JP2015176508A - プロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置 - Google Patents

プロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 電源電池の寿命を長くし、電源電池の保守点検に要する作業量を低減するプロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置の提供。
【解決手段】 作動状態情報提供装置100のCPU100aは、センサ制御回路100cを介してセンサ100dから今回取得作動状態情報を取得すると(S401)、メモリ100bから前回取得作動状態情報を取得し(S405)、今回取得作動状態情報と前回取得作動状態情報との差を算出し(S407)、今回取得作動状態情報と前回取得作動状態情報との差が所定範囲に含まれないと判断すると(S409)、電源制御回路100eを介して通信回路100gに電力を供給し(S411)、メモリ100bに記憶している全ての作動状態情報及び今回取得作動状態情報を、サーバ装置SVへ送信し(S413)、サーバ装置SVへの送信終了後、通信回路100gへの電力の供給を終了する(S415)。
【選択図】 図4

Description

本発明は、化学や電力等の分野における各種プラントのプロセスを制御するプロセスシステムにおいて、プロセスシステム構成機器の作動状態を提供するプロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置に関し、特に、保守点検作業量を低減するものに関する。
従来のプロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置について、工場やプラントなどに配備される複数の機器(例えば、蒸気トラップに代表される弁類やポンプに代表される流体機器など)を監視する機器監視システム(図7参照)に用いられる所定の端末器を例に説明する。端末器は、機器状態検出用のセンサを装備するとともに、周期的な無線通信によりセンサ検出情報を中央管理装置に送るものである。従来、この種の機器監視システムでは、複数の端末器の夫々が中央管理装置との通信処理につき、端末器の夫々が接続センサ検出情報の入力処理に続いて中央管理装置との通信処理を行なうようにする場合、端末器の夫々がそれら入力処理とそれに続く通信処理との一連の処理につき、図8に示す如く、前回の一連処理の開始から次回の一連処理の開始に至るまでの時間T′(すなわち、一連処理の周期)を基準にして、互いに等しい処理周期T′で各回の一連処理を行なうようにしていた。(以上、特許文献1参照)。
特開2003−131707号公報
前述の端末器には、以下に示すような改善すべき点がある。端末器は、自らの構成要素を駆動するための電源を有しており、この電源を用いて、各種処理を実行している。端末器は、接続センサ検出情報の入力があると、通信処理を実行する。このため、端末器において接続センサ検出情報の取得回数が多くなると、通信処理に要する電力消費が大きくなり、ひいては電源の寿命が短くなり、端末器の保守点検の作業が頻繁に発生する、という改善すべき点がある。前述の機器監視システムには多数の端末器が存在するため、個々の端末器で頻繁に保守点検作業が発生すると、機器監視システムとしての保守点検作業が膨大となる。
そこで、本発明は、電源電池の寿命を長くし、電源電池の保守点検に要する作業量を低減するプロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置を提供することを目的とする。
本発明における課題を解決するための手段及び発明の効果を以下に示す。
本発明に係るプロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置は、プロセスシステム構成機器の作動状態を示す作動状態情報を外部に提供するプロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置であって、前記作動状態情報を取得する作動状態情報取得手段、前記作動状態情報を記憶手段に記憶する記憶制御手段、前記記憶手段に記憶している前記作動状態情報を外部に提供するか否かを判断するための提供条件を満たしているか否かを判断する提供条件判断手段、電力の供給があると、前記記憶手段に記憶している前記作動状態情報を外部に提供する作動状態情報提供手段、前記提供条件を満たしている場合に、前記作動状態情報提供手段に前記電力を供給する電力供給手段、を有し、前記提供条件判断手段は、今回に取得した前記作動状態情報を今回取得作動状態情報とし、前回に取得した前記作動状態情報を前回取得作動状態情報として、前記今回取得作動状態情報の値と前記前回取得作動状態情報の値との差が、所定の範囲以上であるか否か、又は、所定の範囲を超えるか否かを前記提供条件とすること、を特徴とする。
これにより、今回取得作動状態情報の値が、前回取得作動状態情報の値から離れた場合、つまり、プロセスシステム構成機器の作動状態が前回までの安定状態から離れた場合に、記憶している作動状態情報を送信することができる。よって、プロセスシステム構成機器の異常状態を知らせることができる。
また、今回取得作動状態情報の値が、前回取得作動状態情報の値から離れた場合は記憶している作動状態情報を送信しないようにすることができるので、送信回数を低減でき、電源電池の寿命を長くし、電源電池の保守点検に要する作業量を低減することができる。
本発明に係るプロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置では、前記提供条件判断手段は、前記今回取得作動状態情報として、今回に取得した前記作動状態情報及び前記記憶手段に記憶している一又は複数の前記作動状態情報を用い、前記前回取得作動状態情報として、前記記憶手段に記憶している複数の前記作動状態情報を用いること、を特徴とする。
これにより、複数の作動状態情報の平均値に基づき、記憶している作動状態情報を送信するか否かを判断できる。よって、ある特別な事情により発生した作動状態情報の影響を低減することができ、より正確にプロセスシステム構成機器の異常状態を知らせることができる。
また、ある特別な事情により発生した作動状態情報の影響を低減することができるので、作動状態情報の送信回数を低減でき、電源電池の寿命を長くし、電源電池の保守点検に要する作業量を低減することができる。
本発明に係るプロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置は、プロセスシステム構成機器の作動状態を示す作動状態情報を外部に提供する作動状態情報提供装置であって、前記作動状態情報を取得する作動状態情報取得手段、前記作動状態情報を記憶手段に記憶する記憶制御手段、前記記憶手段に記憶している前記作動状態情報を外部に提供するか否かを判断するための提供条件を満たしているか否かを判断する提供条件判断手段、電力の供給があると、前記記憶手段に記憶している前記作動状態情報を外部に提供する作動状態情報提供手段、前記提供条件を満たしている場合に、前記作動状態情報提供手段に前記電力を供給する電力供給手段、を有し、前記提供条件判断手段は、今回に取得した前記作動状態情報を今回取得作動状態情報として、前記今回取得作動状態情報の値と、前記作動状態情報の所定の範囲を示す基準作動状態情報の値との差が、所定の範囲以上であるか否か、又は、所定の範囲を超えるか否かを前記提供条件とすること、を特徴とする。
これにより、今回取得作動状態情報の値が、基準作動状態情報の値から離れた場合、つまり、プロセスシステム構成機器の作動状態が基準とする安定状態から離れた場合に、記憶している作動状態情報を送信することができる。よって、プロセスシステム構成機器の異常状態を知らせることができる。
また、今回取得作動状態情報の値が、基準作動状態情報の値から離れていない場合は記憶している作動状態情報を送信しないようにすることにより、送信回数を低減でき、電源電池の寿命を長くし、電源電池の保守点検に要する作業量を低減することができる。
本発明に係るプロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置は、プロセスシステム構成機器の作動状態を示す作動状態情報を外部に提供する作動状態情報提供装置であって、前記作動状態情報を取得する作動状態情報取得手段、前記作動状態情報を記憶手段に記憶する記憶制御手段、前記記憶手段に記憶している前記作動状態情報を外部に提供するか否かを判断するための提供条件を満たしているか否かを判断する提供条件判断手段、電力の供給があると、前記記憶手段に記憶している前記作動状態情報を外部に提供する作動状態情報提供手段、前記提供条件を満たしている場合に、前記作動状態情報提供手段に前記電力を供給する電力供給手段、を有し、前記提供条件判断手段は、取得した前記作動状態情報の件数を取得情報量として、前記取得情報量が、予め定められた前記作動状態情報の件数を示す基準情報量に到達するか否かを前記提供条件とすること、を特徴とする。
これにより、今回までに取得した作動状態情報の件数が、基準とする件数に到達していない場合は記憶している作動状態情報を送信しないようにできるので、送信回数を低減でき、電源電池の寿命を長くし、電源電池の保守点検に要する作業量を低減することができる。
本発明に係るプロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置では、前記提供条件判断手段は、前記取得情報量として、取得した前記作動状態情報の情報量を用い、前記基準情報量として、所定の情報量を用いること、を特徴とする。
これにより、今回までに取得した作動状態情報の情報量が、基準とする情報量に到達していない場合は記憶している作動状態情報を送信しないようにできるので、送信回数を低減でき、電源電池の寿命を長くし、電源電池の保守点検に要する作業量を低減することができる。
ここで、特許請求の範囲における構成要素と、実施例における構成要素との対応関係を示す。特許請求の範囲における「プロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置」は、実施例における「トラップ作動状態取得装置100」、「トラップ作動状態取得装置200」、「トラップ作動状態取得装置300」に対応する。また、特許請求の範囲における「プロセスシステム構成機器」は、実施例における「スチームトラップT」に対応する。
また、特許請求の範囲における「作動状態情報取得手段」は、「CPU100a」、「センサ制御回路100c」、及び「センサ100d」に対応する。特許請求の範囲における「記憶制御手段」は、「CPU100a」に対応する。特許請求の範囲における「提供条件判断手段」は、「CPU100a」に対応する。特許請求の範囲における「作動状態情報提供手段」は、「CPU100a」、「メモリ100b」、及び、「通信回路100g」に対応する。特許請求の範囲における「電力供給手段」は、「CPU100a」、「電源制御回路100e」、及び、「電池100f」に対応する。
本発明に係るプロセスシステム構成機器状態提要装置の一実施例であるトラップ作動状態提供装置100を用いるトラップ作動状態監視システムMの構成を示す図である。 トラップ作動状態提供装置100のハードウェア構成を示す図である。 トラップ作動状態提供装置100の外観構成を示す図である。 トラップ作動状態提供装置100の動作を示すフローチャートである。 トラップ作動状態提供装置200の動作を示すフローチャートである。 トラップ作動状態取得装置300の動作を示すフローチャートである。 従来のプラントシステム構成機器状態情報取得装置を示す図である。 従来のプラントシステム構成機器状態情報取得装置を示す図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明していく。本発明に係るプロセスシステム構成機器作動情報提供装置の一実施例として、蒸気システムに用いられるスチームトラップの作動状態を提供するトラップ作動状態提供装置について説明する。
トラップ作動状態提供装置100は、プロセスシステムにおけるスチームトラップTの作動状態を監視し、スチームトラップTの保守点検に用いられる。ここで、作動状態情報提供装置100を用いるトラップ作動状態監視システムMについて、図1を用いて説明する。トラップ作動状態監視システムMは、工場やプラント等に形成されるプロセスシステムに分散配備される多数のスチームトラップTの作動状態を、無線通信を用いて監視する監視システムである。トラップ作動状態監視システムMは、作動状態情報提供装置100、中継装置R、及び、サーバ装置SVを有している。
中継装置Rは、作動状態情報提供装置100、サーバ装置SVの通信を中継し、作動状態情報提供装置100とサーバ装置SVとの間の相互通信を可能とする。サーバ装置SVは、作動状態情報提供装置100から作動状態情報を取得し、各スチームトラップTの作動状態を判断する。サーバ装置SVは、作動状態が適当でないと判断したスチームトラップTに対して、例えば、保守点検作業を実施するように、使用者に警告を発する。
作動状態情報提供装置100は、プロセスシステムを構成する各スチームトラップTに設置される。トラップ作動状態提供装置100は、スチームトラップTの作動状態を取得し、取得した作動状態を提供するものである。なお、トラップ作動状態提供装置100を図1に示す減圧弁GやバルブV等に取り付けることにより、トラップ作動状態提供装置100を用いてトラップ以外の機器の作動状態を監視することもできる。
第1 トラップ作動状態提供装置100のハードウェア構成
トラップ作動状態提供装置100は、スチームトラップTの作動状態を取得するものである。トラップ作動状態提供装置100のハードウェア構成について図2を用いて説明する。トラップ作動状態提供装置100は、CPU100a、メモリ100b、センサ制御回路100c、センサ100d、電源制御回路100e、電池100f、及び、通信回路100gを有している。
CPU100aは、メモリ100bに記録されているオペレーティング・システム(OS)、作動状態情報提供プログラム等その他のアプリケーションに基づいた処理を行う。メモリ100bは、CPU100aに対して作業領域を一時的に提供する。また、メモリ100bは、オペレーティング・システム(OS)、作動状態情報提供プログラム等その他のアプリケーションを記録保持する。さらに、メモリ100bは、作動状態情報提供プログラムを実行する際に必要となる各種情報を記録保持する。
センサ制御回路100cは、センサ100dが取得したセンサ値を作動状態情報として取得する。また、センサ制御回路100cは、作動状態情報を取得したことを示す作動状態情報取得信号を、CPU100aに送信する。さらに、センサ制御回路100cは、取得した作動状態情報をメモリ100bに記憶保持する。
センサ100dは、スチームトラップTから各種の状態を取得する。例えば、温度に関するセンサ100dは、スチームトラップTの温度、例えば、筐体の温度を取得し、センサ値として出力する。また、例えば、振動に関するセンサ100dは、筐体に発生している振動を取得し、スチームトラップTの圧力を示すセンサ値として出力する。なお、センサ100dは、スチームトラップTの作動状態を取得できるもの、例えば温度センサ、圧力センサ、振動センサ、であれば特に限定されず、取得する作動状態の種類に従って、適宜、選択して配置される。
電源制御回路100eは、電池100fから供給を受ける電力を制御し、CPU100a、通信回路100gを含む各構成要素へ電力を供給する。電池100fは、処置容量の電力を蓄積する。電池100fとしては、例えば、乾電池を用いる。通信回路100gは、外部機器とデータの送受信を行う。
第2 トラップ作動状態提供装置100の外観構成
トラップ作動状態提供装置100の外観構成の一例について図3を用いて説明する。トラップ作動状態提供装置100は、回路収納部101、軸部103、及び、固定部105を有している。
回路収納部101は、前述のハードウェア構成が収納されている。回路収納部101は、軸部103を介して、スチームトラップTから所定の距離だけ離れた位置に配置される。これにより、回路収納部101の内部に収納されているハードウェア構成を、スチームトラップTが発する熱から保護することができる。
軸部103は、所定の長さを有する棒状体である。軸部103の内部には、センサ100dの一部が収納される。軸部103は、一端面P103がスチームトラップTの接触面PTに接するように配置される。これにより、例えば、センサ100dが、スチームトラップTの温度を取得するものである場合、センサ100dが有する熱電対を端面P103近傍に配置することによって、端面P103を介して、スチームトラップTの温度を取得することができる。
固定部105は、U字状の本体部105a、固定ボルト105c、及び、固定ナット105bを有している。固定部105は、本体部105aがスチームトラップTの突出部T1に沿って配置され、本体部105aの端部同士が固定ボルト105c及び固定ナット105bを用いて締結されることによって、スチームトラップTの突出部T1に固定され、ひいては、回路収納部101及び軸部103を、スチームトラップTに固定する。
第3 トラップ作動状態提供装置100の動作
作動状態情報提供装置100のCPU100aの動作について、図4に示すフローチャートを用いて説明する。CPU100aは、センサ制御回路100cを介してセンサ100dから作動状態情報(以下、今回取得作動状態情報とする)を取得すると(S401)、メモリ100bに、既に作動状態情報が記憶されているか否かを判断する(S403)。CPU100aは、メモリ100bに既に作動状態情報が記憶されていると判断すると、取得時間が今回取得作動状態情報の取得時間と最も近い作動状態情報を前回取得作動状態情報として取得する(S405)。
CPU100aは、今回取得作動状態情報と前回取得作動状態情報との差を算出する(S407)。CPU100aは、今回取得作動状態情報と前回取得作動状態情報との差が所定範囲に含まれないと判断すると(S409)、電源制御回路100eを介して通信回路100gに電力を供給する(S411)。CPU100aは、メモリ100bに記憶している全ての作動状態情報及び今回取得作動状態情報を、通信回路100gを介して、サーバ装置SVへ送信する(S413)。CPU100aは、サーバ装置SVへの送信終了後、電源制御回路100eを介して通信回路100gへの電力の供給を終了する(S415)。そして、CPU100aは、メモリ100bに記憶している作動状態情報を消去する(S417)。CPU100aは、今回取得作動状態情報を取得した時間と関連づけてメモリ100bに記憶保持する(S419)。
CPU100aは、ステップS409において、今回取得作動状態情報と前回取得作動状態情報との差が所定範囲に含まれていると判断すると、今回取得作動状態情報を取得した時間と関連づけてメモリ102に記憶保持する(S419)。また、CPU100aは、ステップS403において、メモリ100bに作動状態情報が記憶されていないと判断すると、今回取得作動状態情報を取得した時間と関連づけてメモリ100bに記憶保持する(S419)。
これにより、今回取得作動状態情報のセンサ値が、前回取得作動状態情報のセンサ値から離れた場合、つまり、スチームトラップTの作動状態が前回までの安定状態から離れた場合に、メモリ100bに記憶している作動状態情報を送信することができる。よって、スチームトラップTの異常状態を知らせることができる。
また、今回取得作動状態情報のセンサ値が、前回取得作動状態情報のセンサ値から離れた場合にのみ、メモリ100bに記憶している作動状態情報を送信するので、作動状態情報の送信回数を低減でき、電池100fの寿命を長くし、電池100fの保守点検に要する作業量を低減することができる。
前述の実施例1に係るトラップ作動状態提供装置100は、今回取得作動状態情報と前回取得作動状態情報との差を算出し、今回取得作動状態情報と前回取得作動状態情報との差が所定範囲に含まれない場合に、通信回路100gに電力を供給し、前回取得作動状態情報等をサーバ装置SVに送信することによって、電池100fの電力消費を低減し、従来よりも長い電池交換期間を実現するものであった。一方、本実施例おける作動状態情報提供装置200は、今回取得作動状態情報が所定の範囲内にない場合に、通信回路100gに電力を供給し、前回取得作動状態情報等をサーバ装置SVに送信するものである。
なお、本実施例における作動状態情報提供装置200のハードウェア構成及び外観構成は、実施例1における作動状態情報提供装置100と同様であるため、詳細な記述を省略するとともに、作動状態情報提供装置100と同じ構成については、同様の符号を用いる。
第1 トラップ作動状態提供装置200の動作
作動状態情報提供装置200のCPU100aの動作について、図5に示すフローチャートを用いて説明する。CPU100aは、センサ制御回路100cを介してセンサ100dから作動状態情報(以下、今回取得作動状態情報とする)を取得すると(S401)、メモリ100bに記憶されている基準作動状態情報を取得する(S505)。ここで、基準作動状態情報とは、センサ102d毎に予め定められたセンサ値の範囲であり、センサ100dが正常に動作しているか否かの判断の基準となるものである。
CPU100aは、今回取得作動状態情報が基準作動状態情報の範囲に含まれないと判断すると(S509)、電源制御回路100eを介して通信回路100gに電力を供給する(S411)。CPU100aは、メモリ100bに記憶している全ての作動状態情報及び今回取得作動状態情報を、通信回路100gを介して、サーバ装置SVへ送信する(S413)。CPU100aは、サーバ装置SVへの送信終了後、電源制御回路100eを介して通信回路100gへの電力の供給を終了する(S415)。そして、CPU100aは、メモリ100bに記憶している作動状態情報を消去する(S417)。
CPU100aは、ステップS509において、今回取得作動状態情報が基準作動状態情報の範囲に含まれていると判断すると、今回取得作動状態情報を取得した時間と関連づけてメモリ102に記憶保持する(S419)。
これにより、今回取得作動状態情報のセンサ値が、基準作動状態情報に定められたセンサ値の範囲から離れた場合、つまり、スチームトラップTの作動状態が基準とする安定状態から離れた場合に、メモリ100bに記憶している作動状態情報を送信することができる。よって、スチームトラップTの異常状態を知らせることができる。
また、今回取得作動状態情報のセンサ値が、基準作動状態情報のセンサ値の範囲から離れた場合にのみ、メモリ100bに記憶している作動状態情報を送信するので、作動状態情報の送信回数を低減でき、電池100fの寿命を長くし、電池100fの保守点検に要する作業量を低減することができる。
前述の実施例1に係るトラップ作動状態提供装置100は、今回取得作動状態情報と前回取得作動状態情報との差を算出し、今回取得作動状態情報と前回取得作動状態情報との差が所定範囲に含まれない場合に、通信回路100gに電力を供給し、前回取得作動状態情報等をサーバ装置SVに送信することによって、電池100fの電力消費を低減し、従来よりも長い電池交換期間を実現するものであった。一方、本実施例おける作動状態情報提供装置300は、今回までに取得した作動状態情報の記憶件数が基準件数に到達している場合に、通信回路100gに電力を供給し、記憶している全ての取得作動状態情報等をサーバ装置SVに送信するものである。
なお、本実施例における作動状態情報提供装置300のハードウェア構成及び外観構成は、実施例1における作動状態情報提供装置100と同様であるため、詳細な記述を省略するとともに、作動状態情報提供装置100と同じ構成については、同様の符号を用いる。
第1 トラップ作動状態提供装置300の動作
作動状態情報提供装置300のCPU100aの動作について、図6に示すフローチャートを用いて説明する。CPU100aは、センサ制御回路100cを介してセンサ100dから作動状態情報(以下、今回取得作動状態情報とする)を取得すると(S401)、メモリ100bに記憶されている基準件数を取得する(S505)。ここで、基準件数とは、予め定められたメモリ102に記憶する作動状態情報の件数である。
CPU100aは、メモリ100bに記憶している作動状態情報の件数を記憶件数として算出する(S607)。CPU100aは、記憶件数が基準件数に到達していると判断すると(S609)、電源制御回路100eを介して通信回路100gに電力を供給する(S411)。CPU100aは、メモリ100bに記憶している全ての作動状態情報及び今回取得作動状態情報を、通信回路100gを介して、サーバ装置SVへ送信する(S413)。CPU100aは、サーバ装置SVへの送信終了後、電源制御回路100eを介して通信回路100gへの電力の供給を終了する(S415)。そして、CPU100aは、メモリ100bに記憶している作動状態情報を消去する(S417)。
CPU100aは、ステップS609において、記憶件数が基準件数に到達していないと判断すると、今回取得作動状態情報を取得した時間と関連づけてメモリ102に記憶保持する(S419)。
これにより、今回までに取得した作動状態情報の件数が、基準件数に到達した場合に、メモリ100bに記憶している作動状態情報を送信することができる。よって、作動状態情報の送信回数を低減でき、電池100fの寿命を長くし、電池100fの保守点検に要する作業量を低減することができる。
[他の実施例]
(1)プロセスシステム構成機器:前述の実施例1においては、プロセスシステム構成機器としてスチームトラップを示したが、プロセスシステム構成機器であれば、例示のものに限定されない。例えば、ポンプ、減圧弁、セパレータ、フィルタ等の各種流体制御機器であってもよい。
(2)今回取得作動状態情報と前回取得作動状態情報との差の算出:前述の実施例1においては、一つの今回取得作動状態情報と一つの前回取得作動状態情報との差を算出することによって作動状態を判断したが、今回取得作動状態情報及びメモリ100bに記憶している複数の作動状態情報のセンサ値の平均値と、前回取得作動状態情報を含めメモリ100bに記憶している複数の作動状態情報のセンサ値の平均値との差を算出することによって作動状態を判断するようにしてもよい。これにより、複数の作動状態情報の平均値に基づき、記憶している作動状態情報を送信するか否かを判断できるので、ある特別な事情により発生した作動状態情報の影響を低減することができる。つまり、より正確にプロセスシステム構成機器の異常状態を知らせることができる。
また、ある特別な事情により発生した作動状態情報の影響を低減することができるので、作動状態情報の送信回数を低減でき、電源電池の寿命を長くし、電源電池の保守点検に要する作業量を低減することができる。
(3)今回取得作動状態情報と基準作動状態との差の算出:前述の実施例2においては、一つの今回取得作動状態情報と基準作動状態情報との差を算出することによって作動状態を判断したが、今回取得作動状態情報及びメモリ100bに記憶している複数の作動状態情報のセンサ値の平均値と、基準作動状態情報のセンサ値との差を算出することによって作動状態を判断するようにしてもよい。これにより、複数の作動状態情報の平均値に基づき、記憶している作動状態情報を送信するか否かを判断できるので、ある特別な事情により発生した作動状態情報の影響を低減することができる。つまり、より正確にプロセスシステム構成機器の異常状態を知らせることができる。
(4)基準件数:前述の実施例3においては、今回までに取得した作動状態情報の件数と基準件数とを比較して、作動状態情報の送信の可否を判断したが、今回までに取得した作動状態情報のデータ量と基準データ量とを比較して、作動状態情報の送信の可否を判断するようにしてもよい。これにより、作動状態情報を記憶保持するメモリ100bの容量に基づいて、作動状態情報の送信可否を判断できる。
(5)作動状態情報提供装置100のハードウェア構成:前述の実施例1に係る作動状態情報提供装置100においては、CPU100aを用いて図4のフローチャートに示す処理を実行するとしたが、所定の複数のロジック回路を組み合わせることによって、図4のフローチャートに示す処理を実行するようにしもよい。実施例2に係る作動状態情報提供装置200、実施例3に係る作動状態情報提供装置300についても同様である。
(6)フローチャート:前述の実施例1〜3における各種フローチャートの処理内容やその処理順序は、その目的を達成できるものであれば、例示のものに限定されない。
(7)上記実施例において説明した構成の一部または全部を、2以上組み合わせた構成としてもよい。
本発明に係るプロセスシステム構成機器作動状態情報提供は、例えば、蒸気プラントにおいてスチームトラップの作動状態を監視するトラップ作動状態監視システムに利用することができる。
100・・・・・トラップ作動状態提供装置
100a・・・CPU
100b・・・メモリ
100c・・・センサ制御回路
100d・・・センサ
100e・・・電源制御回路
100f・・・電池
100g・・・通信回路
200・・・・・トラップ作動状態提供装置
300・・・・・トラップ作動状態提供装置

Claims (5)

  1. プロセスシステム構成機器の作動状態を示す作動状態情報を外部に提供するプロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置であって、
    前記作動状態情報を取得する作動状態情報取得手段、
    前記作動状態情報を記憶手段に記憶する記憶制御手段、
    前記記憶手段に記憶している前記作動状態情報を外部に提供するか否かを判断するための提供条件を満たしているか否かを判断する提供条件判断手段、
    電力の供給があると、前記記憶手段に記憶している前記作動状態情報を外部に提供する作動状態情報提供手段、
    前記提供条件を満たしている場合に、前記作動状態情報提供手段に前記電力を供給する電力供給手段、
    を有し
    前記提供条件判断手段は、
    今回に取得した前記作動状態情報を今回取得作動状態情報とし、前回に取得した前記作動状態情報を前回取得作動状態情報として、前記今回取得作動状態情報の値と前記前回取得作動状態情報の値との差が、所定の範囲以上であるか否か、又は、所定の範囲を超えるか否かを前記提供条件とすること、
    を特徴とするプロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置。
  2. 請求項1に係るプロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置において、
    前記提供条件判断手段は、
    前記今回取得作動状態情報として、今回に取得した前記作動状態情報及び前記記憶手段に記憶している一又は複数の前記作動状態情報を用い、前記前回取得作動状態情報として、前記記憶手段に記憶している複数の前記作動状態情報を用いること、
    を特徴とするプロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置。
  3. プロセスシステム構成機器の作動状態を示す作動状態情報を外部に提供する作動状態情報提供装置であって、
    前記作動状態情報を取得する作動状態情報取得手段、
    前記作動状態情報を記憶手段に記憶する記憶制御手段、
    前記記憶手段に記憶している前記作動状態情報を外部に提供するか否かを判断するための提供条件を満たしているか否かを判断する提供条件判断手段、
    電力の供給があると、前記記憶手段に記憶している前記作動状態情報を外部に提供する作動状態情報提供手段、
    前記提供条件を満たしている場合に、前記作動状態情報提供手段に前記電力を供給する電力供給手段、
    を有し、
    前記提供条件判断手段は、
    今回に取得した前記作動状態情報を今回取得作動状態情報として、前記今回取得作動状態情報の値と、前記作動状態情報の所定の範囲を示す基準作動状態情報の値との差が、所定の範囲以上であるか否か、又は、所定の範囲を超えるか否かを前記提供条件とすること、
    を特徴とするプロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置。
  4. プロセスシステム構成機器の作動状態を示す作動状態情報を外部に提供する作動状態情報提供装置であって、
    前記作動状態情報を取得する作動状態情報取得手段、
    前記作動状態情報を記憶手段に記憶する記憶制御手段、
    前記記憶手段に記憶している前記作動状態情報を外部に提供するか否かを判断するための提供条件を満たしているか否かを判断する提供条件判断手段、
    電力の供給があると、前記記憶手段に記憶している前記作動状態情報を外部に提供する作動状態情報提供手段、
    前記提供条件を満たしている場合に、前記作動状態情報提供手段に前記電力を供給する電力供給手段、
    を有し、
    前記提供条件判断手段は、
    取得した前記作動状態情報の件数を取得情報量として、前記取得情報量が、予め定められた前記作動状態情報の件数を示す基準情報量に到達するか否かを前記提供条件とすること、
    を特徴とするプロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置。
  5. 請求項4に係るプロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置において、
    前記提供条件判断手段は、
    前記取得情報量として、取得した前記作動状態情報の情報量を用い、前記基準情報量として、所定の情報量を用いること、
    を特徴とするプロセスシステム構成機器作動状態情報提供装置。
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