JP2015156886A - X線撮影装置及び同装置に搭載される散乱線遮蔽装置 - Google Patents

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政廣 辻田
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Abstract

【課題】患者が歯科用治療椅子に仰向けに寝た状態のまま顎部のX線撮影を行うことができるとともに、その撮影時に顎部周辺の極めて局所化された小さな撮影空間から外部に漏れることを軽減する。
【解決手段】
X線撮影装置(1)は、X線管(23)を被検者の特定部位の周りに回動可能に保持するX線管アーム(21)と、X線を検出する検出器(24)を特定部位の周りに回動可能に保持する検出器アーム(22)とを備える。この装置はまた、X線管アーム及び検出器アームを回動可能に保持し、且つ両アームが特定部位の周りを回転することを許容する撮影空間を提供する昇降機(14)を備える。昇降機は台座部(12)に搭載され、台座部にキャスタ(11)が取り付けられている。この装置では更に、撮影空間を画成するように位置し、且つ前記X線を遮蔽する遮蔽材料で形成された遮蔽体(14C)を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、X線撮影装置及び同装置に搭載される散乱線遮蔽装置に係り、特に、X線管と、このX線管から照射され被検者を透過したX線を検出する検出器とを対向して備え、そのX線管と検出器とを被検者の周りに回転させる構造を備えたX線撮影装置、及び、同装置に搭載されるX線の散乱線を遮蔽する装置に関する。
近年、トモシンセシス法に依る被検者の断層撮影法が盛んに行われるようになっている。このトモシンセシス法の原理はかなり古くから知られているが(例えば特許文献1を参照)、近年では、そのトモシンセシス法に依る画像再構成の簡便さを享受しようとする断層撮影法も提案されている(例えば特許文献2及び特許文献3を参照)。また、歯科用でその例が多数見られるようになっている(例えば特許文献4、特許文献5を参照)。
トモシンセシス法の歯科への応用の一つとして、通常、湾曲した歯列を2次元平面状に展開したパノラマ画像を得るパノラマ撮影装置が実用化されている。このパノラマ撮影装置は、通常、被検者の口腔部の周囲にX線管と縦長の2次元配置の画素を有する検出器との対を、その回転中心が想定された歯列に沿った一定軌道を画くように、その回転中心を複雑に移動させながら回転させる機構を備える。X線管と検出器との間は一定値に保持される。上述の一定軌道は、標準の形状及びサイズと見做される歯列に沿って予め設定した基準断層面(3次元的に存在する断層面)に焦点を当てるための軌道である。この回転中に、一定間隔で、X線管から照射されたX線が被検者を透過して検出器によりデジタル量のフレームデータとして検出される。このため、基準断層面に焦点を絞ったフレームデータが一定間隔毎に収集される。このフレームデータをトモシンセシス法で再構成して、基準断層面のパノラマ画像を得る。
また、特許文献6には、X線管と検出器が同一中心点の周りに共に円軌道を描くように且つ互いに独立して回転可能な撮像系を持つパノラマ撮影装置の一例が開示されている。顎部はその円軌道の中に位置付けられる。X線管から照射されたX線は常に検出器の検出面に向くように、速度パターンが制御される。
特開昭57−203430 特開平6−88790 特開平10−295680 米国特許公開 US2006/0203959 A1 特開2007−136163 国際公開WO2012/008492
このように様々なパノラマ撮影装置が提供されているが、これらの装置は通常、X線管理区域と呼ばれる遮蔽室の内部で使用する必要がある。このX線管理区域とは、人が放射線の不必要な被ばくを防ぐため、放射線量が一定以上ある場所を明確に区域し、人に不必要な立ち入りを防止するために設けられる区域である。
このため、例えば、歯科治療中の患者のパノラマ撮影を行いたい場合、患者は歯科用治療椅子から移動してX線撮影室、つまり、X線管理区域まで行く必要がある。しかし、この移動は医師及び患者の双方にとって非常に煩わしい。例えば、治療椅子において歯茎に穿刺し、その穿刺状態をX線で確認したい場合、その穿刺状態でX線撮影室まで移動することになる。この穿刺状態で移動すること自体、患者には不快であるし、医師にとっても移動中の穿刺位置のずれなどを考慮して、X線撮影室で再度、その穿刺位置を確認する等の手間がかかる。
このため、歯科用治療椅子に仰向けになった状態で穿刺でき、その穿刺状態のままX線撮影ができれば、患者及び医師の双方にとって非常に都合がよい。しかしながら、その場合、歯科用治療椅子の周りはスペースが限られているし、その付近は医師自身を含め、看護師等、多様なスタッフが往来する場でもある。
このため、患者が歯科用治療椅子に仰向けに寝た状態でX線撮影(パノラマ撮影、部分(精密)撮影)を行うことができたとしても、X線の散乱線をどのように防止するかについては具体的な提案が無い状況にある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、患者が歯科用治療椅子に仰向けに寝た状態のまま顎部のX線撮影を行うことができるとともに、その撮影時に顎部周辺の極めて局所化された小さな撮影空間から外部に漏れることを軽減することができるX線撮影装置及び同装置に搭載される散乱線遮蔽装置を提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るX線撮影装置は、X線を照射するX線管と、このX線管を被検者の特定部位の周りに回動可能に保持するX線管アームと、前記X線を検出して当該X線の量に応じた信号を出力する検出器と、この検出器を前記特定部位の周りに回動可能に保持する検出器アームと、前記X線管アーム及び前記検出器アームを回動可能に保持し、且つ前記X線管アーム及び前記検出器アームが前記特定部位の周りを回転することを許容する撮影空間を提供する昇降機と、この昇降機を搭載した台座部と、この台座部に取り付けられたキャスタと、前記撮影空間を画成するように位置し、且つ前記X線を遮蔽する遮蔽材料で形成された遮蔽体と、を備えたことを特徴とする。
本発明に係るX線撮影装置によれば、局所化された撮影空間を画成するようにX線の遮蔽を担う遮蔽体を設けたので、外部に漏れるX線量を極力防止することができ、その可搬性を有効に発揮することができる。
添付図面において、
図1は、一実施形態に係るX線撮影装置としてのX線パノラマ撮影装置、及び、散乱線遮蔽装置の概要を示す正面側から見た斜視図である。 図2は、一実施形態に係るX線撮影装置としてのX線パノラマ撮影装置、及び、散乱線遮蔽装置の概要を示す背面側から見た斜視図である。 図3は、X線パノラマ撮影装置と歯科用治療椅子との位置関係及び撮影時の被検者の位置を説明する斜視図である。 図4は、底面部の内蔵させた散乱線遮蔽板を説明する部分断面図である。 図5は、散乱線遮蔽カバーを説明する斜視図である。 図6は、上面及び両側面を覆う散乱線遮蔽カバーと底面部を覆う散乱線遮蔽板とによる4面の遮蔽構造を説明する図である。 図7は、他の実施形態に係る、背面部に設けた散乱線遮蔽板の位置を説明する側面図である。 図8は、別の他の実施形態に係る、撮影時に前面側に着脱自在に配置するX線防護カーテンの取り付けを説明する図である。 図9は、図7及び図8の両方に示す散乱線遮蔽手段を採用したときの6面の遮蔽構造を説明する図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
図1〜図5を参照して、本発明に係るX線撮影装置としてのX線パノラマ撮影装置の1つの実施形態を説明する。このX線パノラマ撮影装置にはまた、本発明に係るX線の散乱線を遮蔽する散乱線遮蔽装置が搭載されている。
このパノラマ撮影装置1は、被験者の顎部(歯列を含む)のパノラマ画像を撮像する歯科用の診断装置として構成されている。
このパノラマ撮影装置1によれば、被検者の顎部の擬似的な3次元断層像(画像それ自体は2次元画像であるが、歯列などの撮影部位の形状に応じて3次元的に表示される断面像)を撮影できる。また、この装置1によれば、顎部の歯列のうちの部分的な領域をより精密に撮影する部分撮影(又は精密撮影)を行うこともできる。
なお、本実施形態では、本発明に係るX線撮影装置はパノラマ撮影装置として構成されているが、このX線撮影装置は、必ずしも歯科の分野に限られない。このX線撮影装置は、例えば、耳鼻咽喉撮影、手足の骨・関節部分など、他の様々な部位を撮影するように構成してもよい。
図1及び図2に、本実施形態に係る歯科用のX線パノラマ撮影装置1の外観を前面側から、また背面側から示す。また、図3に、このパノラマ撮影装置1を歯科用の治療椅子2のサイドに位置決めして使用する状態を示している。
このパノラマ撮影装置1は、図1及び図2から分かるように、4個のキャスタ11(移動手段)を装着した台座部12と、この台座部12に搭載された電源ボックス13と、台座部12に搭載され且つ上下方向に昇降可能な昇降機14と、制御及び画像処理を担うコンピュータを搭載したコンソール15とを備える。コンソール15は、ケーブルを介して又は無線通信を介して、装置1の本体BDに接続されている。なお、ここでは、本体BDとはコンソール15を除いた装置部分を言う。
キャスタ11は、台座部12の下面の四隅に設けられている。このため、歯科医又はオペレータは、このパノラマ撮影装置1を押して移動可能であり、部屋から部屋へ、又は、部屋の置き場と歯科用治療椅子2のサイドとの間で自由に移動させることができる。このキャスタ11は、ペダル11P(図2参照)を踏んだり上げたりするこことで、ロック及びアンロックできるようになっている。
昇降機14は、その内部に昇降機構(図示せず)を備え、台座部12(つまり床面、つまり歯科用治療椅子2)に対して電動で所定の高さ範囲(例えば10〜15cm)の任意高さの位置に上下動可能に構成されている。電源ボックス13はシステムの各部に必要な電力を供給する電源回路を備える。昇降機14は、その内側に、図3に示すように患者Pの頭部Hを位置させてX線スキャンを実施するための略直方体状の撮影空間Sを提供している。
この昇降機14の上下動方向をY軸とすると、図示のようなXYZ直交座標を設定できる。X線撮影のときには患者Pの頭部Hを撮影空間(オブジェクト空間)Sに図3に示すように位置させるので、Z軸の方向をその頭部Hの頭頂部から足先に向かう方向(正中線の方向)に一致させる。このため、Z軸の方向は体軸方向とも一致する。さらに、このZ軸の方向は、この装置1の前後の方向でもあるので、前後方向とも呼ぶことができる。
本実施形態では、パノラマ撮影装置1の撮影空間Sに被検者Pの頭部Hを入れる側を前面(正面)と呼び、その反対側の面を後面(背面)と呼ぶ。
昇降機14は、その下側に位置する底面部14Aと、この底面部14Aの前記X軸方向における背面の側にて当該底面部14Aに当接して位置する背面部14Bとを備える。また、昇降機14はさらに、底面部14Aの横方向、即ちX軸方向の両サイドに一部オーバーラップして重なり且つ前後方向に手動でスライド可能な散乱線遮蔽カバー(遮蔽体の一部を成す)14Cを備える。この散乱線遮蔽カバー14Cは、底面部14Aの横方向の両外側が設けられたレールRLにより支持され且つ前後方向にスライド可能に係合している。このスライドを行うために、散乱線遮蔽カバー14Cの上側で且つ後ろ側には取手16が取り付けられている。
この散乱線遮蔽カバー14Cは、後述するが、X線の散乱性を遮蔽する第1の遮蔽体の機能を担っている。
底面部14Aは、矩形状の樹脂製又は金属性の板材を折り返し且つその両端を接合して一定高さを持ち高さ方向、即ちY軸の方向の外側に向けて湾曲させた部材で構成される。この湾曲部材の内部は空洞になっている。この湾曲の理由は、撮影空間Sをなるべく広く確保し、かつデザイン性を考慮したためである。
この底面部14Aの空洞の上側には、図4に示すように、鉛板からなる散乱線遮蔽板(第2の遮蔽体)20が貼られている。この散乱線遮蔽板20の横方向(X軸方向)の縁は、底面部14Aの高さ方向(Y軸方向)への折り返しに沿って、一部、折り返されている。この鉛板の厚さは0.3mmを有し、X線の散乱線を遮蔽する第2の遮蔽体の機能を担っている。
昇降機14の背面部14Bの内部には、モータ、動力伝達機構等を含む駆動系と、この駆動系の動作をモニタするエンコーダ(回転位置センサ)とを含む機構部分が内蔵されている。この機構部分として、2つの互いに独立して回転可能な電動モータに結合された2つのアーム21,22が背面部14Bから撮影空間Sに突設されている。これらのアームは、ファン状のX線を照射するX線管23を先端側に内蔵したL字状のX線管アーム21と、X線を検出する検出器24を先端側に内蔵したL字状の検出器アーム22である。両アーム21,22それぞれの他端は回転軸Cを中心に同軸状にリンクし且つ互いに独立して回転できるように(図1中の矢印T,D参照)、図示しない2つモータの回転軸に各別に結合されている。モータは例えばステッピングモータであり、図示しないエンコーダによりその回転位置が検出される。
さらに、X線管アーム21及び検出器アーム22は、それぞれ、その先端側の部分、即ち、X線管23、検出器24を内蔵した部分のみを、その支持側、即ち、背面部14Bに支持された支持部側に対して所定角度範囲内で独立して回転可能になっている。図1中の矢印T1,D1は、この回転を示している。つまり、X線管23及び検出器24は、背面部14Bに対して、全部で4軸の独立回転の自由度を持っている。
X線管23には図示しないコリメータが内蔵されている。このコリメータは、X線管23が曝射したX線を検出器24のX線入射窓WDの形状に合わせてコリメートする。X線入射窓WDは細長い2次元の開口を呈している。このため、X線管23から照射されるX線は、X線入射窓WDの大きさに合わせた、断面が矩形状のファンビームXBに絞られている。
検出器24は、例えば、X線を直接に電気信号に変換する半導体素子を2次元の画素に配列したモジュールを複数個の縦列配置した構造を持つ。半導体としては例えばCdTeである。勿論、検出器24のX線検知素子は必ずしも半導体素子を使用したものではなく、フォトダイオードとシンチレータとを組み合わせた検出器であってもよい。
撮影時には、撮影空間Sには後述するように、被検者Pの頭部Hが位置する。このとき、X線管23と検出器24が額部を挟んで互いにほぼ対向して位置する。装置が起動すると、X線管23と検出器24とが互いに独立して頭部Hの周りを例えば210°の角度範囲に渡り回転し(図3の矢印参照)、その回転中に、X線管23からX線が連続的に又はパルス状に照射される。このため、X線管23から照射されたX線XBは頭部Hの顎部を透過して検出器24により検出される。この検出器24から出力される電気信号は、フレームデータとして、一定レートでコンソール15の画像プロセッサに送られる。画像プロセッサは、それらのフレームデータにトモシンセシス法に基づくシフト&アッドの処理を施し、例えば顎部の歯列をその歯列面に沿って湾曲する断面に沿ったパノラマ画像を再構成する。
図1,図3に示すように、撮影空間Sには、上記両アーム21,22の回転軸Cに同軸に第2のアームとしてL字状のティーチングアーム25が設けられている。このティーチングアーム25は、歯科医が特に精密に診たい歯列の一部(目的歯)の範囲を指定するために使用される。つまり、所謂、精密撮影又は部分撮影と呼ばれる、従来の口内撮影法で実施する位置指定機能を持っている。ティーチングアーム25の先端部からレーザービームを照射できるようになっている。このため、歯科医は、ティーチングアーム25の先端を保持して同アームを額部の周りに回転させながら、レーザービームが歯列に当たる位置を目視で確認する。この目視による確認作業を通して、実際にX線撮影を行ったときの、円周方向における目的歯の角度位置及び目的歯を通過するX線の角度を事前に模擬的に検証できる。ティーチングアーム25には図示しないエンコーダとスイッチが設けられている。このため、その角度位置及び通過X線の角度が決まると、歯科医はそのスイッチを押すことで、上記設定情報を記憶させることができる。この記憶情報は、実際の撮影のときに、コンソール15の制御部により使用され、その情報にしたがってX線管23及び検出器24のX線照射動作及び回転動作が制御される。
一方、散乱線遮蔽カバー14Cは、図5に示すように、撮影空間Sの上面及び左右の側面の画成及びX線遮蔽を担う。このため、散乱線遮蔽カバー14Cは、その全体形状としては、一定幅のX線遮蔽機能を持つ板体を大略、逆U字状に曲げた形状を持つ。つまり、散乱線遮蔽カバー14Cは、平坦な上面部(天井体)14Uと、この上面部14Uから湾曲して一体に形成された両方の側面部(壁体)14L、14Rとを有する。
さらに、この散乱線遮蔽カバー14Cは、その全体はX線遮蔽機能を持つものの、光透過性に関する2種類の部材を結合して形成されている。具体的には、この散乱線遮蔽カバー14Cは、透光性を持たせた透光体部分14TRと、この透光体部分14TRと一体に結合された非透光性を持つ非透光体部分14NTとから成る。この透光体部分14TR及び非透光体部分14NTは共に、上面部14U及び両側面部14L、14Rを互いに部分的にカバーしている。
非透光体部分14NTは、上面部14U及び両側面部14L,14Rに跨って、その後面側の一部を担い且つ底面側に延びるように側面方向から見たときに逆L字状に形成されている。この非透光体部分14NTは、例えば厚さ0.3mmの鉛板を樹脂製又は金属性の板でサンドイッチ状に挟んだ積層体として形成されている。
一方、透光体部分14TRは、上面部14U及び両側面部14L,14Rに跨って、非透光体部分14NTの前面側をカバーするように、大略、逆U字状に形成されている。特に、この透光体部分14TRの左右両側の高さは、非透光体部分14NTのそれより短いため、透光体部分14TRの底面側の端部は非透光体部分14NTに支持されるようになっている。
本実施形態では、この透光体部分14TRは、鉛成分を含む厚さ8.5mmの透明アクリル樹脂で形成されており、これにより鉛当量0.3mmPbのX線遮蔽能力を持たせている。したがって、透光体部分14TRはX線遮蔽機能を有する一方で、光透過性をも有する。アクリル樹脂自体は透明であるが、鉛成分を含んでいるため、実際には黄色みがかった色をしているが、透光性がある。このため、後述するように、撮影空間Sに患者Pの頭部Hが入ったときに、患者はカバー外側を見ることができる。勿論、オペレータも撮影空間S内部の様子を目視することができる。
透光体部分14TRを成す鉛入りアクリル樹脂の端部は、非透光体部分14NTの端部に差し込まれている。このため、このアクリル樹脂と非透光体部分14NTにサンドイッチされている鉛板とが相互に隙間無く連結している。したがって、透光体部分14TR及び非透光体部分14NTの双方で、即ち、散乱線遮蔽カバー14Cにより撮影空間Sの上面及び両側のX線遮蔽機能が確保される。本実施形態では、散乱線遮蔽カバー14C及び底面部14Cの散乱線遮蔽板20によりX線遮蔽装置が構成されている。
この散乱線遮蔽カバー14Cの見方を変えると、その全体で散乱線を遮蔽する機能を持つ一方で、その一部の部分、つまり、透光体部分14TRが光透過性を持つ、とも言える。
この結果、図6に示すように、撮影空間Sを画成する上面、両側面、及び、底面の4面にX線遮蔽機能が与えられたことになる。
なお、台座部12の正面側先端には、図1,3に示すように、固定用のピン50を内蔵したカバー部51が設けられている。このピン50は、図示しないワイヤー機構を介して、背面部14の上側の縁に設けた操作レバー52(図2参照)に連動して上下動するようになっている。一方で、歯科用治療椅子2の後面側の床面所定位置には、側面視で略三角形を成し且つ上記ピン50を挿入可能な穴を穿設したフロア固定部53が固設されている。このため、装置本体BDを移動させて、その先端位置を上記フロア固定部53に合わせた状態で、操作レバー52を操作すれば、ピン50を押し下げることができる。このピン50がフロア固定部53の穴に入ることで、装置本体BDは歯科用治療椅子2に対して位置決めされる(図3参照)。
さらに、装置本体BDを別の場所に移動するときにも、操作レバー52を操作することで、ピン50を引き上げ、フロア固定部53から解除される。これにより、装置本体BDを別の場所へ移動させることができる。
この装置本体BDを移動させるために、その背面部14Bの上端部に、操作レバー52の両サイドに移動用ハンドル54が固設されている。このため、オペレータはこの移動用ハンドル54を持って、装置本体BDをキャスタ11の自在回転と共に、楽に移動させることができる。
なお、この背面部14Bには、例えば2mの長さのコード55を介してX線照射及びX線管・検出器の回転を指令する照射スイッチ56が設けられている。
以上の構成のもとに、高さが100〜115cm程度、横幅が80〜95cm程度、さらに、奥行が75〜90cm程度の可搬型のパノラマ撮影装置1が提供されている。しかも、その撮影空間Sを画成する上面、両側面、及び、底面の4面にはX線遮蔽機能が与えられているため、この撮影空間Sを実質的なX線遮蔽室と見做すこともできる。これ故、本実施形態では、移動用ハンドル54を掴んで押すことで、X線遮蔽室(つまり、この装置1)をキャスタ11で任意の場所まで簡単に運んで、そこで使用可能になっている。
本実施形態に係るパノラマ撮影装置1の使用するときには、まず、このパノラマ撮影装置1を歯科用治療椅子2の後ろ側の所定位置に位置付け、床面に固定する。このときに、前述した操作レバー52を操作してピン50を押し下げ、そのピン50をフロア固定部53に係合させる。これにより、パノラマ撮影装置1の本体BDの歯科用治療椅子2に対する位置付け及び固定が達成される。
次いで、散乱線遮蔽カバー14Cを後ろ側に退避させる(図3の仮想線「退避位置」参照)。この段階では、X線管アーム21及び検出器アーム22はそれぞれの初期位置に位置付けられている。そこで、歯科医(又はオペレータは、歯科用治療椅子2の背もたれを倒しながら、患者Pの頭部Hを撮影空間Sの所定位置に位置決めする。この位置決めは昇降機14の高さ方向の調節、及び、図示しない3本のレーザービームによる正中線、フランクフルト、犬歯の位置決めにより行われる。
位置決め後、散乱線遮蔽カバー14Cを前方向の撮影位置まで移動させる(図3の実線「撮影位置」参照)。これにより、図3の実線で示すように、画成された撮影空間Sに被検者Pの頭部Hが位置した状態になる。この状態で、歯科医は少し離れた位置から照射スイッチ56を押すことで、前述したパノラマ撮影が起動し、データの収集が行われる。
このように本パノラマ撮影装置1では、X線管23から照射されるX線XBは常に検出器24のX線入射窓WDの大きさに絞られている。しかも、X線管23と検出器24は4軸独立で駆動制御され、且つ、スキャン中、両者は常に被検者Pの顎部を介して対向している。このため、X線管から照射されるX線XBは検出器24に入射する。したがって、撮影空間Sから漏れ出る散乱線の量は少ない。特に、X線XBが前後方向の軸C周りに回転するため、撮影空間Sの前後方向に漏れる散乱線の量は更に少ない。
その上、本実施形態の場合、撮影空間Sを画成する上面、両側面、及び、底面の4面は、前述した散乱線遮蔽カバー14C及び底面部14Cの散乱線遮蔽板20により囲まれ、X線遮蔽がなされている。このため、パノラマ撮影又は部分撮影時において撮影空間Sから外部に漏れるX線を確実に減少させ、又は、遮蔽することができる。これにより、X線管23が駆動するパノラマ撮影や部分撮影が行われても、撮影空間Sの外側に与えるX線の影響を殆ど無視できるようになる。
このパノラマ撮影装置1は移動可能である。したがって、「可搬型の歯科用のX線遮蔽室」とでも呼ぶべきX線遮蔽がなされた空間を持ったパノラマ撮影装置を提供できる。これにより、患者が歯科用治療椅子に仰向けに寝た状態のまま顎部のX線撮影を行うことができる。その撮影時に顎部周辺の極めて局所化された小さな撮影空間から外部に漏れることを大幅に軽減することができる。
また、被検者にとって、散乱線遮蔽カバー14Cの中に頭部Hを入れるのであるが、そのカバー14Cには透光体部分14TRが設けられている。このため、常に外部を見ることができ、閉所が苦手は患者にも対応できている。
(その他の実施形態)
上述したX線遮蔽装置は、更に以下のように展開して実施できる。
まず、図7に示す実施形態の場合、昇降機14の背面部14Bの内側に鉛板で成る散乱線遮蔽板(第3の遮蔽体)31が固定配置される。このとき、モータ等の回転中心軸Cの部分を回避するように散乱線遮蔽板31に孔を空けると都合がよい。これによっても、背面側の殆どの部分に散乱線の遮蔽機能が与えられる。
さらに、図8に示す実施形態の場合、散乱線遮蔽カバー14Cの空いている正面(前面)にも暖簾状のX線防護カーテン(第4の遮蔽体)32を吊り下げる構成になっている。散乱線遮蔽カバー14Cの前面は元々、散乱線の漏れが少ないが(背面側も同様であるが)、更なる散乱線対策として、正面にもX線遮蔽策を施すものである。被検者Pの頭部Hが撮影空間Sの内部に位置決めされ、撮影準備が整った段階で散乱線カバー14Cの縁に取り付けてある複数のフック33に、オペレータがX線防護カーテン32を手動で吊り下げるようになっている。このX線防護カーテン32は、例えば撓み性のある樹脂に鉛を含有させてX線遮蔽機能を持たせた複数の短冊状部分を連ねてなる。このX線防護カーテン32の被検者の首部分に当たる部位は、その形状に沿って略半円状にくり抜かれている。
この図7及び図8の実施形態に係るX線遮蔽の手段は何れか一方又は両方を採用してもよい。両方のX線遮蔽手段を採用する場合、撮影空間Sとその外界とを隔てるX線遮蔽壁部は、図9で模式的に示すように、正面及び背面の2面を合わせた6面全部を覆うことになる。これにより、撮影時に撮影空間Sから漏れ出る散乱線を更に確実に減らすことができ、したがって、撮影によって撮影空間Sの外側に与えるX線の影響を殆ど無視できるとともに、X線防護に信頼性をより一層高めることができる。勿論、このことは図7又は図8の何れか一方のX線遮蔽手段を採用する場合でも同様である。
その他には、X線防護カーテン32は樹脂製の板に鉛を含有させた一枚もの板体としてもよい。
さらに、散乱線遮蔽カバー14Cの透光体部分14TRの形状及び大きさは任意であり、歯科医が撮影空間Sの内部状態を確認でき、また患者Pが外界の視野を確保できる程度であればよい。例えば、円形や矩形の窓を両側面及び上面に複数個形成することもできる。
一方、上述した実施形態及び変形例では、装置1の本体BD(コンソールを除く)を移動させる移動手段としてキャスタ11を設けている。しかしながら、この移動手段は、キャスタに限定されない。装置1の本体に把持部を設け、この把持部を持って手持ちで移動させてもよい。また、台座部12の下面に、電動で回転する車輪を設けてもよい。本願に係る装置1の本体BDを歯科用治療椅子2のサイドまで自在に移動させることができる手段であればよい。
なお、本発明は上述した実施形態及び変形例で示した構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の主旨を逸脱しない限り、更に様々に変形して実施可能なものである。
1 歯科用パノラマ撮影装置(X線撮影装置)
11 キャスタ(移動手段)
12 台座部
14 昇降機
14B 背面部
14C 散乱線遮蔽カバー(遮蔽体の一部を成す)
14D 底面部
14L、14R 側面部(第1の遮蔽体、壁体)
14U 上面部(第1の遮蔽体、天井体)
17 コンソール
20 散乱線遮蔽板(第2の遮蔽体)
21 X線管アーム
22 検出器アーム
23 X線管
24 検出器
31 散乱線遮蔽板(第3の遮蔽体)
32 X線防護カーテン(第4の遮蔽体)

Claims (16)

  1. X線を照射するX線管と、
    このX線管を被検者の特定部位の周りに回動可能に保持するX線管アームと、
    前記X線を検出して当該X線の量に応じた信号を出力する検出器と、
    この検出器を前記特定部位の周りに回動可能に保持する検出器アームと、
    前記X線管アーム及び前記検出器アームを回動可能に保持し、且つ前記X線管アーム及び前記検出器アームが前記特定部位の周りを回転することを許容する撮影空間を提供する昇降機と、
    この昇降機を搭載した台座部と、
    前記撮影空間を画成するように位置し、且つ前記X線を遮蔽する遮蔽材料で形成された遮蔽体と、
    ことを特徴とする可搬型のX線撮影装置。
  2. 前記昇降機は、前記撮影空間の底面側の縁を画成する、前記昇降機の一部を成す底面部を備え、
    前記遮蔽体は、
    前記被検者の特定部位が前記撮影空間に位置するときの当該被検者の体軸方向に沿って配置され且つ当該特定部位の左右の両側に位置する左右の壁体と、当該左右の壁体と一体に形成され且つ前記特定部位の上側に位置する天井体とを備えた第1の遮蔽体と、
    前記底面部に内蔵された第2の遮蔽体と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のX線撮影装置。
  3. 前記第1の遮蔽体は、前記昇降機に対して前記体軸方向にスライド可能に構成されていることを特徴とする請求項2に記載のX線撮影装置。
  4. 前記第1の遮蔽体の天井部は平坦な平坦部分を有することを特徴とする請求項2または3に記載のX線撮影装置。
  5. 前記第1の遮蔽体は鉛を含有した樹脂製材料で形成され、
    前記左右の壁体と前記天井体は一体に形成されている、ことを特徴とする請求項4に記載のX線撮影装置。
  6. 前記第1の遮蔽体は、前記X線を遮蔽し且つ光を透過する透光性領域を部分的に有することを特徴とする請求項4の何れか一項に記載のX線撮影装置。
  7. 前記透光性領域は少なくとも前記平坦部分の一部または全部に存在することを特徴とする請求項6に記載のX線撮影装置。
  8. 前記透光性領域は前記平坦部分の全部と前記壁体の一部に跨って存在することを特徴とする請求項6に記載のX線撮影装置。
  9. 前記昇降機は、前記撮影空間の底面側の縁を画成して当該昇降機の一部を成す背面部を備え、
    前記遮蔽体は、前記背面部に位置する第3の遮蔽体を備えたことを特徴とする請求項2〜8の何れか一項に記載のX線撮影装置。
  10. 前記遮蔽体は、前記被検者の特定部位が前記撮影空間に位置決めされた後、前記撮影空間の前側の縁を成す前記昇降機の前面に、当該前面を略覆い且つ前記X線を遮蔽する第4の遮蔽体を着脱自在に取り付け可能な第4の遮蔽体を備えたことを特徴とする請求項2〜9の何れか一項に記載のX線撮影装置。
  11. 前記台座部に設けられ、且つ当該装置全体を移動させることが可能な移動手段を備えたことを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載のX線撮影装置。
  12. 前記移動手段は、前記台座部にも取り付けられキャスタを備えることを特徴とする請求項11に記載のX線撮影装置。
  13. X線を照射するX線管と、
    このX線管を被検者の特定部位の周りに回動可能に保持するX線管アームと、
    前記X線を検出して当該X線の量に応じた信号を出力する検出器と、
    この検出器を前記特定部位の周りに回動可能に保持する検出器アームと、
    前記X線管アーム及び前記検出器アームを回動可能に保持し、且つ前記X線管アーム及び前記検出器アームが前記特定部位の周りを回転することを許容する撮影空間を提供する昇降機と、を備えたX線撮影装置に搭載される前記X線の散乱線遮蔽装置において、
    前記撮影空間を画成するように位置し、且つ前記X線を遮蔽する遮蔽材料で形成された遮蔽体と、備え、
    この遮蔽体を、
    前記被検者の特定部位が前記撮影空間に位置するときの当該被検者の体軸方向に沿って配置され且つ当該特定部位の左右の両側に位置する左右の壁体と、当該左右の壁体と一体に形成され且つ前記特定部位の上側に位置する天井体とを備えた第1の遮蔽体と、
    前記X昇降機の底面部に内蔵された第2の遮蔽体と、
    を備えたことを特徴とする散乱線遮蔽装置。
  14. 前記第1の遮蔽体は、前記X線を遮蔽し且つ光を透過する透光性領域を部分的に有することを特徴とする請求項13に記載の散乱線遮蔽装置。
  15. 前記遮蔽体は、前記昇降機の背面部に位置する第3の遮蔽体を備えたことを特徴とする請求項13又は14に記載の散乱線遮蔽装置。
  16. 前記遮蔽体は、前記被検者の特定部位が前記撮影空間に位置決めされた後、前記撮影空間の前側の縁を成す前記昇降機の前面に、当該前面を略覆い且つ前記X線を遮蔽する第4の遮蔽体を着脱自在に取り付け可能な第4の遮蔽体を備えたことを特徴とする請求項15に記載の散乱線遮蔽装置。
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