JP2015172324A - ロッド回転駆動装置及び地盤改良機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロッドの任意の位置でチャックでき、小型化が可能なロッド回転駆動装置及び該ロッド回転駆動装置を適用した地盤改良機を提供する。
【解決手段】ロッド回転駆動装置5は、ロッド6を係合する駆動シャフト20を回転可能に備えた本体17と、駆動シャフトに回転可能に設けられたロッドチャック機構18と、チャック解除機構19とを備え、ロッドチャック機構は、ロッド半径方向にのみ移動可能な複数のクサビ部材25と、クサビ部材の傾斜面25aと接触する中空円筒状のスライド部材26と、スライド部材をロッド軸方向に付勢するバネ部材27とを備え、本体に設けられたシリンダ34によってスライド部材の外周に設けられた受けプレート31を押すことにより、バネ部材の付勢力に対抗してスライド部材をスライドさせ、クサビ部材がバネ28によりロッド半径方向外側に移動しチャックを解除する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ロッド回転駆動装置及び地盤改良機に関し、詳しくは、ベースマシンの前部に立設したリーダに沿って昇降可能に設けられるロッド回転駆動装置と該ロッド回転駆動装置を適用した地盤改良機に関する。
ベースマシンの前部に立設したリーダに沿って昇降可能に設けられるロッド回転駆動装置のロッドチャック機構とチャック解除機構として、ロッドチャック機構は、出力軸(駆動シャフト)に一体回転可能に設けられ、水平方向に移動可能に対向配置され、かつ、ロッドに形成した断面円形の溝部に係合する左右一対のチャック板と、両チャック板を閉じ状態とするチャック手段とを有したものであり、前記チャック解除機構は、ロッド回転駆動装置の非回転部に配設したシリンダにて昇降可能に支持されるチャック解除部材と、該シリンダの伸長により進出するチャック解除部材に係合して両チャック板を開き方向へ移動させる推力変換機構とで構成されているものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−189576号公報
しかしながら、特許文献1に記載のロッド回転駆動装置では、ロッドに断面円形の溝部を形成しなければならない上、ロッドの溝部でしかチャックできないため、ロッドをチャックする際には溝部に対してチャック板の位置を合わせることが求められるという課題があった。そこで本発明は、ロッドに溝を形成する必要がなく、ロッドの任意の位置でチャックできる機構のロッド回転駆動装置及び該ロッド回転駆動装置を適用した地盤改良機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のロッド回転駆動装置は、ベースマシンの前部に立設したリーダに沿って昇降可能に設けられるロッド回転駆動装置であって、前記ロッド回転駆動装置は、ロッドを挿通係合する多角形状のロッド挿通孔を有する駆動シャフトを回転可能に備えた本体と、前記駆動シャフトに回転可能に設けられたロッドチャック機構と、 チャック解除機構とを備え、前記ロッドチャック機構は、前記駆動シャフトの端部に回転可能に連結した円筒体と、該円筒体に設けられた複数のガイド孔に支持され、ロッド半径方向にのみ移動可能に設けられた複数のクサビ部材と、前記円筒体の外周に設けられ、前記クサビ部材の外面の傾斜面と接触するテーパ溝を形成した中空円筒状のスライド部材と、該スライド部材をロッド軸方向に付勢するバネ部材とを備え、前記バネ部材に付勢されたスライド部材がスライドすることによって、前記クサビ部材がロッド半径方向内側に移動してロッドをチャックし、前記チャック解除機構は、前記本体に設けられたシリンダと、前記スライド部材外周に設けられた受けプレートとを備え、前記受けプレートが前記シリンダに押されることにより、前記バネ部材の付勢力に対抗して前記スライド部材をスライドさせることにより、前記クサビ部材がロッド半径方向外側に移動してロッドのチャックが解除されることを特徴としている。
また、前記ロッド回転駆動装置は、前記駆動シャフトの端部にリング状の鍔部材を設け、前記円筒体の上端は、該鍔部材の上下を挟持する断面コ字状のリング状連結部材を有することを特徴としている。
さらに、前記シリンダが、内部にチャック機構を収容可能な円筒型中空シリンダであるか、対向配置される一対のシリンダであることが好ましい。また、前記円筒体の外壁と前記クサビ部材の間に、該クサビ部材をロッド半径方向外側に付勢するバネが設けられていたり、前記クサビ部材の外面の傾斜面に、前記スライド部材と吸着する磁石が設けられていたり、前記シリンダと前記受けプレートの間に、ナイロンプレートが介されていることが好ましい。また、前記バネ部材は前記円筒体の下端に設けられたリング状の支持プレートと前記スライド部材の下端との間に配置され、前記受けプレートの周縁部下部側に前記バネ部材をカバーするカバー筒と、前記支持プレートの外周に外周面を塗装した塗装筒が設けられ、ロッドチャック解除時には前記塗装筒の外周面が前記カバー筒に覆われ、ロッドチャック時には前記塗装面の外周面の一部が前記カバー筒に覆われないことを特徴としている。
さらに、本発明の地盤改良機は、上述のロッド回転駆動装置を備えた地盤改良機であって、ロッドが全長に亘って断面多角形状であることを特徴としている。
本発明のロッド回転駆動装置によれば、ロッドにチャック用の溝部を形成する必要がない。また、ロッドチャック機構が駆動シャフトに回転可能に設けられていることから、駆動シャフトからロッドに伝達するトルクがロッドチャック機構には伝達されないため、押し込み力、引き抜き力のみがかかる構造となっており、小型化を図ることができる。さらに、ロッドをチャックする際に、角軸部の平面とクサビ部材の位相が合っていなくとも、位相が合うようにロッドチャック機構が回転するので、位相を気にせずにロッドをチャックすることができる。また、チャック解除機構のシリンダは、掘削時(チャック時)には、ロッドチャック機構と離間している状態になるので、シリンダに掘削時の反力等はかからない。
本発明の地盤改良機によれば、ロッドが全長に亘って断面多角形状をしているので、ロッドのどの位置でもチャックすることが可能である。
本発明の第1形態例を示すロッド回転駆動装置を適用した地盤改良機の側面図である。 同じくロッド回転駆動装置のチャック状態の断面図である。 同じくロッド回転駆動装置のチャック解除状態の断面図である。 図2のIV−IV断面図である。 図2のV−V断面図である。 本発明の第2形態例を示すロッド回転駆動装置のチャック状態の断面図である。 同じくロッド回転駆動装置のチャック解除状態の断面図である。 図6のVIII−VIII断面図である。 本発明の第3形態例を示すロッド回転駆動装置のチャック状態の断面図である。 同じくロッド回転駆動装置のチャック解除状態の断面図である。 図12のXI−XI断面図である。 本発明の第3形態例のクサビ部材の外面の傾斜面の図である。
図1乃至図5は、本発明のロッド回転駆動装置の第1形態例を示すものである。図1に示すように本発明のロッド回転駆動装置を適用した地盤改良機1は、走行部を備えたベースマシン2の前部にリーダ3を立設し、該リーダ3をバックステー4にて支持している。リーダ3の長手方向に沿って設けられた左右一対のガイドパイプ3aに、ロッド回転駆動装置5が、ガイドギブ14を介して連結されるとともに、リーダ3の長手方向に掛け渡したチェーン3bによって昇降可能に設けられている。また、リーダ3の下部には、ロッド回転駆動装置5により回転するロッド6をガイドする下部ガイド7が設けられている。
ロッド6は、リーダ3より長尺で全長に亘り断面が正六角形状で、内部軸方向に地盤改良剤の注入孔8を有するパイプ状のものであり、下端には掘削具9と撹拌具10とが設けられている。
また、ロッド6の上端には、注入ホース11から注入孔8内に地盤改良剤を導入するスイベルジョイント12が設けられ、該スイベルジョイントのつれ回りを防止する回り止めロッド13の一端がロッド回転駆動装置5に固設され、他端がロッド6の上端に設けられた取付部材に取り付けられている。
ロッド回転駆動装置5は、前記ガイドギブ14に連接された取付部15の上部に設けられるモータ部16と、モータ部16の下方に設けられる本体17と、該本体17の下方に設けられるロッドチャック機構18及びチャック解除機構19とを備えている。
本体17の内部には、上下に開口した中空六角形状のロッド挿通孔20aを有する駆動シャフト20が、上方及び下方に設けた軸受17a,17bを介して回転可能に配設されている。前記ロッド挿通孔20aにロッド6を挿通係合し、駆動シャフト20の外周に取り付けられた歯車21と、前記モータ部16の回転軸によって駆動される歯車(図示しない)とが噛合することで、モータ部16の回転が駆動シャフト20に伝達され、ロッド6を回転させる。前記駆動シャフト20の下端には、ロッド挿通孔20aと同形の挿通孔22aを有し、上部側が駆動シャフト20の外径とほぼ同径で、下部側が駆動シャフト20の外径よりも大きい外径を有する断面L字状でリング状の鍔部材22が固設されている。
ロッドチャック機構18は、前記鍔部材22の下部側の上下面を挟む断面コ字状でリング状の連結部材23と、該連結部材23の下方に連設される円筒体24と、該円筒体24に設けられたガイド孔24aに支持される3つのクサビ部材25と、該クサビ部材25の外面と接触しクサビ部材25をロッド半径方向内側にガイドする中空円筒状のスライド部材26と、該スライド部材26をロッド軸方向上方に付勢するバネ部材27とで構成される。
円筒体24は、中央部にロッド6を挿通する円形の挿通孔24bを有し、側壁には前記クサビ部材25をロッド半径方向にのみ移動可能に支持する角形のガイド孔24aが等間隔に3つ形成されている。各クサビ部材25は、反ロッド側の外面に、側面視において上端から下端に向ってロッド半径方向内側に傾斜する傾斜面25aを有する略断面台形状のものである。さらに、クサビ部材25の上端と円筒体24の外壁との間に、クサビ部材25をロッド半径方向外側に付勢するバネ28が設けられている。
また、スライド部材26は、中央部に、前記円筒体24を挿通する挿通孔26aが設けられ、該挿通孔26aには、各クサビ部材25の傾斜面25aと接触する該傾斜面25aと略同じ勾配のテーパ溝26bが形成されている。
バネ部材27は、ロッド軸方向に重ねられた6枚の皿バネ27aで構成され、円筒体24の下端に設けられたリング状の支持プレート29とスライド部材26の下端との間に配置されることで、スライド部材26をロッド軸方向上側へ付勢している。また、連結部材23の下部外周及びスライド部材26の上部外周に亘って、ゴミ等の侵入を防ぐガード筒30が設けられている。さらに、スライド部材26の下部外周には、後述する円筒型中空シリンダ34によって押されるリング状の受けプレート31が設けられ、受けプレート31の周縁部の下部側に、バネ部材27をカバーするカバー筒32が連設されている。受けプレート31の内部には、潤滑油を供給する潤滑油供給路31aが設けられている。さらに、支持プレート29の外周には、外周面を蛍光塗料で塗装した塗装筒33が設けられている。
このように構成することにより、ロッドチャック時には、図2に示されるように、バネ部材27によってロッド軸方向上側へ付勢されたスライド部材26が上方にスライドし、スライド部材26のテーパ溝26bがクサビ部材25の傾斜面25aを押すことによって、バネ28の付勢力に対抗しながら、各クサビ部材25がロッド半径方向内側に移動してロッドをチャックする。また、連結部材23と鍔部材22により、ロッドチャック機構18は駆動シャフト20に回転可能な構成となっており、ロッド6の平面とクサビ部材25の位相がズレていても、ロッドチャック時には位相が合い、確実に面接触でチャックすることができる。また、ロッド回転時には、ロッドチャック機構18も一体に回転するが、連結部材23によって、ロッドチャック機構には、押し込み力、引き抜き力のみがかかる。なお、ロッドチャック時には、カバー筒32がスライド部材26とともにロッド軸方向上側に付勢されているため、塗装筒33の下部側がカバー筒32に覆われないので、塗装部分を視認することでロッドチャック時であることを目視で確認することができる。
チャック解除機構19は、前記本体17の下端面に配置される円筒型中空シリンダ34と、円筒型中空シリンダ34の筒状のピストン34aの先端に設けられるリング状のナイロンプレート35と、前述の受けプレート31とで構成される。
円筒型中空シリンダ34は、外周筒34bと内周筒34cの間に前述のピストン34aを収納しており、ピストン34aはロッド軸方向上下に伸縮可能である。内周筒34cの内径は、ガード筒30の外径よりも大きい。
ナイロンプレート35は、円筒型中空シリンダ34のピストン34aの伸縮によって、ロッド軸方向に昇降可能に設けられており、中央にスライド部材26を挿通可能なリング状に形成されている。ピストン34aの縮小状態では、ナイロンプレート35と受けプレート31とは離間して配置されており、ピストン34aが伸長すると、前記バネ部材27の付勢力に対抗しながら、ナイロンプレート35が受けプレート31の上面に接触し、受けプレート31をロッド軸方向下方へ押しつける。
このように構成することにより、図3に示されるように、ピストン34aの伸長時には、スライド部材26がロッド軸方向下方へスライドするので、バネ28の付勢力により、クサビ部材25がロッド半径方向外側に移動してロッドのチャックが解除される。また、ロッドチャック解除時には、カバー筒32がスライド部材26とともにロッド軸方向下側に付勢されているため、塗装筒33がカバー筒32に完全に覆われるので、塗装部分が外部から視認されないようになる。また、ロッドチャック機構18は駆動シャフト20に回転可能な構成となっているが、ロッドチャック解除時に、ロッド回転駆動装置5が作動し、受けプレート31を押したままの状態で受けプレート31が回転するようなことがあったとしても、ナイロンプレート35が受けプレート31上で滑るので、円筒型中空シリンダ34には余計な負荷がかからない。
図6乃至図12は、本発明のロッド回転駆動装置の他の形態例を示すものである。なお、以下の説明において、前記第1形態例に示したロッド回転駆動装置の構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図6乃至図8は、本発明のロッド回転駆動装置の第2形態例を示すものである。本形態例に示すロッド回転駆動装置50については、第1形態例と同様の構成からなる本体17及びロッドチャック機構18と第1形態例と異なる構成からなるチャック解除機構51とを備えている。本形態例におけるチャック解除機構51は、前記本体17の下端面に対向配置される一対のシリンダ52,52と、該シリンダ52,52のピストンロッド53,53の先端部に取り付けられる押えプレート54と、該押えプレート54の下面に沿って設けられるナイロンプレート55と、受けプレート31とで構成される。
押えプレート54は、シリンダ52,52のピストンロッド53の伸縮によって、ロッド軸方向に昇降可能に設けられており、中央にスライド部材26を挿通可能なリング状に形成されている。また、ナイロンプレート55もリング状に形成され、複数のボルトによって押えプレート54の下面に取り付けられている。
図6に示されるように、シリンダ52,52の縮小状態では、ナイロンプレート55と受けプレート31とは離間して配置されている。シリンダ52,52のピストンロッド53,53が伸長すると、前記バネ部材27の付勢力に対抗しながら、ナイロンプレート55が受けプレート31の上面に接触し、受けプレート31をロッド軸方向下方へ押しつけるので、図7に示されるように、スライド部材26がロッド軸方向下方へスライドし、バネ28の付勢力により、クサビ部材25がロッド半径方向外側に移動してロッドのチャックが解除される。
図9乃至図12は、本発明のロッド回転駆動装置の第3形態例を示すものである。本形態例に示すロッド回転駆動装置70については、第1,2形態例と同様の構成からなる本体と、第1,2形態例と異なる構成からなるロッドチャック機構71と、第2形態例と略同様な構成からなるチャック解除機構51Aとを備えている。本形態例のチャック解除機構51Aは、第2形態例と異なりナイロンプレート55を設けず、押えプレート54にて直接受けプレート31をロッド軸方向下方へ押しつける機構となっている。
本形態例におけるロッドチャック機構71のクサビ部材72は、内部に潤滑油を供給する潤滑油供給路72bが設けられ、クサビ部材72の傾斜面72aにおける潤滑油供給路72bの出口を囲むように、磁石73が設けられている。
図11及び図12に示すように、磁石73は、クサビ部材72の傾斜面72aに6個設けられており、傾斜面72aに形成された取付凹部72c内に、ワッシャ74を介して、取付ネジ75によって取り付けられている。ワッシャ74及び取付ネジ75は、非磁性体の材料で形成されている。
このような構成することにより、ロッドチャック時には、図9に示されるように、バネ部材27によってロッド軸方向上側へ付勢されたスライド部材26が上方にスライドし、スライド部材26のテーパ溝26bがクサビ部材72の傾斜面72aを押すことによって、各クサビ部材72がロッド半径方向内側に移動してロッドをチャックする。図10に示されるように、シリンダ52,52のピストンロッド53,53が伸長すると、前記バネ部材27の付勢力に対抗しながら、押えプレート54が受けプレート31をロッド軸方向下方へ押しつけるので、スライド部材26がロッド軸方向下方へスライドした際に、磁石73の吸着力により、クサビ部材72がテーパ溝26bに追従し、クサビ部材72がロッド半径方向外側に移動してロッドのチャックが解除される。
磁石73の取付に、非磁性体の材質を用いているため、クサビ部材72自体が磁力を帯びることを抑制することができ、チャック解除時にクサビ部材72がロッド6に吸着したままにはならない。また、第1,2形態例と比べてバネ28を設ける必要がなく、バネ28を設けるための溝等の加工が不要であり、クサビ部材72の加工のみでよいため、加工性も高く、またロッドチャック機構の小型化も図れる。
なお、上記の各形態例では、ロッドチャック機構18,71及びチャック解除機構19,51,51Aが、本体17の下部に設けられているが、上部に設けられていてもよい。また、地盤改良機のロッド6の断面形状を全長に亘って多角形状としているが、一部の領域が多角形状であれば、その領域では、ロッドの任意の位置でもチャックすることが可能である。
1…地盤改良機、2…ベースマシン、3…リーダ、3a…ガイドパイプ、3b…チェーン、4…バックステー、5,50,70…ロッド回転駆動装置、6…ロッド、6a,6b…角軸部、7…下部ガイド、8…注入孔、9…掘削具、10…撹拌具、11…注入ホース、12…スイベルジョイント、13…回り止めロッド、14…ガイドギブ、15…取付部、16…モータ部、17…本体、17a,17b…軸受、18,71…ロッドチャック機構、19,51,51A…チャック解除機構、20…駆動シャフト、20a…ロッド挿通孔、21…歯車、22…鍔部材、22a…挿通孔、23…連結部材、24…円筒体、24a…ガイド孔…、24b…挿通孔、25,72…クサビ部材、25a,72a…傾斜面、26…スライド部材、26a…挿通孔、26b…テーパ溝、27…バネ部材、27a…皿バネ、28…バネ、29…支持プレート、30…ガード筒、31…受けプレート、31a,72b…潤滑油供給経路、32…カバー筒、33…塗装筒、34…円筒型中空シリンダ、34a…ピストン、34b…外周筒、34c…内周筒、35,55…ナイロンプレート 、52…シリンダ、53…ピストンロッド、54…押えプレート,73…磁石、74…ワッシャ、75…取付ネジ

Claims (9)

  1. ベースマシンの前部に立設したリーダに沿って昇降可能に設けられるロッド回転駆動装置であって、
    前記ロッド回転駆動装置は、
    ロッドを挿通係合する多角形状のロッド挿通孔を有する駆動シャフトを回転可能に備えた本体と、
    前記駆動シャフトに回転可能に設けられたロッドチャック機構と、
    チャック解除機構とを備え、
    前記ロッドチャック機構は、
    前記駆動シャフトの端部に回転可能に連結した円筒体と、
    該円筒体に設けられた複数のガイド孔に支持され、ロッド半径方向にのみ移動可能に設けられた複数のクサビ部材と、
    前記円筒体の外周に設けられ、前記クサビ部材の外面の傾斜面と接触するテーパ溝を形成した中空円筒状のスライド部材と、
    該スライド部材をロッド軸方向に付勢するバネ部材とを備え、
    前記バネ部材に付勢されたスライド部材がスライドすることによって、前記クサビ部材がロッド半径方向内側に移動してロッドをチャックし、
    前記チャック解除機構は、
    前記本体に設けられたシリンダと、
    前記スライド部材外周に設けられた受けプレートとを備え、前記受けプレートが前記シリンダに押されることにより、前記バネ部材の付勢力に対抗して前記スライド部材をスライドさせることにより、前記クサビ部材がロッド半径方向外側に移動してロッドのチャックが解除されることを特徴とするロッド回転駆動装置。
  2. 前記ロッド回転駆動装置は、前記駆動シャフトの端部にリング状の鍔部材を設け、
    前記円筒体の上端は、該鍔部材の上下を挟持する断面コ字状のリング状連結部材を有することを特徴とする請求項1記載のロッド回転駆動装置。
  3. 前記シリンダが、内部にチャック機構を収容可能な円筒型中空シリンダであることを特徴とする請求項1又は2記載のロッド回転駆動装置。
  4. 前記シリンダが、対向配置される一対のシリンダであることを特徴とする請求項1又は2記載のロッド回転駆動装置。
  5. 前記円筒体の外壁と前記クサビ部材の間に、該クサビ部材をロッド半径方向外側に付勢するバネが設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のロッド回転駆動装置。
  6. 前記クサビ部材の外面の傾斜面に、前記スライド部材と吸着する磁石が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項記載のロッド回転駆動装置。
  7. 前記シリンダと前記受けプレートの間に、ナイロンプレートが介されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項記載のロッド回転駆動装置。
  8. 前記バネ部材は前記円筒体の下端に設けられたリング状の支持プレートと前記スライド部材の下端との間に配置され、前記受けプレートの周縁部下部側に前記バネ部材をカバーするカバー筒と、前記支持プレートの外周に外周面を塗装した塗装筒が設けられ、ロッドチャック解除時には前記塗装筒の外周面が前記カバー筒に覆われ、ロッドチャック時には前記塗装面の外周面の一部が前記カバー筒に覆われないことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項記載のロッド回転駆動装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載のロッド回転駆動装置を備えた地盤改良機であって、ロッドが全長に亘って断面多角形状であることを特徴とする地盤改良機。
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