JP2015153665A - 電流遮断装置とそれを用いた蓄電装置 - Google Patents

電流遮断装置とそれを用いた蓄電装置 Download PDF

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Takayuki Hirose
貴之 弘瀬
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Motoaki Okuda
元章 奥田
寛恭 西原
Hiroyasu Nishihara
寛恭 西原
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Abstract

【課題】 信頼性の高い電流遮断装置を実現する技術を提供する。【解決手段】 電流遮断装置50は、第1通電部材30と、第2通電部材88と、絶縁部材94と、第3通電部材80を備えている。第1通電部材30は、ケース18に固定されている。絶縁部材94は、第1通電部材30と第2通電部材88の間に配置されている。第3通電部材80の端部80bが、第1通電部材30に固定されている。第3通電部材80の中央部80aが、第2通電部材88に固定されている。第1通電部材30は、ボルト部36を有している。ボルト部36にナット38を締結することにより、第1通電部材30がケース18に固定されている。第1通電部材30の絶縁部材94に接する第1面と、第2通電部材88の絶縁部材94に接する第2面に、周囲が絶縁部材94の端面に囲まれている凸部が設けられている。【選択図】図2

Description

本明細書は、電流遮断装置及びそれを用いた蓄電装置に関する技術を開示する。
蓄電装置が過充電されたり、内部で短絡が発生したときに、電極端子間(正極端子と負極端子)に流れる電流を遮断する電流遮断装置の開発が進められている。電流遮断装置は、電極端子と電極の間(正極端子と正極の間又は負極端子と負極の間)に配置される。特許文献1の電流遮断装置は、第1通電部材(電極端子)と間隔をおいて対向している第2通電部材を備えている。第2通電部材は、電極に接続されている。第1通電部材と第2通電部材の間に、ケースの内圧に応じて変形する第3通電部材が配置されている。第3通電部材の端部が第1通電部材に固定されており、第3通電部材の中央部が第2通電部材に固定されている。すなわち、第1通電部材と第2通電部材は、第3通電部材によって接続されている。ケース内の圧力が上昇すると、第2通電部材と第3通電部材が非接続となり、第3通電部材の中央部が第1通電部材に向けて反転することにより、電極端子と電極の間の導通が遮断される。
特開2012−28008号公報
特許文献1では、電流遮断装置を構成する第1通電部材がケースの外部に突出する突出部を備えており、その突出部にボルト部が設けられている。特許文献1の蓄電装置は、ボルト部にナットを締結することにより、電流遮断装置をケースに固定している。ボルト部にナットを締結するときに、ボルト部(第1通電部材)がケースに対して回転することがある。第2通電部材は、電極に接続されている。そのため、第1通電部材がケースに対して回転すると、第1通電部材が第2通電部材に対して回転することが起こり得る。上記したように、第3通電部材は、第1通電部材と第2通電部材の双方に固定されている。そのため、第1通電部材と第2通電部材が相対的に回転すると、第1通電部材と第3通電部材の固定部、及び/又は、第2通電部材と第3通電部材の固定部が破断することがある。その結果、蓄電装置を通常に使用しているときに電極端子と電極の導通が遮断されたり、ケース内の圧力が上昇したときに電流遮断装置が正常に動作しないことが起こり得る。本明細書では、上記課題を解決し、信頼性の高い電流遮断装置を実現する技術を提供する。
本明細書で開示する電流遮断装置は、電極端子と電極とを備える蓄電装置のケース内に配置されており、上記ケース内の圧力が所定値を超えたときに電極端子と電極の間の導通を遮断する。その電流遮断装置は、第1通電部材と、第2通電部材と、絶縁部材と、第3通電部材を備えている。上記第1通電部材は、上記ケースに固定されている。上記第2通電部材は、上記第1通電部材と間隔をおいて上記第1通電部材に対向する位置に配置されている。上記絶縁部材は、上記第1通電部材と上記第2通電部材の間に配置されている。上記第3通電部材は、上記第1通電部材と上記第2通電部材の間に配置されている。第3通電部材の端部は、上記第1通電部材に固定されている。第3通電部材の中央部は、上記第2通電部材に固定されている。また、上記第3通電部材は、上記ケース内の圧力が所定値を超えたときに、上記第2通電部材と非導通になる。上記第1通電部材は、突出部を有している。突出部は、上記ケースに設けられている貫通孔を通じて、上記ケースの外部に突出している。突出部には、ボルト部が設けられている。本明細書で開示する電流遮断装置では、上記ボルト部にナットを締結することにより、上記第1通電部材が上記ケースに固定されている。また、上記第1通電部材の上記絶縁部材に接する第1面及び上記第2通電部材の上記絶縁部材に接する第2面に、周囲が上記絶縁部材の端面に囲まれている凸部と上記絶縁部材の端面の一部を囲う凹部の少なくとも一方が設けられている。
上記の電流遮断装置は、第1通電部材と第2通電部材の間隔を維持する絶縁部材を用いて、第1通電部材と第2通電部材が相対的に回転することを防止することができる。より具体的には、第1面に設けられた凸部が絶縁部材に食い込み、又は、第1面に設けられた凹部に絶縁部材が侵入し、第1通電部材と絶縁部材の相対回転が禁止される。さらに、第2面に設けられた凸部が絶縁部材に食い込み、又は、第2面に設けられた凹部に絶縁部材が侵入し、第2通電部材と絶縁部材の相対回転が禁止される。その結果、第1通電部材と第2通電部材が相対回転することが禁止される。上記の電流遮断装置は、第1通電部材と第3通電部材の固定部、及び/又は、第2通電部材と第3通電部材の固定部が破断することを防止することができる。
なお、第1通電部材をケースに固定するときに、第1通電部材とケースが相対回転しない状態にしておけば上記不具合が生じることを防止することができると思われるかもしれない。しかしながら、第1通電部材とケースの相対回転を禁止すると、ボルト部(第1通電部材)にナットを締結するときに、第1通電部材とケースの間に過大な力が加わることがある。その結果、第1通電部材、及び/又は、ケースが変形することが起こり得る。上記の電流遮断装置は、第1通電部材とケースの相対回転を禁止することなく、第1通電部材と第2通電部材の相対回転を禁止することができる。
本明細書でいう「第1面及び第2面に、凸部と凹部の少なくとも一方が設けられている」とは、第1面と第2面の双方に凸部が形成されている形態、第1面と第2面の双方に凹部が形成されている形態に限定されるものではない。第1面に凸部が設けられているとともに第2面に凹部が設けられている形態と、第1面に凹部が設けられているとともに第2面に凸部が設けられている形態を含む。
本明細書で開示される技術によると、信頼性の高い電流遮断装置を実現することができる。
第1実施例の蓄電装置の断面図を示す。 第1実施例の蓄電装置で用いられている電流遮断装置の拡大断面図を示す。 第1通電部材を第2通電部材側から観察した図を示す。 図3のIV-IV線に沿った断面図を示す。 第2通電部材を第1通電部材側から観察した図を示す。 第2実施例の第1通電部材を第2通電部材側から観察した図を示す。 第2実施例の第2通電部材を第1通電部材側から観察した図を示す。
以下、本明細書で開示する蓄電装置の技術的特徴の幾つかを記す。なお、以下に記す事項は、各々単独で技術的な有用性を有している。
蓄電装置は、ケースと、電極組立体と、電極端子と、電流遮断装置を備えている。電極組立体は、ケース内に収容されており、正極及び負極を備えていてよい。電極端子は、ケースの内外を通じていてよい。すなわち、電極端子の一部がケースの外部に位置しており、電極端子の他の一部がケースの内部に位置していてよい。電流遮断装置は、負極端子と負極に接続されていてもよい。この場合、電流遮断装置は、負極端子と負極の通電経路上に配置され、ケースの内圧が所定値を超えたときに、負極端子と負極を導通状態から非導通状態に切換える。電流遮断装置は、正極端子と正極に接続されていてもよい。この場合、電流遮断装置は、正極端子と正極の通電経路上に配置され、ケースの内圧が所定値を超えたときに、正極端子と正極を導通状態から非導通状態に切換える。
電流遮断装置は、第1通電部材と、第2通電部材と、第3通電部材を備えていてよい。第1通電部材は、蓄電装置のケースに固定されていてよい。第1通電部材は、ケースに設けられている貫通孔を通じてケースの外部に突出している突出部を備えていてよい。また、その突出部に、ボルト部が設けられていてよい。第1通電部材は、突出部に設けられているボルト部にナットを締結することにより、ケースに固定されていてよい。第1通電部材が、電極端子の一部であってよい。第1通電部材の電極組立体側の端面は、第2通電部材に対向していてよい。その端面の中央部に、第2通電部材とは反対側に窪んでいる窪み部が設けられていてよい。
第2通電部材は、第1通電部材と間隔をおいて第1通電部材に対向する位置に配置されていてよい。第1通電部材と第2通電部材は、絶縁部材によって間隔が維持されていてよい。第2通電部材の中央部の厚みは、端部の厚みより薄くてよい。第2通電部材の中央部に、ケース内の圧力が所定値を超えたときに破断の起点となる破断溝が設けられていてもよい。破断溝は、第2通電部材の中央部において、連続的又は断続的に一巡していてもよい。なお、破断溝は、ケース内の圧力が所定値を超えたときに破断の起点となる脆弱部であればよく、第2通電部材の中央部に局所的に設けられていてもよい。
絶縁部材が、第1通電部材と第2通電部材の間に配置されていてよい。その絶縁部材によって、第1通電部材と第2通電部材の間隔が維持されていてもよい。すなわち、絶縁部材が設けられている範囲外では、第1通電部材と第2通電部材の間に隙間が設けられていてよい。絶縁部材は、リング状であってよい。また、第1通電部材の第2通電部材側の端面に、絶縁部材の一部を収容する窪みが設けられていてよい。より具体的には、第1通電部材の第2通電部材側の端面のうち、絶縁部材の第1通電部材側の端面と接触する面(以下、第1面と称することがある)が、絶縁部材と接触しない周囲の面から窪んでいてよい。同様に、第2通電部材の第1通電部材側の端面に、絶縁部材の一部を収容する窪みが設けられていてよい。すなわち、第2通電部材の第1通電部材側の端面のうち、絶縁部材の第2通電部材側の端面と接触する面(以下、第2面と称することがある)が、絶縁部材と接触しない周囲の面から窪んでいてよい。
第1面に、第2面側に向けて突出している凸部(以下、第1凸部と称することがある)が設けられていてよい。また、第2面に、第1面側に向けて突出している凸部(以下、第2凸部と称することがある)が設けられていてよい。凸部は、周囲が絶縁部材に囲まれていてよい。複数の凸部が、第1面及び/又は第2面に設けられていてよい。絶縁部材がリング状の場合、複数の凸部が、絶縁部材の周方向に沿って等間隔に設けられていてよい。第1面に第1凸部が設けられているとともに第2面に第2凸部が設けられている場合、絶縁部材を平面視したときに、第1凸部と第2凸部が互いに重複しない位置に設けられていてよい。なお、「絶縁部材を平面視する」とは、第1面又は第2面に直交する方向から電流遮断装置を観察することを意味する。また、上記したように第1面及び/又は第2面が周囲の面から窪んでいる場合、第1凸部及び/又は第2凸部は、その窪みの底面に設けられていてよい。
第1面に、第2面から離れる方向に窪んでいる凹部(以下、第1凹部と称することがある)が設けられていてよい。また、第2面に、第1面から離れる方向に窪んでいる凹部(以下、第2凹部と称することがある)が設けられていてよい。絶縁部材の一部が、凹部に囲まれていてもよい。すなわち、絶縁部材の一部が、凹部に侵入していてよい。複数の凹部が、第1面及び/又は第2面に設けられていてよい。絶縁部材がリング状の場合、複数の凹部が、絶縁部材の周方向に沿って等間隔に設けられていてよい。第1面に第1凹部が設けられているとともに第2面に第2凹部が設けられている場合、絶縁部材を平面視したときに、第1凹部と第2凹部が互いに重複しない位置に設けられていてよい。なお、上記したように第1面及び/又は第2面が周囲の面から窪んでいる場合、第1凹部及び/又は第2凹部は、その窪みの底面(すなわち、第1面,第2面)からさらに窪んでいてよい。
第3通電部材は、第1通電部材と第2通電部材の間に配置されていてよい。第3通電部材の端部が第1通電部材に固定されており、第3通電部材の中央部が第2通電部材に固定されていてよい。第3通電部材の端部は、上記した絶縁部材の内側で第1通電部材に固定されていてよい。第3通電部材の中央部は、破断溝に囲まれた位置で第2通電部材に固定されていてもよい。絶縁部材がリング状の場合、絶縁部材を平面視したときに、絶縁部材が第3通電部材を囲っていてもよい。第3通電部材は、ケース内の圧力が所定値を超えたときに第2通電部材と非導通になってもよい。第3通電部材は、第2通電部材と導通しているときは中央部が第2通電部材に向けて突な状態であり、第2通電部材と非導通のときは中央部が第1通電部材に向けて突な状態に変形してもよい。
第2通電部材に対して第3通電部材とは反対側に、変形部材が配置されていてもよい。変形部材は、第2通電部材と電極組立体の間に設けられていてよい。変形部材は、第2通電部材に固定されていてよい。変形部材の第2通電部材側の中央部に、第2通電部材に向かって突出した形状の突起が設けられていてよい。突起は、第2通電部材から離れた状態で、第2通電部材の破断溝に囲まれた部分に対向していてもよい。突起は、絶縁性であってもよい。
変形部材は、ケース内の圧力が所定値以下のときは中央部が第2通電部材から離れる方向に突な状態であり、ケース内の圧力が所定値を超えたときに中央部が第2通電部材に向けて移動して上記突起が第2通電部材に接触してもよい。上記突起が第2通電部材に接触し、第2通電部材の破断溝で囲まれた部分を破断し、第3通電部材が第2通電部材から離れてもよい。変形部材は、上記した第3通電部材と同じ構造を有していてよい。変形部材は、金属製であってもよいし、非金属製であってもよい。第3通電部材を第1変形部材と捉え、変形部材を第2変形部材と捉えることもできる。
絶縁性のシール部材が、第1通電部材と第2通電部材の間に配置されていてよい。シール部材は、シール部材,第1通電部材及び第2通電部材で囲まれる空間を、電流遮断装置の外部空間から隔離するものであってよい。シール部材は、上記した絶縁部材の外側で第1通電部材と第2通電部材をシールしていてよい。シール部材は、絶縁部材と非接触の状態で第1通電部材と第2通電部材の間に配置されていてよい。
本明細書で開示する蓄電装置の一例として、二次電池、キャパシタ等が挙げられる。二次電池の電極組立体の一例として、セパレータを介して対向する電極対(負極及び正極)を有するセルが複数積層された積層タイプの電極組立体、セパレータを介して対向する電極対を有するシート状のセルが渦巻状に加工された捲回型の電極組立体が挙げられる。また、本明細書で開示する蓄電装置は、例えば車両に搭載され、モータに電力を供給することができる。以下、蓄電装置の構造について説明する。なお、以下の説明では、電流遮断装置が負極端子と負極に接続されている蓄電装置について説明する。本明細書で開示する技術は、電流遮断装置が正極端子と正極に接続されている蓄電装置に適用することもできる。
(第1実施例)
図1を参照し、蓄電装置100の構造を説明する。蓄電装置100は、ケース18と、電極組立体52と、正極端子2と、負極端子30と、電流遮断装置50を備えている。ケース18は、金属製であり、略直方体形状である。ケース18は、蓋部18aと本体部18bを備えている。ケース18の内部には、電極組立体52と電流遮断装置50が収容されている。電極組立体52は、正極と負極を備えている(図示省略)。正極タブ16が正極に固定されており、負極タブ20が負極に固定されている。ケース18の内部は、電解液が注入されている。
正極端子2と負極端子30が、ケース18の内外を通じている。正極端子2と負極端子30は、ケース18の一方向に配置されている。すなわち、正極端子2と負極端子30の双方が、電極組立体52に対して同じ方向(蓋部18aが設けられている側)に配置されている。正極端子2は、ボルト部8を備えている。なお、ボルト部8とは、正極端子2のうち、ナット10を締結するためにねじ切りされている部分のことである。正極端子2は、ボルト部8にナット10を締結することにより、ケース18に固定されている。正極端子2の一端はケース18の外部に位置しており、他端はケース18の内部に位置している。同様に、負極端子30は、ボルト部36を備えている。ボルト部38とは、負極端子30のうち、ナット38を締結するためにねじ切りされている部分のことである。負極端子30は、ボルト部36にナット38を締結することにより、ケース18に固定されている。負極端子30の一端はケース18の外部に位置しており、他端はケース18の内部に位置している。
正極端子2に、正極リード14が接続されている。正極リード14は、正極タブ16に接続されている。正極端子2は、正極リード14を介して、正極タブ16に電気的に接続されている。すなわち、正極端子2は、電極組立体52の正極に電気的に接続されている。正極リード14は、絶縁シート12によってケース18から絶縁されている。正極端子2及びナット10は、絶縁部材58によってケース18から絶縁されている。ケース18内において、正極端子2とケース18の間に絶縁性のシール部材56が配置されている。正極端子2とケース18の隙間は、シール部材56によってシールされている。なお、バスバー4が、バスバーボルト6によって、正極端子2に固定されている。
電流遮断装置50は、負極端子30に接続されている。電流遮断装置50の詳細は後述する。電流遮断装置50は、金属製の接続部材26を介して、負極リード24に接続されている。負極端子30は、負極リード24を介して、負極タブ20に電気的に接続されている。すなわち、負極端子30は、電極組立体52の負極に電気的に接続されている。負極リード24は、絶縁シート22によってケース18から絶縁されている。負極端子30及びナット38は、絶縁部材28によってケース18から絶縁されている。ケース18内において、負極端子30とケース18の間に絶縁性のシール部材42が配置されている。負極端子30とケース18の隙間は、シール部材42によってシールされている。なお、バスバー32が、バスバーボルト34によって、負極端子30に固定されている。
蓄電装置100では、ケース18内の圧力が所定値以下のときは、負極端子30と負極タブ20が、電流遮断装置50を介して電気的に接続している。すなわち、負極端子30と負極の間が導通している。ケース18内の圧力が所定値を超えると、電流遮断装置50が、負極端子30と負極タブ20の導通を遮断し、蓄電装置100に電流が流れることを防止する。
図2を参照し、電流遮断装置50について説明する。電流遮断装置50は、負極端子30の拡径部37aと、金属製の破断板88と、金属製の第1変形部材80と、金属製の第2変形部材93を備えている。負極端子30は、拡径部37aと突出部37bを備えている。拡径部37aはケース18内に位置しており、突出部37bはケース18に設けられている貫通孔を通じてケース18の外部に突出している。突出部37bは、負極端子30のうち、ケース18の上側に突出している部分である。ボルト部36が、突出部37bに設けられている。ボルト部36は、突出部37bのうち、ナット38を締結するために表面にねじ切りが設けられている部分である。負極端子30は、第1通電部材の一例である。破断板88は、拡径部37aと間隔をおいて拡径部37aに対向する位置に配置されている。破断板88は、第2通電部材の一例である。第1変形部材80は、第3通電部材の一例である。電極組立体52(図1も参照)とケース18の間において、電極組立体52の上方に、第2変形部材93,破断板88,第1変形部材80,拡径部37aの順に配置されている。
拡径部37aの破断板88側に、溝92と窪み86が設けられている。窪み86は、溝92の内側に設けられている。拡径部37aの破断板88側の端面35は、破断板88に対向しており、中央に向かって窪んでいる。具体的には、端面35は、端部から中央に向かうに従って、破断板88から離れるように傾斜している。なお、「溝」は、2つの側壁に囲まれた底面を有する形態のことを意味する。また「窪み」は、単に周囲よりも高さが低い形態であり、段差を有する形態も「窪み」に含まれる。
破断板88の拡径部37a側の端面に、溝96が設けられている。溝96は、溝92に対向する位置に設けられている。破断板88には、接続部材26が固定されている。破断板88は、接続部材26,負極リード24を介して、負極タブ20と導通している(図1も参照)。破断板88の中央部88aの厚みは、端部88bの厚みより薄い。また、拡径部37aの反対側において、破断溝90が、中央部88aに設けられている。破断溝90は、中央部88aで連続的に一巡している。破断板88の拡径部37aとは反対側に、窪み89が設けられている。窪み89は、破断板88の端部88bに設けられている。
支持部材78が、負極端子30の拡径部37aと破断板88を支持している。支持部材78は、金属製の外側部72と、絶縁性の第1内側部74と、絶縁性の第2内側部75を備えている。第1内側部74は、外側部72の内側に配置されており、第2内側部75の上方(ケース18側)に配置されている。第2内側部75は、外側部72の内側に配置されており、第1内側部74の下方(電極組立体52側)に配置されている。外側部72によって、拡径部37aと破断板88が位置決めされている。具体的には、第1内側部74と第2内側部75を所定の位置に配置した後、外側部72をかしめることによって、破断板88を拡径部37aに固定している。なお、内側部74,75は、拡径部37aと破断板88を絶縁している。
シール部材84が、拡径部37aと破断板88の間に配置されている。シール部材84は、絶縁性のOリングである。シール部材84は、拡径部37aと破断板88を絶縁するとともに、電流遮断装置50の内部を気密に保っている。すなわち、シール部材84は、拡径部37aと破断板88をシールして、電流遮断装置50の内部の空間を、電流遮断装置50の外部の空間(ケース18内の空間)と遮断している。
絶縁部材94が、拡径部37a(負極端子30)と破断板88の間に配置されている。絶縁部材94は、シール部材84の内側に配置されている。絶縁部材94は、リング状である。絶縁部材94は、拡径部37aと破断板88の間隔を維持している。絶縁部材94は、拡径部37aと破断板88が接触し、両者が直接導通することを防止している。絶縁部材94の両端部が、溝92,96内に位置している。そのため、は、第1変形部材80及びシール部材84に向けて移動することが規制されている。また、絶縁部材94の移動が規制されているので、シール部材84が第1変形部材80側に移動しようとしても、シール部材84が絶縁部材94に接触し、それ以上内側に移動することがない。
ここで、負極端子30及び破断板88の特徴をより詳細に説明する。図3及び図4に示すように、4個の凸部95が、拡径部73aの溝92内に設けられている。凸部95は、溝92の底面92aに設けられている。底面92aは、第1面の一例である。凸部95は、第1凸部の一例である。溝92は一巡しており、各々の凸部95は、溝92の周方向に沿って等間隔に離れた位置に設けられている。図2から明らかなように、絶縁部材94の端面が、底面92aに接している。すなわち、凸部95は、絶縁部材94の周方向に沿って等間隔に離れた位置に設けられている。4個の凸部95は、絶縁部材94に食い込んでいる。換言すると、各々の凸部95の周囲は、絶縁部材94に囲まれている。底面92aに凸部95を設けることにより、拡径部73aと絶縁部材94の相対回転を禁止することができる。
図5に示すように、4個の凸部97が、破断板88の溝96内に設けられている。凸部97は、溝96の底面96aに設けられている。底面96aは、第2面の一例である。凸部97は、第2凸部の一例である。溝96は一巡しており、各々の凸部97は、溝96の周方向に沿って等間隔に離れた位置に設けられている。絶縁部材94の端面が底面96aに接してので、凸部97は、絶縁部材94の周方向に沿って等間隔に離れた位置に設けられているといえる。4個の凸部97は、絶縁部材94に食い込んでいる。各々の凸部97の周囲は、絶縁部材94に囲まれている。底面96aに凸部97を設けることにより、破断板88と絶縁部材94の相対回転を禁止することができる。凸部95,97は、破断板88と拡径部37aを固定する際に支持部材78の外側部72をかしめることによって、絶縁部材94に食い込む。
図3及び図5に示すように、凸部95と凸部97は互い違いの位置に設けられており、絶縁部材94を平面視したときに、凸部95と凸部97は重複しない。より具体的にいうと、絶縁部材94を平面視したときに、凸部95は、隣り合う凸部97から等距離離れた位置に設けられている。同様に、絶縁部材94を平面視したときに、凸部97は、隣り合う凸部95から等距離離れた位置に設けられている。
図2に示すように、第1変形部材80は、拡径部37aと破断板88の間に配置されている。第1変形部材80は、金属性のダイアフラムである。第1変形部材80の端部80bは、拡径部37aに固定されている。より具体的には、第1変形部材80の外周縁を拡径部37aの窪み86の側壁に当接させた状態で、第1変形部材80の端部80bが拡径部37aに溶接されている。第1変形部材80の中央部80aは、拡径部37aから離れるように突出している。換言すると、第1変形部材80は、端部80bから中央部80aに向かうに従って、破断板88に近づいている。第1変形部材80の中央部80aは、破断溝90の内側で、破断板88に固定されている。より具体的には、中央部80aは、破断溝90に囲まれた範囲で、破断板88に溶接されている。
第2変形部材93は、破断板88に対して、第1変形部材80とは反対側に配置されている。すなわち、破断板88は、第1変形部材80と第2変形部材93の間に配置されている。第2変形部材93は、金属製のダイアフラムである。第2変形部材93の端部93bが、破断板88に固定されている。より具体的には、第2変形部材93の外周縁が破断板88の窪み89の側壁に当接した状態で、第2変形部材93の端部93bが破断板88に溶接されている。
第2変形部材93の破断板88側には、絶縁性の突起95が設けられている。突起95は、第2変形部材93の中央部93aに配置されており、破断板88に向かって突出している形状である。突起95は、破断板88の中央部88aに対向している。より具体的には、電流遮断装置50を平面視(突出部37bが伸びている方向、すなわち、負極端子30の軸方向から観察)したときに、突起95が、破断溝90で囲まれた範囲内に位置している。第2変形部材93は、端部93bから中央部93aに向かうに従って、破断板88から離れるように突出している。
ケース18の内圧が所定値以下のときは、負極端子30は、第1変形部材80,破断板88,接続部材26,負極リード24,負極タブ20を介して、負極と導通している。ケース18の内圧が所定値以下のときは、突起95と破断板88の間には隙間が設けられている。
例えば、蓄電装置100が過充電状態になると、ケース18の内圧が上昇し、所定値を超える。ケース18の内圧が所定値を超えると、第2変形部材93が、破断板88に向かうように変形する。すなわち、中央部93aが、破断板88の中央部88aに向けて移動する。換言すると、第2変形部材93が、端部93bを支点として反転する。突起95が破断板88に接触し、破断板88が破断溝90を起点として破断する。第1変形部材80と破断板88が分離し、破断板88と第1変形部材80が非導通となる。負極端子30と負極が非導通になるので、正極端子2と負極端子30(図1も参照)の間に電流が流れることを防止することができる。
なお、破断板88が破断すると、第1変形部材80の中央部80aが、破断板88側から拡径部37a側に向けて移動する。換言すると、第1変形部材80が反転する。なお、上記したように、拡径部37aの端面35が窪んでいるので、第1変形部材80の反転が拡径部37a(負極端子30)に妨げられることはない。破断板88が破断した後に、第1変形部材80と破断板88が再導通することを防止することができる。すなわち、ケース18内の圧力が上昇して電流遮断装置50が作動した後に、正極端子2と負極端子30の間に再度電流が流れることを防止することができる。
また、第2変形部材93が反転すると、突起95の一部が、破断板88の上方に位置する。換言すると、突起95が、破断板88の中央部分を通過する。突起95は、第1変形部材80が下方(破断板88側)に移動することを規制する。そのため、第1変形部材80と破断板88が再導通することをより確実に防止することができる。
蓄電装置100の利点を説明する。上記したように、凸部95が絶縁部材94に食い込むことにより拡径部73a(負極端子30)と絶縁部材94の相対回転が禁止されており、凸部97が絶縁部材94に食い込むことにより破断板88と絶縁部材94の相対回転が禁止されている。すなわち、負極端子30と破断板88の相対回転が禁止されている。負極端子30(拡径部37a)と破断板88には、第1変形部材80が溶接されている。そのため、負極端子30と破断板88が相対回転すると、第1変形部材80の溶接部が破断することがある。しかしながら、蓄電装置100では、負極端子30と破断板88の相対回転が禁止されているので、例えばボルト部36にナット38を締結するときに負極端子30がケース18に対して回転しても、第1変形部材80の溶接部が破断することを防止することができる。
以下、蓄電装置100の他の利点を説明する。上記したように、絶縁部材94を平面視したときに、凸部95と凸部97は重複しない位置に設けられている。そのため、凸部95と凸部97が絶縁部材94に食い込んでも、絶縁部材94の厚みが極度に薄くなる部分が生じることを防止することができる。
窪み86が、拡径部37aの溝92の内側に設けられている。第1変形部材80の外周縁を拡径部37aの窪み86の側壁に当接させた状態で、第1変形部材80を拡径部37aに溶接することができる。拡径部37aに対する第1変形部材80の位置決めを、より確実に行うことができる。また、第1変形部材80が、絶縁部材94に向けて移動することを防止することもできる。
絶縁部材94の両端部が溝92,96内に位置しており、絶縁部材94が第1変形部材80及びシール部材84に向けて移動することが規制されている。絶縁部材94が第1変形部材80に接触し、第1変形部材80の可動範囲を狭くしたり、第1変形部材80の形状が変形すること防止することができる。また、絶縁部材94がシール部材84に接触し、シール部材84の存在空間を狭くすることを防止することもできる。シール部材84の存在空間が狭くなると、シール部材84の充填率が増大し、シール部材84が破損する等の不具合が起こり得る。
第2変形部材93が、電流遮断装置50の内部と外部を隔てている。そのため、第2変形部材93には、ケース18の内圧変化が直接作用する。ケース18の内圧に応じて反転する第2変形部材93を用いることによって、ケース18の内圧が所定値を超えたときに、破断板88を確実に破断することができる。また、第2変形部材93を用いることによって、破断板88を電流遮断装置50の外部(ケース18の内部)から遮断することができる。破断板88が破断したときにアークが発生しても、アークがケース18内のガス(例えば水素)と接することを防止することができる。
(第2実施例)
図6及び図7を参照し、蓄電装置200について説明する。蓄電装置200は、負極端子130及び破断板188の形状が蓄電装置100の負極端子30及び破断板88と相違する。他の部品は蓄電装置100と同一のため、図示及び説明を省略する。また、以下では、負極端子130及び破断板188の特徴のうち、負極端子30及び破断板88と共通する特徴については、下二桁に同じ参照番号を付すことにより、説明を省略することがある。
図6に示すように、4個の凹部195が、拡径部173aの溝192内に設けられている。凹部195は、溝192の底面192aに設けられている。すなわち、凹部195は、底面192aからさらに窪んでいる。凹部195は、第1凹部の一例である。図7に示すように、4個の凹部197が、破断板188の溝196内に設けられている。凹部197は、溝196の底面196aに設けられている。凹部197は、底面196aからさらに窪んでいる。凹部197は、第2凹部の一例である。絶縁部材94は、破断板188と拡径部173aを固定する際に支持部材78の外側部72をかしめることによって、凹部195,197内に侵入する(図2も参照)。その結果、拡径部173a(負極端子130)と絶縁部材94の相対回転が禁止され、破断板188と絶縁部材94の相対回転が禁止され、拡径部173aと破断板188の相対回転が禁止される。
絶縁部材94(図2も参照)を平面視したときに、凹部195と凹部197は重複しない位置に設けられている。そのため、凹部195と凹部197内に絶縁部材94が侵入しても、絶縁部材94の厚みが極度に薄くなる部分が生じることを防止することができる。
なお、上記実施例では、電流遮断装置が接続部材を介して負極リードに接続されている形態について説明した。しかしながら、接続部材と負極リードは一体の部品であってもよい。すなわち、電流遮断装置が、負極タブに接続されている部材(負極リード)に直接接続されていてもよい。また、電流遮断装置が正極端子と正極の間に配置されている場合、電流遮断装置が、正極タブに接続されている部材(正極リード)に直接接続されていてもよい。
上記した蓄電装置は、第1通電部材の絶縁部材と接する第1面と第2通電部材の絶縁部材と接する第2面に、部分的に凸部及び/又は凹部が設けられていればよい。そのため、電流遮断装置の構造、及び、蓄電装置を構成する部品の材料は様々なものを使用することができる。以下に、蓄電装置の一例であるリチウムイオン二次電池について、蓄電装置を構成する部品の材料を例示する。
電極組立体について説明する。電極組立体は、正極と、負極と、正極と負極の間の位置に介在しているセパレータを備えている。正極は、正極用金属箔と、正極用金属箔上に形成されている正極活物質層を有する。正極タブは、正極活物質層が塗布されていない正極用金属箔に相当する。負極は、負極用金属箔と、負極用金属箔上に形成されている負極活物質層を有する。負極タブは、負極活物質層が塗布されていない負極用金属箔に相当する。なお、活物質層に含まれる材料(活物質、バインダ、導電助剤等)には特に制限がなく、公知の蓄電装置等の電極に用いられる材料を用いることができる。
正極用金属箔として、アルミニウム(Al)、ニッケル(Ni)、チタン(Ti)、ステンレス鋼又はそれらの複合材料を用いることができる。特に、アルミニウム又はアルミニウムを含む複合材料であることが好ましい。また、正極リードの材料として、正極用金属箔と同様の材料を用いることができる。
正極活物質は、リチウムイオンが侵入及び脱離可能な材料であればよく、LiMnO、Li(NiCoMn)0.33、Li(NiMn)0.5、LiMn、LiMnO、LiNiO、LiCoO、LiNi0.8Co0.15Al0.05、LiMnO、LiMn等を使用することができる。また、正極活物質としてリチウム、ナトリウム等のアルカリ金属、あるいは、硫黄などを用いることもできる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用して用いてもよい。正極活物質は、必要に応じて導電材,結着剤等とともに正極用金属箔に塗布される。
負極用金属箔として、アルミニウム、ニッケル、銅(Cu)等、又はそれらの複合材料等を使用することができる。特に、銅又は銅を含む複合材料であることが好ましい。また、負極リードの材料として、負極用金属箔と同様の材料を用いることができる。
負極活物質として、リチウムイオンが侵入及び脱離可能な材料を用いる。リチウム(Li)、ナトリウム(Na)等のアルカリ金属、アルカリ金属を含む遷移金属酸化物、天然黒鉛、メソカーボンマイクロビーズ、高配向性グラファイト、ハードカーボン、ソフトカーボン等の炭素材料、シリコン単体又はシリコン含有合金又はシリコン含有酸化物を使用することができる。なお、負極活物質は、電池容量を向上させるため、リチウム(Li)を含まない材料であることが特に好ましい。負極活物質は、必要に応じて導電材,結着剤等とともに負極用金属箔に塗布される。
セパレータは、絶縁性を有する多孔質を用いる。セパレータとして、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等のポリオレフィン系樹脂からなる多孔質フィルム、あるいは、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、メチルセルロース等からなる織布または不織布を使用することができる。
電解液は、非水系の溶媒に支持塩(電解質)を溶解させた非水電解液であることが好ましい。非水系の溶媒として、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)等の鎖状エステルを含んでいる溶媒、酢酸エチル、プロピロン酸メチルなどの溶媒、又はこれらの混合液を使用することができる。また、支持塩(電解質)として、例えば、LiPF、LiBF、LiAsF等を使用することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数の目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
18:ケース
30:第1通電部材
36:ボルト部
50:電流遮断装置
80:第3通電部材
88:第2通電部材
94:絶縁部材
95:第1凸部
97:第2凸部
100:蓄電装置
195:第1凹部
197:第2凹部

Claims (9)

  1. 電極端子と電極とを備える蓄電装置のケース内に配置されており、前記ケース内の圧力が所定値を超えたときに電極端子と電極の間の導通を遮断する電流遮断装置であって、
    前記ケースに固定されている第1通電部材と、
    前記第1通電部材と間隔をおいて前記第1通電部材に対向する位置に配置されている第2通電部材と、
    前記第1通電部材と前記第2通電部材の間に配置されている絶縁部材と、
    前記第1通電部材と前記第2通電部材の間に配置されているとともに、端部が前記第1通電部材に固定されており、中央部が前記第2通電部材に固定されており、前記ケース内の圧力が所定値を超えたときに前記第2通電部材と非導通になる第3通電部材と、を備えており、
    前記第1通電部材は、前記ケースに設けられている貫通孔を通じて前記ケースの外部に突出している突出部を有し、その突出部にボルト部が設けられており、
    前記ボルト部にナットを締結することにより、前記第1通電部材が前記ケースに固定されており、
    前記第1通電部材の前記絶縁部材に接する第1面及び前記第2通電部材の前記絶縁部材に接する第2面に、周囲が前記絶縁部材の端面に囲まれている凸部と前記絶縁部材の端面の一部を囲う凹部との少なくとも一方が設けられている電流遮断装置。
  2. 前記第1面及び前記第2面に、複数の前記凸部が設けられている請求項1に記載の電流遮断装置。
  3. 前記絶縁部材がリング状であり、
    前記凸部が、前記絶縁部材の周方向に沿って等間隔に設けられている請求項2に記載の電流遮断装置。
  4. 前記第1面に複数の第1凸部が設けられており、
    前記第2面に複数の第2凸部が設けられており、
    前記絶縁部材を平面視したときに、
    前記第1凸部と前記第2凸部が互いに重複しない位置に設けられている請求項2又は3に記載の電流遮断装置。
  5. 前記第1面及び前記第2面に、複数の前記凹部が設けられている請求項1に記載の電流遮断装置。
  6. 前記絶縁部材がリング状であり、
    前記凹部が、前記絶縁部材の周方向に沿って等間隔に設けられている請求項5に記載の電流遮断装置。
  7. 前記第1面に複数の第1凹部が設けられており、
    前記第2面に複数の第2凹部が設けられており、
    前記絶縁部材を平面視したときに、
    前記第1凹部と前記第2凹部が互いに重複しない位置に設けられている請求項5又は6に記載の電流遮断装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の電流遮断装置を備える蓄電装置。
  9. 前記蓄電装置は、二次電池である請求項8に記載の蓄電装置。
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