JP2015151964A - 発電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体を有する発電装置の扉の開閉機構を簡素化する。【解決手段】発電機及び発電機を駆動する原動機等を収納する筐体2を有し、筐体2の天井部に形成された排気口3を扉4により開閉する発電装置1である。排気口3の両側縁にレール6を付設し、レール6間であって、レール6上を摺動可能に扉4を支持する。扉4にはリンク機構5を設け、リンク機構5をアクチュエータ10により動作させ、扉4の開閉を行う。扉4の主面4bの両側部から垂直下方向に延在する扉側部4aに、レール6の底面6cに対して垂直な回転軸9aを有する軸受9を設ける。軸受9は、その外輪の外周面がレール側面6aに接触可能となるように支持する。【選択図】図1

Description

本発明は、筐体を有する発電装置に関する。特に、筐体に形成された排気口を開閉する扉の構造に関するものである。
移動電源車は、例えば、電線の張り替えや機器のメンテナンス工事を行う際に、停電を発生させないための電源として用いられる。また、自然災害などによる広域停電発生時に、移動電源車の電源を高圧配電線や引込線に接続して、ライフラインを確保している(例えば、特許文献1−3)。
図6に、従来技術に係る移動電源車19の側面図を示す。移動電源車19は、運転室部分19aと荷室部分19bとに分けられており、荷室部分19bの上部後方には吸気口20が設けられるとともに、上部前方には排気口21が設けられている。なお、移動電源車19の説明では、移動電源車19の進行方向を前方向として説明する。
この荷室部分19b内の後方には、発電機制御盤22が設けられ、発電機制御盤22の下方に発電機23が設けられる。さらに、発電機23の前方には、発電機23を駆動するエンジン24(例えば、ディーゼルエンジン等)が接続される。エンジン24の前方には、エンジン24を冷却するラジエータ25が設けられ、ラジエータ25は、エンジン24により駆動されるラジエータファン26により冷却される。また、ラジエータ25の前方には、エンジン24の排気を排出する排気管27が設けられ、排気管27の途中には、マフラー28が設けられる。この排気管27の開口部は排気口21に接続され、排気口21には、排気口21の開閉を行う扉29が設けられる。また、荷室部分19bの周壁の内側及び運転室部分19aと荷室部分19bとの間には防音壁30が全面的に設けられる。なお、防音壁30は実際には外部から見えないが、図6では、分かり易いように実線で示している。
移動電源車19は、エンジン24により発電機23を駆動して発電する。このとき、エンジン24の駆動に伴いラジエータファン26が回転し、ラジエータ25が冷却される。外気は吸気口20から荷室部分19b内に吸い込まれ、ラジエータ25等の周囲を通って排気口21から排出される。また、エンジン24の排気はマフラー28により消音され、排気管27を通って排気口21から排出される。
このように、一般的な移動電源車の発電装置(または、屋外に設置される定置式発電装置)は、原動機や発電機等を筐体(パッケージ)に収納した構造を有する。そして、筐体内部の原動機や発電機から発生した熱や排気ガスを外部に放出するために、筐体(主に、筐体の天井部分)に排気口が設けられる。
排気口は、発電装置に応じてその開口部の大きさが定められる。例えば、大型のガスタービンを原動機とした場合には、排気ガスや筐体内部の換気の排風が大量に発生するので、排気口が広く形成される。
排気口には、排気口の開閉を行う扉が設けられる。車両の重量制限等の理由により、扉の構造には簡素化が求められる。そこで、引き戸構造の扉(例えば、特許文献1)や、開き戸構造(例えば、特許文献2,3)の扉により排気口が開閉される。
特許文献1に記載されているように、引き戸構造の扉は、例えば、筐体の天井部に形成された排気口の開口部の両側縁にレールを付設し、このレール間に扉を設け、この扉にローラチェーン等によりレールに沿った力を作用させて、排気口の開閉を行っている。
特開平10−075549号公報 特開2001−280585号公報 特開2009−214560号公報
しかしながら、扉の開閉構造には、さらなる簡素化が求められている。扉の開閉構造を簡素化することで、扉の開閉構造の保守・点検作業が容易となる。また、発電装置の筺体内には、原動機や発電機等の機器が設けられるので、これら機器の配置に制約を加えない扉の開閉構造が求められている。
上記事情に鑑み、本発明は、筐体を有する発電装置の扉の開閉機構の簡素化に貢献する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の発電装置の一態様は、発電機と、該発電機を駆動する原動機と、前記発電機と前記原動機とを収納する筐体と、前記筐体の天井部に形成された排気口の両側縁に付設されるレールと、前記レール間に設けられ、該レール上を摺動する扉と、前記扉を前記レールに沿って移動させるリンク機構と、前記リンク機構を駆動させる駆動装置と、を有し、前記扉が前記レール上を移動して前記排気口の開放及び閉鎖を行う発電装置であって、前記リンク機構を、少なくとも、一端を前記筐体に回転可能に支持された第1リンクと、該第1リンクに回転可能に支持されるとともに、その一端部が前記扉の移動方向に対して垂直方向に移動可能に設けられる第2リンクと、により構成し、前記駆動装置を、当該第2リンクの一端部に接続することを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の発電装置の他の態様は、発電機と、該発電機を駆動する原動機と、前記発電機と前記原動機とを収納する筐体と、前記筐体の天井部に形成された排気口の両側縁に付設されるレールと、前記レール間に設けられ、該レール上を摺動する扉と、前記扉を前記レールに沿って移動させるリンク機構と、前記リンク機構を駆動させる駆動装置と、を有し、前記扉が前記レール上を移動して前記排気口の開放及び閉鎖を行う発電装置であって、前記リンク機構を、少なくとも、一端を前記筐体に回転可能に支持された第1リンクと、該第1リンクに回転可能に支持されるとともに、その一端部が前記扉の移動方向に対して垂直方向に移動可能に設けられる第2リンクと、により構成し、前記駆動装置を前記第1リンクに設け、該駆動装置が前記第1リンクを回動して前記扉の開閉を行うことを特徴としている。
また、上記目的を達成する本発明の発電装置の他の態様は、上記発電装置において、前記扉の側部に、前記レールの底面に対して垂直な回転軸を有する転がり軸受を設けることを特徴としている。
以上の発明によれば、発電装置の扉の開閉構造の簡素化に貢献することができる。
本発明の第1実施形態に係る発電装置の扉部分の上面図である。 (a)図1に示した発電装置のA−A矢視図、(b)図2(a)に示した発電装置のB−B断面図、(c)図2(a)に示した発電装置のC−C断面図である。 本発明の第1実施形態に係る発電装置の扉の動作を説明する説明図であり、(a)扉が閉じた状態を示す図、(b)扉が開いた状態を示す図である。 (a)軸受9を有さない発電装置の扉4の側面図、(b)図4(a)に示した発電装置のD−D断面図である。 本発明の第2実施形態に係る発電装置の扉部分の上面図である。 従来技術に係る移動電源車の側面図である。
本発明の発電装置について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明の発電装置は、原動機や発電機を筐体内に収納した発電装置であって、筐体に形成された排気口を開閉する扉の構造に特徴を有する。よって、原動機や発電機等の構成及び筐体内における配置等は、図6に示したような従来技術に係る発電装置と同様であるので、詳細な説明を省略し、筐体に設けられる扉部分について詳細に説明する。
[第1実施形態]
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る発電装置1は、筐体2と、筐体2の天井部に形成された排気口3を開閉可能な扉4と、扉4の開閉を行うリンク機構5と、を有する。
筐体2は、図6を参照して説明したように、図示省略の発電機及び発電機を駆動する原動機等を収納する。図1に示すように、筐体2の天井部の前方(矢印方向)には排気口3が形成され、原動機からの排気ガスや原動機(及び発電機等)を冷却した冷却風が排出される。さらに、この排気口3の両側縁には、レール6が付設される。レール6は、排気口3の後方の縁部よりも後方に延在する。なお、実施形態の説明において、発電装置1を移動させる方向、すなわち、運転室部分や牽引車が設けられる方向を前方として説明する。つまり、図1において、発電装置1の筐体2の矢印方向には、図示省略の運転室部分若しくは牽引車が設けられる。
扉4は、レール6間であって、レール6上を摺動可能に支持される。図2(a)に示すように、扉4の主面4b両側端部から垂直下方向に延在する扉側部4aには、スライドプレート7、軸受8、軸受9、が設けられる。そして、図2(b)に示すように、扉4が排気口3の開口端縁部である枠3aを覆い、排気口3が閉鎖される。
スライドプレート7は、図1に示すように、扉側部4a(レール6の側面と対向する扉4の側面部)に片側6個ずつ設けられる。
図2(b)に示すように、スライドプレート7は、扉側部4aの上側寄りに(主面4b方向に偏って)設けられる。スライドプレート7は、レール側面6aから突出して形成される摺動部6bと摺動可能となっており、扉4の開閉時に扉4の横方向ずれを抑制するとともに、レール側面6aと扉4との接触抵抗を低減する。摺動部6bとスライドプレート7との接面には、グリス等の潤滑剤が塗布される。
軸受8は、例えば、玉軸受等の転がり軸受であり、図1に示すように、扉側部4aに片側6個ずつ設けられる。軸受8は、扉4の垂直方向の荷重を受け、レール底面6cと扉4との接触抵抗を低減する。
図2(b)に示すように、軸受8は、扉側部4aの下側寄りに設けられる。図2の例では、軸受8が、扉側部4aであって、スライドプレート7の下に設けられている。軸受8の回転軸8aは扉側部4aから突出した状態で螺設される。この回転軸8aにベアリングスペーサ8b及び軸受8が設けられる。軸受8の外輪は、その外周面がレール底面6cに接触するように支持されており、回転軸8aを中心に回転する。さらに、回転軸8aの先端には、軸受8の抜けを防止する押さえピン8cが設けられる。なお、軸受8とレール底面6cとの接面には、グリス等の潤滑剤が塗布される。
軸受9は、例えば、玉軸受等の転がり軸受であり、図1に示すように、扉側部4aに片側3個ずつ設けられる。軸受9は、扉4の水平方向の荷重(レール側面6aに作用する荷重)を受け、レール側面6aと扉4との接触抵抗を低減する。
図2(c)に示すように、軸受9の回転軸9aは、レール側面6a方向に開口部を有する縦断面コ字状の固定金具11の上辺部から垂直下方向に突出した状態で螺設される。すなわち、回転軸9aは、レール底面6cに対して垂直となるように扉側部4aに固定される。この回転軸9aにベアリングスペーサ9b及び軸受9が設けられる。軸受9の外輪は、その外周面がレール側面6aに接触可能に支持されており、回転軸9aを中心に回転する。また、回転軸9aの先端には軸受9の抜けを防止する押さえピン9cが設けられる。そして、軸受9とレール側面6aとの接面には、グリス等の潤滑剤が塗布される。なお、扉側部4aにはレール側面6a方向に開口部を有する断面コ字状のブラケット12が設けられており、このブラケット12の下辺部に固定金具11の下辺部を螺設することで、軸受9が扉4に支持される。
リンク機構5は、図1に示すように、扉4の内側(扉4と筐体2との間)に設けられる。リンク機構5には、動力シリンダ(ストロークモータ)等のアクチュエータ10が接続されており、アクチュエータ10の駆動力がリンク機構5を介して扉4に伝わり、扉4の開閉動作が行われる。なお、リンク機構5やアクチュエータ10は扉4の内側に設けられるので、実際の発電装置1の上面図では、リンク機構5やアクチュエータ10が扉4に隠れることとなるが、説明の便宜上実線で記載している。
リンク機構5は、例えば、同じ長さの複数のリンク(第1リンク5a〜第6リンク5f)により構成される。
第1リンク5aは、その一端部が筐体2の天井部に設けられた支持部13に回転可能に支持され、この支持部13から斜め後方に延在するように設けられる。第1リンク5aの他端部には、第3リンク5cの一端部が回転自在に支持される。また、第1リンク5aの中央部には、第2リンク5bの中央部が回転自在に支持される。
第2リンク5bは、その一端部が支持部13から扉4の移動方向後方に位置するように支持される。この第2リンク5bの一端部に、第4リンク5dの一端部が回転自在に支持される。また、第2リンク5bの他端部は、第1リンク5aの他端部から扉4の移動方向前方に位置するとともに、筐体2の天井部に設けられたガイド14に摺動自在に支持される。ガイド14は、例えば、扉4の移動方向に対して垂直方向に延設される部材、若しくは扉4の移動方向に対して垂直方向に延伸するように形成された溝等である。この第2リンク5bの他端部には、アクチュエータ10が設けられており、アクチュエータ10の往復運動に応じて、第2リンク5bの他端部がガイド14に沿って往復運動する。
第3リンク5cの中央部と第4リンク5dの中央部とは、互いに回転自在に支持される。また、第3リンク5cは、その他端部が、第2リンク5bと第4リンク5dとの接続点から扉4の移動方向後方に位置するように配置される。第4リンク5dは、その他端部が、第1リンク5aと第3リンク5cとの接続点から扉4の移動方向後方に位置するように配置される。そして、第3リンク5cの他端部及び第4リンク5dの他端部に、それぞれ第5リンク5eの一端部と第6リンク5fの一端部とがそれぞれ回転自在に支持される。
第5リンク5eの他端部は、第4リンク5dと第6リンク5fとの接続点から扉4の移動方向後方に位置するとともに、扉4の内側に設けられたガイド15に摺動可能に支持される。ガイド15は、例えば、扉4の移動方向に対して垂直方向に延設される部材、若しくは扉4の移動方向に対して垂直方向に延伸するように形成された溝等である。第5リンク5eの中央部には、第6リンク5fの中央部が回転自在に支持される。
第6リンク5fの他端部は、第3リンク5cと第5リンク5eの接続点から扉4の移動方向後方に位置するとともに、扉4の内側に設けられた支持部16に回転可能に支持される。
次に、図3(a)を参照して扉4が閉じた状態から開く際のリンク機構5の動作を、また、図3(b)を参照して扉4が開いた状態から閉じる際のリンク機構5の動作を、それぞれ説明する。なお、図3(a)及び図3(b)では、図面が見やすいように、アクチュエータ10を図示省略している。
図3(a)に示すように、扉4を開く場合、アクチュエータ10により、第2リンク5bの他端部が、支持部13方向(図中矢印で示す)に引っ張られる。すると、第1リンク5aと第3リンク5cの接続点及び第2リンク5bと第4リンク5dの接続点が後方に移動するとともに、第1リンク5aと第3リンク5cの接続点が第2リンク5bと第4リンク5dの接続点方向に移動する。同様にして、第4リンク5dと第6リンク5fの接続点及び第3リンク5cと第5リンク5eの接続点が後方に移動するとともに、第4リンク5dと第6リンク5fの接続点が第3リンク5cと第5リンク5eの接続点方向に移動する。その結果、第5リンク5eの他端部と第6リンク5fの他端部が扉4を押圧して後方に移動するので、扉4がレール6上を摺動して後方に移動し、扉4が開かれた状態(図3(b)の状態)となる。
一方、扉4を閉じる場合、図3(b)に示すように、アクチュエータ10により、第2リンク5bの他端部が、支持部13から遠ざかるように付勢される(図中矢印で示す)。その結果、扉4を開く場合と逆の動作により、扉4がレール6上を摺動して前方に移動し、扉4が閉じられた状態(図3(a)の状態)となる。
以上のような、本発明の第1実施形態に係る発電装置1によれば、扉4を開閉させる構造にリンク機構5を設けることで、簡素な機構により扉4の開閉を行うことができる。その結果、扉4の開閉構造の保守・点検作業が容易となる。
また、リンク機構5を設けることで、動作の短いアクチュエータ10で扉4を長い距離移動させることができる。すなわち、扉4の移動距離に応じて、扉4の移動距離分移動するアクチュエータを設ける必要がない。
また、リンク機構5を構成するリンク(第2リンク5b)の端部にアクチュエータ10を接続することで、よりストロークの短いアクチュエータ10で、扉4を長い距離移動させることができる。このアクチュエータ10の動作はリンク(第2リンク5bの端部)を直線方向に往復させる運動となるので、アクチュエータ10の動力がリンク機構5(及び扉4)に効率よく伝達され、扉4の開閉動作がより円滑となる。また、アクチュエータ10が扉4の開閉動作に応じて回動しないので、発電装置1の保守・点検作業が低減される。
また、リンク機構5は、扉4の主面4bに沿って配置されるとともに、扉4の移動方向に伸縮する動作を行うので、筺体2内に設けられる発電機や原動機等の機器及び排気ダクトの配置に制約を加えることなくリンク機構5を配置することができる。
また、リンク機構5の動作により、一つのアクチュエータ10の動作により、扉4の2箇所が押圧(若しくは、引張)されることとなるので、扉4をレール6に沿って移動させることができ、扉4の捩れや横ずれを抑制することができる。さらに、リンク機構5の動作に応じて、扉4の2箇所が同時に押圧(若しくは、引張)されるので、扉4の両側部にアクチュエータを設けた場合に必要であった各アクチュエータを同期させる制御が不要となる。
また、扉側部4aに軸受9を設けることで、扉4とレール6間の移動抵抗を低減することができる。その結果、扉4の開閉動作がスムーズになり、扉4の動作機構を簡素化した場合でも、扉4の開閉動作を円滑に行うことができる。
図4に示すように、軸受9を設けずに、扉4の横方向(レール6側面に対して垂直方向)の荷重をスライドプレート7で受ける場合、スライドプレート7部分に塗布されている潤滑剤は、構造上、雨水や重力の影響により、スライドプレート7の摺動部分から落ちやすい。レール6と扉4との間の潤滑剤が不足すると、扉4の移動抵抗が増加してアクチュエータ10が過負荷となるおそれがある。そこで、アクチュエータ10の過負荷を防止するために、潤滑剤の管理やメンテナンスが行われることとなる。万が一、潤滑剤切れが起こった場合には、再度潤滑剤を塗布しなくてはならないが、筐体2の屋根上のレール6と扉4との間に潤滑剤を塗布する作業は困難となるおそれがある。また、扉4の加工精度や筐体2(及びレール6)の加工精度の影響により、扉4とレール6の建付けが悪かった場合や、リンク機構5の動作時に、リンク機構5の力が扉4の片側に加わり、扉4が撓みながら開閉動作した場合にも、扉4の移動抵抗が増大して、アクチュエータ10が過負荷となるおそれがある。
これに対して、軸受9で扉4の側面に対して垂直方向に作用する荷重を受けると、扉4の捩れや横ずれを防止し、扉4の側面とレール6の側面との間で生じる移動抵抗が低減される。これにより簡素な機構により扉4の開閉を行った場合でも、扉4の開閉動作をスムーズに行うことができる。また、軸受9を設けることで、アクチュエータ10が過負荷となることを防止する等の目的で行う潤滑剤の管理やメンテナンス作業を低減することができる。例えば、冬場の氷点下の温度時であって、扉4とレール6との間に潤滑剤が塗布されていない状態でも、扉4の開閉動作を円滑に行うことができ、発電装置1の保守作業を低減することができる。なお、軸受9(及び軸受8)は、潤滑剤を塗布することなく運用することも可能であるが、潤滑剤を塗布することにより、扉4の移動抵抗をより低減することができる。また、軸受9(及び軸受8)は転がり軸受であるので、すべり軸受と比較して潤滑剤が塗布された状態をより長く維持することができる。
また、軸受9により扉4の移動抵抗を低減することで、アクチュエータ10を第2リンク5bの先端部に接続する構成としても、扉4を円滑に動作させることができる。つまり、アクチュエータ10を第2リンク5bの先端部に接続した場合、扉4を開く動作を開始する際、扉4を移動方向に押す力が小さくなるが、軸受9により扉4の移動抵抗が低減されていると、扉4が円滑に動作することとなる。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態に係る発電装置17について、図5を参照して詳細に説明する。なお、本発明の第2実施形態に係る発電装置17は、アクチュエータ18が第1リンク5aに接続されていることが異なること以外は、第1実施形態に係る発電装置1と同じである。よって、第1実施形態に係る発電装置1と同じ構成には同じ符号を付して詳細な説明を省略し、異なる部分について詳細に説明する。
図5に示すように、本発明の第2実施形態に係る発電装置17は、筐体2と、筐体2の天井部に形成された排気口3を開閉可能な扉4と、扉4の開閉動作を行うリンク機構5と、を有する。
扉4は、排気口3の両側縁に設けられるレール6間であって、レール6上を摺動可能に支持される。そして、扉4の扉側部4aには、スライドプレート7、軸受8、軸受9、が設けられる。
スライドプレート7は、扉4の開閉時に扉4の横方向ずれを抑制するとともに、レール側面6aと扉4との接触抵抗を低減する。軸受8は、扉4の垂直方向の荷重を受け、レール底面6cと扉4との接触抵抗を低減する。軸受9は、扉4の水平方向の荷重(レール側面6aに作用する荷重)を受け、レール側面6aと扉4との接触抵抗を低減する。
リンク機構5は、例えば、同じ長さの複数のリンク(第1リンク5a〜第6リンク5f)により構成される。リンク機構5には、動力シリンダ(ストロークモータ)等のアクチュエータ18が接続され、アクチュエータ18の駆動力が、リンク機構5を介して扉4に伝わり、扉4の開閉動作が行われる。
アクチュエータ18は、筐体2に設けられた支持部18aに回転可能に支持される。そして、アクチュエータ18の動作部は、接続部18bを介して第1リンク5aに回転可能に接続される。アクチュエータ18の動作部は、第1リンク5aの中央部近傍且つ第1リンク5aの支持部13に近い部位に設けることが好ましい。このように、扉4にリンク機構5及びアクチュエータ18を接続することで、アクチュエータ18の往復運動に応じて、アクチュエータ18が支持部18aを中心に回動するとともに、アクチュエータ18の駆動力がリンク機構5を介して扉4に伝達し、扉4の開閉動作が行われる。なお、アクチュエータ18の動作部は、第1リンク5aに接続される形態であれば、第1リンク5aと第2リンク5bとの接続部に接続してもよい。
第2実施形態の発電装置17におけるリンク機構5の開閉動作は、第1実施形態の発電装置1と同じであり、アクチュエータ18が第1リンク5aを時計回りに回転させることで扉4が開き、第1リンク5aを反時計回りに回転させることで扉4が閉じられる。
以上のような、本発明の第2実施形態に係る発電装置17によれば、第1実施形態に係る発電装置1と同様に、扉4を開閉させる構造にリンク機構5を設けることで、簡素な機構により扉4の開閉を行うことができる。その結果、扉4の開閉構造の保守・点検作業が容易となる。また、リンク機構5を設けることで、動作の短いアクチュエータ18で扉4を長い距離移動させることができる。
第2実施形態に係る発電装置17は、第1リンク5aの支持部13に近い位置にアクチュエータ18の動作部を接続することで、第1実施形態に係る発電装置1と比較して、扉4を開閉するために必要なアクチュエータ18のストローク距離は長くなるが、第1リンク5aに作用するトルクが小さくなる。その結果、機械的強度が低いリンクを用いた場合でも、リンクが撓むことなく円滑にリンク機構5を動作させることができる。また、扉4が重い場合でも、リンクが撓むことなく扉4を開閉することができる。
また、第1実施形態の発電装置1と同様に、軸受9を設けることで、扉4の開閉動作がスムーズになるとともに、扉4とレール6間の潤滑剤の保守・管理作業を低減することができる。
以上、本発明の発電装置について具体例を示して詳細に説明したが、本発明の発電装置は、上述した実施形態に限らず、本発明の特徴を損なわない範囲で適宜設計変更が可能である。
例えば、リンク機構5は、実施形態に限定されるものではなく、第1リンク5aの回転運動に応じて、他のリンクの端部が、第1リンク5aの支持部13から遠ざかる機構のリンク機構を用いることができる。つまり、リンク機構5を構成するリンクの数は、実施形態に限定されるものではなく、アクチュエータ10,18のストローク距離と、扉4の移動距離を勘案して、適宜必要な数が選択される。
また、軸受9の数は、扉4の各側面に3個ずつ設ける形態に限定されるものではなく、適宜必要な数設ければよい。特に、扉4の角部近傍に設けることで、扉4の捩れや横ずれを効果的に防止することができる。また、軸受9を軸受8近傍に設けることで、軸受8の先端部がレール6の側面に接触することを効果的に防止することができる。
また、実施形態の説明では、扉4や筐体2にガタがあることを考慮して、スライドプレート7と軸受9とを併設した形態としているが、扉4の水平方向の荷重を受ける部材としてスライドプレート7または軸受9のいずれかを設ける形態であってもよい。
また、本発明の発電装置は、筐体を有する発電装置であれば、運転席と筐体とが一体となった移動電源車の他、筐体を牽引車で牽引する移動電源車、屋外に設置される定置式発電装置等、原動機や発電機等を筐体に収納した発電装置の排気口を開閉する扉に適用することができる。
1,17…発電装置
2…筐体
3…排気口
3a…枠
4…扉
4a…扉側部,4b…主面
5…リンク機構
5a…第1リンク,5b…第2リンク,5c…第3リンク,5d…第4リンク,5e…第5リンク,5f…第6リンク
6…レール
6a…レール側面,6b…摺動部,6c…レール底面
7…スライドプレート
8…軸受
8a…回転軸,8b…ベアリングスペーサ,8c…押さえピン
9…軸受
9a…回転軸,9b…ベアリングスペーサ,9c…押さえピン
10,18…アクチュエータ(駆動装置)
11…固定金具
12…ブラケット
13,16…支持部
14,15…ガイド
18a…支持部,18b…接続部

Claims (3)

  1. 発電機と、該発電機を駆動する原動機と、前記発電機と前記原動機とを収納する筐体と、前記筐体の天井部に形成された排気口の両側縁に付設されるレールと、前記レール間に設けられ、該レール上を摺動する扉と、前記扉を前記レールに沿って移動させるリンク機構と、前記リンク機構を駆動させる駆動装置と、を有し、前記扉が前記レール上を移動して前記排気口の開放及び閉鎖を行う発電装置であって、
    前記リンク機構を、少なくとも、一端を前記筐体に回転可能に支持された第1リンクと、該第1リンクに回転可能に支持されるとともに、その一端部が前記扉の移動方向に対して垂直方向に移動可能に設けられる第2リンクと、により構成し、
    前記駆動装置を、当該第2リンクの一端部に接続する
    ことを特徴とする発電装置。
  2. 発電機と、該発電機を駆動する原動機と、前記発電機と前記原動機とを収納する筐体と、前記筐体の天井部に形成された排気口の両側縁に付設されるレールと、前記レール間に設けられ、該レール上を摺動する扉と、前記扉を前記レールに沿って移動させるリンク機構と、前記リンク機構を駆動させる駆動装置と、を有し、前記扉が前記レール上を移動して前記排気口の開放及び閉鎖を行う発電装置であって、
    前記リンク機構を、少なくとも、一端を前記筐体に回転可能に支持された第1リンクと、該第1リンクに回転可能に支持されるとともに、その一端部が前記扉の移動方向に対して垂直方向に移動可能に設けられる第2リンクと、により構成し、
    前記駆動装置を前記第1リンクに設け、該駆動装置が前記第1リンクを回動して前記扉の開閉を行う
    ことを特徴とする発電装置。
  3. 前記扉の側部に、前記レールの底面に対して垂直な回転軸を有する転がり軸受を設ける
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の発電装置。
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