JP2015170212A - 文字入力システム用のプログラムおよび文字入力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】文字キーのいずれの位置でタッチダウンが検出された場合でも、その検出点を含む所定範囲が文字キーに割り付けられた代表文字の判別領域に含まれるようにする。
【解決手段】タッチダウンが検出された文字キー10Aの内部に、この文字キー10Aに割り付けられた代表文字の判別領域R0を設定し、その外側に他の文字の判別領域R1〜R4を判別領域R0に対する方位を異ならせて設定し、タッチダウン後のタッチアップが検出された判別領域に対応する文字を入力文字として選択する。各判別領域R0〜R4の設定によって、タッチダウンの検出点Pが代表文字の判別領域R0の外側に位置する状態になった場合には、判別領域R0に対する検出点Pの位置ずれ方向に沿って判別領域R0が拡張され、検出点Pを囲む所定範囲が拡張された判別領域R0に含まれるようになる。
【選択図】図2

Description

本発明は、タッチパネルに、文字入力のためのソフトウェアキーボードと入力文字表示領域とを設定し、ソフトウェアキーボードに触れる動作(以下「タッチダウン」という。)とその後のタッチ位置の変化に応じて入力文字を選択し、選択された入力文字を入力文字表示領域に表示する機能をコンピュータに付与するためのプログラム、およびこのプログラムが導入された文字入力装置に関する。
スマートフォンなどのタッチパネルを備えた小型の情報処理装置では、複数の文字が割り付けられた文字キーが複数配列されたソフトウェアキーボードと入力文字表示領域とをタッチパネルに設定して、文字入力を受け付ける。また、文字キーの上で指を軽くスライドさせる操作(フリック操作)を受け付け、その操作方向によって入力文字を選択するフリック入力方式が、広く採用されている(特許文献1,2を参照。)。
フリック入力方式に対して実施する具体的な情報処理に関して、特許文献2には、文字キー毎に、その文字キーに割り当てられている個々の文字にタッチパネル上の異なる領域を対応づけた定義情報(タッチパネル領域情報)を登録しておき、タッチパネルに対するタッチが検出されると、タッチされたキーに対するタッチパネル領域情報と指が離れた位置の座標とを比較してフリック方向を検出し、そのフリック方向に対応する文字を入力文字として決定することが記載されている(特許文献2の段落0032〜0037,図2〜5等を参照。)。
また、特許文献3には、複数の文字がそれぞれ異なる方向範囲に対応づけられて割り付けられたキーに対する尖筆(スタイラスペン)の痕跡の開始点および終了点の各座標から筆の動き方向を表すベクトルを特定し、そのベクトルに対応する方向範囲に対応づけられた文字を選択することが記載されている(特許文献3の段落0011〜0017,図8等を参照。)。指によるフリック操作に対しても、特許文献3と同様の方法でフリック方向を示すベクトルを特定することが可能である。
特開2009−266236号公報 特開2013−81126号公報 特開2000−29630号公報
特許文献2に記載されている方法は、フリック方向を示すベクトルを求める代わりに、タッチダウンが検出された文字キーに割り付けられている各文字にそれぞれフリック入力のルールに基づき個別の領域を対応づけ、フリック操作によるタッチ位置がいずれの領域に移動したかによりフリック方向を判定するものである。またタッチダウン後の指をタッチパネルから離す動作(以下「タッチアップ」という。)が検出されたことに応じて、入力文字を確定している。
実際の仮名文字の入力にも、上記に類似する方法を採用している事例がある。その具体例として、図10に、「あ」行の文字キー10Aに対するタッチダウンが検出されたことに応じて、この文字キー10Aに割り付けられた5文字「あ」「い」「う」「え」「お」のそれぞれに対応する領域(以下、「判別領域」という。)を設定した例を示す。この例では、ユーザの指が文字キー10Aに触れ、その接触範囲内の一点Pの座標がタッチダウンの位置として検出されたことに応じて、文字キー10Aの中央部を含む広い範囲に、代表文字の「あ」に対する矩形状の判別領域R0が設定される。さらに、この判別領域R0の対角線の延長線によって当該判別領域R0の周囲が4つに区切られ、左方向に生じた領域R1が「い」の判別領域として、上方向に生じた領域R2が「う」の判別領域として、右方向に生じた領域R3が「え」の判別領域として、下方向に生じた領域R4が「お」の判別領域として、それぞれ設定される。
ユーザには、「あ」を入力する場合には、フリック操作をせずに文字キー20Aをタップし、「い」を入力する場合には左方向へのフリック操作を行い、「う」を入力する場合には上方向へのフリック操作を行い、「え」を入力する場合には右方向へのフリック操作を行い、「お」を入力する場合には下方向へのフリック操作を行う、という入力のルールが提示される。
上記のルールに従ってユーザが文字キー10Aをタップした場合には、判別領域R0内でタッチアップが検出されることによって「あ」が入力文字として選択される。また、左方向へのフリック操作に対しては、判別領域R1でタッチアップが検出されることによって「い」が選択され、上方向へのフリック操作に対しては、判別領域R2でタッチアップが検出されることによって「う」が選択され、右方向へのフリック操作に対しては、判別領域R3でタッチアップが検出されることによって「え」が選択され、下方向へのフリック操作に対しては、判別領域R4でタッチアップが検出されることによって「お」が選択される。
このように、指の動きを示すベクトルを求めなくとも、入力ルールに合わせて設定された各文字の判別領域の中のいずれにおいてタッチアップが検出されるかに基づき、指の動きに適合する文字を選択することができる。しかし、タッチダウンの検出点Pの座標はタッチパネルに対するユーザの指の触れ具合によって変動するため、検出点Pが「あ」の判別領域から外れた場合には、入力文字の選択に誤りが生じるおそれがある。
図11は、文字キー10Aの左端部でタッチダウンが検出された例を示す。この場合にもタッチダウンの検出に応じて「あ」行の文字キー10Aが操作されたと認識され、図10の例と同様の判別領域R0〜R4が設定されるが、そうなると、タッチダウンの検出点Pは「い」の判別領域に含まれてしまう。その結果、ユーザがフリック操作をせずに文字キー10Aをタップした場合には「い」の判別領域R1でタッチアップが検出され、入力文字として「い」が選択される。つまり、フリック操作が行われていないにも関わらず、フリック操作が行われたものとして取り扱われてしまう。
また、ユーザが上方向へのフリック操作を行ったが、検出点Pからのタッチ点の移動量が小さかったために、「う」の判別領域R2ではなく、「い」の判別領域R1内でタッチアップが検出された場合にも、入力文字として「い」が選択される。つまり、上方向へのフリック操作が行われたのに左方向へのフリック操作が行われたものとして取り扱われてしまう。フリック操作の指の移動量が小さかったために「う」が選択されなかったとしても、「あ」が選択されるのであれば、ユーザは合点するが、「あ」以外の文字が選択されると、ユーザは違和感を感じてしまう。
本発明は上記の問題に着目し、文字キーのいずれの位置でタッチダウンが検出された場合でも、その検出点を含む所定範囲が文字キーに割り付けられた代表文字の判別領域に含まれるようにすることにより、入力文字の選択の精度を高めることを課題とする。
本発明は、タッチパネルに接続されたコンピュータを、以下の判別領域設定手段と入力文字選択手段とを備える文字入力装置として機能させるためのプログラムを提供する。
判別領域設定手段は、タッチダウンが検出された文字キー内に当該文字キーに割り付けられた代表文字(一般に、文字キーに表記されている文字)に対する判別領域を設定すると共に、この判別領域の外側に、当該文字キーに割り付けられた前記代表文字以外の各文字に対する判別領域を代表文字の判別領域に対するそれぞれの方位を異ならせて設定する。入力文字選択手段は、設定された複数の判別領域のうち前記タッチダウン後にタッチアップが検出された判別領域に対応する文字を、タッチパネルの入力文字表示領域に表示する文字として選択する。
上記の判別領域設定手段には、タッチダウンに応じて設定した前記代表文字の判別領域の外側にタッチダウンの検出点が位置する場合に、この判別領域に対する前記検出点の位置ずれ方向に沿って当該判別領域が拡張されて、前記検出点を含む所定範囲が前記代表文字の拡張された判別領域に含まれるように、前記代表文字の判別領域と他の文字の判別領域との境界線を変更する補正手段が含まれる。
上記構成によれば、文字キーに指を触れる操作によって検出されたタッチダウンの位置が代表文字の判別領域の設定範囲より外側に位置する場合には、その位置ずれの方向に沿って代表文字の判別領域が拡張されて、タッチダウンの検出点やその周囲も代表文字の判別領域に含まれる状態になるので、代表文字を入力するためのタップ操作に対して他の文字が誤って選択されるのを防ぐことができる。また、フリック操作に応じてタッチアップが検出される可能性がある範囲のうち、その検出に従って入力文字を選択すると実際のフリック操作とは異なる方向に対応づけられている文字が選択される範囲が代表文字の判別領域に含まれるように当該判別領域を拡張することによって、フリック操作の方向が取り違えられるのを防ぐことができる。
上記文字入力装置の一実施形態では、補正手段は、タッチダウンの検出点を中心とする小領域を設定すると共に、タッチダウンの検出点を通りかつ前記代表文字の判別領域から他の文字の判別領域に向かう方向に沿う直線を設定し、前記代表文字の判別領域の境界線のうち前記直線に対向する範囲の境界線が当該直線が示す位置に変更され、前記小領域が前記代表文字の判別領域に含まれるように、代表文字の判別領域を拡張する。
上記の実施形態によれば、タッチダウンの検出点を中心とする小領域を代表文字の判別領域内に含めることによって、代表文字を入力するためのタップ操作に応じてタッチアップが検出され得る範囲を代表文字の判別領域に含めることができる。また、代表文字の判別領域の境界線のうちタッチダウンの検出点を通る直線に対向する範囲の境界線を当該直線が示す位置に変更することにより、代表文字以外の文字を入力するためのフリック操作に応じて入力文字を選択した場合にフリック操作の方向の取り違えが生じるおそれがある範囲を、代表文字の判別領域に含めることができる。
他の実施形態による補正手段は、前記代表文字の判別領域に対する前記タッチダウンの検出点の位置ずれ方向に沿って当該検出点より所定距離だけ離れた点を通り、かつ前記代表文字の判別領域から他の文字の判別領域に向かう方向に沿う直線を設定し、代表文字の判別領域の境界線のうち前記直線に対向する範囲の境界線が当該直線が示す位置に変更されるように、代表文字の判別領域を拡張する。
上記の実施形態によれば、代表文字の判別領域から見てタッチダウンの検出点よりさらに離れた点を基準として、フリック操作に伴ってタッチ点が移動する方向に沿った直線を設定し、この直線に対向する範囲にある代表文字の判別領域の境界線を当該直線が示す位置に変更することにより、タップ操作に応じてタッチアップが検出され得る範囲や、フリック操作に応じて入力文字を選択した場合にフリック操作の方向の取り違えが生じるおそれがある範囲を、代表文字の判別領域に含めることができる。
上記の各実施形態では、判別領域設定手段は、タッチダウンが検出された文字キーに割り当てられた代表文字の判別領域として、当該文字キーより小さい矩形状の領域を当該文字キーに中心を合わせて設定すると共に、この判別領域の周囲を当該判別領域の対角線の延長線により区分けすることにより残りの文字の判別領域を設定することができる。この場合、補正手段は、代表文字の判別領域から他の文字の判別領域に向かう方向に沿う直線として、代表文字の判別領域の各辺に沿う2本の直線を設定し、これらの直線のうち前記代表文字の判別領域の各対角線の延長線と交わる直線における各交点の間の線分によって前記代表文字の判別領域の境界線を変更する。
上記の実施形態によれば、タッチダウンの検出点、または代表文字の判別領域に対し検出点の位置ずれ方向に沿って検出点より遠くに位置する点を通るように代表文字の判別領域の各辺に沿う2本の直線を設定して、代表文字の判別領域の2本の対角線の延長線と各直線との交点を求め、各交点の間の線分に基づき代表文字の判別領域の境界線を容易に変更することができる。
本発明によれば、文字キーに対するタッチダウンに応じて設定された代表文字の判別領域より外側にタッチダウンの検出点が位置する場合でも、代表文字を選択するためのタップ操作に応じてタッチアップが検出され得る範囲や、フリック操作の方向が取り違えられるおそれがある範囲が代表文字の判別領域に含まれるように、代表文字の判別領域が拡張される。よって、タップ操作がフリック操作として取り扱われたり、フリック操作に対して実際の指の移動方向とは異なる方向に対応づけられた文字が選択されるのを防いで、文字入力の精度を向上することができる。
本発明が適用されるスマートフォンの文字入力画面を示す正面図である。 文字キーに対するタッチダウンの検出点Pの位置に応じて判別領域を設定した後、代表文字の判別領域を補正する事例を示す説明図である。 文字キーに対して判別領域を設定した後に、タッチダウンの検出点Pの位置に応じて代表文字の判別領域を補正する第2の事例を示す説明図である。 文字キーに対する判別領域を設定した後に、タッチダウンの検出点Pの位置に応じて代表文字の判別領域を補正する第3の事例を示す説明図である。 スマートフォンに組み込まれる文字入力システムの機能ブロック図である。 文字キーに対する操作を受け付けて入力文字を選択するまでの処理手順を示すフローチャートである。 文字キーに対する判別領域を設定した後に、タッチダウンの検出点Pの位置に応じて代表文字の判別領域を補正する第4の事例を示す説明図である。 代表文字の判別領域を小さくした場合の判別領域の補正の例を示す説明図である。 横長の文字キーに対して判別領域を設定した後に、タッチダウンの検出点Pの位置に応じて代表文字の判別領域を補正する事例を示す説明図である。 文字キーに対する判別領域の設定にかかる従来例を示す説明図である。 上記従来例の問題点を示す説明図である。
図1は、本発明が適用されるスマートフォン100の文字入力画面を示す。
この文字入力画面は、スマートフォン100で起動中のアプリケーション(メーラーやインターネットブラウザなど)が文字入力を受け付ける状態にあるときに、前面のタッチパネル1に表示されるもので、二分された画面の上側に入力文字表示領域11が設定され、下側にソフトウェアキーボード12が配置される。
ソフトウェアキーボード12には、タッチパネル1の縦横各方向に沿って4行3列に配列された12個の文字キー10と、これら文字キー10の左右に配列された8個の機能キー13とが含まれる。文字キー10のうち最下段の左右を除く10個の文字キー10(テンキー)には、50音の「あ」行から「わ」行までの仮名文字が1行ずつ割り当てられ、その先頭の仮名文字が表記されている。これらのうち以下の具体例に用いる「あ」行の文字キーを、符号10Aにより示す。
各文字キー10には、数字、アルファベット文字、記号なども割り当てられ、切り替え操作によって入力対象の文字種が切り替えられる。
図示はしないが、ソフトウェアキーボード12内のいずれかの文字キー10にユーザが指を触れると、その文字キー10に表記されている代表の文字(たとえば「あ」)を中心として、その上下左右に他の4文字を配列したガイド画像が表示される。ユーザが指を動かすことなく文字キー10から指を離す、いわゆるタップ操作を行うと、代表の文字が入力文字として選択される。一方、上下左右のいずれかの方向へのフリック操作が行われると、指の移動方向に対応づけられている文字が入力文字として選択される。いずれの場合も、タッチ点の座標が検出されなくなったことをタッチアップとして検出して、入力文字を選択し、選択した入力文字を入力文字表示領域11内に表示する。
上記の文字入力を実施するために、この実施例では、タッチダウンの検出に応じて、その検出がされた文字キー10に対し、当該文字キー10に割り付けられている各種文字の判別領域を設定し、タッチダウン後のタッチアップが検出された判別領域に対応する文字を入力文字として選択する。さらに、この実施例では、タッチダウンの検出点が代表文字の判別領域の外側に位置する状態にあるときは、この検出点の代表文字の判別領域に対する位置ずれ方向に沿って代表文字の判別領域を拡張することにより、実際の指の動きに適合する文字が選択されやすい状況を設定する。
図2は、「あ」行の文字キー10Aを例として、代表文字の判別領域を拡張する処理の具体例を示す。図2[a]は、各判別領域の基本の設定ルールを示すもので、図10に示した従来例と同様に、代表文字「あ」に対して、文字キー10Aの中央部を含む広い範囲に矩形状の判別領域R0が設定される。判別領域R0の周囲は当該判別領域R0の対角線の延長線により4つに区分けされて、左側に「い」の判別領域R1が、上側に「う」の判別領域R2が、右側に「え」の判別領域R3が、下側に「お」の判別領域R4が、それぞれ設定される。
図2では、文字キー10Aの左下の端縁部でタッチダウンが検出されたものとして、その検出点を符号Pで示す。文字キー10Aに対するタッチダウンはキーの全域で受け付けられるが、その直後の判別領域R0〜R4の設定によって、この実施例のタッチダウンの検出点Pは判別領域R0の左側の「い」の判別領域R1に含まれ、「あ」の判別領域R0の左下頂点に対して左方向および下方向に位置ずれした状態となる。
この実施例では、検出点Pの座標や代表文字の判別領域R0の設定データに基づき、図2の下段の[b−1][b−2][b−3]に示すような補正領域S0,S1,S2を設け、これらの補正領域S0,S1,S2が判別領域R0に含まれるように各領域を統合することにより、代表文字の判別領域R0とその他の文字の判別領域R1〜R4との境界線を変更する。
図2[b−1]に示す補正領域S0は、タッチダウンの検出点Pを中心とする矩形領域である。この領域S0の大きさや形状は、たとえば、タップ操作が行われる場合のタッチダウンの検出点とタッチアップの検出点との間に生じる誤差に応じてあらかじめ定めて登録しておくことができる。ただし、判別領域R0の検出点Pに最も近い辺と検出点Pとの距離などに応じて補正領域S0の大きさを変動させてもよい。
図2[b−2]に示す補正領域S1は、タッチダウンの検出点Pを通りかつタッチパネル1の縦軸(y軸)に沿う直線と判別領域R0の2本の対角線の延長線との交点A,B、および判別領域R0の中心点Oにより定まる三角形OABを輪郭線とするものである。
図2[b−3]に示す補正領域S2は、タッチダウンの検出点Pを通りかつタッチパネル1の横軸(x軸)に沿う直線と判別領域R0の2本の対角線の延長線の交点C,D、および判別領域R0の中心点Oにより定まる三角形OCDを輪郭線とするものである。
図2[c]は、上記3つの補正領域S0,S1,S2と判別領域R0とを統合することにより更新された判別領域R0の範囲を、当該領域R0の最初の範囲(点線)と比較して示す。上記の統合によって、判別領域R0は、補正領域S1の領域R0からはみ出した部分と、補正領域S2の領域R0からはみ出した部分と、補正領域S0とを加えたものとなり、最初の範囲から左方向すなわち「い」の判別領域R1の側と、下方向すなわち「お」の判別領域R4の側に拡張される。また、タッチダウンの検出点Pを囲む所定範囲が拡張後の判別領域R0に含まれる状態となる。
タッチダウンが検出された段階で設定される代表文字の判別領域R0の範囲に対しては、図2[a]に示すように、タッチダウンの検出点Pは「い」の判別領域R1に含まれている。判別領域R0が拡張されない場合には、「あ」を入力する目的で文字キー12Aがタップされると、「い」の領域R1でタッチアップが検出され、その結果、「あ」ではなく「い」が入力文字として選択される。また「う」を入力する目的で上方向へのフリック操作が行われても、タッチ点が「う」の判別領域R2には届かなかった場合には「い」の判別領域R1でタッチアップが検出され、入力文字として「い」が選択される。「え」を入力する目的で右方向へのフリック操作が行われても、タッチ点が「え」の判別領域R3には届かなかった場合には「お」の判別領域R4でタッチアップが検出され、入力文字として「お」が選択される。
上記のとおり、タッチダウンの検出点Pが代表文字「あ」の判別領域R0に含まれていない場合には、文字入力操作のルールに従ってタップ操作やフリック操作を行ったユーザの意図に合わない文字が選択されるおそれがある。これに対し、図2の実施例によれば、タッチアップが検出されて各判別領域R0〜R4が設定された直後に判別領域R0が図2[c]のように拡張されるので、文字キー12Aがタップされてタッチダウンの検出点Pまたはその近傍でタッチアップが検出された場合には、その検出点は「あ」の判別領域R0内の補正領域S0に相当する場所に含まれるようになる。よって、タップ操作に適合する文字「あ」を選択することができる。
また、上方向へのフリック操作が行われたが「う」の判別領域R2までタッチ点を移動させることができなかった場合や、右方向へのフリック操作が行われたが「え」の判別領域R3までタッチ点を移動させることができなかった場合にも、「あ」の判別領域R0内の領域S1または領域S2に相当する場所でタッチアップを検出することができる。この検出によって、入力文字として「あ」が選択される。この選択自体は誤りではあるが、フリック操作の指の移動量が少なかったために生じ得る誤りとして許容できるものである。
上記図2の例では、判別領域R0の最初に設定された範囲に対してタッチダウンの検出点Pが縦方向(y軸方向)および横方向(x軸方向)の両方向に位置ずれしているため、それぞれの位置ずれ方向に沿って判別領域R0が拡張されたが、タッチダウンの検出点Pの位置ずれの方向がx軸またはy軸の一方のみに生じている場合には、判別領域R0の拡張の方向もその位置ずれが生じている方向のみとなる。図3,図4に具体的な事例を示す。
図3[a]の例では、タッチダウンの検出点Pは、x軸においては「あ」の判別領域R0の最初の範囲より左に位置ずれして「い」の判別領域R1に含まれているが、この検出点Pは、y軸においては判別領域R0の最初の範囲内に含まれており、位置ずれしていない。このため、図3[b−3]に示すように、検出点Pを通りx軸方向に沿う直線は判別領域R0内で各対角線に交わり、三角形OCDによる補正領域S2は判別領域R0内に含まれる状態となる。
一方、検出点Pを通りy軸方向に沿う直線は、図3[b−2]に示すように、判別領域R0の対角線の延長線と交わるため、三角形OABによる補正領域S1は、辺ABを含む左側が判別領域R0からはみ出した状態になる。
したがって、統合処理によって、判別領域R0は、図3[b−2]に示す補正領域S1の判別領域R0からはみ出した部分と図3[b−1]に示す領域S0とが加えられることによって、左方向すなわち「い」の判別領域R1の側へと拡張される。
図4[a]の例では、タッチダウンの検出点Pは、y軸においては判別領域R0の最初の範囲より下に位置ずれして「う」の判別領域R4に含まれているが、x軸においては、検出点Pは判別領域R0の最初の範囲内に含まれ、位置ずれしていない。このため、図4[b−2]に示すように、タッチダウンの検出点Pを通りy軸方向に沿う直線は判別領域R0の各対角線に対して判別領域R0内で交わり、三角形OABによる補正領域S1は、判別領域R0に含まれる状態となる。
一方、検出点Pを通りx軸方向に沿う直線は、図4[b−3]に示すように、判別領域R0の各対角線の延長線と交わるため、三角形OCDによる補正領域S2は、辺CDを含む下側が判別領域R0からはみ出した状態となる。
したがって、統合処理によって、判別領域R0は、図4[b−3]に示す補正領域S2の判別領域R0からはみ出した部分と図4[b−1]に示す領域S0とが加えられることによって、下方向すなわち「お」の判別領域R4の側へと拡張される。
図2〜4に示したように、文字キー10に対するタッチダウンの検出に応じて設定された代表文字の判別領域R0の外部にタッチダウンの検出点Pが位置する場合には、代表文字の判別領域R0は、x軸とy軸とのうち、判別領域R0に対する検出点Pのずれが生じている軸方向に沿って拡張される。
図5は、上記した判別領域R0の補正を行う文字入力システム(IME)110の機能を、タッチパネル1内の入力文字表示領域11やソフトウェアキーボード12との関係と共に示す。
文字入力システム110は、スマートフォン100の図示しない制御部に組み込まれたソフトウェアであって、キーボード処理部101、判別領域設定部102、判別領域補正部103、入力文字選択部104、文字表示処理部105、キー情報記憶部106、判別領域情報記憶部107などを含む。
キーボード処理部101は、タッチパネル1に前出のソフトウェアキーボード12を表示すると共に、図示しないタッチパネル1の管理システムからタッチ点の座標を入力することによって、ソフトウェアキーボード12に対するタッチダウンやタッチアップを検出する。
文字キー10に対するタッチダウンが検出されると、判別領域設定部102が動いて、タッチダウンが検出された文字キー10に対し、通常の定義に基づき、その文字キー10に割り付けられている文字に対する判別領域R0〜R4が設定される。すなわち図2[a],図3[a],図4[a]に示した関係をもって、各判別領域R0〜R4が設定される。
この直後に、判別領域補正部103によって、上述した3種類の補正領域S0,S1,S2が設定され、これらの補正領域S0,S1,S2が代表文字の判別領域R0に統合される。この統合処理により、タッチダウンの検出点Pが判別領域R0の最初の範囲の外に位置する場合には、その範囲に対する検出点Pの位置ずれの方向に沿って判別領域R0が拡張され、かつ検出点Pを囲む所定範囲が拡張後の判別領域R0に含まれるようになる。
なお、この実施例では、判別領域R0の最初の範囲に対するタッチダウンの検出点Pの位置関係に関わらず、判別領域補正部103を動作させる。したがって、タッチダウンの検出点Pが判別領域R0の内部にある場合でも、3種類の補正領域S0,S1,S2が設定されて領域の統合処理が行われるが、この場合の補正領域S0,S1,S2は全て判別領域R0の最初の範囲に包含されるため、判別領域R0の範囲は最初の設定のまま維持される。
判別領域設定部102および判別領域補正部103の処理が終了した後、キーボード処理部101によりタッチアップが検出されると、入力文字選択部104により、タッチアップの検出点が各判別領域R0〜R4と照合されて入力文字が選択される。選択された文字は、文字表示処理部105によってタッチパネル1の入力文字表示領域11に表示される。
キー情報記憶部106には、ソフトウェアキーボード12内の各キー10,13の範囲を示す情報(たとえばキー10,13に沿う矩形領域の左上および右下の各頂点の座標)が登録される。
判別領域情報記憶部107には、文字キー10に代表文字の判別領域R0を設定するための定義情報(たとえば、文字キー10の中心点に対する判別領域R0の各頂点の相対座標)が登録される。また、文字キー10毎に、各判別領域R0〜R4に対応する文字が登録される。
上記構成のほか、図5には示していないが、この実施例の文字入力システム110には、文字キー10に対する操作に応じた仮名文字列が特定された後の変換操作に応じて、仮名文字列に対する仮名漢字変換を実施する機能や、入力文字表示領域11に未確定状態で表示されている文字列を確定操作に応じて確定し、起動中のアプリケーションに出力する機能などが設けられている。
図6は、上記の文字入力システム110において、文字キー10のひとつに対する操作を受け付けてから入力文字を選択するまでに実施する処理の流れを示す。
まず、ユーザがソフトウェアキーボード12内の目的の文字キー10に指を触れたことに応じてタッチ点の座標が入力されると、キーボード処理部101は「タッチダウンあり」と判定し(ステップST1が「YES」)、入力された座標によりキー情報記憶部106の登録情報を照合して、タッチダウンが検出された文字キー10を特定する(ステップST2)。
つぎに、ステップST3では、判別領域設定部102が、検出点Pを含む文字キー10に関して判別領域情報記憶部107に登録されている定義情報に基づき、代表文字の判別領域R0を設定する。さらに、判別領域設定部102は、代表文字の判別領域R0の周囲をこの領域R0の対角線の延長線により区分けし、代表文字以外の文字に対する判別領域R1〜R4を設定する。このほか、ステップST3では、各判別領域R0〜R4への文字の対応付けも実施される。
判別領域R0〜R4が設定された後は、判別領域補正部103によってステップST4〜ST7が実施される。まずステップST4では、タッチダウンの検出点Pを通り、タッチパネル1の座標系の縦軸(y軸)に沿う直線と判別領域R0の対角線またはその延長線との交点A,Bの座標を求める。ステップST5では、タッチダウンの検出点Pを通り、タッチパネル1の座標系の横軸(x軸)に沿う直線と判別領域R0の対角線またはその延長線との交点C,Dの座標を求める。
ステップST6では、検出点Pを中心として所定大きさの矩形状の補正領域S0を設定する。ステップST7では、ステップST4で求めた交点A,Bと判別領域R0の中心点Oとによる三角形OABにより定まる補正領域S1と、ステップST5で求めた交点C,Dと中心点Oとによる三角形OCDにより定まる補正領域S2と、ステップST6で求めた補正領域S0とが判別領域R0に含まれるようにこれらの領域を統合する。この統合によって、判別領域R0と他の判別領域R1〜R4との境界線が変更される。
この後、キーボード処理部101がタッチアップを検出すると(ステップST8が「YES」)、入力文字選択部104が、そのタッチアップの検出点を含む判別領域を特定し(ステップST9)、特定した判別領域に対応づけられている文字を入力文字として選択する(ステップST10)。選択された文字は、文字表示処理部105によってタッチパネル1の入力文字表示領域11に表示され(ステップST11)、これをもって処理終了となる。
上記の手順によれば、ソフトウェアキーボード12内のいずれの文字キー10に対しても、タッチダウンの検出点Pが判別領域R0の最初の範囲の外側に位置する場合には、図2〜図4に示した事例と同様に、判別領域R0に対する検出点Pの位置ずれ方向に沿って判別領域R0が拡張され、検出点Pを含む所定範囲が判別領域R0に含まれるようになる。よって、タップ操作がフリック操作として取り扱われたり、フリック操作の指の移動方向とは異なる方向に対応する文字が選択されるのを防ぐことができる。
なお、この実施例では、タッチダウンの検出点Pが判別領域R0の最初の範囲内に位置する場合にも、補正領域S0,S1,S2を設定してこれらを判別領域R0に統合する処理を実施しているが、図6のステップST4の前にタッチダウンの検出点Pの座標をチェックする処理を入れ、検出点Pが判別領域R0の範囲内に位置する場合にはステップST4〜ST7をスキップしてもよい。またはステップST4,ST5で求めた各交点A,B,C,Dがすべて判別領域R0内に含まれていたことをもって、ステップST6,ST7をスキップしてもよい。
また、上記の実施例では、領域S1,S2を特定するための2本の直線をタッチダウンの検出点Pを通るように設定したが、これに限らず、図7に示すように、各直線を判別領域R0から見て検出点Pより所定距離外側を通る位置に設定して、判別領域R0の対角線またはその延長線との交点および判別領域R0の中心点Oによる三角形OABや三角形OCDを補正領域S1,S2としてもよい。また、この場合には、検出点Pを含む矩形の補正領域S0を設定せずに補正領域S1,S2と判別領域R0との統合を行うだけでよいが、さらに補正領域S0を設定して統合処理に加えてもよい。
図2〜図4や図7に示した事例は、図1に示した縦長の画面に対して文字入力操作が行われることを前提とするが、スマートフォン100の姿勢によって、タッチパネル1の画面が横長画面に切り替えられる場合にも、同様の方法で代表文字の判別領域R0を拡張することができる。
上記の方法によれば、タッチダウンの検出点Pが判別領域R0の範囲外にある場合の判別領域R0を拡張することによって、フリック操作に対する感度を高めることができ、操作性が向上する、という効果も得られる。
従来はタッチダウンの検出点Pが判別領域R0の範囲外に位置する状態になるケースが多くなることがないように、文字キー10の広い範囲に判別領域R0を設定する必要があったが、そうすると、フリック操作によって代表文字以外の文字を入力するのに必要な指の移動量が大きくなる。しかし、タッチダウンの検出点Pが代表文字の判別領域R0の範囲外に位置する場合にその検出点Pが含まれるように判別領域R0を拡張するのであれば、判別領域R0の最初の範囲を小さくすることができる。
図8は、図2等の例と同じ文字キー10Aに対して代表文字の判別領域R0の最初の範囲を図2[a]の設定例より小さくした場合について、タッチダウンの検出点Pが判別領域R0の範囲外に位置したことに応じて判別領域R0を拡張した例を示す。図9は、横長画面に設定された横長の文字キー10Aに対し、このキー10Aに沿う矩形を所定の比率で縮小した横長の矩形領域を判別領域R0とした場合について、同様に、タッチダウンの検出点Pが判別領域R0の範囲外に位置したことに応じて判別領域R0を拡張した例を示す。
図8および図9の例の判別領域R0は、いずれも文字キー10Aに対して中心点が位置合わせされている。またいずれの例でも、タッチダウンの検出点Pは、判別領域R0の最初の範囲に対して左方向および下方向に位置ずれしているが、判別領域補正部103の処理によって、各位置ずれ方向に沿って判別領域R0が拡張されている。
図8や図9に示すように、代表文字に対して、文字キー10の中央部に小さめの判別領域R0が設定された場合、タップダウンの検出点Pが判別領域R0に含まれるのであれば、上下左右のいずれかに小さく指を動かすことによって、その移動方向に位置する代表文字以外の文字の判別領域にタッチ位置を入れることができる。
タッチダウンの検出点Pが判別領域R0の外に位置する場合には、判別領域R0に対する検出点Pの位置ずれ方向に沿って判別領域R0が拡張されるため、この拡張の方向(図8,9の例では左方向と下方向)に対応する文字を選択する場合には、指をごく小さく移動させることによって目的の文字の判別領域R1,R4にタッチ点を移動させることができる。拡張の方向とは反対方向(図8,9の例では右方向と上方向)に対応する文字を選択する場合には、拡張された判別領域R0を横切って目的の文字の判別領域R2,R3まで指を進める必要があるが、判別領域R0の最初の範囲が小さく、その範囲に対するタッチダウンの検出点Pの位置ずれ量もさほど大きくなければ、判別領域R0の拡張幅も抑えられ、フリック入力に必要な指の移動量が極端に増えることはない。
したがって、ユーザが文字キー10の中央部付近に対してフリック操作を行えば、上下左右のいずれの方向に対しても、軽く指を動かすだけで目的の文字を選択することが可能になる。
ユーザが熟練者である場合には、わざと文字キー10の端縁に近い場所で、その端縁を横切るように指を動かすことによって、少ない移動量で目的の文字を選択することができる。たとえば、図8や図9の事例において、ユーザが「い」を入力するつもりで文字キー10Aの左端縁部で左方向へのフリック操作を行うと、その操作によるタッチダウンが検出される左端縁部まで判別領域R0が拡張されるが、左方向への指の移動によってタッチ点はすぐに「い」の判別領域R1に移動するので、指の移動量がわずかでも判別領域R1内でタッチアップを検出することができる。他の文字「う」「え」「お」についても同様に、それぞれ文字キーの上端縁部、右端縁部、下端縁部で目的の文字に対応する方向への軽いフリック操作を行うことにより、目的の文字を選択することができる。
上記のとおり、文字キー10における代表文字の判別領域R0の大きさによって、フリック入力の感度が変動するので、判別領域R0の大きさを適宜変更できるようにしてもよい。たとえば、ユーザに、フリック入力の感度調整のメニューを提示し、感度を高める設定操作が行われたことに応じて判別領域R0を小さくし、感度を低くする設定操作が行われたことに応じて判別領域R0を大きくすることができる。
上記の文字入力システム110が組み込まれたコンピュータ(文字入力装置)は、スマートフォン100に限らず、タブレット端末、スマートテレビ、ファクシミリ装置など、タッチパネルを操作部および表示部として機能させるタイプの情報処理装置全般(リモコンを含む。)に導入することができる。
1 タッチパネル
10,10A 文字キー
11 入力文字表示領域
12 ソフトウェアキーボード
100 スマートフォン
101 キーボード処理部
102 判別領域設定部
103 判別領域補正部
104 入力文字選択部
105 文字表示処理部
106 キー情報記憶部
107 判別領域情報記憶部
110 文字入力システム
P タッチダウンの検出点
R0 代表文字の判別領域
R1〜R4 代表文字以外の文字の判別領域
S1,S2,S3 補正領域

Claims (5)

  1. タッチパネルに、複数の文字が割り付けられた文字キーを複数含むソフトウェアキーボードと入力文字表示領域とを設定し、前記ソフトウェアキーボードのいずれかの文字キーに対するタッチダウンが検出されたとき、そのタッチダウン後のタッチ位置の変化に応じて前記タッチダウンが検出された文字キーに割り付けられた文字の1つを選択し、選択された文字を前記入力文字表示領域に表示する機能を有する文字入力装置として、コンピュータを動作させるためのプログラムであって、
    前記文字入力装置は、
    前記タッチダウンが検出された文字キー内に当該文字キーに割り付けられた代表文字に対する判別領域を設定すると共に、この判別領域の外側に、当該文字キーに割り付けられた前記代表文字以外の各文字に対する判別領域を代表文字の判別領域に対するそれぞれの方位を異ならせて設定する判別領域設定手段と、設定された判別領域のうち前記タッチダウン後にタッチアップが検出された判別領域に対応する文字を、前記入力文字表示領域に表示する文字として選択する入力文字選択手段とを備え、
    前記判別領域設定手段には、前記タッチダウンに応じて設定した前記代表文字の判別領域の外側に前記タッチダウンの検出点が位置する場合に、この判別領域に対する前記検出点の位置ずれ方向に沿って当該判別領域が拡張されて、前記検出点を囲む所定範囲が前記代表文字の拡張された判別領域に含まれるように、前記代表文字の判別領域と他の文字の判別領域との境界線を変更する補正手段が含まれる、文字入力用のプログラム。
  2. 前記補正手段は、前記タッチダウンの検出点を中心とする小領域を設定すると共に、前記タッチダウンの検出点を通りかつ前記代表文字の判別領域から他の文字の判別領域に向かう方向に沿う直線を設定し、前記代表文字の判別領域の境界線のうち前記直線に対向する範囲の境界線が当該直線が示す位置に変更され、前記小領域が前記代表文字の判別領域に含まれるように、前記代表文字の判別領域を拡張する、請求項1に記載された文字入力用のプログラム。
  3. 前記補正手段は、前記代表文字の判別領域に対する前記タッチダウンの検出点の位置ずれ方向に沿って当該検出点より所定距離だけ離れた点を通り、かつ前記代表文字の判別領域から他の文字の判別領域に向かう方向に沿う直線を設定し、前記代表文字の判別領域の境界線のうち前記直線に対向する範囲の境界線が当該直線が示す位置に変更されるように、前記代表文字の判別領域を拡張する、請求項1に記載された文字入力用のプログラム。
  4. 前記判別領域設定手段は、タッチダウンが検出された文字キーに割り当てられた代表文字の判別領域として、当該文字キーより小さい矩形状の領域を当該文字キーに中心を合わせて設定すると共に、この判別領域の周囲を当該判別領域の対角線の延長線により区分けすることにより残りの文字の判別領域を設定し、
    前記補正手段は、前記代表文字の判別領域から他の文字の判別領域に向かう方向に沿う直線として、前記代表文字の判別領域の各辺に沿う2本の直線を設定し、これらの直線のうち前記代表文字の判別領域の各対角線の延長線と交わる直線における各交点の間の線分によって前記代表文字の判別領域の境界線を変更する、請求項2または3に記載された文字入力用のプログラム。
  5. タッチパネルに、複数の文字が割り付けられた文字キーを複数含むソフトウェアキーボードと入力文字表示領域とを設定し、前記ソフトウェアキーボードのいずれかの文字キーに対するタッチダウンが検出されたとき、そのタッチダウン後のタッチ位置の変化に応じて前記タッチダウンが検出された文字キーに割り付けられた文字の1つを選択し、選択された文字を前記入力文字表示領域に表示する文字入力装置であって、
    前記タッチダウンが検出された文字キー内に当該文字キーに割り付けられた代表文字に対する判別領域を設定すると共に、この判別領域の外側に、当該文字キーに割り付けられた前記代表文字以外の各文字に対する判別領域を代表文字の判別領域に対するそれぞれの方位を異ならせて設定する判別領域設定手段と、設定された判別領域のうち前記タッチダウン後にタッチアップが検出された判別領域に対応する文字を、前記入力文字表示領域に表示する文字として選択する入力文字選択手段とを備え、
    前記判別領域設定手段には、前記タッチダウンに応じて設定した前記代表文字の判別領域の外側に前記タッチダウンの検出点が位置する場合に、この判別領域に対する前記検出点の位置ずれ方向に沿って当該判別領域が拡張されて、前記検出点を囲む所定範囲が前記代表文字の拡張された判別領域に含まれるように、前記代表文字の判別領域と他の文字の判別領域との境界線を変更する補正手段が含まれる、文字入力装置。
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