JP2015156272A - 電気部品用ソケット - Google Patents

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Abstract

【課題】電気部品用ソケットにおいて、下側接触部材の先端部が配線基板の電極から外れたり、下側接触部材が折れ曲がったりする事態の発生を抑制する。【解決手段】電気部品用ソケット11は、ソケット本体13と、ソケット本体13に配設されたコンタクトピン14とを有している。コンタクトピン14は、上側接触部材16と、下側接触部材17と、スプリング18とを有している。ソケット本体13と上側接触部材16との間には、付勢手段21が設けられている。この付勢手段21により、ソケット本体13が配線基板15上に配設される前の状態で(選択図(a)参照)、上側接触部材16の筒部の下面部が底面部13aから所定量L1上方に離間して浮き上がった状態とするとともに、電気部品12がソケット本体13に収容されると(選択図(c)参照)、付勢手段21の付勢力に抗して上側接触部材16が下降するように構成されている。【選択図】図2

Description

この発明は、配線基板上に配設され、半導体装置(以下「ICパッケージ」という)等の電気部品の導通試験等を行うため、この電気部品を収容する電気部品用ソケットに関するものである。
従来からこの種の電気部品用ソケットとしては、ICパッケージの導通試験等を行うICソケットがある。
このICソケットは、配線基板上に配設されるソケット本体を有し、このソケット本体にICパッケージが収容されるようになっている。このICソケットには、ICパッケージの端子および配線基板の電極に接触して両者間を電気的に接続するため、複数のコンタクトピンが所定のピッチで配設されている。
そして、このコンタクトピンとしては、導通時の接触抵抗が安定する等の理由から、いわゆる片端摺動型のコンタクトピン(つまり、ICパッケージの端子に接触するバレル等の上側接触部材と、この上側接触部材の筒部内に上部側が上下動自在に挿入され、配線基板の電極に接触するプランジャ等の下側接触部材とを有するコンタクトピン)が広く用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−9927号公報
しかしながら、このような従来のものにあっては、ICパッケージの端子および配線基板の電極に対する接圧を確保すべく、いわゆる両端摺動型のコンタクトピンに比べて、必然的に下側接触部材のソケット本体から下方への突出量が多くなってしまう。そのため、ICソケットを配線基板に取り付ける際に、コンタクトピンの下側接触部材がソケット本体から垂れ下がり、傾くことがあり、このような状態でICソケットを配線基板に配設すると、下側接触部材の先端部が、配線基板の幅狭の電極(パッド)から外れやすくなる原因となっていた。また、下側接触部材が傾いたまま、無理にICソケットを配線基板に配設しようとすると、下側接触部材が折れ曲がってしまう恐れがあった。特に、複数のコンタクトピンが狭ピッチで配設されている場合には、上述した不都合が生じやすい。
そこで、この発明は、複数のコンタクトピンが狭ピッチで配設されている場合であっても、下側接触部材の先端部が配線基板の電極から外れたり、下側接触部材が折れ曲がったりする事態の発生を抑制することが可能な電気部品用ソケットを提供することを課題としている。
かかる課題を達成するために、この発明は、配線基板上に配設されるとともに、端子が形成された電気部品が上面部側に収容されるソケット本体と、該ソケット本体に配設され、前記電気部品の端子および前記配線基板の電極に接触して、当該電気部品の端子と当該配線基板の電極との間を電気的に接続するコンタクトピンとを有し、該コンタクトピンは、上部に形成され、前記電気部品の端子に接触する上側接触部および、該上側接触部の下側に形成された筒部を有する上側接触部材と、該上側接触部材の筒部の下部側に上下動自在に配設され、下端部に前記配線基板の電極に接触する下側接触部を有する下側接触部材と、前記上側接触部材の筒部内に配設され、前記上側接触部材および前記下側接触部材を互いに離間する方向へ付勢するスプリングとを有し、前記ソケット本体と前記上側接触部材との間に付勢手段が設けられて、該付勢手段により、前記ソケット本体が前記配線基板上に配設される前の状態で、前記筒部の下面部が前記ソケット本体の底面部から所定量上方に離間して浮き上がった状態とするとともに、前記電気部品が前記ソケット本体に収容されると、前記付勢手段の付勢力に抗して前記上側接触部材が下降するように構成されている電気部品用ソケットとしたことを特徴とする。
他の特徴は、前記付勢手段は、コイルスプリングであり、前記上側接触部材の筒部には、ストッパが形成され、前記コイルスプリングは、前記ソケット本体の底面部と前記ストッパとの間に伸縮自在に設けられていることにある。
他の特徴は、前記付勢手段は、コイルスプリングであり、該コイルスプリングは、前記ソケット本体の底面部と前記上側接触部材の筒部の下面部との間に伸縮自在に設けられていることにある。
他の特徴は、前記ソケット本体は、上側プレートと、この上側プレートの下方に所定の間隔を置いて取り付けられた下側プレートとを有し、前記上側接触部材の筒部には、ストッパが形成され、前記付勢手段は、前記上側プレートと前記下側プレートとの間に位置して前記ストッパを下方から支持する中央プレート、および、該中央プレートを弾性的に上下動自在に支持するコイルスプリングを有し、該コイルスプリングは、前記下側プレートと前記中央プレートとの間に伸縮自在に設けられていることにある。
この発明によれば、ソケット本体が配線基板上に配設される前の状態で、筒部の下面部がソケット本体の底面部から所定量上方に離間して浮き上がった状態となるとともに、電気部品がソケット本体に収容されると、付勢手段の付勢力に抗して上側接触部材が下降するため、下側接触部材のソケット本体から下方への突出量を減らすことができる。その結果、ソケット本体を配線基板上に配設した場合、複数のコンタクトピンが狭ピッチで配設されていても、下側接触部材の先端部が配線基板の電極から外れたり、下側接触部材が折れ曲がったりする事態の発生を抑制することが可能となる。
他の特徴によれば、従来品に対してコイルスプリングを追加するだけで電気部品用ソケットが完成し、このコイルスプリングを設けるスペースさえあれば、既存の部品を加工する必要もない。したがって、上述した効果を奏する電気部品用ソケットを安価に製造することが可能となる。
他の特徴によれば、コイルスプリングは、ソケット本体の底面部と上側接触部材の筒部の下面部との間に設ければよいので、全長を短くして小型化することができる。
他の特徴によれば、コンタクトピンが複数ある場合に、電気部品の端子および配線基板の電極に対する接圧をすべてのコンタクトピンで均一化し、コンタクトピンごとの個体差をなくすことができる。その結果、電気部品のバーンイン試験等を円滑に行うことが可能となる。また、コンタクトピンごとに付勢手段を設ける必要がないので、電気部品用ソケットの部品点数を減らし、その製造コストを削減することが可能となる。
この発明の実施の形態1に係るコンタクトピンを示す断面図である。 同実施の形態1に係るICソケットの取付手順を示す断面図であって、(a)はICソケットが配線基板上に配設される前の状態を示す図、(b)はICソケットが配線基板上に配設された状態を示す図、(c)はさらにICソケットにICパッケージが収容された状態を示す図である。 この発明の実施の形態2に係るICソケットの取付手順を示す断面図であって、(a)はICソケットが配線基板上に配設される前の状態を示す図、(b)はICソケットが配線基板上に配設されるとともに、このICソケットにICパッケージが収容された状態を示す図である。 この発明の実施の形態3に係るICソケットの取付手順を示す断面図であって、(a)はICソケットが配線基板上に配設される前の状態を示す図、(b)はICソケットが配線基板上に配設されるとともに、このICソケットにICパッケージが収容された状態を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について説明する。
[発明の実施の形態1]
図1及び図2には、この発明の実施の形態1を示す。
まず、構成を説明すると、図2中符号11は、「電気部品用ソケット」としてのICソケットで、このICソケット11は、配線基板15(図2(b)参照)上に配設されるようになっており、「電気部品」であるICパッケージ12(図2(c)参照)のバーンイン試験等を行うために、このICパッケージ12の「端子」としての複数個の球状端子12bとその配線基板15の複数個の電極15aとの電気的接続を図るものである。
このICパッケージ12は、図2(c)に示すように、平板状のパッケージ本体12aを有し、このパッケージ本体12aの下面に複数個の球状端子12bが形成されている。なお、図2(c)には、これらの球状端子12bのうち2個の球状端子12bのみを図示している。
一方、ICソケット11は、図2に示すように、配線基板15上に配設されるとともに、ICパッケージ12が上面部13d側に収容されるソケット本体13と、このソケット本体13に配設され、ICパッケージ12の複数個の球状端子12bおよび配線基板15の複数個の電極15aに接触して、これらの球状端子12bと電極15aとの間を電気的に接続する複数本のコンタクトピン14とを有している。なお、図2には、これらのコンタクトピン14のうち2本のコンタクトピン14のみを図示している。
なお、ソケット本体13は、図2(a)に示すように、略平板状の上側プレート19と、この上側プレート19の下側に取り付けられた略平板状の下側プレート20とを有している。
各コンタクトピン14は、それぞれ、図1および図2に示すように、上部に形成され、ICパッケージ12の各球状端子12bに接触する上側接触部16aおよび、上側接触部16aの下側に形成された筒部16bを有するバレル等の上側接触部材16と、この上側接触部材16の筒部16bの下部側に上下動自在に配設され、下端部に配線基板15の各電極15aに接触する下側接触部17aを有するプランジャ等の下側接触部材17と、上側接触部材16の筒部16b内に伸縮自在に配設され、上側接触部材16および下側接触部材17を互いに離間する上下方向へ付勢するスプリング18とを有している。
ここで、上側接触部材16の上側接触部16aは、図1に示すように、その基部16eが筒部16b内に挿入されてかしめられることにより、筒部16bに固定されている。この基部16eはスプリング18の上端部18aに接触している。また、筒部16bの上下方向のほぼ中央部には、図1に示すように、大径円環状のストッパ16dが形成されている。
また、下側接触部材17は、図1に示すように、下部に下側接触部17aが形成された円柱状の軸部17cと、軸部17cの上側に一体に形成され、上側接触部材16の筒部16bの下面部16cに接触する大径部17dと、大径部17dの上側に一体に形成され、スプリング18の下端部18bに接触する円錐状のスプリング受け部17eとを有している。
さらに、ソケット本体13には、図2(a)に示すように、底面部13aに下側接触部材17が挿通される挿通孔13bが上下方向に貫通して形成されている。一方、ソケット本体13の底面部13aと上側接触部材16のストッパ16dとの間には、上側接触部材16を浮き上がらせるための「付勢手段」であるコイルスプリング21が伸縮自在に設けられている。コイルスプリング21は、その上端部21aが上側接触部材16のストッパ16dに接触するとともに、下端部21bがソケット本体13の底面部13aに接触している。そのため、上側接触部材16は、コイルスプリング21の付勢力によって上方へ付勢され、ストッパ16dが上側プレート19の段差部19aに接触して係止している。そして、上側接触部16aは、ソケット本体13の上面部13dから所定量L3上方へ突出した状態となっている。
そして、このコイルスプリング21により、図2(a)に示すように、ソケット本体13が配線基板15上に配設される前の状態で、筒部16bの下面部16cがソケット本体13の底面部13aから所定量L1上方に離間して浮き上がった状態とするとともに、図2(c)に示すように、ICパッケージ12がソケット本体13に収容されると、コイルスプリング21の付勢力に抗して上側接触部材16が下降するように構成されている。そのため、図2(a)に示すように、ソケット本体13が配線基板15上に配設される前の状態では、下側接触部材17の突出量L2は、上側接触部材16を浮き上がらせるコイルスプリング21が設けられていない従来品に比べて、所定量L1に相当する分だけ小さくなっている。なお、所定量L1は所定量L3より大きくなっている。
次に、かかるICソケット11の使用方法について、図2を用いて説明する。
なお、ソケット本体13が配線基板15上に配設される前の状態では、上述したとおり、下側接触部材17の突出量L2が従来品より小さくなっているので、この下側接触部材17の傾斜角が小さくなる。したがって、複数本のコンタクトピン14が狭ピッチで配設されている場合であっても、下側接触部材17の先端部(下側接触部17a)が配線基板15の電極15aから外れたり、下側接触部材17が折れ曲がったりする事態の発生を抑制することができる。
まず、ICソケット11を図2(a)に示す状態から配線基板15上に配設する。すると、各コンタクトピン14は、それぞれ、下側接触部材17が配線基板15に押し上げられる形でスプリング18の付勢力に抗して上昇する。その結果、図2(b)に示すように、各コンタクトピン14において、下側接触部材17の下側接触部17aと配線基板15の電極15aとが互いに所定の接圧で接触して、両者間が電気的に接続された状態となる。なお、各コンタクトピン14の上側接触部材16は、いずれも、ソケット本体13の上面部13dから所定量L3上方へ突出した状態のままである。
次に、ICソケット11のソケット本体13の上面部13d側にICパッケージ12を収容し、図示省略の押圧機構により、このICパッケージ12を下方に押圧する。すると、各コンタクトピン14は、それぞれ、上側接触部材16がICパッケージ12に押し下げられる形でスプリング18の付勢力に抗して下降する。その結果、図2(c)に示すように、各コンタクトピン14において、上側接触部材16の上側接触部16aとICパッケージ12の球状端子12bとが互いに所定の接圧で接触して、両者間が電気的に接続された状態となる。なお、各コンタクトピン14の下側接触部材17は、いずれも、上昇した状態のままである。
このとき、コンタクトピン14の上側接触部材16は、スプリング18の付勢力によって上方に付勢されていることに加えて、コイルスプリング21の付勢力によっても上方に付勢されている。そのため、上側接触部材16の上側接触部16aとICパッケージ12の球状端子12bとの間の接圧を高めることができる。或いは、スプリング18を細くしてコンタクトピン14全体を細くすることも可能である。
なお、ICソケット11は、上述したとおり、所定量L1が所定量L3より大きくなっているので、ICソケット11にICパッケージ12を収容しても、上側接触部材16の筒部16bの下面部16cがソケット本体13の底面部13aに当たって上側接触部材16の下降を妨げる恐れはない。
その結果、図2(c)に示すように、ICパッケージ12の各球状端子12bと配線基板15の各電極15aとが、各コンタクトピン14を介して互いに導通した状態になる。
この状態で、ICパッケージ12に電流を流してICパッケージ12のバーンイン試験等を行う。
このようなICソケット11にあっては、従来品に対してコイルスプリング21を追加するだけで完成し、このコイルスプリング21を設けるスペースさえあれば、既存の部品(ソケット本体13など)を加工する必要もない。したがって、上述した効果を奏するICソケット11を安価に製造することが可能となる。
[発明の実施の形態2]
図3には、この発明の実施の形態2を示す。
この実施の形態2に係るICソケット11では、図3に示すように、ソケット本体13の底面部13aと上側接触部材16のストッパ16dとの間にコイルスプリング21が設けられていない代わりに、ソケット本体13の底面部13aと上側接触部材16の筒部16bの下面部16cとの間に、上側接触部材16を浮き上がらせるための付勢手段としてコイルスプリング22が伸縮自在に設けられている。その他の構成については、上述した実施の形態1と同様であるので、同一の部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。
したがって、この実施の形態2では、ICソケット11の使用方法も、上述した実施の形態1と同様であり、実施の形態1と同じ作用効果を奏する。
これに加えて、コイルスプリング22は、ソケット本体13の底面部13aと上側接触部材16の筒部16bの下面部16cとの間に設ければよいので、ソケット本体13の底面部13aと上側接触部材16のストッパ16dとの間に設けなければならないコイルスプリング21(実施の形態1)に比べて、全長を短くして小型化することができる。
[発明の実施の形態3]
図4には、この発明の実施の形態3を示す。
この実施の形態3に係るICソケット11では、図4に示すように、上側プレート19および下側プレート20が互いに所定の間隔L4を置いて取り付けられたソケット本体13を有している。また、下側プレート20の上方には、上側プレート19と下側プレート20との間に位置して上側接触部材16のストッパ16dを下方から支持する略平板状の中央プレート24が、複数本(図4では、2本)のコイルスプリング23を介して弾性的に上下動自在に支持されている。各コイルスプリング23は、その略下半分が下側プレート20の嵌合穴20aに嵌合した状態で下側プレート20と中央プレート24との間に伸縮自在に配置されている。そして、中央プレート24および複数本のコイルスプリング23が、上側接触部材16を浮き上がらせるための付勢手段を構成している。その他の構成については、上述した実施の形態1と同様であるので、同一の部材については、同一の符号を付してその説明を省略する。
したがって、この実施の形態3では、ICソケット11の使用方法も、上述した実施の形態1と同様であり、実施の形態1と同じ作用効果を奏する。
これに加えて、上述した実施の形態1、2のように、コンタクトピン14ごとにコイルスプリング21、22を組み込むのではなく、すべてのコンタクトピン14の上側接触部材16を1枚の中央プレート24で浮き上がらせるため、ICパッケージ12の球状端子12bおよび配線基板15の電極15aに対するコンタクトピン14の接圧がすべてのコンタクトピン14で均一化し、コンタクトピン14ごとの個体差をなくすことができる。その結果、ICパッケージ12のバーンイン試験等を円滑に行うことが可能となる。
また、この実施の形態3では、上述した実施の形態1、2と異なり、コンタクトピン14ごとにコイルスプリング21、22を設ける必要がないので、とりわけコンタクトピン14の本数が多い場合に、コイルスプリング23の所要本数を少なく抑えることができる。その結果、ICソケット11の部品点数を減らし、その製造コストを削減することが可能となる。
なお、上記実施の形態1では、上側接触部材16を浮き上がらせるための付勢手段として、コイルスプリング21を用いる場合について説明し、上記実施の形態2では、コイルスプリング22を用いる場合について説明したが、これらのコイルスプリング21、22を併用しても構わない。この場合、2種類のコイルスプリング21、22の併用により、コイルスプリング21またはコイルスプリング22を単独で用いる場合(実施の形態1、2)に比べて、ICパッケージ12の球状端子12bに対するコンタクトピン14の接圧をさらに高めることができる。
また、上記実施の形態1〜3では、上側接触部材16を浮き上がらせるための付勢手段として、コイルスプリング21(実施の形態1)、コイルスプリング22(実施の形態2)、中央プレート24および複数本のコイルスプリング23(実施の形態3)を用いる場合について説明した。しかし、上側接触部材16が適正に浮き上がる限り、他の付勢手段(例えば、シリコーンゴム等からなる弾性シートなど)を代用または併用することも可能である。
また、上記実施の形態1〜3では、ICパッケージ12の端子が球状端子12bである場合について説明したが、球状以外の端子が形成されたICパッケージ12にこの発明を同様に適用することも可能である。
また、上記実施の形態1〜3では、上側接触部材16の筒部16bの上下方向のほぼ中央部に大径円環状のストッパ16dが形成されたコンタクトピン14について説明したが、このストッパ16dの形成部位は、必ずしも筒部16bの上下方向のほぼ中央部に限るわけではなく、例えば、筒部16bの上端部近傍または下端部近傍であってもよい。
さらに、上記実施の形態1〜3では、「電気部品用ソケット」としてICソケット11にこの発明を適用したが、これに限らず、他の装置にも適用できることは勿論である。
11 ICソケット(電気部品用ソケット)
12 ICパッケージ(電気部品)
12b 球状端子(端子)
13 ソケット本体
13a 底面部
13d 上面部
14 コンタクトピン
15 配線基板
15a 電極
16 上側接触部材
16a 上側接触部
16b 筒部
16c 下面部
16d ストッパ
17 下側接触部材
17a 下側接触部
18 スプリング
21,22,23 コイルスプリング(付勢手段)
24 中央プレート(付勢手段)

Claims (4)

  1. 配線基板上に配設されるとともに、端子が形成された電気部品が上面部側に収容されるソケット本体と、
    該ソケット本体に配設され、前記電気部品の端子および前記配線基板の電極に接触して、当該電気部品の端子と当該配線基板の電極との間を電気的に接続するコンタクトピンとを有し、
    該コンタクトピンは、
    上部に形成され、前記電気部品の端子に接触する上側接触部および、該上側接触部の下側に形成された筒部を有する上側接触部材と、
    該上側接触部材の筒部の下部側に上下動自在に配設され、下端部に前記配線基板の電極に接触する下側接触部を有する下側接触部材と、
    前記上側接触部材の筒部内に配設され、前記上側接触部材および前記下側接触部材を互いに離間する方向へ付勢するスプリングとを有し、
    前記ソケット本体と前記上側接触部材との間に付勢手段が設けられて、該付勢手段により、前記ソケット本体が前記配線基板上に配設される前の状態で、前記筒部の下面部が前記ソケット本体の底面部から所定量上方に離間して浮き上がった状態とするとともに、前記電気部品が前記ソケット本体に収容されると、前記付勢手段の付勢力に抗して前記上側接触部材が下降するように構成されていることを特徴とする電気部品用ソケット。
  2. 前記付勢手段は、コイルスプリングであり、
    前記上側接触部材の筒部には、ストッパが形成され、
    前記コイルスプリングは、前記ソケット本体の底面部と前記ストッパとの間に伸縮自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気部品用ソケット。
  3. 前記付勢手段は、コイルスプリングであり、
    該コイルスプリングは、前記ソケット本体の底面部と前記上側接触部材の筒部の下面部との間に伸縮自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気部品用ソケット。
  4. 前記ソケット本体は、上側プレートと、この上側プレートの下方に所定の間隔を置いて取り付けられた下側プレートとを有し、
    前記上側接触部材の筒部には、ストッパが形成され、
    前記付勢手段は、前記上側プレートと前記下側プレートとの間に位置して前記ストッパを下方から支持する中央プレート、および、該中央プレートを弾性的に上下動自在に支持するコイルスプリングを有し、該コイルスプリングは、前記下側プレートと前記中央プレートとの間に伸縮自在に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気部品用ソケット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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