JP2015150424A - 多機能プログラマブル食品調理方法及び装置 - Google Patents

多機能プログラマブル食品調理方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】食材ディスペンサーである材料ディスペンサー及びミキサーは、調理中に複数の容器を用いる必要があるため、用途が限られ、低重力では動作不可能で、自動化を提供する。【解決手段】食品調理装置100は、容器102の第1の端部に連結された第1プレート104を含み、第1プレート104は、食材を受け取るように構成された穴105を含み、容器102の第2の端部に連結された第2プレート106と、第1プレート104に連結された混合装置とを、含み、混合装置は、容器の内部空間102を混ぜるように構成され、食品調理装置100は、容器に連結された熱伝達装置110を含み、熱伝達装置110は、容器102の内部空間と熱エネルギーを交換するように構成される。【選択図】図1

Description

本開示は、概して、食品の調理方法及び装置に関し、より具体的には、プログラマブル且つ実質的に自動化された食品の調理方法及び装置に関する。
食材ディスペンサー及び調理装置は、通常、材料混合用のチャンバーと加熱用のチャンバーとを別々に有している。より具体的には、材料を第一の容器内で混合し、これをオーブンに移し替えて最終的な食品を作っている。例えば、商用の食品工場では、材料用の大きなホッパーを用いて、ミキサーに材料が供給される。材料を混ぜた後、その混合された材料がオーブン又はクーラーに移されて、最終的な食品が作られる。従って、従来の材料ディスペンサー及びミキサーは、食品の調理中に複数の容器を用いる必要があるため、用途が限られていた。また、従来の材料ディスペンサー及びミキサーは、通常、低重力または無重力環境(例えば、国際宇宙ステーション(ISS))では動作不可能である。また、従来の材料ディスペンサー及びミキサーは、しばしばユーザーの介在を必要とし、実質的には自動化されていない。
本明細書において、食品調理のためのシステム、方法、及び装置が開示される。いくつかの実施形態によれば、食品を調理するための装置が開示される。当該装置は、少なくとも1つの食材を収容するように構成されたキャビティを含む容器を含んでもよい。キャビティは、容器の内部空間を規定していてもよい。当該装置は、容器の第1の端部に連結された第1プレートをさらに含んでいてもよい。第1プレートは、少なくとも1つの食材を受け取るように構成された少なくとも1つの穴を含んでいてもよい。当該装置は、容器の第2の端部に連結された第2プレートと、第1プレートに連結された混合装置とを含んでもよい。混合装置は、容器の内部空間内で少なくとも1つの食材を混ぜるように構成されていてもよい。また、混合装置は、少なくとも1つの食材を混ぜつつ、第1プレートと第2プレートとの間で移動するように構成された攪拌翼を含んでもよい。当該装置は、さらに、容器に連結された熱伝達装置を含んでもよい。熱伝達装置は、容器の内部空間と熱エネルギーを交換するように構成されていてもよい。
いくつかの実施形態において、熱伝達装置は、容器の外面に連結された複数の熱伝素子を含んでもよい。また、熱伝達装置は、複数の熱伝素子に連結された複数の受動冷却装置をさらに含んでもよい。いくつかの実施形態において、混合装置は、容器のキャビティ内に配置されたねじ付きシャフトと、ねじ付きシャフトに連結されるように動作可能な攪拌翼と、ねじ付きシャフトに連結されるように動作可能なプランジャーディスクとを含む。いくつかの実施形態によれば、当該装置は、攪拌翼及びプランジャーディスクのそれぞれを、ねじ付きシャフトに対して連結及び分離させるように構成された位置決めアクチュエータをさらに含んでもよい。当該装置は、複数の食品入れを含む食品保管装置をさらに含んでもよい。複数の食品入れの少なくとも1つは、第1プレートの少なくとも1つの穴に連結されるように構成される。
いくつかの実施形態において、当該装置は、データ処理システムに通信可能に接続されるように構成された通信インターフェイスをさらに含む。当該データ処理システムは、少なくとも1つの食材に関連付けられた1つ又は複数の調理作業を制御するように構成されてもよい。当該装置は、少なくとも1つの食材に関連付けられた1つ又は複数の調理作業を説明する情報を表示するように構成されたディスプレイ装置をさらに含んでもよい。当該装置は、ユーザーからの少なくとも1つの入力を受け取るように構成されたキーパッドをさらに含んでもよい。いくつかの実施形態において、当該装置は、混合装置の1つ又は複数のコンポーネントに関連付けられた位置データを特定及び送信するように構成された遠隔測定装置をさらに含んでもよい。当該装置は、熱伝達装置及び容器の内部空間に関連付けられた温度データを特定及び送信するように構成された複数の温度センサをさらに含んでもよい。いくつかの実施形態において、混合装置の攪拌翼には、少なくも1つの磁石が含まれていてもよい。遠隔測定装置は、ワイヤの複数のコイルを含んでいてもよく、ワイヤの複数のコイルの各コイルは、少なくとも1つの磁石によって形成された磁場を検知するとこれに応じて信号を送信するように構成される。
いくつかの実施形態によれば、当該装置は、容器の内部空間を洗浄するように構成された洗浄装置をさらに含む。洗浄装置は、せっけん及び水を容器の内部空間に注入するように構成された複数の容器と、容器の内部空間を空にするように構成された排出装置と、を含んでもよい。排出装置は真空を含んでもよい。いくつかの実施形態において、容器、第1プレート、第2プレート、混合装置、及び、熱伝達装置は、外部容器内に含まれており、当該外部容器は、ポータブル且つ手持ち型に構成されている。
食品を調理するための方法も開示されている。当該方法は、レシピの選択結果を受け取ること、を含んでもよい。ここで、レシピの選択結果は、少なくとも1つの食材、及び、当該少なくとも1つの食材に関連付けられた複数の食品調理作業を指定するものである。当該方法は、指定された少なくとも1つの食材を、複数の食材を収容するように構成されたキャビティを含む容器に入れること、をさらに含んでもよい。キャビティは、容器の内部空間を規定する。当該方法は、受け取ったレシピ選択結果によって指定された複数の調理作業に基づいて、少なくとも1つの食材の温度調整を行うこと、をさらに含んでもよい。当該方法は、受け取ったレシピ選択結果によって指定された複数の調理作業に基づいて、少なくとも1つの食材を混ぜること、をさらに含んでもよい。
いくつかの実施形態において、温度調整は、複数の熱電装置を用いて、容器の内部空間の温度を自動的に制御することを含む。いくつかの実施形態によれば、混合は、容器の内部空間に配置された攪拌翼を自動的に始動すること、及び、攪拌翼を自動的に回転させることによって容器の内部空間に含まれる少なくとも1つの食材を混ぜること、を含む。いくつかの実施形態において、当該方法は、容器の内部空間にせっけんを注入すること、容器の内部空間に水を注入すること、容器の内部空間を空にすること、をさらに含んでもよい。
また、食品を調理するためのシステムも開示される。当該システムは、少なくとも1つの食材を収容するように構成されたキャビティを含む容器を含んでもよい。キャビティは、容器の内部空間を規定する。当該システムは、容器の第1の端部に連結された第1プレートをさらに含んでいてもよい。第1プレートは、少なくとも1つの食材を受け取るように構成された少なくとも1つの穴を含む。当該システムは、容器の第2の端部に連結された第2プレートと、第1プレートに連結された混合装置とを含んでもよい。混合装置は、容器の内部空間の少なくとも一部を混ぜるように構成される。当該システムは、容器に連結された熱伝達装置をさらに含んでもよい。熱伝達装置は、容器の内部空間と熱エネルギーを交換するように構成される。当該システムは、少なくとも1つの食材に関連付けられたコンピューター制御プログラムに含まれる1つ又は複数の調理作業に基づいて、混合装置及び熱伝達装置を制御するように構成されたデータ処理システムをさらに含んでもよい。
いくつかの実施形態において、当該システムは、混合装置の1つ又は複数のコンポーネントに関連付けられた位置データを特定及び送信するように構成された遠隔測定装置をさらに含んでもよい。当該システムは、熱伝達装置及び容器の内部空間に関連付けられた温度データを特定及び送信するように構成された複数の温度センサをさらに含んでもよい。いくつかの実施形態によれば、コンピューターシステムは、位置データ及び温度データを受信するように構成されてもいてもよく、さらに、受信した位置データ及び温度データに基づいて、混合装置及び熱伝達装置に1つ又は複数の命令を与えるように構成されていてもよい。
いくつかの実施形態によって実施される、食品を自動調理するように構成されたプログラマブル食品調理装置の一例を示す図である。 いくつかの実施形態によって実施される、食品を自動調理するように構成されたプログラマブル食品調理装置の一例の上面図である。 いくつかの実施形態によって実施される、食品調理装置に含まれうる混合装置の1つ又は複数のコンポーネントの一例を示す図である。 いくつかの実施形態によって実施される、食品調理装置に含まれうる混合装置の1つ又は複数のコンポーネントの別の例を示す図である。 いくつかの実施形態によって実施される、インタラクティブディスプレイを含むプログラマブル食品調理装置の別の例の上面図である。 いくつかの実施形態によって実施される、食品を自動調理するように構成されたプログラマブル食品調理装置の別の例を示す図である。 いくつかの実施形態によって実施される、食品を自動調理するように構成されたプログラマブル食品調理装置に含まれ得る1つ又は複数のコンポーネントの一例を示す図である。 いくつかの実施形態によって実施される、食品を調理するように構成されたプログラマブル食品調理装置の一例を示す図である。 いくつかの実施形態によって実施される、食品を調理するように構成された、プログラマブル食品調理装置に含まれ得る1つ又は複数のコンポーネントの一例を示す図である。 いくつかの実施形態によって実施される、プログラマブル食品調理装置を用いて食品を調理する方法のフローチャートを示す。 いくつかの実施形態によって実施される、プログラマブル食品調理装置を用いて食品を調理する別の方法のフローチャートを示す。 いくつかの実施形態に従って構成された、データ処理システムを示す図である。 いくつかの実施形態によって実施される、航空機の製造及びサービス方法の一例のフローチャートである。 いくつかの実施形態によって実施される、航空機の一例のブロック図である。
以下の説明においては、提示した概念が十分に理解されるよう、多くの具体的な詳細事項を提示している。しかしながら、これらの詳細事項のいくつかまたはすべてが無くても、提示した概念を実施できる場合もある。他の例において、周知のプロセスについては、提示した概念を不必要に不明瞭にするのを避けるため、詳細に述べていない。特定の例に関連させて説明している概念もあるが、これらの例は、限定すること意図するものではないとうことを、理解されたい。
上述したように、従来の材料ディスペンサーは、通常、材料混合用のチャンバーと加熱用のチャンバーとを別々に有している。従って、従来の材料ディスペンサーは、通常、追加の装置及び追加の工程を必要とし、これによって、食品調理プロセスが長くなり、より多くの資源を使用することになる。また、そのような追加の装置は比較的かさばる場合があり、航空機や宇宙船に配置するのには適さない場合がある。さらに、従来の材料ディスペンサー及びミキサーは、通常、低重力または無重力環境(例えば、国際宇宙ステーション(ISS))では動作不可能である。これは、材料の導入及び完成後の混合物の排出を、無重力下で効果的且つ確実に行うことができないからである。
ここに開示する様々なシステム、方法、及び装置は、地球上及び地球外の環境における、実質的に自動化された食品や食材の調理を実現することができるであろう。いくつかの実施形態において、地球環境とは、地上もしくは地上近く、又は、調理した食品を重力が地上に向けて引っ張る高度をさす場合がある。従って、地球上の環境とは、ビル(住居用または商業用)や航空機(例えばギャレーの一部として)を含む場合がある。また、地球外の環境とは、食品が重力によって特定の方向に引っ張られない環境を指す場合がある。例えば、地球外の環境は、宇宙船や宇宙ステーションを含む場合がある。ここに開示するように、いくつかの食材が一つのチャンバーまたは容器内で、混ぜられ、温度調整される。従って、食品調理のすべてのプロセスが、1つの容器内で行われ、次に最終的に完成した食品が提供され、例えば乗務員などのユーザーによって消費される。いくつかの実施形態において、食品調理の実質的にすべての工程を、コンピューターシステムによって自動化及び実施してもよい。また、ここに開示する食品調理装置の種々のコンポーネントは、調理済み食品に重力が作用しているかどうかにかかわらず、当該調理済み食品を効果的且つ確実に提供できるように、構成することができる。
図1は、いくつかの実施形態によって実施される、食品を自動調理するように構成された、プログラマブル食品調理装置の一例を示している。食品調理装置100は、所定量の食材を、容器102などの容器に自動的に供給することができる。容器内においては、食材が混ぜられ、食材に対して熱エネルギーの交換が行われる。従って、最終食品が完成するまで、食材の混合物を容器から移動させることはない。上述したように、食品調理装置100は、地球上又は地球外で使用することができる。従って、重力の存在下又は非存在下において、食品調理装置100を用いて自動的に食品を調理することができる。以下に詳しく説明するように、食品調理装置100の1つ又は複数のコンポーネントは、食品調理装置100の動作環境が地球上か地球外かに基づいて、構成してもよい。
食品調理装置100は、1つ又は複数の食材を受け取り収容するように構成された容器102を含む。いくつかの実施形態において、容器102は、容器102の内部空間を規定するキャビティを含みうる。例えば、容器102は、実質的に中空であり、円筒形のキャビティである内部空間を含む。従って、図1に示すように、容器102は実質的に円筒形であってもよい。容器102は、任意の適当な形状を有することができる。例えば、容器102は、六角形、八角形、または正方形の形状を有していてもよい。種々の実施形態において、容器102は、熱伝導性または導電性の材料によって形成してもよい。例えば、容器102は、アルミニウム又はステンレス鋼などの金属によって形成してもよい。いくつかの実施形態において、航空宇宙用途には、アルミニウムなどの比較的軽い金属が好ましいであろう。
いくつかの実施形態において、容器102の内部空間は、1つまたは複数のプレートによって画定されてもよい。例えば、容器102は、第1プレート104及び第2プレート106に連結されている。いくつかの実施形態において、第1プレート104及び第2プレート106のそれぞれは、容器102に着脱可能に連結することができ、連結された状態では、各プレートと容器102との間には、空気及び水に対する密閉性が確保され、容器102の内部空間が封止されるようになっている。また、切り離された状態では、プレートと容器102とは、別々の部品に分解することができるようにすれば、1つ又は複数の洗浄工程において好適であろう。いくつかの実施形態において、第1プレート104及び第2プレート106を、ヒンジまたは機械的ロックを介して、容器102に着脱可能に連結し、容器102と第1プレート104及び第2プレート106のそれぞれとの境界に設けた1つ又は複数のガスケットを用いて、封止してもよい。
様々な実施形態において、第1プレート104及び/又は第2プレート106は、例えば穴105などの1つ又は複数の開口又は穴を有する。当該開口又は穴は、容器102の内部空間に対する進入路を形成するように構成される。例えば、第1プレート104に含まれる穴は、1つ又は複数の食材を含むことができる食料入れ(food receptacles)と機械的に連結されるように構成してもよい。例えば、あるレシピが、2つの食材を含む場合があり、その場合、各食材がそれぞれ別個の食料入れまたは容器にあらかじめパッケージ化されている。各食料入れは、例えばねじ式スクリューマウントによって、第1プレート104の穴に連結される。このように、レシピの材料を含むパッケージ化された食料入れを食品調理装置100に連結し、食材を容器102の内部空間に導入することができる。
また、穴は、食品調理装置100に関連する又は含まれる他のコンポーネント及び/又はシステムに連結するように構成してもよい。例えば、穴、例えば穴105は、食品の調理中に発生するガスを排出するの排気ホースに連結されるように構成してもよい。他の例において、穴は、1つ又は複数の洗浄工程中に、せっけん及び水を供給するために用いられる、洗浄システムの1つ又は複数のホースに連結されるように構成してもよい。また、第2プレート106の1つ又は複数の穴は、調理の完了後に容器102から内容物を出すために用いる排出システムの1つ又は複数の穴に連結されるように構成してもよい。例えば、排出システムは、容器102の内部空間に吸引をかけるように構成された真空ポンプを含み、食品を提供するために用いる別の容器に、容器102の内容物を移すものであってもよい。いくつかの実施形態において、各穴は、穴を使用しない時には当該穴をシールするように構成されたカバーを含んでいてもよい。例えば、カバーは、穴105などの穴のネジ切り部に螺合されるように構成された金属ネジカバーであってもよい。
食品調理装置100は、例えば電気モーター及び関連するドライブトレインを含むモーター108をさらに含んでもよい。様々な実施形態において、モーター108は、外部電源に電気的に接続されていてもよい。また、モーター108は、混合装置に機械的に連結されていてもよく、当該混合装置は、図3A及び3Bを参照して以下に詳しく述べるように、容器102の内部空間内に配置されるものである。モーター108は、例えば外部コンピューターシステムなどのコンピューターシステムと通信インターフェイスを介して通信するように構成された、ハードウェアおよびソフトウェアをさらに含んでもよい。以下に図5及び図6を参照して詳しく述べるように、コンピューターシステムは、実行された際に食品調理装置100に1つ又は複数の命令を与えるコンピューター制御プログラムを含み、モーター108の動作を制御するものであってもよい。
いくつかの実施形態において、食品調理装置100は、少なくとも1つの熱伝達装置110を含む。図1に示すように、食品調理装置100は、食品調理装置100の温度及び容器102の内部空間の温度を制御及び調節するように構成された複数の熱伝達装置を含んでもよい。いくつかの実施形態において、熱伝達装置は、電流を印加されるとこれに応じて温度を変えるように構成された熱電装置であってもよい。例えば、熱伝達装置110などの熱伝達装置は、熱電素子であってもよい。いくつかの実施形態において、熱電素子は、当該熱電装置を第1の方向に流れる第1の電流に応答して温度に第1の変化をもたらす一方、当該熱電装置を第2の方向に流れる第2の電流に応答して温度に第2の変化をもたらすものであってもよい。従って、熱伝達装置110は、当該熱伝達装置110に第1の電流が印加されると、これに応じて温度を上昇させ、容器102に熱を伝達する構成であってもよい。さらに、熱伝達装置110は、第2の電流の印加に応じて温度を低下させ、容器102から熱を除去する構成であってもよい。このように、熱伝達装置110は、容器102との熱エネルギー交換を行い、熱伝達装置110に対する1つまたは複数の電流の印加に基づいて、容器102及びその内部空間を加熱または冷却する。いくつかの実施形態において、このような熱伝素子は、例えば、ペルティエ素子であってもよく、あるいは、様々な電流及び/又は電圧に応じた加熱または冷却効果をもたらすことができる他の適当な装置であってもよい。また、熱伝達装置110などの熱伝達装置が、追加の加熱又は冷却装置、例えば加熱ストリップや加熱プレート、を含む構成とすることによって、食品調理装置100の加熱及び冷却能力をさらに高めてもよい。
様々な実施形態において、各熱伝達装置は、各熱伝達装置に印加される電流を制御するように構成された1つ又は複数の電流源に、電気的に連結されていてもよい。当該電流源は、外部電流源であってもよく、調理中のレシピに関連したコンピューター制御プログラム、及び、熱伝達装置自体によって提供されるデータに基づいて、熱伝達装置に印加する電流を決定するように構成されていてもよい。以下に図5及び図6を参照して詳しく述べるように、コンピューター制御プログラムは、1つ又は複数の調理作業、例えば、1つ又は複数の食材を特定の温度まで加熱する操作を指定してもよい。コンピューター制御プログラムは、電流源に通信可能に連結されたコンピューターシステムによって実行され、電流源に、熱伝達装置に対する電流の印加を行わせ、これによって、容器102の内容物を加熱する。なお、電流源について述べたが、電圧源を使用してもよい。
いくつかの実施形態においては、食品調理装置100には、コンピューターシステム及び電流源にフィードバックを与える1つまたは複数の温度センサが含まれていてもよい。いくつかの実施形態において、温度センサは、熱伝達装置内に含まれていてもよいし、容器102の壁に埋設されていてもよい。温度センサは、通信インターフェイスを介して、コンピューターシステム及び/又は電流源に通信可能に連結されていてもよい。温度センサは、周期的または動的に(dynamically)容器102の内容物の温度を測定し、測定した温度データをコンピューターシステム及び/又は電流源に供給するように構成されていてもよい。このように、コンピューターシステム及び/又は電流源には、容器102の内容物の温度に関するフィードバックが与えられ、これによって目標温度に到達すると電流の印加を停止したり、目標温度までの温度差が一定値を超えると電流を印加したりする構成であってもよい。
いくつかの実施形態によれば、熱伝達装置には、追加の冷却装置が連結されていてもよい。例えば、各熱伝達装置110に、少なくとも1つの受動冷却装置112が連結されていてもよい。この例において、受動冷却装置は、金属ヒートシンクであり、これは、例えば銅によって形成されていてもよく、外部の空気循環システムによって空冷される。いくつかの実施形態において、熱伝達装置には、液体冷却装置またはシステムが連結されており、これが例えば水などのクーラントを一連のチューブやパイプを通して循環させることによって、熱伝達装置の冷却を促進する構成であってもよい。
様々な実施形態において、食品調理装置100は、いくつかの遠隔測定装置を含んでいてもよい。遠隔測定装置は、例えば、食品調理装置100内に含まれる1つまたは複数のコンポーネントに関する位置データを監視及び報告するように構成される。例えば、食品調理装置100は、遠隔測定装置114などの遠隔測定装置を含んでもよい。当該遠隔測定装置は、容器102に巻きつけられた導電性ワイヤのコイルである。このワイヤのコイルは、容器102の特定の部分又は領域に、局所的に設けられてもよい。この例において、遠隔測定装置114に含まれるワイヤのコイルは、混合装置の1つまたは複数のコンポーネントの動きによって引き起こされる局所的な磁気歪みを検出するように構成されていてもよい。例えば、図3A及び図3Bを参照して以下に詳しく述べるように、混合装置は、例えば攪拌翼のような1つ又は複数のコンポーネントを含んでいてもよい。攪拌翼は、何らかの適当な方法で、容器102の内部空間内で動くように構成される。例えば、攪拌翼は、第1プレート104と第2プレート106との間で移動する。この移動は、容器102の内部空間内における、回転移動、長手方向の移動、または、回転移動と長手方向の移動との組み合わせ、であってもよい。攪拌翼は、1つまたは複数の永久磁石を含んでいてもよい。攪拌翼が遠隔測定装置114に近付くと、攪拌翼の回転及び接近によって、遠隔測定装置114にかかる磁場が変化し、遠隔測定装置114に含まれるワイヤのコイルに電流が誘起される。遠隔測定装置の間隔及び永久磁石の強さは、攪拌翼の存在が一度に1つの遠隔測定装置だけで検知されるように、設定してもよい。様々な実施形態において、遠隔測定装置114を、通信インターフェイスを介してコンピューターシステムに接続してもよい。誘起された電流は、入力としてコンピューターシステムに与えられる。この入力は、信号を送信している遠隔測定装置を特定し、攪拌翼が検知されたことを示すものである。こうして、コンピューターシステムは、遠隔測定装置から受信した信号に基づいて、容器102内の攪拌翼の位置を特定することができる。
図2は、いくつかの実施形態によって実施される、食品を自動調理するように構成されたプログラマブル食品調理装置の一例の上面図である。図1を参照して上述したように、食品調理装置200は、容器202、第1プレート204、穴205、モーター208、熱伝達装置210、受動冷却装置212を含んでいてもよい。図2に示すように、食品調理装置200全体の形状は、実質的に円筒形である。いくつかの実施形態において、食品調理装置200及び容器202の側面は、斜角面とされており、これによって熱伝達装置210などの1つまたは複数の熱伝達装置と接触する平らな接触面が形成されている。従って、食品調理装置200及び容器202は、食品調理装置200に含まれる熱伝達装置の数に基づいて決定された所定数の側面を有するように構成されている。また、各側面の大きさ、形状、及び寸法は、熱伝達装置の形状に基づいて設計されている。この例では、実質的に四角形の14個の熱伝達装置が含まれている。従って、食品調理装置200の容器202も、14個の側面を有しており、各側面を斜角状とすることによって熱伝達装置と接触する平らな接触領域が形成されている。また、プレートに含まれる穴、例えば第1プレート204に含まれる穴205は、種々の適当な形状に配置することができる。例えば、第1プレート204の穴を同心円に沿ってに配置することによって、図3A及び図3Bを参照して以下に述べるように、混合装置の攪拌翼の中央取り付け点を残すようにしてもよい。
図3Aは、いくつかの実施形態によって実施される、食品調理装置に含まれうる混合装置の1つ又は複数のコンポーネントの一例を示している。図1を参照して説明したように、食品調理装置は、混合装置、例えば混合装置300、を含む。いくつかの実施形態において、混合装置300は、ねじ付きシャフト302、攪拌翼304、プランジャーディスク306、及び、取り付け部308を含んでいてもよい。いくつかの実施形態によれば、ねじ付きシャフト302は、中央送りねじとして機能し、モーターに機械的に連結されることによって、時計回りまたは反時計まわりのいずれかの方向に回転する。また、攪拌翼304及びプランジャーディスク306は、ねじ付きシャフト302に噛み合うねじ切り貫通孔を有していてもよい。この場合、これらが螺合した状態では、ねじ付きシャフト302が回転すると攪拌翼304及び/又はプランジャーディスク306が移動する構成とすることができる。このように、ねじ付きシャフト302を回転させることによって、攪拌翼304を移動及び回転させ、食品調理装置の容器、例えば図1を参照して上述した容器102、の内容物をかき混ぜることができる。また、ねじ付きシャフト302を回転させることによって、プランジャーディスク306を容器の一端に向かって移動させることができ、これによって容器の内容物を、プレートの1つ又は複数の穴を介して容器外に押し出すことができる。このように、低重力または無重力の地球外動作環境において、プランジャーディスク306によって、容器の内容物を容器から別の容器へと押し出すことができる。
いくつかの実施形態において、混合装置300は、選択的に、攪拌翼304とプランジャーディスク306とを個別に移動させるか、あるいは一緒に移動させることができる。例えば、混合装置300は、位置決めアクチュエータを含んでいてもよい。当該位置決めアクチュエータは、ねじ付きシャフト302の位置を調整することにより、攪拌翼304及びプランジャーディスク306のいずれをねじ付きシャフト302に係合させ、ねじ付きシャフトの回転によって移動させるかを決定するように構成してもよい。例えば、当該ねじ位置決めアクチュエータは、攪拌翼304及びプランジャーディスク306のいずれも螺合又は係合しない状態の第1の位置を有してもよい。この場合、攪拌翼304及びプランジャーディスク306の両方が、容器の一端に格納され、ねじ付きシャフト302は、これらの部材のねじ切り貫通孔と接触しない。また、位置決めアクチュエータは、攪拌翼304のみがねじ付きシャフト302と螺合し回転可能に係合する第2の位置を有していてもよい。この場合、ねじ付きシャフト302が攪拌翼304の貫通孔とは接触及び螺合するが、プランジャーディスク306の貫通孔とは接触及び螺合しないように、ねじ付きシャフト302の位置が、容器の軸方向に調節または移動させられる。さらに、位置決めアクチュエータは、攪拌翼304及びプランジャーディスク306の両方がねじ付きシャフト302と螺合及び係合する第3の位置を有していてもよい。この場合、攪拌翼304及びプランジャーディスク306の両方が、容器の長手方向に移動させられ、プランジャーディスク306によって、調理された食品を容器から押し出すことができる。
いくつかの実施形態において、攪拌翼304の貫通孔は、つば付軸受(collar bearing)に装着されており、当該つば付軸受の外面が攪拌翼304に連結された構成としてもよい。また、プランジャーディスク306の貫通孔も、同様の構成とし、つば付軸受に装着されていてもよい。これにより、ねじ付きシャフト302が攪拌翼304またはプランジャーディスク306に回転可能に係合する時、攪拌翼304及びプランジャーディスク306は、ねじ付きシャフト302から独立して回転することができる。また、攪拌翼304、プランジャーディスク306、またはその両方を、攪拌翼304またはプランジャーディスク306の円形縁の接線に垂直なピンロッド(又は他の類似の装置)に係合させることによって、その混合経路を特定の経路に限定してもよい。ピンロッドは、容器102の内壁に切り込まれた溝に係合させてもよい。従って、ねじ付きシャフト302が攪拌翼304又はプランジャーディスク306又はこれらの両方と回転可能に係合する必要がある場合、ピンロッドを溝に係合させることによって、攪拌翼304又はプランジャーディスク306又はその両方の回転を、所定の経路に沿ったものにする。また、ねじ付きシャフト302の回転速度を変化させることによって、攪拌翼304に及ぼす回転力を修正または変更できるようにしてもよい。例えば、ねじ付きシャフト302に連結されたモーターは、低い毎分回転数(RPM)設定値と、高い毎分回転数(RPM)設定値とを有していてもよい。このようにして、ねじ付きシャフト302の回転速度を変化させることによって、容器102の内容物を攪拌翼304によってゆっくり混ぜたり、より高速で混ぜたりすることができる。
図3Bは、いくつかの実施形態によって実施される、食品調理装置に含まれうる混合装置の1つ又は複数のコンポーネントの別の例を示している。図3Bに示すように、混合装置301は、中央シャフト310及び攪拌翼312を含んでいてもよい。当該攪拌翼は、穴314などの複数の穴を含むものであってもよい。いくつかの実施形態において、中央シャフト310はモーターに連結されており、当該モーターが、中央シャフト310、及び、中央シャフト310に連結又は一体化された攪拌翼312を回転させてもよい。このようにして、攪拌翼312を回転させ、攪拌翼によって、容器、例えば図1を参照して上述した容器102、を含む食品調理装置の内容物を混合してもよい。いくつかの実施形態において、混合装置301は、地球上の動作環境において使用することができる。この場合、食品の調理が完了すると、重力を利用して容器の内容物を除去することができる。
図4は、プログラマブル食品調理装置の別の例の上面図であり、当該装置は、インタラクティブディスプレイ(interactive display)を含んでおり、これは、装置100(図1に示す)、装置200(図2に示す)、及び、以下により詳しく述べる装置500及び装置600(図5A、5B、6A、6Bに示す)などのいくつかの実施形態において実施されるものである。図1を参照して述べたように、食品調理装置400は、容器402、プレート404、穴405、モーター408を含んでいてもよい。また、食品調理装置400は、ディスプレイ装置410、及び、ボタン412などの様々な入力ボタンを含んでいてもよい。装置100について上述したように、飛行用(flight version)のプログラマブル食品調理装置は、ラップトップコンピューター、手持ち式演算処理装置、または、システム900(図9に示す)などのデータ処理システムによって操作してもよい。いくつかの実施形態よれば、ディスプレイ及びボタンをプログラマブル食品調理装置自体に設けることによって、食品調理プロセスの制御をより容易なものとしてもよい。いくつかの実施形態において、ディスプレイは、温度ディスプレイ、及び、温度などの1つまたは複数のパラメーターを制御するボタン及び/又は親指ダイヤルを含んでいてもよい。従って、ディスプレイ装置、例えばディスプレイ装置410は、ラップトップ又は手持ち式演算処理装置と通信可能に接続してもよい。
いくつかの実施形態においては、ディスプレイ装置410は、ユーザーからの1又は複数の触覚的入力を受信するように構成された静電容量方式タッチスクリーンなどのインタラクティブディスプレイであってもよい。様々な実施形態において、ディスプレイ装置410は、液晶ディスプレイであってもよい。ディスプレイ装置410は、食品調理装置400内での食品の調理に関連する様々な情報を表示するように構成される。上述したように、ディスプレイ装置410は、通信インターフェイスを介して、コンピューターシステムに接続してもよい。従って、ディスプレイ装置410は、表示用のデータをコンピューターシステムから受信する構成であってもよいし、さらに、ユーザーによる入力などのデータをコンピューターシステムに与える構成であってもよい。
例えば、ディスプレイ装置410は、インタラクティブなメニューを提供し、ユーザーが、これを用いて、調理すべき食品の1つ又は複数のレシピを選択するようにしてもよい。この場合、レシピ及びインタラクティブなメニューを表す1つまたは複数のデータを、コンピューターシステムに格納しておき、これをディスプレイ装置410に供給してもよい。ディスプレイ装置410は、ユーザーからの入力、例えば特定のレシピの選択、を受信する。この入力は、コンピューターシステムに送られ、選択されたレシピに関連付けられた制御プログラムに基づいて、食品の調理が開始される。レシピに関連付けられた様々な命令及びステータス情報も、ディスプレイ装置410に表示してもよい。例えば、食品入れ(food receptacle)をプレートに連結するなど、何らかの作業を行うことがユーザーに求められる時、適切な指示をディスプレイ装置410に表示してもよい。また、ディスプレイ装置410は、食品調理プロセスの各工程に関連付けられたステータス情報も表示してもよい。これは、例えば、現在のステップを特定する特定手段、工程に関連付けられた温度情報、及び、その工程の残り時間及び調理プロセス全体の残り時間などの時間情報である。
図5Aは、いくつかの実施形態によって実施される、食品を自動調理するように構成されたプログラマブル食品調理装置の別の例を示している。上述したように、プログラマブル食品調理装置、例えばプログラマブル食品調理装置500は、1つの容器内で、混合、温度調整、あるいは他の方法による食品調理を行うように構成されている。従って、プログラマブル食品調理装置500は、例えば外部容器502などの容器に収容または連結された様々なコンポーネントを含んでいてもよい。様々な実施形態において、プログラマブル食品調理装置500及びその関連コンポーネントは、プログラマブル食品調理装置全体を可搬性を最適化するように構成してもよい。例えば、食品調理装置500は、ユーザーが持ち運ぶことができる手持ち型の装置として構成してもよい。これによって、食品を調理し提供することができるポータブルな装置を実現することができる。上述したように、プログラマブル食品調理装置500に含まれる様々なコンポーネントは、このような可搬性を実現できるように構成することができる。例えば、プログラマブル食品調理装置500を、例えばバッテリなどのポータブルな充電式電源、及び、ワイヤレスの通信インターフェイスを含む構成としてもよい。これによれば、このプログラマブル食品調理装置500に含まれる電子機器は、コンピューターシステムに設けられた制御部とワイヤレスで通信することができる。
従って、外部容器502を、手持ち型のマグまたはカップとして構成し、プログラマブル食品調理装置500に含まれる他のコンポーネントを、外部容器502内に収容させた構成としてもよい。例えば、外部容器502は、取っ手504を含む、又は、取っ手に連結されていてもよい。いくつかの実施形態において、取っ手504は、外部容器502に取り外し可能に連結され、取っ手504の外面の最大温度を制限するよう構成された断熱材を含んでいてもよい。いくつかの実施形態において、外部容器502もまた、当該外部容器502及び食品調理装置500の外部温度を制限するよう構成された断熱材を含んでいてもよい。
いくつかの実施形態において、外部容器502を開口506をさらに含んでいてもよい。当該開口は、例えば、図5Bを参照して以下に詳しく述べるように、プログラマブル食品調理装置500の1つ又は複数の内部コンポーネントに連結されるように構成される。また、開口506は、食品調理プロセスが完了した時に、調理済み食品を消費するための開口を構成していてもよい。従って、プログラマブル食品調理装置500の容器は、食品を調理し、さらに、調理が完了するとその食品を提供する器として使用できる構成とすることができる。
図5Bは、いくつかの実施形態によって実施される、食品を自動調理するように構成されたプログラマブル食品調理装置に含まれ得る1つ又は複数のコンポーネントの一例を示している。上述したように、プログラマブル食品調理装置500は、自動的又は半自動的に食品を調理するように構成された様々なコンポーネントを含んでいてもよい。例えば、プログラマブル食品調理装置500は、1つ又は複数の食材を受け取り収容するように構成された内部容器512を含んでいてもよい。また、プログラマブル食品調理装置500は、温度調整装置を含んでいてもよい。当該温度調整装置は、例えば、熱伝素子514などの熱電素子と、受動冷却装置として構成された支持部材、例えば支持部材516とを含む。プログラマブル食品調理装置500は、上部プレート518及び底部プレート520をさらに含んでいてもよい。様々な実施形態において、内部容器512、熱伝素子、支持部材、上部プレート518、底部プレート520は、図5Aを参照して説明した外部容器502に収容される構成としてもよい。これによって、プログラマブル食品調理装置500全体をポータブルとし、手持ち型の容器に含めることができる。
いくつかの実施形態においては、支持部材516は、第1の食品/飲料が内部容器512内で調理されている間に、第2の食品/飲料を送給するように構成してもよい。例えば、複数の高温の食材を内部容器512内で調理している間に、冷たい飲料を支持部材516の管内で作ってもよい。このように、プログラマブル食品調理装置500に含まれる熱伝素子の加熱特性及び冷却特性の両方を用いて、食材/飲料の加熱及び冷却を同時に行ってもよい。
また、いくつかの実施形態によれば、上部プレート518及び/又は底部プレート520は、調理済みの食品の供給を容易にするように構成してもよい。いくつかの実施形態において、上部プレート518を、取り外し可能に内部容器512に連結し、開口506から取り外してもよい。この場合、食品の調理が完了すると、上部プレート518、及び、内部容器512内の混合装置を取り外し、調理済み食品を内部容器512から直接提供及び消費することができる。様々な実施形態において、内部容器512の内容物をより簡単に他の外部容器に排出できるようにするための1つ又は複数の穴又は開口を、底部プレート520に設けてもよい。
図6Aは、いくつかの実施形態によって実施される、食品を調理するように構成されたプログラマブル食品調理装置の一例を示している。図5A及び図5Bを参照して上述したように、食品調理装置600などの食品調理装置は、可搬性を最適化し、手持ち型のマグとして構成することができる。上述したように、プログラマブル食品調理装置600は、容器602及び取っ手606を含んでいてもよい。容器602も、開口604を含んでいてもよい。当該開口は、1つ又は複数の食材を受け取り、当該1つ又は複数の食材を、調理用の容器602の内部空間に送るように構成されたものであってもよい。
様々な実施形態において、プログラマブル食品調理装置600は、手動で操作されるように構成された1つ又は複数のコンポーネントを含んでいてもよい。これによれば、半自動の調理プロセスを実現することができる。例えば、プログラマブル食品調理装置600は、プログラマブル食品調理装置600の内容物をかき混ぜるように構成された混合装置608を含んでいてもよい。いくつかの実施形態において、混合装置608は、ハンドルまたはノブを含んでいてもよい。ユーザーは、これを用いて、プログラマブル食品調理装置600の内部空間内で、混合装置608の1つ又は複数のコンポーネント、例えば攪拌翼、を移動又は回転させることができる。
また、プログラマブル食品調理装置600は、プログラマブル食品調理装置600の内部空間に含まれる押出装置(plunging device)に連結されたクランク610をさらに含んでいてもよい。クランク610は、ユーザーがこれを回転させると、これに応じて、たとえばプランジャーなどの押出装置の位置を移動または調整するように構成されている。いくつかの実施形態において、上述したように、プログラマブル食品調理装置600は、ねじ式中央スクリュー(threaded central screw)を含み、当該スクリューに押出装置及びクランクが連結されていてもよい。このようにして、例えば食品の調理が完了すると、クランク610を回転させることによって押出装置の位置を変更し、プログラマブル食品調理装置600の内容物を排出することができる。
また、いくつかの実施形態によれば、プログラマブル食品調理装置600は、窓部612を有してもよい。当該窓部は、当該プログラマブル食品調理装置600の1つ又は複数の内部コンポーネントを目視観察できるように構成されている。例えば、プログラマブル食品調理装置600の内部容器は、PLEXIGLAS(「Plexiglass」はフランス、コロンブのArkema France Corp.の登録商標)などの透明材料によって形成してもよい。この場合、窓部612は、プログラマブル食品調理装置600の内部コンポーネント、例えば混合装置や押出装置、の位置を、ユーザーが見ることができるように構成される。
図6Bは、いくつかの実施形態によって実施される、食品を調理するように構成されたプログラマブル食品調理装置の一例を示している。図6Aを参照して上述したように、プログラマブル食品調理装置600は、手動で操作されるように構成された1つまたは複数のコンポーネントを含んでいてもよい。これによれば、半自動の調理プロセスを実現することができる。図6Bは、プログラマブル食品調理装置600の補足的な図であり、混合装置608及びクランク610が外され、容器602から取り除かれた状態を示している。図6Bに示すように、混合装置608は、プログラマブル食品調理装置600の内部空間を混ぜるように構成された1つ又は複数のコンポーネント、例えば攪拌翼609、を含む。混合装置608は、容器602内にあるときは、ノブ又はハンドルで力を受け、受けた力に応答して容器602の内部空間内で攪拌翼609が回転する。また、クランク610はソケット611を含んでおり、当該ソケットは、食品調理装置600の中央スクリューに着脱可能に連結されるように構成されている。このようにして、クランク610は、ユーザーから回転力を受け、ソケット611は、当該回転力を中央スクリューに伝達し、プログラマブル食品調理装置600内の押出装置を移動させることにより、内容物を排出するように構成されている。
図7は、装置100(図1に示す)、装置200(図2に示す)、装置400(図4に示す)ならびに装置500及び装置600(図5A、5B、6A、6Bに示す)などのいくつかの実施形態において実施される、プログラマブル食品調理装置を用いた食品の調理方法のフローチャートを示している。上述したように、プログラマブル食品調理装置は、食品アイテムの選択を受けて、消費用に食品を自動調理する。従って、一つの食品調理装置は、所定量の食材を受け、1つの容器内で食材の混合及び温度調整を同時に行い、食材を消費用に排出する。また、食品調理装置を航空機又は宇宙船に一体に設けることによって、プログラマブルで且つ実質的に自動化された、乗務員用の調理システムを提供することができる。いくつかの実施形態において、自動的又は半自動的に食品を調理するプロセスにおいて、コンピューター制御プログラムがユーザーを補助してもよい。図4を参照して上述したように、装置400によれば、ディスプレイ装置及び関連付けられたボタン及び/又はサムホイール(thumwheels)を用いることによって、プロセス700などの食品調理プロセスの実質的な自動化を容易にすることができる。航空機における実施の一例として、旅行者がアクセス可能なファーストクラスキャビンのタッチスクリーンから、様々なメニューの選択を行ってもよい。この選択を、食品調理プロセスを制御するコンピューターに送信してもよい。調理プロセスの間、装置400に言及して上述したディスプレイスクリーンによって、進行状況に関する警告、及び、供給用の容器/ホッパーに入れるべき材料の要求を行ってもよい。
従って、工程702において、レシピの選択結果が受け取られる。いくつかの実施形態において、レシピの選択は、ユーザーが、食料の要求の一部として行ってもよい。例えば、宇宙飛行士、航空機の客室乗務員、または他の飛行スタッフなどのユーザーは、メニューを検索し、自身が食事として希望する食品アイテムを選択する。この選択結果を受け取ると、その材料及び調理作業を指定するレシピが、食品調理装置又は関連付けられたコンピューターシステムに含まれる記憶装置から引き出される。
工程704において、少なくとも1つの食材が指定され、食品調理装置の容器に導入される。いくつかの実施形態において、食材を含む、あらかじめパッケージ化された食品入れが、食品保管装置又はシステムの一部として、あらかじめ食品調理装置に連結されていてもよい。従って、選択されたレシピに基づいて食材を特定し、この食材を自動的に、ユーザの介入無く食品調理装置に導入することができる。いくつかの実施形態において、食品保管システムが利用できない場合、ユーザーが手動で容器に食材を導入してもよい。いくつかの実施形態において、プログラマブル食品調理装置の1つまたは複数のコンポーネントが、可聴アラート、自動音声、またはディスプレイ装置上における視覚的催告(visual prompts)を発することによってユーザに警告及び/又は指示を与え、これによって、どの食材を用い、その食材をいつ加えるべきかをユーザーに指示してもよい。
工程706において、受け取ったレシピ選択結果によって指定される複数の調理作業に基づいて、少なくとも1つの食材がかき混ぜられ、温度調整される。このように、自動化された一連の調理作業に従って、食材の混合及び熱エネルギー交換が同時に行われる。選択されたレシピに従って食材の混合及び熱エネルギーの交換が完了すると、工程708において、当該食材がユーザーによる消費用に排出される。
図8は、装置100(図1に示す)、装置200(図2に示す)、装置400(図4に示す)ならびに装置500及び装置600(図5A、5B、6A、6Bに示す)などのいくつかの実施形態において実施される、プログラマブル食品調理装置を用いた他の食品調理方法のフローチャートを示している。様々な実施形態において、方法800は、温度調整及び混合に関する追加的な特徴を示しており、これは、方法700(図7に示す)などの食品調理方法で実施することができる。上述したように、プログラマブル食品調理装置は、食品のアイテムに関する選択結果を受け取り、消費用に食品を自動調理する。従って、一つの食品調理装置が、所定量の食材を受け、1つの容器内で食材の混合及び温度調整を同時に行い、食材を消費用に排出する。また、食品調理装置を、コンピューターシステムに通信可能に接続してもよい。当該コンピューターシステムは、食品調理作業の実質的にすべてを自動化するコンピューター制御プログラムを実行する構成とする。このように、食品調理をプログラム化し自動化することによって、ユーザーによる介入の必要性を最小限にとどめてもよい。
工程802において、複数の食材を食品調理装置の容器に入れる。上述したように、食材は、航空機、宇宙船、宇宙ステーションの乗員などのユーザーが選択したレシピに基づいて指定される。いくつかの実施形態において、各材料の種類及び量は、プログラムされたレシピに基づいて決定してもよい。当該レシピは、選択された食品アイテムに関連付けられ、コンピューターシステムに関連付けられた記憶装置のデータテーブルに格納されたものである。いくつかの実施形態において、データテーブルは、各食品アイテムに関連付けられた食材及び調理作業を特定する1つ又は複数のデータを含むものであってもよい。例えば、特定のレシピ用に保管されたデータは、食品調理装置の1つ又は複数のコンポーネントに対する命令又はコマンド、設定温度、作業の継続時間、エラーのリスト、エラーを防ぐための制約又は中止条件のリストを特定する。このように、データテーブルは、体系化されたレシピ内容を提供することができ、そのレシピ内容に基づいて、受け取った食品アイテムの選択に適う、材料の全リスト及び関連付けられた作業を特定することができる。
様々な実施形態によれば、食材は自動的に容器に投入される。上述したように、食品保管装置またはシステムを、食品調理装置に連結してもよい。例えば、食品保管システムは、それぞれが個別の食材を収容するいくつかの容器または食品入れを含んでいてもよい。1つ又は複数の容器を、食品調理装置の容器のプレートの1つ又は複数の穴に連結することができる。選択されたレシピに関連付けられたコンピューター制御プログラムをあらかじめプログラムしておき、これによって、レシピに含まれる個々の食材、及び、レシピに含まれる各食材の正確な量を特定してもよい。いくつかの実施形態において、食品調理装置に連結された容器または食品入れのそれぞれは、自動食品送給装置又はシステムに連結されていてもよい。この自動食品送給装置は、例えば、食品保管システムに含まれているか、又はその一部であり、コンピューターシステムから入力又はコマンドを受け取ると、各食品入れの内容物を食品調理装置の容器に注入するように構成される。例えば、自動食品送給システムは、アクチュエータに連結されたいくつかのシリンジを含んでいてもよい。こうして、コンピューター制御プログラムによって指定された所定量の各食材が、食品入れから食品調理装置の容器に自動的に移される。
いくつかの実施形態において、材料は、手作業で容器に入れてもよい。例えば、コンピューターシステムは、ユーザーからの選択結果を受け取り、当該選択に関連付けられたレシピを引き出すと、食品調理装置のディスプレイ装置に表示すべき1つ又は複数の指示を与える。例えば、ディスプレイ装置は、特定の食材を含む食品入れを食品調理装置のプレートの特定の穴に連結するよう、ユーザーに指示し、さらに、各食材を所定量、食品調理装置の容器に入れるよう、ユーザーに指示する。いくつかの実施形態において、ユーザーは、指示された作業を完了すると、指示食品調理装置のボタン、例えば、装置400(図4に示す)に言及して上述したボタンで入力を行ってもよい。この入力は、例えば、食品調理装置の容器への材料の投入をユーザーが完了したことを示す「準備完了(READY)」信号である。
工程804において、食品調理装置は、容器の温度調整を開始する。様々な実施形態において、容器の温度調整は、食品調理装置の1つまたは複数の熱伝達装置に、1つまたは複数の電流を印加することによって行われる。上述したように、熱伝達装置は、それぞれを流れる電流に基づいて食品調理装置の容器との熱エネルギー交換を行うことができる熱伝素子であってもよい。いくつかの実施形態において、電流の印加は、コンピューターシステムによって実行されるコンピューター制御プログラムによって制御される。コンピューター制御プログラムは、レシピによって指定されるパラメーターに基づいて、食品調理装置の様々なコンポーネントの動作を制御することができる。このパラメーターは、例えば、指示のリスト、設定温度のリスト、継続時間のリスト、エラーのリスト、エラーを防ぐための制約又は中止条件のリスト、などの1つ又は複数のデータを含む。例えば、選択されたレシピ用のコンピューター制御プログラムは、例えば華氏150度などの特定の設定温度まで、食材を加熱すべきであるということを示唆する。例えば、電流源又は電圧源は、目標の設定温度に到達するまで、熱電素子に電圧又は電流を印加し続ける。コンピューターシステム及びコンピューター制御プログラムは、テーブルに基づいて駆動されるか、あるいは、ステートマシーンとして動作し、食品調理プロセス中に様々な設定温度を段階的に提示する。このようにして、1つのレシピの調理中に、複数の加熱及び/又は冷却作業を自動的に行うことができる。
なお、工程804は、工程802の後に行ってもよいが、いくつかの実施形態においては、工程804を工程802の最中または前に行ってもよい。例えば、容器への材料の導入中又は材料の導入前に、食品調理装置の容器を加熱してもよい。
工程806において、食品調理装置は、容器内の混合装置を作動させる。上述したように、混合装置は、食品調理装置の容器内に含まれる又は配置されており、コンピューターシステム及び当該コンピューターシステムに関連付けられたコンピューター制御プログラムによって制御される。例えば、コンピューターシステムは、混合装置に関連付けられたモーター、及び、位置決めアクチュエータが含まれる場合には当該アクチュエータに、1つ又は複数のコマンドを与える。この場合、モーターが作動され、混合装置に含まれるねじ付きシャフトが、攪拌翼に噛み合いこれを駆動することによって攪拌翼が回転し、食品調理装置の容器の内容物がかき混ぜられる。回転及び混合の速度は、コンピューター制御プログラムによって指定される1つ又は複数のパラメーターに基づいて決定される。例えば、攪拌翼は、ねじ付きシャフトに沿う方向における目標または設定位置に到達するまで、回転及び混合を続ける。例えば、攪拌翼がねじ付きシャフトの一端に近付くと、これが1つまたは複数の遠隔測定装置によって検知され、シャフト及び攪拌翼の回転の速度を落とし、停止させて、逆回転させてもよい。混合は、コンピューター制御プログラムに基づいて決定された時間の間、継続してもよい。このように、レシピの調理中に、1つ又は複数の混合動作を自動で行ってもよい。
工程808において、温度データ及び位置データが、コンピューターシステムに送られる。上述したように、食品調理装置は、容器の内容物の温度、及び、容器内に含まれる1つ又は複数のコンポーネントの位置を示すデータを監視及び報知するように構成された、様々なセンサー及び遠隔測定装置を含んでいてもよい。データは、定期的または動的に獲得することができ、さらに、コンピュータシステムからの要求に応じて獲得することもできる。このようにして、工程808を、工程804及び工程806の最中に多数回行ってもよい。これによって、コンピューターシステムにフィードバックを与え、当該フィードバックによって、コンピューターシステムは、コンピューター制御プログラムを実行することができる。
工程810において、食材の温度調整及び/又は混合に何らかの修正を行うべきかどうかが決定される。例えば、容器の温度が、所定のしきい値以上の差で、すなわち例えば華氏3度、設定温度からずれているとする。この場合、容器の内容物は、目標温度まで加熱されたが、食品調理装置を周囲環境にさらしたために、冷却されたことも考えられる。従って、容器の内容物を目標温度に戻すための追加加熱が必要である。このように修正を行うべきであると決定されると、食品調理方法800は、工程804に戻る。修正を行うべきではないと決定されると、食品調理方法800は、工程812に進む。
工程812において、食品調理装置に何らかの追加の食材を加えるべきかどうかが決定される。いくつかの実施形態において、レシピによっては、食品調理プロセスにおける異なるタイミングで別の食材を加える必要があるかもしれない。すなわち、第1の食材を最初に加え、第2の食材を後で加える場合がある。食品調理装置に追加の食材を加えるべきであると判断されると、食品調理方法800は、工程802に戻る。食品調理装置に追加の食材を加るべきではないと判断されると、食品調理方法800は工程814に進む。
工程814においては、食品調理装置は、押出装置を作動させ、容器の中身を空にする。いくつかの実施形態において、コンピューターシステムは、食品が調理され、提供すべき状態になったと判断する。あるレシピ用のコンピューター制御プログラムの終わりまで到達すると、これに応じて、1つ又は複数の食品提供作業が自動的に実行されてもよい。例えば、コンピューターシステムは、混合装置が攪拌翼を停止させる動作を行うための1つまたは複数のコマンドを、混合装置及び混合装置に関連付けられたモーターに与えるように構成される。いくつかの実施形態において、例えばユーザーが設定した所定の提供温度まで、食品を自動的に冷却してもよい。宇宙ステーションで働く宇宙飛行士が、提供される時の食品の温度を指定してもよい。食品調理装置は、食品を提供する前に食品を所定の温度まで自動的に冷却する構成としてもよい。提供温度に達すると、混合装置に含まれるプランジャーディスクを移動させることによって、容器の内容物を、例えば外部容器などの別の容器内に押し出すことができる。
工程816において、食品調理装置は、洗浄システムを作動させることによって、容器の内部を洗浄する。洗浄システムは、例えば、せっけん及び水を食品調理装置の容器に注入する。混合装置の攪拌翼及びプランジャーディスクを前後に移動させることによって、石鹸及び水によって内面のすべてを確実に洗浄することができる。洗浄プロセスが終了すると、排気ホースまたはバルブを介して、石鹸及び水を容器から排出することができる。
図9は、装置100(図1に示す)、装置200(図2に示す)、装置400(図4に示す)ならびに装置500及び装置600(図5A、5B、6A、6Bに示す)などのいくつかの実施形態において実施される、データ処理システムを示している。いくつかの実施形態によれば、食品を調理するためのシステムがここに開示されており、当該システムは、装置100(図1に示す)、装置200(図2に示す)、装置400(図4に示す)ならびに装置500及び装置600(図5A、5B、6A、6Bに示す)などの装置の1つまたは複数のコンポーネント、及び、以下に詳しく説明するシステム900などのデータ処理システムの1つ又は複数のコンポーネントを含んでもよい。
いくつかの実施形態において、システム900の1つまたは複数のコンポーネントは、食品調理装置の搭載コンポーネントとして実現したり、ラップトップや外部の手持ち型装置内のコンポーネントとして実現したり、あるいは、食品調理装置のキーパッド/タッチスクリーンに内蔵したりすることができる。例えば、時間及び安全性臨界制御及び監視の機能を、食品調理装置の1つまたは複数のコンポーネントに組み込んでもよい。例えば、ディスクリート電子制御ロジックを実施することによって、食品調理装置内に含まれる熱電装置を制御してもよい。いくつかの実施形態において、制御ロジックは、マイクロプロセッサまたは他の論理回路を含んでもよい。様々な実施形態によれば、演算機能及び/又はハードウェアの割り当ては、宇宙飛行、商業飛行、または商業的製品認証の1つまたは複数の要件に基づいて、決定してもよい。また、いくつかの実施形態によれば、システム900の1つまたは複数のコンポーネントは、食品調理装の外部で実施してもよい。例えば、搭載センサーによってデータを収集し、これを外部の制御コンピューターシステムに提供することにより分析してもよい。
様々な実施形態において、データ処理システム900‐ここではコンピューターシステムともいう‐を用いて、上述したシステムの制御部又は他のコンポーネントで用いられる1つ又は複数のコンピューターを実現してもよい。いくつかの実施形態において、データ処理システム900は、通信フレームワーク902を含んでおり、これによって、プロセッサユニット904、メモリ906、永続記憶装置908、通信ユニット910、入出力(I/O)ユニット912、ディスプレイ914間の通信が提供される。この例において、通信フレームワーク902は、バスシステムの形態であってもよい。
プロセッサユニット904は、メモリ906にロードされた、ソフトウェアに対する命令を実行する役割を行う。プロセッサユニット904は、個々の実施形態によって、複数のプロセッサ、一つのマルチプロセッサコア、または、他のタイプのプロセッサであってもよい。
メモリ906及び永続記憶装置908は、記憶装置916の例である。ここで、記憶装置とは、一時的及び/又は恒久的に情報を保存することができる、任意のハードウェア部分のことをいう。情報は、例えば、限定するものではないが、データ、関数型のプログラムコード、及び/又は、一時的及び/又は永続的な他の適当な情報である。これらの例示的な例において、記憶装置916は、コンピューター可読記憶装置とも呼ぶことができる。これらの例において、メモリ906は、例えば、ランダムアクセスメモリ又は他の適当な揮発性または不揮発性記憶装置であってもよい。永続記憶装置908は、個々の実施形態によって、様々な形態をとることができる。例えば、永続記憶装置908は、1つ又は複数のコンポーネント又はデバイスを含んでいてもよい。例えば、永続記憶装置908は、ハードドライブ、フラッシュメモリ、書き換え可能な光ディスク、書き換え可能な磁気テープ、又はこれらの適当な組み合わせであってもよい。永続記憶装置908によって使用される媒体は、取り外し可能であってもよい。例えば、取り外し可能なハードドライブを永続記憶装置908に用いてもよい。
これらの例示的な例において、通信ユニット910は、他のデータ処理システム又は装置との通信を行う。これらの例示的な例において、通信ユニット910は、ネットワークインターフェースカード、ユニバーサルシリアルバス(USB)インターフェース、または他の適切な通信装置/インターフェースであってもよい。
入出力ユニット912は、データ処理システム900に接続された他の装置に対するデータの入出力を可能にする。例えば、入出力ユニット912は、キーボード、マウス、及び/又は他の適当な入力装置を用いたユーザー入力に対する接続手段として機能するように構成される。また、例えば、入出力ユニット912は、プリンターに出力を送信するように構成される。ディスプレイ914は、ユーザーに対して情報を表示するように構成されている。
オペレーティングシステム、アプリケーション、及び/又はプログラムに対する命令は、記憶装置916内に配置することができ、これらの記憶装置は、通信フレームワーク902を介してプロセッサユニット904と通信状態にある。様々な実施形態のプロセスを、プロセッサユニット904によって、コンピューター実行可能な命令を用いて行うことができ、これらの命令は、例えばメモリ906などのメモリ内に配置してもよい。
これらの命令は、プログラムコード、コンピューター使用可能プログラムコード、又は、コンピューター可読プログラムコードと呼ばれ、プロセッサユニット904内のプロセッサによって読み出し及び実行することができる。種々の実施形態におけるプログラムコードは、様々な物理的なコンピューター可読記憶媒体、例えばメモリ906や永続記憶装置908、で実現してもよい。
プログラムコード918は、関数型で記述されたものであり、選択的に取り外し可能なコンピュータ可読媒体920上に配置されたものであって、データ処理システム900にロード又は転送され、プロセッサユニット904によって実行される構成であってもよい。これらの例示的な例において、プログラムコード918及びコンピュータ可読媒体920は、コンピュータプログラム製品922を構成している。一例として、コンピュータ可読媒体920は、コンピューター可読記憶媒体924又はコンピューター可読信号媒体926であってもよい。
これらの例示的な例において、コンピューター可読記憶媒体924は、プログラムコード918を伝達又は送信する媒体というよりはむしろプログラムコード918を格納するために用いられる物理的すなわち有形の記憶装置である。
これに代えて、コンピューター可読信号媒体926を用いて、プログラムコード918をデータ処理システム900に転送してもよい。例えば、コンピューター可読信号媒体926は、プログラムコード918を含む伝播データ信号である。例えば、コンピューター可読信号媒体926は、電磁信号、光信号、及び/又は他の適当な種類の信号である。これらの信号は、通信リンク、例えば、無線通信リンク、光ファイバケーブル、同軸ケーブル、ワイヤー、及び他の適当な通信リンクなど、を介して転送してもよい。
データ処理システム900について例示した種々のコンポーネントは、種々の実施形態を実施する方法を構成面において限定するものではない。データ処理システム900について例示したコンポーネントに、新たなコンポーネントを加えたり、これらに代わるコンポーネントを用いたりしたコンピュータシステムにおいても、様々な形態を実施することができる。図9に示したその他のコンポーネントは、図示した例から変更することができる。種々の実施形態を、プログラムコード918を実行することができる任意のハードウェアデバイス又はシステムを用いて、実施することができる。
上述したように、ここに開示した食品調理装置の種々の実施形態、例えば、装置100(図1に示す)、装置200(図2に示す)、装置400(図4に示す)ならびに装置500及び装置600(図5A、5B、6A、6Bに示す)は、航空機及び宇宙船に一体に設けることができる。従って、このような装置の製造は、図10に示したような航空機の製造及びサービス方法100、及び、図11に示したような航空機1002、に関連させて、説明することもできる。生産開始前の工程として、例示的な方法1000は、航空機1002の仕様決定及び設計1004と、材料調達1006とを含む。。生産中の工程としては、部品及び小組立品(subassembly)の製造工程1008、及び、航空機1002のシステムインテグレーション1010が行われる。その後、航空機1002は、例えば認可及び納品1012の工程を経て、就航1014に入る。顧客による使用中は、航空機1002は、定例のメンテナンス及びサービス1016(調整、変更、再磨き上げなども含む場合もある)のスケジュールに組み込まれる。
方法1000の各工程は、システムインテグレーター、第三者、及び/又はオペレーター(例えば顧客)によって実行または実施することができる。説明のために言及すると、システムインテグレーターは、限定するものではないが、いくつかの航空機メーカー及び主要システム(majority-system)下請業者を含んでいてもよい。第三者は、限定するものではないが、いくつかの売主、下請業者、供給業者を含んでいてもよい。オペレーターは、航空会社、リース会社、軍事団体(military entity)、サービス組織(service organization)などであってもよい。
図11に示すように、例示的な方法1000によって製造される航空機1002は、例えば、複数のシステム1020と内装1022とを備えた機体1018を含む。ハイレベルシステム1020の例としては、1つ又はそれ以上の駆動系1024、電気系1026、油圧系1028、環境系1030が挙げられる。また、他のシステムをいくつ含んでいてもよい。様々な実施形態において、食品調理装置、例えば、装置100(図1に示す)、装置200(図2に示す)、装置400(図4に示す)ならびに装置500及び装置600(図5A、5B、6A、6Bに示す)は、システム1020に含まれるシステム、又は、内装1022において実施されるコンポーネントで実施することもできる。また、航空産業に用いた場合を例として説明したが、ここ述べた実施形態の原理は、例えば自動車産業などの他の産業に適用してもよい。
ここに具体化した装置及び方法は、製造及びサービス方法1000における、1つ又は複数のどの段階において採用してもよい。例えば、製造工程1008及び1010に対応する部品又は小部品は、航空機1002の使用中に作製される部品又は小部品と同様に作製することができる。また、1つまたは複数の装置の実施形態、方法の実施形態、又はそれらの組み合わせを、例えば、実質的に航空機1002の組み立て速度を速めたりコストを削減したりすることによって、製造工程1008及び1010で用いてもよい。同様に、1つまたはそれ以上の装置の実施形態、方法の実施形態、又はそれらの組み合わせを、航空機1002の使用中に、例えば、メンテナンス及びサービス1016に用いてもよいが、これに限定されない。
上述の概念は、より明瞭に理解されるよう、ある程度詳細に説明したが、添付の特許請求の範囲内で、何らかの変更および改変を実施し得ることは明らかであろう。なお、プロセス、システム、及び装置を実施するための代替の方法は、数多く存在する。従って、ここに記載した例は、例示的なものであり、限定的ではないと考えられるべきである。

Claims (11)

  1. 少なくとも1つの食材を収容するように構成されたキャビティを含む容器であって、前記キャビティが容器の内部空間を規定している容器(102、202、402、512、602)と、
    前記容器の第1の端部に連結された第1プレート(104、204、404)であって、前記少なくとも1つの食材を受け取るように構成された少なくとも1つの穴(105、205、405)を含む第1プレートと、
    前記容器の第2の端部に連結された第2プレート(106)と、
    前記第1プレートに連結され、且つ、前記容器の前記内部空間内で前記少なくとも1つの食材を混ぜるように構成された混合装置(300、301、608)であって、前記少なくとも1つの食材を混ぜつつ、前記第1プレートと前記第2プレートとの間で移動するように構成された攪拌翼(304、312)、を備える混合装置と、
    前記容器に連結された熱伝達装置(110、210)であって、前記容器の前記内部空間と熱エネルギーを交換するように構成された熱伝達装置と、を備える、食品を調理するための装置(100、200、400、500、600)。
  2. 前記熱伝達装置(110、210)は、前記容器(102、202、402、512、602)の外面に連結された複数の熱伝素子を含む、請求項1に記載の装置(100、200、400、500、600)。
  3. 前記熱伝達装置(110、210)は、前記複数の熱伝素子に連結された複数の受動冷却装置(112、212)をさらに含む、請求項2に記載の装置(100、200、400、500、600)。
  4. 前記混合装置(300、301)は、
    前記容器(102、202)の前記キャビティ内に配置されたねじ付きシャフト(302)と、
    前記ねじ付きシャフトに連結されるように動作可能なプランジャーディスク(306)とを備え、
    前記攪拌翼(304、312)は、前記ねじ付きシャフトに連結されるように動作可能である、請求項1〜3のいずれか1つに記載の装置(100、200、400、500、600)。
  5. 前記攪拌翼(304、312)及び前記プランジャーディスク(306)のそれぞれを、前記ねじ付きシャフト(302)に対して連結及び分離させるように構成された位置決めアクチュエータをさらに備える、請求項4に記載の装置(100、200、400、500、600)。
  6. データ処理システム(900)に通信可能に接続されるように構成された通信インターフェイスをさらに備え、前記データ処理システムは、前記少なくとも1つの食材に関連付けられた1つ又は複数の調理作業を制御するように構成されている、請求項1〜5のいずれか1つに記載の装置(100、200、400、500、600)。
  7. 前記少なくとも1つの食材に関連付けられた1つ又は複数の調理作業を説明する情報を表示するように構成されたディスプレイ装置(410)と、
    ユーザーからの少なくとも1つの入力を受け取るように構成されたキーパッドと、をさらに備える、請求項1に記載の装置(100、200、400、500、600)。
  8. 前記容器の前記内部空間を洗浄するように構成された洗浄装置をさらに備え、
    前記洗浄装置は、
    せっけん及び水を前記容器(102、202、402、512、602)の前記内部空間に注入するように構成された複数の容器と、
    前記容器の前記内部空間を空にするように構成された排出装置と、を備え、前記排出装置は真空ポンプを含む、請求項1〜7のいずれか1つに記載の装置(100、200、400、500、600)。
  9. 前記少なくとも1つの食材に関連付けられたコンピューター制御プログラムに含まれる1つ又は複数の調理作業に基づいて、前記混合装置(300、301、608)及び前記熱伝達装置(110、210)を制御するように構成されたデータ処理システム(900)をさらに備える、請求項1〜8のいずれか1つに記載の装置(100、200、400、500、600)。
  10. 前記混合装置(300、301、608)の1つ又は複数のコンポーネントに関連付けられた位置データを特定及び送信するように構成された遠隔測定装置(114)と、
    前記熱伝達装置(110、210)及び前記容器(102、202、402、512、602)の前記内部空間に関連付けられた温度データを特定及び送信するように構成された複数の温度センサと、をさらに備え、
    前記データ処理システム(900)は、前記位置データ及び温度データを受信するように構成されており、さらに、受信した前記位置データ及び温度データに基づいて、前記混合装置及び前記熱伝達装置に1つ又は複数の命令を与えるように構成されている、請求項9に記載の装置(100、200、400、500、600)。
  11. 前記混合装置(300、301、608)の前記攪拌翼(304、312)には、少なくも1つの磁石が含まれており、前記遠隔測定装置(114)は、ワイヤの複数のコイルを含んでおり、前記ワイヤの複数のコイルの各コイルは、前記少なくとも1つの磁石によって形成された磁場を検知するとこれに応じて信号を送信するように構成されている、請求項10に記載の装置(100、200、400、500、600)。
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