JP2015153563A - 燃料電池システム - Google Patents

燃料電池システム Download PDF

Info

Publication number
JP2015153563A
JP2015153563A JP2014025284A JP2014025284A JP2015153563A JP 2015153563 A JP2015153563 A JP 2015153563A JP 2014025284 A JP2014025284 A JP 2014025284A JP 2014025284 A JP2014025284 A JP 2014025284A JP 2015153563 A JP2015153563 A JP 2015153563A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel cell
air
water
cooled fuel
cooled
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014025284A
Other languages
English (en)
Inventor
小林 健二
Kenji Kobayashi
健二 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP2014025284A priority Critical patent/JP2015153563A/ja
Publication of JP2015153563A publication Critical patent/JP2015153563A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】燃料電池システムの起動性を向上させるとともに、2次電池の搭載量を削減する方法を提供する。
【解決手段】移動体の動力源として燃料電池ユニット2と2次電池3とを有するハイブリッド型の燃料電池システム1であって、燃料電池ユニット2は、冷却ファン8を用いて空気を送風することによって冷却される空冷式燃料電池4と、電池内部に冷却水を循環することによって冷却される水冷式燃料電池5とを一体的に設け、空冷式燃料電池4および水冷式燃料電池5の起動を制御する起動制御手段33を備え、起動制御手段33は水冷式燃料電池5より先に空冷式燃料電池4の起動を開始させる。
【選択図】図1

Description

この発明は燃料電池システムに係り、特に、燃料電池ユニットと2次電池とを有するハイブリッド型の燃料電池システムに関する。
車両などの移動体の動力源として搭載される燃料電池システムは、酸素と水素との化学反応によって発電する燃料電池ユニットを備えている。燃料電池ユニットには、発電時の発熱を冷却するために、冷媒として空気を利用した空冷式燃料電池、水を利用した水冷式燃料電池がある。空冷式燃料電池は、冷却ファンを用いて電池内部に空気を送風することによって冷却される。水冷式燃料電池は、電池内部の循環経路に冷却水を循環することによって冷却される。
燃料電池システムには、空冷式燃料電池、あるいは水冷式燃料電池のみを有するシステムの他に、空冷式燃料電池と水冷式燃料電池とを組み合わせたハイブリッド型の燃料システムがある。
従来のハイブリッド型の燃料電池システムには、特開2002−15749号公報に、比較的高温で運転される高温型のリン酸型燃料電池と比較的低温で運転される低温型の固体高分子型燃料電池とを有するハイブリッド型の燃料システムであって、低温時には低温型の固体高分子型燃料電池を運転し、高温時には固体高分子型燃料電池の運転を停止して高温型のリン酸型燃料電池を運転することで運転温度領域を分担させ、効率向上を図った技術が開示されている。
特開2002−15749号公報
ところで、ハイブリッド型の燃料電池システムには、空冷式燃料電池と水冷式燃料電池と2次電池とを有し、システムを起動してから空冷式燃料電池と水冷式燃料電池とによる通常発電が開始されるまでの時間中は2次電池に蓄えられた電力により走行を可能としたシステムがある。
前記水冷式燃料電池は、出力密度が高く、高出力を必要とするシステムに適している。しかし、水冷式燃料電池は、構成が複雑で、冷却に液体を用いるため、起動して発電が可能となるまで暖機に時間がかかる問題がある。水冷式燃料電池のカソード極に発電用の空気を送るブロアは、それほど高い流量・静圧は必要ない。水素と反応した後の排風には、生成水が多量に合まれる。
前記空冷式燃料電池は、出力密度が低く、低出力のシステムに適している。空冷式燃料電池は、システム構成が簡素で冷媒が空気あり、その空気がカソード極の反応酸素を兼ねている。空冷式燃料電池は、起動して発電が可能となるまでの暖機が早く、冷却風は大流量で静圧も高い。水素と反応した後の排風に含まれる生成水は、大流量の排風により蒸発している。一方で、空冷式燃料電池は、排風が大流量であるがゆえにMEA(膜電極接合体)が乾燥してしまい、出力低下・劣化を招く問題がある。そのため、空冷式燃料電池は、加湿機構を設けて、MEAを湿潤している。
輸送機器などの移動体に搭載された燃料電池システムの場合、走行可能となるまでの起動時間短縮のため、燃料電池の暖機が完了し、発電が安定するまでの間(起動してから通常発電が開始されるまでの時間)、搭載された2次電池に蓄えられた電力により走行を可能としている。しかしながら、燃料電池の暖機完了までの間の電力容量を確保するためには、2次電池を大容量とする必要があり、2次電池の搭載量が増加してしまう問題がある。
また、前記特開2002−15749号公報のように、高温型の燃料電池と低温型の燃料電池とを有する燃料電池システムは、作動温度領域をそれぞれの燃料電池で分担することにより効率向上を果たすことができる一方で、高温型の燃料電池と低温型の燃料電池とをそれぞれを並列に設置しているだけなので、システムの簡素化ができていずに構造が複雑であり、システムが大型で移動体への搭載が困難な問題がある。
この発明は、燃料電池システムの起動性を向上させるとともに、2次電池の搭載量を削減することを目的とする。
この発明は、
移動体の動力源として燃料電池ユニットと2次電池とを有するハイブリッド型の燃料電池システムであって、前記燃料電池ユニットは、冷却ファンを用いて空気を送風することによって冷却される空冷式燃料電池と、電池内部に冷却水を循環することによって冷却される水冷式燃料電池とを一体的に設け、前記空冷式燃料電池および水冷式燃料電池の起動を制御する起動制御手段を備え、前記起動制御手段は前記水冷式燃料電池より先に前記空冷式燃料電池の起動を開始させることを特徴とする。
この発明は、起動時間の短い空冷式燃料電池を先行して起動させることにより、起動してから通常発電が開始されるまでの時間を短縮できるため、システムの起動性を向上させることができ、また、起動してから通常発電が開始されるまでの時間に使用される電力を蓄える2次電池を小容量化でき、2次電池の搭載量を削減することができる。
図1は燃料電池システムのブロック図である。(実施例) 図2は燃料電池システムの空気と水と電気との流れを示す図である。(実施例) 図3は燃料電池システムの起動判定の制御フローチャートである。(実施例) 図4は燃料電池システムの排気熱の制御フローチャートである。(実施例)
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1〜図4は、この発明の実施例を示すものである。図1において、車両などの移動体に搭載された燃料電池システム1は、動力源として燃料電池ユニット2と2次電池3とを有しいてるハイブリッド型である。燃料電池ユニット2は、起動時間の短い空冷式燃料電池4と起動時間の長い水冷式燃料電池5とを一体的に設けている。空冷式燃料電池4は、電池内部に空気を送風することによって冷却される。水冷式燃料電池5は、電池内部に冷却水を循環することによって冷却される。
前記空冷式燃料電池4は、電極として、酸素を供給するカソード極6と水素を供給するアノード極7とを有している。空冷式燃料電池4は、外気を吸引する空気ファン8を備えている。空気ファン8によって吸引された外気は、吸気流路9によりカソード極6に供給される。また、空冷式燃料電池4は、水素供給装置10によって水素をアノード極7に供給される。空冷式燃料電池4は、酸素と水素との電気化学反応により発電し、この発電に付随して水を生成する。カソード極6に供給された空気は、アノード極7に供給された水素との反応ガスとして発電反応に供されるのみでなく、発電反応により発生した熱を奪い、空冷式燃料電池4を冷却する。水素との反応後の空気及び空冷式燃料電池4を冷却後の空気は、空気ファン8によって生成水とともに排気流路11に排出される。
前記水冷式燃料電池5は、電極として、酸素を供給するカソード極12と水素を供給するアノード極13とを有している。水冷式燃料電池5は、空冷式燃料電池4の排気流路11に排出された空気を吸気流路14によりカソード極12に供給される。また、水冷式燃料電池5は、前記水素供給装置10によって水素をアノード極13に供給される。水冷式燃料電池5は、酸素と水素との電気化学反応により発電し、この発電に付随して水を生成する。カソード極12に供給された空気は、アノード極13に供給された水素との反応ガスとして発電反応に供される。水素との反応後の空気は、生成水とともに排気流路15に排出される。排気流路15に排出された空気は、気水分離機16により生成水を分離され、外気に排気される。
水冷式燃料電池5は、冷却水を循環させる循環流路17を備えている。循環流路17には、冷却水を送給する循環ポンプ18と、冷却水の放熱を行うラジエータ19とを設けている。循環ポンプ18により送給される冷却水は、循環流路17を循環する間に、発電反応によって発生した熱を受熱し、ラジエータ19において放熱することで、水冷式燃料電池5を冷却する。
前記2次電池3は、空冷式燃料電池4および水冷式燃料電池5に接続されている。2次電池3には、移動体の動力装置20、補機装置21が接続されている。2次電池3は、空冷式燃料電池4および水冷式燃料電池5の発電した電力を貯め、動力源として電力を動力装置20、補機装置21に供給し、動力装置20、補機装置21を作動する。また、動力装置20、補機装置21には、図2に示すように、空冷式燃料電池4および水冷式燃料電池5が接続されている。空冷式燃料電池4および水冷式燃料電池5は、発電した電力を動力源として動力装置20、補機装置21に供給し、動力装置20、補機装置21を作動する。
前記燃料電池システム1は、水冷式燃料電池4に排気分岐機構22を設けている。排気分岐機構22は、第1排風供給機構23と第2排風供給機構24とを備えている。第1排風供給機構23は、空冷式燃料電池4の排気流路11に排出された空気を送風流路25によりラジエータ19に送風する。ラジエータ19は、空冷式燃料電池4からの空気の排気熱を吹き付けられ、冷却水を温める。第2排風供給機構24は、空冷式燃料電池4の排気流路11に排出された空気を吸気流路14によりカソード極12に供給する。カソード極12は、空冷式燃料電池4からの空気に含まれる生成水を供給され、加湿される。なお、排気分岐機構22は、空冷式燃料電池4から排出された空気をラジエータ19とカソード極12とに供給するように分岐するだけてなく、余剰分を排気流路26で排気する。
前記燃料電池システム1は、水冷式燃料電池4から排出される空気に含まれる生成水を霧化し、空冷式燃料電池4の吸気流路9に供給する散水機構27を備えている。散水機構27は、散水流路28を備えている。散水流路28は、水冷式燃料電池4の排気流路15に設けた気水分離機16で分離された生成水を、空冷式燃料電池4の吸気流路9に供給する。散水流路28には、生成水の流量を調整して余剰分を排水する調整機構29と、調整機構29により流量を調整された生成水を霧化する霧化機構30とを設けている。散水機構27は、水冷式燃料電池5から排出された生成水を霧化し、空冷式燃料電池4のカソード極6の吸気流路9に散布する。
この燃料電池システム1は、空冷式燃料電池4および水冷式燃料電池5の発電、2次電池3の充電・放電、動力装置20および補機装置21の駆動を制御する制御装置31を備えている。制御装置31には、2次電池3の電池容量を検出する電池容量検出手段32が接続され、動力装置20および補機装置21が接続されている。
燃料電池システム1は、空冷式燃料電池4および水冷式燃料電池5の起動を制御する起動制御手段33を備え、空冷式燃料電池4および水冷式燃料電池5の周囲の環境温度を検出する環境温度検出手段34を備え、水冷式燃料電池5の冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段35を備えている。起動制御手段33、環境温度検出手段34、冷却水温度検出手段35は、制御装置31に接続されている。
制御装置31および起動制御装置33は、2次電池3に接続されている。2次電池3は、空冷式燃料電池4および水冷式燃料電池5の発電した電力を貯め、動力源として電力を制御装置31および起動制御手段33に供給し、制御装置31および起動制御手段33を作動する。
前記起動制御手段33には、空冷式燃料電池4、水冷式燃料電池5、空気ファン8、水素供給装置10、循環ポンプ18、排気分岐機構22の第1排風供給機構23および第2排風供給機構24、散水機構27の調整機構29および霧化機構30を接続している。前記制御装置31は、電池容量検出手段32が検出する2次電池3の容量に応じて空冷式燃料電池4および水冷式燃料電池5の起動を判断し、起動制御手段33に起動の指令を出力する。
起動制御手段33は、制御装置31からの指令に基づいて、水冷式燃料電池4より先に空冷式燃料電池4の起動を開始させる。
また、起動制御手段33は、環境温度検出手段34の検出温度が第1の所定値未満である場合には、水冷式燃料電池5より先に空冷式燃料電池4を起動させ、環境温度検出手段34の検出温度が第1の所定値以上である場合には、水冷式燃料電池5と空冷式燃料電池4とを同時に起動させる。
さらに、起動制御手段33は、冷却水温度検出手段35の検出温度が第2の所定値未満である場合には、空冷式燃料電池4から排出された空気をラジエータ19に送風するように第1の排風供給機構23を作動させる。また、起動制御手段33は、空冷式燃料電池4から排出された空気を水冷式燃料電池4のカソード極12に供給するように第2の排風供給機構24を作動させる。
次に作用を説明する。
燃料電池システム1は、図2に示すように、空気、水(冷却水および生成水)、電気が流れる。
空気は、空気ファン8によって吸引されて空冷式燃料電池4のカソード極6に供給され、発電、冷却に使用される。空冷式燃料電池4から排出された生成水を含む空気は、排気分岐機構22の第2排風供給機構24により水冷式燃料電池5のカソード極12に供給され、発電に使用される。水冷式燃料電池5から排出された空気は、気水分離機16で生成水を分離され、外気に排気される。また、空冷式燃料電池4から排出された空気は、排気分岐機構22の第1排風供給機構23によりラジエータ19に送風される。
水冷式燃料電池5において、冷却水は、循環ポンプ18により循環流路17を循環する間に、水冷式燃料電池5の発電反応によって発生した熱を受熱し、ラジエータ19において放熱することで、水冷式燃料電池5を冷却する。
水冷式燃料電池5において、生成水は、排出された空気から気水分離機16により分離される。分離された生成水は、散水機構27の散水流路28に流入し、調整機構29により流量を調整され、霧化機構30により霧化され、空冷式燃料電池4のカソード極6の吸気流路9に散布される。
空冷式燃料電池4および水冷式燃料電池5が発電した電気は、2次電池3に流れて貯められ、動力源として動力装置20、補機装置21に供給され、動力装置20、補機装置21を作動する。また、空冷式燃料電池4および水冷式燃料電池5が発電した電気は、動力源として動力装置20、補機装置21に供給され、動力装置20、補機装置21を作動する。
燃料電池システム1は、図3に示すように、起動制御手段33によって制御のプログラムがスタートすると(100)、制御装置31が空冷式燃料電池4および水冷式燃料電池5を起動すると判定しているかを判断する(101)する。
この判断(101)がNOの場合は、プログラムをエンドにする(104)。この判断(101)がYESの場合は、環境温度検出手段34の検出する環境温度が第1の所定値未満であるかを判断する(102)。
環境温度が第1の所定値未満で、判断(102)がYESの場合は、水冷式燃料電池5より先に空次式燃料電池4の起動を開始させ(103)、プログラムをエンドにする(104)。環境温度が第1の所定値以上で、判断(102)がNOの場合は、水冷式燃料電池5と空冷式燃料電池4とを同時に起動させ(105)、プログラムをエンドにする(104)。
このように、燃料電池システム1は、起動時間の短い空冷式燃料電池4を先行して起動させることにより、起動してから通常発電が開始されるまでの時間を短縮できる。このため、燃料電池システム1は、システムの起動性を向上させることができ、また、起動してから通常発電が開始されるまでの時間の短縮で、この時間に使用される電力を蓄える2次電池を小容量化でき、2次電池の搭載量を削減することができる。
また、燃料電池システム1は、環境温度が第1の所定値未満の冷間時には空冷式燃料電池4を先行して起動させることにより、起動してから通常発電が開始されるまでの時間を短縮でき、時間の短縮により2次電池の搭載量を削減することができる。
燃料電池システム1は、図4に示すように、起動制御手段33によって制御のプログラムがスタートすると(200)、空冷式燃料電池4の起動が完了しているかを判断する(201)する。
この判断(201)がNOの場合は、プログラムをエンドにする(204)。この判断(201)がYESの場合は、冷却水温度検出手段35の検出する冷却水温度が第2の所定値未満であるかを判断する(202)。
冷却水温度が第2の所定値未満で、判断(202)がYESの場合は、空冷式燃料電池4から排出された空気を第1排風供給機構23により水冷式燃料電池5のラジエータ19に送風し(203)、プログラムをエンドにする(204)。冷却水温度が第2の所定値以上で、判断(202)がNOの場合は、水冷式燃料電池5から排出された空気を水冷式燃料電池5のラジエータ19に送風せず(205)、プログラムをエンドにする(105)。
このように、燃料電池システム1は、冷却水温度検出手段35の検出温度が第2の所定値未満である場合には、空冷式燃料電池4から排出された空気をラジエータ19に送風するための第1の排風供給機構23を備えてる。
これにより、燃料電池システム1は、空冷式燃料電池4から排出された空気の排気熱を利用して冷却水を暖め、水冷式燃料電池5の暖機を行うことにより、水冷式燃料電池5の起動時間を短縮することができる。
また、燃料電池システム1は、空冷式燃料電池4から排出された空気を、水冷式燃料電池5のカソード極12に供給する第2の排風供給機構24を備えている。
これにより、この燃料電池システム1は、空冷式燃料電池4から排出された生成水を含む空気を水冷式燃料電池5のカソード極12に供給するため、空冷式燃料電池4の空気に含まれる生成水によって水冷式燃料電池4の加湿を可能とし、水冷式燃料電池4の加湿器を廃止することができる。
さらに、燃料電池システム1は、水冷式燃料電池5から排出された生成水を、空冷式燃料電池4のカソード極6の吸気流路9に散布する散水機構27を備えている。
これにより、この燃料電池システム1は、水冷式燃料電池5から排出された生成水を用いて空冷式燃料電池4の加湿を行うことによって、空冷式燃料電池4の乾燥を防止するとともに空冷式燃料電池4の出力低下を抑制することができる。
この発明は、燃料電池システムの起動性を向上させるとともに、2次電池の搭載量を削減することができるものであり、移動体にかぎらず、住宅用などの燃料電池システムにも適用が可能である。
1 燃料電池システム
2 燃料電池ユニット
3 2次電池
4 空冷式燃料電池
5 水冷式燃料電池
6 カソード極
7 アノード極
8 空気ファン
10 水素供給装置
12 カソード極
13 アノード極
16 気水分離機
17 循環流路
18 循環ポンプ
19 ラジエータ
20 動力装置
21 補機装置
22 排気分岐機構
23 第1排風供給機構
24 第2排風供給機構
27 散水機構
29 調整機構
30 霧化機構
31 制御装置
32 電池容量検出手段
33 起動制御手段
34 環境温度検出手段
35 冷却水温度検出手段

Claims (5)

  1. 移動体の動力源として燃料電池ユニットと2次電池とを有するハイブリッド型の燃料電池システムであって、前記燃料電池ユニットは、冷却ファンを用いて空気を送風することによって冷却される空冷式燃料電池と、電池内部に冷却水を循環することによって冷却される水冷式燃料電池とを一体的に設け、前記空冷式燃料電池および水冷式燃料電池の起動を制御する起動制御手段を備え、前記起動制御手段は前記水冷式燃料電池より先に前記空冷式燃料電池の起動を開始させることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 環境温度を検出する環境温度検出手段を備え、前記起動制御手段は、前記環境温度検出手段の検出温度が第1の所定値未満である場合には、前記水冷式燃料電池より先に前記空冷燃料電池を起動させ、前記環境温度検出手段の検出温度が第1の所定値以上である場合には、前記水冷式燃料電池と前記空冷式燃料電池とを同時に起動させることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記冷却水の循環流路に設けられ、冷却水の放熱を行うラジエータと、前記冷却水の温度を検出する冷却水温度検出手段とを備え、前記冷却水温度検出手段の検出温度が第2の所定値未満である場合には、前記空冷式燃料電池から排出された空気を前記ラジエータに送風するための第1の排風供給機構を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記空冷式燃料電池および水冷式燃料電池の電極には、それぞれ酸素を供給するカソード極と水素を供給するアノード極とを有し、前記空冷式燃料電池から排出された空気を前記水冷式燃料電池のカソード極に供給する第2の排風供給機構を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
  5. 前記水冷式燃料電池から排出された生成水を、前記空冷式燃料電池のカソード極の吸気流路に散布する散水機構を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃料電池システム。
JP2014025284A 2014-02-13 2014-02-13 燃料電池システム Pending JP2015153563A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014025284A JP2015153563A (ja) 2014-02-13 2014-02-13 燃料電池システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014025284A JP2015153563A (ja) 2014-02-13 2014-02-13 燃料電池システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015153563A true JP2015153563A (ja) 2015-08-24

Family

ID=53895621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014025284A Pending JP2015153563A (ja) 2014-02-13 2014-02-13 燃料電池システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015153563A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11264627B2 (en) 2019-06-18 2022-03-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system
JP2022154725A (ja) * 2021-03-30 2022-10-13 本田技研工業株式会社 燃料電池システム及び燃料電池システムの起動時における制御方法
JP2022157407A (ja) * 2021-03-31 2022-10-14 本田技研工業株式会社 燃料電池システムの運転方法
CN117977060A (zh) * 2024-03-28 2024-05-03 深圳市科纳森电子有限公司 一种新能源汽车电池的高效散热装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11264627B2 (en) 2019-06-18 2022-03-01 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel cell system
JP2022154725A (ja) * 2021-03-30 2022-10-13 本田技研工業株式会社 燃料電池システム及び燃料電池システムの起動時における制御方法
JP7325472B2 (ja) 2021-03-30 2023-08-14 本田技研工業株式会社 燃料電池システム及び燃料電池システムの起動時における制御方法
US11769891B2 (en) 2021-03-30 2023-09-26 Honda Motor Co., Ltd. Fuel cell system and control method at time of starting-up fuel cell system
JP2022157407A (ja) * 2021-03-31 2022-10-14 本田技研工業株式会社 燃料電池システムの運転方法
US11811113B2 (en) 2021-03-31 2023-11-07 Honda Motor Co., Ltd. Operating method of fuel cell system
CN117977060A (zh) * 2024-03-28 2024-05-03 深圳市科纳森电子有限公司 一种新能源汽车电池的高效散热装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7470479B2 (en) Method and apparatus for warming-up fuel cell and fuel cell vehicle
US8384342B2 (en) Fuel cell system and control method thereof
JP4341356B2 (ja) 燃料電池システム
CN1720630A (zh) 燃料电池系统
JP2003317761A (ja) 液体冷却式燃料電池システム
JP4872333B2 (ja) 燃料電池システム
US9385380B2 (en) Fuel cell humidification management method and system
JP2013099081A (ja) 燃料電池システム
JP5074669B2 (ja) 燃料電池システム
US20150380755A1 (en) Fuel cell system and fuel cell vehicle
JP2019129099A (ja) 燃料電池システム及び燃料電池車両
JP2015153563A (ja) 燃料電池システム
KR102540936B1 (ko) 파워 플랜트의 냉각계 제어 방법
JP2001210348A (ja) 燃料電池装置
US10916787B2 (en) Fuel cell system
CN216818401U (zh) 一种燃料电池排放管理系统
US20150221964A1 (en) Freeze start-up method for fuel cell system
JPH11242962A (ja) 燃料電池装置
JP6972633B2 (ja) 燃料電池システム
JP4552236B2 (ja) 燃料電池装置
JP2007042375A (ja) 燃料電池システム
KR100514997B1 (ko) 연료 전지 시스템
JP2006066112A (ja) 燃料電池システム
JP2008108538A (ja) 燃料電池システム
JP2005259440A (ja) 燃料電池システム