JP2018080876A - 熱交換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】放冷性能を向上させることのできる熱交換装置を提供する。
【解決手段】熱交換装置10は、ペルチェ素子30と、放冷部20とを備える。ペルチェ素子30は、電力の供給に基づき熱を吸収する吸熱面31、及び熱を発する放熱面32を有する。放冷部20は、吸熱面31に接触して設けられ、吸熱面31の吸熱作用に基づいて冷却されるとともに、空気との熱交換により空気を冷却する。放冷部20は、複数のチューブ21と、中空のタンク22,23と、を有する。チューブ21は、吸熱面31に直交する方向に延びるように配置され、冷熱を蓄える蓄冷剤25が内部に充填されるとともに、空気が外部を流れる。タンク22,23は、複数のチューブ21のそれぞれの端部に接続され、複数のチューブ21を互いに連通させる。
【選択図】図1
【解決手段】熱交換装置10は、ペルチェ素子30と、放冷部20とを備える。ペルチェ素子30は、電力の供給に基づき熱を吸収する吸熱面31、及び熱を発する放熱面32を有する。放冷部20は、吸熱面31に接触して設けられ、吸熱面31の吸熱作用に基づいて冷却されるとともに、空気との熱交換により空気を冷却する。放冷部20は、複数のチューブ21と、中空のタンク22,23と、を有する。チューブ21は、吸熱面31に直交する方向に延びるように配置され、冷熱を蓄える蓄冷剤25が内部に充填されるとともに、空気が外部を流れる。タンク22,23は、複数のチューブ21のそれぞれの端部に接続され、複数のチューブ21を互いに連通させる。
【選択図】図1
Description
本開示は、熱交換装置に関する。
従来、特許文献1に記載の熱交換装置がある。特許文献1に記載の熱交換装置は、ペルチェ効果を有する熱電素子と、蓄冷室と、吸熱フィンと、吸熱ファンとを備えている。蓄冷室は、熱電素子の吸熱面に接して配されている。蓄冷室の内部には水が充填されている。蓄冷室の内部に充填される水の熱が熱電素子により吸収されることにより、蓄冷室内に氷が生成される。吸熱フィンは、蓄冷室における熱電素子に接している外面とは反対側の面に接して配されている。吸熱ファンは、吸熱フィンに空気を送風する。吸熱フィンに送風される空気と、吸熱フィンとの間で熱交換が行われることにより、冷風が生成される。
ところで、特許文献1に記載の熱交換装置では、蓄冷室内の水が氷に相変化する際にその体積が増加するため、蓄冷室内の内部空間は、充填される水の体積よりも大きくする必要がある。この場合、蓄冷室内に氷が生成された際に、蓄冷室内には、その内部の氷と吸熱フィンとの間に位置するように空間が形成される可能性がある。蓄冷室内の氷と吸熱フィンとの間に空間が形成された場合、蓄冷室内の氷と吸熱フィンとの間で熱交換が行われ難くなるため、熱交換装置の放冷性能が著しく低下するおそれがある。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、放冷性能を向上させることのできる熱交換装置を提供することにある。
上記課題を解決する熱交換装置(10)は、ペルチェ素子(30)と、放冷部(20)と、を備える。ペルチェ素子は、電力の供給に基づき熱を吸収する吸熱面(31)、及び熱を発する放熱面(32)を有する。放冷部は、吸熱面に接触して設けられ、吸熱面の吸熱作用に基づいて冷却されるとともに、被冷却流体との熱交換により被冷却流体を冷却する。放冷部は、複数のチューブ(21)と、中空のタンク(22,23)と、を有する。チューブは、吸熱面に直交する方向に延びるように配置され、冷熱を蓄える蓄冷剤(25)が内部に充填されるとともに、被冷却流体が外部を流れる。タンクは、複数のチューブのそれぞれの端部に接続され、複数のチューブを互いに連通させる。
この構成によれば、チューブ内の蓄冷剤の体積変化に対応する空間的なバッファとしてタンクの内部空間を利用することができるため、チューブの内部に蓄冷剤を十分に充填することができる。結果的に、チューブと蓄冷剤との間に空間が形成され難くなるため、チューブの外部を流れる被冷却流体と蓄冷剤との間で熱交換が行われ易くなる。よって、熱交換装置の放冷性能を向上させることができる。
なお、上記手段、及び特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本開示によれば、放冷性能を向上させることのできる熱交換装置を提供できる。
以下、熱交換装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
図1に示されるように、本実施形態の熱交換装置10は、放冷部20と、ペルチェ素子30と、放熱フィン40とを備えている。図1において、矢印z1で示される方向は鉛直方向上方を示し、矢印z2で示される方向は鉛直方向下方を示している。
図1に示されるように、本実施形態の熱交換装置10は、放冷部20と、ペルチェ素子30と、放熱フィン40とを備えている。図1において、矢印z1で示される方向は鉛直方向上方を示し、矢印z2で示される方向は鉛直方向下方を示している。
ペルチェ素子30は、放冷部20と放熱フィン40との間に配置されている。ペルチェ素子30は、平板状に形成されている。ペルチェ素子30は、放冷部20に接触する吸熱面31と、放熱フィン40に接触する放熱面32とを有している。ペルチェ素子30において、吸熱面31は鉛直方向上方z1を向いており、放熱面32は鉛直方向下方z2を向いている。ペルチェ素子30は、電力の供給に基づいて、ペルチェ効果により吸熱面31から熱を吸収するとともに、その吸収した熱量に応じた熱を放熱面32に発生させる。
放熱フィン40は、くしば状に形成されており、鉛直方向下方z2に延びる複数の歯部41を有している。隣り合う歯部41,41の隙間には、図示しない放熱ファンにより送風される空気が通過する。放熱フィン40には、ペルチェ素子30の放熱面32に発生する熱が伝達される。放熱フィン40は、歯部41,41の間を通過する空気と熱交換を行うことにより、ペルチェ素子30の放熱面32から伝達される熱を空気に放散する。
放冷部20は、ペルチェ素子30の吸熱面31の吸熱作用に基づいて冷却される。放冷部20は、図示しない放冷ファンにより送風される空気を被冷却流体として、この空気との熱交換により空気を冷却する。放冷部20は、複数のチューブ21と、第1タンク22と、第2タンク23と、複数のアウターフィン24と、蓄冷剤25とを有している。
チューブ21は、鉛直方向上方z1に延びるように、すなわちペルチェ素子30の吸熱面31に直交する方向に延びるように配置されている。チューブ21は、円筒状の部材からなる。図1及び図2に示されるように、チューブ21は、鉛直方向z1,z2に直交する2軸方向x,yに等間隔に複数並べて配置されている。なお、図2では、放熱フィン40の図示が省略されている。隣り合うチューブ21,21の間の隙間には、図示しない放冷ファンにより送風される空気が通過する。
図1に示されるように、第1タンク22は、複数のチューブ21のそれぞれの両端部のうち、ペルチェ素子30に近い下端部210に設けられている。図1及び図2に示されるように、第1タンク22は、中空箱状に形成されている。第1タンク22において鉛直方向下方z2に位置する底壁部220の外面は、接着剤を用いた接着等により、ペルチェ素子30の吸熱面31に面接触した状態で接合されている。第1タンク22において鉛直方向上方z1の上壁部221には、複数のチューブ21のそれぞれの下端部210が接続されている。複数のチューブ21のそれぞれの下端部210は、第1タンク22の上壁部221を貫通して第1タンク22の内部空間222に突出している。これにより、第1タンク22の内部空間222は、複数のチューブ21のそれぞれの内部通路212に連通されている。なお、複数のチューブ21のそれぞれの下端部210は、その拡管により第1タンク22に組み付けられるとともに、ろう付けにより第1タンク22に接合されている。
第2タンク23は、複数のチューブ21のそれぞれの両端部のうち、ペルチェ素子30から離れている上端部211に設けられている。図1及び図2に示されるように、第2タンク23は、中空箱状に形成されている。第2タンク23において鉛直方向下方z2に配置される底壁部230の外面には、複数のチューブ21の上端部211が接続されている。複数のチューブ21のそれぞれの上端部211は、第2タンク23の底壁部230を貫通して第2タンク23の内部空間231に突出している。これにより、第2タンク23の内部空間231は、複数のチューブ21のそれぞれの内部通路212に連通されている。なお、複数のチューブ21のそれぞれの上端部211は、その拡管により第2タンク23に組み付けられるとともに、ろう付けにより第2タンク23に接合されている。図2に示されるように、第2タンク23には、チューブ21及び第1タンク22に蓄冷剤を充填するための充填口232が設けられている。
図1に示されるように、アウターフィン24は、複数のチューブ21のそれぞれの外面に設けられている。図2に示されるように、アウターフィン24は、平板状に形成されている。図1に示されるように、アウターフィン24には、複数のチューブ21のそれぞれの位置に対応して、鉛直方向下方z2に延びる円筒状の挿入部240が複数形成されている。複数の挿入部240に複数のチューブ21がそれぞれ挿入されることにより、チューブ21に対してアウターフィン24が組み付けられている。アウターフィン24及びチューブ21は、ろう付け等により互いに接合されている。図1及び図2に示されるように、アウターフィン24は積層配置されている。アウターフィン24の挿入部240の先端部が、隣り合うアウターフィン24に接触することにより、鉛直方向z1,z2に隣り合うアウターフィン24,24の間に隙間が形成されている。
図1に示されるように、蓄冷剤25は、複数のチューブ21のそれぞれの内部通路212、及び第1タンク22の内部空間222に充填されている。蓄冷剤25は、ペルチェ素子30の吸熱面31の吸熱作用に基づいて冷却されることにより、液体又はゲルから固体へと相変化する。蓄冷剤25は、20[℃]から60[℃]に融点を有する素材や、水等を用いることができる。蓄冷剤25は、固体に相変化することにより、冷熱を蓄えた状態となる。また、チューブ21の外部を通過する空気と蓄冷剤25との間の熱交換により蓄冷剤25が熱を吸収して蓄冷剤25の温度が上昇すると、蓄冷剤25は、固体から液体又はゲルへと相変化する。
第2タンク23の内部には、蓄冷剤25が充填されていない空間が存在する。この空間は、蓄冷剤25が液体又はゲルから固体へと相変化する際の蓄冷剤25の体積変化に対応する空間的なバッファとして機能する。
なお、蓄冷剤25は、図2に示される第2タンク23の充填口232から第2タンク23の内部空間231を介して複数のチューブ21の内部通路212及び第1タンク22の内部空間222に充填される。複数のチューブ21の内部通路212及び第1タンク22の内部空間222に蓄冷剤25が充填された後、第2タンク23の充填口232は閉塞される。
なお、蓄冷剤25は、図2に示される第2タンク23の充填口232から第2タンク23の内部空間231を介して複数のチューブ21の内部通路212及び第1タンク22の内部空間222に充填される。複数のチューブ21の内部通路212及び第1タンク22の内部空間222に蓄冷剤25が充填された後、第2タンク23の充填口232は閉塞される。
次に、本実施形態の熱交換装置10の動作例について説明する。
熱交換装置10では、ペルチェ素子30に電力が供給されると、ペルチェ素子30の吸熱面31から熱が吸収される。これにより、チューブ21及び第1タンク22のそれぞれの熱がペルチェ素子30の吸熱面31から吸収されて、蓄冷剤25が冷却される。この状態が所定時間継続されることにより、蓄冷剤25が液体又はゲルから固体へと相変化し、蓄冷剤25に冷熱が蓄えられた状態となる。
熱交換装置10では、ペルチェ素子30に電力が供給されると、ペルチェ素子30の吸熱面31から熱が吸収される。これにより、チューブ21及び第1タンク22のそれぞれの熱がペルチェ素子30の吸熱面31から吸収されて、蓄冷剤25が冷却される。この状態が所定時間継続されることにより、蓄冷剤25が液体又はゲルから固体へと相変化し、蓄冷剤25に冷熱が蓄えられた状態となる。
また、ペルチェ素子30に電力が供給されている際、ペルチェ素子30の吸熱面31により吸収された熱量に応じた熱が放熱面32に発生する。この放熱面32に発生する熱は、放熱フィン40に伝達される。この際、放熱ファンにより送風される空気と放熱フィン40との間で熱交換が行われることにより、ペルチェ素子30の放熱面32から放熱フィン40に伝達された熱が、放熱ファンにより送風される空気に放散される。
熱交換装置10は、このようにして蓄冷剤25に冷熱を蓄えた後、所定のタイミングで冷風を送風する。具体的には、熱交換装置10は、冷風を送風する際には、放冷ファンにより放冷部20に空気を送風する。この空気が放冷部20のアウターフィン24,24間の隙間を通過する際、アウターフィン24及びチューブ21を介して蓄冷剤25が空気の熱を吸収することにより、空気が冷却される。すなわち、冷風が生成される。
以上説明した本実施形態の熱交換装置10によれば、以下の(1)〜(5)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)チューブ21内の蓄冷剤25の体積変化に対応する空間的なバッファとして第2タンク23の内部空間231を利用することができるため、チューブ21の内部に蓄冷剤25を十分に充填することができる。結果的に、チューブ21と蓄冷剤25との間に空間が形成され難くなるため、チューブ21の外部を流れる空気と蓄冷剤25との間で熱交換が行われ易くなる。よって、熱交換装置10の放冷性能を向上させることができる。
(1)チューブ21内の蓄冷剤25の体積変化に対応する空間的なバッファとして第2タンク23の内部空間231を利用することができるため、チューブ21の内部に蓄冷剤25を十分に充填することができる。結果的に、チューブ21と蓄冷剤25との間に空間が形成され難くなるため、チューブ21の外部を流れる空気と蓄冷剤25との間で熱交換が行われ易くなる。よって、熱交換装置10の放冷性能を向上させることができる。
(2)仮に第2タンク23が存在しない場合、チューブ21内に空間的なバッファを形成する必要があるため、チューブ21の全長を長くせざるを得なくなる。これは、熱交換装置10の大型化を招く要因となる。これに対し、本実施形態の熱交換装置10のように、チューブ21の端部に、空間的なバッファとして機能させることの可能な第2タンク23が設けられていれば、チューブ21に空間的なバッファが不要な分だけチューブ21の全長を短くすることができる。したがって、熱交換装置10を小型化することができる。
(3)チューブ21及びアウターフィン24のそれぞれの構造は、汎用的な熱交換装置に搭載されるチューブ及びアウターフィンの構造と同一である。したがって、汎用的な熱交換装置に用いられるチューブ及びアウターフィンを本実施形態の熱交換装置10に利用することが可能であるため、部品構成費を低減することができる。
(4)第2タンク23に設けられた充填口232から蓄冷剤25を供給することで、全てのチューブ21及び第1タンク22に蓄冷剤25を同時に充填させることができる。これにより、複数のチューブ21のそれぞれに蓄冷剤25を個別に充填する作業が不要となるため、熱交換装置10の製造工数を低減することができる。
(5)熱交換装置10は、複数のチューブ21の下端部210に接続される第1タンク22と、複数のチューブ21の上端部211に接続される第2タンク23とを有している。これにより、チューブ21内の蓄冷剤25の体積変化に対応する空間的なバッファとして第2タンク23の内部空間231を利用することができる。また、第1タンク22の内部空間222に蓄冷剤25が充填されることにより、ペルチェ素子30の吸熱面31に対する蓄冷剤25の伝熱面積を増加させることができるため、蓄冷剤25の蓄冷性能を向上させることができる。
なお、上記実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・図3に示されるように、熱交換装置10は、第1タンク22に代えて、ベース部材26を備えるものであってもよい。ベース部材26は、板状に形成されている。ベース部材26において鉛直方向下方z2に位置する底面260は、ペルチェ素子30の吸熱面31に接合されている。ベース部材26において鉛直方向上方z1に位置する上面261には、複数のチューブ21のそれぞれの下端部210が接合されている。複数のチューブ21のそれぞれの下端部210の開口部は、ベース部材26により閉塞されている。このような構成であっても、上記実施形態の(1)〜(4)に示される作用及び効果を得ることが可能である。
・図3に示されるように、熱交換装置10は、第1タンク22に代えて、ベース部材26を備えるものであってもよい。ベース部材26は、板状に形成されている。ベース部材26において鉛直方向下方z2に位置する底面260は、ペルチェ素子30の吸熱面31に接合されている。ベース部材26において鉛直方向上方z1に位置する上面261には、複数のチューブ21のそれぞれの下端部210が接合されている。複数のチューブ21のそれぞれの下端部210の開口部は、ベース部材26により閉塞されている。このような構成であっても、上記実施形態の(1)〜(4)に示される作用及び効果を得ることが可能である。
・図4に示されるように、第1タンク22の内部空間222にタンク用インナーフィン27を設けてもよい。インナーフィン27は、第1タンク22の底壁部220の内面及び上壁部221の内面に接触するように波状に形成されている。このような構成によれば、ペルチェ素子30の吸熱面31により第1タンク22の熱が吸収された際、第1タンク22を介してインナーフィン27の熱も吸収されるため、第1タンク22の内部空間222に充填された蓄冷剤25が冷却され易くなる。よって、蓄冷剤25の蓄冷性能を向上させることができる。
・図5に示されるように、複数のチューブ21のそれぞれの内部通路212にチューブ用インナーフィン28を設けてもよい。インナーフィン28は、第1タンク22の底壁部220の内面からチューブ21の内部通路212に延びるように形成されている。このような構成によれば、ペルチェ素子30の吸熱面31により第1タンク22の熱が吸収された際、第1タンク22を介してインナーフィン28の熱も吸収されるため、チューブ21の内部通路212に充填された蓄冷剤25が冷却され易くなる。よって、蓄冷剤25の蓄冷性能を向上させることができる。
・アウターフィン24の形状は適宜変更可能である。例えば図6に示されるように、アウターフィン24はコルゲートフィンであってもよい。なお、図6では、放熱フィン40の図示が省略されている。
・上記実施形態及び変形例の熱交換装置10は、放熱フィン40を有していない構造であってもよい。
・上記実施形態及び変形例の熱交換装置10は、放熱フィン40を有していない構造であってもよい。
・上記実施形態及び変形例の熱交換装置10により冷却される被冷却流体としては、空気に限らず、任意の流体を用いることができる。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
10:熱交換装置
20:放冷部
21:チューブ
22:第1タンク
23:第2タンク
24:アウターフィン
25:蓄冷剤
27:タンク用インナーフィン
28:チューブ用インナーフィン
30:ペルチェ素子
31:吸熱面
32:放熱面
20:放冷部
21:チューブ
22:第1タンク
23:第2タンク
24:アウターフィン
25:蓄冷剤
27:タンク用インナーフィン
28:チューブ用インナーフィン
30:ペルチェ素子
31:吸熱面
32:放熱面
Claims (5)
- 電力の供給に基づき熱を吸収する吸熱面(31)、及び熱を発する放熱面(32)を有するペルチェ素子(30)と、
前記吸熱面に接触して設けられ、前記吸熱面の吸熱作用に基づいて冷却されるとともに、被冷却流体との熱交換により前記被冷却流体を冷却する放冷部(20)と、を備え、
前記放冷部は、
前記吸熱面に直交する方向に延びるように配置され、冷熱を蓄える蓄冷剤(25)が内部に充填されるとともに、前記被冷却流体が外部を流れる複数のチューブ(21)と、
複数の前記チューブのそれぞれの端部に接続され、複数の前記チューブを互いに連通させる中空のタンク(22,23)と、を有する
熱交換装置。 - 前記タンクは、
複数の前記チューブのそれぞれの両端部のうち前記ペルチェ素子に近い端部に接続される第1タンク(22)と、
複数の前記チューブのそれぞれの両端部のうち前記ペルチェ素子から離れている端部に接続される第2タンク(23)と、からなる
請求項1に記載の熱交換装置。 - 前記第1タンクの内部に配置されるタンク用インナーフィン(27)を更に備える
請求項2に記載の熱交換装置。 - 複数の前記チューブの内部にそれぞれ配置されるチューブ用インナーフィン(28)を更に備える
請求項1〜3のいずれか一項に記載の熱交換装置。 - 複数の前記チューブの外面に設けられるアウターフィン(24)を更に備える
請求項1〜4のいずれか一項に記載の熱交換装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20210001120U (ko) * | 2019-11-15 | 2021-05-25 | 장윤희 | 휴대용 쿨러 |
CN113001850A (zh) * | 2021-02-20 | 2021-06-22 | 扬州苏伟新材料科技有限公司 | 一种聚酰亚胺薄膜流涎机高温废气冷热交换装置 |
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2016
- 2016-11-16 JP JP2016223032A patent/JP2018080876A/ja active Pending
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KR200494998Y1 (ko) | 2019-11-15 | 2022-02-14 | 장윤희 | 휴대용 쿨러 |
CN113001850A (zh) * | 2021-02-20 | 2021-06-22 | 扬州苏伟新材料科技有限公司 | 一种聚酰亚胺薄膜流涎机高温废气冷热交换装置 |
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