JP2015161812A - 画像表示装置、画像表示制御装置、及び画像表示プログラム - Google Patents

画像表示装置、画像表示制御装置、及び画像表示プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】泳動粒子の意図しない移動による解像度の低下を防止することができる画像表示装置、画像表示制御装置、及び画像表示プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】泳動粒子11を移動させる第1画素と、泳動粒子11を移動させない第2画素とが隣接する場合に、第2画素の泳動粒子11の基板への付着力が第1画素の泳動粒子11の基板への付着力より大きくなるように一対の基板へ電圧を印加する。その後、第1画素の泳動粒子11の移動を行う閾値電圧を印加する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像表示装置、画像表示制御装置、及び画像表示プログラムに関する。
画像に応じた電圧を一対の基板間に印加することにより基板間に封入された粒子を移動させて、粒子の色をコントラストとして画像表示させる画像表示装置が知られている。
このような画像表示装置では、粒子の意図しない移動を防止する各種技術が提案されている。例えば、特許文献1に記載の技術では、保持容量の一端と画素電極との間に、遮断用TFTが設けられている。すなわち、遮断用TFTをオフすることにより、保持容量と画素電極との間が電気的に遮断される。よって、遮断用TFTをオフした状態では、対向電極電位を変更したとしても画素電極電位が保持容量の影響を受けて変位することはない。画素電極と対向電極との間に電位差が生じないため、粒子は移動せず画像の劣化が防止される。
特開2010−117550号公報
本発明は、泳動粒子の意図しない移動による解像度の低下を防止することができる画像表示装置、画像表示制御装置、及び画像表示プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の画像表示媒体の画像表示装置は、一対の基板と、前記一対の基板間に封入され電圧印加により前記基板から離脱を始める閾値電圧を有する粒子を含む複数の画素と、前記粒子を移動させる第1画素と、前記粒子を移動させない第2画素とが隣接する場合、前記閾値電圧以上の電圧を印加する前に、前記第2画素の前記粒子の基板への付着力が前記第1画素の前記付着力より大きくなるように前記一対の基板へ電圧を印加する印加部と、を備えている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記印加部は、前記第1画素の前記粒子の前記付着力が減少、または前記第2画素の前記粒子の前記付着力が増加するように前記一対の基板へ電圧を印加する。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記印加部は、前記粒子を一対の基板の一方へ移動させる予め定めたリセット電圧を基板間に印加するリセット時に、前記第2画素の前記付着力が前記第1画素の前記付着力より大きくなるように前記一対の基板へ前記リセット電圧を印加する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか1項に記載の発明において、前記印加部は、前記第2画素の前記付着力が前記第1画素の前記付着力より大きくなるように前記一対の基板へ電圧を印加してから、画像情報が表す階調に応じた電圧を更に印加する。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか1項に記載の発明において、前記印加部は、前記第2画素の前記付着力が前記第1画素の前記付着力より大きくなるように前記一対の基板へ前記閾値電圧より小さい電圧を印加する。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか1項に記載の発明において、前記第2画素は、前記第1画素の前記粒子を移動させる方向とは逆方向の基板に前記粒子が付着した画素である。
請求項7に記載の画像表示制御装置は一対の基板間に封入され電圧印加により前記基板から離脱を始める閾値電圧を有する粒子を含む複数の画素のうち前記粒子を移動させる第1画素と、前記粒子を移動させない第2画素とが隣接する場合、前記閾値電圧以上の電圧を印加する前に、前記第2画素の前記粒子の基板への付着力が前記第1画素の前記付着力より大きくなるように前記基板間に印加する電圧を制御する。
請求項8に記載の画像表示プログラムは、コンピュータを、請求項1〜6の何れか1項に記載の画像表示装置の前記印加部として機能させる。
請求項1に記載の発明によれば、印加部による電圧の印加を行わない場合と比較して、泳動粒子の意図しない移動による解像度の低下を防止することができる画像表示装置を提供することができる、という効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、泳動粒子を移動させない画素の泳動粒子の基板への付着力より泳動粒子を移動させる画素の泳動粒子の基板への付着力を大きくすることができる、という効果がある。
請求項3に記載の発明によれば、リセット時に印加部による電圧を印加しない場合と比較して、泳動粒子を移動させるまでの時間を短縮することができる、という効果がある。
請求項4に記載の発明によれば、本構成を採用しない場合と比較して、階調表示する場合の解像度の低下を防止することができる、という効果がある。
請求項5に記載の発明によれば、粒子を移動させない画素の基板への付着力を高めることができる、という効果がある。
請求項6に記載の発明によれば、不要な電圧印加を防止することができる、という効果がある。
請求項7に記載の発明によれば、印加部による電圧の印加を行わない場合と比較して、泳動粒子の意図しない移動による解像度の低下を防止することができる画像表示制御装置を提供することができる、という効果がある。
請求項8に記載の発明によれば、印加部による電圧の印加を行わない場合と比較して、泳動粒子の意図しない移動による解像度の低下を防止することができる画像表示プログラムを提供することができる、という効果がある。
(A)は本実施形態に係わる画像表示装置の概略を示す概略図であり、(B)は本実施の形態に係る画像表示装置の制御部の構成を示すブロック図である。 (A)は泳動粒子を移動させる画素と泳動粒子を移動させない画素が隣接した例を示す図であり、(B)は(A)の場合に解像度が低下する要因を説明するための図である。 本実施の形態に係る画像表示装置の泳動粒子を移動させる電圧の印加方法と従来の電圧の印加方法とを説明するための図である。 本実施の形態に係る画像表示装置において、リセット時に表示基板側に泳動粒子を移動させる場合の電圧の印加方法を説明するための図である。 本実施の形態に係る画像表示装置において初期状態が中間調表示の場合の電圧の印加方法を説明するための図である。 本実施の形態に係る画層表示装置において、泳動粒子を移動させる画素と、泳動粒子を移動させない画素とが隣接する場合であっても従来通りの制御を行う例を説明するための図である。 本実施の形態に係る画像表示装置の制御部で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 異なる閾値特性及び異なる色の2種類の泳動粒子を基板間に封入して隣接画素(泳動粒子を移動させない画素)が中間調を表示している場合の電圧の印加方法を説明するための図である。
以下、本実施形態について図面を参照しつつ説明する。作用や機能が同じ働きを担う部材には、全図面を通して同じ符合を付与し、重複する説明を省略する場合がある。また、説明を簡易化するために、適宜1つのセルに注目した図を用いて本実施形態を説明する。
図1(A)は、本実施形態に係わる画像表示装置を概略的に示している。この画像表示装置50は、画像表示媒体10と、画像表示媒体10を駆動する駆動装置20と、を備えている。駆動装置20は、画像表示媒体10の表示側電極3、背面側電極4間に電圧を印加する電圧印加部30と、画像表示媒体10に表示させる画像の画像情報に応じて電圧印加部30を制御する制御部40と、を含んで構成されている。
画像表示媒体10は、画像表示面とされる、透光性を有する表示基板1と、非表示面とされる背面基板2と、が間隙を持って対向して配置される一対の基板を有する。
これらの基板1、2間を予め定められた間隔に保持すると共に、該基板間を複数のセルに区画する間隙部材5が設けられている。
上記セルとは、背面側電極4が設けられた背面基板2と、表示側電極3が設けられた表示基板1と、間隙部材5と、によって囲まれた領域を示している。なお、1つのセルは複数の画素を含む。また、本実施の形態では、間隙部材5を有する例を説明するが、基板間を間隙を保持できる構成であれば間隙部材5を省略した構成としてもよい。
セル中には、例えば絶縁性液体で構成された分散媒6と、分散媒6中に分散された泳動粒子11が粒子群として封入されている。泳動粒子11は、予め定めた色に着色されると共に、帯電特性を有しており、一対の電極(表示側電極3、背面側電極4)間に印加する電圧を制御することにより、泳動粒子11が基板間を泳動する。また、泳動粒子11は、基板から離脱を始める閾値電圧を有し、基板間に閾値電圧が印加された場合に、極性に応じて基板から剥離して泳動する。より具体的には、電圧を印加して発生させた電界によって、粒子が基板を離脱する向きの力が付着力の大きさ以上になると粒子が基板を離脱して他方の基板に向かう。この、電界によって発生する力が付着力と釣り合って粒子が移動し始める電圧を閾値電圧という。本実施の形態において、泳動粒子11を移動させ、画像を表示させた後に電圧の印加を停止した後も、ファンデルワールス力や鏡像力、静電引力等によって粒子は基板に付着したままとなり、画像表示は維持される。粒子の付着力を制御するには、これらの鏡像力や静電引力、ファンデルワールス力等を調整すればよい。その手段としては、例えば粒子の帯電量、粒径、電荷密度、誘電率、表面形状、表面エネルギー、分散剤の組成や密度等をそれぞれ適切に調整することが挙げられる。
泳動粒子11は、本実施の形態では、1種類の予め定めた色に着色された泳動粒子群を封入した例を説明するが、複数種類の粒子群を基板間に封入するようにしてもよい。複数種類の泳動粒子群を基板間に封入する場合には、それぞれ色及び帯電特性が異なる泳動粒子群を封入するようにしてもよい。或いは、帯電特性を有さず浮遊する浮遊粒子群(例えば、泳動粒子11より帯電量が少なく泳動粒子11が電極側まで移動する電圧が電極間に印加されても何れの電極側まで移動しない粒子群)を含むようにしてもよい。浮遊粒子群としては白色に着色された白色粒子群を適用して白色表示するようにしてもよい。或いは、分散媒に着色剤を混合することで、泳動粒子の色とは異なる色(例えば、白色)を表示させる構成としてもよい。
駆動装置20(電圧印加部30及び制御部40)は、画像表示媒体10の表示側電極3、背面側電極4間に印加する電圧を表示させる色に応じて制御することにより、泳動粒子11を泳動させ、それぞれの帯電極性に応じて表示基板1、背面基板2の何れか一方に引き付ける。
電圧印加部30は、表示側電極3及び背面側電極4にそれぞれ電気的に接続されている。また、電圧印加部30は、制御部40に信号授受されるように接続されている。
図1(B)は、本実施の形態に係る画像表示装置50の制御部40の構成を示すブロック図である。
制御部40は、図1(B)に示すように、例えばコンピュータ40として構成される。コンピュータ40は、CPU(Central Processing Unit)40A、ROM(Read Only Memory)40B、RAM(Random Access Memory)40C、不揮発性メモリ40D、及び入出力インターフェース(I/O)40Eがバス40Fを介して各々接続されている。I/O40Eには電圧印加部30が接続されている。この場合、各色の表示に必要な電圧の印加を電圧印加部30に指示する処理をコンピュータ40に実行させるプログラムを、例えば不揮発性メモリ40Dに書き込んでおき、これをCPU40Aが読み込んで実行させる。なお、プログラムは、CD−ROM等の記録媒体により提供するようにしてもよい。
電圧印加部30は、表示側電極3及び背面側電極4に電圧を印加するための電圧印加装置であり、制御部40の制御に応じた電圧を表示側電極3及び背面側電極4に印加する。電圧印加部30は、アクティブマトリクス方式を適用してもよいし、パッシブマトリクス方式を適用するようにしてもよい。或いは、セグメント方式を適用するようにしてもよい。
ところで、本実施の形態に係る画像表示装置50では、図2(A)に示す状態のように、泳動粒子11を移動させる画素と、移動させない画素とが隣接する場合に、解像度が低下する可能性がある。
例えば、図2(B)に示すように、泳動粒子11を移動させる際に、隣接画素に付着した泳動粒子11が泳動粒子11の移動で発生する液流に引きずられて移動してしまう。或いは、隣接画素の電界の影響を受けて、泳動粒子11を移動させない画素に付着した泳動粒子11が移動してしまう。隣接画素の影響により泳動粒子11が移動してしまうと、意図しない泳動粒子11の移動により解像度が低下してしまう。
そこで、本実施の形態では、泳動粒子11を移動させる第1画素と、泳動粒子11を移動させない第2画素とが隣接する場合に、第2画素の泳動粒子11の基板への付着力が第1画素の泳動粒子11の基板への付着力より大きくなるように一対の基板へ電圧を印加する。その後、第1画素の泳動粒子11の移動を行う閾値電圧を印加するようになっている。
具体的には、背面側電極4に泳動粒子11を移動させる閾値電圧を各画素の電極間に印加して、図3(A)に示すように、背面基板2側に泳動粒子11を移動させる(リセット)。なお、リセット時には、各画素の泳動粒子11を移動させる方向は、例えば、表示すべき画像を表す画像情報に基づいて画素毎に決定するようにしてもよいし、全ての画素について予め定めた基板側へ移動させるようにしてもよい。
リセットを行ってから従来は、泳動粒子11を移動させる画素の電極間に表示基板1側に移動させる閾値電圧以上の電圧を印加して、図3(C)に示すように、泳動粒子11を移動させる。これに対して、本実施の形態では、図3(B)に示すように、泳動粒子11を移動させない画素については泳動粒子11が背面基板2側に付着する電圧を印加することによって、隣接画素間の粒子の付着力に差を発生させる。そして、隣接画素間で泳動粒子11の付着力に差を持たせてから、泳動粒子11を表示基板1側に移動させる画素の電極間に閾値電圧以上の電圧を印加して、図3(C)に示すように、泳動粒子11を移動させる。これにより、泳動粒子11を表示基板1側に移動させる画素に閾値電圧を印加しても隣接画素への影響が抑制される。
また、図3では、リセット時に泳動粒子11を背面基板2側に移動させる場合を示すが、リセットとして泳動粒子11を表示基板1側に移動させるようにしてもよい。
この場合には、図4(A)に示すように、泳動粒子11を表示基板1へ移動させる閾値電圧を各画素の電極間に印加することにより泳動粒子11を表示基板1へ移動させる(リセット)。
次に、泳動粒子11を移動させない画素について、図4(B)の矢印で示すように、泳動粒子11が表示基板1側に押しつけて付着する電圧を印加することによって、隣接画素間の粒子の付着力に差を発生させる。
そして、隣接画素間で泳動粒子11の付着力に差を持たせてから、図4(C)に示すように、泳動粒子11を背面基板2側へ移動させる画素の電極間に閾値電圧を印加する。これにより、泳動粒子11を背面基板2側に移動させる画素に閾値電圧を印加しても隣接画素への影響が抑制される。
また、初期状態が中間調表示の場合についても同様に、隣接画素間で付着力の差を発生させてから泳動粒子11を移動させる閾値電圧を印加すればよい。図5は、本実施の形態に係る画像表示装置50において初期状態が中間調表示の場合の電圧の印加方法を説明するための図である。なお、図5(A、上段)は、隣接画素のうち一方の画素の泳動粒子11を表示基板1側へ移動させる場合を示し、図5(B、下段)は、隣接画素のうち一方の画素の泳動粒子11を背面基板2側へ移動させる場合を示す。
例えば、図5(A、上段)の(a)及び(B、下段)の(d)に示すように、初期状態として、一方の画素が中間調の表示の場合に、図5(A、上段)の(b)及び(B、下段)の(e)に示すように、泳動粒子11を移動させない画素について基板に泳動粒子11を押しつけて付着させる電圧(基本的には閾値電圧より小さく階調が変化しない程度の電圧であるが、閾値電圧以上であっても泳動粒子の移動による階調の変化が目視できない程度の電圧も含む。)を印加してから、図5(c)、(f)に示すように、泳動粒子11を移動させる画素の電極間に閾値電圧以上の電圧を印加して泳動粒子11を移動させる。このとき、泳動粒子11を移動させない画素に電圧を印加する際には、泳動粒子11を移動させる画素の移動方向とは逆の方向に電圧を印加して、基板への付着力を高めることにより、泳動粒子11を移動させる画素に閾値電圧を印加したときに隣接画素への影響が抑制される。
なお、泳動粒子11を移動させる画素と、泳動粒子11を移動させない画素とが隣接する場合であっても、図6に示すような場合は、隣接画素の泳動粒子11の基板への付着力に差を持たせることなく、従来通りの制御を行うようにしてもよい。すなわち、泳動粒子を移動させない画素の泳動粒子11が付着した基板方向に、泳動粒子11を移動させる画素の泳動粒子11を移動させる場合には、同方向の基板に泳動粒子11を付着させるので、隣接画素の泳動粒子11の基板への付着力に差を持たせることなく、従来通りの制御を行う。換言すれば、泳動粒子11を移動させない画素が、移動粒子を移動させる画素の泳動粒子11を移動させる方向とは逆方向の基板に泳動粒子11が付着している場合には、従来通りの制御を行う。なお、図6(A)、(B)は、泳動粒子11を移動させない画素が表示基板1側に付着している状態で、泳動粒子11を移動させる画素を背面基板2側から表示基板1側へ移動させる場合を示す。また、図6(C)、(D)は、泳動粒子11を移動させない画素が背面基板2側に付着している状態で、泳動粒子11を移動させる画素を表示基板1側から背面基板2側へ移動させる場合を示す。
続いて、本実施の形態に係る画像表示装置50の制御部40で行われる処理の一例について説明する。図7は、本実施の形態に係る画像表示装置50の制御部で行われる処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図7の処理は、特徴的な部分を説明するために簡略化したものである。
画像表示装置50へ表示する場合には、まず、ステップ100において、表示すべき画像を表す画像情報が制御部40によって取得されてステップ102へ移行する。なお、画像情報は全てを取得するようにしてもよいし、順次取得するようにしてもよい。
ステップ102では、画像表示装置50のリセットが制御部40によって行われてステップ104へ移行する。リセットは、制御部40が電圧印加部30を制御して、一方の基板側(表示基板1又は背面基板2)へ各画素の泳動粒子11が移動するように電極間に閾値電圧を印加する。なお、何れの基板に移動するかは、画像情報に基づいて決定するようにしてもよいし、予め定めた基板としてもよい。
ステップ104では、泳動粒子11を移動させる画素と、泳動粒子11を移動させない画素とが隣接するか否か制御部40によって判定され、該判定が肯定された場合にはステップ106へ移行し、否定された場合にはステップ108へ移行する。
ステップ106では、泳動粒子11を移動させない画素の電極に電圧を印加するように制御部40によって電圧印加部30が制御されてステップ108へ移行する。詳細には、制御部40は、電圧印加部30を制御して、泳動粒子11を移動させない画素の基板へ付着した泳動粒子11が基板へ付着する極性の閾値電圧より小さい電圧を、泳動粒子11を移動させない画素の電極間に印加する。これにより、泳動粒子11を移動させる画素の基板に付着した泳動粒子より泳動粒子11を移動させない画素の基板に付着した泳動粒子11の基板への付着力が大きくなる。
ステップ108では、画像情報に応じた閾値電圧を、泳動粒子11を移動させる画素の電極間に印加するように制御部40によって電圧印加部30が制御されて一連の処理を終了する。
このように制御部40が電圧印加部30を制御することにより、泳動粒子11を移動させる画素と、泳動粒子11を移動させない画素とが隣接しても、隣接画素間で泳動粒子11の基板への付着力に差を持たせ、かつ泳動粒子11を移動させない画素の基板への付着力を大きくすることにより、泳動粒子11を移動させる画素の電極に電圧を印加して泳動粒子11を移動させても、隣接する画素(泳動粒子11を移動させない画素)への影響が抑制される。
なお、上記の実施の形態では、基板間に1種類の泳動粒子11を封入した例を説明したが、これに限るものではない。例えば、2種類以上の複数種類の泳動粒子を封入する場合に適用するようにしてもよい。一例として以下では、2種類の泳動粒子を封入した例を説明する。
図8は、異なる閾値特性及び異なる色の2種類の泳動粒子11A、11Bを基板間に封入して隣接画素(泳動粒子11A、11Bを移動させない画素)が中間調を表示している場合の電圧の印加方法を説明するための図である。
図8(A、上段)の例における泳動粒子11A、11Bを移動させない画素では、図8(a)に示すように、一方の泳動粒子11Aが全て背面基板2側に付着し、他方の泳動粒子11Bの一部が表示基板1側に付着して残りが背面基板2側に付着している。この場合も上記の実施の形態と同様に、図8(b)に示すように、泳動粒子11A、11Bを移動させない画素の基板へ付着した泳動粒子11A、11Bが基板へ付着する極性の閾値電圧より小さい電圧を、泳動粒子11A、11Bを移動させない画素の電極間に印加する。その後、図8(c)に示すように、泳動粒子11A、11Bを移動させる画素に閾値電圧を印加して泳動粒子11A、11Bを表示基板1側へ移動させる。これにより、泳動粒子11A、11Bを移動させる画素の隣接画素の背面基板2側に付着した泳動粒子11A、11Bの付着力を大きくしてから泳動粒子11A、11Bを移動させる画素に閾値電圧を印加するので、隣接画素の泳動粒子11A、1Bの移動が抑制される。
また、図8(B、下段)の例における泳動粒子11A、11Bを移動させない画素では、図8(d)に示すように、一方の泳動粒子11Aが全て表示基板1側に付着し、他方の泳動粒子11Bの一部が表示基板1側に付着して残りが背面基板2側に付着している。この場合も上記と同様に、図8(e)に示すように、泳動粒子11A、11Bを移動させる画素の泳動粒子11A、11Bを移動させる方向とは逆極性の閾値電圧より小さい電圧を基板間に印加する。その後、図8(f)に示すように、泳動粒子11A、11Bを移動させる画素に閾値電圧を印加して泳動粒子11A、11Bを背面基板2側へ移動させる。これにより、泳動粒子11A、11Bを移動させる画素の隣接画素の表示基板1側に付着した泳動粒子11A、11Bの付着力を大きくしてから泳動粒子11A、11Bを移動させる画素に閾値電圧を印加するので、隣接画素の泳動粒子11A、11Bの移動が抑制される。
また、上記の実施の形態では、泳動粒子11を移動させない画素の方の基板への付着力が増加するように、泳動粒子11を移動させない画素の電極に電圧を印加するようにしたが、これに限るものではない。例えば、泳動粒子11を移動させる画素の方の基板への付着力が減少するように、泳動粒子11を移動させる画素の電極に電圧を印加してから、泳動粒子11を移動させる画素の電極に閾値電圧を印加して泳動粒子11を移動させるようにしてもよい。或いは、リセット時に、泳動粒子11を移動させない画素の方が泳動粒子11を移動させる画素よりも基板への付着力が大きくなるようにリセット電圧を印加するようにしてもよい。
なお、上記の実施形態における制御部40が行う処理は、ハードウエアによって実現するようにしてもよいし、ソフトウエアのプログラムを実行することによって実現するようにしてもよい。また、当該プログラムは、各種記憶媒体に記憶して流通するようにしてもよい。
1 表示基板
2 背面基板
3 表示側電極
4 背面側電極
10 画像表示装置
11、11A、11B 泳動粒子
20 駆動装置
30 電圧印加部
40 制御部
50 画像表示装置

Claims (8)

  1. 一対の基板と、
    前記一対の基板間に封入され電圧印加により前記基板から離脱を始める閾値電圧を有する粒子を含む複数の画素と、
    前記粒子を移動させる第1画素と、前記粒子を移動させない第2画素とが隣接する場合、前記閾値電圧以上の電圧を印加する前に、前記第2画素の前記粒子の基板への付着力が前記第1画素の前記付着力より大きくなるように前記一対の基板へ電圧を印加する印加部と、
    を備えた画像表示装置。
  2. 前記印加部は、前記第1画素の前記粒子の前記付着力が減少、または前記第2画素の前記粒子の前記付着力が増加するように前記一対の基板へ電圧を印加する請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記印加部は、前記粒子を一対の基板の一方へ移動させる予め定めたリセット電圧を基板間に印加するリセット時に、前記第2画素の前記付着力が前記第1画素の前記付着力より大きくなるように前記一対の基板へ前記リセット電圧を印加する請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記印加部は、前記第2画素の前記付着力が前記第1画素の前記付着力より大きくなるように前記一対の基板へ電圧を印加してから、画像情報が表す階調に応じた電圧を更に印加する請求項1〜3の何れか1項に記載の画像表示装置。
  5. 前記印加部は、前記第2画素の前記付着力が前記第1画素の前記付着力より大きくなるように前記一対の基板へ前記閾値電圧より小さい電圧を印加する請求項1〜4の何れか1項に記載の画像表示装置。
  6. 前記第2画素は、前記第1画素の前記粒子を移動させる方向とは逆方向の基板に前記粒子が付着した画素である請求項1〜5の何れか1項に記載の画像表示装置。
  7. 一対の基板間に封入され電圧印加により前記基板から離脱を始める閾値電圧を有する粒子を含む複数の画素のうち前記粒子を移動させる第1画素と、前記粒子を移動させない第2画素とが隣接する場合、前記閾値電圧以上の電圧を印加する前に、前記第2画素の前記粒子の基板への付着力が前記第1画素の前記付着力より大きくなるように前記基板間に印加する電圧を制御する画像表示制御装置
  8. コンピュータを、請求項1〜6の何れか1項に記載の画像表示装置の前記印加部として機能させるための画像表示プログラム。
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