JP2009279042A - 放射線画像処理装置、放射線画像処理方法及びプログラム - Google Patents

放射線画像処理装置、放射線画像処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】X線画像に対して最適なノイズ抑制処理を行えるようにして、高画質のX線画像を取得できるようにする。
【解決手段】 X線を照射して得られたX線画像と、X線を照射せずに得られたダーク画像とを画像取得部101で取得し、ダーク補正モード入力部102では、ダーク画像を用いてX線画像を補正する際のダーク補正モードを入力する。また、制御部107では、ダーク補正モード入力部102から入力されたダーク補正モードに応じてノイズ抑制パラメータを設定し、ダーク補正部105では、ダーク補正モード入力部102から入力されたダーク補正モードに基づいてダーク画像を用いてX線画像を補正する。そして、ノイズ抑制部108では、制御部107からのノイズ抑制パラメータを用いて、ダーク補正部105で補正されたX線画像に対してノイズ抑制処理を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、X線等の放射線を照射して得られた放射線画像の処理を行う放射線画像処理装置及び放射線画像処理方法、並びに、当該放射線画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
従来、放射線の一種であるX線を被写体に照射して、被写体を透過したX線に基づくX線透視画像(X線画像)を撮影することが、医療分野を中心に広く普及している。このX線画像は、被写体へのX線の被曝の観点から非常に弱い線量で撮影が行われるため、一般的にX線のエネルギー粒子に依存するランダムノイズが多い画像となることが知られている。したがって、X線透視撮影においてノイズ抑制処理を施すことは、X線画像の視認性を高める上で非常に重要なことである。
ノイズを抑制する上では、X線画像上のノイズ量を正確に推定する必要がある。これは、むやみやたらにノイズ抑制処理をかければ、エッジまでをぼかしてしまったり、反対にノイズを全く抑制できなかったりすることになるからである。
このX線画像上の正確なノイズ量の従来の推定手法としては、例えば、動画像のフレームごとにフレーム内の被写体を解析し、被写体ごとにノイズ量を推定するようにした技術がある(例えば、下記の特許文献1参照)。この際、特許文献1では、一般的なビデオカメラの実施例を挙げているが、X線画像においても同様の効果が考えられる。
X線は、被写体の厚みが厚いほど透過し難いため、この場合、X線センサに届くX線の線量が減り、X線センサの出力信号(X線画像信号)の値に対して相対的にノイズの多いX線画像となる。したがって、被写体ごとにノイズ量を推定する手法は有効である。
X線画像上のランダムノイズは、一定の強さ"X"のX線の線量(X線量)で照射した場合における特定領域内での画素値の変動量で表される。ここで、ランダムノイズは、X線量である"X"に起因する標準偏差σq(X)で画素値を変動させるランダム量子ノイズと、X線センサ及び周辺電気回路から受ける標準偏差σsで画素値を変動させる電気的なランダムシステムノイズとの2種類に分類される。
この2種類のランダムノイズがX線画像上にランダムノイズとして加算されると分析でき、ランダムノイズの標準偏差であるX線ランダムノイズ量σ(X)は、下記の(1)式で表すことができる。ここで、X線強度は、"X"として表すと、変数Xは、X線画像上の平均的な画素値と等価と考えることができる。また、(1)式に示すσq(X)は、X線強度"X"に依存して、下記の(2)式に従って変化する。(2)式においてKqは、X線強度からノイズ量を計算する際の変換係数である。また、(1)式に示すσsは電気的な熱雑音であり、X線強度には依存しない一定値である。
Figure 2009279042
図12は、(1)式に示すX線強度XとX線ランダムノイズ量σ(X)との関係の一例を示す特性図である。ここで、図12において、横軸はX線強度"X"を表し、縦軸はランダムノイズの標準偏差であるX線ランダムノイズ量を表している。
図12において、直線1201は、X線強度Xとランダム量子ノイズ量σq(X)との関係を表し、直線1202は、X線強度Xとランダムシステムノイズ量σsとの関係を表している。そして、曲線1203は、ランダム量子ノイズ量σq(X)とランダムシステムノイズ量σsが加算されたランダムノイズ量σ(X)を表している。この関係から、図12のAで示すX線強度領域、即ち低線量領域では、ランダム量子ノイズの影響よりもランダムシステムノイズの影響の方が大きいということがいえる。
一方で、X線センサから取得するX線画像には、いわゆるダーク成分が含まれている。ここで、ダークとは、ある一定のオフセット量のことを意味する。このオフセットを補正する方法をダーク補正という。ダーク補正の基本的な手法は、X線を照射して撮影した画像に対して、X線を照射しないで撮影した画像(これを「ダーク画像」という)をひくことで、ダークを除去する。このダーク補正方法には、ダーク画像の選択の仕方で様々な方法があり、例えば、前ダーク補正、後ダーク補正、平均ダーク補正、市松ダーク補正、偶奇ダーク補正、N枚ダーク補正等の種々の方法がある。
「前ダーク補正」は"前ダーク画像"を利用するものであり、「後ダーク補正」は"後ダーク画像"、「平均ダーク補正」は"平均ダーク画像"を利用するものである。また、「市松ダーク補正」は"市松ダーク画像"を利用するものであり、「偶奇ダーク補正」は"偶奇ダーク画像"、「N枚ダーク補正」は"N枚ダーク画像"を利用するものである。
図13は、一般的なダーク補正方法を説明するための模式図である。
図13(a)には、X線画像(I0〜I2、・・・)と、ダーク画像(D0〜D2、・・・)を示している。図13(b)には、ダーク画像(DK0〜DK4、・・・)を示している。
図13(a)は、X線透視撮影において、ダーク画像とX線画像を交互に取得する撮影する形態を示したものである。図13(b)は、ダーク画像だけを連続して取得する形態を示したものである。ここで、図13(a)に示すX線画像I0に対してダーク補正を行う場合の各ダーク補正方法について説明する。
「前ダーク補正」は、処理対象のX線画像I0の直前に取得した前ダーク画像D0を用いてダーク補正するものである。「後ダーク補正」は、処理対象のX線画像I0の直後に取得した後ダーク画像D1を用いてダーク補正するものである。「平均ダーク補正」は、前ダーク画像D0と後ダーク画像D1とを画素ごとに平均した平均ダーク画像を用いてダーク補正するものである。
「市松ダーク補正」は、前ダーク画像D0と後ダーク画像D1とを交互に選択して生成した市松ダーク画像を用いてダーク補正するものである。ここで、この市松ダーク画像では、選択方法が市松模様となるように選択される。「偶奇ダーク補正」とは、前ダーク画像D0と後ダーク画像D1とを交互に選択して生成した偶奇ダーク画像を用いてダーク補正するものである。ここで、この偶奇ダーク画像は、ラインごとに前ダーク画像D0と後ダーク画像D1とを順次選択される。「N枚ダーク補正」は、例えば、図13(b)に示すN枚のダーク画像DK0〜DKNを平均して生成したN枚ダーク画像を用いてダーク補正するものである。
図13(c)には、図13(a)に示すX線画像I0及びX線画像I1のそれぞれに対して、上述した各種のダーク補正方法によるダーク補正を行う場合の例を示している。
ここで、実際にX線画像上のランダムノイズを特定する一例を示す。
まず、X線画像からダークを取り除いた画像(以下、ダーク補正済みX線画像)を作成する。次に、ランダム量子ノイズ量σq(X)を、ダーク補正済みX線画像から算出をする。そして、ランダム量子ノイズ量σq(X)はX線強度"X"に依存するため、ダーク補正済みX線画像上から平均的な画素値Xを計算し、その値を(2)式に代入して算出する。
一方、ランダムシステムノイズ量σsは、図12の直線1202から分かるように、X線強度"X"に依存しない一定値である。そのため、ダーク補正済みX線画像上から求めることは難しい。そこで、ランダムシステムノイズ量σsは、ダーク画像から算出する。ダーク画像をダーク補正し(2枚のダーク画像の差分をとる)、その画像の標準偏差を計算する。ダーク画像を利用するということは、X線強度0の場合のX線ランダムノイズ量を計算することになり、即ち、ランダムシステムノイズ量σsだけを標準偏差から得ることができる。このとき、ダーク画像にランダムシステムノイズ量σDがのっていたとすると、下記の(3)式に示すように、ランダムシステムノイズ量σsは、(√2)σDとなる。
Figure 2009279042
特許第3762725号公報
X線画像の撮影を行うX線画像撮影装置には、用途に応じて様々な撮影モードがある。例えば、ノイズの少ない画像を出力する高画質モードや、フレームレートの高い画像を出力する高フレームレートモードなどである。この際、被写体の細部まで診断したい場合には高画質モードを利用し、動きの早い被写体を診断する場合には高フレームレートモードを利用する。
高画質モードが選択された場合、ノイズの少ない画像を出力するために、X線画像撮影装置内で行われる処理方法の一例として以下のものがある。
例えば、撮影の際のX線量を多くして、ノイズに対するX線画像信号の比を高めることが挙げられる。他の方法としては、ランダムノイズ抑制処理を強くかける方法がある。さらに、その他の方法として、ダーク補正を「平均ダーク補正」で行う方法がある。この場合、X線画像ごとにダーク画像を取得し利用するため、ダーク画像の変動に対応ができ、ダーク補正の精度を高めることができる。X線画像のダークの取り残しによる画質劣化を防ぐには、ダーク補正を工夫するしかないため、ダーク補正方法として最適なものを選択することは重要である。
一方、高フレームレートモードが選択された場合、フレームレートの高い画像を出力するために、X線画像撮影装置内で行われる処理方法の一例として以下のものがある。
例えば、X線センサから出力されるX線画像信号(X線画像データ)を小さくする方法である。このように、画像処理に供するデータサイズを小さくすることで、画像処理に要する時間を短縮する。他の方法として、処理時間の短い画像処理を選択する方法がある。さらに、その他の方法として、ダーク補正を「N枚ダーク補正」で行う方法がある。このように、予めダーク画像を用意しておくことで、ダーク画像の取得にかかる時間を削減する。ここで、画像処理を高速なものにしたとしても、次のフレームの入力がないと処理を開始できない。その点からもダーク補正として最適なものを選択することは重要である。
しかしながら、上記のように各モードを選択してダーク補正方法を変更した場合、高フレームレートは達成することができるが、後段のランダムノイズ抑制処理の出力画像でアーチファクトが生じてしまい、高画質の画像が得られないという問題が発生する。また、高画質モードにおいては、ランダムノイズ抑制処理を行う前の画像までは高画質の画像であるが、ランダムノイズ抑制処理の出力画像ではアーチファクトが生じてしまい、高画質の画像が得られないという問題が発生する。特に、動画像の処理の場合は、動きボケが発生してしまう結果となる。
即ち、従来の技術では、X線画像(放射線画像)に対して最適なノイズ抑制処理を行うものでは無かったため、高画質のX線画像(放射線画像)が得られないという問題があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、放射線画像に対して最適なノイズ抑制処理を行えるようにして、高画質の放射線画像を取得できるようにすることを目的とする。
本発明の放射線画像処理装置は、放射線を照射して得られた放射線画像と、放射線を照射せずに得られたダーク画像とを取得する画像取得部と、前記ダーク画像を用いて前記放射線画像を補正する際の補正モードを入力する補正モード入力部と、前記補正モードに応じて、第1のパラメータを設定するパラメータ設定部と、前記補正モードに基づいて、前記ダーク画像を用いて前記放射線画像を補正するダーク補正部と、前記第1のパラメータを用いて、前記ダーク補正部で補正された放射線画像に対してノイズ抑制処理を行うノイズ抑制部とを有する。
本発明の放射線画像処理方法は、放射線を照射して得られた放射線画像の処理を行う放射線画像処理方法であって、前記放射線画像と、放射線を照射せずに得られたダーク画像とを取得する画像取得ステップと、前記ダーク画像を用いて前記放射線画像を補正する際の補正モードを入力する補正モード入力ステップと、前記補正モードに応じて、第1のパラメータを設定するパラメータ設定ステップと、前記補正モードに基づいて、前記ダーク画像を用いて前記放射線画像を補正するダーク補正ステップと、前記第1のパラメータを用いて、前記ダーク補正ステップで補正された放射線画像に対してノイズ抑制処理を行うノイズ抑制ステップとを有する。
本発明のプログラムは、放射線を照射して得られた放射線画像の処理を行う放射線画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記放射線画像と、放射線を照射せずに得られたダーク画像とを取得する画像取得ステップと、前記ダーク画像を用いて前記放射線画像を補正する際の補正モードを入力する補正モード入力ステップと、前記補正モードに応じて、第1のパラメータを設定するパラメータ設定ステップと、前記補正モードに基づいて、前記ダーク画像を用いて前記放射線画像を補正するダーク補正ステップと、前記第1のパラメータを用いて、前記ダーク補正ステップで補正された放射線画像に対してノイズ抑制処理を行うノイズ抑制ステップとをコンピュータに実行させるためのものである。
本発明によれば、放射線画像に対して最適なノイズ抑制処理を行うことができる。これにより、高画質の放射線画像を取得することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付図面を参照して説明を行う。
なお、以下に示す本発明の実施形態では、放射線としてX線を適用したX線画像処理装置の例を示すが、本発明においてはこれに限定されずに、例えば、α線、β線、γ線などの他の放射線に基づく放射線画像を処理する放射線画像処理装置も適用可能である。
本発明者らは、[発明が解決しようとする課題]で説明した、ダーク補正方法を変更するとランダムノイズ抑制処理が良好に動作しない原因として、ダーク補正後のX線画像のランダムシステムノイズ量が関係していると考えた。X線画像からダーク成分を取り除く目的でダーク補正を行っていたが、例えば、ダーク画像を生成することによってダーク画像そのものにのっているランダムシステムノイズ量が変化する。したがって、例えば、2枚のダーク画像の差分画像より標準偏差を求めた値σsを、単純にランダムシステムノイズ量としてランダムノイズ抑制処理のパラメータとして利用することは、適していない。
そこで、本発明者らは、ダーク補正モードに応じて(即ち、ダーク補正モードごとに)、ランダムノイズ抑制処理に用いるノイズ抑制パラメータであるランダムシステムノイズ量を設定することで、動きボケなどのアーチファクトを防ぐ方法を提案する。
図1は、本発明の実施形態に係るX線画像処理装置(放射線画像処理装置)の機能構成の一例を示すブロック図である。
図1のX線画像処理装置100は、画像取得部101、ダーク補正モード入力部102、ダーク画像生成部103、画像保存部104、ダーク補正部105、画像補正部106、制御部107、ノイズ抑制部108、及び、画像出力部109を有して構成されている。
画像取得部101は、2種類の画像を取得する処理を行い、取得した画像を出力する。
ここで、例えば、画像取得部101は、X線センサを具備し当該X線センサで検出された各種の画像を取得するものであっても、また、外部に設けられたX線センサから通信手段等を介して各種の画像を取得するものであっても良い。画像取得部101で取得する第1の画像としては、被写体にX線を照射するX線撮影において、被写体を透過したX線に基づくX線画像(放射線画像)である。また、画像取得部101で取得する第2の画像としては、被写体にX線を照射しないダーク撮影において得られたダーク画像である。
ダーク補正モード入力部102は、ユーザから、ダーク補正方法に関する選択、または、撮影方法の選択等がなされた場合、画像取得部101で取得したX線画像に対するダーク補正モードをX線画像処理装置100の各機能構成部に入力する処理を行う。
ダーク画像生成部103は、画像保存部104から出力された複数のダーク画像と、ダーク補正モード入力部からのダーク補正モードを入力とし、入力されたダーク補正モードに応じて、入力された複数のダーク画像から合成ダーク画像を生成する。
画像保存部104は、画像取得部101から出力されたX線画像およびダーク画像や、ダーク画像生成部103から出力された合成ダーク画像を入力とし、必要に応じて、それらを出力する。
ダーク補正部105は、画像取得部101(または画像保存部104)から出力されたX線画像と、ダーク画像生成部103から出力された合成ダーク画像(または画像保存部104から出力されたダーク画像)とを入力とし、ダーク補正済みX線画像を出力する。即ち、ダーク補正部105は、X線画像に対して、合成ダーク画像(または画像保存部104から出力されたダーク画像)を用いてダーク補正を行い、ダーク補正後のX線画像をダーク補正済みX線画像として出力する。
画像補正部106は、ダーク補正部105から出力されたダーク補正済みX線画像を入力とし、センサ特性補正済みX線画像を出力する。具体的に、画像補正部106は、ダーク補正済みX線画像に対して、画像取得部101で当該X線画像を取得した際のX線センサのセンサ特性を用いて補正を行い、補正後のX線画像をセンサ特性補正済みX線画像として出力する。
制御部107は、ダーク補正モード入力部102からのダーク補正モードを入力とし、当該ダーク補正モードに応じて、ノイズ抑制パラメータ(第1のパラメータ)であるノイズ抑制用制御値を出力とする。
ノイズ抑制部108は、画像補正部106から出力されたセンサ特性補正済みX線画像と、制御部107から出力されたノイズ抑制用制御値とを入力とし、ノイズ抑制済みX線画像を出力する。即ち、ノイズ抑制部108は、センサ特性補正済みX線画像に対して、制御部107から出力されたノイズ抑制用制御値(即ち、ノイズ抑制パラメータ)を用いてノイズ抑制処理を行い、ノイズ抑制処理後のX線画像をノイズ抑制済みX線画像として出力する。
画像出力部109は、ノイズ抑制部108から出力されたノイズ抑制済みX線画像を入力とし、これを表示デバイス等へ出力する。
図2は、本発明の実施形態に係るX線画像処理装置(放射線画像処理装置)のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、X線画像処理装置100は、CAN201、X線センサ210、コントロールPC220、表示部230、画像処理部240、HDD250、及び、NIC260のハードウェア構成を有して構成されている。
CAN(Controller Area Network)201は、X線センサ210、コントロールPC220、表示部230、画像処理部240、HDD250、及び、NIC260を相互に通信可能に接続する接続手段である。なお、X線画像処理装置100の各デバイスを接続する接続手段としてCANを用いることは、一例であり、例えば、CANに替えて光ファイバなどの接続手段を構成する形態であっても良い。
X線センサ210は、X線発生部(不図示)から被写体(不図示)にX線を照射するX線撮影において、当該被写体を透過したX線に基づくX線画像を検出し、撮像を行う撮像手段である。さらに、X線センサ210は、X線発生部(不図示)から被写体(不図示)にX線を照射しないダーク撮影において、ダーク画像を検出し、撮像を行う。
コントロールPC220は、X線画像処理装置100における動作を統括的に制御するものである。このコントロールPC220は、図2に示すように、例えば、バス221、CPU222、RAM223、ROM224、入力部225、表示部226、及び、記億部227を有して構成されている。コントロールPC220は、必要に応じて、X線センサ210や画像処理部240などにコマンドを送る。
バス221は、CPU222、RAM223、ROM224、入力部225、表示部226、及び、記億部227を相互に通信可能に接続する。CPU(中央演算装置)222は、コントロールPC220における動作を統括的に制御するものであり、バス221を介して、コントロールPC220の各構成部(223〜227)を制御する。RAM(Random Access Memory)223は、CPU222の主メモリ、ワークエリア等として機能する。CPU222は、処理の実行に際して、ROM224或いは記億部227等から、必要なプログラムや必要な情報等をRAM223にロードし、当該プログラムや当該情報等の処理を実行することで、各種の動作を実現する。ROM(Read Only Memory)224は、例えば、CPU222の動作に係るBIOS(Basic Input/Output System)やオペレーティングシステムプログラム(OS)等を記憶する。
入力部225は、ユーザが必要に応じて、コントロールPC220に対して操作入力を行うための操作入力手段である。表示部226は、CPU222の制御に基づいて、各種の情報や各種の画像等を表示する。記億部227は、例えば、CPU222が本実施形態に係る処理を実行する際に用いるプログラムや各種の情報を記憶すると共に、CPU222等の処理により得られた各種の情報(各種の画像やデータも含む)を記憶するものである。
表示部230は、コントロールPC220の外部に設けられた表示デバイスであり、例えば、CPU222の制御に基づいて、各種の情報や各種の画像等を表示する。画像処理部240は、例えば、CPU222の制御に基づいて、画像処理を行う。HDD(Hard Disk Drive)250は、コントロールPC220の外部に設けられた記億デバイスであり、例えば、CPU222等の処理により得られた各種の情報(各種の画像やデータも含む)を記憶するものである。NIC(ネットワークインタフェース)260
は、X線画像処理装置100と、当該X線画像処理装置100の外部装置との通信を司る通信手段である。
以下に、図1に示す構成と図2に示す構成との対応関係について説明する。
図1に示す画像取得部101は、例えば、X線センサ210に相当する。図1に示すダーク補正モード入力部102及び制御部107は、例えば、コントロールPC220内で実現される。具体的に、ダーク補正モード入力部102は、例えば、入力部206に相当し、制御部107は、例えば、CPU222及び記憶部208に記億されているプログラム等から構成されている。この際、記憶部208には、例えば、ダーク補正方法(ダーク補正モード)ごと、撮影方法(撮影モードごと)等の処理に係るプログラム等が格納されており、必要に応じてRAM223に読み込まれて、CPU222により実行される。
図1に示す画像保存部104は、例えば、HDD250、または、記億部227もしくはRAM223に相当する。図1に示すダーク画像生成部103、ダーク補正部105、画像補正部106、及び、ノイズ抑制部108は、例えば、画像処理部240、並びに、CPU222及び記憶部208に記億されているプログラム等から構成されている。即ち、ダーク画像生成部103、ダーク補正部105、画像補正部106、及び、ノイズ抑制部108は、画像処理部240として実装される部分と、コントロールPC220内に実装される部分とがある。図1に示す画像出力部109は、例えば、表示部226及び230、HDD250、NIC260等に相当する。
図2に示すX線画像処理装置100の例では、その処理の一部をコントロールPC220の内部で統括的に行うようにしているが、本実施形態においては、コントロールPCで行う各処理を全て専用のハードウェアで構成する形態も実現可能である。この場合は、図1に示す各機能構成を全て専用のハードウェアとして構成する形態となる。即ち、本実施形態のX線画像処理装置100では、目的に応じて、適宜、最適な実装を行うようにすればよい。
以下、本実施形態に係るX線画像処理装置100を用いた各実施例について説明する。
(実施例1)
まず、本発明の実施例1について説明する。
図3は、本発明の実施例1を示し、X線画像処理装置(放射線画像処理装置)によるX線画像処理方法(放射線画像処理方法)の処理手順の一例を示すフローチャートである。以下に示す図3のフローチャートの説明においては、図1に示すX線画像処理装置100の機能構成を用いながら説明を行う。
まず、ユーザが、例えばダーク補正方法を選択すると、ステップS301において、ダーク補正モード入力部102は、当該ダーク補正方法に基づくダーク補正モードを、X線画像処理装置100の各機能構成部に入力する処理を行う。具体的に、ダーク補正モード入力部102は、画像取得部101、ダーク画像生成部103、ダーク補正部105及び制御部107等に、ダーク補正モードを入力する処理を行う。
続いて、ステップS302において、制御部107は、ダーク補正モード入力部102から入力されたダーク補正モードに応じて、ランダムシステムノイズ量σD_CORを算出して設定し、これを、例えば自身の内部メモリに格納する。ここで設定されるランダムシステムノイズ量σD_CORは、上述したランダムシステムノイズ量σsを補正した値である。この際、ランダムシステムノイズ量σsは、例えば、撮影前にユーザから与えられる値、或いは、例えば制御部107が、撮影前またはダーク画像を取得するごとに、上述した(3)式に従って算出した値である。このランダムシステムノイズ量σsは、例えば制御部107の内部メモリに格納されている。
また、ステップS302で設定されるランダムシステムノイズ量σD_CORは、ノイズ抑制部108のノイズ抑制処理で用いられるノイズ抑制パラメータ(第1のパラメータ)である。即ち、ステップS302の処理を行う制御部107は、パラメータ設定部を構成する。また、以下の(4)式に、ランダムシステムノイズ量σD_CORとランダムシステムノイズ量σsとの関係について示す。
Figure 2009279042
(4)式において、kσは、ランダムシステムノイズの補正係数である。
図4は、本発明の実施例1を示し、各ダーク補正モード(各ダーク補正方法)における
ランダムシステムノイズの補正係数kσの一例を示す模式図である。この場合、制御部107は、ダーク補正モード入力部102から入力されたダーク補正モードに応じて補正係数kσを算出し、当該補正係数kσとランダムシステムノイズ量σsを用いて、ランダムシステムノイズ量σD_CORを算出して設定する。即ち、ランダムシステムノイズの補正係数kσは、ノイズ抑制パラメータ(第1のパラメータ)であるランダムシステムノイズ量σD_CORの設定に用いられる第2のパラメータに相当するものである。
ダーク補正モードが、前ダーク補正、後ダーク補正、市松ダーク補正、及び、偶奇ダーク補正の場合、各画素に注目すると、X線画像から加算平均をされていない合成ダーク画像を引いていることになる。これは、ランダムシステムノイズ量σsを計算したときと同様に、上述したランダムシステムノイズ量σDのX線画像からランダムシステムノイズ量σDのダーク画像を引いていると考えることができる。したがって、これらのダーク補正モードの場合のランダムシステムノイズ量σD_CORは、ランダムシステムノイズ量σsと同じである。即ち、図4に示すように、補正係数kσは1となる。
一方、ダーク補正モードが、平均ダーク補正、及び、N枚ダーク補正の場合、各画素に注目すると、X線画像から加算平均をされた合成ダーク画像を引いていることになる。
ダーク補正モードがN枚ダーク補正の場合、合成ダーク画像にのっているランダムシステムノイズ量σDNは、以下の(5)式のように表せる。
Figure 2009279042
これより、ダーク補正後のランダムシステムノイズ量σDN_CORは、以下の(6)式のように表せる。
Figure 2009279042
よって、ダーク補正モードがN枚ダーク補正の場合、補正係数kσは、以下の(7)式、及び、図4に示すものとなる。
Figure 2009279042
また、ダーク補正モードが平均ダーク補正の場合には、補正係数kσは、図4に示すように、√(3/4)となる。
再び、図3の説明に戻る。
ステップS302の処理が終了すると、ステップS303に進む。
ステップS303に進むと、画像取得部101は、第1のダーク画像を取得する処理を行う。
続いて、ステップS304において、画像取得部101は、ステップS303で取得した第1のダーク画像を画像保存部104に保存する処理を行う。
続いて、ステップS305において、画像取得部101は、X線画像を取得する処理を行う。
続いて、ステップS306において、画像取得部101は、ステップS301でダーク補正モード入力部102から入力されたダーク補正モードが、前ダーク補正であるか否かを判断する。
ステップS306の判断の結果、ダーク補正モードが前ダーク補正である場合には、画像取得部101は、ダーク補正部105に、ステップS305で取得したX線画像を出力し、その後、ステップS307に進む。ステップS307に進むと、ダーク補正部105は、画像取得部101からX線画像を受け取ると共に、画像保存部104から、ステップS304で保存された第1のダーク画像を読み出す処理を行う。
その後、ステップS314に進み、ダーク補正部105は、ステップS301で入力されたダーク補正モードに基づいて、ステップS305で取得されたX線画像に対して、ステップS303で取得された第1のダーク画像を用いてダーク補正を行う。
一方、ステップS306の判断の結果、ダーク補正モードが前ダーク補正でない場合には、ステップS308に進む。ステップS308に進むと、画像取得部101は、ステップS305で取得したX線画像を画像保存部104に保存する処理を行う。
続いて、ステップS309において、画像取得部101は、第2のダーク画像を取得する処理を行う。その後、画像取得部101は、取得した第2のダーク画像を画像保存部104に保存する処理を行う。
続いて、ステップS310において、画像取得部101は、ステップS301でダーク補正モード入力部102から入力されたダーク補正モードが、後ダーク補正であるか否かを判断する。
ステップS310の判断の結果、ダーク補正モードが後ダーク補正でない場合には、ステップS311に進む。ステップS311に進むと、ダーク画像生成部103は、ステップS303で取得された第1のダーク画像と、ステップS309で取得された第2のダーク画像を、画像保存部104から読み出す処理を行う。
続いて、ステップS312において、ダーク画像生成部103は、ステップS311で読み出した第1のダーク画像と第2のダーク画像とを合成して、合成ダーク画像を生成する。そして、ダーク画像生成部103は、生成した合成ダーク画像をダーク補正部105に出力する。
続いて、ステップS313において、ダーク補正部105は、ダーク画像生成部103から合成ダーク画像を受け取ると共に、画像保存部104から、ステップS308で保存されたX線画像を読み出す処理を行う。
その後、ステップS314に進み、ダーク補正部105は、ステップS301で入力されたダーク補正モードに基づいて、ステップS305で取得されたX線画像に対して、ステップS312で生成された合成ダーク画像を用いてダーク補正を行う。
一方、ステップS310の判断の結果、ダーク補正モードが後ダーク補正である場合には、ステップS313に進む。この場合、ステップS313に進むと、ダーク補正部105は、画像保存部104から、ステップS309で保存された第2のダーク画像と共に、ステップS308で保存されたX線画像を読み出す処理を行う。
その後、ステップS314に進み、ダーク補正部105は、ステップS301で入力されたダーク補正モードに基づいて、ステップS305で取得されたX線画像に対して、ステップS309で取得された第2のダーク画像を用いてダーク補正を行う。
ステップS314の処理が終了すると、ダーク補正部105は、ダーク補正を行ったX線画像をダーク補正済みX線画像として、画像補正部106に出力する。
続いて、ステップS315に進むと、画像補正部106は、ダーク補正部105から出力されたダーク補正済みX線画像に対して、ゲイン補正や欠陥補正などのX線センサの特性(センサ特性)用いた補正処理を行う。そして、画像補正部106は、当該補正処理後のダーク補正済みX線画像をセンサ特性補正済みX線画像として、ノイズ抑制部108に出力する。
ここで、図1に示すX線画像処理装置100では、画像補正部106がダーク補正部105の後段にある場合を示しているが、例えば、前段にある形態であっても良い。即ち、ダーク補正部105による補正処理と、画像補正部106による補正処理の処理順序は、任意である。
続いて、ステップS316において、ノイズ抑制部108は、画像補正部106からセ
ンサ特性補正済みX線画像を受け取ると共に、ランダムノイズ量を設定する。具体的に、
本実施例では、ノイズ抑制部108は、ステップS302において制御部107で設定さ
れたランダムシステムノイズ量σD_CORをノイズ抑制パラメータとして用いて、ノイズ抑制値であるランダムノイズ量を設定する。より詳細に、ノイズ抑制部108は、例えば、このランダムシステムノイズ量並びにランダム量子ノイズから、(1)式及び(2)式を使用してランダムノイズ量σを算出し、設定を行う。
続いて、ステップS317において、ノイズ抑制部108は、センサ特性補正済みX線画像に対して、ステップS316で設定したランダムノイズ量を用いて、ランダムノイズ抑制処理を行う。このランダムノイズ抑制処理後のX線画像は、ノイズ抑制済みX線画像となる。具体的に、ノイズ抑制部108は、ノイズ抑制済みX線画像をNRImg、センサ特性補正済みX線画像をOrgImg、ランダムノイズ量をσ(OrgImg)とすると、以下に示す(8)式に従って、ランダムノイズ抑制処理を行う。
Figure 2009279042
即ち、(8)式に示すように、ノイズ抑制部108は、センサ特性補正済みX線画像(OrgImg)から、ランダムノイズ量(σ(OrgImg))を引くことで、ランダムノイズ抑制処理を行う。(8)式において、ノイズ抑制処理の効果を調節する項として、係数aが設けられている。この係数aは、例えば撮影前にユーザが与える値であり、例えばノイズ抑制部108の内部メモリに予め格納されている。
続いて、ステップS318において、ノイズ抑制部108は、ノイズ抑制処理後のノイズ抑制済みX線画像を、画像出力部109に出力する。その後、画像出力部109は、必要に応じて、ノイズ抑制部108から出力されたノイズ抑制済みX線画像を、X線画像処理装置100の外部に出力する処理を行う。その後、図3に示すフローチャートの処理が終了する。
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について説明する。
本発明の実施例2では、まず、上述した実施例1と同様に、図3に示すフローチャートのステップS301〜ステップS316まで処理を行う。そして、実施例2では、図3に示すステップS317において、ノイズ抑制部108でランダムノイズ抑制処理を行う際に、リカーシブフィルタ処理を用いる。
実施例2では、画像補正部106からノイズ抑制部108への入力として、センサ特性補正済みX線画像の他に、前フレームで出力されたリカーシブ処理済み画像を入力とする。この際、リカーシブフィルタ処理は、以下の(9)式のように表せる。
Figure 2009279042
(9)式において、Y(n)は、第nフレーム目のリカーシブフィルタ処理済み画像である。また、X(n)は、第nフレーム目のセンサ特性補正済みX線画像である。また、係数aはフィードバック係数である。この係数aは、例えば撮影前にユーザが与える値であり、例えばノイズ抑制部108の内部メモリに予め格納されている。
本実施例におけるリカーシブフィルタ処理は、(9)式の通り、時間軸方向にノイズ抑制を行う処理である。したがって、フレーム間で大きな動きがあった画素は、動きボケを生じてしまうという欠点がある。そこで、動きを検知し、動きのある画素には、フィードバック係数(係数a)を小さくし、動きボケを低減させる。動きを検知する動き検知パラメータとして、ステップS316で設定したランダムノイズ量σを利用する。ここで、動きかどうかの判定式は、以下の(10)式のようになる。
Figure 2009279042
(10)式において、αはノイズ抑制力を調整する調整パラメータであり、0〜1の範囲の値をとる。リカーシブフィルタ処理でランダムノイズ量として除去される、Y(n−1)−X(n)の値とランダムノイズ量σを比較することで、(10)式を用いてノイズであるか動きであるかを判定する。この判定を含めた係数aの補正は、例えば図1に示すノイズ抑制部108で行われる。この係数aの補正を行うノイズ抑制部108は、係数補正部を構成する。
この場合、係数補正部を構成するノイズ抑制部108では、例えば自身の内部メモリから係数aを取得して補正を行い、補正後の係数aを当該内部メモリに格納する。
図5及び図6は、本発明の実施例2を示し、フィードバック係数(係数a)の補正処理を説明するための模式図である。具体的に、図5(a)〜図5(d)には連続的な関数(それぞれ、関数501〜関数504)の一例が示されており、図6(a)〜図6(d)には離散的な関数(それぞれ、関数601〜関数604)の一例が示されている。
本実施例では、必要に応じて、図5及び図6に示す関数の中から所望の関数を選択する。そして、係数aを、Y(n−1)−X(n)の値とランダムノイズ量σとの差分値を動きであるかどうかの確信度とし、ノイズ抑制部108では、係数aが0に近くなればなるほど、動きである可能性が高いと判定する。したがって、その差分値が0に近づくにつれて係数aが小さくなるようにする。図5では、連続関数として1次関数を用いているが、高次の関数でも構わない。また、図5及び図6では、係数aの最大値を1、その最小値を0としているが、最大が1以下、或いは、最小値が0以上であっても構わない。
(実施例3)
次に、本発明の実施例3について説明する。
本発明の実施例3では、上述した実施例2と同様に、図3に示すステップS317において、ノイズ抑制部108でランダムノイズ抑制処理を行う際に、リカーシブフィルタ処理を用いる。この場合、実施例3では、動きかどうかの判定式として、実施例2における(10)式に替えて、以下に示す(11)式を適用する。
Figure 2009279042
(11)式において、stdは標準偏差を求める関数である。この際、処理対象であるセンサ特性補正済みX線画像X(n)の画素を中心に関心領域を設け、関心領域内の標準偏差を計算する。そして、算出した標準偏差をランダムノイズ量と比較することで、動きの判定を行う。なお、この際、標準偏差の替わりに分散を用いても良い。
(実施例4)
次に、本発明の実施例4について説明する。
本発明の実施例4では、まず、上述した実施例1と同様に、図3に示すフローチャートのステップS301〜ステップS316まで処理を行う。そして、実施例4では、図3に示すステップS317において、ノイズ抑制部108でランダムノイズ抑制処理を行う際に、ローパスフィルタ処理を用いる。このローパスフィルタ処理に係るフィルタサイズ及びフィルタ係数は、例えば撮影前にユーザが与える値であり、例えばノイズ抑制部108の内部メモリに予め格納されている。
本実施例におけるローパスフィルタ処理は、空間方向にノイズの抑制を行う処理である。したがって、エッジ領域などでは、エッジまでぼかしてしまうという欠点がある。そこで、エッジを検知し、エッジ領域の画素では、フィルタ係数を中心に重みを置く係数に変更し、エッジがぼけることを低減させる。エッジを検知するエッジ検知パラメータとして、ステップS316で設定したランダムノイズ量σを利用する。ここで、エッジかどうかの判定式は、以下の(12)式のようになる。
Figure 2009279042
(12)式において、αはノイズ抑制力を調整するパラメータである。また、i,jはフィルタの領域を探索できる範囲をもつものとする。本実施例では、周辺画素との差分をとり、その差分の値とランダムノイズ量σを比較することで、(12)式を用いてノイズであるかエッジであるかを判定する。フィルタ係数は、ランダムノイズ量σとの差に対して連続的な関数で与えられても良いし、ある範囲ではこのフィルタという様に離散的にフィルタ係数を与えても良い。この判定を含めたフィルタ係数の補正は、例えば図1に示すノイズ抑制部108で行われる。このフィルタ係数の補正を行うノイズ抑制部108は、係数補正部を構成する。
この場合、係数補正部を構成するノイズ抑制部108では、例えば自身の内部メモリからフィルタ係数を取得して補正を行い、補正後のフィルタ係数を当該内部メモリに格納する。
図7は、本発明の実施例4を示し、フィルタ係数の補正処理を説明するための模式図である。具体的に、図7(a)及び図7(b)には連続的な関数(それぞれ、関数701及び関数702)の一例が示されており、図7(c)及び図7(d)には離散的な関数(それぞれ、関数703及び関数704)の一例が示されている。
本実施例では、必要に応じて、図7に示す関数の中から所望の関数を選択する。そして、フィルタ係数を、周辺画素との差分値とランダムノイズ量σとの差分値をエッジであるかどうかの確信度とし、ノイズ抑制部108では、フィルタ係数が0に近くなればなるほど、エッジである可能性が高いと判定する。したがって、その差分値が0に近づくにつれて、フィルタ係数の構成を中心に重みを置く構成、言い換えれば、フィルタパワーが大きくなるようにする。図7(a)及び図7(b)では、連続関数として1次関数を用いているが、高次の関数であっても構わない。
(実施例5)
次に、本発明の実施例5について説明する。
本発明の実施例5では、まず、上述した実施例1と同様に、図3に示すフローチャートのステップS301〜ステップS316まで処理を行う。そして、実施例5では、図3に示すステップS317において、ノイズ抑制部108でランダムノイズ抑制処理を行う際に、実施例2等で示したリカーシブフィルタ処理、及び、実施例4で示したローパスフィルタ処理を用いる。
実施例2で説明したように、リカーシブフィルタ処理は、動きがあるとボケを発生させる。そこで、動きを検知し、動きのある画素には実施例4で示したローパスフィルタを適用し、動きボケを低減させる。この際の動きを検知する方法としては、実施例2と同様である。また、閾値は今は1つであるが、段階的に複数設け、例えばランダムノイズ量等に応じて、複数のローパスフィルタ、複数のリカーシブフィルタといった、2個以上のフィルタを選択できるようにすることで、より動きに強くし、ノイズ抑制力をあげることもできる。
(実施例6)
次に、本発明の実施例6について説明する。
本発明の実施例6では、実施例1における図3に示すフローチャートにおいて、ステップS302で行われるランダムシステムノイズ量の算出方法が異なるものである。
まず、実施例6では、実施例1と同様に、ユーザが、例えばダーク補正方法を選択すると、ステップS301において、ダーク補正モード入力部102は、当該ダーク補正方法に基づくダーク補正モードを入力する処理を行う。
続いて、ステップS302において、制御部107は、ダーク補正モード入力部102から入力されたダーク補正モードに応じて、例えば自身の内部メモリからランダムシステムノイズ量σD_CORを取得して設定し、これを例えば自身の内部メモリに格納する。
本実施例では、ダーク補正モードごとのランダムシステムノイズ量σD_CORは、例えば制御部107が、撮影前に、或いは、ダーク画像を取得するごとに、以下の(13)式〜(18)式に従って算出され、例えば制御部107の内部メモリに予め格納される。
以下の説明においては、現在2枚のダーク画像を取得しているものとする。この場合、1枚目に取得したダーク画像をD1、2枚目に取得したダーク画像をD2、3枚目に取得するダーク画像をD3とする。この際、入力されたダーク補正モードが前ダーク補正の場合のランダムシステムノイズ量σD_COR_PREは、以下の(13)式により算出される。ここで、以下の(13)式において、関数Var( )は分散を求める関数である。
Figure 2009279042
また、入力されたダーク補正モードが後ダーク補正の場合のランダムシステムノイズ量σD_COR_POSTは、以下の(14)式により算出される。
Figure 2009279042
また、入力されたダーク補正モードが平均ダーク補正の場合のランダムシステムノイズ量σD_COR_AVEは、以下の(15)式により算出される。
Figure 2009279042
また、入力されたダーク補正モードが市松ダーク補正の場合のランダムシステムノイズ量σD_COR_CRSは、以下の(16)式により算出される。
Figure 2009279042
また、入力されたダーク補正モードが偶奇ダーク補正の場合のランダムシステムノイズ量σD_COR_OEは、以下の(17)式により算出される。
Figure 2009279042
また、入力されたダーク補正モードがN枚ダーク補正の場合のランダムシステムノイズ量σD_COR_Nは、以下の(18)式により算出される。この際、m枚目に取得したダーク画像をDmとする。
Figure 2009279042
このように、X線画像とダーク画像とでダーク補正をする状態を再現して各ランダムシステムノイズ量を算出する。ただし、前ダーク補正の場合に(14)式、後ダーク補正の場合に(13)式を用いても構わない。
なお、入力されたダーク補正モードが市松ダーク補正の場合に、(16)式における関数fは、以下に示す(19)式に示すものであっても良い。
Figure 2009279042
また、入力されたダーク補正モードが偶奇ダーク補正の場合に、(17)式における関数gは、以下に示す(20)式に示すものであっても良い。
Figure 2009279042
本実施例におけるステップS302の処理が終了すると、実施例1と同様に、ステップS303〜ステップS318の処理が行われる。
(実施例7)
次に、本発明の実施例7について説明する。
上述した実施例1〜6では、ユーザがダーク補正モード入力部102に選択したダーク補正方法を入力するものであったが、実施例7では、ユーザがダーク補正モード入力部102に選択した撮影方法を入力するものである。
実施例7では、ユーザが、例えば撮影方法を選択すると、図3のステップS301において、ダーク補正モード入力部102は、まず、当該撮影方法に対応するダーク補正方法を選択処理する。そして、ダーク補正モード入力部102は、選択処理したダーク補正方法に基づくダーク補正モードを、X線画像処理装置100の各機能構成部(101、103、107)に入力する処理を行う。
ここで、撮影方法としては、例えば、動画撮影/静止画撮影や、動画撮影ならば透視撮影なのか、シネ撮影なのか、DSAなのかという、X線画像の撮影に係る撮影モードを含むものである。また、撮影方法としては、放射線センサであるX線センサ210がCMOSセンサなのか或いはMISセンサなのかといったX線センサ210の種類を含むものである。さらに、撮影方法としては、被写体の撮影部位や、撮影する際のX線量、撮影フレームレート、X線センサ210の解像度、X線センサ210の駆動方法なども含まれる。この際、ダーク補正モード入力部102には、これらの各種の撮影方法に対して、どのダーク補正方法を利用するのかの対応表が予め内部メモリ等に用意されており、ユーザにより撮影方法が選択された場合に、対応表に基づいてダーク補正方法を選択処理する。
例えば、X線センサ210が、Metal-Insulator-Silicon型センサ(以下、「MIS型センサ」と記す)である場合、当該MIS型センサで取得するX線画像ごとにダーク画像が必要となる。このため、X線画像に対して直前もしくは直後のダーク画像が選択される。したがって、この場合、ダーク補正モード入力部102は、ダーク補正方法として、前ダーク補正、後ダーク補正、平均ダーク補正、市松ダーク補正、及び、偶奇ダーク補正の中から選択処理を行うことになる。
また、動画撮影であってX線センサ210がMIS型センサである場合、フレームレートを上げるために、ダーク補正モード入力部102は、ダーク補正方法として、例えば、前ダーク補正を選択処理する。また、静止画撮影であってX線センサ210がMIS型センサである場合、画質を上げるために、ダーク補正モード入力部102は、ダーク補正方法として、例えば、前ダーク画像と後ダーク画像を加算平均した平均ダーク補正を選択処理する。
また、例えば、X線センサ210が、CMOSセンサである場合、X線画像ごとには、ダーク画像を必要としない。このため、この場合、ダーク補正モード入力部102は、ダーク補正方法として、予め撮影されたN枚のダーク画像を用いたN枚ダーク補正を選択処理することになる。
このように、ダーク補正モード入力部102において、ユーザが選択された撮影方法に応じて、ダーク補正方法を選択処理し、選択処理したダーク補正方法に基づくダーク補正モードを入力処理する。
本実施例におけるステップS301の処理が終了すると、実施例1と同様に、ステップS302〜ステップS318の処理が行われる。
本実施例によれば、X線センサ210の変更等によって生じるダーク補正方法の変更や、その他の撮影条件によるダーク補正方法の変更によるランダムシステムノイズの変動があったとしても、ランダムノイズ抑制処理を最適(良好)に行うことができる。これにより、例えば、医師の診断精度や手術精度の向上させることが可能となる。
(実施例8)
次に、本発明の実施例8について説明する。
本発明の実施例8では、実施例1における図3に示すフローチャートにおいて、ステップS302で行われるランダムシステムノイズ量の算出方法が異なるものである。
まず、実施例8では、実施例1と同様に、ユーザが、例えばダーク補正方法を選択すると、ステップS301において、ダーク補正モード入力部102は、当該ダーク補正方法に基づくダーク補正モードを入力する処理を行う。
続いて、ステップS302において、制御部107は、ダーク補正モード入力部102から入力されたダーク補正モードに応じて、例えば自身の内部メモリからランダムシステムノイズ量σD_CORを取得して設定し、これを例えば自身の内部メモリに格納する。
本実施例では、ダーク補正モードごとのランダムシステムノイズ量σD_CORは、例えば制御部107が、撮影前に、或いは、ダーク画像を取得するごとに、以下の(21)式〜(27)式に従って算出され、例えば制御部107の内部メモリに予め格納される。
ランダムシステムノイズ量σD_CORを算出するために、本実施例では、画像取得部101において、撮影前に、K+1枚のダーク画像D0〜DKを取得する。さらに、被写体を配置しない状態でX線をX線センサ210に照射してK枚のX線画像I0〜IK-1を取得する。
この際、入力されたダーク補正モードが前ダーク補正の場合のランダムシステムノイズ量σD_COR_PREは、以下の(21)式により算出される。
Figure 2009279042
(21)式において、関数RS( )は、入力値I0−D0〜IK-1−DK-1をサンプル点とし、以下の(22)式のように近似して、係数を算出する。
Figure 2009279042
(22)式は、X線画像の画素値とランダムノイズとの関係を表す近似式である。(22)式において、A〜Cは係数であり、XがX線画像の画素値である。ランダムシステムノイズは、X線の線量に依存しない一定値であるため、係数Cがランダムシステムノイズに相当する。したがって、関数RS( )の出力は、係数Cとなる。
また、入力されたダーク補正モードが後ダーク補正の場合のランダムシステムノイズ量σD_COR_POSは、以下の(23)式により算出される。
Figure 2009279042
また、入力されたダーク補正モードが平均ダーク補正の場合のランダムシステムノイズ量σD_COR_AVEは、以下の(24)式により算出される。
Figure 2009279042
また、入力されたダーク補正モードが市松ダーク補正の場合のランダムシステムノイズ量σD_COR_CRSは、以下の(25)式により算出される。
Figure 2009279042
また、入力されたダーク補正モードが偶奇ダーク補正の場合のランダムシステムノイズ量σD_COR_OEは、以下の(26)式により算出される。
Figure 2009279042
また、入力されたダーク補正モードがN枚ダーク補正の場合のランダムシステムノイズ量σD_COR_Nは、以下の(27)式により算出される。この際、m枚目に取得したダーク画像をDmとする。
Figure 2009279042
このように、X線画像とダーク画像とでダーク補正をする状態を再現して各ランダムシステムノイズ量を算出する。ただし、前ダーク補正の場合に(23)式、後ダーク補正の場合に(21)式を用いても構わない。
なお、入力されたダーク補正モードが市松ダーク補正の場合に、(25)式における関数hは、以下に示す(28)式に示すものであっても良い。
Figure 2009279042
また、入力されたダーク補正モードが偶奇ダーク補正の場合に、(26)式における関数Jは、以下に示す(29)式に示すものであっても良い。
Figure 2009279042
本実施例におけるステップS302の処理が終了すると、実施例1と同様に、ステップS303〜ステップS318の処理が行われる。
(実施例9)
次に、本発明の実施例9について説明する。
本発明の実施例9では、実施例1における図3に示すフローチャートにおいて、ステップS302で行われるランダムシステムノイズ量の算出の際に用いるランダムシステムノイズの補正係数kσの算出方法が異なるものである。
まず、実施例9では、実施例1と同様に、ユーザが、例えばダーク補正方法を選択すると、ステップS301において、ダーク補正モード入力部102は、当該ダーク補正方法に基づくダーク補正モードを入力する処理を行う。この際、本実施例では、ダーク補正方法(ダーク補正モード)として、後述する前N枚ダーク補正、後N枚ダーク補正、前後N枚ダーク補正を適用する。
続いて、ステップS302において、制御部107は、まず、ダーク補正モード入力部
102から入力されたダーク補正モードに応じて、例えば自身の内部メモリからランダム
システムノイズ量σsを取得すると共に、補正係数kσを算出する。そして、制御部107は、補正係数kσとランダムシステムノイズ量σsを用いて、ランダムシステムノイズ量σD_CORを算出して設定し、これを、例えば自身の内部メモリに格納する。
以下に、ダーク補正モードが、本実施例で用いる前N枚ダーク補正、後N枚ダーク補正、前後N枚ダーク補正の場合の補正係数kσの算出方法について説明する。
図8は、本発明の実施例9におけるダーク補正モード(ダーク補正方法)を説明するための模式図である。図8には、ダーク補正モードが、前N枚ダーク補正、後N枚ダーク補正、前後N枚ダーク補正の場合を示している。
図8(a)に示すように、画像取得部101が、ダーク画像(DK0〜DKN−1)をN枚取得し、その後、X線画像(I0〜IM−1)をM枚取得する。さらに、その後、ダーク画像(DKN〜DK2N−1)をN枚取得する。
この場合、前N枚ダーク補正では、図8(b)に示すように、X線画像(I0〜IM−1)より先に取得したN枚のダーク画像(DK0〜DKN−1)に基づく合成ダーク画像を利用する。また、後N枚ダーク補正では、図8(b)に示すように、X線画像(I0〜IM−1)より後に取得したN枚のダーク画像(DKN〜DK2N−1)に基づく合成ダーク画像を利用する。また、前後N枚ダーク補正では、X線画像の前及び後に取得した2N枚のダーク画像(DK0〜DKN−1、DKN〜DK2N−1)に基づく合成ダーク画像を利用する。
図9は、本発明の実施例9を示し、前N枚ダーク補正で利用する合成ダーク画像を生成する際の重み関数wfの一例を示す模式図である。具体的に、図9(a)〜図9(d)には、重み関数wfとして、関数901〜関数904が示されている。本実施例では、必要に応じて、図9に示す重み関数wfの中から所望の重み関数を選択する。
前Nダーク補正では、N枚のダーク画像(DK0〜DKN−1)を、図9に示す選択した重み関数wfによって加算することで、合成ダーク画像を生成する。
図10は、本発明の実施例9を示し、後N枚ダーク補正で利用する合成ダーク画像を生成する際の重み関数wbの一例を示す模式図である。具体的に、図10(a)〜図10(d)には、重み関数wbとして、関数1001〜関数1004が示されている。本実施例では、必要に応じて、図10に示す重み関数wbの中から所望の重み関数を選択する。
後Nダーク補正では、N枚のダーク画像(DKN〜DK2N−1)を、図10に示す選択した重み関数wbによって加算することで、合成ダーク画像を生成する。
図11は、本発明の実施例9を示し、前後N枚ダーク補正で利用する合成ダーク画像を生成する際の重み関数waの一例を示す模式図である。具体的に、図11(a)〜図11(f)には、重み関数waとして、関数1101〜関数1106が示されている。本実施例では、必要に応じて、図11に示す重み関数waの中から所望の重み関数を選択する。
前後Nダーク補正では、2N枚のダーク画像(DK0〜DKN−1、DKN〜DK2N−1)を、図11に示す選択した重み関数waによって加算することで、合成ダーク画像を生成する。ただし、重みの合計は1となるようにする。
図9〜図11に示す重み関数wf、wb及びwaは、取得順がX線画像に近いダーク画像ほどその重みを大きくするという一例を示している。
ステップS301において入力されたダーク補正モードが前N枚ダーク補正である場合の補正係数kσは、以下の(30)式及び(31)式により算出される。
Figure 2009279042
また、ステップS301において入力されたダーク補正モードが後N枚ダーク補正である場合の補正係数kσは、以下の(32)式及び(33)式により算出される。
Figure 2009279042
また、ステップS301において入力されたダーク補正モードが前後N枚ダーク補正である場合の補正係数kσは、以下の(34)式及び(35)式により算出される。
Figure 2009279042
本実施例におけるステップS302の処理が終了すると、実施例1と同様に、ステップS303〜ステップS318の処理が行われる。
以上、説明したように、本実施形態に係るX線画像処理装置100では、制御部107において、ダーク補正モード入力部102から入力されたダーク補正モードに応じて、ノイズ抑制パラメータであるランダムシステムノイズ量を設定するようにしている。そして、ノイズ抑制部108では、制御部107で設定されたランダムシステムノイズ量を用いてランダムノイズ量を設定し、当該ランダムノイズ量に基づいてダーク補正部105等で補正処理されたX線画像に対してノイズ抑制処理を行うようにしている。
かかる構成によれば、X線画像に対して最適なノイズ抑制処理を行うことができる。これにより、高画質のX線画像を取得することができる。
前述した本実施形態に係るX線画像処理装置(放射線画像処理装置)100によるX線画像処理方法(放射線画像処理方法)を示す図3の各ステップは、コンピュータのCPUがRAMやROMなどに記憶されたプログラムを実行することによって実現できる。このプログラム及び当該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は本発明に含まれる。
具体的に、前記プログラムは、例えばCD−ROMのような記憶媒体に記録し、或いは各種伝送媒体を介し、コンピュータに提供される。前記プログラムを記録する記憶媒体としては、CD−ROM以外に、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、光磁気ディスク、不揮発性メモリカード等を用いることができる。他方、前記プログラムの伝送媒体としては、プログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するためのコンピュータネットワーク(LAN、インターネットの等のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける通信媒体を用いることができる。また、この際の通信媒体としては、光ファイバ等の有線回線や無線回線などが挙げられる。
また、本発明は、コンピュータが供給されたプログラムを実行することにより本実施形態に係るX線画像処理装置100の機能が実現される態様に限られない。そのプログラムがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共同して本実施形態に係るX線画像処理装置100の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。また、供給されたプログラムの処理の全て、或いは一部がコンピュータの機能拡張ボードや機能拡張ユニットにより行われて本実施形態に係るX線画像処理装置100の機能が実現される場合も、かかるプログラムは本発明に含まれる。
また、前述した本実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術的思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明の実施形態に係るX線画像処理装置(放射線画像処理装置)の機能構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係るX線画像処理装置(放射線画像処理装置)のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施例1を示し、X線画像処理装置(放射線画像処理装置)によるX線画像処理方法(放射線画像処理方法)の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施例1を示し、各ダーク補正モード(各ダーク補正方法)におけるランダムシステムノイズの補正係数の一例を示す模式図である。 本発明の実施例2を示し、フィードバック係数の補正処理を説明するための模式図である。 本発明の実施例2を示し、フィードバック係数の補正処理を説明するための模式図である。 本発明の実施例4を示し、フィルタ係数の補正処理を説明するための模式図である。 本発明の実施例9におけるダーク補正モード(ダーク補正方法)を説明するための模式図である。 本発明の実施例9を示し、前N枚ダーク補正で利用する合成ダーク画像を生成する際の重み関数の一例を示す模式図である。 本発明の実施例9を示し、後N枚ダーク補正で利用する合成ダーク画像を生成する際の重み関数の一例を示す模式図である。 本発明の実施例9を示し、前後N枚ダーク補正で利用する合成ダーク画像を生成する際の重み関数の一例を示す模式図である。 (1)式に示すX線強度XとX線ランダムノイズ量σ(X)との関係の一例を示す特性図である。 一般的なダーク補正方法を説明するための模式図である。
符号の説明
101:画像取得部
102:ダーク補正モード入力部
103:ダーク画像生成部
104:画像保存部
105:ダーク補正部
106:画像補正部
107:制御部
108:ノイズ抑制部
109:画像出力部

Claims (13)

  1. 放射線を照射して得られた放射線画像と、放射線を照射せずに得られたダーク画像とを取得する画像取得部と、
    前記ダーク画像を用いて前記放射線画像を補正する際の補正モードを入力する補正モード入力部と、
    前記補正モードに応じて、第1のパラメータを設定するパラメータ設定部と、
    前記補正モードに基づいて、前記ダーク画像を用いて前記放射線画像を補正するダーク補正部と、
    前記第1のパラメータを用いて、前記ダーク補正部で補正された放射線画像に対してノイズ抑制処理を行うノイズ抑制部と
    を有することを特徴とする放射線画像処理装置。
  2. 前記画像取得部は、前記補正モードに応じて、複数の前記ダーク画像を取得するものであり、
    前記画像取得部で取得された複数のダーク画像を合成して合成ダーク画像を生成するダーク画像生成部を更に有し、
    前記ダーク補正部は、前記補正モードに基づいて、前記合成ダーク画像を用いて前記放射線画像を補正することを特徴とする請求項1に記載の放射線画像処理装置。
  3. 前記パラメータ設定部は、前記補正モードに応じて、前記第1のパラメータの設定に用いる第2のパラメータを算出し、当該第2のパラメータを用いて前記第1のパラメータの設定を行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線画像処理装置。
  4. 前記第1のパラメータは、ランダムシステムノイズ量であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放射線画像処理装置。
  5. 前記ノイズ抑制部は、前記第1のパラメータを用いてノイズ抑制値を設定し、当該ノイズ抑制値に基づいて前記ノイズ抑制処理を行うことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の放射線画像処理装置。
  6. 前記ノイズ抑制値は、ランダムノイズ量であることを特徴とする請求項5に記載の放射線画像処理装置。
  7. 前記ノイズ抑制部は、前記ノイズ抑制処理としてフィルタ処理を行うものであり、前記ノイズ抑制値を用いて前記フィルタ処理を行う際の複数のフィルタを選択することを特徴とする請求項5又は6に記載の放射線画像処理装置。
  8. 前記ノイズ抑制部は、前記ノイズ抑制処理としてフィルタ処理を行うものであり、前記ノイズ抑制値を用いて前記フィルタ処理を行う際のフィルタの係数を変更することを特徴とする請求項5又は6に記載の放射線画像処理装置。
  9. 前記ノイズ抑制部は、前記ノイズ抑制値を用いて、前記ノイズ抑制処理を行う前記放射線画像における動きを判定することを特徴とする請求項5又は6に記載の放射線画像処理装置。
  10. 前記補正モード入力部は、前記放射線画像の撮影に係る撮影方法が選択された場合、当該撮影方法に対応する前記補正モードを入力することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の放射線画像処理装置。
  11. 前記撮影方法には、前記放射線画像の撮影に係る撮影モード、前記放射線画像を検出する放射線センサの種類、当該放射線センサの駆動方法が含まれることを特徴とする請求項10に記載の放射線画像処理装置。
  12. 放射線を照射して得られた放射線画像の処理を行う放射線画像処理方法であって、
    前記放射線画像と、放射線を照射せずに得られたダーク画像とを取得する画像取得ステップと、
    前記ダーク画像を用いて前記放射線画像を補正する際の補正モードを入力する補正モード入力ステップと、
    前記補正モードに応じて、第1のパラメータを設定するパラメータ設定ステップと、
    前記補正モードに基づいて、前記ダーク画像を用いて前記放射線画像を補正するダーク補正ステップと、
    前記第1のパラメータを用いて、前記ダーク補正ステップで補正された放射線画像に対してノイズ抑制処理を行うノイズ抑制ステップと
    を有することを特徴とする放射線画像処理方法。
  13. 放射線を照射して得られた放射線画像の処理を行う放射線画像処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記放射線画像と、放射線を照射せずに得られたダーク画像とを取得する画像取得ステップと、
    前記ダーク画像を用いて前記放射線画像を補正する際の補正モードを入力する補正モード入力ステップと、
    前記補正モードに応じて、第1のパラメータを設定するパラメータ設定ステップと、
    前記補正モードに基づいて、前記ダーク画像を用いて前記放射線画像を補正するダーク補正ステップと、
    前記第1のパラメータを用いて、前記ダーク補正ステップで補正された放射線画像に対してノイズ抑制処理を行うノイズ抑制ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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