JP2015158101A - 屋根上機器搭載用支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】横葺き屋根の馳に固着することにより屋根上機器を搭載するための屋根上機器搭載用支持装置を提供する。【解決手段】ボルト(18)の締着により挟着部材(16)の押さえ部(28a)と固定部材(15)の差込み部(23)により挟着した馳(13)の位置を第1位置Q1としたとき、該第1位置Q1から下流側に向けて所定距離L1を隔てた第2位置Q2に前記ボルト(18)を配置し、該第2位置Q2から更に下流側に向けて所定距離L2を隔てた第3位置Q3に支持脚(22)を配置し、前記ボルト(18)の上方位置で該ボルトから上流側に離間した力点位置Rに機器を支持する搭載部材(17)の前記支持部(35)を配置するように構成され、前記支持部(35)が受ける機器の下流側に向かう荷重により、前記ボルト(18)を配置した第2位置Q2を支点形成領域Pとするモーメントを生じさせるように構成している。【選択図】図4

Description

本発明は、太陽電池モジュール等の機器を屋根に搭載するための装置であり、特に横葺き屋根の馳に固着することにより屋根上機器を搭載するための装置に関する。
従来、屋根上に太陽電池モジュールを搭載するための装置が提案されている。その多くは、瓦屋根に関する技術であるが、太陽光エネルギーを活用するためには、瓦屋根に限らず、横葺き屋根に関しても強いニーズがある。
そこで、特許文献1に示されるように、横葺き屋根の馳を上下から挟着することにより固定設置する装置が提案されているが、機器が強風や積雪等により下流側に向かう過大な荷重による外力を受けた場合、馳に対する挟着力が耐えきれず、馳から脱落するおそれがある。
特開2007−239446号公報
ところで、上記問題を解決するためには、例えば、差込み金具と固定金具を設け、差込み金具の差込み部を馳の下面に差し込むと共に、該差込み金具の上部に配置した固定金具の係止部を馳の上面に当接し、両金具をボルトで締着することにより、前記係止部と差込み部により馳を上下から挟着すると共に、固定金具の支持脚を屋根材に接支させるように構成した装置を提案することができる。
そこで、本発明の理解の便宜のため、このような装置を比較例として図6に基づいて説明する。棟側の上流側Uから軒側の下流側Dに向けて下り勾配を有する横葺き屋根は、下地材1の上に屋根材2を敷設すると共に、該屋根材2に下流側に向けて突出する馳3を設けている。差込み金具4は、上流側Uに向けて上部の取付部4aと下部の差込み部4bを設けている。固定金具5は、上部の取付部5aから上流側Uで折り返された係止部5bと、前記取付部5aから下流側Dに延長されて屋根材2の表面に接支する支持脚5cを設けている。差込み金具4の取付部4aの上に固定金具5の取付部5aを重ね合わせ、ボルト6aをナット6bに締着することにより使用される。ボルト6aには、搭載金具7が搭載され、該搭載金具7を介して架台8が取付けられ、該架台8に太陽電池モジュール等の機器が搭載される。
この比較例の装置は、前記差込み部4bを馳3の下面に差込み、前記係止部5bを馳3の上面に当接させた状態で、ボルト6aを締着し、馳3を係止部5bと差込み部4bにより上下から挟着することにより設置される。この際、支持脚5cは、ボルト6aの下流側Dで屋根材2の表面に接支される。
従って、横葺き屋根に対する装置の固着力は、馳3を上下から挟着する係止部5bと差込み部4bのボルト6aによる締着力と、搭載された機器の下流側Dに向かう荷重に対向する支持脚5cと屋根材2の間の摩擦力により確保される。
しかしながら、比較例の場合、前記馳3の位置を基準位置Qとしたとき、該基準位置Qにボルト6a及び搭載金具7が配置され、該基準位置Qの部分で架台8を介して機器の荷重を支持するように構成されている。
従って、機器の自重を支持することは可能であるが、強風や積雪等により下流側Dに向かう過大な荷重による外力Fを受けた場合、図示矢印で示すような下流側Dに向かう分力f1、f2により、装置が屋根材2の表面に沿って下流側Dに向けて滑り、馳3から脱落する可能性がある。
即ち、搭載金具7が下流側Dに向かう大きな外力Fを受けたとき、これに対向する支持脚5cの支持力は、屋根材2の表面に対する摩擦力に依存しているので、分力f1による下流側Dに向かう力が摩擦力に勝る場合、屋根材2の表面に沿って滑動する可能性がある。
また、係止部5bと差込み部4bは、ボルト6aの締着力だけで馳3を挟着しているので、外力Fと平行な下流側Dに向かう分力f2が挟着力に勝る場合、馳3から脱出する可能性がある。
本発明は、上記問題点に鑑み、屋根の下り勾配に向かう外力を受けたとき、ボルトによる挟着手段その他の機械的手段に加えて、更に、外力を利用して、モーメントを発生させることにより、屋根の表面に対する摩擦力を増強させると共に馳に対する固着力を増強させることが有利であることを知得し、これを可能にした支持装置を提供するものである。
そこで、本発明が手段として構成したところは、上流側の棟側から下流側の軒側に向けて下り勾配を有する横葺き屋根材の馳に固着することにより屋根上機器を搭載する機器搭載用支持装置であり、積層状態で固着される固定部材と挟着部材と搭載部材を備えると共に、前記各部材を相互に締着するボルトを備え、前記固定部材に下流側から前記馳の下面に差し込まれる差込み部を設け、前記挟着部材に前記馳の上面に配置される押さえ部を設け、前記固着部材と搭載部材の少なくとも一方に屋根材の表面に向けて延びる支持脚を設け、前記搭載部材に機器の荷重を受ける支持部を設けており、前記ボルトの締着を介して前記押さえ部と差込み部により馳を上下から挟着する構成とされており、前記押さえ部と差込み部により挟着した馳の位置を第1位置Q1としたとき、該第1位置Q1から下流側に向けて所定距離L1を隔てた第2位置Q2に前記ボルトを配置し、該第2位置Q2から更に下流側に向けて所定距離L2を隔てた第3位置Q3に前記支持脚を配置し、前記ボルトの上方位置で該ボルトから上流側に離間した力点位置Rに前記支持部を配置するように構成され、前記支持部が受ける機器の下流側に向かう荷重により、前記ボルトを配置した第2位置Q2を支点形成領域Pとするモーメントを生じさせ、前記第1位置Q1にモーメントの上向き作用領域PUを形成すると共に、前記第3位置Q3にモーメントの下向き作用領域PDを形成することにより、前記支持脚を屋根材の上面に圧接させると共に、前記差込み部を馳の下面に圧接させるように構成して成る点にある。
本発明の好ましい実施形態は、前記挟着部材の押さえ部から上流側に向けて下向きに屈折する抗力部を延設しており、馳の上面を前記押さえ部と抗力部に沿って屈折変形させた状態で挟着するように構成している。
本発明によれば、支持装置14は、屋根に設置した状態において、押さえ部28aと差込み部23により挟着した馳13の位置を第1位置Q1としたとき、該第1位置Q1から下流側Dに向けて所定距離L1を隔てた第2位置Q2にボルト18を配置し、該第2位置Q2から更に下流側Dに向けて所定距離L2を隔てた第3位置Q3に支持脚22を配置し、ボルト18の上方位置で該ボルトから上流側Uに離間した力点位置Rに支持部35を配置するように構成しているので、機器の荷重等による下流側Dに向かう外力Fは、架台19を介して搭載部材17の支持部35が位置する力点位置Rに作用し、これにより、前記ボルト18を配置した第2位置Q2を支点形成領域PとするモーメントMを生じさせ、前記第1位置Q1にモーメントの上向き作用領域PUを形成すると共に、前記第3位置Q3にモーメントの下向き作用領域PDを形成する。このため、前記支持脚22は、下向きの圧接力m1を生成し、屋根材12の上面を強く圧接して摩擦力を増強することにより、屋根材2に沿う滑動を阻止する。また、前記差込み部23は、上向きの圧接力m2を生成し、馳13の下面を強く圧接して挟着力を増強することにより、馳13からの脱出を阻止する。その結果、強風や積雪等を受けた際に生じる機器の過大な荷重等により、支持装置14に大きな外力Fが作用する場合でも、支持装置14が屋根に沿って滑り落ちる危険はなく、安全性を格段に向上できるという効果がある。
この際、前記挟着部材16の押さえ部28aから上流側に向けて下向きに屈折する抗力部28bを延設しておけば、押さえ部28aと差込み部23により馳13を上下から挟着したとき、該馳13の上面が前記押さえ部28aと抗力部28bに沿って屈折変形した状態で挟着されるので、機器の荷重等による下流側Dに向かう外力Fに対して、前記馳13の屈折変形部に圧着された抗力部28bが対向して係止し、支持装置14が下流側Dに向けて滑動することを好適に阻止することができる。
本発明の第1実施形態に係る装置を横葺き屋根に設置した状態を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る装置の各部材を分解した状態で示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る装置の各部材を組付けた状態で示しており、(A)は斜視図、(B)は断面図である。 本発明の第1実施形態に係る装置を横葺き屋根に設置した状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る装置を示しており、横葺き屋根に設置した状態を示す断面図である。 本発明に対する比較例に係る装置を示す断面図である。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
本発明において、太陽電池モジュール等の機器を搭載するための屋根は、図1に示すように、棟側の上流側Uから軒側の下流側Dに向けて下り勾配を有する横葺き屋根であり、下地材11の上に屋根材12を敷設すると共に、該屋根材12に下流側に向けて突出する馳13を設けている。
機器搭載用支持装置14(以下、単に「支持装置14」という。)は、積層状態で固着される固定部材15と挟着部材16と搭載部材17を備え、前記各部材15、16、17を相互に締着するボルト18を設けている。各部材15、16、17は、必要十分な強度を有するように金属板により折曲形成されているが、材質を問うものではない。図1に示すように、支持装置14は、馳3を挟着することにより屋根材12の上に設置された状態で、前記搭載部材17に架台19が取付けられ、該架台19に太陽電池モジュール等の機器が搭載される。
[第1実施形態]
図2ないし図4は、支持装置14の第1実施形態を示している。図2に示すように、前記固定部材15は、平板状の取付部20の上流側Uと下流側Dに臨む両側部からそれぞれ下向きに折曲された脚部21と支持脚22を備え、更に、脚部21から上流側Uに向けて折曲された差込み部23と、支持脚22から下流側Dに向けて折曲された座部24を設けている。この際、図3(B)に示すように、前記脚部21に対する差込み部23の折曲角度θ1は、鋭角となるように形成されており、75度ないし85度が好ましく、ほぼ80度が最も好ましい。図示実施形態は、前記取付部20を貫通するボス部に雌ネジ25を形成し、該雌ネジ25に前記ボルト18を螺着するように構成しているが、取付部20に貫通孔を設け、別途ナットによりボルト18を螺着させるように構成しても良い。
前記挟着部材16は、平板状の取付部26から上流側Uに向けて下向き傾斜姿勢で延長された斜板部27を形成すると共に、該斜板部27から更に上流側Uに向けて延びる押さえ部28aを形成し、該押さえ部28aから更に上流側Uに向けて下向きに屈折する抗力部28bを延設し、該抗力部28bの端縁に起立リブ29を設けており、前記取付部26にボルト18を挿通させるための孔30を貫設している。図3(B)に示すように、前記取付部26に対する斜板部27の折曲角度θ2は、100度ないし130度が好ましく、ほぼ115度が最も好ましい。また、前記斜板部27に対する押さえ部28aの折曲角度θ3は、120度ないし130度が好ましく、ほぼ125度が最も好ましい。更に、前記押さえ部28aに対する抗力部28bの折曲角度θ4は、10度ないし20度が好ましく、ほぼ15度が最も好ましい。
前記搭載部材17は、前記ボルト13を挿通させるための孔31を貫設した平板状の取付部32の上流側Uと下流側Dに臨む両側部からそれぞれ上向きに折曲された第1縦壁33と第2縦壁34を設け、第1縦壁33から上流側Uに向けて折曲された支持部35に横向きの長孔となる支持孔36を貫設し、該支持部35の端縁に下向きリブ37を設けており、前記第2縦壁34から下流側Dに向けて折曲された受部38を設けている。この際、前記取付部20は、左右両側に下向きに折曲形成された係止爪39、39を設けることが好ましい。
そこで、図3に示すように、下から順に、固定部材15の取付部20と挟着部材16の取付部26と搭載部材17の取付部32を積層状態に重ね合わせ、上方からボルト18を孔31、30に挿通させ、雌ネジ25に螺着することにより、支持装置14が組付けられる。この際、前記搭載部材17の係止爪39、39が挟着部材16の取付部26と固定部材15の取付部20の両側縁に係止しており、相互の回動を阻止するので、ボルト18を強く締着したときの各部材の連れ廻りによる位置ずれを生じることはない。
この組付け状態において、図3(B)に示すように、上流側Uに向けて上向き傾斜姿勢とされた差込み部23と、下向き傾斜姿勢とされた押さえ部28aが相互に近接して対向することにより、挟着領域V1が形成される。そして、押さえ部28aから屈折して下向き姿勢とされた抗力部28bが差込み部23よりも上流側Uに位置して下流側Dに向かうことにより、抗力領域V2が形成される。
支持装置14を屋根材12の上に設置する際は、前記ボルト18を弛めることにより、差込み部23と押さえ部28aを開いた状態で、前記差込み部23を下流側Dから馳13の下面に差し込むと共に、押さえ部28aを馳13の上面に配置し、この状態でボルト18を締着する。これにより、図4に示すように、前記押さえ部28aと差込み部23が馳13を上下から挟着し、支持脚22の座部24が屋根材2の表面に接支する。この際、馳13は、上面を押さえ部28aと抗力部28bに沿って屈折変形させれた状態で挟着される。
このようにして設置された支持装置14には、前記搭載部材17の支持部35に架台8が載置され、支持孔36を介してボルト等により架台8を支持部35に固着し、更に、架台8の上に太陽電池モジュール等の機器が搭載される。
本発明の支持装置14は、屋根に設置した状態において、前記押さえ部28aと差込み部23により挟着した馳13の位置を第1位置Q1としたとき、該第1位置Q1から下流側Dに向けて所定距離L1を隔てた第2位置Q2に前記ボルト18を配置し、該第2位置Q2から更に下流側Dに向けて所定距離L2を隔てた第3位置Q3に前記支持脚22を配置し、前記ボルト18の上方位置で該ボルトから上流側Uに離間した力点位置Rに前記支持部35を配置するように条件が設定され、この条件を充足するように構成されている。
従って、図4に示すように、機器の荷重等による下流側Dに向かう外力Fは、架台19を介して搭載部材17の支持部35が位置する力点位置Rに作用し、これにより、前記ボルト18を配置した第2位置Q2を支点形成領域PとするモーメントMを生じさせ、前記第1位置Q1にモーメントの上向き作用領域PUを形成すると共に、前記第3位置Q3にモーメントの下向き作用領域PDを形成する。
このため、前記支持脚22は、下向きの圧接力m1を生成し、屋根材12の上面を強く圧接して摩擦力を増強することにより、屋根材2に沿う滑動を阻止する。また、前記差込み部23は、上述の挟着領域V1において、上向きの圧接力m2を生成し、馳13の下面を強く圧接して挟着力を増強することにより、馳13からの脱出を阻止する。
更に、上述の抗力領域V2において、前記抗力部28bが馳13の屈折変形部に圧着された状態で、前記下流側Dに向かう外力Fに対向して係止し、支持装置14が下流側Dに向けて滑動することを阻止する。
その結果、強風や積雪等を受けた際に生じる機器の過大な荷重等により、支持装置14に大きな外力Fが作用する場合でも、図6に示す比較例に比して、支持装置14が屋根に沿って滑り落ちる可能性はなく、安全性が格段に向上する。
[第2実施形態]
図5は、支持装置14の第2実施形態を示している。基本的構成は、上記第1実施形態を同様であるから、同一構成部分は同一符号で示し、上記の説明を援用し、上記第1実施形態と相違する部分だけを説明する。
第2実施形態の場合、座部24を備えた支持装置22は、搭載部材17の取付部32から下流側Dに向けて下向きに折曲形成れている。従って、搭載部材17は、第1実施形態の第2縦壁34と受部28に相当するものを設けていない。また、固定部材15は、取付部20の上流側Uの脚部21と差込み部23だけを設けている。
この第2実施形態においても、支持装置14は、屋根に設置した状態において、押さえ部28aと差込み部23により挟着した馳13の位置を第1位置Q1としたとき、該第1位置Q1から下流側Dに向けて所定距離L1を隔てた第2位置Q2にボルト18を配置し、該第2位置Q2から更に下流側Dに向けて所定距離L2を隔てた第3位置Q3に前記支持脚22を配置し、ボルト18の上方位置で該ボルトから上流側Uに離間した力点位置Rに支持部35を配置するように構成されている。
従って、上記第1実施形態と同様に、機器の荷重等による下流側Dに向かう外力Fは、架台19を介して搭載部材17の支持部35が位置する力点位置Rに作用し、これにより、前記ボルト18を配置した第2位置Q2を支点形成領域PとするモーメントMを生じさせ、前記第1位置Q1にモーメントの上向き作用領域PUを形成すると共に、前記第3位置Q3にモーメントの下向き作用領域PDを形成することが可能である。
この際、搭載部材17は、第1実施形態の第2縦壁34及び受部38に相当するものを設けておらず、ボルト18に固着された取付部32から延びる第1縦壁33と支持部35により架台19を片持ち状に支持しているので、モーメントMを発生させやすいという利点がある。
11 下地材
12 屋根材
13 馳
14 機器搭載用支持装置
15 固定部材
16 挟着部材
17 搭載部材
18 ボルト
19 架台
20 取付部
21 脚部
22 支持脚
23 差込み部
24 座部
25 雌ネジ
26 取付部
27 斜板部
28a 押さえ部
28b 抗力部
29 起立リブ
30 孔
31 孔
32 取付部
33 第1縦壁
34 第2縦壁
35 支持部
36 支持孔
37 下向きリブ
38 受部
39 係止爪

Claims (4)

  1. 上流側の棟側から下流側の軒側に向けて下り勾配を有する横葺き屋根材の馳に固着することにより屋根上機器を搭載する機器搭載用支持装置であり、
    積層状態で固着される固定部材(15)と挟着部材(16)と搭載部材(17)を備えると共に、前記各部材を相互に締着するボルト(18)を備え、
    前記固定部材(15)に下流側から前記馳(13)の下面に差し込まれる差込み部(23)を設け、
    前記挟着部材(16)に前記馳(13)の上面に配置される押さえ部(28a)を設け、
    前記固着部材(15)と搭載部材(17)の少なくとも一方に屋根材(12)の表面に向けて延びる支持脚(22)を設け、前記搭載部材(17)に機器の荷重を受ける支持部(35)を設けており、前記ボルト(18)の締着を介して前記押さえ部(28a)と差込み部(23)により馳(13)を上下から挟着する構成とされており、
    前記押さえ部(28a)と差込み部(23)により挟着した馳(13)の位置を第1位置Q1としたとき、該第1位置Q1から下流側に向けて所定距離L1を隔てた第2位置Q2に前記ボルト(18)を配置し、該第2位置Q2から更に下流側に向けて所定距離L2を隔てた第3位置Q3に前記支持脚(22)を配置し、前記ボルト(18)の上方位置で該ボルトから上流側に離間した力点位置Rに前記支持部(35)を配置するように構成され、
    前記支持部(35)が受ける機器の下流側に向かう荷重により、前記ボルト(18)を配置した第2位置Q2を支点形成領域Pとするモーメントを生じさせ、前記第1位置Q1にモーメントの上向き作用領域PUを形成すると共に、前記第3位置Q3にモーメントの下向き作用領域PDを形成することにより、前記支持脚(22)を屋根材(12)の上面に圧接させると共に、前記差込み部(23)を馳(13)の下面に圧接させるように構成して成ることを特徴とする屋根上機器搭載用支持装置。
  2. 前記挟着部材(16)の押さえ部(28a)から上流側に向けて下向きに屈折する抗力部(28b)を延設しており、馳(13)の上面を前記押さえ部(28a)と抗力部(28b)に沿って屈折変形させた状態で挟着するように構成して成ることを特徴とする請求項1に記載の屋根上機器搭載用支持装置。
  3. 前記支持脚(22)を固定部材(15)から延設して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の屋根上機器搭載用支持装置。
  4. 前記支持脚(22)を搭載部材(17)から延設して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の屋根上機器搭載用支持装置。
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