JP2015170932A - 画像圧縮装置及び画像圧縮方法 - Google Patents

画像圧縮装置及び画像圧縮方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015170932A
JP2015170932A JP2014043316A JP2014043316A JP2015170932A JP 2015170932 A JP2015170932 A JP 2015170932A JP 2014043316 A JP2014043316 A JP 2014043316A JP 2014043316 A JP2014043316 A JP 2014043316A JP 2015170932 A JP2015170932 A JP 2015170932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
unit
image data
compression
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014043316A
Other languages
English (en)
Inventor
知紀 梅沢
Tomoki Umezawa
知紀 梅沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2014043316A priority Critical patent/JP2015170932A/ja
Publication of JP2015170932A publication Critical patent/JP2015170932A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

【課題】容易に画像の種類を判別し、画像の種類に適した圧縮を行うことができる画像圧縮装置及び画像圧縮方法を提供する。【解決手段】画像データを複数の画素ブロックに分割し、画素ブロック毎に画像データを周波数情報に変換する変換部と、周波数情報の特徴量が所定の特徴量である画素ブロックを検出する検出部と、検出部が検出した画素ブロックの数と所定の閾値とを比較することにより、画像データの種類を判定する判定部と、判定部が判定した画像データの種類に応じた圧縮方法で画像データを圧縮する圧縮部と、を有する。【選択図】図9

Description

本発明は、画像圧縮装置及び画像圧縮方法に関する。
近年、PC(Personal Computer)などの情報処理装置から画像情報を伝送し、スクリーンなどの大画面に画像を投影する装置として、プロジェクタが用いられている。プロジェクタなどの画像を伝送するシステムでは、画像圧縮を施すことによりデータ量を縮小して、画像伝送を行うことは公知である。
しかし、画像圧縮を行う場合に、一意の圧縮アルゴリズムで圧縮を行うと、画像の種類によっては画質劣化が目立つという問題点があった。そこで、画像の種類に応じて、圧縮処理方法をスイッチングする手段が従来から提案されている。なお、画像の種類とは、例えば自然画、非自然画などに大別されるものである。
例えば、特許文献1には、画像を構成する画素の画像情報を色度図にマッピングして画像を解析する画像解析処理部と、画像解析処理部によって解析された色度図のマッピング結果に基づいて画像の種類の判別処理を行う画像判別処理部とを含む画像判別装置が開示されている。
しかしながら、従来は、画像圧縮を行う既存システムに対して回路の追加や計算量の増加が大きいため、コストの増加や遅延によるリアルタイム性の欠如が生じるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、容易に画像の種類を判別し、画像の種類に適した圧縮を行うことができる画像圧縮装置及び画像圧縮方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像データを複数の画素ブロックに分割し、画素ブロック毎に前記画像データを周波数情報に変換する変換部と、前記周波数情報の特徴量が所定の特徴量である画素ブロックを検出する検出部と、前記検出部が検出した画素ブロックの数と所定の閾値とを比較することにより、前記画像データの種類を判定する判定部と、前記判定部が判定した前記画像データの種類に応じた圧縮方法で前記画像データを圧縮する圧縮部と、を有する。
本発明によれば、容易に画像の種類を判別し、画像の種類に適した圧縮を行うことができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態にかかる画像圧縮装置を含む画像表示システムの構成を例示する図である。 図2は、画像表示システムが有する機能を概念的に示す概念図である。 図3は、ノートPCが有する画像圧縮装置としての機能の概要を概念的に示す概念図である。 図4は、ノートPCが備えるJPEGエンコーダの概略構成を示す図である。 図5は、ノートPCが備えるH.264エンコーダの概略構成を示す図である。 図6は、YUVデータのサンプリングの一例を示す図である。 図7は、DCT変換の概要を示す図である。 図8は、自然画及び非自然画に対するDCT変換後の周波数成分を例示する図である。 図9は、画像圧縮装置の第1実施例を示す図である。 図10は、ノートPCの動作の概要を例示するフローチャートである。 図11は、画像圧縮装置の第2実施例を例示する図である。
以下に添付図面を参照して、実施の形態にかかる画像圧縮装置を含む画像表示システムについて説明する。図1は、実施の形態にかかる画像圧縮装置を含む画像表示システム1の構成を例示する図である。図2は、画像表示システム1が有する機能を概念的に示す概念図である。画像表示システム1は、例えば無線通信を用いたプロジェクタ投影システムである。
図1に示すように、画像表示システム1は、例えばノートPC(Personal Computer)2、プロジェクタ4及びスクリーン6を具備する。ノートPC2は、例えば無線通信によって画像データをプロジェクタ4に対して送信する。プロジェクタ4は、ノートPC2から無線通信によって受信した画像データに基づく画像(出力画像)をスクリーン6に投影する。
ノートPC2は、実施の形態にかかる画像圧縮装置としての機能を備える。ノートPC2が送信する画像データは、無圧縮状態ではデータ量が膨大になるため、データ圧縮される。一枚の画像データのデータ量は、下式1によって算出される。
ここで、水平pixel数、垂直pixel数は、画像データの解像度を示す。8倍は、1色当たりのビット深度を示しており、例えば8bit(256階調)である。また、3倍は、色情報成分(例えばRGB)の数を示す。
ノートPC2は、実施の形態にかかる画像圧縮装置としての機能を備え、入力画像に対して例えばJPEG(Motion−JPEG:MJPEG)、及びH.264のいずれの方式においても圧縮を行うことが可能にされている。つまり、ノートPC2は、JPEG及びH.264のエンコーダを備え、動画を圧縮可能にされている。
プロジェクタ4は、JPEG及びH.264のいずれの方式において圧縮された画像に対しても伸張を可能にされており、伸張した画像をスクリーン6に投影する。つまり、プロジェクタ4は、JPEG及びH.264のデコーダを備えている。
ここで、ノートPC2は、JPEG及びH.264のいずれかによって圧縮した画像データをプロジェクタ4に対して無線通信により送信する。つまり、ノートPC2は、データ量を削減して画像データをプロジェクタ4に対して送信する。
次に、ノートPC2について詳述する。図3は、ノートPC2が有する画像圧縮装置としての機能の概要を概念的に示す概念図である。ノートPC2は、画像圧縮装置としての機能を実現するために、例えば検出部20、判定部21、表示部22、圧縮部23及び制御部24を有する。
圧縮部23は、例えば選択部230、変換部232及び処理部234を有する。また、処理部234は、それぞれ異なる方式で符号化処理を行う第1符号化処理部30及び第2符号化処理部32を有する。
選択部230は、後述する判定部21の判定結果に応じて、例えば第1符号化処理部30又は第2符号化処理部32のいずれかに入力画像の符号化処理を行わせるように選択を行う。選択部230は、初期状態では、第1符号化処理部30又は第2符号化処理部32のいずれか一方を予め選択しているものとする。
変換部232は、入力画像(画像データ)を複数の画素ブロックに分割し、画像ブロック毎に入力画像を周波数情報に変換する。例えば、変換部232は、入力画像に対してDCT変換(離散コサイン変換)を行う。変換部232は、例えばDCT変換により算出した周波数情報を処理部234及び検出部20に対して出力する。
処理部234は、例えば変換部232がDCT変換により算出した周波数情報と、例えば第1符号化処理部30を用いてJPEG(MJPEG)による入力画像の圧縮を実行する。また、処理部234は、例えば変換部232がDCT変換により算出した周波数情報と、例えば第2符号化処理部32を用いてH.264による入力画像の圧縮を実行する。なお、処理部234は、選択部230の選択に応じて、例えばJPEG又はH.264による入力画像の圧縮を実行するものとする。
検出部20は、変換部232が出力した周波数情報を受入れ、周波数情報の特徴量が所定の特徴量である画素ブロックを検出する。ここで、所定の特徴量である画素ブロックとは、例えば周波数情報のAC成分が全て0である画素ブロックとする。
判定部21は、検出部20が検出した画素ブロックの数と所定の閾値とを比較することにより、入力画像の種類を判定する。例えば、判定部21は、検出部20が検出した画素ブロックの数が所定の閾値より大きい場合、画像データが同一画素情報の多い非自然画(第1の画像)であると判定し、検出部20が検出した画素ブロックの数が所定の閾値以下である場合、画像データが同一画素情報の少ない自然画(第2の画像)であると判定する。
表示部22は、検出部20が検出した結果を表示する。
制御部24は、ノートPC2が有する画像圧縮装置としての機能を構成する各部を制御する。そして、制御部24は、判定部21が判定した入力画像の種別に応じて、第1符号化処理部30又は第2符号化処理部32いずれかを用いた画像圧縮を処理部234が行うように制御する。つまり、圧縮部23は、判定部21が判定した画像データの種類に応じた圧縮方法で画像データを圧縮する。
次に、ノートPC2が備えるJPEGエンコーダ及びH.264エンコーダについて、まず個別に概要を説明する。図4は、ノートPC2が備えるJPEGエンコーダ3aの概略構成を示す図である。JPEGエンコーダ3aは、YUV変換部300、DCT変換部301、量子化部302及びエントロピー符号化部303を有する。
YUV変換部300は、原画像(RGB)に対しYUV変換を行う。YUV変換とは、RGB成分からYUVの輝度/色差成分に変換することである。DCT変換部301は、YUV変換部300がYUV変換した画像に対し、DCT変換を行う。DCT変換とは、各色成分を周波数成分に変換する処理である。量子化部302は、DCT変換部301が行ったDCT変換によって得られた周波数成分に対して高周波成分を間引く量子化を行う。エントロピー符号化部303は、量子化部302が量子化した結果から冗長なデータを間引き、圧縮データを出力する。
図5は、ノートPC2が備えるH.264エンコーダ3bの概略構成を示す図である。H.264エンコーダ3bは、YUV変換部310、DCT変換部312、量子化部314、エントロピー符号化部316、符号量制御部318、動き検出部328及び局所デコーダ330を有する。また、局所デコーダ330は、逆量子化部320、逆DCT部322、メモリ324及び動き補償部326を有する。
YUV変換部310は、JPEG圧縮と同様に、原画像(RGB)に対して、YUV変換を行う。YUV変換後に、DCT変換部312がDCT変換を行い、量子化部314が量子化を行い、エントロピー符号化部316がエントロピー符号化を施す。これはJPEGと同様のプロセスであるが、H.264の特徴の1つとして、画面内予測符号化と呼ばれる圧縮アルゴリズムがある。
画面内予測符号化と呼ばれる圧縮アルゴリズムでは、局所デコーダ330において、量子化後のデータに対し、逆量子化部320が逆量子化を行い、逆DCT部322が逆DCT変換を行って隣接画素の予測値を生成する。そして、H.264エンコーダ3bは、YUV変換後のブロックと、生成した予測値との差分情報に対し、圧縮処理を行う。
また、H.264のもうひとつの特徴として、フレーム間予測符号化と呼ばれる圧縮アルゴリズムがある。フレーム間予測符号化と呼ばれる圧縮アルゴリズムでは、量子化後のデータに対し、逆量子化部320が逆量子化を行い、逆DCT部322が逆DCT変換を行って、メモリ324に格納する。
H.264エンコーダ3bは、格納したフレームデータと次フレームデータから動き検出部328が動きベクトルデータを生成する。また、H.264エンコーダ3bは、動きベクトルデータを基に動きを推定し、動き補償部326によって次フレームの予測画像を生成する。そして、H.264エンコーダ3bは、最後に生成した予測画像と次フレーム画像の差分情報に対して圧縮処理を行う。
図6は、YUVデータのサンプリングの一例を示す図である。YUVデータは、画像データを輝度Yと色差UVによって示すデータである。下式2は、RGBからYUVに変換するための変換式である。
ノートPC2は、RGBデータをYUVデータに変換した後にサンプリングすることにより、データ量を削減する。図6では、YUV444をYUV422にサンプリングする例が示されている。具体的には、RGBからYUVに変換されたデータは、YUV444では通常1pixel当たり、Y:8bit、U:8bit、V:8bitの計24bitのデータが割り当てられる。しかし、一般的に、人間の視覚は、輝度成分に敏感であり、色差成分には鈍感である。この特性を用いて、YUV422では色差成分を間引く。
つまり、YUV422では、色差成分のUVに関して、1pixel当たり8bitのデータを、水平方向2pixel当たり8bitにする。このようにすると、1pixel当たりのデータ量が、2/3の16bitに削減される。
しかし、人間の視覚は色差成分には鈍感であるが、非自然画の場合、この色差成分の間引きが顕著に表れる場合もある。そのため、画像(コンテンツ)に応じて圧縮アルゴリズムの制御が必要になる。
図7は、DCT変換の概要を示す図である。図7では、DCT変換前の画像データを左側に示し、DCT変換後の周波数成分を右側に示している。JPEGでは、DCT変換が8×8pixelのブロックで行われる。これに対し、H.264では、DCT変換が4×4、8×8、16×16pixelブロックで行われる。8×8pixelに対するDCT変換式を下式3に示す。また、逆DCT変換式を下式4に示す。
画像データは、上式3によってDCT変換されることにより、周波数成分に変換される。図7の右側の図において周波数分布を見ると、右下の高周波成分は、値が0に近づく。一方、左上の低周波成分は大きな値になる。ここで、最も左上のpixelをDC成分、その他の63pixelをAC成分と呼ぶ。通常、自然画は、色の変化がなだらかであるため、高周波成分はあまり含まれていないが、色の変化が微量ながら存在するため、AC成分が全て0になることは無い。逆に、非自然画の場合は、色の変化が大きいため、高周波成分を多く含んでいるが、色の変化が全く無い8×8ブロックが多く存在するため、AC成分が全て0になるブロックが多く存在することとなる。
図8は、自然画及び非自然画に対するDCT変換後の周波数成分を例示する図である。図8(a)は、自然画に対してDCT変換を行った場合の例である。周波数成分を見ると、AC成分は、0に近くなるものの、全て0という場合は少ない。これは、自然画が8×8pixel単位で色の変化がなだらかであるためである。図8(b)は、非自然画に対してDCT変換を行った場合の例である。非自然画の場合、8×8pixel単位で全て同一の画素情報を持っていることが多いため、AC成分が全て0という場合がある。ノートPC2は、この特性を利用して自然画と非自然画の判定を行う。
次に、画像圧縮装置の第1実施例(ノートPC2a)について説明する。図9は、画像圧縮装置の第1実施例(ノートPC2a)を示す図である。ノートPC2aは、圧縮部25、カウンター(検出部)26及び判定部27を有する。圧縮部25は、JPEGエンコーダ3a、H.264エンコーダ3b及び選択部340を有する。なお、上述した構成部分と実質的に同一の構成部分には、同一の符号が付してある。
ノートPC2aは、RGB原画像が入力されると、まず、初期状態で圧縮を開始する。ノートPC2aは、初期状態では例えばH.264エンコーダ3bが圧縮を行うように選択部340がエンコーダを選択している。
H.264エンコーダ3bは、YUV変換部310がRGB原画像をYUV成分に変換した後に、DCT変換部312がDCT変換を行う。DCT変換後のデータのAC成分が全て0の場合、カウンター26が1カウントアップする。1フレーム分のデータのDCT変換が終了したときに、カウンター26は、判定部27に対してカウント値を出力する。
判定部27は、1フレーム内のブロック数(例えば320×240の画像の場合、ブロック数は1200)に対するカウンターの値(カウント値)の割合により、RGB原画像に対する圧縮をJPEGエンコーダ3a及びH.264エンコーダ3bのいずれで行うべきであるか(原画像が自然画、非自然画のいずれであるか)を判定する。判定部27は、判定結果を制御信号として選択部340に対して出力する。選択部340は、判定部27から受入れた制御信号に応じて、JPEGエンコーダ3a及びH.264エンコーダ3bのいずれかを原画像に適したエンコーダとして選択する。
なお、判定部27は、予め定められた閾値と、上述した割合とを比較することによって判定を行う。閾値に用いる値は、例えば20%とする。また、判定部27は、カウント値と所定の閾値とを比較することによって判定を行ってもよい。判定部27が用いる閾値は、判定の精度を高めるために複数サンプルによって実験的に算出されることが好ましい。
また、ノートPC2aは、カウンター26がカウントした結果を図示しない表示部によって表示することにより、ユーザにカウンターの値を示すように構成されてもよい(図3参照)。カウンター26がカウントした結果が表示されると、ユーザは、原画像と周波数情報の関係を把握でき、カウンター26の閾値を任意に設定することも可能となる。
図10は、ノートPC2aの動作の概要を例示するフローチャートである。ノートPC2aは、まず、JPEGとH.264の共通処理となるDCT変換処理をDCT変換部312が入力画像に対して行う(S100)。
次に、ノートPC2aは、DCT変換をした結果として8×8pixelのブロックのAC成分が全て0であるか否かをカウンター26が判定する(S102)。カウンター26は、周波数成分のAC成分が全て0である場合、輝度/色差情報に変化がないため、カウント値を1増加させる(S104)。また、カウンター26は、周波数成分のAC成分が全て0でない場合、輝度/色差成分情報に変化があるため、カウント値を増加させない(S106)。
そして、カウンター26は、1フレーム分のデータ処理が終了したか否かを判定する(S108)。カウンター26は、1フレーム分のデータ処理が終了していない場合、S102の処理に戻る。カウンター26は、1フレーム分のデータ処理が終了している場合、カウント値を判定部27に対して出力しS110の処理に進める。
判定部27は、カウンター26からカウント値を受入れると、カウント値が予め定められた閾値Thよりも大きいか否かを判定する(S110)。
判定部27は、カウント値が閾値Thよりも大きい場合、入力画像には同一画素情報が多い(入力画像は非自然画である)と判定する。非自然画は、サンプリングによる細線の劣化がとても目立ちやすい。よって、ノートPC2aは、色差成分を間引かないYUV444処理が可能であるJPEGによる圧縮を選択部340が選択し、JPEGエンコーダ3aがJPEGによる圧縮を入力画像に対して行う(S112)。
また、判定部27は、カウント値が閾値Th以下である場合、入力画像には同一画素情報が少ない(入力画像は自然画である)と判定する。自然画は、サンプリングによる細線の劣化が目立ちにくく、さらに、画像の時間的な相関も強い。よって、ノートPC2aは、H.264による圧縮を選択部340が選択し、H.264エンコーダ3bがH.264による圧縮を入力画像に対して行う(S114)。
このように、ノートPC2aは、入力画像の種類に応じて、JPEG又はH.264のいずれかを選択して圧縮を行う。そして、ノートPC2aは、次の入力画像がある場合にはS100の処理に戻って処理を繰り返し、次の入力画像がない場合には処理を終了する。
次に、画像圧縮装置の第2実施例(ノートPC2b)について説明する。図11は、画像圧縮装置の第2実施例(ノートPC2b)を例示する図である。ノートPC2bは、JPEGエンコーダ3c、カウンター26、判定部27a及び選択部340aを有し、原画像の種類に応じて、サンプリング方法を選択するように構成されている。なお、上述した構成部分と実質的に同一の構成部分には、同一の符号が付してある。
JPEGエンコーダ3cは、YUV変換部300a、DCT変換部301、量子化部302及びエントロピー符号化部303を有する。YUV変換部300aは、YUV444部331、YUV422部332、YUV420部333を有する。
YUV444部331は、1pixel当たり、Y:8bit、U:8bit、V:8bitの計24bitのデータを割り当てる。YUV422部332は、色差成分のUVに関して、1pixel当たり8bitのデータを、水平方向2pixel当たり8bitにする。YUV420部333は、1pixel当たり8bitの4:2:2形式の色差成分を垂直方向に1/2にするように割当てる。つまり、YUV変換部300aは、RGBの原画像を4:4:4形式、4:2:2形式又は4:2:0形式のいずれかのYUVに変換する。
判定部27aは、カウンター26が出力したカウント値に応じて、YUV変換部300aが4:4:4形式(YUV444)、4:2:2形式(YUV422)、4:2:0形式(YUV420)のいずれの形式で変換すべきかを判定する。選択部340aは、判定部27aの判定結果に応じて、YUV444部331、YUV422部332又はYUV420部333のいずれかを選択する。
ノートPC2bは、RGB原画像が入力されると、まず、初期状態で圧縮を開始する。例えば、ノートPC2bは、初期状態ではYUV444部331がサンプリングを行うように選択部340aがサンプリング方法を選択している。
JPEGエンコーダ3cは、YUV444部331がYUV成分に変換した後に、DCT変換部301がDCT変換を行う。DCT変換後のデータのAC成分が全て0の場合、カウンター26は、1カウントアップさせる。そして、カウンター26は、1フレーム分のデータのDCT変換が終了した場合、カウント値を判定部27aに対して出力する。
判定部27aは、1フレーム内のブロック数に対するカウンター値の割合により、原画像をいずれのサンプリング方法でサンプリングすることが好ましいかを判定する。判定部27aは、判定結果を制御信号として選択部340aに対して出力する。選択部340aは、判定部27aから受入れた制御信号に応じて、YUV444部331、YUV422部332又はYUV420部333のいずれかを、原画像に適したサンプリングを行う処理ブロックとして選択する。
例えば、カウント値が大きい場合には、全体的に同一の画素データを多く持った画像であるため、圧縮が簡易である。その場合、判定部27aは、色差成分を間引かないYUV444が適したサンプリング方法であると判定する。また、カウント値が小さい場合には、同一画素情報が少なく、圧縮は難しくなる。その場合、判定部27aは、なるべくデータ量を少なくするために、YUV420が適したサンプリング方法であると判定する。
なお、ノートPC2bは、H.264エンコーダ3bも備えて、H.264による圧縮も選択可能に構成されてもよい。また、JPEGエンコーダ3a、H.264エンコーダ3b、及びJPEGエンコーダ3cを構成する各部は、ハードウェアによって構成されてもよいし、ソフトウェアによって構成されてもよい。
このように、ノートPC2a及びノートPC2bは、例えばDCT変換の結果などの圧縮処理における過程で算出されるデータを用いて画像の種類を判別するので、回路や計算量の増加を抑制することができ、容易に画像の種類を判別することができる。また、ノートPC2a及びノートPC2bは、画像の種類を判別した結果(判定結果)に応じてサンプリング方法(YUVの形式)や圧縮方法などの少なくともいずれかを選択するので、画像の種類に適した圧縮を行うことができる。
1 画像表示システム
2 ノートPC
3a、3c JPEGエンコーダ
3b H.264エンコーダ
4 プロジェクタ
6 スクリーン
20 検出部
21 判定部
22 表示部
23、25 圧縮部
24 制御部
26 カウンター
27、27a 判定部
30 第1符号化処理部
32 第2符号化処理部
230 選択部
232 変換部
234 処理部
300、300a YUV変換部
301 DCT変換部
302 量子化部
303 エントロピー符号化部
310 YUV変換部
312 DCT変換部
314 量子化部
316 エントロピー符号化部
331 YUV444部
332 YUV422部
333 YUV420部
340、340a 選択部
特開2009−253326号公報

Claims (7)

  1. 画像データを複数の画素ブロックに分割し、画素ブロック毎に前記画像データを周波数情報に変換する変換部と、
    前記周波数情報の特徴量が所定の特徴量である画素ブロックを検出する検出部と、
    前記検出部が検出した画素ブロックの数と所定の閾値とを比較することにより、前記画像データの種類を判定する判定部と、
    前記判定部が判定した前記画像データの種類に応じた圧縮方法で前記画像データを圧縮する圧縮部と、
    を有することを特徴とする画像圧縮装置。
  2. 前記判定部は、
    前記検出部が検出した画素ブロックの数が所定の閾値よりも大きい場合、前記画像データが同一画素情報の多い第1の画像であると判定し、前記検出部が検出した画素ブロックの数が所定の閾値以下である場合、前記画像データが同一画素情報の少ない第2の画像であると判定すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像圧縮装置。
  3. 前記検出部は、
    前記周波数情報のAC成分が全て0である画素ブロックを検出すること
    を特徴とする請求項1又は2に記載の画像圧縮装置。
  4. 前記圧縮部は、
    前記検出部が検出した画素ブロックの数が所定の閾値よりも大きい場合、前記画像データをJPEGエンコーダにより圧縮し、前記検出部が検出した画素ブロックの数が所定の閾値以下である場合、前記画像データをH.264エンコーダにより圧縮すること
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像圧縮装置。
  5. 前記検出部が検出した結果を表示する表示部をさらに有すること
    を特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像圧縮装置。
  6. 画像データを複数の画素ブロックに分割し、前記画素ブロック毎に前記画像データを周波数情報に変換する変換部を具備し、前記周波数情報を用いた複数の異なる圧縮方法のいずれかによって前記画像データを圧縮する圧縮部と、
    前記変換部が変換した前記画素ブロック毎の周波数情報に基づいて、前記画像データの種類を判定する判定部と、
    を有し、
    前記圧縮部は、
    前記判定部が判定した前記画像データの種類に応じた圧縮方法により、前記画像データを圧縮すること
    を特徴とする画像圧縮装置。
  7. 画像データを複数の画素ブロックに分割し、画素ブロック毎に前記画像データを周波数情報に変換する工程と、
    前記周波数情報の特徴量が所定の特徴量である画素ブロックを検出する工程と、
    検出した画素ブロックの数と所定の閾値とを比較することにより、前記画像データの種類を判定する工程と、
    判定した前記画像データの種類に応じた圧縮方法で前記画像データを圧縮する工程と
    を含む画像圧縮方法。
JP2014043316A 2014-03-05 2014-03-05 画像圧縮装置及び画像圧縮方法 Pending JP2015170932A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014043316A JP2015170932A (ja) 2014-03-05 2014-03-05 画像圧縮装置及び画像圧縮方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014043316A JP2015170932A (ja) 2014-03-05 2014-03-05 画像圧縮装置及び画像圧縮方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015170932A true JP2015170932A (ja) 2015-09-28

Family

ID=54203325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014043316A Pending JP2015170932A (ja) 2014-03-05 2014-03-05 画像圧縮装置及び画像圧縮方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015170932A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05207287A (ja) * 1991-05-31 1993-08-13 Kyocera Corp 画像符号化装置及び画像復号化装置
JPH05316359A (ja) * 1992-05-14 1993-11-26 Fujitsu Ltd 画像データ符号化装置
JPH0678293A (ja) * 1992-08-28 1994-03-18 Olympus Optical Co Ltd 符号化装置
JPH10257494A (ja) * 1997-03-11 1998-09-25 Xing:Kk 画像圧縮方法及び装置
JP2004193818A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Hitachi Ltd ワイヤレス画像送受信システム、ワイヤレス画像送信装置及びワイヤレス画像受信装置
JP2004312584A (ja) * 2003-04-10 2004-11-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像処理方法および画像表示システム
WO2010052833A1 (ja) * 2008-11-07 2010-05-14 三菱電機株式会社 画像符号化装置及び画像復号装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05207287A (ja) * 1991-05-31 1993-08-13 Kyocera Corp 画像符号化装置及び画像復号化装置
JPH05316359A (ja) * 1992-05-14 1993-11-26 Fujitsu Ltd 画像データ符号化装置
JPH0678293A (ja) * 1992-08-28 1994-03-18 Olympus Optical Co Ltd 符号化装置
JPH10257494A (ja) * 1997-03-11 1998-09-25 Xing:Kk 画像圧縮方法及び装置
JP2004193818A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Hitachi Ltd ワイヤレス画像送受信システム、ワイヤレス画像送信装置及びワイヤレス画像受信装置
JP2004312584A (ja) * 2003-04-10 2004-11-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像処理方法および画像表示システム
WO2010052833A1 (ja) * 2008-11-07 2010-05-14 三菱電機株式会社 画像符号化装置及び画像復号装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2740034C1 (ru) Линейный кодер для обработки изображений/видео
CN111066326B (zh) 机器学习视频处理系统和方法
US9100631B2 (en) Dynamic picture quality control
US8817884B2 (en) Techniques for perceptual encoding of video frames
US7542623B2 (en) Image processing apparatus and method, and computer program and computer-readable storage medium
US6931064B2 (en) Motion picture data converter, and computer product
EP3284253B1 (en) Rate-constrained fallback mode for display stream compression
JPH0775106A (ja) 適応量子化コーディング装置及びその方法
WO2008047865A1 (fr) Procédé, système et programme d'évaluation de qualité d'image
KR101354014B1 (ko) 코딩 구조
US8311107B2 (en) Image data compression device, compressing method, image data decompression device, decompressing method, and recording medium
JP5218784B2 (ja) 画質評価システム、それに用いる装置、方法およびプログラム
US20080267495A1 (en) Image compressing method and image compressing apparatus
US20200275103A1 (en) System and method for controlling video coding within image frame
KR20170137076A (ko) 복잡도 측정에 기초한 디스플레이 스트림 압축 (dsc) 을 위한 양자화 파라미터 (qp) 계산
JP2018501677A (ja) シーンに存在するユーザーに基づく特性の適応コーディング
EP3180910B1 (en) Method for optimized chroma subsampling, apparatus for optimized chroma subsampling and storage device
Zhang et al. Perceptual video coding with block-level staircase just noticeable distortion
JP2009055236A (ja) 映像符号化装置及び方法
JP4756949B2 (ja) 画像復号装置及びその制御方法、並びに、コンピュータプログラム及びコンピュータ可読記憶媒体
JP3355964B2 (ja) 適応直交変換モード判定方法
JP6729708B2 (ja) 信号調整プログラム、信号調整装置、及び信号調整方法
JP2015170932A (ja) 画像圧縮装置及び画像圧縮方法
JP6069929B2 (ja) 画像選択方法、画像選択装置、符号化装置、画像選択システム、画像選択プログラム、符号化プログラム、及び画像符号化選択プログラム
KR20170095047A (ko) 동적 프레임 삭제 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170220

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180123

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180717