JP2015153084A - 医療情報管理システムおよび医療情報管理サーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】医療従事者自身に手洗いや消毒を徹底させる医療情報管理システムおよび医療情報管理サーバを提供する。【解決手段】本実施形態に係る医療情報管理システムは、患者の医用情報を記憶する医用情報記憶手段と、医用従事者の手洗いに関する情報を記憶する手洗い情報記憶手段と、患者の医用情報を表示する医用情報表示手段と、を備えるとともに、前記手洗い情報記憶手段に記憶された手洗いに関する情報に基づいて、前記医用情報の表示を要求した医用従事者の手洗い状況の適否を判断する判定手段と、前記判定手段において不適と判断された時に、警告の出力、または、前記医用情報の表示の制限の少なくとも一方を行う制御手段と、を備える。【選択図】 図2

Description

本発明の実施の形態は、医療情報管理システムおよび医療情報管理サーバに関する。
近年、病院や診療所において、患者の診療情報を電子的に記録する電子カルテシステムが導入されている。電子カルテシステムを導入すると、患者ごとに電子カルテが作成され、医師や看護師が所見や処置を記入すると、他の医師や看護師は、患者ごとに電子カルテを呼び出すことにより、患者ごとの電子カルテ情報を利用することができる。
また、電子カルテに入力される情報には、医師が看護師に対する処置の指示や、定期的な体温計測などが含まれる。そして、患者の怪我の状態によっては、念入りな消毒が要求されたり、患者の体調によっては、ウイルス感染に注意を払う必要がある場合もある。
そこで、電子カルテシステムを利用することにより、患者に関する患者情報の共有化を図りながら、患者に対する診察行為や入院患者に対する処置などが行われていた。
ここで、このような電子カルテシステムに関連し、診療所や医療機関において診療情報を電子的に記録する電子カルテであって、医師が本来の診療行為に集中することができるように、電子カルテに診療情報を入力する際の医師の負担を軽減する電子カルテシステムが提案されている(特許文献1参照)。
特開2007−115290号公報
ところで、電子カルテシステムが普及することにより、電子カルテの利便性が向上する一方、電子カルテシステムとは無関係に病院内で発生する院内感染が問題となっている。病院内で発生する院内感染は、現在、深刻な問題となっており、主な感染源は、医師や看護師などの医療従事者と言われている。
また、院内感染の防止や予防としては、医師や看護師などの医療従事者の手洗いが重要であることが知られている。本来、医師や看護師などの医療従事者は、診察行為や治療を行う際、手洗いや消毒を徹底すべきである。
しかしながら、医師や看護師などの医療従事者は、診察する患者数が多い場合や、複数の患者が入院する病室では、医療従事者自身の手洗いや消毒よりも診察や治療を優先してしまうことがある。そのため、病院や医療施設では医療従事者の手洗いや消毒を徹底することができなかった。
本実施形態に係る医療情報管理システムは、患者の医用情報を記憶する医用情報記憶手段と、医用従事者の手洗いに関する情報を記憶する手洗い情報記憶手段と、患者の医用情報を表示する医用情報表示手段と、を備えるとともに、前記手洗い情報記憶手段に記憶された手洗いに関する情報に基づいて、前記医用情報の表示を要求した医用従事者の手洗い状況の適否を判断する判定手段と、前記判定手段において不適と判断された時に、警告の出力、または、前記医用情報の表示の制限の少なくとも一方を行う制御手段と、を備える。
本実施形態に係る医療情報管理システムは、医療従事者に携帯され、かつ非接触タグからタグ情報を取得する非接触タグリーダと、前記非接触タグリーダが取得した前記タグ情報を管理する医療情報管理サーバとを備える医療情報管理システムであって、前記非接触タグリーダは、前記非接触タグに設けられた前記タグ情報を読み取る読取部と、読み取った前記タグ情報とそのタグ情報を読み取った時刻情報とを、前記医療情報管理サーバに送信する識別情報送信部と、前記非接触タグリーダを携帯する医療従事者に手洗いを促す警告情報を、前記医療情報管理サーバから受信する警告情報受信部と、受信した前記手洗いを促す警告情報を表示する警告情報表示部と、を備え、前記医療情報管理サーバは、送信された前記タグ情報と前記読み取った時刻情報とを取得するタグ情報取得部と、取得した前記タグ情報と前記読み取った時刻情報とに基づいて、前記非接触タグリーダの制御を行う端末制御部と、を備え、前記タグ情報は、手洗いをしたことを示す手洗い記録情報と、患者に関する患者登録情報とを含み、前記端末制御部は、前記患者登録情報を取得したときは、前記非接触タグリーダから取得した前記手洗い記録情報に基づいて、前記非接触タグリーダを携帯する医療従事者が手洗いを十分行ったか否かを判定し、前記医療従事者の手洗いが十分ではないと判定されたときは、その非接触タグリーダを携帯する医療従事者に前記手洗いを促す警告情報を、前記非接触タグリーダに送信することを特徴とする。
本実施形態に係る医療情報管理サーバは、非接触タグリーダが取得したタグ情報を管理する医療情報管理サーバであって、前記タグ情報と、そのタグ情報を読み取った時刻情報とを取得するタグ情報取得部と、取得した前記タグ情報と前記読み取った時刻情報とに基づいて、外部端末の処理の制御を行う端末制御部と、を備え、前記タグ情報は、手洗いをしたことを示す手洗い記録情報と、患者に関する患者登録情報とを含み、前記端末制御部は、前記患者登録情報を取得したときは、前記非接触タグリーダから取得した前記手洗い記録情報に基づいて、前記非接触タグリーダを携帯する医療従事者が手洗いを十分行ったか否かを判定し、前記医療従事者の手洗いが十分ではないと判定されたときは、その非接触タグリーダを携帯する医療従事者に手洗いを促す警告情報を、前記外部端末に送信することを特徴とする。
本実施形態に係る院内手洗い管理システムの概略の構成の一例を示した概略構成図。 本実施形態に係る院内手洗い管理システムの全体的な概略動作を示したシーケンス図。 本実施形態に係る院内手洗い監視サーバの機能を示した機能ブロック図。 本実施形態に係る院内手洗い監視サーバのハードウエアの構成を示したハードウエアブロック図。 本実施形態に係る院内手洗い管理システムにおいて、非接触タグを病院内に設置した場合の設置例について説明した説明図。 第1の実施形態に係る院内手洗い管理システムにおいて、院内手洗い監視サーバが行う手洗い監視処理の動作を示したフローチャート。
本実施の形態に係る院内手洗い管理システムは、例えば、情報処理装置を含んで構成される医療情報管理システムを、院内手洗い管理システムに適用したシステムである。
本実施の形態に係る院内手洗い管理システムは、患者の医用情報を記憶する医用情報記憶手段と、医用従事者の手洗いに関する情報を記憶する手洗い情報記憶手段と、患者の医用情報を表示する医用情報表示手段と、を備えるとともに、手洗い情報記憶手段に記憶された手洗いに関する情報に基づいて、医用情報の表示を要求した医用従事者の手洗い状況の適否を判断する判定手段と、判定手段において不適と判断された時に、警告の出力、または、医用情報の表示の制限の少なくとも一方を行う制御手段と、をさらに備えることを特徴としている。
これにより、本実施の形態に係る院内手洗い管理システムは、医療従事者自身に手洗いや消毒を徹底させることできる。
また、本実施の形態に係る院内手洗い管理システムは、医用情報記憶手段、手洗い情報記憶手段、医用情報表示手段、判定手段および制御手段を、システム内のいずれかの情報処理装置やサーバに備えていればよく、備える装置やサーバに限定されるものではない。
以下、本実施の形態に係る院内手洗い管理システム(医療情報管理システム)800について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係る院内手洗い管理システム800の概略の構成の一例を示した概略構成図である。
図1に示すように、院内手洗い管理システム800は、非接触タグリーダ100、非接触タグ200、無線アクセスポイント300、院内手洗い監視サーバ(医療情報管理サーバ)400、電子カルテサーバ(医用情報記憶手段)500、携帯型電子カルテ端末(医用情報表示手段)600およびネットワーク700などを備えて構成されている。
非接触タグリーダ100は、読取部110、識別情報送信部120、警告情報受信部130および警告情報表示部140を備えている。非接触タグリーダ100の読取部110は、非接触タグ200に設けられたタグ情報を読み取るようになっている。例えば、読取部110は、非接触タグ200を識別するための識別情報が格納されているRFID(Radio Frequency Identification)のタグ情報を、非接触タグ200から読み取るようになっている。
また、各医療従事者は、非接触タグリーダ100を身に付けて携帯している。そのため、非接触タグリーダ100の識別情報送信部120は、読み取ったタグ情報と、そのタグ情報を読み取った時刻情報とを、携帯している医療従事者のID(Identification)情報とともに院内手洗い監視サーバ400に送信するようになっている。例えば、識別情報送信部120は、非接触タグ200を識別するためのタグ情報を取得すると、無線アクセスポイント300とネットワーク600とを介して、取得したタグ情報および時刻情報と、医療従事者のID情報とを院内手洗い監視サーバ400に送信する。
非接触タグリーダ100の警告情報受信部130は、無線アクセスポイント300を介して、非接触タグリーダ100を携帯する医療従事者に手洗いを促す警告情報を、院内手洗い監視サーバ400から受信するようになっている。
非接触タグリーダ100の警告情報表示部140は、警告情報受信部130において受信した手洗いを促す警告情報を、非接触タグリーダ100を表示する機能を有している。
なお、非接触タグリーダ100は、アンテナ、変調部、発振回路、復調部、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Radom Access Memory)などを備えて構成されているものとする。
非接触タグ200は、RFIDで構成されており、例えば、病院内や医療機関内の手洗いや消毒する場所に設けられ、手洗いや消毒に関する手洗い記録情報をタグ情報として備えている。また、非接触タグ200は、例えば、患者が使用する病床や病室の入口などに設置され、患者に関する患者登録情報(患者データ)をタグ情報として備えているものもある。非接触タグ200は、タグ情報を送信する要求信号を非接触タグリーダ100から受信すると、RFIDが記憶するタグ情報を非接触タグリーダ100に送信するようになっている。なお、非接触タグ200は、アンテナ、電力発生部、発振回路、復調部、CPU、ROM、RAMなどを備えて構成されているものとする。
なお、患者データとは、患者の氏名、生年月日、年齢、住所など患者固有の情報のことをいう。
無線アクセスポイント300は、非接触タグリーダ100から送信された非接触タグ200のタグ情報を転送するために、データを中継したり、ネットワークに装置を接続するための無線接続装置である。
院内手洗い監視サーバ(医療情報管理サーバ)400は、タグ情報取得部と、端末制御部とを備えるようになっている。タグ情報取得部は、非接触タグリーダ100から送信されたタグ情報と、読み取った時刻情報とを、医療従事者のID情報とともに取得するようになっている。端末制御部は、非接触タグリーダ100から取得したタグ情報と読み取った時刻情報とに基づいて、非接触タグリーダ100または携帯型電子カルテ端末600の処理の制御を行うようになっている。なお、院内手洗い監視サーバ400の詳細については、後述する。
電子カルテサーバ(医用情報記憶手段)500は、携帯型電子カルテ端末600を管理するサーバである。電子カルテサーバ500は、院内手洗い監視サーバ400において、医療従事者が適切に手洗いや消毒を行ったとき、医療従事者が有する携帯型電子カルテ端末600に患者情報を送信するようになっている。
携帯型電子カルテ端末(医用情報表示手段)600は、電子カルテサーバ500から送信された患者に関する患者情報を表示する携帯型情報処理端末である。携帯型電子カルテ端末600は、通常は医療従事者が有しており、例えば、医療従事者の手洗い状況が所定の条件を満たしている場合は患者情報を表示することができ、所定の条件を満たしていない場合には携帯型電子カルテ端末600を携帯する医療従事者に手を洗う警告を行うようになっている。
ネットワーク700は、院内手洗い管理システム800に接続された各装置やサーバを相互に接続するためのネットワークである。
次に、本実施形態に係る院内手洗い管理システム800の全体的な概要動作について、シーケンス図を用いて説明する。
図2は、本実施形態に係る院内手洗い管理システム800の全体的な概略動作を示したシーケンス図である。
まず、医師や看護師などの医療従事者は、非接触タグリーダ100と携帯型電子カルテ端末600とを携帯しているものとする。
非接触タグリーダ100は、非接触タグ200から、非接触タグ200に設けられたRFIDのタグ情報の読み取りを行う(ステップS001)。ここでは、患者に関する患者登録情報を有する非接触タグ200の読み取りを行い、RFIDから患者登録情報を示すタグ情報を読み取ったものとする。
非接触タグリーダ100は、読み取った非接触タグ200のタグ情報を、医療従事者のID情報とともにネットワーク700を介して無線アクセスポイント300に送信する(ステップS003)。また、非接触タグリーダ100は、読み取ったタグ情報だけでなく、そのタグ情報を読み取った時刻情報も送信する。
無線アクセスポイント300は、ネットワーク700を介して、非接触タグ200のタグ情報とそのタグ情報を読み取った時刻情報と医療従事者のID情報とを受信するとともに、ネットワーク700を介して、院内手洗い監視サーバ400にそのタグ情報とそのタグ情報を読み取った時刻情報と医療従事者のID情報とを送信する(ステップS005)。
院内手洗い監視サーバ400は、取得したタグ情報とそのタグ情報を読み取った時刻情報とに基づいて、手洗い監視処理を実行する(ステップS007)。ここで、院内手洗い監視サーバ400は、手洗い監視処理を実行することにより医療従事者が手洗いを十分行ったか否かを判定し、手洗いを十分行ったと判定した場合は、非接触タグ200から取得したタグ情報と医療従事者のID情報を、電子カルテサーバ500に送信する(ステップS009)。
そして、電子カルテサーバ500は、送信されたタグ情報と医療従事者のID情報とを取得し、その取得したタグ情報に関連づけられた患者固有識別子(Patient Identification:患者ID)に基づいて、患者に関する患者情報を読み出し、医療従事者のID情報に関連付けられた携帯型電子カルテ端末600に、その患者情報を送信する(ステップS011)。
これにより、携帯型電子カルテ端末600は、電子カルテサーバ500から送信された患者情報を受信することができ、患者情報の切り替え処理を行う。
このように、携帯型電子カルテ端末600は、非接触タグリーダ100で非接触タグ200を読み取ることにより、非接触タグ200に関連づけられた患者情報を取得することができるので、非接触タグ200に関連づけられた患者情報に切り替えて表示部に表示することができる。これにより、医療従事者は、手洗いを十分行ったと判定された状態で携帯型電子カルテ端末600の患者情報を閲覧したり、携帯型電子カルテ端末600に患者の処置記録を入力することができる。
一方、院内手洗い監視サーバ400は、手洗い監視処理を実行することにより医療従事者が手洗いを十分行っていないと判定した場合には、医療従事者に2種類の方法で警告情報を送信することができる。
1つ目の方法は、院内手洗い監視サーバ400は、非接触タグ200のタグ情報を送信した非接触タグリーダ100に、手洗いを促す警告情報を送信する。具体的には、院内手洗い監視サーバ400は、ネットワーク700を介して無線アクセスポイント300に、手洗いを促す警告情報を送信するとともに(ステップS013)、無線アクセスポイント300は、ネットワーク700を介して非接触タグリーダ100に、手洗いを促す警告情報を送信する(ステップS015)。
非接触タグリーダ100は、院内手洗い監視サーバ400から手洗いを促す警告情報を警告情報受信部130で受信し、受信した手洗いを促す警告情報を警告情報表示部140に表示することにより、医療従事者に手洗いが十分でない旨を通知することができる。
また、もう1つの方法は、院内手洗い監視サーバ400は、ネットワーク700を介して、電子カルテサーバ500に手洗いを促す警告情報を送信する(ステップS017)。
電子カルテサーバ500は、手洗いを促す警告情報を受信すると、非接触タグリーダ100に関連づけられている医療従事者のID情報を検索し、その医療従事者が携帯する携帯型電子カルテ端末600に、手洗いを促す警告情報を送信する(ステップS019)。
この場合、電子カルテサーバ500は、携帯型電子カルテ端末600に対して、その医療従事者の手洗いが十分でない旨を通知するとともに、例えば、携帯型電子カルテ端末600に対して操作ができないように制限を掛けることもできる。
このように、携帯型電子カルテ端末600は、院内手洗い監視サーバ400から、手洗いや消毒を促す警告情報を受信して、受信した手洗いを促す警告情報を表示部に表示することにより、携帯型電子カルテ端末600を携帯する医療従事者に対し、その医療従事者の手洗いが十分でない旨を通知することができる。
次に、本実施形態に係る院内手洗い監視サーバ400の機能について説明する。
図3は、本実施形態に係る院内手洗い監視サーバ400の機能を示した機能ブロック図である。
本実施形態に係る院内手洗い監視サーバ400は、タグ情報取得部410、手洗い記録情報データベース420、患者登録情報データベース430、端末制御部440および医療従事者データベース450などを備えて構成されている。
タグ情報取得部410は、非接触タグリーダ100(図1)から送信されたタグ情報と、そのタグ情報を読み取った時刻情報と、医療従事者のID情報とを取得するようになっている。
手洗い記録情報データベース(手洗い情報記憶手段)420は、取得した非接触タグ200のタグ情報に基づいて、手洗いに関する手洗い記録情報とその手を洗った時間を、医療従事者ごと(すなわち、医療従事者のID情報ごと)に記録するようになっている。
患者登録情報データベース430は、取得した非接触タグ200のタグ情報に基づいて、患者に関する患者登録情報と非接触タグ200を読み取った時間を、医療従事者ごと(すなわち、医療従事者のID情報ごと)に記録するようになっている。
端末制御部(制御手段)440は、取得したタグ情報とその読み取った時刻情報とに基づいて、非接触タグリーダ100または携帯型電子カルテ端末600の処理の制御を行うようになっている。例えば、端末制御部440は、判定部(判定手段)441を備え、医療従事者の手を洗っていた手洗い時間が十分であるか否かを判定するようになっている。
医療従事者データベース450は、院内手洗い監視サーバ400が、携帯型電子カルテ端末600に対して手洗いを促す警告情報を送信する際に、非接触タグリーダ100に関連付けられた医療従業者が携帯する携帯型電子カルテ端末600を特定するためのデータベースである。なお、このデータベースは、例えば、非接触タグリーダ100を携帯する医療従業者(医療従事者のID情報)と、携帯型電子カルテ端末600を携帯する医療従業者(医療従事者のID情報)とを、シリアル番号やプロダクトIDなどで関連づけるようになっている。
次に、本実施形態に係る院内手洗い監視サーバ400のハードウエアの構成について、説明する。
図4は、本実施形態に係る院内手洗い監視サーバ400のハードウエアの構成を示したハードウエアブロック図である。
図4に示すように、院内手洗い監視サーバ400は、CPU471、ROM472、RAM473、ネットワークインターフェース部474、操作部475、表示部476、記憶部477および内部バス478などを備えて構成されている。
CPU471は、ROM472に格納されている各種プログラムをRAM473にロードして、そのプログラムを展開することにより、各種プログラムの機能を実現することができるようになっている。ROM473は、ワークエリア(作業用メモリ)として利用されるようになっている。ROM472は、各種プログラムを格納するようになっている。ROM472に格納されている各種プログラムには、図3で示したタグ情報取得部410や端末制御部440の機能を実現するためのプログラムが含まれる。
ネットワークインターフェース部474は、ネットワーク700(図1)を介して、無線アクセスポイント300や電子カルテサーバ500と接続するためのインターフェース部である。
操作部475は、患者の患者登録情報や医療従事者のID情報の入力、編集および修正などを行うための入力装置である。具体的には、操作部475は、キーボードとマウスにより構成されている。
表示部476は、患者情報(例えば、電子カルテ情報)や患者登録情報(例えば、患者データ)などを表示する表示部として構成されている。この表示部476は、液晶ディスプレイやモニタなどにより構成されている。
記憶部477は、記憶メモリを構成する記憶部であり、RAMやハードディスクなどによって構成されている。本実施形態では、記憶部477は、例えば、図3に記載された手洗い記録情報データベース420、患者登録情報データベース430および医療従事者データベース450を構成するようになっている。
内部バス478は、CPU471によって院内手洗い監視サーバ400が統括制御されるように、各構成要素に接続されている。
次に、非接触タグ200を病院や医療施設内に設置する場所について説明する。なお、本実施形態では、上述したように、非接触タグ200は、手洗いや消毒する場所に設けられ、手洗いや消毒に関する手洗い記録情報をタグ情報として利用される非接触タグと、患者に関する患者登録情報をタグ情報として利用される非接触タグとがある。
そこで、非接触タグ200が病院内の病室や手洗い場などに設けられる設置例について、図面を用いて説明する。
図5は、本実施形態に係る院内手洗い管理システム800(図1)において、非接触タグ200(図1)を病院内に設置した場合の設置例について説明した説明図である。
院内手洗い管理システム800において使用する非接触タグ200は、病室HR100では、例えば、患者Pの手首には非接触タグTG10が、病床SB11には非接触タグTG11が、病床SB12には非接触タグTG12が設置されている。これらの非接触タグTG10〜12には、患者に関する患者登録情報が記録されている。また、手洗い場HW40には、非接触タグTG13が設置されている。この非接触タグTG13には、手洗いに関する手洗い記録情報が記録されている。
また、病室HR100の出入口DR10には、非接触タグTG20が設置されている。非接触タグTG20には、病室HR100に入院する患者の患者登録情報が記録されている。また、病室HR100の出入口DR10には、消毒液が入った消毒液ボトルCL10が設置され、その消毒液ボトルCL10には、非接触タグTG30が設置されている。非接触タグTG30には、手洗いに関する手洗い記録情報が記録されている。
手洗い場HW41には、非接触タグTG21が設置されている。この非接触タグTG21には、手洗いに関する手洗い記録情報が記録されている。
医療従事者HC10は、消毒液が入った通信機能を備える携帯用消毒液ボトルであって非接触タグTG31が貼付された携帯用消毒液ボトルCL20を常時持ち運ぶとともに、非接触タグリーダ100を構成する非接触タグリーダRD10を手首などに装着している。
これにより、本実施形態では、医療従事者HC10が携帯する非接触タグリーダRD10によって、非接触タグ200を構成するいずれかの非接触タグを読み取った場合には、無線アクセスポイント300(図1など)とネットワーク700(図1など)とを介して、読み取ったタグ情報を院内手洗い監視サーバ400(図1など)に送信するようになっている。
なお、本実施形態のうち、病室HR100内における実施形態を、第1の実施形態として説明する。また、医療従事者HC10が携帯する携帯用消毒液ボトルCL20を用いた実施形態を、第2の実施形態として説明する。また、病室HR100への入室に関連する実施形態を、第3の実施形態として説明する。
(第1の実施形態)
次に、第1の実施形態に係る院内手洗い監視サーバ400の動作について、図1から図3および図5を参照しながら、説明する。
(手洗い監視処理)
図6は、第1の実施形態に係る院内手洗い管理システム800(図1)において、院内手洗い監視サーバ400(図1)が行う手洗い監視処理の動作を示したフローチャートである。図6において、Sに数字を付した符号は、フローチャートの各ステップを示している。
第1の実施形態では、図5の病室HR100において、病室HR100内に設置されている手洗い場HW40に設置された非接触タグTG13の近傍で、医療従事者HC10が手を洗ったことを記録した場合と、医療従事者HC10が患者Pの身体に対し処置を行うために、患者Pの一部に装着された非接触タグTG10または患者Pが使用する病床SB11に設置された非接触タグTG11を読み取った場合の処理の動作について説明する。
なお、手洗い監視処理は、医療従事者HC10が患者Pに対して処置を開始するためにいずれかの非接触タグの読み取りを行い、その結果により、病室HR100内で患者Pに対する処置を、実施し得るか判定するものとする。
図2のステップS005で示したように、院内手洗い監視サーバ400は、ネットワーク700を介して、無線アクセスポイント300から非接触タグ200のタグ情報を取得すると(ステップS101)、取得したそのタグ情報の種類を判別する。
例えば、院内手洗い監視サーバ400は、取得したそのタグ情報が手洗い記録情報か否かを判定するようになっており(ステップS103)、取得したそのタグ情報が手洗い記録情報の場合には(ステップS103のYES)、タグ情報取得部410は、そのタグ情報を手洗い記録情報データベース420に医療従事者ごとに記録する(ステップS105)。
この場合、タグ情報取得部410は、医療従事者HC10が手を洗った手洗い開始時刻と、その手を洗っていた時間とを手洗い記録情報をとして医療従事者ごとに記録するものとする。
そして、院内手洗い監視サーバ400の端末制御部440は、医療従事者HC10が、手洗い場HW40に設置された非接触タグTG13の近傍で手を洗っていた手洗い時間を判定し、例えば、その手洗い時間が所定の時間(例えば、30秒)以上、手を洗ったか否かにより、医療従事者HC10が十分な手洗いを行ったか否かの判定を行う(ステップS107)。
具体的には、医療従事者HC10は、手洗いの開始前と手洗いの終了後の2回、非接触タグTG13を読み込ませる。そして、院内手洗い監視サーバ400の端末制御部440は、手洗い開始時刻と、手洗い終了時刻とに基づく手洗い記録情報により、手を洗っていた時間を算出することができるので、十分な手洗い(例えば、30秒以上の手洗い)を行ったか否かの判定を行うことができる。
ここで、端末制御部440は、取得したタグ情報に記録された手洗い時間がその所定の時間未満の場合には、手洗い時間が短いことにより医療従事者HC10は十分な手洗いを行っていないと判定し(ステップS107のNO)、無線アクセスポイント300を介して非接触タグリーダ100に、手洗いを促す警告情報を送信し(ステップS113)、手洗い監視処理を終了する。
一方、取得したタグ情報に記録されていた手洗い時間がその所定の時間以上の場合には、手洗い時間が長いことにより医療従事者HC10は十分な手洗いを行ったと判定し(ステップS107のYES)、ステップS101に戻り、医療従事者HC10は、病室HR100内において、患者Pに対して処置を実施することができる。
他方、取得したそのタグ情報が手洗い記録情報ではない場合には(ステップS103のNO)、タグ情報取得部410は、患者登録情報と判定し、取得したそのタグ情報を医療従事者ごとに患者登録情報データベース430に記録する(ステップS109)。この場合、タグ情報取得部410は、病室HR100内で処置を受ける患者Pの非接触タグTG10を医療従事者HC10の非接触タグリーダ100が読み取った時刻に関する情報を、医療従事者ごとに記録する。
院内手洗い監視サーバ400の端末制御部440は、患者Pの非接触タグTG10を読み取った時刻と、医療従事者HC10が手を洗った最新の時刻(最後に手を洗った時刻)とを対比して、医療従事者HC10の手洗いは十分であるか否かを判定し、例えば、医療従事者HC10が最後に手を洗ってから所定の時間(例えば、30分)以内に、患者Pの非接触タグTG10の患者登録情報を読み取ったか否かにより、医療従事者HC10は、手洗いの必要があるか否かの判定を行う(ステップS111)。
端末制御部440は、患者登録情報を取得したとき、最後に手を洗った手洗い記録情報において、最後に手を洗ってから30分以上経過していた場合には、医療従事者HC10は手洗いの必要があると判定し(ステップS111のYES)、無線アクセスポイント300を介して、非接触タグリーダ100に、手洗いを促す警告情報を送信し(ステップS113)、手洗い監視処理を終了する。
一方、最後に手を洗った手洗い記録情報が所定の時間(例えば、30分)を経過していない場合には、端末制御部440は、医療従事者HC10は手洗いの必要がないと判定し(ステップS111のNO)、ステップS101に戻り、医療従事者HC10は、病室HR100内において、患者Pに対して処置を実施することができる。
以上説明したように、第1の実施形態に係る院内手洗い監視サーバ400は、端末制御部440が非接触タグ200のタグ情報を判別し、そのタグ情報に基づいて、医療従事者HC10が手洗いをする必要があるか否かを判定し、手洗いをする必要がある場合には、非接触タグリーダ100に手洗いを促す警告情報を送信し、医療従事者HC10に手洗いをする必要がある旨を通知する。
これにより、本実施形態に係る院内手洗い監視サーバ400は、医療従事者HC10に、手洗いを促すことができるので、医療従事者自身に手洗いを徹底させることができ、医療従事者による院内感染を予防することができる。
また、本実施形態では、院内手洗い監視サーバ400は、ネットワーク700を介して、非接触タグリーダ100に手洗いを促す警告情報を送信するようになっていたが、これに限定されるものではない。
例えば、端末制御部440は、非接触タグリーダ100に関連付けられた医療従業者が有する携帯型電子カルテ端末600を医療従事者データベース450から検索して、その携帯型電子カルテ端末600に手洗いを促す警告情報を通知してもよい。さらに、端末制御部440は、携帯型電子カルテ端末600に患者Pの電子カルテを表示させないように、電子カルテサーバ500に制限をかけるようにしてもよい。
この場合、病室HR100において、医療従事者HC10が手洗いをしなければ、電子カルテの情報を切り替えることができないように制御することができるので、医療従事者の衛生度や清潔性を向上させることができる。
また、ステップS107において、端末制御部440は、所定の時間の手洗い時間を判定するようになっていたが、第1の実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、手洗いの時間だけでなく、手洗いの開始から手洗いが終了するまでに他の処理を受け付けないようにしてもよい。
具体的には、手洗いの開始から終了するまでは、携帯型電子カルテ端末600に患者情報を表示する処理を受け付けないように設定し、病床SB11の非接触タグTG11や病床SB12の非接触タグTG12のタグ情報の読み取り処理を受け付けないように制限を課してもよい。
また、手洗い監視サーバ400の端末制御部440は、病室HR100内にいる医療従事者HC10に、病室HR100に設置された所定の手洗い場HW40で手を洗うことを義務付けて、手洗い場HW40の非接触タグTG13の近傍で手洗い記録が登録されない場合は、病床SB11の非接触タグTG11や病床SB11の非接触タグTG11のタグ情報を読み出せないように制御してもよい。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、医療従事者HC10が手を洗った時刻や手洗い時間に基づいて、医療従事者HCの手洗いが十分であるか否かを判定するようになっていた。
第2の実施形態では、医療従事者HC10が、消毒液が入った携帯用消毒液ボトルCL20を携帯し、その消毒液で医療従事者HC10が手を消毒した場合も医療従事者HC10が手を洗ったと認定し、医療従事者HC10が手洗いをする必要があるか否かの判定を行うようになっている。
具体的には、医療従事者HC10は、非接触タグリーダ100および携帯型電子カルテ端末600とともに、通信機能を備えた携帯可能な携帯用消毒液ボトルCL20を持ち運ぶ。
この場合、院内手洗い監視サーバ400は、携帯用消毒液ボトルCL20を用いて手を消毒する所作を手洗い記録情報として扱い、端末制御部440は、患者登録情報を取得したときは、携帯用消毒液ボトルCL20から送信された手洗い記録情報に基づいて、非接触タグリーダ100を携帯する医療従事者HC10の手洗いが十分であるか否かを判定する。
例えば、通信機能を備えた携帯用消毒液ボトルCL20は、医療従事者HC10がノズルを押したりホースのコードを伸ばす所作により、医療従事者HC10が消毒をしたことを示す旨の送信を行うことができる。したがって、携帯用消毒液ボトルCL20を使用する場合には、例えば、ノズルを3回押すことにより、30秒分の手洗いに相当するように携帯用消毒液ボトルCL20の使用と手洗い時間との関係を予め関連付けておくことが望ましい。
端末制御部440は、非接触タグリーダ100を携帯する医療従事者HC10の手洗いが十分でないと判定したときは、非接触タグリーダ100または携帯型電子カルテ端末600に、第1の実施形態と同様に、手洗いを促す警告情報を送信する。
これにより、第2の実施形態では、医療従事者HC10が手元で手の消毒を行うことができるので、第1の実施形態に加え、さらに迅速な手洗い(消毒)を行うことができるとともに、患者に対する早急な対応を行うことができる。
(第3の実施形態)
第1および第2の実施形態では、医療従事者HC10が手を洗った時刻や手洗い時間に基づいて、医療従事者HC10の手洗いが十分であるか否かを判定し、非接触タグリーダ100や携帯型電子カルテ端末600に手洗いを促す警告情報を通知するようになっていた。
第3の実施形態では、第1または第2の実施形態に加え、医療従事者HC10が手を洗った時刻や手洗い時間に基づいて、病室HR100へ入室するための出入口DR10の開閉をさらに制御するようになっている。
例えば、病室HR100の出入口DR10に設置された非接触タグTG20に、病室HR100に入院している患者に関する登録情報(以下、これを入院患者情報という。)を記録させる。院内手洗い監視サーバ400の端末制御部440は、入室患者情報を取得したとき、手洗いまたは消毒したことを示す手洗い記録情報に基づいて、非接触タグリーダ100を携帯する医療従事者HC10の手洗いが十分であるか否かを判定し、その非接触タグリーダ100を携帯する医療従事者HC10の手洗いが十分でないと判定されたときは、その非接触タグリーダ100を携帯する医療従事者HC10が病室HR100へ入室することを、出入口DR10の開けないことによって制限する。
この場合、院内手洗い監視サーバ400の端末制御部440は、例えば、医療従事者HC10がさらに所定の時間の間に、病室HR100の外にある手洗い場HW41での手洗いや、病室HR100の外において消毒液ボトルCL10による消毒を行わない場合には、非接触タグリーダ100や携帯型電子カルテ端末600に入室禁止情報を表示したり、音声により警告情報を通知する。
一方、院内手洗い監視サーバ400の端末制御部440は、所定の時間内(例えば、3分以内)に、病室HR100の外にある手洗い場HW41での手洗いや、病室HR100の外において消毒液ボトルCL10による消毒を医療従事者HC10が行った場合には、病室HR100への入室を許可し、出入口DR10を開けるようにすることで、病室HR100内の衛生度と清潔性を保つことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
また、本発明の実施形態では、フローチャートの各ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
100 非接触タグリーダ
110 読取部
120 識別情報送信部
130 警告情報受信部
140 警告情報表示部
200 非接触タグ
300 無線アクセスポイント
400 院内手洗い監視サーバ
410 タグ情報取得部
420 手洗い記録情報データベース
430 患者登録情報データベース
440 端末制御部
441 判定部
450 医療従事者データベース
471 CPU
472 ROM
473 RAM
474 ネットワークインターフェース部
475 操作部
476 表示部
477 記憶部
478 内部バス
500 電子カルテサーバ
600 携帯型電子カルテ端末
700 ネットワーク
800 院内手洗い管理システム

Claims (9)

  1. 患者の医用情報を記憶する医用情報記憶手段と、
    医用従事者の手洗いに関する情報を記憶する手洗い情報記憶手段と、
    患者の医用情報を表示する医用情報表示手段と、を備えるとともに、
    前記手洗い情報記憶手段に記憶された手洗いに関する情報に基づいて、前記医用情報の表示を要求した医用従事者の手洗い状況の適否を判断する判定手段と、
    前記判定手段において不適と判断された時に、警告の出力、または、前記医用情報の表示の制限の少なくとも一方を行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする医療情報管理システム。
  2. 医療従事者に携帯され、かつ非接触タグからタグ情報を取得する非接触タグリーダと、前記非接触タグリーダが取得した前記タグ情報を管理する医療情報管理サーバとを備える医療情報管理システムであって、
    前記非接触タグリーダは、
    前記非接触タグに設けられた前記タグ情報を読み取る読取部と、
    読み取った前記タグ情報とそのタグ情報を読み取った時刻情報とを、前記医療情報管理サーバに送信する識別情報送信部と、
    前記非接触タグリーダを携帯する医療従事者に手洗いを促す警告情報を、前記医療情報管理サーバから受信する警告情報受信部と、
    受信した前記手洗いを促す警告情報を表示する警告情報表示部と、を備え、
    前記医療情報管理サーバは、
    送信された前記タグ情報と前記読み取った時刻情報とを取得するタグ情報取得部と、
    取得した前記タグ情報と前記読み取った時刻情報とに基づいて、前記非接触タグリーダの制御を行う端末制御部と、を備え、
    前記タグ情報は、
    手洗いをしたことを示す手洗い記録情報と、患者に関する患者登録情報とを含み、
    前記端末制御部は、
    前記患者登録情報を取得したときは、前記非接触タグリーダから取得した前記手洗い記録情報に基づいて、前記非接触タグリーダを携帯する医療従事者が手洗いを十分行ったか否かを判定し、前記医療従事者の手洗いが十分ではないと判定されたときは、その非接触タグリーダを携帯する医療従事者に前記手洗いを促す警告情報を、前記非接触タグリーダに送信する
    ことを特徴とする医療情報管理システム。
  3. 前記非接触タグリーダを携帯する医療従事者に関連付けられるとともに、その医療従事者に携帯され、患者に関する患者情報を表示する携帯型電子カルテ端末をさらに備え、
    前記端末制御部は、
    前記医療従事者の手洗いが十分ではないと判定されたときは、前記非接触タグリーダを携帯する医療従事者に前記手洗いを促す警告情報を、前記非接触タグリーダか、またはその非接触タグリーダを携帯する医療従事者に関連付けられた前記携帯型電子カルテ端末に送信する
    ことを特徴とする請求項2に記載の医療情報管理システム。
  4. 前記端末制御部は、
    前記患者登録情報を取得したときは、最新の前記手洗い記録情報が読み取られた時刻から所定の時間以上経過していたときに前記非接触タグリーダを携帯する医療従事者は手を洗う必要があると判定し、前記非接触タグリーダを携帯する医療従事者に前記手洗いを促す警告情報を、前記非接触タグリーダまたは前記携帯型電子カルテ端末に送信する
    ことを特徴とする請求項3に記載の医療情報管理システム。
  5. 前記端末制御部は、
    前記手洗い記録情報において、手を洗った時間の長さに該当する手洗い時間に基づいて、前記非接触タグリーダを携帯する医療従事者が十分手洗いを行ったか否かを判定し、その医療従事者の手洗いが十分ではないと判定されたときは、その非接触タグリーダを携帯する医療従事者に前記手洗いを促す警告情報を送信する
    ことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の医療情報管理システム。
  6. 前記端末制御部は、
    前記患者登録情報を取得したときは、前記非接触タグリーダから取得した前記手洗い記録情報に基づいて、前記非接触タグリーダを携帯する医療従事者が手洗いを十分行ったか否かを判定し、前記非接触タグリーダを携帯する医療従事者の手洗いが十分でないと判定されたときは、前記患者登録情報に関連づけられた前記患者情報を前記携帯型電子カルテ端末に表示させないように制御する
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の医療情報管理システム。
  7. 前記非接触タグリーダとともに携帯され、消毒液が入った通信機能を備えた消毒液ボトルを具備し、
    前記消毒液を用いて手を消毒する所作を前記手洗い記録情報として扱い、
    前記端末制御部は、
    前記患者登録情報を取得したときは、前記消毒液ボトルから送信された前記手洗い記録情報に基づいて、前記非接触タグリーダを携帯する医療従事者が手洗いを十分行ったか否かを判定し、その非接触タグリーダを携帯する医療従事者の手洗いが十分でないと判定されたときは、前記手洗いを促す警告情報を送信する
    ことを特徴とする請求項2から6のいずれか1項に記載の医療情報管理システム。
  8. 前記患者登録情報は、病室に入室している患者に関する登録情報をさらに含み、
    前記端末制御部は、
    前記患者登録情報を取得したときは、前記手洗い記録情報に基づいて、前記非接触タグリーダを携帯する医療従事者が手洗いを十分行ったか否かを判定し、その非接触タグリーダを携帯する医療従事者の手洗いが十分でないと判定されたときは、その非接触タグリーダを携帯する医療従事者が前記病室へ入室することを制限する
    ことを特徴とする請求項2から7のいずれか1項に記載の医療情報管理システム。
  9. 非接触タグリーダが取得したタグ情報を管理する医療情報管理サーバであって、
    前記タグ情報と、そのタグ情報を読み取った時刻情報とを取得するタグ情報取得部と、
    取得した前記タグ情報と前記読み取った時刻情報とに基づいて、外部端末の処理の制御を行う端末制御部と、を備え、
    前記タグ情報は、
    手洗いをしたことを示す手洗い記録情報と、患者に関する患者登録情報とを含み、
    前記端末制御部は、
    前記患者登録情報を取得したときは、前記非接触タグリーダから取得した前記手洗い記録情報に基づいて、前記非接触タグリーダを携帯する医療従事者が手洗いを十分行ったか否かを判定し、前記医療従事者の手洗いが十分ではないと判定されたときは、その非接触タグリーダを携帯する医療従事者に手洗いを促す警告情報を、前記外部端末に送信する
    ことを特徴とする医療情報管理サーバ。
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