JP2015150944A - 車両制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員が自身に対応しない誤った携帯機を所持していたとしても乗員に対応した車両設定を自動で再現することのできる車両制御システムを提供する。【解決手段】車両と携帯機とを有して構成された車両制御システムであって、携帯機側には複数の個人識別情報が記憶され、携帯機側制御手段は、操作入力に応じて複数の個人識別情報のうちの一つを選択する選択処理と、選択処理により選択した個人識別情報を車両側に送信させる送信処理とを実行する。また、車両側には、個人識別情報と車両における所定の機能部の設定を行うための車両設定データとが対応づけられて記憶され、車両側制御手段は、携帯機側から受信された個人識別情報と対応づけられている車両設定データを読み出し、読み出した車両設定データに基づき前記機能部の設定が行われるように制御を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、携帯機と車両とを有して構成された車両制御システムに関するものである。
特開2001−49918号公報
いわゆるキーレスエントリーシステムやスマートエントリシステム等としての車両制御システムが知られている。このような車両制御システムにおいては、例えば上記特許文献1に開示されるように、携帯機(送信機1a〜1c)に記憶されたキーIDコードごとにカーオーディオやエアコンなどの各種の機能部の設定データ(車内環境データ:車両設定データ)を対応づけておき、例えば携帯機側からアンロック操作信号と共に送信されるキーIDコードが受信されたことに応じて、受信されたキーIDコードと対応づけられている車両設定データを読み出して設定するものがある。
これにより乗員は、車両に対して好みの車両設定を事前に登録しておけば、自身に対応する携帯機を所持して車両に乗り込むだけで自分好みの車両設定を車両に自動で再現させることができ、手動による車両設定を行う手間が省略される。
しかしながら、実際において乗員は必ずしも自身に対応する携帯機を持ち出して車両を利用するとは限らない。特に、同一車両に対する携帯機は同じ形状を有している場合が多く、自身に対応する携帯機とは別の携帯機を誤って持ち出すことは十分に考えられる。
上記特許文献1の技術によると、乗員が自身に対応しない誤った携帯機を所持して車両に乗り込もうとしたときには、乗員の意図しない誤った車両設定が再現されてしまい、その結果乗員は車両設定を手動で変更する手間を強いられる。
そこで、本発明は上記した問題点を克服し、乗員が自身に対応しない誤った携帯機を所持していたとしても乗員に対応した車両設定を自動で再現することが可能な車両制御システムを提供することを目的とする。
第1に、本発明に係る車両制御システムは、車両と携帯機とを有して構成された車両制御システムであって、前記携帯機は、前記車両側と無線通信を行う携帯機側通信手段と、複数の個人識別情報が記憶された携帯機側記憶手段と、操作入力を行う操作入力手段とを備えると共に、前記操作入力手段からの操作入力に応じて前記記憶された複数の個人識別情報のうちの一つを選択する選択処理と、前記選択処理により選択した前記個人識別情報を前記携帯機側通信手段により前記車両側に送信させる送信処理とを実行する携帯機側制御手段を備えている。
また、前記車両は、前記携帯機と無線通信を行う車両側通信手段と、前記個人識別情報と車両における所定の機能部の設定を行うための車両設定データとが対応づけられて記憶された車両側記憶手段と、前記携帯機における前記送信処理によって送信され前記車両側通信手段により受信された前記個人識別情報と対応づけられている前記車両設定データを前記車両側記憶手段から読み出し、読み出した前記車両設定データに基づき前記機能部の設定が行われるように制御を行う車両側制御手段とを備えている。
上記構成により、車両側では、携帯機に対して複数記憶された個人識別情報のうち操作により選択された個人識別情報に対応づけられた車両設定が行われる。
第2に、上記した本発明に係る車両制御システムにおいては、前記携帯機側記憶手段には、携帯機側の認証用情報が記憶され、前記車両側記憶手段には、車両側の認証用情報が記憶されており、前記車両側制御手段は、前記携帯機側の認証用情報と前記車両側の認証用情報とに基づく認証処理を行った結果に基づきドアのアンロック制御を行うことが望ましい。
これにより、車両盗難の抑制が図られる。
第3に、上記した本発明に係る車両制御システムにおいては、前記携帯機側制御手段は、前記選択処理に基づき選択中の前記個人識別情報の別を所定の提示手段により提示させるための制御を行う提示制御処理を実行することが望ましい。
これにより、乗員は携帯機において何れの個人識別情報が選択中であるかを確認可能となる。
第4に、上記した本発明に係る車両制御システムにおいては、前記提示手段が前記携帯機側に設けられていることが望ましい。
これにより、乗員は何れの個人識別情報が選択中であるかを携帯機に設けられた提示手段により確認することが可能とされる。
第5に、上記した本発明に係る車両制御システムにおいては、前記選択処理では、前記操作入力手段に設けられた所定のボタン操作子の押圧回数に応じた前記個人識別情報を選択することが望ましい。
これにより、個人識別情報の選択は、所定のボタン操作子を所定回数押圧するという比較的簡易な操作で行うことが可能とされる。
本発明によれば、乗員が自身に対応しない誤った携帯機を所持していたとしても乗員に対応した車両設定を自動で再現することが可能な車両制御システムを提供することができる。
図2と共に実施の形態の車両制御システムの構成について説明するためのブロック図であり、本図は主として車両制御システムが有する車両の内部構成を示したブロック図である。 車両制御システムが有する携帯機の内部構成を示したブロック図である。 携帯機側の制御手段が実行する処理の手順を示したフローチャートである。 車両側の制御手段が個人識別情報に対応した車両設定を実現するために実行する処理の手順を示したフローチャートである。
以下、本発明に係る車両制御システムを実施するための形態(以下、「実施の形態」と表記)について、添付図面を参照して説明する。
<1.車両制御システムの構成>
図1及び図2は、実施の形態としての車両制御システム1の構成について説明するためのブロック図である。車両制御システム1は、車両2と複数の携帯機3とを有して構成され、図1は主として車両2の内部構成を、図2は携帯機3の内部構成をそれぞれ示している。本実施の形態の車両制御システム1は、携帯機3としてマスターキーとしての携帯機3とサブキーとしての携帯機3の二つを備えている。これら二つの携帯機3の内部構成はほぼ同様となるため、図2では一方の携帯機3の内部構成のみを示している。
なお、図1、図2においては、それぞれ車両2、携帯機3の内部構成のうち主に本発明に係る要部の構成のみをそれぞれ抽出して示している。
車両制御システム1は、いわゆるスマートエントリシステムとしての機能を有しており、乗員は、携帯機3を所持して車両2と携帯機3との通信が可能な範囲内に近づいた状態で車両2に設けられた後述するロック/アンロックボタン22a(例えばドアフック近傍に設けられている)を操作することで、車両2のドアのロックやアンロックを行うことが可能とされている。また、乗員は、携帯機3に設けられたロックボタン11aやアンロックボタン11bによる遠隔操作によっても車両2のドアのロックやアンロックを行うことが可能とされている。
また、車両制御システム1においては、車両2の盗難防止等の観点から、ドアのロックやアンロックを行うにあたって後述するように携帯機3側に記憶された認証用情報(後述する携帯機側認証用ID14a)と車両2側に記憶された認証用情報(後述する車両側第一認証用ID33a,車両側第二認証用ID33b)とに基づく認証処理も行われる。
先ず、図2において、携帯機3は制御部10、操作部11、通信部12、インジケータ13及び記憶部14を備えている。
操作部11は、携帯機3に設けられた操作入力手段を包括的に表したものである。操作部11が有する操作子としては、車両2のドアのロックを指示するためのロックボタン11a、及びアンロックを指示するためのアンロックボタン11bがある。
通信部12は、車両2が備える後述する通信部20との間で無線通信を行う。
インジケータ13は、主として操作部11に設けられたロックボタン11a、アンロックボタン11bの操作状態を提示するための提示手段として設けられたものであり、本例においては発光部として構成されている。なお、光源としては例えばLED(Light Emitting Diode)が用いられている。
記憶部14は、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)などの不揮発性メモリで構成され、各種データを記憶することが可能とされている。記憶部14には、上述した認証処理で用いられる携帯機側認証用ID14aが記憶されている。携帯機側認証用ID14aは、個々の携帯機3に固有のID情報とされ、マスターキーとしての携帯機3とサブキーとしての携帯機3とでそれぞれ異なる値が記憶されている。
また、本実施の形態の場合、記憶部14には第一個人ID14bと第二個人ID14cも記憶されているが、これら第一個人ID14b、第二個人ID14cについては後に改めて説明する。
制御部10は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)などを有したコンピュータで構成され、操作部11、通信部12、インジケータ13及び記憶部14の各部と接続されている。
制御部10は、例えば上記のROM等に格納されたプログラムに従った処理を実行することで携帯機3の各種動作を実現する。例えば、制御部10は、ロックボタン11a、アンロックボタン11bの操作に応じた操作信号を通信部12によって送信させる。この際、制御部10は上述した認証処理のために、ロックボタン11a、アンロックボタン11bに応じた操作信号に対して携帯機側認証用ID14aを付帯させて通信部12により送信させる。
また、制御部10は、ロックボタン11a、アンロックボタン11bの操作に応じてインジケータ13による提示動作を制御する。具体的には、ロックボタン11aの操作時、アンロックボタン11bの操作時の双方においてインジケータ13としての発光部を発光させる。
なお、これら操作部11からの操作入力に応じた処理やインジケータ13についての制御処理も含めて、本実施の形態の制御部10が実行する処理については図3により改めて説明する。
車両2は、図1に示すように通信部20と、スマートエントリECU(Electronic Control Unit)21、シートECU24、エアコンECU27及びメータECU30の各ECUと、各ECUに対して操作入力を行うための操作部22、操作部26、操作部29及び操作部32と、各ECUの制御対象であるドアロックアクチュエータ23、シートアクチュエータ25、エアコン部28及び表示部31と、例えばEEPROMなどの不揮発性メモリで構成された記憶部33とを備えている。
上記の各ECUは、CPU、ROM、RAMを有するコンピュータで構成され、バス37を介して相互に接続されている。各ECUには、それぞれ記憶部が設けられている。スマートエントリECU21には記憶部33が、シートECU24には記憶部34が、エアコンECU27には記憶部35が、メータECU30には記憶部36が設けられている。
通信部20は、携帯機3における通信部12に無線によりデータ送信を行う送信部20aと通信部12から無線により送信されたデータの受信を行う受信部20bとを備えている。これら送信部20aと受信部20bはスマートエントリECU21と接続されており、スマートエントリECU21は通信部20を介して携帯機3側と各種信号のやりとりが可能とされている。
ドアロックアクチュエータ23は、車両2に設けられたドアのロック/アンロック機構を駆動するアクチュエータとされている。
操作部22は、ドアのロック/アンロックを指示するための各種の操作子を備えている。操作部22が備える操作子としては、少なくともロック/アンロックボタン22aがある。ロック/アンロックボタン22aは、例えばドアフックの近傍において車両2の外界に表出するように設けられた操作子である。ドアがロック状態であるときのロック/アンロックボタン22aの操作はドアのアンロック操作となり、ドアがアンロック状態であるときのロック/アンロックボタン22aの操作はドアのロック操作となる。
操作部22は、操作の行われた操作子に応じた操作入力信号をスマートエントリECU21に出力する。
なお、操作部22においては、ドアのロックを指示する操作子とアンロックを指示する操作子とを独立して設けてもよい。
スマートエントリECU21は、操作部22に設けられたロック/アンロックボタン22aの操作や通信部20を介した携帯機3側からの遠隔操作に基づいてドアロックアクチュエータ23の制御を行うことで、ドアのロック/アンロックを制御する。この際、スマートエントリECU21は、ドアのロックやアンロックを許可するか否かを、携帯機3に記憶されている携帯機側認証用ID14aと記憶部33に記憶されている車両側の認証用ID(車両側第一認証用ID33a及び車両側第二認証用ID33b)とに基づく認証処理の結果に基づき判定する。
なお、記憶部33に記憶されている車両側第一認証用ID33a、車両側第二認証用ID33bは、ドアのロックやアンロックを許可する携帯機3(本例ではマスターキー、サブキーとしてのそれぞれの携帯機3)を車両2側に登録するために、予め許可しようとする携帯機3に記憶されている携帯機側認証用ID14aに対応したID情報が記憶されたものである。これら車両側第一認証用ID33a、車両側第二認証用ID33bの登録は、車両の盗難防止の観点等から特殊な操作のみによって可能とされており、安易に変更や追加ができないようにされている。
スマートエントリECU21は、具体的に以下のように認証処理を行う。先ず、送信部20aによる通信可能範囲内に携帯機3が検出されている状態において、携帯機3に対して携帯機側認証用ID14aの送信要求を行って携帯機3より携帯機側認証用ID14aを取得する。そして、操作部22のロック/アンロックボタン22aが操作されたことに応じて、取得した携帯機側認証用ID14aと記憶部33に記憶されている車両側第一認証用ID33a及び車両側第二認証用ID33bとに基づく認証処理を行う。具体的には、例えば取得した携帯機側認証用ID14aと車両側第一認証用ID33a及び車両側第二認証用ID33bとを照合し、取得した携帯機側認証用ID14aが車両側第一認証用ID33a又は車両側第二認証用ID33bの何れかと一致するか否かを判定する。取得した携帯機側認証用ID14aが車両側第一認証用ID33a又は車両側第二認証用ID33bの何れかと一致した場合、すなわち認証処理が成功した場合、スマートエントリECU21はドアロックアクチュエータ23を制御してドアをロック又はアンロックさせる。一方、認証処理が失敗した場合はドアロックアクチュエータ23を制御せず、ドアのロック又はアンロックが行われないようにする。
また、スマートエントリECU21は、携帯機3からの遠隔操作信号によりドアのロック又はアンロックを指示する操作入力が行われた場合にも、同様の認証処理を行う。前述したように、携帯機3の制御部10は、ロックボタン11a又はアンロックボタン11bの操作に応じた操作信号に携帯機側認証用ID14aを付帯させて通信部12により送信させる。スマートエントリECU21は、このように携帯機側認証用ID14aの付帯されたロック操作信号又はアンロック操作信号が受信部20bにより受信されたことに応じて、携帯機側認証用ID14aと車両側第一認証用ID33a及び車両側第二認証用ID33bとに基づく認証処理を上記と同様に行い、認証が成功した場合にのみドアのロック又はアンロックが行われるようにドアロックアクチュエータ23を制御する。
上記のような認証処理により、車両2側に記憶された認証用情報に対応する認証用情報が記憶されている正規の携帯機3のみによってドアのアンロックが可能とされ、車両盗難に対するセキュリティの向上が図られている。
なお、上記では説明の簡略のため、認証処理では携帯機3側に記憶されている携帯機側認証用ID14aそのものと記憶部33に記憶されている車両側第一認証用ID33a及び車両側第二認証用ID33bとを照合する場合を例示したが、実際にはセキュリティ面を考慮し携帯機3側から車両3側への認証用情報の送信を暗号化通信により行うこともできる。この場合、スマートエントリECU21は、暗号化された状態で受信された携帯機側認証用ID14aを復号化し、復号化された携帯機側認証用ID14aと車両側第一認証用ID33a及び車両側第二認証用ID33bとを照合する。
何れにせよ、認証処理としては、携帯機3に記憶された携帯機側の認証用情報と車両2側に記憶された車両側の認証用情報とに基づいた認証処理が行われればよい。
また、スマートエントリECU21は、携帯機3に記憶された個人IDの情報に基づく処理として図4に示す処理も実行するが、これについては後に改めて説明する。
シートアクチュエータ25は、車両2に設けられたシートの調整を行うためのアクチュエータを包括的に示したものであり、例えば、シートの座面の前後位置や高さ位置の調整、背もたれの角度の調整等を行う各種のアクチュエータを備えている。
操作部26は、シートの調整に係る各種の操作子を備え、操作の行われた操作子に応じた操作入力信号をシートECU24に出力する。
シートECU24は、操作部26からの操作入力信号に応じてシートアクチュエータ25を制御し、これにより乗員等の操作入力に応じたシート調整を実現する。
エアコン部28は、車両2に設けられた空調機能部である。エアコン部28には、例えば車両2のインパネ部等に設けられて現在の空調モードや設定温度、風量などのエアコン関連の情報を乗員に提示するための表示部も備えられている。
操作部29は、エアコン部の各種設定を行うための操作子を備え、操作の行われた操作子に応じた操作入力信号をエアコンECU27に出力する。
エアコンECU27は、操作部29からの操作入力信号に応じてエアコン部28の各種設定を実行させると共に、上記表示部の表示制御を行う。
表示部31は、車両2のメータパネル内に設けられ車両2に係る各種の情報表示を行う。表示部31が表示可能な情報としては、例えばトリップメータ、オドメータ等として表示すべき走行距離の情報、時刻情報、外気温情報、車速情報、瞬間燃費情報、トータル燃費情報(トリップメータの0リセット時からのトータルの燃費情報)等がある。表示部31は、表示スペース等の関係から、上記の各種情報の全てを同時表示せず、一部の情報を操作に応じて択一表示するように構成されている。
操作部32は、表示部31に対応した各種の操作子を備え、操作の行われた操作子に応じた操作入力信号をメータECU30に出力する。操作部32が備える操作子としては、上記の択一表示の対象とされた情報について表示切り替えを指示するための操作子や、トリップメータの0リセットを指示するための操作子等がある。
メータECU30は、車両2に設けられた不図示の各種センサ(例えば車速センサや外気温センサ等)等からの入力情報や操作部32からの操作入力信号に基づいて表示部31の表示制御を行う。
なお、シートECU24の記憶部34、エアコンECU27の記憶部35、メータECU30の記憶部36にはID・車両設定対応情報34a、ID・車両設定対応情報35a、ID・車両設定対応情報36aがそれぞれ記憶されているが、これについては後述する。
また、本例の場合、操作部26、操作部29、操作部32には、シートアクチュエータ25、エアコン部28、表示部31としての各機能部の設定を登録するための登録ボタンが設けられているが、これについても後述する。
<2.個人IDとその選択について>
図2に示したように、本実施の形態の携帯機3には、記憶部14に第一個人ID14bと第二個人ID14cが記憶されている。これらの個人IDは、車両2を利用する個人を識別するために記憶されたものであり、乗員はこれら第一個人ID14b、第二個人ID14cの何れかを操作により選択することで自身が何れの乗員であるかを携帯機3に指示できる。
本例の場合、個人IDの選択操作は、ロックボタン11aとアンロックボタン11bを用いた操作としている。具体的に、本例では、ロックボタン11aとアンロックボタン11bの同時押しを2回連続して行うことで携帯機3を選択モードに移行させ、その後の所定時間内にロックボタン11aを押圧する回数で個人IDの選択を行うことができる。例えば、上記の所定時間内にロックボタン11aを1回押圧した場合は第一個人ID14bの選択指示、2回押圧した場合は第二個人ID14cの選択指示となる。
また、本実施の形態の場合、携帯機3は、選択中の個人IDを提示する機能を有している。本例において、個人IDの提示を指示するための操作は、ロックボタン11aとアンロックボタン11bの同時押しを1回行う操作とされている。携帯機3における制御部10は、このような個人IDの提示を指示する操作入力に応じて、第一個人ID14b又は第二個人ID14cのうち現在選択中である個人IDに対応した発光動作をインジケータ13に実行させる。例えば、第一個人ID14bが選択中である場合は1回発光、第二個人ID14cが選択中である場合には2回発光させる。
図3のフローチャートは、上記のような個人IDの選択や選択中の個人IDの提示のための処理も含めて制御部10が実行する処理の手順を示している。
図3において、制御部10は、ステップS101でボタン操作が行われるまで待機している。すなわち、操作部11におけるロックボタン11a又はアンロックボタン11bの何れかの操作が行われるまで待機している。
ボタン操作が行われた場合、制御部10はステップS102のID読み出し処理として、携帯機側認証用ID14aと第一個人ID14b又は第二個人ID14cのうち現在選択中である個人IDを記憶部14より読み出す。
続くステップS103で制御部10は、ステップS101で行われた操作がロックボタン11aとアンロックボタン11bの同時押し操作であったか否かを判別する。
ロックボタン11aとアンロックボタン11bの同時押し操作でなかった場合、制御部10はステップS115に進んでボタン操作に応じた操作信号及びIDの送信処理を行う。すなわち、ロックボタン11aの操作であった場合はロックボタン11aの操作に応じた操作信号に携帯機側認証用ID14aと選択中の個人IDとを付帯させた信号を通信部12によって車両2側に送信させる。また、アンロックボタン11bの操作であった場合はアンロックボタン11bの操作に応じた操作信号に携帯機側認証用ID14aと選択中の個人IDとを付帯させた信号を通信部12によって車両2側に送信させる。なお、ステップS115では、ロックボタン11a又はアンロックボタン11bの操作に応じて前述したようなインジケータ13の提示動作制御も併せて行う。
制御部10は、ステップS115の処理を行ったことに応じて図3に示す処理を終える。
一方、ステップS103において、ステップS101で行われた操作がロックボタン11aとアンロックボタン11bの同時押し操作であった場合は、制御部10はステップS104に進んで選択中の個人IDの提示処理を行う。すなわち、本例においては、第一個人ID14bが選択中である場合にはインジケータ13を1回発光させ、第二個人ID14cが選択中である場合にはインジケータ13を2回発光させる。
次のステップS105で制御部10は、第一タイマのカウントをスタートさせる。この第一タイマによるタイムカウントは、ステップS103で判明したロックボタン11aとアンロックボタン11bの同時押し操作が、上述した個人IDの選択を指示するための2回連続の同時押し操作の一部であるか否かを判別するために行っている。
制御部10は、ステップS105のカウントスタート処理を実行したことに応じて、ステップS106及びステップS107の処理によって第一タイマがタイプアップとなるか、又はロックボタン10aとアンロックボタン10bの再度の同時押し操作が行われるまで待機する。
ステップS106において、第一タイマがタイムアップした、すなわち第一タイマのカウント値が所定の上限値に達した場合は、制御部10はステップS114に進んで第一タイマのカウント値をリセットし、図3に示す処理を終える。
また、ステップS107において、ロックボタン11aとアンロックボタン11bの再度の同時押し操作が行われた場合は、制御部10はステップS108に進んで第一タイマのカウント値をリセットし、ステップS109で第二タイマのカウントをスタートする。第二タイマは、前述したロックボタン11aの押圧回数による個人IDの選択操作を受け付ける時間を管理するためのタイムカウントを行うタイマである。
制御部10は、ステップS109で第二タイマのカウントスタート処理を実行したことに応じて、ステップS110及びステップS111の処理により第二タイマがタイムアップとなるまでID選択操作の受け付けを行う。すなわち、本例においてはロックボタン11aの押圧操作の受け付けと押圧回数のカウントを行う。
第二タイマがタイムアップとなった場合、制御部10はステップS112に進んで第二タイマのカウント値をリセットし、ステップS113で操作内容に応じたID選択処理を実行する。すなわち、ステップS110で受け付けられた操作の内容に応じて、第一個人ID14bと第二個人ID14cのうちの何れかを選択する。具体的に、本例においてはロックボタン11aの押圧回数が1回であった場合は第一個人ID14bを、2回であった場合は第二個人ID14cを選択する。
制御部10は、ステップS113の選択処理を実行したことに応じて図3に示す処理を終える。
<3.個人IDに対応する車両設定>
車両2は、図3の処理により乗員等によって選択されて携帯機3が送信する個人IDを受信し、受信した個人IDとシートアクチュエータ25、エアコン部28及び表示部31としての各機能部の設定データ(車両設定データ)とを対応づけて記憶する機能を有している。
本例の場合、このように個人IDと車両設定とを対応づけて登録する処理は、シートECU24、エアコンECU27及びメータECU30がそれぞれ行う。
具体的に、シートECU24は、操作部26に設けられた登録ボタンが押圧操作されたことに応じて、現在のシートアクチュエータ25の設定データ、具体的には座面の前後位置や高さ位置、背もたれの角度等についての設定データと、直近のアンロック操作に対応して携帯機3側から受信された個人IDとを取得し、これら設定データと個人IDとを対応づけて記憶部34に記憶させる。
なお、ここでのアンロック操作は、携帯機3による遠隔操作、及びロック/アンロックボタン22aの操作の双方を対象としている。また、上記の「アンロック操作に対応して携帯機3側から受信された個人ID」とは、当該アンロック操作に応じて実行した認証処理に用いた携帯機側認証用ID14aと共に受信された個人IDを意味する。直近のアンロック操作から上記の登録ボタンが押されるまでの間に運転者としての乗員が入れ替わることは希であるため、上記のように直近のアンロック操作に対応して携帯機3側から受信された個人IDを車両設定データと対応づけることで、登録対象の車両設定データを登録操作を行った乗員に対応する個人IDに正しく対応づけることができる。
また、エアコンECU27は、操作部28に設けられた登録ボタンが押圧操作されたことに応じて、現在のエアコン部28の設定データ、具体的には空調モードや設定温度、風量等についての設定データと、直近のアンロック操作に対応して携帯機3側から受信された個人IDとを取得し、これら設定データと個人IDとを対応づけて記憶部35に記憶させる。
さらに、メータECU30は、操作部32に設けられた登録ボタンが押圧操作されたことに応じて、現在の表示部31の設定データ、具体的には前述した択一表示の対象情報のうち何れを選択してるかに係る設定データと、直近のアンロック操作に対応して携帯機3側から受信された個人IDとを取得し、これら設定データと個人IDとを対応づけて記憶部36に記憶させる。
このようにして、車両2における各機能部の車両設定データが、個人IDと対応づけられて記憶部34,35,36に記憶される。先の図1に示したID・車両設定対応情報34a,35a,36aは、このように個人IDと車両設定データとが対応づけられた情報を包括的に表したものである。
なお、車両設定データに対応づける個人IDは直近のアンロック操作に対応して受信されたものに限らず、例えば登録ボタンの操作に応じてスマートエントリECU21に携帯機3への個人IDの送信要求を実行させ、該送信要求に応じて受信された個人IDを車両設定データと対応づけてもよい。
また、上記では、登録ボタンの操作をトリガとして個人IDと車両設定データとの対応づけ登録が行われる例を挙げたが、登録ボタンを設けることは必須ではなく、他の操作に供されるボタンの同時押し操作や長押し操作を登録操作として割り当てることもできる。或いは、登録操作が行われたタイミングでの車両設定データを登録するのではなく、例えば車両設定データの登録モードを設け、該登録モード中の操作によって調整・決定された車両設定データを登録する手法を採ることもできる。
何れにせよ、車両設定データの登録の手法は上記の手法に限定されるものではない。
車両2は、上記のように記憶部34,35,36に記憶されたID・車両設定対応情報34a,35a,36aに基づいて、携帯機3側から受信した個人IDに対応する車両設定を行う機能を有している。
図4は、当該機能を実現するために車両2において実行される処理の具体的な手順を示したフローチャートである。
図4において、スマートエントリECU21は、ステップS201でアンロック操作が行われるまで待機する。すなわち、携帯機3側からの遠隔操作によるアンロック操作、又はロック/アンロックボタン22aによるアンロック操作の何れかが行われるまで待機する。
アンロック操作があった場合、スマートエントリECU21はステップS202でアンロック操作に対応して受信された個人IDを取得する。すなわち、アンロック操作が携帯機3による遠隔操作として行われたものであれば、携帯機3側から受信されたアンロック操作信号に付帯された個人IDを取得し、ロック/アンロックボタン22aの操作であれば当該ロック/アンロックボタン22aによるアンロック操作に応じて実行した認証処理に用いた携帯機側認証用ID14aと共に受信された個人IDを取得する。
なお、前述のようにスマートエントリECU21は、携帯機3側からの遠隔操作によるアンロック操作又はロック/アンロックボタン22aによるアンロック操作に応じて認証処理を行うが、当該認証処理の詳細については既に説明済みであるため重複説明は避ける。
続くステップS203でスマートエントリECU21は、車両設定指示処理を実行する。すなわち、取得した個人IDをシートECU24、エアコンECU27、メータECU30にそれぞれ送信して当該個人IDに対応する車両設定を行うように指示する。
この指示に応じてシートECU24、エアコンECU27、メータECU30は、それぞれ記憶部34,35,36に記憶されたID・車両設定対応情報34a,35a,36aに基づいて、当該個人IDに対応する車両設定データを取得し、取得した車両設定データに基づく車両設定を行う。
スマートエントリECU21は、ステップS203の指示処理を実行したことに応じて図4に示す処理を終える。
なお、ステップS203の指示処理に応じてシートECU24、エアコンECU27、メータECU30が個人IDに対応した車両設定を実行するタイミングは任意である。
例えば、シートECU24については、ステップS201のアンロック操作後にドアがオープンされたタイミングで車両設定を実行することが考えられる。つまり、ドアがオープンされたことに応じてシートポジションが乗員に対応したポジションに自動で再現されるものである。
また、エアコンECU27については、例えばエアコンのオン操作が行われたタイミング(例えばエアコンの「AUTO」ボタンが操作されたことに応じて登録された温度設定を再現するなど)や、エンジン始動のタイミングで車両設定を実行することが考えられる。
また、メータECU30については、例えばエンジン始動のタイミングで車両設定を実行することが考えられる。
<3.実施の形態のまとめ>
上記のように本実施の形態の車両制御システム1は、車両2と携帯機3とを有して構成され、携帯機2は、車両2側と無線通信を行う携帯機側通信手段(通信部12)と、複数の個人識別情報(第一個人ID14b、第二個人ID14c)が記憶された携帯機側記憶手段(記憶部14)と、操作入力を行う操作入力手段(操作部11)とを備えると共に、操作入力手段からの操作入力に応じて前記記憶された複数の個人識別情報のうちの一つを選択する選択処理と、選択処理により選択した個人識別情報を携帯機側通信手段により車両2側に送信させる送信処理とを実行する携帯機側制御手段(制御部10)を備えている。
また、車両2は、携帯機3と無線通信を行う車両側通信手段(通信部20)と、個人識別情報と車両2における所定の機能部の設定を行うための車両設定データとが対応づけられて記憶された車両側記憶手段(記憶部34,35,36)と、携帯機3における送信処理によって送信され車両側通信手段により受信された個人識別情報と対応づけられている車両設定データを車両側記憶手段から読み出し、読み出した車両設定データに基づき機能部の設定が行われるように制御を行う車両側制御手段(スマートエントリECU21,シートECU24、エアコンECU27、メータECU30)とを備えている。
上記構成により、車両2側では、携帯機3に対して複数記憶された個人識別情報のうち操作により選択された個人識別情報に対応づけられた車両設定が行われる。
従って、乗員が自身に対応しない誤った携帯機3を所持していたとしても乗員に対応した車両設定を自動で再現することができる。
なお、携帯機3の持ち出しミスの低減を図る上では、携帯機3に対して数字等の識別情報を印字・刻印等しておくことも考えられるが、その場合には携帯機3の品番数の増加や管理が複雑化してコストアップの要因となる。
本実施の形態の車両制御システム1によれば、携帯機3と乗員を一対一で対応させる必要がないため、上記のような識別情報の印字等は不要とでき、携帯機3の品番数の増加や管理の複雑化の防止が図られ、コストアップの抑制を図ることができる。
また、本実施の形態の車両制御システム1においては、携帯機側記憶手段には、携帯機側の認証用情報が記憶され、車両側記憶手段には、車両側の認証用情報が記憶されており、車両側制御手段は、携帯機側の認証用情報と車両側の認証用情報とに基づく認証処理を行った結果に基づきドアのアンロック制御を行う。
これにより、車両盗難の抑制が図られる。
すなわち、車両盗難の抑制を図りつつ、乗員が自身に対応しない誤った携帯機3を所持していたとしても乗員に対応した車両設定を自動で再現することができる。
さらに、本実施の形態の車両制御システム1においては、携帯機側制御手段は、選択処理に基づき選択中の個人識別情報の別を所定の提示手段(インジケータ13)により提示させるための制御を行う提示制御処理を実行する。
これにより、乗員は携帯機3において何れの個人識別情報が選択中であるかを確認可能となる。
選択中の個人識別情報に対応する車両設定が行われる前に何れの個人識別情報が選択中であるかを確認することが可能となるため、乗員の意図しない誤った車両設定が再現されてしまい乗員が手動で車両設定を変更しなければならない事態を発生し難くできる。
なお、先の説明によれば、本実施の形態では、選択中の個人識別情報の別を提示させるための操作(ロックボタン11aとアンロックボタン11bの同時押し操作)が個人識別情報の選択モードに移行させるための操作(ロックボタン11aとアンロックボタン11bの同時押しを二回連続で行う操作)の一部と共通とされている。これにより乗員は、提示のための操作を行った結果自身に対応しない個人識別情報が選択中であると確認されて、個人識別情報の変更を希望する場合においても、個人識別情報の選択モードに移行させるための操作を一からやり直す必要がなくなる。つまり、本例においては、ロックボタン11aとアンロックボタン11bの同時押しを2回連続で行う操作を一からやり直すことなく、続きの1回の同時押し操作のみを行えば足る。
さらにまた、本実施の形態の車両制御システム1においては、提示手段が携帯機3側に設けられている。
これにより、乗員は何れの個人識別情報が選択中であるかを携帯機3に設けられた提示手段により確認することが可能とされる。
従って、乗員は何れの個人識別情報が選択中であるかを車両2に乗り込む前に手元で確認することができ、乗員の意図しない誤った車両設定が行われてしまうことの防止効果を高めることができる。すなわち、乗員が手動で車両設定を変更しなければならない事態が発生する可能性をより低くできる。
加えて、本実施の形態の車両制御システム1においては、選択処理では、操作入力手段に設けられた所定のボタン操作子の押圧回数に応じた個人識別情報を選択する。具体的に、本例においてはロックボタン11aの押圧回数に応じた個人識別情報を選択している。
これにより、個人識別情報の選択は、例えばロックボタン11a等の所定のボタン操作子を所定回数押圧するという比較的簡易な操作で行うことが可能とされる。
従って、個人識別情報の選択ミスの低減を図ることができる。
<4.変形例>
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明は上記で説明した具体例に限定されるべきものではない。
例えば、上記では、車両制御システム1が複数の携帯機3を有している場合を例示したが、携帯機3は少なくとも1つでよい。携帯機3が少なくとも1つあれば、当該1つの携帯機3を複数人で使用するといったケースにおいて、乗員に対応した車両設定を自動で再現することができる。
また、上記では、車両設定の例としてシートアクチュエータ25、エアコン部28、表示部31に係る車両設定を例示したが、他にもステアリングポジションの設定、ドアミラーの設定、カーオーディオの設定(例えばプレイリストやイコライザの設定等)、ACC(Adaptive Cruise Control)の車速設定や車間距離設定、ドライブモード(エンジン出力特性やAT車におけるシフトスケジュール特性等)の設定等を挙げることができ、本発明が対象とする車両設定は、車両が有する各種の機能部に係る設定であれば特に限定されるものではない。
さらに、上記では、携帯機に記憶された個人識別情報の数が二つとされた場合を例示したが、本発明において携帯機に記憶させる個人識別情報の数は二つに限らず三つ以上とすることもできる。
また、上記では、選択中の個人識別情報の別を提示する提示手段が携帯機側に設けられた例を示したが、当該提示手段は車両側に設けられても良い。或いは、車両及び携帯機以外の他の装置に設けることも考えられる。例えば、携帯機にNFC(Near Field Communication)等の無線通信機能を具備させ、NFC対応のスマートフォンなどの情報処理装置を携帯機にかざすことで選択中の個人識別情報が当該情報処理装置が有する提示手段により提示されるようにするなどの構成を採ることが考えられる。
なお、選択中の個人識別情報の別を提示するための具体的な手法は視覚的手法に限らず、例えば音を用いた手法など他の手法による提示とすることもできる。
1…車両制御システム、2…車両、3…携帯機、10…制御部、11…操作部、12…通信部、13…インジケータ、14…記憶部、14a…携帯機側認証用ID、14b…第一個人ID、14c…第二個人ID、20…通信部、21…スマートエントリECU、25…シートアクチュエータ、28…エアコン部、31…表示部、33…記憶部、33a…車両側第一認証用ID、33b…車両側第二認証用ID、33,34,35,36…記憶部、34a,35a,36a…ID・車両設定対応情報

Claims (5)

  1. 車両と携帯機とを有して構成された車両制御システムであって、
    前記携帯機は、
    前記車両側と無線通信を行う携帯機側通信手段と、
    複数の個人識別情報が記憶された携帯機側記憶手段と、
    操作入力を行う操作入力手段と、
    前記操作入力手段からの操作入力に応じて前記記憶された複数の個人識別情報のうちの一つを選択する選択処理と、
    前記選択処理により選択した前記個人識別情報を前記携帯機側通信手段により前記車両側に送信させる送信処理とを実行する携帯機側制御手段とを備え、
    前記車両は、
    前記携帯機と無線通信を行う車両側通信手段と、
    前記個人識別情報と車両における所定の機能部の設定を行うための車両設定データとが対応づけられて記憶された車両側記憶手段と、
    前記携帯機における前記送信処理によって送信され前記車両側通信手段により受信された前記個人識別情報と対応づけられている前記車両設定データを前記車両側記憶手段から読み出し、読み出した前記車両設定データに基づき前記機能部の設定が行われるように制御を行う車両側制御手段とを備える
    車両制御システム。
  2. 前記携帯機側記憶手段には、携帯機側の認証用情報が記憶され、
    前記車両側記憶手段には、車両側の認証用情報が記憶されており、
    前記車両側制御手段は、
    前記携帯機側の認証用情報と前記車両側の認証用情報とに基づく認証処理を行った結果に基づきドアのアンロック制御を行う
    請求項1に記載の車両制御システム。
  3. 前記携帯機側制御手段は、
    前記選択処理に基づき選択中の前記個人識別情報の別を所定の提示手段により提示させるための制御を行う提示制御処理を実行する
    請求項1又は請求項2に記載の車両制御システム。
  4. 前記提示手段が前記携帯機側に設けられている
    請求項3に記載の車両制御システム。
  5. 前記選択処理では、
    前記操作入力手段に設けられた所定のボタン操作子の押圧回数に応じた前記個人識別情報を選択する
    請求項1乃至請求項4の何れかに記載の車両制御システム。
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