JP2015166550A - 節付きプレストレス鉄筋コンクリート杭 - Google Patents

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啓 佐藤
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【課題】補強バンドの長さが短くとも、軸方向鉄筋が配設されていない区間を補強することで端板と軸方向鉄筋との一体性が確保される構造とした節付きプレストレスト鉄筋コンクリート杭を提供する。
【解決手段】PC鋼材7,軸方向鉄筋8を配設した節付きプレストレスト鉄筋コンクリート杭1にあって、杭頭部または先端部に設置した端板5Aと前記軸方向鉄筋の基端部8Aとの離間する区間Dを、前記端板にスタッド溶接により設置したスタッド筋9で補強して前記端板と前記軸方向鉄筋との一体性を確保する構成とした。
【選択図】図3

Description

本発明は節付きプレストレスト鉄筋コンクリート杭、詳しくは、プレテンション式の鉄筋コンクリート構造からなる節付き杭の端部構造に関する。
既製コンクリート杭の種類として、RC杭、PHC杭、SC杭およびPRC杭などが知られているが、これら既製コンクリート杭のうち、PRC杭はRC杭とPHC杭の双方の性能を組み合わせた構造であり、地震時に発生する水平力によって杭体に生ずるモーメントに対し優れた耐力をもたせたものである。
一方、既製コンクリート杭の形状は、JIS A5373附属書Eに規定された中空円筒状のストレート杭、拡径部を有したST杭または一定間隔の節部を有する節付き杭が知られている。なかには杭頭部に拡径部を有する節付き杭も製造されている。なお、PRC杭としては、(社)コンクリートパイル建設技術協会が仕様を統一した所謂コピタ型PRC杭が知られているが、ST杭または節付き杭の形状では仕様が統一されていない。
プレテンション式のPRC構造では、杭体内に軸方向のRC鉄筋(以下、軸方向鉄筋)を配設した後、緊張材(PC鋼材)を引っ張った状態でコンクリートを養生硬化させる必要があるが、この際、杭頭部または杭先端部の端板と軸方向鉄筋の基端部との間に間隔が生ずることになり、この離間した区間が構造上PC構造となってしまう。そこで、このような場合には、杭頭部または杭先端部に設置する補強バンドの材質と厚さを確保し、断面で所定の性能を満たすよう設計する必要があった。
また、PRC構造を節付き杭にも適用する場合には、構造上PC構造となってしまう杭頭部または杭先端部の端板と軸方向鉄筋の基端部との間の離間した区間を、長さを所定長だけ延ばした補強バンドで補強し、全長にわたってRC構造として一体性が確保された構造とする方法も考えられる。しかし、補強バンドを所定長より長くした場合、杭頭部または杭先端部から近い位置にある節部に補強バンドの一端側が食い込み、節部の一体性を損なうおそれがある。したがって、節付き杭の場合、補強バンドを所定長より長くすることができず、上記のよう手段は採用できないといった問題点がある。
そこで、新たに所定長の定着筋を端板に取り付けることが考えられるが、PRC構造では杭体内に緊張材,軸方向鉄筋およびせん断補強筋などが配設されているため、定着筋の溶接代や作業空間の確保などの点で難しいといった問題点がある。
本発明は、上記の課題を解決するため、狭い作業空間の中での作業が容易である一方、溶接代も少なくできるスタッド溶接によって端板にスタッド筋を配設することで、杭頭部或いは杭先端部の端板と軸方向鉄筋との一体性が確保され、PRC構造が全長に渡って形成される構造とした節付きプレストレスト鉄筋コンクリート杭を提供することを目的としたものである。
上記の目的を達成するため、第1発明として、PC鋼材に加え軸方向鉄筋を配設した節付きプレストレスト鉄筋コンクリート杭において、杭頭部または先端部に設置した端板と前記軸方向鉄筋の基端部との離間する区間を、前記端板にスタッド溶接により設置したスタッド筋で補強して、前記杭頭部または先端部の前記端板と前記軸方向鉄筋との一体性を確保する構造とした。
また、上記の目的を達成するため、第2発明として、前記スタッド筋が前記軸方向鉄筋に沿って平行に配設され、且つ前記スタッド筋の径と本数が杭体内の前記軸方向鉄筋と同径,同本数である構造とした。
第1発明では、上記のように、PC鋼材に加え軸方向鉄筋を配設した節付きプレストレスト鉄筋コンクリート杭において、杭頭部または先端部に設置した端板と前記軸方向鉄筋の基端部との離間する区間を、前記端板にスタッド溶接により設置したスタッド筋で補強することで、前記杭頭部または先端部の前記端板と前記軸方向鉄筋との一体性を確保することができる。
また、第2発明では、上記のように、前記スタッド筋が前記軸方向鉄筋に沿って平行に配設され、且つ前記スタッド筋の径と本数が杭体内の前記軸方向鉄筋と同径,同本数である構造とすることで、定着用スタッド筋の配設が合理的に無理なく配置できる。
本発明に係る節付きプレストレスト鉄筋コンクリート杭の一部を省略した半部縦断面図である。 図1のAーA線断面拡大図である。 図2のBーB線断面拡大部分図である。 本発明に係る杭頭部に拡径部を有する節付きプレストレスト鉄筋コンクリート杭の一部を省略した半部縦断面図である。
以下、本発明に係る節付きプレストレスト鉄筋コンクリート杭を図1ないし図4に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図3において、1は節杭で、その胴部2(小径部)には長手方向に沿って複数の節部3(大径部)が所定の間隔をおいて形成されている。5Aは前記節杭1の杭頭部1Aに設置した端板で、杭頭部1Aの外周に巻き回して設置した補強バンド6Aの周端縁が前記端板5Aに溶接により連結されている。なお、図中5Bは前記節杭1の先端部1Bに設置した端板、6Bは杭の先端部外周に巻き回して設置した補強バンドである。
7は前記節杭1の杭体部に緊張状態で配設したPC鋼材で、節杭1の杭頭部1Aから先端部1Bまで全長にわたって設置されており、節杭1の杭頭部1Aに設置した端板5Aに一端を定着した前記PC鋼材7の他端は杭軸と平行に真っ直ぐに伸び、前記節杭1の先端部1Bに設置した端板5Bに定着されている。
8は前記PC鋼材7と同心円上に配設した軸方向鉄筋で、複数本前記PC鋼材7と平行に配設されており、該軸方向鉄筋8の両端部8A,8Bは、前記PC鋼材7を引っ張った状態でコンクリートCを養生硬化させた関係で、節杭1の杭頭部1Aおよび先端部1Bに設置した端板5A,5Bから所定の間隔だけ離間しており、この離間した区間Dだけ軸方向鉄筋8が配設されていない、いわゆるPC構造となっている。
9は杭頭部1Aに設置した前記端板5Aにスタッド溶接により設置したスタッド筋で、前記軸方向鉄筋8に沿って平行に配設されており、杭体内にあってPC構造となっている前記離間した区間Dの部分を覆って更に他端方向に伸びている。そして、前記スタッド筋9の太さと本数は、杭体内の前記軸方向鉄筋8と同じ太さのものを同じ本数設置してなる構成としたものである。なお、図中、10は前記軸方向鉄筋8の外側に巻き付けたらせん筋である。
図4に示すものは、本発明に係る節付きプレストレスト鉄筋コンクリート杭1の他の実施例で、杭1の頭部1A側に拡径部11を形成したものである。そして、前記拡径部11側の端板15にスタッド筋19がスタッド溶接により設置されており、このスタッド筋19はPC鋼材7および軸方向鉄筋8の外周側に配設されている。
このように、スタッド筋19をらせん筋10の外側に配置する場合は、スタッド筋19の外周にも所定量のらせん筋20を巻き付け、杭体内にあってPC構造となっている前記離間した区間Dの部分を、前記軸方向鉄筋8の外側に巻き付けたらせん筋10とで2重のらせん筋構造とするか、図4に示すように、補強バンド6Aをスタッド筋19の長さよりやや長くして拘束させると良い。
1 節付きプレストレスト鉄筋コンクリート杭
1A 杭頭部
1B 先端部
2 胴部
3 節部
5A・5B・15 端板
6A・6B 補強バンド
7 PC鋼材
8 軸方向鉄筋
9・19 スタッド筋
10・20 らせん筋
11 拡径部

Claims (2)

  1. PC鋼材に加え軸方向鉄筋を配設した節付きプレストレスト鉄筋コンクリート杭において、杭頭部または先端部に設置した端板と前記軸方向鉄筋の基端部との離間する区間を、前記端板にスタッド溶接により設置したスタッド筋で補強し、前記杭頭部または先端部の前記端板と前記軸方向鉄筋との一体性を確保する構造としたことを特徴とする節付きプレストレスト鉄筋コンクリート杭。
  2. 前記スタッド筋が前記軸方向鉄筋と平行に配設され、且つ前記スタッド筋の径と本数が杭体内の前記軸方向鉄筋と同径,同本数であることを特徴とする請求項1記載の節付きプレストレスト鉄筋コンクリート杭。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05339939A (ja) * 1992-06-11 1993-12-21 Mitani Sekisan Co Ltd Prc杭における鉄筋籠と杭端板との定着方法及びprc杭用杭端板
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JPH1193162A (ja) * 1997-09-22 1999-04-06 Mitani Sekisan Co Ltd 節付き杭及び節付き杭の製造方法

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