JP2015164037A - ユーティリティメータのファームウェアをインテリジェントに更新するシステム及び方法 - Google Patents

ユーティリティメータのファームウェアをインテリジェントに更新するシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ファームウェアの更新に関連してユーティリティ供給事業者が負担するコストを最小限に抑えること。【解決手段】ユーティリティ計測システムは、ユーティリティ供給事業者に通信可能に接続されるユーティリティメータを含む。ユーティリティメータは、ユーティリティ供給事業者からダウンロードされるファームウェア更新を格納し、ファームウェアを更新する特定時刻を決定する。特定時刻は、使用時間履歴データ、使用時間料金レート、又は使用時間履歴データ及び使用時間料金レートの組み合わせに基づいて確認される。使用時間履歴データは、消費者による経時的なユーティリティ消費量を含み、使用時間料金レートは、消費者に課金されるユーティリティ単位当たりの料金を含む。ユーティリティメータは、ファームウェアを特定時刻に更新する。【選択図】図1

Description

本明細書において開示される主題は、計測システムに関するものであり、特にユーティリティメータのファームウェア更新に関するものである。
一般的に、ユーティリティメータは、電力、天然ガス、又は水といったユーティリティを供給する際のユーティリティサービス消費量を監視することができる。例えば、ユーティリティメータは、計測機能を、消費者の電力使用量を測定することによる提供することができる。計測機能ならびに他の機能を容易にするために、ユーティリティメータは、ファームウェアを利用することができる。本明細書において使用されるように、「ファームウェア(firmware)」は、ユーティリティメータの特定の動作を制御する非一時的な機械可読命令を記述するために用いられる。幾つかの例では、ユーティリティメータによって利用されるファームウェアを更新することが望ましい。例えば、ファームウェアを更新することにより、ユーティリティメータの機能をアップグレードすることができる。しかしながら、ファームウェアは、ユーティリティメータの基本動作を制御することができることから、幾つかの実施形態では、ファームウェアが更新されている間、ユーティリティメータが提供するこれらの機能は停止する必要がある。例えば、ファームウェアが更新されている間は、ユーティリティメータは消費者の電力使用量の計測を停止する必要がある。
従って、いつユーティリティメータのファームウェアが更新されるかをより効率的に管理すると有用である。例えば、この管理では、ファームウェアの更新に関連してユーティリティ供給事業者が負担するコストを最小限に抑えることが含まれる。
独創的に請求される本発明と範囲が等しい特定の実施形態について以下に要約する。これらの実施形態は、請求される本発明の範囲を限定するものではなく、これらの実施形態は、本発明の可能な構成を簡単に要約したものに過ぎない。実際、本発明は、以下に説明される種々実施形態と同様とすることができる、又は種々実施形態とは異ならせることができる多種多様な構成を含むことができる。
第1の実施形態は、ユーティリティ供給事業者に通信可能に接続されるユーティリティメータを含むユーティリティ計測システムについて記載したものであり、前記ユーティリティメータはファームウェアを含む。前記ユーティリティメータは、前記ユーティリティ供給事業者からダウンロードされるファームウェア更新を格納し、前記ファームウェアを前記ファームウェア更新により更新する特定時刻を決定し、前記特定時刻は、使用時間履歴データ、使用時間料金レート、又は使用時間履歴データ及び使用時間料金レートの組み合わせに少なくとも部分的に基づいて決定される。前記使用時間履歴データは、消費者による経時的なユーティリティ消費量を含み、前記使用時間料金レートは、前記消費者に課金されるユーティリティ単位当たりの料金を含む。更に、前記ユーティリティメータは、前記ファームウェアを前記特定時刻に更新する。
第2の実施形態は、ユーティリティメータのプロセッサにより実行することができる複数の命令を格納する非一時的有形コンピュータ可読媒体について記載したものである。前記命令は、ファームウェア更新を前記ユーティリティメータのメモリに格納し、使用時間履歴データを確認し(ここで前記使用時間履歴データは消費者による経時的なユーティリティ消費量を含む)、使用時間料金レートを、前記消費者に複数の時刻、日に課金される、又は時刻及び日を組み合わせた時点で課金されるユーティリティ単位当たりの料金に基づいて確認し、前記ユーティリティメータのファームウェアを前記ファームウェア更新により更新する特定時刻を決定し(ここで、前記特定時刻は、前記使用時間履歴データ、前記使用時間料金レート、又は前記使用時間履歴データ及び前記使用時間料金レートの双方に少なくとも部分的に基づく)、前記ファームウェアを前記特定時刻に更新する命令を含む。
第3の実施形態は、ユーティリティメータについて記載したものである。前記ユーティリティメータは、前記ユーティリティメータのファームウェアを格納する不揮発性メモリと、ファームウェア更新を格納する揮発性メモリと、を含む。前記ユーティリティメータは更に、プロセッサを含み、該プロセッサは、現在のユーティリティ使用量を確認し、前記ユーティリティ使用量が使用量閾値を下回るときに、前記ファームウェア更新を実行して前記ファームウェアを更新する。
本発明のこれらの特徴、態様、及び利点、及び他の特徴、態様、及び利点は、以下の詳細な説明を、同様の符号が同様の構成要素をこれらの図面全体を通じて表わしている添付の図面を参照しながら一読することにより一層深く理解される。
1つの実施形態によるエネルギー発電、伝送、及び供給システムのブロック図である。 1つの実施形態による図1のユーティリティメータの構成要素を示すブロック図である。 1つの実施形態による図2のユーティリティメータのファームウェアの更新を記述したフローチャートである。 1つの実施形態によるファームウェア更新を消費者の使用時間(TOU)に基づいて実行する処理を記述したフローチャートである。 1つの実施形態によるファームウェア更新を使用時間(TOU)料金レートに基づいて実行する処理を記述したフローチャートである。 1つの実施形態によるファームウェア更新を、消費者の使用時間(TOU)、及び使用時間(TOU)料金レートの両方に基づいて実行する処理を記述したフローチャートである。 1つの実施形態による、使用量が設定閾値を下回るときにファームウェア更新を実行する処理を記述したフローチャートである。 他の実施例に従って、ファームウェア更新を実行する処理を記述したフローチャートである。
本発明の1つ以上の特定の実施形態について以下に説明する。これらの実施形態についての記述を正確に行おうとするに当たって、実際の実施形態の全ての特徴が、本明細書に記載されている訳ではない。あらゆる技術開発プロジェクト又は設計プロジェクトにおけるようなこのようないずれの実際の実施形態の開発局面においても、非常に多くの実施形態固有の決定を下して、実施形態ごとに異なる可能性があるシステム関連制約及びビジネス関連制約の遵守のような開発者固有の目標を達成する必要があることを理解されたい。更に、このような開発努力は複雑であり、かつ多大な時間を要するものの、本開示の恩恵を享受する当業者にとっては設計、組立、及び製造を行うための日常的作業であることを理解できるであろう。
本発明の種々実施形態の構成要素を紹介するに当たって、冠詞「a」、「an(1つの)」、「the(前記)」、及び「said(前記)」は、これらの構成要素のうちの1つ以上の構成要素が存在することを意味するために用いられる。「comprising(備える)」、「including(含む)」、及び「having(有する)」という用語は、包括的用語として使用され、かつ列挙した構成要素以外に更に別の構成要素が存在することを意味するために用いられる。
上に説明したように、ユーティリティメータのファームウェアは、ユーティリティメータの機能を制御することができ、当該機能として、居住者又は大口需要家の電力使用量の計測のような基本機能を挙げることができる。更に詳細には、ファームウェアは、ユーティリティメータに特定の機能を実行させる過程について指示を出す非一時的な機械可読命令を含むことができる。例えば、ファームウェアはユーティリティメータに、消費者によるユーティリティ使用量を計測する過程について指示を出すことができる。幾つかの例では、ユーティリティメータによって利用されるファームウェアは、例えばユーティリティメータの機能をアップグレードするか、又は特定の不所望な動作を防止するために更新することができる。ファームウェアが更新されている間は、ユーティリティメータが提供する幾つかの機能が動作するのを停止する必要があるが、これは、ファームウェアが、これらの機能に関する指示を出しているからである。例えば、ユーティリティメータは、ユーティリティ使用量の計測を、ファームウェアが更新されている間は停止する必要がある。しかしながら、ユーティリティ供給事業者は、ユーティリティを消費者に、ファームウェアが更新されている間でも供給し続けることになるので、ファームウェア更新中のユーティリティ使用量が、ユーティリティメータによって把握されない可能性がある(例えば、消費者に課金されない)。
従って、本開示の1つの実施形態では、ユーティリティ供給事業者に通信可能に接続されるユーティリティメータを含むユーティリティ計測システムについて記載し、この場合、当該ユーティリティメータはファームウェアを含む。ユーティリティメータは、ユーティリティ供給事業者からダウンロードされるファームウェア更新を格納し、ファームウェアを当該ファームウェア更新により更新する特定時刻を決定し、この場合、当該特定時刻は、使用時間履歴データ、使用時間料金レート、又は使用時間履歴データ及び使用時間料金レートの組み合わせに少なくとも部分的に基づいて決定される。使用時間履歴データは、消費者による経時的なユーティリティ消費量を含み、使用時間料金レートは、消費者に課金されるユーティリティ単位当たりの料金を含む。更に、ユーティリティメータは、ファームウェアを特定時刻に更新する。別の表現をすると、ユーティリティメータのファームウェアは、消費者のユーティリティ使用量履歴(例えば、使用時間履歴データ)及び/又はユーティリティ単位当たりの料金(例えば、使用時間料金レート)に基づいて更新することができる。例えば、幾つかの実施形態では、ファームウェアは、消費者のユーティリティ使用量が最低になると予測されるときに、消費者の使用時間履歴データに基づいて更新することができる。更に、幾つかの実施形態では、ファームウェアは、使用時間料金レートが最低になるときに更新することができる。従って、ここに開示する方法では、ファームウェアを更に効率良く更新して、例えば顧客に与える悪影響、及びユーティリティ供給事業者がファームウェアの更新に関連して負担するコストを最小限に抑えることができる。同様に、他の実施形態では、ファームウェアは、消費者のユーティリティ使用量が使用量閾値を下回るときに、更新することもできる。各メータの更新は、ユーティリティ供給事業者が設定することができることに留意されたい。すなわち、ユーティリティ供給事業者は、離れた場所から(又は、局所的に)個々のメータを所定の更新方法(例えば、使用時間履歴データ、使用時間料金レート、使用量閾値、又はこれらの要素の組み合わせ)に基づいて設定することができ、続いて当該更新技術を必要に応じて変更することができる。
まず初めに、図1は、ユーティリティ供給計測システム10を表わしている。更に詳細には、ユーティリティ供給計測システム10は、ユーティリティ供給事業者14から様々な消費者12へのユーティリティサービスを供給し、これらの消費者12によるユーティリティ使用量をユーティリティメータ16で計測する。図示のように、ユーティリティ供給事業者14は、ユーティリティを様々な消費者12に供給網18を介して供給する。例えば、ユーティリティ供給事業者14が電力を供給しているとき、供給網18は送電網とすることができる。従って、ユーティリティ供給事業者14は、発電所(例えば、燃料用のガス、石炭、バイオマス、及び他の炭化製品を使用する)、別の発電所(例えば、太陽光発電、風力発電、水力発電、地熱発電、及び他の別の発電源を利用する)、水処理工場、ガス処理工場などを含むことができる。以下の説明を分かり易くするために、供給されるユーティリティは電力として記述されることになるが、他の実施形態では、水又は天然ガスのような他のユーティリティを供給し、計測することもできる。
上に説明したように、これらのユーティリティメータ16は、商業上及び/又は住宅内の消費者を含むことができる様々な消費者12のユーティリティ使用量を計測する。図示のように、各消費者の使用量は、別々のユーティリティメータ16で監視することができる。幾つかの実施形態では、これらのユーティリティメータ16は、単相電力メータ又は多相電力メータとすることができる。更に、又は別の構成として、これらのユーティリティメータ16は、ニューヨーク州スケネクタディにあるゼネラルエレクトリック社から販売されているI−210 ANSI Meter、kV2c ANSI Meter、SGM3000 Meter、又はSGM1100 Meterのようなスマートメータとすることができる。更に詳細には、各ユーティリティメータ16は、エネルギー使用量、最大エネルギー需要量、最小エネルギー需要量、需要間隔、使用時間(TOU)帯表示カレンダー、ステータス情報などのような、消費者のユーティリティ使用量を特徴付けるデータを収集することができる。次に、収集したデータをユーティリティ供給事業者14に、通信網20を介して送信することができる。幾つかの実施形態では、通信網20を供給網18に取り込んで、例えば電力線通信網20として取り扱うことができる。
1つの例では、ユーティリティメータ16は、収集データ(例えば、ユーティリティ使用量データ)をユーティリティ供給事業者14の課金システム22に送信することができる。幾つかの実施形態では、エネルギー使用量データは、合計実エネルギー使用量(例えば、キロワット時[kWh])、及び最大エネルギー需要量(例えば、kW)を含むことにより、ユーティリティ供給事業者14は消費者12に課金することができる。従って、課金システム22は、ワークステーション、モバイル機器、又はデスクトップコンピュータのような1つ以上の計算装置に取り込むことができる。更に、通信網20は、有線通信網、無線通信網、又は有線通信網及び無線通信網の両方の通信網とすることができる。例えば、ユーティリティメータ16は、携帯型メータリーダと無線通信するか、又はスマートグリッドを介して通信することができる。幾つかの実施形態では、通信網20は、高度計測インフラストラクチャ(AMI)を含むことにより、ユーティリティ供給事業者14とこれらのユーティリティメータ16との間の双方向通信を可能にする。例えば、これにより、ユーティリティ供給事業者14は、ユーティリティ供給の遮断又は開始、自動メータ読み取り(AMR)、負荷制限/制御、スマートグリッド送電、停電通知、ユーティリティメータのファームウェア更新の送信などをスケジューリングすることができる。
上に説明したように、ユーティリティメータ16のこのような機能(例えば、ユーティリティ使用量の計測)を容易にするために、各ユーティリティメータ16はファームウェア24を含む。図2に示すように、ファームウェア24は、ユーティリティメータ16のメモリ26に格納することができる。更に、ユーティリティメータ16の機能を容易にするために、ユーティリティメータ16は、通信システム28(例えば、通信カード)、1つ以上のプロセッサ30、メータ入力部/フィルタ部32、ディスプレイ34、及びユーザ入力インターフェース36を含むことができる。更に詳細には、ユーティリティ使用量データのような種々データは、ユーティリティメータ16がメータ入力部/フィルタ部32を介して電流センサ又は電圧センサのような種々センサから回収することができる。従って、幾つかの実施形態では、これらのメータ入力部/フィルタ部32は、電圧入力部及び電流入力部、1つ以上のADC、及び/又は周波数フィルタ部を含むことができる。
図示のように、これらのメータ入力部/フィルタ部32は、プロセッサ30に動作可能に接続されて、回収データをプロセッサ30に送信する。更に詳細には、プロセッサ30は、種々の監視機能及び/又は制御機能を実行することができる。例えば、プロセッサ30は、メータ入力部/フィルタ部32から受信するメータ計測値の計測時刻を時間的に整合させることができる。これらの種々の機能を容易にするために、プロセッサ30は更に、コンテンツ、データ、命令などを格納するメモリ26に動作可能に接続される。例えば、メモリ26は、非一時的有形媒体とすることができ、この有形媒体は、ユーティリティメータ16に送信される/ユーティリティメータ16から送信されるデータ(例えば、ユーティリティ使用量データ)、ならびにプロセッサ30にユーティリティメータ16の動作に関連するステップを実行させることができる命令(例えば、ファームウェア24)を格納することができる。幾つかの実施形態では、ファームウェア24は、アップグレード可能なフラッシュメモリに格納することができるが、メモリ26は更に、リードオンリメモリ(ROM)を含むことができる。従って、メモリ26は、不揮発性メモリ(例えば、アップグレード可能なメモリ構成部分、ROM、ハードディスク、又は磁気テープ)、ならびに揮発性メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ)を含むことができる。
更に、ディスプレイ34及びユーザ入力インターフェース36によってユーザ(例えば、消費者12又は供給事業者14)は、ユーティリティメータ16と直接交信することができる。例えば、ディスプレイ34は情報をユーザに、エネルギー使用量、瞬時電力使用量、エラーメッセージ、メータのステータスなどのような情報を表示することにより伝えることができる。従って、ディスプレイ34は発光ダイオード(LED)ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD)などとすることができる。ユーザ入力インターフェース36はユーザ入力を受信することができる。例えば、ユーザ入力インターフェース36によってユーザは、メータ16を設定する操作、表示すべき異なる情報を選択する操作などが可能になる。従って、ユーザ入力インターフェース36は、キーパッド、ジョイスティック、タッチスクリーンディスプレイ、データ入力装置(例えば、CDドライブ又はUSBポート)などを含むことができる。
更に、ユーティリティメータ16は、通信網20との間で通信カード28を介したインターフェース動作を行うことができる。別の表現をすると、通信カード28によってユーティリティメータ16は、ユーティリティ供給事業者14又は他の事業体(例えば、規制機関)と通信することができる。上に説明したように、通信網20は、ユーティリティメータ16とユーティリティ供給事業者14との間の双方向通信を可能にする。別の表現をすると、ユーティリティ使用量データのようなデータをユーティリティメータ16からユーティリティ供給事業者14に送信する他に、通信カード28は、ファームウェア更新38のようなデータをユーティリティ供給事業者14から受信することができる。ユーティリティ供給事業者14との通信を容易にするために、通信カード28は、プロセッサ30及びメモリ26を共有することができる。更に、又は別の構成として、通信カード28は、専用のプロセッサ40及び/又はメモリ42を含むことができる。
幾つかの実施形態では、ユーティリティ供給事業者14は、ファームウェア更新38を、通信網20を介して送信することができ、通信カード28は、ファームウェア更新38を受信する(例えば、ダウンロードして格納する)ことができる。図示のように、ファームウェア更新38は、ユーティリティメータメモリ26に格納するか、又は通信カードメモリ42に格納することができる。上に説明したように、ファームウェア24は、種々の理由により、例えばユーティリティメータ16の機能をアップグレードするために更新することができる。従って、ファームウェア更新38は、非一時的なコンピュータ可読命令を含むファイルとすることができ、これらのコンピュータ可読命令は、例えばユーティリティメータプロセッサ30又は通信カードプロセッサ40により実行されると、ファームウェア24を更新する(例えば、変更する)。
ファームウェア24を更新する手順44の1つの実施形態は、図3に記述されている。手順44は、メモリ26、42及び/又は他のメモリに格納される非一時的なコンピュータ実行可能命令によって実行することができ、プロセッサ30、40、及び/又は他のプロセッサによって実行することができる。概して、手順44は、ファームウェア更新をダウンロードすること(手順ブロック46)、ファームウェア更新を格納すること(手順ブロック48)、及びユーティリティメータのファームウェアを更新することを含むことができる(手順ブロック50)。
更に詳細には、ユーティリティメータ16は、ファームウェア更新をユーティリティ供給事業者14からダウンロードすることができる(手順ブロック46)。幾つかの実施形態では、通信カード28は、ファームウェア更新38を含むファイルを、ユーティリティ供給事業者14から通信網20を介してダウンロードすることができる。このような実施形態では、通信カード28は、ファームウェア更新38を、ユーティリティ供給事業者14に更新について定期的に問い合わせを行うことによりダウンロードすることができる。更に、又は別の構成として、ユーティリティ供給事業者14は、更新をユーティリティメータ16に対して、実行可能である場合はいつでも強行することができる。別の表現をすると、ファームウェア更新38はユーティリティメータ16に、種々の時刻に、例えば通信網20のトラフィック(例えば、トラフィックが最悪の状況)に応じて、又はファームウェア更新38を実行可能なときにダウンロードすることができる。他の実施形態では、ファームウェア更新38はユーティリティメータに、ユーザ入力インターフェース36を介して直ちにダウンロードすることができる。例えば、点検作業者は、フラッシュドライブのような外部記憶装置をユーザ入力インターフェース36に接続することができ、ファームウェア更新38を含むファイルをユーティリティメータ16にダウンロードすることができる。
ファームウェア更新38をダウンロードした後、ユーティリティメータ16は、ファームウェア更新38をユーティリティメータメモリ26及び/又は通信カードメモリ42に格納することができる(手順ブロック48)。上に説明したように、ファームウェア更新38は種々の時刻にダウンロードすることができる。更に、ファームウェア24が更新されているときには、ユーティリティメータは、ユーティリティ使用量の計測のような機能を停止することができる。別の表現をすると、いつファームウェア更新38をダウンロードするかによって異なるが、ファームウェア24を直ちに更新することが必ずしも望ましい訳ではない。従って、ファームウェア更新38をメモリ26及び/又は42に格納することにより、ファームウェア24を後の時刻に更新することができる(例えば、もっと望ましい時刻に)。更に、ファームウェア更新38はプロセッサにより実行することができるので、ファームウェア更新38は、ユーティリティメータメモリ26又は通信カードメモリ42に含まれる揮発性メモリ(例えば、ランダムアクセスメモリ)に格納することができる。
次に、ユーティリティメータ16はファームウェア24を、ファームウェア更新38をユーティリティメータプロセッサ30及び/又は通信カードプロセッサ40で実行する(例えば、メモリ26をフラッシュする)ことにより更新することができる(手順ブロック50)。ユーティリティメータ16の幾つかの機能は、ファームウェア24が更新されている間は停止する必要があるので、ファームウェア24を、停止することになるこれらの機能に応じて更新すると有利となる。幾つかの実施形態では、このためには、ファームウェア24を更新する特定時刻を選択するか、又はファームウェア24を更新する運用条件(例えば、使用量閾値)を設定することができる。例えば、更新によってユーティリティメータ16が、消費者のユーティリティ使用量の計測を停止するようになる場合、ファームウェア24を、ユーティリティ供給事業者14が、ユーティリティメータのファームウェア24の更新に関連して収益損失(例えば、把握されないユーティリティ使用量)を受けると予測される特定時刻に更新すると有利となり得る。異なる更新がユーティリティメータ16に異なる態様で影響を与える可能性があり、従って各更新時刻は、更新の影響に応じてその都度調整する必要があることに留意されたい。
ファームウェア24を特定時刻に更新する手順52の1つの実施形態が図4に記述されている。手順52は、メモリ26、42及び/又は他のメモリに格納される非一時的なコンピュータ実行可能命令により実行することができ、プロセッサ30、40、及び/又は他のプロセッサにより実行することができる。概して、手順52は、個々の消費者のユーティリティ使用量履歴を確認すること(手順ブロック54)、ユーティリティ使用量が最低になると予測される特定時刻を予測すること(手順ブロック56)、ファームウェア更新を特定時刻にスケジューリングすること(手順ブロック58)、及びファームウェアをスケジューリングした時刻に更新すること(手順ブロック60)を含む。以下に説明するように、手順52の実施形態によって異なるが、手順52の各ステップは、ユーティリティメータ16、ユーティリティ供給事業者14、又はユーティリティメータ16及びユーティリティ供給事業者14の双方により実行することができる。
例えば、ユーティリティメータ16は、消費者のユーティリティ使用量履歴を、使用時間データを取り出すことにより確認することができる(手順ブロック54)。上に説明したように、使用時間データは、消費者による経時的なユーティリティ使用量を表わしている。幾つかの実施形態では、ユーティリティメータ16は、使用時間データを、ユーティリティ供給事業者14から、例えばファームウェア更新38と一緒に受信するか、又はファームウェア更新38とは別に受信することができる。更に、又は別の構成として、ユーティリティメータ16は、ユーティリティメータメモリ26に格納される使用時間データを取り出すことができる。
ユーティリティ使用量履歴に基づいて、ユーティリティメータ16は、いつ消費者のユーティリティ使用量が最低になるかを予測することができる(手順ブロック56)。更に詳細には、ユーティリティメータ16は、使用時間データを分析して、ユーティリティ使用量がこれまでにいつ最低となったかを確認することができる。更に、消費者のユーティリティ使用量は普通、繰り返される(例えば、より予測可能である)と仮定することができる。例えば、一人の消費者12が比較的決まった時刻に就寝する可能性があり、別の消費者12は、空調ユニットを設定スケジュールに従って作動させるように設定している可能性がある。従って、ユーティリティメータ16は、消費者のユーティリティ使用量が最低になる可能性のある特定時刻を、ユーティリティ使用量がこれまでにいつ最低となったかに基づいて予測することができる。例えば、使用時間データから、ユーティリティメータ16は、消費者のユーティリティ使用量が最低になった過去の7日の各日の中のある時刻を特定することができ、特定したこれらの時刻の平均を取ることができる。更に、又は別の構成として、ユーティリティメータ16は、使用時間データを将来へ外挿して、予測ユーティリティ使用量が最低になる時刻を選択することにより、将来時点のユーティリティ使用量を予測することができる。以上のことから分かるように、異常が消費者のユーティリティ使用量に現われる可能性がある。従って、使用時間履歴データの総量を増やして、異常の影響を小さくすることができる、又は使用時間履歴データの総量を減らして計算の複雑さを低減することができる。
更に、予測される特定時刻は、種々の時間帯から選択することができる。例えば、幾つかの実施形態では、ユーティリティメータ16は、ユーティリティ使用量が最低になると予測される1日の中の特定時刻を特定することができる。他の実施形態では、ユーティリティメータ16は、ユーティリティ使用量が最低になると予測される1週間の中の特定時刻を特定することができる。時間帯から特定時刻が選択されるときの当該時間帯は、ユーティリティメータ16の機能、又はファームウェア更新38の重要度のような種々の要素によって異なる可能性がある。例えば、ユーティリティメータ16は、特定時刻を1日(例えば、24時間)の中から選択して、予測に際する計算の複雑さを低減することができる。更に詳細には、単一日の中から選択を行うことにより、ユーティリティメータ16は、各日が等しく把握されるので、より少ない使用時間データを分析すれば済むことになる。これとは異なり、ユーティリティメータ16は、特定時刻を1週間(例えば、168時間)の中から選択して、消費者が毎週行っている日常活動をより正確に把握することができる。例示であるが、消費者12は、毎月曜日には夜遅くまで起きていて、月曜日の夜中のフットボールを視聴する可能性がある、又は消費者12は、毎土曜日には、当該消費者が仕事に行く必要がないので、夜遅くまで起きている可能性がある。同様に、商業上の消費者12は、営業を特定時刻に(例えば、週末に)停止する可能性がある。更に、ユーティリティメータ16は、特定時刻を、ファームウェア更新38がより重要である(例えば、バグを修正するために)より短い時間帯(例えば、到来する日)から選択することができ、かつファームウェア更新38がさほど重要ではない(例えば、機能を更新するために)より長い時間帯(例えば、到来する週)から選択することができる。別の表現をすると、特定時刻を予測することは、この特定時刻が選択される時間帯を決定することを含むことができる。
次に、ユーティリティメータ16は、ファームウェア24を特定時刻に更新するようにスケジューリングすることができる(手順ブロック58)。更に詳細には、ユーティリティメータ16は当該更新を、ユーティリティメータ16に含まれるカレンダーにスケジューリングすることができる。上に説明したように、特定時刻は、異なる時間帯から選択することができる。従って、幾つかの実施形態では、当該カレンダーは、1日間、1週間、1月間、1年間、又はそれよりも長い期間を含むことができる。更に、当該カレンダーは、ユーティリティメータメモリ26に、又は通信カードメモリ42に格納することができる。従って、ユーティリティメータ16は、ファームウェア更新を、ファームウェア更新イベントをメモリ26又は42に書き込むことによりスケジューリングすることができる。
スケジューリングした時刻に、ユーティリティメータ16は、ファームウェア24をファームウェア更新38により更新することができる(手順ブロック60)。更に詳細には、ユーティリティメータ16は、ファームウェア更新38に含まれている指示を、例えばユーティリティメータプロセッサ30により実行することができる。上に説明したように、ファームウェア24は、ユーティリティメータメモリ26に含まれる不揮発性メモリに格納することができる。従って、ファームウェア更新38が実行される場合、ユーティリティメータ16は、ユーティリティメータメモリ26への書き込みを行って(例えば、ユーティリティメータメモリ26を変更する)、ファームウェア24を更新することができる。
上に説明した実施形態では、概してユーティリティメータ16について説明している。幾つかの実施形態では、ユーティリティメータ16が実行するこれらの手順は、通信カード28により更に詳細に実行されて、ユーティリティメータプロセッサ30及び/又はメモリ26が他の手順を実行することができるようにしている。例えば、通信カード28は、消費者のユーティリティ使用量履歴を確認することができ(手順ブロック54)、ユーティリティ使用量が最低になると予測される特定時刻を予測することができ(手順ブロック56)、ファームウェア更新を特定時刻にスケジューリングすることができる(手順ブロック58)。次に、通信カード28は、ユーティリティメータプロセッサ30に指示してファームウェア24を、スケジューリングした時刻に更新させることができる。
上に説明したように、他の実施形態では、ユーティリティ供給事業者14は、手順52のステップのうちの幾つかのステップ、又は全てのステップを実行することができ、これにより、ユーティリティメータ16に対する処理要求を減らすことができる。例えば、ユーティリティ供給事業者14は、使用時間データを格納データベースから、又はユーティリティメータ16から取り出すことができ(手順ブロック54)、ユーティリティ使用量が最低になると予測される特定時刻を予測することができる(手順ブロック56)。次に、ユーティリティ供給事業者14は、ファームウェア更新を、ユーティリティ供給事業者14のカレンダーにスケジューリングすることができ(手順ブロック58)、ユーティリティメータ16に指示してファームウェア24を、スケジューリングした時刻に更新させることができる(手順ブロック60)。更に、又は別の構成として、ユーティリティ供給事業者14は、ユーティリティメータ16に指示してファームウェア更新を、ユーティリティメータ16に含まれるカレンダーにスケジューリングさせることができ(手順ブロック58)、ユーティリティメータ16は、ファームウェア24を、スケジューリングした時刻に更新することができる(手順ブロック60)。
ファームウェア24を特定時刻に更新する手順62の別の実施形態が図5に記述されている。手順62は、メモリ26、42及び/又は他のメモリに格納される非一時的なコンピュータ実行可能命令により実行することができ、かつプロセッサ30、40、及び/又は他のプロセッサにより実行することができる。概して、手順62は、使用時間料金レートを確認すること(手順ブロック64)、最低使用時間料金レートに関連する特定時刻を決定すること(手順ブロック66)、ファームウェア更新を特定時刻にスケジューリングすること(手順ブロック68)、及びファームウェアをスケジューリングした時刻に更新すること(手順ブロック70)を含む。手順52と同様にして、手順62の実施形態によって異なるが、手順62の各ステップは、ユーティリティメータ16、ユーティリティ供給事業者14、又はユーティリティメータ16及びユーティリティ供給事業者14の双方により実行することができる。
例えば、ユーティリティメータ16は使用時間料金レートを確認することができる(手順ブロック64)。上に説明したように、使用時間料金レートは、ユーティリティ単位当たりの料金を、単位量のユーティリティがいつ消費されたかに基づいて表わしている。幾つかの実施形態では、ユーティリティメータ16は、使用時間料金レートをユーティリティ供給事業者14から、例えばファームウェア更新38と一緒に、又はファームウェア更新とは別に受信することができる。更に、又は別の構成として、ユーティリティメータ16は、ユーティリティメータメモリ26に格納される使用時間料金レートを取り出すことができる。
使用時間料金レートに基づいて、ユーティリティメータ16は、最低使用時間料金レートに関連する特定時刻を決定することができる(手順ブロック66)。このことから分かるように、使用時間料金レートは、毎日の1日全体を通じて変化し、かつ更には、週の異なる曜日についても毎日の1日全体を通じて変化する可能性がある。例えば、特定時刻における使用時間料金レートは、平日におけるよりも週末において低くなる可能性がある。従って、特定時刻を種々の時間帯から選択することができる。例えば、幾つかの実施形態では、ユーティリティメータ16は、特定時刻を、最低使用時間料金レートに関連する日の中に特定することができる。他の実施形態では、ユーティリティメータ16は、特定時刻を、最低使用時間料金レートに関連する週の中に特定することができる。
手順ブロック56と同様にして、時間帯から最低使用時間料金レートに関連する特定時刻が選択される当該時間帯は、ユーティリティメータ16の機能、及び/又はファームウェア更新38に、例えばユーティリティ供給事業者14によって割り当てられる重要度のような種々の要素によって異なる可能性がある。例えば、ユーティリティメータ16は、特定時刻を1日の中から選択して、予測の複雑さを低減することができる。更に詳細には、単一日の中から選択を行うことにより、ユーティリティメータ16は、当該日に関連する使用時間料金レートのみを分析すれば済む。これとは異なり、ユーティリティメータ16は、特定時刻を1週の中から選択することにより、日ごとの料金変動を把握することができる。更に、ユーティリティメータ16は、特定時刻を1年の中から選択することにより、月ごとの料金変動を把握することもできる。更に、ユーティリティメータ16は、特定時刻を、ファームウェア更新38が更に重要となる(例えば、基本機能を置き換えるために)より短い時間帯(例えば、到来する日)の中から選択することができ、ファームウェア更新38がさほど重要ではない(例えば、機能を更新するために)より長い時間帯(例えば、到来する週)の中から選択することができる。別の表現をすると、特定時刻を決定することは、この特定時刻が選択される時間帯を決定することを含むことができる。
次に、ユーティリティメータ16は、ファームウェア24を特定時刻に更新するようにスケジューリングすることができる(手順ブロック68)。更に詳細には、ユーティリティメータ16は、当該更新を、ユーティリティメータ16に含まれるカレンダーにスケジューリングすることができる。上に説明したように、特定時刻は、異なる時間帯から選択することができる。従って、幾つかの実施形態では、当該カレンダーは、1日間、1週間、1月間、1年間、又はそれよりも長い期間を含むことができる。更に、当該カレンダーは、ユーティリティメータメモリ26又は通信カードメモリ42に格納することができる。従って、ユーティリティメータ16は、ファームウェア更新を、ファームウェア更新イベントをメモリ26又は42に書き込むことによりスケジューリングすることができる。
スケジューリングした時刻に、ユーティリティメータ16は、ファームウェア24をファームウェア更新38により更新することができる(手順ブロック70)。更に詳細には、ユーティリティメータ16は、ファームウェア更新38に含まれている命令を、例えばユーティリティメータプロセッサ30により実行することができる。上に説明したように、ファームウェア24は、ユーティリティメータメモリ26に含まれる不揮発性メモリに格納することができる。従って、ファームウェア更新38が実行される場合、ユーティリティメータ16は、ユーティリティメータメモリ26への書き込みを行って(例えば、ユーティリティメータメモリ26を変更する)、ファームウェア24を更新することができる。
上に説明した実施形態では、概してユーティリティメータ16について説明している。手順52と同様にして、幾つかの実施形態では、ユーティリティメータ16が実行するステップは、通信カード28により更に詳細に実行されて、ユーティリティメータプロセッサ30及び/又はメモリ26が他の手順を実行することができるようにしている。例えば、通信カード28は、使用時間料金レートを確認することができ(手順ブロック64)、最低使用時間料金レートに関連する特定時刻を決定することができ(手順ブロック66)、ファームウェア更新を特定時刻にスケジューリングすることができる(手順ブロック68)。次に、通信カード28は、ユーティリティメータプロセッサ30に指示してファームウェア24を、スケジューリングした時刻に更新させることができる。
上に説明したように、他の実施形態では、ユーティリティ供給事業者14は、手順62のステップのうちの幾つかのステップ、又は全てのステップを実行することができ、これにより、ユーティリティメータ16に対する処理要求を減らすことができる。例えば、ユーティリティ供給事業者14は、使用時間料金レートを課金システム22から取り出すことができ(手順ブロック64)、最低使用時間料金レートに関連する特定時刻を決定することができる(手順ブロック66)。次に、ユーティリティ供給事業者14は、ファームウェア更新を、ユーティリティ供給事業者14のカレンダーにスケジューリングすることができ(手順ブロック68)、ユーティリティメータ16に指示してファームウェア24を、スケジューリングした時刻に更新させることができる(手順ブロック70)。更に、又は別の構成として、ユーティリティ供給事業者14は、ユーティリティメータ16に指示してファームウェア更新を、ユーティリティメータ16に含まれるカレンダーにスケジューリングさせることができ(手順ブロック68)、ユーティリティメータ16はファームウェア24を、スケジューリングした時刻に更新することができる(手順ブロック70)。
ファームウェアを特定時刻に更新する手順72の別の実施形態が図6に記述されている。手順72は、メモリ26、42、及び/又は他のメモリに格納される非一時的なコンピュータ実行可能命令により実行することができ、かつプロセッサ30、40、及び/又は他のプロセッサにより実行することができる。更に詳細には、手順72には、手順52に記述される要素(例えば、予測ユーティリティ使用量)、手順62に記述される要素(例えば、使用時間料金レート)、ならびに他の要素を取り入れることができる。概して、手順72は、消費者のユーティリティ使用量履歴を確認すること(手順ブロック74)、使用時間料金レートを確認すること(手順ブロック76)、ユーティリティメータのファームウェアを更新する特定時刻を決定すること(手順ブロック78)、更新を特定時刻にスケジューリングし(手順ブロック80)すること、及びユーティリティメータのファームウェアをスケジューリングした時刻に更新すること(手順ブロック82)を含む。手順52及び62と同様にして、手順72の実施形態によって異なるが、手順72の各ステップは、ユーティリティメータ16、ユーティリティ供給事業者14、又はユーティリティメータ16及びユーティリティ供給事業者14の双方により実行することができる。
例えば、手順54と同様にして、ユーティリティメータ16は、消費者のユーティリティ使用量履歴を、使用時間データを取り出すことにより確認することができる(手順ブロック74)。更に詳細には、ユーティリティメータ16は、使用時間データをユーティリティ供給事業者14から、例えばファームウェア更新38と一緒に、又はファームウェア更新とは別に受信することができる。更に、又は別の構成として、ユーティリティメータ16は、ユーティリティメータメモリ26に格納される使用時間データを取り出すことができる。
更に、手順ブロック64と同様にして、ユーティリティメータ16は、使用時間料金レートを確認することができる(手順ブロック76)。更に詳細には、ユーティリティメータ16は、使用時間料金レートをユーティリティ供給事業者14から、例えばファームウェア更新38と一緒に、又はファームウェア更新とは別に受信することができる。更に、又は別の構成として、ユーティリティメータ16は、ユーティリティメータメモリ26に格納される使用時間料金レートを取り出すことができる。
消費者のユーティリティ使用量履歴、及び使用時間料金レートに少なくとも部分的に基づいて、ユーティリティメータ16は、ファームウェア24を更新する特定時刻を決定することができる(手順ブロック78)。例えば、幾つかの実施形態では、ユーティリティメータ16は、手順ブロック58と同様にして、消費者のユーティリティ使用量が最低になると予測される第1時刻を、消費者のユーティリティ使用量履歴に基づいて予測し、手順ブロック66と同様にして、最低使用時間料金レートに関連する第2時刻を確認することができる。ファームウェア24を更新する特定時刻を決定するために、ユーティリティメータは次に、第1時刻及び第2時刻の平均を取るか、又は重み平均を取ることができる。更に詳細には、第1時刻及び第2時刻を重み平均すると、種々の要素を把握することができる。例えば、使用時間料金レートが普通、予め決定されているのに対し、ユーティリティ使用量の予測は、予測不能な異常の影響を受ける可能性があるので、第2時刻に、より大きな重みを付けることができる。更に、又は別の構成として、より多くの使用時間データを分析して第1時刻を選択する場合には、第1時刻により大きな重みを付けることができる。別の表現をすると、ユーティリティ使用量の予測可能性は、例えば予測される時刻におけるユーティリティ使用量履歴の標準偏差を考慮することにより考慮に入れることができる。
他の実施形態では、ユーティリティメータ16は、ユーティリティ供給事業者14が失う収益(消費者12に課金されないユーティリティ使用量)を予測することができ、ファームウェア24を更新する特定時刻を、予測される逸失収益が最も小さくなるところに決定することができる(手順ブロック78)。更に詳細には、ユーティリティメータ16は、予測されるユーティリティ使用量を、到来する時間帯(例えば、到来する日、又は到来する週)について、消費者のユーティリティ使用量履歴を外挿することにより予測することができる。次に、ユーティリティメータ16は、消費者12に課金することができる総額を、予測されるユーティリティ使用量、及び到来する時間帯に対応する使用時間料金レートに基づいて予測することができる。幾つかの実施形態では、逸失収益を明確に計算することにより、ユーティリティメータ16は、各個々の消費者の日常活動の変化をより正確に把握することができる。例えば、消費者12は、当該消費者のコンピュータを使用して夜間ずっと起きていて昼間ずっと寝ているコンピュータゲーム愛好者である可能性がある。別の表現をすると、消費者のユーティリティ使用量の殆どの部分が、使用時間料金レートがより低くなっている間に計測される。従って、使用時間料金レートがより低くなっている場合でも、ユーティリティ供給事業者14が失う収益は、使用時間料金レートがより高くなっている場合よりも大きくなる可能性がある。
次に、ユーティリティメータ16は、ファームウェア24を特定時刻に更新するようにスケジューリングすることができる(手順ブロック78)。更に詳細には、ユーティリティメータ16は、当該更新をユーティリティメータ16に含まれるカレンダーにスケジューリングすることができる。上に説明したように、特定時刻は、異なる時間帯から選択することができる。従って、幾つかの実施形態では、当該カレンダーは、1日間、1週間、1月間、1年間、又はそれよりも長い期間を含むことができる。更に、当該カレンダーは、ユーティリティメータメモリ26又は通信カードメモリ42に格納することができる。従って、ユーティリティメータ16はファームウェア更新を、ファームウェア更新イベントをメモリ26又は42に書き込むことによりスケジューリングすることができる。
スケジューリングした時刻に、ユーティリティメータ16は、ファームウェア24をファームウェア更新38により更新することができる(手順ブロック80)。更に詳細には、ユーティリティメータ16は、ファームウェア更新38に含まれている指示を、例えばユーティリティメータプロセッサ30により実行することができる。上に説明したように、ファームウェア24は、ユーティリティメータメモリ26に含まれる不揮発性メモリに格納することができる。従って、ファームウェア更新38が実行される場合、ユーティリティメータ16は、ユーティリティメータメモリ26への書き込みを行って(例えば、ユーティリティメータメモリ26を変更する)、ファームウェア24を更新することができる。
上に説明した実施形態では、概してユーティリティメータ16について説明している。手順52及び62と同様にして、幾つかの実施形態では、ユーティリティメータ16が実行するステップは、通信カード28により更に詳細に実行されて、ユーティリティメータプロセッサ30及び/又はメモリ26が他の手順を実行することができるようにしている。例えば、通信カード28は、消費者のユーティリティ使用量履歴を確認することができ(手順ブロック74)、使用時間料金レートを確認することができ(手順ブロック76)、ファームウェアを更新する特定時刻を決定することができ(手順ブロック78)、ファームウェア更新を特定時刻にスケジューリングすることができる(手順ブロック80)。次に、通信カード28は、ユーティリティメータプロセッサ30に指示してファームウェア24を、スケジューリングした時刻に更新させることができる。
上に説明したように、他の実施形態では、ユーティリティ供給事業者14は、手順72のステップのうちの幾つかのステップ、又は全てのステップを実行することができ、これにより、ユーティリティメータ16に対する処理要求を減らすことができる。例えば、ユーティリティ供給事業者14は、消費者のユーティリティ使用量履歴を確認することができ(手順ブロック74)、使用時間料金レートを確認することができ(手順ブロック76)、ファームウェアを更新する特定時刻を決定することができる(手順ブロック78)。次に、ユーティリティ供給事業者14はファームウェア更新を、ユーティリティ供給事業者14のカレンダーにスケジューリングすることができ(手順ブロック80)、ユーティリティメータ16に指示してファームウェア24を、スケジューリングした時刻に更新させることができる(手順ブロック82)。更に、又は別の構成として、ユーティリティ供給事業者14は、ユーティリティメータ16に指示してファームウェア更新を、ユーティリティメータ16に含まれるカレンダーにスケジューリングさせることができ(手順ブロック80)、ユーティリティメータ16はファームウェア24を、スケジューリングした時刻に更新することができる(手順ブロック82)。
ファームウェアを更新する手順84の別の実施形態が図7に記述されている。手順84は、メモリ26、42、及び/又は他のメモリに格納される非一時的なコンピュータ実行可能命令により実行することができ、かつプロセッサ30、40、及び/又は他のプロセッサにより実行することができる。概して、手順84は、使用量閾値を設定すること(手順ブロック86)、いつユーティリティ使用量が使用量閾値を下回るかを確認すること(手順ブロック88)、及びユーティリティメータを、ユーティリティ使用量が使用量閾値を下回る時刻に更新すること(手順ブロック90)を含む。別の表現をすると、手順84は、ファームウェア24の更新を、運用条件(例えば、使用量閾値)に基づいて記述している。
更に詳細には、ユーティリティ供給事業者14は使用量閾値を設定することができ、当該閾値をユーティリティメータ16に、例えばファームウェア更新38と一緒に送信することができる(手順ブロック86)。更に、又は別の構成として、使用量閾値は、ユーティリティメータ16に、例えばユーティリティメータ16を製造している間に、又はユーティリティメータ16を設置している間に予め設定しておくことができる。幾つかの実施形態では、使用量閾値は、ファームウェア更新38の重要度のような種々の要素に基づいて設定することができる。例えば、ファームウェア更新38がより重要である(例えば、基本機能を置き換えるために)場合、使用量閾値をより大きく設定して、ファームウェア24をより速やかに更新することができるようにする。これとは異なり、ファームウェア更新38がさほど重要ではない(例えば、機能をアップグレードするために)場合、使用量閾値をより小さく設定して、把握されないユーティリティ使用量の総量を最小限に抑えることができる。
使用量閾値に基づいて、ユーティリティメータ16は、いつ消費者のユーティリティ使用量が使用量閾値を下回るかを確認する(手順ブロック88)。上に説明したように、ユーティリティメータ16は、消費者のユーティリティ使用量を、メータ入力部及びフィルタ部32を介して計測することができる。従って、ユーティリティメータ16は、いつユーティリティ使用量が使用量閾値を下回るかを、消費者のユーティリティ使用量と使用量閾値を比較することにより確認することができる。
ユーティリティ使用量が使用量閾値を下回るとき、ユーティリティメータ16は、ファームウェア24を更新する(手順ブロック90)。更に詳細には、ユーティリティメータ16は、ファームウェア更新38に含まれている指示を、例えばユーティリティメータプロセッサ30により実行することができる。上に説明したように、ファームウェア24は、ユーティリティメータメモリ26に含まれる不揮発性メモリに格納することができる。従って、ファームウェア更新38が実行される場合、ユーティリティメータ16は、ユーティリティメータメモリ26への書き込みを行って(例えば、ユーティリティメータメモリ26を変更する)、ファームウェア24を更新することができる。
ファームウェアを更新する手順92の別の実施形態が図8に記述されている。手順92は、メモリ26、42、及び/又は他のメモリに格納される非一時的なコンピュータ実行可能命令により実行することができ、かつプロセッサ30、40、及び/又は他のプロセッサにより実行することができる。概して、手順92は、収益閾値を設定すること(手順ブロック94)、ユーティリティ使用量を確認すること(手順ブロック96)、使用時間料金レートを確認すること(手順ブロック98)、収益がいつ収益閾値を下回るかを確認すること(手順ブロック100)、及びユーティリティメータを、収益が収益閾値を下回るときに更新すること(手順ブロック102)を含む。別の表現をすると、手順92は、ファームウェア24の更新を、運用条件(例えば、収益閾値)に間接的に基づいて記述している。更に詳細には、更新を収益に基づいて行うと、使用時間料金レートでユーティリティ使用量(例えば、運用条件)を重み付けすることにより、ファームウェア24の更新に関連するコストを低減することができる。手順52、62、及び72と同様にして、手順92の実施形態によって異なるが、手順92の各ステップは、ユーティリティメータ16、ユーティリティ供給事業者14、又はユーティリティメータ16及びユーティリティ供給事業者14の双方により実行することができる。
例えば、ユーティリティ供給事業者14は、収益閾値を設定することができ、当該閾値をユーティリティメータ16に、例えばファームウェア更新38と一緒に送信することができる(手順ブロック94)。更に、又は別の構成として、収益閾値をユーティリティメータ16に、例えばユーティリティメータ16を製造している間に、又はユーティリティメータ16を設置しているは間に予め設定しておくことができる。幾つかの実施形態では、収益閾値は、ファームウェア更新38の重要度のような種々の要素に基づいて設定することができる。例えば、ファームウェア更新38がより重要である(例えば、基本機能を置き換えるために)場合、収益閾値をより大きく設定して、ファームウェア24をより速やかに更新することができるようにする。これとは異なり、ファームウェア更新38がさほど重要ではない(例えば、機能をアップグレードするために)場合、収益閾値をより小さく設定して、ユーティリティ供給事業者14が失う収益(例えば、消費者12に課金されない)を最小限に抑えることができる。
収益閾値に基づいて、ユーティリティメータ16は、収益がいつ収益閾値を下回るかを確認する(手順ブロック100)。更に詳細には、手順ブロック88と同様にして、ユーティリティメータ16は、消費者のユーティリティ使用量を確認することができ(手順ブロック96)、手順ブロック64と同様にして、ユーティリティメータ16は次に、使用時間料金レートを確認することができる(手順ブロック98)。従って、ユーティリティメータ16は収益を、ユーティリティ使用量及び使用時間料金レートに基づいて計算することができ、収益がいつ収益閾値を下回ったかを、計算した収益と収益閾値を比較することにより確認することができる。
ユーティリティ収益が収益閾値を下回るとき、ユーティリティメータ16は、ファームウェア24を更新する(手順ブロック102)。更に詳細には、ユーティリティメータ16は、ファームウェア更新38に含まれている指示を、例えばユーティリティメータプロセッサ30により実行することができる。上に説明したように、ファームウェア24は、ユーティリティメータメモリ26に含まれる不揮発性メモリに格納することができる。従って、ファームウェア更新38が実行される場合、ユーティリティメータ16は、ユーティリティメータメモリ26への書き込みを行って(例えば、ユーティリティメータメモリ26を変更する)、ファームウェア24を更新することができる。
上に説明したように、他の実施形態では、ユーティリティ供給事業者14は、手順92のステップのうちの幾つかのステップ、又は全てのステップを実行することができ、これにより、ユーティリティメータ16に対する処理要求を減らすことができる。例えば、ユーティリティ供給事業者14は、収益閾値を設定し、追跡し続けることができ(手順ブロック94)、消費者のユーティリティ使用量を、当該ユーティリティ使用量をユーティリティメータ16から受信することにより確認することができ(手順ブロック96)、使用時間料金レートを確認することができ(手順ブロック96)、使用時間料金レートを確認することができ(手順ブロック98)、収益がいつ収益閾値を下回るかを確認し、ユーティリティメータ16に指示してファームウェア24を、当該時刻に更新させることができる(手順ブロック100)。次に、ユーティリティメータ16は、ファームウェア24を更新することができる(手順ブロック102)。
本開示の技術的効果として、ファームウェア更新の効率を向上させること、ならびに、ユーティリティメータに対して行われるファームウェア更新に関連するコストを低減することがあり、そのなかに、ユーティリティ供給事業者が負担するコストを最小限に抑えることを含むことができる。更に詳細には、ユーティリティメータは、特定の機能を、ユーティリティ使用量を計測するといった動作をするファームウェアを更新している間は停止する必要がある。従って、幾つかの実施形態では、ユーティリティ供給事業者が把握できないユーティリティ使用量の総量は、ユーティリティ使用量が最低になる特定時刻を予測してファームウェアを特定時刻に更新することにより低減することができるので、ユーティリティ供給事業者が供給する電力効率の向上を図ることができる。他の実施形態では、ユーティリティ供給事業者が失う収益は、最低使用時間料金レートに関連する特定時刻を決定して、ファームウェアを特定時刻に更新することにより低減することができる。更に、ファームウェア更新の重要度、及び将来時点のユーティリティ使用量の予測可能性のような他の要素を更に考慮することができる。別の表現をすると、本開示に記載されるこれらの技術によって、ユーティリティメータのファームウェアを更にインテリジェントに更新することができる。
この記載の説明では、例を用いて、最良の形態を含む本発明を開示し、更に、この技術分野の当業者であれば誰でも、本発明を実施することができ、任意のデバイス又はシステムを作製し、使用することができ、組み込まれるあらゆる方法を実行することができるようにしている。本発明の特許可能な範囲は、請求項によって規定され、この技術分野の当業者であれば想到し得る他の例を含むことができる。このような他の例は、これらの例が、これらの請求項の文言とは異ならない構造要素を有する場合に、又はこれらの例が、これらの請求項の文言とは殆ど差がない等価な構造要素を有する場合に、これらの請求項の範囲に包含されるべきである。
10 ユーティリティ供給計測システム
12 消費者
14 ユーティリティ供給事業者
16 ユーティリティメータ
18 供給網
20 通信網
22 課金システム
24 ファームウェア
26 メモリ、ユーティリティメータメモリ
28 通信システム、通信カード
30 プロセッサ、ユーティリティメータプロセッサ
32 メータ入力部/フィルタ部
34 ディスプレイ
36 ユーザ入力インターフェース
38 ファームウェア更新
40 専用のプロセッサ、通信カードプロセッサ
42 専用のメモリ、通信カードメモリ
44、52、62、72、84、92 手順
46、48、50、54、56、58、60、64、66、68、70、74、76、78、80、82、86、88、90、94、96、98、100、102 手順ブロック

Claims (20)

  1. ユーティリティ供給事業者に通信可能に接続されるように構成されるユーティリティメータを備えたユーティリティ計測システムであって、前記ユーティリティメータは、ファームウェアを備えており、かつ、
    前記ユーティリティ供給事業者からダウンロードされるファームウェア更新を格納することと、
    前記ファームウェアを前記ファームウェア更新により更新する特定時刻を決定することであって、該特定時刻が、使用時間履歴データ、使用時間料金レート、又は使用時間履歴データ及び使用時間料金レートの組み合わせのうちの1つに少なくとも部分的に基づいて決定される、該決定することと、
    前記ファームウェアを前記特定時刻に更新することと
    を行うように構成される、
    ユーティリティ計測システム。
  2. 前記使用時間履歴データは、消費者による経時的なユーティリティ消費量を含み、前記使用時間料金レートは、前記消費者に課金されるユーティリティ単位当たりの料金を含む、請求項1記載のユーティリティ計測システム。
  3. 前記ユーティリティメータは、いつ前記消費者によるユーティリティ使用量が低くなるかを、前記使用時間履歴データに少なくとも部分的に基づいて予測することにより、前記特定時刻を決定するように構成される、請求項1記載のユーティリティ計測システム。
  4. 前記ユーティリティメータは、いつ使用時間料金レートが最低になるかを、前記使用時間料金レートに基づいて確認することにより、前記特定時刻を決定するように構成され、前記ユーティリティメータは、前記使用時間料金レートを前記ユーティリティ供給事業者から取り出すように構成される、請求項1記載のユーティリティ計測システム。
  5. 前記ユーティリティメータは、
    前記消費者によるユーティリティ使用量が低くなると予測される第1時刻を、前記使用時間履歴データに少なくとも部分的に基づいて予測し、
    使用時間料金レートが最低になる第2時刻を、前記使用時間料金レートに基づいて確認し、
    前記第1時刻及び前記第2時刻の重み付け平均を取ることにより、
    前記特定時刻を決定するように構成される、請求項1記載のユーティリティ計測システム。
  6. 前記ユーティリティメータは通信カードを備え、前記通信カードは、前記ファームウェア更新を格納し、前記ファームウェアを更新する前記特定時刻を決定するように構成される、請求項1記載のユーティリティ計測システム。
  7. 前記ユーティリティメータは、ある時間帯から、前記ファームウェアを更新する前記特定時刻が選択される時間帯を決定するように構成される、請求項1記載のユーティリティ計測システム。
  8. 前記ユーティリティメータは、前記特定時刻を前記ユーティリティ供給事業者から受信することにより、前記特定時刻を決定するように構成される、請求項1記載のユーティリティ計測システム。
  9. 前記ユーティリティメータは、前記特定時刻を、前記ファームウェア更新の重要度に少なくとも部分的に基づいて決定するように構成される、請求項1記載のユーティリティ計測システム。
  10. ユーティリティメータのプロセッサにより実行することができる複数の命令を格納する非一時的有形コンピュータ可読媒体であって、前記命令は、
    ファームウェア更新を前記ユーティリティメータのメモリに格納することと、
    消費者による経時的なユーティリティ消費量を含む使用時間履歴データを確認することと、
    使用時間料金レートを、前記消費者に複数の時刻、日に課金される、又は時刻及び日を組み合わせた時点で課金されるユーティリティ単位当たりの料金に基づいて確認することと、
    前記ユーティリティメータのファームウェアを、前記ファームウェア更新により更新する特定時刻を決定することであって、前記特定時刻が、前記使用時間履歴データ、前記使用時間料金レート、又は前記使用時間履歴データ及び前記使用時間料金レートの双方に少なくとも部分的に基づく、該決定することと、
    前記ファームウェアを前記特定時刻に更新することと
    を行うように構成される、
    非一時的有形コンピュータ可読媒体。
  11. 前記特定時刻を決定するように構成される前記命令は、いつ前記消費者によるユーティリティ使用量が低くなるかを、前記使用時間履歴データに少なくとも部分的に基づいて予測するように構成される命令を含む、請求項10記載の媒体。
  12. 前記特定時刻を決定するように構成される前記命令は、いつ使用時間料金レートが最低になるかを確認するように構成される命令を含み、前記使用時間料金レートがユーティリティ供給事業者から送信される、請求項10記載の媒体。
  13. 前記特定時刻を決定するように構成される前記命令は、
    前記消費者による前記ユーティリティ使用量が低くなると予測される第1時刻を、前記使用時間履歴データに少なくとも部分的に基づいて予測することと、
    使用時間料金レートが最低になる第2時刻を、前記使用時間料金レートに基づいて確認することと、
    前記第1時刻及び前記第2時刻の重み付け平均を取ることと
    を行うように構成される命令を含む、請求項10記載の媒体。
  14. ファームウェア更新イベントをカレンダーの前記特定時刻にスケジューリングするように構成される命令を含む、請求項10記載の媒体。
  15. ユーティリティメータであって、
    前記ユーティリティメータのファームウェアを格納するように構成される不揮発性メモリと、
    ファームウェア更新を格納するように構成される揮発性メモリと、
    現在のユーティリティ使用量を確認することと、
    前記ユーティリティ使用量が使用量閾値を下回るときに前記ファームウェア更新を実行して前記ファームウェアを更新することと
    を行うように構成されるプロセッサと
    を備えたユーティリティメータ。
  16. 前記使用量閾値は、ユーティリティ供給事業者により設定される、請求項15記載のユーティリティメータ。
  17. 前記プロセッサは、前記現在のユーティリティ使用量を、前記ファームウェアに少なくとも部分的に基づいて確認するように構成される、請求項15記載のユーティリティメータ。
  18. 前記プロセッサは、前記ファームウェアが更新されている間は前記ユーティリティ使用量を確認するのを停止し、前記ファームウェアが更新された後に、前記ユーティリティ使用量を確認するのを再開するように構成される、請求項15記載のユーティリティメータ。
  19. 前記揮発性メモリは、前記ファームウェア更新を、ユーティリティ供給事業者から受信するように構成される、請求項15記載のユーティリティメータ。
  20. 通信カードを備え、前記通信カードは前記揮発性メモリを備える、請求項15記載のユーティリティメータ。
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