JP2015175327A - 遮熱板 - Google Patents

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Abstract

【課題】納品コストの低減及び組み付け性の向上を図れる構造を実現する。
【解決手段】
遮熱板1aを1対の半円筒状の遮熱板素子3c、3dにより構成する。又、遮熱板素子3c、3dを構成する金属板4c、4dと、金属板4c、4dの内側に配置された半円筒状の断熱材5cとを、金属板4c、4dの外面側から打ち抜いて固定したステープル10、10により結合する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、エンジンから排出され、エキゾーストマニホールドを通過した排気ガス、或いはターボチャージャーを構成するタービンを通過した排気ガスを、触媒及びマフラーに導く為の排気管等の様に、運転時に高温となる部分を覆う状態で設置する遮熱板の改良に関する。
自動車用エンジンのシリンダヘッドの側面にその上流端部を接続したエキゾーストマニホールドを通過した排気ガスを、下流側に配置された触媒及びマフラーに導く為の排気管等の部材の温度は、内部を流れる排気の熱により、相当に上昇する。この様に温度上昇した前記排気管から放射される輻射熱から、エンジンルーム内に設けた他の機器等を保護する為に、前記排気管をヒートインシュレータと呼ばれる遮熱板により覆い、この排気管からの輻射熱が前記他の機器等に伝わるのを防止している。エンジンに過給する為のターボチャージャーに関しても同様である。
図4〜6は、特許文献1に記載された遮熱板1の従来構造の1例を示している。この遮熱板1は、全体が筒状に形成されており、上流側に配置されたエンジン(図示省略)からの排気ガスを、下流側に配置された触媒及びマフラー(図示省略)に導く為の排気管2の外周面の一部を覆う状態で設けられるものである。この様な遮熱板1は、1対の半円筒状の遮熱板素子3a、3bから成る。これら両遮熱板素子3a、3bは、半円筒状の金属板4a、4bと、これら各金属板4a、4bの内面(組み付け状態で、排気管2に近い面)に、その外面(組み付け状態で、排気管2から遠い面)が当接した状態で設けられる半円筒状の断熱材5a、5bとから成る。
このうちの各金属板4a、4bは、鋼板やアルミニウム板の単板、或いは積層板をプレス加工する事により、その内側に前記各断熱材5a、5bを配置できる程度の隙間を介在させた状態で前記排気管2を覆える様な形状及び大きさに形成されている。又、前記各金属板4a、4bの円周方向両端部には、軸方向の全長に亙り、径方向外方に延出した状態で、取付フランジ部6a、6bが形成されている。又、これら各取付フランジ部6a、6bには、軸方向に離隔した状態で、複数個の貫通孔7、7が形成されている。
又、前記各断熱材5a、5bは、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、或はこれらを主成分とし、ガラス繊維、セラミック繊維類を混入したもの等により、その内側に、前記排気管2を隙間のない状態で覆える様な形状及び大きさに形成されている。
上述の様な両遮熱板素子3a、3bは、前記排気管2を覆う様に、前記各金属板4a、4bの各取付フランジ部6a、6b同士を円周方向に対向させた状態で、これら各取付フランジ部6a、6bの各貫通孔7、7に挿通したボルト8、8と、これら各ボルト8、8の先端部に螺合したナット9、9により結合固定されている。
ところで、上述の様な構成を有する遮熱板1を自動車メーカ等に納品する場合、前記各金属板4a、4bと各断熱材5a、5bとを、別体として納品するか、或いは、これら各金属板4a、4bの内側に前記各断熱材5a、5bを配置した状態(組み合わせた状態)で納品している。何れの納品方法の場合でも、前記各金属板4a、4bの内側に前記各断熱材5a、5bを配置した状態で、これら各金属板4a、4bと各断熱材5a、5bとが、結合されていない為、前記排気管2に組み付ける際、前記各断熱材5a、5bが、前記各金属板4a、4bに対してずれたり、或いはこれら各金属板4a、4bから落下する等して、組み付け作業の効率が低下してしまう可能性がある。これに対して、例えば前記断熱材5a、5bを、前記各金属板4a、4bに対し、接着材により結合する事も考えられるが、この場合には、結合するまで(接着剤が乾くまで)に要する時間が長くなると共に、接着剤自体のコストが嵩み、好ましくない。
又、上述の様に、前記各金属板4a、4bと前記各断熱材5a、5bとを別体として納品する場合には、輸送コスト及び部品管理コストが嵩んでしまう。一方、前記各金属板4a、4bの内側に前記各断熱材5a、5bを組み合わせた状態で納品する場合でも、梱包の際、これら両部材4a(4b)、5a(5b)同士が分離しない様に注意を払いながら行う必要があり、作業効率が低下してしまう。何れにしても、納品の為のコスト(納品コスト)が嵩んでしまう可能性がある。
特開平9−32546号公報
本発明は、上述の様な事情に鑑みて、納品コストの低減及び組み付け性の向上を図れる、遮熱板の構造を実現すべく発明したものである。
本発明の遮熱板は、プレス加工により使用時に高温となる部材の少なくとも一部を覆える形状に形成された金属板と、この金属板の内側(組み付け状態で、高温となる部材に近い側)に、この金属板と当接した状態で配置されており、その内面が前記高温となる部材の外面に当接した状態(好ましくは押し付けられた状態)で使用されるものである断熱材と、ステープルとを備えている。
又、前記金属板と前記断熱材とが、これら金属板及び断熱材を打ち抜いた状態で固定された前記ステープルにより、互いに結合されている。
上述の様な本発明の遮熱板を実施する場合には例えば、請求項2に記載した発明の様に、前記ステープルを、前記金属板及び前記断熱材を外側(組み付け状態で、高温となる部材から遠い側)から打ち抜く事により固定する。
本発明を実施する場合には例えば、請求項3に記載した発明の様に、前記金属板及び前記断熱材を部分筒状(例えば、半筒状)に形成する。
本発明を実施する場合には例えば、請求項4に記載した発明の様に、前記遮熱板を、半筒状(例えば、半円筒状)の一対の遮熱板素子により構成する。又、これら両遮熱板素子を、1対の半筒状の金属板と、1対の半筒状の断熱材とにより構成する。そして、これら両金属板を、これら両金属板の円周方向両端部を対向させた状態で結合する事により、全体を筒状に形成する。尚、前記遮熱板を、部分筒状の複数(3個以上)の遮熱板素子(金属板及び断熱材)により構成する事も可能である。
請求項4に記載された発明を実施する場合には例えば、請求項5に記載した発明の様に、前記各金属板の円周方向両端部に、径方向外方に延出した状態で取付フランジ部を形成する。そして、前記各金属板のこれら各取付フランジ部同士を円周方向に対向させた状態で、これら各取付フランジ部同士を溶接又はかしめにより結合固定する。
本発明の遮熱板の場合、遮熱板を構成する金属板と断熱材とを、この金属板を外側から打ち抜く事により固定されたステープルにより互いに結合している。この為、これら金属板と断熱材とを分離不能に結合した状態で、自動車メーカ等に納品する為の梱包及び輸送を行う事ができる。この結果、遮熱板の納品コストの低減を図れる。又、接着剤を使用して結合する場合に比べて、結合作業に要する時間を短くできると共に、材料コストを抑える事もできる。
又、前記遮熱板を、排気管等の使用時に高温となる部材に対して組み付ける際、前記金属板と前記断熱材とが分離する事がない。この為、遮熱板の組み付け性を向上でき、組み立て作業効率の向上を図れる。
本発明の実施の形態の1例を示す、遮熱板を構成する1対の遮熱板素子を、分離した状態で示す斜視図。 同じく、図1のB−B断面図。 同じく、金属板を打ち抜く前の状態のステープルを示す正面図(a)と、図1のC−C断面図(b)。 従来から知られている遮熱板の1例を、排気管に組み付けた状態で示す図。 同じく、図4のA−A断面図。 同じく、遮熱板を排気管に組み付ける前の状態を説明する為の図4の分解斜視図。
[実施の形態の1例]
本発明の実施の形態の第1例に就いて、図1〜3を参照しつつ説明する。
本例の遮熱板1aは、前述した従来構造と同様に、上流側に配置されたエンジンから排出され、エキゾーストマニホールドを通過した排気ガス、或いはターボチャージャーを構成するタービンを通過した排気ガスを、下流側に配置された触媒及びマフラーに導く為の排気管2(図4〜6参照)等の様に、運転時に高温となる部分を覆う状態で設置されるものである。
この様な本例の遮熱板1aは、1対の半円筒状の遮熱板素子3c、3dから成る。又、これら両遮熱板素子3c、3dは、半円筒状の金属板4c、4dと、これら各金属板4c、4dの内側(組み付け状態で排気管2に近い側)に、その外面(組み付け状態で排気管2から遠い面)が前記各金属板4c、4dの内面と当接した状態で配置された半円筒状の断熱材5c、5dと、複数個(本例の場合2個)のステープル10、10とから成る。
このうちの各金属板4c、4dは、厚さ寸法が0.15〜0.3mmの鋼板やアルミニウム板の単板をプレス加工する事により、その内側に前記各断熱材5c、5dを配置できる程度の隙間を介在させた状態で、前記排気管2を覆える様な形状及び大きさに形成されている。尚、前記各金属板4c、4dを、アルミニウム板により造る場合には、厚さ寸法を0.3mm程度にするのが好ましい。一方、前記各金属板4c、4dを、SUS430等のフェライト系ステンレス鋼板により造る場合には、厚さ寸法を0.2mm程度にするのが好ましい。
この様な各金属板4c、4dの材料及び厚さ寸法は、後述するステープル10、10を打ち抜く事が可能な範囲で、適宜設定する事ができる。或いは、これら各ステープル10、10を打ち抜く部分の厚さ寸法を、他の部分に比べて予め小さくしておくこともできる。具体的には、前記各ステープル10、10を打ち抜く部分の周囲に、例えば、プレス加工により円形の凹部(図示省略)を形成し、当該部分の厚さを、他の部分の厚さ寸法よりも小さくする。この様な凹部を形成すれば、前記各ステープル10、10の打ち抜きが容易に行えるだけでなく、これら各ステープル10、10を打ち抜く位置の確認を容易に行う事もできる。尚、前記各金属板4c、4dに前記凹部を形成した場合に、この凹部の底部の厚さ寸法を他の部分の厚さ寸法と同じに形成したとしても、前記各ステープル10、10を打ち抜く位置の確認を容易に行えると言った効果を得る事ができる。
又、前記各金属板4c、4dの円周方向両端部には、軸方向の全長に亙り、径方向外方に延出した状態で、取付フランジ部6c、6dが形成されている。尚、本例の場合、これら各取付フランジ部6c、6dに、前述した従来構造の様な貫通孔7、7(図4〜6)は
形成していない。
又、前記各断熱材5c、5dは、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、或はこれらを主成分とし、ガラス繊維、セラミック繊維類を混入したもの等により、その内側に、前記排気管2を隙間のない状態で覆える様な形状及び大きさに形成されている。一般的に、前記各断熱材5a、5bの厚さ寸法は、前記各金属板4c、4dの厚さ寸法よりも十分に大きい。
前記各断熱材5a、5bの厚さ寸法W(図示省略)は、前記各金属板4c、4d同士を結合した状態での内径寸法D(図示省略)と、前記排気管2の外径寸法D(図示省略)との差の1/2よりも、大きくするのが好ましい{W>(D−D)/2}。この様な寸法関係に規制する事により、組み付け状態に於いて、前記各金属板4c、4dの内面と、前記排気管2の外周面との間に、前記各断熱材5a、5bを、圧縮した状態(弾性力を有した状態)で配置できる。
又、前記各ステープル10、10は、鉄系合金、アルミニウム合金、又はステンレス鋼等の金属材料から造られたもので、前記各金属板4c、4dと前記各断熱材5c、5dとを互いに結合する為のものである。具体的には、前記各ステープル10、10は、前記各金属板4c、4dと各断熱材5c、5dとを、これら各金属板4c、4dの円周方向中間部で、軸方向に離隔した複数箇所(本例の場合2箇所)を、外面側から打ち抜いた状態で結合している。又、本例の場合には、前記各ステープル10、10(連続部12)の長さ方向を、前記各遮熱板素子3c、3dの軸方向に一致させた状態(外周面の母線形状に沿った状態)で、前記各ステープル10、10を打ち抜いている。この様にして、これら各ステープル10、10と前記各金属板4c、4dの外面との間に隙間が形成される事を防止している。尚、前述した様に、前記各金属板4c、4dの外面のうち、ステープル10、10を打ち付ける部分に、凹部を形成すると共に、この凹部の底部を平坦面状に形成すれば、前記各ステープル10、10(連続部12)の長さ方向を、特に規制しなくても(遮熱板素子3c、3dの軸方向に一致させなくても)、これら各ステープル10、10と前記各金属板4c、4dの外面との間に隙間が形成される事を防止できる。
この様な各ステープル10、10は、打ち付け前の状態では、図3(a)に示す様に、全体をコ字状に形成されており、1対の打ち抜き部11、11と、これら両打ち抜き部11、11の基端部同士を連結する連続部12とから成る。一方、前記各ステープル10、10は、打ち付け状態では、前記両打ち抜き部11、11の中間部から先端部に掛けての部分が、これら両打ち抜き部11、11同士が互いに近づく方向に、半円弧状に折れ曲がっている。但し、打ち付け状態での前記両打ち抜き部11、11の形状は、後述するダイスの形状に応じて変化する為、半円弧状に限らず、例えば直角に折れ曲がった形状も採用できる。前記打ち抜き部11、11及び前記連続部12の形状は、本例の場合に限定されず、各種形状のものを採用できる。
尚、上述の様な各ステープル11、11の打ち付けは以下の様にして行う。
先ず、前記各金属板4c、4dの内側に前記各断熱材5c、5dを配置した状態で、これら各断熱材5c、5dの内側に、図示しないダイスを配置する。そして、この状態で、図示しないエアカッター等の打ち付け工具により、前記各ステープル11、11を、前記各金属板4c、4dの外面側から打ち付けて、これら各金属板4c、4d及び各断熱材5c、5dを同時に打ち抜く。すると、前記各ステープル11、11の先端部から中間部に掛けての部分が、前記ダイスに形成された凹溝に沿う様にして、互いに近付く方向に湾曲しながら折れ曲がる。尚、前記各ステープル11、11により、前記各金属板4c、4dと前記各断熱材5c、5dとを互いに結合する作業は、前記両遮熱板素子3c、3dを自動車メーカ等に納品する前の段階で行う。即ち、納品の為の梱包及び輸送は、前記各ステープル11、11により、前記各金属板4c、4dと前記各断熱材5c、5dとを互いに結合した状態で行う事ができる。
上述の様な構成を有する本例の遮熱板1a(両遮熱板素子3c、3d)を、前記排気管2に組み付ける作業に就いて説明する。
先ず、前記両遮熱板素子3c、3dを、これら両遮熱板素子3c、3dを構成する各金属板4c、4dの取付フランジ部6c、6c(6d、6d)同士を円周方向に対向させ、前記各断熱材5c、5dを前記排気管2の外周面に押し付けた状態で、この排気管2を覆う様に配置する。そして、円周方向に対向した前記各取付フランジ部6c、6c(6d、6d)同士を、スポット溶接により結合固定する。
尚、スポット溶接の代わりにこれら各取付フランジ部6c、6c(6d、6d)同士をかしめ固定により結合固定する事もできる。具体的には、前記各金属板4c、4dの取付フランジ部6c、6c(6d、6d)同士を円周方向に対向させた状態で、これら両取付フランジ部6c、6c(6d、6d)の径方向外端寄り部分の一部又は全部を、同時に180°折り曲げる様にして行う。或いは、前記両遮熱板素子3c、3dのうちの何れか一方の遮熱板素子3cを構成する金属板4cの各取付フランジ部6c、6cの径方向に関する高さ寸法を、他方の遮熱板素子3dを構成する金属板4dの各取付フランジ部6d、6dの径方向に関する高さ寸法よりも大きく形成すると共に、前記一方の遮熱板素子3cの各取付フランジ部6c、6cを、他方の遮熱板素子3dの各取付フランジ部6d、6d側に、これら各取付フランジ部6d、6dを覆う様な状態で180°折り曲げて(かしめて)固定する事もできる。
本例の場合、前記遮熱板1a(両遮熱板素子3c、3d)を前記排気管2に組み付けた状態で、前記各金属板4c、4dの内面と、前記各断熱材5c、5dの外面とが当接し、且つ、これら各断熱材5c、5dの内面と、前記排気管2の外面とが当接している。この様にして、前記遮熱板1aが、前記排気管2に対してがたつく事を防止している。
上述の様な構成を有する本例の遮熱板1aの場合、この遮熱板1aを構成する遮熱板素子3c、3dの各金属板4c、4dと各断熱材5c、5dとを、前記各ステープル10、10により互いに結合している。この為、これら各金属板4c、4dと各断熱材5c、5dとを分離不能に結合した状態で、自動車メーカ等に納品する為の梱包及び輸送を行う事ができる。この結果、前記遮熱板1aの納品コストの低減を図れる。又、前記各金属板4c、4dと前記各断熱材5c、5dとを接着剤により結合する場合と比べて、結合作業に要する時間を短くできると共に、材料コストを抑える事もできる。
又、前記遮熱板1aを、前記排気管2等の使用時に高温となる部材に対して組み付ける際、前記各金属板4c、4dと各断熱材5c、5dとが、互いにずれたり、分離する事がない。この為、前記遮熱板1aの組み付け性を向上でき、組み立て作業効率の向上を図れる。
又、本例の場合、前記両遮熱板素子3c、3dの各金属板4c、4d同士を、スポット溶接或いはかしめ固定により結合固定している。この為、前述した従来構造の様に、各金属板4a、4b同士をボルト8、8(図5参照)及びナット9、9により結合固定する場合と比べて、部品点数を低減できと共に、全体の重量を軽減できる。
又、前述した従来構造の様に、各金属板4a、4b同士をボルト8、8及びナット9、9により結合固定する場合、これら金属板4a、4bの厚さ寸法をある程度大きくする必要がある。ところが、本例の様に前記各金属板4c、4dと前記各断熱材5c、5dとを前記各ステープル10、10により結合する構造の場合、前記各金属板4c、4dの厚さ寸法が大きいと、前記各ステープル10、10により、これら各金属板4c、4dを打ち抜く事が難しくなる。この様な観点から、本発明を実施する場合には、前記両遮熱板素子3c、3dの各金属板4c、4d同士の結合方法を、ボルト及びナットを用いた結合方法ではなく、スポット溶接或いはかしめ固定にする事が好ましい。尚、前記遮熱板1aの使用状態によっては、前記各取付フランジ部6c、6c(6d、6d)同士を、別のステープルを用いて結合する事もできる。
本発明を実施する場合に、遮熱板を構成する金属板は、単板だけでなく、ステープルで打ち抜く事が可能な範囲で、積層板とする事もできる。
又、金属板と断熱材とを結合するステープルの数及び大きさ(連続部及び打ち抜き部の長さ)は、この金属板及び断熱材の大きさ及びこれら両部材同士の結合力を考慮して、適宜決定する。
又、本発明を実施する場合には、遮熱板の全体を筒状に形成する必要はない。具体的には、部分筒状(例えば、半円筒状)の金属板及び断熱材により、全体が部分筒状(例えば、半円筒状)の遮熱板とする事もできる。
更に、前述した実施の形態では、ステープルを、金属板及び断熱材の外側(組み付け状態に於いて、高温となる部材から遠い側)から打ち抜いた状態で固定している。但し、本発明を実施する場合には、ステープルを、前記金属板及び前記断熱材の内側(組み付け状態に於いて、高温となる部材に近い側)から打ち抜いた状態で固定する事もできる。
1、1a 遮熱板
2 排気管
3a、3b、3c、3d 遮熱板素子
4a、4b、4c、4d 金属板
5a、5b、5c、5d 断熱材
6a、6b、6c、6d 取付フランジ部
7 貫通孔
8 ボルト
9 ナット
10 ステープル
11 打ち抜き部
12 連続部

Claims (5)

  1. プレス加工により使用時に高温となる部材の少なくとも一部を覆える形状に形成された金属板と、この金属板の内側に、この金属板と当接した状態で配置されており、その内面が前記高温となる部材の外面に当接した状態で使用されるものである、断熱材と、ステープルとを備える遮熱板であって、
    前記金属板と断熱材とが、これら金属板及び断熱材を打ち抜いた状態で固定された前記ステープルにより、互いに結合されている事を特徴とする遮熱板。
  2. 前記ステープルが、前記金属板及び前記断熱材を外側から打ち抜く事により固定されている、請求項1に記載した遮熱板。
  3. 前記金属板及び前記断熱材が部分筒状である、請求項1〜2のうちの何れか1項に記載した遮熱板。
  4. 1対の半筒状の遮熱板素子から成り、
    これら両遮熱板素子は、1対の半筒状の金属板と、1対の半筒状の断熱材とから成り、
    これら両金属板を、これら両金属板の円周方向両端部を対向させた状態で結合する事により、全体が筒状に形成されている、請求項1〜3のうちの何れか1項に記載した遮熱板。
  5. 前記各金属板の円周方向両端部に、径方向外方に延出した状態で取付フランジ部が形成されており、前記各金属板のこれら各取付フランジ部同士を円周方向に対向させた状態で、これら各取付フランジ部同士を溶接又はかしめにより結合固定している、請求項4に記載した遮熱板。


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