JP2015171446A - 手指関節リハビリ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装着自由度を高めて患者の手指の関節部分間の長さの違い等の個人差の影響を軽減して装着可能である共に、手指を硬く握り込んだままの状態で拘縮した患者であっても容易に装着可能な手指関節リハビリ装置を提供すること。【解決手段】手指関節の伸展運動を支援する手指関節リハビリ装置であって、リハビリの対象となる手指2の伸展方向側面に沿って、手指関節を跨いで配置される有底筒状体であって、軸方向に伸縮自在かつ曲げ方向に屈曲自在なベローズ11と、ベローズと連通する配管20と、配管を通じて、ベローズ内の動作流体を排出し、ベローズの内圧を負圧にしてベローズを収縮させ、手指関節の伸展運動を支援する力を発生させる内圧調整部と、を備え、ベローズの側面には、ベローズの軸方向に隔離して手指関節を跨いで配置される4個の台座を備え、台座と手指及び手背の伸展方向側面の皮膚とを接着する接着部材30を配置する。【選択図】図8
Description
本発明は、手指の関節の伸展運動を補助し、拘縮した手指の関節機能の回復を支援する手指関節リハビリ装置に関する。
従来から、リハビリテーションに用いられる様々な装置が登場している。こうした装置の中には、理学療法士等に代って、患者の基本的動作の回復を図るための治療体操・運動を支援するものがある。
かかる患者の運動を支援する装置の一つとして、脳梗塞などの中枢神経障害により手指が麻痺して拘縮してしまった場合等に、手指の関節運動を支援する装置がある。
手指の関節運動を支援する装置について一例を挙げると、所定対象物の関節運動を支援する関節運動支援装置であって、空気圧調整部により、手指関節運動支援部のベローズへの空気の供給が行われると、ベローズの関節と対向する側の環状溝が弾性部材により弾性的に拘束されているため、ベローズが、略円孤状に伸長し、これにより、ベローズは、連動して、手指の第1〜第3関節を伸展状態から屈曲させる回動方向の力を発生させる。次いで、空気圧調整部により、ベローズからの空気の排出が行われると、ベローズが収縮する。これにより、ベローズは、連動して、手指の第1〜第3関節を屈曲状態から伸展させる回動方向の力を発生させる。こうして発生した力は、伝達部材により各関節に伝えられる。この結果、容易に装着できるとともに、関節ごとに十分な関節運動を支援することができる関節運動支援装置が開示されている(特許文献1)。
しかし、特許文献1に記載のものは、所定対象物の関節運動を支援するのに必要な回動力を得るために、伸縮自在なベローズの両端にL字状又はU字状の金属板で形成される2つの伝達部材で挟持し、一端に配置された伝達部材の関節側の近傍部分と、他端に配置された伝達部材における関節側の近傍部分との間を拘束部材で連結する構造であるため、部品点数が多く構造が複雑である。
また、特許文献1に記載のものは、例えば手指の関節運動を支援するのに必要な回動力を得るためには、ベローズを手指関節表面に配置する必要があるが、関節部位の大きさ、人の手指の関節部分間の長さには個人差があり、特定の患者が使用した際は手指の関節運動を支援するのに必要な回動力を得ることができても、例えば手指の関節部分間の長さが長く個体差の大きい患者が使用するとベローズが手指関節表面に配置されずに、必要な回動力を得ることができない懸念があった。このため、特許文献1に記載のものは手指の関節運動を支援するのに必要な回動力を得るためには、患者の個人差を考慮して部材の配置を決定しなければならない懸念があった。一方、患者毎の個体差を考慮してベローズや配管の長さを決定して特許文献1記載のものを製造するのでは、大量生産が困難であると共に製造コストが上昇する。
また、特許文献1に記載のものは、患者の手指への装着する際、伝達部材と固着している装着用シートを手指に巻きつけて装着する。しかし、脳梗塞などの中枢神経障害により手指が麻痺すると、手指を硬く握り込んだままの状態で拘縮する傾向にある。このような場合、手指の間に装着用シートを通すのが難しく、特許文献1記載のものをそのような患者に装着するのは困難であった。
更に、特許文献1に記載のものには、ベルト部材を使用せずに手指の手指関節表面に対応する位置に、伝達部材と接続されたベローズが配設される手袋を採用する実施例が記載されているが、手指を硬く握り込んだままの状態で拘縮した患者に手袋を装着するのは困難であった。
本発明はこのような事情の下になされたものであり、その目的は、構成部材の部品点数を少なくでき、装着自由度を高めて患者の手指の関節部分間の長さの違い等の個人差の影響を軽減して装着可能である共に、手指を硬く握り込んだままの状態で拘縮した患者であっても容易に装着可能な手指関節リハビリ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る手指関節の伸展運動を支援する手指関節リハビリ装置は、リハビリの対象となる手指の伸展方向側皮膚面に沿って、少なくとも一の手指関節を跨いで配置される有底筒状体であって、軸方向に伸縮自在かつ曲げ方向に屈曲自在なベローズと、 上記ベローズと連通する配管と、 上記配管を通じて、上記ベローズ内の動作流体を排出し、上記ベローズの内圧を負圧にして上記ベローズを収縮させ、手指関節の伸展運動を支援する力を発生させる内圧調整部と、を備え、 上記ベローズの側面には、上記ベローズの軸方向に隔離して少なくとも一の手指関節を跨いで配置される少なくとも二つの台座を備え、上記台座には、上記台座と手指または手背の伸展方向側皮膚面とを接着する接着部材を配置する、ことを特徴とする(請求項1)。
このように構成することによって、ベローズに備えられた少なくとも2つの台座に配置される接着部材を手指または手背の伸展方向側皮膚面に接着すれば良いため、装着自由度を高めて患者の手指の関節部分間の長さの違い等の個人差の影響を軽減して装着することができる。また、ベローズに備えられた少なくとも2つの台座に配置される接着部材を手指または手背の伸展方向側皮膚面に接着すれば良いため、手指を硬く握り込んだままの状態で拘縮した患者であっても容易に装着することができる。
この場合、上記ベローズの側面には、軸方向に回避溝が形成されており、上記台座は上記回避溝内に形成され、上記回避溝は、円弧状の凹曲面である方がよい(請求項2,3)。
このように構成することによって、ベローズが屈曲した際のベローズの側面と手指の接触を最小限にしてベローズの屈曲範囲を広げることにより、手指を硬く握り込んだままの状態で拘縮した患者であっても容易に装着することができる。
この場合、上記ベローズは、第二指から第五指のいずれかに配置される場合において、上記台座は上記接着部材により、少なくとも末節,中節,基節,手背の伸展方向側皮膚面のいずれか2か所にて接着されてもよい(請求項4)。
このように構成することによって、リハビリの対象となる手指の所望の手指関節のみに伸展運動を支援することができる。
また、上記ベローズは、第二指から第五指のいずれかに配置される場合において、末節から手背まで配置されると共に、上記台座を4個備え、上記台座は、上記接着部材により、末節,中節,基節,手背の伸展方向側皮膚面に接着されてもよい(請求項5)。
このように構成することによって、4個の接着部材の配置により一の接着部材にかかる張力を分散させることができるので、ベローズと手指との接着を強固にすることができる。
この場合、上記ベローズは、第一指に配置される場合において、上記台座は上記接着部材により、少なくとも末節,基節,手背のいずれか2か所の伸展方向側皮膚面に接着されてもよい(請求項6)。
このように構成することによって、リハビリの対象となる第一指の所望の手指関節のみに伸展運動を支援することができる。
このように構成することによって、リハビリの対象となる第一指の所望の手指関節のみに伸展運動を支援することができる。
また、上記ベローズは、第一指の末節から手背まで配置されると共に、上記台座を3個備え、上記台座は、上記接着部材により、末節,基節,手背の伸展方向側皮膚面に接着されてもよい(請求項7)。
このように構成することによって、3個の接着部材の配置により一の接着部材にかかる張力を分散させることができるので、ベローズと手指との接着を強固にすることができる。
この場合、上記内圧調整部は、上記ベローズへの動作流体の供給、及び、上記ベローズからの動作流体の排出を行う方がよい(請求項8)。
この場合、上記動作流体は、空気である方がよい(請求項9)。
本発明の手指関節リハビリ装置によれば、上記のように構成されているので、構成部材の部品点数を少なくでき、装着自由度を高めて患者の手指の関節部分間の長さの違い等の個人差の影響を軽減して装着することができると共に、手指を硬く握り込んだままの状態で拘縮した患者であっても容易に装着することができる。
以下、本発明の実施形態に係る手指関節リハビリ装置について、図面を参照して説明する。この実施形態においては、右手の全ての手指すなわち第一指1,第二指2,第三指3,第四指4,第五指5がリハビリの対象となる患者、例えば脳梗塞などの中枢神経障害により手指が麻痺して手指を硬く握り込んだままの状態で拘縮している状態の患者に装着した例について説明する。
この発明に係る手指関節の伸展運動を支援する手指関節リハビリ装置は、図1に示すように、軸方向に伸縮自在かつ曲げ方向に屈曲自在なベローズ10〜14と、ベローズ10〜14と連通する配管20と、配管20を通じて、ベローズ10〜14内の動作流体を排出し、ベローズ10〜14の内圧を負圧にしてベローズ10〜14を収縮させ、手指関節の伸展運動を支援する力を発生させる内圧調整部100と、で主に構成されている。
ベローズ10〜14は、リハビリの対象となる指の伸展方向側皮膚面に沿って、少なくとも一の手指関節を跨いで配置される有底筒状体であって、軸方向に伸縮自在かつ曲げ方向に屈曲自在に形成されている。上述したように、この実施形態においては右手の全ての手指すなわち第一指1,第二指2,第三指3,第四指4,第五指5がリハビリの対象となる。図1に示すように、手指1〜5にベローズ10〜14は配置され、ベローズ10は第一指1の伸展方向側皮膚面に沿って配置され、ベローズ11は第二指2の伸展方向側皮膚面に沿って配置され、ベローズ12は第三指3の伸展方向側皮膚面に沿って配置され、ベローズ13は第四指4の伸展方向側皮膚面に沿って配置され、ベローズ14は第五指5の伸展方向側皮膚面に沿って配置されている。
ベローズ11は、図2〜図5に示すように、例えば樹脂により形成され中空筒状の筒状部11aを有し、筒状部11aの側面には、等間隔で筒状部11aの軸方向に山部と谷部が連続する蛇腹構造が形成されている。筒状部11aが蛇腹構造を有することにより、筒状部11aは軸方向に伸縮自在かつ曲げ方向に屈曲自在となる。また、筒状部11aの一端には、図3,4に示すように、ベローズ11の気密が保持できるように蓋部11bが形成され、筒状部11aと蓋部11bにより、有底筒状体を構成している。また、他端には配管20を脱着可能にする孔部を有する蓋部(図示せず)が形成されている。なお、ベローズ10,12〜14についても同様に構成されている。
この場合、ベローズ11の筒状部11aは、リハビリの対象となる手指の伸展方向側皮膚面に沿って、少なくとも一の手指関節を跨いで配置される長さで形成される。この実施形態においては、図1,図8に示すように、第二指2に配置されるベローズ11について、筒状部11aが第二指2の末節2dから手背2gまで配置されている。したがって、ベローズ11の軸方向の長さは、第二指2における手指関節であるDPI関節2a,PIP関節2b,MP関節2c(図8参照)を全て跨ぐことができる軸方向の長さで形成されている。なお、第三指3,第四指4,第五指5に配置されるベローズ12〜14についても同様に構成されている。
また、第一指1に配置されるベローズ10については、図1に示すように、筒状部10aが手指の末節から手背まで配置されている。したがって、ベローズ10の軸方向の長さは、第一指1における手指関節であるIP関節,MP関節(図示せず)を全て跨ぐことができる軸方向の長さで形成されている。
また、図2〜5に示すように、ベローズ11の筒状部11aの側面には、ベローズが屈曲した際のベローズ11と第二指2の接触を回避可能な円弧状の凹曲面にて形成される回避溝11cが軸方向に形成されている。図2に示すように、回避溝11cが形成されることにより、筒状部11aは断面略半円形に形成される。なお、ベローズ10,12〜14についても同様に構成されている。
このように、ベローズ10〜14の手指1〜5の伸展方向側皮膚面側の側面に、軸方向にベローズ10〜14と手指1〜5の接触を回避する回避溝11cを形成することによって、ベローズ10〜14が屈曲した際のベローズ10〜14と手指1〜5の接触を最小限にしてベローズ10〜14の屈曲範囲を広げることができる。
また、図2〜5に示すように、ベローズ11は軸方向に形成された回避溝11c内に台座11dを備える。台座11dは筒状部11aと一体にて形成されており、回避溝11cの底面から、ベローズ11の軸方向と直交する方向に凸設して矩形状に形成される。
台座11dは、ベローズ11の軸方向に隔離して少なくとも一の手指関節を跨いで少なくとも二つ備えられる必要があり、この実施形態においては、図5に示すように、ベローズ11の回避溝11c内にベローズ11の軸方向に隔離して台座11d〜11gを4個備える。台座11d〜11gの配置については、末節2d,中節2e,基節2f,手背2gの伸展方向側皮膚面上(図8参照)に配置できる位置に形成されていればよい。このように構成することにより、全ての手指関節を跨いで台座11d〜11gを配置することができる。
この場合、ベローズ12〜14についてもベローズ11と同様に台座が配置されている。また、第一指1に配置されるベローズ10については、回避溝(図示せず)内に、ベローズ10の軸方向に隔離して配置される台座(図示せず)を3個備える。台座の配置については、末節,基節,手背の伸展方向側皮膚面上(図示せず)に台座を配置できる位置に形成されていればよい。
接着部材30は、図7に示すように、台座11dの矩形状面と同じ大きさの矩形状に形成された支持体30aと、支持体30aの表面及び裏面に配置される粘着層30bと、から形成される。支持体30aは、伸縮性を有するものであればよく例えば織布、編布、不織布、不織紙、フィルム等であればよい。粘着層30bに用いる粘着剤としては、アクリル系粘着剤や天然ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ビニルエーテル系粘着剤、ポリエステル系粘着剤等の粘着剤が挙げられ、粘着剤の品質の安定性、粘着特性の制御容易性、粘着特性の長期安定性、皮膚に対する無刺激性等の点からアクリル系粘着剤が好ましい。接着部材30の表面及び裏面上には剥離紙31が粘着している。
配管20は、可撓性を有する樹脂製であり、図1に示すように、動作流体である空気が分岐する分岐口を有する基管20aと、ベローズ10〜14と基管20aを連通する分岐管20cと、基管20aと内圧調整部100と連通する接続管20bと、から形成される。
内圧調整部100は、図6に示すように、ベローズ10〜14への動作流体である空気の供給を行う加圧タンク101と、ベローズ10〜14からの空気の排出を行う真空タンク102と、流路切換三方向弁と圧力制御弁(比例ソレノイド)とを備える電気−空気圧制御弁103と、加圧タンク101と電気−空気圧制御弁103を連通する配管101aと、配管101aに介設される開閉弁101bと、真空タンク102と電気−空気圧制御弁103を連通する配管102aと、配管102aに介設される開閉弁102bと、電気−空気圧制御弁103、開閉弁101b,102bを制御する制御部104と、で主に構成されている。
制御部104は、例えば、CPU等のマイクロプロセッサとその周辺回路を有する演算処理部を備えたコンピュータにより構成され、ベローズ10〜14内の空気の供給/排出の切り換えを実行させるための実行用プログラム等を格納するプログラム格納部(図示せず)と、加圧速度、減圧速度、稼働時間等に関するデータ等を記憶するための記憶部(図示せず)と、例えば開始指令やオペレータが加圧速度、減圧速度等のパラメータを設定入力可能な入力部(図示せず)と、を主に備えている。
また、制御部104は、図6で示すように、電気−空気圧制御弁103,開閉弁101b、102bと電気的に接続されており、制御部104からの制御信号に基づいて、開閉弁101b、102bの開閉動作,電気−空気圧制御弁103の弁切換動作等が行われるようになっている。
制御部104は、入力部からの開始指令を受けると、実行用プログラムを実行し、電気−空気圧制御弁103へ向けて、真空タンク102と接続されている流路に切り換えるべき旨の制御信号を送信すると共に、開閉弁102bに向けて、開閉弁102bを開放する制御信号を送信し、真空タンク102が所定時間をかけて所定の減圧速度でベローズ10〜14からの空気の排出を行い、ベローズ内の空気圧を所定の圧力にまで下げるようになっている。また、制御部104は、電気−空気圧制御弁103に向けて、加圧タンク101と接続されている流路に切り換えるべき旨の制御信号を送信すると共に、開閉弁101bに向けて、開閉弁101bを開放する制御信号を送信し、所定時間をかけて所定の加圧速度でベローズ10〜14への空気の供給を行い、ベローズ10〜14内の空気圧を所定の圧力にまで上昇させる。
このように構成される内圧調整部100は、配管20を通じて、ベローズ10〜14内の動作流体を排出し、ベローズ10〜14の内圧を負圧にしてベローズ10〜14を収縮させ、手指関節の伸展運動を支援する力を発生させる。また、内圧調整部100は、配管20を通じて、ベローズ10〜14内の動作流体を供給し、ベローズ10〜14の内圧を正圧にしてベローズ10〜14を伸張させることができる。
上記のように構成されるベローズ10〜14と、接着部材30と、配管20と、内圧調整部100は以下の手順で組み立てることができる。まず、図7に示すように、接着部材30の表面に粘着された剥離紙(図示せず)を剥がし、接着部材30の表面側の粘着層30bをベローズ11の回避溝11c内に配置される台座11dに粘着する。ベローズ11の回避溝11c内に配置される他の台座11e〜11gにも、同様にして接着部材30を粘着する。また、他のベローズ10,12〜14についても同様にして全ての台座に接着部材30を粘着する。
次に、配管20の接続管20bの端部を、内圧調整部100の電気−空気圧制御弁103と接続して、配管20と内圧調整部100を連通する。次いで、配管20の分岐管20cの端部をベローズ10〜14の蓋部に設けられた孔部に接続し、配管20とベローズ10〜14を連通させる。この点、手指1〜5へのベローズ10〜14装着前に配管20とベローズ10〜14を連通させてもよいが、配管20とベローズ10〜14とを、リハビリの現場において容易に着脱可能に構成し、ベローズ10〜14を手指1〜5に接着させた後に配管20とベローズ10〜14を連通させる方がよい。
次に、上記のように構成される手指関節リハビリ装置の装着態様について説明する。上述したように、手指が麻痺して手指を硬く握り込んだままの状態で拘縮している状態の患者に装着する。この場合、ベローズ10〜14を患者の手指1〜5に接着させた後に配管20とベローズ10〜14を連通させる場合について説明する。
まず、ベローズ10〜14の台座に粘着している粘着部材30の裏面に粘着された剥離紙31(図7参照)を剥がす。次いで、図8に示すように、硬く握り込んだままの状態で拘縮している状態の第二指2に沿うように、ベローズ11を伸張及び屈曲させ、第二指2の末節2d,中節2e,基節2f,手背2gの伸展方向側皮膚面に、ベローズ11と一体となった粘着部材30の粘着層30bを貼り付ける。ベローズ11を粘着させた際の軸方向と直交する方向の断面は図2に示すような状態であり、ベローズ11の筒状部11aの側面に、ベローズ11と第二指2の接触を回避する円弧状の凸曲面にて形成される回避溝11cが軸方向に形成されているため、ベローズ11が屈曲した際のベローズ11と手指2の手指関節との接触を最小限にして屈曲することができる。第三指3〜第五指5についても同様にして接着する。
このように、第二指2から第五指5に配置されるベローズ11〜14を末節2dから手背2gまで配置して、台座11d〜11gに配置された4個の接着部材30を用いて末節,中節,基節,手背の伸展方向側皮膚面に接着することにより、一の接着部材30にかかる張力を分散させることができるので、ベローズ11〜14と手指2〜4との接着を強固にすることができる。
次いで、第一指1に沿うように、ベローズ10を伸張及び屈曲させ、第一指の末節,基節,手背の伸展方向側皮膚面に粘着部材30を貼り付ける。
このように、第一指1の末節から手背までベローズ10を配置して、台座に配置された3個の接着部材30を用いて末節,基節,手背の伸展方向側皮膚面に接着することにより、一の接着部材30にかかる張力を分散させることができるので、ベローズ10と手指1との接着を強固にすることができる。
次いで、配管20の分岐管20cの端部をベローズ10〜14の蓋部に設けられた孔部に接続し、配管20とベローズ10〜14を連通させることにより手指関節リハビリ装置の装着は完了する。
このように手指関節リハビリ装置は、ベローズ10〜14に備えられた4個(第一指の場合は3個)の台座に配置される接着部材30を患者の末節,中節,基節,手背(第一指の場合は末節,基節,手背)の伸展方向側皮膚面に接着すればよいため、装着自由度が高く患者の手指の関節部分間の長さの違い等の個人差の影響を軽減して装着することができる。また、ベローズ10〜14に備えられた4個の台座に配置される接着部材30を患者の末節,中節,基節,手背(第一指の場合は末節,基節,手背)の伸展方向側皮膚面に接着すれば良いため、手指を硬く握り込んだままの状態で拘縮した患者であっても容易に装着することができる。
次に、上記のように装着された手指関節リハビリ装置の動作態様について説明する。手指関節リハビリ装置は、補助者が内圧調整部100の制御部104の表示部から、開始指令を入力することにより開始する。制御部104は、開始指令を受けると、実行用プログラムを起動して配管20を通じて、ベローズ10〜14への空気の供給、及び、ベローズからの空気の排出を切り換えて行う。
図8に示すように、開始時点では手指を硬く握り込んだまま拘縮している状態の手指2すなわち屈曲した第二指2にベローズ11を装着するため、ベローズ11の山部と谷部の間隔が広がり、ベローズ11は伸張かつ屈曲した状態である。最初の動作として、内圧調整部100がベローズ10〜14からの空気の排出を行う。配管20を通じて、内圧調整部100によりベローズ10〜14からの空気の排出が行われると、ベローズ10〜14内の空気圧が下降する。ベローズ10〜14内の空気圧が下降し、ベローズ10〜14内圧が十分な値の負圧となったときのベローズ10〜14の状態を図9(b)に示す。空気圧の下降によりベローズ10〜14が収縮して、第二指2のDPI関節2a,PIP関節2b,MP関節2cに対し、屈曲状態から伸展させる力が発生している。なお、第一指,第三指〜第五指についても、同様にして屈曲状態から伸展させる力が発生している。
次いで、内圧調整部100により、配管20を通じて、ベローズ10〜14への空気の供給が行われると、ベローズ10〜14内の空気圧が上昇する。ベローズ11内の空気圧が上昇し、ベローズ11内圧が十分な値の正圧となったときのベローズ11の状態を図9(a)に示す。空気圧の上昇によりベローズ11が伸張して、第二指2のDPI関節2a,PIP関節2b,MP関節2cを伸展状態から屈曲させる力が発生している。なお、第一指,第三指〜第五指についても、同様にして伸展状態から屈曲させる力を発生する。
次いで、内圧調整部100は、ベローズ10〜14からの空気の排出、及び、ベローズ10〜14への空気の供給を順次切り換えて行い、図9(a)と図9(b)に示す状態を交互に形成する。この結果、受動的に手指1〜5の屈伸運動が行われる。
このように本発明の手指関節リハビリ装置によれば、構成部材の部品点数を少なくでき、装着自由度を高めて患者の手指の関節部分間の長さの違い等の個人差の影響を軽減して装着することができると共に、手指を硬く握り込んだままの状態で拘縮した患者であっても容易に装着することができる。
なお、上述した実施形態において、内圧調整部100は、ベローズ10〜14への動作流体の供給、及び、ベローズ10〜14からの動作流体の排出を行ったが、内圧調整部100は、ベローズ10〜14の内圧を負圧にしてベローズ10〜14を収縮させ、手指関節の伸展運動を支援する力のみを発生させてもよい。患者は手指を硬く握り込んだまま拘縮している状態のため、ベローズ10〜14への空気の供給がなくても屈曲する力が自然に働いているためである。例えば、図6に示す内圧調整部100において、ベローズ10〜14への空気の供給を行う加圧タンク101を配置せずに、電気−空気圧制御弁103に接続された配管101aを大気に開放して負圧下のベローズ10〜14の内圧を大気圧にする構成であってもよい。
なお、上述した実施形態において、図8に示すように、第二指2に配置されるベローズ11については、ベローズ11の筒状部11aが指の末節2dから手背2gまで配置される構成であり、ベローズ11の軸方向の長さは、第二指2における手指関節であるDPI関節2a,PIP関節2b,MP関節2cを全て跨ぐことができる長さで形成されていたが、ベローズは、リハビリの対象となる手指の伸展方向側皮膚面に沿って、少なくとも一の手指関節を跨いで配置される長さで形成されればよい。例えば、図11に示すように、ベローズ15は、第二指2のMP関節2cを跨いで配置されればよい。
この場合、図10に示すように、ベローズ15は、リハビリの対象となる第二指2の伸展方向側皮膚面に沿って、MP関節2cを跨いで配置される長さで形成される。ベローズ15の筒状部15aの側面には、ベローズ15と手指の接触を回避する円弧状の凹曲面にて形成される回避溝15cが軸方向に形成されている。また、ベローズ15の側面に形成される回避溝15内の軸方向の両端部には、ベローズ15の軸方向に隔離してMP関節2cを跨いで配置される2個の台座15e,15dを備える。その他の構成は上述した実施形態と同じであるので、同一部分には同一符号を付して説明は省略する。
次に、上記のように構成されるベローズ15の装着態様について説明する。まず、ベローズ15の台座15e,15dに粘着している粘着部材30の裏面に粘着された剥離紙(図示せず)を剥がす。次いで、図11に示すように、第二指2に沿うように、ベローズ15を伸張及び屈曲させ、MP関節2cを跨いで第二指の基節2f,手背2gの伸展方向側皮膚面に粘着部材30を接着する。
このように、ベローズ15を、台座15e,15dに配置された接着部材30により、MP関節2cを跨いで基節2f,手背2gの伸展方向側皮膚面の2か所にて接着することによって、リハビリの対象となる手指の所望の手指関節部位(MP関節)のみに伸展運動を支援することができる。
この実施形態に係る手指関節リハビリ装置は、ベローズ15に備えられた2個の台座15e,15dに配置される接着部材30を患者の基節2f,手背2gの伸展方向側皮膚面に接着すればよいため、装着自由度が高く患者の手指の関節部分間の長さの違い等の個人差の影響を軽減して装着することができる。また、ベローズ15に備えられた2個の台座15e,15dに配置される接着部材30を患者の基節2f,手背2gの伸展方向側皮膚面に接着すれば良いため、手指を硬く握り込んだままの状態で拘縮した患者であっても容易に装着することができる。
なお、上述した実施形態において、図11に示すように、ベローズ15は、リハビリの対象となる第二指2の伸展方向側皮膚面に沿って、MP関節2cを跨いで、第二指2の基節2f,手背2gの伸展方向側皮膚面に接着部材30で貼り付けたが、例えば接着部材30の接着部位は手背2gを含まなくてもよい。例えば、ベローズ15は、リハビリの対象となる第二指2の伸展方向側面に沿って、PIP関節2cを跨いで、中節2e,基節2fの伸展方向側皮膚面に粘着部材30で貼り付けてもよい。なお、他の手指関節、更には他の手指の手指関節であっても同様の構成により、伸展運動を支援することができる。
本発明は上記の実施形態及び実施例の例示に限定されるものでなく、特許請求の範囲の技術的範囲には、発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々、設計変更した形態が含まれる。
1 第一指
2 第二指
2a DPI関節(手指関節)
2b PIP関節(手指関節)
2c MP関節(手指関節)
2d 末節
2e 中節
2f 基節
2g 手背
3 第三指
4 第四指
5 第五指
10,11,12,13,14,15 ベローズ
11c,15c 回避溝
11d,11e,11f,11g,15d,15e 台座
20 配管
30 接着部材
100 内圧調整部
2 第二指
2a DPI関節(手指関節)
2b PIP関節(手指関節)
2c MP関節(手指関節)
2d 末節
2e 中節
2f 基節
2g 手背
3 第三指
4 第四指
5 第五指
10,11,12,13,14,15 ベローズ
11c,15c 回避溝
11d,11e,11f,11g,15d,15e 台座
20 配管
30 接着部材
100 内圧調整部
Claims (9)
- 手指関節の伸展運動を支援する手指関節リハビリ装置であって、
リハビリの対象となる手指の伸展方向側皮膚面に沿って、少なくとも一の手指関節を跨いで配置される有底筒状体であって、軸方向に伸縮自在かつ曲げ方向に屈曲自在なベローズと、
上記ベローズと連通する配管と、
上記配管を通じて、上記ベローズ内の動作流体を排出し、上記ベローズの内圧を負圧にして上記ベローズを収縮させ、手指関節の伸展運動を支援する力を発生させる内圧調整部と、を備え、
上記ベローズの側面には、上記ベローズの軸方向に隔離して少なくとも一の手指関節を跨いで配置される少なくとも二つの台座を備え、上記台座には、上記台座と手指または手背の伸展方向側皮膚面とを接着する接着部材を配置する、
ことを特徴とする手指関節リハビリ装置。 - 請求項1記載の手指関節リハビリ装置において、
上記ベローズの側面には、軸方向に回避溝が形成されており、上記台座は上記回避溝内に形成される、ことを特徴とする手指関節リハビリ装置。 - 請求項2記載の手指関節リハビリ装置において、
上記回避溝は、円弧状の凹曲面である、ことを特徴とする手指関節リハビリ装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の手指関節リハビリ装置において、
上記ベローズは、第二指から第五指のいずれかに配置される場合において、上記台座は上記接着部材により、少なくとも末節,中節,基節,手背の伸展方向側皮膚面のいずれか2か所にて接着される、ことを特徴とする手指関節リハビリ装置。 - 請求項4記載の手指関節リハビリ装置において、
上記ベローズは、第二指から第五指のいずれかに配置される場合において、末節から手背まで配置されると共に、上記台座を4個備え、上記台座は、上記接着部材により、末節,中節,基節,手背のそれぞれの伸展方向側皮膚面に接着される、ことを特徴とする手指関節リハビリ装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載の手指関節リハビリ装置において、
上記ベローズは、第一指に配置される場合において、上記台座は上記接着部材により、少なくとも末節,基節,手背のいずれか2か所の伸展方向側皮膚面に接着される、ことを特徴とする手指関節リハビリ装置。 - 請求項6記載の手指関節リハビリ装置において、
上記ベローズは、第一指の末節から手背まで配置されると共に、上記台座を3個備え、上記台座は、上記接着部材により、末節,基節,手背の伸展方向側皮膚面に接着される、ことを特徴とする手指関節リハビリ装置。 - 請求項1ないし7のいずれかに記載の手指関節リハビリ装置において、
上記内圧調整部は、上記ベローズへの動作流体の供給、及び、上記ベローズからの動作流体の排出を行う、ことを特徴とする手指関節リハビリ装置。 - 請求項1ないし8のいずれかに記載の手指関節リハビリ装置において、
上記動作流体は、空気である、ことを特徴とする手指関節リハビリ装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014048254A JP2015171446A (ja) | 2014-03-12 | 2014-03-12 | 手指関節リハビリ装置 |
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JP2014048254A JP2015171446A (ja) | 2014-03-12 | 2014-03-12 | 手指関節リハビリ装置 |
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JP (1) | JP2015171446A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2014
- 2014-03-12 JP JP2014048254A patent/JP2015171446A/ja active Pending
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