JP2015161132A - 建材、及び建材の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】建材との密着性、切断性に優れ、オイル等の滲みによる汚れのないコーキングを実部に有する建材及びその製造方法を提供する。【解決手段】実部にビード状に形成されたコーキングを有する建材。コーキングは塗膜により被覆されていることを特徴とする。コーキングは、スチレン系ブロック共重合樹脂、オレフィン系樹脂と粘着性樹脂の混合物のいずれかを含むことが好ましい。及び、コーキング材を軟化点以上で加温する工程と、建材の実部に、加温させた該コーキング材を塗布し、ビード状のコーキングを形成する工程と、該コーキングの上に塗料を塗布する工程とを備えることを特徴とする建材の製造方法。コーキングとして、スチレン系ブロック共重合樹脂を含む原料、オレフィン系樹脂と粘着性樹脂の混合物を含む原料のいずれかを使用することが好ましい。【選択図】なし

Description

本発明は、壁材、屋根材、床材、下地材等に好適な建材、及び該建材の製造方法に関するものである。
従来から、セメント等の水硬性無機粉体と、木質パルプ繊維等の木質補強材とを主成分とする無機質材がある。このような無機質材は、曲げ強度などの物性に優れるので、塗装を施し、住宅の内壁材、外壁材、屋根材、床材等の建材として使用されている。
これらの建材は、複数組み合わせて壁面、屋根、床面を形成するのだが、建材間には隙間が形成され、該隙間から雨水が建築板の裏面側に侵入する。そこで、建材の端部には実部が形成され、建材同志の実部を嵌合させることにより建材の裏面側への雨水の侵入を防ぐことが行われている。しかし、それだけでは雨水の侵入を完全に防ぐことはできないので、実部にコーキングと呼ばれるビード状の防水部を形成させることが行われている。
例えば、特許文献1には、周囲に雌実部と雄実部を形成した建築板において、雄実部と雌実部にコーキング材を打設してコーキングを形成し、該コーキングにより雨水が裏面側に回り込むことを防ぐことが開示されている。
しかし、特許文献1のようにコーキングを打設しても、コーキングが建材の実部に密着せず、剥がれる懸念がある。これは、コーキングと建材との密着力が低いことが原因である。
また、建材は切断して用いることがあるが、切断の際にコーキングが剥離することもある。
更に、コーキングは潰れて隙間を防ぐために有る程度の弾性を有する必要があるが、コーキングの原料によってはオイルにより弾性を持たせることがあるので、経時によりオイル等の滲みによる汚れが発生することがある。
特開平11−30017号公報
したがって、本発明の課題は、建材との密着性、切断性に優れ、オイル等の滲みによる汚れのないコーキングを実部に有する建材及びその製造方法を提供するものである。
本発明は、実部にビード状に形成されたコーキングを有する建材を提供する。コーキングは塗膜により被覆されていることを特徴とする。コーキングが塗膜により被覆されていることで、該コーキングと建材との密着性が向上し、該コーキングの切断性も向上する、該コーキングからの経時によるオイル滲みもなくなる、該コーキングの経時による劣化が抑えられるとともに、耐候性も向上する。
コーキングは、スチレン系ブロック共重合樹脂、オレフィン系樹脂と粘着性樹脂の混合物のいずれかを含むと、適度な強さを有するとともに、該コーキングと建材との密着性に優れるので好ましい。
コーキングは、発泡(内部に気泡を有する)した状態で形成されていても良いし、無発泡(内部に気泡を有さない)の状態で形成されていても良いが、該コーキングが発泡した状態であると、該コーキングは潰れやすいので、施工(実部を勘合)した際に、隙間の大きさに適応して潰れ、該隙間を塞ぐ性能に優れるとともに、建材間に不陸が発生しにくいので好ましい。また、発泡した状態のコーキングは、無発泡のコーキングに比べ、オイルの滲みがより抑えられるとともに、使用する原料量が少なくてすみ、コストパフォーマンスに優れる、切断しやすくコーキングが剥がれにくいという利点を有するので好ましい。
コーキングを被覆する塗膜として、アクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、微粒シリカの少なくともいずれかにより形成されていると、コーキングとの密着に優れるとともに、耐候性、耐水性に優れるので好ましい。コーキング及び実部が同じ着色塗膜により被覆されていると、実部の色とコーキングの色が一体となり、施工(実部を勘合)した際に、建材間の隙間から該コーキングが目立つことがないので、外観を損なわず好ましい。
実部において、コーキングは、基材の上に直接形成されていても良いし、塗装された表面(塗膜)の上に形成されていても良いが、該コーキングが、アクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、微粒シリカの少なくともいずれかにより形成された塗膜の表面に形成されていると、該コーキングはより密着力に優れるので好ましい。なお、塗装された実部の表面とは塗装面上を意味しており、裏面が塗装された上実部においては、該裏面側にコーキングを形成することができる。
また、本発明では、実部にコーキングを有する建材の製造方法も提供する。本発明の製造方法は、コーキング材を軟化点以上に加温する工程と、建材の実部に、加温させた該コーキング材を塗布し、ビード状のコーキングを形成する工程と、該コーキングの上に塗料を塗布する工程とを備えることを特徴とする。それにより、建材との密着性、切断性、耐候性に優れ、経時によるオイル滲みも少なく、経時による劣化も抑えられたコーキングを有する建材を提供することができる。
コーキング材として、スチレン系ブロック共重合樹脂を含む原料、オレフィン系樹脂と粘着性樹脂の混合物を含む原料のいずれかを使用すると、得られるコーキングは、適度な強さを有するとともに、建材との密着性により優れるので好ましい。
コーキング材を加温する工程において、該コーキング材をそのまま加温しても良いし、不活性ガスで発泡させながら加温しても良いが、該コーキング材を発泡させて使用すると、得られるコーキングは、施工(実部を勘合)した際に、隙間の大きさに適応して潰れ、該隙間を塞ぐ性能に優れる、建材間に不陸が発生しにくい、オイルの滲みがより抑えられる、使用する原料量が少なくてすみ、コストパフォーマンスに優れる、より切断しやすい等の利点を有するので好ましい。
コーキングの上に塗料を塗布する工程において、塗料として、アクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、微粒シリカの少なくともいずれかを主成分とする塗料を用いると、該コーキングとの密着に優れるとともに、耐候性、耐水性に優れるので好ましい。着色塗料をコーキング及び実部に塗布すると、実部の色とコーキングの色が一体となり、施工(実部を勘合)した際に、建材間の隙間から該コーキングが目立つことがなく、外観を損なわないので好ましい。
実部において、コーキング材は、基材の上に直接塗布しても良いし、塗装された表面(塗膜)の上に塗布しても良いが、該コーキング材を、アクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、微粒シリカの少なくともいずれかを主成分とする塗料により塗装された実部の表面に塗布すると、形成されるコーキングはより密着力に優れるので好ましい。
更に、形成したコーキングを軟化点以下で加温すると、該コーキングの密着力が向上するので好ましい。加温は、コーキング材を塗布して直ぐに行っても良いし、コーキングの上に塗料を塗布した状態で行っても良い。
本発明によれば、建材との密着性、切断性に優れ、オイル等の滲みによる汚れのないコーキングを実部に有する建材及びその製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を具体的に説明する。
本発明の建材は、実部に特定のコーキングを有することを特徴とする。
建材の基材としては、木繊維補強セメント材、繊維補強セメント材、繊維補強セメント・ケイ酸カルシウム材、スラグ石膏材などの窯業系サイディング材や、金属系サイディング材、ALC材等の無機質材や、ハードボード、インシュレーションボード、プラスチックボード等の有機質材がある。基材は、端部に実部を有すれば、表面が平らな板でも、表面に凹凸模様を有しても良い。
基材の実部の表面は、塗膜が形成されていても良いし、形成されてなくても良い。塗膜に特に限定はないが、該塗膜が、アクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、微粒シリカの少なくともいずれかにより形成されていると、コーキングとの密着に優れるとともに、耐候性、耐水性に優れるので好ましい。
そして、実部には、コーキングが、ビード状に形成されている。ビード状とは、断面が半円もしくはそれに近い球状で、連続的に形成されている状態である。コーキングの材質としては特に限定しないが、スチレン系ブロック共重合樹脂、オレフィン系樹脂と粘着性樹脂の混合物のいずれかを含むと、適度な強さを有するとともに、該コーキングと建材との密着性に優れるので好ましい。スチレン系ブロック共重合樹脂としては、スチレン−ブチレン−エチレン−スチレン共重合樹脂、スチレン−イソブチレン−スチレン共重合樹脂、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合樹脂等がある。オレフィン系樹脂とはポリプロピレン樹脂の中にエチレン−プロピレンゴムを微分散させたものであり、粘着性樹脂としては、水添テルペン系樹脂、水添C9系樹脂、水添C5系樹脂、水添ロジン系樹脂等がある。
コーキングは、発泡(内部に気泡を有する)した状態で形成されていても良いし、無発泡(内部に気泡を有さない)の状態で形成されていても良い。コーキングが発泡した状態であると、該コーキングは潰れやすいので、施工(実部を勘合)した際に、隙間の大きさに適応して潰れ、該隙間を塞ぐ性能に優れる、建材間に不陸が発生しにくいので好ましい。また、発泡した状態のコーキングは、無発泡のコーキングに比べ、オイルの滲みがより抑えられるとともに、使用する原料量が少なくてすみ、コストパフォーマンスに優れる、切断しやすくコーキングが剥がれにくいという利点も有するので好ましい。なお、発泡した状態のコーキングは、コーキングを熱溶解し、不活性ガスを混合させ、体積を2〜5倍にすることにより得ることができる。
コーキングは実部の表面に形成されることが一般的だが、実部の裏面に形成させても良い。
そして、本発明では、コーキングは塗膜により被覆されている。塗膜に特に限定はないが、該塗膜が、アクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、微粒シリカの少なくともいずれかにより形成されていると、コーキングとの密着に優れるとともに、耐候性、耐水性に優れるので好ましい。コーキングのみが塗膜に被覆されていても良いし、該コーキングと実部が同じ塗膜により被覆されていても良い。コーキング及び実部が同じ着色塗膜により被覆されていると、実部の色とコーキングの色が一体となり、施工(実部を勘合)した際に、建材間の隙間から該コーキングが目立つことがないので、外観を損なわず好ましい。
そして、本発明の建材の製造方法は、コーキング材を軟化点以上に加温する工程と、建材の実部に、加温させた該コーキング材を塗布し、ビード状のコーキングを形成する工程と、該コーキングの上に塗料を塗布する工程とを含むことを特徴とする。それにより、建材との密着性、切断性、耐候性に優れ、経時によるオイル滲みも少なく、経時による劣化も抑えられたコーキングを有する建材を提供することができる。
コーキング材としては特に限定しないが、スチレン系ブロック共重合樹脂を含む原料、オレフィン系樹脂と粘着性樹脂の混合物を含む原料のいずれかを使用すると、得られるコーキングは、適度な強さを有するとともに、建材との密着性により優れるので好ましい。
コーキング材を軟化点以上に加温する工程において、該コーキング材をそのまま加温しても良いし、不活性ガスで発泡させながら加温しても良い。コーキング材を発泡させて塗布すると、得られるコーキングは発泡した状態となり、施工(実部を勘合)した際に、隙間の大きさに適応して潰れ、該隙間を塞ぐ性能に優れる、建材間に不陸が発生しにくい、オイルの滲みがより抑えられる、使用する原料量が少なくてすみ、コストパフォーマンスに優れる、より切断しやすい等の利点を有するので好ましい。
コーキング材を塗布する工程において、該コーキング材は、実部の基材表面に直接塗布しても良いし、実部の塗装された表面(塗膜)に塗布しても良い。コーキング材を、アクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、微粒シリカの少なくともいずれかを主成分とする塗料により塗装された実部の表面に塗布すると、形成されるコーキングはより密着力に優れるので好ましい。なお、塗装された実部の表面とは塗装面上を意味しており、裏面が塗装された上実部においては、該裏面側にコーキングを形成することができる。
コーキングの上に塗料を塗布する工程において、塗料として、アクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、微粒シリカの少なくともいずれかを主成分とする塗料を用いると、該コーキングとの密着に優れるとともに、耐候性、耐水性に優れるので好ましい。コーキングのみに塗料を塗布しても良いし、該コーキングと実部に同じ塗料を塗布しても良い。着色した塗料をコーキング及び実部に塗布すると、実部の色とコーキングの色が一体となり、施工(実部を勘合)した際に、建材間の隙間から該コーキングが目立つことがなく、外観を損なわないので好ましい。
更に、形成したコーキングを軟化点以下で加温すると、該コーキングの密着力が向上するので好ましい。加温は、コーキング材を塗布して直ぐに行っても良いし、コーキングの上に塗料を塗布した状態で行っても良い。
次に、本発明の実施例をあげる。
片端に実部を有する木繊維補強セメント板の表面全体(実部を含む)に塗料を塗布し、約100℃のドライヤーで約3分乾燥して塗膜を形成した。次いで、その実部の表面に窒素ガスで発泡させたコーキング材を塗布し、実部に、長手方向に沿ってビード状に延びたコーキングを形成して、試料1〜12の建材を製造した。なお、試料によっては、コーキング形成後に、塗装板の表面全体(実部を含む)に塗料の塗布、加温を行った。塗布した塗料タイプ、コーキング材の材質・軟化点・発泡倍率、加温条件、コーキングの幅・高さは表1に記載した通りである。
そして、試料1〜12の建材に対して、コーキング密着力、切断性、経時による汚れを測定したので、その結果も表1に示す。
コーキング密着力は、まず、試料を20℃の恒温室に24時間入れて調整し、次に、試料よりコーキングを約10cm端部から剥がし、剥がした該コーキングをバネ秤に引っ掛け、そして該バネ秤を垂直に引っ張り上げて該コーキング密着面が剥がれ始める数値を測定した。すなわち、引っ張った際にコーキングが剥がれ始める数値をコーキング密着力とした。
切断性は、試料のコーキングを、丸鋸を用いて、ビードの伸びている方向に対して垂直に切断した際に、該コーキングの切断口において、該コーキングが下地より3mm以上剥離した場合は”×”とし、それ以外は”○”とした。
経時による汚れは、サンシャインウェザーメーターで1000時間照射後にコーキングの状態を確認し、オイル等の滲みによる汚れがある場合は”×”とし、汚れがない場合は”○”とした。
Figure 2015161132
試料10、12は、コーキングの上に塗料を塗布しなかった建材であるが、いずれも経時による汚れは、オイルによる滲みが発生して”×”であった。また、試料10は、コーキング密着力が36gと低かった。
一方、コーキングの上に塗料を塗布した試料1〜9は、いずれもコーキング密着力が100g以上と高く、かつ、切断性は”○”であり、経時による汚れでもオイル滲みは発生せず”○”であった。特に、試料7、8は試料10と、試料9は試料12と同じコーキング材を使用しているが、コーキング密着力、切断性、経時による汚れのいずれも問題なかった。また、試料1、4、5、6は、コーキング形成後の加温条件以外は同じ条件で製造した建材であるが、コーキング形成後に加温しなかった試料6に比べ、コーキング形成後に加温した試料1、4、5は、いずれもコーキング密着力が試料6よりも高く、加温によりコーキングの付着力が向上したと推察される。なお、コーキングの上に塗料を塗布した試料11は、コーキング形成後の加温温度がコーキング材の軟化点よりも高い温度であったため、コーキングが溶融し、ビード形状を形成せず、防水部としての機能を有さなかった。
以上に本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、特許請求の範囲に記載の発明の範囲において種々の変形態を取り得る。
以上説明したように、本発明によれば、建材との密着性、切断性に優れ、オイル等の滲みによる汚れのないコーキングを実部に有する建材及びその製造方法を提供することができる。

Claims (11)

  1. 実部にビード状に形成されたコーキングを有する建材であって、
    上記コーキングは塗膜により被覆されている
    ことを特徴とする建材。
  2. 前記コーキングは、スチレン系ブロック共重合樹脂、オレフィン系樹脂と粘着性樹脂の混合物のいずれかを含む
    ことを特徴とする請求項1に記載の建材。
  3. 前記コーキングは、発泡した状態で形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の建材。
  4. 前記塗膜は、アクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、微粒シリカの少なくともいずれかにより形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の建材。
  5. 前記コーキングは、アクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、微粒シリカの少なくともいずれかにより形成された塗膜の表面に形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の建材。
  6. コーキング材を軟化点以上に加温する工程と、
    建材の実部に、加温させた上記コーキング材を塗布し、ビード状のコーキングを形成する工程と、
    上記コーキングの上に塗料を塗布する工程とを備える
    ことを特徴とする建材の製造方法。
  7. 前記コーキング材として、スチレン系ブロック共重合樹脂を含む原料、オレフィン系樹脂と粘着性樹脂の混合物を含む原料のいずれかを使用する
    ことを特徴とする請求項6に記載の建材の製造方法。
  8. 前記コーキング材を加温する工程において、該コーキング材を加温するとともに不活性ガスで発泡させる
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の建材の製造方法。
  9. 前記塗料として、アクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、微粒シリカの少なくともいずれかを主成分とする塗料を用いる
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の建材の製造方法。
  10. 前記コーキングを、アクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコン樹脂、フッ素樹脂、アルキッド樹脂、ウレタン樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、微粒シリカの少なくともいずれかを主成分とする塗料により塗装された実部の表面に形成する
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の建材の製造方法。
  11. 形成した前記コーキングを軟化点以下で加温する
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の建材の製造方法。
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