JP2015151912A - ガス供給装置、発電プラント、及び発電プラントの制御方法 - Google Patents

ガス供給装置、発電プラント、及び発電プラントの制御方法 Download PDF

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斎臣 吉田
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Abstract

【課題】IGCCシステムが発電する電力がIGCCシステム負荷から要求される電力に追従できるガス供給装置を提供する。【解決手段】ガス供給装置は、ガス生成部と、ガス供給管と、ガス貯蔵部と、調整弁とを備える。前記ガス生成部は、ガスを生成する。前記ガス供給管は、前記ガス生成部が生成したガスを供給する。前記ガス貯蔵部は、前記ガス供給管と接続され、前記ガス供給管のガス圧力と対応するガス圧力に設定されたガスを貯蔵する。前記調整弁は、前記ガス供給管と前記ガス貯蔵部との差圧に応じて弁を開状態または閉状態にする。【選択図】図1

Description

本発明は、ガス供給装置、発電プラント、及び発電プラントの制御方法に関する。
IGCC(Integrated coal Gasification Combined Cycle)は、資源量が豊富な石炭などの炭素質燃料をガス化し、このガスを用いてガスタービンを駆動して発電するとともに、排ガスボイラによってガスタービンの排ガスが持つ熱エネルギを回収して蒸気を発生させ、この蒸気によって蒸気タービンを駆動して発電する設備である。このように、ガスタービンおよび蒸気タービンを用いて電力を発生させることで、発電効率を向上させることができる。
特許文献1と特許文献2には、関連する技術として、ガスタービン装置へガスを供給する技術が記載されている。
特開平11−257093号公報 米国特許出願公開第2011/0277440号明細書
ところで、IGCCシステムの負荷が急激に変化した場合、ガスタービン装置が燃焼する燃料の量が急激に変化する。その結果、ガスタービンに燃料を供給する経路の圧力が急激に変化する。
このとき、IGCCシステムにおいて、ガスタービン装置に供給する経路の圧力を検出し、負荷に応じて予め設定された圧力となるよう、ガス化炉へ供給する燃料と酸化剤の量を増減する制御が行われる。しかしながら、ガス化炉に供給する燃料と酸化剤の量を調整しガスタービン装置に供給する経路の圧力が制御されるまでに時間差が生じる。そのため、ガスタービン装置に燃料を供給する経路の圧力が急激に変化した場合、直ぐには元の圧力には戻らない。IGCCシステムは、燃料供給からガスタービンまでの間に、比較的多くの設備・機器が配置されるため、先述の時間差が比較的長くなり、負荷の急激な変化に応じた発電を行うことが不得手となり、負荷から要求される電力に対して、過剰な電力あるいは不足した電力となりがちである。
そのため、IGCCシステムに対する負荷が急激に変化した場合に、ガスタービン装置に燃料を供給する経路の圧力の急激な変化を緩和し、IGCCシステムが発電する電力が要求される電力の急速な負荷変化に対応できる技術が求められていた。
そこでこの発明は、上記の課題を解決することのできるガス供給装置、発電プラント、及び発電プラントの制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の一態様によれば、ガス供給装置は、ガス化炉と、ガス精製設備と、ガス供給管と、ガス貯蔵部と、調整弁とを備える。前記ガス化炉は、炭素質燃料をガス化して燃料ガスを生成する。前記ガス精製設備は、前記燃料ガス中の不純物を取り除く。前記ガス供給管は、前記ガス精製設備から不純物を取り除いた生成ガスが送り出される。前記ガス貯蔵部は、前記ガス供給管と接続され、前記ガス供給管における圧力に応じて、前記生成ガスを貯蔵する。前記調整弁は、前記ガス供給管と前記ガス貯蔵部との間に、前記ガス供給管における圧力と目標となる圧力との差圧に応じて弁を開状態または閉状態にする。
また本発明の別の態様によれば、前記ガス供給装置が備える前記ガス貯蔵部は、第一のガス貯蔵部と、第二のガス貯蔵部とを備える。前記第一のガス貯蔵部は、前記ガス供給管における圧力よりも高い圧力に設定される。前記第二のガス貯蔵部は、前記ガス供給管における圧力よりも低い圧力に設定される。前記ガス貯蔵部は、前記ガス供給管における圧力が前記目標となる圧力よりも低くなったときには前記第一のガス貯蔵部の側の前記弁を開状態にする。前記ガス貯蔵部は、前記ガス供給管における圧力が前記目標となる圧力よりも高くなったときには前記第二のガス貯蔵部の側の前記弁を開状態にする。
また本発明の別の態様によれば、前記ガス供給装置は、制御部を備える。前記制御部は、前記ガス供給管における圧力と目標となる圧力との差圧を取得し、当該差圧に応じて前記弁を開状態または閉状態にする制御信号を出力する。
また本発明の別の態様によれば、前記ガス供給装置が備える前記制御部は、制御対象である発電設備の負荷が定格負荷の場合に、定常状態での目標となる圧力と、前記第一のガス貯蔵部における圧力とが同一になるように前記弁の開閉を制御する。
また本発明の別の態様によれば、発電プラントは、ガス化炉と、ガスタービンと、発電機と、前記何れかのガス供給装置とを備える。前記ガス化炉は、炭素質燃料をガス化して燃料ガスを生成する。前記ガスタービンは、前記生成ガスが供給される。発電機は、前記ガスタービンによる回転エネルギにより発電し、電気エネルギを作り出す。
また本発明の別の態様によれば、発電プラントの制御方法は、ガス化炉と、ガスタービンと、発電機と、ガス供給装置とを備える発電プラントの制御方法であって、前記ガス化炉が炭素質燃料をガス化して燃料ガスを生成し、ガス精製設備が前記燃料ガス中の不純物を取り除き、ガス供給管が前記ガス精製設備から不純物を取り除いた生成ガスを前記ガスタービンに送り出し、ガス貯蔵部が前記ガス供給管と接続され、前記ガス供給管における圧力に応じて、前記生成ガスを貯蔵し、前記ガス供給管と前記ガス貯蔵部との間の調整弁が前記ガス供給管におけるガス圧力と目標となる圧力との差圧に応じて弁を開状態または閉状態にし、前記ガスタービンによる回転エネルギにより発電し、電気エネルギを作り出す方法である。
本発明の実施形態による制御装置によれば、IGCCシステムが発電する電力が要求される電力の急速な負荷変化に対応できる。
本発明の第一の実施形態によるガス供給装置11を備えるIGCCシステム1の構成の一例を示す図である。 本発明の第二の実施形態によるガス供給装置11を備えるIGCCシステム1の構成の一例を示す図である。 第二の実施形態によるIGCCシステム1における生成ガスバッファタンク601aと601bの圧力設定の例を示す図である。 第二の実施形態によるIGCCシステム1における生成ガスバッファタンク601aと601bの圧力設定の例を示す図である。 第二の実施形態によるIGCCシステム1における生成ガスバッファタンク601aと601bの圧力設定の例を示す図である。
<第一の実施形態>
図1は、本発明の第一の実施形態によるガス供給装置11を備えるIGCC(Integrated coal Gasification Combined Cycle)システム1の構成の一例を示す図である。
図1で示すように、第一の実施形態によるIGCCシステム1(発電プラントの一例)は、ガス供給装置11と、石炭供給設備20と、ASU(Air Separation Unit)30と、ガスタービン装置90と、蒸気タービン100と、発電機110と、熱交換器120(120a、120bの総称)と、ガス化空気昇圧機130と、HRSG(Heat Recovery Steam Generator)140と、記憶部150とを備える。
IGCCシステム1が備える石炭供給設備20は、石炭などの炭素質燃料を細かく砕き微粉炭を生成する。石炭供給設備20は、ASU30から送り込まれる窒素により生成した微粉炭を加圧し、ガス生成部40に送り出す。
ASU30は、空気を酸素と窒素に分離する。ASU30は、空気を分離して生成した窒素を石炭供給設備20に送り出す。ここでASU30が石炭供給設備20に送り出した窒素は、石炭供給設備20が生成した微粉炭を加圧し、ガス生成部40に送り出すために用いる窒素である。また、ASU30は、空気を分離して生成した酸素をガス化空気昇圧機130が熱交換器120aを介して送り出した空気と混合させ、ガス化剤としてガス生成部40に送り出す。
ガス供給装置11は、ガス生成部40と、ガス供給管50と、ガス貯蔵部60と、調整弁70(70a、70b、・・・の総称)と、制御部80とを備える。
ガス生成部40は、ガス化炉/SGC(Syngas Cooler)401と、フィルタ402と、ガス精製設備403とを備える。
ガス生成部40の備えるガス化炉/SGC401が有するガス化炉は反応炉であり、微粉炭をガス化した石炭ガスを発生させる。ガス化炉/SGC401は、発生させた石炭ガスをフィルタ402に送り出す。また、ガス化炉/SGC401が有するSGCは、ガス化炉で発生させた石炭ガスの熱を利用して、蒸気タービン100を駆動するための蒸気を発生させる。ガス化炉/SGC401は、発生させた蒸気を蒸気タービン100に送り出す。
フィルタ402は、ガス化炉/SGC401から取り入れた石炭ガス中の微細チャ―(不純物)を取り除く。フィルタ402は、微細チャ―を取り除いた石炭ガスをガス精製設備403に送り出す。
ガス精製設備403は、フィルタ402から取り入れた石炭ガスに含まれる不要な化合物を取り除く。ガス精製設備403は、不要な化合物を取り除いた石炭ガスをガス供給管50に送り出す。
ガス供給管50は、調整弁70aを介してガス貯蔵部60が備える生成ガスバッファタンク601と接続する。また、ガス供給管50は、調整弁70bを介してガスタービン装置90が備える燃焼器901と接続する。ガス供給管50は、燃焼器901に石炭ガスを送る配管である。
ガス貯蔵部60が備える生成ガスバッファタンク601は、ガス供給管50における石炭ガスの圧力を調整するガスを有する。
調整弁70aは、双方向の圧力調整弁であり、制御部80からの指令信号に基づいて開状態または閉状態となる。調整弁70aが開状態の場合、生成ガスバッファタンク601とガス供給管50とが大口径の配管を介して接続される。
調整弁70bは、ガス供給管50と燃焼器901との間に備えられた石炭ガスの流量を調整する弁である。
制御部80は、ガス供給管50における石炭ガスの圧力と、目標標準圧力(詳細は後述する)との差圧に基づいて、調整弁70aの開状態/閉状態を調整する。また、制御部80は、ガス供給管50から燃焼器901に送り出される石炭ガスの流量を調整するように調整弁70bの開状態/閉状態を調整する。
圧縮機902は、空気を取り入れ、取り入れた空気を圧縮して圧縮空気を生成する。圧縮機902は、生成した圧縮空気を燃焼器901に送り出す。また、圧縮機902は、生成した圧縮空気を熱交換器120aと熱交換器120bとを介してガス化空気昇圧機130に送り出す。
熱交換器120aは、圧縮機902から送り出された圧縮空気を熱交換する。
熱交換器120bは、熱交換器120aで熱交換された圧縮空気をさらに熱交換する。
ガス化空気昇圧機130は、熱交換器120aと熱交換器120bとを介して圧縮機902から取り入れた圧縮空気を昇圧する。そして、ガス化空気昇圧機130は、昇圧した圧縮空気を熱交換器120aを介してガス化炉/SGC401に送り出す。ここでガス化空気昇圧機130が送り出した空気は、熱交換器120で熱交換され、ASUが生成した酸素と混合され、ガス化剤としてガス生成部40に送り出される。
ガスタービン装置90が備える燃焼器901は、圧縮機902から送り出された圧縮空気中で、調整弁70bにより送り出された石炭ガスを燃焼させ高温の燃焼ガスを生成する。燃焼器901は、生成した高温の燃焼ガスをガスタービン903に送り出す。
ガスタービン903は、燃焼器901から取り入れた高温の燃焼ガスを膨張させ、熱エネルギを回転エネルギに変換する。ガスタービン903は、変換した回転エネルギにより発電機110を駆動する。また、ガスタービン903は、排ガスをHRSG140に送り出す。
HRSG140は、ガスタービン903から取り入れた排ガスから排熱回収を行う。HRSG140は、排ガスから排熱回収して得た熱を利用して、蒸気タービン100を駆動するための蒸気を発生させる。HRSG140は、発生させた蒸気を蒸気タービン100に送り出す。
蒸気タービン100は、ガス化炉/SGC401と、HRSG140とから取り入れた蒸気のエネルギを回転エネルギに変換する。蒸気タービン100は、変換した回転エネルギにより発電機110を駆動する。
発電機110は、ガスタービン903による回転エネルギと、蒸気タービン100による回転エネルギとにより発電し、電気エネルギを作り出す。
なお、記憶部150は、IGCCシステム1が行う処理に必要な種々の情報を記憶する記憶部である。
次に、第一の実施形態によるIGCCシステム1が行う処理について説明する。
まず、IGCCシステム1の負荷が定常状態である場合のIGCCシステム1の処理について説明する。
IGCCシステム1が備える石炭供給設備20は、石炭などの炭素質燃料を細かく砕き微粉炭を生成する。
このとき、ASU30は、空気を酸素と窒素に分離している。また、ASU30は、空気を分離して生成した窒素を石炭供給設備20に送り出している。石炭供給設備20は、微粉炭を生成すると、ASU30から送り込まれる窒素により生成した微粉炭をガス生成部40に送り出す。
また、ASU30は、空気を分離して生成した酸素をガス化空気昇圧機130が熱交換器120aを介して送り出した空気と混合させ、ガス化剤としてガス生成部40に送り出している。
ガス生成部40の備えるガス化炉/SGC401は、石炭供給設備20から微粉炭を取り入れる。ここでガス化炉/SGC401が取り入れる微粉炭の量は、IGCCシステム1の負荷が定常状態である場合にその負荷を駆動することができる発電電力となる量である。また、ガス化炉/SGC401は、ASU30とガス化空気昇圧機130とからガス化剤を取り入れる。ガス化炉/SGC401は、化学反応を起こさせて微粉炭をガス化した石炭ガスを発生させる。ガス化炉/SGC401は、発生させた石炭ガスをフィルタ402に送り出す。また、ガス化炉/SGC401は、ガス化炉で発生させた石炭ガスの熱を利用して、蒸気タービン100を駆動するための蒸気を発生させる。ガス化炉/SGC401は、発生させた蒸気を蒸気タービン100に送り出す。
フィルタ402は、ガス化炉/SGC401から石炭ガスを取り入れると、取り入れた石炭ガス中の微細チャ―を取り除く。フィルタ402は、微細チャ―を取り除いた石炭ガスをガス精製設備403に送り出す。
ガス精製設備403は、フィルタ402から石炭ガスを取り入れると、取り入れた石炭ガスに含まれる不要な化合物を取り除く。ガス精製設備403は、不要な化合物を取り除いた石炭ガスをガス供給管50に送り出す。このとき、ガス精製設備403がガス供給管50に送り出している石炭ガスの量は、IGCCシステム1の負荷が定常状態である場合にその負荷を駆動することができる発電電力となる量である。また、このときのガス供給管50における圧力が目標標準圧力(目標となる圧力)である。
ガス供給管50は、調整弁70aを介してガス貯蔵部60が備える生成ガスバッファタンク601に接続されている。生成ガスバッファタンク601は、ガス供給管50における石炭ガスの圧力を調整するガスを有している。
なお、生成ガスバッファタンク601は、常に新しい生成ガスで満たされ、かつ高温に維持されるよう、2つの小口径の配管(オリフィスで流量を制限)で常時ガス供給管50に接続される。または、生成ガスバッファタンク601内の圧力は、制御部80の制御に基づいて、ガス供給管50における圧力と、生成ガスバッファタンク601の圧力を見ながら、調節弁で適切にコントロールされる。
制御部80は、ガス供給管50における圧力と生成ガスバッファタンク601との差圧を取得する。調整弁70aは、制御部80が取得した差圧に応じて出力する指令信号に基づいて開状態または閉状態となる。調整弁70aが開状態の場合、ガス供給管50と生成ガスバッファタンク601とが接続される。
なお、IGCCシステム1の負荷が定常状態である場合、ガス供給管50における圧力と生成ガスバッファタンク601との差圧は誤差の範囲内でゼロとみなすことができる。この場合、調整弁70aは、閉状態であり、ガス供給管50と生成ガスバッファタンク601とは接続されない。
また、ガス供給管50は、調整弁70bを介してガスタービン装置90が備える燃焼器901に接続されている。調整弁70bは、ガス供給管50における石炭ガスを燃焼器901に送り出す。
制御部80は、ガス供給管50における圧力と、目標標準圧力との差圧に基づいて、調整弁70aの開状態/閉状態を調整する。また、制御部80は、ガス供給管50から燃焼器901に送り出される石炭ガスの流量を調整するように調整弁70bの開状態/閉状態を調整する。
圧縮機902は、空気を取り入れ、取り入れた空気を圧縮して圧縮空気を生成する。圧縮機902は、生成した圧縮空気を燃焼器901に送り出す。また、圧縮機902は、生成した圧縮空気を熱交換器120aと熱交換器120bとを介してガス化空気昇圧機130に送り出す。
ガス化空気昇圧機130は、熱交換器120aと熱交換器120bとを介して圧縮機902から圧縮空気を取り入れる。ガス化空気昇圧機130は、圧縮機902から取り入れた圧縮空気を昇圧する。そして、ガス化空気昇圧機130は、昇圧した圧縮空気を熱交換器120aを介してガス化炉/SGC401に送り出す。ここでガス化空気昇圧機130が送り出した空気は、熱交換器120で熱交換され、ASUが生成した酸素と混合され、ガス化剤としてガス生成部40に送り出される。
ガスタービン装置90が備える燃焼器901は、圧縮機902から送り出された圧縮空気中で、調整弁70bにより送り出された石炭ガスを燃焼させ高温の燃焼ガスを生成する。燃焼器901は、生成した高温の燃焼ガスをガスタービン903に送り出す。
ガスタービン903は、燃焼器901から高温の燃焼ガスを取り入れると、取り入れた高温の燃焼ガスを膨張させ、熱エネルギを回転エネルギに変換する。ガスタービン903は、変換した回転エネルギにより発電機110を駆動する。また、ガスタービン903は、排ガスをHRSG140に送り出す。
HRSG140は、ガスタービン903から排ガスを取り入れると、取り入れた排ガスから排熱回収を行う。HRSG140は、排ガスから排熱回収して得た熱を利用して、蒸気タービン100を駆動するための蒸気を発生させる。HRSG140は、発生させた蒸気を蒸気タービン100に送り出す。
蒸気タービン100は、ガス化炉/SGC401と、HRSG140とから取り入れた蒸気のエネルギを回転エネルギに変換する。蒸気タービン100は、変換した回転エネルギにより発電機110を駆動する。
発電機110は、ガスタービン903による回転エネルギと、蒸気タービン100による回転エネルギとにより発電し、電気エネルギを作り出す。
以上が、IGCCシステム1の負荷が定常状態である場合のIGCCシステム1の処理である。
次に、IGCCシステム1の負荷が急激に変化した場合の第一の実施形態によるIGCCシステム1の処理について説明する。
ここで説明する第一の実施形態によるIGCCシステム1が行う処理は、IGCCシステム1の負荷が、定常状態から過渡的に急激な変化を起こした場合の処理である。
IGCCシステム1の負荷が定常状態から過渡的に急激に変化したとすると、ガス供給管50における圧力が急激に変化する。例えば、IGCCシステム1の負荷が急激に上昇した場合、ガスタービン装置90は出力を上げるため急激にガスを消費し、ガス供給管50における圧力は急激に低下する。また、IGCCシステム1の負荷が急激に降下した場合、調整弁70bがガス流量を減らす方向に調整され、ガス供給管50における圧力は急激に上昇する。
なお、ガス供給管50における圧力に応じて、制御部80は、ガス化炉/SGC401へ燃料と酸化剤の量を調整する指令を出力し、ガス供給管50における圧力を目標標準圧力Pに戻す制御を行っている。しかしながら、制御部80の指令に対して時間差を伴ってガス供給管50における圧力が変化するため、制御部80によるこのガス化炉/SGC401への制御のみでは、ガス供給管50における急激な圧力変動を緩和することができない。
ガス供給装置11が備える制御部80は、常時、ガス供給管50における圧力と、目標標準圧力との差圧を取得している。そして、制御部80は、取得した差圧が所定のしきい値の範囲内であるか否かを判定する。例えば、制御部80は、IGCCシステム1の定常状態の負荷に対して、目標標準圧力Pを基準とした所定の圧力の変化量(絶対値)をしきい値に設定し、ガス供給管50における圧力から目標標準圧力を減じた差圧の絶対値がしきい値よりも大きいか否かを判定する。
制御部80がガス供給管50における圧力から目標標準圧力を減じた差圧の絶対値がしきい値よりも小さいまたは同一であると判定した場合、制御部80は、調整弁70aを閉状態にする。
制御部80がガス供給管50における圧力から目標標準圧力を減じた差圧の絶対値がしきい値よりも大きいと判定した場合、制御部80は、調整弁70aを開状態にする。
すなわち、制御部80がガス供給管50における圧力から目標標準圧力を減じた差圧の絶対値がしきい値よりも大きいと判定した場合、IGCCシステム1の急激な負荷上昇時には、ガス化炉/SGC401側からのガス供給を待たず、調整弁70aを開状態にして生成ガスバッファタンク601から一時的に生成ガスを急速に供給することで、ガス供給管50における急激な圧力低下を防ぐことができる。また、IGCCシステム1の急激な負荷低下時には、調整弁70bが閉じてガス供給管50における圧力が高くなるので、生成ガスバッファタンク601における圧力よりも高くなる。そのため、ガス供給管50から余剰ガスは生成ガスバッファタンク601に流れ込み、ガス供給管50における急激な圧力上昇を防ぐことができる。
なお、生成ガスバッファタンク601は、常に新しい生成ガスで満たされ、かつ高温に維持されるよう、2つの小口径の配管(オリフィスで流量を制限)で常時ガス供給管50に接続される。または、生成ガスバッファタンク601内の圧力は、コンプレッサを常に一定運転しながら、制御部80の制御に基づいて、目標標準圧力となるように戻り流量を調整弁で調整する。
以上、本発明の第一の実施形態によるガス供給装置11を備えるIGCCシステム1について説明した。上述のIGCCシステム1において、ガス供給装置11の生成ガスバッファタンク601における圧力を目標標準圧力とし、ガス供給管50における圧力と生成ガスバッファタンク601における圧力との差圧に基づいて、調整弁70の開状態/閉状態を調整する。
このようにすれば、IGCCシステム1の急激な負荷変化時に生じるガス供給管50における急激な圧力変化を緩和することができ、IGCCシステムが発電する電力が負荷から要求される電力に追従できる。
<第二の実施形態>
図2は、本発明の第二の実施形態によるガス供給装置11を備えるIGCCシステム1の構成の一例を示す図である。
次に、第二の実施形態によるIGCCシステム1について説明する。
なお、第二の実施形態によるIGCCシステム1の構成は、多くの部分が第一の実施形態によるIGCCシステム1の構成と共通である。同一の符号が割り当てられている機能部は同様の機能を有する。
第二の実施形態によるIGCCシステム1は、ガス供給管50における圧力よりも高い圧力に調整されている生成ガスバッファタンク601a(第一のガス貯蔵部)と、ガス供給管50における圧力よりも低い圧力に調整されている生成ガスバッファタンク601b(第二のガス貯蔵部)の2つのタンクを備える。
また、生成ガスバッファタンク601aはガス供給管50と調整弁70cを介して大口径の配管で接続されている。また、生成ガスバッファタンク601aはガス供給管50と2つの小口径の配管(オリフィスで流量を制限)で常時接続されており、その1つの小口径の配管に並列な調整弁70eと、もう1つの小口径の配管における生成ガスチャージコンプレッサ160aにより、生成ガスバッファタンク601aにおける圧力と、小口径の配管におけるガスの流量が調整されている。
同様に、生成ガスバッファタンク601bはガス供給管50と調整弁70bを介して大口径の配管で接続されている。また、生成ガスバッファタンク601bはガス供給管50と2つの小口径の配管(オリフィスで流量を制限)で常時接続されており、その1つの小口径の配管に並列な調整弁70dと、もう1つの小口径の配管における生成ガスチャージコンプレッサ160bにより、生成ガスバッファタンク601bにおける圧力と、小口径の配管におけるガスの流量が調整されている。
なお、調整弁70と生成ガスチャージコンプレッサ160(160aと160bの総称)は、制御部80により制御されている。また、制御部80は、制御信号を伝送する制御信号線で制御対象(調整弁70、生成ガスチャージコンプレッサ160、圧力センサ170、ガス化炉/SGC401)と接続されているが、図2では主な制御対象との制御信号線のみを示している。
次に、IGCCシステム1の負荷が急激に変化した場合の第二の実施形態によるIGCCシステム1の処理について説明する。
ここで説明する第二の実施形態によるIGCCシステム1が行う処理は、IGCCシステム1の負荷が、定常状態から過渡的に急激な変化を起こした場合の処理である。
ガス供給装置11が備える制御部80は、常時、ガス供給管50における圧力Pを取得する。
そして、制御部80は、定常状態において、ガス供給管50における圧力Pが目標標準圧力Pに近づくように、生成ガスチャージコンプレッサ160aと、生成ガスチャージコンプレッサ160bと、調整弁70aと、調整弁70cとを制御する。
IGCCシステム1の負荷が定常状態から過渡的に急激に変化したとする。すると、ガス供給管50における圧力Pが急激に変化する。
制御部80は、目標標準圧力Pと圧力Pとを比較し、圧力Pが目標標準圧力Pよりも高いか否かを判定する。
制御部80は、圧力Pが目標標準圧力Pよりも低いと判定した場合、調整弁70aを閉状態にし、調整弁70cを開状態にする。
また、制御部80は、圧力Pが目標標準圧力Pよりも高いと判定した場合、調整弁70aを開状態にし、調整弁70cを閉状態にする。
すなわち、圧力Pが目標標準圧力Pよりも低いと制御部80が判定した、IGCCシステム1の急激な負荷上昇時には、ガス化炉/SGC401側からのガス供給を待たず、調整弁70cを開状態にして生成ガスバッファタンク601aから一時的に生成ガスを急速に供給することで、ガス供給管50における急激な圧力低下を防ぐことができる。
また、圧力Pが目標標準圧力Pよりも高いと制御部80が判定した、IGCCシステム1の急激な負荷降下時には、調整弁70aが開状態となり、ガス供給管50から余剰ガスが生成ガスバッファタンク601bに流れ込ませることで、ガス供給管50における急激な圧力上昇を防ぐことができる。
なお、生成ガスバッファタンク601(601aと601bの総称)は、常に新しい生成ガスで満たされ、かつ高温に維持されるよう、2つの小口径の配管(オリフィスで流量を制限)で常時ガス供給管50に接続される。または、生成ガスバッファタンク601における圧力は、調整弁70d、70eによって適切に制御される。
なお、圧力Pが目標標準圧力Pに近い圧力で変動する場合、圧力Pが目標標準圧力Pよりも低くなることと高くなることを繰り返す。この繰り返しが、制御部80による調整弁70aや70cを用いた圧力Pの調整にかかる時間よりも早い場合、制御部80は、圧力Pを調整することができない(発散する)ことがある。このような場合、制御部80は、目標標準圧力Pの上下にしきい値を設け、それらのしきい値と圧力Pとの比較結果に基づいて調整弁70aや70cを開閉すれば良い。こうすることで、制御部80は、不感帯を設定することができ、圧力Pの発散を防ぐことができる。
図3〜図5は、第二の実施形態によるIGCCシステム1における生成ガスバッファタンク601aと601bの圧力設定の例を示す図である。
図3は、プラント負荷に対する圧力変化が大きい場合の例を示している。この例では、圧力PHは一定であり、圧力Pは圧力Pと同様にIGCCシステム1の負荷が上昇するにつれて高くなるように制御部80が設定を行う。定格負荷(発電設備であるプラントに許容される最大負荷)で、圧力Pと、圧力Pは一致する。それ以上の負荷上昇はなく、万一のガスタービン装置90への過剰供給を防ぐため、生成ガスバッファタンク601aの圧力はガス供給管50と同じになるよう制御部80が設定を行う。
図4は、プラント負荷に対する圧力変化が比較的小さい場合の例を示している。図4におけるIGCCシステム1の負荷変動に対する圧力Pの上昇は、図3で示したIGCCシステム1の負荷変動に対する圧力Pの上昇よりも小さい。この例では、圧力Pは定格負荷になる手前までは一定であり、圧力Pは圧力Pと同様にIGCCシステム1の負荷が上昇するにつれて高くなるように制御部80が設定を行う。そのため、圧力Pは、IGCCシステム1の負荷変動に対してIGCCシステム1の負荷が定格負荷になる手前まで一定であり、その後低下して、IGCCシステム1の負荷が定格負荷では圧力Pに一致する。
図5は、プラント負荷に対する圧力変化が全くない(定圧運転)の場合の例を示している。この例では、圧力Pは定格負荷になる手前までは一定であり、圧力Pは圧力Pと同様にIGCCシステム1の負荷変動に対して、一定となるように制御部80が設定を行う。そのため、圧力Pは、IGCCシステム1の負荷変動に対してIGCCシステム1の負荷が定格負荷になる手前まで一定であり、その後低下して、IGCCシステム1の負荷が定格負荷では圧力Pに一致する。
なお、IGCCシステム1の負荷変化に対するガス供給管50における圧力Pの傾きは、IGCCシステム1における発電効率を考慮した設定が行われる。一般的に、IGCCシステム1において、IGCCシステム1の負荷が小さいときは、ガス供給管50における圧力が低くてもIGCCシステム1の負荷変化時に要求する燃料ガスを供給できる。一方、IGCCシステム1の負荷が重いときは、ガス供給管50における圧力を高くしなければIGCCシステム1の負荷変化時に要求する燃料ガスを供給できない。そのため、IGCCシステム1の負荷が低いときはPmは低く、負荷が高いときはPは高くなるよう圧力Pを設定することが、発電効率、制御性の点で望ましい。
また、IGCCシステム1の負荷が100パーセント(定格負荷)のとき、ガスタービン装置90は、最大定格近くの高温で動作しており、ガスタービン装置90が制御のオーバーシュートにより定格以上の温度で動作するとガスタービン装置90自体が破損する可能性がある。そのため、制御部80は、圧力PをIGCCシステム1の負荷が100パーセント(定格負荷)で圧力Pに一致させる圧力ΔPHを設定し、オーバーシュートを低減し、ガスタービン装置90が過剰に高温になるのを防いでいる。
以上、本発明の第二の実施形態によるガス供給装置11を備えるIGCCシステム1について説明した。上述のIGCCシステム1において、ガス供給装置11の生成ガスバッファタンク601aにおける圧力Pをガス供給管50における圧力Pよりも高い圧力とする。また、IGCCシステム1において、ガス供給装置11の生成ガスバッファタンク601bにおける圧力Pをガス供給管50における圧力Pよりも低くする。
そして、制御部80は、圧力Pが目標標準圧力Pよりも低いと判定した場合、調整弁70aを閉状態にし、調整弁70cを開状態にする。また、制御部80は、圧力Pが目標標準圧力Pよりも高いと判定した場合、調整弁70aを開状態にし、調整弁70cを閉状態にする。
このようにすれば、IGCCシステム1の急激な負荷変化時に生じるガス供給管50における急激な圧力変化を緩和することができ、IGCCシステムが発電する電力が要求される電力の急速な負荷変化に対応できる。
1・・・IGCC(Integrated coal Gasification Combined Cycle)システム
11・・・ガス供給装置
20・・・石炭供給設備
30・・・ASU(Air Separation Unit)
40・・・ガス生成部
50・・・ガス供給管
60・・・ガス貯蔵部
70、70a、70b、70c、70d、70e・・・調整弁
80・・・制御部
90・・・ガスタービン装置
100・・・蒸気タービン
110・・・発電機
120、120a、120b・・・熱交換器
130・・・ガス化空気昇圧機
140・・・HRSG(Heat Recovery Steam Generator)
150・・・記憶部
160、160a、160b・・・生成ガスチャージコンプレッサ
170a、170b、170c・・・圧力センサ
401・・・ガス化炉/SGC(Syngas Cooler)
402・・・フィルタ
403・・・ガス精製設備
601・・・生成ガスバッファタンク
901・・・燃焼器
902・・・圧縮機
903・・・ガスタービン

Claims (6)

  1. 炭素質燃料をガス化して燃料ガスを生成するガス化炉と、
    前記燃料ガス中の不純物を取り除くガス精製設備と、
    前記ガス精製設備から不純物を取り除いた生成ガスが送り出されるガス供給管と、
    前記ガス供給管と接続され、前記ガス供給管における圧力に応じて、前記生成ガスを貯蔵するガス貯蔵部と、
    前記ガス供給管と前記ガス貯蔵部との間に、前記ガス供給管における圧力と目標となる圧力との差圧に応じて弁を開状態または閉状態にする調整弁と
    を備えるガス供給装置。
  2. 前記ガス貯蔵部は、
    前記ガス供給管における圧力よりも高い圧力に設定された第一のガス貯蔵部と、
    前記ガス供給管における圧力よりも低い圧力に設定された第二のガス貯蔵部と
    を備え、
    前記ガス供給管における圧力が前記目標となる圧力よりも低くなったときには前記第一のガス貯蔵部の側の前記弁を開状態にし、
    前記ガス供給管における圧力が前記目標となる圧力よりも高くなったときには前記第二のガス貯蔵部の側の前記弁を開状態にする
    請求項1に記載のガス供給装置。
  3. 前記ガス供給管における圧力と目標となる圧力との差圧を取得し、当該差圧に応じて前記弁を開状態または閉状態にする制御信号を出力する制御部
    を備える請求項2に記載のガス供給装置。
  4. 前記制御部は、制御対象である発電設備の負荷が定格負荷の場合に、定常状態での目標となる圧力と、前記第一のガス貯蔵部における圧力とが同一になるように前記弁の開閉を制御する
    請求項3に記載のガス供給装置。
  5. 炭素質燃料をガス化して燃料ガスを生成するガス化炉と、
    前記生成ガスが供給されるガスタービンと、
    前記ガスタービンによる回転エネルギにより発電し、電気エネルギを作り出す発電機と、
    請求項1から請求項4のうちのいずれか一項に記載のガス供給装置と、
    を備える発電プラント。
  6. ガス化炉と、ガスタービンと、発電機と、ガス供給装置とを備える発電プラントの制御方法であって、
    前記ガス化炉が炭素質燃料をガス化して燃料ガスを生成し、
    ガス精製設備が前記燃料ガス中の不純物を取り除き、
    ガス供給管が前記ガス精製設備から不純物を取り除いた生成ガスを前記ガスタービンに送り出し、
    ガス貯蔵部が前記ガス供給管と接続され、前記ガス供給管における圧力に応じて、前記生成ガスを貯蔵し、
    前記ガス供給管と前記ガス貯蔵部との間の調整弁が前記ガス供給管におけるガス圧力と目標となる圧力との差圧に応じて弁を開状態または閉状態にし、
    前記ガスタービンによる回転エネルギにより発電し、電気エネルギを作り出す発電プラントの制御方法。
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