JP2015157464A - 射出成形装置 - Google Patents

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久次郎 桜井
Hisajiro Sakurai
久次郎 桜井
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Abstract

【課題】射出成型において、より大型の成形物の製造、より比重の大きい合成樹脂による成形物の製造、より精密な表面状態を必要とされる成形物の製造、金属などの合成樹脂以外の材質による成形物の製造、を達成するための技術を開発する。
【解決手段】第一の金型と射出ユニットからなる射出成型装置において、射出材料が射出ユニットのノズルに至る前の段階で排気を行うために、射出ユニットの逆止弁付押圧盤とノズルの間に、別個の導出路を開口させ、その導出路から小規模なキャビティーを備えた第二の金型へ射出材料を供給し、第二の金型における成形に際して排気用のプラグやコマを用いて大量の排気を行い、射出ユニット内のガスを効率よく排出し、第一の金型における排気を軽減する。
【選択図】図1

Description

本発明は、より高度の排気を行うことが出来る射出成形装置に関するものである。
排気通路に連続するプラグ室に挿入した断面円形あるいは多角形のプラグの外周面に、該プラグの軸線に沿って切り欠き部、プラグ室の断面積に対するプラグ以外の断面積が狭くなった狭隘部及びガス抜き溝を連続的に穿設し、該プラグ室を射出成形用の型のランナーに一個以上設置してなる、射出成形におけるガス抜き装置と、これを適用した金型は、本件発明者が永年の研究を継続すべき課題であり、これらを現場の作業内容の状況に応じて鋭意改良する研究が継続して行われている。
特許第4085182号 特許第4096327号 特許第5413780号
先行技術文献に開示されている本件発明者が開発した技術は、射出成形作業の現場で実際に使用されることによってその多大な効果が広く認められる現状に立ち至ったが、ランナー内やキャビティー内の排気が確実に行えれば行えるほど、新しく、より高度な改良が求められるようになり、例えば、
より大型の成形物の製造、
より比重の大きい合成樹脂による成形物の製造、
より精密な表面状態を必要とされる成形物の製造、
金属などの合成樹脂以外の材質による成形物の製造、
等々において本件発明者が開発した先行技術をより改良することが要求されている。
これまで、理論的には、射出ユニットからキャビティーに至るまでのどの部分にでも前述特許文献に示す排気手段を設置する事が出来る事は理解されていたが、実際の排気手段の設置は金型設計上の制約から、ランナー部分に集中する傾向があり、構造的に許される場合にはキャビティーからの排気も行われていた。
そのような従来の装置に関して概略を図示すると、図3に示す如く、装置は射出ユニットXと金型Yにより構成され、射出ユニットXのホッパーHに供給された射出材料MはヒーターQにより加熱溶解され、シリンダーC内部をモーターMにより回動されるスクリューSにより前進させられてシリンダーCのノズルN方向へ送出される。
ノズルNに向かって必要量の送出材料Mが蓄積されると、ピストンTによってスクリューSおよび逆止弁付押圧盤Zが溶融状態の送出材料Mに圧力を加え、送出材料MはノズルNから金型YのランナーRに送り込まれ、ランナーR内のガスはプラグP及びコマKから金型外部へ排気され、送出材料Mは真空に近い状態のランナーR内部を走行してゲートGからキャビティーV(図示せず)へ送り込まれる。
この場合、設置されるプラグPやコマKの数は金型の寸法によって適宜定められるが、一般的な寸法の成形品の場合にはこのような形式でほぼ完全な製品を得る事が出来る。また、射出ユニットXにプラグPやコマKを取り付けて、射出ユニットXから直接外部へ排気する方法も考えられたが、金型Yの加工により任意に排気手段を設置するのとは異なり、射出ユニットXの本体に手を加えなければならないので、その作業の困難性からこの形式は現在のところ達成されていない。
しかしながら、射出成形製品が大きくなったり、あるいは比重の大きな合成樹脂を使用する場合など、そのような排気手段の設置だけでは足りない場合も出現するようになり、ランナーの限られた寸法の中により多くの排気手段を設置することによって問題を解決していた。
また、表面メッキ加工により製造した金型を使用するような、より精密な製品を射出成形によって製造する場合にも、より効率の高い排気手段の設置が要求されている。加えて、アルミニウムやステンレスのダイカスト加工においても、成形品の表面がより完全微細に仕上がるように、効率の高い排気手段が求められている。
このような状況下において、発明者はこれまで排気手段の設置を避けてきた射出ユニット自体からも排気を行う方法を研究した結果、これまでの排気理論をそのまま適用して、射出ユニットに僅かな構造の変更を加えることによって、排気ユニットから直接排気する方法に想到し、それを具体化して実使用に耐える装置を完成してここに開示するものである。
この新規の装置は、図2に示すごとく射出材料Mが射出ユニットXのノズルNに至る前の段階で排気を行うために、射出ユニットNの逆止弁付押圧盤ZとノズルNの間に、別個の導出路1を開口させ、その導出路1から小規模なキャビティーを備えた第二の金型2へ射出材料Mを供給し、第二の金型2における成形によって大量の排気を行い、射出ユニットX内のガスを効率よく排出するもので、第二の金型2により成形される物品は所謂捨てコマ10(図5参照)としても良く、あるいは成形された完成小部品として取り出しても良い。
図示はされていないが、第二の金型2は型締めユニットやエジェクタ機構を備えた一般的な成形装置の構成を備えており、射出ユニットXのノズルNから射出材料Mを供給される第一の金型Yと同期して作動する。
本発明によると成形品の大きさ、射出材料Mの種類を選ぶこと無く、殆ど全ての射出成形においてより完全な排気を行うことが出来る効果がある。
本発明射出成形装置の説明的断面図である。 本発明射出成形装置の概念図である。 従来装置の概念図である。 本発明に使用する排気専用の第二の金型例の断面図である。 第二の金型により成形された捨てコマの一例を示す斜面図である。 本発明に使用できる排気用の突き出しピンの斜面図である。 本発明に使用できる排気用のピンの斜面図である。 本発明に使用できる排気用のコマの側面図である。
図1に従って本発明の一実施例を説明すると、射出ユニットX及び第一の金型Yが従来からの射出成形装置の一般的な構成であり、本発明によるとここに第二の金型2が付設され、第二の金型2と射出ユニットXは導通路1によって接続されている。
第二の金型2の詳細は図4に示すとおりであり、一般的な第一の金型Yと同様に固定側取り付け板3と稼働側取り付け板4の間に固定側金型板5とコアプレート6を支持させ、それにリターンピン7、エジェクタピン8ガイドピン9等を付設した一般的なものである。また図示されていないが、第二の金型2には型締めユニットやエジェクタ機構が付設されており、一般的な金型と同様に動作する。
第二の金型2の特徴は、その目的とするところが排気であるので、製品を得るためのキャビティーでは無く、少しでも排気量が多くなるように図6から図8に示す突き出しピンL、プラグP、コマKなどを利用して排気が行える捨てコマ10(図5参照)を成形できるキャビティーを構成することである。
図5に示す捨てコマ10は前記の目的を達成すべく、一般的な金型では分離されているスプルウ・ランナー11を捨てコマ10と一体にし、その任意の面に突き出しピンL、プラグP、コマKなどにより排気するための立ち上がり部12が突設された形状になっており、各立ち上がり部12には図示例の場合おのおの6ヶ所の排気突起13が形成されている。
本発明を適用した射出成形装置においては、第一の金型Yに対するショットが開始されると、射出ユニットXのシリンダーC内の射出材料Mの一部が導通路1から第二の金型2に供給され、第二の金型2内で捨てコマ10が成形される際に大量の排気が行われるので、第一の金型Yに送給された射出材料Mは既に第二の金型2による排気が行われているので、第一の金型Yで必要とされる排気がその分だけ軽減されることになり、第一の金型Yの成形品により完全な仕上がりを与えることになる。
本発明の基本となる特許文献1及び2に示された特許第4085182号、特許第4096327号の着想は、現在までに射出成形業界で広く利用されることとなり、成形品の仕上がりの優良さと射出成形装置の補修作業の回数軽減と言う大きな利点を産業界にもたらした。今回、本発明によって、より大きな成形品の製造、より重い射出材料による成形品の製造、より精密な成形品の製造が可能となり、溶融した材料を型により成形する全ての産業分野で広範囲に利用できる技術が提供されたものである。
1・・・導出路
2・・・第二の金型
3・・・固定側取付板
4・・・可動側取付板
5・・・固定側型板
6・・・コアプレート
7・・・リターンピン
8・・・エジェクタピン
9・・・ガイドピン
10・・・捨てコマ
11・・・スプルウ・ランナー
12・・・立ち上がり部
13・・・排気突起
X・・・射出ユニット
Y・・・第一の金型
L・・・突き出しピン
P・・・プラグ
K・・・コマ

Claims (2)

  1. 排気通路に連続するプラグ室に挿入した断面円形あるいは多角形のプラグの外周面に、該プラグの軸線に沿って切り欠き部、プラグ室の断面積に対するプラグ以外の断面積が狭くなった狭隘部及びガス抜き溝を連続的に穿設し、該プラグ室を射出成形用の型のランナーに一個以上設置してなる、射出成形におけるガス抜き装置を使用した第一の金型と射出ユニットからなる射出成形装置において、
    射出ユニットのシリンダーのノズルに連続する部分の側壁に設けた導出路と、導出路に接続された第二の金型とを設置した事を特徴とする射出成形装置。
  2. 第二の金型がそのキャビティーあるいはランナーに連続するプラグ室に挿入した断面円形あるいは多角形のプラグの外周面に、該プラグの軸線に沿って切り欠き部、プラグ室の断面積に対するプラグ以外の断面積が狭くなった狭隘部及びガス抜き溝を連続的に穿設し、該プラグ室をキャビティーあるいはランナーに一個以上設置されていることを特徴とした請求項1記載の射出成形装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7357232B2 (ja) 2020-11-25 2023-10-06 有限会社 サンエイ・モールド 射出成形におけるガス抜き用コマ装置

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