JP2015176519A - データ処理プログラム、画像読取装置、データ処理システム、及びデータ処理サーバ - Google Patents

データ処理プログラム、画像読取装置、データ処理システム、及びデータ処理サーバ Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの操作負担を抑制しつつ、処理対象の文書及びユーザの要求に適するワークフローを実行可能なデータ処理プログラム、画像読取装置、データ処理システム、及びデータ処理サーバを提供する。【解決手段】管理サーバはスキャナから受信した画像データに基づいて、領収書項目の項目値を特定する(S71、S73)。管理サーバは特定した項目値を、領収書項目と関連付けて読取情報DBに保存する(S75)。管理サーバはワークフローDBから、読取情報DBに保存した領収書項目及び項目値に対応するWF名を決定する(S79〜S85)。スキャナが特定機種である場合、管理サーバは決定したWF名をスキャナに送信する(S93)。管理サーバはスキャナからWF選択指示を受信した場合、WF選択指示に含まれるWF名によって識別されるワークフローを実行する。【選択図】図10

Description

本発明は、文書に含まれるデータを処理するためのデータ処理プログラム、画像読取装置、データ処理システム、及びデータ処理サーバに関する。
従来、文書に含まれるデータを処理するためのシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のシステムでは、クライアント装置からサーバ装置に申請された申請内容が領収書の読み取りを要する場合、サーバ装置がスキャンチケットを生成する。サーバ装置は、画像読取装置からスキャンチケット取得要求を受信した場合、生成したスキャンチケットを画像読取装置に送信する。スキャンチケットを受信した画像読取装置は、領収書から画像を読み取ってサーバ装置に送信する。サーバ装置は、画像読取装置から受信した画像を、申請内容と紐付けて記憶する。
領収書のデータ処理として、特定の業務手続に関する一連のデータ処理(例えば、出張申請処理、備品購入申請処理等)であるワークフローが例示される。特許文献1に記載のシステムでは、申請内容及び領収書の画像に基づいて、申請済みの伝票に対する承認を得るためのワークフローが実行される。
特開2011−124962号公報
上記のようなシステムでは、例えば複数種類のワークフローを実行可能である場合、ユーザが実行対象のワークフローを選択する必要があった。近年、端末装置(例えば、パーソナルコンピュータ)を介さずに、ネットワークに接続可能な画像読取装置が提供されている。そこで、画像読取装置で処理対象の文書(例えば、領収書)を読み取るだけで、処理対象の文書に適するワークフローが自動的に実行されるシステムを提供することが考えられる。
しかしながら、従来の技術では、画像読取装置で処理対象の文書から読み取られたデータに基づいて、処理対象の文書に適するワークフローをシステム上で一意に特定することは困難であった。仮にシステム上で処理対象の文書に適するワークフローが一意に特定された場合であっても、特定したワークフローがユーザの要求に適するワークフローではない可能性があった。
本発明の目的は、ユーザの操作負担を抑制しつつ、処理対象の文書及びユーザの要求に適するワークフローを実行可能なデータ処理プログラム、画像読取装置、データ処理システム、及びデータ処理サーバに関する。
本発明の第一態様に係るデータ処理プログラムは、コンピュータを、ネットワークを介して接続される画像読取装置から、前記画像読取装置の機種を示す機種情報と、前記画像読取装置によって読み取り原稿から読み取られた画像を示す画像データとを受信する情報受信手段、前記情報受信手段によって受信された前記機種情報に基づいて、前記画像読取装置が表示部を有する特定機種であるかを判断する機種判断手段、前記情報受信手段によって受信された前記画像データに含まれるキャラクタを抽出し、前記キャラクタによって構成されるテキスト情報を生成するテキスト生成手段、前記テキスト生成手段によって生成された前記テキスト情報から、予め定められた項目に対応する情報である項目内容情報を特定する項目特定手段、前記項目特定手段によって特定された前記項目内容情報を、前記項目を識別するための項目識別情報と関連付けて、第一記憶装置に保存する情報保存手段、特定の業務手続に関する一連のデータ処理であるワークフローを識別するためのフロー識別情報を記憶する第二記憶装置から、前記第一記憶装置に保存された前記項目識別情報及び前記項目内容情報に対応する前記ワークフローを識別する前記フロー識別情報を決定するフロー決定手段、前記機種判断手段によって前記画像読取装置が前記特定機種であると判断された場合、前記フロー決定手段によって決定された前記フロー識別情報を、前記ネットワークを介して前記画像読取装置に送信する情報送信手段、及び前記ネットワークを介して前記画像読取装置から前記フロー識別情報を含む特定指示を受信した場合、前記第一記憶装置に保存された前記項目識別情報及び前記項目内容情報に基づいて、前記特定指示に含まれる前記フロー識別情報によって識別される前記ワークフローを実行するフロー実行手段として機能させる。
これによれば、コンピュータは画像読取装置から、画像読取装置の機種情報及び文書の画像データを受信する。コンピュータは受信した機種情報に基づいて、画像読取装置が表示部を有する特定機種であるかを判断する。コンピュータは受信した画像データからテキスト情報を生成し、生成したテキスト情報から項目内容情報を特定する。コンピュータは特定した項目内容情報を、項目識別情報と関連付けて第一記憶装置に保存する。コンピュータはフロー識別情報を記憶する第二記憶装置から、第一記憶装置に保存した項目識別情報及び項目内容情報に対応するワークフローを識別するフロー識別情報を決定する。コンピュータは画像読取装置が特定機種であると判断した場合、決定したフロー識別情報を画像読取装置に送信する。コンピュータは画像読取装置から特定指示を受信した場合、第一記憶装置に保存した項目識別情報及び項目内容情報に基づいて、特定指示に含まれるフロー識別情報によって識別されるワークフローを実行する。従って、コンピュータは、ユーザの操作負担を抑制しつつ、処理対象の文書及びユーザの要求に適するワークフローを実行できる。
前記情報送信手段は、前記フロー決定手段によって複数の前記フロー識別情報が決定された場合、決定された前記複数のフロー識別情報を前記画像読取装置に送信してもよい。この場合、コンピュータは、処理対象の文書に適する複数のワークフローのフロー識別情報を、画像読取装置のユーザに提示できる。
さらに前記コンピュータを、前記フロー決定手段によって前記複数のフロー識別情報が決定された場合、前記フロー識別情報と関連付けて前記ワークフローの利用頻度を示す利用頻度情報を記憶する第三記憶装置から、決定された前記複数のフロー識別情報によって各々識別される前記複数のワークフローの利用頻度を特定する利用頻度特定手段、として機能させ、前記情報送信手段は、さらに、前記複数のフロー識別情報を前記画像読取装置に送信する場合、前記利用頻度特定手段によって特定された前記利用頻度に従った順序で前記複数のフロー識別情報を表示させる指示を、前記ネットワークを介して前記画像読取装置に送信してもよい。この場合、コンピュータは、処理対象の文書に適する複数のワークフローのフロー識別情報を、各ワークフローの利用頻度に従った順序で、画像読取装置のユーザに提示できる。
前記フロー決定手段は、前記項目特定手段によって前記項目内容情報が特定されなかった場合、前記第二記憶装置に記憶されている全ての前記フロー識別情報を決定してもよい。この場合、コンピュータは、処理対象の文書に適するワークフローを特定できなかった場合、画像読取装置のユーザに実行対象のワークフローを選択させることができる。
さらに前記コンピュータを、前記ネットワークを介して前記画像読取装置からユーザを識別する個人情報が受信された場合、受信された前記個人情報が、前記個人情報を記憶する第四記憶装置に記憶されている前記個人情報に対応するかを判断するユーザ判断手段、及び前記ユーザ判断手段によって前記個人情報が対応すると判断された場合、前記ネットワークを介して前記画像読取装置に画像の読取り指示を送信する指示送信手段として機能させ、前記情報受信手段は、前記指示送信手段によって前記読取り指示が送信された後、前記画像読取装置から送信された前記画像データを受信してもよい。この場合、コンピュータは、画像読取装置のユーザが適正なユーザである場合に、画像読取装置に対して画像の読取りを指示することで、不正なユーザの利用を制限できる。
さらに前記コンピュータを、前記機種判断手段によって前記画像読取装置が前記特定機種でないと判断された場合、前記ネットワークを介して前記画像読取装置から単一の前記ワークフローを識別する前記フロー識別情報を受信したかを判断する判断手段として機能させ、前記指示送信手段は、前記判断手段によって前記単一のワークフローを識別する前記フロー識別情報を受信したと判断された場合、前記読取り指示を送信してもよい。この場合、コンピュータは、処理対象の文書に適する複数のワークフローのフロー識別情報を画像読取装置のユーザに提示することなく、ユーザが指定した単一のワークフローを実行できる。
本発明の第二態様に係る画像読取装置は、画像を表示可能な表示部及び文書から画像を読取可能な読取部を備えた画像読取装置であって、前記読取部に前記文書から画像を読み取らせて、画像データを生成するデータ生成手段と、前記画像読取装置の記憶部に記憶された機種を示す機種情報と、前記データ生成手段によって生成された画像データとを、ネットワークを介して接続されたサーバ装置に送信する第一送信手段と、特定の業務手続に関する一連のデータ処理であるワークフローを識別するためのフロー識別情報を、前記ネットワークを介して前記サーバ装置から受信した場合、受信した前記フロー識別情報を前記表示部に表示するフロー表示手段と、前記画像読取装置の操作部によって受け付けられた、前記表示部に表示された前記フロー識別情報のいずれかを選択する入力操作に基づいて、選択された前記フロー識別情報を含む特定指示を、前記ネットワークを介して前記サーバ装置に送信する第二送信手段とを備える。
これによれば、画像読取装置は、読取部に文書から画像を読み取らせて画像データを生成する。画像読取装置は、画像読取装置の機種情報及び生成した画像データを、サーバ装置に送信する。画像読取装置は、フロー識別情報をサーバ装置から受信した場合、受信したフロー識別情報を表示部に表示する。画像読取装置は、表示部に表示されたフロー識別情報のいずれかを選択する入力操作に基づいて、選択されたフロー識別情報を含む特定指示をサーバ装置に送信する。従って、画像読取装置は、ユーザの操作負担を抑制しつつ、処理対象の文書及びユーザの要求に適するワークフローを、サーバ装置に実行させることができる。
ユーザを識別する個人情報を送信する第三送信手段と、前記第三送信手段によって前記個人情報が送信された後、前記ネットワークを介して前記サーバ装置から画像の読取り指示を受信する指示受信手段とを備え、前記データ生成手段は、前記指示受信手段によって前記読取り指示が受信された場合、前記画像データを生成してもよい。この場合、画像読取装置は、サーバ装置によって画像読取装置のユーザが適正なユーザであると認証された場合に画像の読取りを実行するので、不正なユーザの利用を制限できる。
本発明の第三態様に係るデータ処理システムは、画像を表示可能な表示部及び文書から画像を読取可能な読取部を備えた画像読取装置と、データ処理サーバとが、ネットワークを介して接続されたデータ処理システムであって、前記画像読取装置は、前記読取部に前記文書から画像を読み取らせて、画像データを生成するデータ生成手段と、前記画像読取装置の記憶部に記憶された機種を示す機種情報と、前記データ生成手段によって生成された画像データとを、前記ネットワークを介して前記データ処理サーバに送信する第一送信手段と、特定の業務手続に関する一連のデータ処理であるワークフローを識別するためのフロー識別情報を前記データ処理サーバから受信した場合、受信した前記フロー識別情報を前記表示部に表示するフロー表示手段と、前記画像読取装置の操作部によって受け付けられた、前記表示部に表示された前記フロー識別情報のいずれかを選択する入力操作に基づいて、選択された前記フロー識別情報を含む特定指示を前記データ処理サーバに送信する第二送信手段とを備え、前記データ処理サーバは、前記機種情報及び前記画像データを、前記画像読取装置から受信する情報受信手段と、前記情報受信手段によって受信された前記機種情報に基づいて、前記画像読取装置が前記表示部を有する特定機種であるかを判断する機種判断手段と、前記情報受信手段によって受信された前記画像データに含まれるキャラクタを抽出し、前記キャラクタによって構成されるテキスト情報を生成するテキスト生成手段と、前記テキスト生成手段によって生成された前記テキスト情報から、予め定められた項目に対応する情報である項目内容情報を特定する項目特定手段と、前記項目特定手段によって特定された前記項目内容情報を、前記項目を識別するための項目識別情報と関連付けて、第一記憶装置に保存する情報保存手段と、前記フロー識別情報を記憶する第二記憶装置から、前記第一記憶装置に保存された前記項目識別情報及び前記項目内容情報に対応する前記ワークフローを識別する前記フロー識別情報を決定するフロー決定手段と、前記機種判断手段によって前記画像読取装置が前記特定機種であると判断された場合、前記フロー決定手段によって決定された前記フロー識別情報を、前記画像読取装置に送信する情報送信手段と、前記画像読取装置から前記フロー識別情報を含む特定指示を受信した場合、前記第一記憶装置に保存された前記項目識別情報及び前記項目内容情報に基づいて、前記特定指示に含まれる前記フロー識別情報によって識別される前記ワークフローを実行するフロー実行手段とを備える。
これによれば、画像読取装置は、読取部に文書から画像を読み取らせて画像データを生成する。画像読取装置は、画像読取装置の機種情報及び生成した画像データを、データ処理サーバに送信する。データ処理サーバは画像読取装置から機種情報及び画像データを受信する。データ処理サーバは受信した機種情報に基づいて、画像読取装置が表示部を有する特定機種であるかを判断する。データ処理サーバは受信した画像データからテキスト情報を生成し、生成したテキスト情報から項目内容情報を特定する。データ処理サーバは特定した項目内容情報を、項目識別情報と関連付けて第一記憶装置に保存する。データ処理サーバはフロー識別情報を記憶する第二記憶装置から、第一記憶装置に保存した項目識別情報及び項目内容情報に対応するワークフローを識別するフロー識別情報を決定する。データ処理サーバは画像読取装置が特定機種であると判断した場合、決定したフロー識別情報を画像読取装置に送信する。画像読取装置は、フロー識別情報をデータ処理サーバから受信した場合、受信したフロー識別情報を表示部に表示する。画像読取装置は、表示部に表示されたフロー識別情報のいずれかを選択する入力操作に基づいて、選択されたフロー識別情報を含む特定指示をデータ処理サーバに送信する。データ処理サーバは画像読取装置から特定指示を受信した場合、第一記憶装置に保存した項目識別情報及び項目内容情報に基づいて、特定指示に含まれるフロー識別情報によって識別されるワークフローを実行する。従って、データ処理システムは、ユーザの操作負担を抑制しつつ、処理対象の文書及びユーザの要求に適するワークフローを実行できる。
本発明の第四態様に係るデータ処理サーバは、ネットワークを介して接続された画像読取装置から、前記画像読取装置の機種を示す機種情報と、前記画像読取装置によって読み取り原稿から読み取られた画像を示す画像データとを受信する情報受信手段と、前記情報受信手段によって受信された前記機種情報に基づいて、前記画像読取装置が表示部を有する特定機種であるかを判断する機種判断手段と、前記情報受信手段によって受信された前記画像データに含まれるキャラクタを抽出し、前記キャラクタによって構成されるテキスト情報を生成するテキスト生成手段と、前記テキスト生成手段によって生成された前記テキスト情報から、予め定められた項目に対応する情報である項目内容情報を特定する項目特定手段と、データを保存可能な第一記憶装置と、前記項目特定手段によって特定された前記項目内容情報を、前記項目を識別するための項目識別情報と関連付けて、前記第一記憶装置に保存する情報保存手段と、特定の業務手続に関する一連のデータ処理であるワークフローを識別するためのフロー識別情報を記憶する第二記憶装置と、前記第一記憶装置に保存された前記項目識別情報及び前記項目内容情報に対応する前記ワークフローを識別する前記フロー識別情報を、前記第二記憶装置から決定するフロー決定手段と、前記機種判断手段によって前記画像読取装置が前記特定機種であると判断された場合、前記フロー決定手段によって決定された前記フロー識別情報を、前記ネットワークを介して前記画像読取装置に送信する情報送信手段と、前記ネットワークを介して前記画像読取装置から前記フロー識別情報を含む特定指示を受信した場合、前記第一記憶装置に保存された前記項目識別情報及び前記項目内容情報に基づいて、前記特定指示に含まれる前記フロー識別情報によって識別される前記ワークフローを実行するフロー実行手段とを備える。
これによれば、データ処理サーバは画像読取装置から、画像読取装置の機種情報及び文書の画像データを受信する。データ処理サーバは受信した機種情報に基づいて、画像読取装置が表示部を有する特定機種であるかを判断する。データ処理サーバは受信した画像データからテキスト情報を生成し、生成したテキスト情報から項目内容情報を特定する。データ処理サーバは特定した項目内容情報を、項目識別情報と関連付けて第一記憶装置に保存する。データ処理サーバはフロー識別情報を記憶する第二記憶装置から、第一記憶装置に保存した項目識別情報及び項目内容情報に対応するワークフローを識別するフロー識別情報を決定する。データ処理サーバは画像読取装置が特定機種であると判断した場合、決定したフロー識別情報を画像読取装置に送信する。データ処理サーバは画像読取装置から特定指示を受信した場合、第一記憶装置に保存した項目識別情報及び項目内容情報に基づいて、特定指示に含まれるフロー識別情報によって識別されるワークフローを実行する。従って、データ処理サーバは、ユーザの操作負担を抑制しつつ、処理対象の文書及びユーザの要求に適するワークフローを実行できる。
データ処理システム1の全体構成図である。 ユーザ情報DB40のデータ構成を示す図である。 機種判断DB50のデータ構成を示す図である。 ワークフローDB60のデータ構成を示す図である。 利用頻度DB70のデータ構成を示す図である。 読取情報DB80のデータ構成を示す図である。 承認担当者DB90のデータ構成を示す図である。 申請処理を示すフローチャートである。 サーバ処理を示すフローチャートである。 図9に続き、サーバ処理を示すフローチャートである。 WF申請処理を示すフローチャートである。 領収書200の具体例である。 申請処理で表示される画面例である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用し得る技術的特徴を説明するために用いられるものである。図面に記載されている装置の構成、各種処理のフローチャート等は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
図1を参照して、データ処理システム1のシステム構成を説明する。データ処理システム1は、画像読取装置(以下、スキャナ)2、管理サーバ3、及びサービスサーバ4を含む。スキャナ2はインターネット8を介して、LAN9に接続された管理サーバ3及びサービスサーバ4と、データ及びコマンドを送受信可能である。
管理サーバ3は、LAN9を介して複数のサービスサーバ4に接続されている。各サービスサーバ4は、特定の業務手続に関する一連のデータ処理であるワークフローを実行可能である。例えばワークフローとして、機材購入に関する手続を行うための機材購入処理、固定資産購入に関する手続を行うための固定資産購入処理、及び交通費を申請するための交通費申請処理が例示される。サービスサーバ4で実行されるワークフローによって、ユーザは各種サービスの提供を受けることができる。
スキャナ2は、CPU20、ROM21、RAM22、駆動部23、読取部24、タッチパネル25、操作キー26、NFC部27、アンテナ27A及び外部通信インターフェース(以下、「外部通信I/F」という。)28を備え、これらがバスを介して接続されている。ROM21は、スキャナ2を動作させるためのBIOS等のプログラム、及び初期値等を記憶している。ROM21に記憶されているプログラムは、CPU20に後述の申請処理(図8参照)を実行させる。RAM22は、プログラムの実行時に使用される各種の情報を一時的に記憶する。
駆動部23は、複数のローラと、モータと、モータの回転を複数のローラのシャフトに伝達する複数のギアなどから構成される。駆動部23は、スキャナ2に配置された用紙を搬送経路に沿って搬送する。読取部24は、CCDやCISで構成される。読取部24は、搬送経路に沿って搬送される用紙から光学的に画像を読み取る。タッチパネル25は、画像を表示する液晶ディスプレイ(以下、「LCD」という。)251と、指等の接触位置を検出するタッチパッド252とを有する。操作キー26は、ユーザが操作可能な物理キーである。NFC部27は、外部の電子機器と近距離無線通信を実行する。外部通信I/F28は、スキャナ2をインターネット8に接続する。
管理サーバ3は、汎用のサーバである。管理サーバ3は、CPU30、ROM31、RAM32、ハードディスクドライブ(以下、「HDD」という。)33、及び入出力インターフェース(以下、「入出力I/F」という。)34を備え、これらがバスを介して接続されている。ROM31は、管理サーバ3を動作させるためのBIOS等のプログラム、及び初期値等を記憶している。RAM32は、プログラムの実行時に使用される各種の情報を一時的に記憶する。入出力I/F34には、外部通信I/F35が接続されている。外部通信I/F35は、管理サーバ3をLAN9に接続する。
HDD33には、CPU30に後述のサーバ処理(図9参照)を実行させるデータ処理プログラム等が記憶されている。HDD33には、各種情報を管理するためのデータベース(以下、「DB」という。)として、後述のユーザ情報DB40、機種判断DB50、ワークフローDB60、利用頻度DB70、読取情報DB80、及び承認担当者DB90が設けられている。
データ処理プログラムは、管理サーバ3に応じたコードにコンパイルされ、LAN9外部の外部ネットワークにも設けられたファイルサーバ(図示略)等に設けられたコンピュータが読み取り可能な記憶装置に記憶されている。データ処理プログラムは、ファイルサーバ等から管理サーバ3に外部ネットワーク及びLAN9の電気通信回線を通じて一時的な記憶媒体である伝送信号として送信されて提供される。あるいは、データ処理プログラムは、一時的な記憶媒体を除く、非一時的な記憶媒体に記憶されて提供されてもよい。この場合、管理サーバ3に接続された記録媒体を読み取る読取装置(図示略)で、記録媒体からデータ処理プログラムが読み取られる。CPU30は、管理サーバ3が備えるコンピュータで読み取り可能な記憶装置に、データ処理プログラムを記憶する。本実施形態における記憶装置はHDD33であるが、HDD33に限らず、例えば、SSD、フラッシュメモリなどのEEPROMや、RAM等、データを記憶する時間の長さに関わらずにデータを保持できればよい。
サービスサーバ4も汎用のサーバであり、管理サーバ3と同一の電気的構成であるため、説明は省略する。なお、サービスサーバ4のHDDには、サービスサーバ4のCPUにワークフローを実行させるためのプログラム及びデータが記憶されている。
図2を参照して、ユーザ情報DB40を説明する。ユーザ情報DB40には、ユーザを識別するための情報であるユーザ情報が、ユーザ毎に登録されている。ユーザ情報では、ユーザID、ユーザ名及びパスワードを含む。さらに、実行予定のワークフローが決定されているユーザに関するユーザ情報は、実行予定のワークフローを識別するためのワークフローID(以下、「WF−ID」という。)を含む。
図3を参照して、機種判断DB50を説明する。機種判断DB50は、スキャナ2の機種を識別するための機種ID毎に、スキャナ2が表示部を搭載しているかを示す。表示部は、少なくとも後述のWF候補リストを表示可能であればよい。
図4を参照して、ワークフローDB60を説明する。ワークフローDB60には、データ処理システム1で実行可能なワークフローに関する情報であるWF情報が、ワークフロー毎に登録されている。WF情報は、ワークフローIDと、ワークフローのURLと、ワークフロー名(以下、「WF名」という。)とを含む。ワークフローのURLは、ワークフローを実行するサービスサーバ4に接続するためのアドレス情報である。
図5を参照して、利用頻度DB70を説明する。利用頻度DB70は、データ処理システム1で実行可能なワークフロー毎に、利用頻度情報が登録されている。利用頻度情報では、WF名、文書において予め定められた文書項目、各文書項目に対応する情報である項目内容情報、及び利用頻度が関連付けられている。利用頻度は、過去に実行されたワークフローの実行回数である。図5には、領収書を処理するためのワークフローに関する利用頻度情報を例示する。図5に示す利用頻度情報は、領収書において予め定められた文書項目である領収書項目と、各領収書項目に対応する項目内容情報である項目値とを含む。
図6を参照して、読取情報DB80を説明する。読取情報DB80には、ユーザが管理サーバ3に申請した文書毎に、読取データが登録されている。読取データは、文書から読み取られた文書項目の項目内容情報を含む。図6は、一枚の領収書に対応する一つの読取データを例示する。図6に示す読取データでは、領収書から読み取られた項目値が、各々対応する領収書項目と関連付けられている。
図7を参照して、承認担当者DB90を説明する。承認担当者DB90は、ユーザID及びWF名の組み合わせ毎に、ワークフローの実行時に使用される承認者の一覧を示す。承認者は、ユーザの申請を承認する役割を有する者である。
図8を参照して、データ処理システム1で実行される処理のうち、スキャナ2で実行される申請処理を説明する。本処理は、ユーザがスキャナ2に文書の申請指示を入力すると、ROM21に記憶されているプログラムに基づいて、CPU20によって実行される。
本実施形態では、ユーザは文書の申請指示を入力する前に、申請対象の文書をスキャナ2に配置する。ユーザは図示外の携帯端末を備えた状態で、スキャナ2に文書の申請指示を入力する。図示外の携帯端末は、ユーザのユーザID及びパスワードを記憶し、且つNFCによる近距離無線通信を実行可能である。なお、表示部を備えていないスキャナ2を使用するユーザの携帯端末には、実行予定のワークフローのWF−IDが予め記憶されている。
図8に示すように、申請処理が開始されると、CPU20はNFC部27で通信ありかを判断する(S1)。具体的には、NFC部27がスキャナ2の近傍に位置するユーザの携帯端末のNFCと近距離無線通信を実行している場合、NFC部27は携帯端末のNFCから所定のデータを受信する。CPU20は、NFC部27が所定のデータを受信した場合、通信ありと判断する(S1:YES)。この場合、CPU20は個人データを取得したかを判断する(S3)。個人データは、ユーザの携帯端末に記憶されているユーザID及びパスワードである。ユーザの携帯端末にWF−IDが記憶されている場合、個人データはWF−IDを含む。NFC部27でユーザの携帯端末から個人データが受信された場合、CPU20は個人データを取得したと判断する(S3:YES)。
個人データを取得した場合(S3:YES)、CPU20は申請要求データを管理サーバ3に送信する(S5)。申請要求データは、ユーザの携帯端末から取得した個人データと、ROM21に記憶されている機種IDとを含む。なお、NFC部27で通信がない場合(S1:NO)、又は個人データを取得していない場合(S3:NO)、CPU20は処理をステップS1に戻す。
ステップS5の実行後、CPU20は管理サーバ3からスキャン指示を受信したかを判断する(S7)。スキャン指示は、スキャナ2に画像読取を指示するコマンドである。スキャン指示を受信した場合(S7:YES)、CPU20は画像読取を実行する(S9)。具体的には、CPU20は、駆動部23にスキャナ2に配置されている文書を搬送させる。CPU20は、読取部24に搬送される文書から画像を読み取させる。CPU20は、読取部24が読み取った文書の画像を示す画像データを生成する。CPU20は、生成した画像データを、外部通信I/F28を介して管理サーバ3に送信する(S11)。
次にCPU20は、管理サーバ3からWF候補リストを受信したかを判断する(S13)。WF候補リストは、ユーザが申請した文書に適したワークフローのWF名一覧である。WF候補リストを受信した場合(S13:YES)、CPU20は受信したWF候補リストを、LCD251に表示させる(S15)。CPU20はWF選択ありかを判断する(S17)。LCD251に表示されたWF候補リストにおいて、タッチパッド252からいずれかのWF名が選択された場合、CPU20はWF選択ありと判断する(S17:YES)。この場合、CPU20はWF選択指示を管理サーバ3に送信する(S19)。WF選択指示は、ステップS3で取得されたユーザIDと、タッチパッド252から選択させたWF名とを含む。ステップS19が実行された場合、CPU20は計時を開始する。なお、時間は、ROM21に記憶されている計時機能を提供するためのプログラムが、CPU20によって実行されることで計測される。
一方、スキャン指示を受信していない場合(S7:NO)、CPU20は管理サーバ3からエラー通知を受信したかを判断する(S21)。エラー通知は、管理サーバ3でユーザの申請が適正に処理されなかったことを示すコマンドである。エラー通知を受信した場合(S21:YES)、CPU20は受信したエラー通知に基づくエラー表示を、LCD251に表示させる(S23)。エラー通知を受信しなかった場合(S21:NO)、CPU20は処理をステップS7に戻す。
ステップS19又はS23の実行後、CPU20は管理サーバ3から完了通知を受信したかを判断する(S25)。完了通知は、管理サーバ3でユーザの申請が適正に処理されたことを示すコマンドである。完了通知を受信した場合(S25:YES)、CPU20は処理完了表示をLCD251に表示させる(S27)。完了通知を受信していない場合(S25:NO)、CPU20は管理サーバ3からエラー通知を受信したかを判断する(S29)。エラー通知を受信した場合(S29:YES)、CPU20はエラー表示をLCD251に表示させる(S31)。
エラー通知を受信しなかった場合(S29:NO)、CPU20は一定時間経過したかを判断する(S33)。具体的には、ステップS19でWF選択指示が送信された時点から起算して一定時間(例えば、30秒)経過した場合、CPU20は一定時間経過したと判断する(S33:YES)。この場合、CPU20はエラー表示をLCD251に表示する(S31)。一定時間経過していない場合(S33:NO)、CPU20は処理をステップS25に戻す。ステップS27又はS31の実行後、CPU20は申請処理を終了する。
図9〜図11を参照して、データ処理システム1で実行される処理のうち、管理サーバ3で実行されるサーバ処理を説明する。本処理は、ROM31に記憶されているデータ処理プログラムに基づいて、CPU30によって継続的に実行される。
図9に示すように、サーバ処理では、CPU30はスキャナ2から申請要求データを受信したかを判断する(S41)。申請要求データは、前記したように、図8のS5でスキャナ2から管理サーバ3に対して送信される。申請要求データを受信した場合(S41:YES)、CPU30はスキャナ2が特定機種であるかを判断する(S43)。特定機種は、少なくともWF候補リストを表示可能な表示部を備えたスキャナの機種である。CPU30は機種判断DB50(図3)を参照して、申請要求データに含まれる機種IDの表示部が「なし」である場合、スキャナ2が特定機種でないと判断する(S43:NO)。
スキャナ2が特定機種でないと判断された場合、CPU30は申請要求データが単一のワークフローを識別するWF−IDを含むかを判断する(S45)。申請要求データにWF−IDが含まれていない場合、又は申請要求データに含まれるWF−IDが複数のワークフローを示す場合、CPU30は申請要求データが単一のワークフローを識別するWF−IDを含まないと判断する(S45:NO)。この場合、CPU30はエラー通知をスキャナ2に送信して(S47)、処理をステップS41に戻す。
一方、申請要求データに含まれる機種IDの表示部が「あり」である場合、CPU30はスキャナ2が特定機種であると判断する(S43:YES)。この場合、CPU30は申請要求データに含まれるユーザIDが有効なデータであるかを判断する(S49)。申請要求データに含まれるユーザIDが有効なデータである場合(S49:YES)、CPU30は申請要求データに含まれるパスワードが有効なデータであるかを判断する(S51)。申請要求データに含まれるパスワードが有効なデータである場合(S51:YES)、CPU30はユーザ情報DB40(図2)を参照して、申請要求データのユーザIDが設定されているユーザ情報を特定する(S53)。
申請要求データが単一のワークフローを識別するWF−IDを含む場合(S45:YES)、CPU30は処理をステップS49に進めて、上記と同様の処理を実行する。なお、申請要求データに含まれるユーザIDが有効なデータでない場合(S49:NO)、又は申請要求データに含まれるパスワードが有効なデータでない場合(S51:NO)、CPU30はエラー通知をスキャナ2に送信して(S47)、処理をステップS41に戻す。
ステップS53の実行後、CPU30はスキャナ2に表示部ありかを判断する(S55)。スキャナ2が特定機種である場合、CPU30はスキャナ2に表示部ありと判断して(S55:YES)、RAM32に記憶されている自動実行フラグを「OFF」にセットする(S57)。スキャナ2に表示部がない場合(S55:NO)、CPU30は自動実行フラグを「ON」にセットする(S59)。自動実行フラグは、実行対象のワークフローをユーザに選択させるかを示すフラグである。
ステップS57又はS59の実行後、CPU30は認証OKであるかを判断する(S61)。具体的には、申請要求データのパスワードが、ステップS53で特定したユーザ情報のパスワードと一致した場合、CPU30は認証OKであると判断する(S61:YES)。この場合、CPU30はスキャン指示をスキャナ2に送信する(S63)。認証OKでない場合(S61:NO)、CPU30はエラー通知をスキャナ2に送信して(S47)、処理をステップS41に戻す。
ステップS63の実行後、CPU30はデータアップロードが完了したかを判断する(S65)。データアップロードは、先述のステップS11で送信された文書の画像データを、スキャナ2から受信する処理である。データアップロードが完了していない場合(S65:NO)、CPU30は処理をステップS65に戻し、データアップロードを継続する。データアップロードされた画像データは、RAM32に記憶される。
図10に示すように、データアップロードが完了した場合(S65:YES)、CPU30はRAM32に記憶されている画像データに対して、公知のOCR(Optical Character Recognition)処理を実行する(S71)。これにより、RAM32に記憶されている画像データからテキスト情報が生成される。CPU30は、例えば特表2006−511896号公報に開示の手法と同様によって、画像データ含まれるキャラクタを抽出し、キャラクタによって構成されるテキスト情報を生成する。
CPU30は抽出したテキスト情報から、文書項目の項目内容情報を検索する(S73)。CPU30は検索した項目内容情報を文書項目と関連付けて、読取情報DB80(図6)に読取データとして登録する(S75)。例えばユーザが申請した文書が領収書である場合、CPU30は抽出したテキスト情報から領収書項目の項目値を検索し、検索した項目値を領収書項目と関連付けた読取データを登録する。
次にCPU30は、RAM32に記憶されている自動実行フラグが「ON」であるかを判断する(S77)。自動実行フラグが「OFF」である場合(S77:NO)、CPU30は読取情報DB80と利用頻度DB70(図5)とを比較する(S79)。具体的には、CPU30は読取情報DB80の読取データに含まれる各文書項目の項目内容情報と、利用頻度DB70の利用頻度情報に含まれる各文書項目の項目内容情報とを比較して、項目内容情報が一致する文書項目である該当項目を検索する。例えばユーザが申請した文書が領収書である場合、読取データに含まれる各領収書項目の項目値と、利用頻度情報に含まれる各領収書項目の項目値とが比較されて、該当項目が検索される。
CPU30は、未処理のデータがあるかを判断する(S81)。利用頻度DB70に登録されている利用頻度情報のうち、読取データと比較されていない利用頻度情報がある場合、CPU30は未処理のデータがあると判断する(S81:YES)。この場合、CPU30は処理をステップS81に戻し、未処理の利用頻度情報を読取データと比較する。
利用頻度DB70に登録されている全ての利用頻度情報が読取データと比較された場合、CPU30は未処理のデータがないと判断する(S81:NO)。この場合、CPU30は該当項目があるかを判断する(S83)。該当項目がある場合(S83:YES)、CPU30は該当項目が検索された利用頻度情報に含まれるWF名を、利用頻度DB70からリストアップする(S85)。該当項目がない場合(S83:NO)、CPU30は利用頻度DB70に登録されている利用頻度情報に含まれるWF名の全てをリストアップする(S87)。
ステップS85又はS87の実行後、CPU30はリストアップしたWF名を一覧で示すWF候補リストを作成する(S89)。CPU30は、WF候補リストにおいてWF名を利用頻度順にソートする(S91)。具体的には、CPU30は利用頻度DB70を参照して、WF名毎に該当項目の利用頻度の合計値を算出する。CPU30は、利用頻度の合計値が大きい順にWF名が並ぶように、WF候補リストにおけるWF名の表示順序を変更する。CPU30は、ソート済みのWF候補リストをスキャナ2に送信する(S93)。
次にCPU30は、WF選択指示をスキャナ2から受信したかを判断する(S95)。WF選択指示を受信した場合(S95:YES)、又は自動実行フラグが「ON」である場合(S77:YES)、CPU30は後述のWF申請処理を実行し(S97)、処理をステップS41に戻す。WF選択指示を受信しなかった場合(S95:NO)、CPU30は処理をステップS95に戻す。
図11に示すように、WF申請処理では、CPU30はワークフローDB60(図4)を参照して、実行対象WFのWF情報を取得する(S101)。実行対象WFは、サービスサーバ4に実行させるワークフローである。自動実行フラグが「OFF」である場合は、WF選択指示に含まれるWF名のワークフローが、実行対象WFに該当する。自動実行フラグが「ON」である場合は、申請要求データに含まれるWF−IDのワークフローが、実行対象WFに該当する。
次にCPU30は、ワークフローDB60から取得したWF情報が問題ないかを判断する(S103)。具体的には、CPU30はWF情報が有効なデータである場合、WF情報が問題ないと判断する(S103:YES)。この場合、CPU30は承認担当者DB90(図9)から、WF選択指示のユーザID及び実行対象WFのWF名の組み合わせに対応する承認担当者一覧を取得する(S105)。
CPU30は実行対象WFに、実行対象WFに必要なデータを送信する(S107)。具体的には、CPU30は実行対象WFのWF情報に設定されているURLに、実行対象WFに必要なデータを送信する。例えば実行対象WFに必要なデータは、ステップS53で特定したユーザ情報と、ステップS65で受信した文書の画像データと、ステップS75で登録した読取データと、ステップS105で取得した承認担当者一覧とを含む。
次にCPU30は、実行対象WFへのデータ送信が問題ないかを判断する(S109)。例えば、実行対象WFから受信完了が通知された場合、CPU30はデータ送信が問題ないと判断する(S109:YES)。この場合、CPU30は完了通知をスキャナ2に送信する(S111)。一方、実行対象WFから受信エラーが通知された場合、CPU30はデータ送信が問題ありと判断する(S109:NO)。この場合、CPU30はエラー通知をスキャナ2に送信する(S113)。ステップS111又はS113の実行後、CPU30は処理をサーバ処理に戻す。
図示しないが、サービスサーバ4のCPUは、管理サーバ3から受信したデータに基づいてワークフローを実行する。サービスサーバ4のCPUは、ワークフローの実行結果をスキャナ2及び管理サーバ3に通知する。スキャナ2では、ワークフローの実行結果がLCD251に表示される。管理サーバ3では、ワークフローの実行結果に基づいて、利用頻度DB70が更新される。
図8〜図13を参照して、データ処理システム1で実行される処理の具体例を説明する。第一の具体例では、ユーザが管理サーバ3に対して、図12に示す領収書200をスキャナ2から申請する場合を説明する。スキャナ2は、WF候補リストを表示可能なLCD251を備える。ユーザの携帯端末には、ユーザの個人情報であるユーザID「yamada」及びパスワード「pass」が記憶されている。ユーザは領収書200をスキャナ2に配置して、スキャナ2に領収書の申請指示を入力する。
スキャナ2では、NFC部27で携帯端末から上記の個人情報が取得される(S1、S3)。取得された個人情報と、ROM21に記憶されているスキャナ2の機種ID「MODEL001」とを含む申請要求データが、スキャナ2から管理サーバ3に送信される(S5)。データ認証中を示す画面201(図13)が、LCD251に表示される。
申請要求データを受信した管理サーバ3では、機種ID「MODEL001」に関連付けられている表示部「あり」が、機種判断DB50(図3)を参照して特定される。つまり、スキャナ2が特定機種であると判断される(S43:YES)。申請要求データにユーザID「yamada」及びパスワード「pass」が含まれているため、ユーザID「yamada」が設定されているユーザ情報が、ユーザ情報DB40を参照して特定される(S49〜S53)。スキャナ2に表示部があるため、RAM32の自動実行フラグが「OFF」にセットされる(S55:YES、S57)。申請要求データ及び特定されたユーザ情報はいずれもパスワード「pass」を含むため、認証OKと判断される(S61:YES)。スキャン指示が管理サーバ3からスキャナ2に送信される(S63)。
スキャン指示を受信したスキャナ2では、認証完了を示す画面202(図13)がLCD251に表示される。領収書200から画像が読み取られる(S7:YES、S9)。領収書200の画像データが、スキャナ2から管理サーバ3に送信される(S11)。データ転送中を示す画面203(図13)が、LCD251に表示される。画像データの送信が完了すると、データ転送完了を示す画面204(図13)がLCD251に表示される。
画像データを受信した管理サーバ3では、画像データのOCR処理が実行され、領収書項目の項目値が検索される(S65:YES、S71、S73)。図12に示す例では、領収書200において点線で囲まれたテキスト情報が、領収書項目の項目値として検索される。この場合、図6に例示する読取データが、読取情報DB80に登録される(S75)。なお、スキャナ2では、ステップS71及びS73の実行中に、データ解析中を示す画面205(図13)がLCD251に表示される。ステップS75が実行されると、データベースへの登録完了を示す画面206(図13)がLCD251に表示される。
管理サーバ3では、RAM32の自動実行フラグが「OFF」であるため、読取情報DB80と利用頻度DB70との比較が実行される(S77:NO、S79)。本例では、図6に示す読取データに含まれる領収書項目及び項目値が、図5に示す各ワークフローの利用頻度情報に設定されている領収書項目及び項目値と比較される。この場合、図6に示す領収書項目「取引先会社名」の項目値「○×株式会社」は、図5に示す「機材購入処理」、「固定資産購入処理」、及び「交通費申請処理」の該当項目である。同様に、図6に示す読取データに含まれる他の領収書項目及び項目値についても、図5に示す各ワークフローの該当項目であるかが検索される。
本例では、該当項目のWF名として、「機材購入処理」、「固定資産購入処理」、及び「交通費申請処理」がリストアップされる(S83:YES、S85)。「機材購入処理」、「固定資産購入処理」、及び「交通費申請処理」を示すWF候補リストが作成される(S89)。WF候補リストにおいて、「機材購入処理」、「固定資産購入処理」、及び「交通費申請処理」が利用頻度順にソートされる(S91)。具体的には、ステップS91では、次のように利用頻度順のソートが実行される。
図5に示す利用頻度DB70の例では、「機材購入処理」の利用頻度は、次のように算出される。図6に示す読取データにおいて、領収書項目「取引先会社名」の項目値「○×株式会社」に対応する利用頻度は「20」、領収書項目「品目」の項目値「ヒンモクA」に対応する利用頻度は「4」、領収書項目「品目」の項目値「ヒンモクB」に対応する利用頻度は「2」、領収書項目「合計」の項目値「¥14,800」に対応する利用頻度は「3」である。 従って、「機材購入処理」の利用頻度は「29」である。同様の手法によって、「固定資産購入処理」の利用頻度は「9」に算出され、「交通費申請処理」の利用頻度は「3」に算出される。WF候補リストでは、利用頻度が高い「機材購入処理」、「固定資産購入処理」、「交通費申請処理」の順に、WF名の表示順序が変更される。
ソート済みのWF候補リストは、管理サーバ3からスキャナ2に送信される(S93)。WF候補リストを受信したスキャナ2では、ワークフローの選択を促す画面207(図13)がLCD251に表示される。次いで、受信したWF候補リストを示す画面208が、LCD251に表示される(S15)。例えばユーザは、LCD251に表示されたWF候補リストから、タッチパッド252によって「機材購入処理」を選択する。ユーザの選択操作を確認する画面209(図13)が、LCD251に表示される。ユーザが画面209で選択操作を確定すると(S17:YES)、ユーザID「yamada」及びWF名「機材購入処理」を含むWF選択指示が、スキャナ2から管理サーバ3に送信される(S19)。データ処理中を示す画面210がLCD251に表示される。
WF選択指示を受信した管理サーバ3では、WF名「機材購入処理」のWF情報が、ワークフローDB60から取得される(S101)。取得されたWF情報は問題ないため、承認担当者DB90から承認担当者一覧が取得される(S103:YES、S105)。図7に示す承認担当者DB90の例では、ユーザID「yamada」及びWF名「機材購入処理」に対応する承認担当者一覧「ito→yoshida→simada」が取得される。
管理サーバ3では、ユーザID「yamada」のユーザ情報、領収書200の画像データ、図6に示す読取データ、及び承認担当者一覧「ito→yoshida→simada」が、取得されたWF情報のURLに送信される(S107)。URL先のサービスサーバ4から受信完了が通知されると、管理サーバ3からスキャナ2に完了通知が送信される(S109:YES、S111)。完了通知を受信したスキャナ2では、処理完了を示す画面211がLCD251に表示される(S25:YES、S27)。
サービスサーバ4では、管理サーバ3から受信した各種データに基づいて、「機材購入処理」のワークフローを実行する。例えば、「機材購入処理」のワークフローでは、承認担当者一覧「ito→yoshida→simada」に従って、領収書200に基づく機材購入の承認要求が回覧される。「機材購入処理」の実行結果は、サービスサーバ4からスキャナ2及び管理サーバ3に通知される。スキャナ2では、「機材購入処理」の実行結果がLCD251に表示される。管理サーバ3は、利用頻度DB70に登録されている「機材購入処理」の利用頻度情報において、領収書200に含まれる領収書項目及び項目値の組み合わせに対応する利用頻度がそれぞれ「1」加算される。
第二の具体例では、ユーザが管理サーバ3に対して、図12に示す領収書200を変形例のスキャナ(図示外)から申請する場合を説明する。変形例のスキャナは、スキャナ2と同様の構成であるが、タッチパネル25を備えていない。つまり、変形例のスキャナは、WF候補リストを表示可能な表示部を備えていない。ユーザの携帯端末には、ユーザの個人情報であるユーザID「sato」、パスワード「pass1」、及びWF−ID「KIZAIKOUNYU」が記憶されている。
ユーザが領収書200を変形例のスキャナに配置して、変形例のスキャナに領収書の申請指示を入力する。変形例のスキャナでは、NFC部27で携帯端末から上記の個人情報が取得される(S1、S3)。取得された個人情報と、ROM21に記憶されている変形例のスキャナの機種ID「MODEL002」とを含む申請要求データが、変形例のスキャナから管理サーバ3に送信される(S5)。なお、変形例のスキャナは表示部を備えていないため、図13に示す画面201〜211は表示されない。
申請要求データを受信した管理サーバ3では、機種ID「MODEL002」に関連付けられている表示部「なし」が、機種判断DB50(図3)を参照して特定される。つまり、変形例のスキャナが特定機種でないと判断される(S43:NO)。申請要求データに単一のワークフローを識別するWF−ID「KIZAIKOUNYU」が含まれていると判断される(S45:YES)。
さらに申請要求データにユーザID「yamada」及びパスワード「pass」が含まれているため、ユーザID「sato」が設定されているユーザ情報が、ユーザ情報DB40を参照して特定される(S45、S49〜S53)。変形例のスキャナに表示部がないため、RAM32の自動実行フラグが「ON」にセットされる(S55:NO、S59)。申請要求データ及び特定されたユーザ情報はいずれもパスワード「pass1」を含むため、認証OKと判断される(S61:YES)。スキャン指示が管理サーバ3から変形例のスキャナに送信される(S63)。
スキャン指示を受信した変形例のスキャナでは、第一の具体例と同様の処理が実行される(S7:YES、S9、S11)。画像データを受信した管理サーバ3では、第一の具体例と同様の処理が実行される(S65:YES、S71〜S75)。管理サーバ3では、RAM32の自動実行フラグが「ON」であるため、WF−ID「KIZAIKOUNYU」が設定されているWF情報が、ワークフローDB60から取得される(S101)。取得されたWF情報は問題ないため、承認担当者DB90から承認担当者一覧が取得される(S103:YES、S105)。図7に示す承認担当者DB90の例では、ユーザID「sato」及びWF名「機材購入処理」に対応する承認担当者一覧が取得される。
管理サーバ3では、ユーザID「sato」のユーザ情報、領収書200の画像データ、図6に示す読取データ、及び取得された承認担当者一覧が、取得されたWF情報のURLに送信される(S107)。URL先のサービスサーバ4から受信完了が通知されると、管理サーバ3から変形例のスキャナに完了通知が送信される(S109:YES、S111)。完了通知を受信した変形例のスキャナでは、図示外のLEDの点灯又は点滅によって処理完了が表示される(S25:YES、S27)。以降の処理は、第一の具体例と同様である。
上述した第一の具体例では、領収書200をスキャナ2に配置するだけで、ユーザは領収書200を管理サーバ3に申請できる。領収書200に適する複数のワークフローが、管理サーバ3から提示される。ユーザは提示された複数のワークフローのいずれかを選択するだけで、領収書200に基づいてワークフローを実行できる。上述した第二の具体例では、領収書200を変形例のスキャナに配置するだけで、ユーザは領収書200を管理サーバ3に申請できる。領収書200に基づいて、ユーザが予め指定したワークフローを実行できる。
以上説明した本実施形態によれば、管理サーバ3はスキャナ2から、スキャナ2の機種ID及び領収書の画像データを受信する(S41)。管理サーバ3は受信した機種IDに基づいて、スキャナ2が表示部を有する特定機種であるかを判断する(S43)。管理サーバ3は受信した画像データからテキスト情報を生成し、生成したテキスト情報から領収書項目の項目値を特定する(S71、S73)。管理サーバ3は特定した項目値を、領収書項目と関連付けて読取情報DB80に保存する(S75)。管理サーバ3はWF情報を記憶するワークフローDB60から、読取情報DB80に保存した領収書項目及び項目値に対応するWF名を決定する(S79〜S85)。管理サーバ3はスキャナ2が特定機種であると判断した場合、決定したWF名をスキャナ2に送信する(S93)。管理サーバ3はスキャナ2からWF選択指示を受信した場合、読取情報DB80に保存した領収書項目及び項目値に基づいて、WF選択指示に含まれるWF名によって識別されるワークフローを実行する(S107)。従って管理サーバ3は、ユーザの操作負担を抑制しつつ、処理対象の領収書及びユーザの要求に適するワークフローを実行できる。
管理サーバ3は、複数のWF名を決定した場合、決定した複数のWF名をスキャナ2に送信する(S93)。従って管理サーバ3は、処理対象の領収書に適する複数のワークフローのWF名を、スキャナ2のユーザに提示できる。
管理サーバ3は、複数のWF名を決定した場合、WF名と関連付けて利用頻度を示す利用頻度情報を記憶する利用頻度DB70から、決定した複数のWF名によって各々識別される複数のワークフローの利用頻度を特定する(S91)。管理サーバ3は、複数のWF名をスキャナ2に送信する場合、特定した利用頻度に従った順序で複数のWFを表示させるWF候補リストをスキャナ2に送信する(S93)。従って管理サーバ3は、処理対象の領収書に適する複数のワークフローのWF名を、各ワークフローの利用頻度に従った順序で、スキャナ2のユーザに提示できる。
管理サーバ3は、領収書項目の項目値を特定しなかった場合、ワークフローDB60に記憶されている全てのWF名を決定する(S87)。従って管理サーバ3は、処理対象の領収書に適するワークフローを特定できなかった場合、スキャナ2のユーザに実行対象のワークフローを選択させることができる。
管理サーバ3は、スキャナ2から個人情報(ユーザID及びパスワード)が受信された場合、受信された個人情報が、ユーザ情報DB40に記憶されている個人情報に対応するかを判断する(S61)。管理サーバ3は、個人情報が対応すると判断した場合、スキャナ2にスキャン指示を送信する(S63)。管理サーバ3は、スキャン指示を送信した後、スキャナ2から送信された画像データを受信する(S65)。従って管理サーバ3は、スキャナ2のユーザが適正なユーザである場合に、スキャナ2に対して画像の読取りを指示することで、不正なユーザの利用を制限できる。
管理サーバ3は、スキャナ2が特定機種でないと判断した場合、スキャナ2から単一のワークフローを識別するWF−IDを受信したかを判断する(S45)。管理サーバ3は、単一のワークフローを識別するWF−IDを受信したと判断した場合、スキャン指示を送信する(S63)。この場合、管理サーバ3は、処理対象の領収書に適する複数のワークフローのWF名をスキャナ2のユーザに提示することなく、ユーザが指定した単一のワークフローを実行できる。
スキャナ2は、読取部24に領収書から画像を読み取らせて画像データを生成する(S9)。スキャナ2は、スキャナ2の機種ID及び生成した画像データを、管理サーバ3に送信する(S11)。スキャナ2は、WF名を管理サーバ3から受信した場合、受信したWF名をLCD251に表示する(S15)。スキャナ2は、LCD251に表示されたWF名のいずれかを選択する入力操作に基づいて、選択されたWF名を含むWF選択指示を管理サーバ3に送信する(S19)。従ってスキャナ2は、ユーザの操作負担を抑制しつつ、処理対象の領収書及びユーザの要求に適するワークフローを、管理サーバ3に実行させることができる。
スキャナ2は、ユーザを識別する個人情報を送信する(S5)。スキャナ2は、個人情報を送信した後、管理サーバ3から画像の読取り指示を受信する(S7)。スキャナ2は、読取り指示を受信した場合、画像データを生成する(S9)。従ってスキャナ2は、管理サーバ3によってスキャナ2のユーザが適正なユーザであると認証された場合に画像の読取りを実行するので、不正なユーザの利用を制限できる。
上記実施形態において、管理サーバ3が本発明の「コンピュータ」、「サーバ装置」、及び「データ処理サーバ」に相当する。インターネット8及びLAN9が本発明の「ネットワーク」に相当する。スキャナ2が本発明の「画像読取装置」に相当する。ステップS41を実行するCPU30が、本発明の「情報受信手段」に相当する。ステップS43を実行するCPU30が、本発明の「機種判断手段」に相当する。ステップS71を実行するCPU30が、本発明の「テキスト生成手段」に相当する。ステップS73を実行するCPU30が、本発明の「項目特定手段」に相当する。読取情報DB80が本発明の「第一記憶装置」に相当する。ステップS75を実行するCPU30が、本発明の「情報保存手段」に相当する。ワークフローDB60が本発明の「第二記憶装置」に相当する。ステップS79〜S87を実行するCPU30が、本発明の「フロー決定手段」に相当する。ステップS93を実行するCPU30が、本発明の「情報送信手段」に相当する。ステップS107を実行するCPU30が、本発明の「フロー実行手段」に相当する。
利用頻度DB70が本発明の「第三記憶装置」に相当する。ステップS91を実行するCPU30が、本発明の「利用頻度特定手段」に相当する。ユーザ情報DB40が本発明の「第四記憶装置」に相当する。ステップS61を実行するCPU30が、本発明の「ユーザ判断手段」に相当する。ステップS63を実行するCPU30が、本発明の「指示送信手段」に相当する。ステップS45を実行するCPU30が、本発明の「判断手段」に相当する。
LCD251が本発明の「表示部」に相当する。ステップS9を実行するCPU20が、本発明の「データ生成手段」に相当する。ステップS5及びS11を実行するCPU20が、本発明の「第一送信手段」に相当する。ステップS15を実行するCPU20が、本発明の「フロー表示手段」に相当する。ステップS19を実行するCPU20が、本発明の「第二送信手段」に相当する。ステップS5を実行するCPU20が、本発明の「第三送信手段」に相当する。ステップS7を実行するCPU20が、本発明の「指示受信手段」に相当する。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲での変更が可能である。上記実施形態では、管理サーバ3及びサービスサーバ4が別々のサーバであるが、これに代えて管理サーバ3及びサービスサーバ4が一つのサーバであってもよい。 「処理対象の文書」は、領収書に限定されず、キャラクタを抽出可能な文書であればよい。
CPU30は、HDD33に記憶されたプログラムをRAM32上で展開することで、 サーバ処理を実行するプロセッサとして機能する。マイクロコンピュータ、ASIC(Application Specific Integrated Circuits)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等が、CPU30の代わりにプロセッサとして用いられてもよい。CPU20は、ROM21に記憶されたプログラムをRAM22上で展開することで、申請処理を実行するプロセッサとして機能する。上記と同様にマイクロコンピュータ、ASIC、FPGA等が、CPU20の代わりにプロセッサとして用いられてもよい。
1 データ処理システム
2 スキャナ
3 管理サーバ
4 サービスサーバ
8 インターネット
9 LAN
20 CPU
21 ROM
24 読取部
30 CPU
33 HDD
40 ユーザ情報DB
50 機種判断DB
60 ワークフローDB
70 利用頻度DB
80 読取情報DB
90 承認担当者DB
200 領収書
251 LCD
252 タッチパッド

Claims (10)

  1. コンピュータを、
    ネットワークを介して接続される画像読取装置から、前記画像読取装置の機種を示す機種情報と、前記画像読取装置によって読み取り原稿から読み取られた画像を示す画像データとを受信する情報受信手段、
    前記情報受信手段によって受信された前記機種情報に基づいて、前記画像読取装置が表示部を有する特定機種であるかを判断する機種判断手段、
    前記情報受信手段によって受信された前記画像データに含まれるキャラクタを抽出し、前記キャラクタによって構成されるテキスト情報を生成するテキスト生成手段、
    前記テキスト生成手段によって生成された前記テキスト情報から、予め定められた項目に対応する情報である項目内容情報を特定する項目特定手段、
    前記項目特定手段によって特定された前記項目内容情報を、前記項目を識別するための項目識別情報と関連付けて、第一記憶装置に保存する情報保存手段、
    特定の業務手続に関する一連のデータ処理であるワークフローを識別するためのフロー識別情報を記憶する第二記憶装置から、前記第一記憶装置に保存された前記項目識別情報及び前記項目内容情報に対応する前記ワークフローを識別する前記フロー識別情報を決定するフロー決定手段、
    前記機種判断手段によって前記画像読取装置が前記特定機種であると判断された場合、前記フロー決定手段によって決定された前記フロー識別情報を、前記ネットワークを介して前記画像読取装置に送信する情報送信手段、及び
    前記ネットワークを介して前記画像読取装置から前記フロー識別情報を含む特定指示を受信した場合、前記第一記憶装置に保存された前記項目識別情報及び前記項目内容情報に基づいて、前記特定指示に含まれる前記フロー識別情報によって識別される前記ワークフローを実行するフロー実行手段
    として機能させることを特徴とするデータ処理プログラム。
  2. 前記情報送信手段は、前記フロー決定手段によって複数の前記フロー識別情報が決定された場合、決定された前記複数のフロー識別情報を前記画像読取装置に送信することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理プログラム。
  3. さらに前記コンピュータを、
    前記フロー決定手段によって前記複数のフロー識別情報が決定された場合、前記フロー識別情報と関連付けて前記ワークフローの利用頻度を示す利用頻度情報を記憶する第三記憶装置から、決定された前記複数のフロー識別情報によって各々識別される前記複数のワークフローの利用頻度を特定する利用頻度特定手段、として機能させ、
    前記情報送信手段は、さらに、前記複数のフロー識別情報を前記画像読取装置に送信する場合、前記利用頻度特定手段によって特定された前記利用頻度に従った順序で前記複数のフロー識別情報を表示させる指示を、前記ネットワークを介して前記画像読取装置に送信することを特徴とする請求項2に記載のデータ処理プログラム。
  4. 前記フロー決定手段は、前記項目特定手段によって前記項目内容情報が特定されなかった場合、前記第二記憶装置に記憶されている全ての前記フロー識別情報を決定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のデータ処理プログラム。
  5. さらに前記コンピュータを、
    前記ネットワークを介して前記画像読取装置からユーザを識別する個人情報が受信された場合、受信された前記個人情報が、前記個人情報を記憶する第四記憶装置に記憶されている前記個人情報に対応するかを判断するユーザ判断手段、及び
    前記ユーザ判断手段によって前記個人情報が対応すると判断された場合、前記ネットワークを介して前記画像読取装置に画像の読取り指示を送信する指示送信手段
    として機能させ、
    前記情報受信手段は、前記指示送信手段によって前記読取り指示が送信された後、前記画像読取装置から送信された前記画像データを受信することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のデータ処理プログラム。
  6. さらに前記コンピュータを、
    前記機種判断手段によって前記画像読取装置が前記特定機種でないと判断された場合、前記ネットワークを介して前記画像読取装置から単一の前記ワークフローを識別する前記フロー識別情報を受信したかを判断する判断手段
    として機能させ、
    前記指示送信手段は、前記判断手段によって前記単一のワークフローを識別する前記フロー識別情報を受信したと判断された場合、前記読取り指示を送信することを特徴とする請求項5に記載のデータ処理プログラム。
  7. 画像を表示可能な表示部及び文書から画像を読取可能な読取部を備えた画像読取装置であって、
    前記読取部に前記文書から画像を読み取らせて、画像データを生成するデータ生成手段と、
    前記画像読取装置の記憶部に記憶された機種を示す機種情報と、前記データ生成手段によって生成された画像データとを、ネットワークを介して接続されたサーバ装置に送信する第一送信手段と、
    特定の業務手続に関する一連のデータ処理であるワークフローを識別するためのフロー識別情報を、前記ネットワークを介して前記サーバ装置から受信した場合、受信した前記フロー識別情報を前記表示部に表示するフロー表示手段と、
    前記画像読取装置の操作部によって受け付けられた、前記表示部に表示された前記フロー識別情報のいずれかを選択する入力操作に基づいて、選択された前記フロー識別情報を含む特定指示を、前記ネットワークを介して前記サーバ装置に送信する第二送信手段と
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  8. ユーザを識別する個人情報を送信する第三送信手段と、
    前記第三送信手段によって前記個人情報が送信された後、前記ネットワークを介して前記サーバ装置から画像の読取り指示を受信する指示受信手段とを備え、
    前記データ生成手段は、前記指示受信手段によって前記読取り指示が受信された場合、前記画像データを生成することを特徴とする請求項7に記載の画像読取装置。
  9. 画像を表示可能な表示部及び文書から画像を読取可能な読取部を備えた画像読取装置と、データ処理サーバとが、ネットワークを介して接続されたデータ処理システムであって、
    前記画像読取装置は、
    前記読取部に前記文書から画像を読み取らせて、画像データを生成するデータ生成手段と、
    前記画像読取装置の記憶部に記憶された機種を示す機種情報と、前記データ生成手段によって生成された画像データとを、前記ネットワークを介して前記データ処理サーバに送信する第一送信手段と、
    特定の業務手続に関する一連のデータ処理であるワークフローを識別するためのフロー識別情報を前記データ処理サーバから受信した場合、受信した前記フロー識別情報を前記表示部に表示するフロー表示手段と、
    前記画像読取装置の操作部によって受け付けられた、前記表示部に表示された前記フロー識別情報のいずれかを選択する入力操作に基づいて、選択された前記フロー識別情報を含む特定指示を前記データ処理サーバに送信する第二送信手段とを備え、
    前記データ処理サーバは、
    前記機種情報及び前記画像データを、前記画像読取装置から受信する情報受信手段と、
    前記情報受信手段によって受信された前記機種情報に基づいて、前記画像読取装置が前記表示部を有する特定機種であるかを判断する機種判断手段と、
    前記情報受信手段によって受信された前記画像データに含まれるキャラクタを抽出し、前記キャラクタによって構成されるテキスト情報を生成するテキスト生成手段と、
    前記テキスト生成手段によって生成された前記テキスト情報から、予め定められた項目に対応する情報である項目内容情報を特定する項目特定手段と、
    前記項目特定手段によって特定された前記項目内容情報を、前記項目を識別するための項目識別情報と関連付けて、第一記憶装置に保存する情報保存手段と、
    前記フロー識別情報を記憶する第二記憶装置から、前記第一記憶装置に保存された前記項目識別情報及び前記項目内容情報に対応する前記ワークフローを識別する前記フロー識別情報を決定するフロー決定手段と、
    前記機種判断手段によって前記画像読取装置が前記特定機種であると判断された場合、前記フロー決定手段によって決定された前記フロー識別情報を、前記画像読取装置に送信する情報送信手段と、
    前記画像読取装置から前記フロー識別情報を含む特定指示を受信した場合、前記第一記憶装置に保存された前記項目識別情報及び前記項目内容情報に基づいて、前記特定指示に含まれる前記フロー識別情報によって識別される前記ワークフローを実行するフロー実行手段と
    を備えたことを特徴とするデータ処理システム。
  10. ネットワークを介して接続された画像読取装置から、前記画像読取装置の機種を示す機種情報と、前記画像読取装置によって読み取り原稿から読み取られた画像を示す画像データとを受信する情報受信手段と、
    前記情報受信手段によって受信された前記機種情報に基づいて、前記画像読取装置が表示部を有する特定機種であるかを判断する機種判断手段と、
    前記情報受信手段によって受信された前記画像データに含まれるキャラクタを抽出し、前記キャラクタによって構成されるテキスト情報を生成するテキスト生成手段と、
    前記テキスト生成手段によって生成された前記テキスト情報から、予め定められた項目に対応する情報である項目内容情報を特定する項目特定手段と、
    データを保存可能な第一記憶装置と、
    前記項目特定手段によって特定された前記項目内容情報を、前記項目を識別するための項目識別情報と関連付けて、前記第一記憶装置に保存する情報保存手段と、
    特定の業務手続に関する一連のデータ処理であるワークフローを識別するためのフロー識別情報を記憶する第二記憶装置と、
    前記第一記憶装置に保存された前記項目識別情報及び前記項目内容情報に対応する前記ワークフローを識別する前記フロー識別情報を、前記第二記憶装置から決定するフロー決定手段と、
    前記機種判断手段によって前記画像読取装置が前記特定機種であると判断された場合、前記フロー決定手段によって決定された前記フロー識別情報を、前記ネットワークを介して前記画像読取装置に送信する情報送信手段と、
    前記ネットワークを介して前記画像読取装置から前記フロー識別情報を含む特定指示を受信した場合、前記第一記憶装置に保存された前記項目識別情報及び前記項目内容情報に基づいて、前記特定指示に含まれる前記フロー識別情報によって識別される前記ワークフローを実行するフロー実行手段と
    を備えたことを特徴とするデータ処理サーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10268757B2 (en) 2016-02-19 2019-04-23 Samadhi Co., Ltd. Portfolio creation system

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