JP2001161205A - みつばち巣箱 - Google Patents

みつばち巣箱

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JP2001161205A
JP2001161205A JP34474299A JP34474299A JP2001161205A JP 2001161205 A JP2001161205 A JP 2001161205A JP 34474299 A JP34474299 A JP 34474299A JP 34474299 A JP34474299 A JP 34474299A JP 2001161205 A JP2001161205 A JP 2001161205A
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Fumio Nakamura
文男 中村
Hisao Tashiro
久雄 田代
Junji Inoue
純二 井上
Masaki Kusafuka
昌樹 草深
Junichi Araki
順一 荒木
Toshiya Miyashita
鋭矢 宮下
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Katakura Industries Co Ltd
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Katakura Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運搬、設置が容易であり、また、軽量で安価
である等、受粉用のみつばちに適したみつばち巣箱を提
供すること。 【解決手段】 箱体、蓋体および複数の巣脾框よりな
り、箱体内部に巣脾框を保持するための固定機構、箱体
左右両端に開閉可能な通気扉および箱体一端面にスライ
ド式に開閉可能な巣門を設けてなることを特徴とするみ
つばち巣箱。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、みつばち巣箱に関
し、さらに詳細には軽くて運搬性や使用性に優れ、受粉
用みつばちの巣箱として有利に使用されるみつばち巣箱
に関する。
【0002】
【従来の技術】みつばちを利用して蜂蜜を得る養蜂は、
女王蜂を中心とする数万匹の群を用いて行われている
が、近年は、果物、野菜等のハウス栽培においても、受
粉を行うためにみつばちの利用が行われつつある。 こ
の方法は、一般に昆虫のいない時期の受粉のために、数
千匹単位のみつばちをハウス内に放ち、受粉させるとい
うものである。
【0003】みつばちの活動度は、外気の気温に左右さ
れ、外気の気温が低下すると活動度が低下し、更には死
亡するという問題がある。 この問題は、一般の養蜂用
巣箱ではみつばちの数が多く、全体として巣箱内の温度
の低下を防ぐことができるためあまり問題とならない
が、受粉用のみつばち巣箱ではみつばちの数が養蜂用の
十分の一程度であるため、深刻な問題となっている。
【0004】また、受粉用のみつばち巣箱は、分散した
ハウス内に運搬、設置し、また使用後に廃棄、焼却処分
を行う必要があるため、養蜂用の巣箱に比べ、軽量で安
価であることも望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、従来の養蜂用
のみつばち巣箱と異なる、受粉用のみつばちに適した独
自の巣箱の開発が求められており、本発明はその要求を
満足するみつばち巣箱を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、受粉用の
みつばち巣箱に要求される条件を検討した結果、後記す
る構造を有するみつばち巣箱は保温性等の面で、受粉用
みつばち巣箱として十分に満足の行くものであることを
見出し、本発明を完成した。
【0007】すなわち、本発明は、箱体、蓋体および複
数の巣脾框よりなり、箱体内部に巣脾框を保持するため
の固定機構、箱体左右の少なくとも一端に開閉可能な通
気扉および箱体一端面にスライド式に開閉可能な巣門を
設けてなることを特徴とするみつばち巣箱を提供するも
のである。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の態様のいくつかを
示す図面を挙げ、本発明を更に詳しく説明するが、本発
明はこれらになんら制約されるものでない。
【0009】図1は本発明みつばち巣箱の一態様の使用
時外観を示す図面、図2は保管・輸送時の外観を示す図
面であり、図3は内部の構成を示した図面である。 ま
た、図4は、箱体1の横断面図、図5は縦断面図であ
る。
【0010】図中の符号1は箱体、2は蓋体、3は巣
門、4は通気扉、5a、5bはマジックテープ、6はス
ライド機構、7は網窓を示す。また、8は桟掛け、9は
切り込み、10は桟押さえ、11は補強部材を示し、1
2は凸部、13は切り欠きを示す。更に、14は巣門開
閉用移動片、20は巣脾框、21は上部部材、22は横
部材、23は下部部材を示し、24は巣脾保持具を示
す。
【0011】図1から図3に示すように、みつばち巣箱
は、大きく見て箱体1、蓋体2および複数の巣脾框20
より構成される(図3では、巣脾框の記載を省略し、1
個のみ記載している)。このうち、箱体1の両端面に
は、図3および図5に示すように網窓7およびこれを開
閉するための通気扉4が設けられている(この通気扉
は、一端のみに設けても良い)。この通気扉4は観音開
き式に開閉され、開けた場合は、箱体1の端面に設けら
れたマジックテープ5aと通気扉4に設けたマジックテ
ープ5bを接着させることにより、固定することができ
る。また、通気扉が設けられた一方の端面には、みつば
ちが出入りするための巣門3が設けられており、これは
後記するようにスライド機構6により開閉可能となって
いる。
【0012】箱体の内部両端には、図3および図4に示
すように、網窓7の固定具を兼ねた桟掛け8が設けら
れ、その上端には切り込み9がある。また、箱体の底部
には、図4および図5に示すように凸部12および凸部
上部の切り欠き13が設けられている。
【0013】また、この箱体1に入れられる巣脾框20
は、上部部材21、横部材22および下部部材23で構
成された四辺形の形状である。この形状を図6に示す。
巣脾框20の、上部部材21の両端は、切り込み9に嵌
合するよう突き出されており、また、2つの横部材22
からは巣脾保持具24が張り渡され、みつばちの巣脾を
固定できるようになっている。
【0014】上記の巣脾框20は、前記桟掛け8の切り
込み9と、設けられた凸部12の切り欠き13に挟まれ
ることにより固定されるため、巣脾框20同士の接触を
防ぎ、動きを押さえることができる。
【0015】本発明のみつばち巣箱の箱体1および蓋体
2の材質としては、耐水性および保温性を有し、しかも
軽量で一定の強度を有するものであることが好ましい。
このような材質の例としては、防水加工したダンボール
(撥水性ダンボール、耐水性ダンボール、SPC等)、
ワックス含浸段ボール、ダンボール状に加工したプラス
チック、発泡スチロール等が挙げられる。
【0016】次に、上記の様にして得られたみつばち巣
箱の使用方法について説明する。まず、巣脾が形成さ
れ、みつばちの付着した巣脾框20を箱体1に挿入した
後、蓋体2を被せる。次に図2に示すように、通気扉4
を開き、網窓7から外気が入るようにする。そして、ス
ライド機構6を動かして巣門3が閉じた状態とし、保管
・輸送する。この保管・輸送時の、通気扉4と巣門3の
関係を示したのが図7である。この状態では、みつばち
は外部に飛翔することはできないが、網窓7が大きく開
放されるため、中のみつばちの呼吸にはなんら差し支え
ない。
【0017】一方、みつばちをハウス内等に放ち、受粉
等させる場合(使用時)には、保管・輸送時とは逆に、
図1に示す如く、通気扉4を閉じ、巣門3を開ける。
この状態を示したのが図8である。この状態でみつばち
は巣箱本体から飛び出ることが可能になり、果物等の花
の受粉活動が可能となる。
【0018】なお、本発明のみつばち巣箱のスライド機
構6は、箱体1と桟掛け8の間に図7および8に点線で
示したような移動片14が挿入された構成になってお
り、楕円形の窓を通じて、巣門開閉用移動片14に設け
られた孔を指で動かすことにより、巣門3が開閉される
仕組みとなっている。
【0019】図9から図12は、本発明みつばち巣箱の
別の態様を示す図面である。このうち、図9は保管・輸
送時の外観を示す図面、図10は、使用時外観を示す図
面であり、図11は図9の、図12は図10のそれぞれ
通気窓7および巣門3方向から見た図を示すものであ
る。
【0020】この態様は、上記した態様と比べ通気扉4
の形状が異なっている。すなわち、通気扉4が折戸式に
なっており、開閉いずれの場合もマジックテープ5、5
aおよび5bで確実に止めることが可能となる。
【0021】斯くして得られる本発明のみつばち巣箱
は、受粉用のみつばち用巣箱として多くの利点を有する
ものであり、ハウス栽培等の農業において広く利用され
るものであるが、同時に簡易型の養蜂用巣箱、例えば学
校教育用や趣味用の巣箱としても利用できることは言う
までもない。
【0022】
【発明の効果】本発明のみつばち巣箱は、保管・輸送に
適した形状のものであり、しかも保温性を兼ね備えてい
るものであるため、巣箱内のみつばちの活動度低下や死
亡による損失を防ぐことができ、みつばち数が相対的に
少ない受粉用のみつばち巣箱として極めて有利に使用で
きるものである。
【0023】また、巣箱製造の素材として、ダンボール
や合成樹脂を利用した場合は、軽量化を図ることがで
き、移動時のコストを下げると共に、木製のものと比べ
ると製造コストも大幅に低減され、経済的にも有利であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明みつばち巣箱の使用時外観を示す図面
【図2】 本発明みつばち巣箱の保管・輸送時の外観を
示す図面
【図3】 本発明みつばち巣箱の構成を示す図面
【図4】 本発明みつばち巣箱の箱体の横断面を示す図
【図5】 本発明みつばち巣箱の箱体の縦断面を示す図
【図6】 本発明みつばち巣箱で用いられる巣脾框の形
状を示す図面
【図7】 本発明みつばち巣箱の保管・輸送時の通気扉
と巣門の関係を示す図面
【図8】 本発明みつばち巣箱の使用時の通気扉と巣門
の関係を示す図面
【図9】 別の態様の本発明みつばち巣箱の保管・輸送
時の外観を示す図面
【図10】 別の態様の本発明みつばち巣箱の使用時外
観を示す図面
【図11】 別の態様の本発明みつばち巣箱の使用時の
通気扉と巣門の関係を示す図面
【図12】 別の態様の本発明みつばち巣箱の保管・輸
送時の通気扉と巣門の関係を示す図面
【符号の説明】
1 … … 箱体 11 … … 補強部
材 2 … … 蓋体 12 … … 凸部 3 … … 巣門 13 … … 切り欠
き 4 … … 通気扉 14 … … 移動片 5、5a、5b … … マジックテープ 20 … …
巣脾框 6 … … スライド機構 21 … … 上部部
材 7 … … 網窓 22 … … 横部材 8 … … 桟掛け 23 … … 下部部
材 9 … … 切り込み 24 … … 巣脾保
持具 10 … … 桟押さえ 以 上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 荒木 順一 長野県松本市中央4−5−25 (72)発明者 宮下 鋭矢 長野県南安曇郡梓川村大字上野426−5

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱体、蓋体および複数の巣脾框よりな
    り、箱体内部に巣脾框を保持するための固定機構、箱体
    左右の少なくとも一端に開閉可能な通気扉および箱体一
    端面にスライド式に開閉可能な巣門を設けてなることを
    特徴とするみつばち巣箱。
  2. 【請求項2】 巣脾框を保持するための固定機構が、箱
    体の上部両端に設けられ、切り込みを有する桟押さえ
    と、箱体の底部に設けられ切り込みを有する凸部である
    請求項第1項記載のみつばち巣箱。
  3. 【請求項3】 開閉可能な通気扉が観音開き式のもので
    ある請求項第1項記載のみつばち巣箱。
  4. 【請求項4】 開閉可能な通気扉が折戸式のものである
    請求項第1項記載のみつばち巣箱。
  5. 【請求項5】 箱体および蓋体が保温性を有する材質の
    ものである請求項第1項記載のみつばち巣箱。
  6. 【請求項6】 箱体および蓋体が防水加工したダンボー
    ル、ワックス含浸段ボール、ダンボール状に加工したプ
    ラスチックまたは発泡スチロールである請求項第1項ま
    たは第5項記載のみつばち巣箱。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100799772B1 (ko) 2006-04-04 2008-01-31 김문성 소광 고정구가 구비된 벌통 및 그 고정구
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