JP2015164255A - 付属端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】主情報端末の使用状況によらず、ユーザに届く音の音圧および音質の低下を防ぐ。【解決手段】付属端末(1)の第2スピーカ部(33)は、第1スピーカ部(27)と第2スピーカ部(33)との相対的な位置関係に応じて制御された音量を最大出力音量の状態とする状態、および、相対的な位置関係に応じて制御された指向性を有する状態の少なくとも一方の状態で、音を出力する。【選択図】図1

Description

本発明は、主端末に所定の機能を提供する付属端末に関する。
従来から、電話機能・テレビ電話機能・デジタルカメラ機能・デジタルビデオカメラ機能等の複数の機能を一台に合わせて備え、これら各種機能の実行を複数のユニット間の相対的な位置関係の変化に応じて自動的に行う携帯端末が、市場に流通している。
例えば、特許文献1には、第2の筐体の第1の筐体に対する、第1の軸周りおよび第2の軸周りの回転位置に基づいて、第1の筐体に設けられた2つの音響出力部の機能(受話器(レシーバ)機能、拡声器(スピーカ)機能、および機能無効)の切り替えを行う携帯端末(スウィーベル端末)が記載されている。また、特許文献2には、カメラ部とスピーカ部とを具備するユニット、およびマイク部とスピーカ部とを具備するユニットが、両端部に回転自在に取り付けられた携帯電話機が記載されている。特許文献2の携帯電話機では、各ユニットのスピーカ音孔部との反対面に、カメラ撮像窓とマイク音孔部とがそれぞれ設けられ、着信時に各ユニットが180°回転することにより通話のON/OFFが切り替わる。また、特許文献3には、装置本体部とビデオカメラとを備えた回転軸部、および映像表示部とスピーカとを備えたフリップ部からなる携帯端末が記載されている。また、特許文献4には、2つの音響出力部が、映像表示部の中心線を境に線対称の関係に配置された上ケースと、この上ケースと折り畳み可能に結合した下ケースとを備えた情報端末装置が記載されている。なお、特許文献5には、表示部側筐体を表裏反転可能とするピボットが記載されている。また、特許文献6には、スピーカの可聴領域を変化させる手段を具備したスピーカ装置が記載されている。
特開2008−67228号公報(2008年3月21日公開) 特開2007−311981号公報(2007年11月29日公開) 特開2006−74764号公報(2006年3月16日公開) 特開2005−244272号公報(2005年9月8日公開) 特開平11−30226号公報(1999年2月2日公開) 特開2001−25084号公報(2001年1月26日公開)
しかしながら、特許文献1〜4に記載の発明は、携帯端末(携帯電話機、情報端末装置)を構成する第1の筐体と第2の筐体との間(2つのユニット間、操作本体部とフリップ部との間、または、上ケースと下ケースとの間)の相対的な位置関係の変化に応じて、音響出力部(スピーカ、スピーカ部、または、音声出力手段)から出力される音の最大出力音量、または指向性の状態を変更するものではない。特に、前記位置関係によって変化するのは、特許文献1に記載の発明では、2つの音響出力部における前記各機能であり、特許文献2に記載の発明では通話のON/OFF機能である。
また、特許文献1〜4に記載の発明では、例えば、携帯端末が、音響出力部が載置面と対向するように載置された場合には、音響出力部が載置面に塞がれてしまうが、そのような状況において、ユーザに届く音の音圧および音質の低下を抑制することは想定されていない。したがって、特許文献1〜4に記載の発明では、携帯端末の使用状況によっては、音響出力部から出力される音をユーザが聴き取りにくくなる可能性があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、主情報端末の使用状況によらず、ユーザに届く音の音圧および音質の低下を防ぐことが可能な付属端末を実現することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る付属端末は、音を出力可能な主情報端末側音出力部を有する主情報端末に対して、所定の機能を提供可能な付属端末であって、音を出力可能な付属端末側音出力部を備え、上記付属端末側音出力部は、上記主情報端末側音出力部と上記付属端末側音出力部との相対的な位置関係に応じて制御された音量を最大出力音量とする状態、および、上記相対的な位置関係に応じて制御された指向性を有する状態の少なくとも一方の状態で、音を出力する。
本発明の一態様によれば、情報端末の使用状況によらず、ユーザに届く音の音圧および音質の低下を防ぐことができるという効果を奏する。
実施形態1の付属端末および主情報端末の具体的構成を示す図である。 (a)〜(c)は、上記各端末の概略構成を示す図である。 (a)〜(e)は、上記各端末の各接続機構の概略を示す図である。 (a)および(b)は、上記付属端末の使用態様の一例を示す図である。 上記各端末における処理の流れを示すフローチャートである。 上記各端末の変形例を示す図である。 (a)〜(e)は、実施形態2の各端末での接続機構の概略を示す図である。 (a)〜(e)は、実施形態2の各端末での接続機構の概略を示す図である。 (a)〜(e)は、実施形態3の各端末での接続機構の概略を示す図である。 上記各端末の具体的構成を示す図である。 上記各端末における処理の流れを示すフローチャートである。 上記各端末の変形例を示す図である。 (a)〜(c)は、実施形態4の各端末の概略構成を示す図である。 上記各端末の具体的構成を示す図である。 上記各端末における処理の流れを示すフローチャートである。 上記各端末の変形例を示す図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図6を参照しながら、詳細に説明する。なお、下記の実施形態においては、付属端末1が、板状の筐体に表示面を備えるスマートフォン、タブレット等の携帯型情報端末である主情報端末2に用いられるものとして説明するが、これに限らず、画像または音響等の種々の情報をユーザに提示する情報端末全般に用いられてもよい。
まず、図2を用いて付属端末1および主情報端末2の概要について説明する。図2の(a)〜(c)は、付属端末1および主情報端末2の概略構成を示す模式図である。図2の(a)〜(c)に示すように、付属端末1は、主情報端末2に対して着脱可能で、かつ、主情報端末2に所定の機能を提供可能なものであり、サブユニット(付属ユニット)3、連結部(アダプタ)4および軸部(ヒンジ)5を備えている。そして、サブユニット3と連結部4とは、軸部5を介して連結されている。
主情報端末2およびサブユニット3はそれぞれ、その内部に電子回路、カメラモジュール、またはディスプレイ等の各種部品が収容され、配置された薄型の部材である。図2の(a)および(c)に示すように、主情報端末2は、例えば板状であり、主として、第1表示部26およびレシーバ部34を備えるとともに、第1表示部26の表示面d1と反対側の表面である背面r1に第1スピーカ部(主情報端末側音出力部)27を備えている。これらの部材は、主情報端末2の後述する制御部21によって制御される。
第1表示部26は、主情報端末2に装備されている各種機能(アプリケーションソフト)が実行されることに起因した画像等の各種画像を表示するものである。第1表示部26としては、例えばLCD(Liquid crystal display:液晶ディスプレイ)が用いられる。レシーバ部34は、後述するアンテナ部22を介して受信した通話相手の音声を出力する音出力装置、すなわち受話器である。
第1スピーカ部27は、音を出力可能な音出力部(拡声器)である。第1スピーカ部27としては、例えば、フラットパネルスピーカやRSスピーカ(パイオニア株式会社製)等が用いられる。第1スピーカ部27は、背面r1における、軸部5と接続される領域とは反対側の領域に設けられているが、これに限られたものではない。背面r1、第1表示部26側、側面s1を含む各側面のいずれの位置に配置されていてもよい。但し、主情報端末2の薄型化、表示面d1の占有率の減少防止等を考慮すれば、第1スピーカ部27は、背面r1側に設けられることが好ましい。
次に、サブユニット3は、例えば板状であり、主として、第2表示部32を備えるとともに、第2表示部32の表示面d2と反対側の表面である背面r2に、カメラ部31および第2スピーカ部(付属端末側音出力部)33を備えている。すなわち、付属端末1は、カメラ機能および音出力機能等の付属端末1が有する所定の機能を、主情報端末2に提供可能である。これらの部材も、制御部21によって制御される。
第2表示部32は、第1表示部26と同様、各種画像を表示するものである。第2スピーカ部33は、第1スピーカ部27と同様、音を出力可能な音出力部(拡声器)である。また、カメラ部31は、被写体を撮像する撮像部である。第2スピーカ部33およびカメラ部31は、背面r2に配置されていればどのような配置関係であってもよい。また、第2スピーカ部33およびカメラ部31は、背面r2、第2表示部32側、側面s4を含む各側面のいずれの位置に配置されていてもよい。但し、付属端末1の薄型化、表示面d2の占有率の減少防止等を考慮すれば、背面r2に設けられることが好ましい。
また、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33は、図2の(c)に示すように、付属端末1が主情報端末2に連結された状態において、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33の向きが略一致している場合において、中心線C1に対して線対称となる位置にそれぞれ設けられていることが好ましい。中心線C1は、付属端末1が主情報端末2に連結(装着)された場合の、付属端末1および主情報端末2の長手方向の長さを均等に2分割する線であり、表示面d1および背面r1の各法線と略垂直で、かつ回転軸7と略垂直な線である。当該配置により、上記向きが略一致している場合において、バランスの良い音を主情報端末2の周囲に出力できる。すなわち、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33から音が出力されるステレオ再生時の、音の音圧および音質を向上させることができる。なお、当該配置に限らず、同様の効果を得るために、例えば、付属端末1が主情報端末2に連結された場合における、中心点P1に対して点対称となる位置に、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33がそれぞれ設けられていてもよい。
連結部4は、サブユニット3を主情報端末2に対して着脱可能に連結する部材である。連結部4の詳細については後述する。
軸部5は、回転軸7周りに、サブユニット3を連結部4に対して回動可能とするものである。図2の(a)では、軸部5の回転軸7は、連結部4の側面s3(上端面)と、連結部4に対向するサブユニット3の側面s4(下端面)とに略直交しており、付属端末1が主情報端末2に連結された状態において、主情報端末2の長手方向に略平行である。本実施形態では、軸部5は、連結部4の側面s3に突設された中空の連結軸筒4f(図3参照)を、サブユニット3の側面s4に設けられた当該連結軸筒4fを挿入可能な穴部3a(図3参照)に、回動可能に挿入した状態で構成されている。また、軸部5内部には、サブユニット3と主情報端末2との間の通信を可能とする電気配線等が挿通されている。
また、軸部5内部には、図1に示す位置検出部6が設けられている。位置検出部6は、連結部4に対するサブユニット3の回転位置を検出するものである。位置検出部6としては、例えばジャイロセンサが用いられる。位置検出部6は、例えば、付属端末1が主情報端末2に連結された状態において、第2スピーカ部33が配置された背面r2の第2法線方向h2が、第1スピーカ部27が配置された背面r1の法線方向と略一致した状態での、穴部3aに対する連結軸筒4fの位置を、回転位置0度として検出する。次に、その位置から連結軸筒4fが回転を開始すると、位置検出部6は、当該位置検出部6を構成するセンサ素子において発生する振動から角速度を検出し、検出した角速度を示す検出信号を制御部21に送信する。そして、制御部21は、位置検出部6から当該検出信号を受信すると、積分演算処理を行い、連結軸筒4fの回転位置を算出する。連結軸筒4fの回転量が180度になるまでの間、当該積分演算処理を行い、その都度回転位置(0度より大きく180度未満)を検出していく。最後に、回転量が180度になった状態、すなわち第2法線方向h2が、主情報端末2の表示面d1の第1法線方向h1と略一致した状態での連結軸筒4fの位置を、回転位置180度として検出する。このような検出により、穴部3aに対する連結軸筒4fの位置および回動方向を検出できる。そして、上記積分演算処理によって算出された、当該位置および回動方向を示す回転位置情報は、位置判定部11に送信される。
なお、本実施形態では、位置検出部6として、ジャイロセンサではなく、ロータリエンコーダ(回転角度検出手段)または磁気検出器等を使用してもよい。また、位置検出部6は軸部5に備えられているものとして説明したが、これに限らず、サブユニット3または連結部4に備えられていてもよい。
また、連結部4に対するサブユニット3の回転量が180度を超えた回転量まで許容した場合には、軸部5内部に挿通されている電気配線等を破損する恐れがある。そのため、当該回転量を180度に制限する回転制限機構、およびサブユニット3の回転制限状態を保持するクリック係止機構が、軸部5内部に設けられていることが好ましい。但し、電気配線等を破損しなければ、上記回転量が180度以上であってもよい。また、軸部5、回転制限機構、およびクリック係止機構の具体的構成については、特許文献5に開示されている。
なお、軸部5の構成として、連結部4に連結軸筒4fを設け、サブユニット3に穴部3aを設けているが、これに限定される訳ではない。例えば、特許文献5に開示されているピボットを採用してもよい。また、主情報端末2およびサブユニット3の形状は、板状でなくてもよく、軸部5を介して、主情報端末2に対してサブユニット3を回動させることが可能であれば、その表面が湾曲した形状など、ユーザの操作性等を考慮して適宜変更可能である。
次に、図3を用いて、連結部4の具体的構成、および付属端末1と主情報端末2との接続機構について説明する。図3の(a)〜(e)は、付属端末1および主情報端末2の、各接続機構の概略を示す模式図である。
図3の(a)および(b)に示すように、連結部4は、連結ユニット4a、おねじ部(嵌合部)4b、イヤホンプラグ4c、中空部4dおよび電極端子4eを備えている。連結ユニット4aは、その内部に上記電気配線等が挿通された、例えば箱型の筐体である。連結ユニット4aの、主情報端末2の側面s1(上端面)と対向する側面s2(下端面)には、中空部4dを有するおねじ部4bおよび電極端子4eが設けられている。おねじ部4bは、主情報端末2のめねじ部2bに嵌合されるものであり、その中心軸は、回転軸7の近傍に位置し、かつ回転軸7と略平行である。また、中空部4d(おねじ部4bの内部)には、接続端子(オス端子)であるイヤホンプラグ4cが設けられている。電極端子4eは、例えば、略円板型の接続端子が複数個(本実施形態では、アレイ状に9個)、側面s2に配置されることで構成される。イヤホンプラグ4cには、第2スピーカ部33から引き出された電気配線が接続され、電極端子4eには、第2表示部32、カメラ部31および後述する第2操作入力部35から引き出された電気配線(不図示)が接続されている。
一方、図3の(c)〜(e)に示すように、主情報端末2は、側面s1にめねじ部2bおよび電極部2eが設けられている。めねじ部2bの中心軸は、おねじ部4bの中心軸と略同一であるとともに、めねじ部2b内部には、イヤホンプラグ4cを挿入可能な接続端子(メス端子)であるイヤホンジャック2cが設けられている。図3の(e)に示すように、電極部2eは、電極端子4eを構成する接続端子(電極面)と略同一形状の凹部からなる電極接点が、当該接続端子の個数と同数設けられることで構成される。また、電極部2eは、連結部4が主情報端末2に連結された時点で、電極端子4eと接触するように配置される。イヤホンジャック2cには、後述するスピーカ制御部12からの音響信号を第2スピーカ部33へ送信するための電気配線が接続され、電極部2eには、制御部21からの各種信号を第2表示部32およびカメラ部31へ送信するため、および第2操作入力部35からの操作信号を制御部21へ送信するための電気配線が接続されている。
そして、連結部4がおねじ部4bによって主情報端末2に締結されることによって、サブユニット3は主情報端末2に回動可能に連結される。また、イヤホンプラグ4cに接続された電気配線とイヤホンジャック2cに接続された電気配線、および電極端子4eに接続された電気配線と電極部2eに接続された電気配線とがそれぞれ結線され、付属端末1と主情報端末2との間の通信が可能となる。
なお、連結部4が主情報端末2に連結(固定)されればよく、おねじ部4bおよびめねじ部2bが用いられる必要は必ずしもない。例えば、おねじ部4bの代わりに突起部を設け、めねじ部2bの代わりに、突起部を収容可能な穴部を設けてもよい。この場合、突起部の側面の一部に、当該側面と略垂直方向に伸縮するフックが設けられ、穴部の側面の一部に、そのフックを受け入れ可能な凹部が設けられてもよい。突起部が穴部に挿入されたときには、フックは突起部内部に格納されているが、凹部(すなわち固定位置)に到達すると、フックが凹部に延伸し、連結部4が主情報端末2に固定される。
次に、図4の(a)および(b)は、付属端末1の想定される使用態様の一例を示す模式図である。図4では、その使用態様として、音楽または動画を再生する場合を挙げて説明する。当該使用態様においては、第2スピーカ部33は、少なくとも音楽または動画が再生される場合に、主情報端末2の使用状態に拘らず音が出力可能な状態となっている。また、付属端末1(サブユニット3)は、連結部4によって、主情報端末2に回動可能に連結されている。
図4の(a)に示すように、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33の向きが略一致している(すなわち、第1表示部26および第2表示部32の向きが略一致している)場合、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33から音が出力されるように制御される(ステレオ再生状態)。すなわち、第1法線方向h1(図2の(b)参照)と、第2法線方向h2(図2の(b)参照)とが互いに略反対側を向いている第1状態の場合、上記のように制御される。そのため、ユーザは、例えば主情報端末2を把持した状態にて、ステレオ再生を楽しむことができる。なお、図4の(a)の使用状態は、ステレオ再生モードと称することができる。
一方、図4の(b)に示すように、例えば、ユーザが主情報端末2を机に置く等、第1スピーカ部27における、音が出力される表面(第1スピーカ部27の窓)が塞がれてしまうような場合には、サブユニット3の第2スピーカ部33がユーザに対向するよう、ユーザはサブユニット3を主情報端末2に対して回転させる。この状態においては、第1スピーカ部27からの音の出力を停止するように制御される。換言すれば、第1法線方向h1と第2法線方向h2とが略一致する第2状態の場合(すなわち、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33の向きが異なる場合)、第1スピーカ部27からの音の出力を停止し、第2スピーカ部33から音が出力されるように制御される(モノラル再生状態)。この使用状態の場合、たとえ第1スピーカ部27の上記表面が塞がれていたとしても、ステレオ再生からモノラル再生に切り替えることにより、ユーザは、当該使用状態におけるステレオ再生による音圧および音質の低下を感じることなく、第2スピーカ部33から出力された音を聴くことができる。なお、図4の(b)の使用状態は、モノラル再生モード(第2スピーカ部33が表示面d1側を向いた状態である前面スピーカモード)と称することができる。
このように、付属端末1では、その使用状態に応じて、上記2つのモード切替が可能となる。
次に、付属端末1および主情報端末2の具体的構成の一例について、図1を参照しながら説明する。図1は、付属端末1および主情報端末2の具体的構成を示すブロック図である。
図1に示すように、主情報端末2は、制御部21、アンテナ部22、送受信部23、バッテリー部24、電源IC部25、第1表示部26、第1スピーカ部27、第1操作入力部28、記憶部29およびレシーバ部34を備えている。また、付属端末1は、カメラ部31、第2表示部32、第2スピーカ部33および第2操作入力部35を備えている。なお、付属端末1内部および主情報端末2内部における、上記各部の収容配置はこれに限定されるものではない。また、上述した構成については、ここでの説明を省略する。
制御部21は、付属端末1および主情報端末2を統括的に制御するものであり、位置判定部11とスピーカ制御部(変更制御手段)12とを備えている。位置判定部11およびスピーカ制御部12の説明については後述する。
送受信部23は、アンテナ部22を介して音声データ等の各種データの送受信を行うものである。電源IC部25は、電力効率の改善のためにバッテリー電圧の制御を行うものであり、バッテリー部24は、主情報端末2の各部に電力を供給するものである。付属端末1が連結されたときには、付属端末1の各部に電力を供給する。第1操作入力部28および第2操作入力部35は、入力されたユーザ操作を取得するものである。第1操作入力部28としては、例えば、第1表示部26の、表示面d1と反対側の表面と対向するように設けられたタッチパネル、光学式センサ等が挙げられる。第2操作入力部35も第1操作入力部28と同様の構成である。記憶部29は、制御部21が実行する各種の制御プログラム等を記憶するものである。記憶部29は、例えばハードディスク、フラッシュメモリなどの不揮発性の記憶装置によって構成される。
次に、制御部21の具体的構成について説明する。位置判定部11は、制御部21による積分演算処理によって算出された、連結軸筒4fの回転位置情報(0度以上180度以下を示す情報)に基づいて、主情報端末2の背面r1(または表示面d1)に対する第2スピーカ部33の位置(向き)を判定する。本実施形態では、上記回転位置情報が0度を示す場合には、第2スピーカ部33の位置(向き)が、主情報端末2の背面r1側であると判定し、上記回転位置情報が180度を示す場合には、第2スピーカ部33の位置(向き)が、主情報端末2の表示面d1側(前面側)であると判定する。位置判定部11は、上記位置の判定結果をスピーカ制御部12に送信する。
スピーカ制御部12は、位置判定部11から送信された上記位置の判定結果に基づいて、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33の少なくとも一方から出力される音の最大出力音量を変更する。本実施形態では、スピーカ制御部12は、第2スピーカ部33を音が出力可能な状態としている。そして、位置判定部11が、第2スピーカ部33の位置を背面r1側(すなわち、上記第1状態)と判定した場合には、スピーカ制御部12は、第1スピーカ部27から音を出力させる(第1スピーカ部27をON)。一方、第2スピーカ部33の位置を表示面d1側(すなわち、上記第2状態)と判定した場合には、第1スピーカ部27からの音の出力を停止させる(第1スピーカ部27をOFF)。
なお、位置判定部11は、第2スピーカ部33の位置が、上記回転位置情報が0度を示す場合に背面r1側と判定し、上記回転位置情報が180度を示す場合に表示面d1側と判定する構成であったが、これに限定される訳ではない。例えば、回転位置情報が0度以上10度以下を示す場合に背面r1側と判定し、回転位置情報が170度以上180度以下を示す場合に表示面d1側と判定してもよいし、0度以上90度未満を示す場合に背面r1側と判定し、90度以上180度以下を示す場合に表示面d1側と判定してもよい。その他、回転位置が180度となったときに、第2スピーカ部33の位置が表示面d1側であると判定し、それ以外の回転位置のときには背面r1側であると判定してもよい。また逆に、回転位置が0度となったときに、第2スピーカ部33の位置が背面r1側であると判定し、それ以外の回転位置のときには表示面d1側であると判定してもよい。すなわち、第1法線方向h1と第2法線方向h2とのなす角が、例えば、180度の場合、170度以上180度以下の場合、または90度より大きく180度以下の場合のそれぞれを上記第1状態、0度の場合、0度以上10度以下の場合、または0度以上90度以下の場合のそれぞれを上記第2状態と判定してもよい。また、回転位置が0度であるときを上記第1状態、それ以外の回転位置のときを上記第2状態としてもよく、逆に、回転位置が180度であるときを上記第2状態、それ以外の回転位置のときを上記第1状態としてもよい。いずれにせよ、ユーザに対して、付属端末1および主情報端末2からの音の音圧および音質が低下を意識させないように、第2スピーカ部33の位置が背面r1側(すなわち上記第1状態)か、表示面d1側(すなわち上記第2状態)かを判定できればよい。
換言すれば、スピーカ制御部12は、位置判定部11による判定結果に基づいて、サブユニット3が軸部5を回転軸7として回動することにより生じる、第1スピーカ部27と第2スピーカ部33との相対的な位置関係の変化に応じて、第1スピーカ部27から出力される音の最大出力音量を変更する。本実施形態では、上記相対的な位置関係の変化に応じて、第1スピーカ部27から音を出力させるか、または、第1スピーカ部27からの音の出力を停止させる。より具体的には、スピーカ制御部12は、表示面d1の第1法線方向h1と、背面r2の第2法線方向h2とが一致する位置から、軸部5を回転軸7とするサブユニット3の回動により、第1法線方向h1と第2法線方向h2とのなす角が180度となる範囲におけるいずれかの位置において、第1スピーカ部27からの音を出力させるか、第1スピーカ部27からの音の出力を停止させるか、の切り替えを行う。
また、本実施形態では、上記相対的な位置関係の変化に応じて、第1スピーカ部27から音を出力させるか、または、第1スピーカ部27からの音の出力を停止させるという方法を採用しているが、これに限定される訳ではない。例えば、第1スピーカ部27からの音の出力を完全に停止させる必要は必ずしもなく、第2スピーカ部33の位置が表示面d1側である場合には、背面r1側である場合に比して、第1スピーカ部27の最大出力音量を下げるだけでもよい。すなわち、スピーカ制御部12は、少なくとも、上記相対的な位置関係の変化に応じて、第1スピーカ部27から出力される音の最大出力音量を変更すればよい。なお、最大出力音量が0または0とみなされる値に設定された場合には、第1スピーカ部27からの音の出力が停止状態となっており、それ以外の値の場合には、第1スピーカ部27から音の出力が可能な状態となっている。第2スピーカ部33は、本実施形態では、最大出力音量が0または0とみなされる値以外の値に設定されている。
次に、図5を用いて、主情報端末2における、第1スピーカ部27の最大出力音量の制御方法について説明する。図5は、当該制御方法を示すフローチャートである。図5に示すように、まず、サブユニット3が軸部5の回転軸7周りに回転されると、位置検出部6は、上記連結軸筒4fの回転位置を検出し、当該検出結果(回転位置情報)を位置判定部11に送信する(S1:回転位置検出工程)。次に、位置判定部11は、受信した上記検出結果に基づいて第2スピーカ部33の位置(向き)を判定し、当該判定結果をスピーカ制御部12に送信する(S2:位置判定工程)。
次に、位置判定部11から、第2スピーカ部33の位置が表示面d1側(前面側、すなわち上記第2状態)であるとの判定結果を受信した場合、スピーカ制御部12は、第1スピーカ部27からの音の出力を停止させる(S3:音出力停止工程)。一方、位置判定部11から、第2スピーカ部33の位置が背面r1側(すなわち上記第1状態)であるとの判定結果を受信した場合、スピーカ制御部12は、第1スピーカ部27から音を出力させる(S4:音出力工程)。
ここで、S2において、位置判定部11による、第2スピーカ部33の位置が表示面d1側(前面側)であるか、背面r1側であるかの判定は、上述のように、ユーザに対して、付属端末1および主情報端末2からの音の音圧および音質の低下を意識させないようになされればよい。そのため、スピーカ制御部12による、S3の処理を行うか、S4の処理を行うかの切り替えについても、上記回転位置が0度および180度のときに行われてもよいが、当該回転位置が0度より大きく180度未満の範囲内のいずれかの位置において行われてもよい。また、サブユニット3の回動範囲の上限値が180度よりも大きい場合には、その上限値までの範囲のいずれかの位置で上記切り替えが行われればよい。
なお、図6に示すように、付属端末1側で上記処理を行ってもよい。図6は、変形例を示すブロック図である。この場合、付属端末1は、位置判定部11とスピーカ制御部12bとを有する制御部21bを備える。スピーカ制御部12bは、スピーカ制御部12と同様の処理を行う。一方、主情報端末2の制御部21aは、スピーカ制御部12bからの、第1スピーカ部27の最大出力音量値を示す音響信号に従って、第1スピーカ部27を制御するスピーカ制御部12aを備える。
以上のように、付属端末1が主情報端末2に回動可能に連結されると、スピーカ制御部12または12bは、上記相対的な位置関係の変化に応じて、第1スピーカ部27から出力される音の最大出力音量を変更する。例えば、第1スピーカ部27と第2スピーカ部33との向きが異なっている使用状態と想定される場合(S3の場合)には、第1スピーカ部27からの音の出力を停止させ(または下げる)、互いの向きが略一致する使用状態と想定される場合(S4の場合)には、第1スピーカ部27から音を出力させることが可能となる。なお、いずれの場合においても、第2スピーカ部33は、音を出力可能な状態となっている。
したがって、例えば、主情報端末2を把持した状態で(第1スピーカ部27における、音が出力される表面が塞がれていない状態で)音楽再生または動画再生を行う場合には、第2スピーカ部33を背面r1側に向けることより、ユーザは、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33の両方から出力される音を聴くことができる。一方、机等の上に主情報端末2を置く等、第1スピーカ部27における上記表面が塞がれた状態で、音楽再生等を行う場合には、第2スピーカ部33を表示面d1側に向けることにより、上記表面が塞がれた場合でも、第2スピーカ部33から出力された音を聴くことができる。
また、本実施形態によれば、付属端末1が主情報端末2に回動可能に連結されると、上記第1状態の場合には、第2スピーカ部33から音が出力されている状態において、ユーザは、ステレオ再生を楽しむことができる。一方、上記第2状態の場合にステレオ再生を可能とすると、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33の音量が略同一である場合には、ユーザの左耳および右耳で聴こえる音量が異なってしまう。そのため、ユーザに届く音の音圧および音質が低下してしまう。この点、本実施形態によれば、上記第2状態の場合には、スピーカ制御部12が、第1スピーカ部27からの音の出力を停止し、第2スピーカ部33のみから音が出力されるように制御することにより、モノラル再生に切り替えることができる。そのため、上記第2状態の場合にステレオ再生とすることによる、上記音圧および音質の低下を抑制できる。
また、例えば、第1スピーカ部27を音が出力可能な状態とし、上記第1状態の場合には第2スピーカ部33から音を出力させ、上記第2状態の場合には、上記第1状態のときの第2スピーカ部33の最大出力音量に比して低い最大出力音量で、第2スピーカ部33から音を出力させてもよい。これにより、上記相対的な位置関係の変化に応じて、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33のそれぞれから出力される音のバランスをとることが可能となる。この場合、主情報端末2の使用状況に拘らず、ステレオ再生を楽しむことができる。
また、第1スピーカ部27として、無指向性状態で音を出力可能な音出力部を使用するとともに、第2スピーカ部33として、指向性を有する状態で音を出力可能な音出力部を用いてもよい。そして、上記第1状態の場合に第1スピーカ部27をON、第2スピーカ部33をOFFとし、上記第2状態の場合に第1スピーカ部27をOFF、第2スピーカ部33をONとしてもよい。さらに、第2スピーカ部33については上記第1状態においてもONとし、上記回転位置に応じて、その指向性を変更してもよい。この場合、スピーカ制御部12および12bは、第2スピーカ部33の位置が背面r1側である場合には、第2スピーカ部33を無指向性状態とし、表示面d1側である場合には、背面r1側である場合よりも指向性を狭めた状態とする。なお、第2スピーカ部33としては、実施形態3の第2スピーカ部33aを用いてもよく、その制御方法としては、実施形態3のスピーカ制御部12cと同様であってもよい。
このように、スピーカ制御部12または12bは、上記相対的な位置関係の変化に応じて、第1スピーカ部27または第2スピーカ部33から出力される音の最大出力音量、および、第2スピーカ部33から出力される音の指向性の状態の少なくとも一方を変更可能である。また、スピーカ制御部12または12bは、上記相対的な位置関係に応じて上記最大出力音量を変更する場合には、実際に音を出力させる音出力部として、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33の少なくとも一方を選択する。そして、このような制御により、第2スピーカ部33は、上記相対的な位置関係に応じて制御された音量を最大出力音量とする状態、および、上記相対的な位置関係に応じて制御された指向性を有する状態の少なくとも一方の状態で、音を出力することが可能となる。
それゆえ、本実施形態によれば、主情報端末2の使用状況に応じて、サブユニット3の主情報端末2に対する位置を変更することにより、ユーザに届く音の音圧および音質の低下を防ぐことができる。すなわち、本実施形態によれば、主情報端末2の使用状況に拘らず、ユーザに届く音の音圧および音質の低下を防止できる。
ここで、現在市販されているスマートフォンは、単一の板状のユニットからなり、表示面と反対側の背面にスピーカが設けられている。そのため、当該スマートフォンを机等の上に置いた場合には、スピーカの窓が塞がれて、音が聴き取りにくくなってしまう。一方で、側面にスピーカを配置して、音の聴き取りにくさを解消しているものも存在する。しかし、スマートフォンの薄型化を考慮すれば、側面に配置した場合には、スピーカのサイズを小さくする必要がある。また、ユーザが表示面を視認している場合に、スピーカはユーザと対向しない。このため、スピーカを側面に設けた場合であっても、ユーザに届く音の音圧および音質が低下してしまう可能性がある。
一方、本実施形態では、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33は、主情報端末2の背面r1、およびサブユニット3の背面r2にそれぞれ配置されている。したがって、付属端末1または主情報端末2が、例えばスマートフォンのような薄型化されたものである場合、スピーカが側面に配置された構成の場合に比して、より大きなサイズのスピーカを備えることができる。そのため、ユーザに届く音の音圧および音質を向上させることができる。さらに、上記のような第1スピーカ部27および第2スピーカ部33の配置であれば、表示面d1およびd2の大きさを小さくせずに済む。そのため、表示画面がより見やすくなり、ユーザの利便性を向上させることができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図7および図8に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図7の(a)〜(e)は、付属端末41および主情報端末42の、各接続機構の概略を示す模式図である。付属端末41は、図7の(a)および(b)に示すように、連結部44が、おねじ部4bに代えて連結ねじ44bを、電極端子4eに代えて接続端子44eを、それぞれ備えている点で付属端末1と異なる。また、主情報端末42は、めねじ部2bに代えてめねじ部42bを、電極部2eに代えて電極部42eをそれぞれ備えている点で、主情報端末2と異なる。
連結部44は、連結ユニット44a、連結ねじ44b、イヤホンプラグ4c、凸部44d、接続端子44e、および穴部44gを備えている。連結ユニット44aは、連結ユニット4aと同様、例えば箱型の筐体である。連結ユニット44aの、主情報端末42の側面s1と対向する側面s2には、イヤホンプラグ4cおよび凸部44dが設けられている。凸部44dは、連結ユニット44aと連結しており、内部には接続端子(コネクタ、電極面)44eが配置されている。接続端子44eには、例えば、マイクロUSB(Universal Serial Bus)が用いられる。また、側面s2の両端部には、連結ねじ44bの軸径と略同一直径の穴部44gが設けられており、当該穴部44gに連結ねじ44bが挿入されている。接続端子44eには、第2表示部32、カメラ部31および第2操作入力部35から引き出された電気配線が接続されている。
一方、図7の(c)〜(e)に示すように、主情報端末42は、側面s1にめねじ部42b、イヤホンジャック2cおよび凹部42dが設けられている。めねじ部42bの内径は連結ねじ44bの軸径と略同一であり、凹部42dの形状は凸部44dの形状と略同一である。また、凹部42dには、接続端子44eが嵌合される電極部42eが設けられている。めねじ部42bは、連結部44が主情報端末42に嵌合されるときに、連結部44を、連結ねじ44bによって主情報端末42に対して締結可能な位置に配置されている。イヤホンジャック2cおよび凹部42dは、上記嵌合時に、イヤホンプラグ4cをイヤホンジャック2cに、凸部44dを凹部42dに、それぞれ差し込み可能な位置に配置されている。電極部42eは、凸部44dが凹部42dに差し込まれるときに、接続端子44eに接続可能な位置に配置されている。電極部42eには、制御部21からの各種信号を第2表示部32およびカメラ部31へ送信するため、および第2操作入力部35からの操作信号を制御部21へ送信するための電気配線が接続されている。
そして、実施形態1と同様、連結ねじ44bで連結部44が主情報端末42に締結されることによって、サブユニット3は主情報端末42に回動可能に連結されるとともに、各電気配線が結線される。このように、図7の構成の場合、イヤホンプラグ4cがイヤホンジャック2cに差し込まれ、かつ、接続端子44eが電極部42eに接続された上で、連結部44が連結ねじ44bによって主情報端末42に締結される。そのため、付属端末41内部および主情報端末42内部の電気配線を確実に結線できる。
次に、図8を用いて、付属端末51および主情報端末52について説明する。図8の(a)〜(e)は、付属端末51および主情報端末52の、各接続機構の概略を示す模式図である。付属端末51は、図示しないが、サブユニット53が第2スピーカ部33のみを有し、第2表示部32、カメラ部31および第2操作入力部35を有しない点で、付属端末1と異なる。すなわち、付属端末51は、図8の(a)に示すように、連結部54が電極端子4eを有していない。また、図8の(c)に示すように、主情報端末52の側面s1に電極部2eが設けられていない。
以上のように、図8の構成では、付属端末51の構成として、第2表示部32、カメラ部31および第2操作入力部35が不要となることから、部品点数の削減を図ることができ、付属端末51の小型化、薄型化、および軽量化を実現することができる。また、サブユニット53内部における、第2表示部32、カメラ部31および第2操作入力部35の占有空間分だけ、省スペース化が実現することから、他の部品を収容配置するなど、当該占有空間を有効活用することができる。
なお、第1スピーカ部27または第2スピーカ部33の最大出力音量の制御方法については、実施形態1および2と同様である。また、付属端末41および51は、主情報端末42または52の使用状況に拘らず、ユーザに届く音の音圧および音質の低下を防ぐことができる点等、実施形態1と同様の効果を奏する。
〔実施形態3〕
本発明の他の実施形態について、図9〜12に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態1および2にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図9の(a)〜(e)は、本実施形態の付属端末61および主情報端末62の、各接続機構の概略を示す模式図である。図9の(a)および(b)に示すように、付属端末61は、連結部4および軸部5を有しない点、サブユニット63の側面s2の両端部に連結ねじ44bが配置されている点、および当該側面s4に設けられた凸部63d内に、電極端子4eおよびイヤホンプラグ4cに代えて接続端子63eが配置されている点で、付属端末1と異なる。すなわち、付属端末61はヒンジ機構を備えていないため、主情報端末62に回動不可能に固定される。さらに、主情報端末62の側面s1に設けられた凹部62dに、電極部2eおよびイヤホンジャック2cに代えて電極部62eが設けられている点で、主情報端末2と異なる。
図9の(a)に示すように、接続端子63eには、第2表示部32、カメラ部31および第2スピーカ部33a(各部については図10参照)aから引き出された電気配線が接続されている。図9の(c)〜(e)に示すように、めねじ部42bは、サブユニット63が主情報端末62に嵌合されるときに、サブユニット63を、連結ねじ44bによって主情報端末62に対して締結可能な位置に配置されている。電極部62eおよび凹部62dは、上記嵌合時に、接続端子63eを電極部62eに、凸部63dを凹部62dに、それぞれ差し込み可能な位置に配置されている。電極部62eには、制御部21c(図10参照)からの各種信号を第2表示部32、カメラ部31および第2スピーカ部33aへ送信するための電気配線が接続されている。そして、サブユニット63が主情報端末62に嵌合され、連結ねじ44bでサブユニット63が主情報端末62に締結されることによって、付属端末61は主情報端末62に固定されるとともに、各電気配線が結線される。
図10は、付属端末61および主情報端末62の具体的構成を示すブロック図である。図10に示すように、付属端末61は、位置検出部6に代えて位置検出部6bを、第2スピーカ部33に代えて第2スピーカ部33aをそれぞれ備えている点で、付属端末1と異なる。また、主情報端末62は、位置検出部6aおよびアプリ起動部36を備えており、かつ、位置判定部11に代えて位置判定部11aを、スピーカ制御部12に代えてスピーカ制御部12cをそれぞれ備えている点で、主情報端末2と異なる。
第2スピーカ部33aは、指向性を有する状態で音を出力可能な音出力部である。第2スピーカ部33aは、当該スピーカ部から出力される音の指向性の状態を、付属端末61が主情報端末62に対して固定された場合における、第2スピーカ部33aの第1スピーカ部27に対する相対的に位置関係に応じて変更可能な構成となっている。より具体的には、第1スピーカ部27と第2スピーカ部33aとの向きが略一致する状態(上記第1状態)となるように、付属端末61が主情報端末62に対して固定された場合には、第2スピーカ部33aは無指向性状態の音を出力する。一方、第1スピーカ部27および第2スピーカ部33aの向きが略反対側となる状態(上記第2状態)となるように固定された場合には、第2スピーカ部33aは指向性を有する状態で音を出力する。第2スピーカ部33aは、例えば、複数のスピーカをアレイ状に配置した構成となっている。
位置検出部6aおよび6bは、主情報端末62および付属端末61の方位をそれぞれ検出するものである。位置検出部6aおよび6bとしては、例えば地磁気センサが用いられる。位置検出部6aは、例えば、第1スピーカ部27が配置された背面r1の法線方向の方位を検出し、当該検出結果として、主情報端末62の方位を示す第1方位情報を位置判定部11aに送信する。同様に、位置検出部6bは、例えば、第2スピーカ部33aが配置された背面r2の第2法線方向h2の方位を検出し、当該検出結果として、付属端末61の方位を示す第2方位情報を位置判定部11aに送信する。
アプリ起動部36は、付属端末61が主情報端末62に固定されたことを検知すると、音楽再生または動画再生のアプリケーションソフトを起動する。そして、起動したことを示す起動信号を位置判定部11aに送信する。
位置判定部11aは、上記起動信号を受信すると、上記第1方位情報および上記第2方位情報に基づいて、主情報端末62の表示面d1に対する第2スピーカ部33aの位置(向き)を判定する。本実施形態では、上記第1方位情報が示す方位と上記第2方位情報が示す方位とが略一致する場合には、第2スピーカ部33aの位置が主情報端末62の背面r1側であると判定し、上記第1方位情報と上記第2方位情報とが略反対である場合には、第2スピーカ部33aの位置が主情報端末62の表示面d1側(前面側)であると判定する。位置判定部11aは、上記位置の判定結果をスピーカ制御部12cに送信する。
スピーカ制御部12cは、上記位置の判定結果に基づいて、第2スピーカ部33aから出力される音の指向性を変更する。本実施形態では、第2スピーカ部33aの位置が背面r1側と判定された場合には、第2スピーカ部33aから無指向性状態の音を出力させる。一方、表示面d1側と判定された場合には、指向性を有する状態で第2スピーカ部33aから音を出力させる。
スピーカ制御部12cは、例えば、第2スピーカ部33aを構成する各スピーカの音量を変更することにより、音の指向性の状態を変更する。例えば、無指向性状態で音を出力させる場合には、第2スピーカ部33aの全スピーカをONにする。一方、最も狭い指向性状態で音を出力させる場合には、第2スピーカ部33aの中央付近に配置されたスピーカのみONとする。なお、無指向性状態の音を出力させる場合に全スピーカをONにする必要はなく、指向性を狭める場合に、中央付近以外に配置されたスピーカをONにしてもよい。すなわち、付属端末61の向きに拘らず、表示面d1に対向するユーザに届く音の音圧および音質が低下しない程度であればよい。なお、このような指向性の制御方法については、特許文献6に開示されているが、これに限られない。
次に、図11を用いて、付属端末61における、第2スピーカ部33aの制御方法について説明する。図11は、当該制御方法を示すフローチャートである。図11のS12は、図5のS2と同様であるため、その説明を省略する。アプリ起動部36は、付属端末61が主情報端末62に固定されたことを検知すると、上記アプリケーションソフトを起動する。また、位置検出部6aおよび6bは、第1方位情報および第2方位情報を位置判定部11aに送信する(S11:アプリ起動および方位検出工程)。位置判定部11aから、第2スピーカ部33aの位置が表示面d1側であるとの判定結果を受信した場合、スピーカ制御部12cは、指向性を有する状態で第2スピーカ部33aから音を出力させる(S13:指向性制御工程)。一方、位置判定部11aから、第2スピーカ部33aの位置が背面r1側であるとの判定結果を受信した場合、スピーカ制御部12cは、無指向性状態で第2スピーカ部33aから音を出力させる。(S14:指向性制御工程)。
以上のように、本実施形態によれば、スピーカ制御部12cは、上記相対的な位置関係に応じて、第2スピーカ部33aから出力される音の指向性の状態を変更する。具体的には、上記第1状態で固定された場合、すなわち、第2スピーカ部33aがユーザと対向する蓋然性が低い使用状況であると想定される場合には、無指向性状態で第2スピーカ部33aから音を出力させることができる。それゆえ、当該使用状況の場合には、主情報端末62および付属端末61の周囲に音を行き渡りやすくすることができ、表示面d1またはd2と対向するユーザが、付属端末61から出射された音が聴き取りにくくなることを抑制できる。一方、上記第2状態で固定された場合、すなわち、第2スピーカ部33aがユーザと対向する蓋然性が高い使用状況であると想定される場合には、指向性を有する状態で第2スピーカ部33aから音を出力させることができる。それゆえ、当該使用状態の場合には、第2スピーカ部33aと対向するユーザの周囲には音を漏れにくくすることができ、当該ユーザが、付属端末61から出力された音を聴き取りやすくすることができる。したがって、実施形態1および2と同様、主情報端末62の使用状況に拘らず、ユーザに届く音の音圧および音質の低下を防止できる。また、本実施形態によれば、付属端末61に連結部4および軸部5を設けないことから、部品点数を削減することができ、簡易な構成の付属端末を実現することができる。
なお、本実施形態では、スピーカ制御部12cは、上記相対的な位置関係に応じて、第2スピーカ部33aから出力される音の指向性の状態を変更するが、これに限定される訳ではない。すなわち、スピーカ制御部12cは、上記第1状態で固定された場合には、第2スピーカ部33aから音を出力させ(ステレオ再生)、上記第2状態で固定された場合には、第1スピーカ部27からの音の出力を停止させてもよい(モノラル再生)。また、スピーカ制御部12cは、上記第2状態で固定された場合には、上記第1状態の場合に比して、第2スピーカ部33aまたは第1スピーカ部27から出力される音の最大出力音量を低下させてもよい。さらに、位置検出部6による位置検出が行われてもよい。その他、主情報端末62に第1スピーカ部27を設けずに、上記指向性の制御が行われてもよい。
なお、図12に示すように、付属端末61側で上記処理を行ってもよい。図12は、変形例を示すブロック図である。この場合、付属端末61は、位置判定部11とスピーカ制御部12eとアプリ起動部36とを有する制御部21eを備える。スピーカ制御部12eは、スピーカ制御部12cと同様の処理を行う。一方、主情報端末62の制御部21dは、スピーカ制御部12eからの、第1スピーカ部27の最大出力音量値を示す音響信号に従って、第1スピーカ部27を制御するスピーカ制御部12eを備える。
〔実施形態4〕
本発明の他の実施形態について、図13〜16に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態1から3にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図13の(a)〜(c)は、付属端末71および主情報端末72の概略構成を示す模式図である。図13の(a)〜(c)に示すように、付属端末71は、連結部4および軸部5を有せず、サブユニット73のみを備えている点で、付属端末1と異なる。なお、サブユニット73はサブユニット3と同様の構成である。また、主情報端末72は、側面s1にめねじ部2bが設けられていない点で、主情報端末2と異なる。すなわち、付属端末71は、主情報端末72に連結されることがない。
次に、図14は、付属端末71および主情報端末72の具体的構成を示すブロック図である。図14に示すように、付属端末71および主情報端末72は、各種データの送受信を、無線部23aおよび23bとの間で(すなわち無線通信手段を介して)行う点で、付属端末1および主情報端末2と異なる。また、付属端末71は、位置検出部6に代えて位置検出部6d、制御部21g、バッテリー部24bおよび電源IC部25bを備えている点で、付属端末1と異なる。さらに、主情報端末72は、位置検出部6c、および制御部21に代えて制御部21fを備えている点で、主情報端末2と異なる。なお、バッテリー部24bおよび電源IC部25bについては、バッテリー部24および電源IC部25とそれぞれ同様の機能を有する。
無線部23aおよび23bは、両者の間で各種データの送受信を行う部材である。また、無線部23aは、無線制御部37aの制御を受けて、無線部23bからの第2位置情報を、位置判定部11bに送信する。付属端末71と主情報端末72との間の無線通信手段としては、例えば、Bluetooth(登録商標)等が用いられる。
位置検出部6cは、主情報端末72の方位および傾きを、位置検出部6dは付属端末71の方位および傾きを、それぞれ検出するものである。位置検出部6cおよび6dとしては、例えば、方位を検出するものとして地磁気センサが、傾きを検出するものとして加速度センサが用いられる。位置検出部6cは、例えば、背面r1(図13参照)の法線方向の方位および傾きを検出し、当該検出結果として、主情報端末72の方位および傾きを示す第1位置情報を位置判定部11bに送信する。また、位置検出部6dは、例えば、第2法線方向h2(図13参照)の方位および傾きを検出し、当該検出結果として、付属端末71の方位および傾きを示す第2位置情報を無線制御部37bに送信する。そして、第2位置情報は、無線部23bおよび23aを介して、位置判定部11bに送信される。
制御部21fは主情報端末72を、制御部21gは付属端末71を、それぞれ統括的に制御するものである。そして、制御部21fは、無線制御部37a、位置判定部11に代えて位置判定部11b、およびスピーカ制御部12に代えてスピーカ制御部12dを備えている点で、制御部21と異なる。また、制御部21gは、無線制御部37bおよびスピーカ制御部12gを備えている。
無線制御部37aおよび37bは、無線部23aおよび無線部23bをそれぞれ制御するものである。位置判定部11bは、上記第1位置情報および上記第2位置情報に基づいて、主情報端末72に対する付属端末71の位置を判定するものである。本実施形態では、上記第1位置情報と上記第2位置情報とが略一致する場合には、第2スピーカ部33の位置が、主情報端末72の背面r1側であると判定し、上記第1位置情報と上記第2位置情報とが略反対である場合には、第2スピーカ部33の位置が、主情報端末72の表示面d1側(前面側)であると判定する。位置判定部11bは、上記判定結果をスピーカ制御部12fに送信する。スピーカ制御部12fは、実施形態1と同様、上記位置の判定結果に基づいて、第1スピーカ部27または第2スピーカ部33から出力される音の最大出力音量を変更する。
次に、図15を用いて、付属端末71における、第2スピーカ部33の制御方法について説明する。図15は、当該制御方法を示すフローチャートである。図15のS23およびS24は、図5のS3およびS4と同様であるため、その説明を省略する。図15に示すように、まず、位置検出部6cは上記第1位置情報を、位置検出部6dは上記第2位置情報をそれぞれ検出する。検出された第1位置情報および第2位置情報は、位置判定部11bに送信される(S21:位置検出工程)。次に、位置判定部11bは、受信した第1位置情報および第2位置情報に基づいて、両情報が示す方位および傾きが互いに一致するか否かを判定し、当該判定結果をスピーカ制御部12fに送信する(S22:位置判定工程)。そして、一致した場合にはS24、不一致の場合にはS23の処理が行われる。
以上のように、本実施形態によれば、位置判定部11bは、無線通信手段によって上記第2位置情報を取得し、付属端末71と主情報端末72との相対的な位置関係を判定することができる。したがって、付属端末71を主情報端末72に連結した上で、上記相対的な位置関係を判定する必要がない。それゆえ、ユーザは、簡易な手順で第1スピーカ部27から出力される音の最大出力音量を変更でき、ユーザの利便性向上に資する。また、付属端末71は、無線通信手段を用いて主情報端末72に接続されるので、付属端末71の利用範囲を広げることができる。さらに、実施形態1〜3と同様、主情報端末72の使用状況に拘らず、ユーザに届く音の音圧および音質の低下を防止できる。また、部品点数の削減を図ることができる点は、実施形態3と同様である。
なお、実施形態1と同様、スピーカ制御部12fは、上記相対的な位置関係に応じて、第2スピーカ部33から出力される音の最大出力音量の変更を、スピーカ制御部12gを介して行ってもよい。また、図16に示すように、付属端末1側で上記処理を行ってもよい。図16は、変形例を示すブロック図である。この場合、付属端末71は、位置判定部11bを有する制御部21iを備える。スピーカ制御部12iは、スピーカ制御部12fと同様の処理を行う。一方、主情報端末72の制御部21hでは、スピーカ制御部12hが、スピーカ制御部12iからの、第1スピーカ部27の最大出力音量値を示す音響信号に従って、第1スピーカ部27を制御する。また、第1位置情報が、主情報端末72から付属端末71に送信される。その他、実施形態1〜3(すなわち有線通信手段を用いた場合)と同様、第1スピーカ部27または第2スピーカ部33に対する制御を行うこと可能である。さらに、本実施の形態においても、実施の形態1〜3と同様に、連結部4や軸部5等により、付属端末71と主情報端末72とが機構的に連結されていてもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
付属端末1等および主情報端末2等の制御ブロック(特に、制御部21、21a〜i)は、それぞれ集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、付属端末1等および主情報端末等は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る付属端末(1、41、51、61、71)は、音を出力可能な主情報端末側音出力部(第1スピーカ部27)を有する主情報端末(2、42、52、62、72)に対して、所定の機能を提供可能な付属端末であって、音を出力可能な付属端末側音出力部(第2スピーカ部33、33a)を備え、上記付属端末側音出力部は、上記主情報端末側音出力部と上記付属端末側音出力部との相対的な位置関係に応じて制御された音量を最大出力音量とする状態、および、上記相対的な位置関係に応じて制御された指向性を有する状態の少なくとも一方の状態で、音を出力する。当該構成によれば、上記相対的な位置関係に応じて、ユーザが聴きとりやすい音を出力することが可能となる。それゆえ、上記付属端末を用いることにより、主情報端末の使用状況によらず、ユーザに届く音の音圧および音質の低下を防ぐことが可能となる。
さらに、本発明の態様2に係る付属端末(1、41、51、61、71)は、態様1において、上記相対的な位置関係に応じて、上記主情報端末側音出力部(第1スピーカ部27)または上記付属端末側音出力部(第2スピーカ部33、33a)から出力される音の最大出力音量、および、上記音の指向性の状態の少なくとも一方を変更する変更制御手段(スピーカ制御部12、12b、12c、12e、12f、12i)を備えていてもよい。当該構成によれば、変更制御手段によって、上記相対的な位置関係による、上記最大出力音量および指向性の状態の少なくとも一方を変更することが可能となる。
さらに、本発明の態様3に係る付属端末(1、41、51、61、71)は、態様2において、上記変更制御手段(スピーカ制御部12、12b、12c、12e、12f、12i)は、さらに、上記相対的な位置関係に応じて、音を出力させる音出力部として、上記主情報端末側音出力部(第1スピーカ部27)および上記付属端末側音出力部(第2スピーカ部33、33a)の少なくとも一方を選択してもよい。当該構成によれば、例えば、上記相対的な位置関係に応じた、ステレオ再生/モノラル再生の切替、付属端末側音出力部から出力される音の指向性/無指向性の切替等、上記相対的な位置関係に応じた音の出力が可能となる。それゆえ、主情報端末の使用状況に応じて、ユーザが聴き取りやすい音を提供できる。
さらに、本発明の態様4に係る付属端末(1、41、51)は、態様1〜3のいずれかにおいて、上記付属端末側音出力部を有する付属ユニット(サブユニット3、53)と、上記付属ユニットを上記主情報端末(2、42、52)に連結する連結部(4、44、54)と、上記付属ユニットを上記連結部に対して回動可能とする軸部(5)と、を備え、上記付属ユニットが上記軸部を回転軸として回動することにより、上記相対的な位置関係に応じて、上記音の最大出力音量、および、上記音の指向性の状態の少なくとも一方が変更されてもよい。当該構成によれば、付属端末側音出力部を有する付属ユニットを、連結部によって、主情報端末に対して連結させることができる。また、付属ユニットを、軸部によって、連結部に対して回動させることができる。そのため、付属端末を、主情報端末に対して回動させることができるので、上記相対的な位置関係に変化を生じさせることができる。そして、当該変化に応じて、上記最大出力音量および指向性の状態の少なくとも一方を変更することが可能となる。
さらに、本発明の態様5に係る付属端末(2、42、52)は、態様4において、上記連結部(4、44、54)は、上記主情報端末(2、42、52、62、72)に嵌合される嵌合部(おねじ部4b)を備えており、上記嵌合部の内部には、上記主情報端末に設けられたイヤホンジャック(2c)に挿入可能なイヤホンプラグ(4c)が設けられていてもよい。当該構成によれば、嵌合部を備えることにより、主情報端末に連結部を固定できる。また、イヤホンプラグがイヤホンジャックに挿入された場合、イヤホンジャック近傍を回転軸として、付属端末を主情報端末に対して回動させることができる。そのため、付属端末または主情報端末において、音の出力先を、付属端末側音出力部とイヤホンとの間で切り替えるための回路または制御が不要となる。また、主情報端末において、イヤホンジャックを当該主情報端末の別部分に配置するスペースが不要となる。
さらに、本発明の各態様に係る付属端末は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記付属端末が備える各手段として動作させることにより上記付属端末をコンピュータにて実現させる付属端末の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
本発明は、画像または音響等の種々の情報をユーザに提示する情報端末全般、特にスマートフォンなどの携帯型情報端末に装着して利用することができる。
1、41、51、61、71 付属端末
2、42、52、62、72 主情報端末
3、53 サブユニット(付属ユニット)
4、44、54 連結部
12、12b、12c、12e、12f、12i スピーカ制御部(変更制御手段)
5 軸部
27 第1スピーカ部(主情報端末側音出力部)
33、33a 第2スピーカ部(付属端末側音出力部)
2c イヤホンジャック
4b おねじ部(嵌合部)
4c イヤホンプラグ

Claims (5)

  1. 音を出力可能な主情報端末側音出力部を有する主情報端末に対して、所定の機能を提供可能な付属端末であって、
    音を出力可能な付属端末側音出力部を備え、
    上記付属端末側音出力部は、上記主情報端末側音出力部と上記付属端末側音出力部との相対的な位置関係に応じて制御された音量を最大出力音量とする状態、および、上記相対的な位置関係に応じて制御された指向性を有する状態の少なくとも一方の状態で、音を出力することを特徴とする付属端末。
  2. 上記相対的な位置関係に応じて、上記主情報端末側音出力部または上記付属端末側音出力部から出力される音の最大出力音量、および、上記付属端末側音出力部から出力される音の指向性の状態の少なくとも一方を変更する変更制御手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の付属端末。
  3. 上記変更制御手段は、さらに、上記相対的な位置関係に応じて、音を出力させる音出力部として、上記主情報端末側音出力部および上記付属端末側音出力部の少なくとも一方を選択することを特徴とする請求項2に記載の付属端末。
  4. 上記付属端末側音出力部を有する付属ユニットと、
    上記付属ユニットを上記主情報端末に連結する連結部と、
    上記付属ユニットを上記連結部に対して回動可能とする軸部と、を備え、
    上記付属ユニットが上記軸部を回転軸として回動することにより、上記相対的な位置関係に応じて、上記音の最大出力音量、および、上記音の指向性の状態の少なくとも一方が変更されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の付属端末。
  5. 上記連結部は、上記主情報端末に嵌合される嵌合部を備えており、
    上記嵌合部の内部には、上記主情報端末に設けられたイヤホンジャックに挿入可能なイヤホンプラグが設けられていることを特徴とする請求項4に記載の付属端末。
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