JP2015160072A - 交直両用電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】交流電源回路の半導体素子等が故障してもバッテリーの端子に交流電源の電圧が印加されることがなく安全な交直両用電気掃除機を提供する。
【解決手段】吸引用のユニバーサルモータと、ユニバーサルモータを駆動するためのバッテリーと、外部の交流電源に接続されたとき、ユニバーサルモータの駆動およびバッテリーの充電のための電力を供給するAC給電部と、バッテリーの出力電圧をスイッチングし、ユニバーサルモータに供給するDC−DCコンバータと、交流電源でユニバーサルモータを駆動するときはスイッチングを停止し、バッテリーでユニバーサルモータを駆動するときはスイッチングを行うスイッチング制御部とを備え、DC−DCコンバータはAC受電部とバッテリーとを絶縁する絶縁型DC−DCコンバータである交直両用電気掃除機
【選択図】図1
【解決手段】吸引用のユニバーサルモータと、ユニバーサルモータを駆動するためのバッテリーと、外部の交流電源に接続されたとき、ユニバーサルモータの駆動およびバッテリーの充電のための電力を供給するAC給電部と、バッテリーの出力電圧をスイッチングし、ユニバーサルモータに供給するDC−DCコンバータと、交流電源でユニバーサルモータを駆動するときはスイッチングを停止し、バッテリーでユニバーサルモータを駆動するときはスイッチングを行うスイッチング制御部とを備え、DC−DCコンバータはAC受電部とバッテリーとを絶縁する絶縁型DC−DCコンバータである交直両用電気掃除機
【選択図】図1
Description
この発明は、交直両用電気掃除機に関し、より詳細にはユニバーサルモータを電池または交流電源で駆動するコードレス型電気掃除機に関する。
交流電源に代えてバッテリー、特に2次電池を電源とするコードレス掃除機が知られている。コードレス掃除機は、商用交流電源が供給されない屋外での使用や屋内であってもACコンセントから遠い場所での使用が可能なアドレスフリーな掃除機である。また、待機中に充電しておけば清掃時は電源コードの取り回しを気にせずユーザーが手軽に使用できるという利点がある。特に近年、2次電池等バッテリーの性能向上に伴ってコードレス掃除機が普及しつつある。
コードレス掃除機は、あらかじめ充電された2次電池等バッテリーに蓄えられた電力を用いて掃除を行う。ただし、電池の容量は有限である。また、2次電池は繰り返し充電可能であるが、充電回数には限りがある。
コードレス掃除機は、あらかじめ充電された2次電池等バッテリーに蓄えられた電力を用いて掃除を行う。ただし、電池の容量は有限である。また、2次電池は繰り返し充電可能であるが、充電回数には限りがある。
そこで、交流電源および電池を用いた場合のいずれでも動作できる電気掃除機が提案されている(例えば特許文献1参照)。交流電源により電源を供給している場合は、2次電池の電圧がコンバータ手段により昇圧されているか否かにかかわらず、交流電源からの電圧が高くなるように構成し、交流電源により電動送風機を駆動する。交流電源により電源が供給されていない場合には、反対に、2次電池からの電圧が優先して、2次電池により電動送風機を駆動する。
また、コードレス掃除機の吸引力を向上させるために、電源コードが商用電源に接続されている場合には商用電源を電動送風機の電源として使用するとともに、蓄電池を電動送風機以外の電源として使用するものが提案されている(例えば特許文献2参照)。
また、コードレス掃除機の吸引力を向上させるために、電源コードが商用電源に接続されている場合には商用電源を電動送風機の電源として使用するとともに、蓄電池を電動送風機以外の電源として使用するものが提案されている(例えば特許文献2参照)。
しかしながら、バッテリーが電源回路に接続されたまま交流電源を接続する構成には不十分な部分がある。例えば、電源回路の半導体素子の故障により、バッテリーの端子に交流電源の電圧が印加されることが有り得る。バッテリーにリチウムイオン電池を採用している場合には、液漏れ等の支障をきたす虞がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、交直両用電気掃除機において交流を電源として電動送風機を駆動する場合に、交流電源回路の半導体素子等が故障してもバッテリーの端子に交流電源の電圧が印加されることのない、安全な交直両用電気掃除機を提供するものである。
この発明は、吸引用のユニバーサルモータと、前記ユニバーサルモータを駆動するためのバッテリーと、外部の交流電源に接続されたとき、前記ユニバーサルモータの駆動および前記バッテリーの充電のための電力を供給するAC給電部と、前記バッテリーの出力電圧をスイッチングし、前記ユニバーサルモータに供給するDC−DCコンバータと、交流電源で前記ユニバーサルモータを駆動するときはスイッチングを停止し、前記バッテリーで前記ユニバーサルモータを駆動するときはスイッチングを行うスイッチング制御部とを備え、前記DC−DCコンバータは前記AC受電部と前記バッテリーとを絶縁する絶縁型DC−DCコンバータであることを特徴とする交直両用電気掃除機を提供する。
この発明において、DC−DCコンバータはAC受電部とバッテリーとを絶縁する絶縁型DC−DCコンバータであるので、交流電源回路の半導体素子等が故障してもバッテリーの端子に交流電源の電圧が印加されることがなく安全である。
以下、図面を用いてこの発明をさらに詳述する。なお、以下の説明は、すべての点で例示であって、この発明を限定するものと解されるべきではない。
(参考回路例)
この発明の実施形態を説明する前に、ユニバーサルモータを用いたコードレス掃除機の回路構成の一例を参考例として挙げ説明しておく。これによって、この発明の特徴がよりよく理解できるであろう。
(参考回路例)
この発明の実施形態を説明する前に、ユニバーサルモータを用いたコードレス掃除機の回路構成の一例を参考例として挙げ説明しておく。これによって、この発明の特徴がよりよく理解できるであろう。
≪参考回路例の構成≫
図21は、参考例としてのコードレス掃除機用モータ駆動回路の構成を示す回路図である。コードレス掃除機にユニバーサルモータを用いる場合の非絶縁昇圧回路と一般的なモータ駆動回路を組み合わせた一例を示している。
図21で、掃除機60はユニバーサルモータ70を備える。ユニバーサルモータ70は、空気と共に塵埃を吸込むための気流を発生させる。一般にユニバーサルモータは交流電源に直結しても直流電源に直結しても同じ方向に回転する。図21の場合、ユニバーサルモータ70はバッテリー61の出力電圧を昇圧する後述の昇圧DC−DCコンバータに接続されており、直流電源で駆動される。
バッテリー61は、ユニバーサルモータ70をはじめマイクロコンピュータ62や他の素子の電源である。
マイクロコンピュータ62、チョークコイルL65、昇圧スイッチング用のFET66、保護抵抗R78、平滑ダイオードD82および平滑コンデンサC84は、非絶縁型の昇圧DC−DCコンバータを構成する。
図21は、参考例としてのコードレス掃除機用モータ駆動回路の構成を示す回路図である。コードレス掃除機にユニバーサルモータを用いる場合の非絶縁昇圧回路と一般的なモータ駆動回路を組み合わせた一例を示している。
図21で、掃除機60はユニバーサルモータ70を備える。ユニバーサルモータ70は、空気と共に塵埃を吸込むための気流を発生させる。一般にユニバーサルモータは交流電源に直結しても直流電源に直結しても同じ方向に回転する。図21の場合、ユニバーサルモータ70はバッテリー61の出力電圧を昇圧する後述の昇圧DC−DCコンバータに接続されており、直流電源で駆動される。
バッテリー61は、ユニバーサルモータ70をはじめマイクロコンピュータ62や他の素子の電源である。
マイクロコンピュータ62、チョークコイルL65、昇圧スイッチング用のFET66、保護抵抗R78、平滑ダイオードD82および平滑コンデンサC84は、非絶縁型の昇圧DC−DCコンバータを構成する。
マイクロコンピュータ62は、マイクロプロセッサ(MPU)を中心に処理プログラムを格納するROM、ワークエリアを提供するRAM、入出力信号を扱うI/Oポート等を含んで構成される。さらに前記ROMは、後述するサイン波変調テーブルを格納する。
前記DC−DCコンバータは、バッテリー61の直流電圧を昇圧してユニバーサルモータ70に印加する。商用AC電源の電圧に比べてバッテリー61の電圧は低いので、AC駆動用に設計されたユニバーサルモータ70を効率よく駆動するための昇圧回路である。
前記DC−DCコンバータは、バッテリー61の直流電圧を昇圧してユニバーサルモータ70に印加する。商用AC電源の電圧に比べてバッテリー61の電圧は低いので、AC駆動用に設計されたユニバーサルモータ70を効率よく駆動するための昇圧回路である。
しかし、バッテリー61の直流電圧を昇圧してユニバーサルモータ70に印加した場合、商用AC電源を全波整流してユニバーサルモータ70の端子に印加する場合に比べて、整流ブラシ(以下、単にブラシという)の劣化が激しくモータの寿命が短い。
そこで、図21に示す回路ではユニバーサルモータ70と直列にモータ駆動用のFET71を接続し、全波整流されたサイン波状にモータ駆動のFET71のデューティ比を変化させるようにしている。このようにすれば、ユニバーサルモータ70に印加する平均電圧がAC全波整流と等価になるので、モータ電流が脈動してブラシの劣化が抑制されると考えられる。
そこで、図21に示す回路ではユニバーサルモータ70と直列にモータ駆動用のFET71を接続し、全波整流されたサイン波状にモータ駆動のFET71のデューティ比を変化させるようにしている。このようにすれば、ユニバーサルモータ70に印加する平均電圧がAC全波整流と等価になるので、モータ電流が脈動してブラシの劣化が抑制されると考えられる。
≪DC−DCコンバータ≫
ここで、DC−DCコンバータの動作を説明しておく。マイクロコンピュータ62が昇圧スイッチング用のFET66をオンすると、FET66のオン電流はチョークコイルL65を流れ、チョークコイルL65のインダクタンスの作用によりオン電流は徐々に増加する。
ここで、DC−DCコンバータの動作を説明しておく。マイクロコンピュータ62が昇圧スイッチング用のFET66をオンすると、FET66のオン電流はチョークコイルL65を流れ、チョークコイルL65のインダクタンスの作用によりオン電流は徐々に増加する。
マイクロコンピュータ62は、チョークコイルL65のコアが磁気飽和する前の予め定められた期間が経過した後に昇圧スイッチング用のFET66をオフする。FET66のオン電流が遮断されると、チョークコイルL65の両端には自己誘導作用によって高電圧が発生する。バッテリー61の電圧と自己誘導作用による誘起電圧の合計が平滑コンデンサC84の両端にかかるので、平滑コンデンサC84はバッテリー61よりも高い電圧までチャージされる。
平滑ダイオードD82は電流の逆流を阻止し、平滑コンデンサC84に溜まった電荷がチョークコイルL65の側へ逃げないようにする。
マイクロコンピュータ62は、予め定められた一定の周期でFET66のスイッチングを繰り返す。スイッチングのデューティ比は、バッテリー61の電圧が変化してもテストピンTP58の電圧、即ちDC−DCコンバータの出力電圧が予め定められた値になるようにマイクロコンピュータ12が制御する。平滑コンデンサC84の両端には電池電圧よりも高い直流電圧が表われる。
マイクロコンピュータ62は、予め定められた一定の周期でFET66のスイッチングを繰り返す。スイッチングのデューティ比は、バッテリー61の電圧が変化してもテストピンTP58の電圧、即ちDC−DCコンバータの出力電圧が予め定められた値になるようにマイクロコンピュータ12が制御する。平滑コンデンサC84の両端には電池電圧よりも高い直流電圧が表われる。
≪DC−DCコンバータ以外の部分≫
次に、DC−DCコンバータ以外の部分について説明する。
マイクロコンピュータ62には、バッテリー61からドロッパレギュレータ64を介して電源が供給される。一例では、バッテリー61の満充電時の出力電圧は30Vであり、ドロッパレギュレータ64を経て5Vに降圧されてマイクロコンピュータ62に供給される。
ユニバーサルモータ70と直列にモータ駆動用のFET71が挿入されている。FET71は、ユニバーサルモータ70に印加する直流電圧をPWM変調する。FET71は、保護抵抗R72を介してマイクロコンピュータ62の出力ポートに接続されている。マイクロコンピュータ62は、ユニバーサルモータに印加される平均電圧がサイン波状に変化するようにFET71のスイッチングを制御する。
ユニバーサルモータ70の端子間には、リカバリーダイオードD73が挿入されている。モータ駆動用のFET71がオフしたときにユニバーサルモータ70のインダクタンスの作用により端子電圧が跳ね上がるのを防止するためである。
以上が参考例の説明である。以下、この発明の実施形態であるユニバーサルモータを搭載した交直両用電気掃除機の構成を図面に基づいて説明する。
次に、DC−DCコンバータ以外の部分について説明する。
マイクロコンピュータ62には、バッテリー61からドロッパレギュレータ64を介して電源が供給される。一例では、バッテリー61の満充電時の出力電圧は30Vであり、ドロッパレギュレータ64を経て5Vに降圧されてマイクロコンピュータ62に供給される。
ユニバーサルモータ70と直列にモータ駆動用のFET71が挿入されている。FET71は、ユニバーサルモータ70に印加する直流電圧をPWM変調する。FET71は、保護抵抗R72を介してマイクロコンピュータ62の出力ポートに接続されている。マイクロコンピュータ62は、ユニバーサルモータに印加される平均電圧がサイン波状に変化するようにFET71のスイッチングを制御する。
ユニバーサルモータ70の端子間には、リカバリーダイオードD73が挿入されている。モータ駆動用のFET71がオフしたときにユニバーサルモータ70のインダクタンスの作用により端子電圧が跳ね上がるのを防止するためである。
以上が参考例の説明である。以下、この発明の実施形態であるユニバーサルモータを搭載した交直両用電気掃除機の構成を図面に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、この発明による交直両用電気掃除機用のモータ駆動回路の一例を示す回路図である。図21と対比しながら各部の構成を説明する。
≪図1の回路構成≫
図1で、ユニバーサルモータ20は、図21のユニバーサルモータ70と同様、空気と共に塵埃を吸込むための気流を発生させる。
バッテリー11は、図21のバッテリー61と同様、ユニバーサルモータ70をはじめマイクロコンピュータ62や他の素子の電源である。ただし、図21と異なり掃除機10は、コンセント45を介して外部の交流電源46に接続できる。
図1は、この発明による交直両用電気掃除機用のモータ駆動回路の一例を示す回路図である。図21と対比しながら各部の構成を説明する。
≪図1の回路構成≫
図1で、ユニバーサルモータ20は、図21のユニバーサルモータ70と同様、空気と共に塵埃を吸込むための気流を発生させる。
バッテリー11は、図21のバッテリー61と同様、ユニバーサルモータ70をはじめマイクロコンピュータ62や他の素子の電源である。ただし、図21と異なり掃除機10は、コンセント45を介して外部の交流電源46に接続できる。
掃除機10が交流電源46に接続されると、交流電源46の交流電圧はダイオードブリッジ37で全波整流され、平滑ダイオードD38および平滑コンデンサC35で平滑化された直流電圧が生成される。そして、その直流電圧はドロッパレギュレータ23により安定化された後、平滑コンデンサC36を経てマイクロコンピュータ62や他の素子に供給される。即ち、掃除機10が交流電源46に接続されたときは、交流電源46がマイクロコンピュータ62や他の素子の電源になり、バッテリー11の電力は消費されない。
図1で、マイクロコンピュータ12、ブリッジドライバ15、昇圧のためのスイッチングを行う下側のFET16および上側のFET17、それらのFETを駆動する信号ラインにそれぞれ挿入された保護抵抗R28およびR29、FET16および17とともにブリッジを構成するコンデンサC30およびC31、昇圧用のスイッチングトランス18、2次側整流用のダイオードD32およびD33ならびに平滑コンデンサC34は、絶縁型の昇圧DC−DCコンバータを構成する。
マイクロコンピュータ12は、図21のマイクロコンピュータ62と同様、MPUを中心としてROM、RAM、I/Oポート等を含んで構成される。
前記DC−DCコンバータは、バッテリー11または交流電源46から生成された直流電圧を昇圧してユニバーサルモータ20に印加する。
マイクロコンピュータ12は、図21のマイクロコンピュータ62と同様、MPUを中心としてROM、RAM、I/Oポート等を含んで構成される。
前記DC−DCコンバータは、バッテリー11または交流電源46から生成された直流電圧を昇圧してユニバーサルモータ20に印加する。
≪DC−DCコンバータ≫
マイクロコンピュータ12は、スイッチング周波数が100kHz、デューティ比が50%よりやや小さく互いに逆位相のパルス信号を出力してブリッジドライバ15を駆動する。即ち、ハーフブリッジを構成するFET16および17が同時にオンしてバッテリー11の出力を短絡させることがない範囲で、スイッチングトランス18を双方向に励磁する。
昇圧用のスイッチングトランス18は、1次側(FET16および17の側)の巻き数をN1、2次側(整流用のダイオードD32およびD33の側)の巻き数をN2とする。このときスイッチングトランス18は、1次側の巻き線に印加される電圧の1/2の大きさの電圧を巻き数比N2/N1倍に昇圧する。
一例では、上側のFET17のドレインに接続されたバッテリー11の端子電圧が24Vである。そして、スイッチングトランス18の1次側巻き数N1は7ターン、2次側巻き数N2は42ターンである。このとき、スイッチングトランス18の2次側の出力電圧は24V/2×42/7=72Vになる。
他の一例では、バッテリー11の端子電圧が30Vである。そして、スイッチングトランス18の巻き数比N2/N1=5である。このとき、スイッチングトランス18の2次側の出力電圧は30V/2×5=75Vになる。
マイクロコンピュータ12は、スイッチング周波数が100kHz、デューティ比が50%よりやや小さく互いに逆位相のパルス信号を出力してブリッジドライバ15を駆動する。即ち、ハーフブリッジを構成するFET16および17が同時にオンしてバッテリー11の出力を短絡させることがない範囲で、スイッチングトランス18を双方向に励磁する。
昇圧用のスイッチングトランス18は、1次側(FET16および17の側)の巻き数をN1、2次側(整流用のダイオードD32およびD33の側)の巻き数をN2とする。このときスイッチングトランス18は、1次側の巻き線に印加される電圧の1/2の大きさの電圧を巻き数比N2/N1倍に昇圧する。
一例では、上側のFET17のドレインに接続されたバッテリー11の端子電圧が24Vである。そして、スイッチングトランス18の1次側巻き数N1は7ターン、2次側巻き数N2は42ターンである。このとき、スイッチングトランス18の2次側の出力電圧は24V/2×42/7=72Vになる。
他の一例では、バッテリー11の端子電圧が30Vである。そして、スイッチングトランス18の巻き数比N2/N1=5である。このとき、スイッチングトランス18の2次側の出力電圧は30V/2×5=75Vになる。
1次側と2次側はスイッチングトランス18によって絶縁されている。マイクロコンピュータ12は、図示しない検出回路を用いてコンセント45が交流電源46に接続されたことを検出する。前記検出回路は、例えば、コンデンサC35にかかる電圧が予め定められた閾値と比較する回路であってもよい。前記閾値は、例えばドロッパレギュレータ23が5Vを出力可能な電圧を基準に決定されてもよい。
マイクロコンピュータ12は、前記検出回路が前記閾値を超える電圧を検出することによってコンセント45が交流電源46に接続されたことを検出した場合、ブリッジドライバ15へのパルス信号の出力をやめる。これによって、FET16および17のスイッチングが停止する。
マイクロコンピュータ12は、前記検出回路が前記閾値を超える電圧を検出することによってコンセント45が交流電源46に接続されたことを検出した場合、ブリッジドライバ15へのパルス信号の出力をやめる。これによって、FET16および17のスイッチングが停止する。
図1に示す回路構成によれば、バッテリー11に接続されたスイッチングトランス18の1次側回路は、交流電源46に接続されたスイッチングトランス18の2次側回路と絶縁されている。よって、ユーザが2次側回路の信号、例えばバッテリー11の接続端子に振れても交流電源46からの電圧で感電する虞はない。また、2次側回路のスイッチング素子であるトライアック44が破損して短絡状態に陥り、ユニバーサルモータ20の端子に交流電源46が印加された状態になったとしても、バッテリー11が接続された1次側回路は、スイッチングトランス18およびフォトカプラ40によって2次側回路と絶縁されており安全である。
≪DC−DCコンバータ以外の部分≫
次に、DC−DCコンバータ以外の部分について説明する。
マイクロコンピュータ12には、バッテリー11からドロッパレギュレータ14を介して電源が供給される。一例でバッテリー11の満充電時の出力電圧は図21と同様に30Vであり、ドロッパレギュレータ14の出力電圧は5Vである。
コンセント45が外部の交流電源46に接続されたとき、ドロッパレギュレータ23の出力電圧は5Vである。
次に、DC−DCコンバータ以外の部分について説明する。
マイクロコンピュータ12には、バッテリー11からドロッパレギュレータ14を介して電源が供給される。一例でバッテリー11の満充電時の出力電圧は図21と同様に30Vであり、ドロッパレギュレータ14の出力電圧は5Vである。
コンセント45が外部の交流電源46に接続されたとき、ドロッパレギュレータ23の出力電圧は5Vである。
ユニバーサルモータ20と直列にモータ駆動用のトライアック44が挿入されている。トライアック44は、ユニバーサルモータ20に印加する交流電圧をスイッチングする。トライアック44のゲート信号は、トランジスタ41によって駆動される。トランジスタ41は、エミッタが保護抵抗R43を介してドロッパレギュレータ23の出力に接続されている。そして、ベースがフォトカプラ40および保護抵抗R39を介してマイクロコンピュータ12の出力ポートに接続されている。
マイクロコンピュータ12が前記出力ポートをハイの状態にすると、フォトカプラ40の出力側トランジスタがオン状態になる。すると、トランジスタ41のベースが駆動されてトランジスタ41がオン状態になる。トライアック44は、ゲート信号が供給されてオン状態になる。その結果、交流電源46からユニバーサルモータ20に電圧が印加されてモータが回転する。
マイクロコンピュータ12が前記出力ポートをローの状態にすると、フォトカプラ40がオフになり、トランジスタ41がオフになり、トライアック44がオフ状態になる。その結果、交流電源46の電圧はユニバーサルモータ20に印加されなくなってモータが停止する。
マイクロコンピュータ12が前記出力ポートをローの状態にすると、フォトカプラ40がオフになり、トランジスタ41がオフになり、トライアック44がオフ状態になる。その結果、交流電源46の電圧はユニバーサルモータ20に印加されなくなってモータが停止する。
≪各部の波形≫
続いて、図1の回路における各部の動作波形の例を説明する。図1にテストピンTP51〜58を示している。
図2〜図9は、図1のテストピンTP51〜58で観測される波形の一例を模式的に示す波形図である。図2はTP51、図3はTP52、図4はTP53、図5はTP54、図6はTP55、図7はTP56、図8はTP57、図9はTP58の波形をそれぞれ示している。
続いて、図1の回路における各部の動作波形の例を説明する。図1にテストピンTP51〜58を示している。
図2〜図9は、図1のテストピンTP51〜58で観測される波形の一例を模式的に示す波形図である。図2はTP51、図3はTP52、図4はTP53、図5はTP54、図6はTP55、図7はTP56、図8はTP57、図9はTP58の波形をそれぞれ示している。
テストピンTP51およびTP52は、マイクロコンピュータ12の出力ポートであってブリッジドライバ15を駆動する信号の波形である。図1に示すテストピンTP51の波形は下側のFET16の駆動に係るものであり、図3に示すテストピンTP52の波形は上側のFET17の駆動に係る波形である。両者はオンおよびオフが略逆位相の関係にあって、デューティ比は、50%よりやや小さい。また、パルスのオン時の電圧はマイクロコンピュータ12の電源電圧の5Vに略等しいレベルである。
テストピンTP53およびTP54の波形は、FET16および17のゲート信号を示す。図4に示すテストピンTP53の波形は下側のFET16のゲート信号を示し、図5に示すテストピンTP54の波形は上側のFET17のゲート信号を示す。
テストピンTP53およびTP54の波形は、FET16および17のゲート信号を示す。図4に示すテストピンTP53の波形は下側のFET16のゲート信号を示し、図5に示すテストピンTP54の波形は上側のFET17のゲート信号を示す。
図6に示すテストピンTP55の波形は、FET16のドレイン、FET17のソースおよびスイッチングトランス18の第1端子の電圧を示す。FET16および17の両方がオフの期間を挟んで、下側のFET16と上側のFET17が交互にオンするので、テストピンTP55の電圧は設置電位とバッテリー11の出力電圧(30V)を交互にとる。
図7に示すテストピンTP56の波形は、コンデンサC30およびC31が共通接続された箇所およびスイッチングトランス18の第2端子の電圧を示す。FET16および17の相補的な高速スイッチングに比べてコンデンサC30およびC31の充放電が十分に遅い。そのため、テストピンTP56の電圧はほぼ一定している。これを中点電圧と呼んでいる。FET16とFET17のデューティ比が等しいので、テストピンTP56の電圧はバッテリー11の出力電圧の半分のレベルになる。いま、バッテリー11の出力電圧が30Vとしているので、中点電圧はその半分の15Vである。
図7に示すテストピンTP56の波形は、コンデンサC30およびC31が共通接続された箇所およびスイッチングトランス18の第2端子の電圧を示す。FET16および17の相補的な高速スイッチングに比べてコンデンサC30およびC31の充放電が十分に遅い。そのため、テストピンTP56の電圧はほぼ一定している。これを中点電圧と呼んでいる。FET16とFET17のデューティ比が等しいので、テストピンTP56の電圧はバッテリー11の出力電圧の半分のレベルになる。いま、バッテリー11の出力電圧が30Vとしているので、中点電圧はその半分の15Vである。
図8に示すテストピンTP57の波形は、スイッチングトランス18の第3端子の電圧を示す。図8で、コンセント45は交流電源46に接続されていないものとしている。
図9に示すテストピンTP58の波形は、整流用のダイオードD32およびD33のカソード端子および平滑コンデンサC34の電圧であり、また、ユニバーサルモータ20に印加される電圧を示す。テストピンTP53は、DC−DCコンバータの出力電圧でもある。
図9に示すテストピンTP58の波形は、整流用のダイオードD32およびD33のカソード端子および平滑コンデンサC34の電圧であり、また、ユニバーサルモータ20に印加される電圧を示す。テストピンTP53は、DC−DCコンバータの出力電圧でもある。
(実施の形態2)
実施の形態1で平滑コンデンサC34を外すとユニバーサルモータ20はパルス電圧で駆動されることになる。ユニバーサルモータ20をパルス電圧で駆動した場合、パルス電圧がオフするときにユニバーサルモータ20のインダクタンス成分により電圧の跳ね上がりがおこり、ブラシの部分が火花放電を起こす可能性が高い。火花放電の発生は、ブラシの劣化につながるので好ましくない。
しかし、100kHzのスイッチング周波数に対して仮に100μF以上の大容量コンデンサを平滑コンデンサC34に適用するとなれば、その容量の大きさから電界コンデンサ(ケミカルコンデンサ)を電圧リップル(脈流)の多い部分に使わざるを得なくなる。しかし、電解コンデンサを高速スイッチングによるリップル成分の多い部分に使うことは安全性の面から好ましくない。使用条件によっては、掃除機10の信頼性を損なうおそれがある。C30およびC31についても同様である。
実施の形態1で平滑コンデンサC34を外すとユニバーサルモータ20はパルス電圧で駆動されることになる。ユニバーサルモータ20をパルス電圧で駆動した場合、パルス電圧がオフするときにユニバーサルモータ20のインダクタンス成分により電圧の跳ね上がりがおこり、ブラシの部分が火花放電を起こす可能性が高い。火花放電の発生は、ブラシの劣化につながるので好ましくない。
しかし、100kHzのスイッチング周波数に対して仮に100μF以上の大容量コンデンサを平滑コンデンサC34に適用するとなれば、その容量の大きさから電界コンデンサ(ケミカルコンデンサ)を電圧リップル(脈流)の多い部分に使わざるを得なくなる。しかし、電解コンデンサを高速スイッチングによるリップル成分の多い部分に使うことは安全性の面から好ましくない。使用条件によっては、掃除機10の信頼性を損なうおそれがある。C30およびC31についても同様である。
一方、スイッチング周波数が50kHz以上の場合、電圧の跳ね上がりを抑えるだけであれば、0.47μF〜10μFの容量のコンデンサで十分である。耐圧が100Vで前述の容量であれば、高速スイッチング回路に適したセラミックコンデンサやフィルムコンデンサをコンデンサC30、C31および平滑コンデンサC34に用いることができる。
図10は、図1の回路と同様の構成であるが、コンデンサC30、C31および平滑コンデンサC34に容量10μFのフィルムコンデンサを適用した構成を示している。なお、コンデンサC30、C31および平滑コンデンサC34の容量およびスイッチング周波数の100kHzは、一例に過ぎない。考え方としては、動作のスイッチング周波数でスイッチングトランス18から出力されるパルスを平滑するには十分に大きいが、低周波のリップル除去には至らないように平滑コンデンサの容量を設定する点にある。
図11は、図10のテストピンTP57の波形、即ちユニバーサルモータ20に印加される電圧を模式的に示す波形図である。図11に示すようにスイッチングノイズが残留している状態でもユニバーサルモータ20の駆動には支障はないと考えられる。
図10は、図1の回路と同様の構成であるが、コンデンサC30、C31および平滑コンデンサC34に容量10μFのフィルムコンデンサを適用した構成を示している。なお、コンデンサC30、C31および平滑コンデンサC34の容量およびスイッチング周波数の100kHzは、一例に過ぎない。考え方としては、動作のスイッチング周波数でスイッチングトランス18から出力されるパルスを平滑するには十分に大きいが、低周波のリップル除去には至らないように平滑コンデンサの容量を設定する点にある。
図11は、図10のテストピンTP57の波形、即ちユニバーサルモータ20に印加される電圧を模式的に示す波形図である。図11に示すようにスイッチングノイズが残留している状態でもユニバーサルモータ20の駆動には支障はないと考えられる。
(実施の形態3)
この実施形態では、実施の形態2と同様、平滑コンデンサC34の容量を10μFとした回路構成を用いる。
この実施形態において、マイクロコンピュータ12は、スイッチング周波数が100KHzのパルス信号に50HzのPWM変調を加えることによって、ユニバーサルモータ20を駆動する電圧を50Hzの周期で変化させる。PWM変調を行わない場合に比べて、ユニバーサルモータ20の駆動条件をAC駆動により近づけるためである。このようにすると、DC駆動の場合に比べてブラシの寿命が伸びることが実験的に確認されている。
この実施形態では、実施の形態2と同様、平滑コンデンサC34の容量を10μFとした回路構成を用いる。
この実施形態において、マイクロコンピュータ12は、スイッチング周波数が100KHzのパルス信号に50HzのPWM変調を加えることによって、ユニバーサルモータ20を駆動する電圧を50Hzの周期で変化させる。PWM変調を行わない場合に比べて、ユニバーサルモータ20の駆動条件をAC駆動により近づけるためである。このようにすると、DC駆動の場合に比べてブラシの寿命が伸びることが実験的に確認されている。
マイクロコンピュータ12がFET16および17を駆動するゲート信号の一例は、50Hzのサイン波を模したデューティ比のパルス電圧波形である。即ち、サイン波を100kHzのスイッチング周波数でサンプリングし、サンプリングされた電圧値に基づくデューティ比でパルス信号のPWM変調を行う。即ち、前記ゲート信号は、スイッチング周波数が100kHz、デューティ比の変動が50Hzで繰り返されるところの、PWM変調されたパルス信号である。上記スイッチング周波数は一例であり、これより高くても低くてもよい。スイッチング周波数の上限は、マイクロコンピュータ12の処理能力の上限で制約を受けるが、高い周波数になるほどスイッチングトランス18やコンデンサC30、C31、C34等の回路素子を小型化できる。一方、スイッチング周波数を低くするとサイン波状の変化が粗くなってしまう。好ましいスイッチング周波数の範囲は、例えば27kHz〜100kHzである。
マイクロコンピュータ12は、PWM変調に係るパルスのオン時間が格納されたサイン波変調テーブルを予めメモリに格納している。表1は、サイン波変調テーブルに格納されるデータの一例を示している。マイクロコンピュータ12は、このサイン波変調テーブルを参照して各パルス信号のデューティを変化させる。
表1のサイン波変調テーブルで、左端の列はサイン波のいくつ目のパルスかを示しており、右端の列はそのパルスのオン時間を示している。単位はナノ秒である。この実施形態においてサイン波の半波のくりかえし周波数が50Hzであり、パルス信号のスイッチング周波数が100kHzである。よって、一つのサイン波は2,000個のパルス信号からなる。各パルス信号の周期は10,000ナノ秒である。よって、デューティ比が100%に対応するオン時間を10,000ナノ秒に設定している。しかし、DC−DCコンバータの最大昇圧電圧を、一例としてバッテリー11の電圧の2.5倍とするために、負荷であるユニバーサルモータ20の影響も考慮してオン時間の最大値、即ちサイン波のピーク電圧に対応するデューティ比を60%に設定している。オン時間に換算すると6,000ナノ秒である。
以上に述べた条件の下、表1の例えば第2番目のパルス信号のオン時間は以下のように計算される。
t=6000×sin(180°×(1/999))≒18.88(ナノ秒)
小数点以下を四捨五入するとオン時間は19ナノ秒になる(表1参照)。
同様の計算により、第3番目のパルス信号のオン時間は38ナノ秒、第4番目は57ナノ秒、…第500番目は6,000ナノ秒になる。さらに、第501番目は6000ナノ秒、第997番目は57ナノ秒、第998番目は38ナノ秒、第999番目は19ナノ秒、第1000番目は0ナノ秒になる。これらの数値が予めサイン波変調テーブルに格納されている(表1参照)。
t=6000×sin(180°×(1/999))≒18.88(ナノ秒)
小数点以下を四捨五入するとオン時間は19ナノ秒になる(表1参照)。
同様の計算により、第3番目のパルス信号のオン時間は38ナノ秒、第4番目は57ナノ秒、…第500番目は6,000ナノ秒になる。さらに、第501番目は6000ナノ秒、第997番目は57ナノ秒、第998番目は38ナノ秒、第999番目は19ナノ秒、第1000番目は0ナノ秒になる。これらの数値が予めサイン波変調テーブルに格納されている(表1参照)。
マイクロコンピュータ12は、サイン波変調テーブルを第1番目から順番に参照して、昇圧スイッチング用のFET16および17のゲート信号のオン時間(デューティ比)を1パルス毎に更新する。第2000番目を参照した後は、第1番目に参照先を戻し、以後サイン波変調テーブルの第1〜2000番目を繰り返し参照する。なお、テーブルのデータ容量を節約するために、前半の1〜1000番目までを格納し、表1で1001番目を参照する代わりに第999番目を参照し、以下1番目まで順次戻って参照するようにしてもよい。
このようにサイン波状にパルス信号のデューティ比を変化させると、DC−DCコンバータを経て昇圧されユニバーサルモータ20に印加される電圧は、サイン波をダイオードブリッジで折り返した片側サイン波状の電圧波形となる。平滑コンデンサC34は、スイッチング周波数が100kHzのパルスを平滑するには十分大きな容量であるが、50Hzのサイン波状にPWM変調された電圧に対しては小さく平滑コンデンサC34の効果は無視できる。
このようにサイン波状にパルス信号のデューティ比を変化させると、DC−DCコンバータを経て昇圧されユニバーサルモータ20に印加される電圧は、サイン波をダイオードブリッジで折り返した片側サイン波状の電圧波形となる。平滑コンデンサC34は、スイッチング周波数が100kHzのパルスを平滑するには十分大きな容量であるが、50Hzのサイン波状にPWM変調された電圧に対しては小さく平滑コンデンサC34の効果は無視できる。
≪各部の波形≫
続いて、この実施形態における、図10の回路の各部の動作波形の例を説明する。図10に示すテストピンTP51〜58の波形である。
図12〜図19は、図10のテストピンTP51〜58で観測される波形の一例を模式的に示す波形図である。図12はTP51、図13はTP52、図14はTP53、図15はTP54、図16はTP55、図17はTP56、図18はTP57、図19はTP58の波形をそれぞれ示している。
続いて、この実施形態における、図10の回路の各部の動作波形の例を説明する。図10に示すテストピンTP51〜58の波形である。
図12〜図19は、図10のテストピンTP51〜58で観測される波形の一例を模式的に示す波形図である。図12はTP51、図13はTP52、図14はTP53、図15はTP54、図16はTP55、図17はTP56、図18はTP57、図19はTP58の波形をそれぞれ示している。
ただし、ここで一つ問題がある。スイッチング周波数が100kHzのパルス信号のデューティ比を波形図に示すには、図2〜10のように140マイクロ秒程度の期間が生成である。一方、周波数が50HzのPWM変調の半周期を示すには10ミリ秒の期間を要する。それに見合う時間軸で波形図を描くと、各パルス信号の幅が狭くてデューティ比を可視的に表すことはできない。そこで、図2〜10については、パルスを間引いて示している。各図の隣り合うパルスは、実際には例えば10個おきにパルス信号を抽出して並べたものと理解していただきたい。以上のように横軸は時間の経過に比例していないため、数値は記していない。
図12に示すテストピンTP51の波形は下側のFET16の駆動に係るものであり、図13に示すテストピンTP52の波形は上側のFET17の駆動に係る波形である。両者はオンおよびオフが略逆位相の関係にあって、デューティ比がサイン波状に変化している。ただし、サイン波の一周期のうちの1/4足らずを示すものに過ぎない。
図14および図15は、テストピンTP53およびTP54の波形であって、FET16および17のゲート信号をそれぞれ示す。
図14および図15は、テストピンTP53およびTP54の波形であって、FET16および17のゲート信号をそれぞれ示す。
図16に示すテストピンTP55の波形は、FET16のドレイン、FET17のソースおよびスイッチングトランス18の第1端子の電圧を示す。FET16および17の両方がオフの期間を挟んで、下側のFET16と上側のFET17が交互にオンするので、テストピンTP55の電圧は設置電位とバッテリー11の出力電圧(30V)を交互にとる。
図17に示すテストピンTP56の波形は、コンデンサC30およびC31が共通接続された箇所およびスイッチングトランス18の第2端子の電圧を示す。FET16および17の相補的な高速スイッチングに比べてコンデンサC30およびC31の充放電が十分に遅い。そのため、テストピンTP56の電圧は若干の変動はあるものの、ほぼ一定している。
図17に示すテストピンTP56の波形は、コンデンサC30およびC31が共通接続された箇所およびスイッチングトランス18の第2端子の電圧を示す。FET16および17の相補的な高速スイッチングに比べてコンデンサC30およびC31の充放電が十分に遅い。そのため、テストピンTP56の電圧は若干の変動はあるものの、ほぼ一定している。
図18に示すテストピンTP57の波形は、スイッチングトランス18の第3端子の電圧を示す。図18で、コンセント45は交流電源46に接続されていないものとしている。
図19に示すテストピンTP58の波形は、整流用のダイオードD32およびD33のカソード端子および平滑コンデンサC34の電圧であり、また、ユニバーサルモータ20に印加される電圧を示す。針状の波形は平滑コンデンサC34で平滑しきれずに残ったノイズを模式的に示している。ノイズ成分を除いたテストピンTP58の波形は、デューティ比の変化に対応してサイン波状に緩やかに変化している。
図19に示すテストピンTP58の波形は、整流用のダイオードD32およびD33のカソード端子および平滑コンデンサC34の電圧であり、また、ユニバーサルモータ20に印加される電圧を示す。針状の波形は平滑コンデンサC34で平滑しきれずに残ったノイズを模式的に示している。ノイズ成分を除いたテストピンTP58の波形は、デューティ比の変化に対応してサイン波状に緩やかに変化している。
図19の電圧波形は、サイン波の周期に比べて十分長期間の時間で見ると、周期50Hzの交流をダイオードブリッジで全波整流した波形に似ている。
このような全波整流に似た波形でユニバーサルモータ20を駆動すると、図9あるいは図11のような波形で直流駆動する場合よりもブラシに与えるダメージが少ない。即ち、ユニバーサルモータ20の寿命は、バッテリー11で直流電源駆動した場合も交流電源46で交流駆動した場合に近いものとなる。
このような全波整流に似た波形でユニバーサルモータ20を駆動すると、図9あるいは図11のような波形で直流駆動する場合よりもブラシに与えるダメージが少ない。即ち、ユニバーサルモータ20の寿命は、バッテリー11で直流電源駆動した場合も交流電源46で交流駆動した場合に近いものとなる。
(掃除機の外観例)
この発明に係る交直両用電気掃除機の外観例を述べておく。図20はこの発明の実施形態に係る交直両用電気掃除機の外観斜視図である。
図20に示すように、交直両用電気掃除機100は、サイクロン方式の集塵ユニット500を離脱可能に内蔵した掃除機本体101と、吸引ホース部300とを備える。
この発明に係る交直両用電気掃除機の外観例を述べておく。図20はこの発明の実施形態に係る交直両用電気掃除機の外観斜視図である。
図20に示すように、交直両用電気掃除機100は、サイクロン方式の集塵ユニット500を離脱可能に内蔵した掃除機本体101と、吸引ホース部300とを備える。
吸引ホース部300は、吸引ホース301と、延長パイプ302と、延長パイプ302の先端に接続される吸入部303と、手元ハンドル304と、手元ハンドル304に付設された操作部305と、接続部306を備える。
吸引ホース301は接続部306を介して掃除機本体101の前方に離脱可能に接続され、ユーザーは手元ハンドル304を手で保持しながら延長パイプ302の先端の吸入部303を床面に接触させながら移動させることができる。
吸引ホース301は接続部306を介して掃除機本体101の前方に離脱可能に接続され、ユーザーは手元ハンドル304を手で保持しながら延長パイプ302の先端の吸入部303を床面に接触させながら移動させることができる。
掃除機本体101は両側面に一対のリング状車輪140を、後方下部に図示しない自在車輪をそれぞれ備えているので、使用者が手元ハンドル304を手で保持して移動するとき、掃除機本体101はその動作に追随することができる。
掃除機本体101は、床面の塵挨を空気と共に吸入部303から延長パイプ302と吸引ホース301を介して集塵ユニット500へ吸引するようになっている。なお、掃除機
本体101は集塵ユニット500を装着する集塵室150を備える。
掃除機本体101は、床面の塵挨を空気と共に吸入部303から延長パイプ302と吸引ホース301を介して集塵ユニット500へ吸引するようになっている。なお、掃除機
本体101は集塵ユニット500を装着する集塵室150を備える。
ユーザーは掃除機本体101内部の集塵ユニット500の集塵状況をリング状車輪140の中央開口141から目で確認し、適宜、集塵ユニット500を掃除機本体101の上部から引出して集塵ユニット500に集められた塵挨を廃棄することができる。
また、掃除機本体101は手提げハンドル115を備えるので、ユーザーは手提げハンドル115を把持し、掃除機本体101を持ち上げて運搬することが可能である。
また、掃除機本体101は手提げハンドル115を備えるので、ユーザーは手提げハンドル115を把持し、掃除機本体101を持ち上げて運搬することが可能である。
以上に述べたように、
(i)この発明による交直両用電気掃除機は、吸引用のユニバーサルモータと、前記ユニバーサルモータを駆動するためのバッテリーと、外部の交流電源に接続されたとき、前記ユニバーサルモータの駆動および前記バッテリーの充電のための電力を供給するAC給電部と、前記バッテリーの出力電圧をスイッチングし、前記ユニバーサルモータに供給するDC−DCコンバータと、交流電源で前記ユニバーサルモータを駆動するときはスイッチングを停止し、前記バッテリーで前記ユニバーサルモータを駆動するときはスイッチングを行うスイッチング制御部とを備え、前記DC−DCコンバータは前記AC受電部と前記バッテリーとを絶縁する絶縁型DC−DCコンバータであることを特徴とする。
(i)この発明による交直両用電気掃除機は、吸引用のユニバーサルモータと、前記ユニバーサルモータを駆動するためのバッテリーと、外部の交流電源に接続されたとき、前記ユニバーサルモータの駆動および前記バッテリーの充電のための電力を供給するAC給電部と、前記バッテリーの出力電圧をスイッチングし、前記ユニバーサルモータに供給するDC−DCコンバータと、交流電源で前記ユニバーサルモータを駆動するときはスイッチングを停止し、前記バッテリーで前記ユニバーサルモータを駆動するときはスイッチングを行うスイッチング制御部とを備え、前記DC−DCコンバータは前記AC受電部と前記バッテリーとを絶縁する絶縁型DC−DCコンバータであることを特徴とする。
この発明のAC給電部は、実施形態の図1および図10におけるコンセント45、トライアック44、トライアック44のゲート回路を構成するフォトカプラ40、トランジスタ41、保護抵抗R42およびR43、バッテリー11の充電回路を構成するダイオードブリッジ37、平滑ダイオードD38、平滑コンデンサC35およびドロッパレギュレータ23で構成される回路部分に相当する。
さらに、この発明のDC−DCコンバータは、図1および図10におけるマイクロコンピュータ12、ブリッジドライバ15、FET16および17、保護抵抗R28およびR29、コンデンサC30およびC31、スイッチングトランス18、ダイオードD32およびD33ならびに平滑コンデンサC34で構成される回路部分に相当する。
また、この発明のスイッチング制御部は、前述の実施形態におけるマイクロコンピュータ12の一部の機能に相当する。
さらに、この発明のDC−DCコンバータは、図1および図10におけるマイクロコンピュータ12、ブリッジドライバ15、FET16および17、保護抵抗R28およびR29、コンデンサC30およびC31、スイッチングトランス18、ダイオードD32およびD33ならびに平滑コンデンサC34で構成される回路部分に相当する。
また、この発明のスイッチング制御部は、前述の実施形態におけるマイクロコンピュータ12の一部の機能に相当する。
さらに、この発明の好ましい態様について説明する。
(ii)前記DC−DCコンバータは、スイッチングされた電圧を平滑化するための平滑コンデンサを含み、前記平滑コンデンサに用いるコンデンサはフィルムコンデンサまたはセラミックコンデンサであってもよい。
このようにすれば、スイッチング周波数が高くリップル成分の多い部分に電解コンデンサを用いる必要がなくなり、DC−DCコンバータ、引いては掃除機の信頼性を確保できる。
(ii)前記DC−DCコンバータは、スイッチングされた電圧を平滑化するための平滑コンデンサを含み、前記平滑コンデンサに用いるコンデンサはフィルムコンデンサまたはセラミックコンデンサであってもよい。
このようにすれば、スイッチング周波数が高くリップル成分の多い部分に電解コンデンサを用いる必要がなくなり、DC−DCコンバータ、引いては掃除機の信頼性を確保できる。
(iii)前記平滑コンデンサは、平滑化された電圧にリップル成分を残す容量のものであってもよい。
このようにすれば、大容量が得られる電解コンデンサを用いる必要がなく、高速スイッチング回路に適したセラミックコンデンサやフィルムコンデンサを平滑コンデンサに適用できる。
また、スイッチング周波数に比べて周波数の小さな正弦波状の変化については、平滑コンデンサの効果が無視できる程の容量を選択することができる。
このようにすれば、大容量が得られる電解コンデンサを用いる必要がなく、高速スイッチング回路に適したセラミックコンデンサやフィルムコンデンサを平滑コンデンサに適用できる。
また、スイッチング周波数に比べて周波数の小さな正弦波状の変化については、平滑コンデンサの効果が無視できる程の容量を選択することができる。
(iv)前記スイッチング制御部は、前記ユニバーサルモータを駆動するときスイッチングのデューティ比を正弦波状に変化させてもよい。
このようにすれば、デューティ比を変化させない場合に比べてブラシの火花放電を抑えることができ、バッテリーで直流電源駆動した場合も交流電源で駆動した場合に近いモータ寿命が得られる。
このようにすれば、デューティ比を変化させない場合に比べてブラシの火花放電を抑えることができ、バッテリーで直流電源駆動した場合も交流電源で駆動した場合に近いモータ寿命が得られる。
(v)前記スイッチングのパターンを予め格納するメモリをさらに備え、前記スイッチング制御部は、前記パターンにより前記DC−DCコンバータのスイッチングを制御してもよい。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
この発明の好ましい態様には、上述した複数の態様のうちの何れかを組み合わせたものも含まれる。
前述した実施の形態の他にも、この発明について種々の変形例があり得る。それらの変形例は、この発明の範囲に属さないと解されるべきものではない。この発明には、請求の範囲と均等の意味および前記範囲内でのすべての変形とが含まれるべきである。
10,60:掃除機、 11,61:バッテリー、 12,62:マイクロコンピュータ、 14,23,64:ドロッパレギュレータ、 15:ブリッジドライバ、 16,17,66,71:FET、 18:スイッチングトランス、 20,70:ユニバーサルモータ、 37:ダイオードブリッジ、 40:フォトカプラ、 41:トランジスタ、 44:トライアック、 45:コンセント、 46:交流電源、 100:交直両用電気掃除機、 101:掃除機本体、 115:手提げハンドル、 140:リング状車輪、 141:中央開口、 150:集塵室、 300:吸引ホース部、 301:吸引ホース、 302:延長パイプ、 303:吸入部、 304:手元ハンドル、 305:操作部、 306:接続部、 500:集塵ユニット
C30,C31:コンデンサ、 C34,C35,C36,C84:平滑コンデンサ
D32:ダイオード、 D73:リカバリーダイオード、 D38,D82:平滑ダイオード
L65:チョークコイル
R42,R43,R72,R78:保護抵抗
TP51〜58:テストピン
C30,C31:コンデンサ、 C34,C35,C36,C84:平滑コンデンサ
D32:ダイオード、 D73:リカバリーダイオード、 D38,D82:平滑ダイオード
L65:チョークコイル
R42,R43,R72,R78:保護抵抗
TP51〜58:テストピン
Claims (5)
- 吸引用のユニバーサルモータと、
前記ユニバーサルモータを駆動するためのバッテリーと、
外部の交流電源に接続されたとき、前記ユニバーサルモータの駆動および前記バッテリーの充電のための電力を供給するAC給電部と、
前記バッテリーの出力電圧をスイッチングし、前記ユニバーサルモータに供給するDC−DCコンバータと、
交流電源で前記ユニバーサルモータを駆動するときはスイッチングを停止し、前記バッテリーで前記ユニバーサルモータを駆動するときはスイッチングを行うスイッチング制御部とを備え、
前記DC−DCコンバータは前記AC給電部と前記バッテリーとを絶縁する絶縁型DC−DCコンバータであることを特徴とする交直両用電気掃除機。 - 前記DC−DCコンバータは、スイッチングされた電圧を平滑化するための平滑コンデンサを含み、前記平滑コンデンサに用いるコンデンサはフィルムコンデンサまたはセラミックコンデンサである請求項1に記載の交直両用電気掃除機。
- 前記平滑コンデンサは、平滑化された電圧にリップル成分を残す容量のものである請求項2に記載の交直両用電気掃除機。
- 前記スイッチング制御部は、前記ユニバーサルモータを駆動するときスイッチングのデューティ比を正弦波状に変化させる請求項1〜3の何れか一つに記載の交直両用電気掃除機。
- 前記スイッチングのパターンを予め格納するメモリをさらに備え、
前記スイッチング制御部は、前記パターンにより前記DC−DCコンバータのスイッチングを制御する請求項4に記載の交直両用電気掃除機。
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2014
- 2014-02-28 JP JP2014038390A patent/JP2015160072A/ja active Pending
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