JP2015153249A - 情報処理装置、手書き入力プログラム及び手書き入力方法 - Google Patents

情報処理装置、手書き入力プログラム及び手書き入力方法 Download PDF

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Abstract

【課題】制限された領域を用いたポインティング入力を可能とする技術を提供する。
【解決手段】情報処理装置は、ポインティング入力の時系列の座標データを取得する手段と、取得された座標データから、入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置から筆跡各部の任意の点までの距離値を算出する手段と、距離値の変化に基づいて入力筆跡の表示処理を行う手段と、時系列上で入力された、入力筆跡の筆画の座標位置と入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置との筆画距離値を算出し、筆画距離値が所定値以上であるときは、入力筆跡の筆画より前の時系列で入力された筆跡表示を消去する手段と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置、手書き入力プログラム及び手書き入力方法に関する。
近年、入力デバイスとして、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示デバイスと表示デバイス表面へのユーザ操作による接触位置の座標を検出するデバイスとを組み合わせたタッチパネルを搭載する情報処理装置が普及してきている。タッチパネルを搭載する情報処理装置として、例えば、PC(PC:Personal Computer)、携帯電話、スマートフ
ォン、ノートPC、タブレットPC、PDA(Personal Data Assistance)、ナビゲーション装置等が例示できる。情報処理装置の利用者(ユーザ)は、例えば、タッチパネルに対して所定のタッチ操作等を行うことにより、該タッチパネルを搭載した情報処理装置への入力指示を行うことができる。また、情報処理装置のユーザは、例えば、タッチパネルの操作領域に接触させた指、スタイラスペン等の入力器具を移動させ、文字や記号等を描くことにより、該タッチパネルを搭載した情報処理装置に対する手書き入力を行うこともできる。タッチパネルを介して手書き入力された文字や記号等は、例えば、タッチパネルの表示デバイスに表示される。なお、情報処理装置では、タッチパネルと類似の入力デバイスとして、タッチパッド、マウス等の他のポインティングデバイスも使用される。
なお、本明細書で説明する技術に関連する技術が記載されている先行技術文献としては、以下の特許文献が存在している。
特開2011−204141号公報 国際公開第2004/095361号公報 特開2002−41242号公報
上述の、タッチパネル等のポインティングデバイスを介した手書き入力では、例えば、筆記用紙と筆記具等を用いた場合に比べ、文字サイズ、手書きされる文字の線の太さ、文字形状といった態様を細かく入力することが困難な場合がある。また、情報処理装置等に搭載される表示デバイスのサイズは、情報処理装置等の大きさ等に依存し制限される傾向にある。このため、手書き文字等の入力領域は、情報処理装置等に搭載される表示デバイスのサイズに応じて制限される傾向にあり、手書き入力により描画できる文字量(文字数)は、表示領域のサイズに応じて制限される傾向にある。
制限された入力領域に対して、継続して文字入力を行う場合には、例えば、ソフトウェアまたはハードウェアの操作ボタンを設けることが想定できる。情報処理装置は、ボタン操作を検出し、入力済みの文字等の筆跡を消去することで、継続して入力される文字等の空き領域を確保することが想定される。また、操作ボタンを設けること以外に、例えば、タッチパネルを搭載した情報処理装置の本体を傾ける、タッチパネル上の所定の領域をドラッグする、入力領域に“@”といった特定の筆跡入力を行う等の方法が想定される。
しかしながら、上述のいずれの方法においても、文字入力中に、逐一、空き領域確保のためのボタン操作や情報処理装置を傾けるといった操作が生じるため、ユーザは、手書き入力の使いづらさ、煩わしさを感じる虞がある。上述の方法以外にも、入力領域に対する
無入力時間が一定時間(タイムアウト)となった時点で、書き込まれた筆跡表示をスクロール、または、消去することで文字入力の空き領域を確保する方法が提案されている。しかし、提案された方法は、空き領域確保のための操作を要しないものの、文字入力中に、逐一、空き領域確保のための待ち時間が生じ得るため、文字入力のテンポを阻害してしまう場合があった。
一つの側面では、本発明は、表示デバイスの制限された領域を用いたポインティングデバイスによる文字入力の操作性を向上することを可能とする技術を提供する。
上記技術は、次の情報処理装置の構成によって例示できる。すなわち、情報処理装置は、ポインティング入力の時系列の座標データを取得する手段と、取得された座標データから、入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置から筆跡各部の任意の点までの距離値を算出する手段と、距離値の変化に基づいて入力筆跡の表示処理を行う手段と、時系列上で入力された、入力筆跡の筆画の座標位置と入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置との筆画距離値を算出し、筆画距離値が所定値以上であるときは、入力筆跡の筆画より前の時系列で入力された筆跡表示を消去する手段と、を備える。
上記の情報処理装置によれば、表示デバイスの制限された入力領域を用いたポインティングデバイスによる文字入力の操作性を向上することが可能となる。
本実施形態の情報処理装置のハードウェア構成例を示す図である。 本実施形態の手書き入力処理の説明例を示す図である。 本実施形態の手書き入力処理の説明例を示す図である。 本実施形態の手書き入力処理の説明例を示す図である。 本実施形態の機能ブロックの説明例を示す図である。 本実施形態の手書き入力処理を例示するフローチャートである。 実施例2における書き入力処理の説明例を示す図である。 実施例2における書き入力処理の説明例を示す図である。 実施例2における書き入力処理の説明例を示す図である。 実施例2における手書き入力処理を例示するフローチャートである。
以下、図面を参照して、一実施形態に係る情報処理装置について説明する。以下の実施形態の構成は例示であり、情報処理装置は実施形態の構成には限定されない。
以下、図1から図6の図面に基づいて、情報処理装置を説明する。
<実施例1>
図1に、本実施形態の情報処理装置10のハードウェアの構成を例示する。本実施形態の情報処理装置10は、例えば、PC(PC:Personal Computer)、携帯電話、スマー
トフォン、ノートPC、タブレットPC、PDA(Personal Data Assistance)、携帯ゲーム機等の情報処理装置である。本実施形態の情報処理装置10は、例えば、マウス、トラックボール、タッチパネル14a等のポインティングデバイスを入力部14に含み、該入力部14により受け付けたポインティングデバイスの指示位置の移動軌跡を時系列順に蓄積する機能を有する。入力部14で受け付けたポインティングデバイスの移動軌跡に係る指示位置は、例えば、時刻情報と共に主記憶部12の所定の領域に一時的に記憶される。そして、本実施形態の情報処理装置10は、蓄積されたポインティングデバイスの指示位置の移動軌跡を、例えば、手書き入力された文字・記号等の筆跡として出力部15に含
まれる、LCD(Liquid Crystal Display)15a等の表示デバイスに表示する。ここで、筆跡とは手書き入力された文字・記号等の入力履歴であり、筆跡には文字列、単一の文字・記号、文字・記号の一部が含まれる。例えば、手書き入力により「abc」の文字列が入力された場合、最初の文字「a」を入力し終えた時点での筆跡は「a」であり、連続して文字「b」が入力された場合では、「b」を入力し終えた時点の文字列「ab」が筆跡となる。
情報処理装置10の利用者(以下、ユーザと称す)は、例えば、LCD15a等に表示されたカーソル等のポインタの表示位置を目視で確認しながら、マウス、トラックボール等のポインティングデバイスを操作して移動させ、文字・記号等の手書き入力を行う。ポインティングデバイスを介して手書き入力された文字・記号等は、LCD15a等の所定の表示領域に表示される。
LCD15a等の表示デバイスとタッチパッド等の接触位置の座標を検出するデバイスとを組み合わせたタッチパネル14aにおいても、ユーザの文字・記号等の手書き入力操作は同様である。例えば、ユーザは、LCD15a等の表示領域に表示された手書き入力の筆跡を目視で確認しながら、タッチパネル14aの入力領域に接触させた指等の接触位置を移動させ、所望の文字・記号等の手書き入力を行う。
マウス、トラックボール、タッチパネル14aといったポインティングデバイスを操作して手書き入力を行う場合、描画できる文字量(文字数)は、例えば、LCD15a等の表示領域のサイズに応じて制限される場合がある。但し、タッチパネル14aといった接触位置の座標を検出するデバイスと表示デバイスとを組み合わせたポインティングデバイスの場合では、さらに、手書き入力を受け付ける入力領域も制限される場合がある。
手書き入力された文字・記号等の筆跡の表示領域、或いは、手書き入力に係る入力領域が制限される場合、継続して手書き入力される文字等に対する空き領域を確保することが課題となる。既に述べたように、空き領域の確保として、手書き入力中に生ずるボタン操作等の所定操作による煩わしさや、時間経過待ち等の入力テンポを阻害する行為の発生を抑制できることが好ましい。
比較例として、例えば、手書き入力の受け付け後の時間経過に伴い、入力筆跡の表示色や濃淡を薄く変化させ、消去することで空き領域の確保を行うことが考えられる。しかし、手書き入力された筆跡は時間の経過と共に消えてしまうため、例えば、一の文字入力中に筆跡が消えてしまう虞があり、ユーザは入力操作を急かされてしまうこととなる。一方、手書き入力の速度を早めた場合では、ユーザの入力速度に筆跡の消去が間に合わず、空き領域が確保されない虞がある。
他の比較例として、手書き入力の入力領域、または、入力された筆跡を表示する表示領域を複数の枠領域に分割し、領域ごとに入力された筆跡を消去し、空き領域の確保を行うことが考えられる。例えば、複数に分割された、一の枠領域に対する手書き入力後に他の枠領域に対して手書き入力が行われたときに、以前に入力された、一の枠領域の筆跡を消去することで空き領域が確保できる。しかし、一の文字が、例えば、複数の枠領域の境界をまたいで手書き入力された場合では、所望の文字入力が完了しないうちに該文字の筆跡の一部が消去されてしまうこととなり、手書き入力の快適性などを喪失する虞が生ずる。枠領域のサイズを大きくする等で複数の枠領域をまたぐ文字入力を抑止することが可能であるが、携帯電話やスマートフォン等の画面のサイズが小さい場合では、枠領域のサイズを十分な大きさで設定することには困難が生ずる。
本実施例では、情報処理装置10は筆画を基に一の文字を処理する。筆画とは、字形を
組み立てるための最小単位の線または点と呼ぶことができる。より具体的には、筆画は、例えば、ユーザによるポインティングデバイスへの接触開始、すなわち書き始めから、再びポインティングデバイスへの接触状態から離脱すことでできる「線」または「点」ということができる。例えば、1つの漢字において筆画の数は画数と呼ばれる。
他の比較例として、例えば、手書き入力された筆画をグループ化し、入力中の筆画の左端からの距離の遠い筆画グループの表示を消去し、空き領域の確保を行うことが考えられる。しかし、例えば、「三」の場合、筆跡の左端が文字の左端付近に集中するのに対し、「川」の場合では、最後に入力される筆画の左端は文字の右端付近となる。このため、入力中筆画の左端から距離の遠い筆画グループを消去する場合、文字の種類や筆順によっては、消去される筆画の消去タイミングが大きく異なってしまうこととなる。画面サイズの小さい携帯電話、スマートフォン等では、入力した文字の種類や筆順によって筆画の消去タイミングが異なるため、手書き入力を行うユーザに対して誤解を生じさせ、誤操作を招く虞がある。
本実施形態の情報処理装置10は、例えば、ポインティング入力された筆跡の筆跡端と筆跡各部との相対距離に応じて入力筆跡各部の表示態様を変化させる。筆跡端とは、例えば、ポインティング入力された筆跡を囲む外接矩形の一辺として例示できる。また、筆跡各部は、例えば、タッチパネル14a等の入力領域上、或いは、LCD15a等の表示領域上の筆跡の座標位置である。
例えば、ポインティング入力された筆跡を囲む外接矩形の上下左右の辺のうちの右端を筆跡端とする場合、情報処理装置10は、LCD15a等の表示座標上の筆跡端の位置を示す座標から筆跡各部の位置を示す座標までの相対距離を算出する。そして、情報処理装置10は、算出された距離値に応じて、例えば、筆跡各部の表示の透明度、線幅の太さ、実線・破線等の線種表現といった表示態様を変化させる。筆跡各部の表示態様の変化は、例えば、算出された距離値が増加するほど表示態様が目立たなくなるようにすることが好ましい。
また、本実施形態の情報処理装置10は、例えば、ポインティング入力された筆画位置と、時系列で筆画入力の直前に入力された筆跡の筆跡端との相対距離を算出する。筆画位置は、例えば、筆画の始点、筆画の重心、筆画の外接矩形の中心、筆画の左端または右端等が例示できる。例えば、筆画位置を筆画の始点とする場合、情報処理装置10は、筆画の始点の位置を示すLCD15a等の表示座標、及び、時系列で直前に入力された筆跡の筆跡端の位置を示す表示座標から相対距離を算出する。そして、情報処理装置10は、算出された距離値が所定値以上の場合には、最新の入力筆画以前の筆跡表示を消去することで、空き領域の確保を行う。
本実施形態の情報処理装置10では、例えば、表示領域、または入力領域が制限される場合であっても、以前に入力された文字の筆跡に重ね書きすることなく継続して手書き入力を行うことができる。また、本実施形態の情報処理装置10では、例えば、手書き入力された筆跡の表示位置がLCD15a等の表示領域端、タッチパネル14a等の入力領域端に到達しても空き領域確保のための待ち時間が生ずることはない。本実施形態の情報処理装置10では、手書き入力中に、入力中の筆画が消去されることはない。書き入力を行うことができる。この結果、本実施形態の情報処理装置10は、制限された入力領域を用いたポインティング入力を可能とする技術が提供できる。
図2A−2Cに、本実施形態の情報処理装置10における手書き入力処理の説明図を例示する。図2A−2Cに例示の説明図において、領域A1は、例えば、手書き入力された文字・記号等の筆跡を表示するLCD15a等の表示領域である。また、LCD15a等
と一体的に組み合せられるタッチパネル14aの場合には、領域A1は、例えば、接触させた指、スタイラスペン等の入力器具の接触位置を検出する入力領域である。領域A1は、LCD15a、タッチパネル14a等のサイズに制限される。なお、以下の説明では、タッチパネル14aを手書き入力の位置座標を受け付けるポインティングデバイスとして説明するが、例えば、カメラ等の撮像装置で撮像された時系列画像から手書き入力を行うユーザの指示部位の位置座標を検出して追跡するとしてもよい。
(1)筆跡端と筆跡各部の距離による表示態様の変化の例
図2Aの説明図は、例えば、タッチパネル14aを介して「abc」の文字列が手書き入力されたときの筆跡処理の例示である。例えば、ユーザは、タッチパネル14aに接触させた指等を、入力領域である領域A1の左側から右側方向に移動させ、「a」→「b」→「c」の順に手書き入力を行う。
情報処理装置10は、例えば、タッチパネル14aに接触させたユーザの指等の位置座標を検出し、検出した接触位置の座標とLCD15aの表示領域である領域A1の表示座標との対応付けを行う。そして、情報処理装置10は、例えば、タッチパネル14aと一体的に組み合わせられたLCD15aの領域A1に、表示座標に対応付けた接触指の移動軌跡を手書き入力による筆跡として、該移動軌跡に追従して表示する。手書き入力による筆跡は、タッチパネル14aに接触させたユーザの指等の移動に追従して、該タッチパネル14aと一体的に組み合わせられたLCD15aの表示領域である領域A1に表示される。
なお、手書き入力された文字・記号等の筆画は、例えば、タッチパネル14aに指等を接触させた時点から、接触させた指がタッチパネル14aを離脱するまでの期間の移動軌跡で表される。例えば、文字「c」では、ユーザは、タッチパネル14aに指等を接触させた状態で領域A1内を移動させ、接触させた時点から離脱するまでの期間に文字「c」の形状を描くことで一の筆画による文字「c」がLCD15aの画面上に表示される。一の筆画による文字「c」の場合では、入力された筆画が筆跡となる。
図2Aに例示の説明図において、破線X1は、タッチパネル14aを介して手書き入力された筆跡端の位置を示す。図2Aに例示の破線X1の位置は、入力筆跡の右端を筆跡端とした一例である。
例えば、図2Aの説明例では、文字列「abc」は、タッチパネル14aの入力領域である領域A1に、「a」→「b」→「c」の順に入力される。入力された文字列「abc」の筆跡は、「a」→「b」→「c」の入力順にLCD15aの表示領域である領域A1に表示される。最新の文字「c」は、一の筆画による文字であるため、最新の筆画の入力が完了した時点の筆跡の右端、つまり、手書き入力された文字「c」の入力筆画の右端が筆跡端となる。
本実施形態の情報処理装置10は、例えば、領域A1に入力された筆跡の右端を筆跡端とし、該筆跡端を基準として該筆跡端から左側方向に入力された筆跡各部との相対距離に応じて、筆跡各部の表示態様を変化させる。図2Aに例示の説明図は、表示態様の変化として、表示された筆跡各部の透明度を変化させる場合の一例である。
図2Aの説明例において、領域A1に手書き入力された文字列「abc」の筆跡端は、最新の入力筆画である文字「c」の右端であり、破線X1の位置で示されている。また、破線X1の位置から、領域A1の左側方向へ延びる太破線の左向き矢印線Y1が文字「c」の筆跡端からの相対的な距離を示している。情報処理装置10は、例えば、破線X1の位置座標を基準として、該破線X1の左側に入力された各文字「a」、「b」の筆跡各部
の位置座標との相対距離を算出する。
図2Aの説明例において、文字「a」は、例えば、筆跡の左端から破線X1側に向かう方向に文字幅を有している。このため、破線X1の位置から最も遠い(相対距離が大きい)文字「a」の筆跡の左端部は透明度が高く、表示色の濃淡は薄く表示されている。そして、文字「a」の筆跡の左端から破線X1側に向かうに従い、破線X1との相対距離が小さくなるため、透明度が低くなり、表示色の濃淡は濃くなるように変化している。本実施形態の情報処理装置10は、文字「a」の筆跡各部の座標位置と文字「c」の筆跡端の座標位置から算出した距離値に応じて領域A1に手書き入力された筆跡の表示態様を変化させる。
なお、情報処理装置10は、例えば、筆跡端と筆跡各部との距離値を判定する閾値を設け、閾値を超えた筆跡各部の表示態様を変化させるとしてもよい。継続して手書き入力が行われる場合、図2Aの文字「b」で例示されるように、最新の入力筆跡周辺の筆跡を通常の表示態様で残すことができるため、手書き入力の利便性を高めることができる。なお、閾値は、例えば、領域A1のサイズに応じて設定される距離値である。例えば、実験的に手書き入力による文字幅を取得し、取得された文字幅の最大値、平均値等を閾値として設定することができる。また、例えば、表示領域に対して1/2、1/3といった一定割合の領域幅を閾値としてもよい。
図2Aの、領域A1に手書き入力された文字列「abc」の右側領域、破線X1と領域A1の右端部との間の領域には、未だ手書き入力が可能な空き領域が残されている。文字列「abc」に継続して文字入力を行うユーザは、例えば、破線X1と領域A1の右端部との間の空き領域に継続して手書き入力を行うこととなる。文字列「abc」の文字「c」の右側領域に文字「d」を継続して入力した状態の説明図を、図2Bに例示する。
図2Bの説明図において、文字「d」が継続して入力された状態では、領域A1の文字列は「abcd」となり、該文字列の筆跡端は、継続して入力された文字「d」の最新の筆画入力が完了した時点の筆跡の右端となる。このため、図2Aに例示の文字列「abc」の筆跡端の位置を示す破線X1は、文字「d」の入力と共に更新されることとなり、図2Bに例示する破線X2の示す位置に移動することとなる。領域A1に入力された文字列「abcd」の表示態様も、継続して入力された文字「d」による筆跡端の位置の更新と共に更新される。文字列「abcd」の表示態様は、例えば、継続して入力された文字「d」の筆跡端の位置座標に応じて透明度が変化することとなる。
領域A1に、文字列「abcd」が入力された状態では、本実施形態の情報処理装置10は、文字列「abcd」の筆跡端である破線X2の位置座標を基準として、該破線X2の左側領域に入力された文字列「abc」の筆跡表示の表示態様を変化させる。なお、図2Bの説明例では、例えば、以前に入力された文字列「abc」のうち、文字「a」の筆跡及び文字「b」の筆跡の筆画の一部は、領域A1からフェードアウトしている。これは、文字「a」の筆跡各部、及び、文字「b」の筆跡の一部と破線X2との相対距離が、例えば、筆跡表示の透明度の最大値(例えば、100%)に対応する距離値に達したためである。
ここで、表示態様を変化させる勾配は、例えば、手書き入力された文字の最大文字幅を単位幅とし、2文字分の単位幅の領域幅とすることが例示できる。最新の入力筆跡端に対して、2文字以前の筆跡は、入力確定済みの文字の可能性が高いため、領域A1からフェードアウトさせても手書き入力に対する違和感が少ないからである。なお、最大文字幅は、例えば、実験的に手書き入力による文字幅を取得し、取得された文字幅の最大値とすることが例示できる。また、例えば、最大文字幅は、表示領域に対して1/2、1/3とい
った一定割合の領域幅としてもよい。
図2Bに例示のように、入力筆跡端と筆跡各部との相対距離に応じて領域A1からフェードアウトさせるように表示態様を変化させることにより、フェードアウトさせた筆跡領域には空き領域が確保される。また、図2Bの説明例では、例えば、以前に入力された文字列「abc」のうち、フェードアウトされていない文字「b」の筆跡の他の残部と文字「c」の筆跡各部の透明度が、破線X2との相対距離に応じて薄く変化した状態で表示されている。図2Bに例示のように、本実施形態の情報処理装置10では、手書き入力中の筆跡表示を消すことなく、確実に手書き入力可能な空き領域を確保することができる。
図2Bの説明例において、文字列「abc」に継続して入力された文字「d」の筆跡端は領域A1の右端部近傍に位置している。また、文字「d」の筆跡端と領域A1の端部との間には、継続して手書き入力を行うためのサイズの領域が残されていない。文字列「abcd」に継続して文字入力を行うユーザは、筆跡表示がフェードアウトされた領域、すなわち、領域A1の左側領域に手書き入力を行うことになる。つまり、本実施形態の情報処理装置10では、領域A1のサイズが制限されていても、以前に入力された文字の筆跡に重ね書きすることなく継続して手書き入力が可能となる。
(2)筆画位置直前の筆跡端との相対距離による表示態様の変化
次に、図2Cに、筆跡表示がフェードアウトされた領域に文字「e」を継続して入力した場合の説明図を例示する。図2Cに例示の情報処理装置10では、例えば、ポインティング入力された筆画位置と、時系列で筆画入力の直前に入力された筆跡の筆跡端との相対距離を算出し、手書き入力の時系列で最新の入力筆画以前の筆跡表示を消去する。
図2Cの説明例において、文字列「abcd」に継続して入力される文字「e」は、手書き入力の時系列で最新の筆跡入力となる。文字「e」の入力位置は、領域A1の左側領域であり、筆画の入力位置は領域A1の左端部近傍となる。このため、文字「e」の筆画位置は、手書き入力の時系列で直前の文字「d」の筆跡端から大きく離れることとなる。なお、図例の破線X3は、領域A1における文字「e」の筆画位置を該筆画の始点とした際の入力位置を示している。
図2Cに例示の情報処理装置10では、例えば、領域A1における文字「e」の筆画位置と文字「d」の筆跡端との相対距離が所定値以上であることを検知し、手書き入力の時系列で最新の入力筆画以前の筆跡表示を消去する。ここで、所定値とは、領域A1のサイズに応じて設定される距離値である。例えば、所定値として、手書き入力された文字の最大文字幅以上であることが例示できる。図2B−2Cに例示するように、入力筆跡が表示されている一方の領域端側から他方の領域端側に戻り新たな筆画入力を行う場合に、以前の表示筆跡が消去されることで、ユーザに対して新たな入力行と見なされる領域を提示することができるからである。この結果、制限された領域内の一方の領域端側から対向する他方の領域端側に移動して手書き入力を繰り返す場合であっても、ユーザに対して手書き入力機能に対する納得感を与えることができる。
図2Cの説明例では、情報処理装置10は、例えば、文字「e」の筆画が入力された時点で、文字「e」の筆画位置と文字「d」の筆跡端の位置との間の距離値を算出し、算出された距離値と所定値との比較を行う。そして、情報処理装置10は、算出された距離値が所定値以上の場合に、領域A1に表示されている筆跡表示を消去する。例えば、文字「e」の筆画が入力された時点で、領域A1に図2Bに例示の文字「b」の筆跡の一部、文字「c」、「d」の筆跡表示が一斉に消去される。図2Cの説明例では、文字「e」の右側領域には、手書き入力の時系列で以前に入力された文字列の筆跡は表示されていない。このため、本実施形態の情報処理装置10では、継続して手書き入力を行うユーザに対し
て新たな入力行と見なされる領域を提示することができる。
本実施形態の情報処理装置10では、例えば、手書き入力された筆跡の表示位置がLCD15a等の表示領域端、タッチパネル14a等の入力領域端に到達しても空き領域確保のための待ち時間が生ずることはない。本実施形態の情報処理装置10では、例えば、図2Cに例示のように、領域A1の左側から右側へと文字・記号等を書き進む手書き入力の繰り返しを快適に行うことができる。
〔装置構成〕
図1に戻り、本実施形態の情報処理装置10は、接続バスB1によって相互に接続されたCPU(Central Processing Unit)11、主記憶部12、補助記憶部13、入力部1
4、出力部15、通信部16を有する。主記憶部12及び補助記憶部13は、情報処理装置10が読み取り可能な記録媒体である。
情報処理装置10は、CPU11が補助記憶部13に記憶されたプログラムを主記憶部12の作業領域に実行可能に展開し、プログラムの実行を通じて周辺機器の制御を行う。これにより、情報処理装置10は、上述した所定の目的に合致した機能を実現することができる。
図1に例示の情報処理装置10において、CPU11は、情報処理装置10全体の制御を行う中央処理演算装置である。CPU11は、補助記憶部13に格納されたプログラムに従って処理を行う。主記憶部12は、CPU11がプログラムやデータをキャッシュしたり、作業領域を展開したりする記憶媒体である。主記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)やROM(Read Only Memory)を含む。
補助記憶部13は、各種のプログラム及び各種のデータを読み書き自在に記録媒体に格納する。補助記憶部13は、外部記憶装置とも呼ばれる。補助記憶部13には、オペレーティングシステム(Operating System :OS)、各種プログラム、各種テーブル等が格納される。OSは、通信部16を介して接続される外部装置等とのデータの受け渡しを行う通信インターフェースプログラムを含む。外部装置等には、例えば、図示しないネットワーク上の、他のPC、サーバ等の情報処理装置、外部記憶装置等が含まれる。
補助記憶部13は、例えば、EPROM(Erasable Programmable ROM)、ソリッドス
テートドライブ装置、ハードディスクドライブ(HDD、Hard Disk Drive)装置等であ
る。また、補助記憶部13としては、例えば、CDドライブ装置、DVDドライブ装置、BDドライブ装置等が提示できる。記録媒体としては、例えば、不揮発性半導体メモリ(フラッシュメモリ)を含むシリコンディスク、ハードディスク、CD、DVD、BD、USB(Universal Serial Bus)メモリ、メモリカード等がある。
入力部14は、ユーザ等からの操作指示等を受け付ける。入力部14は、カメラ、入力ボタン、キーボード、ポインティングデバイス、ワイヤレスリモコン、マイクロフォン等の入力デバイスである。ポインティングデバイスには、例えば、タッチパネル14a、マウス、トラックボール、ジョイスティック等が含まれる。入力部14から入力された情報は、接続バスB1を介してCPU11に通知される。例えば、ポインティングデバイスで検出した座標情報、カメラで撮像された画像情報等は、接続バスB1を介してCPU11に通知される。
出力部15は、CPU11で処理されるデータや主記憶部12に記憶されるデータを出力する。出力部15は、LCD15a、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)、EL(Electroluminescence)パネル、有機ELパネル等
の表示デバイスを含む。また、出力部15には、プリンタ、スピーカ等の出力デバイスが含まれる。通信部16は、例えば、情報処理装置10が接続するネットワーク等とのインターフェースである。
情報処理装置10は、CPU11が補助記憶部13に記憶されているOS、各種プログラムや各種データを主記憶部12に読み出して実行することにより、対象プログラムの実行と共に、図1に例示の各機能手段を実現する。情報処理装置10は、対象プログラムの実行と共に、図1に例示のポインティング入力部101、表示筆跡記憶部102、距離算出部103、表示態様算出部104、筆跡表示部105、筆跡確定部106を実現する。
なお、各機能手段のうち、いずれかが、他の情報処理装置等に含まれてもよい。例えば、情報処理装置10は、ポインティング入力部101と筆跡表示部105とを含み、表示筆跡記憶部102を含む情報処理装置と、距離算出部103を含む情報処理装置とがネットワークを介して接続する。そして、該表示態様算出部104を含む情報処理装置と、筆跡確定部106を含む情報処理装置とが接続する。このように、情報処理装置10は、複数の情報処理装置に機能手段を分散し、各機能手段が実現されることで機能してもよい。情報処理装置10は、例えば、ネットワーク上のコンピュータ群であるクラウドとして実現できるため、各機能手段の処理負荷を軽減できる。
〔機能ブロック構成〕
図3に、本実施形態の情報処理装置10における、機能ブロックの説明図を例示する。図3に例示の説明図において、情報処理装置10は、ポインティング入力部101、表示筆跡記憶部102、距離算出部103、表示態様算出部104、筆跡表示部105、筆跡確定部106の各機能手段を有する。なお、図3に例示の説明図において、情報処理装置10は、以上の各機能手段が参照し、或いは、管理するデータの格納先として、例えば、補助記憶部13を有する。
図3に例示の、ポインティング入力部101は、例えば、タッチパネル14a等のポインティングデバイスで検出したポインティング座標の入力を受け付ける。ポインティング座標は、例えば、タッチパネル14a等の入力領域、或いは、LCD15a等の表示領域の座標値を示す(X、Y)の2次元座標で入力される。ポインティング座標の入力は、例えば、1/30秒といった所定の周期間隔で行われる。ポインティング入力部101は、例えば、受け付けたポインティング座標に、受け付けた時点の時刻情報を付加し、主記憶部12の所定の領域に一時的に記憶する。ポインティング入力部101で受け付けられたポインティング座標等は、例えば、表示筆跡記憶部102、筆跡確定部106に引き渡される。なお、ポインティング入力部101で付加される時刻情報は、例えば、ポインティングデバイス等で付加されるとしてもよい。
表示筆跡記憶部102は、例えば、ポインティング入力部101から引き渡されたポインティング座標等を入力筆跡として主記憶部12の所定の領域に蓄積する。表示筆跡記憶部102により蓄積された入力筆跡は、例えば、筆跡確定部106からの通知を受けて削除される。なお、表示筆跡記憶部12は、削除する入力筆跡を、例えば、補助記憶部13に格納するとしてもよい。
距離算出部103は、例えば、表示筆跡記憶部102により主記憶部12に記憶された入力筆跡を参照し、入力筆跡を囲む外接矩形を特定する。入力筆跡を囲む外接矩形の座標は、例えば、入力筆跡のX座標の最大値、最小値、及びY座標の最大値、最小値から特定することができる。例えば、距離算出部103は、入力筆跡の筆跡各部のX座標値を比較し、X座標の最大値を外接矩形の右端の座標、最小値を外接矩形の左端の座標と特定すればよい。同様に、例えば、距離算出部103は、入力筆跡の筆跡各部のY座標値を比較し
、Y座標の最大値を外接矩形の上端の座標、最小値を外接矩形の下端の座標と特定すればよい。
そして、距離算出部103は、特定された外接矩形の上下左右の何れかの端を入力筆跡端と特定する。入力筆跡端は、例えば、手書き入力が行われるタッチパネル14a等の入力領域、LCD15a等の表示領域のサイズに応じて設定できる。例えば、図2A−2Cに例示のように、手書き入力が領域A1の左側から右側方向に横書きされる場合では、外接矩形の右端を筆跡端と設定すればよい。また、手書き入力が領域A1の上側から下側方向に縦書きされる場合には外接矩形の下端を筆跡端と設定すればよい。つまり、領域中に手書き入力される文字の、書き進める方向の端を筆跡端とすることができる。
距離算出部103は、特定した入力筆跡端の座標値を基準として、該入力筆跡の筆跡各部の任意の座標位置との距離値を算出する。算出された距離値は、例えば、主記憶部12の所定の領域に一時的に記憶され、表示態様算出部104に引き渡される。
表示態様算出部104は、例えば、距離算出部103から引き渡された距離値に応じて補助記憶部13に記憶された入力筆跡の筆跡各部の表示態様を算出する。表示態様として、例えば、配色、表示の濃淡、線幅、実線・破線等の線種表現が例示できる。また、距離値に応じた表示態様の算出は、例えば、距離値の増加に応じて筆跡表示が目立たなくなるようにすることが好ましい。表示態様の算出については、図4で詳細を後述する。
筆跡表示部105は、例えば、表示態様算出部104で算出された表示態様に従い、補助記憶部13に記憶された入力筆跡の表示を行う。筆跡確定部106は、ポインティング入力部101から引き渡されたポインティング座標に基づいて入力筆画の筆画位置を特定する。入力筆画の筆画位置は、例えば、筆画の始点、筆画の重心、筆画の外接矩形の中心、筆画の左端または右端等が例示できる。
筆跡確定部106は、特定された筆画位置と、時系列で筆画入力の直前に入力された筆跡の筆跡端との相対距離を算出する。筆画入力の直前に入力された筆跡の筆跡端は、距離算出部103で特定される。筆跡確定部106は、例えば、算出された相対距離の距離値が所定値以上である場合には、最新の入力筆画以前の筆跡表示を消去する。また、筆跡確定部106は、表示筆跡記憶部102に対して筆跡表示の消去を通知する。表示筆跡記憶部102は、筆跡確定部106からの通知を受け、例えば、主記憶部12の所定の領域に蓄積した最新の入力筆画以前の入力筆跡データを削除する。なお、所定値については、図2Cで説明した。
〔処理フロー〕
以下、図4を参照し、本実施形態の手書き入力処理を説明する。図4は、情報処理装置10における手書き入力処理のフローチャートの例示である。情報処理装置10は、例えば、主記憶部12に実行可能に展開されたコンピュータプログラムにより、図4に例示の手書き入力処理を実行する。
図4に例示のフローチャートにおいて、手書き入力処理の開始は、例えば、タッチパネル14a等のポインティングデバイスを介してポインティング座標が入力されたとき、或いは、1/30秒といった周期間隔で処理の呼び出しが起動されたときが提示できる。情報処理装置10は、上述した事象の発生を契機として、本実施形態の手書き入力処理を実行する。
図4に例示のフローチャートにおいて、情報処理装置10は、例えば、タッチパネル14a等のポインティングデバイスを介して時系列で入力されたポインティング座標を受け
付ける(S1)。そして、情報処理装置10は、例えば、ポインティング座標に受け付けた時刻情報を付加し、主記憶部12の所定の領域に一時的に記憶する(S2)。また、情報処理装置10は、時刻情報が付加されたポインティング座標等を、例えば、入力筆跡として補助記憶部13に蓄積するとしてもよい。
図4に例示のフローチャートにおいて、情報処理装置10は、S3−S5の処理で空き領域確保のための筆跡消去処理を行い、S6−S10の処理で空き領域確保のための筆跡の表示態様の変化処理を行う。なお、以下の説明では、表示態様の変化として筆跡表示の透明度を変化させるとして説明するが、配色、線幅、実線・破線等の線種表現等を変化させる場合も同様である。表示態様の変化は、距離値の増加に伴い、表示領域からフェードアウトさせるように変化させればよい。
情報処理装置10は、例えば、主記憶部12の所定の領域に蓄積された入力筆跡を参照し、最新の入力筆画位置と、時系列で該入力筆画の直前に入力された入力筆跡の筆跡端との相対的な距離値Dを算出する(S3)。入力筆画の位置、及び、筆跡端については、図3で説明した。
例えば、入力筆画位置を筆画の始点、筆跡端を該筆跡の外接矩形の上下左右の端のうちの右端とする。S3の処理では、情報処理装置10は、例えば、入力筆画の始点位置座標と直前に入力された入力筆跡の右端の位置座標とから、両者の相対的な距離値Dを算出する。そして、情報処理装置10は、例えば、S3の処理で算出された距離値Dと閾値Lとの大小の比較判定を行う(S4)。ここで、閾値Lは、例えば、補助記憶部13に保持される。情報処理装置10は、例えば、手書き入力処理の実行と共に補助記憶部13に保持された閾値Lを読み出し、主記憶部12の所定の領域に格納すればよい。なお、閾値Lについては、図2Cで所定値として説明した。
情報処理装置10は、S3の処理で算出された距離値Dが閾値L以上の場合には(S4,Yes)、時系列で最新の入力筆画以前の筆跡表示を消去し、S2の処理で主記憶部12の所定の領域に蓄積した最新の入力筆画以前の入力筆跡データを削除する(S5)。情報処理装置10は、S4−S5の処理を実行することにより、例えば、図2Cに例示の筆画入力の直前に入力された筆跡端との相対距離に基づいて筆跡表示を消去することができる。
一方、情報処理装置10は、S3の処理で算出された距離値Dが閾値L未満の場合には(S4,No)、S6の処理に移行する。S6の処理では、情報処理装置10は、例えば、S2の処理で主記憶部12の所定の領域に蓄積された入力筆跡を参照し、筆跡端と筆跡各部との相対的な距離値dを算出する。例えば、筆跡端を該筆跡の外接矩形の上下左右の端のうちの右端とすると、情報処理装置10は、入力筆跡の右端の位置座標と筆跡各部の位置座標とから、両者の相対的な距離値dを算出する。そして、情報処理装置10は、例えば、S6の処理で算出された距離値dと閾値aとの大小の比較判定を行う(S7)。情報処理装置10は、閾値aを補助記憶部13に予め保持し、手書き入力処理の実行と共に保持された閾値aを読み出し、主記憶部12の所定の領域に格納すればよい。なお、閾値aについては、図2Aで説明した。
情報処理装置10は、例えば、S6の処理で算出された距離値dが閾値a未満の場合には(S7,No)、閾値a未満の筆跡各部の透明度を最小値に設定する(S8)。透明度が、例えば、0−100の範囲で変化する場合、情報処理装置10は、透明度に最小値の「0」を設定し、入力筆跡を表示する表示領域に閾値a未満の筆跡各部を通常の表示態様で表示する(S10)。
一方、情報処理装置10は、例えば、S6の処理で算出された距離値dが閾値a以上の場合には(S7,No)、距離値dに応じた透明度を設定する(S9)。情報処理装置10は、例えば、距離値dと閾値aとの差分に勾配係数bを掛合せ、透明度を(d−a)×bにより算出する。表示態様を変化させる勾配については、図2Bで説明した。例えば、2文字分の最大文字幅で、表示態様をフェードアウトさせるよう変化させる場合、勾配係数は(透明度の最大値)/(最大文字幅×2)で表すことができる。情報処理装置10は、透明度に、(d−a)×bにより算出された値を設定し、入力筆跡を表示する表示領域に閾値a以上の筆跡各部を表示する(S10)。情報処理装置10は、S6−S10の処理を実行することにより、例えば、図2A−2Bに例示の筆跡端と筆跡各部との距離に基づいて入力された筆跡の表示態様を変化させることができる。情報処理装置10は、例えば、入力筆跡の表示色や濃淡等の表示態様を、表示画面上からフェードアウトするように変化させることで空き領域が確保できる。また、情報処理装置10は、筆跡端と筆跡各部との距離値を判定する閾値を設け、閾値を超えた筆跡各部の表示態様を変化させることで、例えば、最新の入力筆跡周辺の筆跡を通常の表示態様で残すことができるため、手書き入力の利便性を高めることができる。
ここで、情報処理装置10で実行されるS1−S2の処理は、ポインティング入力の時系列の座標データを取得するステップの一例である。また、情報処理装置10のCPU11等は、ポインティング入力の時系列の座標データを取得する手段の一例としてS1−S2の処理を実行する。
また、情報処理装置10で実行されるS6の処理は、取得された座標データから、入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置から筆跡各部の任意の点までの距離値を算出するステップの一例である。また、情報処理装置10のCPU11等は、取得された座標データから、入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置から筆跡各部の任意の点までの距離値を算出する手段の一例としてS6の処理を実行する。
また、情報処理装置10で実行されるS7−S10の処理は、距離値の変化に基づいて入力筆跡の表示処理を行うステップの一例である。また、情報処理装置10のCPU11等は、距離値の変化に基づいて入力筆跡の表示処理を行う手段の一例としてS7−S10の処理を実行する。
また、情報処理装置10で実行されるS3−S5の処理は、時系列上で入力された、入力筆跡の筆画の座標位置と前記入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置との筆画距離値を算出し、筆画距離値が所定値以上であるときは、入力筆跡の筆画より前の時系列で入力された筆跡表示を消去するステップの一例である。また、情報処理装置10のCPU11等は、時系列上で入力された、入力筆跡の筆画の座標位置と前記入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置との筆画距離値を算出し、筆画距離値が所定値以上であるときは、入力筆跡の筆画より以前の時系列で入力された筆跡表示を消去する手段の一例としてS3−S5の処理を実行する。
また、情報処理装置10で実行されるS7−S9の処理は、距離値に基づいて入力筆跡各部の表示態様の変化の度合いを算出するステップの一例である。また、情報処理装置10のCPU11等は、距離値に基づいて入力筆跡各部の表示態様の変化の度合いを算出する表示態様算出手段の一例としてS7−S9の処理を実行する。
<実施例2>
実施例1での入力筆跡は、入力筆跡の筆跡端の座標位置と筆跡各部の座標位置との相対的な距離関係に基づいて、表示態様をフェードアウトさせるように変化させていた。実施例2では、実施例1の相対的な距離関係に加え、入力筆跡の筆跡幅、筆跡端の座標位置、
筆跡各部の座標位置に基づいて、筆跡各部の表示態様をフェードアウトさせるように変化させる。この結果、実施例2(以下、本実施形態と称す)の情報処理装置10では、例えば、手書き入力された筆跡の筆跡幅が入力領域、或いは、表示領域の半幅を超える場合であっても、入力筆跡の位置に依らず、手書き入力を行うための十分な空き領域が確保できる。なお、本実施形態の情報処理装置10は、実施例1の情報処理装置10と同様の構成で実現されるため、情報処理装置10の構成の説明は省略する。
図5A−5Cに実施例2における情報処理装置10の手書き入力処理の説明図を例示する。図5A−5Cに例示の説明図において、領域A2は、例えば、LCD15a等の表示領域、或いは、タッチパネル14a等の入力領域である。領域A2の左右方向の領域幅は「W」である。図5A−5Cの説明例では、例えば、手書き入力された文字列「abc」の筆跡幅が領域A2の半幅である「W/2」を超えて入力される。但し、図5A−5Cの説明例において、入力筆跡の最大文字幅は、例えば、ユーザの設定により「W/2」に設定されているとする。ここで、入力筆跡の最大文字幅とは、入力筆跡が表示領域に表示される横方向の最大距離を制限するパラメータである。
図5Aに例示の説明図は、領域A2内に、最大文字幅である「W/2」を超える筆跡幅の文字列「abc」の手書き入力が行われた直後の状態を示している。図5Aに例示の、入力された文字列「abc」は、筆跡幅が「W/2」を超えるため、領域A2の中央をまたいで筆跡表示が行われている。そして、入力された文字列「abc」の筆跡表示は、筆跡端となる文字「c」の右端の位置からの距離値が大きい文字「a」の筆跡の一部がフェードアウトするよう表示態様が変化している。
図5Aに例示する状態で、継続して領域A2に手書き入力を行う場合、筆跡入力の対象領域は、文字列「abc」の筆跡表示の一部がフェードアウトした領域A2の左側領域、或いは、文字「c」の右側の空き領域が入力領域となる。この状態で、例えば、最大文字幅に相当する漢字等が継続して入力されるとする。図5Bに、筆跡幅が最大文字幅に相当する文字「漢」を継続して入力する場合の説明図を例示する。
図5Bに例示のように、文字列「abc」のうち、表示態様がフェードアウトされていない文字「b」、「c」の入力筆跡が領域A2の中央付近に表示されている。文字列「abc」のうち、文字「b」は領域A2の中央から左側方向の領域に表示され、文字「c」は領域A2の中央から右側方向の領域に表示されている。
文字「c」の右側の空き領域に文字「漢」を継続して入力する場合、筆跡幅が最大文字幅である「W/2」に相当するため、文字「漢」を入力するための十分な空き領域が残されていない。一方、文字列「abc」の筆跡表示の一部がフェードアウトした領域A2の左側領域に戻って手書き入力を継続する場合でも、文字「b」が中央付近に表示されているため、最大文字幅に相当する文字「漢」を入力するための十分な領域は空いていない。
本実施形態の情報処理装置10では、入力筆跡の筆跡端の座標位置と筆跡各部の座標位置との相対的な距離関係に加え、入力筆跡の筆跡幅、筆跡端の座標位置、筆跡各部の座標位置に基づいて、表示態様をフェードアウトさせるように変化させる。例えば、図5A等に例示の入力領域(領域A2)に対し、左端付近から入力が開始され、右端方向へ横書きに手書き入力が行われる場合を想定する。情報処理装置10は、例えば、入力筆跡の右端の座標位置が入力領域の中央付近を超え、かつ、筆跡幅が「W/2」を超える場合、入力領域の左半分の領域に入力された筆跡の表示の濃さ等の表示態様の変化の度合いを変更する。この結果、本実施形態の情報処理装置10では、例えば、筆跡幅が最大値に相当する文字が継続して入力される場合であっても、手書き入力を行うための十分な空き領域が確保できる。
なお、入力領域に対し上端付近から入力が開始され、下端方向へ縦書きで手書き入力される場合では、例えば、情報処理装置10は、入力筆跡の下端の座標位置が入力領域の中央付近を超えることを検知する。そして、情報処理装置10は、上下方向の筆跡幅が最大入力幅を超える場合に、入力領域の上半分の領域に入力された筆跡の表示態様の変化の度合いを変更すればよい。情報処理装置10は、上下方向に縦書きに手書き入力される場合であっても、筆跡幅が最大値に相当する文字が継続して入力されるときには、手書き入力を行うための十分な空き領域を確保できる。
〔処理フロー〕
以下、図5Cに例示の説明図、及び、図6に例示のフローチャートを参照し、本実施形態の情報処理装置10の手書き入力処理を説明する。図5Cに例示の説明図は、本実施形態の、入力筆跡の表示態様の変化処理の説明図である。図6は、本実施形態の情報処理装置10における手書き入力処理のフローチャートの例示である。図6に例示の処理は、例えば、実施例1の図4に例示のS6−S10の入力筆跡の表示態様の変化処理に相当する。本実施形態の情報処理装置10では、例えば、図4に例示のS6−S10の処理に替えて、図6に例示のS21−S34の入力筆跡の表示態様の変化処理を実行する。なお、以下の説明では、入力筆跡の筆跡端を、該入力筆跡を囲む外接矩形の上下左右の端のうちの右端として説明する。
図6に例示のフローチャートにおいて、情報処理装置10は、例えば、主記憶部12の所定の領域に蓄積された入力筆跡を参照し、入力筆跡の筆跡端の位置を特定する(S21)。そして、情報処理装置10は、例えば、主記憶部12の所定の領域に蓄積された入力筆跡を参照し、表示態様を変化させる処理対象としての、入力筆跡の筆跡各部の位置座標xを特定する(S22)。S22の処理で、情報処理装置10は、例えば、入力筆跡の左端の位置座標xを、表示態様を変化させる処理対象として特定する。
図5Cに例示の説明図では、例えば、情報処理装置10は、領域A2に手書き入力された文字列「abc」の文字「c」の入力筆跡の右端の座標位置tを特定し(S21)、文字列「abc」の文字「a」の入力筆跡の左端の位置を位置座標xに特定する(S22)。
情報処理装置10は、例えば、S21−22の処理で特定した各座標から、入力筆跡の筆跡幅sを算出し(S23)、入力筆跡の右端の座標位置tと位置座標xとの距離値dを算出する(S24)。S22の処理で、情報処理装置10は、領域A2に手書き入力された文字列「abc」の文字「a」の入力筆跡の左端の位置を位置座標xに特定しているため、S23の処理で算出された筆跡幅sとS24の処理で算出された距離値dは同値である。
情報処理装置10は、S24で算出された距離値dと閾値aとの大小の比較判定を行い(S25)、距離値dが閾値a未満の場合には(S25,No)、位置座標xに対する透明度Txに所定の値「A」を設定する(S26)。一方、情報処理装置10は、例えば、距離値dが閾値a未満の場合には(S25,Yes)、位置座標xに対する透明度Txに関数d(x)により、距離値dに応じて算出された透明度の関数f(d)を設定する(S27)。
S26の処理で設定される透明度の所定の値「A」は、例えば、情報処理装置10の性能等に応じて、透明度の最小値から最大値の間の値を任意に設定できる。また、関数f(d)は、S26の処理で設定された透明度「A」から(d−a)の値の増加に応じて透明度が低くなり、筆跡表示がフェードアウトする関数であれば任意である。
次に、S28の処理では、情報処理装置10は、S21の処理で特定した入力筆跡の右端の座標位置tに対する領域A2内の位置判定、及び、S22の処理で特定した筆跡幅sに対する大小判定を行う。例えば、情報処理装置10は、入力筆跡の右端の座標位置tに対する位置判定の閾値を定数Ct、及び、筆跡幅sに対する大小判定の閾値を定数Csとする。例えば、定数Ctとして領域A2の座標値を設定することができ、定数Csとして入力筆跡の始点座標から筆跡端の座標間の横方向の距離値が例示できる。情報処理装置10は、S28の処理では、例えば、S21の処理で特定した入力筆跡の右端の座標位置tが定数Ct以上であり、かつ、S22の処理で特定した筆跡幅sが定数Cs以上であるか否かを判定する。
情報処理装置10は、例えば、入力筆跡の右端の座標位置tが定数Ct以上であり、かつ、筆跡幅sが定数Cs以上であることを満たさない場合には(S28,No)、S32の処理に移行する。一方、情報処理装置10は、例えば、入力筆跡の右端の座標位置tが定数Ct以上であり、かつ、筆跡幅sが定数Cs以上であることを満たす場合には(S28,Yes)、S29の処理に移行する。
S29−S31の処理では、情報処理装置10は、S27の処理で算出された透明度に対して重み付けを行う関数の設定を行う。ここで、透明度に対する重みづけ関数として、領域A2内の位置座標xに応じて透明度の変化勾配を変動させる関数であれば任意に設定できる。例えば、情報処理装置10は、重み付け関数をg(x)とし、位置座標xが閾値C未満の時には勾配係数B1、位置座標xが閾値C以上の時には勾配係数B2を設定することができる。ここで、閾値Cは、例えば、領域A2の領域幅Wの半幅(W/2)に設定できる。
情報処理装置10は、例えば、S22の処理で特定された位置座標xと閾値Cとの比較判定を行う(S29)。情報処理装置10は、例えば、S22の処理で特定された位置座標xが、閾値C以上の場合には(S29,No)、S27の処理で算出された透明度Txに対して重み付け関数g(x)を掛け合せて算出された値を透明度Txとする。上述した関数g(x)の例では、S27の処理で算出された透明度Txに勾配係数B1を掛け合せて算出された値が透明度Txとなる(S30)。
一方、情報処理装置10は、例えば、S22の処理で特定された位置座標xが、閾値C以上の場合には(S29,No)、S27の処理で算出された透明度Txに対して重み付け関数g(x)を掛け合せて算出された値を透明度Txとする。上述した関数g(x)の例では、S27の処理で算出された透明度Txに勾配係数B2を掛け合せて算出された値が透明度Txとなる(S31)。
そして、情報処理装置10は、S22の処理で特定された位置座標xを「1」インクリメントし(S32)、インクリメントされた位置座標xがS21の処理で特定した入力筆跡の右端の座標位置tに到達するまでS24−S33の処理を繰り返す(S33,No)。情報処理装置10は、S32の処理でインクリメントされた位置座標xがS21の処理で特定した入力筆跡の右端の座標位置tに到達した場合には(S33,Yes)、位置座標xごとに設定された透明度Txを設定し、筆跡各部の表示を行う(S34)。
図5Cに例示の説明例は、閾値aを「W/2」、透明度Aを「1」、閾値Cを「W/2」、定数Ctを「5×W/8」、定数Csを「W/2」、勾配係数B1を「0.3」、勾配係数B2を「1」とした場合の表示態様の例である。図5Cでは、文字列「abc」のうち、中央付近に表示された文字「b」の表示態様は、図5Aと比較して、透明度が高まりフェードアウトした状態となっている。このため、文字「c」の左側領域に手書き入力
を行うための空き領域を確保できる。情報処理装置10は、距離値に依存する関数と入力筆跡各部の座標位置に依存する関数とを備えることにより、入力筆跡の筆跡位置、筆跡幅に応じて表示態様を変化させることができる。情報処理装置10は、複数の閾値による条件付けを行うことにより、入力筆跡の筆跡位置、筆跡幅に応じてより細やかに表示態様を変化させることができる。
ここで、情報処理装置10で実行されるS21−S33の処理は、距離値と、入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置と、前記入力筆跡の上下または左右の対向する端の座標位置から算出された筆跡幅と、入力筆跡各部の座標位置に基づいて、表示態様の変化の度合いを算出するステップの一例である。また、情報処理装置10のCPU11等は、距離値と、入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置と、前記入力筆跡の上下または左右の対向する端の座標位置から算出された筆跡幅と、入力筆跡各部の座標位置に基づいて、表示態様の変化の度合いを算出する手段の一例としてS21−S33の処理を実行する。
また、情報処理装置10で実行されるS26−S31の処理は、距離値に依存する関数と、入力筆跡各部の座標位置に依存する関数とを有し、入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置が第2の閾値以上であり、かつ、筆跡幅が第3の閾値以上の条件を満たすときには、距離値に依存する関数と入力筆跡各部の座標位置に依存する関数との積で算出された算出値を入力筆跡各部の表示態様の変化の度合いとして決定し、条件を満たさないときには、距離値に依存する関数により、入力筆跡各部の表示態様の変化の度合いを決定するステップの一例である。また、情報処理装置10のCPU11等は、距離値に依存する関数と、入力筆跡各部の座標位置に依存する関数とを有し、入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置が第2の閾値以上であり、かつ、筆跡幅が第3の閾値以上の条件を満たすときには、距離値に依存する関数と入力筆跡各部の座標位置に依存する関数との積で算出された算出値を入力筆跡各部の表示態様の変化の度合いとして決定し、条件を満たさないときには、距離値に依存する関数により、入力筆跡各部の表示態様の変化の度合いを決定する手段の一例としてS26−S31の処理を実行する。
本実施形態の情報処理装置10では、入力筆跡が入力領域の中央を超えた場合であっても、筆跡幅が最大値に相当する文字が継続して入力可能な空き領域を確保することができる。
《コンピュータが読み取り可能な記録媒体》
コンピュータその他の機械、装置(以下、コンピュータ等)に上記いずれかの機能を実現させるプログラムをコンピュータ等が読み取り可能な記録媒体に記録することができる。そして、コンピュータ等に、この記録媒体のプログラムを読み込ませて実行させることにより、その機能を提供させることができる。
ここで、コンピュータ等が読み取り可能な記録媒体とは、データやプログラム等の情報を電気的、磁気的、光学的、機械的、または化学的作用によって蓄積し、コンピュータ等から読み取ることができる記録媒体をいう。このような記録媒体のうちコンピュータ等から取り外し可能なものとしては、例えばフレキシブルディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R/W、DVD、ブルーレイディスク、DAT、8mmテープ、フラッシュメモリなどのメモリカード等がある。また、コンピュータ等に固定された記録媒体としてハードディスクやROM等がある。
《その他》
以上の実施形態は、さらに以下の付記と呼ぶ態様を含む。以下の各付記に含まれる構成要素は、他の付記に含まれる構成と組み合わせることができる。
(付記1)
ポインティング入力の時系列の座標データを取得する手段と、
前記取得された座標データから、入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置から筆跡各部の任意の点までの距離値を算出する手段と、
前記距離値の変化に基づいて前記入力筆跡の表示処理を行う手段と、
時系列上で入力された、入力筆跡の筆画の座標位置と前記入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置との筆画距離値を算出し、前記筆画距離値が所定値以上であるときは、前記入力筆跡の筆画より前の時系列で入力された筆跡表示を消去する手段と、
を備える情報処理装置。
(付記2)
前記距離値に基づいて入力筆跡各部の表示態様の変化の度合いを算出する表示態様算出手段と、をさらに備え、
前記入力筆跡の表示処理は、前記表示態様算出手段で算出された表示態様の変化に基づいて前記入力筆跡の表示を行う、付記1に記載の情報処理装置。
(付記3)
前記表示態様算出手段は、前記距離値の増加に応じて前記入力筆跡が表示される表示画面上から消えるように前記表示態様の変化の度合いを決定する、付記2に記載の情報処理装置。
(付記4)
前記表示態様算出手段は、前記距離値が第1の閾値未満のときには、前記表示態様を変化させず、前記距離値が第1の閾値以上のときには、前記距離値と前記第1の閾値との差分値の増加に対応して表示の透明度が増加するように前記表示態様の変化の度合いを決定する、付記2または3に記載の情報処理装置。
(付記5)
前記距離値は、前記入力筆跡の上下左右いずれかの端のうち、時系列上で前記入力筆跡が整列する方向に対応する端の座標位置から算出される、付記2から付記4の何れか一の付記に記載の情報処理装置。
(付記6)
前記表示態様算出手段は、前記距離値と、前記入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置と、前記入力筆跡の上下または左右の対向する端の座標位置から算出された筆跡幅と、前記入力筆跡各部の座標位置に基づいて、表示態様の変化の度合いを算出する、付記2から付記5の何れか一の付記に記載の情報処理装置。
(付記7)
前記表示態様算出手段は、前記距離値に依存する関数と、前記入力筆跡各部の座標位置に依存する関数とを有し、前記入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置が第2の閾値以上であり、かつ、前記筆跡幅が第3の閾値以上の条件を満たすときには、前記距離値に依存する関数と前記入力筆跡各部の座標位置に依存する関数との積で算出された算出値を前記入力筆跡各部の表示態様の変化の度合いとして決定し、前記条件を満たさないときには、前記距離値に依存する関数により、前記入力筆跡各部の表示態様の変化の度合いを決定する、付記6に記載の情報処理装置。
(付記8)
コンピュータに、
ポインティング入力の時系列の座標データを取得するステップと、
前記取得された座標データから、入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置から筆跡各部の任意の点までの距離値を算出するステップと、
前記距離値の変化に基づいて前記入力筆跡の表示処理を行うステップと、
時系列上で入力された、入力筆跡の筆画の座標位置と前記入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置との筆画距離値を算出し、前記筆画距離値が所定値以上であるときは、前記入力筆跡の筆画より前の時系列で入力された筆跡表示を消去するステップと、
を実行させるための手書き入力プログラム。
(付記9)
コンピュータが、
ポインティング入力の時系列の座標データを取得するステップと、
前記取得された座標データから、入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置から筆跡各部の任意の点までの距離値を算出するステップと、
前記距離値の変化に基づいて前記入力筆跡の表示処理を行うステップと、
時系列上で入力された、入力筆跡の筆画の座標位置と前記入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置との筆画距離値を算出し、前記筆画距離値が所定値以上であるときは、前記入力筆跡の筆画より前の時系列で入力された筆跡表示を消去するステップと、
を実行する手書き入力方法。
10 端末装置
11 CPU
12 主記憶部
13 補助記憶部
14 入力部
14a タッチパネル
15 出力部
15a LCD
16 通信部
101 ポインティング入力部
102 表示筆跡記憶部
103 距離算出部
104 表示態様算出部
105 筆跡表示部
106 筆跡確定部

Claims (9)

  1. ポインティング入力の時系列の座標データを取得する手段と、
    前記取得された座標データから、入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置から筆跡各部の任意の点までの距離値を算出する手段と、
    前記距離値の変化に基づいて前記入力筆跡の表示処理を行う手段と、
    時系列上で入力された、入力筆跡の筆画の座標位置と前記入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置との筆画距離値を算出し、前記筆画距離値が所定値以上であるときは、前記入力筆跡の筆画より前の時系列で入力された筆跡表示を消去する手段と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記距離値に基づいて入力筆跡各部の表示態様の変化の度合いを算出する表示態様算出手段と、をさらに備え、
    前記入力筆跡の表示処理は、前記表示態様算出手段で算出された表示態様の変化に基づいて前記入力筆跡の表示を行う、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記表示態様算出手段は、前記距離値の増加に応じて前記入力筆跡が表示される表示画面上から消えるように前記表示態様の変化の度合いを決定する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記表示態様算出手段は、前記距離値が第1の閾値未満のときには、前記表示態様を変化させず、前記距離値が第1の閾値以上のときには、前記距離値と前記第1の閾値との差分値の増加に対応して表示の透明度が増加するように前記表示態様の変化の度合いを決定する、請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 前記距離値は、前記入力筆跡の上下左右いずれかの端のうち、時系列上で前記入力筆跡が整列する方向に対応する端の座標位置から算出される、請求項2から請求項4の何れか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記表示態様算出手段は、前記距離値と、前記入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置と、前記入力筆跡の上下または左右の対向する端の座標位置から算出された筆跡幅と、前記入力筆跡各部の位置に基づいて、表示態様の変化の度合いを算出する、請求項2から請求項5の何れか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記表示態様算出手段は、前記距離値に依存する関数と、前記入力筆跡各部の座標位置に依存する関数とを有し、前記入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置が第2の閾値以上であり、かつ、前記筆跡幅が第3の閾値以上の条件を満たすときには、前記距離値に依存する関数と前記入力筆跡各部の座標位置に依存する関数との積で算出された算出値を前記入力筆跡各部の表示態様の変化の度合いとして決定し、前記条件を満たさないときには、前記距離値に依存する関数により、前記入力筆跡各部の表示態様の変化の度合いを決定する、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. コンピュータに、
    ポインティング入力の時系列の座標データを取得するステップと、
    前記取得された座標データから、入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置から筆跡各部の任意の点までの距離値を算出するステップと、
    前記距離値の変化に基づいて前記入力筆跡の表示処理を行うステップと、
    時系列上で入力された、入力筆跡の筆画の座標位置と前記入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置との筆画距離値を算出し、前記筆画距離値が所定値以上であるときは、前記入力筆跡の筆画より前の時系列で入力された筆跡表示を消去するステップと、
    を実行させるための手書き入力プログラム。
  9. コンピュータが、
    ポインティング入力の時系列の座標データを取得するステップと、
    前記取得された座標データから、入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置から筆跡各部の任意の点までの距離値を算出するステップと、
    前記距離値の変化に基づいて前記入力筆跡の表示処理を行うステップと、
    時系列上で入力された、入力筆跡の筆画の座標位置と前記入力筆跡の上下左右いずれかの端の座標位置との筆画距離値を算出し、前記筆画距離値が所定値以上であるときは、前記入力筆跡の筆画より前の時系列で入力された筆跡表示を消去するステップと、
    を実行する手書き入力方法。
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