JP2015170635A - 複合配線板 - Google Patents

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輝幸 石原
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通昌 高橋
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Abstract

【課題】 電子部品実装のためのリフローにおいて配線板に反りを生じさせない複合配線板を提供する。
【解決手段】 リフロー時において、プリント配線板10の外周を固定する金属フレーム30Gの主面方向の伸び量ΔL2が、プリント配線板10の主面方向の伸び量ΔL1よりも大きくなるので、リフローの際に上記伸び量の差ΔL2−ΔL1に起因する応力F1が作用して、プリント配線板10が金属フレーム30Gにより外縁方向に引っ張られるので、プリント配線板10に反りが生じ難い。
【選択図】 図4

Description

本発明は、リフロー行う配線板をフレームにより固定した複合配線板に関する。
配線板への電子部品実装、その他の加工処理等を施す場合、作業効率を考慮し、一般に配線板単体では無く、同一の配線板を複数個一枚の配線板収容キットの中に収容した複合配線板に対して上記処理等がまとめて施される。特許文献1には、複数のピース配線板と、該ピース配線板を収容する収容穴を有するフレームとから成る多ピース配線板収容キットが開示されている。
特開2011−23657号公報
しかしながら、配線板への電子部品実装、半田のリフロー温度において、配線板の構成材料のTg(ガラス転位点)を越えるため、実装される部品の重量と基板の残留応力によって、配線板に反りが生じるという課題がある。
本発明の目的は、電子部品実装のためのリフローにおいて配線板に反りを生じさせない複合配線板を提供することにある。
本願発明の複合配線板は、リフローを行う配線板からから成るピース部と、
前記ピース部を囲むように形成されて前記ピース部の外縁が固定されるフレーム部と、を有する複合配線板であって、
前記ピース部および前記フレーム部を正方形状に形成したときの一辺の長さをL、この形状での前記ピース部および前記フレーム部のリフロー時の面方向の伸び量をΔL1、ΔL2とするとき、L、ΔL1、ΔL2は、下記式(1)の関係を満たすことを技術的特徴とする。
1.0×10−3≦(ΔL2−ΔL1)/L≦1.8×10−3 ・・・(1)
本願発明の複合配線板では、リフロー時において、ピース部の外周を固定するフレーム部の面方向の伸び量ΔL2が、ピース部の面方向の伸び量ΔL1よりも大きくなるので、リフローの際に上記伸び量の差ΔL2−ΔL1に起因する応力が作用して、ピース部がフレーム部により外縁方向に引っ張られるので、該ピース部に反りが生じ難い。このため、配線板への部品実装に関し実装信頼性を向上させることができる。
多数個取り用プリント配線板の平面図。 個片に切り出されたプリント配線板の斜視図。 レーザ加工されるプリント配線板の斜視図。 図4(A)は金属フレームの平面図、図4(B)は複合配線板の平面図。 カシメ加工により金属フレームに接合されたプリント配線板の平面図。 第1実施形態のカシメ加工機の断面図。 複合配線板の断面図。 加熱温度と加熱時の主面方向の伸びとの関係を示すグラフ。 複合配線板から切り出されたプリント配線板の平面図。 第1実施形態のプリント配線板の断面図。 電子部品の実装された第1実施形態のプリント配線板の断面図。 第1実施形態の第1改変例に係るカシメ加工機の断面図。 図13(A)は第1実施形態の第3改変例に係る複合配線板の平面図、図13(B)は第1実施形態の第4改変例に係る複合配線板の平面図。 図14(A)は第2実施形態に係る複合配線板の平面図、図14(B)はプリント配線板の支持部の平面図。 図15(A)は第2実施形態に係る金属フレームの平面図、図15(B)はプリント配線板の平面図。 第3実施形態に係る複合配線板の平面図。 図16中のL字形状スリットを拡大して示す図。
[第1実施形態]
本実施形態の複合配線板100は、電子部品実装のためのリフローにおいてプリント配線板10に反りを生じさせないために、ピース部として構成されるプリント配線板10の外縁の一部をフレーム部として構成される金属フレーム30Gに固定して構成されるものである。
図10は、第1実施形態の係るプリント配線板10の電子部品実装前の断面図である。
プリント配線板10は、中央に配置されるコア絶縁層50Mの上面(第1面)F側に、層間絶縁層50A、50C、50E、50G、50Iが積層され、下面(第2面)S側に層間絶縁層50B、50D、50F、50H、50Jが積層されている。コア絶縁層50Mの第1面Fの導体回路58Maと第2面Sの導体回路58Mbとはビア導体60Mを介して接続されている。コア絶縁層50Mには心材が配置され、層間絶縁層50A、50C、50E、50G、50I、層間絶縁層50B、50D、50F、50H、50Jにも同様に心材が配置されている。
コア絶縁層50Mの第1面F側に積層される層間絶縁層50Aには、該層間絶縁層50A上の導体回路58Aを、コア絶縁層50Mの導体回路58Maへ接続させるためのビア導体60Aが形成されている。該層間絶縁層50A上に積層される層間絶縁層50Cには、該層間絶縁層50C上の導体回路58Cを、層間絶縁層50A上の導体回路58Aへ接続させるためのビア導体60Cが形成されている。該層間絶縁層50C上に積層される層間絶縁層50Eには、該層間絶縁層50E上の導体回路58Eを、層間絶縁層50C上の導体回路58Cへ接続させるためのビア導体60Eが形成されている。該層間絶縁層50E上に積層される層間絶縁層50Gには、該層間絶縁層50G上の導体回路58Gを、層間絶縁層50E上の導体回路58Eへ接続させるためのビア導体60Gが形成されている。該層間絶縁層50G上に積層される層間絶縁層50Iには、該層間絶縁層50I上の導体回路58Iを、層間絶縁層50G上の導体回路58Gへ接続させるためのビア導体60Iが形成されている。層間絶縁層50I上には、ソルダーレジスト層62Fが形成され、ソルダーレジスト層の開口64Fから露出される導体回路58Iがパッド66Fを構成する。
コア絶縁層50Mの第2面S側に積層される層間絶縁層50Bには、該層間絶縁層50B上の導体回路58Bを、コア絶縁層50Mの導体回路58Mbへ接続させるためのビア導体60Bが形成されている。該層間絶縁層50B上に積層される層間絶縁層50Dには、該層間絶縁層50D上の導体回路58Dを、層間絶縁層50B上の導体回路58Bへ接続させるためのビア導体60Dが形成されている。該層間絶縁層50D上に積層される層間絶縁層50Fには、該層間絶縁層50F上の導体回路58Fを、層間絶縁層50D上の導体回路58Dへ接続させるためのビア導体60Fが形成されている。該層間絶縁層50F上に積層される層間絶縁層50Hには、該層間絶縁層50H上の導体回路58Hを、層間絶縁層50F上の導体回路58Fへ接続させるためのビア導体60Hが形成されている。該層間絶縁層50H上に積層される層間絶縁層50Jには、該層間絶縁層50J上の導体回路58Jを、層間絶縁層50H上の導体回路58Hへ接続させるためのビア導体60Jが形成されている。層間絶縁層50J上には、ソルダーレジスト層62Sが形成され、ソルダーレジスト層の開口64Sから露出される導体回路58Jがパッド66Sを構成する。層間絶縁層50I、50G、50E、50C、50A、50M、50B、50D、50F、50H、50Jを貫通するスルーホール52が形成されている。
図11は、電子部品11が実装されたプリント配線板10の断面図である。
プリント配線板10の第1面F側に、パッド66Fに設けられた半田68を介して電子部品11が実装されている。プリント配線板10の第2面S側に、パッド66Sに設けられた半田68を介して電子部品11が実装されている。
図1は、プリント配線板10が8×4個製造された多数個取り用プリント配線板10Gの平面図であり、図2は、個片に切り出されたプリント配線板10の斜視図である。図10は、図2中のX1−X1断面の一部を示す。
図1に示すように、多数個取り用プリント配線板10Gの外周の枠部18の内側にて複数のプリント配線板10が製造される。図2に示すように、プリント配線板10は、長手方向側壁14Vおよび短手方向側壁14Hを有するように矩形形状の本体部20が形成されている。長手方向側壁14Vには、支持片12Vが2個ずつ、本体部20を挟み対向するように形成され、短手方向側壁14Hには、支持片12Hが2個ずつ、本体部20を挟み対向するように形成されている。支持片12Vと支持片12Hとは同形状で矩形の基部(ブリッジ部)12bと先端側へ幅が広がる台形部12aとから成る。すなわち、支持片12Vおよび支持片12Hは、先方向に向かって横幅が広がるように形成される。
第1実施形態では、プリント配線板10が多数個取り用プリント配線板10Gから切り出される際には、図3(A)に示されるようにプリント配線板10の外形に沿ってレーザで切断され、図3(B)に示すように個片に切り出される。
図4(A)は、金属フレーム30Gの平面図であり、図4(B)は、複合配線板100の平面図である。
本実施形態では、複合配線板100は、4つのプリント配線板10を固定するための金属フレーム30Gを備えている。金属フレーム30Gは、図4(A)に示すように、プリント配線板10を収容するための収容用の開口30を4個備え、四隅に位置決め孔38が形成されている。収容用の開口30には、プリント配線板10の長手方向側壁14Vに対応する縦壁34Vと、プリント配線板10の短手方向側壁14Hに対応する横壁34Hとが形成され、縦壁34Vにはプリント配線板10の4個の支持片12Vに対応する支持スリットとして4個のスリット32Vが形成され、横壁34Hにはプリント配線板10の4個の支持片12Hに対応する支持スリットとして4個のスリット32Hが形成されている。
スリット32V,32Hは、同形状で、プリント配線板10の支持片12V,12Hに対して、矩形の基部12bと対応する基部32bと、台形部12aと対応する台形部32aとから成る。台形部32aは、収容用の開口30の外縁方向に向かって横幅が広がっている。各スリット32Vは、支持片12Vにて支持された長手方向側壁14Vと縦壁34Vとの間に所定のクリアランスが介在するように形成されている。また、各スリット32Hは、支持片12Hにて支持された長手方向側壁14Hと縦壁34Hとの間に所定のクリアランスが介在するように形成されている。
図4(A)に示すように、収容用の開口30のスリット32V,32Hに対応する支持片12V,12Hがそれぞれ填め入れられて支持された状態で、プリント配線板10が収容用の開口30にそれぞれ収容される。
アルミニウム製の金属フレーム30Gの主面方向の熱膨張係数は24ppm/℃で、樹脂製のプリント配線板10の主面方向の熱膨張係数は16ppm/℃で、金属フレーム30Gの熱膨張係数がプリント配線板10の熱膨張係数よりも大きい。本実施形態では、この熱膨張係数差に起因する主面方向の伸び量の差を利用して、後述するようにプリント配線板10の反りの発生を抑制する。
図7(A)は、図4(B)のプリント配線板10のX2−X2断面の一部を示す。
金属フレーム30Gは、厚みt1:750μmに形成されている。プリント配線板10は厚みt2が780μmに形成されている。即ち、金属フレーム30Gの厚みはプリント配線板10よりも薄い。また、プリント配線板10は、図7(A)に示すように、厚さ方向の中心面C2が金属フレーム30Gの厚さ方向の中心面C1に一致するように金属フレーム30Gにそれぞれ固定される。このため、プリント配線板10の第1面Fよりも金属フレーム30Gは凹み、プリント配線板10の第2面Sよりも金属フレーム30Gは凹んでいる。これにより、プリント配線板10の電子部品実装の際に金属フレーム30Gが干渉しない。
図5は、金属フレーム30Gに対するカシメ加工により開口30にプリント配線板10が接合された状態を示す平面図である。
図5に示すように、金属フレーム30Gについて、スリット32V、32Hの基部32bと台形部32aとの境部分であって、支持片12V、12Hと隣接する縁部に、カシメ加工機200を用いてカシメ加工部36がそれぞれ形成される。このカシメ加工部36により、スリット32V,32Hの側壁が、支持片12V,12Hの側壁へ突き合わさるように塑性変形した状態で接合されることで、プリント配線板10が金属フレーム30Gに固定される。
図6(A)は、金属フレーム30Gに対してカシメ加工を行うカシメ加工機200の断面図である。
カシメ加工機200は、各プリント配線板10の支持片12V,12Hをスリット32V,32Hにて支持した金属フレーム30Gに対してカシメ加工を行う加工機であって、下型210と上型220とを備える。下型210は、ベース部211と支持板212とを備える。支持板212はベース部211に対して上下動可能に支持されている。ベース部211には、カシメ加工を行うポンチ213が設けられ、支持板212には、ポンチ213を通すための貫通孔212aが形成されている。支持板212の中央部には凹部212bが形成され、カシメ加工の際にプリント配線板10に力が加わらないようにされている。該凹部212b上にプリント配線板10が載置され、支持板212上に金属フレーム30Gが載置される。
上型220は、ベース部221と支持板222とを備える。支持板222はベース部221に対して上下動可能に支持されている。ベース部221には、カシメ加工を行うポンチ223が設けられ、支持板222には、ポンチ223を通すための貫通孔222aが形成されている。支持板222の中央部には凹部222bが形成され、カシメ加工の際にプリント配線板10に力が加わらないようにされている。
図6(B)は、下型210へ上型220が押しつけられ、金属フレーム30Gの上面に上型220のポンチ223が押し当てられ、金属フレーム30Gの下面に下型210のポンチ213が押し当てられた状態を示す。
各開口30にプリント配線板10がそれぞれ収容された金属フレーム30Gに対して、カシメ加工機200を用いて図5に示す各カシメ加工部36が同時に形成される。これにより、図4(B)に示すように、各プリント配線板10が金属フレーム30Gにそれぞれ固定されて成るリフロー用の複合配線板100が完成する。金属フレーム30Gのスリット32V,32Hの縁部にカシメ加工部36が同時に形成されるため、金属フレーム30G対してプリント配線板10を正確に位置決めできる。また、プリント配線板相互間の位置ずれを小さくできる。
金属フレーム30Gにプリント配線板10がカシメ加工によりそれぞれ固定された状態で、半田印刷が行われ、電子部品11等が載置され、リフロー炉で電子部品11等の実装が行われる。200℃を超えるリフロー温度は、プリント配線板10を構成する樹脂のTg(ガラス転位点)を越えるため、実装される電子部品11等の重量と基板の残留応力によって、プリント配線板10に反りが生じ易い。なお、実装時の基板温度としては、210℃〜230℃である。ここで、第1実施形態では、金属フレーム30Gに固定されたプリント配線板10は、電子部品11等の重量による応力と共にプリント配線板10には中心側への応力が生じるが、上述したように、金属フレーム30Gの主面方向への熱膨張係数がプリント配線板10の熱膨張係数よりも大きいため、プリント配線板10よりも相対的に金属フレーム30Gが主面方向にそれぞれ広がる。このため、図7(B)に示すように、プリント配線板10に、上述した中心側への応力を打ち消す外縁側への応力F1が各支持片12V,12Hを介して主面方向に作用する。これにより、リフローにおいてもプリント配線板10に反りを生じさせない。
本実施形態では、上記応力F1を適切に大きくするため、主面方向の熱膨張係数は24ppm/℃となるアルミニウム製の金属フレーム30Gを採用している。この金属フレーム30Gと同一材料であって開口30がなく1辺がL=102mmに形成された矩形状の金属フレームと、1辺がL=102mmに形成された矩形状の樹脂基板(プリント配線板10に相当)とについて、加熱温度ΔT(実温度−初期温度:℃)と加熱時の主面方向の伸び(μm)との関係を図8に示す。
図8からわかるように、加熱温度が120℃を超えると、金属フレームの主面方向の伸びΔL2とプリント配線板10に相当する樹脂基板の主面方向の伸びΔL1との差が大きくなる。特に、加熱温度がリフロー温度である210℃のときに、金属フレームの主面方向の伸びΔL2が520μm、樹脂基板の主面方向の伸びΔL1が380μmとなり、両者の差が最も大きくなる。この主面方向の伸びの差が大きくなるほど、上記応力F1が大きくなる。
このため、本実施形態では、上記応力F1を好適に作用させる金属フレーム30Gとして、アルミニウム製の金属フレーム、具体的には、リフロー温度で(ΔL2−ΔL1)/Lが約1.4×10−3となる金属フレームを採用している。上記応力F1は、小さすぎるとプリント配線板10に対する反り低減効果が低下し、大きすぎるとリフロー時に過大な応力がプリント配線板10に作用してしまう。このため、下記式(1)の関係が成立する金属フレームであれば、本実施形態と同様に、上記応力F1を好適に大きくして、リフロー時のプリント配線板10の反りを抑制することができる。
1.0×10−3≦(ΔL2−ΔL1)/L≦1.8×10−3 ・・・(1)
第1実施形態の複合配線板100では、リフロー時において、プリント配線板10の外周を固定する金属フレーム30Gの主面方向の伸び量ΔL2が、プリント配線板10の主面方向の伸び量ΔL1よりも大きくなるので、リフローの際に上記伸び量の差ΔL2−ΔL1に起因する応力F1が作用して、プリント配線板10が金属フレーム30Gにより外縁方向に引っ張られるので、プリント配線板10に反りが生じ難い。このため、プリント配線板10への部品実装に関し実装信頼性を向上させることができる。
図9は、複合配線板100からプリント配線板10が切り出された状態を示す平面図である。
電子部品の実装後に、図9に示すように、プリント配線板10の支持片12V,12Hから矩形形状の本体部20が切り落とされ、金属フレーム30Gのスリット32V,32Hに支持片12V,12Hを残した状態で、プリント配線板10の本体部20がそれぞれ分離される。
[第1実施形態の第1改変例]
図12は、第1実施形態の第1改変例に係るカシメ加工機200の断面図である。
第1実施形態の第1改変例では、ポンチを用いず、上型220の支持板222と下型210の支持板212とによって金属フレーム30G全体を塑性変形させ、金属フレーム30Gの側壁にプリント配線板10の側壁を接合する。
[第1実施形態の第2改変例]
第1実施形態の第2改変例のプリント配線板10は、図10に示される構成で、コア絶縁層50Mには心材が配置され、層間絶縁層50A、50C、50E、50G、50I、層間絶縁層50B、50D、50F、50H、50Jには心材が配置されていない。このため、プリント配線板10に反りが生じ易いが、金属フレーム30Gによりリフローにおいてもプリント配線板10に反りを生じさせない。
[第1実施形態の第3改変例]
図13(A)は、第1実施形態の第3改変例に係る複合配線板を示す。
第1実施形態の第3改変例では、プリント配線板10の矩形形状の本体部20の1辺の短手方向側壁14Hに支持片12Hが2個ずつ、本体部20を挟んで対向するように形成されている。長手方向側壁14Vには支持片が設けられていない。第1実施形態の第3改変例では、プリント配線板の加工が容易である利点がある。
[第1実施形態の第4改変例]
図13(B)は、第1実施形態の第4改変例に係る複合配線板を示す。
第1実施形態の第4改変例では、プリント配線板10が矩形形状10Aと矩形形状10Bを組み合せてなるL字形状に形成されている。図中右側方側のL字の端部に支持片12V1が形成され、該支持片12V1に対向する部位に支持片12V2が形成されている。同様に、図中下側のL字の端部に支持片12H1が形成され、該支持片12H1に対向する部位に支持片12H2が形成されている。即ち、各矩形形状10A、10Bの短い側の対向する2辺が金属フレーム30Gの収容用の開口30に接続され、長い側の対向する2辺は該収容用の開口30に接続されない。第1実施形態の第4改変例に示すように、第1実施形態の構成では、対向する部位に支持片を設けることで、任意形状のプリント配線板を金属フレームに固定できる。
[第2実施形態]
図14(A)は、第2実施形態に係る複合配線板200を示す。
金属フレーム130Gの3個の収容用の開口130にプリント配線板110がそれぞれ固定されている。図7(C)は、図14(A)の複合配線板のX3−X3断面を示す。金属フレーム130Gは、上記式(1)の関係が成立するアルミニウム製の金属フレームであり、厚みt1:750μmに形成されている。プリント配線板110は厚みt2が780μmに形成されている。また、金属フレーム130Gの厚さ方向の中心面C1と、プリント配線板110の厚さ方向の中心面C2とは一致している。このため、プリント配線板110の第1面Fよりも金属フレーム130Gは凹み、プリント配線板110の第2面Sよりも金属フレーム130Gは凹んでいる。
プリント配線板110は、矩形形状の本体部120の1辺の短手方向側壁114Hに支持部112Hが1個、本体部120を挟み対向するように形成されている。本体部120と支持部112Hとはスリット124により形成されるブリッジ部122で接続されている。図14(B)に示されるようにブリッジ部122は、スリット124とスリット124との間、及び、スリットと側壁までの間により構成される。
支持部112Hは、側部に略U字形状に幅が広がる1対の延在片112Hhが形成され、該延在片112Hhの基部にカシメ加工部136a、136bが形成されている。カシメ加工部136a、136bにより収容用の開口130の側壁が延在片112Hhの側壁に押し当てられた状態で接触している。カシメ加工部136a、136bで固定される延在片112Hh以外の部位では、プリント配線板110の側壁と収容用の開口130の側壁は接触していない。更に、カシメ加工部136aとカシメ加工部136aとの間の直線部位112Hcと、干渉を避けるために収容用の開口130に凹部142が形成されている。これにより、プリント配線板110の熱収縮時に直線部位112Hcに応力が加わることが防がれる。同様に、本体部120の長手方向側壁114Vと収容用の開口130との間にはクリアランスが設けられている。図13(A)に一点鎖線H1−H1で示すように、一方の支持部112Hの直線部位112Hcの端部に設けられたカシメ加工部136aと、他方の支持部112Hの直線部位112Hcの端部に設けられたカシメ加工部136aとを結ぶ線上に開口140が設けられ、リフロー加工の際に、プリント配線板へ垂直方向へ加わる過大な応力を緩衝している。なお、一対のカシメ加工部136a、カシメ加工部136aとを結ぶ線上を避けてプリント配線板のスリット124が配置され、プリント配線板内での均一な応力緩和が図られている。
図15(A)は、スリット124間のブリッジ部122が切断され、図15(B)に示されるプリント配線板110の本体部120が分離された金属フレーム130Gを示す。プリント配線板110の支持部112Hは、金属フレーム130側に残る。第2実施形態では、スリット124が予め設けられているため、プリント配線板110の本体部120の分離が容易である。
[第3実施形態]
図16は、第3実施形態に係る複合配線板200を示す。
本実施形態に係る金属フレーム130Gは、3個の収容用の開口130にプリント配線板110が、カシメ加工部136a、136bによりそれぞれ固定されている。金属フレーム130Gには、開口130の四隅方向をそれぞれ囲むように、4箇所L字形状スリット150が設けられ、四隅に位置決め孔138が形成されている。
図17は、L字形状スリット150を拡大して示す。L字形状スリット150は、金属フレーム130Gの長手方向に沿って形成された第1直線状部位150Hと、該第1直線状部位150Hから直角方向に、金属フレーム130Gの短手方向に沿って設けられた第2直線状部位150Vと、第1直線状部位150Hと第2直線状部位150Vとの間の第3直線状部位150Cとから成る。第1直線状部位150Hの延長線と第3直線状部位150Cとのなす角度が略45度で、第2直線状部位150Vの延長線と第3直線状部位150Cとのなす角度が略45度である。第1直線状部位150Hの長さに第3直線状部位150Cの第1直線状部位方向の長さ分を加えた長さ(L字形状スリットのX方向の長さ)X1は18mmである。第2直線状部位150Vの長さに第3直線状部位150Cの第2直線状部位方向の長さ分を加えた長さ(L字形状スリットのY方向の長さ)Y1は18mmである。第1直線状部位150Hと、第2直線状部位150Vとの長さは等しい。
第2実施形態と同様に金属フレーム130Gは、上記式(1)の関係が成立するアルミニウム製の金属フレームであり、厚みt1:750μmに形成されている。プリント配線板110は厚みt2が780μmに形成されている。また、金属フレーム130Gの厚さ方向の中心面C1と、プリント配線板110の厚さ方向の中心面C2とは一致している。このため、プリント配線板110の第1面Fよりも金属フレーム130Gは凹み、プリント配線板の第2面Sよりも金属フレーム130Gは凹んでいる。
図16に示すように、プリント配線板110は、第2実施形態と同様に矩形形状の本体部120の1辺の短手方向側壁114Hに支持部112Hが1個、本体部120を挟み対向するように形成されている。本体部120と支持部112Hとはスリット124により形成されるブリッジ部122で接続されている。
第3実施形態のプリント配線板110の支持部112Hは、側部に略U字形状に幅が広がる1対の延在片112Hhが形成され、該延在片112Hhの基部にカシメ加工部136a、136bが形成されている。カシメ加工部136a、136bにより収容用の開口130の側壁が延在片112Hhの側壁に押し当てられた状態で接触している。カシメ加工部136a、136bで固定される延在片112Hh以外の部位では、プリント配線板110の側壁と収容用の開口130の側壁は接触していない。更に、カシメ加工部136aとカシメ加工部136aとの間の直線部位112Hcと、干渉を避けるために収容用の開口130に凹部142が形成されている。これにより、プリント配線板110の熱収縮時に直線部位112Hcに応力が加わることが防がれる。同様に、本体部120の長手方向側壁114Vと収容用の開口130との間にはクリアランスが設けられている。一方の支持部112Hの直線部位112Hcの端部に設けられた各カシメ加工部136aは、プリント配線板110の長手方向への応力が加わるが、応力の加わるプリント配線板110の長手方向からの延長線上にL字形状スリット150が設けられている。一方、各カシメ加工部136aには、プリント配線板110の短手方向への応力が加わるが、応力の加わるプリント配線板110の短手方向からの延長線上にL字形状スリット150が設けられている。このため、リフロー加工の際に、プリント配線板110内での均一な応力緩和が図られ、プリント配線板110に反りが生じ難い。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下のように具体化してもよく、その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
(1)上記第1実施形態において、金属フレーム30Gには、4つの開口30が形成されることに限らず、固定すべきプリント配線板10の個数に応じて複数の開口30を形成することができる。また、上記第2,3実施形態において、金属フレーム130Gには、3つの開口130が形成されることに限らず、固定すべきプリント配線板110の個数に応じて複数の開口130を形成することができる。
(2)上記各実施形態において、金属フレーム30G,130G等からなるフレーム部は、半田リフロー温度において、プリント配線板10,110等から成るピース部よりも剛性が高い方が好ましい。
10,110 プリント配線板(ピース部)
12H,12V 支持片
14H 短手方向側壁
14V 長手方向側壁
30 収容用の開口
30G,130G 金属フレーム(フレーム部)
32H,32V スリット
36 カシメ加工部
100,200 複合配線板
ΔL1,ΔL2 主面方向の伸び量

Claims (14)

  1. リフローを行う配線板からから成るピース部と、
    前記ピース部を囲むように形成されて前記ピース部の外縁が固定されるフレーム部と、を有する複合配線板であって、
    前記ピース部および前記フレーム部を正方形状に形成したときの一辺の長さをL、この形状での前記ピース部および前記フレーム部のリフロー時の面方向の伸び量をΔL1、ΔL2とするとき、L、ΔL1、ΔL2は、下記式(1)の関係を満たすことを特徴とする複合配線板。
    1.0×10−3≦(ΔL2−ΔL1)/L≦1.8×10−3 ・・・(1)
  2. 請求項1に記載の複合配線板であって、
    前記フレーム部は、前記ピース部よりも薄い。
  3. 請求項2に記載の複合配線板であって、
    前記フレーム部の表面は、前記ピース部の表面よりも凹み、
    前記フレーム部の裏面は、前記ピース部の裏面よりも凹んでいる。
  4. 請求項1に記載の複合配線板であって、
    前記フレーム部に前記ピース部の対向する2辺が接続されている。
  5. 請求項4に記載の複合配線板であって、
    前記ピース部が1以上の矩形形状を組み合せてなり、
    各矩形形状の短い側の対向する2辺が前記フレーム部に接続され、
    前記各矩形形状の長い側の対向する2辺は前記フレーム部に接続されない。
  6. 請求項1に記載の複合配線板であって、
    前記フレーム部に、前記ピース部の対向する2箇所が接続されている。
  7. 請求項1に記載の複合配線板であって、
    前記ピース部は、心材を備えるコア基板と、該コア基板上に積層される層間樹脂絶縁層及び導体層から成るビルドアップ層とを有し、
    前記ビルドアップ層の層間樹脂絶縁層は心材を備えない。
  8. 請求項1に記載の複合配線板であって、
    前記ピース部は、前記配線板の本体部と、該本体部よりも外側に有る支持部と、前記本体部と前記支持部とを繋ぐブリッジ部とを有し、前記ピース部は、該支持部の外縁において前記フレーム部に固定されている。
  9. 請求項1に記載の複合配線板であって、
    前記ピース部は、先方向に向かって横幅の広がる支持片を備え、
    前記フレーム部の収容用の開口は、該収容用の開口の外縁方向に向かって横幅の広がる支持スリットを備え、
    前記ピース部の支持片が前記フレーム部の支持スリットに嵌合されることで、前記ピース部はフレーム部に固定される。
  10. 請求項9に記載の複合配線板であって、
    前記ピース部の前記支持片の側壁は、該フレーム部の前記支持スリットの側壁と密着している。
  11. 請求項1に記載の複合配線板であって、
    前記ピース部は樹脂から成り、
    前記フレーム部は金属板から成る。
  12. 請求項1に記載の複合配線板であって、
    前記収容用の開口の四隅方向をそれぞれ囲むように、L字形状のスリットが4個前記フレーム部に設けられている。
  13. 請求項12に記載の複合配線板であって、
    前記L字形状のスリットは、第1の直線状部位と、該第1の直線状部位から直角方向に設けられた第2の直線状部位と、前記第1の直線状部位と前記第2の直線状部位との間の第3の直線状部位とから成り、
    前記第1の直線状部位の延長線と前記第3の直線状部位とのなす角度が略45度で、前記第2の直線状部位の延長線と前記第3の直線状部位とのなす角度が略45度である。
  14. 請求項13に記載の複合配線板であって、
    前記L字形状のスリットの前記第1の直線状部位と、前記第2の直線状部位との長さが略等しい。
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