JP2015167719A - 画像処理装置、画像撮影システム及び画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像撮影システム及び画像処理プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015167719A
JP2015167719A JP2014044982A JP2014044982A JP2015167719A JP 2015167719 A JP2015167719 A JP 2015167719A JP 2014044982 A JP2014044982 A JP 2014044982A JP 2014044982 A JP2014044982 A JP 2014044982A JP 2015167719 A JP2015167719 A JP 2015167719A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
parameter
parameter value
image processing
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014044982A
Other languages
English (en)
Inventor
藤原 浩一
Koichi Fujiwara
浩一 藤原
遠山 修
Osamu Toyama
修 遠山
宏 大和
Hiroshi Yamato
宏 大和
謙太 嶋村
Kenta Shimamura
謙太 嶋村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2014044982A priority Critical patent/JP2015167719A/ja
Publication of JP2015167719A publication Critical patent/JP2015167719A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

【課題】少ない手間で画像処理に適用されるパラメーターを適切に設定する。【解決手段】医用動画像が取得される。医用動画像は、体内の構造物を撮影することにより得られ、第1のフレーム画像及び第2のフレーム画像を有する。第1のパラメーターが取得される。第1のパラメーター値を適用して第1のフレーム画像に画像処理が行われる。第2のパラメーター値が第1のパラメーター値から導出される。第2のパラメーター値は、一般的には、第1のパラメーター値と異なる。第2のパラメーター値を適用して第2のフレーム画像に画像処理が行われる。【選択図】図1

Description

本発明は、体内の構造物を撮影することにより得られる医用動画像の処理に関する。
胸部X線動画像の撮影においては、例えば、X線管によりX線が発生させられ、発生させられたX線が人体を透過させられ、人体を透過させられたX線が平面X線検出器(FPD)により検出される。胸部X線動画像は、例えば、医師による診断を支援するために撮影される。着目する構造物を視認しやすくする、着目する構造物を抽出しやすくする等の目的で、胸部X線動画像に画像処理が行われる場合もある。
特許文献1に記載された技術においては、処理対象画像の画素ブロックと参照画像の画素ブロックとの類似度が求められ、類似度からフィルター係数が求められ、フィルター係数にしたがって処理対象画像と参照画像とが重み付け加算される。
特開2013−126530号公報
胸部X線動画像は、多数のフレーム画像を有する。このため、胸部X線動画像に画像処理が行われる場合は、画像処理に適用されるパラメーターが多数のフレーム画像の各々に設定される。しかし、多数のフレーム画像の各々に個別のパラメーターを指定することは面倒な作業である。一方で、多数のフレーム画像の各々に同じパラメーターが設定された場合は、画像処理が適切に行われない。心臓、肺等の動きにより、適切なパラメーターがフレーム画像ごとに異なるためである。
この問題は、X線撮影以外により医用動画像が撮影される場合にも生じる。
本発明は、この問題を解決するためになされる。本発明の目的は、少ない手間で画像処理に適用されるパラメーターを適切に設定することである。
医用動画像が取得される。医用動画像は、体内の構造物を撮影することにより得られ、第1のフレーム画像及び第2のフレーム画像を有する。第1のパラメーターが取得される。第1のパラメーター値を適用して第1のフレーム画像に画像処理が行われる。第2のパラメーター値が第1のパラメーター値から導出される。第2のパラメーター値は、一般的には、第1のパラメーター値と異なる。第2のパラメーター値を適用して第2のフレーム画像に画像処理が行われる。
少ない手間で画像処理に適用されるパラメーターが適切に設定される。
これらの及びこれら以外の本発明の目的、特徴、局面及び利点は、添付図面とともに考慮されたときに下記の本発明の詳細な説明によってより明白となる。
画像撮影システムのブロック図である。 画像処理の内容を示す模式図である。 被補正領域の設定例を示す模式図である。 手動補正前のフレーム画像についてのヒストグラムの例を示す模式図である。 自動補正前のフレーム画像についてのヒストグラムの例を示す模式図である。 手動補正後のフレーム画像についてのヒストグラムの例を示す模式図である。 自動補正後のフレーム画像についてのヒストグラムの例を示す模式図である。 画像処理の内容を示す模式図である。 画像処理の内容を示す模式図である。 下画素値の導出例を示す模式図である。 コンピューターのブロック図である。
(1)画像撮影システム
図1のブロック図は、画像撮影システムの模式図である。
図1に示される画像撮影システム1000は、撮影装置1010及び画像処理装置1011を備える。
撮影装置1010は、X線撮影により医用動画像を生成する。撮影装置1010は、X線管によりX線を発生し、発生したX線に人体を透過させ、人体を透過したX線を平面X線検出器(FPD)により検出する。これにより、撮影装置1010は、人の体内の構造物を撮影し、人の体内の構造物を描写したフレーム画像を生成する。撮影装置1010は、2回以上の撮影を行い、2個以上のフレーム画像を有する医用動画像を生成する。医用動画像は、2次元動画像であり、デジタルデータである。撮影装置1010がX線撮影以外により医用動画像を生成してもよい。例えば、撮影装置1010が超音波撮影、核磁気共鳴画像法(MRI)、コンピューター断層撮影(CT)等により医用動画像を生成してもよい。撮影装置1010が人以外の動物の体内の構造物を撮影してもよい。医用動画像が3次元動画像であってもよい。画像処理装置1011は、動きに応じてX線透過量が変化する構造物が撮影された医用動画像の画像処理に適する。例えば、画像処理装置1011は、肺及び心臓の両方又は片方が撮影された医用動画像の画像処理に適する。しかし、肺及び心臓以外の構造物を撮影した医用動画像を画像処理装置1011が処理してもよい。
(2)画像処理
図2の模式図は、画像処理の内容を示す。
図2に示される画像処理においては、n個のフレーム画像Img(1),・・・,Img(n)のうちの1個のフレーム画像Img(i)に手動のオフセット/ゲイン補正(手動補正)が行われ、n個以上のフレーム画像のうちの残余のn-1個のフレーム画像Img(j)(j=1,・・・,i-1,i+1,・・・,n)の各々に自動のオフセット/ゲイン補正(自動補正)が行われる。
オフセット/ゲイン補正以外の階調変換が行われてもよい。例えば、ガンマ補正が行われてもよい。階調変換以外の画像処理が行われてもよい。例えば、シャープニング等が行われてもよい。
画像処理においては、手動補正に適用される下画素値L(i)から自動補正に適用される下画素値L(j)(j=1,・・・,i-1,i+1,・・・,n)が導出され、手動補正に適用される上画素値U(i)から自動補正に適用される上画素値U(j)(j=1,・・・,i-1,i+1,・・・,n)が導出される。
オフセット/ゲイン補正に適用されるパラメーターが下画素値及び上画素値以外であってもよい。例えば、オフセット/ゲイン補正に適用されるパラメーターがオフセット値、ゲイン値等であってもよい。一般的に言って、画像処理に適用されるパラメーターは、画像処理の結果に影響を与える処理条件を指定する。画像処理がガンマ補正である場合はガンマ補正に適用されるパラメーターはガンマ値等である。画像処理がシャープニングである場合はシャープニングに適用されるパラメーターは強度、半径、閾値等である。
(3)画像処理装置
画像処理装置1011は、撮影装置1010により撮影された医用動画像を取得し、取得した医用動画像に画像処理を行う。
画像処理装置1011は、取得部1020、手動設定部1021、自動設定部1022、パラメーター取得部1023、パラメーター導出部1024、手動補正部1025、自動補正部1026等を備える。
取得部1020は、通信を行い、撮影装置1010から直接的に又は撮影装置1010から画像サーバー等の撮影装置1010以外の装置を経由して医用動画像を取得する。医用動画像が記録された光ディスク等の記録媒体を読み取ることにより取得部1020が医用動画像を取得してもよい。
手動設定部1021は、操作者の操作を検出し、当該操作に従って手動補正が行われるフレーム画像Img(i)に被補正領域を設定する。被補正領域は、着目する構造物を描写した像を含むように設定される。例えば、横隔膜に着目する場合は、図3の模式図に示されるように、横隔膜を描写した像を含む矩形状の被補正領域1030がフレーム画像Img(i)に設定される。被補正領域が矩形状でなくてもよい。例えば、被補正領域が円形状、楕円形状等であってもよい。着目する構造物を描写した像が画像処理により抽出され、抽出された像を含むように被補正領域が設定されてもよい。被補正領域が設定されず、フレーム画像Img(i)の全体に手動補正が行われてもよい。
自動設定部1022は、フレーム画像Img(i)に設定される被補正領域に含まれる像に対応する像を含むように自動補正が行われるフレーム画像Img(j)(j=1,・・・,i-1,i+1,・・・,n)の各々に被補正領域を設定する。フレーム画像Img(j)(j=1,・・・,i-1,i+1,・・・,n)の各々に設定される被補正領域は、フレーム画像Img(i)に設定される被補正領域をトラッキングすることにより設定されてもよいし、フレーム画像Img(i)に設定される被補正領域に描画されている画像をテンプレート画像とするテンプレートマッチングにより設定されてもよい。フレーム画像Img(j)(j=1,・・・,i-1,i+1,・・・,n)の全部について着目する構造物を描写した像がフレーム画像Img(j)に設定される被補正領域に含まれる場合は、フレーム画像Img(j)に設定される被補正領域の位置がフレーム画像Img(i)に設定される被補正領域の位置と一致させられてもよい。フレーム画像Img(i)に被補正領域が設定されない場合は、フレーム画像Img(j)(j=1,・・・,i-1,i+1,・・・,n)の各々にも被補正領域が設定されず、フレーム画像Img(j)(j=1,・・・,i-1,i+1,・・・,n)の各々の全体に自動補正が行われる。
フレーム画像Img(i)に被補正領域が設定され、その後にフレーム画像Img(j)(j=1,・・・,i-1,i+1,・・・,n)の各々に被補正領域が設定される。これが望ましいのは、手動補正に適用される下画素値L(i)及び上画素値U(i)は、フレーム画像Img(i)に設定される被補正領域に着目して決定されることが多いからである。
パラメーター取得部1023は、操作者の操作を検出し、当該操作に従って手動補正に適用される下画素値L(i)及び上画素値U(i)を取得する。下画素値L(i)及び上画素値U(i)は、着目する構造物を描写した像を視認しやすくなるように決定される。着目する構造物を描写した像を画像処理で抽出しやすくなるように下画素値L(i)及び上画素値U(i)が決定されてもよい。
パラメーター導出部1024は、下画素値L(i)から自動補正に適用される下画素値L(j)(j=1,・・・,i-1,i+1,・・・,n)を導出し、上画素値U(i)から自動補正に適用される上画素値U(j)(j=1,・・・,i-1,i+1,・・・,n)を導出する。下画素値L(j)(j=1,・・・,i-1,i+1,・・・,n)の各々は、偶然の一致はありえるが、一般的には下画素値L(i)と異なる。上画素値U(j)(j=1,・・・,i-1,i+1,・・・,n)の各々は、偶然の一致はありうるが、一般的には上画素値U(i)と異なる。これにより、手動補正に適用される下画素値L(i)及び上画素値U(i)を設定するだけで下画素値L(1),・・・,L(n)及び上画素値U(1),・・・,U(n)が適切に設定される。
下画素値L(j)が導出される場合は、フレーム画像Img(i)についてヒストグラムが作成され、フレーム画像Img(j)についてもヒストグラムが作成される。ヒストグラムにおいては、画素値が階級であり、画素数が度数である。下画素値L(j)は、フレーム画像Img(i)についてのヒストグラムの特徴点と下画素値L(i)との関係が、フレーム画像Img(j)についてのヒストグラムの特徴点及び下画素値L(j)において再現されるように導出される。上画素値U(j)も、フレーム画像Img(i)についてのヒストグラムの特徴点と上画素値U(i)との関係が、フレーム画像Img(j)についてのヒストグラムの特徴点及び上画素値U(j)において再現されるように導出される。
図4の模式図及び図5の模式図の各々は、フレーム画像についてのヒストグラムの例を示す。図4に示されるヒストグラムは、手動補正前のフレーム画像Img(i)についてのものである。図5に示されるヒストグラムは、自動補正前のフレーム画像Img(j)についてのものである。
図4に示されるようにフレーム画像Img(i)についてのヒストグラムの特徴点である画素数が0でない最も小さい画素値に下画素値L(i)が一致する場合は、図5に示されるようにフレーム画像Img(j)についてのヒストグラムの特徴点である画素数が0でない最も小さい画素値に下画素値L(j)が一致するように下画素値L(j)が導出される。これにより、フレーム画像Img(i)についてのヒストグラムの特徴点に下画素値L(i)が一致するという関係が、フレーム画像Img(j)についてのヒストグラムの特徴点及び下画素値L(j)において再現される。また、図4に示されるようにフレーム画像Img(i)についてのヒストグラムの特徴点である画素数が極小となる画素値に上画素値U(i)が一致する場合は、図5に示されるようにフレーム画像Img(j)についてのヒストグラムの特徴点である画素数が極小になる画素値に上画素値U(j)が一致するように上画素値U(j)が導出される。これにより、フレーム画像Img(i)についてのヒストグラムの特徴点に上画素値U(i)が一致するという関係が、フレーム画像Img(j)についてのヒストグラムの特徴点及び上画素値U(j)において再現される。
特徴点と画素値との関係は、一致することでなくてもよい。例えば、特徴点と画素値との関係が特徴点と画素値との画素値差が基準範囲内であることであってもよい。
図6の模式図及び図7の模式図の各々は、フレーム画像についてのヒストグラムの例を示す。図6に示されるヒストグラムは、手動補正後のフレーム画像Img'(i)についてのものである。図7に示されるヒストグラムは、自動補正後のフレーム画像Img'(j)についてのものである。
手動補正部1025は、フレーム画像Img(i)における下画素値L(i)がフレーム画像Img'(i)における最小画素値MINとなり、フレーム画像Img(i)における上画素値U(i)がフレーム画像Img'(i)における最大画素値MAXとなるように、オフセット補正及びゲイン補正の両方又は片方を行う。
自動補正部1026は、フレーム画像Img(j)(j=1,・・・,i-1,i+1,・・・,n)の各々について、フレーム画像Img(j)における下画素値L(j)がフレーム画像Img'(j)における最小画素値MINとなり、フレーム画像Img(j)における上画素値U(j)がフレーム画像Img'(j)における最大画素値MAXとなるように、オフセット補正及びゲイン補正の両方又は片方を行う。
これにより、フレーム画像Img(1),・・・,Img(n)の変化を追うことや一のフレーム画像と他のフレーム画像とを対比することが容易になる。
(4)2個以上のフレーム画像の手動補正(その1)
図8の模式図は、画像処理の内容を示す。図8は、n個のフレーム画像Img(1),・・・,Img(n)のうちの連続する2個のフレーム画像Img(i)及びImg(i+1)の各々に手動補正が行われ、n個のフレーム画像Img(1),・・・,Img(n)のうちの残余のn-2個のフレーム画像Img(j)(j=1,・・・,i-1,i+2,・・・,n)の各々に自動補正が行われる場合を示す。
2個のフレーム画像Img(i)及びImg(i+1)の各々に手動補正が行われる場合は、パラメーター取得部1023は、フレーム画像Img(i)に行われる手動補正に適用される下画素値L(i)及び上画素値U(i)を取得し、フレーム画像Img(i+1)に行われる手動補正に適用される下画素値L(i+1)及び上画素値U(i+1)を取得する。これにより、2個の下画素値L(i)及びL(i+1)が取得され、2個の上画素値U(i)及びU(i+1)が取得される。
パラメーター導出部1024は、2個の下画素値L(i)及びL(i+1)から自動補正に適用される下画素値L(j)(j=1,・・・,i-1,i+2,・・・,n)を導出し、2個の上画素値U(i)及びU(i+1)から自動補正に適用される上画素値U(j)(j=1,・・・,i-1,i+1,・・・,n)を導出する。下画素値L(j)及び上画素値U(j)が導出される場合は、フレーム画像Img(i)及びImg(i+1)の各々についてヒストグラムが作成され2個のヒストグラムが作成され、フレーム画像Img(j)についてヒストグラムが作成される。2個の下画素値L(i)及びL(i+1)が平均化され、2個の上画素値U(i)及びU(i+1)が平均化され、2個のヒストグラムが平均化される。これにより、平均化された下画素値、平均化された上画素値及び平均化されたヒストグラムが得られる。下画素値L(j)は、平均化されたヒストグラムの特徴点と平均化された下画素値との関係が、フレーム画像Img(j)についてのヒストグラムの特徴点及び下画素値L(j)において再現されるように導出される。上画素値U(j)も、平均化されたヒストグラムの特徴点と平均化された上画素値との関係が、フレーム画像Img(j)についてのヒストグラムの特徴点及び上画素値U(j)において再現されるように導出される。
3個以上のフレーム画像に手動補正が行われてもよく、手動補正が行われるフレーム画像が連続していなくてもよい。
2個以上のフレーム画像の各々に被補正領域が設定され手動補正が行われる場合は、手動補正が行われるフレーム画像に設定された被補正領域の位置を補間又は外挿することにより自動補正が行われるフレーム画像に設定される被補正領域の位置が決定されてもよい。位置に代えて又は位置に加えて形状が補間されてもよい。
(5)2個以上のフレーム画像への手動補正(その2)
図9の模式図は、画像処理の内容を示す。図9は、n個のフレーム画像Img(1),・・・,Img(n)のうちの連続しない2個のフレーム画像Img(i)及びImg(i+3)の各々に手動補正が行われ、n個のフレーム画像Img(1),・・・,Img(n)のうちの残余のn-2個のフレーム画像Img(j)(j=1,・・・,i-1,i+1,i+2,i+4,・・・,n)の各々に自動補正が行われる場合を示す。
2個のフレーム画像Img(i)及びImg(i+3)に手動補正が行われる場合は、パラメーター取得部1023は、フレーム画像Img(i)に行われる手動補正に適用される下画素値L(i)及び上画素値U(i)を取得し、フレーム画像Img(i+3)に行われる手動補正に適用される下画素値L(i+3)及び上画素値U(i+3)を取得する。これにより、2個の下画素値L(i)及びL(i+3)が取得され、2個の上画素値U(i)及びU(i+3)が取得される。
パラメーター導出部1024は、2個の下画素値L(i)及びL(i+3)から自動補正に適用される下画素値L(j)(j=1,・・・,i-1,i+1,i+2,i+4,・・・,n)を導出し、2個の上画素値U(i)及びU(i+3)から自動補正に適用される上画素値U(j)(j=1,・・・,i-1,i+1,i+2,i+4,・・・,n)を導出する。フレーム画像Img(i)とフレーム画像Img(i+3)との間に撮影されたフレーム画像Img(j)(j=1+1,i+2)の各々に行われる自動補正に適用される下画素値L(j)及び上画素値U(j)が導出される場合は、2個の下画素値L(i)及びL(i+3)を補間することにより下画素値L(j)が導出され、2個の上画素値U(i)及びU(i+3)を補間することにより上画素値U(j)が導出される。フレーム画像Img(i)とフレーム画像Img(i+3)との間に撮影されていないフレーム画像Img(j)(j=1,・・・,i-1,1+4・・・,n)に行われる自動補正に適用される下画素値L(j)及び上画素値U(j)が導出される場合は、2個の下画素値L(i)及びL(i+3)を外挿することにより下画素値L(j)が導出され、2個の上画素値U(i)及びU(i+3)を外挿することにより上画素値L(j)が導出される。
手動補正が行われるフレーム画像の間に撮影されるフレーム画像の数が2個から増減されてもよい。手動補正が行われるフレーム画像が2個から増加させられてよい。補間は、線形補間であってもよいし、非線形補間であってもよい。外挿も、線形外挿であってもよいし、非線形外挿であってもよい。
図10の模式図は、画像処理に適用される下画素値の導出例を示す。図10は、手動補正に適用される下画素値L(1),L(3)及びL(6)から自動補正に適用される下画素値L(2),L(4),L(5),L(7),L(8)及びL(9)を下画素値の周期的な変化を利用して導出する場合を示す。
図10に示される導出においては、パラメーター導出部1024は、下画素値L(1),L(3)及びL(6)から下画素値の周期的な変化Lを推定し、下画素値が推定した周期的な変化Lをすると仮定して下画素値L(2),L(4),L(5),L(7),L(8)及びL(9)を導出する。手動補正が行われるフレーム画像の数が増減されてもよく、自動補正が行われるフレーム画像の数が増減されてもよい。手動補正に適用される上画素値から自動補正に適用される上画素値を導出することも、同様に行うことができる。
補間が線形補間である場合又は外挿が線形外挿である場合は、下画素値及び上画素値が単調に増減する場合にのみ自動補正に適用される下画素値及び上画素値が適切に導出されるが、下画素値及び上画素値が不規則に変化する場合は自動補正に適用される下画素値及び上画素値が適切に導出されない。例えば、下画素値及び上画素値の変化が極値を有する場合は、自動補正に適用される下画素値及び上画素値が適切に導出されない。これに対して、周期的な変化を推定し推定した周期的な変化をすることを仮定する場合は、下画素値及び上画素値が適切に導出される可能性が高まる。
望ましくは、撮影されたものの周期的な変化のモデルを活用して下画素値の周期的な変化が推定される。例えば、肺が撮影されている場合は、呼吸周期と同じ周期を有する周期的な変化が推定される。
(6)コンピューター
図11は、コンピューターのブロック図である。
図11に示されるコンピューター1040は、CPU1050、メモリー1051、ハードディスクドライブ1052等を備え、画像処理装置1011となる。ハードディスクドライブ1052が他の種類の補助記憶装置に置き換えられてもよい。ハードディスクドライブ1052には、画像処理プログラム1060がインストールされる。画像処理装置1011の機能は、CPU1050が画像処理プログラム1060をメモリー1051にロードして実行することにより実現される。画像処理装置1011の機能の全部又は一部がソフトウェアを伴わないハードウェアにより実現されてもよい。画像処理装置1011の機能の全部又は一部が2台以上のコンピューターにより実現されてもよい。画像処理プログラム1060は、コンピューター1040の出荷時にハードディスクドライブ1052にプリインストールされてもよいし、コンピューター1040の出荷後にハードディスクドライブ1052にインストールされてもよい。画像処理プログラム1060のインストールは、画像処理プログラム1060が記録された光ディスク等の記録媒体1070を読み取ることにより行われてもよし、ネットワーク1071を経由してダウンロードすることにより行われてもよい。
本発明は詳細に示され記述されたが、上記の記述は全ての局面において例示であって限定的ではない。したがって、本発明の範囲からはずれることなく無数の修正及び変形が案出されうると解される。
1000 画像撮影システム
Img(1),・・・,Img(n) フレーム画像
L(1),・・・,L(n) 下画素値
U(1),・・・,U(n) 上画素値

Claims (10)

  1. 体内の構造物を撮影することにより得られ少なくとも1個の第1のフレーム画像及び第2のフレーム画像を有する医用動画像を取得する取得部と、
    少なくとも1個の第1のパラメーター値を取得するパラメーター取得部と、
    前記少なくとも1個の第1のパラメーター値を適用して前記少なくとも1個の第1のフレーム画像に画像処理を行う第1の画像処理部と、
    前記少なくとも1個の第1のパラメーター値と異なる第2のパラメーター値を前記少なくとも1個の第1のパラメーター値から導出するパラメーター導出部と、
    前記第2のパラメーター値を適用して前記第2のフレーム画像に前記画像処理を行う第2の画像処理部と、
    を備える画像処理装置。
  2. 前記少なくとも1個の第1のパラメーター値及び前記第2のパラメーター値が画素値であり、
    前記パラメーター導出部は、
    画素値を階級とし画素数を度数とするヒストグラムを画像についてのヒストグラムであるとした場合に、前記少なくとも1個の第1のフレーム画像について少なくとも1個の第1のヒストグラムを作成し、前記第2のフレーム画像について第2のヒストグラムを作成し、前記少なくとも1個の第1のヒストグラムの特徴点と前記少なくとも1個の第1のパラメーター値との関係が前記第2のヒストグラムの特徴点及び前記第2のパラメーター値において再現されるように前記第2のパラメーター値を導出する
    請求項1の画像処理装置。
  3. 前記少なくとも1個の第1のフレーム画像が2個以上の第1のフレーム画像であり、
    前記少なくとも1個の第1のパラメーター値が2個以上の第1のパラメーター値であり、
    前記少なくとも1個の第1のヒストグラムが2個以上の第1のヒストグラムであり、
    前記パラメーター取得部は、
    前記2個以上の第1のフレーム画像の各々に適用される第1のパラメーター値を取得することにより前記2個以上の第1のパラメーター値を取得し、
    前記パラメーター導出部は、
    前記2個以上の第1のフレーム画像の各々について第1のヒストグラムを作成することにより前記2個以上の第1のヒストグラムを作成し、前記2個以上のヒストグラムを平均化することにより平均化された第1のヒストグラムを得、前記2個以上の第1のパラメーター値を平均化することにより平均化された第1のパラメーターを得、前記平均化された第1のヒストグラムの特徴点と前記平均化された第1のパラメーター値との関係が前記第2のヒストグラムの特徴点と前記第2のパラメーター値との関係において再現されるように前記第2のパラメーター値を導出する
    請求項2の画像処理装置。
  4. 前記少なくとも1個の第1のフレーム画像が2個以上の第1のフレーム画像であり、
    前記少なくとも1個の第1のパラメーター値が2個以上の第1のパラメーター値であり、
    前記パラメーター取得部は、
    前記2個以上の第1のフレーム画像の各々に適用される第1のパラメーター値を取得することにより前記2個以上の第1のパラメーター値を取得し、
    前記パラメーター導出部は、
    前記2個以上の第1のパラメーター値を補間又は外挿することにより前記第2のパラメーター値を導出する
    請求項1の画像処理装置。
  5. 前記パラメーター導出部は、
    前記2個以上の第1のパラメーター値からパラメーター値の周期的な変化を推定し、パラメーター値が推定した周期的な変化をすると仮定して前記第2のパラメーター値を導出する
    請求項4の画像処理装置。
  6. 前記構造物が肺及び心臓の両方又は片方である
    請求項1から5までのいずれかの画像処理装置。
  7. 前記画像処理が階調変換である
    請求項1から6までのいずれかの画像処理装置。
  8. 前記階調変換がオフセット補正及びゲイン補正の両方又は片方である
    請求項7の画像処理装置。
  9. 体内の構造物を撮影し医用動画像を生成する撮影装置と、
    請求項1から8までのいずれかの画像処理装置と、
    を備える画像撮影システム。
  10. 体内の構造物を撮影することにより得られ少なくとも1個の第1のフレーム画像及び第2のフレーム画像を有する医用動画像を取得する第1の工程と、
    少なくとも1個の第1のパラメーター値を取得する第2の工程と、
    前記少なくとも1個の第1のパラメーター値を適用して前記少なくとも1個の第1のフレーム画像に画像処理を行う第3の工程と、
    前記少なくとも1個の第1のパラメーター値と異なる第2のパラメーター値を前記少なくとも1個の第1のパラメーター値から導出する第4の工程と、
    前記第2のパラメーター値を適用して前記第2のフレーム画像に前記画像処理を行う第5の工程と、
    をコンピューターに実行させる画像処理プログラム。
JP2014044982A 2014-03-07 2014-03-07 画像処理装置、画像撮影システム及び画像処理プログラム Pending JP2015167719A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014044982A JP2015167719A (ja) 2014-03-07 2014-03-07 画像処理装置、画像撮影システム及び画像処理プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014044982A JP2015167719A (ja) 2014-03-07 2014-03-07 画像処理装置、画像撮影システム及び画像処理プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015167719A true JP2015167719A (ja) 2015-09-28

Family

ID=54201019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014044982A Pending JP2015167719A (ja) 2014-03-07 2014-03-07 画像処理装置、画像撮影システム及び画像処理プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015167719A (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6158639A (ja) * 1984-08-30 1986-03-25 株式会社島津製作所 デジタルサブトラクシヨンシステム
JPS62287374A (ja) * 1986-06-06 1987-12-14 Hitachi Medical Corp X線画像処理装置
JPH0678910A (ja) * 1992-09-03 1994-03-22 Konica Corp 放射線画像処理装置
JPH08129637A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Shimadzu Corp デジタル画像処理装置
JP2000023950A (ja) * 1998-07-10 2000-01-25 Konica Corp 放射線画像の画像処理装置
JP2010245707A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Canon Inc 画像解析装置、画像処理装置及び画像解析方法
JP2010240264A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法
JP2011030753A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6158639A (ja) * 1984-08-30 1986-03-25 株式会社島津製作所 デジタルサブトラクシヨンシステム
JPS62287374A (ja) * 1986-06-06 1987-12-14 Hitachi Medical Corp X線画像処理装置
JPH0678910A (ja) * 1992-09-03 1994-03-22 Konica Corp 放射線画像処理装置
JPH08129637A (ja) * 1994-10-31 1996-05-21 Shimadzu Corp デジタル画像処理装置
JP2000023950A (ja) * 1998-07-10 2000-01-25 Konica Corp 放射線画像の画像処理装置
JP2010245707A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Canon Inc 画像解析装置、画像処理装置及び画像解析方法
JP2010240264A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理装置の制御方法
JP2011030753A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Canon Inc 画像処理装置及び画像処理方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110889005B (zh) 搜索医学参考图像
JP6145889B2 (ja) 放射線画像処理装置および方法並びにプログラム
KR101697501B1 (ko) Ct 이미지의 잡음 저감 방법 및 장치
US11176671B2 (en) Medical image processing apparatus, and method
JP6237353B2 (ja) 画像処理装置、画像撮影システム及び画像処理プログラム
JP6071444B2 (ja) 画像処理装置及びその作動方法、プログラム
US20170364635A1 (en) Medical image processing apparatus and program
JP2015066445A5 (ja)
JP2009279042A (ja) 放射線画像処理装置、放射線画像処理方法及びプログラム
JP2003190125A (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、及び記憶媒体
JP6848393B2 (ja) 動態画像処理装置
US9978132B2 (en) Radiation image processing device, method, and program
JP6926856B2 (ja) 放射線画像処理装置、プログラム及び放射線画像処理方法
JP2015167719A (ja) 画像処理装置、画像撮影システム及び画像処理プログラム
CN113538419B (zh) 一种图像处理方法和系统
CN114943780A (zh) 一种图像重建处理方法、系统以及医疗影像设备
JP5051025B2 (ja) 画像生成装置、プログラム、および画像生成方法
JP2007014435A (ja) 画像処理装置、画像処理方法およびそのプログラム
US20230077520A1 (en) X-ray imaging system
JP6161748B2 (ja) ボリュームレンダリングに基づく3d画像フィルタリング及びリアルタイムシネマティックレンダリングの方法及び装置
CN110730977A (zh) 低剂量成像方法及装置
KR101495489B1 (ko) 의료 영상 처리 장치 및 그 화질 개선 방법
JP2004336662A (ja) 画像処理装置及び方法
US20210012545A1 (en) Tomographic x-ray image reconstruction
JP5647659B2 (ja) 放射線画像補正装置および動作方法ならびにプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161121

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170912

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171110

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180424