JP2015176172A - 共有空間における機器制御装置、機器制御方法、プログラム、プログラムを記録した記録媒体及び携帯情報端末を用いた制御方法 - Google Patents

共有空間における機器制御装置、機器制御方法、プログラム、プログラムを記録した記録媒体及び携帯情報端末を用いた制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数ユーザが共有して機器を利用する共有空間において、各ユーザが個人で所有している機器の使用履歴情報を共有空間に設置される機器の制御に活用し、各ユーザの希望に応じた最適な共有空間の環境を提供する。【解決手段】複数のユーザが共有して利用する共有機器が設置された共有空間において、ネットワークを介して前記共有機器を制御する機器制御装置であり、共有空間内にいる各ユーザが個人で所有する個人機器のうち、共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報に基づいて共有機器が提供する機能に用いる設定情報を算出し、前記ネットワークを介して前記共有機器に設定されるように構成したことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、複数ユーザが共有して機器を利用する空間に設置された機器の制御をネットワーク経由で行う機器制御装置、機器制御方法、プログラム、プログラムを記録した記録媒体に関する。
また、本発明は機器制御装置とネットワークを介して接続する携帯情報端末を用いてネットワークを介して接続する外部のサーバから、機器制御装置に登録をしたユーザに関連する個人機器の使用履歴情報を機器制御装置に取得させる携帯情報端末を用いた機器制御装置の制御方法に関する。
近年、通信ネットワークを介した機器とセンサー技術の普及により、所定空間内の様々な情報を取得することが可能となり、その空間内にいる各人に対して最適な環境を提供する技術が従来から提案されている。例えば、多人数が利用する空間において、操作しない人の意見を含めた多数決方式を用いて各人に最適な環境を提供する環境調整システムが提示されている(特許文献1参照)。
特開2010−236732号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術によれば、ユーザの周期的な操作が必要となるため、ユーザの行動が阻害される欠点がある。
また、二択投票による多数決方式では、選択肢が2つに限定されてしまい、ユーザが実際に二択投票により希望する機器の設定と、実際の機器の設定とに隔たりが生じることもあり、二択投票により希望した設定が採用されたとしても、採用された設定に不快に感じる人が存在する可能性がある。
そこで、本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、複数ユーザが共有して機器を利用する共有空間において、家庭において各ユーザが個人で所有している個人機器の使用履歴情報を共有空間に設置される共有機器の設定に活用し、ユーザの希望に応じた最適な共有空間の環境を提供することを目的とする。
また、本発明は、携帯情報端末を用いてネットワークを介して接続する外部のサーバから、機器制御装置に登録をしたユーザに関連する個人機器の使用履歴情報を機器制御装置に取得させる携帯情報端末を用いた機器制御装置の制御方法を提供することを目的とする。
前記従来技術の課題を解決するために、本発明の機器制御装置は、複数のユーザが共有して利用する共有機器が設置された共有空間において、ネットワークを介して共有機器を制御するものであって、前記共有空間または共有機器を利用する登録がなされたユーザのそれぞれが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報、および前記共有空間にいることが検出されたユーザと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報を蓄積する記憶部と、前記共有空間にいることが検出されたユーザの個人機器の使用履歴情報、および前記共有機器情報を前記記憶部から抽出する抽出部と、前記抽出した個人機器の使用履歴情報および共有機器情報に基づいて前記共有機器が提供する機能に用いる設定情報を算出する演算部とを備え、前記ネットワークを介して前記算出した設定情報が前記共有機器に設定されるように構成したことを特徴とする。
本構成によって、ユーザの個人機器の使用履歴に基づいて共有機器の設定制御を行うので、共有機器と関連する個人機器の設定情報を共有機器の設定に反映させることができる。また、前記機器制御装置は投票やアンケートのような割り込み方式ではないので、ユーザによる操作は必要とせず、ユーザの本来の行動を阻害する心配はない。
更に、前記機器制御装置はネットワークを介して前記共有機器に前記算出した設定情報を送信する送信部を備える。
具体的に、本発明によれば前記機器制御装置は、前記登録されたユーザが所有する個人機器の使用履歴情報を前記ユーザと関連付けて蓄積するサーバ装置よりネットワークを介して取得し、前記取得した前記ユーザが所有する個人機器の使用履歴情報を前記記憶部に蓄積し、前記抽出部は、前記記憶部に記憶した個人機器の使用履歴情報を抽出するように構成したことを特徴とする。
本構成によって、機器制御装置は、ユーザが所有する個人機器の使用履歴情報を関連付けて蓄積するサーバ装置から取得することができる。
また、前記抽出した個人機器の使用履歴情報は、前記個人機器を特定する個人機器IDと、前記個人機器を所有するユーザを識別するユーザ識別情報と前記個人機器が提供する機能を分類するため機能コードと、前記機能コードに対応する機能に用いたときの設定情報を含み、前記共有機器情報は、更に前記共有機器を特定する共有機器のIDと、前記共有機器が提供する機能に対応する機能コードを含み、前記機器制御装置は、第1の機能コードに対応する機能に用いる第1の設定情報を第2の機能コードに対応する機能に用いる第2の設定情報に変換するための変換テーブルを記憶し、前記演算部は、前記抽出した個人機器の使用履歴情報に含まれる機能コードに対応する第1の機能コードおよび、前記共有機器情報に含まれる機能コードに対応する第2の機能コードが変換テーブルに含まれている場合、前記個人機器の使用履歴情報に含まれる機能コードに対応する機能に用いた設定情報を前記第2の設定情報に変換した後、前記共有機器が提供する機能に用いる設定情報の算出に用いることを特徴とする。
これによって、機器が有する機能や機器から収集した使用履歴情報をより汎用化させることが可能となる。
前記機器制御装置は、更に前記共有機器が有する機能を特定するための機能テーブルを記憶し、新たな共有機器が前記機器制御装置に接続された場合、前記共有機器から機器の製造業者が割り当てた機器の製造型番等の機器識別番号を受信し、前記機能テーブルを参照して前記機器識別番号に予め対応付けた機能コードを前記共有機器情報に追加するように構成したことを特徴とする。
本構成によって、機器制御装置は、共有空間に新たな機器が導入されても対応することができ、目的を達成し得る機器を適切に特定することが可能となる。
更に、前記抽出した個人機器の使用履歴情報は、前記設定情報を用いて前記機能コードに対応する機能を利用したときの利用時間を更に含み、前記抽出した個人機器の使用履歴情報に含まれる同一の機能コードが複数の利用時間に対応付けられている場合、前記共有機器が提供する機能に用いる設定情報を算出する時間に基づいて、前記使用履歴情報に含まれる複数の利用時間のうちのいずれかの利用時間において前記機能コードに対応する機能を用いたときの設定情報を選択する。
これによって、個人空間におけるユーザの利用状況を制御対象となる共有機器の設定情報に反映させることができるという観点から、より精度の高い機器制御装置を提供することが可能となる。
また、予め設定した時刻又は、所定の時間が経過するごとに要求情報を出力するタイマーからの要求情報に従って前記抽出部および前記演算部が動作するように構成したことを特徴とする。
本構成によって、共有機器の制御回数を制限することができ、無駄な電力の消費を防ぐことができるという観点から、消費電力を考慮した機器制御装置を提供することが可能となる。
また、前記共有機器情報は、前記共有機器に対応する前記共有空間内の領域を示す情報を含み、前記機器制御装置は、更に受信部を備え、前記共有機器に対応する前記共有空間内の領域における環境状態を検出するセンサーから前記環境状態が所定の環境状態であることを前記受信部が受信すると、前記抽出部および前記演算部が動作するように構成したことを特徴とする。
本構成によって、環境状態を検出するセンサーが所定の環境状態を検出したとき、制御対象となる共有機器の設定情報を変更することが可能となるため、センサーが所定の環境状態を検出しない場合、制御対象となる共有機器の設定情報を変更することはなくなる。
前記センサーは、温度センサーであり、前記温度センサーから前記受信部が受信した温度が予め設定した値以上又は以下になると前記抽出部および前記演算部が動作するように構成したことを特徴とする。
前記センサーは、照度センサーであり、前記照度センサーから前記受信部が受信した照度が予め設定した値以上又は以下になると前記抽出部および前記演算部が動作するように構成したことを特徴とする。
また、前記共有機器情報は、前記共有機器に対応する前記共有空間内の領域を示す情報を含み、前記機器制御装置は、受信部を備え、前記共有機器に対応する前記共有空間内の領域におけるユーザの居場所を検出するユーザ位置検出装置から前記受信部が前記ユーザの新たな居場所の情報を受信すると、前記ユーザの新たな居場所と前記共有機器の位置関係に関する情報を前記共有機器情報に追加するとともに、前記抽出部および前記演算部が動作するように構成したことを特徴とする。
本構成によって、ユーザの個人機器の使用履歴情報が活用される場所は一定の領域に限定されず、共有空間内のどこにいてもユーザに対して常に最適な環境を提供することが可能となる。
前記機器制御装置は、新たに登録されたユーザが利用する携帯情報端末へ前記機器制御装置と接続する外部のサーバ装置において、既に登録された当該ユーザの第1のユーザIDと、前記機器制御装置において新たに登録された当該ユーザの第2のユーザIDとを関連付けるための入力を行う入力画面を前記情報端末のディスプレイに表示させるように構成したことを特徴とする。
本構成によって、機器制御装置は、携帯情報端末の入力画面を介して入力される第1のユーザIDを機器制御装置に新たに登録をした第2のユーザIDとの関連付けを行うことができる。
また、前記機器制御装置は、前記情報端末から受け取った第1のユーザIDを用いて前記外部のサーバ装置へアクセスし、当該ユーザの個人機器の使用履歴情報を取得することを特徴とする。
本構成によって、情報端末から受け取った第1のユーザIDを用いて外部のサーバ装置から該当するユーザの個人機器の使用履歴情報を取得することが可能となる。
また、前記抽出した個人機器の使用履歴情報は、前記設定情報を用いて前記機能コードに対応する機能を利用したときの利用日付を更に含み、予め設定したある一定の日数が経過したら、前記情報端末から受け取った第1のユーザIDを用いて前記外部のサーバ装置へアクセスし、当該ユーザの個人機器の使用履歴情報を取得するように構成したことを特徴とする。
本構成によって、定期的にユーザの個人機器の使用履歴情報を取得し、更新することが可能となる。
本発明の機器制御方法は、複数のユーザが共有して利用する共有機器が設置された共有空間において、ネットワークを介して前記共有機器を制御する方法であって、前記共有空間または前記共有機器を利用する登録がなされたユーザのそれぞれが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報、および前記共有空間にいることが検出されたユーザと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報を蓄積する蓄積ステップと、前記共有空間にいる各ユーザが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報を抽出する抽出ステップと、前記複数のユーザのそれぞれと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報と、前記抽出した個人機器の使用履歴情報とに基づいて前記共有機器が提供する機能に用いる設定情報を算出する演算ステップとを含み、前記ネットワークを介して前記算出した設定情報が前記共有機器に設定されるようにしたことを特徴とする。
本発明のプログラムは、複数のユーザが共有して利用する共有機器が設置された共有空間において、ネットワークを介して前記共有機器を制御するプログラムであって、前記共有空間または前記共有機器を利用する登録がなされたユーザのそれぞれが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報、および前記共有空間にいることが検出されたユーザと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報を蓄積する蓄積ステップと、前記共有空間にいる各ユーザが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報を抽出する抽出ステップと、前記複数のユーザのそれぞれと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報と、前記抽出した個人機器の使用履歴情報とに基づいて前記共有機器が提供する機能に用いる設定情報を算出する演算ステップとを含み、前記ネットワークを介して前記算出した設定情報が前記共有機器に設定されるようにしたことを特徴とする。
本発明のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、複数のユーザが共有して利用する共有機器が設置された共有空間において、ネットワークを介して前記共有機器を制御するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記共有空間または共有機器を利用する登録がなされたユーザのそれぞれが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報、および前記共有空間にいることが検出されたユーザと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報を蓄積する蓄積ステップと、前記共有空間にいる各ユーザが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報を抽出する抽出ステップと、前記の複数ユーザのそれぞれと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報と、前記抽出した個人機器の使用履歴情報とに基づいて前記共有機器が提供する機能に用いる設定情報を算出する演算ステップとを含み、前記ネットワークを介して前記算出した設定情報が前記共有機器に設定されるようにしたことを特徴とする。
また、本発明の携帯情報端末の制御方法は、共有空間で利用する対象となる一以上の共有機器を制御する機器制御装置が接続するネットワークに接続し、ディスプレイを有する携帯情報端末の制御方法であって、前記携帯情報端末のコンピュータに対して、前記携帯情報端末を操作するユーザが利用する前記共有空間の間取り図または制御の対象となる共有機器に対応する機器アイコンを前記ディスプレイに表示させ、前記携帯情報端末を操作するユーザが個人空間において利用する個人機器の使用履歴情報を蓄積する外部のサーバ装置へ前記ユーザとは異なるものにアクセスさせるときのIDに対応する情報と関連付けたユーザアイコンを前記ディスプレイに表示させ、前記ディスプレイにおいて、前記ユーザアイコンと前記共有空間の間取り図または前記機器アイコンとの選択が検知されると、前記ユーザアイコンと関連付けた前記ユーザのIDと前記ユーザの個人機器の使用履歴情報を前記機器制御装置に取得させるための制御コマンドを前記ネットワークへ出力させることを特徴とする。
本構成によって、ユーザが利用する携帯情報端末から、機器制御装置へユーザが個人空間において利用する個人機器の使用履歴情報を蓄積する外部のサーバ装置へのアクセスの関する情報を送信することにより、機器制御装置は、使用履歴情報を蓄積する外部のサーバ装置へのアクセスを行い、使用履歴情報を取得することが可能となる。
本発明の機器制御装置は、複数のユーザが共有して利用する共有機器が設置された共有空間において、ネットワークを介して共有機器を制御するものであって、前記共有空間または共有機器を利用する登録がなされたユーザのそれぞれが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報、および前記共有空間にいることが検出されたユーザと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報を蓄積する記憶部と、前記共有空間にいることが検出されたユーザの個人機器の使用履歴情報、および前記共有機器情報を前記記憶部から抽出する抽出部と、前記抽出した個人機器の使用履歴情報および共有機器情報に基づいて前記共有機器が提供する機能に用いる設定情報を算出する演算部とを備え、前記ネットワークを介して前記算出した設定情報が前記共有機器に設定されるように構成したことを特徴とする。
本構成によって、ユーザの個人機器の使用履歴に基づいて共有機器の設定制御を行うことで共有機器と関連する個人機器の設定情報を共有機器の設定に反映させることができる。また、前記機器制御装置は投票やアンケートのような割り込み方式ではないので、ユーザ煩雑な操作は必要とせず、ユーザの本来の行動を阻害する心配はない。
本発明の機器制御方法は、複数のユーザが共有して利用する共有機器が設置された共有空間において、ネットワークを介して前記共有機器を制御する方法であって、前記共有空間または前記共有機器を利用する登録がなされたユーザのそれぞれが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報、および前記共有空間にいることが検出されたユーザと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報を蓄積する蓄積ステップと、前記共有空間にいる各ユーザが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報を抽出する抽出ステップと、前記複数のユーザのそれぞれと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報と、前記抽出した個人機器の使用履歴情報とに基づいて前記共有機器が提供する機能に用いる設定情報を算出する演算ステップとを含み、前記ネットワークを介して前記算出した設定情報が前記共有機器に設定されるようにしたことを特徴とする。
本構成によって、ユーザの個人機器の使用履歴に基づいて共有機器の設定制御を行うことで共有機器と関連する個人機器の設定情報を共有機器の設定に反映させることができる。また、前記機器制御装置は投票やアンケートのような割り込み方式ではないので、ユーザ煩雑な操作は必要とせず、ユーザの本来の行動を阻害する心配はない。
本発明のプログラムは、複数のユーザが共有して利用する共有機器が設置された共有空間において、ネットワークを介して前記共有機器を制御するプログラムであって、前記共有空間または前記共有機器を利用する登録がなされたユーザのそれぞれが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報、および前記共有空間にいることが検出されたユーザと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報を蓄積する蓄積ステップと、前記共有空間にいる各ユーザが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報を抽出する抽出ステップと、前記複数のユーザのそれぞれと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報と、前記抽出した個人機器の使用履歴情報とに基づいて前記共有機器が提供する機能に用いる設定情報を算出する演算ステップとを含み、前記ネットワークを介して前記算出した設定情報が前記共有機器に設定されるようにしたことを特徴とする。
本構成によって、ユーザの個人機器の使用履歴に基づいて共有機器の設定制御を行うことで共有機器と関連する個人機器の設定情報を共有機器の設定に反映させることができる。また、前記機器制御装置は投票やアンケートのような割り込み方式ではないので、ユーザ煩雑な操作は必要とせず、ユーザの本来の行動を阻害する心配はない。
本発明のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、複数のユーザが共有して利用する共有機器が設置された共有空間において、ネットワークを介して前記共有機器を制御するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記共有空間または共有機器を利用する登録がなされたユーザのそれぞれが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報、および前記共有空間にいることが検出されたユーザと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報を蓄積する蓄積ステップと、前記共有空間にいる各ユーザが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報を抽出する抽出ステップと、前記の複数ユーザのそれぞれと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報と、前記抽出した個人機器の使用履歴情報とに基づいて前記共有機器が提供する機能に用いる設定情報を算出する演算ステップとを含み、前記ネットワークを介して前記算出した設定情報が前記共有機器に設定されるようにしたことを特徴とする。
本構成によって、ユーザの個人機器の使用履歴に基づいて共有機器の設定制御を行うことで共有機器と関連する個人機器の設定情報を共有機器の設定に反映させることができる。また、前記機器制御装置は投票やアンケートのような割り込み方式ではないので、ユーザ煩雑な操作は必要とせず、ユーザの本来の行動を阻害する心配はない。
また、本発明の携帯情報端末の制御方法は、共有空間で利用する対象となる一以上の共有機器を制御する機器制御装置が接続するネットワークに接続し、ディスプレイを有する携帯情報端末の制御方法であって、前記携帯情報端末のコンピュータに対して、前記携帯情報端末を操作するユーザが利用する前記共有空間の間取り図または制御の対象となる共有機器に対応する機器アイコンを前記ディスプレイに表示させ、前記携帯情報端末を操作するユーザが個人空間において利用する個人機器の使用履歴情報を蓄積する外部のサーバ装置へ前記ユーザとは異なるものにアクセスさせるときのIDに対応する情報と関連付けたユーザアイコンを前記ディスプレイに表示させ、前記ディスプレイにおいて、前記ユーザアイコンと前記共有空間の間取り図または前記機器アイコンとの選択が検知されると、前記ユーザアイコンと関連付けた前記ユーザのIDと前記ユーザの個人機器の使用履歴情報を前記機器制御装置に取得させるための制御コマンドを前記ネットワークへ出力させることを特徴とする。
本構成によって、ユーザが利用する携帯情報端末から、機器制御装置へユーザが個人空間において利用する個人機器の使用履歴情報を蓄積する外部のサーバ装置へのアクセスの関する情報を送信することにより、機器制御装置は、使用履歴情報を蓄積する外部のサーバ装置へのアクセスを行い、使用履歴情報を取得することが可能となる。
本実施の形態の機器制御装置の使用環境の一例を示す図である。 本実施の形態の機器制御装置の構成図である。 本実施の形態の機能テーブルの一例を示す図である。 本実施の形態の変換テーブルの一例を示す図である。 本実施の形態の共有機器情報の一例を示す図である。 本実施の形態の個人機器の使用履歴情報の一例を示す図である。 本実施の形態の要求情報の一例を示す図である。 本実施の形態の機器制御装置の動作の一例を示すフロー図である。 本実施の形態の機器制御装置の動作の一例を示すフロー図である。 本実施の形態の機器制御装置の動作の一例を示すフロー図である。 本実施の形態の機器制御装置の動作の一例を示すフロー図である。 本実施の形態の機器制御装置の使用環境の他の一例を示す図である。 本実施の形態における、クラウドによる情報提供の一例を示す図である。 本実施の形態のクラウドサービスの一例を示す図である。 本実施の形態のクラウドサービスの一例を示す図である。 本実施の形態のクラウドサービスの一例を示す図である。 本実施の形態のクラウドサービスの一例を示す図である。 本実施の形態のユーザID関連テーブルの一例を示す図である。 (a)本実施の形態において、機器制御装置400と接続する管理者が利用する端末装置のディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。(b)本実施の形態において、ユーザID関連テーブルの内容の一例を示す図である。 (a)本実施の形態において、ユーザが利用する端末装置のディスプレイに表示される入力画面の一例を示す図である。(b)本実施の形態において、ユーザID関連テーブルの内容の一例を示す図である。 本実施の形態において、ユーザが利用する携帯情報端末900を外部のサーバ装置600へ接続するときの一例を説明する図である。 (a)本実施の形態において、ドラッグ操作を行う前の携帯情報端末900のディスプレイ901における表示の一例を示す図である。(b)本実施の形態において、ドラッグ操作を行った後の携帯情報端末900のディスプレイ901における表示の一例を示す図である。 本実施の形態において、機器制御装置400と接続する端末装置のディスプレイに表示される表示の一例を示す図である。 本実施の形態において、機器制御装置400と接続する管理者が利用する端末装置のディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。
(本願発明に至った経緯)
近年、通信の機能はパーソナルコンピュータ、携帯電話以外の機器にも備えられるようになりつつある。
例えば、家庭内で個人が利用する家電機器、住宅設備機器などがその一例である。以後、家庭内で個人が利用する家電機器および住宅設備機器を個人機器と称する。
例えば個人機器に無線通信の機能を備えるとともに、無線通信を備えた個人機器より、個人機器に設定をしている情報、個人機器の利用時間といった情報を無線通信の機能を用いて、宅外のサーバ装置へ送信する。宅外のサーバ装置では、各家庭または家庭内の個人と、この個人機器に関連する情報を対応付けて管理をする。
このサーバ装置においては、各家庭の個人機器に関連する情報が集計できるようになる。
例えば、サーバ装置は、無線通信を備えた個人機器が、どのような時間帯に、どのような設定がなされているのか、またはどのような機能を利用しているのかに関する情報を集計し、統計的な分析などが可能となる。
一方で、オフィス、病院、ホテル、公共の施設といったように複数の個人が共有する共有空間においても共有機器である電化機器および設備機器がある。これらの共有機器についても無線通信の機能が備えられるようになってきている。
また、家庭内で個人が利用する個人機器と、共有空間内で共有する共有機器とは類似性がある。
例えば、空調機などである、家庭内の個人的空間においても、共有空間においても、暑いときまたは、寒いときには空調機を利用する。
しかしながら、共有空間に備わる空調機を利用する場合、個人空間に備わる設定情報などを利用することができる仕組みがなかった。このことは空調機以外の機器においても、家庭内で個人が利用する個人機器と共有空間内で共有する共有機器との間で類似性があるものについては同様のことが言える。
本願はこのような課題に着目し、共有空間内に設置した複数の個人で利用する共有機器の制御について、この共有機器を利用する各個人が所有する家電機器のうち、共有機器と同じまたは類似する家電機器の設定情報などを取得し、取得した設定情報を用いて共有機器を制御することが可能な機器制御装置、機器制御方法、プログラムを得ることを目的とする。
(実施の形態1)
この発明の実施形態として、複数のユーザが共有して利用する共有機器が設置された共有空間において、前記共有空間内にいる各ユーザが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報に基づいて前記共有機器が提供する機能に用いる設定情報を算出する例を説明する。
図1は、この実施の形態1における機器制御装置400の使用環境の一例を示す図であり、機器制御装置400を用いた共有機器制御システムの具体的一例を示す図である。
図において、共有空間100は、例えばオフィス、病院、ホテル、公共の施設といったような、複数の個人で共有するような空間である。一方で、個人空間211は、例えば個人の家の中といったように個人で占有するような空間である。
共有空間100において、複数のユーザ111〜113が共有して利用する共有機器141、142が設置されている。
また、共有機器141、142には、対応する共有空間100内の領域130が割り当てられている。領域130は、共有空間100内の一部または全部の領域である。機器制御装置400は、共有空間100内における共有機器141の設置位置と、共有機器141に割り当てた領域130と、共有機器141、142を利用するユーザ111〜113を関連付けた情報を内部に保持している。この情報は後述する共有機器情報408に対応する。
位置検出装置120は、領域130の中にユーザがいるのかどうか、領域130内のユーザの位置を検出するとともに、検出したユーザを特定する。
共有機器141、142はルータ装置150とネットワーク300を介して共有空間内の共有機器を制御する機器制御装置400と接続されている。
ルータ装置150は、共有機器141、142を統一的に管理する。ルータ装置150は、共有機器141、142およびネットワーク300を介した機器制御装置400との間の通信を中継する。ルータ装置150と共有機器141、142との間の通信は、無線LAN(Local Area Network)、またはBluetooth(登録商標)などの無線通信プロトコルを用いた無線通信でもよいし、ケーブルなどを用いて有線の通信であってもよい。
ユーザ111の個人空間211において、ルータ装置251およびユーザ111が個人で所有する個人機器241、242が設置されている。
ユーザ112の個人空間212において、ルータ装置252およびユーザ112が個人で所有する個人機器243、244が設置されている。
ユーザ113の個人空間213において、ルータ装置253およびユーザ113が個人で所有する個人機器245、246が設置されている。
ルータ装置251〜253は、それぞれとネットワーク500を介して外部のサーバ装置600と接続されている。
外部のサーバ装置600は、ユーザ111〜113のユーザIDが登録されている。
外部のサーバ装置600は、個人機器241、242の使用履歴情報をユーザ111のユーザIDと関連付けて内部に保持している。
外部のサーバ装置600は、個人機器243、244の使用履歴情報をユーザ112のユーザIDと関連付けて内部に保持している。
外部のサーバ装置600は、個人機器245、246の使用履歴情報をユーザ113のユーザIDと関連付けて内部に保持している。
使用履歴情報は、例えば個人機器を利用した時間、個人機器に設定をした設定情報、利用した機能などの情報を含む。
ルータ装置251は、個人機器241、242を統一的に管理する。ルータ装置251は、個人機器241、242と宅内のネットワークを介して接続する。また、ルータ装置251は、外部のネットワーク(または宅外のネットワーク)であるネットワーク500と接続する。ルータ装置251は、ネットワーク500および後述する外部のサーバ装置600を介して、個人機器241、242と機器制御装置400との間の通信を中継する。
ルータ装置252は、個人機器243、244を統一的に管理する。ルータ装置252は、個人機器243、244と宅内のネットワークを介して接続する。また、ルータ装置252は、外部のネットワーク(または宅外のネットワーク)であるネットワーク500と接続する。ルータ装置252は、ネットワーク500および後述する外部のサーバ装置600を介して、個人機器243、244と機器制御装置400との間の通信を中継する。
ルータ装置253は、個人機器245、246を統一的に管理する。ルータ装置253は、個人機器245、246と宅内のネットワークを介して接続する。また、ルータ装置253は、外部のネットワーク(または宅外のネットワーク)であるネットワーク500と接続する。ルータ装置253は、ネットワーク500および後述する外部のサーバ装置600を介して、個人機器245、246と機器制御装置400との間の通信を中継する。
ルータ装置251と個人機器241、242との間の通信、ルータ装置252と個人機器243、244との間の通信、およびルータ装置253と個人機器245、246との間の通信は、無線LAN(Local Area Network)、またはBluetooth(登録商標)などの無線通信プロトコルを用いた無線通信でもよいし、ケーブルなどを用いて有線の通信であってもよい。
ネットワーク300、500は、無線LANなどの無線通信プロトコルを用いた無線ネットワークでもよいし、有線ネットワークでもよい。
個人機器241〜246は家庭で使われる一般的な家電機器に加えて住宅設備機器も含んでいる。一方、共有機器141、142はオフィスや施設等の建物内で使われる設備機器である。
本実施の形態では、個人機器241〜246、共有機器141、142はそれぞれ通信機能を有するものとする。
機器制御装置400は、共有機器141、142それぞれが有する機能を制御するための装置である。
一方、外部のサーバ装置600は、例えばユーザ111が個人で所有する個人機器241、242の使用履歴情報、ユーザ112が個人で所有する個人機器243、244の使用履歴情報、ユーザ113が個人で所有する個人機器245、246の使用履歴情報を蓄積するデータセンタである。
例えば、個人機器241の電源を投入して、個人機器241が有する機能を利用したとき、この個人機器241の電源を投入した時間、利用した機能、利用した機能に関する設定情報を個人機器241の機器ID、個人機器241を利用するユーザ111のユーザIDと関連付けて外部のサーバ装置600へ送信する。
個人機器242〜246についても、上述の説明と同様である。
クラウド700は、例えば、ネットワーク300を介して個人機器の情報を蓄積し、ネットワーク500を介して共有空間100内の共有機器141、142へ情報を提供するクラウドサーバである。
本実施の形態では、クラウド700は、ネットワーク300を介して個人機器の情報を蓄積する外部のサーバ装置600、およびネットワーク500を介して共有空間100内の共有機器141、142へ情報を管理する管理サーバである機器制御装置400を有する構成について説明をする。
ここでは、機器制御装置400と外部のサーバ装置600との間の通信は、通線の通信であっても、無線の通信であってもよい。
また、本実施の形態では、機器制御装置400と外部のサーバ装置600とは、物理的に別々の装置である例を用いて説明をしているが、機器制御装置400と外部のサーバ装置600とを物理的に一体化した装置としても良い。
また、本実施の形態では、共有空間100を利用するユーザ111〜113に関する情報は予め機器制御装置400に登録されているものとする。予め登録されている情報とは、例えばユーザ111〜113のそれぞれのユーザIDなどである。
この場合、予め登録したユーザ111〜113のユーザIDの情報を用いて、外部のサーバ装置600へユーザIDに対応する使用履歴を取得するための要求を送信する。
外部のサーバ装置600は、受け取ったユーザIDに基づいて、関連する使用履歴情報を特定し、特定した使用履歴情報とユーザIDを特定する情報とを関連付けて、機器制御装置400へ送信する。
このようにすることにより、機器制御装置400は、予め登録したユーザ111〜113が所有する個人機器241〜246の使用履歴情報を内部に予め保持することができる。
次に、例えば、ユーザ111〜113が共有空間内で共有する機器が共有機器141としたとき、この共有機器141の制御をどのように行うのかについて説明をする。
機器制御装置400は共有機器141に対応する領域130内のユーザ111〜113の居場所を位置検出装置120で検出した結果と、共有機器の位置に基づいて、共有機器141が備える機能のうち、利用する機能の設定にどの程度影響を及ぼすのかを示す重み付け情報を算出する。
また、機器制御装置400は、予め外部のサーバ装置600から取得した各ユーザの個人機器の使用履歴情報から共有機器141に用いる機能と同一または類似する機能を有する個人機器の使用履歴があるかどうかを調べる。
同一または類似する機能を有する個人機器の使用履歴があれば、この機能を利用したときに設定した設定情報を特定する。
そして、特定した各ユーザの設定情報と重み付け情報を用いて、共有機器141で利用する機能の設定情報を算出する。
なお、図1における機器制御装置400の使用環境では、共有空間100内の温度、湿度といった環境状態を検出するための複数のセンサー(図示せず)を共有空間内に設置し、このセンサーにより検出された環境情報を機器制御装置400へ送信するように構成してもよい。
また、機器制御装置400から算出した設定情報を取得し、表示させる表示画面を有するユーザ端末装置(図示せず)が存在してもよい。
図2は、本発明の実施形態1における機器制御装置400の具体的な構成の一例を示す図である。この機器制御装置400は、機能的には、受信部401と、抽出部402と、演算部403と、記憶部404と、送信部405、制御部410とを備えている。
図2における、抽出部402と、演算部403と、制御部410は、例えば、それぞれの動作を記述するプログラムが記憶部404に記憶されており、これらのプログラムをCPU(図示せず)で動作させることにより実現しても良い。これらのプログラムは、CD−ROM等の記憶媒体やインターネット等の伝送媒体を介して、記憶部404に蓄積するようにしても良い。
または、抽出部402、演算部403、制御部410のぞれぞれの動作を専用の信号処理回路を用いて実現しても良い。
記憶部404は、機能テーブル406と、変換テーブル407と、共有機器情報408と、個人機器の使用履歴情報409とを記憶するメモリである。ここでいうメモリとは、ハードディスク書き込み可能な半導体メモリといった記録媒体を含む。
受信部401は、記憶部404に記憶する情報と要求情報を受信する。抽出部402は、記憶部404に記憶されている所定の情報を抽出する。
制御部410は、受信部401によって受信した要求情報に基づいて記憶部404に記憶されている所定の情報を抽出するように抽出部402を制御する。演算部403は、抽出部402によって抽出された所定の情報に基づいて制御対象である共有機器に用いる機能の設定情報を算出する。送信部405は、演算部403によって算出した設定情報を制御対象の共有機器に送信する。
図3は、記憶部404に記憶する機能テーブル406の具体的な一例を示す図である。機能テーブル406においては、個々の機器を識別するために機器の製造業者が予め割り当てた機器の製造型番、MACアドレス等の機器識別番号、機器の名称に対応する機器名、機器が有する機能を分類するために予め設定した機能コード、および機能コードに対応する機能の名称である機能名が対応付けられている。
機器が有する機能は、その機器に特有の機能の他、一般的な機能も含まれる。機器識別番号は、改変できないように例えば、製造時に機器に埋め込まれるICチップ内のレジスタ等で実装されて保持されている。さらに必要な場合には、暗号化等の方法により、機器が直接知られることがないように保持されている。
例えば、機能テーブル406の中の機器名がエアコンであるものを例に取ると、機能コードがK0001というのは、温度設定に対応する機能であり、機器認識番号がXX、YY、ZZ、…のエアコンに備わっていることを意味する。
また、エアコンの機能コードがK0002というのは、風量レベル設定に対応する機能であり、機器認識番号が、XX、YY、ZZ、…のエアコンに備わっていることを意味する。
本実施の形態1における機能テーブル406は、図3に示すように、機器識別番号XX、YY、ZZ、…という機器識別番号のエアコンそれぞれが有する機能を機能コードK0001〜K0005と対応付けられている。例えば、機能コードK0001〜K0003とK0005の機能は少なくともエアコンXX、YY、ZZ、…が共通して有する機能だが、K0004の機能は機器識別番号がXXであるエアコンに特有の機能である。
また、機能テーブル406の中の機器名が扇風機を例に取ると、機能コードがK0002というのは、風量レベル設定に対応する機能であり、機器認識番号がAA、BB、…の扇風機に備わっていることを意味する。
また、扇風機の機能コードがK0006は、におい脱臭設定に対応する機能であり、機器認識番号がBB、…の扇風機に備わっていることを意味する。これは、機器認識番号がAAの扇風機には、脱臭設定に対応する機能が備わっていないことを意味する。
図4は、変換テーブル407の具体的な一例を示す図である。変換テーブルとは、類似する機能を有する2つの機器の設定情報を変換する(または、統一する)ためのテーブルである。
図3の機能コードK0001は、温度設定に対応する機能コードである。またK0002は、風量レベル設定である。例えば個人空間において、扇風機を利用しており、共有空間においてエアコンを利用しているユーザがいるとする。エアコン、扇風機はいずれも空間内の温度を調節するものである。
温度の調節の具体的な手段として扇風機は例えばファンを回転することにより、風を起こすことにより空間内の温度を調節する。一方でエアコンは、冷気を生成して部屋へ供給することにより、空間内の温度を調節する。よって、温度設定と、風量レベル設定との間には、温度を調節すると言う点においては互いに類似しているといえる。
よって、例えば設定した温度と、設定した風量レベルとの間の関連といったように互いに類似する機能に対する設定情報の関連を予め調べておき保持するのが変換テーブル407である。
本実施の形態1における変換テーブル407は、第1機能コード、第2機能コード、第1設定情報および第2設定情報を含む。第1機能コード、第2機能コードに示される機能コードは、機能テーブル406に示されたいずれかの機能コードに対応する。第1機能コード、第2機能コードは、互いに類似する機能である。
第1設定情報は、第1機能コードに対応する機能を利用したときの設定情報である。
第2設定情報は、第2機能コードに対応する機能を利用したときの設定情報である。
例えば、機能コードがK0001である温度設定の機能を利用したときの設定温度が25℃であるというのと、機能コードがK0002である風量レベルの機能を利用したときの設定した風量レベルが小であるのとは同等であることを予め決めた変換テーブル407を記憶部404内に保持する。
このようにすることで、例えば、第1機能コードK0001の温度設定「25℃」は第2機能コードK0002の風量レベル「小」に変換可能のため、機器の名称が異なる機器間であっても、一方の機器が備える第1機能コードに対応する機能を利用したときの第1設定情報を他方の機器が備える第2機能コードに対応する機能を利用するときの第2設定情報に変換することが可能となる。
または、逆に一方の機器が備える第2機能コードに対応する機能を利用したときの第2設定情報を他方の機器が備える第1機能コードに対応する機能を利用するときの第1設定情報に変換することが可能となる。
つまり、異なる2つの機器において、一方の機器の機能を利用した時の設定情報は、この機能と類似する機能有する他方の機器の設定情報に活用することが可能になる。
図5は、共有機器情報408の具体的な一例を示す図である。
共有機器情報408は、例えば共有機器に割り当てた領域を識別する情報(領域ID)、共有機器を識別するための情報(共有機器のID)、領域ID内のユーザを識別する情報(ユーザID)、識別したユーザと共有機器との位置関係に基づいて決められた重み情報を含む。
ここで、共有機器141を識別するIDはT141、共有機器142を識別するIDはT142とする。
また、ユーザ111を識別するユーザIDはU111、ユーザ112を識別するユーザIDはU112、ユーザ113を識別するユーザIDはU113とする。
また、共有機器141、142に割り当てた領域130を識別する領域IDはA01とする。
ユーザIDは、個々のユーザに固有の情報であればよい。ユーザ情報は、例えば、各ユーザの社員番号、氏名、電話番号等を示す情報からなる。共有機器のIDは個々の機器毎で重複がないように管理されており、機器固有のMACアドレスをそのまま用いることもできる。
なお、領域IDは共有空間の領域を予め複数に分割しておき、どの領域に共有機器が位置するのかを特定する場合に必要な情報である。しかしながら共有空間の領域を予め複数に分割していない場合、領域IDを設ける必要は必ずしもない。
本実施の形態1における共有機器情報408に含まれる重み付け情報は、位置検出装置120で領域130に存在することが検出されたユーザ111〜113それぞれの位置と共有機器141〜142それぞれの設置位置との位置関係(例えば、距離など)に応じてユーザそれぞれに重みが付けられる。
また図5には、更に領域IDがA01に対応する領域130内の人の位置を検出する位置検出装置120、および領域130内の環境を検出するセンサーなどに関する情報が含まれているものとする(図示せず)。
図6は、外部のサーバ装置600から取得し、記憶部404に保持した個人機器の使用履歴情報の具体的一例を示す図である。個人機器使用履歴情報とは、個々のユーザを識別するための情報(ユーザID)、ユーザが個人で所有する全ての個人機器を識別するための情報(個人機器ID)、個人機器を利用する時刻と日付情報、個人機器を利用するさいに使用した機能コード、機能コードの設定情報を含む。
図において個人機器241に対応する個人機器IDはP241、個人機器242に対応する個人機器IDはP242とする。
また、個人機器245に対応する個人機器IDはP245、個人機器246に対応する個人機器IDはP246とする。
図7は、要求情報の具体的一例を示す図である。要求情報においては、要求が送信される時刻と日付情報、制御要求の共有機器のID、当該共有機器が有する機能のうち制御対象となる機能コード、当該共有機器が設置される領域IDを含む。
図8〜図11は、本発明の実施の形態1における機器制御装置400の動作を示すフロー図である。以下、本実施の形態の機器制御装置400が共有機器の設定情報を算出する動作を説明する。
ここでは制御の対象となるのが共有機器141である場合を例に説明をする。
機器制御装置400は、受信部401によって共有機器を制御する要求情報を受信する(S2001)。
ここでは、要求情報は、図7に示している通り、領域ID(図7の例では領域A01)、共有機器のID(図7の例では、共有機器141のIDに対応するT141)、第1機能コード(図7の例では、K0001)および日時(図7の例では、2013/10/16 08:00)を含む。
要求情報は、例えば領域IDがA01に対応する領域130と関連付けられた共有機器141から送信される。
または、図7に示す情報のうち、領域ID、共有機器のID、第1機器コードの組み合わせを位置検出装置120に予め保持しておき、ユーザまたはユーザの位置の変化を検出したとき、要求情報を検出した日時とともに機器制御装置400へ送信するようにしてもよい。
本実施の形態では、制御の対象となるのが共有機器141である場合を例に説明をしているが、制御の対象となるのが、共有機器142である場合、共有機器142が要求情報を機器制御装置400へ送信する。
または、共有空間100において、領域A01内の環境状態を検出するために設置されたセンサー(図示せず)を備える場合、図7に示す情報のうち、領域ID、共有機器のID、第1機器コードの組み合わせを予めセンサーに保持しておき、このセンサーが所定の環境状態を検出したとき、センサーから要求情報を検出した日時とともに機器制御装置400へ送信するようにしても良い。
図7の要求情報は、領域130に関連付けた共有機器141の機能コードがK0001の機能(つまり、温度設定)の制御するための要求を送信することを意味する。
制御部410は、S2001で受信した要求情報を基に送信部405を用いて領域130内のユーザを検出する位置検出装置120へユーザ検出の要求を送信する(S2002)。そして、制御部410は受信部401を介してS2002によって検出したユーザの位置と、記憶部404に記憶された共有機器141の設置位置とを用いて、ユーザと共有機器141との位置関係に関する情報を算出させるように演算部403を制御する(S2003)。
制御部410は、領域IDがA01に関連する共有機器情報408を記憶部404から抽出するように抽出部402を制御する(S2004)。そして、S2004で抽出した共有機器情報とS2003で取得した新規の情報を照合し(S2005)、S2003で検出したユーザのうち新規ユーザは存在するか否かを判断する(S2006)。S2004で検出したユーザのうち新規ユーザは存在すると判定された場合、領域IDがA01に関連する共有機器情報408にS2003で取得した新規ユーザの共有機器141との位置関係に関する情報に基づいて算出した重み付け情報を追加する(S2007)。
一方、S2006で新規ユーザは存在しないと判定された場合、S2004で抽出した領域A01に関連する共有機器情報408に属するユーザのうち、S2003で検出できなかったユーザが存在するか否かを判断する(S2008)。S2008で検出できなかったユーザが存在すると判定された場合、該ユーザの重み付け情報として、後述する設定情報の算出に影響しないに情報に更新する(S2009)。
一方、S2008で検出できなかったユーザが存在しないと判定された場合、後述するS2010へ進む。
S2002で検出したユーザであって、S2006で新規ユーザと判定されたユーザ以外のユーザについて、S2003で算出したユーザと共有機器141との位置関係に関する情報が変化したユーザが存在するか否かを判断する(S2010)。S2010で共有機器141との位置関係に関する情報が変わったユーザが存在すると判定された場合、領域A01関連の共有機器情報408にある該ユーザの重み付け情報をS2003で取得した位置関係の情報に基づいて算出した重み付け情報に更新する(S2011)。これによって、演算部403は共有機器141の設定情報を算出するときユーザと共有機器141との位置関係が最新の位置関係に基づく重み付け情報を用いることになる。
次に、共有機器141を共有するユーザの個人機器の使用履歴情報を活用する動作を説明する。ここでは、例えば、機器制御装置400は、共有空間100内を利用するユーザつまり共有機器141を利用するユーザ111〜113に関する情報(例えばユーザID)を事前に登録をしている。この登録したユーザIDを用いて、外部のサーバ装置600へユーザIDに対応する個人機器の使用履歴を取得する要求を送信する。また、外部のサーバ装置600からユーザIDに関連する個人機器の使用履歴を事前に取得し、記憶部404に個人機器の使用履歴情報409として事前に記憶しているものとする。
ここで、機器制御装置400に登録されたユーザ111のユーザIDと、外部のサーバ装置600に登録されたユーザ111のユーザIDが同じであるとする。
また、機器制御装置400に登録されたユーザ112のユーザIDと、外部のサーバ装置600に登録されたユーザ112のユーザIDが同じであるとする。
また、機器制御装置400に登録されたユーザ113のユーザIDと、外部のサーバ装置600に登録されたユーザ113のユーザIDが同じであるとする。
制御部410は、記憶部404に記憶されている共有機器情報408の中から共有機器のIDがT141に対応付けられているユーザIDとそれぞれのユーザに設定されている共有機器141との位置関係に関する情報を抽出するように抽出部402を制御する(S2012)。
制御部410は、S2010で抽出されたユーザIDを参照して、更に各ユーザの個人機器の使用履歴情報409を記憶部404から抽出するように抽出部402を制御する(S2013a)。
次に共有機器情報408内に予め登録されたユーザであって、共有空間100内の領域130内にいることが検出されたユーザの一人を特定する(S2013b)。
S2013aで抽出された個人機器の使用履歴情報409のうち、S2001で受信した要求情報に含まれた共有機器のIDがT141に対応する共有機器141の制御対象の機能であるK0001と同じ機能コードが、S2013bで特定したユーザの個人機器の使用履歴情報409の第1機能コードの中にあるか否かを判断する(S2014)。
図6に示す個人機器の使用履歴情報409では、ユーザ111において、機器IDがP241の個人機器241を用いて、機能コードがK0001に対応する機能(温度設定)を2013年10月15日のAM6:00に第1設定情報として28℃、および2013年10月15日のPM1:00に第1設定情報として26℃に設定して利用した履歴があることがわかる。
一方、ユーザ113については、機能コードがK0001に対応する機能(温度設定)を用いて機器IDがP245の個人機器245、機器IDがP246の個人機器246を利用した履歴がないことがわかる。
よって、ユーザ111については、共有機器141の制御対象の機能であるK0001と同じ機能コードが、個人機器の使用履歴情報409の第1機能コードの中にあると判断する。
一方、ユーザ112、ユーザ113については、IDがT141に対応する共有機器141の制御対象の機能であるK0001と同じ機能コードが、個人機器の使用履歴情報409の第1機能コードの中にないと判断する。
S2012で一致する機能コードを有する個人機器は無いと判断されたユーザである場合、制御部410は、抽出部402を用いて変換テーブル407からK0001と関連付けられた機能コードを抽出する。図4に示す例では、第1機能コードに示すK0001と第2機能コードに示すK0002が関連付けられているので、K0002を抽出する。(S2015)。
そして、演算部403は、S2014で一致する機能コードを有する個人機器は無いと判断されたユーザに対し、S2015で抽出した機能コードであるK0002と同じ機能コードが、個人機器の使用履歴情報409の第1機能コードの中にあるのか否かを判断する。(S2016)。
図6に示す個人機器の使用履歴情報409を例にして説明をすると、ユーザIDがU112に対応するユーザ112、およびユーザIDがU113に対応するユーザ113がそれぞれ、S2014で一致する機能コードを有する個人機器は無いと判断される。
従って、ユーザ112、ユーザ113がS2016の対象となる。
ユーザ113において、機器IDがP245の個人機器245を用いて、機能コードがK0002に対応する機能(風量レベル)を2013年10月15日のAM7:00に第1設定情報として「中」、および2013年10月15日のPM1:00に第1設定情報として「高」に設定して利用した履歴があることがわかる。
一方、ユーザ112において、個人機器243、244を利用した履歴がないことがわかる。
また、S2016で第1機能コードに一致する個人機器は無いと判断された場合、該ユーザに予め準備された所定の設定情報を割り当てる(S2017)。ここでは、所定の設定情報とは、例えば、予めセンサーから取得した値により算出された設定情報でもよいし、機器制御装置内に予め記憶した時刻と対応付けられている設定情報のテーブルから抽出した設定情報でもよい。
図6に示す個人機器の使用履歴情報409では、ユーザIDがU112に対応するユーザ112が、このS2017の対象となる。
この場合、第1機能コードに一致する個人機器は無いと判断されたユーザ112に予め準備された所定の設定情報を割り当てる。
一方、S2016で第1機能コードに一致する個人機器はあると判断された場合、次に、一致する個人機器の設定情報は複数あるか否かを判断する(S2018)。S2018で一致する第1設定情報は複数あると判断された場合、複数ある第1設定情報中の1つをユーザに対応する設定情報として選択する。
選択は、例えば、機器制御装置400がS2001で受信した要求情報に含まれる日時S2016において一致すると判断した第1設定情報に対応する利用時間、利用日付に基づいて選択する。(S2019)。
例えば、機器制御装置400が受信した要求情報に含まれる時間と、一致すると判断した第1設定情報に対応する利用時間とが近いもの選択する例を説明する。
この場合、図7に示す例では、機器制御装置400が受信した要求情報に含まれる時間は、AM8:00である。従って、図6に示す例では、ユーザ113については、機器IDがP245の個人機器245を用いて、機能コードがK0002に対応する機能(風量レベル)を2013年10月15日のAM7:00に用いたときに「中」に設定したことを示す第1設定情報をユーザ113の設定情報として選択する。
また、S2019で選択した設定情報又は、S2018で一致する第1設定情報は一つしかないと判断された場合、この一つしかない第1設定情報を、S2014で一致する機能コードを有する個人機器は無いと判断されたユーザの設定情報として選択する(S2020)。
S2019またはS2020で選択した設定情報を変換テーブル407に基づいて第2機能コードに対応する設定情報に変換する(S2021)。
図4に示す例では、K0002に対応する機能(風量レベル)の設定情報が「中」に対応するK0001に対応する機能(温度設定)の設定情報である「26℃」に変換する。この「26℃」をユーザ113の設定情報とする。
一方、S2014で一致する機能コードを有する個人機器はあると判断された場合、一致する個人機器の機能コードに対応する設定情報は複数あるか否かを判断する(S2022)。S2022で一致する第1設定情報は複数あると判断された場合、複数ある第1設定情報の中の1つをユーザに対応する設定情報として選択する(S2023)。
選択のやり方は、S2019で説明をしたやり方と同じであるので、ここでは説明を省略する。
図7に示す例では、機器制御装置400が受信した要求情報に含まれる時間は、AM8:00である。従って、図6に示す例では、機器IDがP241の個人機器を用いて、機能コードがK0001に対応する機能(温度設定)を2013年10月15日のAM6:00に用いたときに「28℃」に設定したことを示す第1設定情報をユーザ111の設定情報として選択する。
また、S2022において、一致する第1設定情報は一つしかないと判断された場合、この一つしかない第1設定情報を、S2014で一致する機能コードを有する個人機器はあると判断されたユーザの設定情報として選択する(S2024)。
次に、S2003において検出したユーザの全てについて、設定情報が選択されかたどうかを判断し、ユーザ全てについて、設定情報の選択がされていなければ、設定情報の選択がされていないユーザを特定し、S2014の処理に戻る(S2025)。
S2025で全ユーザの設定情報が選択されたと判断した場合、S2020とS2024で抽出された各ユーザの設定情報と、共有機器情報408に示される各ユーザの重み付け情報を用いて、制御対象である共有機器141において利用する機能K0001の新たな設定情報を算出する(S2026)。
例えば、ユーザ111の重み付け情報は「3」、ユーザ112の重み付け情報は「2」、ユーザ113の重み付け情報は「1」である。
また、ユーザ111の設定情報は「28℃」、ユーザ112の設定情報は、「27℃」、ユーザ113の設定情報は、「26℃」である。
共有機器141で設定される温度は、以下の計算を行うことにより得られる。
(数1)
設定温度 = 28×3/6 + 27×2/6 + 26×1/6 = 27(℃)
また、本実施の形態では、機器制御装置400がネットワーク300を介してルータ装置150と接続する構成を例に説明をしたが、これに限定をされるものではない。
図12は、本実施の形態の機器制御装置の使用環境の他の一例を示す図である。
例えば、図12に示すようにネットワーク300を介することなく機器制御装置400をルータ装置150と直接通信できるように接続してもよい。
次に、クラウド700から提供されるサービスの形態を説明する。
図13は、クラウド700から提供されるサービスの形態の一例を説明するための図である。
データセンタ運営会社6000が、図1に示した外部のサーバ装置600が提供するサービスの運営、管理を行う。
また、サービスプロバイダ4000が、図1に示した機器制御装置400が提供するサービスの運営、管理を行う(図13(a))。
データセンタ運営会社6000は、データ管理や外部のサーバ装置600の管理、それらを行うデータセンタ(つまり、外部のサーバ装置600)の運営等を行っている。データセンタ運営会社6000が行っている役務については詳細を後述する。
ここで、データセンタ運営会社6000は、データ管理や外部のサーバ装置600の運営等のみを行っている会社に限らない。
個人空間内の個人機器のうちの一つの機器を開発・製造している機器メーカが、併せてデータ管理や外部のサーバ装置600の管理等を行っている場合は、機器メーカがデータセンタ運営会社6000に該当する(図13(b))。
また、データセンタ運営会社6000は一つの会社に限らない。例えば機器メーカ及び他の管理会社が共同もしくは分担してデータ管理や外部のサーバ装置600の運営を行っている場合は、両者もしくはいずれか一方がデータセンタ運営会社6000に該当するものとする(図13(c))。
サービスプロバイダ4000は、機器制御装置400に対応するサーバ装置を保有している。ここで言うサーバとは、その規模は問わず例えば、個人用PC内のメモリ等も含む。また、サービスプロバイダが機器制御装置400に対応するサーバ装置を保有していない場合もある。
実施の形態1では、クラウド700の中に機器制御装置400に対応するサーバ装置および外部のサーバ装置600が物理的に別体に存在する例を用いて説明をした。
より具体的には、外部のサーバ装置600において、各ユーザがそれぞれの個人空間において利用する個人機器の使用履歴を保持し、機器制御装置400が記憶部404に機能テーブル406、変換テーブル407、共有機器情報408、個人機器の使用履歴情報409といった情報を記憶するような構成を例にして説明した。
上述の構成に限定される必要はなく、例えば外部のサーバ装置600および、機器制御装置400を物理的に一体の装置としても良い。
または、機器制御装置400の記憶部404に記憶する機能テーブル406、変換テーブル407、共有機器情報408、個人機器の使用履歴情報409を外部のサーバ装置600が保持するようにしてもよい。
なお、個人機器の使用履歴情報409と、外部のサーバ装置600が保持する個人機器の使用履歴との重複をした保持を避けるのであれば、外部のサーバ装置600は、個人機器の使用履歴情報409必ずしも保持する必要はない。
以下に外部のサーバ装置600および機器制御装置400は上述したおける例を実現するための技術の類型に関し以下に説明をする。
ここで、外部のサーバ装置600の機能、つまり個人空間で各ユーザが利用する個人機器の使用履歴を取得し蓄積するといった機能は、例えばデータセンタ運営会社によって運営されているとする。
また、実施の形態1で説明をした、機器制御装置400の機能は、例えばサービスプロバイダにより運営されているとする。
(サービスの類型1:自社データセンタ型)
図14は、サービスの類型1(自社データセンタ型)を示す。本類型は、サービスプロバイダ4000が個人空間で各ユーザが利用する個人機器の使用履歴を取得し、共有空間における共有機器の制御をサービスとして提供する類型である。本類型では、サービスプロバイダが外部のサーバ装置600を運営している。即ち、サービスプロバイダが、ビッグデータの管理をする外部のサーバ装置600を保有している。外部のサーバ装置600は、実施の形態1で説明をした機能テーブル406、変換テーブル407、共有機器情報408、個人機器の使用履歴情報409を保持している。
本類型では、サービスプロバイダ4000は、データセンタ(外部のサーバ装置600)を運営、管理している(203)。また、サービスプロバイダ4000は、OS4002及びアプリケーション4001を管理する。サービスプロバイダ4000は、サービスプロバイダ4000が管理するOS4002及びアプリケーション4001を用いてサービス提供を行う。
(サービスの類型2:IaaS利用型)
図15は、サービスの類型2(IaaS利用型)を示す。ここでIaaSとはインフラストラクチャー・アズ・ア・サービスの略であり、コンピュータシステムを構築および稼動させるための基盤そのものを、インターネット経由のサービスとして提供するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社6000がデータセンタ(外部のサーバ装置600)を運営、管理している。また、サービスプロバイダ4000は、OS4002及びアプリケーション4001を管理する。サービスプロバイダ4000は、サービスプロバイダ4000が管理するOS4002及びアプリケーション4001を用いてサービス提供を行う。
(サービスの類型3:PaaS利用型)
図16は、サービスの類型3(PaaS利用型)を示す。ここでPaaSとはプラットフォーム・アズ・ア・サービスの略であり、ソフトウェアを構築および稼動させるための土台となるプラットフォームを、インターネット経由のサービスとして提供するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社6000は、OS4002を管理し、データセンタ(外部のサーバ装置600)を運営、管理している。また、サービスプロバイダ4000は、アプリケーション4001を管理する。サービスプロバイダ4000は、データセンタ運営会社が管理するOS4002及びサービスプロバイダ4000が管理するアプリケーション4001を用いてサービス提供を行う。
(サービスの類型4:SaaS利用型)
図17は、サービスの類型4(SaaS利用型)を示す。ここでSaaSとはソフトウェア・アズ・ア・サービスの略である。例えばデータセンタ(外部のサーバ装置600)を保有しているプラットフォーム提供者が提供するアプリケーションを、データセンタ(外部のサーバ装置600)を保有していない会社・個人(利用者)がインターネットなどのネットワーク経由で使用できる機能を有するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社6000は、アプリケーション4001を管理し、OS4002を管理し、データセンタ(外部のサーバ装置600)を運営、管理している。また、サービスプロバイダ4000は、データセンタ運営会社6000が管理するOS4002及びアプリケーション4001を用いてサービス提供を行う。
以上いずれの類型においても、サービスプロバイダ4000がサービス提供行為を行ったものとする。また例えば、サービスプロバイダ若しくはデータセンタ運営会社は、OS、アプリケーション若しくはビックデータのデータベース等を自ら開発してもよいし、また、第三者に外注させてもよい。
(実施の形態2)
本実施の形態1では、ユーザ111が機器制御装置400に登録するときのユーザIDと、ユーザ111が外部のサーバ装置600に登録するときのユーザIDが同じであるものを例にして説明をした。
しかしながら、これに限定をされるものではない。
例えばユーザ111が機器制御装置400に登録するときのユーザIDと、ユーザ111が外部のサーバ装置600に登録するときのユーザIDとが異なる場合がある。この場合、機器制御装置400に登録したユーザ111のユーザIDと外部のサーバ装置600に登録したユーザ111のユーザIDとを関連付けるユーザID関連テーブルを保持しておけばよい。
図18は、ユーザID関連テーブルの一例を示す図である。
図において、ユーザID関連テーブルは、例えば外部のサーバ装置600において、登録されたユーザID、機器制御装置400において登録されたユーザID、領域IDといった情報を含む。
例えば、図において、外部のサーバ装置600にユーザ111を登録したときのユーザIDがU111、機器制御装置400にユーザ111を登録したときのユーザIDがD111であることを示す。また、図において、ユーザ111が利用する共有空間内の領域に対応する領域IDがA01であることを示す。
また、ユーザID関連テーブルは、ユーザが利用する端末装置へのアクセス先を示す情報を含むようにしても良い。
また、ユーザID関連テーブルは、外部のサーバ装置600へのアクセス先を示す情報などを含むようにしても良い。
機器制御装置400は、ユーザIDを用いて外部のサーバ装置600にアクセスし、共有空間を利用するユーザ111が個人空間で使用する個人機器の使用履歴に関する情報を取得することができる。
次に、ユーザID関連テーブルに情報を登録する動作の一例について説明をする。
図19(a)は、機器制御装置400と接続する端末装置のディスプレイ801に表示される登録画面の一例を示す図である。
例えば、機器制御装置400を管理する管理者が端末装置のディスプレイ801から入力を行う。
図19(b)は、共有空間を利用するユーザのユーザID登録後のユーザID関連テーブルの内容の一例を示す図である。
端末装置は、例えば通信機能を有するコンピュータである。端末装置は例えば携帯できるものであってもよい。
端末装置が備える図示しない入力手段(例えば、キーボード、タッチパネル上に表示されるキーなど)を用いて入力ボックス801a、801bに情報の入力がなされる。
機器制御装置400を管理する管理者は、例えば共有空間を利用するユーザにユーザIDを付与するための入力を入力ボックス801aに入力する。
また、登録を要求するユーザが共有空間の中の所定の領域を専ら利用するのであれば該当する領域の領域IDを入力ボックス801bに入力する。
なお、登録を要求するユーザが共有空間の全てを利用する場合、領域IDの入力は必ずしも必要はない。
また、必要があれば、登録を要求するユーザが利用する携帯情報端末のアドレスに関する情報を登録する。
例えばユーザ111を機器制御装置400に登録する場合、機器制御装置400にユーザ111のユーザIDであるD111を入力ボックス801aに入力する。
また、必要に応じて領域IDに関する情報を入力ボックス801bに入力する。
「登録する」のボタンアイコン801cをクリック操作すると、入力ボックス801aおよび入力ボックス801bに入力されたユーザIDおよび領域IDが機器制御装置400に送信される。
機器制御装置400、具体的には制御部410は、受信したユーザIDおよび領域IDを記憶部404のユーザID関連テーブルに書き込む。
書き込みが完了すると、図19(b)に示すようにユーザ111のユーザIDおよび領域IDがユーザID関連テーブルに含まれるようになる。
また、図5に示すように共有機器情報408において、領域IDと領域IDに割り当てた共有機器のIDが関連付けられているので、共有機器情報408において、今回入力されたユーザIDを関連する共有機器情報408の重み付け情報に関連するユーザとして追加する。このときユーザIDに対応する重み付け情報の値は、必要に応じて管理者が端末装置から入力するようにしてもよい。
図19では、新規のユーザの登録において、ユーザIDと共有空間の中においてユーザが専ら利用する領域の領域IDとを関連付ける例を説明した。しかしながら、これに限定をされる必要はなく、新規のユーザの登録において、ユーザIDとユーザが共有空間において利用する共有機器とを関連付けるようにしてもよい。この場合、図19において、領域IDを入力するかわりにユーザが共有空間において利用する共有機器に関する情報(例えば共有機器のIDなど)を入力するようにすればよい。
このことは、他のユーザ112、113についても同様である。
次に機器制御装置400は、新たに機器制御装置400に登録したユーザに対し、このユーザが外部のサーバ装置600に登録したときのユーザIDを機器制御装置400と関連付けるための入力を促す入力画面をユーザが利用する携帯端末装置へ送信する。
図20(a)は、外部のサーバ装置600に登録したユーザIDを機器制御装置400と関連付けるためのユーザが利用する端末装置のディスプレイに表示される入力画面の一例を示す図である。
図20(b)は、ユーザが利用する端末装置のディスプレイ901に表示される入力画面からの入力がなされた後のユーザID関連テーブルの内容の一例を示す図である。
入力ボックス901aは、機器制御装置400に新たに登録をしたユーザについて、このユーザが外部のサーバ装置600に登録をしたときのユーザIDを入力するためのものである。
入力ボックス901bは、機器制御装置400に新たに登録をしたユーザについて、このユーザが外部のサーバ装置600に登録をしたときのユーザIDに対応するパスワードを入力するためのものである。
入力ボックス901cは、機器制御装置400に新たに登録をしたユーザIDを入力するためのものである。
なお、入力ボックス901cに入力するユーザIDは、ユーザが利用する情報端末へ送信する前にユーザID関連テーブルに書き込まれているので、必ずしもユーザに入力させる必要はなく、予め表示させるようにしても良い。
ユーザが利用する端末装置が備える図示しない入力手段(例えば、キーボード、タッチパネル上に表示されるキーなど)を用いて入力ボックス901a、901b、901cに情報の入力がなされる。
「共有する」のボタンアイコン901dをクリック操作すると、入力ボックス901a〜入力ボックス901cに入力された情報が機器制御装置400に送信される。
機器制御装置400、具体的には制御部410は、受け取った外部のサーバ装置600に登録をしたユーザIDを機器制御装置400に新たに登録をしたユーザIDと関連付けてユーザID関連テーブルに登録する。
ユーザ111を例に説明をすると、ユーザ111の利用する端末装置の表示画面から外部のサーバ装置に登録をしたときのユーザ111のユーザIDであるU111、このU111に対応するパスワード、および機器制御装置400に登録をしたユーザIDであるD111をそれぞれ入力ボックス901a〜901cへ入力後、例えばボタンアイコン901dをクリック操作する。このクリック操作により、入力ボックス901a〜901cに入力された情報が機器制御装置400へ送信される。
機器制御装置400は、受け取った外部のサーバ装置600に登録をしたときのユーザ111のユーザIDであるU111を機器制御装置400に登録をしたユーザIDであるD111を関連付けるようにユーザID関連テーブルに書き込む。
例えば図20(b)に示すように、ユーザID関連テーブルにおいてD111の左横の欄にU111が書き込まれる。また、図20(b)には図示されていないが、外部のサーバ装置に登録をしたユーザ111のユーザIDに対応するパスワードが送信された場合、このパスワードに関する情報も関連付けてユーザID関連テーブルに書き込む。
このようにすることにより、ユーザ111に関連するユーザIDをユーザID関連テーブルに含むようにすることが可能となる。
(実施の形態3)
実施の形態2では、ユーザID関連テーブルを機器制御装置400の記憶部に保持する例を説明した。しかしながら、これに限定をされる必要はなく、例えば外部のサーバ装置600が備えるメモリなどの記憶部(図示せず)に保持するようにしても良い。ここで言うメモリとはハードディスクまたは書き込み可能な半導体メモリといった記録媒体を含む。
外部のサーバ装置600にユーザID関連テーブルを保持させるためには、例えば、図20を用いて説明をしたときにおいて、「共有する」のボタンアイコン901dをクリック操作したときにと、入力ボックス901a〜入力ボックス901cに入力された情報の送信先を外部のサーバ装置600とすればよい。外部のサーバ装置600は、入力ボックス901a〜901cのそれぞれに入力された情報を関連付けるようにユーザID関連テーブルに書き込みをすればよい。
この場合、機器制御装置400にはユーザ111のユーザIDと、領域IDが関連付けて保持されることになる。
外部のサーバ装置600がユーザID関連テーブルを、保持することにより、例えば、機器制御装置400より、外部のサーバ装置600が受け取ったユーザ111のユーザIDが、機器制御装置400に登録をしたユーザ111のユーザIDであったとしても、ユーザID関連テーブルを参照することにより、外部のサーバ装置600に登録をしたユーザ111のユーザIDに変換をすることができる。これにより外部のサーバ装置600は、対応するユーザ111の個人機器の使用履歴を特定し、特定した個人機器の使用履歴と機器制御装置400に登録をしたユーザ111のユーザIDとを関連付けて機器制御装置400へ送信することが可能となる。
このことは、他のユーザ112、113についても同様である。
また、U111を用いて外部のサーバ装置600が記憶するユーザ111の使用履歴情報へのアクセス要求を受けたとき、D111を用いて外部のサーバ装置600が記憶するユーザ111の使用履歴情報へのアクセス要求を受けたときのアクセス権限を異なるように設定をすることができる。
U111を用いて外部のサーバ装置600が記憶するユーザ111の使用履歴情報へのアクセス要求を受けたとき、ユーザ111の使用履歴情報の読み取り、書き込みが可能となるようにアクセス権を設定することができる。また、D111を用いて外部のサーバ装置600が記憶するユーザ111の使用履歴情報へのアクセス要求を受けたとき、ユーザ111の使用履歴情報の読み取りのみができるようにアクセス権を設定することもできる。
よって、機器制御装置400に新たに登録をしたユーザ111のユーザIDであるD111を用いて外部のサーバ装置600へのアクセスをした場合には、外部のサーバ装置600が記憶するユーザ111の使用履歴情報を受け取る外部のサーバ装置600ことのみができ、外部のサーバ装置600が記憶するユーザ111の使用履歴情報への書き込みを抑止することが可能となる。
(実施の形態4)
実施の形態2、3では、まず機器制御装置400において、共有空間の共有機器を利用するユーザのユーザIDを登録すること、登録したユーザが個人空間で利用する個人機器の使用履歴情報を蓄積する外部のサーバ装置600へアクセスするときに用いるユーザIDと、今回、機器制御装置400に登録したユーザIDとを関連付けるための入力をユーザに行わせることを説明した。これにより、機器制御装置400は、外部のサーバ装置600に登録されたユーザIDまたは機器制御装置400に登録したユーザIDを用いて外部のサーバ装置600へアクセスでき、ユーザの個人機器の使用履歴情報を取得し、機器制御装置400の記憶部へ蓄積できる。
実施の形態2、3では、まず機器制御装置400において、共有空間の共有機器を利用するユーザのユーザIDを登録することが必要であった。本実施の形態では、他の構成について説明を行う。
図21は、ユーザが利用するスマートフォンまたはタブレットといった携帯情報端末900を外部のサーバ装置600へ接続するときの一例を説明する図である。携帯情報端末900は、例えばユーザが共有空間、およびユーザの宅内で利用する。ユーザは携帯情報端末900を用いて、外部のサーバ装置600および機器制御装置400へのアクセスができるものとする。
図において、ユーザが利用する携帯情報端末900は、ディスプレイ901、タッチパネル制御部902、表示制御部903、記憶部904および通信制御部905を有する。
ディスプレイ901は、例えば、タッチパネルディスプレイにより構成され、例えばユーザが外部のサーバへのアクセスを操作するためのユーザインタフェースなどを表示する。ユーザは、ディスプレイ901に触れることで、種々の操作を入力することができる。
タッチパネル制御部902は、ユーザのディスプレイ901への操作を認識すると、その操作の内容を解釈し、他の構成要素に操作内容を通知する。
例えば、タッチパネル制御部902は、ユーザがタップしたディスプレイ901上の位置にオブジェクトが表示されていれば、そのオブジェクトがユーザにより選択されたと判定する。オブジェクトとしては、アイコン、ボタン等のユーザの操作を受け付ける種々のGUI部品が採用される。
表示制御部903は、GUI(Graphical User Interface)を生成し、ディスプレイ901に表示させる。表示するGUIは、ネットワークを介して受け取ったものを表示しても良いし、予め記憶部904に蓄積されたものを表示してもよい。
通信制御部905は、外部のサーバ装置600、個人機器との通信を制御する。なお、ユーザが利用する携帯情報端末900は、機器制御装置400へのアクセスができる場合には、通信制御部905は、機器制御装置400との通信を制御することができる。
なお、ディスプレイ901は、タッチパネルディスプレイでなく、通常のディスプレイであってもよい。この場合、ユーザは、図示しないマウスなどの外部入力装置を用いて、ディスプレイ901上に表示されたポインタを移動させて所望のオブジェクトをクリックし、オブジェクトの選択指示を入力すればよい。
すなわち、本実施の形態において、ユーザがディスプレイ901を触れることで行われる一連の操作は、マウスなどの外部入力装置を用いてポインタを移動させたり、クリックしたりする操作に置き換えることができる。
外部のサーバ装置600は、通信制御部601、アクセス管理部602、記憶部603を備える。
通信制御部601は、機器制御装置400、個人機器、携帯情報端末900との通信を制御する。
アクセス管理部602は、ネットワークを介してユーザIDを用いたアクセス要求があった場合、予め登録されたユーザIDと照合し、照合結果に基づきアクセス要求を行った装置からのアクセス要求を受け入れるかどうかを判断する。受け入れられる場合、予め登録されたユーザIDに対し予め与えられた範囲内の情報へのアクセスを許可する。受け入れられない場合にはアクセスを許可しない。
記憶部603は、外部のサーバ装置600に既に登録されたユーザID(第1のユーザIDと称す)に対応するユーザの個人機器の使用履歴情報を蓄積する。
本実施の形態の動作について説明をする。
携帯情報端末900は、外部のサーバ装置600へアクセスする。
このとき、ユーザは、外部のサーバ装置600に既に登録されたユーザIDを携帯情報端末900から入力し、登録されたユーザIDを外部のサーバ装置600へ送信し、アクセスする。
外部のサーバ装置600のアクセス管理部602は、ネットワークを介して受け取ったユーザIDを照合して、照合結果に基づきアクセス要求を行った装置からのアクセス要求を受け入れるかどうかを判断する。
受け入れられる場合、第1のユーザIDに対し予め与えられた範囲内の情報へのアクセスを許可する。次に、携帯情報端末900は、ユーザ以外のものから外部のサーバ装置600へのアクセスさせるときに用いるときのユーザID(第2のユーザIDと称す)の登録を要求する。
このとき、必要があればこの第2のユーザIDに対応するパスワード、外部のサーバ装置600から送信される情報を受け取るため、送信先として携帯情報端末900を特定する情報をあわせて登録するように要求する。
また、このとき第2のユーザIDを用いてアクセス要求があった場合のアクセス権限(例えば、個人機器の使用履歴情報の読み取りのみ、または選択した個人機器の使用履歴情報へのアクセスのみなど)の設定の要求をあわせて行っても良い。
外部のサーバ装置600は、受け取った第2ユーザIDと第1ユーザIDとを関連付けて記憶部603に蓄積する。また、第2のユーザID以外に第2のユーザIDに対応するパスワード、アクセス権限に関する情報を受け取っていれば、第2のユーザIDと関連付けて記憶部603に記憶する。
次に、外部のサーバ装置600は、登録した第2のユーザIDと第2のユーザIDに関連付けたアイコン画像(ユーザアイコンと称す)を携帯情報端末900へ送信する。なお第2のユーザIDに関連するパスワード、送信先として携帯情報端末900を特定する情報の設定をしている場合には、これらの情報もユーザアイコンと関連付けて携帯情報端末900へ送信する。
携帯情報端末900は、受け取ったユーザアイコンとユーザアイコンに関連付けた情報を記憶部904に蓄積する。
次に、ユーザは、この携帯情報端末900を用いて機器制御装置400へアクセスする。
機器制御装置400は、携帯情報端末900からのアクセス要求を受け取ると、共有空間に対応するフロアの間取り図に関する画像または共有空間においてユーザが利用できる共有機器のアイコン画像(以後機器アイコンと称す)を携帯情報端末900へ送信する。
次に携帯情報端末900は、受け取ったフロアの間取り図に関する画像または機器アイコンと記憶部904に記憶したユーザアイコンとをディスプレイ901に表示する。
携帯情報端末900のディスプレイ901における表示の一例を示す図である。図において、携帯情報端末900のディスプレイ901は、例えば、タッチパネルであり、ディスプレイ901に表示されているアイコンの位置をドラッグ操作により移動可能であるとする。
図22(a)は、ドラッグ操作を行う前のディスプレイ901の表示内容の一例を示す図である。図22(b)はドラッグ操作を行った後のディスプレイ901の表示内容の一例を示す図である。
図に示す機器アイコン901e、901f、ユーザアイコン901fはドラッグ操作によりその表示位置が移動可能ある。
例えば、ディスプレイ901上において、ユーザアイコン901fと機器アイコン901eおよび機器アイコン901fの少なくとも1つが選択されたことを検出すると、ユーザアイコン901eと関連付けた情報(第2のユーザID、パスワード)と機器アイコン901fに関連する情報を機器制御装置400へ送信する。
例えば、図22(b)に示すようにディスプレイ901上で、ドラッグ操作によりユーザアイコン901gの少なくとも一部と機器アイコン901eとが重なるような位置にユーザアイコン901gを移動したことを検出すると、機器アイコン901eおよびユーザアイコン901gが選択されたと検出する。
この場合、ユーザアイコン901gに関連する情報および機器アイコン901eに関連する情報を機器制御装置400へネットワークを介して送信する。
機器制御装置400では、携帯情報端末900を利用するユーザが共有空間の共有機器を利用するときのユーザIDとして第2のユーザIDを登録するとともに、第2のユーザIDおよび必要があれば第2のユーザIDに対応するパスワードを用いて外部のサーバ装置600へアクセスする。
外部のサーバ装置600のアクセス管理部では、機器制御装置400から受け取った第2のユーザIDおよび必要があれば第2のユーザIDに対応するパスワードを用いて照合し、照合結果に基づきアクセス要求を行った装置からのアクセス要求を受け入れるかどうかを判断する。受け入れると判断した場合には、アクセス権限に従って対応する情報へアクセスさせる。
このようにすることにより、機器制御装置400を管理する管理者が共有空間の機器を利用するユーザのユーザIDを登録する手間をなくすことができる。
更に共有空間を利用するユーザが、機器制御装置400へ提供する個人機器の使用履歴に関する情報へのアクセス権を制御できるようにすることもできるので、機器制御装置400が個人機器の使用履歴を書き換えることを抑止することが可能となる。
(実施の形態5)
図23は、機器制御装置400から算出した設定情報を表示させるユーザ表示画面の一例を示す。ここでは、領域IDがA01に属するユーザ111が利用する携帯情報端末の表示画面を示しており、ユーザは領域内に設置した共有空間の環境(温度、湿度など)を検出するセンサーの検出情報と共有機器の現在の状態を示す機器アイコン表示し、確認することができる。
また、ユーザが利用する共有空間の間取り図と、間取り図の中における共有機器の位置に共有機器に対応するアイコンを表示するようにしても良い。
上述の2つの表示の形態はユーザからの選択入力に従って表示を切り替えても良い。
また、携帯情報端末のディスプレイ901の表示画面大きさに基づいて表示を切り替えても良い。
(実施の形態6)
図24は、機器制御装置400に接続されている全共有機器の動作を監視し、管理する管理者の共有機器設定画面の一例を示す。例えば、機器制御装置400はなんらかの原因で外部のサーバ装置600と通信できなくなる場合、管理者はこの共有機器設定画面により領域別で共有機器の動作を手動で設定することが可能となる。
本発明は、オフィスや公共の施設といったような複数ユーザが共有して機器を利用する共有空間に設置される機器を制御するサーバ、このサーバへアクセスする携帯情報端末などのコンピュータに適用することができる。
100 共有空間
120 位置検出装置
141,142 共有機器
150 ルータ装置
211,212,213 個人空間
241,242〜24n 個人機器
251,252,253 ルータ装置
300 ネットワーク
400 機器制御装置
401 受信部
402 抽出部
403 演算部
404 記憶部
405 送信部
406 機能テーブル
407 変換テーブル
408 共有機器情報
409 個人機器の使用履歴情報
410 制御部
500 ネットワーク
600 外部のサーバ装置
603 記憶部
700 クラウド
900 携帯情報端末
904 記憶部
4000 サービスプロバイダ
4001 アプリケーション
4002 OS
6000 データセンタ運営会社

Claims (18)

  1. 複数のユーザが共有して利用する共有機器が設置された共有空間において、ネットワークを介して前記共有機器を制御する機器制御装置であって、
    前記共有空間または前記共有機器を利用する登録がなされたユーザのそれぞれが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報、および前記共有空間にいることが検出されたユーザと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報を蓄積する記憶部と、
    前記共有空間にいることが検出されたユーザの個人機器の使用履歴情報、および前記共有機器情報を前記記憶部から抽出する抽出部と、
    前記抽出した個人機器の使用履歴情報および共有機器情報に基づいて前記共有機器が提供する機能に用いる設定情報を算出する演算部とを備え、
    前記ネットワークを介して前記算出した設定情報が前記共有機器に設定されるように構成した
    ことを特徴とする機器制御装置。
  2. ネットワークを介して前記共有機器に前記算出した設定情報を送信する送信部を備えた請求項1記載の機器制御装置。
  3. 前記機器制御装置は、前記登録されたユーザが所有する個人機器の使用履歴情報を前記ユーザと関連付けて蓄積するサーバ装置よりネットワークを介して取得し、前記取得した前記ユーザが所有する個人機器の使用履歴情報を前記記憶部に蓄積し、
    前記抽出部は、前記記憶部に記憶した個人機器の使用履歴情報を抽出する請求項1記載の機器制御装置。
  4. 前記抽出した個人機器の使用履歴情報は、前記個人機器を特定する個人機器IDと、前記個人機器を所有するユーザを識別するユーザ識別情報と前記個人機器が提供する機能を分類するため機能コードと、前記機能コードに対応する機能に用いたときの設定情報を含み、
    前記共有機器情報は、更に前記共有機器を特定する共有機器のIDと、前記共有機器が提供する機能に対応する機能コードを含み、
    前記機器制御装置は、
    第1の機能コードに対応する機能に用いる第1の設定情報を第2の機能コードに対応する機能に用いる第2の設定情報に変換するための変換テーブルを記憶し、
    前記演算部は、
    前記抽出した個人機器の使用履歴情報に含まれる機能コードに対応する第1の機能コードおよび、前記共有機器情報に含まれる機能コードに対応する第2の機能コードが変換テーブルに含まれている場合、前記個人機器の使用履歴情報に含まれる機能コードに対応する機能に用いた設定情報を前記第2の設定情報に変換した後、前記共有機器が提供する機能に用いる設定情報の算出に用いる請求項1記載の機器制御装置。
  5. 前記機器制御装置は、更に前記共有機器が有する機能を特定するための機能テーブルを記憶し、新たな共有機器が前記機器制御装置に接続された場合、前記共有機器から機器の製造業者が割り当てた機器の製造型番等の機器識別番号を受信し、前記機能テーブルを参照して前記機器識別番号に予め対応付けた機能コードを前記共有機器情報に追加するように構成した請求項1記載の機器制御装置。
  6. 前記抽出した個人機器の使用履歴情報は、前記設定情報を用いて前記機能コードに対応する機能を利用したときの利用時間を更に含み、
    前記抽出した個人機器の使用履歴情報に含まれる同一の機能コードが複数の利用時間に対応付けられている場合、
    前記共有機器が提供する機能に用いる設定情報を算出する時間に基づいて、前記使用履歴情報に含まれる複数の利用時間のうちのいずれかの利用時間において前記機能コードに対応する機能を用いたときの設定情報を選択する請求項2記載の機器制御装置。
  7. 予め設定した時刻又は、所定の時間が経過するごとに要求情報を出力するタイマーからの要求情報に従って前記抽出部および前記演算部が動作するように構成した請求項1〜3のいずれかに記載の機器制御装置。
  8. 前記共有機器情報は、前記共有機器に対応する前記共有空間の領域を示す情報を含み、
    前記機器制御装置は、更に受信部を備え、
    前記共有機器に対応する前記共有空間の領域における環境状態を検出するセンサーから前記環境状態が所定の環境状態であることを前記受信部が受信すると、前記抽出部および前記演算部が動作するように構成した請求項1〜4のいずれかに記載の機器制御装置。
  9. 前記センサーは、温度センサーであり、前記温度センサーから前記受信部が受信した温度が予め設定した値以上又は以下になると前記抽出部および前記演算部が動作するように構成した請求項7記載の機器制御装置。
  10. 前記センサーは、照度センサーであり、前記照度センサーから前記受信部が受信した照度が予め設定した値以上又は以下になると前記抽出部および前記演算部が動作するように構成した請求項7記載の機器制御装置。
  11. 前記共有機器情報は、前記共有機器に対応する前記共有空間の領域を示す情報を含み、
    前記機器制御装置は、受信部を備え、
    前記共有機器に対応する前記共有空間の領域におけるユーザの居場所を検出するユーザ位置検出装置から前記受信部が前記ユーザの新たな居場所の情報を受信すると、前記ユーザの新たな居場所と前記共有機器の位置関係に関する情報を前記共有機器情報に追加するとともに、前記抽出部および前記演算部が動作するように構成した請求項1〜4のいずれかに記載の機器制御装置。
  12. 前記機器制御装置は、
    新たに登録されたユーザが利用する携帯情報端末へ前記機器制御装置と接続する外部のサーバ装置において、既に登録された当該ユーザの第1のユーザIDと、前記機器制御装置において新たに登録された当該ユーザの第2のユーザIDとを関連付けるための入力を行う入力画面を前記情報端末のディスプレイに表示させるように構成した請求項1記載の機器制御装置。
  13. 前記機器制御装置は、
    前記情報端末から受け取った第1のユーザIDを用いて前記外部のサーバ装置へアクセスし、当該ユーザの個人機器の使用履歴情報を取得する請求項12に記載の機器制御装置。
  14. 前記抽出した個人機器の使用履歴情報は、
    前記設定情報を用いて前記機能コードに対応する機能を利用したときの利用日付を更に含み、
    予め設定したある一定の日数が経過したら、前記情報端末から受け取った第1のユーザIDを用いて前記外部のサーバ装置へアクセスし、当該ユーザの個人機器の使用履歴情報を取得するように構成した請求項12記載の機器制御装置。
  15. 複数のユーザが共有して利用する共有機器が設置された共有空間において、ネットワークを介して前記共有機器を制御する機器制御方法であって、
    前記共有空間または前記共有機器を利用する登録がなされたユーザのそれぞれが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報、および前記共有空間にいることが検出されたユーザと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報を蓄積する蓄積ステップと、
    前記共有空間にいる各ユーザが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報を抽出する抽出ステップと、
    前記複数のユーザのそれぞれと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報と、前記抽出した個人機器の使用履歴情報とに基づいて前記共有機器が提供する機能に用いる設定情報を算出する演算ステップとを含み、
    前記ネットワークを介して前記算出した設定情報が前記共有機器に設定されるようにした
    ことを特徴とする機器制御方法。
  16. 複数のユーザが共有して利用する共有機器が設置された共有空間において、ネットワークを介して前記共有機器を制御するプログラムであって、
    前記共有空間または前記共有機器を利用する登録がなされたユーザのそれぞれが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報、および前記共有空間にいることが検出されたユーザと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報を蓄積する蓄積ステップと、
    前記共有空間にいる各ユーザが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報を抽出する抽出ステップと、
    前記複数のユーザのそれぞれと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報と、前記抽出した個人機器の使用履歴情報とに基づいて前記共有機器が提供する機能に用いる設定情報を算出する演算ステップとを含み、
    前記ネットワークを介して前記算出した設定情報が前記共有機器に設定されるようにした
    ことを特徴とするプログラム。
  17. 複数のユーザが共有して利用する共有機器が設置された共有空間において、ネットワークを介して前記共有機器を制御するプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記共有空間または共有機器を利用する登録がなされたユーザのそれぞれが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報、および前記共有空間にいることが検出されたユーザと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報を蓄積する蓄積ステップと、
    前記共有空間にいる各ユーザが個人で所有する個人機器のうち、前記共有機器が提供する機能と同一または類似する機能を提供する個人機器の使用履歴情報を抽出する抽出ステップと、
    前記の複数ユーザのそれぞれと前記共有機器の位置関係に関する情報を含む共有機器情報と、前記抽出した個人機器の使用履歴情報とに基づいて前記共有機器が提供する機能に用いる設定情報を算出する演算ステップとを含み、
    前記ネットワークを介して前記算出した設定情報が前記共有機器に設定されるようにした
    ことを特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  18. 共有空間で利用する対象となる一以上の共有機器を制御する機器制御装置が接続するネットワークに接続し、ディスプレイを有する携帯情報端末の制御方法であって、
    前記携帯情報端末のコンピュータに対して、
    前記携帯情報端末を操作するユーザが利用する前記共有空間の間取り図または制御の対象となる共有機器に対応する機器アイコンを前記ディスプレイに表示させ
    前記携帯情報端末を操作するユーザが個人空間において利用する個人機器の使用履歴情報を蓄積する外部のサーバ装置へ前記ユーザとは異なるものにアクセスさせるときのIDに対応する情報と関連付けたユーザアイコンを前記ディスプレイに表示させ、
    前記ディスプレイにおいて、前記ユーザアイコンと前記共有空間の間取り図または前記機器アイコンとの選択が検知されると、前記ユーザアイコンと関連付けた前記ユーザのIDと前記ユーザの個人機器の使用履歴情報を前記機器制御装置に取得させるための制御コマンドを前記ネットワークへ出力させる制御方法。
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