JP2015149898A - 蜜蜂巣箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】輸送時の換気を効果的に行うことができるとともに、使用時には巣箱内の温度を適切に保つことができるよう高気密高断熱に形成され、さらに、最終の組立工程において接着を要しない蜂蜜巣箱の提供。【解決手段】上部に開閉自在な蓋板を備えた巣箱本体と、巣箱本体の前後壁および底板の内側に内設される第一内部シートと、巣箱本体の左右側壁の内側に内設される第二内部シートと、装着時に巣箱本体の蓋板、底板および左右側壁を被覆可能に形成されたカバーを備え、巣箱本体の前後壁の一方又は両方と、左右側壁の一方又は両方にそれぞれ通気窓を設け、前記第一内部シートおよび第二内部シートにおいて該通気窓に対応する部分には網窓が、また、前記カバーにおいて該通気窓に対応する部分には開閉自在な通気口がそれぞれ設けられたことを特徴とする蜜蜂巣箱。【選択図】 図1

Description

本発明は、蜜蜂巣箱に関し、更に詳細には、輸送時の換気性とハウス内使用時の保温性を兼ね備えた蜜蜂巣箱の構成に関するものである。
蜜蜂を利用して蜂蜜を得る養蜂は、女王蜂を中心とする数万匹の群を用いて行われているが、近年は、果物、野菜等のハウス栽培においても、受粉を行うために蜜蜂の利用が行われている。 この方法は、一般に昆虫のいない時期の受粉のために、数千匹単位の蜜蜂をハウス内に放ち、受粉させるというものである。
よって、蜜蜂を収容して飼育するための巣箱は、養蜂家がハウス栽培農家へ蜜蜂を供給する際の輸送用の容器の役割と、ハウス内において蜜蜂を飼育し、内部の巣脾框に営巣させる役割が必要となる。
ところで、蜜蜂の飼育条件を良好に保つためには、巣箱内の温度を一定に保つことが非常に重要であることが知られている。例えば、ハウス内で使用する際には、巣箱内が一定温度に保温されるよう、気密性を高めることが重要となる。しかしながら、気密性を高めると輸送時には巣箱内の温度が必要以上に上昇して蜜蜂が蒸殺されるおそれがあり、十分な換気によりこれを防ぐ必要もある。
その点、特許文献1には、蓋体の天板に換気孔を設けた蜜蜂巣箱が開示されている。このものは、かかる換気孔の開閉により輸送時に巣箱の内部温度を適切に保つことができるというものであるが、蓋体のみとっても部品点数が多く、コスト高や組立作業効率の低下につながるうえ、雨などに晒されたときに蓋体の天板の構造より雨水の浸入を招くおそれがあった。また、巣箱の換気については考慮されているが、保温のための好ましい態様について開示されていない。
適度な保温性を保つ蜜蜂の巣箱については、特許文献2において開示されている。このものは、撥水性ダンボールのような所定の範囲の透湿度を備える素材により構成されるが、その最終的な組立段階において接着剤などの化学物質が使用されることが一般的であり、かかる化学物質が巣箱内の蜜蜂に好ましくない影響を与えるおそれもあった。
特開2013−59278 特開2001−178298
そこで本発明は、従来の蜜蜂巣箱のかかる欠点を克服し、輸送時の換気を効果的に行うことができるとともに、使用時には巣箱内の温度を適切に保つことができるよう高気密高断熱に形成され、さらに、最終の組立工程において接着を要しない蜜蜂巣箱の提供をその課題とするものである。
本発明は、上記課題を解決するものであり、上部に開閉自在な蓋板を備えた巣箱本体と、巣箱本体の前後壁および底板の内側に内設される第一内部シートと、巣箱本体の左右側壁の内側に内設される第二内部シートと、装着時に巣箱本体の蓋板、底板および左右側壁を被覆可能に形成されたカバーを備え、巣箱本体の前後壁の一方又は両方と、左右側壁の一方又は両方にそれぞれ通気窓を設け、前記第一内部シートおよび第二内部シートにおいて該通気窓に対応する部分には網窓が、また、前記カバーにおいて該通気窓に対応する部分には開閉自在な通気口がそれぞれ設けられたことを特徴とする蜜蜂巣箱である。
本発明にかかる蜜蜂巣箱は、巣箱本体の正面と背面に加え、側面にも換気用の開閉自在な通気窓を設けたことにより、輸送時に必要な換気を効果的に行うことができる。
また、本発明にかかる蜜蜂巣箱は、保温性を有する材質からなる巣箱本体、内部シート、およびカバーにより正面と背面を除いて3層ないし4層構造となるため、高気密高断熱を実現し、巣箱内を最適な温度に維持することができる。
また、本発明にかかる蜜蜂巣箱は、内部シートを構成する第一内部シートと第二内部シートが互いに支持し合う形となり、蜂蜜巣箱の最終組立工程において接着を要しないため、化学物質による蜜蜂への影響を最小限に抑えることができる。
また、本発明にかかる蜜蜂巣箱で挟装材を備えたものは、輸送時に複数の蜜蜂巣箱を結束したときに、隣接する蜜蜂巣箱の間に適切な空間を設けることができ、巣箱から発生する熱を効果的に逃がすとともに、側面の通気窓からの換気を確実に確保することができる。
さらに、本発明にかかる蜜蜂巣箱で巣箱本体内に仕切凸部を備えたものは、蜜蜂の餌となる糖類を固定して巣門を塞いだり、糖類と壁面の間に挟まって圧死することを防ぐことができる。
本発明に係る蜜蜂巣箱の構成を示す斜視図。 (a)本発明の蜜蜂巣箱のカバーの正面図。(b)本発明の蜜蜂巣箱のカバーの右側面図(c)本発明の蜜蜂巣箱のカバーの左側面図。 本発明の蜜蜂巣箱の巣箱本体内に巣脾枠を収納した状態を示す一部拡大斜視図。 本発明に係る蜜蜂巣箱を結束した状態を示す図。 本発明に係る蜜蜂巣箱に挟装材を設置した状態を示す図。 本発明に係る蜜蜂巣箱に異なる態様の挟装材を設置した状態を示す図。 本発明に係る蜜蜂巣箱に異なる態様の挟装材を設置した状態を示す図。
以下、本発明の蜜蜂巣箱の実施態様を、図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明はこれら実施態様に何ら制約されるものではない。
図1は、本発明に係る蜜蜂巣箱の構成を示す斜視図である。図に示すように、本発明の蜜蜂巣箱の巣箱本体1は、前後壁11a、11b、左右側壁12a、12b、底板(図示せず)および開閉自在な蓋板13a、13bとフラップ14を備えた直方体状に形成されている。巣箱本体1は蓋板13a、13bとフラップ14を開状態とすることにより上部が開放し、巣脾枠を出し入れすることができる。巣箱本体1の内部には、前後壁11a、11bおよび底板の内側に第一内部シート2が、さらに、左右側壁12a、12bの内側に第二内部シート3がそれぞれ内設される。また、巣箱本体1の外側には、巣箱本体1の蓋板、左右側壁、底板を被覆可能に形成されたカバー4が装着される。以下、各部品について説明する。
本実施態様の巣箱本体1の前壁11aおよび後壁11bには、扉部111により開閉自在に形成された通気窓112が設けられている。また、該通気窓112の下方には蜜蜂が出入りするための巣門113が開閉自在に形成されている。かかる通気窓112は、前壁11aまたは後壁11bのいずれか一方に設けても良い。さらに、巣箱本体1の左側壁12bには、その上方寄りに通気窓121が切り抜き形成されている。本実施態様では、かかる通気窓121は左側壁12bに形成されているが、これを右側壁12aに設けてもよく、あるいは、左右側壁12a、12bの両方に設けてもよい。
巣箱本体1の内部には、第一内部シート2および第二内部シート3が内設される。図に示すように、第一内部シート2は側面視で略コの字形状になるように形成されており、より詳しくは、底板22の前後端より前板21aおよび後板21bが垂設されている。前板21aおよび後板21bには、網状構造により仕切られた網窓211がそれぞれ形成され、該網窓211の下方には蜜蜂が出入りするための巣門212が形成されている。また、その上端部には、巣脾枠を掛着するための凹部213が切り欠き形成されている。さらに、本実施態様の第一内部シート2では、前板21aと後板21bはそれぞれ2枚の板状素材を貼り合わせて形成されており、内側の板状素材を外側の板状素材よりも幅狭に形成することにより、外側の板状素材の両端が左右に突出して段差部214を形成している。
第二内部シート3は、2枚の側板31a、31bからなり、一方の側板31aの上端には凹部312が切り欠き形成されており、他方の側板31bの上方寄りには網状構造により仕切られた換気用の網窓311が形成されている。これらの第一内部シート2、第二内部シート3を巣箱本体1に内設することにより、当該部分が後述のカバー4を含めて3層構造となるため、巣箱の断熱性を向上させるとともに、巣箱の強度を向上させることができる。なお、側板31a、31bは巣箱の断熱性をより向上させるために2枚の板状素材を貼り合わせて形成しても良く、その場合、当該部分がカバー4を含めて4層構造となる。
第一内部シート2、第二内部シート3の巣箱本体1への内設方法は以下の通りである。まず、第一内部シート2の前板21a、後板21b、底板22が、それぞれ巣箱本体1の前壁11a、後壁11b、底板の内側に配置されるように、第一内部シート2を箱体1内に挿入する。次に、第二内部シート3の側板31a、31bが、それぞれ巣箱本体1の右側壁12a、左側壁12bの内側に配置されるように、巣箱本体1内に挿入する。このとき、側板31a、側板31bの左右両端部は、第一内部シート2の段差部214に挿入される形となる(図3参照)。これにより、第一内部シート2、第二内部シート3は、前板21a、後板21bと側板31a、側板31bとが互いに支持し合う形となり、巣箱本体1へ接着をすることなく互いに固定することが可能となる。
第一内部シート2、第二内部シート3が巣箱本体1に内設された状態において、第一内部シート2の前板21aと後板21bの網窓211は、それぞれ巣箱本体1の前壁11aと後壁11bの通気窓112と位置的に対応しており、さらに、第二内部シート3の側板31bの網窓311は巣箱本体1の左側壁12bの通気窓121と位置的に対応している。よって、かかる正面、背面および側面に設けた複数の通気窓から外気を巣箱内に取り入れることができ、効果的に換気を行うことができる。
巣箱本体1の上部開口を封止するには、まず、フラップ14を閉じて、その上から蓋板13a、13bを順次閉じて封止する。蓋板13bの先端部には係止片131が突設されており、かかる係止片131を蓋板13aの基端側に設けた差し込み口132に差し込むことで、蓋板13が係止される。また、フラップ14の先端部には複数の爪片141が突設されている。かかる爪片141は、巣箱本体1に収納された巣脾枠を固定するために用いられる。図3に示すように、巣脾枠6は上端部より前後に突出する凸部61が内部シート2の凹部213に係止する状態で掛着されるが、複数の巣脾枠6(本実施態様では2つ)を巣箱本体1内に収容したときにできる巣脾枠6と内部シート3との隙間および、巣脾枠6同士の隙間に爪片141を差込み、巣脾枠6がガタつかないように固定することができる。
巣箱本体1の外側にはカバー4が装着される。カバー4は、前後に巣箱本体1を挿入可能な開口を有するとともに、装着時には箱体1の蓋板、左右側壁、底板を被覆可能に形成されている。図2(a)〜(c)は、カバー4の正面図、右側面図、左側面図である。図に示すように、本実施態様のカバー4は、側面視で略台形に形成されている。カバー4は1枚の帯状の材質より折り曲げ形成されており、右側板41aの上部において天板42から延長して形成されたのりしろ部411により貼り付け固定されている。
カバー4の左側板41bには、扉部413が設けられ、該扉部413を下方に折り返して開状態とすることにより、左側板41bに通気窓が形成される。また、扉部413の下方には、扉部413を下方に折り返して開状態としたときに、扉部413の先端側に形成された係止片414を挿入可能な差し込み口415が形成されている。また、カバー4の前後上端には、内側に折り込むことにより巣箱本体1の上端角部に係合可能に形成された係合部416が設けられている。なお、本実施態様では、扉部413は下方へ折り返し可能に形成されているが、これを上方やあるいは左右のいずれか一方に折り返し可能に形成してもよい。
カバー4は巣箱本体1よりも前後長さが長めに形成されており、具体的には、巣箱本体1に装着したときに、巣箱本体1が係合部416の内側に位置するように形成されている。すなわち、巣箱本体1にカバー4を装着すると、巣箱本体1よりもカバー4が前後に突出するようになっており、係合部416を内側に谷折りにすることで、係合部416が巣箱本体1の前後の上端角部に係止し、カバー4を巣箱本体1に固定することができる。このように、カバー4が巣箱本体1よりも前後に突出することにより、出荷運搬時などに巣箱本体1同士が密着して前後の通気口が塞がれて換気が損なわれることを防ぐことができる。さらに、カバー4は側面視で略台形に形成されているため、前後に複数の巣箱を並置したときに前後長さの短いカバー4の上部にできた隙間より巣箱の熱気が逃げて、より効果的に換気を行うことができる。
また、カバー4の右側板41aの下部には開口部412が形成され、かかる開口部412に対向する位置の左側板41bの下部には開閉自在に形成された開口部417が形成されている。これらの開口部の利用方法としては、カバー4の装着時に開口部412と開口部417からカバー4内を貫通して外側へ突出する形で1枚の棒状板材を巣箱本体1の底板とカバー4の底部43の間に配置する。このようにカバー4の左右側板から外側へ棒状板材が突出することにより、巣箱本体1を野外に設置したときに横風を受けても転倒することなく安定して設置することができる。
さらに、巣箱本体1内部には、図1に示すように、第一内部シート2の底板22に仕切凸部221を突設してもよい。かかる仕切凸部221により底板22は前後の2つの領域に仕切られ、例えば、前板21aの巣門212を蜜蜂の出入り口として使用する場合、仕切凸部221により仕切られた後板21b側の底板22部分に餌となる糖類を設置すれば良い。これにより、糖類が仕切凸部221に妨げられて前板21aの巣門212側へ移動することがなくなり、蜜蜂の出入り口が糖類によって塞がったり、糖類と壁面に挟まって蜜蜂が圧死することを防ぐことができる。
本発明の蜜蜂巣箱を構成する巣箱本体1および内部シート2、3の材質としては、軽量で保温性を有する材質、例えば、ダンボール、厚紙、ハードボード、パーティクルボード等や、発泡スチロール等の合成樹脂で作られていることが好ましい。 このうち、経済性の面からはダンボールまたは発泡スチロールで作られていることが特に好ましい。また、カバー4の材質としては、軽量で耐水性、保温性および一定の強度を有する材質、例えば、ダンビックスなどのダンボール状に加工したプラスチック、発泡スチロール、ポリウレタン、ポリエチレン、生分解性プラスチック等の合成樹脂や、防水加工したダンボール、ハードボード、パーティクルボード等で作られていることが好ましい。 これら材質のうち、経済性の面からは、ダンボール状に加工したプラスチック、発泡スチロールおよび防水加工したダンボールが好ましい。
本発明のタイプの蜜蜂巣箱は、輸送時には取扱いを容易にするため複数(2〜3個)をバンドや紐等でひとつに結束することができる。本発明の蜜蜂巣箱の好ましい結束方法は、隣り合う蜜蜂巣箱との間に空間を設けるよう、隣接する巣箱と巣箱の間に挟装材を挟んだ状態で結束し、側面の通気窓を塞がないようにする。例えば、図4に示すように、蜜蜂巣箱の側面に棒状の挟装材5を上下に1本ずつ平行するようあてがい、その状態にてバンド7により結束する。なお、いずれの巣箱も側面の通気窓は開状態となっており、挟装材5はかかる通気窓にかからない位置に設けられる。ちなみに、このように3個の巣箱を結束する場合は、真ん中の巣箱の向きは問わないが、左右両側の巣箱は、側面の通気窓が内側(真ん中の巣箱側)へ向くように配置する。このように、隣接する蜜蜂巣箱の間に挟装材5を介在させることにより、巣箱同士の密着を防いで巣箱から発生する熱を効果的に逃がすことができるとともに、巣箱側面の通気窓からの換気を確実に確保することができる。
図5は、上下平行に設けられた一対の横棒部51を一対の縦棒部52により連結してなる挟装材5を本発明の蜜蜂巣箱の通気窓を設けた一方の側面に配置した状態を示す。かかる挟装材5の場合、上下の横棒部51を同時に配置することができるため、巣箱の結束作業が容易になる。なお、図に示すように、上下の横棒部51の前後端は、カバー4の前後端よりも更に突出するように設けることが好ましい。このように横棒部51の前後がカバー4よりも突出することで、出荷運搬時などに箱体1同士の前後の間隔を適切に維持することができ、前後の通気口からの換気をよりスムーズに行うことができる。
図6は、第二の態様の挟装材5を本発明の蜜蜂巣箱に設置した状態を示す。本実施態様の挟装材5は、有底箱形に形成された土台部52と、土台部52の長手辺に沿って土台部52内に設置された一対の横棒部51からなる。本発明の蜂蜜巣箱に取り付ける際は、カバー4の下部を底部43側から一対の横棒部51の間に挿入し、横棒部51によってカバー4の左右側板41を挟み込むようにして取り付ける。この態様の挟装材5のように、蜜蜂巣箱の両方の側面に横棒部51があてがう態様のものは、挟装材5を取り付けた巣箱を真ん中に配置し、両側から挟装材5を取り付けない巣箱を通気窓側を内側にして挟み込むように結束すれば良く、1個の挟装材にて3個の梱包が可能となる。なお、本実施態様の挟装材5は、土台部52の前後端は、カバー4の前後端よりも更に突出するように設けることが好ましい。このように土台部52の前後がカバー4よりも突出することで、出荷運搬時などに箱体1同士の前後の間隔を適切に維持することができ、前後の通気口からの換気をよりスムーズに行うことができる。なお、本実施態様では、横棒部51は巣箱の両方の側面に配置されるが、これを通気窓を設けた側面のみとしても良い。
図7は、第三の態様の挟装材5を本発明の蜜蜂巣箱に設置した状態を示す。本実施態様の挟装材5は、有底箱形に形成された土台部54と、土台部54の長手辺に沿って設置された一対の横棒部51bからなる下部挟装材5aと、板状の天板部55と該天板部55の長手辺に沿って下面に取り付けられた横棒部51bからなる上部挟装材5bの組み合わせからなる。下部挟装材5aは、図6で説明した挟装材5をそのまま利用することができる。上部挟装材5bを本発明の蜂蜜巣箱に取り付ける際は、カバー4の上部を天板42側から一対の横棒部51bの間に挿入し、横棒部51bによってカバー4の左右側板41を挟み込むようにして取り付ける。この態様の挟装材5では、上下に横棒51aと51bが配置されるため、結束時により巣箱が安定するとともに、挟装材5の取り付け作業もカバー4の上下から装着するだけで良く、簡便である。また、下部挟装材5aと上部挟装材5bについても、それらの前後端が、カバー4の前後端よりも更に突出するように設けることが好ましい。なお、本実施態様では、横棒部51は巣箱の両方の側面に配置されるが、これを通気窓を設けた側面のみとしても良い。
以上の挟装材5を構成する材質としては、発砲スチロール、ダンボール(プラ、強化ダンボール、ハニカム等含む)、ボール紙、プラスチック、樹脂、ベニヤ、竹等を好適に使用することができる。
1 … … 巣箱本体
2 … … 第一内部シート
3 … … 第二内部シート
4 … … カバー
5 … … 挟装材
5a … … 上部挟装材
5b … … 下部挟装材
6 … … 巣脾枠
7 … … バンド
11a … … 前壁
11b … … 後壁
12a … … 右側壁
12b … … 左側壁
13a … … 蓋板
13b … … 蓋板
14 … … フラップ
21a … … 前板
21b … … 後板
22 … … 底板
31a … … 側板
31b … … 側板
41a … … 右側板
41b … … 左側板
42 … … 天板
43 … … 底部
51 … … 横棒部
52 … … 縦棒部
53 … … 土台部
54 … … 土台部
55 … … 天板部
61 … … 凸部
111 … … 扉部
112 … … 通気窓
113 … … 巣門
121 … … 通気窓
131 … … 係止片
132 … … 差し込み口
141 … … 爪片
211 … … 網窓
212 … … 巣門
213 … … 凹部
214 … … 段差部
221 … … 仕切凸部
311 … … 網窓
312 … … 凹部
411 … … のりしろ部
412 … … 開口部
413 … … 扉部
414 … … 係止片
415 … … 差し込み口
416 … … 係合部
417 … … 開口部

Claims (7)

  1. 上部に開閉自在な蓋板を備えた巣箱本体と、巣箱本体の前後壁および底板の内側に内設される第一内部シートと、巣箱本体の左右側壁の内側に内設される第二内部シートと、装着時に巣箱本体の蓋板、底板および左右側壁を被覆可能に形成されたカバーを備え、巣箱本体の前後壁の一方又は両方と、左右側壁の一方又は両方にそれぞれ通気窓を設け、前記第一内部シートおよび第二内部シートにおいて該通気窓に対応する部分には網窓が、また、前記カバーにおいて該通気窓に対応する部分には開閉自在な通気口がそれぞれ設けられたことを特徴とする蜜蜂巣箱。
  2. 前記第一内部シートは底板と該底板の前後端より垂設する前板および後板からなり、前記第二内部シートは2枚の側板からなり、前記前板と後板はそれぞれ2枚の板状素材を貼り合わせて形成されており、内側の板状素材を外側の板状素材よりも幅狭に形成することにより外側の板状素材の両端が左右に突出して段差部を形成し、第一内部シート、第二内部シートを巣箱本体への内設するときに、前記側板の左右両端部が前記段差部に挿入されることを特徴とする請求項1に記載の蜜蜂巣箱。
  3. 前記巣箱本体の内部には、前記第一内部シートの底板に仕切凸部を突設し、該仕切凸部により底板が前後2つの領域に仕切られることを特徴とする請求項1または2のいずれか1項に記載の蜜蜂巣箱。
  4. 複数の蜜蜂巣箱を結束するときに、隣接する巣箱との間隔を維持するために巣箱の側面にあてがう挟装材を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の蜜蜂巣箱。
  5. 前記挟装材が、上下平行に設けられた一対の横棒部を一対の縦棒部により連結してなることを特徴とする請求項4に記載の蜜蜂巣箱。
  6. 前記挟装材が、有底箱形に形成された土台部と、土台部の長手辺に沿って土台部内に設置された横棒部からなることを特徴とする請求項4に記載の蜜蜂巣箱。
  7. 前記挟装材が、有底箱形に形成された土台部と該土台部の長手辺に沿って設置された横棒部からなる下部挟装材と、板状の天板部と該天板部の長手辺に沿って下面に取り付けられた横棒部からなる上部挟装材の組み合わせからなることを特徴とする請求項4に記載の蜜蜂巣箱。
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