JP2015153453A - 密閉型電池 - Google Patents
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Abstract
【課題】スパークによるケースの破損を抑制できる密閉型電池を提供する。【解決手段】電流遮断機構35は、ケース12の内圧が上昇した場合に、ケース12内の電極体とケース12外の端子との間の電流の流れを遮断する。正極集電体B34は、ケース12内で電極体に電気的に接続されている。ケース12は、互いに対向して設けられた第1の側壁12aと第2の側壁とを有している。電流遮断機構35は、第1の側壁12aに近接して配置されている。電気導電体51は、ケース12の開口部を塞ぐ封口体13の、ケース12の内側に面する内面に取り付けられている。電気導電体51は、電流遮断機構35とケース12の第2の側壁との間に配置されている。正極集電体A32または正極集電体B34と電気導電体51との間の距離は、正極集電体A32または正極集電体B34と第1の側壁12aとの間の距離よりも小さい。【選択図】図2
Description
本発明は、密閉型電池に関し、特に、電流遮断機構を備えている密閉型電池に関する。
従来の密閉型電池に関し、たとえば特開2013−175428号公報(特許文献1)には、電池外装体内部の圧力が上昇した際に作動する電流遮断機構を集電体と外部端子との間に備えている、角型二次電池が開示されている。
電流遮断機構を有している密閉型電池において、電流遮断機構が作動した際、システム総残存電圧の影響で、電池セルに高電圧が負荷される場合がある。その高電圧負荷により、内部端子とケースとの間にスパークが発生し、ケースに穴あきなどの破損が起こる場合がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、スパークによるケースの破損を抑制できる、密閉型電池を提供することである。
本発明に従った密閉型電池は、電極体と、ケースと、封口体と、端子と、電流遮断機構と、集電体とを備えている。ケースは、電極体を収容している。封口体は、ケースに形成された開口部に配置されている。端子は、ケースの外部に設けられている。電流遮断機構は、ケースの内圧が上昇した場合に、電極体と端子との間の電流の流れを遮断する。集電体は、ケース内において電極体に電気的に接続されている。ケースは、第1の側壁と、第1の側壁に対向して設けられた第2の側壁とを有している。電流遮断機構は第1の側壁に近接して配置されている。密閉型電池はさらに、電気導電体を備えている。電気導電体は、封口体の、ケースの内側に面する内面に取り付けられている。電気導電体は、電流遮断機構と第2の側壁との間に配置されている。集電体と電気導電体との間の距離は、集電体と第1の側壁との間の距離よりも小さい。
このように構成された密閉型電池によれば、電流遮断機構が動作した後に密閉型電池に高電圧負荷がかかった場合にスパークが発生する部位が、電気導電体に限定される。これにより、ケースの近傍におけるスパークの発生を抑制でき、スパークによりケースが破損する不具合を抑制することができる。
以上説明したように、本発明に従えば、スパークによるケースの破損を抑制できる密閉型電池を実現することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。なお、以下の図面において、同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰返さない。
図1は、本発明の実施の形態における密閉型電池1を示す部分断面図である。密閉型電池1は、複数個が直列に組み合わされて組電池とされて使用される。密閉型電池1は、角形非水電解質二次電池である。密閉型電池1は、リチウムイオン2次電池であってもよい。
本実施形態の密閉型電池1は、正極極板と負極極板とがセパレータ(いずれも図示省略)を介して巻回された偏平状の巻回電極体11を備えている。巻回電極体11は、巻回軸方向(図1中の左右方向)の一方の端に、複数枚重なった正極芯体露出部14を有している。巻回電極体11は、巻回軸方向の他方の端に、複数枚重なった負極芯体露出部15を有している。
密閉型電池1は、ケース12を備えている。ケース12は、一方向に開口された略直方体の形状を有しており、密閉型電池1の外装体を構成している。ケース12の内部には、電解液とともに、巻回電極体11が収容されている。ケース12は、第1の側壁12aと、第2の側壁12bとを有している。第1の側壁12aおよび第2の側壁12bは、略直方体状のケース12の側面のうち、面積の小さい一対の側面を構成している。第2の側壁12bは、第1の側壁12aに対向して設けられている。第1の側壁12aと第2の側壁12bとは、互いに平行に設けられており、図1中の紙面垂直方向に延びている。
密閉型電池1は、正極端子4と、負極端子5とを備えている。正極端子4および負極端子5は、密閉型電池1の外部端子として、ケース12の外部に設けられている。正極端子4は、ケース12の第1の側壁12aに近接して配置されている。負極端子5は、ケース12の第2の側壁12bに近接して配置されている。
密閉型電池1は、ケース12の内部に設けられた、正極集電体アーム16、および負極集電体アーム18を備えている。巻回電極体11は、正極芯体露出部14および正極集電体アーム16を介して、正極端子4に電気的に接続されている。巻回電極体11は、負極芯体露出部15および負極集電体アーム18を介して、負極端子5に電気的に接続されている。
密閉型電池1は、封口体13を備えている。封口体13は、略矩形の平面視を有する平板形状を有しており、ケース12に形成された開口部に配置されて当該開口部を塞ぐように設けられている。封口体13およびケース12は、巻回電極体11を収容する筺体を構成している。ケース12および封口体13は、アルミニウムなどの金属材料により形成されている。なお、封口体13には、電解液をケース12内に注液するための注液孔、および、電流遮断機構の作動圧よりも高いガス圧が加わったときに開放されるガス排出弁が形成されている(いずれも図示省略)。
封口体13は、ケース12の内側に面する側の内面と、密閉型電池1の外部に露出する外面とを有している。封口体13の内面には、正極絶縁板20、負極絶縁板21、および電気導電体51,52が設けられている。正極絶縁板20、負極絶縁板21、および電気導電体51,52は、ケース12の内部に配置されている。封口体13の外面には、正極外部端子ホルダ6および負極外部端子ホルダ8が設けられている。正極外部端子ホルダ6および負極外部端子ホルダ8は、ケース12の外部に配置されている。正極端子4は、正極外部端子ホルダ6を介して、封口体13に固定されている。負極端子5は、負極外部端子ホルダ8を介して、封口体13に固定されている。
密閉型電池1は、ケース12の内圧が上昇した場合に、巻回電極体11と外部端子との間の電流の流れを遮断する機構(以下、電流遮断機構という)を備えている。本実施形態の電流遮断機構は、感圧式の電流遮断機構であって、正極集電体アーム16と正極端子4との間、または、負極集電体アーム18と負極端子5との間の、少なくともいずれか一方に設けられている。本実施形態では、代表的に、電流遮断機構が正極端子4側にのみ設けられた例について説明する。
本実施形態の密閉型電池1は、偏平状の巻回電極体11をケース12内に挿入した後、封口体13をケース12の開口部にレーザ溶接し、封口体13に形成された注液孔からケース12内に非水電解液を注液した後、注液孔を塞いでケース12内を密閉することにより、作製されている。
図2は、図1に示す密閉型電池1の、正極外部端子17付近を拡大して示す断面図である。図2を参照して、密閉型電池1は、正極外部端子17、正極絶縁板20、ガスケット26、正極集電体A32、反転板33、および集電体ホルダ39をさらに備えている。正極外部端子17は、図1に示す正極外部端子ホルダ6に設けられた導電部材を介して、正極端子4に電気的に接続されている。
上述した通り、巻回電極体11の正極芯体露出部14には正極集電体アーム16が接続されている。正極集電体アーム16は、正極集電体B34と一体に形成されている。正極集電体B34は、正極集電体アーム16を介して、巻回電極体11に電気的に接続されている。正極集電体アーム16は、正極集電体B34を介して、正極外部端子17に電気的に接続されている。正極集電体B34の中央部には、他の部分よりも厚さが小さくされた薄肉領域34eが設けられている。
正極外部端子17は、筒状部17aを有しており、内部に貫通孔17bが形成されている。正極外部端子17は、ケース12の内側の先端を形成する先端部17cを有している。正極外部端子17の筒状部17aは、ガスケット26、封口体13、正極絶縁板20、および正極集電体A32にそれぞれ形成された孔内に挿入され、その先端部17cがカシメられて、互いに一体に固定されている。
正極集電体A32には、電池内部側に筒状部32aが形成されている。正極集電体A32の封口体13に近接する側は、内径が狭められて、正極外部端子17の筒状部17aが挿入される開孔32bを形成している。正極外部端子17の筒状部17aの先端部17cは正極集電体A32の開孔32bの近傍でカシメられており、正極外部端子17の先端部17cと正極集電体A32の接続部とはレーザ溶接されている。これにより、正極外部端子17は、正極集電体A32と電気的に接続された状態となっている。正極集電体A32の筒状部32aの電池内部側の先端にはフランジ部32cが形成されている。
フランジ部32cの内面側には、反転板33の周囲が気密に溶接されて封止されている。反転板33は、封口体13に対して傾斜する形状を有している。この反転板33は、導電性材料で形成されており、ケース12内の圧力が高くなると電池の外部側に向かって変形する弁の機能を有するものである。反転板33の中心部において、正極集電体B34の薄肉領域34eと反転板33の表面とが、レーザ溶接されている。
正極集電体B34と反転板33との間には、樹脂などの絶縁性材料からなる、平板状の集電体ホルダ39が配置されている。集電体ホルダ39は、正極集電体B34の、封口体13に対向する側の表面に固定されている。集電体ホルダ39の中心部には、集電体ホルダ39を厚み方向に貫通する貫通孔が形成されている。この貫通孔を介して、正極集電体B34と反転板33とが電気的に接続されている。
したがって、図1に示す巻回電極体11の正極芯体露出部14は、正極集電体アーム16、正極集電体B34、反転板33および正極集電体A32を介して、正極外部端子17と電気的に接続されていることになる。正極集電体A32の筒状部32a、反転板33、および正極集電体B34に形成された薄肉領域34eによって、本実施形態の電流遮断機構35が形成されている。電流遮断機構35は、ケース12の第1の側壁12aに近接して配置されている。
反転板33は、ケース12内の圧力が増加した場合に、正極外部端子17の貫通孔17b側に膨れるようになっている。反転板33の中央部には正極集電体B34の薄肉領域34eが溶接されている。ケース12内の圧力が所定値を超えると、正極集電体B34が薄肉領域34eの部分で破断する。正極集電体B34の破断によって、反転板33と正極集電体B34との間の電気的接続が遮断されるようになっている。
図2には、電池内圧が上昇し、電流遮断機構35が動作し、反転板33が変形して正極集電体B34が薄肉領域34eの部分で破断した後の状態が図示されている。図2に示す状態では、反転板33と正極集電体B34との電気的接続が切断されており、これにより、図1に示す巻回電極体11と正極外部端子17との間の電流の流れが遮断されている。
正極集電体B34に薄肉領域34eが存在していると、反転板33が変形した際に薄肉領域34e部分で破断しやすくなり、電池内部の圧力が上昇した際にはこの薄肉領域34e部分で確実に破断するようになる。薄肉領域34eの厚さおよび形成領域を適宜設定することにより、この薄肉領域34e部分が破断する圧力を所定値に設定することができるので、密閉型電池1の信頼性が向上する。
正極外部端子17に形成された貫通孔17bは、ゴム製の端子栓36によって封止されている。端子栓36は、正極外部端子17の貫通孔17bの小径部よりも大径で貫通孔17bの大径部よりも小径の頭部36aを、上端部に有している。端子栓36は、頭部36aよりも小径で貫通孔17bの小径部よりも大径の突出部36bを、下端部に有している。端子栓36は、突出部36bからテーパー状にすぼまるように形成された係止部36cを有している。端子栓36は、正極外部端子17の貫通孔17bの小径部と略同一径でこの小径部の長さと実質的に同一の長さの連結部36dを、頭部36aと突出部36bとの中間に有している。
端子栓36は、頭部36aが正極外部端子17の貫通孔17bの大径部側に位置し、係止部36cが正極外部端子17の貫通孔17bの小径部の端部より突出するように、貫通孔17bに取り付けられている。端子栓36の頭部36aの表面には、頭部36aの厚さを薄くしても強度を大きくするため、たとえばアルミニウム金属製の金属板37が設けられている。この金属板37は、たとえばレーザ溶接によって正極外部端子17に溶接固定することができる。端子栓36は、弾性部材から構成されているので、振動等で抜け落ちる可能性があるが、金属板37を正極外部端子17に溶接固定することにより、より強固に端子栓36によって貫通孔17bを封止することができるようになる。
ガスケット26は、封口体13と正極外部端子17との間に介挿されている。ガスケット26は、絶縁性材料から形成されており、封口体13と正極外部端子17とを電気的に絶縁している。ガスケット26および正極絶縁板20を形成する絶縁性材料としては、ゴム系材料、ポリオレフィン製材料、フッ素樹脂などを用いることができる。
正極絶縁板20は、封口体13と正極集電体A32との間に介挿されている環状板部と、環状板部の外延に係合して正極集電体A32を径方向外側から覆う円筒部とを有している。正極絶縁板20は、絶縁性材料から形成されており、封口体13と正極集電体A32とを電気的に絶縁している。円筒部の一端は、環状板部に係合しており、他端は集電体ホルダ39に当接している。円筒部の他端の内周面に、正極集電体A32のフランジ部32cが取り付けられている。
電気導電体51は、封口体13の、ケース12の内側に面する内面に取り付けられている。電気導電体51は、封口体13の内面から、ケース12内に突起している。電気導電体51の先端は、集電体ホルダ39を介在させて、正極集電体B34に対向して配置されている。密閉型電池1の高さ方向(図2中の上下方向)に沿って密閉型電池1を平面視した場合において、電気導電体51は、正極集電体B34と重なる位置に配置されている。
電気導電体51は、電流遮断機構35に対して、ケース12の第1の側壁12aから離れる側に配置されている。電気導電体51は、電流遮断機構35と、ケース12の第2の側壁12b(図1参照)との間に配置されている。正極集電体A32または正極集電体B34と電気導電体51との間の距離(図2中の上下方向)は、正極集電体A32または正極集電体B34とケース12の第1の側壁12aとの間の距離(図2中の左右方向)よりも、小さい。
図3は、図1に示す密閉型電池1の、負極外部端子48付近を拡大して示す断面図である。図3を参照して、密閉型電池1は、負極絶縁板21、負極集電体44、負極外部端子48およびガスケット49をさらに備えている。負極外部端子48は、図1に示す負極外部端子ホルダ8に設けられた導電部材を介して、負極端子5に電気的に接続されている。
上述した通り、図1に示す巻回電極体11の負極芯体露出部15には負極集電体アーム18が接続されている。負極集電体アーム18は、負極集電体44と一体に形成されている。負極集電体44は、負極集電体アーム18を介して、巻回電極体11に電気的に接続されている。負極集電体アーム18は、負極集電体44を介して、負極外部端子48に電気的に接続されている。
負極外部端子48は、ガスケット49、封口体13、負極絶縁板21および負極集電体44にそれぞれ形成された孔内に挿入され、その先端部がカシメられて、互いに一体に固定されている。負極外部端子48の先端部と負極集電体44の接続部とはレーザ溶接されている。これにより、負極外部端子48は、負極集電体44と電気的に接続された状態となっている。したがって、図1に示す巻回電極体11の負極芯体露出部15は、負極集電体アーム18、負極集電体44を介して、負極外部端子48と電気的に接続されていることになる。
ガスケット49は、封口体13と負極外部端子48との間に介挿されている。ガスケット49は、絶縁性材料から形成されており、封口体13と負極外部端子48とを電気的に絶縁している。ガスケット49および負極絶縁板21を形成する絶縁性材料としては、ゴム系材料、ポリオレフィン製材料、フッ素樹脂などを用いることができる。
負極絶縁板21は、封口体13と負極集電体44との間に介挿されている環状板部と、環状板部の外延に係合して負極集電体44を径方向外側から覆う円筒部とを有している。負極絶縁板21は、絶縁性材料から形成されており、封口体13と負極集電体44とを電気的に絶縁している。
電気導電体52は、封口体13の、ケース12の内側に面する内面に取り付けられている。電気導電体52は、封口体13の内面から、ケース12内に突起している。電気導電体52の、図3中の左側の側部は、負極絶縁板21を介在させて、負極集電体44に対向して配置されている。図3中の左右方向に沿って密閉型電池1を側方視した場合において、電気導電体52は、負極集電体44と重なる位置に配置されている。
電気導電体52は、負極外部端子48に対して、ケース12の第2の側壁12bから離れる側に配置されている。電気導電体52は、負極外部端子48と、ケース12の第1の側壁12a(図1参照)との間に配置されている。負極集電体44と電気導電体52との間の距離(図3中の左右方向)は、負極集電体44とケース12の第2の側壁12bとの間の距離(図3中の左右方向)よりも、小さい。
図2,3を参照して、ケース12を構成している第1の側壁12aおよび第2の側壁12bの板厚と、封口体13の板厚とを比較すると、封口体13のほうが板厚がより大きい。電気導電体51,52が取り付けられている封口体13は、ケース12の第1の側壁12aおよび第2の側壁12bよりも強度が高く、そのため封口体13は、第1の側壁12aおよび第2の側壁12bよりも破損しにくい構成である。
以上の構成を備えている本実施形態の密閉型電池1によれば、図1に示すように、巻回電極体11を収容するケース12は、互いに対向して設けられた第1の側壁12aと第2の側壁12bとを有している。図2に示すように、ケース12の内圧が上昇した場合に巻回電極体11と正極端子4との間の電流の流れを遮断する電流遮断機構35は、ケース12の第1の側壁12aに近接して配置されている。ケース12の開口部に配置されている封口体13の、ケース12の内側に面する内面には、電気導電体51が取り付けられている。電気導電体51は、電流遮断機構35とケース12の第2の側壁12bとの間に配置されている。正極集電体A32または正極集電体B34と電気導電体51との間の距離は、正極集電体A32または正極集電体B34とケース12の第1の側壁12aとの間の距離よりも小さい。
封口体13に電気導電体51を設けることにより、正極集電体A32または正極集電体B34とケース12との間の沿面距離と比較して、正極集電体A32または正極集電体B34と電気導電体51との間の沿面距離が、より小さくなる。正極集電体A32または正極集電体B34との沿面距離が最小になる部位が電気導電体51になるために、電流遮断機構35が動作した後に密閉型電池1に高電圧負荷がかかった場合にスパークが発生する部位が、電気導電体51に限定される。電気導電体51は、ケース12の第1の側壁12aおよび第2の側壁12bから離れて配置されているために、ケース12の近傍におけるスパークの発生を抑制できる。したがって、スパークによりケース12に穴あきなどの破損が発生する不具合を、抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、電流遮断機構を備えた二次電池に、特に有利に適用され得る。
1 密閉型電池、4 正極端子、5 負極端子、6 正極外部端子ホルダ、8 負極外部端子ホルダ、11 巻回電極体、12 ケース、12a 第1の側壁、12b 第2の側壁、13 封口体、14 正極芯体露出部、15 負極芯体露出部、16 正極集電体アーム、17 正極外部端子、18 負極集電体アーム、20 正極絶縁板、21 負極絶縁板、26,49 ガスケット、32 正極集電体A、33 反転板、34 正極集電体B、34e 薄肉領域、35 電流遮断機構、39 集電体ホルダ、44 負極集電体、48 負極外部端子、51,52 電気導電体。
Claims (1)
- 電極体と、
前記電極体を収容するケースと、
前記ケースに形成された開口部に配置される封口体と、
前記ケースの外部に設けられた端子と、
前記ケースの内圧が上昇した場合に、前記電極体と前記端子との間の電流の流れを遮断する、電流遮断機構と、
前記ケース内において前記電極体に電気的に接続される集電体とを備え、
前記ケースは、第1の側壁と、前記第1の側壁に対向して設けられた第2の側壁とを有し、前記電流遮断機構は前記第1の側壁に近接して配置されており、
さらに、前記封口体の、前記ケースの内側に面する内面に取り付けられ、前記電流遮断機構と前記第2の側壁との間に配置された、電気導電体を備え、
前記集電体と前記電気導電体との間の距離は、前記集電体と前記第1の側壁との間の距離よりも小さい、密閉型電池。
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