JP2015173176A - 変圧器 - Google Patents

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Abstract

【課題】用途に応じて巻線の結線構成を切替えることが可能な変圧器を提供する。
【解決手段】1次巻線と2次巻線とを有し、1次巻線1C〜1Cがスター結線された変圧器1であって、2次巻線を複数の巻線2C〜2Cに分割し、分割された各巻線2C〜2Cの端子T〜Tを変圧器本体2の外側に延長し、延長された各巻線2C〜2Cの各端子T〜T同士の接続構成を変圧器本体の2外部に設けられた端子接続切替手段を介して変更する。
【選択図】図1

Description

この発明は、用途に応じて2次巻線または3次巻線の結線構成を切替えることが可能な変圧器に関する。
電気供給事業者における配電用変圧器の結線方式には、主として安定巻線の必要なY−Y−(△)結線とY−△結線との2種類がある。電力供給エリアについては、Y−Y−(△)結線によるエリアが主であるが、Y−△結線によるエリア(異相地区)が一部存在する。
発変電所の工事作業時や事故などの設備不調時に使用する移動用変圧器は、2次巻線の結線構成が固定されていることから出力電力の位相が同一であり、位相の異なる異相地区での工事作業時や事故などの設備不調時に対応するため、電気供給事業者においてはY−Y−(△)結線もしくはY−△結線の2種類の移動用変圧器を個別に確保している。
従来から変圧器における巻線の結線に関する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1は、低圧巻線のデルタ結線を容易とする三相変圧器に関するものである。
特開平8−316051号公報
しかし、異相地区での工事作業時や事故などの設備不調時に対応するため、Y−Y−(△)結線またはY−△結線の2種類の移動用変圧器を個別に確保することは、多くの移動用変圧器を保有しなければならず、運用コストが多大となる問題がある。そこで、巻線の結線構成を切替えることが可能な変圧器があれば、1台の変圧器でY−Y−(△)結線とY−△結線のいずれにも対応でき、変圧器の保有台数を低減することが可能となる。
そこで本発明は、用途に応じて巻線の結線構成を切替えることが可能な変圧器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、1次巻線と2次巻線とを有し、前記1次巻線がスター結線された移動可能な変圧器であって、前記2次巻線を複数の巻線に分割し、前記分割された各巻線の端子を変圧器本体の外側に延長し、前記延長された各巻線の各端子同士の接続構成を前記変圧器本体の外部に設けられた端子接続切替手段を介して変更することにより前記2次巻線の結線構成を切替え可能としたことを特徴とする変圧器である。
この発明によれば、変圧器の2次巻線は複数の巻線に分割され、分割された各巻線の端子が変圧器本体の外側に延長される。変圧器本体の外部には、端子接続切替手段が設けられているので、延長された各巻線の各端子同士の接続構成を端子接続切替手段を介して変更することにより、2次巻線の結線構成が切替え可能となる。
請求項2に記載の発明は、1次巻線と2次巻線と3次巻線とを有し、前記1次巻線と前記2次巻線がスター結線された移動可能な変圧器であって、前記3次巻線を複数の巻線に分割し、前記分割された各巻線の端子を変圧器本体の外側に延長し、前記延長された各巻線の各端子同士の接続構成を前記変圧器本体の外部に設けられた端子接続切替手段を介して変更することにより前記3次巻線の結線構成を切替え可能としたことを特徴とする変圧器である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の変圧器において、前記端子接続切替手段は、前記変圧器本体側に設けられた端子盤に対して着脱可能であり、巻線の結線に応じて予め成形した回路を有し、前記延長された各巻線の前記各端子と嵌合可能な嵌合端子を有していることを特徴としている。
請求項1、2に記載の発明によれば、用途に応じて2次巻線または3次巻線の結線構成を切替えることで、1台の変圧器で位相の異なる出力電力を得ることができる。これにより、変圧器の共用化が図れ、変圧器の保有台数を低減することが可能となる。また、異相地区および異相地区でない地区の双方での電力供給が可能となり、変圧器の稼働率を高めることができる。
請求項3に記載の発明によれば、端子接続切替手段は、変圧器本体側に設けられた端子盤に対して着脱可能であり、延長された各巻線の各端子と嵌合可能な嵌合端子を有しているので、端子接続切替手段を端子盤に装着するだけで、巻線の結線構成を容易に切替えることができる。
本発明の実施の形態1に係わる変圧器の2次巻線の結線構成を示す配線図であって、図1(a)はY−Y−(△)結線を示す配線図であり、図1(b)はY−△結線を示す配線図である。 図1の変圧器における分割された2次巻線の端子の接続構成を示す配線図である。 図1の変圧器における分割された2次巻線の端子の配置構成を示す配線図である。 図1の変圧器側の端子盤から離脱された状態の端子接続切替手段を示す側面図である。 図1の変圧器側の端子盤に装着された状態の端子接続切替手段を示す側面図である。 図4の端子盤に設けられる嵌合端子の拡大正面図である。 図6のA−A線に沿う断面図である。 図4の端子接続切替手段に設けられる嵌合端子の拡大断面図である。 図1の変圧器を搭載した車両の平面図である。 図1の変圧器を搭載した車両の正面図である。 図1の変圧器を搭載した車両の背面図である。 本発明の実施の形態2に係わる変圧器の3次巻線の結線構成を示す配線図であって、図12(a)はY−Y−Y−(△)結線を示す配線図であり、図12(b)はY−Y−△結線を示す配線図である。
つぎに、この発明の実施の形態について、図面を用いて詳しく説明する。
(実施の形態1)
図1ないし図11は、本発明の実施の形態1を示しており、とくに電力供給事業者が保有する移動可能な変圧器に適用した場合を示している。図9ないし図11は、変圧器1を運搬するための車両20を示している。車両20の前部には運転席21が位置しており、運転席21の後方には変圧器1を搭載するための荷台22が連結されている。荷台22の下方には、重量物である変圧器1を走行面Gに沿って安定した状態で運搬するために複数のタイヤ23が配置されている。変圧器1は、1次巻線および2次巻線を収納する変圧器本体2を有している。変圧器1の車両後方側には、入力端子U1、1、1が配置されている。変圧器1の車両側面側には、出力端子U、V、Wが配置されている。入力端子U1、1、1には、三相交流電源が接続可能となっている。
図1は、変圧器1の1次巻線および2次巻線の結線構成を示している。変圧器1は、例えば1次電圧110kV/2次電圧6.9kVで使用される。図1(a)に示すように、1次巻線は、巻線1Cと、巻線1Cと、巻線1Cとから構成されている。巻線1Cと巻線1Cと巻線1Cは、スター結線(Y結線)されている。2次巻線は、6つに分割されており、巻線2Cと、巻線2Cと、巻線2Cと、巻線2Cと、巻線2Cと、巻線2Cとから構成されている。2次巻線は、Y(△)結線(スター・デルタ結線)されている。すなわち、2次巻線のうち、巻線2Cと巻線2Cと巻線2Cは、Y結線されており、巻線2Cと巻線2Cと巻線2Cは、△結線(デルタ結線)されている。ここで、△結線されている巻線2Cと巻線2Cと巻線2Cは、第3高調波の流出を防止する安定巻線として機能する。
巻線2Cは、端子T、Tを有しており、端子T、Tは、変圧器本体2の外側に配置された接続盤3まで延長されている。すなわち、接続盤3における端子11Bは変圧器本体2内の端子Tと接続され、接続盤3における端子11Bは変圧器本体2内の端子Tと接続されている。巻線2Cは、端子T、Tを有しており、端子T、Tは、変圧器本体2の外側に配置された接続盤3まで延長されている。すなわち、接続盤3における端子11Bは変圧器本体2内の端子Tと接続され、接続盤3における端子11Bは変圧器本体2内の端子Tと接続されている。巻線2Cは、端子T、Tを有しており、端子T、Tは、変圧器本体2の外側に配置された接続盤3まで延長されている。すなわち、接続盤3における端子11Bは変圧器本体2内の端子Tと接続され、接続盤3における端子11Bは変圧器本体2内の端子Tと接続されている。
巻線2Cは、端子T、Tを有しており、端子T、Tは、変圧器本体2の外側に配置された接続盤3まで延長されている。すなわち、接続盤3における端子11Bは変圧器本体2内の端子Tと接続され、接続盤3における端子11Bは変圧器本体2内の端子Tと接続されている。巻線2Cは、端子T、T10を有しており、端子T、T10は、変圧器本体2の外側に配置された接続盤3まで延長されている。すなわち、接続盤3における端子11Bは変圧器本体2内の端子Tと接続され、接続盤3における端子11B10は変圧器本体2内の端子T10と接続されている。巻線2Cは、端子T11、T12を有しており、端子T11、T12は、変圧器本体2の外側に配置された接続盤3まで延長されている。すなわち、接続盤3における端子11B11は変圧器本体2内の端子T11と接続され、接続盤3における端子11B12は変圧器本体2内の端子T12と接続されている。
図4および図5は、変圧器1の変圧器本体2側に設けられた接続盤3に対し着脱可能な端子接続切替手段4の動きを示している。端子接続切替手段4は、収納ケース4aと、可変切替回路部4bと、ロックレバー4cと、車輪4dと、ロック機構部4e、ガイドレール4fを有している。車輪4dは、収納ケース4aの下部に回転自在に設けられている。ガイドレール4fは、変圧器本体2に向かって直線的に延びており、車輪4dはガイドレール4fに沿って転動可能となっている。これにより、収納ケース4aは、接続盤3に対して進退可能となっている。
収納ケース4aの上部および下部には、ロックレバー4cが設けられている。ロックレバー4cは、接続盤3と係合可能であり、変圧器本体2側に移動した収納ケース4aの動きをロックする機能を有している。ロックレバー4cは、ロック解除時に収納ケース4aを端子盤3に対して離れる方向に付勢する解除用スプリング(図示略)を有している。ロック機構部4eは、収納ケース4aの下部に設けられており、ガイドレール4fとの係合により、収納ケース4aの移動をロックする機能を有している。
可変切替回路部4b内には、接続部を除き外面が絶縁モールドされた銅合金製の帯板状の銅バー(図示略)が複数収納されている。端子接続切替手段4は、可変切替回路部4b内の複数の銅バーの接続構成を変更することにより、変圧器1の2次巻線における各巻線2C〜2Cの結線構成を切替えることが可能となっている。銅バーの接続構成の変更作業は、人力によって行う構成としているが、電動アクチュエータなどを用いて銅バーの接続構成を自動的に変更する構成としてもよい。また、複数の銅合金製の棒状または帯状の銅バー(図示略)を予め巻線の結線方式に応じて絶縁モールドで成形することにより、容易かつ迅速・確実に巻線結線方式に応じた巻線を構成することができる。このように、可変切替回路部4bを予め成形した固体モールドの結線用導体とすることで、2次巻線の結線構成を容易に切替えることが可能となる。
図6および図7は、接続盤3側に設けられた第1の嵌合端子11Bを示している。第1の嵌合端子11Bは、銅合金からなる環状嵌合部Kと、スプリングSとから構成されている。環状嵌合部Kは、付け根部は円環状に形成されており、先端部には周方向に複数の切れ目Kが形成されている。これにより、環状嵌合部Kは軸心P1を中心として半径方向に弾性変形可能となっている。環状嵌合部Kの外周面には、スプリングSを保持するための保持溝Kが形成されている。環状嵌合部Kの先端面は、テーパー面Kに形成されている。環状嵌合部Kの内周面には、嵌合内面Kが形成されている。スプリングSは、環状嵌合部Kを縮径する方向に付勢しており、後述する軸状嵌合部Jとの接触抵抗を小に抑える機能を有している。
図8は、端子接続切替手段4の可変切替回路部4b側に設けられた第2の嵌合端子12Bを示している。銅合金からなる軸状嵌合部Jと、絶縁筒部Eとから構成されている。軸状嵌合部Jの外側には、絶縁筒部Eが位置している。軸状嵌合部Jは、円柱状に形成されており、外周面Jが接続盤3側に設けられた第1の嵌合端子11Bの環状嵌合部Kの嵌合内面Kと接触可能となっている。軸状嵌合部Jの先端部は、環状嵌合部Kとの嵌合が容易となるようテーパー面Jに形成されている。第1の嵌合端子11Bの環状嵌合部Kの軸心P1は、第2の嵌合端子12Bの軸状嵌合部Jの軸心P2と合致するように設定されており、環状嵌合部Kと軸状嵌合部Jとの嵌合が円滑に行われるようになっている。
つぎに、変圧器1における2次巻線の結線構成を切替え手順および作用について説明する。
図1(a)に示すように、変圧器1の2次巻線は6つの巻線2C〜2Cに分割されており、6つの巻線2C〜2CはY−(△)結線されている。巻線2C〜2Cの結線構成の切替えには、端子接続切替手段4が用いられ、巻線2C〜2Cの結線構成を切替えは以下の手順によって行われる。
巻線2C〜2Cの結線構成を切替える際には、まず端子接続切替手段4が変圧器本体2側に位置する接続盤3から離脱される。端子接続切替手段4の接続盤3から離脱は、ロックレバー4cとロック機構部4eのロックを解除することで行われる。これにより、端子接続切替手段4を接続盤3から後退させることができ、端子接続切替手段4は接続盤3に対して電気的に切り離される。ここで、ロックレバー4cには、解除用スプリングを有しているので、ロックレバー4cによるロック解除時には、端子接続切替手段4の収納ケース4aが接続盤3から離れる方向に付勢され、端子接続切替手段4を接続盤3から容易に離脱させることが可能となる。
つぎに、端子接続切替手段4の収納ケース4aを開放し、可変切替回路部4b内の複数の銅バーの接続構成を変更する作業が行われる。ここでは、人力による複数の銅バーの組み替えにより可変切替回路部4b内の接続回路が変更される。可変切替回路部4bの接続変更作業が終了すると、端子接続切替手段4を接続盤3に向けて移動させ、端子接続切替手段4を接続盤3に接触させる。そして、ロックレバー4cとロック機構部4eによる端子接続切替手段4の動きをロックし、端子接続切替手段4を接続盤3へ確実に装着させる。端子接続切替手段4を接続盤3に装着させた状態では、端子接続切替手段4側の第2の嵌合端子12Bと接続盤3側の第1の嵌合端子11Bが嵌合し、2次巻線における各巻線2C〜2Cの各端子T〜T12同士の接続構成が変更される。
ここで、第1の嵌合端子11Bの環状嵌合部Kは、半径方向に弾性変形可能となっており、保持溝Kには環状嵌合部Kを縮径する方向に付勢するスプリングSが設けられているので、第1の嵌合端子11Bと第2の嵌合端子12Bが嵌合した状態では、環状嵌合部Kの嵌合内面Kと軸状嵌合部Jの外周面Jとが密着し、嵌合部の接触部分における電気抵抗を著しく小とすることができ、通電時の発熱を抑制することが可能となる。また、ロックレバー4cは、例えばトグル機構を有しているので、小さな力で収納ケース4aを端子盤13に確実に装着することが可能なる。
図1(b)は、端子接続切替手段4によって巻線2C〜2Cの結線構成が切替えられた状態を示している。図1(b)に示すように、変圧器1の2次巻線の6つの巻線2C〜2Cは、△結線に切替えられている。したがって、2次巻線の結線構成が異なる変圧器が設置された異相地区おいても変圧器1を用いた電力供給が可能となる。
このように、端子接続切替手段4を用いることで、用途に応じて2次巻線の結線構成を切替えることができ、1台の変圧器1で位相の異なる出力電力を得ることができる。これにより、変圧器1の共用化が図れ、変圧器1の保有台数を低減することが可能となる。また、異相地区および異相地区でない地区の双方での電力供給が可能となり、変圧器1の稼働率を高めることができる。さらに、変圧器1の共用化が図れることで、従来の対応に比べて変圧器1を遠方まで運搬する必要がなくなり、輸送費用の低減が可能となる。
2次巻線の結線構成を切替える端子接続切替手段4は、変圧器本体2に対して着脱可能であり、分割された各巻線2C〜2Cの各端子T〜T12と嵌合可能な嵌合端子12Bを有しているので、端子接続切替手段4を変圧器本体2側に設けられた接続盤3に装着するだけで、各巻線2C〜2Cの結線構成の切替作業を容易に行うことができる。
(実施の形態2)
図12は、本発明の実施の形態2を示している。実施の形態2が実施の形態1と異なるところは3次巻線の有無であり、その他の部分は実施の形態1に準じるので、準じる部分に実施の形態1と同一の符号を付すことにより、準ずる部分の説明を省略する。
図12は、変圧器1´の1次巻線、2次巻線、3次巻線の結線構成を示している。変圧器1´には、入力端子U、V、Wと、2次出力端子U、V、W2、と、3次出力端子U、V、Wが配置されている。入力端子U1、1、1には、三相交流電源が接続可能となっている。
変圧器1´は、1次電圧110kV/3次電圧23kV/2次電圧6.9/kVで使用される。図12(a)に示すように、1次巻線は、巻線1Cと、巻線1Cと、巻線1Cとから構成されている。巻線1Cと巻線1Cと巻線1Cは、スター結線(Y結線)されている。2次巻線は、巻線2Cと、巻線2Cと、巻線2Cとから構成されている。巻線2Cと巻線2Cと巻線2Cは、スター結線(Y結線)されている。
3次巻線は、6つに分割されており、巻線3Cと、巻線3Cと、巻線3Cと、巻線3Cと、巻線3Cと、巻線3Cとから構成されている。3次巻線は、Y(△)結線(スター・デルタ結線)されている。すなわち、3次巻線のうち、巻線3Cと巻線3Cと巻線3Cは、Y結線されており、巻線3Cと巻線3Cと巻線3Cは、デルタ結線(△結線)されている。これにより、変圧器1´全体としての巻線の結線構成は、Y−Y−Y−(△)結線となっている。ここで、△結線されている巻線3Cと巻線3Cと巻線3Cは、第3高調波の流出を防止する安定巻線として機能する。
3次巻線の各巻線3C〜3Cの結線構成を切替えには、上述した端子接続切替手段4が用いられる。図12(b)は、端子接続切替手段4を用いて3次巻線の各巻線3C〜3Cの結線構成を切替えた状態を示している。この状態では、3次巻線は、△結線されている。すなわち、3次巻線の各巻線3C〜3Cは△結線されている。これにより、変圧器1´全体としての巻線の結線構成は、図12(a)に示すY−Y−Y−(△)結線から図12(b)に示すY−Y−△結線に切換えられることになる。
以上、この発明の実施の形態を詳述してきたが、具体的な構成は上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、この実施の形態1においては、変圧器1を車両20に搭載した例を説明したが、変圧器1は移動可能であれば図9〜図11に示す車両搭載型の変圧器に限定されない。
1 変圧器
2 変圧器本体
3 接続盤
4 端子接続切替手段
4a 収納ケース
4b 可変切替回路部
4c ロックレバー
4f ガイドレール
11B 第1の嵌合端子
12B 第2の嵌合端子
20 車両

Claims (3)

  1. 1次巻線と2次巻線とを有し、前記1次巻線がスター結線された移動可能な変圧器であって、前記2次巻線を複数の巻線に分割し、前記分割された各巻線の端子を変圧器本体の外側に延長し、前記延長された各巻線の各端子同士の接続構成を前記変圧器本体の外部に設けられた端子接続切替手段を介して変更することにより前記2次巻線の結線構成を切替え可能としたことを特徴とする変圧器。
  2. 1次巻線と2次巻線と3次巻線とを有し、前記1次巻線と前記2次巻線がスター結線された移動可能な変圧器であって、前記3次巻線を複数の巻線に分割し、前記分割された各巻線の端子を変圧器本体の外側に延長し、前記延長された各巻線の各端子同士の接続構成を前記変圧器本体の外部に設けられた端子接続切替手段を介して変更することにより前記3次巻線の結線構成を切替え可能としたことを特徴とする変圧器。
  3. 前記端子接続切替手段は、前記変圧器本体側に設けられた端子盤に対して着脱可能であり、巻線の結線に応じて予め成形した回路を有し、前記延長された各巻線の前記各端子と嵌合可能な嵌合端子を有していることを特徴とする請求項1または2に記載の変圧器。

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