JP2015156211A - 商品演出方法、および、情報表示方法 - Google Patents
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Abstract
Description
小売店舗では、顧客が購入した商品に関する情報は、POSデータで管理されているため、売れ行きの良い商品、悪い商品を分析することは容易である。しかしながら、顧客が購入しなかった商品に関する情報は、POSデータからは分析することができない。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
1.1 商品演出システムの構成
商品演出システムは、図1に示すように、人物情報取得部100と、演出部300と、人物位置履歴データベース210と、人物動作履歴データベース220と、商品情報データベース230とからなる。
演出部300は、店舗に設置され、来店者の行動に基づいて商品演出を実行する。演出部300は、来店者の行動に基づいてどのようなプレゼンテーションを行うかを決定する演出決定手段310と、演出を実現するための照明やデジタルサイネージなどからなる演出装置330と、演出決定手段310が決定した内容に従って演出装置330を制御しプレゼンテーションを実行する演出制御手段320とからなる。
1.2 人物情報取得部100の構成
以下、人物情報取得部100の詳細な構成を説明する。
観測装置110は、それぞれの商品棚の前に来店者がいるか否かを検出するための焦電センサ21〜26と、それぞれの商品棚において、来店者が商品棚中のどの商品に手を伸ばしているかを検出するための測域センサ31〜36とを含む。図3(a)に示すように、焦電センサ21〜26は、各商品棚に設置され、測域センサ31〜36は、各商品棚のすぐ上の天井に設置される。
焦電センサ21は、推定手段120の人物位置推定手段121に来店者を検知しているか否かを出力する。また、測域センサ31は、推定手段120の人物動作推定手段122に検出した来店者の手の位置を出力する。
推定手段120は、観測装置110が検出した内容から来店者の行動を推定する。推定手段120は、来店者がそれぞれの商品棚の前にいるか否かを推測する人物位置推定手段121と、来店者が手を伸ばしたか否か、および手伸ばし位置を推測する人物行動推定手段122とからなる。推定手段120は、例えば、マイクロプロセッサ、及びRAM、ROM、ハードディスク、NICなどからなるコンピュータであり、各機能ブロックは、RAM、ROM、ハードディスクに記憶されているコンピュータプログラムをマイクロプロセッサが実行することにより実現される。
1.3 データベース群の構成
以下、人物位置履歴データベース210、人物動作履歴データベース220、商品情報データベース230の構成について説明する。
以下、演出部300の詳細な構成を説明する。
(1)演出決定手段310
演出決定手段310は、来店者の行動に基づいてどのようなプレゼンテーションを行うかを決定する。演出決定手段310は、来店者が手にしたと推測される商品を推測する商品推測手段311と、来店者が商品棚に陳列されている商品に手を伸ばしてからの時間を計測する演出開始タイマー312と、プレゼンテーションの内容を決定する演出内容決定手段313とからなる。演出決定手段310は、例えば、マイクロプロセッサ、及びRAM、ROM、ハードディスク、NICなどからなるコンピュータであり、各機能ブロックは、RAM、ROM、ハードディスクに記憶されているコンピュータプログラムをマイクロプロセッサが実行することにより実現される。なお、演出決定手段310は、推定手段120と同一のハードウェアで実現されてもよい。
商品の推測方法について、図9を用いて説明する。図9(a)は、棚ID:23の商品棚における、商品の陳列状態と、商品棚を基準とする直交座標系とを示している。図9(b)は、商品情報データベース230が保持している内容を示すものである。商品情報データベース230は、棚ID、配置範囲、商品、サイネージ動画を保持している。ここで、配置範囲とは、当該商品棚においてその商品が配置されている矩形の範囲を、商品棚を基準とする直交座標系における左上の角と右下の角とで示したものである。例えば、{(10,10),(40,30)}とは、(10,10)を左上、(40,30)を右下とする矩形の範囲、即ち、(10,10)、(10,30)、(40,10)、(40,30)を四隅とする矩形の範囲を指し、図9(a)における領域61を指し示す。サイネージ動画とは、当該商品を商品演出の対象としてデジタルサイネージ51に動画広告を再生する場合に用いる動画を示したものである。具体的には、”棚ID:23 配置範囲:{(50,40),(80,70)}、商品:チョコレートB、サイネージ動画:チョコレートB動画”とは、棚ID:23の商品棚において、(50,40)、(50,70)、(80,40)、(80,70)を四隅とする矩形の範囲内、すなわち図9(a)の領域64に、チョコレートBが陳列されていること、および、チョコレートBを商品演出の対象としてデジタルサイネージ51に動画広告を配信する場合にチョコレートB動画を用いることを示す。したがって、商品推測手段311は、例えば、”棚ID:23 時刻:2013/11/05 10:43:16 手の位置:(30,95)”に基づいて、来店者が棚ID:23のクッキーAに手を伸ばしたことを推測し、商品演出の対象としてデジタルサイネージ51に動画広告を配信する場合にクッキーA動画を用いることを決定する。商品推測手段311は、有効な手の位置、すなわち(−1,−1)以外の座標を受け取ると、推測した商品と、デジタルサイネージ51に動画広告を配信する場合の動画とを出力する。以下、有効な手の位置、すなわち(−1,−1)以外の座標を受け取ることを「第2動作を検出する」と呼ぶ。
(広告態様の説明)
照明装置41は、例えば、図10に示すように、商品棚の上部に設置され、商品棚全体を照らす照明であり、明るさや色調を調整できるようなLED照明である。具体的には、明るさと色温度との組み合わせ、明るさとRGBの混合比との組み合わせ、RGB値などを制御パラメータとし、色調や明るさを変化させることができる。
照明装置を用いたプレゼンテーションは、例えば、演出対象の商品が配置されている商品収納コラムだけを照らす照明装置41を点灯させることである。または、例えば、清算時や購入後に加熱することが前提の弁当や総菜について、照明装置41の色温度を3000Kの電球色から4200Kの白色に変化させ、商品のラベル表示や内容を見やすくする、といったものでもよい。また、これらを組み合わせ、例えば、演出対象の商品が配置されている商品棚の全体を照らす照明の明るさや色温度を低下させ、特定商品が陳列されている商品収納コラムを照らす照明装置を点灯または明るくする、としてもよい。
演出制御手段320は、演出内容決定手段313が決定した内容に従い、照明装置41を制御して照明の照度や色調を変化させ、または、デジタルサイネージ51で再生すべき動画データをメディアサーバとして出力する動作を行うことで、決定されたプレゼンテーションを実行する。
商品演出システムの動作について、まず状態遷移図とタイムチャートを用いて概略を説明する。
図14に商品演出システムの商品棚ごとの状態遷移図を示す。商品演出システムは、焦電センサ21の検知範囲である、商品棚の正面の特定エリアに来店者が検知されなければ、人物が特定エリア内にいない状態71となっている。ここで、来店者が特定エリアに進入すれば焦電センサ21と人物位置推定手段121とが第1動作を検出することになるので、人物が特定エリア内にいる状態72となる。人物が特定エリア内にいる状態72である場合に、来店者が特定エリアから退出すれば、焦電センサ21と人物位置推定手段121とが第3動作を検出することになる。この場合、特定エリアには来店者がいなくなるので、人物が特定エリア内にいない状態71に状態遷移することになる。
特定商品についてタイマー動作中状態73である場合に、来店者が特定エリアから退出する第3動作が検出されると、タイマーの動作を停止し、人物が特定エリア内にいない状態71へと遷移する。これは、短時間のうちに商品棚の前から立ち去る来店者は、当該商品棚に陳列されている商品に対して興味がないと推測されるので、プレゼンテーションを行う意義が少なく、却って商品演出の陳腐化を招く原因となるからである。
続いて、図15のタイムチャートを用いて、想定される動作を示す。
以下、図16のフローチャートを用いて商品演出システムの詳細な動作について説明する。
まず、商品演出システムは、人物位置推定手段121を用いて第1動作を検出するか否かを監視する(S11)。このとき、商品演出システムは人物が特定エリア内にいない状態71である。第1動作を検出しなかった場合(S11でNo)、商品演出システムは、再度S11を実施して第1動作の検出を行う。
S13の後、商品演出システムは、人物動作推定手段122を用いて第4動作を検出するか否かを監視する(S14)。第4動作を検出した場合(S14でYes)、商品演出システムは商品推測手段311により来店者が新たに手を伸ばした商品を特定商品であると推定し、演出開始タイマー312のタイマーのカウントをゼロに戻してカウントを再開させる(S19)。このとき、商品演出システムは、特定商品を変更し、特定商品についてタイマー動作中の状態73を最初からやり直し、再度S14を実施する。
以上説明したように、来店者が商品棚の前にいるか否か、および、来店者が商品棚のどの商品に手を伸ばしたかの監視結果に基づいて、商品棚の前で興味を持っているが購入するかを迷っていると推測される来店者のみを狙って商品をアピールすることができる。そのため、対象者を絞ることで商品演出の実効性を高めるとともに、商品に興味を抱いていない来店者に商品演出を行わないことで、商品演出が陳腐化することを防ぎ、着目されるために商品演出が過剰になっていくことを防ぐことができる。
本実施の形態では、来店者の行動により商品演出の対象となる商品を変化させる構成について説明する。
なお、実施の形態1と同様の構成については同じ符号を、同様の動作については同じステップ番号をそれぞれ付し、説明を省略する。
本実施の形態に係る商品演出システムは、図17に示すように、人物情報取得部100と、人物位置履歴データベース210と、人物動作履歴データベース220と、商品情報データベース230と、関連商品データベース240と、演出部400とからなる。
2.2 関連商品データベース240
関連商品データベース240のハードウェア構成は他のデータベースと同様であるので説明を省略し、その保持内容について述べる。
演出部400は、演出装置がデジタルサイネージ51、52…のみで照明装置41、42…がなく、演出内容決定手段313に代えて演出内容決定手段413を備える以外は、演出部300と同じ構成である。
演出内容決定手段413は、演出内容決定手段313と同様、演出開始タイマー312からタイマー開始の通知を受け取ると、商品推測手段311から受け取った、来店者が手を伸ばした商品と対応する商品棚のID、サイネージ動画を基に、当該商品をアピールするために当該商品棚に対してどのようなプレゼンテーションを行うかを決定し、演出開始タイマー312からタイマー満了した旨を受け取ると、決定したプレゼンテーション内容を演出制御手段320に出力する。演出開始タイマー312からタイマー開始の通知を受け取ってからタイマー満了した旨を受け取る前に、商品推測手段311から、同一の商品棚IDにおける、タイマー開始時の商品とは異なる商品を来店者が手を伸ばした商品として受け取ると、決定していたプレゼンテーション内容を破棄し、新たに受け取った商品についてどのようなプレゼンテーションを行うかを決定し直す。一方、演出開始タイマー312からタイマー開始の通知を受け取ってからタイマー満了した旨を受け取る前に、商品推測手段311から、同一の商品棚IDにおける同一の商品を来店者が手を伸ばした商品として複数回受け取ると、決定していたプレゼンテーション内容を破棄する。さらに、演出内容決定手段413は、商品推測手段311から受け取った商品に対応する関連商品を、関連商品データベース240から取得する。そして、演出内容決定手段413は、取得した関連商品についてのプレゼンテーション、すなわち、関連商品の演出となる動画を、商品推測手段311から取得した商品棚IDの商品棚に設置されているデジタルサイネージ51で再生することを演出内容として決定し、演出開始タイマー312のタイマー満了を待つことなく、演出制御手段320に出力する。なお、1つの商品に対して複数の関連商品が存在する場合、緑茶A、緑茶B、緑茶A、緑茶B…のように順番に使用してもよいし、乱数を生成してランダムに1つ選ぶとしてもよい。または、関連商品データベース240は関連商品ごとに優先度を保持し、優先度の高い順に用いるとしてもよい。
2.4 商品演出システムの動作の概略
図15のcase4のタイムチャートを用いて、動作の概略を説明する。
以下、図19のフローチャートを用いて商品演出システムの詳細な動作について説明する。
まず、商品演出システムは、人物位置推定手段121を用いて第1動作を検出するか否かを監視する(S11)。このとき、商品演出システムは人物が特定エリア内にいない状態71である。第1動作を検出しなかった場合(S11でNo)、商品演出システムは、再度S11を実施して第1動作の検出を行う。
S13の後、商品演出システムは、人物動作推定手段122を用いて第4動作を検出するか否かを監視する(S14)。第4動作を検出した場合(S14でYes)、商品演出システムは商品推測手段311により来店者が新たに手を伸ばした商品を特定商品であると推定し、演出開始タイマー312のタイマーのカウントをゼロに戻してカウントを再開させる(S19)。このとき、商品演出システムは、特定商品を変更し、特定商品についてタイマー動作中の状態73を最初からやり直し、再度S14を実施する。
以上説明したように、来店者が同一の商品に複数回続けて手を伸ばした場合には、その商品ではなく、関連商品について商品演出を行う。これにより、商品演出システムは商品に対して強く興味を抱いている相手に対し、セットでお勧めしたい関連商品をアピールするという効率的な広告活動を行うことができる。
本実施の形態では、商品演出の履歴に基づき、さらに他の態様の商品演出を行う構成について説明する。
なお、実施の形態1および2と同様の構成については同じ符号を、同様の動作については同じステップ番号をそれぞれ付し、説明を省略する。
本実施の形態に係る商品演出システムは、図20に示すように、人物情報取得部100と、人物位置履歴データベース210と、人物動作履歴データベース220と、商品情報データベース230と、演出履歴データベース250と、演出部500とからなる。
3.2 演出履歴データベース250
演出履歴データベース250のハードウェア構成は他のデータベースと同様であるので説明を省略し、その保持内容について述べる。
演出部500は、演出装置330に代えて店舗用のデジタルサイネージ81を含む演出装置530を備え、演出内容決定手段313に代えて演出内容決定手段513を備え、演出制御手段320に代えて演出制御手段520を備える以外は、演出部300と同じ構成である。
演出内容決定手段513は、演出内容決定手段313と同様に、来店者の動作に応じて照明41やデジタルサイネージ51を用いて商品演出を行う。演出内容決定手段513は、さらに、商品演出を行うたびに、演出履歴データベース250が保持している、所定期間内の商品ごとの演出回数を更新する。そして、演出内容決定手段513は、所定期間内の商品ごとの演出回数に応じて、店舗用のデジタルサイネージ81にどの商品のサイネージ動画を再生させるか決定し、演出制御手段520に出力する。なお、所定期間内の商品ごとの演出回数に応じて商品演出する商品を決定する方法としては、例えば、演出回数が少ないものから順に選択するとして、リストを作成する。このようにすることで、商品棚で商品演出がなされていない商品について、店内の来店者全員に広くアピールし、来店者に興味を持ってもらうように広告活動ができる。例えば、図21(a)の履歴に基づき、おにぎりBの動画、ポテトチップスBの動画、…の順のリストを作成する。
商品演出システムの、照明装置41またはデジタルサイネージ51を用いた商品演出の動作は、S17において演出履歴データベース250が保持している所定期間内の商品ごとの演出回数を演出内容決定手段513が更新する以外、実施の形態1と同じであるため省略し、デジタルサイネージ81を用いた商品演出の動作について図23を用いて説明する。
演出内容決定手段513が再生を開始していないリストを有していない場合(S111でNo)、商品演出システムの演出内容決定手段513は、演出履歴データベース250から、所定期間内の商品ごとの演出回数を取得する(S112)。
デジタルサイネージ81で動画が現在再生中でなければ(S114でNo)、商品演出システムは、S113で作成したリストに従って、デジタルサイネージ81で動画を再生する(S115)。
以上説明したように、所定期間内において各商品が商品棚でどれだけ商品演出されたかの情報に基づいて、店舗用のデジタルサイネージでどの商品について商品演出を行うかを決定する。これにより、来店者に興味を持たれていない商品について店内に広くアピールしたり、逆に、来店者に興味を持たれている商品をより強くアピールしたりすることが可能となり、効率的な広告活動を行うことができる。
本実施の形態では、商品演出の履歴を管理し確認する構成について説明する。
なお、実施の形態1〜3と同様の構成については同じ符号を、同様の動作については同じステップ番号をそれぞれ付し、説明を省略する。
4.1 商品演出システムの構成
本実施の形態に係る商品演出システムは、図24に示すように、人物情報取得部100と、人物位置履歴データベース210と、人物動作履歴データベース220と、商品情報データベース230と、演出履歴データベース250と、販売データベース260と、表示装置700と、演出部600とからなる。
販売データベース260のハードウェア構成は他のデータベースと同様であるので説明を省略し、その保持内容について述べる。
販売データベース260は、図21(b)に示すように、所定期間において、商品と、商品の販売数とを保持している。本実施の形態において、所定期間は1日であるものとし、毎日決まった時刻、例えば午前0時に保持内容がクリアされるものとする。例えば、”商品:パンA 販売個数:8回”とは、当日の午前0時からパンAが8個販売されていることを示す記録である。反米データベース260は、例えば、10分ごとにPOSから商品ごとの売り上げ数を取得することで、保持内容を更新する。
演出部600は、演出内容決定手段513に代えて演出内容決定手段613を備え、さらに表示制御手段620を備えること以外は、演出部500と同じ構成である。
演出内容決定手段613は、演出内容決定手段513と同様に、来店者の動作に応じて照明41やデジタルサイネージ51を用いて商品演出を行う。また、演出内容決定手段513は、商品演出を行うたびに、演出履歴データベース250が保持している、所定期間内の商品ごとの演出回数を更新する。そして、演出内容決定手段613は、所定期間内の商品ごとの演出回数と販売数とに応じて、店舗用のデジタルサイネージ81にどの商品のサイネージ動画を再生させるか決定し、演出制御手段520に出力する。なお、所定期間内の商品ごとの演出回数に応じて商品演出する商品を決定する方法としては、例えば、演出回数ごとの販売数の多いものから順に選択するとして、リストを作成する。このようにすることで、商品棚における商品演出が効果的と推測される商品について、店内の来店者全員に広くアピールし、さらに来店者に興味を持ってもらうように広告活動ができる。例えば、図21(a)および図21(b)の履歴に基づき、おにぎりB、ポテトチップスA、ポテトチップスB、カップラーメンB…の順のリストを作成する。さらに、演出内容決定手段513は、所定期間内の商品ごとの販売数と演出回数とを、表示制御手段620に出力する。
4.4 表示装置700
表示装置700は、図25に示すような、10インチ程度のタッチパネルを有するタブレット端末である。表示装置700において、画面へのタッチがアイコンの選択を意味する。
画面へのタッチが発生すると、そのタッチ位置が、どの商品棚の占有領域ojに含まれるかを判定する。その後、タッチ位置がいずれかの商品棚の占有領域ojに含まれていれば、演出内容決定手段513から、当該商品棚に属する商品の、所定期間内の商品ごとの販売数と演出回数とを取得し、図26に示すように、当該商品棚に陳列されている商品の、定期間内の商品ごとの販売数と演出回数とをフローティングウィンドウwi1として表示する。
以上説明したように、所定期間内において、各商品棚のそれぞれの商品について、販売数と商品棚における演出回数とを店舗用のデジタルサイネージにおける商品演出に用いるとともに、関連付けて表示することで、商品棚における演出の効果を把握することができる。これにより、商品演出が効果的であるか否かを容易に判定することができ、効果の低い商品演出を見直したり、見直す際に効果の高い商品演出を参考にしたりすることで、広告活動をより効果的に行うことができる。
観測情報、販売情報のビッグデータ化に対応するための実施形態である。かかるビッグデータ化に対応するため、本実施の形態では、観測情報をクラウドネットワークのストレージに分散格納し、また人物行動推定のためのアプリケーションや演出内容決定のためのアプリケーションをクラウドサーバで起動する。
図28(a)は、商品演出を実現するためのコンピュータシステム(商品演出システム)を示す。かかるコンピュータシステムは、店舗内の商品演出を実現する。かかる情報提供システムは、複数の機器グループ1000(ゲートウェイ90、センサ21、31…とを含む)と、データ運営センター3000(クラウドサーバ350、ビッグデータストレージ群340を含む)と、サービス提供センター2000(サーバ290を含む)と、演出部300とから構成される。
サービス提供センター2000は、サービス提供センターによるサービス提供を受ける者の窓口であり、URLを指定したアクセス要求を受け付けて、ユーザの店舗業務に直結するデータの管理を行う。かかるデータ管理には、ユーザ登録がある。ユーザ登録としては、店舗の新規開店時にユーザからユーザ登録を受け付け、そうしてユーザ登録を行ったユーザを、商品演出サービスの会員として管理するというものがある。このユーザ登録は、商品演出の対象となる店舗情報の登録と、当該ユーザが商品演出サービスの会員になるための会員登録とを含む。サービス提供センター2000は、こうして登録された店舗情報、会員登録で入力されたユーザの登録情報の管理を行う。このサービス提供センター2000を構成するコンピュータには、サーバ290がある。サーバ290を一点鎖線で描いているのは、サービス提供センター2000がサーバ290を保有していない場合もあるからである。例えば、クラウドサーバ350が全てのデータ管理を行っている場合等は、サーバ290は不要となる。
ビッグデータストレージ群340は、ビッグデータを分散して格納した複数のストレージからなる。本実施の形態におけるビッグデータは、各店舗の各商品棚でユーザがどのような行動を取ったかを示す観測情報である。
データ提供センター2000、サービスプロバイダネットワーク2001に属する構成要件には、2000番の参照符号に依拠した200番台の参照符号を付し、他のネットワークの構成要件と区別し、データ運営センター3000、クラウドネットワーク3001に属する構成要件には、3000番の参照符号に依拠した300番台の参照符号を付し、他のネットワークの構成要件と区別する。
サービスプロバイダネットワーク2001は、サービス提供センター内のイントラネットワークであり、ユーザのログイン操作を受け付ける際、ユーザの正当性の認証する認証サーバ201、各店舗の店舗情報を管理する店舗情報サーバ202、サービス提供に必要なアプリケーションを提供するアプリケーションプロバイダサーバ203がある。
図31(a)は、サービスの類型1(自社データセンター型)を示す。本類型は、サービス提供センター2000が機器グループ1000から情報を取得し、ユーザに対してサービスを提供する類型である。本類型では、サービス提供センター2000が、データセンター運営会社の機能を有している。即ち、サービスプロバイダが、ビッグデータの管理をするクラウドサーバ350を保有している。従って、データセンター運営会社は存在しない。
(サービスの類型2:IaaS利用型)
図31(b)は、サービスの類型2(IaaS利用型)を示す。ここでIaaSとはインフラストラクチャー・アズ・ア・サービスの略であり、コンピュータシステムを構築および稼動させるための基盤そのものを、インターネット経由のサービスとして提供するクラウドサービス提供モデルである。
(サービスの類型3:PaaS利用型)
図31(c)は、サービスの類型3(PaaS利用型)を示す。ここでPaaSとはプラットフォーム・アズ・ア・サービスの略であり、ソフトウェアを構築および稼動させるための土台となるプラットフォームを、インターネット経由のサービスとして提供するクラウドサービス提供モデルである。
(サービスの類型4:SaaS利用型)
図31(d)は、サービスの類型4(SaaS利用型)を示す。ここでSaaSとはソフトウェア・アズ・ア・サービスの略である。例えばデータセンター(クラウドサーバ)を保有しているプラットフォーム提供者が提供するアプリケーションを、データセンター(クラウドサーバ)を保有していない会社・個人(利用者)がインターネットなどのネットワーク経由で使用できる機能を有するクラウドサービス提供モデルである。
続いて、クラウドサーバを介して、観測情報ログの収集と、提供を行う場合の通信シーケンスについて説明する。
(1)実施の形態1〜4では、人物位置履歴データベース210と、人物動作履歴データベース220と、商品情報データベース230とが自店舗のみのデータベースとしたが、本発明はこの場合に限られない。例えば、複数の店舗で、人物位置履歴データベース210と、人物動作履歴データベース220と、商品情報データベース230とを共有するとしてもよい。この場合、人物位置履歴データベース210と、人物動作履歴データベース220とにはどの店舗の情報であるかを示す識別子を各レコードに設けることで、商品情報データベース230には店舗ごとの商品棚IDと配置範囲とを保持することで、各実施の形態を実現することが可能となる。
(7)実施の形態3〜4では、演出履歴データベース250、および、販売データベース260は、毎日午前0時に消去されるとしたが、本発明はこの場合に限られない。演出履歴データベース250、および、販売データベース260は、毎日決まった時間、例えば、午前2時に消去されるとしてもよいし、所定の日数ごと、例えば、毎月曜日午前2時に消去されるとしてもよい。あるいは、演出履歴データベース250は、例えば、商品と商品演出を行った時刻との組み合わせを保持し、演出内容決定手段513または613に対して、直近の24時間あたりの商品と演出回数との組み合わせを応答する、としてもよい。この場合、演出履歴データベース250は、例えば、24時間以前に商品演出を行ったレコードを定期的に消去、あるいは、レコード数が所定の数を超えた場合に、古いレコードから順に消去する、とすることで、レコード数が過剰になることを防ぐことができる。
また、本発明は、前記コンピュータプログラムまたは前記デジタル信号をコンピュータ読み取り可能な記録媒体、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO、DVD、DVD−ROM、DVD−RAM、BD(Blu−ray(登録商標) Disc)、半導体メモリなどに記録したものとしてもよい。また、これらの記録媒体に記録されている前記デジタル信号であるとしてもよい。
また、本発明は、マイクロプロセッサとメモリを備えたコンピュータシステムであって、前記メモリは、上記コンピュータプログラムを記憶しており、前記マイクロプロセッサは、前記コンピュータプログラムにしたがって動作するとしてもよい。
(14)実施の形態1〜5の説明は本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができる。例えば、実施の形態2と実施の形態3とを組み合わせるとしてもよい。
以下に、実施の形態に係る商品演出方法、および、情報表示方法の構成及び効果について説明する。
(1)実施の形態に係る商品演出方法は、店舗における来店者の行動を検出し、検出結果に基づいて前記店舗内の商品を演出する商品演出装置を含む商品演出システムにおける商品演出方法であって、前記来店者が前記店舗内の商品棚を中心とした所定のエリアに進入したことを示す第1動作を検出し、前記来店者が前記商品棚に陳列されている第1商品に手を伸ばしたことを示す第2動作を検出し、前記第1動作が検出された後に前記第2動作が検出された場合、前記第2動作が検出された時点から時間をカウントし、前記カウントされた時間が所定時間に達した場合、前記商品棚において前記商品演出装置に前記来店者が手を伸ばした商品を対象とする商品演出を実行させ、前記カウントされた時間が前記所定時間に達しないうちに、前記来店者が前記所定のエリアの外に出る第3動作が検出されると、前記商品演出を実行させない。
このようにすることで、来店者が特定エリアにいるか否か、および、来店者が商品棚のどの商品に手を伸ばしたかを容易に検出することができる。
このようにすることで、システム全体の検出器の個数を減らすことができる。
(4)実施の形態に係る上記(2)の商品演出方法は、複数の商品はそれぞれ、前記商品棚において横方向に並べられた複数の商品収納コラムに陳列され、前記商品演出システムは商品棚情報データベースに接続され、前記商品棚情報データベースは前記複数の商品それぞれの前記商品収納コラムにおける位置を示す位置情報と前記商品収納コラムの位置に陳列されている商品を示す商品情報とを格納し、前記第1商品は前記位置情報と前記商品情報を用いて特定されてもよい。
(5)実施の形態に係る上記(4)の商品演出方法は、前記第2動作の検出は、位相式の測距センサを含む検出器を用いて行われ、前記来店者が手を伸ばした位置は、直交座標系における座標を用いて検出され、前記直交座標系は、前記商品棚の高さ方向を第1基準軸とし、前記商品棚の幅方向を第2基準軸としてもよい。
(6)実施の形態に係る上記(4)の商品演出方法は、前記第2動作の検出は、前記商品棚から所定距離以内における前記来店者の行動を監視する監視カメラを含む検出器を用いて行われ、前記監視カメラは、撮影部と画像認識部を有し、前記画像認識部は前記撮影部が撮影したフレーム画像を用いて前記来店者が手を伸ばした位置を認識し、更に、前記フレーム画像の高さ方向を第1基準軸とし、前記フレーム画像の幅方向を第2基準軸とする第1直交座標系を用いて、前記来店者が手を伸ばした座標(x,y)を決定し、前記座標(x,y)を、前記商品棚の高さ方向を第3基準軸とし、前記商品棚の幅方向を第4基準軸とする第2直交座標系の座標に変換してもよい。
(7)実施の形態に係る上記(1)の商品演出方法は、前記商品演出装置は、前記商品棚に設置された照明を含み、前記商品演出は、前記来店者が手を伸ばした商品棚に設置された照明を点灯すること、当該照明の色を変化させること、当該照明の明るさを変化させること、を含んでもよい。
(8)実施の形態に係る上記(1)の商品演出方法は、前記商品演出装置は、前記店舗の天井に設置された照明を含み、前記商品演出は、前記店舗の天井に設置された照明のうち、前記来店者が手を伸ばした商品が陳列されている商品棚に対応する照明を点灯させること、当該照明の色を変化させること、当該照明の明るさを変化させること、を含んでもよい。
(9)実施の形態に係る上記(1)の商品演出方法は、前記商品演出装置は、前記商品棚に設置された、広告を再生するための第1デジタルサイネージを含み、前記商品演出は、前記第1デジタルサイネージによる前記広告の再生を含んでもよい。
(10)実施の形態に係る上記(1)〜(9)の商品演出方法は、前記商品演出システムは、関連商品データベースに接続され、前記関連商品データベースは、前記第1商品に関連する前記店舗内の第2商品についての商品情報を格納し、更に、前記関連商品データベースを用いて前記第2商品を特定し、前記時間をカウントしているときに、前記第2動作が検出された場合、前記第2商品について商品演出を実行させてもよい。
(11)実施の形態に係る上記(10)の商品演出方法は、前記商品演出装置は、前記商品棚に設置された、広告を再生するための第1デジタルサイネージを含み、前記第2商品についての商品演出は、前記第1デジタルサイネージによる前記第2商品を対象とする広告の再生を含んでもよい。
(12)実施の形態に係る上記(1)〜(6)の商品演出方法は、前記商品演出システムは、第2デジタルサイネージを含み、前記商品演出システムは、演出履歴データベースに接続され、前記演出履歴データベースは商品演出の対象となった商品を当該商品演出が実行された時期とともに保持し、更に、前記演出履歴データベースを用いて、所定期間内に商品演出が実行された回数が最も多い商品の広告を特定し、前記特定された商品を対象とする広告を前記第2デジタルサイネージに再生させてもよい。
(13)実施の形態に係る上記(1)〜(6)の商品演出方法は、前記商品演出システムは、第2デジタルサイネージを含み、前記商品演出システムは、演出履歴データベースに接続され、前記演出履歴データベースは商品演出の対象となった商品を当該商品演出が実行された時期とともに保持し、更に、前記演出履歴データベースを用いて、所定期間内に商品演出が実行された回数が最も少ない商品の広告を特定し、前記特定された商品を対象とする広告を前記第2デジタルサイネージに再生させてもよい。
(14)実施の形態に係る上記(1)〜(6)の商品演出方法は、前記商品演出システムは、第2デジタルサイネージを有し、前記商品演出システムは、演出履歴データベースと販売データベースとに接続され、前記演出履歴データベースは、商品演出の対象となった商品を商品演出が実行された時期とともに保持し、前記販売データベースは、各商品の一定期間ごとの販売数である販売情報を保持し、前記演出履歴データベース及び前記販売データベースを用いて、所定期間内における商品演出回数に対する販売数の割合が最も低い商品を特定し、特定された商品を対象とする広告を前記第2デジタルサイネージに再生させてもよい。
(15)実施の形態に係る上記(1)〜(6)の商品演出方法は、前記商品演出システムは、第2デジタルサイネージを有し、前記商品演出システムは、演出履歴データベースと販売データベースとに接続され、前記演出履歴データベースは、商品演出の対象となった商品を商品演出が実行された時期とともに保持し、前記販売データベースは、各商品の一定期間ごとの販売数である販売情報を保持し、前記演出履歴データベース及び前記販売データベースを用いて、所定期間内における商品演出回数に対する販売数の割合が最も高い商品を特定し、特定された商品を対象とする広告を前記第2デジタルサイネージに再生させてもよい。
(16)実施の形態に係る上記(1)〜(15)の商品演出方法は、前記時間をカウントしているときに、前記第1商品とは異なる種類の第3商品に前記来店者が手を伸ばす第4動作が検出された場合、前記第4動作を検出した時点から新たに時間をカウントしてもよい。
(17)実施の形態に係る上記(1)〜(15)の商品演出方法は、前記時間をカウントしているときに、前記第1商品と同じ種類の第4商品に前記来店者が手を伸ばす第5動作が検出された場合、前記第5動作を検出した時点から新たに時間をカウントしてもよい。
(18)実施の形態に係る情報表示方法は、店舗における来店者の行動を検出し、検出結果に基づいて前記店舗内の商品を演出する商品演出装置を含む商品演出システムにおける情報表示方法であって、前記来店者が前記店舗内の商品棚を中心とした所定のエリアに進入したことを示す第1動作を検出し、前記来店者が前記商品棚に陳列されている第1商品に手を伸ばしたことを示す第2動作を検出し、前記第1動作が検出された後に前記第2動作が検出された場合、前記第2動作が検出された時点から時間をカウントし、前記カウントされた時間が所定時間に達した場合、前記来店者が前記第1商品に手を伸ばした回数として計上し、前記カウントされた時間が前記所定時間に達しないうちに、前記来店者が前記所定エリアの外に出る第3動作が検出されると、前記時間のカウントを停止し、前記表示端末は、所定期間における前記来店者が手を伸ばした回数を、前記商品毎に表示する。
110 観測装置
21〜26 焦電センサ
31〜36 測域センサ
41、42 照明
51、52 デジタルサイネージ
81 デジタルサイネージ
120 推定手段
121 人物位置推定手段
122 人物動作推定手段
210 人物位置履歴データベース
220 人物動作履歴データベース
230 商品情報データベース
240 関連商品データベース
250 演出履歴データベース
260 販売データベース
300、400、500、600 演出部
310、410、510、610 演出決定手段
311 商品推測手段
312 演出開始タイマー
313、413、513、613 演出内容決定手段
320、520 演出制御手段
330 演出装置
620 表示制御手段
700 表示装置
Claims (18)
- 店舗における来店者の行動を検出し、検出結果に基づいて前記店舗内の商品を演出する商品演出装置を含む商品演出システムにおける商品演出方法であって、
前記来店者が前記店舗内の商品棚を中心とした所定のエリアに進入したことを示す第1動作を検出し、
前記来店者が前記商品棚に陳列されている第1商品に手を伸ばしたことを示す第2動作を検出し、
前記第1動作が検出された後に前記第2動作が検出された場合、前記第2動作が検出された時点から時間をカウントし、
前記カウントされた時間が所定時間に達した場合、前記商品棚において前記商品演出装置に前記来店者が手を伸ばした商品を対象とする商品演出を実行させ、
前記カウントされた時間が前記所定時間に達しないうちに、前記来店者が前記所定のエリアの外に出る第3動作が検出されると、前記商品演出を実行させない、
商品演出方法。 - 前記第1動作は、前記来店者が前記商品棚に接近していることを検出することで検出され、
前記第2動作は、前記来店者が手を伸ばした位置を検出することで検出される、
請求項1記載の商品演出方法。 - 前記第1動作の検出と、前記第2動作の検出とは、同一の検出器を用いて行われる、
請求項1記載の商品演出方法。 - 複数の商品はそれぞれ、前記商品棚において横方向に並べられた複数の商品収納コラムに陳列され、
前記商品演出システムは商品棚情報データベースに接続され、
前記商品棚情報データベースは前記複数の商品それぞれの前記商品収納コラムにおける位置を示す位置情報と前記商品収納コラムの位置に陳列されている商品を示す商品情報とを格納し、
前記第1商品は前記位置情報と前記商品情報を用いて特定される、
請求項2記載の商品演出方法。 - 前記第2動作の検出は、位相式の測距センサを含む検出器を用いて行われ、
前記来店者が手を伸ばした位置は、直交座標系における座標を用いて検出され、
前記直交座標系は、前記商品棚の高さ方向を第1基準軸とし、前記商品棚の幅方向を第2基準軸とする、
請求項4記載の商品演出方法。 - 前記第2動作の検出は、前記商品棚から所定距離以内における前記来店者の行動を監視する監視カメラを含む検出器を用いて行われ、
前記監視カメラは、撮影部と画像認識部を有し、前記画像認識部は前記撮影部が撮影したフレーム画像を用いて前記来店者が手を伸ばした位置を認識し、
更に、前記フレーム画像の高さ方向を第1基準軸とし、前記フレーム画像の幅方向を第2基準軸とする第1直交座標系を用いて、前記来店者が手を伸ばした座標(x,y)を決定し、
前記座標(x,y)を、前記商品棚の高さ方向を第3基準軸とし、前記商品棚の幅方向を第4基準軸とする第2直交座標系の座標に変換する、
請求項4記載の商品演出方法。 - 前記商品演出装置は、前記商品棚に設置された照明を含み、
前記商品演出は、前記来店者が手を伸ばした商品棚に設置された照明を点灯すること、当該照明の色を変化させること、当該照明の明るさを変化させること、を含む、
請求項1記載の商品演出方法。 - 前記商品演出装置は、前記店舗の天井に設置された照明を含み、
前記商品演出は、前記店舗の天井に設置された照明のうち、前記来店者が手を伸ばした商品が陳列されている商品棚に対応する照明を点灯させること、当該照明の色を変化させること、当該照明の明るさを変化させること、を含む
請求項1記載の商品演出方法。 - 前記商品演出装置は、前記商品棚に設置された、広告を再生するための第1デジタルサイネージを含み、
前記商品演出は、前記第1デジタルサイネージによる前記広告の再生を含む、
請求項1記載の商品演出方法。 - 前記商品演出システムは、関連商品データベースに接続され、
前記関連商品データベースは、前記第1商品に関連する前記店舗内の第2商品についての商品情報を格納し、
更に、前記関連商品データベースを用いて前記第2商品を特定し、
前記時間をカウントしているときに、前記第2動作が検出された場合、前記第2商品について商品演出を実行させる、
請求項1〜9のいずれか一項記載の商品演出方法。 - 前記商品演出装置は、前記商品棚に設置された、広告を再生するための第1デジタルサイネージを含み、
前記第2商品についての商品演出は、前記第1デジタルサイネージによる前記第2商品を対象とする広告の再生を含む、
請求項10記載の商品演出方法。 - 前記商品演出システムは、第2デジタルサイネージを含み、
前記商品演出システムは、演出履歴データベースに接続され、前記演出履歴データベースは商品演出の対象となった商品を当該商品演出が実行された時期とともに保持し、
更に、前記演出履歴データベースを用いて、所定期間内に商品演出が実行された回数が最も多い商品の広告を特定し、
前記特定された商品を対象とする広告を前記第2デジタルサイネージに再生させる、
請求項1〜6のいずれか一項記載の商品演出方法。 - 前記商品演出システムは、第2デジタルサイネージを含み、
前記商品演出システムは、演出履歴データベースに接続され、前記演出履歴データベースは商品演出の対象となった商品を当該商品演出が実行された時期とともに保持し、
更に、前記演出履歴データベースを用いて、所定期間内に商品演出が実行された回数が最も少ない商品の広告を特定し、
前記特定された商品を対象とする広告を前記第2デジタルサイネージに再生させる、
請求項1〜6のいずれか一項記載の商品演出方法。 - 前記商品演出システムは、第2デジタルサイネージを有し、
前記商品演出システムは、演出履歴データベースと販売データベースとに接続され、
前記演出履歴データベースは、商品演出の対象となった商品を商品演出が実行された時期とともに保持し、前記販売データベースは、各商品の一定期間ごとの販売数である販売情報を保持し、
前記演出履歴データベース及び前記販売データベースを用いて、所定期間内における商品演出回数に対する販売数の割合が最も低い商品を特定し、
特定された商品を対象とする広告を前記第2デジタルサイネージに再生させる、
請求項1〜6のいずれか一項記載の商品演出方法。 - 前記商品演出システムは、第2デジタルサイネージを有し、
前記商品演出システムは、演出履歴データベースと販売データベースとに接続され、
前記演出履歴データベースは、商品演出の対象となった商品を商品演出が実行された時期とともに保持し、前記販売データベースは、各商品の一定期間ごとの販売数である販売情報を保持し、
前記演出履歴データベース及び前記販売データベースを用いて、所定期間内における商品演出回数に対する販売数の割合が最も高い商品を特定し、
特定された商品を対象とする広告を前記第2デジタルサイネージに再生させる、
請求項1〜6のいずれか一項記載の商品演出方法。 - 前記時間をカウントしているときに、前記第1商品とは異なる種類の第3商品に前記来店者が手を伸ばす第4動作が検出された場合、前記第4動作を検出した時点から新たに時間をカウントする、
請求項1〜15のいずれか一項記載の商品演出方法。 - 前記時間をカウントしているときに、前記第1商品と同じ種類の第4商品に前記来店者が手を伸ばす第5動作が検出された場合、前記第5動作を検出した時点から新たに時間をカウントする、
請求項1〜15のいずれか一項記載の商品演出方法。 - 店舗における来店者の行動を検出し、検出結果に基づいて前記店舗内の商品を演出する商品演出装置を含む商品演出システムにおける情報表示方法であって、
前記来店者が前記店舗内の商品棚を中心とした所定のエリアに進入したことを示す第1動作を検出し、
前記来店者が前記商品棚に陳列されている第1商品に手を伸ばしたことを示す第2動作を検出し、
前記第1動作が検出された後に前記第2動作が検出された場合、前記第2動作が検出された時点から時間をカウントし、
前記カウントされた時間が所定時間に達した場合、前記来店者が前記第1商品に手を伸ばした回数として計上し、
前記カウントされた時間が前記所定時間に達しないうちに、前記来店者が前記所定エリアの外に出る第3動作が検出されると、前記時間のカウントを停止し、
前記表示端末は、所定期間における前記来店者が手を伸ばした回数を、前記商品毎に表示する、
情報表示方法。
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