像を所定の切り換えタイミングで切り換え結合して前記一連の結合画像を生成するためにその結合する順番を決定する機能と、
を実現させるためのプログラム。
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