JP2015165195A - 距離測定装置、移動体、及び距離測定方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】対象物までの距離の測定精度を向上できる距離測定装置を提供すること。【解決手段】 距離測定装置は、LDに駆動電流を供給し前記LDを発光させて対象物に光を照射し、該対象物からの反射光を受光して前記対象物までの距離を測定する距離測定装置であり、LDに駆動電流及び付加電流を供給するLD制御部を備え、該LD制御部は、LDに駆動電流の供給を開始する前に付加電流の供給を開始し、付加電流の電流値及び供給時間を、総寄生容量C(LD及びLD制御部を含む光源装置の寄生容量)に基づいて制御する。この場合、対象物までの距離の測定精度を向上できる。【選択図】図4
Description
本発明は、距離測定装置、移動体、及び距離測定方法に係り、更に詳しくは、光を対象物に照射し、該対象物からの反射光を受光して前記対象物までの距離を測定する距離測定装置、該距離測定装置を備える移動体、及び前記距離を測定する距離測定方法に関する。
従来、光を対象物に照射し、該対象物からの反射光を受光して前記対象物までの距離を測定するレーザレーダ装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
ところで、特許文献1に開示されているレーザレーダ装置では、対象物までの距離の測定精度に向上の余地があった。
本発明は、光源に駆動電流を供給し前記光源を発光させて対象物に光を照射し、該対象物からの反射光を受光して前記対象物までの距離を測定する距離測定装置において、前記光源に前記駆動電流及び付加電流を供給する光源制御部を備え、前記光源制御部は、前記光源に前記駆動電流の供給を開始する前に前記付加電流の供給を開始し、前記付加電流の電流値及び供給時間を、前記光源及び前記光源制御部を含む光源装置の寄生容量に基づいて制御することを特徴とする距離測定装置である。
本発明によれば、対象物までの距離の測定精度を向上できる。
以下に、本発明の一実施形態の距離測定装置100について、図1〜図9を参照して説明する。
図1には、距離測定装置100の概略的構成がブロック図にて示されている。
距離測定装置100は、一例として、移動体としての自動車に搭載され、光を対象物(例えば先行車、障害物、歩行者等)に照射し、該対象物からの反射光を受光して対象物までの距離を測定する。
距離測定装置100は、光源装置30、照射光学系14、受光光学系16、光検出器としてのPD18(フォトディテクタ)、PD出力検出部20、時間計測部22などを備えている。
距離測定装置100での測定結果(距離情報)は、自動車のECU(エンジンコントーロールユニット)に出力され、該ECUは、その測定結果に基づいて、例えば自動車の速度制御等を行う。
光源装置30は、一例として、光源としてのLD10(レーザダイオード)、LD10を制御するLD制御部12、該LD制御部12及びLD10が実装されるパッケージ、該パッケージに設けられる各種配線部材などを含む。LD制御部12を構成する複数の電子部品には、例えばLD10に電流を印加するための電流源としてのトランジスタなどが挙げられる。LD10は、半導体レーザの一種であり、端面発光レーザとも呼ばれる。
LD制御部12は、一例として、ECUからの発光指令信号(点灯信号)に基づいてLD10に断続的(例えば周期的)に駆動電流を印加(供給)し、パルス発光させる。ここでは、LD10から例えば周期的に射出されるレーザ光(光パルス)のパルス幅は、例えば数ns〜50nsであり、パルス周期は、例えば数μs〜50μsである。
LD10から射出されたレーザ光は、照射光学系14により導光され、対象物に照射される。
詳述すると、照射光学系14は、一例として、LD10からのレーザ光の光路上に配置され、該レーザ光の拡散を抑制する照射レンズ(例えばカップリングレンズ)、該照射レンズを介したレーザ光の光路上に配置された光偏向器(例えばポリゴンスミラー、ガルバノスミラー、MEMSミラー)などを含む。
そこで、LD10からのレーザ光は、照射レンズにより所定のビームプロファイルのレーザ光に成形された後、光偏向器で例えば水平面内において偏向され、対象物に照射される。すなわち、レーザ光により対象物が例えば水平方向に走査される。結果として、対象物の例えば水平方向の広範囲な領域に対する距離測定が可能となる。
対象物に照射されたレーザ光は対象物で反射(散乱)され、その一部の反射光(散乱光)が受光光学系16を介してPD18に導かれる。
受光光学系16は、一例として、受光レンズ(例えば集光レンズ)を含み、対象物からの反射光のうち入射光(光偏向器で偏向され対象物に入射するレーザ光)の経路とほぼ同じ経路を辿ってくる反射光をPD18に結像させる。
PD18は、対象物からの反射光を受光したとき、PD出力検出部20に、該反射光の光量に応じた電気信号である受光信号を出力する。
PD出力検出部20での動作としては、受光信号の信号増幅及び受光信号のタイミング検出の2つの動作がある。図2に示されるように、受光信号の信号増幅についてはアンプなどの信号増幅器を用いて増幅し、受光信号のタイミング検出についてはコンパレータなどの比較器を用いて、PD18からの受光信号の一定出力(スレッシュレベル)以上となる立ち上り波形部を検出する(図9(B)参照)。すなわち、この一定出力(スレッシュレベル)がPD出力検出部20の検出分解能である。PD出力検出部20は、受光信号(立ち上がり波形部)を検出すると、その検出タイミングを時間計測部22に出力する。
時間計測部22では、後述するLD制御部12からの駆動信号(例えば矩形パルス信号)の出力タイミングとPD出力検出部20からの受光信号の検出タイミングとの時間差を対象物との間の往復距離(対象物までの距離の2倍)と推定し、該時間差を距離に換算することで、該往復距離、ひいては対象物までの距離を算出する。
詳述すると、時間計測部22は、LD制御部12からの駆動信号の立ち上がりタイミングで計時を開始し、PD出力検出部20からの受光信号の検出タイミングで計時を終了する時計機能を有する。この時計機能で計測された時間は、距離測定装置100と対象物との間をレーザ光が伝播(往復)している時間であり、この時間を距離に換算することで、対象物との間の往復距離を求めることができる。なお、駆動信号のパルス周期は例えば数μs〜50μsであり、時間計測部22は、対象物との間の往復距離をリアルタイムで算出する。
ところで、近年、距離測定装置が搭載された自動車において、例えば高速走行中に停止させる判断をしたり、対象物を検出し警告や制動をする場合、距離測定装置による測定可能な距離を極力伸ばし、かつ対象物までの距離を極力正確に測定することが要請されている。
距離測定装置において測定可能な距離を伸ばすために、例えば照射光学系からの照射光量を上げて反射光の光量を上げることや、受光光学系における取り込み光量を上げることが考えられる。
一方、距離測定装置において対象物までの距離を正確に測定するために、LDからの発光パルス(光波形)の立ち上がり応答を早くすることが考えられる。
その理由は、LDからの発光パルスの立ち上り応答が遅いと、反射光による応答波形(受光信号の波形)も立ち上りが遅くなり、LDへの駆動電流の供給開始タイミング(駆動信号の立ち上がりタイミング)とPDから出力される受光信号の検出タイミングとの時間差の誤差が大きくなり(図9(A)参照)、ひいては対象物までの距離の測定誤差が大きくなるからである。
図3(A)及び図3(B)には、それぞれ比較例におけるLD10に印加(供給)される駆動電流波形(矩形のパルス波形)及びLD10から出力される光波形が示されている。
ここで、LDへのパルス状の駆動電流の電流値(振幅)をIop、供給時間(パルス幅)をT1としたとき、対象物までの距離(例えば数10m〜100m)に応じて、LDから例えば数10W〜100W程度の高出力のパルス光を出力することが好ましい。すなわち、駆動電流の電流値Iopを、例えば数10A〜100A程度とすることが好ましい。
ところで、例えばパッケージの寄生容量、該パッケージに実装されたLD10の寄生容量、LD制御部12を構成する複数の電子部品の寄生容量、該パッケージに設けられた各種配線部材の寄生容量等を併せた総寄生容量C、すなわち光源装置30の寄生容量は、LD10から出力される光波形の応答性に影響する要因である。なお、上記複数の電子部品の寄生容量としては、例えば電流源としてのトランジスタの接合容量等が挙げられる。
駆動電流の立ち上がりに対する光波形の立ち上がり応答の遅延はnsオーダーの値となるため、特に本実施形態のようにパルス幅が50ns以下の極短パルス発光を行う場合に、総寄生容量Cの影響が非常に大きくなる。
比較例において、LDに駆動電流を供給すると、総寄生容量Cが充電された後に実質的にLDの活性層に電流が注入されるため、LDは駆動電流の印加開始タイミングから大きく遅れて発光する(光波形が立ち上がる)。
すなわち、比較例では、光波形の立ち上り応答に改善の余地がある。
そこで、本実施形態では、LD制御部12は、LD10に駆動電流(図4(A)参照)を印加する前に、付加電流(図4(B)参照)を印加する(図4(C)参照)。詳述すると、LD制御部12は、LD10に駆動電流の印加を開始する前に付加電流の印加を開始し、LD10に駆動電流の印加を開始すると同時に付加電流の印加を終了する。なお、付加電流は、LD10に断続的に(例えば周期的に)印加される各駆動電流(各電流パルス)に対応して印加される。
この際、LD制御部12は、付加電流の電流値Iadと付加電流の印加時間T2(供給時間)との積、すなわち付加電流の電流値を時間積分して得られる電荷量Qを総寄生容量Cに基づいて制御する。ここでは、電荷量Qは、総寄生容量Cをフル充電可能な電荷量Qfcに設定されている。具体的には、付加電流の電流値Iadは、例えばLD10の閾値電流Ith(LD10がレーザ発振を開始するときの電流値)未満の電流値Iad1に設定され、付加電流の印加時間T2は、Qfc/Iad1に設定されている。
この場合、LD10に駆動電流が印加される前に付加電流による総寄生容量Cへのフル充電がなされるため、総寄生容量Cがフル充電された状態で駆動電流をLD10に印加することができる。この結果、LD10に駆動電流の印加が開始されるのと略同時に(僅かに遅れて)LD10が発光する(光波形が立ち上がる)(図4(D)参照)。すなわち、光波形の立ち上り応答を改善することができる。
ここで、駆動電流及び付加電流は、ECUからの発光指令信号(例えばパルス幅T1の矩形のパルス信号、図5(A)上図参照)に基づいて制御される。
詳述すると、駆動電流の制御は、発光指令信号をT2だけ遅延させた遅延パルス信号(図5(A)下図参照)、すなわち駆動信号(図5(B)上図参照)により行われる。付加電流の制御は、発光指令信号に対する遅延パルス信号の遅延時間T2だけハイレベルとなる矩形パルス状の付加信号(図5(B)の下図参照)により行われる。
図5(C)上図には、比較例の駆動電流波形が示され、図5(C)下図には、本実施形態の印加電流波形(駆動電流波形+付加電流波形)が示されている。
図5(D)上図には、比較例において、LDに駆動電流のみが印加されたときのLD電位(LDの両極間の電圧)が示されている。同図から分かるように、LDに駆動電流のみが印加される場合、LD電位は、駆動電流の印加が開始されたときから総寄生容量Cがフル充電されるまでの時間(以下では、充電時間Tcと呼ぶ)、ほぼ0であり、総寄生容量Cが充電されると、上昇し、閾値電位Vth(LDに閾値電流Ithが流れるときの電位、図7(A)参照)を経て、駆動電位Vop(目標電位、図7(A)参照)に達する。結果として、比較例では、駆動電流の印加開始タイミングに対して、充電時間TcとLD電位が0から閾値電位Vthになるまでの時間T3との和(Tc+T3)だけ遅れて光波形が立ち上がる(図5(E)上図参照)。
一方、図5(D)下図には、本実施形態において、LD10に印加電流(駆動電流+付加電流)が印加されたときのLD電位(LD10の両極間の電圧)が示されている。同図から分かるように、付加電流の印加により、駆動電流の印加開始時では、既に総寄生容量Cが充電されており、LD電位が付加電位Vadになっている。このため、駆動電流の印加開始直後に電流がLD10に注入され、LD電位は、付加電位Vadから上昇し、閾値電位Vthを経て、駆動電位Vop(目標電位)に達する。結果として、本実施形態では、駆動電流の印加開始タイミングに対して、LD電位が付加電位Vadから閾値電位Vthになるまでの時間T4だけ遅れて光波形が立ち上がる(図5(E)下図参照)。
ここで、T4<T3であるため、T4≪Tc+T3であり、本実施形態では、比較例に比べて、駆動電流の立ち上がりに対する、光波形の立ち上がりの遅れを格段に小さくでき、ひいては光波形の立ち上がり応答を格段に向上できる。
以上のように、本実施形態では、LD10に駆動電流を印加する前に付加電流を印加することで総寄生容量Cを予め充電するため、駆動電流の立ち上がりに対する光波形の立ち上り応答を改善することが可能となる。
ところで、距離測定装置100は、駆動電流の印加開始タイミングと、PD出力検出部20での受光信号の検出タイミングとに基づいて対象物までの距離を測定するため、付加電流が印加されているときにLD10が発光するとそのレーザ光がPD18で受光され、ひいては対象物までの距離の測定精度が低下するおそれがある。
詳述すると、付加電流が印加されたときにLD10が発光すると、PD18から振幅(最大値)がスレッシュレベル以上の受光信号(パルス信号)がPD出力検出部20に出力されるおそれがある。この場合、PD出力検出部20において、受光信号におけるスレッシュレベル以上の立ち上り波形部の検出タイミングの、駆動電流の印加開始タイミングからの遅れ時間を計測する際、付加電流が印加されたときのLD10の発光による受光信号がPD出力検出部20で検出され、該遅れ時間の計測誤差が大きくなるおそれがある。すなわち、対象物までの距離の測定精度が低下するおそれがある。
そこで、付加電流によるLD10の発光を極力抑制することが望まれる。
具体的には、付加電流の電流値Iadは、駆動電流の電流値Iopよりも小さく設定されることが好ましい。
例えば、上述の如く付加電流の電流値Iadが閾値電流Ith未満の電流値に設定されていれば、付加電流がLD10に印加されても、該LD10は発光しない。この結果、対象物までの距離の測定精度が低下するのを防止できる。
特に、付加電流の電流値Iadを閾値電流Ithよりも僅かに小さい電流値に設定することが好ましい。この場合、LD電位を駆動電流の印加開始時に閾値電位Vthよりも僅かに小さい電位にすることができ、駆動電流の立ち上がりとほぼ同時に光波形を立ち上げることができる。結果として、対象物までの距離の測定精度を格段に向上させることができる。
また、付加電流の電流値Iadを閾値電流Ithよりも僅かに大きい電流値に設定しても良い。この場合、LD10は僅かに発光するが遅れ時間の計測誤差を発生させる可能性が低い一方、LD電位を駆動電流の印加開始時に閾値電位Vthよりも僅かに大きい電位にすることができ、駆動電流の立ち上がりとほぼ同時に光波形を立ち上げることができる。結果として、対象物までの距離の測定精度をより向上させることができる。
また、例えば、付加電流の電流値Iadを、駆動電流の電流値の1/100未満に設定しても良い。この場合、付加電流がLD10に印加されたときのPD18からの受光信号(以下では、付加電流に対応する受光信号とも称する)を、駆動電流がLD10に印加されたときの受光信号(以下では、駆動電流に対応する受光信号とも称する)よりも著しく小さくできる。この結果、PD出力検出部20で駆動電流に対応する受光信号と付加電流に対応する受光信号とをスレッシュレベルを基準に容易に分離でき、対象物までの距離の測定精度が低下するのを防止できる。なお、付加電流の電流値Iadが、該付加電流がLD10に印加されたときの対象物からの反射光をPD18が検出できない程度の電流値である場合には、そもそもPD出力検出部20に受光信号が出力されず、受光信号が混同されることはない。
また、以下に具体的に説明するように、付加電流の電流値Iadを、PD18及びPD出力検出部20を含む検出系の特性(性能)に基づいて設定しても良い。この際、付加電流の電流値Iadに応じて、付加電流の印加時間T2を、上記電荷量Qが上記電荷量Qfcとなる値に設定することが好ましい。
例えば、付加電流の電流値Iadを、PD18の検出感度(検出限界)に基づいて設定しても良い。具体的には、付加電流の電流値Iadを、該付加電流が印加されたときのLD10の発光光量がPD18で検出可能な最低の光量未満となる電流値又は該光量よりも僅かに大きい光量となる電流値に設定しても良い。この場合、PD18からPD出力検出部20に受光信号が出力されず、また出力されても微弱レベルなので、PD出力検出部20での駆動電流に対応する受光信号の検出に影響しない。
例えば、付加電流の電流値Iadを、該付加電流がLD10に印加され該LDが発光したときの対象物からの反射光の光量がPD18で検出可能な最低の光量未満となる電流値又は該光量よりも僅かに大きい光量となる電流値に設定しても良い。この場合も、PD18からPD出力検出部20に受光信号が出力されず、また出力されても微弱レベルなので、PD出力検出部20での駆動電流に対応する受光信号の検出にほとんど影響しない。
例えば、付加電流の電流値Iadを、PD出力検出部20の検出分解能に基づいて設定しても良い。具体的には、付加電流の電流値Iadを、付加電流に対応する受光信号と、駆動電流に対応する受光信号とを、PD出力検出部20でスレッシュレベルを基準に分離可能な電流値に設定しても良い。例えば、付加電流の電流値Iadを、該付加電流に対応する受光信号の振幅(最大値)がPD出力検出部20の検出分解能(スレッシュレベル)未満となる電流値に設定しても良い。すなわち、付加電流の電流値Iadは、該付加電流に対応する受光信号が出力されても該受光信号がPD出力検出部20で検出されない程度の電流値であれば良い。
また、以下に具体的に説明するように、付加電流の印加時間T2を、LD10の応答時間(LD10が応答可能な時間)に基づいて制御しても良い。この際、付加電流の印加時間T2に応じて、付加電流の電流値Iadを、上記電荷量Qが上記電荷量Qfcとなる値に設定することが好ましい。この場合、付加電流を駆動電流の印加開始前に断続的に複数回印加するようにしても良い。
例えば、印加時間T2をLD10の応答時間以下、例えば1ns以下に設定しても良い。この場合、付加電流が印加されてもLD10は発光しないため、付加電流の電流値Iadは、特に制限されない。そこで、付加電流の電流値Iadを、閾値電流Ith以上の電流値に設定しても良いし、駆動電流の電流値Iop以上に設定しても良い。
また、例えば、付加電流の電流値Iadを閾値電流Ithよりも僅かに大きくし、かつ印加時間T2をLD10の応答時間よりも僅かに長くしても良い。この場合、付加電流によりLD10は僅かに発光するがPD18からの受光信号は微弱レベルなので、駆動電流に対応する受光信号の検出に影響しない。
ここで、LD制御部12には、図6(A)に示されるように、駆動電流の電流源である駆動電流源(例えばトランジスタ)と、付加電流の電流源である付加電流源(例えばトランジスタ)とが設けられている。駆動電流源は、駆動信号でON/OFFが制御され、付加電流源は、付加信号でON/OFFが制御される(図6(B)参照)。
そこで、LD制御部12では、例えば、第1のタイミング(付加信号の立ち上がりタイミング)で付加電流源がONになり付加電流の印加が開始され、該第1のタイミングから第1のカウント値に応じたクロック数後の第2のタイミング(駆動信号の立ち上がりタイミング、かつ付加信号の立ち下りタイミング)で駆動電流源がONになり駆動電流の印加が開始され、かつ付加電流源がOFFになり付加電流の印加が終了される。
この場合、駆動信号により駆動電流源を制御し、かつ付加信号により付加電流源を制御することにより、簡易な構成により、駆動電流及び付加電流を安定して精度良く制御でき、ひいては対象物までの距離の測定精度を向上できる。
図7(A)には、LD10の光出力/電流特性、電圧/電流特性が示されている。図7(A)では、横軸が電流、左側の縦軸が光出力、右側の縦軸がLD電位(LDの両端間の電圧)を示している。図7(B)には、駆動電流の立ち上がり部が拡大して示されている。図7(B)では、横軸が時間、縦軸が電流を示している。
ところで、LDに電流を印加する際、LD領域での発光(レーザ発振)が始まるのは、総寄生容量Cが充電され、LDへの注入電流が閾値電流Ith以上となったときであり、駆動電流の供給開始タイミングt0(駆動信号の立ち上がりタイミング)と光波形の実質的な立ち上がりタイミングt1との間には、時間差(t1−t0)が生じてしまう。この場合、駆動電流に対して得られる発光パワー(発光光量)は、総寄生容量Cが大きいほど小さくなってしまう。すなわち、発光効率が低下してしまう。
具体的には、図8に示されるように、LD制御部(図示の便宜上、寄生容量を0とする)から印加される駆動電流Iは、LD(図示の便宜上、寄生容量を0とする)に並列に付加された総寄生容量Cを充電するIcと、LDへの注入電流Ild=I−Icとに分けられるが、電流Iが印加された当初、総寄生容量Cには電流Icが流れるがLDには電流Ildが流れず、LDは発光しない。そして、総寄生容量Cが大きいほど、LD領域での発光開始が遅くなり、駆動電流Iに対して得られる発光パワーは小さくなってしまう。
そこで、本実施形態のように、駆動電流の印加開始前に総寄生容量Cを予め充電しておくことで、駆動電流に対して得られる発光パワーが小さくなるのを防止できる。すなわち、発光効率の低下を防止できる。
図9(A)及び図9(B)には、それぞれ比較例及び本実施形態の、LDに断続的に(例えば周期的に)印加される駆動電流1〜3に対応する受光信号1〜3の波形が例示されている。
図9(A)及び図9(B)から分かるように、各駆動電流(電流パルス)が印加されLDが発光したときの対象物からの反射光の光量が例えば対象物での反射位置(反射率)の違いにより、互いに異なり、対応する受光信号(パルス信号)のピーク強度が互いに異なっている。
比較例では、LDからの各発光パルス(光波形)の立ち上り応答が改善されておらず、各受光信号のスレッシュレベル以上の立ち上り波形部を検出して時間計測する場合、該受光信号のピーク強度が互いに異なると、駆動電流のパルス周期に対する受光信号の検出タイミングの時間差が大きくなり(図9(A)参照)、高精度な距離測定が困難となる。
一方、本実施形態では、LD10からの各発光パルス(光波形)の立ち上り応答が改善されており、発光パルスの立ち上りが早く、対象物からの反射光による受光信号の立ち上りも早くなり、受光信号のピーク強度が互いに異なっていても、駆動電流のパルス周期に対する受光信号の検出タイミングの時間差を小さくでき(図9(B)参照)、高精度な距離測定が可能となる。
以上説明した本実施形態の距離測定装置100は、LD10に駆動電流を供給し該LD10を発光させて対象物に光を照射し、該対象物からの反射光を受光して前記対象物までの距離を測定する距離測定装置であり、LD10に駆動電流及び付加電流を印加するLD制御部12を備え、該LD制御部12は、LD10に駆動電流の印加を開始する前に付加電流の印加を開始し、付加電流の電流値Iad及び印加時間を、総寄生容量C(LD10及びLD制御部12を含む光源装置30の寄生容量)に基づいて制御する。
また、本実施形態の距離測定装置100を用いた距離測定方法は、LD10に駆動電流を供給し該LD10を発光させて対象物に光を照射し、該対象物からの反射光を受光して前記対象物までの距離を測定する距離測定方法であり、LD10に駆動電流及び付加電流を供給する工程を含み、該供給する工程では、駆動電流の供給を開始する前に付加電流の供給を開始し、前記供給する工程に先立って、付加電流の電流値Iad及び印加時間T2を総寄生容量C(LD10及びLD制御部12を含む光源装置30の寄生容量)に基づいて設定する工程を更に含む。
本実施形態の距離測定装置100及び距離測定方法では、LD10に駆動電流の印加を開始する前に光源装置30の総寄生容量Cを充電できるため、駆動電流の立ち上がりに対する光波形の立ち上がり応答を向上させることができる。この結果、対象物までの距離の測定精度を向上できる。
また、本実施形態の距離測定装置100及び距離測定方法では、駆動電流の印加を開始する以前の付加電流の電流値Iad及び印加時間T2を総寄生容量Cがフル充電されるように制御(設定)するため、総寄生容量Cがフル充電された状態で駆動電流の印加を開始でき、該駆動電流の立ち上がりとほぼ同時に光波形を立ち上げることができる。この結果、対象物までの距離の測定精度を更に向上できる。
また、本実施形態の距離測定装置100及び距離測定方法では、駆動電流の印加を開始すると同時に付加電流の印加を終了する。この場合、駆動電流の印加開始時のLD電位を付加電位Vadとすることができ、駆動電流の立ち上がりに対する光波形の立ち上がり応答を向上させることができる。
また、本実施形態の距離測定装置100及び距離測定方法では、LD10に駆動電流を断続的に供給し、かつ各駆動電流に対応して付加電流を供給するため、該駆動電流の立ち上がりに対するLD10からの光波形の立ち上がり応答を向上できる。
また、本実施形態の距離測定装置100及び距離測定方法では、LD10の発光指令信号(点灯信号)及び該発光指令信号に対して遅延する遅延パルス信号を生成し、発光指令信号及び遅延パルス信号に基づいて付加電流源を駆動し、かつ遅延パルス信号に基づいて駆動電流源を駆動するため、簡易な構成により付加電流及び駆動電流それぞれを安定して精度良く制御でき、対象物までの距離を安定して精度良く測定できる。
そこで、距離測定装置100が搭載された自動車を提供でき、該自動車では、距離測定装置100からの高精度な測定結果に基づいてECUが例えば速度制御等を正確に行うことができる。
図10には、変形例のLD制御部120の一部が示されている。LD制御部120は、図10に示されるように、例えば電流源としての2つのトランジスタTr1、Tr2(例えばバイポーラトランジスタ)がダーリントン接続された回路を構成し、付加電流及び駆動電流を、時間差をもって、LD10に印加することにより、光波形(光パルス)の立ち上がり応答を向上させる。
LD制御部120は、2つのトランジスタTr1、Tr2のうち一段目のトランジスタTr1で付加電流を印加し、一段目及び二段目のトランジスタTr1、Tr2で駆動電流を印加する。具体的には、LD制御部120は、付加信号及び駆動信号に基づいてTr1へのベース電流の供給を制御する。詳述すると、LD制御部120は、付加信号及び駆動信号がローレベルのときにTr1にベース電流を供給せず、付加信号がハイレベルのときにTr1のみがONとなるベース電流をTr1に供給し、駆動信号がハイレベルのときにTr1及びTr2がONとなるベース電流をTr1に供給する。
そこで、LD制御部120は、第1のタイミング(付加信号の立ち上がりタイミング)でTr1のみをONにして付加電流の印加を開始し、該第1のタイミングから第1のカウント値に応じたクロック数後の第2のタイミング(駆動信号の立ち上がりタイミング、かつ付加信号の立ち下りタイミング)でTr2もONにして駆動電流の印加を開始し、かつ付加電流の印加を終了し、該第2のタイミングから第2のカウント値に応じたクロック数後の第3のタイミング(駆動信号の立下りタイミング)でTr1及びTr2をOFFにして駆動電流の印加を終了する。
この場合、2つのトランジスタTr1、Tr2により、電流値の大きい駆動電流(大電流パルス)を印加でき、光パルスの立ち上り応答を更に向上させることができる。
なお、ダーリントン接続された2つのトランジスタTr1、Tr2を、例えば駆動電流のみの電流源(駆動電流源)として用いても良いし、付加電流のみの電流源(付加電流源)として用いても良い。
また、上記実施形態及び変形例では、LD10に駆動電流の印加を開始すると同時に付加電流の印加を終了しているが、これに限られない。
例えば、LD10に駆動電流の印加を開始する前に付加電流の印加を終了しても良い。具体的には、LD10に駆動電流の印加を開始する直前に付加電流の印加を終了しても良い。
また、以下に具体的に説明するように、LD10に駆動電流の印加を開始した後に付加電流の印加を終了しても良い。すなわち、LD10に付加電流及び駆動電流を一部並行して印加しても良い。なお、この場合、駆動電流の電流値Iopと付加電流の電流値Iadとの和を目標値(目標光量に対応する値)に設定することで、光波形の出力(光パルスの振幅)を目標値(目標光量)に安定させることができる。
例えば、LD10に駆動電流を印加中に付加電流の印加を終了しても(付加電流を立ち下げても)良い。この場合、駆動電流の立ち上がりや立ち下がりに付加電流の立ち下げを同期させる場合と比べ、制御が容易である。
例えば、LD10への駆動電流の印加を終了すると同時に付加電流の印加を終了しても良い。この場合、駆動電流の印加開始時のLD電位を付加電位Vadとすることができ、駆動電流の立ち上がりに対する光波形の立ち上がり応答を向上させることができる。また、仮に付加電流の印加を駆動電流の印加終了後に終了させる場合に比べて、駆動電流の立ち下がりに対する光波形の立ち下がり応答の鈍化を抑制でき、ひいては対象物までの距離の測定精度の低下を抑制できる。
例えば、LD10への駆動電流の印加を終了した後に付加電流の印加を終了することとしても良い。この場合、駆動電流の立ち上がりや立ち下がりに付加電流の立ち下げを同期させる場合と比べ、制御が容易である。
なお、上記実施形態及び変形例では、光源として、単一のLDを用いているが、これに限られない。例えば、複数のLDが1次元又は2次元に配列されたLDアレイ、VCSEL(面発光レーザ)、VCSELが1次元又は2次元に配列されたVCSELアレイ、他のレーザ、LED(発光ダイオード)、複数のLEDが1次元又は2次元に配列されたLEDアレイ、有機EL素子、複数の有機EL素子が1次元又は2次元に配列された有機ELアレイなどを用いても良い。複数のLDが1次元配列されたLDアレイとしては、複数のLDが積層されたスタック型のLDアレイや複数のLDが横に並べられたLDアレイが挙げられる。
また、上記実施形態及び変形例では、駆動電流及び付加電流の波形は、矩形波とされているが、これに限らず、例えば台形波、三角波、鋸波、正弦波等の他の波形であっても良い。
また、上記実施形態及び変形例では、駆動電流の供給が開始される以前の付加電流の電流値Iad及び印加時間T2は、総寄生容量Cをフル充電するように設定されているが、これに限られず、要は、総寄生容量Cの少なくとも一部を充電するように設定されれば良い。具体的には、総寄生容量Cの50%以上を充電するように設定されることが好ましく、総寄生容量Cの70%以上を充電するように設定されることがより好ましく、総寄生容量Cの90%以上を充電するように設定されることがより一層好ましい。
また、上記実施形態及び変形例の距離測定装置の構成は、適宜変更可能である。例えば、照射光学系は、照射レンズ及び光偏向器を有していなくても良いし、他の光学素子(例えばミラー)を有していても良い。また、受光光学系は、受光レンズを有していなくも良いし、他の光学素子(例えばミラー)を有していても良い。
また、上記実施形態及び変形例では、距離測定装置が搭載される移動体として自動車を例に説明したが、該移動体は、自動車以外の車両(例えば電車)、航空機、船舶等であっても良い。
以上の説明から明らかなように、本発明の距離測定装置は、対象物との間の往復の距離を測定する所謂Time of Flight(TOF)法を用いた距離測定装置であり、移動体におけるセンシングの他、モーションキャプチャ技術、測距計などの産業分野などで幅広く用いられる。すなわち、本発明の距離測定装置は、必ずしも移動体に搭載されなくても良い。
10…LD(光源)、12…LD制御部(光源制御部)、18…PD(光検出器、検出系の一部)、20…PD出力検出部(検出系の一部)、100…距離測定装置。
Claims (18)
- 光源に駆動電流を供給し前記光源を発光させて対象物に光を照射し、該対象物からの反射光を受光して前記対象物までの距離を測定する距離測定装置において、
前記光源に前記駆動電流及び付加電流を供給する光源制御部を備え、
前記光源制御部は、
前記光源に前記駆動電流の供給を開始する前に前記付加電流の供給を開始し、
前記付加電流の電流値及び供給時間を、前記光源及び前記光源制御部を含む光源装置の寄生容量に基づいて制御することを特徴とする距離測定装置。 - 前記光源制御部は、前記駆動電流の供給を開始する以前の前記付加電流の電流値及び供給時間を前記寄生容量が充電されるように制御することを特徴とする請求項1に記載の距離測定装置。
- 前記光源制御部は、前記付加電流の電流値を、前記駆動電流の電流値の1/100未満に制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の距離測定装置。
- 前記反射光を受光する光検出器を含む検出系を更に備え、
前記光源制御部は、前記付加電流の電流値を、前記検出系の特性に基づいて制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の距離測定装置。 - 前記光源制御部は、前記付加電流の供給時間を、前記光源の応答時間に基づいて制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の距離測定装置。
- 前記光源制御部は、前記駆動電流の供給を開始すると同時に前記付加電流の供給を終了することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の距離測定装置。
- 前記光源制御部は、前記駆動電流の供給を開始した後に前記付加電流の供給を終了することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の距離測定装置。
- 前記光源制御部は、前記駆動電流の供給を終了すると同時に前記付加電流の供給を終了することを特徴とする請求項7に記載の距離測定装置。
- 前記光源制御部は、前記駆動電流の供給を終了した後に前記付加電流の供給を終了することを特徴とする請求項7に記載の距離測定装置。
- 前記光源制御部は、
前記光源に前記駆動電流を断続的に供給し、かつ各駆動電流に対応して前記付加電流を供給することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の距離測定装置。 - 前記光源は、半導体レーザであることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の距離測定装置。
- 前記光源制御部は、前記付加電流の電流値を、前記半導体レーザの閾値電流に基づいて制御することを特徴とする請求項11に記載の距離測定装置。
- 前記駆動電流及び前記付加電流は、異なる前記電流源を用いて生成されることを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の距離測定装置。
- 前記駆動電流の電流源及び前記付加電流の電流源は、ダーリントン接続により接続されていることを特徴とする請求項13又は14に記載の距離測定装置。
- 前記光源制御部は、前記光源の点灯信号及び該点灯信号に対して遅延する遅延点灯信号を生成し、前記点灯信号及び前記遅延点灯信号に基づいて前記付加電流の電流源を駆動し、前記遅延点灯信号に基づいて前記駆動電流の電流源を駆動することを特徴とする請求項13又は14に記載の距離測定装置。
- 請求項1〜15のいずれか一項に記載の距離測定装置が搭載された移動体。
- 光源に駆動電流を供給し前記光源を発光させて対象物に光を照射し、該対象物からの反射光を受光して前記対象物までの距離を測定する距離測定装置において、
前記光源に前記駆動電流及び付加電流を供給する工程を含み、
前記供給する工程では、前記駆動電流の供給を開始する前に前記付加電流の供給を開始し、
前記供給する工程に先立って、前記付加電流の電流値及び供給時間を、前記光源を含む光源装置の寄生容量に基づいて設定する工程を更に含むことを特徴とする距離測定方法。 - 前記設定する工程では、前記駆動電流の供給を開始する以前の前記付加電流の電流値及び供給時間を前記寄生容量が充電されるように設定することを特徴とする請求項17に記載の距離測定方法。
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JP2014040063A JP2015165195A (ja) | 2014-03-03 | 2014-03-03 | 距離測定装置、移動体、及び距離測定方法 |
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EP3147690A1 (en) | 2015-09-25 | 2017-03-29 | Ricoh Company, Ltd. | Circuit device, optical detector, object detector, sensor, and movable device |
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2014
- 2014-03-03 JP JP2014040063A patent/JP2015165195A/ja active Pending
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