JP2014000628A - サークリップ組付装置及びサークリップ組付方法 - Google Patents

サークリップ組付装置及びサークリップ組付方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で拡張タイプのサークリップを円環溝に確実に組み付けることができるサークリップ組付装置及びサークリップ組付方法を提供する。
【解決手段】サークリップ21の外径Dより小さな内径dを有し、サークリップ21を圧縮した状態で収容可能で、可動プレート5の円環溝12に近接して配置される挿入ガイド筒31と、外周面に雄ねじ部32aを有し、挿入ガイド筒31内に回転自在に配設された回転部材32と、を備え、挿入ガイド筒31と回転部材32との間に圧縮した状態で配置されたサークリップ21を、回転部材32の回転により挿入ガイド筒31から開放し、可動プレート5の円環溝12に組み付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、サークリップ組付装置及びサークリップ組付方法に関し、詳細には、ワークの内周面に形成された円環溝にサークリップを組み付けるサークリップ組付装置及びサークリップ組付方法に関する。
図9に示すように、例えば、サークリップが組み付けられるワークとしてのベルト式無段変速機のドリブンプーリ1は、出力軸2に固定された固定プーリ半体3と、固定プーリ半体3と一体回転すると共に固定プーリ半体3に対して接近・離反するように移動可能な可動プーリ半体4とを備える。可動プーリ半体4は、Vベルトの側面が当接する当接面5cを有する可動プレート5と、シールリング6を介して可動プレート5に嵌合して可動プレート5との間に作動油室7を形成するピストン8と、ピストン8の外側に、作動油室7の作動油圧をキャンセルする遠心油圧キャンセル室9の外側の一部を形成するキャンセル室壁10と、を有する。作動油室7には、可動プレート5を固定プーリ半体3側に付勢するばね11が設けられている。キャンセル室壁10は、可動プレート5の内周面5aに形成された円環溝12に圧入されたサークリップ13により可動プレート5に固定されている。
サークリップの組付装置としては、例えば、ブレーキホースとブラケットとの間に形成される段溝にサークリップを圧入して、サークリップの弾発力により車体側のブラケットにブレーキホースを固定するようにしたサークリップ圧入治具が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1のサークリップ圧入治具は、マガジンを用いてサークリップを所定の位置に供給した後、ピストンロッドを介して、供給されたサークリップを段溝に圧入し、サークリップの弾発力により緩まないように固定する構造となっている。
特開2003−117737号公報
しかしながら、特許文献1のサークリップ圧入治具は、内閉じタイプのサークリップを対象とした技術であり、上述したキャンセル室壁10を可動プレート5に固定する際に使用される、縮径させた状態から開放して組み付ける拡張タイプのサークリップに対応するものではない。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、簡易な構成で拡張タイプのサークリップを円環溝に確実に組み付けることができるサークリップ組付装置及びサークリップ組付方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
ワーク(例えば、後述の実施形態における可動プレート5)の内周面(例えば、後述の実施形態における内周面5a)に形成された円環溝(例えば、後述の実施形態における円環溝12)にサークリップ(例えば、後述の実施形態におけるサークリップ21)を組み付けるサークリップ組付装置(例えば、後述の実施形態におけるサークリップ組付装置20、20A)であって、
前記サークリップの外径(例えば、後述の実施形態におけるサークリップの外径D)より小さな内径(例えば、後述の実施形態における内径d)を有し、前記サークリップを圧縮した状態で収容可能で、前記ワークの円環溝に近接して配置される挿入ガイド筒(例えば、後述の実施形態における挿入ガイド筒31、41)と、
外周面に雄ねじ部(例えば、後述の実施形態における雄ねじ部32a,42a)を有し、前記挿入ガイド筒内に回転自在に配設された回転部材(例えば、後述の実施形態における回転部材32、42)と、
を備え、
前記挿入ガイド筒と前記回転部材との間に圧縮した状態で配置された前記サークリップを、前記回転部材の回転により前記挿入ガイド筒から開放し、前記ワークの円環溝に組み付けることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、
前記挿入ガイド筒に連通する貫通孔(例えば、後述の実施形態における貫通孔26)と、前記貫通孔に向かうに従って次第に幅(例えば、後述の実施形態における幅W)が狭まり、前記サークリップが装填されるガイド溝(例えば、後述の実施形態におけるガイド溝27)と、を有するガイドプレート(例えば、後述の実施形態におけるガイドプレート24)と、
前記ガイド溝に装填された前記サークリップを前記貫通孔に向けて押圧することで前記サークリップを縮径させる押圧機構(例えば、後述の実施形態における押圧機構25)と、
を更に備えることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1の構成に加えて、
前記挿入ガイド筒(例えば、後述の実施形態における挿入ガイド筒41)は、先端部(例えば、後述の実施形態における下端部41a)に向かうに従って内径が次第に小径となるテーパ部(例えば、後述の実施形態におけるテーパ部44)を備えることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1項の構成に加えて、
前記挿入ガイド筒には、前記サークリップとの摺接部(例えば、後述の実施形態における挿入ガイド筒31、41の内周面31c、41c)に、潤滑機能を備える材料が設けられていることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1項の構成に加えて、
前記挿入ガイド筒と前記回転部材との間には、複数の前記サークリップが配置されることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、
ワーク(例えば、後述の実施形態における可動プレート5)の内周面(例えば、後述の実施形態における内周面5a)に形成された円環溝(例えば、後述の実施形態における円環溝12)にサークリップ(例えば、後述の実施形態におけるサークリップ21)を組み付けるサークリップ組付装置(例えば、後述の実施形態におけるサークリップ組付装置20B)であって、
前記サークリップの外径(例えば、後述の実施形態におけるサークリップの外径D)より小さな内径(例えば、後述の実施形態における内径d)を有し、前記サークリップを圧縮した状態で収容可能で、組付け時に前記ワークの円環溝に近接して配置される挿入ガイド筒(例えば、後述の実施形態における挿入ガイド筒51)と、
前記挿入ガイド筒内に配置され、前記サークリップを前記ワークの円環溝に供給する供給手段(例えば、後述の実施形態における押出し筒52)と、
少なくとも1枚の前記サークリップを前記挿入ガイド筒に圧縮した状態で補給する補給機構(例えば、後述の実施形態における補給機構53)と、
前記挿入ガイド筒と前記供給手段とを、前記補給機構が位置する補給位置と、前記ワークが位置する供給位置と、に移動させる移動機構(例えば、後述の実施形態におけるターンテーブル60)と、
を備え、
前記サークリップは、前記補給機構によって圧縮した状態で前記挿入ガイド筒に補給され、前記移動機構によって前記挿入ガイド筒とともに前記補給位置から前記供給位置に移動し、前記供給手段を駆動することによって、前記挿入ガイド筒から前記ワークの円環溝に組み付けられることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、請求項6の構成に加えて、
前記挿入ガイド筒は、複数の挿入ガイド筒を備え、
前記移動機構は、前記複数の挿入ガイド筒が前記補給位置と前記供給位置にそれぞれ配置されるように取り付けられるターンテーブルであることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、請求項6または7の構成に加えて、
前記補給機構は、前記少なくとも1枚のサークリップを保持し、前記挿入ガイド筒の一端に向けて上下移動可能な昇降部材(例えば、後述の実施形態における昇降部材58)と、前記昇降部材の周囲に放射状にそれぞれ配置され、それぞれ径方向内側に押出すことで、協働して前記サークリップを圧縮する複数の押圧部材(例えば、後述の実施形態における押圧部材61)と、を有することを特徴とする。
請求項9に係る発明は、
サークリップの外径より小さな内径を有し、前記サークリップを圧縮した状態で収容可能な挿入ガイド筒と、
外周面に雄ねじ部を有し、前記挿入ガイド筒内に回転自在に配設された回転部材と、
を備え、ワークの内周面に形成された円環溝に前記サークリップを組み付けるサークリップ組付方法であって、
前記挿入ガイド筒を、前記ワークの円環溝に近接して配置する工程と、
前記サークリップを前記挿入ガイド筒に補給する工程と、
前記挿入ガイド筒と前記回転部材との間に圧縮した状態で配置された前記サークリップを、前記回転部材の回転により前記挿入ガイド筒から開放し、前記ワークの円環溝に組み付ける工程と、
を有することを特徴とする。
請求項10に係る発明は、請求項9の構成に加えて、
前記挿入ガイド筒に連通する貫通孔と、前記貫通孔に向かうに従って次第に幅が狭まり、前記サークリップが装填されるガイド溝と、を有するガイドプレートと、
前記ガイド溝に装填された前記サークリップを前記貫通孔方向に押圧することで前記サークリップを縮径させる押圧機構と、
を更に備え、
前記補給工程は、前記ガイド溝に前記サークリップを装填した後、前記押圧機構で前記サークリップを前記貫通孔に向けて押圧して、前記サークリップを圧縮した状態で前記挿入ガイド筒に補給することを特徴とする。
請求項11に係る発明は、請求項9の構成に加えて、
前記挿入ガイド筒は、先端部に向かうに従って内径が次第に小径となるテーパ部を備え、
前記回転部材の回転により、前記挿入ガイド筒と前記回転部材との間に配置された前記サークリップを圧縮しながら前記ワークに向けて移動させて前記挿入ガイド筒から開放し、前記ワークの円環溝に組み付けることを特徴とする。
請求項12に係る発明は、請求項9〜請求項11のいずれか1項の構成に加えて、
前記挿入ガイド筒には、前記サークリップとの摺接部に、潤滑機能を備える材料が設けられていることを特徴とする。
請求項13に係る発明は、請求項9〜請求項12のいずれか1項の構成に加えて、
前記挿入ガイド筒と前記回転部材との間には、複数の前記サークリップが配置されていることを特徴とする。
請求項14に係る発明は、
サークリップの外径より小さな内径を有し、前記サークリップを圧縮した状態で収容可能な挿入ガイド筒と、
前記挿入ガイド筒内に配置され、前記サークリップを前記ワークの内周面に形成された円環溝に供給する供給手段と、
少なくとも1枚の前記サークリップを前記挿入ガイド筒に圧縮した状態で補給する補給機構と、
前記挿入ガイド筒と前記供給手段とを、前記補給機構が位置する補給位置と、前記ワークが位置する供給位置と、に移動させる移動機構と、
を備え、前記ワークの円環溝に前記サークリップを組み付けるサークリップ組付方法であって、
前記サークリップを前記挿入ガイド筒に圧縮した状態で補給する工程と、
前記移動機構によって、前記サークリップを前記挿入ガイド筒とともに前記補給位置から前記供給位置に移動する工程と、
前記供給手段を駆動することによって、前記圧縮した状態のサークリップを前記ワークの円環溝に組み付ける工程と、
を備えることを特徴とする。
請求項15に係る発明は、請求項14の構成に加えて、
前記挿入ガイド筒は、複数の挿入ガイド筒を備え、
前記移動機構は、前記複数の挿入ガイド筒が前記補給位置と前記供給位置にそれぞれ配置されるように取り付けられるターンテーブルであることを特徴とする。
請求項16に係る発明は、請求項14または15の構成に加えて、
前記補給機構は、前記少なくとも1枚のサークリップを保持し、前記挿入ガイド筒の一端に向けて上下移動可能な昇降部材と、前記昇降部材の周囲に放射状にそれぞれ配置され、それぞれ径方向内側に押出すことで、協働して前記サークリップを圧縮する複数の押圧部材と、を有することを特徴とする。
請求項1及び9の発明によれば、回転部材を回転させながら、圧縮した状態の拡張タイプのサークリップを徐々に開放してワークの円環溝に組付けることができ、サークリップの組付けを簡単な機構で確実に行なうことができる。
請求項2及び10の発明によれば、容易にサークリップを圧縮した状態で挿入ガイド筒に供給することができる。
請求項3及び11の発明によれば、挿入ガイド筒に自由状態で収容したサークリップを、回転部材の回転によりテーパ部で圧縮しながらワークの円環溝に供給して組み付けることができ、挿入ガイド筒内でサークリップを容易に圧縮することができ、また、サークリップが挿入ガイド筒と摺動する領域を短くすることができる。
請求項4及び12の発明によれば、挿入ガイド筒内のサークリップを滑らかに移動させて、サークリップを傷付けることなく円環溝に組み付けることができる。
請求項5及び13の発明によれば、複数のサークリップを、順次連続してワークの円環溝に組み付けることができ、組付時間を短縮することができる。
請求項6及び14の発明によれば、ワークから離間した補給位置で、サークリップを補給機構から挿入ガイド筒に補給することができる。
請求項7及び15の発明によれば、補給作業と組付け作業を同時に行うことができ、作業時間の短縮を図ることができる。
請求項8及び16の発明によれば、サークリップを確実に圧縮させて、挿入ガイド筒に補給することができる。
(a)は本発明に係る第1実施形態のサークリップ組付装置の縦断面図、(b)は平面図、(c)は(a)のI−I線に沿った断面斜視図である。 図1のサークリップ組付装置の要部拡大断面図である。 第1実施形態の変形例のサークリップ組付装置の縦断面図である。 本発明に係る第2実施形態のサークリップ組付装置の縦断面図である。 (a)は本発明に係る第3実施形態のサークリップ組付装置の側面図、(b)はその上面図である。 (a)は補給機構からサークリップが挿入ガイド筒に補給される前の状態を示す補給位置での断面図、(b)は補給機構の上面図、(c)は補給機構から圧縮されたサークリップが挿入ガイド筒に補給された状態を示す断面図、(d)は図5(a)のVI部拡大図である。 (a)は第3実施形態の変形例のサークリップ組付装置において、補給機構からサークリップが挿入ガイド筒に補給される前の状態を示す補給位置での断面図、(b)は補給機構からサークリップが挿入ガイド筒に補給された状態を示す断面図、(c)は挿入ガイド筒及び供給手段がワークに近接配置された状態を示す断面図、(d)は(a)のVII部拡大図、(e)は(c)のVII´部拡大図である。 挿入ガイド筒の端面、及び筒状部材の開口部に形成された凹凸部を示す平面図である。 ベルト式無段変速機のドリブンプーリの断面図である。
以下、本発明の各実施形態に係るサークリップ組付装置について、ワークであるベルト式無段変速機の可動プレートにサークリップを取付ける場合を例に、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
(第1実施形態)
図1に示すように、本実施形態のサークリップ組付装置20は、サークリップ21を圧縮するための圧縮機構22と、サークリップ21を可動プレート5の内周面5aに形成された円環溝12に供給する供給機構23と、を備える。
圧縮機構22は、供給機構23の挿入ガイド筒31の上部に取り付けられ、サークリップ21が載置されるガイドプレート24と、ガイドプレート24上のサークリップ21を押圧する押圧機構25と、を備える。
ガイドプレート24には、挿入ガイド筒31の内径dと略同一径を有する貫通孔26と、貫通孔26から離間する(図1(b)において右方向)に従って次第に幅Wが幅広となる有底のガイド溝27と、が形成されている。ガイド溝27の最大幅は、自由状態のときのサークリップ21の直径Dと略同じ寸法となっており、サークリップ21は、縮径することなくガイド溝27の最大幅部(図1(b)において右端部)に装填される。
押圧機構25は、ガイド溝27の長手方向に沿ってピストンロッド28が伸縮するように配置されたシリンダ29を備え、ピストンロッド28の先端には、円弧状の押圧片30が固定されている。押圧片30は、サークリップ21の外周面と略同じ曲率半径を有する円弧状に形成されている。また、図1(c)に示すように、押圧片30の下部には凸部30aが形成されており、押圧片30の移動方向に沿ってガイドプレート24に形成された凹部33と嵌合して、押圧片30の移動が案内される。なお、押圧片30の下部に凹部、ガイドプレート24に凸部を設けて、押圧片30の移動を案内してもよい。
押圧機構25は、ガイド溝27(最大幅部)に装填されたサークリップ21を、押圧片30により貫通孔26に向けて押圧しながら左方向へ移動させる。これにより、サークリップ21は、ガイド溝27に案内されて次第に圧縮され、貫通孔26の位置に達したときには、挿入ガイド筒31の内径dと略同一径まで縮径される。
供給機構23は、図2にも示すように、サークリップ21の外径D(自由状態における外径)より小さな内径dを有し、内部にサークリップ21を圧縮(縮径)した状態で収容可能な挿入ガイド筒31と、先端に雄ねじ部32aを有して挿入ガイド筒31内で回転自在に配設された回転部材32と、を備える。
挿入ガイド筒31の内径dは、円環溝12が形成される可動プレート5の内周面5aの内径と略同一、又は僅かに小さく設定されている。また、挿入ガイド筒31の下端面31aは、位置決め治具15によって固定されたドリブンプーリ1の可動プレート5の上端面5bに当接する。
なお、挿入ガイド筒31とドリブンプーリ1の可動プレート5との接続には、例えば、以下の3つの手法によって行なわれる。具体的には、図1に示すように、挿入ガイド筒31を、不動の位置決め治具15に固定された可動プレート5に向けて下降させる手法、図3に示すように、位置決め部材15がノックピン35によってリフター34に固定され、リフター34を作動させて、位置決め部材15に固定された可動プレート5を、挿入ガイド筒31に向けて上昇させる手法、位置決め部材15が不図示のロボットハンドの先端に設けられており、ロボットハンドによって位置決め部材15に固定された可動プレート5を、挿入ガイド筒31に向けて移動させる手法、等が挙げられる。
回転部材32は、挿入ガイド筒31と同軸上に配設されて、挿入ガイド筒31に対して回転自在であり、また、図1(a)に仮想線で示すサークリップ供給位置SPと、実線で示すサークリップ取付け位置LPとの間を、不図示のシリンダなどにより軸方向に移動自在である。回転部材32は、ドリブンプーリ1の出力軸2などとの干渉を防止するため、筒状に形成されている。
挿入ガイド筒31の内周面31cと、回転部材32の雄ねじ部32aとの間には、サークリップ21を収容可能な螺旋状隙間SCが形成される。具体的に、回転部材32の雄ねじ部32aは、その山部の外径寸法と谷部の外径寸法との間に、圧縮された状態のサークリップ21の内径が位置するように形成されている。
この螺旋状隙間SCに収容されたサークリップ21は、雄ねじ部32aのねじ形状に沿って傾斜して配置され、また、所定の軸方向位置で回転部材32を回転させることで、回転部材32に対して軸方向に相対移動する。即ち、雄ねじ部32aのねじ形状に応じて、回転部材32が時計方向と反時計方向の一方に回転すると、サークリップ21は、図1(a)において上方に移動し、回転部材32が時計方向と反時計方向の他方に回転すると、下方に移動する。
また、回転部材32の軸方向移動によって、圧縮されたサークリップ21が挿入ガイド筒31の内周面31cと摺接又は回転しながら軸方向移動する際には、サークリップ21の外周面と挿入ガイド筒31の内周面31cとの間には、摩擦力が発生する。このため、サークリップ21の外周面或は挿入ガイド筒31の内周面31cの摩耗防止、或は、サークリップ21の移動を容易にするため、サークリップ21が摺接する挿入ガイド筒31の内周面31cには、潤滑機能を備える材料、例えば、テフロン(登録商標)コーティングなどが施されている。
このように構成されるサークリップ組付装置20では、先ず、位置決め治具15によって固定されたドリブンプーリ1の可動プレート5の上方に、挿入ガイド筒31が当接して配置される。また、不図示のシリンダを作動させて、回転部材32を図1(a)に仮想線で示すサークリップ供給位置SPに位置させる。
次いで、ガイドプレート24のガイド溝27の幅広部分(図1(b)において右端部)に自由状態のサークリップ21を装填し、シリンダ29を作動させてサークリップ21を貫通孔26に向けて移動させる。これにより、サークリップ21は、ガイド溝27に案内されて次第に縮径し、貫通孔26の位置に達すると、挿入ガイド筒31の内径dと同一径の外径に縮径される。
ここで、回転部材32を、貫通孔26に嵌合する縮径されたサークリップ21に当接させながら回転させることで、サークリップ21は、回転部材32の雄ねじ部32aに螺合する。そして、サークリップ21が完全に回転部材32の雄ねじ部32aに螺合したら、回転部材32の回転を停止する。これにより、サークリップ21は、回転部材32の先端(雄ねじ部32a)に装着される。なお、サークリップ21は、圧縮された状態で、一方の開口端部21aと他方の開口端部21bとの間に、回転部材32の雄ねじ部32aの端部が回転しながら入り込むような隙間に設定されることが必要となる。
次いで、雄ねじ部32aにサークリップ21が螺合した回転部材32を、不図示のシリンダにより下方に移動させて、サークリップ取付け位置LPに位置させる。
そして、サークリップ21が挿入ガイド筒31の先端(図2において下方)に向けて移動するように、サークリップ取付け位置LPにおいて回転部材32を回転することで、サークリップ21は、雄ねじ部32aから外れ、サークリップ21の弾性力により拡張して可動プレート5の円環溝12に組み付けられる。
このとき、サークリップ21は、二つの開口端部21a、21bの一方が最初に雄ねじ部32aから外れて円環溝12に嵌合した後、回転部材32の回転に伴って徐々に雄ねじ部32aから外れて、最終的に開口端部21a,21bの他方が円環溝12に組み付けられるので、サークリップ21全体を一度に円環溝12に組み付ける場合と比較して円環溝12に一度に作用するサークリップ21の弾性力が小さく、確実に組み付けることができる。
特に、ベルト式無段変速機のドリブンプーリ1の可動プレート5に用いられるサークリップ21は、外径が比較的大きく、円環溝12に組付け可能な直径dに縮径するには大きな力を要し、また、拡径する際にも大きな弾性力が作用するので、手動での組付け作業は非常に煩雑であるが、上記したサークリップ組付装置20を用いることで、容易に組付けることができる。
以上説明したように、本実施形態に係るサークリップ組付装置20によれば、サークリップ21の外径Dより小さな内径dを有し、サークリップ21を圧縮した状態で収容可能で、可動プレート5の円環溝12に近接して配置される挿入ガイド筒31と、外周面に雄ねじ部32aを有し、挿入ガイド筒31内に回転自在に配設された回転部材32と、を備え、挿入ガイド筒31と回転部材32との間に圧縮した状態で配置されたサークリップ21を、回転部材32の回転により挿入ガイド筒31から徐々に開放して可動プレート5の円環溝12に組み付けるようにしたので、簡単な機構で拡張タイプのサークリップ21の組み付けを確実に行なうことができる。
また、挿入ガイド筒31に連通する貫通孔26と、貫通孔26に向かうに従って次第に幅Wが狭まり、サークリップ21が装填されるガイド溝27と、を有するガイドプレート24と、ガイド溝27に装填されたサークリップ21を貫通孔26に向けて押圧することでサークリップ21を縮径させる押圧機構25と、を更に備えるので、圧縮した状態のサークリップ21を容易に挿入ガイド筒31に供給することができる。
さらに、サークリップ21が摺接する挿入ガイド筒31の内周面31cには、例えばテフロン(登録商標)コーティングなどの潤滑機能を備える材料が設けられているので、挿入ガイド筒31内のサークリップ21を滑らかに移動させ、サークリップ21を傷付けることなく円環溝12に組み付けることができる。
なお、本実施形態では、雄ねじ部32aは、回転部材32の先端に形成されているが、回転部材32の軸方向全長に亘って形成されてもよい。この場合、回転部材32は、所定の軸方向位置で回転することで、サークリップ21を可動プレート5に向けて供給するようにしてもよい。ただし、この場合には、圧縮した状態で補給されたサークリップ21を回転部材32の雄ねじ部32aに螺合させるための押圧部材45(図3参照)が必要となる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態のサークリップ組付装置について、図4を参照して説明する。なお、本発明の第1実施形態のサークリップ組付装置20と同一部分には同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
本実施形態のサークリップ組付装置20Aは、第1実施形態の圧縮機構22を備えておらず、挿入ガイド筒41と回転部材42とが、第1実施形態のサークリップ組付装置20の圧縮機構22と供給機構23の機能を合わせ持っている。
即ち、図4に示すように、挿入ガイド筒41は、円筒部43と、円筒部43の下部に連続して形成され先端部に向かうに従って内径が次第に小径となるテーパ部44と、を備える。円筒部43の内径は、自由状態のサークリップ21の外径Dと略同一、又は若干大きく形成されており、自由状態の複数のサークリップ21を収容可能となっている。テーパ部44の内径は、円筒部43の内径Dから先端部に向かうに従って次第に小径とされ、下端部41aでは円環溝12が形成される可動プレート5の内周面5aの内径dと略同一、又は僅かに小さな内径となっている。挿入ガイド筒41は、下端部41aが可動プレート5の上端面5bに当接して、可動プレート5に配置されている。
回転部材42は、挿入ガイド筒41の内周面41cに倣った筒形状を有し、外周面には、その全長に亘って雄ねじ42aが形成されている。回転部材42の雄ねじ42aは、いずれの軸方向位置においても、その山部の外径寸法と谷部の外径寸法との間に、自由状態或は圧縮された状態のサークリップ21の内径が位置するように形成されている。そして、挿入ガイド筒41の内周面41cと回転部材42の雄ねじ42aとの間に、サークリップ21を収容可能な螺旋状隙間SCが形成される。
回転部材42は、回転部材42の可動プレート5側の端面(図4において下端面)が、挿入ガイド筒41の下端部41aから僅かに突出する軸方向位置に固定されている。
このように構成されたサークリップ組付装置20Aは、図4に示すように、先ず、自由状態の複数のサークリップ21を、挿入ガイド筒41の円筒部43に収容して回転部材42上に載置する。リング状の押圧部材45でサークリップ21を軽く下方に押圧しながら回転部材42を所定の方向に回転させて、サークリップ21を雄ねじ42aに螺合させる。このとき、押圧部材45によるサークリップ21の押圧を断続的に行うことで、図3に示すように、複数のサークリップ21を適当な間隔で離間させて雄ねじ部42aに螺合させることができる。
更に回転部材42を所定の方向に回転させると、雄ねじ部42aに螺合するサークリップ21は、ねじ作用によって図中下方に移動する。やがてサークリップ21がテーパ部44に達すると、サークリップ21はテーパ部44の内周面44aによって径方向に圧縮されながら更に下降し、挿入ガイド筒41の下端部41aでは、外径が可動プレート5の内周面5aの内径dと略同一径にまで縮径される。
なお、サークリップ21がテーパ部44で圧縮されるとき、サークリップ21とテーパ部44の内周面44aとの間には摩擦力が作用するので、テーパ部44の内周面44aには、テフロン(登録商標)コーティングなどの潤滑機能を備える材料が設けられている。
回転部材42の下端部41aに達したサークリップ21は、やがて雄ねじ部42aから外れて、サークリップ21の弾性力により拡張して可動プレート5の円環溝12に組み付けられる。本実施形態の場合も第1実施形態のサークリップ組付装置20と同様に、サークリップ21は、回転部材42の回転に伴って、開口端部21a、21bの一方から開口端部21a、21bの他方に向かって次第に挿入ガイド筒41から開放されて円環溝12に組み付けられる。
以上説明したように、本実施形態のサークリップ組付装置20Aによれば、挿入ガイド筒41は、下端部41aに向かうに従って内径が次第に小径となるテーパ部44を備え、回転部材42の回転により、挿入ガイド筒41と回転部材42との間に配置されたサークリップ21をテーパ部44で圧縮しながら可動プレート5に向けて移動させて挿入ガイド筒41から開放し、可動プレート5の円環溝12に組み付けるようにしたので、挿入ガイド筒41内でサークリップ21を容易に圧縮することができ、また、サークリップ21が挿入ガイド筒41と摺動する領域を短くすることができる。
また、挿入ガイド筒41と回転部材42との間に複数のサークリップ21を配置して、複数のサークリップ21を、順次連続して可動プレート5の円環溝12に組み付けることができ、組付時間を短縮することができる。
その他の構成及び作用については、第1実施形態のものと同様である。
なお、本実施形態のサークリップ組立装置20Aは、挿入ガイド筒41と回転部材42との間に複数のサークリップ21を配置した後に、挿入ガイド筒41と回転部材42とが可動プレート5に配置されてもよい。
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態のサークリップ組付装置について、図5及び図6を参照して説明する。なお、本発明の第1実施形態のサークリップ組付装置20と同一部分には同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
図5に示すように、本実施形態のサークリップ組付装置20Bは、複数のサークリップ21を圧縮した状態で収容可能な挿入ガイド筒51と、挿入ガイド筒51に対して軸方向に移動自在に挿入ガイド筒51内に配置される供給手段である押出し筒52と、サークリップ21を圧縮した状態で挿入ガイド筒51に補給する補給機構53と、挿入ガイド筒51及び押出し筒52が、補給機構53が位置する補給位置Aと可動プレート5が位置決め部材15に固定されている供給位置Bとに移動できるように回転駆動する移動機構としてのターンテーブル60と、を備える。
なお、本実施形態では、補給位置Aでの挿入ガイド筒51へのサークリップ21の補給と、供給位置Bでの可動プレート5へのサークリップ21の組付けを同時に行うことができるように、ターンテーブル60には、複数の挿入ガイド筒51及び複数の押出し筒52が設けられている。
挿入ガイド筒51の内径dは、円環溝12が形成される可動プレート5の内周面5aの内径と略同一、又は僅かに小さく設定されている。挿入ガイド筒51は、サークリップ21を圧縮した状態で収容し、サークリップ21の組付け時には、ターンテーブル60の回転によって供給位置Bへ移動するとともに、可動プレート5の円環溝12に近接移動する。そして、挿入ガイド筒51及び押出し筒52が可動プレート5の円環溝12に近接配置されることで、挿入ガイド筒51の下端面51aは、位置決め治具15によって固定されたドリブンプーリ1の可動プレート5の上端面5bに当接する。
押出し筒52は、挿入ガイド筒51に対して軸方向に移動自在に嵌合し、挿入ガイド筒51に収容されたサークリップ21の側面に当接して挿入ガイド筒51から押し出して可動プレート5の円環溝12に供給する。
図6にも示すように、補給機構53は、複数のサークリップ21を保持した状態で、上下移動可能な昇降部材58と、挿入ガイド筒51の下端面51aに近接して、昇降部材58の周囲に放射状に配置され、不図示の圧縮シリンダ等によって径方向内側に押出すことで、昇降部材58に保持された複数のサークリップ21を圧縮する複数の押圧部材61と、を有する。
なお、無負荷状態のサークリップ21は、昇降部材58のみによって支持されても良いし、昇降部材58に取り付けられ、隣接する押圧部材61の間に延びる載置板62によって支持されても良い。
このように構成された第3実施形態であるサークリップ組付装置20Bは、図5(a)に示す補給位置Aでは、昇降部材58の上に、又は、載置板62を用いる場合は載置板62の上に、無負荷状態(外径D)の積層された複数のサークリップ21を配置する。つぎに、押圧部材61の上方まで、複数のサークリップ21を上昇させた後、複数の押圧部材61を径方向内側に押出して圧縮する。そして、図6(b)に示すように、複数のサークリップ21が外径dまで縮径された状態で、昇降部材58をサークリップ1枚分上昇させて、一枚のサークリップ21を挿入ガイド筒51に受け渡す。
その後、図5に示すように、圧縮された状態のサークリップ21を収容する挿入ガイド筒51及び押出し筒52は、ターンテーブル60を回転させて、補給機構53から分離して供給位置Bに移動し、可動プレート5に近接配置される。この場合、図6に示すように、供給位置Bに位置する挿入ガイド筒51及び押出し筒52に対して、リフター34によって可動プレート5を移動させて、挿入ガイド筒51及び押出し筒52と可動プレート5とを近接配置してもよい。あるいは、ターンテーブル60を上下駆動可能に構成することで、挿入ガイド筒51及び押出し筒52と可動プレート5とを近接配置してもよい。
次いで、挿入ガイド筒51に収容されたサークリップ21を、押出し筒52で下方に押圧して押し出す。サークリップ21が可動プレート5の円環溝12の位置まで押し出されると、サークリップ21は挿入ガイド筒51から開放され、弾性力により拡張して円環溝12に組み付けられる。
以後、補給位置Aでの、昇降部材58をサークリップ1枚分上昇させる、挿入ガイド筒51へのサークリップ21の補給と、供給位置Bでの、挿入ガイド筒51から可動プレート5へのサークリップ21の組付けと、を補給位置Aでサークリップ21が無くなるまで行なう。なお、ターンテーブルには、複数の挿入ガイド筒51と複数の押出し筒52が設けられているので、補給作業と組付け作業を同時に行うことができ、作業時間の短縮を図ることができる。
以上説明したように、本実施形態のサークリップ組付装置20Bによれば、サークリップ21の外径Dより小さな内径dを有し、サークリップ21を圧縮した状態で収容可能で、組付け時に可動プレート5の円環溝12に近接して配置される挿入ガイド筒51と、挿入ガイド筒51内に配置され、サークリップ21を可動プレート5の円環溝12に供給する押出し筒52と、少なくとも1枚のサークリップ21を挿入ガイド筒51に圧縮した状態で補給する補給機構53と、挿入ガイド筒51と押出し筒52とを、補給機構53が位置する補給位置Aと、可動プレート5が位置する供給位置Bと、に移動させるターンテーブル60と、を備える。そして、サークリップ21は、補給機構53によって圧縮した状態で挿入ガイド筒51に補給され、ターンテーブル60によって挿入ガイド筒51とともに補給位置Aから供給位置Bに移動し、押出し筒52を駆動することによって、挿入ガイド筒51から可動プレート5の円環溝12に組み付けられる。これにより、可動プレート5から離間した補給位置Aで、サークリップ21を補給機構53から挿入ガイド筒51に補給することができる。
また、ターンテーブル60には、複数の挿入ガイド筒51が補給位置Aと供給位置Bにそれぞれ配置されるように取り付けられるので、補給作業と組付け作業を同時に行うことができ、作業時間の短縮を図ることができる。
また、補給機構53は、複数のサークリップ21を保持し、挿入ガイド筒51の一端に向けて上下移動可能な昇降部材58と、昇降部材58の周囲に放射状にそれぞれ配置され、それぞれ径方向内側に押出すことで、協働してサークリップ21を圧縮する複数の押圧部材61と、を有する。これにより、サークリップ21を確実に圧縮させて、挿入ガイド筒51に補給することができる。
図7は、本実施形態の変形例に係るサークリップ組付装置20B´を示す。この変形例では、挿入ガイド筒70は、一様内径を有するストレート筒状部材であり、下端部に可動プレート5の内周面5aに内嵌可能な複数の円弧状凸部70bが突出して形成されている。従って、挿入ガイド筒70の内径d2は、可動プレート5の内周面5aの内径dより僅かに小さくなる。
また、補給機構53aは、図7に示すように、大径筒部54、小径筒部55、及び大径筒部54と小径筒部55とを滑らかに接続するテーパ筒部56を有する筒状部材57と、補給機構53aに複数のサークリップ21を装填するための昇降部材58と、を有する。大径筒部54は、自由状態のサークリップ21の外径Dと略同一径の内径Dを有する。小径筒部55は、挿入ガイド筒51の内径d2と略同一径の内径を有する。
図8に示すように、複数の円弧状凸部70bは、挿入ガイド筒70の下端面70aに円周方向に等間隔で形成されており、筒状部材57の上端面(開口部)57aには、挿入ガイド筒70の円弧状凸部70bに対応して、複数の円弧状凹部57bが円周方向に等間隔で形成されている。挿入ガイド筒70と筒状部材57とは、複数の円弧状凸部70bと複数の円弧状凹部57bとを嵌合させて、下端面70aと上端面57aとを突き合わせて接続する。これにより、挿入ガイド筒70と筒状部材57とは、内周面に段差ができることなく接続され、サークリップ21を補給機構53から挿入ガイド筒70へスムーズに供給することができる。
このように構成されたサークリップ組付装置20B´は、図7(a)に示すように、補給機構53aの筒状部材57と挿入ガイド筒70とを接続する。そして、筒状部材57の大径筒部54側から自由状態(外径D)の複数のサークリップ21を挿入し、押圧部材58で小径筒部55に向けて押圧する。これにより、図7(b)に示すように、自由状態で大径筒部54に挿入された複数のサークリップ21は、テーパ筒部56で次第に圧縮され、小径筒部55で外径d2まで縮径される。縮径されたサークリップ21は、更に押圧部材58により押圧されて挿入ガイド筒51に積層された状態で押し込まれる。
図7(c)に示すように、圧縮された状態のサークリップ21を収容する挿入ガイド筒70及び押出し筒52は、ターンテーブル60を回転させ、補給機構53aから分離して可動プレート5に近接配置される。具体的には、挿入ガイド筒70の複数の円弧状凸部70bを可動プレート5の内周面5aに嵌合させて挿入ガイド筒70を可動プレート5に当接する。
次いで、挿入ガイド筒70に収容されたサークリップ21を、押出し筒52で下方に押圧して押し出す。サークリップ21が可動プレート5の円環溝12の位置まで押し出されると、サークリップ21は挿入ガイド筒70から開放され、弾性力により拡張して円環溝12に組み付けられる。
従って、該変形例のような複数のサークリップ21を収容可能な挿入ガイド筒70を用いる場合には、複数の供給位置Bを設けて、ターンテーブル60によって回転しながら各供給位置Bの可動プレート5の円環溝12へサークリップ21を組付けることで、効率的な組付け作業をおこなうことができる。
また、筒状部材57の上端面57aと、該上端面57aに当接する挿入ガイド筒51の端面51aとは、互いに嵌合する円弧状凹部57b及び円弧状凸部51bを備えるので、筒状部材57と挿入ガイド筒51とを位置精度よく接続することができ、サークリップ21を滑らかに補給機構53から挿入ガイド筒51に供給することができる。
なお、第3実施形態及びその変形例では、供給手段として、押出し筒52を用いたが、本実施形態においても、軸方向移動と回転、又は、回転のみ行なう、雄ねじ部を有する回転部材を用いても良い。
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。例えば、本実施形態では、ベルト式無段変速機における可動プーリ半体の内周面に形成された円環溝に圧入されるサークリップの組付けについて説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、内周面に形成された円環溝に圧入される拡張タイプのサークリップであれば、任意のワーク、及び任意の大きさのサークリップに適用することができる。
5 可動プレート(ワーク)
5a 内周面
12 円環溝
20、20A、20B サークリップ組付装置
21 サークリップ
24 ガイドプレート
25 押圧機構
26 貫通孔
27 ガイド溝
31、41、51、70 挿入ガイド筒
31c、41c 内周面(摺接部)
32、42 回転部材
32a、42a 雄ねじ部
41a 下端部(先端部)
44 テーパ部
52 押出し筒(供給手段)
53 補給機構
60 ターンテーブル(移動機構)
D サークリップの外径
d 内径
W 幅

Claims (16)

  1. ワークの内周面に形成された円環溝にサークリップを組み付けるサークリップ組付装置であって、
    前記サークリップの外径より小さな内径を有し、前記サークリップを圧縮した状態で収容可能で、前記ワークの円環溝に近接して配置される挿入ガイド筒と、
    外周面に雄ねじ部を有し、前記挿入ガイド筒内に回転自在に配設された回転部材と、
    を備え、
    前記挿入ガイド筒と前記回転部材との間に圧縮した状態で配置された前記サークリップを、前記回転部材の回転により前記挿入ガイド筒から開放し、前記ワークの円環溝に組み付けることを特徴とするサークリップ組付装置。
  2. 前記挿入ガイド筒に連通する貫通孔と、前記貫通孔に向かうに従って次第に幅が狭まり、前記サークリップが装填されるガイド溝と、を有するガイドプレートと、
    前記ガイド溝に装填された前記サークリップを前記貫通孔に向けて押圧することで前記サークリップを縮径させる押圧機構と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載のサークリップ組付装置。
  3. 前記挿入ガイド筒は、先端部に向かうに従って内径が次第に小径となるテーパ部を備えることを特徴とする請求項1に記載のサークリップ組付装置。
  4. 前記挿入ガイド筒には、前記サークリップとの摺接部に、潤滑機能を備える材料が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のサークリップ組付装置。
  5. 前記挿入ガイド筒と前記回転部材との間には、複数の前記サークリップが配置されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のサークリップ組付装置。
  6. ワークの内周面に形成された円環溝にサークリップを組み付けるサークリップ組付装置であって、
    前記サークリップの外径より小さな内径を有し、前記サークリップを圧縮した状態で収容可能で、組付け時に前記ワークの円環溝に近接して配置される挿入ガイド筒と、
    前記挿入ガイド筒内に配置され、前記サークリップを前記ワークの円環溝に供給する供給手段と、
    少なくとも1枚の前記サークリップを前記挿入ガイド筒に圧縮した状態で補給する補給機構と、
    前記挿入ガイド筒と前記供給手段とを、前記補給機構が位置する補給位置と、前記ワークが位置する供給位置と、に移動させる移動機構と、
    を備え、
    前記サークリップは、前記補給機構によって圧縮した状態で前記挿入ガイド筒に補給され、前記移動機構によって前記挿入ガイド筒とともに前記補給位置から前記供給位置に移動し、前記供給手段を駆動することによって、前記挿入ガイド筒から前記ワークの円環溝に組み付けられることを特徴とするサークリップ組付装置。
  7. 前記挿入ガイド筒は、複数の挿入ガイド筒を備え、
    前記移動機構は、前記複数の挿入ガイド筒が前記補給位置と前記供給位置にそれぞれ配置されるように取り付けられるターンテーブルであることを特徴とする請求項6に記載のサークリップ組付装置。
  8. 前記補給機構は、前記少なくとも1枚のサークリップを保持し、前記挿入ガイド筒の一端に向けて上下移動可能な昇降部材と、前記昇降部材の周囲に放射状にそれぞれ配置され、それぞれ径方向内側に押出すことで、協働して前記サークリップを圧縮する複数の押圧部材と、を有することを特徴とする請求項6または7に記載のサークリップ組付装置。
  9. サークリップの外径より小さな内径を有し、前記サークリップを圧縮した状態で収容可能な挿入ガイド筒と、
    外周面に雄ねじ部を有し、前記挿入ガイド筒内に回転自在に配設された回転部材と、
    を備え、ワークの内周面に形成された円環溝に前記サークリップを組み付けるサークリップ組付方法であって、
    前記挿入ガイド筒を、前記ワークの円環溝に近接して配置する工程と、
    前記サークリップを前記挿入ガイド筒に補給する工程と、
    前記挿入ガイド筒と前記回転部材との間に圧縮した状態で配置された前記サークリップを、前記回転部材の回転により前記挿入ガイド筒から開放し、前記ワークの円環溝に組み付ける工程と、
    を有することを特徴とするサークリップ組付方法。
  10. 前記挿入ガイド筒に連通する貫通孔と、前記貫通孔に向かうに従って次第に幅が狭まり、前記サークリップが装填されるガイド溝と、を有するガイドプレートと、
    前記ガイド溝に装填された前記サークリップを前記貫通孔方向に押圧することで前記サークリップを縮径させる押圧機構と、
    を更に備え、
    前記補給工程は、前記ガイド溝に前記サークリップを装填した後、前記押圧機構で前記サークリップを前記貫通孔に向けて押圧して、前記サークリップを圧縮した状態で前記挿入ガイド筒に補給することを特徴とする請求項9に記載のサークリップ組付方法。
  11. 前記挿入ガイド筒は、先端部に向かうに従って内径が次第に小径となるテーパ部を備え、
    前記回転部材の回転により、前記挿入ガイド筒と前記回転部材との間に配置された前記サークリップを圧縮しながら前記ワークに向けて移動させて前記挿入ガイド筒から開放し、前記ワークの円環溝に組み付けることを特徴とする請求項9に記載のサークリップ組付方法。
  12. 前記挿入ガイド筒には、前記サークリップとの摺接部に、潤滑機能を備える材料が設けられていることを特徴とする請求項9〜請求項11のいずれか1項に記載のサークリップ組付方法。
  13. 前記挿入ガイド筒と前記回転部材との間には、複数の前記サークリップが配置されていることを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれか1項に記載のサークリップ組付方法。
  14. サークリップの外径より小さな内径を有し、前記サークリップを圧縮した状態で収容可能な挿入ガイド筒と、
    前記挿入ガイド筒内に配置され、前記サークリップを前記ワークの内周面に形成された円環溝に供給する供給手段と、
    少なくとも1枚の前記サークリップを前記挿入ガイド筒に圧縮した状態で補給する補給機構と、
    前記挿入ガイド筒と前記供給手段とを、前記補給機構が位置する補給位置と、前記ワークが位置する供給位置と、に移動させる移動機構と、
    を備え、前記ワークの円環溝に前記サークリップを組み付けるサークリップ組付方法であって、
    前記補給機構によって、前記サークリップを前記挿入ガイド筒に圧縮した状態で補給する工程と、
    前記移動機構によって、前記サークリップを前記挿入ガイド筒とともに前記補給位置から前記供給位置に移動する工程と、
    前記供給手段を駆動することによって、前記圧縮した状態のサークリップを前記ワークの円環溝に組み付ける工程と、
    を備えることを特徴とするサークリップ組付方法。
  15. 前記挿入ガイド筒は、複数の挿入ガイド筒を備え、
    前記移動機構は、前記複数の挿入ガイド筒が前記補給位置と前記供給位置にそれぞれ配置されるように取り付けられるターンテーブルであることを特徴とする請求項14に記載のサークリップ組付方法。
  16. 前記補給機構は、前記少なくとも1枚のサークリップを保持し、前記挿入ガイド筒の一端に向けて上下移動可能な昇降部材と、前記昇降部材の周囲に放射状にそれぞれ配置され、それぞれ径方向内側に押出すことで、協働して前記サークリップを圧縮する複数の押圧部材と、を有することを特徴とする請求項14または15に記載のサークリップ組付方法。
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