JP2015169420A - ヒートシンク - Google Patents

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Keisuke Miyata
景介 宮田
智彦 大形
Tomohiko Ogata
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Abstract

【課題】ヒートパイプを用いて高い放熱効果が得られるとともに、容易に製造できるヒートシンクを提供する。
【解決手段】発熱体5に接触する受熱プレート2と、受熱プレート2に設けられた複数のヒートパイプ3とを備える。受熱プレート2には、作動液貯留部9と第2の孔13とが設けられている。作動液貯留部9は、受熱面6と平行な方向に延びる複数の第1の孔7によって形成されている。第2の孔13は、受熱面6と交差する方向に延び、作動液貯留部9に接続されている。ヒートパイプ3は、外パイプ15と内パイプ16とを含む。外パイプ15は、開口端が第2の孔13に挿入されかつ他端が閉塞された有底筒状に形成されている。内パイプ16は、外パイプ15との間に作動液通路17が形成される状態で外パイプ15の中に挿入されている。作動液貯留部9とヒートパイプ3の内部には作動液18が充填されている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、放熱用のヒートパイプを備えた空冷式のヒートシンクに関するものである。
従来の一般的なヒートシンクは、アルミニウムや銅を押出成形、切削加工、鋳造または冷間鍛造によって製造されている。この種のヒートシンクの中には、ヒートパイプを組み合わせたものも存在している。ヒートパイプが組み合わせられたヒートシンクとしては、ヒートパイプを介して放熱プレートに接続されたものや、ヒートシンクのプレート面にヒートパイプが埋め込まれたものなどがある。ヒートパイプの効果を活用するためには、ヒートシンクとヒートパイプとの間の熱抵抗を可及的小さくすることが望ましい。
この熱抵抗が小さくなる従来のヒートシンクとしては、例えば特許文献1に記載されているものがある。
特許文献1に開示されているヒートシンクは、発熱体に接触する箱状の受熱部と、この受熱部に取付けられた複数の金属管とを備えている。受熱部は、箱本体と蓋体とによって構成されている。箱本体は、一端が開口する有底角筒状に形成されている。蓋体は、箱本体の開口部を閉塞する板状に形成されている。金属管は、単管からなり、内部の空間が受熱部内の空間に連通する状態で蓋体に取付けられている。受熱部内には、冷媒が注入されている。
特許第3123335号公報
特許文献1に開示されたヒートシンクでは、受熱部の製造が煩雑で、受熱部の製造時間が長くなるという問題があった。この理由は、箱本体を所定の形状に形成する第1の製造工程と、箱本体に蓋体を取付ける第2の製造工程との両方において複雑な作業を要するからである。第1の製造工程においては、機械加工または鋳造によって箱本体を有底角筒状に形成する作業が行われる。第2の製造工程においては、蓋体を箱本体に例えばろう付けによってシールと接合とが両立するように取付ける作業が行われる。なお、このような不具合を解消するにあたっては、放熱効果が低下するようなことは避けなければならない。
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、ヒートパイプを用いて高い放熱効果が得られるとともに、容易に製造できるヒートシンクを提供することを目的とする。
この目的を達成するために、本発明に係るヒートシンクは、発熱体に接触する受熱部材と、前記受熱部材に設けられた複数のヒートパイプとを備え、前記受熱部材には、前記発熱体と接触する受熱面と平行な方向に延びる複数の第1の孔によって形成された作動液貯留部と、前記受熱面と交差する方向に延び、前記作動液貯留部に接続された複数の第2の孔とが設けられ、前記ヒートパイプは、開口端が前記第2の孔に挿入されて前記受熱部材に気密に接続されかつ他端が閉塞された有底筒状の外パイプと、前記外パイプとの間に作動液通路が形成される状態で前記外パイプの中に挿入された筒状の内パイプとを含み、前記作動液貯留部と前記ヒートパイプの内部には作動液が充填されているものである。
本発明は、前記発明において、前記第1の孔は、前記受熱面と平行な第1の方向に延びる縦孔と、前記受熱面と平行な方向であって前記第1の方向とは交差する第2の方向に前記縦孔を貫通して延びる横孔とによって構成され、前記第2の孔は、前記縦孔と横孔とが交差する位置に設けられていることを特徴とする。
本発明は、前記発明において、前記内パイプの断面形状は非円形に形成され、前記内パイプは、前記外パイプの中に圧入されていることを特徴とする。
本発明は、前記発明において、前記複数のヒートパイプが貫通する薄板からなる複数のフィンをさらに備え、前記複数のフィンは、ヒートパイプの長手方向に所定の間隔をおいて並べられていることを特徴とする。
本発明は、前記発明において、前記作動液貯留部は、第1の孔と、この第1の孔の開口端を閉塞する栓部材とによって形成され、前記栓部材は、前記受熱部材に螺着されたねじ部材によって構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、第1の孔を形成する孔開け加工を受熱部材に施すことによって、受熱部材の中に作動液貯留部となる空間が形成される。このため、作動液貯留部を単純な孔開け加工によって形成できるから、受熱部材を容易に製造することができる。
一方、作動液貯留部内で作動液が蒸発することによって発生した気体は、ヒートパイプ内を受熱部材から離れる方向に進む。この気体は、ヒートパイプの外パイプとの接触により冷却されて液化する。この液体は、外パイプと内パイプとの間を通って受熱部材内に戻る。すなわち、作動液が蒸発して生じた気体と、この気体が液化してなる液体とが通る経路がヒートパイプ内に形成されるから、ヒートパイプにおいて高い放熱効果が得られる。
作動液貯留部の壁面には、作動液貯留部が複数の第1の孔によって形成されているために、凹凸が形成される。このため、発熱体と作動液との間の熱伝達経路の熱抵抗を小さくするにも限界がある。しかし、本発明に係るヒートシンクにおいては、高い放熱効果が得られる二重管構造のヒートパイプを用いているから、上述した凹凸の影響を受けるにもかかわらず、放熱効果が高くなる。
したがって、本発明によれば、ヒートパイプを用いて高い放熱効果が得られるとともに、容易に製造可能なヒートシンクを提供することができる。
本発明に係るヒートシンクの斜視図である。 受熱プレートを示す図で、図2(A)は平面図、図2(B)は側面図である。 本発明に係るヒートシンクの縦断面図である。図3の破断位置は、図2(A)中にIII-III線によって示す位置である。 受熱プレートの横断面図である。図4の破断位置は、図2(B)中にIV-IV線によって示す位置である。 ヒートパイプの一部を拡大して示す断面図である。 第2の実施の形態によるヒートシンクの斜視図である。 栓部材の変形例を示す断面図である。
以下、本発明に係るヒートシンクの一実施の形態を図1〜図6によって詳細に説明する。
図1に示すヒートシンクは、同図において最も下に位置する受熱プレート2と、この受熱プレート2に取付けられた複数のヒートパイプ3および作動液供給用パイプ4とを備えている。
受熱プレート2は、アルミニウムや銅などの熱伝導率が高い材料からなる四角形の板によって形成されている。この実施の形態においては、この受熱プレート2によって本発明でいう「受熱部材」が構成されている。受熱プレート2には、図3に示すように、発熱体5に接触する平坦な受熱面6が形成されている。
受熱プレート2には、受熱面6と平行な方向に延びる複数の第1の孔7が穿設されている。この第1の孔7は、例えばドリル(図示せず)を用いて受熱プレート2に孔開け加工を施すことによって形成されている。
この第1の孔7は、図2に示すように、受熱面6と平行な第1の方向(図2においては上下方向)に延びる縦孔7aと、受熱面6と平行な方向であって第1の方向とは交差する第2の方向に延びる横孔7bとによって構成されている。横孔7bは、図4に示すように、縦孔7aを貫通する状態で延びている。縦孔7aと横孔7bの孔径は同一である。
縦孔7aと横孔7bは、受熱プレート2を貫通することなく、一端部のみが開口するように形成されている。すなわち、縦孔7aと横孔7bの最も奥に位置する先端には、ドリルによる切削によってテーパ面8が形成されている。
縦孔7aと横孔7bは、受熱プレート2の内部で互いに連通されている。このため、受熱プレート2の内部には、縦孔7aと横孔7bとによって構成された空間からなる作動液貯留部9(図3参照)が形成されている。
縦孔7aと横孔7bの開口部分は、図3および図4に示すように、複数の栓部材11と1本の作動液供給用パイプ4とによって閉塞されている。図3および図4に示す栓部材11は、縦孔7aまたは横孔7bに嵌合する円柱状に形成されており、縦孔7aまたは横孔7bに嵌合した状態でろう付けによって受熱プレート2に取付けられている。
このろう付けは、受熱プレート2と栓部材11との間が気密にシールされるように行われる。作動液供給用パイプ4は、作動液貯留部9に作動液(図示せず)を充填するためのもので、縦孔7aまたは横孔7bの開口部に嵌合した状態でろう付けによって受熱プレート2に取付けられている。作動液供給用パイプ4の先端部は、着脱可能な蓋部材12(図1参照)によって閉塞されている。
受熱プレート2における受熱面6とは反対側の端部(図1において上側に位置する端部)には、図2(A)に示すように、複数の第2の孔13が形成されている。これらの第2の孔13は、受熱面6と直交する方向から見て縦孔7aと横孔7bとが交差する位置に設けられており、作動液貯留部9の内と外とを連通している。
受熱プレート2の四隅となる角部には、このヒートシンク1を発熱体に固定するためのボルト(図示せず)が通される貫通孔14が形成されている。
ヒートパイプ3は、図3に示すように、二重管構造となる外パイプ15と内パイプ16とを備えている。これらの外パイプ15と内パイプ16を形成する材料は、アルミニウムや銅などの熱伝導率が高い材料である。外パイプ15は、一端が開口するとともに他端が閉塞された有底円筒状に形成されている。この外パイプ15は、他端となる底部が突出する状態で開口端が受熱プレート2に取付けられている。外パイプ15の開口端は、上述した第2の孔13に挿入された状態でろう付けによって受熱プレート2に接続されている。この実施の形態による外パイプ15の開口端は、第2の孔13に嵌合している。外パイプ15と第2の孔13との間は、ろう付けによって気密にシールされている。
内パイプ16は、図5に示すように、断面形状が非円形のものが用いられている。この実施の形態による内パイプ16の断面形状は、多葉形状である。この内パイプ16は、外縁部分が外パイプ15の内周面に接触する状態で外パイプ15の中に挿入されている。この実施の形態による内パイプ16は、外パイプ15の中に圧入されている。すなわち、内パイプ16は、自らの弾性と摩擦抵抗とによって外パイプ15の中に移動できないように固定されている。
このように内パイプ16が外パイプ15の中に挿入されることにより、外パイプ15と内パイプ16との間に作動液通路17が形成される。この作動液通路17は、外パイプ15と内パイプ16との接触部分と隣り合う幅狭部17aを含んでいる。幅狭部17aの形成幅は、外パイプ15と内パイプ16との接触部分に向かうにしたがって次第に小さくなる。
この作動液通路17と内パイプ16内の空間とからなるヒートパイプ3の内部空間と、上述した作動液貯留部9は、作動液18によって満たされている。
次に、このヒートシンク1の製造方法を説明する。このヒートシンク1の製造は、受熱プレート2と、栓部材11と、複数のヒートパイプ3と、作動液供給用パイプ4とを個別に形成し、これらの部材をろう付けにより接合することによって行われる。
受熱プレート2を形成するためには、先ず、受熱プレート2の母材である板材料に複数の第1の孔7を例えばドリルによって形成する。そして、この板材料に第2の孔13と貫通孔14とを例えばドリルによって形成する。
ヒートパイプ3は、外パイプ15の中に内パイプ16を圧入することによって形成される。栓部材11は、棒状部材(図示せず)を所定の長さに切断することによって形成される。作動液供給用パイプ4は、所定の長さの管材(図示せず)を所定の形状に曲げて形成される。
このように各部材が形成された後、受熱プレート2に栓部材11と、ヒートパイプ3と作動液供給用パイプ4とをろう付けによって接合する。このろう付けは、後述する複数のステップによって行う。
これらのステップは、各部材の接合部分にろう材を塗布するステップと、受熱プレート2に栓部材11と、ヒートパイプ3と、作動液供給用パイプ4とを仮に組付けてヒートシンク組立体を形成するステップと、このヒートシンク組立体を加熱炉内で加熱してろう材を溶融させるステップである。
受熱プレート2に栓部材11と、複数のヒートパイプ3および作動液供給用パイプ4とがそれぞれろう付けされた後、作動液供給用パイプ4からパイプ内の空気を排出し、作動液貯留部9内とヒートパイプ3内とを真空状態にする。そして、作動液18を作動液供給用パイプ4に吸い込ませ、作動液貯留部9内とヒートパイプ3内とに充填する。その後、作動液供給用パイプ4をキャップ12により閉塞することによって、このヒートシンク1の製造工程が完了する。
このように製造されたヒートシンク1を発熱体5の上面5aに重ねて取付けると、発熱体5の熱が図3中に太線の矢印で示すように受熱プレート2に伝導によって伝達される。そして、受熱プレート2内の作動液18が加熱されて蒸発する。作動液18が蒸発する際に受熱プレート2の熱が熱交換により気化熱として奪われ、受熱プレート2が冷却される。
作動液18が蒸発して生じた気体18aは、図3中に破線の矢印で示すように、ヒートパイプ3の中(内パイプ16の内部と、内パイプ16と外パイプ15との間)を先端に向けて上昇する。ヒートパイプ3の先端部に達した気体18aは、外パイプ15に接触し、外パイプ15の温度を上昇させる。この外パイプ15の熱は、図3中に太線の矢印で示すように、外パイプ15の外面から大気中に放散される。このように外パイプ15に接触した気体18aは、外パイプ15と熱交換が行われることによって冷却され、凝縮して液化される。すなわち、気体18aが凝縮する際に凝縮熱が発生し、外パイプ15の外側の周囲空気と熱交換することにより放熱する。
凝縮して液化した作動液18は、図3中に細線の矢印によって示すように、主に内パイプ16と外パイプ15との間の作動液通路17を通って重力により下降し、液体の状態で受熱プレート2内に貯留される。そして、この作動液18は、再び加熱され、上述した動作を繰り返す。この実施の形態によるヒートシンク1は、このような作動液18の蒸発、凝縮を繰り返すことによって受熱プレート2の受熱面6より受熱した熱を効率よく放熱する。
この実施の形態によるヒートシンク1は、第1の孔7を形成する孔開け加工を受熱プレート2に施すことによって、受熱プレート2の中に作動液貯留部9となる空間が形成される。このため、作動液貯留部9を単純な孔開け加工によって形成できるから、受熱プレート2を容易に製造することができる。
また、この実施の形態によるヒートパイプ3内には、作動液18が蒸発して生じた気体18aと、この気体18aが液化してなる液体(作動液18)とが通る経路が形成されるから、ヒートパイプ3において高い放熱効果が得られる。
作動液貯留部9の壁面には、作動液貯留部9が複数の第1の孔7によって形成されているために、図4に示すように、凹凸が形成される。このため、発熱体5と作動液18との間の熱伝達経路の熱抵抗を小さくするにも限界がある。しかし、この実施の形態によるヒートシンク1においては、上述したように高い放熱効果が得られる二重管構造のヒートパイプ3を用いているから、上述した凹凸の影響を受けるにもかかわらず、放熱効果が高くなる。
したがって、この実施の形態によれば、ヒートパイプ3を用いて高い放熱効果が得られるとともに、容易に製造可能なヒートシンクを提供することができる。
この実施の形態による第1の孔7は、受熱プレート2の受熱面6と平行な第1の方向に延びる縦孔7aと、この受熱面6と平行な方向であって第1の方向とは交差する第2の方向に縦孔7aを貫通して延びる横孔7bとによって構成されている。また、第2の孔13は、縦孔7aと横孔7bとが交差する位置に設けられている。
この実施の形態においては、作動液18が蒸発して生成された気体18aが第2の孔13に入り易くなる。このため、この実施の形態によれば、作動液18が蒸発してなる気体18aがヒートパイプ3に入り易くなるから、より一層放熱効果が高いヒートシンクを提供することができる。
この実施の形態による内パイプ16の断面形状は、非円形に形成されている。この内パイプ16は、外パイプ15の中に圧入されている。このため、この実施の形態においては、外パイプ15の中に内パイプ16を保持させるにあたって、溶接を行う必要はない。したがって、この実施の形態によれば、二重管構造からなるヒートパイプ3を簡単に製造することができる。二重管構造のヒートパイプ3は、作動液18が蒸発してなる気体18aと、この気体18aが凝縮してなる液体とが循環し易くなるから、実質的なヒートパイプ3の表面積が増大して放熱効率が高くなるものである。
また、このヒートパイプ3は、外パイプ15と内パイプ16との間に幅狭部17aが形成されるから、この幅狭部17aを利用した毛細管効果が得られ、気体18aから液化してなる作動液18が受熱プレート2内に戻り易くなる。
したがって、この実施の形態によれば、作動液18がヒートパイプ3内で効率よく流れてヒートパイプ3の放熱効率が高くなるから、さらに放熱効果が高いヒートシンクを提供することができる。
この実施の形態においては、ヒートパイプ3の内パイプ16として断面多葉形状に形成されたものを使用した例を示した。しかしながら、本発明は、このような限定にとらわれることはない。内パイプ16の断面形状は、三角形や四角形など、適宜変更することができる。
(第2の実施の形態)
本発明に係るヒートシンクは、図6に示すように構成することができる。図6において、図1〜図5によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。図6に示すヒートシンク21は、請求項4に記載した発明を構成するものである。
図6に示すヒートシンク21は、複数のフィン22を備えている。これらのフィン22は、熱伝導率が高い材料からなる薄板によって形成されており、全てのヒートパイプ3が貫通する状態でこれらのヒートパイプ3に支持されている。複数のフィン22は、ヒートパイプ3の長手方向に所定の間隔をおいて並べられている。
この実施の形態によれば、ヒートパイプ3の放熱が複数のフィン22によって促進されるから、放熱効果がさらに高いヒートシンクを提供することができる。
(第3の実施の形態)
第1の孔の開口端を閉塞する栓部材は、図7に示すように形成することができる。図7において、図1〜図5によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。
図7に示す作動液貯留部9は、第1の孔7と、この第1の孔7の開口端を閉塞する栓部材23とによって形成されている。栓部材11は、受熱プレート2に螺着されたねじ部材によって構成されている。このねじ部材の螺合部分23aには、図示してはいないが、シール材が設けられている。
この実施の形態においては、第1の孔7の開口端をねじ部材からなる栓部材23によって簡単に閉塞することができる。
したがって、この実施の形態によれば、製造がより一層簡単なヒートシンクを提供することができる。
1…ヒートシンク、2…受熱プレート(受熱部材)、3…ヒートパイプ、5…発熱体、6…受熱面、7…第1の孔、7a…縦孔、7b…横孔、9…作動液貯留部、11,23…栓部材、13…第2の孔、15…外パイプ、16…内パイプ、17…作動液通路、18…作動液、22…フィン。

Claims (5)

  1. 発熱体に接触する受熱部材と、
    前記受熱部材に設けられた複数のヒートパイプとを備え、
    前記受熱部材には、
    前記発熱体と接触する受熱面と平行な方向に延びる複数の第1の孔によって形成された作動液貯留部と、
    前記受熱面と交差する方向に延び、前記作動液貯留部に接続された複数の第2の孔とが設けられ、
    前記ヒートパイプは、
    開口端が前記第2の孔に挿入されて前記受熱部材に気密に接続されかつ他端が閉塞された有底筒状の外パイプと、
    前記外パイプとの間に作動液通路が形成される状態で前記外パイプの中に挿入された筒状の内パイプとを含み、
    前記作動液貯留部と前記ヒートパイプの内部には作動液が充填されていることを特徴とするヒートシンク。
  2. 請求項1記載のヒートシンクにおいて、
    前記第1の孔は、前記受熱面と平行な第1の方向に延びる縦孔と、
    前記受熱面と平行な方向であって前記第1の方向とは交差する第2の方向に前記縦孔を貫通して延びる横孔とによって構成され、
    前記第2の孔は、前記縦孔と横孔とが交差する位置に設けられていることを特徴とするヒートシンク。
  3. 請求項1または請求項2記載のヒートシンクにおいて、
    前記内パイプの断面形状は非円形に形成され、
    前記内パイプは、前記外パイプの中に圧入されていることを特徴とするヒートシンク。
  4. 請求項1ないし請求項3のうちいずれか一つに記載のヒートシンクにおいて、
    前記複数のヒートパイプが貫通する薄板からなる複数のフィンをさらに備え、
    前記複数のフィンは、ヒートパイプの長手方向に所定の間隔をおいて並べられていることを特徴とするヒートシンク。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちいずれか一つに記載のヒートシンクにおいて、
    前記作動液貯留部は、第1の孔と、この第1の孔の開口端を閉塞する栓部材とによって形成され、
    前記栓部材は、前記受熱部材に螺着されたねじ部材によって構成されていることを特徴とするヒートシンク。
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