JP2015160096A - 補助便座 - Google Patents

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Abstract

【課題】幼児の好みに応じて、跨るように着座したり座るような姿勢で着座したりすることのできる補助便座を提供する。【解決手段】補助便座10の補助便座本体20は略長環状に形成される。補助便座本体20の座面21は、略平坦に形成される。補助便座本体20の前後の内縁には、幼児の排尿の飛散を防止する飛散防止部21cが形成される。前側飛散防止部21c1は、後側飛散防止部21c2よりも大きく形成されている。そして、補助便座本体20の下面には、前後それぞれ二箇所ずつに当接固定部40が設けられている。当接固定部40により、補助便座10は大人用の洋式便器の便座の裏面と当接可能にされるとともに固定される。当接固定部40は、固定位置調節手段60により便座への取り付けの際に位置調節される。【選択図】 図1

Description

本発明は、幼児用の補助便座に関し、さらに詳細には、洋式便器の便座に取り付け可能な補助便座である。
住居等に一般的に設置される便器は、幼児に対して大きく形成されているので、幼児は使用することができない。このため、従来から、幼児が排泄する際にはおまるが使用されてきた。また、現在においては、洋式便器が普及している。よって、この洋式便器を幼児が使用できるように、洋式便器の便座に取り付ける補助便座が利用されている。洋式便器の便座は種々の形や大きさのものがある。このため、補助便座には、洋式便器の便座に固定できるように、調節可能な固定手段を備えている。
例えば、特許文献1に開示される幼児用の補助便座には、後部下方に突出して、洋式便器の便座の下面に当接可能な第三脚部が固設されている。一方、補助便座の下面前方には、洋式便器の便座の内縁と当接して固定する固定手段となる調節可能に形成された脚部が設けられている。そして、補助便座の座面の前方には、幼児が使用時に把持することができるハンドルが形成されている。
実用新案登録第3125037号公報
特許文献1に開示される補助便座を使用する際は、幼児は補助便座に跨って座ることとなる。このとき、幼児の両足は、洋式便器の便座も跨ることとなるので、幼児は両足を大きく開いて補助便座に座らなければならない。このように両足を大きく開いて座ることで上手く排泄ができなかったり、補助便座に座るのを嫌ったりする幼児も存在し、そのような幼児に対しては補助便座を使用することが困難である。また、跨って座る補助便座に座る際に、幼児はズボンや下着をすべて脱いで座ることとなり、手間が掛かることになった。
本発明に係る補助便座は、略長環状に形成され、長手方向の座面を略平坦にして形成される補助便座本体と、前記座面の前方にのみ設けられるハンドルと、前記補助便座本体の下面に形成され、大人用便器に載置した際に前記大人用便器の便座面と当接して前記補助便座本体を支持する支持部と、前記補助便座本体の下面に前後に二箇所ずつ設けられ、前記大人用便座の内縁と当接可能に上下方向に長尺棒状に形成される棒状部と、前記大人用便座の下面と当接可能に前記棒状部の下端側から突出する当接部と、を有する棒状当接部材と、各前記棒状当接部材を移動させて、各前記棒状当接部材の固定位置を調節可能に形成される固定位置調節手段と、を有するように形成した。
また、各前記固定位置調節手段は、前記棒状当接部材の上端側に固設される歯車部と、前記歯車部の上方に設けられ、前記補助便座本体の下面と当接するとともに、前記棒状当接部材を軸心回りに回転自在かつ上下方向にガイドするガイド部材と、前記ガイド部材と前記歯車部を離間させる方向に付勢する弾性部材と、前記補助便座本体の下面に固設され、前記棒状当接部材を移動方向にガイドするガイド孔を有するとともに、前記歯車部と当接して前記棒状当接部材の下方への移動を規制する平板状に形成されたカバー部と、前記カバー部の上面に形成され、前記歯車部と係脱可能に歯合するよう前記棒状当接部材の移動方向にラック状に前記歯車部の両側に形成された歯合部と、を有するようにした。
また、前記歯合部における歯の上端は、傾斜して形成されるようにした。
また、前記補助便座本体の上面における前後の内縁部には、外側に凸湾曲したドーム状に形成される飛散防止部が設けられ、前側の前記飛散防止部は、側面視における高さが後側の前記飛散防止部よりも高くした。
本発明の補助便座は、座面の前方にハンドルを設けるとともに、長手方向の座面を略平坦に形成した。そして、大人用の便器である洋式便器の便座に補助便座を固定する棒状当接部材を、前後に二箇所ずつ設けた。そして、この棒状当接部材は、固定位置調節手段により移動して固定できるようにした。これにより、本発明に係る補助便座は、従来通りハンドルがある前方を前向きとして大人用の洋式便器の便座に取り付けることができるとともに、ハンドルがある側を後側にしても大人用の洋式便器の便座に取り付けることができる。
そして、ハンドルがある前方を前向きとして大人用の洋式便器の便座に取り付けた場合には、従来通り、幼児は補助便座に跨るようにして着座することができる。一方、ハンドルがある側を後側にして大人用の洋式便器の便座に取り付けた場合には、幼児は両足を揃えて椅子に座るような姿勢で着座することができ、ズボンや下着をすべて脱ぐ必要がない。このように、補助便座に跨って着座することもできるし、椅子に座るようにして着座することができるので、幼児の好みによって着座姿勢を選択することができ、排泄の際に幼児がぐずることを軽減することができる。よって、幼児の成長を促進するとともに、幼児を世話する保護者の育児負担を軽減することができる。
また、固定位置調節手段は、棒状当接部材に設けた歯車部と、歯車部と歯合して、棒状当接部材の移動方向にラック状に形成された歯合部を歯車部の両側に設けた。そして、棒状当接部材は下方に向けて付勢するように形成した。これにより、棒状当接部材は、棒状当接部材を上方に押し込むことにより移動させることができる。そして、棒状当接部材から手を離せば、棒状当接部材を固定することができる。よって、固定位置調節手段を簡単な構成で形成することができるとともに、補助便座を前向き又は後ろ向きのいずれの向きに便座に取り付ける場合であっても、棒状当接部材の固定操作が同一となり、補助便座の便座への取り付けが容易となる。
また、歯合部の歯の上端を傾斜して形成した。これにより、棒状当接部材を押し込む手を離した場合に、歯車部の歯がスムーズに歯合部の歯の間に導かれるので、棒状当接部材を確実に固定することができる。
また、略長環状に形成される補助便座本体の前後の内縁部に、排尿の飛散を防止する飛散防止部を設けた。そして、前側の飛散防止部の高さを、後側の飛散防止部の高さより高く形成した。これにより、補助便座を前向きにして跨って座ることが多い男児の場合には確実に排尿の飛散が防止されるとともに、補助便座を後ろ向きにして座って排泄をすることが多い女児の場合には、着座姿勢を阻害せずに排尿の飛散を十分に防止できる。
本発明に係る補助便座の前方斜視図である。 本発明に係る補助便座の下方斜視図である。 本発明に係る補助便座の側面図である。 本発明に係る補助便座の下面図である。 本発明に係る補助便座の図4におけるV−V断面図であり、棒状当接部材の動作を示す図である。(a)は棒状当接部材が固定されている状態を示し、(b)は棒状当接部材が移動可能な状態を示す。 本発明に係る補助便座を大人用便座に取り付けた状態を示す下面図である。 本発明に係る補助便座を大人用便座に取り付けた状態を示す側面図で、(a)は補助便座のハンドルを前に向けて取り付けた状態を示し、(b)は補助便座のハンドルを後に向けて取り付けた状態を示す。 本発明に係る補助便座をおまるとして使用した場合の外観斜視図である。
本発明に係る補助便座10の実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
図1は補助便座10の左側上方の斜視図である。なお、以下の説明においては、ハンドル部30側を前方向とし、反対方向を後方向とする。また、座面21側を上方向、その反対側を下方向とする。そして、ハンドル部30を前にして着座したときの右手側を右方向、左手側を左方向とする。なお、補助便座10では、ねじ、ばね等を除く全体の部材が樹脂の射出成型により形成されている。
図1において、補助便座10は、座面21を有する補助便座本体20を有している。また、補助便座本体20の前方上面には、ハンドル部30を立設している。補助便座10は、ハンドル部30を前側にして大人用の洋式便器の便座に取り付けた場合には、ハンドル部30を把持して跨るようにして着座することができる。また、ハンドル部30を後側にして大人用の洋式便器の便座に取り付けた場合には、足を大きく開くことなく、座るような姿勢で着座することができる。
補助便座本体20の下面には、下方に向けて立設する棒状当接部材41を有する当接固定部40が、前後二箇所ずつ、合計四箇所に設けられている。当接固定部40は、棒状当接部材41を前後方向に移動させて固定位置を調節する固定位置調節手段60(図2参照)により棒状当接部材41が補助便座本体20に取り付けられている。そして、補助便座本体20は、前後に長い略長環状に形成されている。補助便座本体20の上面には座面21が形成されている。座面21の右側及び左側における長手方向に形成される臀部支持座面21aは、略平坦に形成されている。各臀部支持座面21aの外縁部は、中央部分が内側に向けて窪むようにして湾曲して形成されている。そして、左右の臀部支持座面21aと後方で連続して接続する後部座面21bも、略平坦に形成されている。
補助便座本体20の内縁の前後それぞれには、排尿時の飛散を防止する飛散防止部21cが形成されている。前方に形成される前側飛散防止部21c1は、半球のドームを1/3程度にカットするようにして、前方外側に凸状に湾曲して形成されている。後方に形成される後側飛散防止部21c2も、同様に半球のドームを1/3程度にカットするようにして、後方外側に凸状に湾曲して形成されている。前側飛散防止部21c1の幅及び高さは、後側飛散防止部21c2の幅及び高さよりも大きく形成されている。
補助便座本体20の座面21の前方には、ハンドル部30が立設する。ハンドル部30は、座面21の前方に立設するハンドル支持部31と、このハンドル支持部31上部に円環状に形成されるハンドル部材32と、が設けられている。補助便座本体20の外周には、大人用の洋式便器の座面に取り付けの際に傷を付けないように、外周ガード22が形成されている。
次に、図2に基づいて説明する。図2は下方斜視図である。補助便座本体20の内縁には、内縁の長円形に倣うようにして下方に向けて筒状に立設する排尿ガード23が形成されている。排尿ガード23により、排泄物がガイドされるとともに、排泄物が周囲に飛散することを防止している。
補助便座本体20の下面には、前後二箇所ずつ合計四箇所に支持脚部50が設けられている。支持脚部50は、大人用の洋式便器の座面に補助便座10を取り付けた際に、大人用の洋式便器の座面と当接して補助便座10を支持する。支持脚部50には、補助便座本体20の下面から下方に向けて突出する脚部ベース51の外周段部に、外形を円錐台形状とする脚部部材52が形成されている。脚部部材52の下方の外周から突出する接続部52aは、外周ガード22と脚部部材52とを接続して、これらを一体的に形成する。すなわち、脚部部材52、外周ガード22及び接続部52aは、補助便座本体20よりも硬度の低い材料にて、補助便座本体20とともに二色成形(ダブルモールド)により形成される。
補助便座本体20の下面には、前述の通り、前後二箇所ずつ合計四箇所に当接固定部40が設けられている。図2における補助便座10の後方左側の当接固定部40についての分解斜視図に示すように、当接固定部40は、棒状当接部材41と固定位置調節手段60とで構成し、固定位置調節手段60は、歯合部42cを有するカバー部材42と、連結支持部材43と、ガイド部材44と、弾性部材である圧縮コイルばね45と、で構成している。この当接固定部40は、補助便座本体20の下面から下方に向けて立設する固定取付部46により補助便座本体20に取り付けられる。なお、当接固定部40の構造は後述する。また、補助便座本体20の下面には、放射状に複数のリブ24が形成され、補助便座本体20が補強されている。
図3は補助便座10を側面から見た図である。使用時に幼児の臀部が着座する臀部支持座面21aは、略平坦に形成されるが、微視的には、前後方向の略中央付近が前後の端部よりも低くなるように緩やかに下方に向けて湾曲している。これにより、着座時に幼児の臀部をフィットさせることができる。また、前側飛散防止部21c1の高さは、後側飛散防止部21c2の高さよりも高く形成されている。前側飛散防止部21c1の高さは、後側飛散防止部21c2の高さの約二倍程度に形成されている。
このように前後の飛散防止部21cは高さが異なるが、前側飛散防止部21c1及び後側飛散防止部21c2共に、排尿時の飛散防止の機能を有する。しかしながら、男児はハンドル部30を把持して跨って着座することを好むので、大きめの前側飛散防止部21c1がより効果的である。一方、椅子に座るような姿勢で座ることを好むのは女児に多いので、前側飛散防止部21c1よりも小さい後側飛散防止部21c2としても飛散防止には十分であるとともに、椅子に座るような姿勢の場合には幼児の股部分に後側飛散防止部21c2が位置するので、後側飛散防止部21c2はできるだけ小さい方が邪魔にならない。
図4は補助便座10を下面から見た図である。補助便座本体20の外形は、前後に長い略長環状に形成されている。補助便座本体20の外形は、中央付近が内側に向けて湾曲して形成されている。よって、補助便座本体20の前側及び後側の外形は、左右に張り出し、前後及び左右が略対称に形成されている。ゆえに、補助便座本体20は前後どちら側を向いても座り易い。また、前述の通り、当接固定部40及び支持脚部50は、前後二箇所ずつ合計四箇所に設けられている。当接固定部40は、固定位置調節手段60を有している。当接固定部40は、固定位置調節手段60により、棒状当接部材41を前後に移動させて調節して固定できるように形成されている。
次に、図5(a)及び(b)により当接固定部40の構造及び動作を詳細に説明する。図5(a)及び(b)は図4のV−V断面図である。図5(a)は棒状当接部材41が固定されている状態を示し、図5(b)は棒状当接部材41が移動可能な状態を示す。補助便座本体20の下方に向けて設けられる棒状当接部材41は、縦断面を略L字状に形成されている。棒状当接部材41は、下方に向けて長尺棒状に伸びる棒状部41aと、棒状部41aの下端から横方向に突出する当接部41bが形成されている。図4に示すように、当接部41bの平面視における外形は、棒状部41aの外方向に位置する大径円と、棒状部41aと同心に位置する小径円を接線で接続した形状に形成されている。そして、大径円の部分には、平面視矩形の窪みが設けられている。また、図5に示すように、棒状部41aは、上下に貫通する貫通孔41a1が形成されている。貫通孔41a1の上下方向中間位置には、環状段部41a2が形成されている。
一方、連結支持部材43は、外形を横断面円形に形成される軸部43aと、平歯車状に形成された歯車部43bとが一体として形成されている。軸部43aは、棒状当接部材41の棒状部41a内に嵌め込まれている。軸部43aは、先端側を小径部43a1として形成され、基端側(換言すれば歯車部43b側)を大径部43a2として形成されている。軸部43aの大径部43a2は、基端側に向かって漸次大径化するテーパー状に形成されている。よって、軸部43aの大径部43a2は棒状部41aの基端側の貫通孔41a1にくさび効果により強固に嵌入される。そして、連結支持部材43は、棒状当接部材41の棒状部41aの端部が歯車部43bに当接するように固定されている。このようにして、棒状当接部材41と連結支持部材43は一体的に組み合わされている。
連結支持部材43の上方には、ガイド部材44が設けられている。ガイド部材44には、円盤状に形成されるベースプレート44aと、ベースプレート44aから下方に向けて伸びるガイド部44bとが形成されている。ベースプレート44aの上面は、補助便座本体20の下面に形成された前後に二本伸びるレール状に突出するレール部48と当接し、ガイド部材44が平行に移動できるように形成されている。また、ガイド部44bは、断面形状を円形とする棒状体とされる。そして、ガイド部44bは、連結支持部材43の軸部43aに形成された孔部43a3に摺動自在に挿入されている。よって、棒状当接部材41はガイド部材44により上下方向に移動自在にガイドされている。
また、棒状当接部材41は、ガイド部44bの軸心回りに回転自在に支持されている。そして、ガイド部材44のベースプレート44aと、連結支持部材43の歯車部43bとの間には、ガイド部44bの外周に巻回されるようにして、弾性部材である圧縮コイルばね45が設けられている。圧縮コイルばね45により、ガイド部材44と棒状当接部材41とは離間する方向に付勢されている。なお、棒状当接部材41の当接部41bの下面を除く外面には、大人用の洋式便器の便座の内縁と当接した際に洋式便器の便座を傷つけないように軟質の樹脂被覆47が被せられている。
また、補助便座本体20の下面からは、前後に長い略長方形の筒状に形成された固定取付部46が形成されている。そして、この固定取付部46には、カバー部材42がねじ固定されている。カバー部材42には、平板状のカバー部42aが形成されている。平板状のカバー部42aには、前後に長いガイド孔部42bが形成されている。ガイド孔部42bには、棒状当接部材41の棒状部41aが挿通されている。ガイド孔部42bにより、棒状当接部材41は移動方向となる前後方向にガイドされている。そして、カバー部42aの上面と、歯車部43bの下面とが当接して、棒状当接部材41の下方への移動が規制されている。
カバー部42aの上面には、左右両側前後に亘って、ラック状に形成された歯合部42cが形成されている。左右の歯合部42cは、それぞれの歯が対向するように設けられている。歯合部42cの各歯の上端には両側に傾斜部42c1が形成されている。傾斜部42c1は、歯合部42cの各歯の先端が鋭角をなす向きに傾斜される。また、歯合部42cの上端とベースプレート44aの下面とは、所定の間隙Sが形成されている。そして、歯合部42cの歯は、歯車部43bの歯と歯合する。これにより、図5(a)に示す状態においては、歯車部43bの両側で歯合部42cと歯車部43bが歯合しているので、棒状当接部材41は、前後移動及びガイド部44bの軸心回りの回転運動が規制される。
一方、間隙Sは歯車部43bの厚みより僅かに大きく、歯車部43bと歯合部42cとの歯合が解除できる程度の間隙として形成されている。よって、図5(b)に示すように、歯車部43bが間隙Sに位置しているときは、歯車部43bと歯合部42cとの歯合が解除されている。この場合、棒状当接部材41はガイド孔部42bに沿って前後に移動可能、かつ、ガイド部44bの軸心回りに回転可能である。さらに、歯車部43bと歯合部42cの歯合が解除された状態から歯合する状態に移行するとき、歯車部43bの歯は、歯合部42cの傾斜部42c1によりガイドされるので、歯車部43bは歯合部42cとスムーズに歯合する。なお、傾斜部42c1は、本実施形態の形状のほか、外側に湾曲させる、片側のみ設ける等に形成することができる。以上の構成による固定位置調節手段60によれば、棒状当接部材41を圧縮コイルばね45の付勢力に抗して押し込むことにより、棒状当接部材41を前後方向への移動と回転操作をすることができる。そして、棒状当接部材41の押し込みを解除すれば、棒状当接部材41の位置を固定できると共に当接部41bの向きも固定できる。
次に、補助便座10の大人用の洋式便器への取り付けについて説明する。補助便座10の大人用の洋式便器への取り付けは、図2に示す前側二箇所の棒状当接部材41の棒状部41aFと当接部41bF及び後側二箇所の棒状当接部材41の棒状部41aRと当接部41bRの位置を調節して取り付ける。以下、図6及び図7(a)、(b)により、補助便座10の大人用の洋式便器100への取り付けを説明する。図6及び図7(a)は、補助便座10の前方を大人用の洋式便器100の前方に向けて便座110に取り付けた状態の図である。
補助便座10を前方に向けた取り付けは、先ず、四箇所すべての棒状当接部材41を、補助便座10の後方限まで移動させておく。このとき、前側二箇所の当接部41bFは、便座110の開口部と干渉しないように内側に向けておく。また、後側二箇所の棒状当接部材41の当接部41bRは、便座110の下面と当接可能となるように回転させて調節しておく。またこのとき、後側二箇所の棒状部41aRは、便座110の内縁に当接させておく。
この状態で、便座110の開口部に後側二箇所の当接部41bRを挿入し、便座110上に補助便座10を載置する。その後、前側二箇所の棒状部41aFを前方に移動させて便座110の内縁に当接させる。このようにして補助便座10を設置すれば、後側の棒状当接部材41の当接部41bRが便座110の下面と当接可能な状態となるので、補助便座10の転倒が防止される。また、前側の棒状部41aFを便座110の内縁と当接させることにより、補助便座10は便座110に固定される。なお、便座110の形状によっては、さらに前後の棒状部41aF、41aRを移動させて調節することにより、補助便座10を固定することができる。
また、図7(b)のように、補助便座10の後方を洋式便器100の前方側に向けて(換言すれば、ハンドル部30が洋式便器100の後側に位置するように)洋式便器100の便座110に載置する場合には、前側の当接部41bFが便座110に対して後側になるので、この前側の当接部41bFを便座110の下面と当接可能となるよう回転して調節する。そして、後側の棒状部41aRを便座110の開口部内縁と当接するように前方に移動させる。このようにして、補助便座10を洋式便器100の便座110に載置する。
このようにして補助便座10は、ハンドル部30を洋式便器100に対して前方に向けて設置することもできるし、後方に向けて設置することもできる。そして、図7(a)に示すようにハンドル部30を前方に向けて設置した場合には、幼児はハンドルを把持して補助便座10に跨るようにして着座できる。このとき洋式便器100の便座110は、図6に示したように前方に障害物がなく、ハンドル部30を跨ぐようにしておまるに近い感覚で洋式便器100を使用できる。一方、図7(b)に示すように、ハンドル部30を後方に向けて設置した場合には、幼児は足をほぼ揃えるようにして、椅子に座る姿勢で補助便座10に着座できる。このように、幼児の好みに応じて、補助便座10は着座姿勢を選択することができる。
また、図8は、補助便座10の下側に便器桶200を取り付けて、おまるとして使用する場合を示す。便器桶200の外周形状は、平面視において補助便座本体20の外形と略同一となるように形成されている。補助便座10の補助便座本体20の開口部には、蓋70を取り付けることができる。おまるとして使用する場合も、補助便座10の外形を前後及び左右に略対称としているため、ハンドル部30を把持して補助便座10に跨って着座することもできるし、ハンドル部30を背中側にして座るように着座することもできる。なお、おまるとして使用する際には、左右の臀部支持座面21aにおける外縁部が内側に窪んでいるので、跨るようにして着座した際に、幼児の両足と補助便座10とが干渉し難く、着座しやすいものとなっている。
以上の通り、本発明に係る補助便座10は、ハンドル部30を把持して跨るようにして着座することもできるし、ハンドル部30を背中側にすれば椅子に座るような姿勢で着座することもできる。よって、幼児の好みに応じで着座姿勢を選択することができる。そして、補助便座10の大人用の便座110への取り付けは、跨る姿勢でも着座する姿勢でも棒状当接部材41を同じように調節操作して取り付けることができるので、容易に着座姿勢を選択することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の範囲内において適宜変更を加えることが可能である。例えば、棒状当接部材41を付勢する弾性体として、本実施形態においては圧縮コイルばね45を用いたが、板バネ等の他の弾性体としてもよい。また、本実施例においては、棒状当接部材41を前後に移動させて固定することができるように形成したが、便座110の開口部の形状に合わせて、左右に移動可能とさせたり、斜め方向に移動可能とさせたりすることができる。
10 補助便座
20 補助便座本体
21 座面 21a 臀部支持座面
21b 後部座面 21c 飛散防止部
21c1 前側飛散防止部 21c2 後側飛散防止部
21d 隆起部 22 外周ガード
23 排尿ガード 24 リブ
30 ハンドル部
31 ハンドル支持部 32 ハンドル部材
40 当接固定部
41 棒状当接部材 41a 棒状部
41a1 貫通孔 41a2 環状段部
41b 当接部 42 カバー部材
42a カバー部 42b ガイド孔部
42c 歯合部 42c1 傾斜部
43 連結支持部材 43a 軸部
43a1 小径部 43a2 大径部
43a3 孔部 43b 歯車部
44 ガイド部材 44a ベースプレート
44b ガイド部 45 圧縮コイルばね
46 固定取付部 47 樹脂被覆
48 レール部
50 支持脚部
51 脚部ベース 52 脚部部材
52a 接続部
60 固定位置調節手段
70 蓋
100 洋式便器 110 便座
200 便器桶

Claims (4)

  1. 略長環状に形成され、長手方向の座面を略平坦にして形成される補助便座本体と、
    前記座面の前方にのみ設けられるハンドルと、
    前記補助便座本体の下面に形成され、大人用便器に載置した際に前記大人用便器の便座面と当接して前記補助便座本体を支持する支持部と、
    前記補助便座本体の下面に前後に二箇所ずつ設けられ、前記大人用便器の便座の内縁と当接可能に上下方向に長尺棒状に形成される棒状部と、前記大人用便器の便座の下面と当接可能に前記棒状部の下端側から突出する当接部と、を有する棒状当接部材と、
    各前記棒状当接部材を移動させて、各前記棒状当接部材の固定位置を調節可能に形成される四個の固定位置調節手段と、
    を有することを特徴とする補助便座。
  2. 各前記固定位置調節手段は、
    前記棒状当接部材の上端側に固設される歯車部と、
    前記歯車部の上方に設けられ、前記補助便座本体の下面と当接するとともに、前記棒状当接部材を軸心回りに回転自在かつ上下方向にガイドするガイド部材と、
    前記ガイド部材と前記歯車部を離間させる方向に付勢する弾性部材と、
    前記補助便座本体の下面に固設され、前記棒状当接部材を移動方向にガイドするガイド孔を有するとともに、前記歯車部と当接して前記棒状当接部材の下方への移動を規制する平板状に形成されたカバー部材と、
    前記カバー部材の上面に形成され、前記歯車部と係脱可能に歯合するよう前記棒状当接部材の移動方向にラック状に前記歯車部の両側に形成された歯合部と、を有することを特徴とする請求項1記載の補助便座。
  3. 前記歯合部における歯の上端が傾斜して形成されていることを特徴とする請求項2に記載の補助便座。
  4. 前記補助便座本体の上面における前後の内縁部には、外側に凸湾曲したドーム状に形成される飛散防止部が設けられ、前側の前記飛散防止部は、側面視における高さが後側の前記飛散防止部よりも高いことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか記載の補助便座。
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