JP2015152358A - 電流検出用磁気コアおよびそれを用いた電流検出構造 - Google Patents

電流検出用磁気コアおよびそれを用いた電流検出構造 Download PDF

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Abstract

【課題】 材料費および組立工数が増加することのない、しかも、組立性が向上した電流検出構造、およびこれに用いられる電流検出用磁気コアを提供する。
【解決手段】 電流検出構造11は、電流検出用磁気コア12,12、これと電流線4,4との相互位置を保持するケース13、印刷配線基板1に実装された磁気センサ2,2、および印刷配線基板1を保持する印刷配線基板保持機構を備える。ケース13は、筒状部13a,13aに電流線4,4を収容して電流検出用磁気コア12,12が固定されることで、電流検出用磁気コア12,12と電流線4,4との相互位置を保持すると共に、これらの間を電気的に絶縁分離する。電流検出用磁気コア12,12の両端部12a,12aは、被測定電流が流れる方向Aを横切る方向Bに所定長延在し、被測定電流が流れる方向Aと平行な水平方向Cに離間してエアギャップ12cを形成する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、エアギャップに被測定電流の流れに応じた磁気を生じさせる電流検出用磁気コアおよびそれを用いた電流検出構造に関するものである。
従来、電流を計測するための手段として、磁性材料で作られた磁気コアが用いられている。磁気コアは、被測定電流が流れる導体の周囲に置かれ、磁気コアの両端部間に形成されたエアギャップにホール素子やコイルなどの磁気センサが配置される。磁気センサには磁気コアから被測定電流に応じた磁気が安定して供給され、この磁気が磁気センサによって検出されることで、導体に流れる被測定電流が測定される。従来この種の電流検出用磁気コアとしては、例えば、特許文献1に開示された、積層板が所定枚数積層されて構成される積層磁気コアなどがある。
磁気センサはセンサ配線の合理性により印刷配線基板に実装されることが多く、磁気の検出方向は基板実装面に垂直な場合と水平な場合とがある。基板実装面に垂直な方向の磁気を検出する場合、例えば、電子式電力量計においては、図1(b)の側面図に示すように、印刷配線基板1に実装された磁気センサ2は、印刷配線基板1の面方向に開口した磁気コア3のエアギャップ中に配置される。磁気コア3は、被測定電流が流れる電流線4を囲んで設けられ、印刷配線基板1には電子式電力量計が計測した電力量を表示する液晶表示器5も実装されている。
図1(a)は、上記の電子式電力量計内部の概略構成を示す正面図である。電子式電力量計は電源端子1S,2S,3Sおよび負荷端子1L,2L,3L間が電流線4によって図示するように接続され、磁気コア3は、電源端子1Sおよび負荷端子1L間を接続する電流線4、および電源端子3Sおよび負荷端子3L間を接続する電流線4を囲んで一対設けられている。磁気センサ2で検出される磁気は印刷配線基板1に形成される電子回路におけるMPU(不図示)によって電流線4を流れる電流に変換され、電源端子1S,2S,3Sから印刷配線基板1に入力される電圧と乗算されることで、電力量が演算される。演算された電力量は液晶表示器5に表示される。
特開2011−35083号公報
上記従来の磁気コア3を用いた電流検出構造は、磁気センサ2で検出される信号を処理する電子回路および磁気センサ2自体が1枚の印刷配線基板1に構成されるため、実装コストや材料費だけを考慮すると、安価に製作することができて好ましい。
一方、上記の電子式電力量計や配線用遮断器のような配電機器は、電源端子および負荷端子の端子配列が例えば図1(a)のように規格化されている。したがって、機器内部における電流線4の形状が複雑になり、印刷配線基板1に実装された磁気センサ2を磁気コア3の両端部が挟むように、磁気コア3を機器に組み込むことは容易ではない。このため、図2(a)に示すように機器内部における電流線4の形状を単純化し、磁気センサ2を印刷配線基板1とは別の小さな印刷配線基板6に実装することで、磁気コア3を組み込み易くことが考えられる。なお、図2において図1と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。しかし、この構成においては、組立性は向上するものの、磁気センサ2を実装する印刷配線基板6は、MPUや液晶表示器5が実装される印刷配線基板1から分離しなければならない。図2(b)は、この際の電子式電力量計内部の概略構成を示す側面図である。
また、磁気センサ2,磁気コア3,および電流線4の相対位置関係は直接計器の計測精度に影響するので、電流検出構造は堅牢となるよう、かつ、部品相互の電気絶縁がとれるようにも、考慮しなくてはならない。このため、図3(a)の分解斜視図に示すように、磁気コア3および印刷配線基板6をケース7に収容し、このケース7に電流線4を挿通して、図3(b)の外観斜視図に示す電流検出構造にすることが考えられる。しかし、この構成においては、印刷配線基板6と印刷配線基板1との間を電気的に接続するため、フラットケーブル等のリード線8およびコネクタ9を用いて、印刷配線基板6からの信号を印刷配線基板1へ伝達する必要がある。したがって、この構成においては、リード線8やコネクタ9等の部品数が増え、組立工数が増加することとなる。特に、磁気センサ2がピン数が多いホールLSI等から構成される場合には、印刷配線基板1に接続するためのリード線8の線数が増加するため、不利になる。
すなわち、図1に示す従来の磁気コア3および電流検出構造では、1枚の印刷配線基板1にMPU等からなる電子回路と共に磁気センサ2を実装でき、回路基板関係の材料費は低減されるが、電流線4が複雑になって組立性が悪くなる。また、電流検出構造の堅牢性を実現するのにはさらに部材が必要になる可能性がある。一方、図2および図3に示す電流検出構造では、組立性は向上するものの、リード線8やコネクタ9によって材料費および組立工数が増加する。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、
被測定電流が流れる電流線を囲み、両端部間に形成されるエアギャップに被測定電流の流れに応じた磁気を生じさせる電流検出用磁気コアにおいて、
両端部が被測定電流が流れる方向と平行な方向(以下、水平方向と記す)に離間し、水平方向に磁気を生じさせることを特徴とする。
従来の構成では、印刷配線基板に実装された磁気センサを磁気コアの両端部間に挟むため、磁気コアの両端部間を被測定電流が流れる方向と垂直な方向(以下、垂直方向と記す)に離間させて、両端部間に形成されるエアギャップを印刷配線基板の基板面と平行な方向に開口させ、垂直方向に磁気を生じさせる必要があった。しかし、本構成によれば、電流検出用磁気コアの両端部を水平方向に離間させ、両端部間に形成されるエアギャップを垂直方向に開口させて、水平方向に磁気を生じさせることができる。このため、印刷配線基板の基板面を垂直方向に向けることで、印刷配線基板の磁気センサが実装された部分を、垂直方向から容易にエアギャップに位置させることができる。したがって、被測定電流が流れる電流線が水平方向において複雑な形状をしていても、印刷配線基板を分離すること無く、磁気センサを容易にエアギャップ中に位置させることができる。よって、本構成の電流検出用磁気コアを用いることで、リード線やコネクタといった部品が不要で材料費および組立工数が増加することのない、しかも、組立性が向上した電流検出構造を構成することができる。
また、本発明は、被測定電流が流れる方向を横切る方向に所定長延在して水平方向に離間して相互に対向することでエアギャップを形成する両端部と、電流線を囲んで両端部間をつなぐ本体部とから、電流検出用磁気コアが構成されることを特徴とする。
本構成によれば、電流線を流れる被測定電流は、その流れる方向に直交する面方向において、電流検出用磁気コアの電流線を囲む本体部に沿って磁気を生じさせる。この磁気は、電流検出用磁気コアの両端部が、被測定電流が流れる方向を横切る方向に所定長延在して、水平方向に離間しているため、この両端部間に形成されるエアギャップにおいて、水平方向に向きが変えられる。
また、本発明は、上記のいずれかの電流検出用磁気コアと、この電流検出用磁気コアと電流線との間を電気的に絶縁分離すると共に電流検出用磁気コアと電流線との相互位置を保持するケースと、印刷配線基板の端部がエアギャップ中に挿入されることでエアギャップ中に位置させられる印刷配線基板に実装された磁気センサと、この磁気センサがエアギャップ中に位置した状態に印刷配線基板を保持する印刷配線基板保持機構とを備えて、電流検出構造を構成した。
本構成によれば、電流検出用磁気コアは、ケースによって電流線と相互位置が保持されると共に、電流線との間が電気的に絶縁分離されて、エアギャップが垂直方向に向けられる。この状態で、垂直方向から端部がエアギャップ中に挿入された印刷配線基板が印刷配線基板保持機構によって保持されることで、印刷配線基板に実装された磁気センサがエアギャップ中に位置させられて、電流検出構造が構成される。このため、電流検出の計測精度に影響を及ぼす、磁気センサ,磁気コア,および電流線の相対位置関係は、ケースおよび印刷配線基板保持機構によって確実に保持されるので、堅牢で、かつ、部品相互の電気絶縁をとれる電流検出構造を組立性よく構成することができる。
また、本発明は、
ケースが、電流線が挿通されて電流線の周囲を囲む筒状部と、この筒状部を囲む位置に電流検出用磁気コアを固定させる固定部とを備え、
印刷配線基板保持機構が、エアギャップに連通してエアギャップを挟む位置のケースに設けられた印刷配線基板の端部が挿入される切り欠き部と、ケースを支持する支持体または収納する筐体に設けられた印刷配線基板の他端部を保持する保持部とから構成されることを特徴とする。
本構成によれば、電流線がケースの筒状部に挿通されて、電流検出用磁気コアが筒状部を囲む位置でケースの固定部に固定されることで、電流線と電流検出用磁気コアとの相対位置が保持されると共に、これら相互間の電気絶縁がとられる。また、印刷配線基板の端部が、エアギャップに連通してエアギャップを挟む位置のケースに設けられた切り欠き部に挿入されて、印刷配線基板の他端部が、ケースを支持する支持体または収納する筐体に設けられた保持部に保持されることで、印刷配線基板に実装された磁気センサとケースに固定された電流検出用磁気コアとの相対位置が保持される。したがって、磁気センサ,磁気コア,および電流線の相対位置関係は、ケースおよび印刷配線基板保持機構によって確実に保持される。
また、本発明は、
ケースが、電流線を載置して固定する端子部と、電流線に触れずに電流線を囲む位置に電流検出用磁気コアを固定する固定部とを備え、
印刷配線基板保持機構が、エアギャップをケースの外部に臨ませるケースに形成された開口部と、印刷配線基板に設けられ開口部に嵌合することで磁気センサがエアギャップ中に位置する状態に印刷配線基板を保持する嵌合部とから構成されることを特徴とする。
本構成によれば、電流線がケースの端子部に載置されて固定され、電流検出用磁気コアがケースの固定部に固定されることで、電流検出用磁気コアは電流線に触れずに電流線を囲む位置に固定され、電流線と電流検出用磁気コアとの相対位置が保持されると共に、これら相互間の電気絶縁がとられる。また、エアギャップをケースの外部に臨ませるケースに形成された開口部に、印刷配線基板に設けられた嵌合部を嵌合させることで、印刷配線基板に実装された磁気センサがエアギャップ中に位置する状態に保持され、磁気センサと電流検出用磁気コアとの相対位置が保持される。したがって、磁気センサ,磁気コア,および電流線の相対位置関係は、ケースおよび印刷配線基板保持機構によって確実に保持される。
また、本発明は、
ケースが、電流検出用磁気コアを電気絶縁材が覆って形成され、両端部間の間隙部が電流線の外形が通る距離離間して形成され、間隙部を介して電流線が両端部の延在方向と平行に組み込まれた状態で電流線が延びる方向と直交する方向に回動されると互いに対向する方向から電流線を囲む半巻き部を備え、
印刷配線基板保持機構が、半巻き部が互いに対向する方向から電流線を囲んだ状態のケースに係合することで、間隙部に磁気センサが位置する状態に印刷配線基板を保持する保持体から構成されることを特徴とする。
本構成によれば、ケースの間隙部を介して電流線が両端部の延在方向と平行にケースに組み込まれた状態で、電流線が延びる方向と直交する方向にケースが回動されると、ケースの半巻き部が互いに対向する方向から電流線を囲み、電流線と電流検出用磁気コアとの相対位置が保持されると共に、これら相互間の電気絶縁がとられる。また、半巻き部が互いに対向する方向から電流線を囲んだ状態のケースに、印刷配線基板保持機構を構成する保持体が係合することで、ケースの間隙部分に磁気センサが位置する状態に印刷配線基板が保持され、磁気センサと電流検出用磁気コアとの相対位置が保持される。したがって、磁気センサ,磁気コア,および電流線の相対位置関係は、ケースおよび印刷配線基板保持機構によって確実に保持される。
本発明によれば、リード線やコネクタといった部品が不要で材料費および組立工数が増加することのない、しかも、組立性が向上した電流検出構造、およびこれに用いられる電流検出用磁気コアを提供することができる。
(a)は、従来の電流検出構造を備えた電子式電力量計内部の概略構成を示す正面図、(b)は側面図である。 (a)は、従来の他の電流検出構造を備えた電子式電力量計内部の概略構成を示す正面図、(b)は側面図である。 図2に示す従来の他の電流検出構造の分解斜視図、(b)は外観斜視図である。 本発明の第1の実施の形態による電流検出構造の分解斜視図である。 図4に示す電流検出構造のケース組立部分の分解斜視図である。 本発明の第1の実施の形態による電流検出構造の外観斜視図である。 (a)は、本発明の第2の実施の形態による電流検出構造を備えた配線用遮断器の正面図、(b)は側面図、(c)は斜視図である。 (a)は、既設の電流線に流れる被測定電流を検出する本発明の第3の実施の形態による電流検出構造を示す斜視図、(b)は(a)に示すb方向から見た電流検出構造の一部破断平面図、(c)は(b)に示すc方向から見た電流検出構造の縦側断面図、(d)および(e)は第3の実施の形態による電流検出構造の組み立てを説明するための斜視図である。
次に、本発明による電流検出用磁気コアおよびそれを用いた電流検出構造を電子式電力量計に適用した、本発明を実施するための形態について説明する。
図4は、本発明の第1の実施の形態による電流検出構造11の分解斜視図である。なお、同図において図1と同一または相当する部分には同一符号を付して説明する。
本実施の形態による電流検出構造11は、一対の電流検出用磁気コア12,12、各電流検出用磁気コア12,12と各電流線4,4との相互位置を保持するケース13、印刷配線基板1に実装された一対の磁気センサ2,2、および印刷配線基板1を保持する後述する印刷配線基板保持機構を備えて、構成される。この電流検出構造11においては、各電流線4,4を流れる被測定電流が各電流検出用磁気コア12,12によってその大きさに応じた磁気に変換され、磁気センサ2,2によって検出される。磁気センサ2,2によって検出される磁気は、印刷配線基板1に形成される電子回路におけるMPU(不図示)によって電流線4,4を流れる電流に変換され、電源端子1S,2S,3Sから印刷配線基板1に入力される電圧と乗算されることで、電力量が演算される。印刷配線基板1には液晶表示器5が実装されており、液晶表示器5には演算される電力量が表示される。
図5は、電流検出用磁気コア12,12を具備したケース組立部分14の分解斜視図である。
ケース13は、電流線4,4が挿通されて電流線4,4の周囲を囲む筒状部13a,13aと、この筒状部13a,13aを囲む位置に電流検出用磁気コア12,12を固定させる、垂直面部13b,13bおよび水平面部13c,13cからなる固定部とを備える。電流検出用磁気コア12,12は、これら垂直面部13b,13bおよび水平面部13c,13cに接着材で固定される。ケース13は、電気絶縁性を有する樹脂などから形成され、筒状部13a,13aに電流線4,4を収容して電流検出用磁気コア12,12が固定部に固定されることで、電流検出用磁気コア12,12と電流線4,4との相互位置を保持すると共に、これらの間を電気的に絶縁分離する。筒状部13a,13aに電流線4,4が挿通されることで、各電流検出用磁気コア12,12は電流線4,4を囲む位置に配置される。
各電流検出用磁気コア12,12は、それぞれ、両端部12a,12aと本体部12bとから構成される。両端部12a,12aは、被測定電流が流れる方向Aを横切る方向Bに所定長延在して、被測定電流が流れる方向Aと平行な方向C(以下、水平方向Cと記す)に離間して相互に対向することで、エアギャップ12cを形成する。本体部12bは、電流線4を囲んで両端部12a,12a間をつなぐ。このため、電流検出用磁気コア12,12は、電流線4に被測定電流が流れると、両端部12a,12a間に形成されるエアギャップ12cに、被測定電流の流れに応じた磁気を水平方向Cに生じさせる。
本実施の形態では、電流検出用磁気コア12,12は、Lの字状に打ち抜きプレス加工された複数枚の軟磁性板等の金属製板状部品が積層されて、形成されている。しかし、このような形状をした電流検出用磁気コア12,12は、1枚の金属製板状部品が折り曲げプレス加工されても、または、粉末焼結材料が焼成加工されても、または、粉末固形材料が圧粉加工されても、または、金属粉末が射出成型加工されても、同様に形成される。
ケース13には、図4に示すように、各エアギャップ12cに連通して各エアギャップ12cを挟む位置に、溝状の切り欠き部13dが合計で4箇所に設けられている。各切り欠き部13dには印刷配線基板1の下端部1aが挿入され、各切り欠き部13dは印刷配線基板1の一端部である下端部1aを保持する。また、ケース13を支持する不図示の計器支持体、またはケース13を収納する電子式電力量計の不図示の筐体には、印刷配線基板1の両側端部1b,1bが挿入される溝、およびこの溝に挿入された印刷配線基板1を固定するラッチ部が設けられている。ラッチ部は、解除されない限り、印刷配線基板1を溝から抜けさせない構造になっている。これら溝およびラッチ部は、印刷配線基板1の他端部である両側端部1b,1bを保持する保持部を構成する。また、ケース13に設けられた各切り欠き部13d、並びに不図示の計器支持体または筐体に設けられた上記の溝およびラッチ部は、磁気センサ2,2がエアギャップ12c,12c中に位置した状態に印刷配線基板1を保持する印刷配線基板保持機構を構成する。この印刷配線基板保持機構は、エアギャップ12c,12cの中心位置と磁気センサ2,2の検出中心が合致する位置関係に、印刷配線基板1を保持する。
図6は、この印刷配線基板保持機構によって印刷配線基板1がケース組立部分14に保持された状態における、電流検出構造11の外観斜視図である。なお、同図において図4と同一または相当する部分には同一符号を付してその説明は省略する。
本実施の形態の電流検出構造11では、上記のように印刷配線基板1の下端部1aがエアギャップ12c,12c中に挿入されて、印刷配線基板1がケース組立部分14に保持されることで、磁気センサ2,2はエアギャップ12c,12c中に位置させられる。本実施の形態では、ケース13に各部品を組み込むことで電流検出構造11を組み立てているが、ケース13の代替えとしてインサート成形で組み立てるようにしてもよい。
従来の電流検出構造では、印刷配線基板1に実装された磁気センサ2を磁気コア3の両端部間に挟むため、図1(b)や図2(b)に示すように、磁気コア3の両端部間を被測定電流が流れる方向Aと垂直な方向D(以下、垂直方向Dと記す)に離間させて、磁気コア3の両端部間に形成されるエアギャップを印刷配線基板1の基板面と平行な方向に開口させ、垂直方向Dに磁気を生じさせる必要があった。
しかし、本実施の形態の電流検出構造11によれば、図5に示すように、電流検出用磁気コア12,12の両端部12a,12aを水平方向Cに離間させ、両端部12a,12a間に形成されるエアギャップ12cを垂直方向Dに開口させて、水平方向Cに磁気を生じさせることができる。つまり、電流線4,4を流れる被測定電流は、その流れる方向Aに直交する面方向において、電流検出用磁気コア12,12の電流線4,4を囲む本体部12b,12bに沿って磁気を生じさせる。この磁気は、電流検出用磁気コア12,12の両端部12a,12aが、被測定電流が流れる方向Aを横切る方向Bに所定長延在して、水平方向Cに離間しているため、この両端部12a,12a間に形成されるエアギャップ12c,12cにおいて、水平方向Cに向きが変えられる。
このため、印刷配線基板1の基板面を図4に示すように垂直方向Dに向けることで、印刷配線基板1の磁気センサ2,2が実装された部分を、垂直方向Dから容易にエアギャップ12c,12cに位置させることができる。したがって、被測定電流が流れる電流線4,4が図1(a)に示すように水平方向Cにおいて複雑な形状をしていても、印刷配線基板1を図2に示すように分離すること無く、図6に示すように、磁気センサ2,2を容易にエアギャップ12c,12c中に位置させることができる。よって、本実施の形態の電流検出用磁気コア12,12を用いることで、図3に示すリード線8やコネクタ9といった部品材料およびリード線接続工数が不要で、材料費および組立工数が増加することのない、しかも、組立性が向上した電流検出構造11を構成することができる。
また、本実施の形態の電流検出構造11によれば、電流線4,4がケース13の筒状部13a,13aに挿通されて、電流検出用磁気コア12,12が筒状部13a,13aを囲む位置でケース13の固定部に固定されることで、電流検出用磁気コア12,12は、ケース13によって電流線4,4と相互位置が保持されると共に、電流線4,4との間が電気的に絶縁分離されて、エアギャップ12c,12cが垂直方向Dに向けられる。この状態で、印刷配線基板1の下端部1aがケース13に設けられた各切り欠き部13dに垂直方向Dから挿入され、印刷配線基板1の両側端部1b,1bが、計器支持体または筐体に設けられた溝およびラッチ部に保持されて、下端部1aがエアギャップ12c,12c中に挿入された状態に印刷配線基板1が印刷配線基板保持機構によって保持されることで、磁気センサ2,2がエアギャップ12c,12c中に位置させられ、磁気センサ2,2と電流検出用磁気コア12,12との相対位置が保持されて、電流検出構造11が構成される。
このため、電流検出の計測精度に影響を及ぼす、磁気センサ2,2,磁気コア12,12,および電流線4,4の相対位置関係は、ケース13および印刷配線基板保持機構によって確実に保持されるので、堅牢で、かつ、部品相互の電気絶縁をとれる電流検出構造11を組立性よく構成することができる。特に、本実施の形態では、電流検出用磁気コア12,12を組み込む電流線4,4の近傍部分が高剛性な直線状となっているため、堅牢性が向上する。また、印刷配線基板1は、磁気センサ2,2の両側がケース13の各切り欠き部13dに拘束されるので、最も変化を感知する磁気方向には寸法変化し難く、安定性も向上する。また、電流検出用磁気コア12,12と電流線4,4との組み立ては、電流線4,4が直線状であるので組み立て易く、しかも、電流線4,4の材料歩留まりも向上する。
次に、本発明による電流検出用磁気コアおよびそれを用いた電流検出構造を配線用遮断器に適用した、本発明を実施するための形態について説明する。
図7(a)は、本発明の第2の実施の形態によるこの電流検出構造を備えた配線用遮断器21の正面図、同図(b)は側面図、同図(c)は斜視図である。なお、同図において図4と同一または相当する部分には同一符号を付して説明する。
本実施の形態による電流検出構造は、一対の電流検出用磁気コア12,12、各電流検出用磁気コア12,12と各電流線4,4との相互位置を保持するケース22、印刷配線基板1に実装された一対の磁気センサ2,2、および印刷配線基板1を保持する次述する印刷配線基板保持機構を備えて、構成される。
ケース22は、同図(b)に示す、電流線4,4を載置して端子ネジ25等で固定する端子部22aと、電流線4,4に触れずに電流線4,4を囲む位置に電流検出用磁気コア12,12を接着材等で固定する固定部22bとを備える。印刷配線基板保持機構は、ケース22に形成された開口部22cと、印刷配線基板1に設けられた嵌合部23とから構成される。開口部22cは、電流検出用磁気コア12,12のエアギャップ12c,12cをケース22の外部に臨ませて、ケース22に形成されている。嵌合部23は、印刷配線基板1の上端部を樹脂で覆って形成され、開口部22cの開口形状に嵌まり合う直方体状の外形形状を有する。印刷配線基板1およびこれに一体に形成された嵌合部23は、カード状の計測・通信モジュールを構成する。この計測・通信モジュールが同図(c)に示すように開口部22cに差し込まれ、嵌合部23が開口部22cに嵌合することで、印刷配線基板1は、磁気センサ2,2が電流検出用磁気コア12,12のエアギャップ12c,12c中に位置する状態に、保持される。この状態で、電流線4,4を流れる被測定電流の電流計測が可能になる。
この電流検出構造においても、各電流線4,4を流れる被測定電流が各電流検出用磁気コア12,12によってその大きさに応じた磁気に変換され、磁気センサ2,2によって検出される。磁気センサ2,2によって検出される磁気は、印刷配線基板1に形成される演算回路によって電流線4,4を流れる電流に変換される。本実施の形態では上記の第1の実施の形態とは異なり、印刷配線基板1には液晶表示器5が実装されておらず、演算回路によって演算された電流は印刷配線基板1に形成された通信回路によってリード線24を介して送出される。なお、印刷配線基板1に電源端子1S,2S,3Sから電圧を入力し、演算回路によって電流と乗算することで、電力量を計測することも可能となる。
この第2の実施形態による電流検出構造によっても上記の第1の実施形態による電流検出構造11と同様な作用効果が奏され、被測定電流が流れる電流線4,4が水平方向Cにおいて複雑な形状をしていても、印刷配線基板1を分離すること無く、磁気センサ2,2を容易にエアギャップ12c,12c中に位置させることができる電流検出構造を組立性よく構成することができる。
また、第2の実施形態による電流検出構造によれば、電流線4,4がケース22の端子部22aに載置されて固定され、電流検出用磁気コア12,12がケース22の固定部22bに固定されることで、電流検出用磁気コア12,12は電流線4,4に触れずに電流線4,4を囲む位置に固定され、電流線4,4と電流検出用磁気コア12,12との相対位置が保持されると共に、これら相互間の電気絶縁がとられる。また、ケース22に形成された開口部22cに印刷配線基板1に設けられた嵌合部23を嵌合させることで、印刷配線基板1に実装された磁気センサ2,2がエアギャップ12c,12c中に位置する状態に保持され、磁気センサ2,2と電流検出用磁気コア12,12との相対位置が保持される。したがって、磁気センサ2,2,磁気コア12,12,および電流線4,4の相対位置関係は、ケース22および印刷配線基板保持機構によって確実に保持される。
この第2の実施形態による電流検出構造は、磁気コアに巻線を巻き付け、巻線の両端をリード線に接続して構成する電流変成器を用いる電流検出構造に比べ、単純な構造で安価に堅牢に構成することができる。また、この第2の実施形態による電流検出構造を配線用遮断器21に常備しても、機器自体の費用負担は小さく、また、オプションとしての電流や電力の計測機能を計測・通信モジュールとして容易に追加、もしくは交換、変更することができる。
なお、上記の第2の実施形態による電流検出構造は配線用遮断器21に適用した場合について説明したが、電子式電力量計が開閉器を内蔵する場合には、この開閉器部分にも同様に適用することができる。また、電線同士を中継する端子台等にも同様に適用することができる。そして、これらの場合においても第2の実施形態と同様な作用効果が奏される。
次に、本発明による電流検出用磁気コアおよびそれを用いた電流検出構造を既設の電流線に適用した、本発明を実施するための形態について説明する。
図8(a)は、既設の電流線4に流れる被測定電流を検出する本発明の第3の実施の形態による電流検出構造31を示す斜視図、同図(b)は同図(a)に示すb方向から見た電流検出構造31の一部破断平面図、同図(c)は同図(b)に示すc方向から見た電流検出構造31の縦側断面図である。なお、同図において図4および図5と同一または相当する部分には同一符号を付して説明する。
本実施の形態による電流検出構造31は、ケース32で被覆された電流検出用磁気コア12と、計測・通信モジュール34とから構成される。
電流検出用磁気コア12は、被測定電流が流れる既設の電流線4を囲んで設けられ、両端部12a,12aと本体部12bとから構成される。電流検出用磁気コア12の両端部12a,12aは、同図(a)に示す被測定電流が流れる方向Aを横切る方向Bに所定長延在して、被測定電流が流れる方向Aと平行な水平方向Cに離間して相互に対向することで、両端部12a,12a間にエアギャップ12cを形成する。エアギャップ12cには被測定電流の流れに応じた磁気が水平方向Cに生じる。
ケース32は、プラスチック樹脂等の電気絶縁材が電流検出用磁気コア12を覆って形成され、電流検出用磁気コア12と電流線4との間を電気的に絶縁分離する。また、ケース32は、同図(d)に示すように、両端部32a,32a間の間隙部32bが電流線4の外形φが通る距離L離間して形成され、半巻き部32c,32cを備える。半巻き部32c,32cは、同図(e)に示す、間隙部32bを介して電流線4が両端部32a,32aの延在方向と平行にケース32に組み込まれた状態で、電流線4が延びる方向と直交する方向にケース32が矢示するように90度回動されると、同図(a)に示すように互いに対向する方向から電流線4を囲んで挟持する。この状態で、ケース32は、電流検出用磁気コア12と電流線4との相互位置を保持する。
計測・通信モジュール34は、一面が開口した箱状に樹脂等で成形された保持体34aを備え、この保持体34aに、同図(b),(c)に示すように印刷配線基板1を保持する。印刷配線基板1には磁気センサ2が実装されており、また、リード線35が接続されている。また、保持体34aには一対の切り欠き34b,34bが形成され、この切り欠き34b,34bが電流線4に嵌合して保持体34aがケース32を覆うことで、計測・通信モジュール34はカバー機能を奏する。磁気センサ2は、計測・通信モジュール34が電流線4に嵌合してケース32を覆い、印刷配線基板1の端部がエアギャップ12c中に挿入されることで、エアギャップ12c中に位置させられる。保持体34aは、半巻き部32c,32cが互いに対向する方向から電流線4を囲んだ状態のケース32に嵌合して係合することで、間隙部32bにおけるエアギャップ12c中に磁気センサ2が位置した状態に、印刷配線基板1を保持する印刷配線基板保持機構を構成する。
この電流検出構造31においても、電流線4を流れる被測定電流が電流検出用磁気コア12によってその大きさに応じた磁気に変換され、磁気センサ2によって検出される。磁気センサ2によって検出される磁気は、印刷配線基板1に形成される演算回路によって電流線4を流れる電流に変換され、印刷配線基板1に形成された通信回路によってリード線35を介して送出される。
この第3の実施形態による電流検出構造31によっても上記の第1の実施形態による電流検出構造11と同様な作用効果が奏され、磁気センサ2を容易にエアギャップ12c中に位置させることができる電流検出構造を組立性よく構成することができる。したがって、既設の電流線4に流れる電流を簡易に測定することが可能になる。
また、第3の実施形態による電流検出構造31によれば、ケース32の間隙部32bを介して電流線4が両端部32a,32aの延在方向と平行にケース32に組み込まれた同図(e)に示す状態で、電流線4が延びる方向と直交する方向にケース32が90度回動されると、ケース32の半巻き部32c,32cが互いに対向する方向から電流線4を同図(a)に示すように囲み、電流線4と電流検出用磁気コア2との相対位置が保持されると共に、これら相互間の電気絶縁がとられる。また、半巻き部32c,32cが互いに対向する方向から電流線4を囲んだ状態のケース32に、印刷配線基板保持機構を構成する保持体34aが係合することで、ケース32の間隙部分32bに磁気センサ2が位置する同図(b),(c)に示す状態に印刷配線基板1が保持され、磁気センサ2と電流検出用磁気コア12との相対位置が保持される。したがって、磁気センサ2,磁気コア12,および電流線4の相対位置関係は、ケース32および保持体34aによって確実に保持される。
上記の各実施形態では、本発明による電流検出用磁気コアおよびそれを用いた電流検出構造を電子式電力量計や配線用遮断器21、既設電流線4に適用した場合について、説明した。しかし、本発明による電流検出用磁気コアおよびそれを用いた電流検出構造はこれらへの適用に限定されるものではなく、他の種々の配電機器にも同様に適用することができ、同様な作用効果が得られる。
1…印刷配線基板
1a…下端部
1b…側端部
2…磁気センサ
4…電流線
5…液晶表示器
11,31…電流検出構造
12…電流検出用磁気コア
12a…端部
12b…本体部
12c…エアギャップ
13,22,32…ケース
13a…筒状部
13b…垂直面部(固定部)
13c…水平面部(固定部)
13d…切り欠き部
14…ケース組立部分
21…配線用遮断器
22a…端子部
22b…固定部
22c…開口部
23…嵌合部
24,35…リード線
32a…端部
32b…間隙部
32c…半巻き部
34…通信・計測モジュール
34a…保持体
34b…切り欠き

Claims (6)

  1. 被測定電流が流れる電流線を囲み、両端部間に形成されるエアギャップに前記被測定電流の流れに応じた磁気を生じさせる電流検出用磁気コアにおいて、
    前記両端部は前記被測定電流が流れる方向と平行な方向に離間し、前記被測定電流が流れる方向と平行な方向に前記磁気を生じさせることを特徴とする電流検出用磁気コア。
  2. 前記被測定電流が流れる方向を横切る方向に所定長延在して前記被測定電流が流れる方向と平行な方向に離間して相互に対向することで前記エアギャップを形成する前記両端部と、前記電流線を囲んで前記両端部間をつなぐ本体部とから構成されることを特徴とする請求項1に記載の電流検出用磁気コア。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電流検出用磁気コアと、この電流検出用磁気コアと前記電流線との間を電気的に絶縁分離すると共に前記電流検出用磁気コアと前記電流線との相互位置を保持するケースと、印刷配線基板の端部が前記エアギャップ中に挿入されることで前記エアギャップ中に位置させられる前記印刷配線基板に実装された磁気センサと、この磁気センサが前記エアギャップ中に位置した状態に前記印刷配線基板を保持する印刷配線基板保持機構とを備えて構成される電流検出構造。
  4. 前記ケースは、前記電流線が挿通されて前記電流線の周囲を囲む筒状部と、この筒状部を囲む位置に前記電流検出用磁気コアを固定させる固定部とを備え、
    前記印刷配線基板保持機構は、前記エアギャップに連通して前記エアギャップを挟む位置の前記ケースに設けられた前記印刷配線基板の一端部が挿入される切り欠き部と、前記ケースを支持する支持体または収納する筐体に設けられた前記印刷配線基板の他端部を保持する保持部とから構成されることを特徴とする請求項3に記載の電流検出構造。
  5. 前記ケースは、前記電流線を載置して固定する端子部と、前記電流線に触れずに前記電流線を囲む位置に前記電流検出用磁気コアを固定する固定部とを備え、
    前記印刷配線基板保持機構は、前記エアギャップを前記ケースの外部に臨ませる前記ケースに形成された開口部と、前記印刷配線基板に設けられ前記開口部に嵌合することで前記磁気センサが前記エアギャップ中に位置する状態に前記印刷配線基板を保持する嵌合部とから構成されることを特徴とする請求項3に記載の電流検出構造。
  6. 前記ケースは、前記電流検出用磁気コアを電気絶縁材が覆って形成され、両端部間の間隙部が前記電流線の外形が通る距離離間して形成され、前記間隙部を介して前記電流線が前記両端部の延在方向と平行に組み込まれた状態で前記電流線が延びる方向と直交する方向に回動されると互いに対向する方向から前記電流線を囲む半巻き部を備え、
    前記印刷配線基板保持機構は、前記半巻き部が互いに対向する方向から前記電流線を囲んだ状態の前記ケースに係合することで、前記間隙部に前記磁気センサが位置する状態に前記印刷配線基板を保持する保持体から構成されることを特徴とする請求項3に記載の電流検出構造。
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