JP2015154419A - 制御装置、制御プログラム、制御方法、制御システム - Google Patents

制御装置、制御プログラム、制御方法、制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】住宅内に人が居るか否かを判定し、人が居ると判定した場合には、住宅外から家電機器の動作制御を抑止し、住宅に居る人に不便を与えることを防止する制御装置等を提供する。【解決手段】制御対象機器の動作を制御する制御装置において、前記制御対象機器が操作を受け付けたことに起因する前記制御対象機器の状態変化を検出する検出部と、通信路を介して前記施設外より接続される通信機から取得した制御信号に基づき、前記制御機器の動作を制御する遠隔制御部と、前記検出部が予め定めた状態変化を検出した場合、所定時間、遠隔制御部による制御を禁止する禁止部とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、機器の動作を遠隔制御する制御装置、制御プログラム、制御方法、制御システムに関する。
HEMS(Home Energy Management System)という住宅単位でのエネルギーマネージメントを実現するため、家電機器の状態取得や状態変更を、ネットワークを介して行うシステムが提案されている。このようなシステムでは、ユーザは、住宅外から家電機器の動作制御を行うことが可能となる。そのため、住宅外に居るユーザが、住宅の状況を十分に把握しないで家電機器の制御を行った場合、住宅に居る人に不便を与えてしまうことがある。例えば、夜間に人が居間でくつろいでいる際に、照明を消されてしまう又は空調がOFFにされてしまい室温が上昇してしまうという状況が生じる。このような問題に対して、住宅内に人を感知する人感センサを配置し、住宅内に人がいる場合には、住宅外から家電機器の制御を禁止するシステムが提案されている(特許文献1)。
特開2003−198745号公報
しかしながら、従来のシステムは、住宅の各所に人感センサを設置し、それらと家電機器の制御装置とを結ぶネットワークの構築が必要となる。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、住宅内に人が居るか否かを、人感センサを用いることなく判定し、人が居ると判定した場合には、住宅外から家電機器の動作制御を抑止し、住宅に居る人に不便を与えることを防止する制御装置等を提供することを目的とする。
本願に開示する制御装置は、施設に設置された制御対象機器の動作を制御する制御装置において、前記制御対象機器が操作を受け付けたことに起因する前記制御対象機器の状態変化を検出する検出部と、通信路を介して前記施設外より接続される通信機から取得した制御信号に基づき、前記制御対象機器の動作を制御する遠隔制御部と、前記検出部が予め定めた状態変化を検出した場合、所定時間、遠隔制御部による制御を禁止する禁止部とを備える。
本発明の一観点によれば、住宅(施設)内に人が居ることを住宅内の人による機器操作による機器の状態変化により検出するので、人感センサを住宅内に設置する必要がない。また、住宅内に人が居ることを検出した場合、住宅外から機器の動作制御することを所定時間抑止(禁止)する。抑止する時間は状態変化の内容に応じて定めることにより、住宅に居る人にとって、不意な状態変化となる機器の動作制御を、住宅外から行われてしまう可能性を低減させることが可能となる。
機器遠隔制御システムの構成の一例を示す説明図である。 HEMSコントローラのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 HEMSコントローラの機能構成の一例を示すブロック図である。 家電機器の機能構成の一例を示すブロック図である。 携帯端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 機器状態DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 ガード時間DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 HEMSコントローラと家電機器との通信に係る電文フォーマットを示す説明図である。 遠隔制御により家電機器の制御を行う場合の通信シーケンスの例を示す説明図である。 初期化処理の手順の一例を示すフローチャートである。 宅内の操作者により家電機器が操作された際の通信シーケンスの例を示す説明図である。 遠隔制御抑止処理の手順の一例を示すフローチャートである。 遠隔家電制御を抑止する場合の通信シーケンスの例を示す説明図である。 実施の形態2に係る遠隔制御抑止処理の手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る更新判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る更新判定処理についての説明図である。 実施の形態3に係るガード時間DBのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。 ガード時間決定処理の手順の一例を示すフローチャートである。 住居座標テーブルのレコードレイアウトの例を示す説明図である。 実施の形態5における遠隔家電制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1から5に係るHEMSコントローラの動作を示す機能ブロック図である。
以下、本願に開示する機器遠隔制御システム(制御システム)を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては、遠隔制御される制御対象機器は家電機器として説明するが、それに限られない。例えば、スマートメータを含むテレメータ、ガス給湯器、ガス床暖房装置など、通信機能を有し、外部から動作制御命令を受け付けられ、自身の状態変化を外部に通知可能な機器も含まれる。また、HEMSコントローラは、制御装置の一例であり、専用機器として構成する他に、PC(Personal Computer)により構成することも可能である。さらにまた、施設の一例として住宅を例として説明するが、それに限られず、テナントビル、オフィスビルといった住宅として使用されない建物でも良い。さらに、建屋は必須の条件ではなく、遠隔制御が可能な制御対象機器が設置された施設において、制御対象機器の近傍に居る利用者が操作を行った場合は、遠隔制御を抑制したい場合にも本願に開示する機器遠隔制御システムは適用可能である。
(実施の形態1)
図1は機器遠隔制御システムの構成の一例を示す説明図である。機器遠隔制御システムはHEMSコントローラ1(制御装置)、家電機器2(制御対象機器)、ブロードバンドルータ3、携帯端末4(通信機)、クラウドサービス基盤5、ネットワークNを含む。HEMSコントローラ1、家電機器2、ブロードバンドルータ3は住宅内に設置されている。ブロードハンドルータ3及びクラウドサービス基盤5、並びに携帯端末4及びクラウドサービス基盤5は、ネットワークN(通信路)で接続されている。
HEMSコントローラ1はブロードバンドルータ3を介して、家電機器2と通信を行い、家電機器2の動作制御、家電機器2の状態の収集を行う。家電機器2は通信機能を有しており、ブロードバンドルータ3を介して他の機器から動作制御を受け付ける。家電機器2はブロードバンドルータ3を介して、自らの現在の状態、状態の変化を外部機器に通知する。ブロードバンドルータ3は、HEMSコントローラ1と携帯端末4及び住宅外のクラウドサービス基盤5との通信を仲介する。携帯端末4は通信機能を持つものであり、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末である。クラウドサービス基盤5はクラウドサービスを提供するものであり、例えば、サーバコンピュータから構成されている。クラウドサービス基盤5はHEMSサービス部51、クラウド連携部52を含む。クラウド連携部52はHEMSコントローラ1と他の機器とが連携動作するためのサービスを提供する。例えば、クラウド連携部52は携帯端末4の認証を行い、携帯端末4及びHEMSコントローラ1の通信を仲介する。
図2はHEMSコントローラ1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。HEMSコントローラ1はCPU(Central Processing Unit)11、RAM(Random Access Memory)12、ROM(Read Only Memory)13、大容量記憶部14、タイマ15、通信部16、読取部17を含む。各構成はバスで接続されている。CPU11はROM13に記憶された制御プログラム1Pに従いハードウェア各部を制御する。RAM12は例えばSRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、フラッシュメモリである。RAM12はCPU11によるプログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。大容量記憶部14は例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)で構成する。大容量記憶部14は機器状態DB(DataBase)14a、ガード時間DB14bを記憶している。制御プログラム1Pを大容量記憶部14に記憶するようにしても良い。タイマ15は計時機能を有する。通信部16はブロードバンドルータ3を介して家電機器2と通信する機能を備える。また、通信部16はブロードバンドルータ3及びクラウド連携部52を介して、携帯端末4と通信する機能を備える。
読取部17はCD(Compact Disk)−ROM、DVD(Digital Versatile Disc)−ROMを含む可搬型記憶媒体1aを読み取る。CPU11が読取部17を介して、制御プログラム1Pを可搬型記憶媒体1aより読み取り、大容量記憶部14に記憶しても良い。また、ネットワークNを介して他のコンピュータからCPU11が制御プログラム1Pをダウンロードし、大容量記憶部14に記憶しても良い。さらにまた、半導体メモリ1bから、CPU11が制御プログラム1Pを読み込んでも良い。
図3はHEMSコントローラ1の機能構成の一例を示すブロック図である。HEMSコントローラ1は、UI(User Interface)101、家電制御アプリケーション102、通信制御部103、クラウド連携制御部104、通信I/F105、データベース106を含む。HEMSコントローラ1のこれらの機能部は、図2に示したCPU11が制御プログラム1Pに従って動作することにより、実現される。
UI101は、HEMSコントローラ1を操作するために必要な指示を入力するのに用いる入力部、ユーザへのメッセージを表示する表示部が含まれている。家電制御アプリケーション102は、HEMSコントローラ1と通信可能な家電機器2を制御するためのアプリケーションプログラムである。
通信制御部103は通信I/F105と連携して動作し、HEMSコントローラ1の外部機器、ブロードバンドルータ3、家電機器2と通信を行う。クラウド連携制御部104は、通信I/F105と連携して動作し、クラウド連携部52と通信を行う。また、クラウド連携部52を介して、携帯端末4との通信を行う。
通信I/F105は外部機器との通信機能を提供する。データベース106は各種データを管理する。
図4は家電機器2の機能構成の一例を示すブロック図である。家電機器2は制御部21、通信I/F22を含む。制御部21は家電機器2を制御する。通信I/F22はHEMSコントローラ1と通信を行う。
図5は携帯端末4のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。携帯端末4はCPU41、RAM42、記憶部43、入力部44、表示部45、通信部46を含む。CPU41は記憶部43に記憶された機器制御プログラム4Pに従いハードウェア各部を制御する。RAM42は例えばSRAM(Static RAM)、DRAM(Dynamic RAM)、フラッシュメモリである。RAM42はCPU41によるプログラムの実行時に発生する種々のデータを一時的に記憶する。記憶部43は例えばフラッシュメモリである。入力部44は例えば、機器を遠隔制御するための操作入力を受け付ける。表示部45は例えば、住宅内の機器の状態を表示する。通信部46はネットワークN及びブロードバンドルータ3を介して、HEMSコントローラ1及び家電機器2と通信する機能を備える。また、通信部46はネットワークNを介してクラウドサービス基盤5と通信する機能を備える。
次にHEMSコントローラ1が記憶しているデータについて説明する。図6は機器状態DB14aのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。機器状態DB(DataBase)14aは、アドレス欄、動作状態欄、設置場所欄、異常発生状態欄、機器名欄を含む。アドレス欄は機器を一意に特定できるアドレスを記憶する。なお、機器のアドレスは後述するECHONET Lite(登録商標)のネットワークアドレスである。動作状態欄は機器の状態を記憶する。ONは機器の電源が投入されており、動作中であることを示す。OFFは機器の電源が切られており、動作していないことを示す。設置場所欄は機器が設置されている場所を記憶する。異常発生状態欄は機器に異常が発生しているか否かを記憶する。異常が発生している場合は、異常ありを記憶する。異常が発生していない場合は、異常なしを記憶する。機器名欄は機器の名称を記憶する。
図7は、ガード時間DB14bのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。ガード時間は家電機器2の携帯端末4による遠隔制御を抑止する時間の長さを示す。ガード時間DB14bは変更内容欄、ガード時間Tn欄を含む。変更内容欄は家電機器2の状態変更前の状態と状態変更後の状態とを記憶する。ガード時間Tn欄は携帯端末4よる遠隔制御を抑止する時間の長さを記憶する。
次に、HEMSコントローラ1と家電機器2との通信プロトコルについて説明する。本実施の形態では、HEMSコントローラ1と家電機器2との通信の一例として、ECHONET Liteを用いる場合について述べる。図8はHEMSコントローラ1と家電機器2との通信に係る電文フォーマットを示す説明図である。図8Aは電文全体のフォーマットを示している。図8Bは電文に含まれるデータ本体のフォーマットを示している。
電文のEHD1、EHD2は電文ヘッダーである。EHD1は、電文がECHONET Liteの電文であることを示す値を設定する。EHD2は電文の形式を示す値を設定する。電文の形式は任意電文形式又は規定電文形式である。ここでは、規定電文形式を用いる。TIDはトランザクションIDである。TIDは、要求送信側が応答受信時に、自己が送信した要求と受信した応答をひも付けするためのパラメータである。
図8Bに示すように、データ本体は、SEOJ、DEOJ、ESV、OPC、EPC、PDC、EDTとの名称が付された領域を含む。SEOJには送信元機器のアドレスを設定する。DEOJには送信先機器のアドレスを設定する。ESVにはECHONET Liteのどのサービスに対応した電文であるかを示す値を設定する。OPCは1つの電文で取り扱うパラメータ数を設定する。EPCは詳細なパラメータを設定する。PDCは電文で使用するデータのバイト数を設定する。EDTは電文で使用するデータを設定する。
本実施の形態ではESVの値として、3つの値を用いる。プロパティ値書き込み要求を示す0x61、プロパティ値書き込み応答を示す0x71、プロパティ通知を示す0x73である。図9は、遠隔制御により家電機器2の制御を行う場合の通信シーケンスの例を示す説明図である。携帯端末4はクラウドサービス基盤5のクラウド連携部52により認証を受ける(図示しない)。認証は例えば、IDとパスワードにより行う。また、携帯端末4が携帯電話であれば、端末識別番号(固体識別情報)により認証を行っても良い。携帯端末4はクラウド連携部52により認証を受けたら、クラウド連携部52に遠隔家電制御命令を送信する。クラウド連携部52は、受信した遠隔家電制御命令をHEMSコントローラ1に送信する。HEMSコントローラ1は家電制御命令を家電機器2に送信する。この家電制御命令はプロパティ値書き込み要求電文を使用する。家電機器2は要求に従い自らを制御し、家電制御命令応答をHEMSコントローラ1へ送信する。HEMSコントローラ1は遠隔家電制御命令応答をクラウド連携部52へ送信する。クラウド連携部52は遠隔家電制御命令応答を携帯端末4に送信し、一連の通信シーケンスは終了する。
次に、機器遠隔制御システムで行う処理について説明する。図10は初期化処理の手順の一例を示すフローチャートである。初期化処理は、HEMSコントローラ1で行われる処理である。HEMSコントローラ1のCPU11はStatusを無人に設定し、タイマ15をリセットする(ステップS1)。Statusは住宅の状態を保持する変数である。住宅内が無人であると判定された場合、CPU11はStatusを無人と設定する。住宅内に人が居ると判定された場合、CPU11はStatusを在宅と設定する。CPU11は初期化処理ではStatusを無人と設定する。次にCPU11は待ち受けを開始する(ステップS2)。待ち受けとは、家電機器2からの状態変更の通知を待っている状態である。家電機器2はリモートコントローラ又は機器本体の操作ボタンにより操作を行われた場合、状態の変化が起こるので、その旨をHEMSコントローラ1に通知するようになっている。HEMSコントローラ1では、CPU11が上述した待ち受け処理により、状態変更通知がされたことを検知し、変更された機器のアドレスと、変更内容をRAM12、大容量記憶部14に確保した一時領域に記憶する。
図11は宅内の操作者により家電機器2が操作された際の通信シーケンスの例を示す説明図である。家電機器2が操作された場合、家電機器2の制御部21は通信I/F22を介して、HEMSコントローラ1に対して、状態変更通知を行う(ステップS5)。この状態変更通知は、上述のプロパティ通知の電文を用いる。この電文は応答不要の電文であり、HEMSコントローラ1は応答をしないが、それに限られない。家電機器2がHEMSコントローラ1へ応答の必要なプロパティ通知を行い、HEMSコントローラ1が家電機器2へ応答を行うというシーケンスとしても良い。
図12は遠隔制御抑止処理の手順の一例を示すフローチャートである。遠隔制御抑止処理は、HEMSコントローラ1で行われる処理である。CPU11は家電機器2から状態変更通知を受信したか判定する(ステップS11)。状態変更通知を受信した場合(ステップS11でYES)、CPU11は処理をステップS12に移す。CPU11は状態変更通知の電文から送信元機器のアドレスを取り出し、取り出したアドレスをキーに機器状態DB14aを検索する。CPU11は検索にヒットしたレコードの機器状態を読み出す。すなわち、CPU11は変更通知を送信した家電機器2の直前の状態を機器状態DB14aから読み出す。CPU11は読み出した状態及び状態変更通知で通知された現在の状態をRAM12又は大容量記憶部14に設けた一時領域に記憶した後、状態変更通知に基づいて機器状態DB14aに記憶されている該当家電機器2の状態を更新する(ステップS12)。
変更通知を受信していない場合(ステップS11でNO)、CPU11は処理をステップS20に移す。
なお、住宅に設置されている家電機器2の中で、自己の状態変更を通知する機能を持たないものがある場合、それら機器に対しては次のような処理をCPU11は行う。CPU11は所定時間毎に家電機器2に対して状態の問合せを行う。CPU11は家電機器2が返してきた状態と、機器状態DB14aに記憶されている状態とを比較し、状態変化が発生した否かを判定する。状態変化が発生している場合、CPU11は処理をステップS12に移す。状態変化が生じていない場合、CPU11は処理をステップS20に移す。
状態変化が発生している場合、CPU11は操作抑止するか否かを判定する(ステップS13)。より具体的には、CPU11は次の処理を行う。CPU11はRAM12又は大容量記憶部14に設けた一時領域に記憶した家電機器2の直前の状態及び現在の状態を読み出す。CPU11は、読み出した直前の状態及び現在の状態の組がガード時間DB14bの変更内容欄に存在するか否かを調べる。当該組がガード時間DB14bに存在する場合、CPU11は操作抑止すると判定する。当該組がガード時間DB14bに存在しない場合、CPU11は操作抑止しないと判定する。判定後、CPU11は通知された機器の最新状態を機器状態DB14aに記憶する。
CPU11は操作抑止すると判定した場合(ステップS13でYES)、タイマ15が起動中か否かを判定する(ステップS14)。
タイマ15が起動中ではない場合(ステップS14でNO)、CPU11は処理をステップS15へ移す。CPU11はガード時間Tnをガード時間DB14bより読み出す(ステップS15)。なお、ステップS13での判定処理において、CPU11がガード時間Tnをガード時間DB14bより読み出しておいても良い。CPU11はガード時間Tnよりタイマ15の閾値を算出する(ステップS16)。ここで、閾値はガード時間Tnをタイマ15のカウント間隔を除して求めた値である。例えば、タイマ15のカウント間隔が100ミリ秒で、ガード時間Tnが15分の場合、閾値は15×60/0.1=9000であるから、閾値は9000となる。
CPU11はタイマ15を起動する(ステップS17)。タイマ15はカウントアップを開始する。CPU11はStatusを在宅に設定する(ステップS18)。CPU11は遠隔操作抑止設定を行う(ステップS19)。CPU11は処理を終了する。遠隔操作抑止設定されることにより、以後、携帯端末4からの制御信号をHEMSコントローラ1は拒否する。
CPU11は変更通知を受信していないと判定した場合(ステップS11でNO)、又は操作抑止しないと判定した場合(ステップS13でNO)、タイマ15が起動中か否か判定する(ステップS20)。タイマ15が起動中ではない場合(ステップS20でNO)、CPU11は処理を終了する。タイマ15が起動中の場合(ステップS20でYES)、タイマ値が閾値より大きいか否か判定する(ステップS21)。ここで、タイマ15が起動中は遠隔操作が抑止されていることを意味する。タイマ値は上述したカウント間隔で値が加算されてゆくものである。タイマ値が閾値より大きくなるということは、ガード時間Tnが経過したことを意味する。
タイマ値が閾値より大きい場合(ステップS21でYES)、CPU11はStatusを無人に設定する(ステップS22)。CPU11はタイマ15を停止し、タイマ値を0にリセットする(ステップS23)。CPU11は遠隔操作抑止を解除する(ステップS24)。CPU11は処理を終了する。タイマ値が閾値以下の場合(ステップS21でNO)、CPU11は処理を終了する。遠隔操作抑止が解除されることにより、以後、携帯端末4からの制御信号をHEMSコントローラ1は受け入れる。以上、図12に示した遠隔制御抑止処理は、所定時間毎に実行される。なお、遠隔操作が抑止されているか否かは、例えば、RAM12又は大容量記憶部14にフラグ領域を設け、フラグにより管理する。
図13は遠隔家電制御を抑止する場合の通信シーケンスの例を示す説明図である。家電機器2からの状態変更通知は、図11に示したステップS5と同様であるから、同一のステップ番号を付与している。家電機器2よりHEMSコントローラ1へ状態変更通知がされ(ステップS5)、遠隔操作を抑止する状態となる。そのような状態において、携帯端末4は遠隔家電制御命令をクラウドサービス基盤5のクラウド連携部52へ送信する(ステップS31)。クラウド連携部52は、携帯端末4より受信した遠隔家電制御命令をHEMSコントローラ1へ送信する(ステップS32)。HEMSコントローラ1は遠隔家電制御命令拒否応答をクラウド連携部52へ送信する(ステップS33)。クラウド連携部52は携帯端末4へ遠隔家電制御命令拒否応答を送信する(ステップS34)。なお、上述したように、クラウド連携部52は携帯端末4との通信の開始時に携帯端末4の認証を行う。
実施の形態1に係る機器遠隔制御システムは、以下のような効果を奏する。家電機器2が住宅内で操作され、予め定めた状態の変化が発生した場合は、在宅する人が居ると判定する。そのため、人の在宅を検出するための人感センサを住宅に設置する必要がない。また、在宅する人が居ると判定した場合、所定時間内、携帯端末4からの遠隔家電制御命令を拒否する。それにより、在宅する人にとって、不意な状態変化となる家電機器2の動作制御を行われてしまう可能性を低減することが可能となる。
また、HEMSコントローラ1をPCにて構成した場合には、次のような効果を奏する。人感センサを用いての在宅検出を行うには、人感センサの準備や、その設置位置の調整等を必要とする。しかし、HEMSコントローラ1を一機能としてPC内に実装しておけば、そのようなPCと制御対象となる家電機器2とがネットワークNで接続されることになるので、リモコン使用等により動作状態をPCは把握することができ、人感センサを用いることでの不具合を解消することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、遠隔制御抑止設定がされている場合に、抑止が必要な機器の状態変化がさらに起きたときには、ガード時間の再設定を行う。実施の形態1と異なる点は遠隔制御抑止処理の内容であり、その他の処理については同様である。また、システム構成、ハードウェア構成等も実施の形態1と同様であるので、以下の説明では実施の形態1との相違する点を主に説明する。
図14は実施の形態2に係る遠隔制御抑止処理の手順の一例を示すフローチャートである。HEMSコントローラ1のCPU11は変更通知を受信したか否かを判定する(ステップS41)。変更通知を受信した場合(ステップS41でYES)、CPU11は機器状態DB14aを更新する(ステップS42)。ステップS41、ステップS42はそれぞれ図12のステップS11、ステップS12と同様であるので説明を省略する。
変更通知を受信していない場合(ステップS41でNO)、CPU11は処理をステップS55に移す。
状態変化が発生している場合、CPU11は操作抑止するか否かを判定する(ステップS43)。ステップS43は図12のステップS13と同様であるから、説明を省略する。
CPU11は操作抑止すると判定した場合(ステップS43でYES)、ガード時間Tnをガード時間DB14bより読み出す(ステップS44)。CPU11は、タイマ15が起動中か否かを判定する(ステップS45)。
タイマ15が起動中ではない場合(ステップS45でNO)、CPU11は処理をステップS46へ移す。ステップS46からステップS49はそれぞれ、図12のステップS16からステップS19と同様であるから説明を省略する。
タイマ15が起動中である場合(ステップS45でYES)、CPU11は更新判定を行う(ステップS50)。図15は実施の形態2に係る更新判定処理の手順の一例を示すフローチャートである。CPU11はタイマ15のタイマ値から現在のガード時間の残り時間tを算出する(ステップS71)。CPU11は算出した残り時間tが、新たな状態変化に対応するガード時間Tnより長いか否かを判定する(ステップS72)。ガード時間Tnが残り時間tよりも長い場合(ステップS72でYES)、CPU11は戻り値を更新すると設定する(ステップS73)。ガード時間Tnが残り時間tと等しいか、tよりも短い場合(ステップS72でNO)、CPU11は戻り値を更新しないと設定する(ステップS74)。CPU11は処理を終了し、呼び出し元に処理を戻す。
更新判定処理では、新たな状態変化に対応するガード時間を遠隔操作抑止時間と設定した場合、その終了時間が現在進行している遠隔操作抑止の終了時間よりも、後の時点になるときはガード時間を再設定しなおし、そうでないときは再設定を行わない。つまり、遠隔操作抑止設定を行うべき状態変化が連続して起こった場合、ガード時間が最も長くなるように設定が行われる。それに限らず、新たな状態変化が起こった場合は、それに対応した遠隔操作抑止時間で、ガード時間を再設定しても良い。
図14に戻り、CPU11は更新判定処理の戻り値が「更新する」であるか否かを判定する(ステップS51)。戻り値が「更新する」であった場合(ステップS51でYES)、CPU11はタイマ15を停止し、リセットを行う(ステップS52)。CPU11は新たな状態変化に対応するガード時間Tnより閾値を設定する(ステップS53)。この処理は図12のステップS16と同様であるから説明を省略する。CPU11はタイマ15を起動する(ステップS54)。CPU11は処理を終了する。
更新判定処理の戻り値が「更新しない」であった場合(ステップS51でNO)、CPU11はタイマ15のタイマ値が閾値より大きいか判定する(ステップS56)。タイマ値が閾値より大きい場合(ステップS56でYES)、CPU11はStatusを在宅に設定する(ステップS57)。CPU11はタイマ15を停止し、リセットを行う(ステップS58)。CPU11は遠隔操作抑止を解除する(ステップS59)。CPU11は処理を終了する。また、タイマ値が閾値以下であった場合(ステップS56でNO)、CPU11は処理を終了する。
図16は実施の形態2に係る更新判定処理についての説明図である。3つのパターンについて図示している。まず図16Aは、家電機器2が設定変更されたことにより、ガード時間が10分と設定され、当該ガード時間開始2分後に家電機器2がONからOFFされた場合である。このとき、新たな状態変化(ONからOFF)に対応したガード時間は5分である。ここで、現在進行しているガード時間の残りは8分、新たな状態変化に対応するガード時間は5分であり、現在進行しているガード時間の残り時間の方が長いので、タイマ15は更新されない。
図16Bは、家電機器2が設定変更されたことにより、ガード時間が10分と設定され、当該ガード時間開始2分後に家電機器2がOFFからONにされた場合である。このとき、新たな状態変化(OFFからON)に対応したガード時間は15分である。ここで、現在進行しているガード時間の残りは8分、新たな状態変化に対応するガード時間は15分であり、新たなガード時間の方が、現在進行しているガード時間の残り時間よりも長いので、タイマ15は更新される。
図16Cは家電機器2が設定変更されたことにより、ガード時間が10分と設定され、当該ガード時間開始8分後に家電機器2がONからOFFされた場合である。このとき、新たな状態変化(ONからOFF)に対応したガード時間は5分である。ここで、現在進行しているガード時間の残りは2分、新たな状態変化に対応するガード時間は5分であり、新たなガード時間の方が、現在進行しているガード時間の残り時間よりも長いので、タイマ15は更新される。
実施の形態2に係る機器遠隔制御システムは、実施の形態1が奏する効果に加えて、以下のような効果を奏する。遠隔制御を抑止すべき家電機器2の状態変化が連続して起きた場合は、既に進行しているガード時間の残り時間と、新たな状態変化に対応するガード時間とを比較して、後者が長い場合のみ、タイマ15を再設定する。遠隔操作抑止するガード時間は、なるべく長くなるように設定される。すなわち、遠隔操作抑止されている状態において、ガード時間が短い状態変化が起きたとしても、進行中のガード時間が短くなることはない。それにより、在宅する人が単一の機器を連続的に操作した場合、複数の機器を連続的に操作した場合であっても、在宅する人にとって、不意な状態変化となる機器の動作制御を行われてしまう可能性を低減することが可能となる。
(実施の形態3)
実施の形態1及び実施の形態2では、家電機器2の状態変化とガード時間とは家電機器2の種類に関わらず同一としていた。実施の形態3では機器毎に設定が行えるものとする。実施の形態1及び実施の形態2と異なる点はガード時間DB14bのレコードレイアウト及びそれに伴う処理内容である。その他の情報処理の内容、システム構成、ハードウェア構成等は実施の形態1及び実施の形態2と同様であるので、以下の説明では実施の形態1及び実施の形態2との相違する点を主に説明する。
図17は実施の形態3に係るガード時間DB14bのレコードレイアウトの一例を示す説明図である。実施の形態3に係るガード時間DB14bは機器アドレス欄、変更内容欄、ガード時間Tn欄を含む。機器アドレス欄は家電機器2のIDとして機能する機器アドレスが記憶される。変更内容欄、ガード時間Tn欄は実施の形態1と同様であるから、説明を省略する。実施の形態3では、変更内容からガード時間Tnを読み出す際は(図12のステップS15、図14のステップS44では)、状態変化を起こした機器のアドレスも検索キーとなる。それ以外の処理は、実施の形態1及び実施の形態2と同様であるから、説明を省略する。
ガード時間の長短の設定として、例えば次のような戦略が考えられる。テレビジョン受信機がOFFからONになった場合、最低1つの番組に相当する時間は視聴されるものとして、ガード時間を30分、60分又は90分に設定することが考えられる。また、エアコンをOFFからONにした場合、在宅者が外出する可能性があるので、ガード時間を短めの5分に設定することが考えられる。なお、すべての機器に対して個別にガード時間を設定するのが煩雑な場合は、個別設定がされていない場合のガード時間をガード時間DB14bに設定しておいても良い。例えば、機器アドレスとして0は振られないのであれば、機器IDが0となるレコードが個別設定されていない機器のガード時間が定義されているレコードとなる。また、ECHONET Liteの規格に従い、機器アドレスを付与している場合、上位8ビットで機器のクラス(センサ機器関連クラス、空調関連機器クラス、住宅・設備関連機器クラスなど)が識別可能である。したがって、クラス毎にガード時間を設定しても良い。
実施の形態3に係る機器遠隔制御システムは、実施の形態1及び実施の形態2が奏する効果に加えて、以下のような効果を奏する。ガード時間の設定を機器毎に行うことが可能となるので、機器の利用のされた方に応じて、ガード時間を長く設定したり、短く設定したりすることが可能となる。機器毎に適切なガード時間を設定することにより、在宅する人にとって、不意な状態変化となる機器の動作制御を行われてしまう可能性を低減することが可能となる。
(実施の形態4)
実施の形態4においては、2つ以上の家電機器2がほぼ同時に状態変更され、いずれも遠隔家電制御抑止を実行する変化である場合のガード時間决定アルゴリズムについて、説明する。なお、実施の形態3と異なるのは、ガード時間の設定についての処理であり、その他の部分については、実施の形態3と同様である。したがって、以下、主に実施の形態3と異なる部分について説明する。
図18はガード時間決定処理の手順の一例を示すフローチャートである。HEMSコントローラ1のCPU11は、状態変化があった複数の家電機器2それぞれについて、ガード時間DB14bからガード時間を読み出す(ステップS81)。CPU11は読み出した複数のガード時間の中から、最も長い時間(Tmax)を特定する(ステップS82)。CPU11は特定した時間をガード時間Tnに設定する(ステップS83)。実施の形態4では、図14のステップS44に代えて、図18に示すガード時間決定処理を行う。なお、図18に示す例では、複数のガード時間から最も長い時間を最終的なガード時間と設定したが、それに限られない。最も短い時間をガード時間と設定しても良いし、平均値をガード時間としても良い。また、中央値をガード時間と設定してもよい。
実施の形態4に係る機器遠隔制御システムは、実施の形態3が奏する効果に加えて、以下のような効果を奏する。複数の家電機器2より、ほぼ同時に状態変更通知があった場合であっても、適切なガード時間の設定が可能となる。
(実施の形態5)
実施の形態5では、在宅者が携帯端末4で家電機器2の制御を行いたい場合に対応する。例えば、家電機器2の操作を行いたいが、家電機器2のリモートコントローラが手元に見当たらず、代わりに携帯端末4で操作したい場合である。なお、実施の形態5において、HEMSコントローラ1が受信する遠隔家電制御命令には、携帯端末4の存在している場所の地理座標(経度、緯度)が付加されているものとする。携帯端末4の位置座標取得は携帯端末4自らで行っても良い。また、携帯端末4が通信しているアンテナと当該アンテナが受信している電波強度から、クラウド連携部52が携帯端末4の位置を求めても良い。
図19は住居座標テーブルのレコードレイアウトの例を示す説明図である。住居座標テーブルはROM13又は大容量記憶部14に記憶する。図19Aは住居の座標を一点、例えば重心座標で代表される場合の例である。この場合、住居座標テーブルは経度欄、緯度欄を含む。それぞれ、住居の中心又は重心の経度、緯度を記憶する。図19Bは住居建物又は住居の敷地をポリゴンデータとして表す場合の例である。この場合、住居座標テーブルはポイント数欄、座標列欄を含む。ポイント数欄はポリゴンデータを表す点の数を記憶する。座標列欄はポリゴンを表す各点の座標値(経度、緯度)を記憶する。図20は実施の形態5における遠隔家電制御処理の手順の一例を示すフローチャートである。図20は、HEMSコントローラ1での処理のみを示している。
HEMSコントローラ1は、携帯端末4が送信した遠隔家電制御命令を、クラウド連携部52、ブロードハンドルータ3を介して、通信部16で受信する(ステップS91)。CPU11は通信部16が受信した遠隔家電制御命令に付加されている携帯端末4の位置座標値を取得する(ステップS92)。CPU11は住居の座標(列)を読み出す(ステップS93)。CPU11は携帯端末4が住居内に位置するか否かを判定する(ステップS94)。
携帯端末4が住居内に位置するか否かの判定は次のように行う。住居座標テーブルが住居の中心又は重心の経度、緯度のみを記憶している場合、CPU11は、この点と携帯端末4の位置との距離を求める。求めた距離が所定の閾値以下であれば、携帯端末4は住居内に位置すると、CPU11は判定する。求めた距離が所定の閾値を超えていれば、携帯端末4は住居外に位置すると、CPU11は判定する。
住居座標テーブルがポリゴンデータを記憶している場合、CPU11は携帯端末4の位置がポリゴン内部に含まれるか否かを求める。ポリゴン内部に含まれれば、携帯端末4は住居内に位置すると、CPU11は判定する。ポリゴンの外部にあれば、携帯端末4は住居外に位置すると、CPU11は判定する。
CPU11は携帯端末4が住居内に位置する判断した場合(ステップS94でYES)、遠隔家電制御命令に対応した家電制御命令を家電機器2に対して送信する(ステップS95)。CPU11は家電機器2から家電制御命令応答を受信する(ステップS96)。CPU11は遠隔家電制御命令応答を携帯端末4に対して送信する(ステップS97)。
CPU11は携帯端末4が住居外に位置すると判断した場合(ステップS94でNO)、遠隔家電制御命令拒否応答を携帯端末4に送信する(ステップS98)。CPU11は処理を終了する。
実施の形態5に係る機器遠隔制御システムは、実施の形態1から4が奏する効果に加えて、以下のような効果を奏する。遠隔家電制御が抑止されている場合であっても、住居内に位置する携帯端末4では家電制御が行える。それにより、家電機器2のリモートコントローラが手元になくても、携帯端末4で制御が行えるという効果を奏する。
図21は実施の形態1から5に係るHEMSコントローラ1の動作を示す機能ブロック図である。HEMSコントローラ1は検出部11a、遠隔制御部11b、禁止部11c、位置判定部11dを含む。CPU11が制御プログラム1P等を実行することにより、HEMSコントローラ1は以下のように動作する。
検出部11aは家電機器2の状態変化を検出する。遠隔制御部11bは通信路を介して接続される携帯端末4から取得した制御信号に基づき、家電機器2の動作を制御する。禁止部11cは検出部11aが予め定めた状態変化を検出した場合、所定時間、遠隔制御部による制御を禁止(抑止)する。位置判定部11dは携帯端末4の位置が所定の範囲内に含まれているかを判定する。
なお、上述ではタイマ15はタイマ値をカウントアップすることとしたが、カウントダウンすることとしても良い。その場合、タイマ値に閾値を設定しタイマを起動する。ガード時間の経過は、タイマ値が0以下になったか否かで判定すれば良い。
各実施例で記載されている技術的特徴(構成要件)はお互いに組合せ可能であり、組み合わせすることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものでは無いと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味では無く、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の実施の形態1から5に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
施設に設置された制御対象機器の動作を制御する制御装置において、
前記制御対象機器が操作を受け付けたことに起因する前記制御対象機器の状態変化を検出する検出部と、
通信路を介して前記施設外より接続される通信機から取得した制御信号に基づき、前記制御対象機器の動作を制御する遠隔制御部と、
前記検出部が予め定めた状態変化を検出した場合、所定時間、遠隔制御部による制御を禁止する禁止部と
を備える制御装置。
(付記2)
制御を禁止する状態変化及び禁止する時間を対応付けて記憶した記憶部を備え、
前記禁止部は、検出した状態変化に対応付けられた時間を前記記憶部から読み出し、状態変化を検出した時点から読み出した時間が経過するまで、前記遠隔制御部による制御を禁止する
付記1に記載の制御装置。
(付記3)
前記禁止部は、前記遠隔制御部による制御を禁止している場合に、前記検出部が予め定めた状態変化をさらに検出したとき、検出した状態変化に対応付けられた時間を前記記憶部より新たに読み出し、
新たに読み出した時間が、状態変化をさらに検出した時点での禁止時間の残り時間よりも長いとき、前記時点から新たに読み出した時間経過後の時点まで、前記遠隔制御部による制御を禁止する
付記2に記載の制御装置。
(付記4)
前記記憶部は、制御対象機器の識別情報、制御を禁止する状態変化及び禁止する時間を対応付けて記憶してあり、
前記禁止部は、検出した状態変化及び状態変化をした制御対象機器の識別情報に対応付けられた時間を前記記憶部から読み出す
付記2又は3に記載の制御装置。
(付記5)
前記通信機の位置が所定の範囲内に含まれているかを判定する位置判定部を備え、
該位置判定部が、前記通信機の位置は所定の範囲内に含まれていると、判定した場合、前記禁止部は遠隔制御部による制御を許可する
付記1から4のいずれか1つに記載の制御装置。
(付記6)
施設に設置された制御対象機器の動作を制御するコンピュータに、
前記制御対象機器が操作を受け付けたことに起因する前記制御対象機器の状態変化を検出させ、
通信路を介して前記施設外より接続される通信機から取得した制御信号に基づき、前記制御対象機器の動作を制御させ、
予め定めた状態変化を検出した場合、所定時間、通信機から取得した制御信号に基づく前記制御対象機器への制御を禁止させる
処理を行わせる制御プログラム。
(付記7)
施設に設置された制御対象機器の動作を制御するコンピュータが、
前記制御対象機器が操作を受け付けたことに起因する前記制御対象機器の状態変化を検出し、
通信路を介して前記施設外より接続される通信機から取得した制御信号に基づき、前記制御対象機器の動作を制御し、
予め定めた状態変化を検出した場合、所定時間、通信機から取得した制御信号に基づく前記制御対象機器への制御を禁止する
制御方法。
(付記8)
施設に設置された制御対象機器の動作を制御する制御装置と、
該制御装置に通信路を介して接続される通信機とを含む制御システムにおいて、
前記制御装置は、
前記制御対象機器が操作を受け付けたことに起因する前記制御対象機器の状態変化を検出する検出部、
前記施設外に位置する前記通信機から制御信号を受信する受信部、
受信した制御信号に基づき、前記制御対象機器の動作を制御する遠隔制御部、及び
前記検出部が予め定めた状態変化を検出した場合、所定時間、遠隔制御部による制御を禁止する禁止部を有し、
前記通信機は、
前記制御対象機器への操作指示を受け付ける受付部、及び、
受け付けた操作指示に基づく制御信号を前記制御装置に送信する送信部を有する
制御システム。
1 HEMSコントローラ(制御装置)
11 CPU
11a 検出部
11b 遠隔制御部
11c 禁止部
11d 位置判定部
12 RAM
13 ROM
14 大容量記憶部
14a 機器状態DB
14b ガード時間DB(記憶部)
15 タイマ
16 通信部
17 読取部
1a 可搬型記憶媒体
1b 半導体メモリ
2 家電機器(制御対象機器)
3 ブロードバンドルータ
4 携帯端末
5 クラウドサービス基盤
51 HEMSサービス部
52 クラウド連携部
N ネットワーク

Claims (5)

  1. 施設に設置された制御対象機器の動作を制御する制御装置において、
    前記制御対象機器が操作を受け付けたことに起因する前記制御対象機器の状態変化を検出する検出部と、
    通信路を介して前記施設外より接続される通信機から取得した制御信号に基づき、前記制御対象機器の動作を制御する遠隔制御部と、
    前記検出部が予め定めた状態変化を検出した場合、所定時間、遠隔制御部による制御を禁止する禁止部と
    を備える制御装置。
  2. 制御を禁止する状態変化及び禁止する時間を対応付けて記憶した記憶部を備え、
    前記禁止部は、検出した状態変化に対応付けられた時間を前記記憶部から読み出し、状態変化を検出した時点から読み出した時間が経過するまで、前記遠隔制御部による制御を禁止する
    請求項1記載の制御装置。
  3. 施設に設置された制御対象機器の動作を制御するコンピュータに、
    前記制御対象機器が操作を受け付けたことに起因する前記制御対象機器の状態変化を検出させ、
    通信路を介して前記施設外より接続される通信機から取得した制御信号に基づき、前記制御対象機器の動作を制御させ、
    予め定めた状態変化を検出した場合、所定時間、通信機から取得した制御信号に基づく前記制御対象機器への制御を禁止させる
    処理を行わせる制御プログラム。
  4. 施設に設置された制御対象機器の動作を制御するコンピュータが、
    前記制御対象機器が操作を受け付けたことに起因する前記制御対象機器の状態変化を検出し、
    通信路を介して前記施設外より接続される通信機から取得した制御信号に基づき、前記制御対象機器の動作を制御し、
    予め定めた状態変化を検出した場合、所定時間、通信機から取得した制御信号に基づく前記制御対象機器への制御を禁止する
    制御方法。
  5. 施設に設置された制御対象機器の動作を制御する制御装置と、
    該制御装置に通信路を介して接続される通信機とを含む制御システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記制御対象機器が操作を受け付けたことに起因する前記制御対象機器の状態変化を検出する検出部、
    前記施設外に位置する前記通信機から制御信号を受信する受信部、
    受信した制御信号に基づき、前記制御対象機器の動作を制御する遠隔制御部、及び
    前記検出部が予め定めた状態変化を検出した場合、所定時間、遠隔制御部による制御を禁止する禁止部を有し、
    前記通信機は、
    前記制御対象機器への操作指示を受け付ける受付部、及び、
    受け付けた操作指示に基づく制御信号を前記制御装置に送信する送信部を有する
    制御システム。
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