JP2015170114A - データセンターのフロア構造およびデータセンター - Google Patents

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Abstract

【課題】高いセキュリティ性を備えたデータセンターのフロア構造を提供する。
【解決手段】フリーアクセスフロアには、サーバに接続される配線が配置される配線スペースが形成されている。また、床スラブとフリーアクセスフロアとの間には、1500mm未満の高さを有する空調風洞ゾーンが形成されている。フリーアクセスフロアは、下面と、前記下面の上方に配置され、前記下面との間に前記配線スペースを形成する上面と、を有しており、フリーアクセスフロアの下面および上面にはそれぞれ、空調風洞ゾーンからCPU室に向けて空調装置からの冷風を供給するための開口部が形成されている。また、フリーアクセスフロアの下面の開口部は、配線スペースに配置される配線のメンテナンス作業を空調風洞ゾーンから行うことができないよう構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、データセンターの構築技術に関し、特に、多数のサーバを収納する大規模データセンターのフロア構造およびデータセンターに適用して有効な技術に関するものである。
データセンターでは、多数のサーバやルータ等の機器(以下では単に「サーバ」と記載する場合がある)を、サーバラック等を利用して収納する。サーバラック等が設置されるCPU室のフロア構造は、一般に、各階層における床スラブ等の床面の上に、いわゆるフリーアクセスフロアによって二重床を構成し、その上にサーバラック等が複数配置される構造となっている。この場合、サーバラックおよび収納されたサーバに対する電源や通信の供給のためのケーブルなどの配線は、主に、フリーアクセスフロアの床パネルの下に形成される配線スペースに配置される。
サーバラックに収納された多数のサーバは、それぞれが熱を発する。サーバを冷却するための方法としては、床パネルの下の配線スペースを介してCPU室に冷却装置からの冷風を供給する方法が知られている。冷風は、サーバとの間で熱交換して熱風となり、熱風は、天井裏空間などを通って空調装置に還流する。
ところで近年は、サーバ収納の高密度化に伴って、フリーアクセスフロアに形成される配線スペースにおける配線の経路が煩雑化する傾向にある。このため、配線の経路および冷風の風道を適切に確保することが困難になっている。このような点を考慮し、特許文献1においては、フリーアクセスフロアを床スラブ上に配置するのではなく、床スラブから所定の高さに格子状に配置した鉄骨の上に配置することにより、床スラブとフリーアクセスフロアとの間に、1500mm以上の高さを有する床下エリアを形成することが提案されている。特許文献1においては、このような高さを有する床下エリアに配線を配置するとともに冷風を通すことにより、配線によって冷風の風道が妨げられるのを防ぐことが意図されている。また特許文献1においては、床下エリアの高さを1500mm以上に設定することにより、配線の管理を行うコンピュータシステム管理者が床下エリアでメンテナンス作業を容易に行うことができるようにすることも意図されている。
特開2011−69542号公報
近年のサーバでは、電源用・通信用ともに大量の配線が用いられる可能性があるため、ある程度の余裕をもって配線のための空間を確保する必要がある。また近年のサーバでは、CPUの高集積化に伴って発熱量が飛躍的に上昇する可能性があるため、ある程度の余裕をもって空調のための風道を確保する必要がある。従って、特許文献1で提案されているように、配線が配置される床下エリアに冷風が通される場合、床下エリアの高さとして、配線のための余裕と風道のための余裕の両方を考慮した高さを設定することになる。このため、床下エリアの高さが従来に比べて極めて大きくなり、この結果、床下エリアを上下方向で支持するための部材(以下、スペーサーとも称する)として、非常に高い強度や大きな寸法を有するものが求められるようになる。これによって、フロア構造を構成するためのコストが増大したり、大型化したスペーサーによって床下エリアの有効空間が減少したりしてしまうことが考えられる。
また、配線が配置される床下エリアに冷風が通される場合、配線を管理するコンピュータシステム管理者の作業エリアと、空調装置を管理する空調管理者の作業エリアとが同一のエリアになる。このため、セキュリティの観点からは課題のある構造であると言える。
本発明は、このような課題を効果的に解決し得るデータセンターのフロア構造を提供することを目的とする。
本発明は、多数のサーバを収納するデータセンターのフロア構造であって、床スラブと、前記床スラブから所定の高さの位置に配置されたフリーアクセスフロアと、を備え、前記フリーアクセスフロアの上方には、前記サーバを収納する複数のサーバラックが配置されるCPU室が形成され、前記フリーアクセスフロアには、前記サーバに接続される配線が配置される配線スペースが形成され、前記床スラブと前記フリーアクセスフロアとの間には、1500mm未満の高さを有する空調風洞ゾーンが形成され、前記フリーアクセスフロアは、下面と、前記下面の上方に配置され、前記下面との間に前記配線スペースを形成する上面と、を有し、前記フリーアクセスフロアの前記下面および前記上面にはそれぞれ、前記空調風洞ゾーンから前記CPU室に向けて空調装置からの冷風を通過させるための開口部が形成され、前記フリーアクセスフロアの前記下面の前記開口部は、前記配線スペースに配置される前記配線のメンテナンス作業を前記空調風洞ゾーンから行うことができないよう構成されており、前記フリーアクセスフロアの前記配線スペースは、前記配線スペースに配置された配線のメンテナンス作業を前記CPU室から実施可能であるよう構成されている、データセンターのフロア構造である。
本発明において、前記配線スペース内の前記配線は、前記フリーアクセスフロアの前記下面の前記開口部と上下方向において重ならないように配置されていてもよい。
本発明において、前記フリーアクセスフロアの前記下面の前記開口部は、前記空調風洞ゾーンから前記配線スペースへ手を差し入れることができないよう構成されていてもよい。例えば、前記フリーアクセスフロアの前記下面は、前記支持部材上に設置されたメッシュ状の境界メッシュによって構成されていてもよい。この場合、前記境界メッシュの隙間が、前記冷風を通過させるための前記開口部として機能してもよい。
本発明において、好ましくは、前記配線スペースの高さが、400〜700mmの範囲内になっている。
本発明において、前記CPU室に、補助空調装置が設けられていてもよい。この場合、前記空調風洞ゾーンには、前記補助空調装置に接続される冷媒管および排水管が設けられていてもよい。この場合、前記フリーアクセスフロアの前記下面および前記上面はそれぞれ、前記冷媒管および前記排水管が通過可能に構成されている。
本発明は、多数のサーバを収納するデータセンターであって、コンピュータ室が、上記記載のデータセンターのフロア構造を有することを特徴とするデータセンターである。
本発明によれば、サーバに接続される配線の少なくとも一部が配置される配線スペースが、フリーアクセスフロアに形成され、冷風が通る空調風洞ゾーンが、床スラブとフリーアクセスフロアとの間に形成される。このため、配線スペースの高さと空調風洞ゾーンの高さとを独立に最適化することができる。また、配線が配置される空間と冷風が通る空間とが同一である場合に比べて、上下方向に延びるスペーサーとして機能する部材の強度に対する要求を低くすることができる。このため、データセンターのフロア構造全体の設計がより容易になる。また、配線を管理するコンピュータシステム管理者の作業エリアと、空調装置を管理する空調管理者の作業エリアとが分離されるため、セキュリティ性を向上させることができる。
図1は、本発明の実施の形態によるデータセンターのフロア構造を示す図。 図1は、データセンターのフロア構造の変形例を示す図。
データセンターのフロア構造
以下、図1を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施の形態によるデータセンターのフロア構造10の概要を示す図である。
図1に示すように、フロア構造10は、床スラブ22と、床スラブ22から所定の高さの位置に配置されたフリーアクセスフロア30と、フリーアクセスフロア30から所定の高さに配置された天井板23と、天井板23から所定の高さの位置に配置された天井スラブ21と、を備えている。
(CPU室)
フリーアクセスフロア30の上方には、具体的にはフリーアクセスフロア30と天井板23との間には、サーバ52を収納する複数のサーバラック51が配置されるCPU室12が形成されている。CPU室12におけるサーバラック51の配置方法が特に限られることはなく、サーバ52で発生する熱の放熱方法や、サーバ52のメンテナンス作業のし易さなどを考慮して適宜定められる。例えばサーバラック51は、間にメンテナンス通路を構成するように列状に並べて配置されていてもよい。なお図面が煩雑になることを防ぐため、図1においては便宜上、サーバ52が1つのサーバラック51内にのみ描かれているが、これに限られることはない。
(空調風洞ゾーン)
また床スラブ22とフリーアクセスフロア30との間には、CPU室12内のサーバ52を冷却するためにCPU室12に供給される冷風Fが通る空調風洞ゾーン14が形成されている。フリーアクセスフロア30は、空調風洞ゾーン14からCPU室12に向かう冷風Fが通過可能なように構成されている。
冷風Fは、例えば図1に示すように、空調風洞ゾーン14に配置された空調装置55から供給される。空調装置55からの冷風Fは、CPU室12内のサーバ52との間で熱交換して熱風となる。熱風は例えば、天井スラブ21と天井板23との間の天井裏空間11を介して空調装置55に還流する。空調装置55は、還流した熱風を冷却する空調コイル56と、冷却された空気を冷風Fとして送り出す空調ファン57と、を含んでいる。なお空調ファン57は、空調風洞ゾーン14内ではなく空調機械室58内に設置されていてもよい。
(フリーアクセスフロアおよび配線スペース)
図1に示すように、フリーアクセスフロア30は、支持部材32によって下方から支持されるともに、部分的に空調風洞ゾーン14に面している下面31と、下面31の上方に配置され、CPU室12に面する上面36と、を有している。これら下面31と上面36との間には、サーバ52に接続される配線53が配置される配線スペース13が形成されている。また、フリーアクセスフロア30の下面31および上面36にはそれぞれ、上述の空調風洞ゾーン14からCPU室12に向けて空調装置55からの冷風Fを通過させるための開口部34,37が形成されている。なおフリーアクセスフロア30以外にも、サーバ52に接続される配線が配置されるスペースが形成されていてもよい。例えば天井裏空間11に、配線が配置されるスペースをさらに形成することが考えられる。
なおサーバ52の温度を適切に調整することができる限りにおいて、フリーアクセスフロア30の上面36に形成される開口部37の位置が特に限られることはない。例えば図1において符号F1で示すように、フリーアクセスフロア30の上面36を通った冷風が直接的にサーバラック51内の空間に到達するよう、開口部37が形成されていてもよい。若しくは、フリーアクセスフロア30の上面36を通った冷風がメンテナンス通路を通ってからサーバラック51内の空間に到達するよう、開口部37が形成されていてもよい。なお、適量の冷風Fが通過可能である限りにおいて、開口部37の具体的な構造が特に限られることはない。例えば開口部37は、後述する床パネルに形成された貫通孔によって構成されていてもよい。
本実施の形態において、フリーアクセスフロア30の配線スペース13は、配線スペース13に配置された配線53のメンテナンス作業を、コンピュータシステム管理者がCPU室12から実施可能であるよう、構成されている。例えばフリーアクセスフロア30の上面36は、取り外し可能な多数の床パネルによって構成されている。また配線53は、コンピュータシステム管理者がCPU室12からアクセス可能な高さ位置に配置されている。従って、コンピュータシステム管理者は、所定の位置で床パネルを取り外すことにより、その下に配置されている配線53の管理やメンテナンス作業を実施することができる。
上面36との間に配線スペース13を形成し、かつ冷風Fを流通させる開口部34を形成することができる限りにおいて、下面31の具体的な構成が得に限られることはない。例えば下面31は、開口部34を有するメッシュ状の境界メッシュ31として構成されていてもよい。境界メッシュ31は例えば、図1において左右方向に延びる鉄骨などからなる支持部材32を含んでいる。支持部材32は、図1の紙面奥行方向もしくは垂直方向もしくは格子状に、所定の間隔をあけて複数並べられている。また支持部材32上には、上面36を下方からら支持するための複数のスペーサー39が立設されている。なお開口部34を有したメッシュ31は、空気の流通とケーブル指示の強度が確保されれば、金属もしくはその他の材料でもよい。
ところで、空調装置55のメンテナンス作業は一般に、空調装置に精通した空調管理者によって実施される。一方、上述の特許文献1のように、配線53が配置される空間と冷風Fが通る空間とが同一である場合や、空調風洞ゾーン14から配線スペース13内の配線53にアクセス可能である場合、空調管理者が配線53に対して何らかの影響を及ぼすことができることになる。例えば、サーバ52のメンテナンス作業に不慣れな空調管理者によって、破損が生じる可能性があり、また不測の事態が配線53に生じることも考えられる。
このような点を考慮し、本実施の形態においては、フリーアクセスフロア30の下面を構成する境界メッシュ31を、配線スペース13に配置される配線53のメンテナンス作業を空調風洞ゾーン14から行うことができないよう構成することを提案する。すなわち、配線53を管理するコンピュータシステム管理者の作業エリアと、空調装置55を管理する空調管理者の作業エリアとをセキュリティー的に分離することを提案する。これによって、サーバ52や配線53に不測の事態が生じることを防ぐことができ、このことにより、データセンターのセキュリティ性を向上させることができる。
セキュリティ性をさらに向上させるための方法として、例えば、配線スペース13内の配線53を、フリーアクセスフロア30の境界メッシュ31の開口部34と上下方向において重ならないように配置することが考えられる。言い換えると、上下方向において配線53と重ならない位置に境界メッシュ31の開口部34を形成することが考えられる。これによって、空調風洞ゾーン14から配線53が視認されることを防ぐことができ、このことにより、空調風洞ゾーン14から配線53がアクセスされることをさらに強力に防ぐことができる。
その他にも、フリーアクセスフロア30の境界メッシュ31の開口部34を、空調風洞ゾーン14から配線スペース13へ手を差し入れることができないような構造とすることが考えられる。例えば図1に示すように、支持部材32上に、鉄の棒状の部材33などを格子状に配置することによって、開口部34を有した境界メッシュ31を構成することが考えらえる。この場合、格子状の部材間に形成される開口部が、冷風Fを通過させるための開口部34として機能する。また、格子状の部材33の間隔、すなわち境界メッシュ31の開口部34の寸法を適切に設定することにより、空調風洞ゾーン14からの配線53へのアクセスを防ぐことができる。境界メッシュ31の開口部34の寸法は、例えば20〜60mmの範囲内に設定される。
(各空間の高さ)
次に、本実施の形態における各空間11,12,13,14の高さの例について説明する。図1において、天井裏空間11、CPU室12、配線スペース13および空調風洞ゾーン14の高さがそれぞれ符号H1,H2,H3およびH4で表されている。またフリーアクセスフロア30の境界メッシュ31の支持部材32の厚みが符号H5で表されている。また天井スラブ21と床スラブ22との間に区画される階高が符号H6で表されている。
本実施の形態において、空調風洞ゾーン14は、上述のように、サーバ52を冷却するための冷風Fは通るが、サーバ52に接続される配線53は配置されない空間である。従って、空調風洞ゾーン14の高さH4は、主に、サーバ52を冷却するために十分な風量の冷風Fを通すという観点に基づいて設定される。すなわち、空調風洞ゾーン14の高さH4を設定する際、配線53のための経路を確保するという観点を考慮する必要がない。従って、空調風洞ゾーン14の高さH4は、上述の特許文献1における床下エリアの高さよりも低く設定され得る。例えば、空調風洞ゾーン14の高さH4は1500mm未満となっている。
また本実施の形態において、配線スペース13は、上述のように、冷風Fが主に通る空間ではない。従って、配線スペース13の高さH3は、主に、サーバ52に接続される配線53のための経路を確保するという観点に基づいて設定される。すなわち、配線スペース13の高さH3を、上述の空調風洞ゾーン14の高さH4とは独立に設定することができる。配線スペース13の高さH3は、CPU室12からのメンテナンス作業の容易さを考慮し、好ましくは300〜700mmの範囲内に、より好ましくは400〜700mmの範囲内に設定される。
上述の高さH3およびH4に関する観点を考慮して決定された、高さH1〜H6の一例を挙げると、H1〜H6がそれぞれ1500mm,2800mm,400mm,150mm,1400mmおよび6250mmとなる。
上述のように本実施の形態によれば、サーバ52に接続される配線53が配置される配線スペース13が、フリーアクセスフロア30に形成され、冷風Fが通る空調風洞ゾーン14が、床スラブ22とフリーアクセスフロア30との間に形成される。このため、配線スペース13の高さと空調風洞ゾーン14の高さとを独立に最適化することができる。また、配線53が配置される空間と冷風Fが通る空間とが同一である場合に比べて、上下方向に延びるスペーサー39として機能する部材の強度に対する要求を低くすることができる。このため、データセンターのフロア構造10全体の設計がより容易になる。また、配線53を管理するコンピュータシステム管理者の作業エリアと、空調装置55を管理する空調管理者の作業エリアとが分離されるため、セキュリティ性を向上させることができる。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、必要に応じて図面を参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。また、上述した実施の形態において得られる作用効果が変形例においても得られることが明らかである場合、その説明を省略することもある。
(補助空調装置が設けられる例)
上述の本実施の形態においては、CPU室12に冷風Fを供給するための空調装置55が空調風洞ゾーン14に配置される例を示した。しかしながら、空調装置55からの冷風Fのみでは冷却能力が不十分である場合、CPU室12内にさらなる冷却装置が設けられていてもよい。例えば図2に示すように、サーバラック51の内部に、サーバ52に向けて冷風を供給するための補助空調装置60が配置され、空調風洞ゾーン14には、補助空調装置60に接続される冷媒管61および排水管62が設けられていてもよい。この場合、フリーアクセスフロア30の境界メッシュ31および上面36はそれぞれ、冷媒管61および排水管62が通過可能に構成される。若しくは、フリーアクセスフロア30の境界メッシュ31および上面36はそれぞれ、冷媒管61および排水管62が通過可能な開口を必要に応じて設けることができる構造を有している。
10 フロア構造
11 天井裏空間
12 CPU室
13 配線スペース
14 空調風洞ゾーン
21 天井スラブ
22 床スラブ
23 天井板
30 フリーアクセスフロア
31 下面
32 支持部材
33 メッシュ筋
34 開口部
36 上面
37 開口部
39 スペーサー
51 サーバラック
52 サーバ
53 配線
55 空調装置
56 空調コイル
57 空調ファン
60 補助空調装置
61 冷媒管
62 排水管
F 冷風

Claims (7)

  1. 多数のサーバを収納するデータセンターのフロア構造であって、
    床スラブと、
    前記床スラブから所定の高さの位置に配置されたフリーアクセスフロアと、を備え、
    前記フリーアクセスフロアの上方には、前記サーバを収納する複数のサーバラックが配置されるCPU室が形成され、
    前記フリーアクセスフロアには、前記サーバに接続される配線が配置される配線スペースが形成され、
    前記床スラブと前記フリーアクセスフロアとの間には、1500mm未満の高さを有する空調風洞ゾーンが形成され、
    前記フリーアクセスフロアは、下面と、前記下面の上方に配置され、前記下面との間に前記配線スペースを形成する上面と、を有し、
    前記フリーアクセスフロアの前記下面および前記上面にはそれぞれ、前記空調風洞ゾーンから前記CPU室に向けて空調装置からの冷風を通過させるための開口部が形成され、
    前記フリーアクセスフロアの前記下面の前記開口部は、前記配線スペースに配置される前記配線のメンテナンス作業を前記空調風洞ゾーンから行うことができないよう構成されており、
    前記フリーアクセスフロアの前記配線スペースは、前記配線スペースに配置された前記配線のメンテナンス作業を前記CPU室から実施可能であるよう構成されている、データセンターのフロア構造。
  2. 前記配線スペース内の前記配線は、前記フリーアクセスフロアの前記下面の前記開口部と上下方向において重ならないように配置されている、請求項1に記載のデータセンターのフロア構造。
  3. 前記フリーアクセスフロアの前記下面の前記開口部は、前記空調風洞ゾーンから前記配線スペースへ手を差し入れることができないよう構成されている、請求項1または2に記載のデータセンターのフロア構造。
  4. 前記フリーアクセスフロアの前記下面は、前記支持部材上に設置されたメッシュ状の境界メッシュによって構成されており、
    前記境界メッシュの隙間が、前記冷風を通過させるための前記開口部として機能する、請求項3に記載のデータセンターのフロア構造。
  5. 前記配線スペースの高さが、400〜700mmの範囲内である、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のデータセンターのフロア構造。
  6. 前記CPU室に、補助空調装置が設けられており、
    前記空調風洞ゾーンに、前記補助空調装置に接続される冷媒管および排水管が設けられており、
    前記フリーアクセスフロアの前記下面および前記上面はそれぞれ、前記冷媒管および前記排水管が通過可能に構成されている、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のデータセンターのフロア構造。
  7. 多数のサーバを収納するデータセンターであって、
    コンピュータ室が、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のデータセンターのフロア構造を有することを特徴とするデータセンター。
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