JP2015174834A - 水性懸濁製剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】クロキントセットメキシル含有水性懸濁製剤を提供すること。【解決手段】クロキントセットメキシル(a)、アリールスルホン酸塩及びそのホルマリン縮合物からなる群より選ばれる1種以上(b)、並びに水(c)を含有する水性懸濁製剤。【選択図】なし

Description

本発明は、クロキントセットメキシルを含有する水性懸濁製剤に関する。
従来から、クロキントセットメキシルが薬害軽減剤として知られており、例えば、クロキントセットメキシルを含有し、水と混合したときのクロキントセットメキシルの結晶成長が軽減された固形製剤が実用に供されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1にも記載されているように、クロキントセットメキシルは水と接触すると容易に水和物となることが知られている。該水和物は結晶成長し易いため、クロキントセットメキシルを含有する製剤を水と混合し、噴霧器等を用いて散布して施用する場合に、ノズルの詰まりが生じてクロキントセットメキシルの施用量が少なくなるか、散布の均一性が損なわれてしまうことにより、薬害軽減剤としての十分な効果が得られないという問題があった。特許文献1に記載の固形製剤はかかる問題を解決するべく見出された製剤であるが、クロキントセットメキシル含有水性懸濁製剤における結晶成長の問題は未だ解決されておらず、実用化には至っていない。
特表2009−544713号公報
本発明は、クロキントセットメキシル含有水性懸濁製剤を提供することを課題とする。
本発明者等は、クロキントセットメキシル含有水性懸濁製剤を見出すべく検討した結果、
アリールスルホン酸塩及びそのホルマリン縮合物からなる群より選ばれる1種以上を使用することによって、水性懸濁製剤に含有されるクロキントセットメキシルの結晶成長が軽減されることを見出した。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1] クロキントセットメキシル(a)、アリールスルホン酸塩及びそのホルマリン縮合物からなる群より選ばれる1種以上(b)、並びに水(c)を含有する水性懸濁製剤。
[2] アリールスルホン酸塩及びそのホルマリン縮合物からなる群より選ばれる1種以上が、メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物である[1]に記載の水性懸濁製剤。
[3] 更に、ポリアルキレンオキサイド共重合体(d)を含有する[1]または[2]に記載の水性懸濁製剤。
[4] ポリアルキレンオキサイド共重合体がポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体である[3]に記載の水性懸濁製剤。
[5] 更に、除草活性成分を含有する[1]〜[4]のいずれかに記載の水性懸濁製剤。
本発明により、クロキントセットメキシル含有水性懸濁製剤を提供することができる。
本発明の水性懸濁製剤(以下、本発明水性懸濁製剤と記す。)は、クロキントセットメキシル(以下、成分aと記すことがある。)を、本発明水性懸濁製剤100重量%に対して、通常1〜20重量%、好ましくは1〜15重量%含有する。
本発明水性懸濁製剤は、アリールスルホン酸塩及びそのホルマリン縮合物からなる群より選ばれる1種以上(以下、成分bと記すことがある。)を含有する。本発明においてアリールスルホン酸とは、鎖状炭化水素基が置換されていてもよい芳香族環に、直接スルホ基(−SO3H)が結合した化合物を意味し、鎖状炭化水素基としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル等の炭素数1〜4のアルキル基が挙げられ、芳香族環としては、ベンゼン及びナフタレンが挙げられる。また、塩とはナトリウム塩等のアルカリ金属塩を指す。本発明においては、市販されている成分bを用いることができ、かかる市販されている成分bとしては、Rhodia NICCA社製のSUPRAGIL MNS/90(メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物)、SUPRAGIL GN(フェニルスルホン酸ナトリウム塩)、SUPRAGIL NK(ジアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩)、SUPRAGIL WP(ジアルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩)、SUPRAGIL RM/210−EI(アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物)、SUPRAGIL MNS−88(メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩)、RHODACAL BX−78(アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩)、RHODACAL N(ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩)、竹本油脂社製のパイオニンA−44−PM(モノイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩)、パイオニンA−43−F(ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩)、パイオニンA−44−PT(トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩)、パイオニンA−44−TW (トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩)、パイオニンA−44−SP(トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩)、パイオニンA−44−B(ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩)、パイオニンA−44−D(ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩)、パイオニンA−45−D(ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩)、パイオニンA−45−PN(ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩)、ニューカルゲンBX−C(アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩)、ニューカルゲン207(ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、ニューカルゲンPS−P(ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物のナトリウム塩)、ニューカルゲンSX−C(アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩)、ニューカルゲンWG-1(アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩)、ニューカルゲンWG−2(ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物ナトリウム塩)、ニューカルゲンWG−3(アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩)、花王社製のデモールN(β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、デモールRN(β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、デモールMS(特殊芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、デモールSN−B(ナフタレンスルホン酸ブチルナフタレン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、デモールT(β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、デモールNL(β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、デモールRNL(β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、デモールT−45(β−ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、デモールSSL(特殊芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、デモールSC-30(メタクレゾールスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、第一工業製薬社製のラベリンFD-40(ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物)、ラベリンFP(ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物)、ラベリンFM−45(ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物)、ラベリンFM-P(ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物)、セルフロー120(ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物)、セルフロー120P(ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物)、HUNTSMAN社製のTERSPERSE 2001(ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、TERSPERSE 2020(アルキルナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、TERSPERSE 2100(ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、TERSPERSE 2105(ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)、TERSPERSE 2158(ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩)等が挙げられる。
本発明水性懸濁製剤は成分bを、本発明水性懸濁製剤100重量%に対して、その合計として通常0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜8重量%含有する。
本発明水性懸濁製剤に用いられる水(以下、成分cと記すことがある。)は特に制限されることがなく、水道水、井水及び脱イオン水等の通常の水性懸濁製剤に用いられる水を用いることができるが、脱イオン水の使用が好ましい。
本発明水性懸濁製剤は成分cを、本発明水性懸濁製剤100重量%に対して、通常40〜90重量%、好ましくは50〜90重量%含有する。
本発明水性懸濁製剤は、ポリアルキレンオキサイド共重合体(以下、成分dと記すことがある。)を含有していてもよい。本発明においてポリアルキレンオキサイド共重合体とは、2種以上のアルキレンオキサイドを付加重合させた化合物を意味し、アルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド等が挙げられる。本発明に用いられる成分dとしては、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体、ポリオキシエチレンポリオキシブチレンブロック共重合体等が挙げられる。成分dのHLB値は通常5〜20、好ましくは8〜19、さらに好ましくは11〜18の範囲である。本発明においては、市販されている成分dを用いることができ、かかる市販されている成分dとしては、STEPAN社製のSTEPFLOW26(ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体、HLB 13)、STEPAN社製のTOXIMUL8323(ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体、HLB 17)等が挙げられる。
本発明水性懸濁製剤が成分dを含有する場合、その合計含有量は本発明水性懸濁製剤100重量%に対して、通常0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜8重量%である。
本発明水性懸濁製剤は、農薬活性成分を含有していてもよい。かかる農薬活性成分としては、殺虫活性成分、殺菌活性成分、除草活性成分、植物生長調節活性成分等が挙げられる。
かかる殺虫活性成分としては、イミダクロプリド、アセタミプリド、チアクロプリド、チアメトキサム、クロチアニジン等のネオニコチノイド化合物、ベンスルタップ等のネライストキシン化合物、カルバリル、チオジカルブ等のカーバメート化合物、フルベンジアミド、クロラントラニリプロール等のジアミド化合物、フィプロニル、エチプロール等のフェニルピラゾール化合物、エマメクチン安息香酸塩、ミルベメクチン、レピメクチン、スピノサド等のマクロライド化合物、ピメトロジン、フロニカミド、クロルフェナピル、ジアフェンチウロン、インドキサカルブMP、メタフルミゾン、メタアルデヒド、トルフェンピラド等が挙げられる。
かかる殺菌活性成分としては、ジラム、マンネブ、マンゼブ、ポリカーバメート、プロピネブ、チウラム、チアジアジン等の有機硫黄化合物、トルクロホスメチル等の有機リン化合物、フサライド、トリシクラゾール、ピロキロン、カルプロパミド、ジクロシメット等のメラニン生合成阻害化合物、チオファネートメチル、ベノミル、ジエトフェンカルブ等のベンズイミダゾール化合物、イプロジオン、プロシミドン等のジカルボキシイミド化合物、メプロニル、フルトラニル、ボスカリド、フルオピコリド、フラメトピル、チフルザミド、ペンチオピラド、メタラキシル、フェンヘキサミド、マンジプロパミド、チアジニル、イソチアニル等の酸アミド化合物、オキスポコナゾールフマル酸塩、トリアジメホン、ビテルタノール、フェンブコナゾール、ヘキサコナゾール、テブコナゾール、ジフェノコナゾール、イプコナゾール、イミベンコナゾール、シプロコナゾール、シメコナゾール、メトコナゾール、フェナリモル、トリホリン等のステロール生合成阻害化合物、アゾキシストロビン、クレソキシムメチル、メトミノストロビン、オリサストロビン、ファモキサドン、フェンアミドン等のストロビルリン化合物、メパニピリム等のアニリノピリミジン化合物、プロベナゾール、フェリムゾン、ジクロメジン、ペンシクロン、フルオルイミド、キャプタン、クロロタロニル、ジチアノン、キノキサリン、フルジオキソニル、オキソリニック酸、フルアジナム、シモキサニル、イミノクダジンアルベシル酸塩、ジメトモルフ、ベンチアバリカルブイソプロピル、ジアゾファミド、アミスルブロム等が挙げられる。
かかる除草活性成分としては、MCPA、MCPP、メコプロップP、トリクロピル、クロメプロップ、キザロホップエチル等のフェノキシ酸化合物、フェンメディファム、デスメディファム、ピリブチカルブ等のカーバメート化合物、テニルクロール、ブロモブチド、エトベンザニド、ジフルフェニカン、メフェナセット、カフェンストロール、プロピザミド、イソキサベン、フルポキサム等の酸アミド化合物、ジウロン、リニュロン、シデュロン、ダイムロン、クミルロン、カルブチレート、イソウロン、テブチウロン等の尿素化合物、ベンスルフロンメチル、エトキシスルフロン、ピラゾスルフロンエチル、アジムスルフロン、ハロスルフロンメチル、フラザスルフロン、ニコスルフロン、リムスルフロン、チフェンスルフロンメチル、イマゾスルフロン、シクロスルファムロン、クロリムロンエチル、フルセトスルフロン、メトスルフロンメチル、ヨードスルフロンメチルナトリウム塩等のスルホニルウレア化合物、ピリミノバックメチル、ペノキススラム、フロラスラム等のピリミジルオキシ安息香酸化合物、シマジン、アトラジン、シアナジン、シメトリン、プロメトリン、メトリブジン、トリアジフラム、メタミトロン等のトリアジン化合物、ターバシル、ブロマシル、レナシル、クロリダゾン、ベンタゾン等のダイアジン化合物、ピレゾレート、ピラゾキシフェン、ベンゾフェナップ、ピラクロニル、ピラフルフェンエチル、オキサジアゾン、オキサジアルギル等のダイアゾール化合物、プロジアミン、オリザリン等のジニトロアニリン化合物、ジカンバ、イマザキン、イマザモックスアンモニウム塩等の芳香族カルボン酸化合物、ジクロベニル、クロルチアミド等のニトリル化合物、テプラロキシジム等のシクロヘキサンジオン化合物、クロルフタリム、フルミオキサジン等のフェニルフタルイミド化合物、テフルトリオン、メソトリオン等のトリケトン化合物、キノクラミン、ペントキサゾン、オキサジクロメホン、ベンゾビシクロン、フルチアセットメチル、フェントラザミド、プリフタリド、4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−3(2H)−ピリダジノン等が挙げられる。
かかる植物生長調節活性成分としては、インドール酪酸、1−ナフチルアセトアミド、エチクロゼート、ジクロルプロップ、4−CPA等のオーキシン化合物、ベンジルアミノプリン、ホルクロルフェニュロン等のサイトカイニン化合物、ジベレリン、マレイン酸ヒドラジドカリウム、ウニコナゾールP、パクロブトラゾール、フルルプリミドール、プロヘキサジオンカルシウム塩、過酸化カルシウム等が挙げられる。
本発明水性懸濁製剤が農薬活性成分を含有する場合、その合計含有量は本発明水性懸濁製剤100重量%に対して、通常0.5〜30重量%、好ましくは1〜25重量%である。
本発明水性懸濁製剤はさらに、通常の水性懸濁製剤において用いられる農薬補助剤を含有していてもよい。かかる農薬補助剤としては、増粘剤、消泡剤、防腐剤、凍結防止剤等が挙げられる。本発明水性懸濁製剤が農薬補助剤を含有する場合、その合計含有量は本発明水性懸濁製剤100重量%に対して、通常0.01〜28.5重量%、好ましくは0.01〜14.8重量%である。
かかる増粘剤としては、ザンサンガム、ラムザンガム、ローカストビーンガム、カラギーナン、ウェランガム等の天然多糖類、ポリアクリル酸ナトリウム等の合成高分子類、カルボキシメチルセルロース等の半合成多糖類、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、スメクタイト、ベントナイト、ヘクトライト、乾式法シリカ等の鉱物質微粉末、アルミナゾル等が挙げられる。
本発明水性懸濁製剤が増粘剤を含有する場合、その合計含有量は本発明水性懸濁製剤100重量%に対して、通常0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜3重量%である。
かかる消泡剤としては、例えば、ダウコーニング社製のアンチフォームCエマルション、Rhodia NICCA社製のロードシル454、Rhodia NICCA社製のロードシルアンチフォム432、東芝シリコーン株式会社製のTSA730、東芝シリコーン株式会社製のTSA731、東芝シリコーン株式会社製のTSA732、東芝シリコーン株式会社製のYMA6509等のシリコーン系消泡剤、及びクラリアント社製のフルオウェットPL80等のフッ素系消泡剤が挙げられる。
本発明水性懸濁製剤が消泡剤を含有する場合、その合計含有量は本発明水性懸濁製剤100重量%に対して、通常0.01〜0.5重量%、好ましくは0.05〜0.3重量%である。
かかる防腐剤としては、p−ヒドロキシ安息香酸エステル、サリチル酸誘導体及びイソチアゾリン−3−オン誘導体等が挙げられる。
本発明水性懸濁製剤が防腐剤を含有する場合、その合計含有量は本発明水性懸濁製剤100重量%に対して、通常0.01〜3重量%、好ましくは0.01〜1.5重量%である。
かかる凍結防止剤としては、プロパノール等の水混和性モノアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール等の水混和性ジオール等が挙げられる。
本発明水性懸濁製剤が凍結防止剤を含有する場合、その合計含有量は本発明水性懸濁製剤100重量%に対して、通常1〜20重量%、好ましくは1〜10重量%である。
本発明水性懸濁製剤において、成分aと成分bとの重量比は、通常1:1〜1:0.01、好ましくは1:0.75〜1:0.05、より好ましくは1:0.5〜1:0.1である。
本発明水性懸濁製剤が成分dを含有する場合、成分aと、成分b及び成分dの合計との重量比(すなわち、成分aの重量:(成分bの重量+成分dの重量))は、通常1:1〜1:0.01、好ましくは1:0.75〜1:0.05、より好ましくは1:0.5〜1:0.1である。
本発明水性懸濁製剤の例のいくつかを以下に示す。尚、各成分の含有量は、本発明水性懸濁製剤100重量%に対する重量%を示す。
本発明水性懸濁製剤の例1
クロキントセットメキシル1〜20重量%、メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物0.1〜10重量%、及び水40〜90重量%を含有する水性懸濁製剤。
本発明水性懸濁製剤の例2〜102
上記の本発明水性懸濁製剤の例1において、メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物が、以下に示す成分bであるそれぞれの水性懸濁製剤。
本発明水性懸濁製剤の例2 エチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例3 プロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例4 イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例5 ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例6 sec-ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例7 イソブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例8 tert-ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例9 ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例10 ジメチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例11 トリメチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例12 ジエチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例13 トリエチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例14 ジプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例15 トリプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例16 ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例17 トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例18 ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例19 トリブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例20 ジ-sec-ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例21 トリ-sec-ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例22 ジイソブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例23 トリイソブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例24 ジ-tert-ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例25 トリ-tert-ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例26 メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例27 エチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例28 プロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例29 イソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例30 ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例31 sec-ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例32 イソブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例33 tert-ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例34 ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例35 ジメチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例36 トリメチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例37 ジエチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例38 トリエチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例39 ジプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例40 トリプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例41 ジイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例42 トリイソプロピルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例43 ジブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例44 トリブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例45 ジ-sec-ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例46 トリ-sec-ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例47 ジイソブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例48 トリイソブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例49 ジ-tert-ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例50 トリ-tert-ブチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例51 メチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例52 エチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例53 プロピルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例54 イソプロピルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例55 ブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例56 sec-ブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例57 イソブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例58 tert-ブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例59 ベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例60 ジメチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例61 トリメチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例62 ジエチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例63 トリエチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例64 ジプロピルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例65 トリプロピルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例66 ジイソプロピルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例67 トリイソプロピルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例68 ジブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例69 トリブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例70 ジ-sec-ブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例71 トリ-sec-ブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例72 ジイソブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例73 トリイソブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例74 ジ-tert-ブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例75 トリ-tert-ブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物
本発明水性懸濁製剤の例76 メチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例77 エチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例78 プロピルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例79 イソプロピルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例80 ブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例81 sec-ブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例82 イソブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例83 tert-ブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例84 ベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例85 ジメチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例86 トリメチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例87 ジエチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例88 トリエチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例89 ジプロピルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例90 トリプロピルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例91 ジイソプロピルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例92 トリイソプロピルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例93 ジブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例94 トリブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例95 ジ-sec-ブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例96 トリ-sec-ブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例97 ジイソブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例98 トリイソブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例99 ジ-tert-ブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例100 トリ-tert-ブチルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例101 ナフタレンスルホン酸ブチルナフタレン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例102 メタクレゾールスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩
本発明水性懸濁製剤の例103〜204
上記の本発明水性懸濁製剤の例1〜102のそれぞれにおいて、更にポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体0.1〜10重量%を含有するそれぞれの水性懸濁製剤。
本発明水性懸濁製剤の例205〜306
上記の本発明水性懸濁製剤の例103〜204のそれぞれにおいて、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体がポリオキシエチレンポリオキシブチレンブロック共重合体であるそれぞれの水性懸濁製剤。
本発明水性懸濁製剤の例307
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−3(2H)−ピリダジノン 0.5〜30重量%、クロキントセットメキシル 1〜20重量%、メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物0.1〜10重量%、及び水40〜90重量%を含有する水性懸濁製剤。
本発明水性懸濁製剤の例308
4−(2,6−ジエチル−4−メチルフェニル)−5−ヒドロキシ−2,6−ジメチル−3(2H)−ピリダジノン 0.5〜30重量%、クロキントセットメキシル 1〜20重量%、メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物0.1〜10重量%、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体0.1〜10重量%、及び水40〜90重量%を含有する水性懸濁製剤。
本発明水性懸濁製剤の例309
クロキントセットメキシル 1〜20重量%、メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物0.1〜10重量%、農薬補助剤0.01〜28.5重量%、及び水40〜90重量%を含有する水性懸濁製剤。
本発明水性懸濁製剤の例310
クロキントセットメキシル 1〜20重量%、メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物0.1〜10重量%、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体0.1〜10重量%、農薬補助剤0.01〜28.5重量%、及び水40〜90重量%を含有する水性懸濁製剤。
本発明水性懸濁製剤は、成分a、成分b及び水、必要に応じ、成分d、農薬活性成分及び農薬補助剤を混合して製造することができる。より具体的には、成分b及び必要に応じて成分dが添加された水と成分a及び必要に応じ、農薬活性成分とを混合し、ビーズミル等の湿式粉砕機を使用して成分a及び必要に応じ、農薬活性成分を微粉砕することにより、懸濁液を調製する。または、ジェットミル等の乾式粉砕機を使用して成分a及び必要に応じ、農薬活性成分を微粉砕して得られる粉砕物と、成分b及び必要に応じて成分dが添加された水とを混合することにより、懸濁液を調製することもできる。そして、該懸濁液に、必要に応じ、増粘剤等を添加して本発明水性懸濁製剤を得ることができる。
本発明水性懸濁製剤において、成分aは水中に微粒子の形で分散している。該微粒子の粒径は、通常10μm以下、好ましくは0.1〜5μmである。
本発明において、粒径とは体積中位径を意味する。体積中位径は、体積基準の頻度分布において累積頻度で50%となる粒径を指し、例えばレーザ回折式粒度分布測定装置を用いて湿式測定により求めることができる。より具体的には、本発明水性懸濁製剤を水で希釈して当該装置を用いて測定する。かかるレーザ回折式粒度分布測定装置としては、例えば、マスターサイザー2000(マルバーン社製)が挙げられる。
本発明水性懸濁製剤は、通常の水性懸濁製剤と同様の方法により、水田、畑地、果樹園、芝地、非農耕地等の場所に施用することができる。本発明水性懸濁製剤は所望により本発明水性懸濁製剤を水と混合し、得られた混合液を上記場所に生育する植物や上記場所の土壌に散布する等の方法により施用することができる。該混合液の散布方法としては公知の噴霧機等を用いた該混合液の土壌表面散布、茎葉散布等が挙げられる。
また、該混合液は、種子処理、育苗箱処理等に使用することもできる。
本発明水性懸濁製剤は水と混合することなくそのまま施用することもでき、例えば本発明水性懸濁製剤を湛水下水田等に畦畔から散布することができる。散布する前には通常本発明水性懸濁製剤が入った容器を軽く振り、本発明水性懸濁製剤を混ぜる。
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
まず、製造例及び参考製造例を示す。
製造例1
水69.4重量部に、プロピレングリコール5重量部、シリコーン系消泡剤(アンチフォームCエマルション、ダウコーニング社製)0.2重量部及びメチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物(SUPRAGIL MNS/90、Rhodia NICCA社製)5重量部を添加し、これに、成分aを10.4重量部分散させ、1mmφのガラスビーズが充填された横型ビーズミル(DYNO−MILL KDL、株式会社シンマルエンタープライゼス製)を用いて湿式粉砕し、成分a懸濁液90重量部を得た。
水9.5重量部に、ケイ酸アルミニウムマグネシウム(Veegum R、Vanderbilt社製)0.2重量部を加えて30分間攪拌し、その後、キサンタンガム(Kelzan S、CP Kelco社製)0.1重量部を加えて加温し、60℃で2時間攪拌し、液温を室温にした後、防腐剤であるイソチアゾリン−3−オン誘導体(Proxel GXL、Lonza社製)0.2重量部を加えて攪拌し、増粘剤溶液10重量部を得た。
上記成分a懸濁液90重量部と増粘剤溶液10重量部とを混合し、本発明の水性懸濁製剤(以下、本水性懸濁製剤1と記す。)100重量部を得た。
製造例2
水69.4重量部を64.4重量部とし、更にポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体(STEPFLOW26、STEPAN社製)5重量部を添加した以外は製造例1と同様の方法にて成分a懸濁液90重量部を得た。これを、製造例1と同様の方法にて得た増粘剤溶液10重量部と混合することにより、本発明の水性懸濁製剤(以下、本水性懸濁製剤2と記す。)100重量部を得た。
製造例3
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体(STEPFLOW26、STEPAN社製)をリグニンスルホン酸ナトリウム(Reax85A、MeadWestvaco社製)に変更した以外は製造例2と同様の操作を行い、本発明の水性懸濁製剤(以下、本水性懸濁製剤3と記す。)100重量部を得た。
製造例4
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体(STEPFLOW26、STEPAN社製)をポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテルリン酸カリウム塩(ソプロフォールFLK、Rhodia NICCA社製)に変更した以外は製造例2と同様の操作を行い、本発明の水性懸濁製剤(以下、本水性懸濁製剤4と記す。)100重量部を得た。
製造例5
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体(STEPFLOW26、STEPAN社製)をポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテルリン酸エステル(ソプロフォール3D33、Rhodia NICCA社製)に変更した以外は製造例2と同様の操作を行い、本発明の水性懸濁製剤(以下、本水性懸濁製剤5と記す。)100重量部を得た。
製造例6
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体(STEPFLOW26、STEPAN社製)をポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテルリン酸アミン塩(ソプロフォールFL、Rhodia NICCA社製)に変更した以外は製造例2と同様の操作を行い、本発明の水性懸濁製剤(以下、本水性懸濁製剤6と記す。)100重量部を得た。
製造例7
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体(STEPFLOW26、STEPAN社製)をポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテル硫酸アンモニウム塩(ソプロフォール4D384、Rhodia NICCA社製)に変更した以外は製造例2と同様の操作を行い、本発明の水性懸濁製剤(以下、本水性懸濁製剤7と記す。)100重量部を得た。
製造例8
メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物(SUPRAGIL MNS/90、Rhodia NICCA社製)を特殊芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩(デモールMS、花王社製)に変更する以外は製造例1と同様の操作を行い、本発明の水性懸濁製剤(以下、本水性懸濁製剤8と記す。)100重量部を得る。
製造例9
水69.4重量部を64.4重量部とし、更にポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体(STEPFLOW26、STEPAN社製)5重量部を添加する以外は製造例8と同様の方法にて成分a懸濁液90重量部を得る。これを、製造例8と同様の方法にて得られる増粘剤溶液10重量部と混合することにより、本発明の水性懸濁製剤(以下、本水性懸濁製剤9と記す。)100重量部を得る。
製造例10
メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物(SUPRAGIL MNS/90、Rhodia NICCA社製)を特殊芳香族スルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩(デモールSSL、花王社製)に変更する以外は製造例1と同様の操作を行い、本発明の水性懸濁製剤(以下、本水性懸濁製剤10と記す。)100重量部を得る。
製造例11
水69.4重量部を64.4重量部とし、更にポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体(STEPFLOW26、STEPAN社製)5重量部を添加する以外は製造例10と同様の方法にて成分a懸濁液90重量部を得る。これを、製造例10と同様の方法にて得られる増粘剤溶液10重量部と混合することにより、本発明の水性懸濁製剤(以下、本水性懸濁製剤11と記す。)100重量部を得る。
参考製造例1
メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物(SUPRAGIL MNS/90、Rhodia NICCA社製)をリグニンスルホン酸ナトリウム(Reax85A、MeadWestvaco社製)に変更した以外は製造例1と同様の操作を行い、参考水性懸濁製剤100重量部を得た。
参考製造例2
メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物(SUPRAGIL MNS/90、Rhodia NICCA社製)をポリオキシエチレントリスチリルフェニルエーテルリン酸カリウム塩(ソプロフォールFLK、Rhodia NICCA社製)に変更した以外は製造例1と同様の操作を行い、参考水性懸濁製剤100重量部を得た。
参考製造例3
メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物(SUPRAGIL MNS/90、Rhodia NICCA社製)をアクリル酸系共重合体(Atolox4913、CRODA社製)に変更した以外は製造例1と同様の操作を行い、参考水性懸濁製剤100重量部を得た。
参考製造例4
メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物(SUPRAGIL MNS/90、Rhodia NICCA社製)をポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体(STEPFLOW26、STEPAN社製)に変更した以外は製造例1と同様の操作を行い、参考水性懸濁製剤100重量部を得た。
参考製造例5
メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物(SUPRAGIL MNS/90、Rhodia NICCA社製)をアニオン性高分子界面活性剤(TERSPERSE 2735、HUNTSMAN社製)に変更した以外は製造例1と同様の操作を行い、参考水性懸濁製剤100重量部を得た。
参考製造例6
水69.4重量部を64.4重量部とし、更にアクリル酸系共重合体(Atolox4913、CRODA社製)5重量部を添加した以外は参考製造例1と同様の方法にて成分a懸濁液90重量部を得た。これを、参考製造例1と同様の方法にて得た増粘剤溶液10重量部と混合することにより、参考水性懸濁製剤100重量部を得た。
参考製造例7
アクリル酸系共重合体(Atolox4913、CRODA社製)をポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体(STEPFLOW26、STEPAN社製)に変更した以外は参考製造例6と同様の操作を行い、参考水性懸濁製剤100重量部を得た。
参考製造例8
アクリル酸系共重合体(Atolox4913、CRODA社製)をアニオン性高分子界面活性剤(TERSPERSE 2735、HUNTSMAN社製)に変更した以外は参考製造例6と同様の操作を行い、参考水性懸濁製剤100重量部を得た。
次に、試験例を示す。
試験例1
本水性懸濁製剤1〜7各20gをそれぞれ50mL容量のガラス瓶に入れて密封したものを、40℃の恒温機中で3か月間保存した後、デジタルマイクロスコープにより成分aの結晶状態を観察した。その結果、本水性懸濁製剤1〜7のそれぞれに含有される成分aの結晶成長が抑制されていることを確認した。

Claims (5)

  1. クロキントセットメキシル(a)、アリールスルホン酸塩及びそのホルマリン縮合物からなる群より選ばれる1種以上(b)、並びに水(c)を含有する水性懸濁製剤。
  2. アリールスルホン酸塩及びそのホルマリン縮合物からなる群より選ばれる1種以上が、メチルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩ホルマリン縮合物である請求項1に記載の水性懸濁製剤。
  3. 更に、ポリアルキレンオキサイド共重合体(d)を含有する請求項1または2に記載の水性懸濁製剤。
  4. ポリアルキレンオキサイド共重合体がポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロック共重合体である請求項3に記載の水性懸濁製剤。
  5. 更に、除草活性成分を含有する請求項1〜4のいずれかに記載の水性懸濁製剤。
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