JP2015176006A - 減音装置、減音方法、及び、減音装置制御プログラム - Google Patents

減音装置、減音方法、及び、減音装置制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】低コストに減音することができる減音装置等を提供する。
【解決手段】
減音装置101は、1つ以上のファンが発する音を検知する集音部102と、音を表す音情報を作成し、音情報における周波数成分を所定の割合以上含む特定の値以上の周波数を有する第2音情報を、音情報から抽出し、第2音情報とは逆または略逆の位相を有する逆位相音を表す第3音情報を作成する作成部103と、音情報に従って、逆位相音を発する発音部104とを有する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、たとえば、繰り返し発せられる音を低減する減音装置等に関する。
近年、サーバ装置(情報処理装置)は、高機能化が進んでいる。たとえば、高機能化の一例として、中央演算処理装置(CPU)の高速化、搭載するディスク数の増大、高速なPCI_Express(PCIe)カードの実装等がある。
サーバ装置が高機能化されるにつれ、サーバ装置が発する熱量が多くなる。サーバ装置に多くの熱量が滞留することにより、サーバ装置は、熱暴走を引き起こす可能性が高い。したがって、サーバ装置においては、多くの熱量を冷却する必要がある。一般に、サーバ装置においては、ファン(FAN)により引き起こされる風を用いて熱量を冷却することが多い。多くの熱量を冷却するためには、より多くの風量が必要となる。この結果、サーバ装置が高機能化されるにつれ、該ファンが発する音は、大きくなる傾向にある。
音に関する対策としては、ファンを囲む構造に、吸音材や遮音材等を用いることにより音を低減する技術(以降、「パッシブな減音技術」と表す。)がある。該パッシブな減音技術を用いる場合に、減音(消音)は、一般的に、不充分なことが多い。
また、音に関する対策としては、上述したパッシブな減音技術の他に、アクティブな減音技術がある。アクティブな減音技術は、特許文献1乃至特許文献4に開示されるように、発せられた音とは逆の位相を有する干渉音を作り出すことにより、音を低減する。しかし、アクティブな減音技術は、原理上、高速なデジタル信号処理部と、長いダクト(すなわち、音を伝搬する経路)とが必要である。
特許文献1は、アクティブな減音技術の一例を開示する。特許文献1に開示される装置は、ファンの回転数と、ファンが有する羽の数とに基づき、該ファンが発する音の主要な位相を算出し、算出した位相とは逆の位相を有する干渉音を作成する。該装置は、該干渉音を発することにより、ファンが発する音を低減する。
特許文献2は、プリンタに関する騒音を低減する騒音低減装置を開示する。該騒音低減装置は、振動センサと、信号発生器と、スピーカとを有する。振動センサは、プリンタに含まれる音源に設置され、該音を検出する。信号発生器は、該振動センサが検知した音に逆の位相を有する信号を作成する。スピーカは、該信号発生器が作成した信号に基づき干渉音を発する。
特許文献3は、室内を消音する能動消音装置を開示する。該能動消音装置は、室内における音とは逆の位相を有する干渉音をスピーカから発する。さらに、該能動消音装置は、該室内が開放された場合に、開放されたことを表す警報を鳴らす、または、開放された部分を閉鎖する。
特許文献4は、ファンが発する音を低減する消音装置を開示する。該消音装置は、ファンの回転数と、ファンが有する羽の枚数とに基づき、複数の周波数を算出する。次に、該消音装置は、該複数の周波数ごとに、時分割にて音のレベルを取り込む。次に、該消音装置は、該音のレベルを解析することにより、スピーカから発する音の位相及び振幅を算出し、該算出した位相及び振幅を有する音を該スピーカから発する。該消音装置は、ファンごとに、上述した処理を行う。
特開平9−127956号公報 特開平05−004419号公報 実開平05−064897号公報 特開2005−133588号公報
しかし、特許文献1乃至特許文献4に開示される装置は、音源と、該音源が発する音とは逆の位相を有する音を発するスピーカとが離れる場合に、音を低減することができない。これは、音が伝搬するにつれ、音源が発する音と、算出した逆の位相を有する音との間に、位相差ができるからである。したがって、該装置を用いる場合には、音源とスピーカとを近い場所に設置する必要がある。この結果、該装置を用いる場合には、音源と同じ個数のスピーカを設置する必要がある。該装置によれば、音源の個数に応じてコストは高くなる。
そこで、本発明の主たる目的は、低コストに減音する減音装置等を提供することである。
前述の目的を達成するために、本発明の一態様において、減音装置は、以下の構成を備える。
すなわち、減音装置は、
1つ以上のファンが発する音を検知する集音手段と、
前記音を表す音情報を作成し、前記音情報における周波数成分を所定の割合以上含む特定の値以上の周波数を有する第2音情報を、前記音情報から抽出し、前記第2音情報とは逆または略逆の位相を有する逆位相音を表す第3音情報を作成する作成手段と、
前記音情報に従って、前記逆位相音を発する発音手段と
を備える。
また、本発明の他の見地として、減音方法は、
情報処理装置を用いて、1つ以上のファンが発する音を検知し、前記音を表す音情報を作成し、前記音情報における周波数成分を所定の割合以上含む特定の値以上の周波数を有する第2音情報を、前記音情報から抽出し、前記第2音情報とは逆または略逆の位相を有する逆位相音を表す第3音情報を作成し、前記音情報に従って、前記逆位相音を発する。
さらに、同目的は、係る減音制御プログラム、および、そのプログラムを記録するコンピュータ読み取り可能な記録媒体によっても実現される。
本発明に係る減音装置等によれば、低コストに減音することができる。
本発明の第1の実施形態に係る減音装置が有する構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る減音装置おける処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る減音装置が有する構成を示すブロック図である。 第2の実施形態に係る減音装置における処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る減音装置が有する構成を示すブロック図である。 第3の実施形態に係る減音装置における処理の流れを示すフローチャートである。 音源がファンである場合の一例を表す図である。 ファンを有する情報処理装置が、該ファンにより発せられる音を減音する減音装置を有する場合の一例を表す図である。 本発明の各実施形態に係る減音装置を実現可能な計算処理装置のハードウェア構成を概略的に示す図である。
次に、本発明を実施する実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係る減音装置101が有する構成と、減音装置101が行う処理とについて、図1と図2とを参照しながら詳細に説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る減音装置101が有する構成を示すブロック図である。図2は、第1の実施形態に係る減音装置101おける処理の流れを示すフローチャートである。
第1の実施形態に係る減音装置101は、集音部102と、作成部103と、発音部104とを有する。
まず、集音部102は、複数の音源が発する音(合成音)を検知することにより、該音に関する波形信号を表す音情報を作成する(ステップS101)。
ここで、説明の便宜上、複数の音源は、2つの音源(すなわち、音源201と、音源202)であるとする。尚、複数の音源は、3つ以上の音源を含んでもよい。
次に、作成部103は、該音情報とは逆または略逆の位相を有する逆位相音を作成する(ステップS102)。
作成部103は、たとえば、FFT(Fast_Fourier_Transform)等のフーリエ変換を該音情報に適用する。これにより、作成部103は、該音情報に関するスペクトルを解析(分析)する。
次に、作成部103は、解析したスペクトルに関する結果に基づき、スペクトルが特定の値以上である周波数成分を抽出してもよい。すなわち、作成部103は、該音情報に対して、バンドパスフィルタを適用してもよい。該バンドパスフィルタにより、音源201及び音源202(たとえば、ファン)が発する音のうち、主要な周波数成分を抽出することができる。たとえば、作成部103は、該音情報に含まれる周波数成分の頻度を解析し、該周波数成分を所定の割合以上含む特定の値を算出してもよい。
次に、作成部103は、抽出した周波数成分に、逆FFT(IFFT)等の逆フーリエ変換を適用することにより、第2音情報を作成する。次に、作成部103は、第2音情報(すなわち、波形)の位相を反転(逆さに)することにより、逆の位相を有する第3音情報を作成する。
尚、第3音情報においては、位相が厳密に反転している必要はなく、おおよそ反転していればよい。この場合であっても、音情報と、第3音情報とが干渉することにより、該音情報を低減する効果を有する。
次に、発音部104は、音源201及び音源202が発する音に従って、第3音情報が表す音を発する(ステップS103)。この場合、発音部104は、第3音情報が表す音を増幅する増幅器(amplifier、アンプ)を有してもよい。あるいは、発音部104は、増幅器を介して第3音情報が表す音を受信してもよい。
たとえば、音情報が特定の周期に関して繰り返し発せられる音である場合に、発音部104は、該特定の周期を検知してもよい。この場合、発音部104は、音情報に関する該特定の周期に従って、第3音情報が表す音を発する。
また、音情報が、厳密に、特定の周期に関して繰り返し発せられる音である必要はない。たとえば、音情報において、隣接する波形が相互に類似する波形であればよい。この場合、発音部104は、音情報において、隣接する波形に含まれる音に従って、第3音情報が表す音を発する。
次に、第1の実施形態に係る減音装置101に関する作用効果について説明する。
減音装置101によれば、低コストに減音(消音)することができる。
この理由は、作成部103が音情報とは逆または略逆の位相を有する第3音情報を作成し、さらに、発音部104が音情報に応じて、第3音情報が表す音を発するからである。
すなわち、減音装置101は、音源ごとに逆または略逆の位相を有する音を作成するのではなく、複数の音源が発する合成音を表す音情報とは逆または略逆の位相を有する第3音情報を作成する。さらに、減音装置101は、作成した逆または略逆の位相を有する音を、音情報に応じて発する。このため、第1の実施形態に係る減音装置101によれば、逆または略逆の位相を有する音と、音情報とが干渉することにより減音する。この結果、本実施形態に係る減音装置101は、音源が発する音を低減することができる。
さらに、本実施形態に係る減音装置101は、音源ごとに逆の位相を有する音を発する必要がなくなる。
一方、特許文献4に開示される消音装置は、ファンの近くにスピーカを置く必要がある。この結果、該消音装置においては、ファンの個数が増える場合に、スピーカの個数を増やす必要がある。
本実施形態に係る減音装置101は、音情報に関して逆または略逆の位相を有する音を作成する。この結果、本実施形態に係る減音装置101によれば、ファンの個数が増える場合であっても、スピーカの個数を増やす必要はない。したがって、本実施形態に係る減音装置101によれば、低コストに減音することができる。
尚、減音装置101は、音情報を格納可能な記憶部(不図示)を有してもよい。この場合、集音部102は、音情報を記憶部に格納する。作成部103は、記憶部から音情報を読み取り、読み取った音情報に対して逆位相音を作成する。
<第2の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする本発明の第2の実施形態について説明する。
以降の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
図3と図4とを参照しながら、第2の実施形態に係る減音装置111が有する構成と、減音装置111が行う処理とについて説明する。図3は、本発明の第2の実施形態に係る減音装置111が有する構成を示すブロック図である。図4は、第2の実施形態に係る減音装置111における処理の流れを示すフローチャートである。
第2の実施形態に係る減音装置111は、集音部102と、作成部103と、発音部112と、同期部113とを有する。
上述したように、集音部102は、音情報を作成する(ステップS101)。次に、作成部103は、該音情報とは逆または略逆の位相を有する逆位相音を作成する(ステップS102)。
該音情報が、特定の周期を有する音(以降、「特定の音」と表す。)を繰り返し含む場合に、同期部113は、繰り返し発せられる音に応じて、発音部112に同期情報を送信する(ステップS111)。
同期部113は、たとえば、繰り返し発せられる音を表す波形信号が略最大となる時期を検知することにより、同期情報を送信してもよい。この場合、作成部103は、たとえば、波形信号が略最大となる時期から1周期分の音に関する逆位相音を作成する。
また、同期部113は、たとえば、繰り返し発せられる音を表す波形信号が略最小となる時期を検知することにより、同期情報を送信してもよい。この場合、作成部103は、たとえば、波形信号が略最小となる時期から1周期分の音に関する逆位相音を作成する。同期部113が同期情報を送信する時期は、繰り返し発せられる音における所定の一時期であればよく、上述した例に限定されない。
次に、発音部112は、同期部113が送信する同期情報を受信する。発音部112は、受信した同期情報に応じて、逆位相音を発する(ステップS112)。
また、発音部112は、受信した同期情報に応じて、逆位相音を複数回繰り返し発してもよい。複数回、逆位相音を発することにより、たとえば、音情報が特定の音を含む場合に、発音部112は、逆位相音を周期ごとに送信する必要がなくなる。したがって、上述した処理によれば、さらに低コストに減音することができる。
作成部103は、特定の音に関する1周期分の音に関する逆位相音を作成してもよいし、特定の音に関するN(ただし、Nは1以上の整数である。)周期分の音に対する逆位相音を作成してもよい。すなわち、作成部103が逆位相音を作成する対象である音は、上述した例に限定されない。
次に、第2の実施形態に係る減音装置111に関する作用効果について説明する。
本実施形態に係る減音装置111によれば、第1の実施形態に係る減音装置101が有する効果に加え、さらに、低コストに減音することができる。
この理由は、理由1及び理由2である。すなわち、
(理由1)第2の実施形態に係る減音装置111が有する構成は、第1の実施形態に係る減音装置101が有する構成を含むからである、
(理由2)発音部112が、同期情報に応じて、逆位相音を、繰り返し発することができるからである。
発音部112が、繰り返し発する機能を有することにより、同期部113は、特定の音ごとに同期情報を発音部112に送信する必要がない。この結果、同期部113における処理コストは低減する。
また、本実施形態に係る減音装置111によれば、長いダクト構造等が不要になるという効果も有する。
長いダクト構造は、上述したように、音源201または音源202が発する音を伝搬する経路として用いられる。
本実施形態に係る減音装置111は、繰り返し発せられる音に基づき、繰り返し、逆位相音を発する機能を有する。音が一定の周波数を有する場合に、減音装置111は、逆位相音を繰り返し発することにより、減音することができる。この結果、本実施形態に係る減音装置111によれば、音を頻繁に伝搬する必要がなくなるので、長いダクト構造が不要になる。
<第3の実施形態>
次に、上述した第1の実施形態を基本とする本発明の第3の実施形態について説明する。
以降の説明においては、本実施形態に係る特徴的な部分を中心に説明すると共に、上述した第1の実施形態と同様な構成については、同一の参照番号を付すことにより、重複する説明を省略する。
図5と図6とを参照しながら、第3の実施形態に係る減音装置121が有する構成と、減音装置121が行う処理とについて説明する。図5は、本発明の第3の実施形態に係る減音装置121が有する構成を示すブロック図である。図6は、第3の実施形態に係る減音装置121における処理の流れを示すフローチャートである。
第3の実施形態に係る減音装置121は、集音部102と、作成部103と、発音部122と、停止部123とを有する。
次に、停止部123は、音源201及び音源202に関する状態、あるいは、音情報に応じて、発音部122に、逆位相音を発することを停止する停止情報を送信する(ステップS121)。
次に、停止部123は、該停止情報を受信し、受信した停止情報に応じて、逆位相音を発することを停止する(ステップS122)。
ステップS121における処理について、図7及び図8を参照しながら、さらに詳細に説明する。図7は、音源がファンである場合の一例を表す図である。図8は、ファンを有する情報処理装置が、該ファンにより発せられる音を減音する減音装置121を有する場合の一例を表す図である。尚、図8において、紙面の左方向は、情報処理装置133における前面を表し、紙面の右方向は、情報処理装置133における後面を表す。
図7に示す例を参照すると、減音装置121は、ファン131が回転する状態を監視する回転センサ132に通信接続することが可能である。
また、図8に示す例を参照すると、情報処理装置133は、5つのファン131を有する。さらに、回転センサ132は、5つのファン131に関して、それぞれ、回転する状態を監視する。すなわち、図8に示す例において、減音装置121は、情報処理装置133の前面から発せられる音を減音する。
1つのファン131が発する音は、特定の周波数を有する繰り返し音であることが多い。したがって、情報処理装置133が複数のファン131を有する場合に、該複数のファン131が発する音を合成した合成音は、該特定の周波数を有する音であることが多い。
たとえば、情報処理装置133の電源が入れられると、ファン131は、情報処理装置133に含まれる装置を冷却するために、回転し始める。
次に、集音部102は、ファン131が発する音に基づき音情報を作成する。
次に、作成部103は、集音部102が作成した音情報とは逆または略逆の位相を有する逆位相音を作成する。
次に、発音部122は、音源201及び音源202が発する合成音に従って、逆位相音を発する。
回転センサ132は、たとえば、ファン131における回転数を監視する。ファン131が複数である場合に、回転センサ132は、各ファン131に関して回転数を監視する。回転センサ132は、少なくとも1つのファン131に関して回転数が変化したと検知する場合に、停止部123に状態が変化したことを表す情報を送信する。
停止部123は、たとえば、該情報を受信する場合に、逆位相音を発することを停止する停止情報を、発音部122に送信する。
また、停止部123は、音情報が表す音の大きさが所定の大きさ以上である場合に、逆位相音を発することを停止する停止情報を送信してもよい。
発音部122は、該停止情報を受信するのに応じて、逆位相音を発することを停止する。
発音部122が、該停止情報に応じて逆位相音を発することを停止する場合に、減音装置121は、図2に示す処理を、新たに開始してもよい。
次に、第3の実施形態に係る減音装置121に関する作用効果について説明する。
本実施形態に係る減音装置121によれば、第1の実施形態に係る減音装置101が有する効果に加え、さらに、確実に減音することができる。
この理由は、理由1及び理由2である。すなわち、
(理由1)第3の実施形態に係る減音装置121が有する構成は、第1の実施形態に係る減音装置101が有する構成を含むからである、
(理由2)減音装置121が、音源201及び音源202に関する状態、あるいは、音情報に応じて、逆位相音を再計算するからである。
ファン131における回転数が変化するのに応じて、音情報が表す波形信号の形状は、変化する可能性が高い。この場合には、発音部122が発する逆位相音と、波形信号の形状が変化した音情報とが干渉するとしても、相互に波形を打ち消す可能性が低くなる。したがって、減音装置121は、停止情報に応じて、逆位相音を発する処理を中止し、再度、波形信号の形状が変化した音情報に基づいて、逆位相音を算出する。これにより、算出した逆位相音は、波形信号の形状が変化した音情報と打ち消しあう可能性が高い。
また、集音部102が作成する音情報が表す音の大きさが所定の大きさ以上である場合には、逆位相音と音情報とが、相互に波形を打ち消していない可能性が高い。この場合にも、減音装置121は、停止情報に応じて、逆位相音を発する処理を中止し、再度、波形信号の形状が変化した音情報に基づいて、逆位相音を算出する。これにより、算出した逆位相音は、波形信号の形状が変化した音情報と打ち消しあう可能性が高い。
したがって、本実施形態に係る減音装置121によれば、より確実に、減音することができる。
尚、上述した例において、減音装置121は、回転センサ132と通信接続することが可能であるとしたが、減音装置121が回転センサ132を有してもよい。
(ハードウェア構成例)
上述した本発明の各実施形態における減音装置を、1つの計算処理装置(情報処理装置、コンピュータ)を用いて実現するハードウェア資源の構成例について説明する。但し、係る減音装置は、物理的または機能的に少なくとも2つの計算処理装置を用いて実現してもよい。また、係る減音装置は、専用の装置として実現してもよい。
図9は、第1の実施形態乃至第3の実施形態に係る減音装置を実現可能な計算処理装置のハードウェア構成を概略的に示す図である。計算処理装置20は、中央処理演算装置(Central Processing Unit、以降「CPU」と表す)21、メモリ22、ディスク23、不揮発性記録媒体24、入力装置25、出力装置26、及び、通信インターフェース(以降、「通信IF」と表す。)27を有する。計算処理装置20は、通信IF27を介して、他の計算処理装置、及び、通信装置と情報を送受信することができる。
不揮発性記録媒体24は、コンピュータが読み取り可能な、たとえば、コンパクトディスク(Compact Disc)、デジタルバーサタイルディスク(Digital_Versatile_Disc)、ブルーレイディスク(Blu−ray Disc。登録商標)、ユニバーサルシリアルバスメモリ(USBメモリ)、ソリッドステートドライブ(Solid State Drive)等である。不揮発性記録媒体24は、電源を供給しなくても係るプログラムを保持し、持ち運びを可能にする。不揮発性記録媒体24は、上述した媒体に限定されない。また、不揮発性記録媒体24の代わりに、通信IF27を介して、通信ネットワークを介して係るプログラムを持ち運びしてもよい。
すなわち、CPU21は、ディスク23が記憶するソフトウェア・プログラム(コンピュータ・プログラム:以下、単に「プログラム」と称する)を、実行する際にメモリ22にコピーし、演算処理を実行する。CPU21は、プログラム実行に必要なデータをメモリ22から読み取る。表示が必要な場合には、CPU21は、出力装置26(たとえば、発音部、スピーカ)に出力結果(音)を出力する。外部からプログラムを入力する場合、CPU21は、入力装置25からプログラムを読み取る。また、音を集音する場合に、CPU21は、入力装置25(たとえば、集音部、マイク)から音を集音する。CPU21は、上述した図1、図3、あるいは、図5に示した各部が表す機能(処理)に対応するところのメモリ22にある減音装置制御プログラム(図2、図4、あるいは、図6)を解釈し実行する。CPU21は、上述した本発明の各実施形態において説明した処理を順次行う。
すなわち、このような場合、本発明は、係る減音装置制御プログラムによっても成し得ると捉えることができる。更に、係る減音装置制御プログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な不揮発性の記録媒体によっても、本発明は成し得ると捉えることができる。
101 減音装置
102 集音部
103 作成部
104 発音部
201 音源
202 音源
111 減音装置
112 発音部
113 同期部
121 減音装置
122 発音部
123 停止部
131 ファン
132 回転センサ
133 情報処理装置
20 計算処理装置
21 CPU
22 メモリ
23 ディスク
24 不揮発性記録媒体
25 入力装置
26 出力装置
27 通信IF

Claims (10)

  1. 1つ以上のファンが発する音を検知する集音手段と、
    前記音を表す音情報を作成し、前記音情報における周波数成分を所定の割合以上含む特定の値以上の周波数を有する第2音情報を、前記音情報から抽出し、前記第2音情報とは逆または略逆の位相を有する逆位相音を表す第3音情報を作成する作成手段と、
    前記音情報に従って、前記逆位相音を発する発音手段と
    を備えることを特徴とする減音装置。
  2. 前記音が繰り返し発せられる場合に、前記繰り返しに応じて同期情報を送信する同期手段
    をさらに備え、
    前記発音手段は、前記同期情報に応じて、前記逆位相音を発する
    ことを特徴とする請求項1に記載の減音装置。
  3. 前記作成手段は、前記音が特定の音を繰り返す音である場合に、前記特定の音に関する前記逆位相音を作成し、
    前記同期手段は、前記特定の音に応じて、前記同期情報を送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の減音装置。
  4. 前記発音手段は、前記同期情報に応じて、複数回、前記逆位相音を発する
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の減音装置。
  5. 前記音を表す波形信号から、所定の周波数より大きな周波数を有する第1波形信号を抽出する抽出手段
    をさらに備え、
    前記作成手段は、前記第1波形信号に関する逆位相音を作成する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の減音装置。
  6. 前記ファンに関する状態、または、前記音に応じて、前記逆位相音を発することを停止する停止情報を、前記発音手段に送信する停止手段
    をさらに備え、
    前記発音手段は、前記停止情報を受信する場合に、前記逆位相音を発することを停止する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の減音装置。
  7. 前記状態は、前記ファンの回転数である
    請求項6に記載の減音装置。
  8. 情報処理装置を用いて、1つ以上のファンが発する音を検知し、前記音を表す音情報を作成し、前記音情報における周波数成分を所定の割合以上含む特定の値以上の周波数を有する第2音情報を、前記音情報から抽出し、前記第2音情報とは逆または略逆の位相を有する逆位相音を表す第3音情報を作成し、前記音情報に従って、前記逆位相音を発することを特徴とする減音方法。
  9. 1つ以上のファンが発する音を表す音情報に基づき、前記音情報における周波数成分を所定の割合以上含む特定の値以上の周波数を有する第2音情報を、前記音情報から抽出し、前記第2音情報とは逆または略逆の位相を有する逆位相音を表す第3音情報を作成する作成機能と、
    前記音情報に従って、前記逆位相音を発する発音機能と
    をコンピュータに実現させることを特徴とする減音装置制御プログラム。
  10. 前記音が繰り返し発せられる場合に、前記繰り返しに応じて同期情報を送信する同期機能
    をさらに実現させ、
    前記発音機能において、前記同期情報に応じて、前記逆位相音を発する
    ことを特徴とする請求項9に記載の減音装置制御プログラム。
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