JP2015166099A - ブランク材の製造方法、ホットスタンプ成形品の製造方法、ブランク材、及びホットスタンプ成形品 - Google Patents

ブランク材の製造方法、ホットスタンプ成形品の製造方法、ブランク材、及びホットスタンプ成形品 Download PDF

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Abstract

【課題】 複数枚の金属板の板面同士を接合したブランク材から製造されるホットスタンプ成形品の強度及び剛性を、ホットスタンプ工程に大幅な変更を加えることなく向上させる。
【解決手段】 ホットスタンプ用加熱工程における加熱温度を上回り、且つ、金属板210、220の固相線温度を下回る固相線温度を有するろう材230で金属板210、220をろう付けしてブランク材200を製造する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、板面同士が接合された複数枚の金属板をホットスタンプ工程により成形するために用いて好適なものである。
従来から、ホットスタンプ工程によりホットスタンプ成形品を製造することが行われている。この際、複数枚の鋼板の板面同士を接合することにより製造されたブランク材をホットスタンプ工程に供することにより、ホットスタンプ成形品の強度及び剛性を高めることも行われている。この場合、メインの鋼板の領域のうち、ホットスタンプ成形品となったときに他の領域に比べて強度及び剛性が小さくなる領域や、他の領域よりも大きな強度及び剛性が必要になる領域に対して、1枚又は複数枚の鋼板が接合される。このようなブランク材を用いたホットスタンプ成形品の用途として、例えば、モノコックボディ(ユニットコンストラクションボディ)の構成部品であるフロントサイドメンバーやセンターピラー等がある。
特許文献1には、メインの鋼板の領域のうち、少なくともホットスタンプ成形品の稜線部になる領域に対して板面同士が相互に向き合うように補強用の鋼板を配置し、当該稜線部になる領域にスポット溶接を行うことにより、メインの鋼板と補強用の鋼板との板面同士を接合する技術が開示されている。
特許文献2には、メインの鋼板と補強用の鋼板との板面間にろう材(硬質はんだ。以下同じである。)を配置して溶接により鋼板とろう材を仮止めした後、鋼板の成形温度よりも高い温度まで鋼板を加熱して熱間プレス成形を行い、その後、金型内で成形後の鋼板を冷却してろう材を凝固させる技術が開示されている。
特許文献3には、メインの鋼板と補強用の鋼板の板面との間に、固相線温度が1050℃以下で且つ液相線温度が700℃以上のろう材を挟み込み、これを加熱炉に入れて、900℃〜1050℃で加熱し、その後、焼入れとプレス成形(ホットスタンプ)を行う技術が開示されている。
特許文献4には、板面にろう材を塗布したメインの鋼板を焼入れのために加熱すると共に当該ろう材を溶融させ、この溶融したろう材を介してメインの鋼板の板面と補強用の鋼板の板面とを接合し、その後、焼入れとプレス成形(ホットスタンプ)を行う技術が開示されている。
国際公開第2012/36261号 特開2002−178069号公報 特開2004−141913号公報 特開2011−88484号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、メインの鋼板と補強用の鋼板とを溶接により接合する。このため、鋼板の間に隙間が残存する虞がある。また、特許文献2〜4に記載の技術でも、鋼板の間にろう材が充填されない箇所が生じる虞があり、鋼板の間に隙間が残存する虞がある。したがって、特許文献1〜4に記載の技術では、ホットスタンプ成形品の強度及び剛性を十分に向上させることが容易ではない。
そこで、本発明者らは、特願2013−082003号において、ホットスタンプのための加熱工程の時、又は、加熱工程からホットスタンプ成形工程に移行するまでの間に、ろう材を間に挟んだ複数枚の金属板に対して板厚の方向に加圧する手法を提案した。この手法によれば、特許文献1〜4に記載の技術のように、鋼板の間に隙間が残存することを防止できる。
しかし、特願2013−082003号に記載の手法では、焼入れのための加熱工程時等にろう材を溶融させるため、ホットスタンプ工程に対して大きな変更を行う必要がある。したがって、大掛かりな設備投資が必要になる虞があると共に工数の大幅な増加を招く虞がある。また、焼入れのための加熱と共にろう材を溶融させるため、ろう付けの管理が容易でなく、また、ホットスタンプ鋼板の加熱条件により、ろう付けの条件に制約が生じる虞がある。さらに、ろう材の液相線温度が、焼入れのための加熱温度よりも高い場合には、液体金属脆化割れが生じる虞がある。この場合には、プレス成形温度を管理する必要が生じる虞がある。
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、複数枚の金属板の板面同士を接合したブランク材から製造されるホットスタンプ成形品の強度及び剛性を、ホットスタンプ工程に大幅な変更を加えることなく向上させることを目的とする。
本発明のブランク材の製造方法は、ホットスタンプ工程により成形と焼入れとが行われるブランク材であって、複数枚の金属板とろう材とを用いて構成されるブランク材の製造方法であって、板面が相互に対向する前記複数枚の金属板のうち、相互に隣り合う2枚の金属板の板面の間の所定の領域に前記ろう材が配置された板組を構成するろう材配置工程と、前記ろう材配置工程により構成された前記板組を加熱するろう材加熱工程と、前記ろう材加熱工程により加熱された前記板組を冷却するろう材冷却工程と、を有し、前記ろう材の固相線温度は、前記ホットスタンプ工程における焼入れのための加熱工程における加熱温度を上回り、且つ、前記金属板の固相線温度を下回り、前記ろう材加熱工程は、前記ろう材の液相線温度を上回り、且つ、前記金属板の固相線温度を下回る温度で、前記板組を加熱し、前記ろう材冷却工程は、前記ろう材の温度が、前記ろう材の固相線温度を下回るまで、前記板組を冷却することを特徴とする。
本発明のホットスタンプ成形品の製造方法は、前記ブランク材の製造方法によりブランク材を製造するブランク材製造工程と、前記ブランク材製造工程により製造された前記ブランク材を、焼入れのために加熱するホットスタンプ用加熱工程と、前記ホットスタンプ用加熱工程により加熱された前記ブランク材に対し成形と焼入れとを行うホットスタンプ成形工程と、を有することを特徴とする。
本発明のブランク材は、ホットスタンプ工程により成形と焼入れとが行われるブランク材であって、板面が相互に対向するように重ね合わせられた複数枚の金属板と、前記複数枚の金属板のうち、相互に隣り合う2枚の金属板の板面の間において、当該2枚の金属板を接合するろう材と、を有し、前記ろう材の固相線温度は、前記ホットスタンプ工程における焼入れのための加熱工程における加熱温度を上回り、且つ、前記金属板の固相線温度を下回ることを特徴とする。
本発明のホットスタンプ成形品は、前記ブランク材に対してホットスタンプ工程により成形と焼入れとが行われることにより形成されることを特徴とする。
本発明によれば、ホットスタンプ工程における焼入れのための加熱工程における加熱温度を上回り、且つ、金属板の固相線温度を下回る固相線温度を有するろう材により複数枚の金属板のろう付けを行った後にホットスタンプ工程を実施する。したがって、ホットスタンプ工程に大幅な変更を加えることなく、当該ホットスタンプ工程により製造されるホットスタンプ成形品の強度及び剛性を向上させることができる。
成形部品の外観構成の一例を示す図である。 ブランク材の構成の一例を示す図である。 板組に対する加圧方法の一例を説明する図である。 実施例のブランク材の構成を示す図である。 成形部品の構成を示す図である。 比較例のブランク材の構成を示す図である。 三点曲げ試験を説明する図である。 三点曲げ試験の結果を示す図である。 接合部の横断面を示す図(写真)である。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態を説明する。
本実施形態では、自動車のフロントサイドメンバーやセンターピラー等に利用される成形部品を製造する場合を例に挙げて説明する。ただし、成形部品は、このようなものに限定されない。
(成形部品の概形)
まず、本実施形態の成形部品の一例について説明する。図1は、成形部品100の外観構成の一例を示す図である。尚、各図に示しているX−Y−Z座標は、各図における方向の関係を示すものであり、座標の原点は、各図において共通である。
図1において、成形部品100は、ハット型部材110と、クロージングプレート120と、を有する。
ハット型部材110は、ホットスタンプ成形品の一例であり、メイン部材111と補強用部材112とを有する。メイン部材111と補強用部材112は、それぞれ1枚の金属板からなるものである。
メイン部材111の横断面の形状は、ハット形である。補強用部材112の横断面の形状は、メイン部材111の凸部の内側の面の形状・大きさに合わせたコの字形である。補強用部材112の外側の面と、メイン部材111の凸部の内側の面とがろう付けにより接合される。これにより、メイン部材111の凸部の内側の面の稜線を含む領域が、補強用部材112により覆われる。尚、ろう付けの詳細については後述する。
クロージングプレート120は、1枚の金属板(平板)からなるものである。メイン部材111のフランジ部の下面とクロージングプレート120の上面は、スポット溶接等の溶接を行うことにより接合される。
メイン部材111、補強用部材112、及びクロージングプレート120の厚みは、同じであっても異なっていてもよい。
(製造工程)
次に、成形部品の製造工程の一例を説明する。成形部品の製造工程は、ブランク材製造工程と、ホットスタンプ工程とを含む。工程順は、ブランク材製造工程、ホットスタンプ工程の順である。
[ブランク材製造工程]
ブランク材製造工程は、ブランク材を製造する工程である。本実施形態では、ブランク材製造工程において、ハット型部材110を形成するためのブランク材が製造される。
<ブランク材200の構成>
図2は、ブランク材200の構成の一例を示す図である。具体的に図2(a)は、ブランク材の横断面を示す図である。図2(b)は、ろう材230が配置される領域を示す図であり、金属板220の上方からブランク材200を見た図である。図2(b)では、ろう材230が配置される領域を一点鎖線で(透視して)示す。
図2において、ブランク材200は、金属板210、220と、ろう材230とを有する。金属板210は、メイン部材111になるものであり、金属板220は、補強用部材112になるものである。ろう材230は、金属板210、220の板面の間に配置される。図2(b)に示すように、ろう材230は、金属板220の板面の領域のうち、当該板面の縁の部分を除く所定の領域に配置される。尚、ろう材230を金属板220の板面の全面に配置してもよい。
<金属板210、220の構成>
金属板210、220の材質及び板厚は特に限定されない。本実施形態で製造される成形部品100では、高強度・高剛性が要求される。したがって、金属板210、220は、例えば、高強度鋼板であり、成形部品に要求される強度・剛性が得られるよう化学組成及びその他の設計がなされる方が好ましい。ホットスタンプ成形工程では、成形中に(金型内で)焼入れが実施される。したがって、金属板210、220の焼入れ性は高い方が好ましい。つまり、金属板210、220には、強度・剛性及び焼入れ性を高める元素が含有されている方が好ましい。また、金属板210、220は、めっき鋼板であってもよい。めっき鋼板は、例えば、公知の亜鉛系めっき鋼板や、アルミニウム系めっき鋼板である。尚、以上のことは、クロージングプレート120を構成する金属板についても同様である。
<ろう材230の構成>
ろう材230としては、後述するホットスタンプ用加熱工程における加熱温度を上回り、且つ、金属板210、220の固相線温度を下回る固相線温度を有するものを用いる。ホットスタンプ用加熱工程において、ろう材230が液相状態又は固液共存状態(固相と液相とが共存する状態)にならないようにするとともに、以下に説明するろう付けの際に金属板210、220が液相状態又は固液共存状態にならないようにするためである。
一般に、ホットスタンプを行う場合には、加熱炉によりブランク材が加熱される。この場合には、加熱炉の炉内温度(炉内の雰囲気温度)を上回る固相線温度を有するろう材230を用いることになる。このような加熱炉の炉内温度は、通常、Ac3点以上(鋼板をオーステナイト化する温度)であるので、このような加熱炉を想定した場合、少なくともAc3点よりも高い温度の固相線温度を有するろう材230を用いなければならない。このような条件を満足するろう材230としては、例えば、銅系のろう材(Cu、Cu-Zn、Cu-Sn等)、ニッケル系のろう材(Ni、Ni-Cr-B-Si系、Ni-B-Si等)、金系のろう材(Au、Au-Cu、Au-Cu-Ni、Au-Pd-Ni等)、パラジウムろう材(Pd-Ag、Pd-Cu、Pd-Ag-Cu等)がある。
ブランク材製造工程は、ろう材配置工程と、ろう材加熱工程と、ろう材冷却工程とを含む。工程順は、ろう材配置工程、ろう材加熱工程、ろう材冷却工程の順である。以下に、各工程の内容を説明する。
<ろう材配置工程>
ブランク材200を製造する際には、まず、金属板220の板面の領域のうち、当該板面の縁の部分を除く所定の領域にろう材230が配置されるように、ろう材230を介して金属板210、220の板面同士を重ね合わせる。このとき、メイン部材111と補強用部材112との所望の位置関係が得られ、且つ、ろう付けに適した位置になるように、金属板210、220の位置合わせが行われる。
ろう材230は、粉状、ペースト状のものであっても、固体のものであってもよい。
ペースト状のろう材230を用いる場合には、例えば、金属板220の板面の前述した領域(縁を除く領域)にろう材230を塗布した後、金属板220の板面(ろう材230が塗布されている面)と金属板210の板面とを、前述した位置合わせを行って、重ね合わせる。
一方、粉状、固体のろう材230を用いる場合には、例えば、金属板210、220の板面の間の前述した領域(縁を除く領域)にろう材230が配置されるように、前述した位置合わせを行って、金属板210、220の板面をろう材230を挟んで重ね合わせる。
ここで、ろう材230の厚みは特に限定されない。例えば、金属板210、220を接合することが担保できるという観点から、ろう材230の厚みを、30μm〜200μmにすることができる。
尚、以下の説明では、以上のようにしてろう材230を間に挟んで重ね合わせられた金属板210、220を、必要に応じて「板組」と称する。
<ろう材加熱工程>
次に、板組を、その位置を、ろう付けに適した位置に維持するための治具にセットする。
次に、ろう材230の温度が、ろう材230の液相線温度を上回り、且つ、金属板210、220の固相線温度を下回る温度になるように、治具にセットされた板組を加熱する。ここでの加熱は、ろう付けを行うための加熱であり、後述する加熱工程における焼入れのための加熱とは、目的が異なる。
加熱のための手段としては、例えば、炉内加熱、通電加熱、又は高周波加熱(誘導加熱)、その他、ろう材230を溶融させうる加熱手段(アーク・レーザ・ガス等)であれば如何なる方法でも用いることができる。
炉内加熱とは、治具にセットされた板組を加熱炉の内部に装入してろう材230を加熱することをいう。金属板210、220がめっきされていない場合には、加熱炉内の雰囲気を、金属板210、220及びろう材230にとっての還元性雰囲気や、真空雰囲気とするのが好ましい。金属板210、220がめっきされている場合には、加熱炉内の雰囲気を、ろう材230にとっての還元性雰囲気とするのが好ましい。炉内加熱を行う場合には、後述する焼入れのための加熱炉とは別の加熱炉を用いる。
前述したように、ろう材230の固相線温度は、後述する加熱工程におけるブランク材200の加熱温度を上回る。したがって、焼入れのための加熱炉の雰囲気が、ろう材にとっての非還元性雰囲気であっても、当該ろう材を使用することができる。すなわち、後述するホットスタンプ用加熱工程において、ろう材が非還元性雰囲気に晒されても、ろう材が液相状態又は固液共存状態になることはないので、ろう材が酸化することで、ろう付けそのものが不可能となることを防止できる。
通電加熱とは、治具にセットされた板組を構成する金属板210、220に電極を取り付けて、金属板210、220間を通電してろう材230を加熱することをいう。
高周波加熱とは、高周波電流を流したコイルの中に、治具にセットされた板組を通すことにより、電磁誘導の作用により、金属板210、220に電流を流してろう材230を加熱することをいう。
これら通電加熱や高周波加熱は、真空中又は不活性ガス雰囲気中で行うのが好ましい。
また、加熱中の板組に対して、金属板210、220の板厚方向に加圧を行ってもよい。このように加圧を行うことにより、金属板210、220とろう材230との間に隙間が形成されることを抑制することができ、金属板210、220とろう材230とを可及的に密着させることができる。
板組に対する加圧方法としては種々の方法がある。図3は、板組に対する加圧方法の一例を説明する図である。
図3に示すように、金属板210の下面の全体に、支持板310を配置する。金属板220の上面の全体に、押さえ板320を配置する。そして、押さえ板320及び支持板310に挟まれた板組を前述したようにして加熱する。このとき、押さえ板320の自重により、板組が圧力Pで加圧される。この加圧により、板組内の金属板210、220の変形は拘束される。そのため、加熱後の板組において、金属板210、220とろう材230との間に隙間が形成されることを抑制することができ、金属板210、220とろう材230とを可及的に密着させることができる。
支持板310及び押さえ板320は、加熱中の金属板210、220の変形を抑制するのに十分な強度及び/又は厚さを有していれば、材質等は特に限定されない。加圧時の金属板210、220に対する好ましい平均荷重は1.0×10-3〜1.0MPaである。したがって、押さえ板320は、この平均荷重を板組(金属板210、220)に付与できる程度の重量を有する方が好ましい。
支持板310及び押さえ板320を利用して板組を加熱する場合、支持板310及び押さえ板320が熱を遮蔽するため、板組の温度が上がりにくくなる場合がある。したがって、支持板310及び押さえ板320は、加熱中に金属板210、220が変形しない程度の強度を確保できる範囲で、板厚を薄くしたり、格子状又は網状の構造としたりすることができる。
<ろう材冷却工程>
次に、以上のようにして加熱された板組を、ろう材230の温度が、ろう材230の固相線温度を下回るまで冷却する。この際、金属板210、220の結晶粒の粗大化(成長)を抑制するため、金属板210、220の温度が、金属板210、220のAc1点を下回る温度になるまで、板組を冷却することが好ましく、板組のハンドリングを容易にするため、板組の温度が室温になるまで冷却するのがより一層好ましい。
板組の冷却方法としては種々の方法がある。例えば、金属板210の下面と金属板220の上面(金属板210、220のろう材230と接していない方の面)に対して、冷却された金属材を接触させることができる。例えば、内部水冷式の金属材(例えば、内部に水冷パイプが形成された金属材)を用いることができる。その他、放冷を行ってもよい。
前述したろう材加熱工程において、板組に対して加圧を行った場合には、ろう材230の温度が、ろう材230の固相線温度を下回るまで、支持板310及び押さえ板320を板組に取り付けた状態にするのが好ましい。このようにすれば、金属板210、220とろう材230との間に隙間が形成されることを確実に抑制することができる。
一方、前述したろう材加熱工程において、板組に対して加圧を行わない場合には、ろう材冷却工程において、板組に対して、金属板210、220の板厚方向に加圧を行うのが好ましい。この場合、例えば、ろう材230の温度が、その液相線温度を下回る前に、金属板210、220の厚み方向に板組を加圧しながら、板組の冷却を行う。例えば、板組を構成する金属板210、220を、内部水冷式の平板プレス機にて上下から挟み込み冷却することができる。
また、結晶粒の粗大化を抑制するために、金属板210、220の内部に、Ti、Nb、Al等の析出物形成元素を添加しておけば、このろう材冷却工程においては、ろう材230の温度が、ろう材230の固相線温度を下回るまで板組を冷却していればよく、それよりも低い温度まで冷却しなくても、金属板210、220の結晶粒の粗大化を抑制することができる。さらに、結晶粒の粗大化があっても、品質に影響がない場合にも同様に、ろう材冷却工程においては、ろう材230の温度が、ろう材230の固相線温度を下回るまで板組を冷却していればよい。
[ホットスタンプ工程]
ホットスタンプ工程は、ブランク材製造工程で製造されたブランク材に対して成形と焼入れを行う工程である。ホットスタンプ工程は、ホットスタンプ用加熱工程と、ホットスタンプ成形工程と、ショットブラスト工程とを含む。工程順は、ホットスタンプ用加熱工程、ホットスタンプ成形工程、ショットブラスト工程の順である。以下に、各工程の内容を説明する。
<ホットスタンプ用加熱工程>
以上のようにして製造されたブランク材200を、ホットスタンプ成形をするために必要な温度に加熱する。好ましい加熱温度の下限は、金属板210、220のAc3点であり、好ましい加熱温度の上限は、1000℃である。前述したように、ろう材230の固相線温度が、このホットスタンプ用加熱温度を上回る温度になるようにしている。また、ろう材冷却工程において、ろう材230を固相にしている。したがって、ホットスタンプ用加熱工程において、ろう材230が液相化されることを抑制することができる。
ホットスタンプ用加熱工程における加熱方法としては種々の方法がある。一般的には、ウォーキングビーム式又はバッチ式の加熱炉が用いられる。加熱炉の種類は特に限定されず、電気炉であってもよいし、ガス炉であってもよい。また、加熱炉の他に、通電加熱や高周波加熱を用いることができる。
<ホットスタンプ成形工程>
ホットスタンプ用加熱工程で加熱されたブランク材200を、ホットスタンプ成形装置内の金型に配置する。そして、ブランク材200に対してホットスタンプ成形を実施して、ハット型部材110(ホットスタンプ成形品)を製造する。ホットスタンプ成形を開始するときのブランク材200の温度は、金属板210、220のMs点以上、ろう材230の固相線温度未満である。このホットスタンプ成形工程により、成形と焼入れとが行われる。
<ショットブラスト工程>
ホットスタンプ用加熱工程で製造されたハット型部材110(ホットスタンプ成形品)に対してショットプラスと処理を行い、ハット型部材110(金属板210、220)の表面に形成されたスケールを除去する。
以上のようにして、ハット型部材110が製造される。そして、ハット型部材110のフランジ部とクロージングプレート120とを、例えば、スポット溶接により接合することにより、成形部品100が製造される。
尚、ホットスタンプ用加熱工程、ホットスタンプ成形工程、ショットブラスト工程は、一般的なホットスタンプ工程で実現することができる。
(実施例)
次に、本発明の実施例を説明する。
<試験部材>
まず、メイン部材及び補強用部材を形成する金属板として、同種の冷間圧延鋼板を1枚ずつ使用した。メイン部材を形成する金属板(以下、メイン鋼板と称する)のサイズは、長さ600mm×幅225mm×厚さ1.2mmである。
一方、補強用部材を形成する金属板(以下、補強用鋼板と称する)のサイズは、長さ600mm×幅170mm×厚さ1.4mmである。
メイン鋼板及び補強用鋼板として、ホットスタンプ成形を実施する前の引張強度が600MPa〜700MPa程度であり、ホットスタンプ成形を実施した後の引張強度が1500MPa級となるものを使用した。
ろう材は、Cuが64質量%〜68質量%であり、残部がZnである(固体の)黄銅ろうを使用した。この黄銅ろうの固相線温度は903℃であり、液相線温度は930℃である。
図4は、本実施例のブランク材400の構成を示す図である。具体的に図4(a)は、メイン鋼板410を上側、補強用鋼板420(図4(b)を参照)を下側にして、ブランク材400をその上側からみた図であり、ろう材430が配置される箇所を一点鎖線で透視して示す。図4(b)は、図4(a)に示すブランク材400の横断面図(I−I´断面図)である。尚、図4(a)及び図4(b)において寸法線の傍らに示す数字は、寸法を示し、単位はmmである。
このようなブランク材400が形成されるよう、メイン鋼板410と補強用鋼板420との間にろう材430を挟んで板組を形成し、これらの位置がろう付けに適した位置で維持されるように板組を治具にセットした後、板組に対して、炉内加熱を実施した。炉内温度を950℃、炉内滞在時間(接合時間)を5min、炉内雰囲気を還元性雰囲気とした。また、本実施例では、炉内加熱の際には板組の加圧を行わなかった。
以上の条件でろう材加熱工程を実施した後、内部水冷の平板プレス機にて、板組を構成するメイン鋼板410及び補強用鋼板420を上下から挟み込み、メイン鋼板410及び補強用鋼板420の温度が、メイン鋼板410及び補強用鋼板420のAc1点を下回り、ハンドリングが容易となる温度(50℃)板組を冷却した。
以上のようにして製造したブランク材に対して、ホットスタンプ用加熱工程を実施した。このとき、炉内温度を890℃。炉内滞在時間を5min、炉内雰囲気を還元性雰囲気とした。その後、内部水冷のプレス機にて、ブランク材400に対しホットスタンプ成形を実施して、図5に示すように、ハット型部材510を製造した。そして、図5に示すように、ハット型部材510(のフランジ部)と、クロージングプレート520とをスポット溶接により接合して成形部品500を製造した。クロージングプレート520は、長さ600mm×幅150mm×厚さ1.8mmの一枚の780MPa級の冷間圧延鋼板である。
ここで、ホットスタンプ成形を開始するときのブランク材400の温度を、メイン鋼板410及び補強用鋼板420のMs点以上、ろう材430の固相線温度未満である750℃とした。また、加圧力を400kgf、溶接電流を8.3kA、通電サイクルを16cycle、保持時間10cycle、溶接間隔を40mmとして、ハット型部材510(のフランジ部)と、クロージングプレート520とのスポット溶接を行った。
図5は、成形部品500の構成の一例を示す図(正面図)である。図5において寸法線の傍らに示す数字は、寸法を示し、単位はmmである。尚、成形部品500の長手方向(Y軸方向)の長さは600mmである(図4(a)のY軸方向の長さを参照)。
尚、ここでは、曲げ荷重の結果に影響を与えないショットブラスト工程を省略した。
以上のような成形部品500として、ろう材430の厚みを50μm、100μm、150μmとした3種の成形部品500を本発明例として製造した(ろう材430の厚みを50μm、100μm、150μmとしたものを、それぞれ本発明例1、2、3と称する)。
また、ろう材430の代わりにスポット溶接によりメイン鋼板と補強用鋼板とを接合した他は、前述した成形部品500と同じ条件で製造した成形部品を比較例として製造した。
図6は、比較例のブランク材600の構成を示す図である。図6は、図4(a)に対応する図である。尚、図6において寸法線の傍らに示す数字は、寸法を示し、単位はmmである。図6の破線の丸は、スポット溶接される箇所を示す。
ここでは、加圧力を400kgf、溶接電流を7.9kA、通電サイクルを24cycle、保持時間10cycle、として、メイン鋼板と補強用鋼板とのスポット溶接を行った。
<三転曲げ試験>
以上のようにして製造した本発明例1〜3と比較例の成形部品に対し三点曲げ試験を行った。図7は、三点曲げ試験を説明する図である。尚、図7において寸法線の傍らに示す数字は、寸法を示し、単位はmmである。
図7において、インパクタ710と一対の支持部材(支持点)720との間に、成形部品を配置した。このとき、ハット型部材510の凸部がインパクタ710と接触し、フランジ部と接合されたクロージングプレート520が一対の支持部材720、730と接触するようにした。
圧壊速度0.25mm/secでインパクタ710を下降して、ハット型部材510に掛かる荷重(kN)を測定した。インパクタ710の最大ストローク量を50mmとした。
図8は、このような三点曲げ試験により得られた本発明例1〜3及び比較例の成形部品におけるインパクタ710のストローク量(mm)と、ハット型部材510に掛かる荷重(kN)との関係を示す図である。
図8において、曲線810は本発明例1の三点曲げ試験の結果、曲線820は本発明例2の三点曲げ試験の結果、曲線830は本発明例3の三点曲げ試験の結果、曲線840は比較例の三点曲げ試験の結果をそれぞれ示す。
図8に示すように、本発明例1〜3では、最大荷重が80kNを上回った。これに対し、比較例では、最大荷重が60kN程度であった。
また、三点曲げ試験のストローク量が0〜5mmの範囲(つまり弾性変形時)における荷重の増加(この領域における曲線810、820、830、840の傾き)は、各ハット型部材510の曲げ剛性を指標する。図8に示すように、本発明例1〜3のこの領域での傾きは、比較例の傾きよりも大きい。したがって、本発明例のハット型部材510は、比較例のハット型部材510に比べて優れた剛性を有することが分かる。
本発明者らは、黄銅ろう以外の前述したろう材においても、図8に示すものと同様の結果が得られたことを確認した。
<横断面観察試験>
また、ろう材430(固相線温度:903℃、液相線温度:930℃)の厚みを30μmにして、前述したメイン鋼板410、補強用鋼板420、及びろう材430を用いて、同一の条件で3つの板組を形成した。それぞれの板組を、炉内温度を1000℃、炉内滞在時間を5minとして加熱した後、曲げ部の曲率半径を3mmとして曲げプレスと冷却とを行った。3つの板組のうち1つについては、その温度が880℃のときに曲げプレスを行い、他の1つについては、その温度が920℃の温度のときに曲げプレスを行い、残りの1つについては、その温度が950℃の温度のときに曲げプレスを行った。尚、温度の測定は、R型熱電対を用いて行った。
図9は、接合部の横断面を示す図(写真)である。図9(a)は、温度が880℃のときに曲げプレスを行った結果を示し、図9(b)は、温度が920℃のときに曲げプレスを行った結果を示し、図9(c)は、温度が950℃のときに曲げプレスを行った結果を示す。
前述したように、ろう材430の固相線温度は903℃であり、液相線温度は930℃である。したがって、図9(a)は、ろう材430が固相の状態で曲げプレスをした結果を示し、図9(b)は、ろう材430が固相と液相とが共存した状態(固液共存状態)で曲げプレスをした結果を示し、図9(c)は、ろう材430が液相の状態で曲げプレスをした結果を示すことになる。
図9(b)、(c)に示すように、ろう材430が、固液共存状態又は液相の状態で曲げプレス(すなわちホットスタンプ成形工程)を実施すると、液体金属脆化割れが発生する。これに対し、図9(a)に示すように、ろう材430が、固相の状態で曲げプレス(すなわちホットスタンプ成形工程)を実施すると、液体金属脆化割れが発生しないことが分かる。
(まとめ)
以上のように本実施形態では、ホットスタンプ用加熱工程における加熱温度を上回り、且つ、金属板210、220の固相線温度を下回る固相線温度を有するろう材230で金属板210、220をろう付けしてブランク材200を製造した。したがって、ホットスタンプ工程の変更を可及的に抑制しながら、高い曲げ荷重を有するブランク材200を製造することができる。また、ホットプレス用の加熱とは別の工程でろう付けを行うため、ろう付けの管理が容易となり、また、ろう付けの条件に制約が生じることを抑制することができる。さらに、金属板210、220の固相線温度を下回る固相線温度を有するろう材230を用いるので、液体金属脆化割れが生じることを抑制することができる。したがって、ホットスタンプ工程(ホットスタンプ用加熱工程、ホットスタンプ成形工程、ショットブラスト工程)に大幅な変更を加えることなく、当該ホットスタンプ工程により製造される成形部品100の強度及び剛性を向上させることができる。
尚、本実施形態では、面接合する金属板の枚数が2枚である場合を例に挙げて説明した。しかしながら、面接合する金属板の枚数は3枚以上であってもよい。この場合、相互に対向する2枚の金属板の間のそれぞれに、ろう材が配置されるようにする。また、本実施形態では、面接合する金属板が全て鋼板である場合を例に挙げて説明した。しかしながら、必ずしもこのようにする必要はない。例えば、鋼板と、鉄のAc3点よりも固相線温度が高い金属板とを、少なくとも1枚ずつ用いて、これらを面接合してもよい。鉄のAc3点よりも固相線温度が高い金属板を2以上用いる場合、当該金属板は、異なる種類の金属板であってもよいし、同じ種類の金属板であってもよい。
また、本実施形態では、ブランク材製造工程(ろう材配置工程、ろう材加熱工程、及びろう材冷却工程)を行う工場と、ホットスタンプ工程(ホットスタンプ用加熱工程、ホットスタンプ成形工程、ショットブラスト工程)を行う工場が、同一の敷地内にある工場である場合を想定して説明を行った。しかしながら、ブランク材は、ろう付けされた状態であり、長距離の搬送を行うことができる。したがって、これらの工場は、同一の敷地内にない独立した工場であってもよい。例えば、ブランク材を製造するメーカが、ホットスタンプを行うメーカにブランク材を販売する形態であってもよい。
尚、以上説明した本発明の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
100:成形部品、110:ハット型部材、111:メイン部材、112:補強用部材、120:クロージングプレート、200:ブランク材、210:金属板、220:金属板、230:ろう材、310:支持板、320:押さえ板、400:ブランク、410:メイン鋼板、420:補強用鋼板、430:ろう材、500:成形部品、510:ハット型部材、520:クロージングプレート

Claims (7)

  1. ホットスタンプ工程により成形と焼入れとが行われるブランク材であって、複数枚の金属板とろう材とを用いて構成されるブランク材の製造方法であって、
    板面が相互に対向する前記複数枚の金属板のうち、相互に隣り合う2枚の金属板の板面の間の所定の領域に前記ろう材が配置された板組を構成するろう材配置工程と、
    前記ろう材配置工程により構成された前記板組を加熱するろう材加熱工程と、
    前記ろう材加熱工程により加熱された前記板組を冷却するろう材冷却工程と、
    を有し、
    前記ろう材の固相線温度は、前記ホットスタンプ工程における焼入れのための加熱工程における加熱温度を上回り、且つ、前記金属板の固相線温度を下回り、
    前記ろう材加熱工程は、前記ろう材の液相線温度を上回り、且つ、前記金属板の固相線温度を下回る温度で、前記板組を加熱し、
    前記ろう材冷却工程は、前記ろう材の温度が、前記ろう材の固相線温度を下回るまで、前記板組を冷却することを特徴とするブランク材の製造方法。
  2. 前記ろう材冷却工程は、前記金属板の温度が、前記金属板のAc1点を下回る温度になるまで、前記板組を冷却することを特徴とする請求項1に記載のブランク材の製造方法。
  3. 前記加熱工程は、前記板組を前記金属板の板厚方向に加圧しながら、前記板組を加熱することを特徴とする請求項1又は2に記載のブランク材の製造方法。
  4. 前記ろう材冷却工程は、前記板組を前記金属板の板厚方向に加圧しながら、前記板組を冷却することを特徴とする請求項1又は2に記載のブランク材の製造方法。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のブランク材の製造方法によりブランク材を製造するブランク材製造工程と、
    前記ブランク材製造工程により製造された前記ブランク材を、焼入れのために加熱するホットスタンプ用加熱工程と、
    前記ホットスタンプ用加熱工程により加熱された前記ブランク材に対し成形と焼入れとを行うホットスタンプ成形工程と、
    を有することを特徴とするホットスタンプ成形品の製造方法。
  6. ホットスタンプ工程により成形と焼入れとが行われるブランク材であって、
    板面が相互に対向するように重ね合わせられた複数枚の金属板と、
    前記複数枚の金属板のうち、相互に隣り合う2枚の金属板の板面の間において、当該2枚の金属板を接合するろう材と、を有し、
    前記ろう材の固相線温度は、前記ホットスタンプ工程における焼入れのための加熱工程における加熱温度を上回り、且つ、前記金属板の固相線温度を下回ることを特徴とするブランク材。
  7. 請求項6に記載のブランク材に対してホットスタンプ工程により成形と焼入れとが行われることにより形成されることを特徴とするホットスタンプ成形品。
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