JP2015149246A - 照明用光源及び照明装置 - Google Patents

照明用光源及び照明装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015149246A
JP2015149246A JP2014022726A JP2014022726A JP2015149246A JP 2015149246 A JP2015149246 A JP 2015149246A JP 2014022726 A JP2014022726 A JP 2014022726A JP 2014022726 A JP2014022726 A JP 2014022726A JP 2015149246 A JP2015149246 A JP 2015149246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
led
ceramic substrate
housing
led lamp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014022726A
Other languages
English (en)
Inventor
康一 中村
Koichi Nakamura
康一 中村
高橋 健治
Kenji Takahashi
健治 高橋
真樹 木部
Maki Kibe
真樹 木部
隆之 岩崎
Takayuki Iwasaki
隆之 岩崎
彰人 若宮
Akihito Wakamiya
彰人 若宮
信一 北岡
Shinichi Kitaoka
信一 北岡
裕司 八木
Yuji Yagi
裕司 八木
浩規 北川
Hironori Kitagawa
浩規 北川
畑岡 真一郎
Shinichiro Hataoka
真一郎 畑岡
雅人 松本
Masahito Matsumoto
雅人 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2014022726A priority Critical patent/JP2015149246A/ja
Publication of JP2015149246A publication Critical patent/JP2015149246A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
  • Led Device Packages (AREA)

Abstract

【課題】排気ガス濃度が高いなどの劣悪環境下であっても光束が低下しない照明用光源を提供する。
【解決手段】直管LEDランプ1は、可視光応答型の光触媒を含むガラス製の筐体20と、筐体20内に配置され、LED100がセラミック基板120上に実装されたCOB型のLEDモジュール10とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、照明用光源及び照明装置に関し、例えば、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)などの発光素子を有する照明用光源及び照明装置に関する。
LEDは、高効率及び長寿命であることから、従来から知られる蛍光ランプ又は白熱電球などの各種ランプにおける新しい光源として期待されている。中でも、LEDを用いたランプ(LEDランプ)の研究開発が盛んに進められている。
LEDランプとしては、両端部に電極コイルを有する直管形蛍光ランプに代替する直管形のLEDランプ(直管形LEDランプ)、あるいは、電球形蛍光ランプや白熱電球に代替する電球形のLEDランプ(電球形LEDランプ)等がある。例えば、特許文献1には、従来の直管形LEDランプが開示されている。
特開2009−043447号公報
上記従来の直管LEDランプ及び電球形LEDランプでは、透光性の外郭筐体を介して可視光が出射される。しかしながら、例えば、道路やトンネルのような排気ガスが多い劣悪な環境下にこれらのLEDランプが設置された場合、上記外郭筐体の表面が排気ガスで汚れる。これにより、上記外郭筐体の光透過率が低下し、当該外郭筐体より外部への出射光の光束を劣化させてしまう。また、排気ガスに含まれる硫化水素及び硫黄酸化物の硫黄成分がLEDモジュールを劣化させてしまうことにより当該LEDモジュールからの出射光の光束を劣化させてしまう。つまり、LEDランプからの出射光の光束を経時劣化させてしまう。
そこで、本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、排気ガス濃度が高いなどの劣悪環境下であっても光束が低下しない照明用光源及び照明装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る照明用光源の一態様は、可視光応答型の光触媒を含むガラス筐体と、前記ガラス筐体内に配置され、発光素子のチップがセラミック基板上に実装されたCOB(Chip On Board)型の発光モジュールとを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る照明用光源の一態様において、前記ガラス筐体は、ガラスで構成された筐体本体と、前記筐体本体の外表面に形成された、前記光触媒を含む光触媒層とを有してもよい。
また、本発明に係る照明用光源の一態様において、前記ガラス筐体は、長尺状のガラス管であり、前記発光モジュールは、長尺状の前記セラミック基板の上に複数の前記チップが前記セラミック基板の長手方向に沿って配置されていてもよい。
また、本発明に係る照明用光源の一態様において、前記可視光応答型の光触媒は、酸化チタン(TiO)、酸化タングステン(WO)及び酸化亜鉛(ZnO)の少なくとも1つであってもよい。
また、本発明に係る照明用光源の一態様において、前記セラミック基板は、白色のアルミナ基板であってもよい。
また、本発明に係る照明装置の一態様は、上記記載の照明用光源を備えることを特徴とする。
本発明に係る照明用光源及び照明装置によれば、光触媒層が筐体に付着した環境汚染物質を酸化して除去し、また、当該環境汚染物質によりLEDモジュールが劣化しないので、可視光透過率の経時劣化を防止することが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る直管LEDランプの概観斜視図。 本発明の実施の形態1に係る直管LEDランプの管軸方向に平行な平面で切断した場合の断面図。 本発明の実施の形態1に係る直管LEDランプの管軸方向を法線とする平面で切断した場合の断面図。 本発明の実施の形態1に係るLEDモジュールの耐硫化特性を示すグラフ。 本発明の実施の形態2に係る照明装置の一例を示す概観斜視図。 本発明の実施の形態3に係る電球形LEDランプの概観斜視図。 本発明の実施の形態3に係る電球形LEDランプを、ランプ軸を含むYZ平面で切断した場合の上部断面図。 本発明の実施の形態3に係る電球形LEDランプを、ランプ軸を含むXZ平面で切断した場合の上部断面図。 本発明の実施の形態4に係る照明装置の一例を示す概略断面図。
以下では、本発明の実施の形態に係る照明用光源及び照明装置について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置及び接続形態などは、一例であり、本発明を限定する趣旨ではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、同じ構成部材については同じ符号を付している。
以下の実施の形態1及び2では、照明用光源の一態様である直管LEDランプ、及び、当該直管LEDランプを備えた照明装置について例示し、実施の形態3及び4では、照明用光源の一態様である電球形LEDランプ、及び、当該電球形LEDランプを備えた照明装置について例示する。
(実施の形態1)
まず、本発明の実施の形態1に係る直管LEDランプについて説明する。なお、本実施の形態に係る直管LEDランプは、従来の直管形蛍光ランプに代替する照明用光源の一例である。
[直管LEDランプの全体構成]
まず、本実施の形態に係る直管LEDランプの構成の一例について、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る直管LEDランプの概観斜視図である。直管LEDランプ1は、図1に示すように、LEDモジュール10と、筐体20と、接着剤30と、給電用口金(給電側口金)40と、非給電用口金(非給電側口金)50と、点灯回路(図外)とを備えた照明用光源である。筐体20は、LEDモジュール10が内部配置された長尺状の筐体である。給電用口金40及び非給電用口金50は、それぞれ、筐体20の長手方向(管軸方向)の一方及び他方の端部に設けられた口金である。そして、直管LEDランプ1では、給電用口金40、非給電用口金50及び筐体20によって長尺状かつ円筒状のランプ筐体(外囲器)が構成されている。直管LEDランプ1は、給電用口金40及び非給電用口金50が照明器具の受金に取り付けられることで照明器具に支持される。直管LEDランプ1は、例えば、40形の直管LEDランプであり、ランプ全長が約1200mmである。
また、図示しないが、筐体20内には、LEDモジュール10を発光させるための点灯回路等が設けられている。また、本実施の形態における直管LEDランプ1は、LEDモジュール10に対して給電用口金40のみから給電を行う片側給電方式を採用している。つまり、直管LEDランプ1は、照明器具等からの電力を給電用口金40のみから受電する。
以下、直管LEDランプ1の各構成部材について詳述する。
[LEDモジュール]
図1に示すように、LEDモジュール10は、直管LEDランプ1の光源であり、筐体20内に配置される。
図2は、本発明の実施の形態1に係る直管LEDランプの管軸方向に平行な平面で切断した場合の断面図である。また、図3は、本発明の実施の形態1に係る直管LEDランプの管軸方向を法線とする平面で切断した場合の断面図である。
LEDモジュール10は、図2に示すように、筐体20の管軸方向において長尺状であり、LEDチップ100が基板上に直接実装されたCOB(Chip On Board)型の発光モジュールであって、セラミック基板120と、複数のLED(LEDチップ)100と、LED100を封止する封止部材110とを備える。また、図示していないが、セラミック基板120上には、複数のLED100に電力を供給するための配線としてパターン形成された金属配線と、LED100同士またはLED100及び金属配線を電気的に接続するためのボンディングワイヤとが設けられている。
複数のLED100は、それぞれ半導体発光素子の一例であって、セラミック基板120または上記金属配線の表面に直接実装されている。複数のLED100は、セラミック基板120の長手方向に沿ってライン状(一直線状)に直列配置されている。なお、複数のLED100が電気的に直列接続される構成に限られず、電気的に並列接続される構成であってもよい。
また、本実施の形態に係るLEDモジュール10は、図2及び図3に示すように、セラミック基板120上に実装されたLED100が、封止部材110によって一括封止された構造を有する。
本実施の形態では、青色光を出射するLEDと、青色光を黄色光に波長変換する蛍光体粒子が混入された透光性材料で形成された封止体(封止部材)とが採用されており、LED100から出射された青色光の一部が封止部材110によって黄色光に波長変換され、未変換の青色光と変換後の黄色光との混色により生成される白色光がLEDモジュール10から出射される。青色発光するLEDチップとしては、例えば、InGaN系の材料によって構成された、中心波長が440nm〜470nmの窒化ガリウム系の半導体発光素子を用いることができる。
封止部材110は、LED100を覆うように構成されている。封止部材110は、複数のLED100を一括封止するように形成されている。本実施の形態では、LED100の素子列が1列で実装されているので、1本の封止部材110が形成される。
封止部材110は、主として透光性材料からなるが、LED100の光の波長を所定の波長に変換する必要がある場合には、波長変換材料が透光性材料に混入される。本実施の形態における封止部材110は、波長変換材として蛍光体を含み、LED100が発する光の波長(色)を変換する波長変換部材である。このような封止部材110としては、例えば、蛍光体粒子を含有する絶縁性の樹脂材料(蛍光体含有樹脂)によって構成することができる。蛍光体粒子は、LED100が発する光によって励起されて所望の色(波長)の光を放出する。
封止部材110を構成する樹脂材料としては、例えば、シリコーン樹脂を用いることができる。また、封止部材110には、光拡散材を分散させてもよい。なお、封止部材110は、必ずしも樹脂材料によって形成する必要はなく、フッ素系樹脂などの有機材のほか、低融点ガラスやゾルゲルガラス等の無機材によって形成してもよい。
セラミック基板120は、多結晶のアルミナや窒化アルミニウムからなるセラミック基板であり、表面に複数のLED100が配置された長尺状の基板である。具体的には、セラミック基板120は、矩形の基板であり、長手方向(図1のY軸方向)が直管状の筐体20の長手方向と平行になり、かつ、短手方向(図1のX軸方向)が筐体20の短手方向と平行になるように、筐体20内に配置される。セラミック基板120は、図2及び図3に示すように、例えば、接着剤30によって筐体20の内面に固定されている。あるいは、セラミック基板120は、筐体20内に固定されたヒートシンク(基台)の載置面上に載置されていてもよい。
セラミック基板120は、LED100から発せられる光に対して光透過率が低いセラミック基板、例えば全透過率が10%以下の白色アルミナ基板等の白色基板等を用いることができる。このように、光透過率が低い基板を用いることにより、セラミック基板120を透過して裏側面から光が出射することを抑制することができ、色ムラを抑制することができる。
本実施の形態では、セラミック基板120として、例えば、厚さ1mmで光の反射率が94%の白色アルミナ基板などを用いることができる。
セラミック基板120上に形成された金属配線は、直列接続された複数のLED100の各々に対して所定の電力を供給するための電極配線である。なお、本実施の形態では、片側給電方式を採っているため、金属配線は、給電用口金40の方向へ延設されている。金属配線を構成する材料は、例えば、銅などの高伝導率を有する金属で構成されることが望ましく、その他、ニッケル、アルミニウム、金、または、それらのうちの2以上の金属からなる積層膜あるいは合金であってもよい。
ここで、本実施の形態に係るLEDモジュール10が耐硫化性に優れていることを説明する。
図4は、本発明の実施の形態1に係るLEDモジュールの耐硫化特性を示すグラフである。具体的には、同図に示されたグラフは、本実施の形態に係るCOB型のLEDモジュール、及び、比較例に係るSMD型のLEDモジュールの光束維持率を比較したものである。本実施の形態に係るCOB型のLEDモジュールは、セラミック基板120上に実装されたCOB型のLEDモジュール10である。一方、比較に用いられたSMD型のLEDモジュールとは、LEDチップと蛍光体とがパッケージ化されたLED素子が樹脂基板上に表面実装された発光モジュールである。具体的には、SMD型を構成するLED素子は、パッケージと、当該パッケージの凹部の底面に実装されたLEDチップと、LEDチップを封止する封止部材とを備える。パッケージは、白色樹脂などによって成形された容器であり、逆円錐台形状の凹部(キャビティ)を備える。凹部の内側面は傾斜しており、LEDチップからの光を上方に反射させるように、Agなどを成分とする金属膜が形成されている。封止部材は、パッケージの凹部に充填されており、当該凹部の開口面まで封入されている。
上述した本実施の形態に係るLEDモジュール10と比較例に係るLEDモジュールとを、硫化水素濃度15ppm、温度80℃、湿度90%の環境に放置し、光束の経時変化(光束維持率:ライフタイム経過後の光束/初期光束)を測定した。
図4のグラフに示されるように、本実施の形態に係るCOB型のLEDモジュール10では、上記環境下において350時間が経過しても光束維持率が低下していない。これに対して、比較例に係るSMD型のLEDモジュールでは、上記環境下において50時間経過後には光束維持率が40%まで低下している。比較例に係るSMD型のLEDモジュールの光束劣化が激しい原因としては、(1)LED素子を構成するパッケージの内面に形成されたAg金属膜が硫化水素により変質し反射率が低下したこと、及び、(2)樹脂基板の表面に形成された反射材である白レジストが硫化水素により劣化し反射率が低下したこと、が挙げられる。
これに対し、本実施の形態に係るLEDモジュール10は、LED100及びその周辺にAg金属膜が形成されておらず、また、セラミック基板120が硫化水素により変質しないので、高濃度の硫化水素環境下においても、LEDモジュール10から出射される可視光の光束維持率は劣化しない。
点灯回路130は、LEDモジュール10に実装されたLED100を点灯するためのLED点灯回路である。点灯回路130は、1つ又は複数の回路素子(回路部品)から構成される。
点灯回路130は、例えば、リード線42を介して入力される直流電圧を、LED100を発光させるための所定の電圧値に調整して出力する。点灯回路130から出力される直流電力は、例えば、セラミック基板120に形成された金属配線を介して当該LEDモジュール10のLED100に供給される。
回路素子は、LEDモジュール10のセラミック基板120を利用して、当該基板に直接実装されている。回路素子は、例えば、整流回路、検知抵抗又はヒューズ素子などである。その他必要に応じて、抵抗、コンデンサ、コイル、ダイオード又はトランジスタなどを用いてもよい。
なお、後述するように、LED100に電力を供給するためのリード線42の一端は、給電用口金40の給電ピン41に接続される。リード線42の他端は、セラミック基板120の表面の接続点に接続される。例えば、リード線42の他端は、接続点に半田付けされている。
ここで、接続点は、金属配線に電気的に接続されている部分である。例えば、接続点は、矩形状などにパターン形成された金属電極である。リード線42及び金属配線を介して、外部から点灯回路130及びLED100に電力が供給される。
なお、上記金属電極の代わりに、口金型に構成された接続端子を用いてもよい。接続端子は、接続点の一例であり、LED100を発光させるための直流電力を、LEDモジュール10の外部から受電する外部接続端子(電極端子)である。具体的には、接続端子は、樹脂型の口金と、直流電力を受電するための導電部(ピン)とを有するコネクタである。当該導電部は、金属配線を介して点灯回路130に接続される。このように、リード線42の他端は、セラミック基板120の主面にコネクタ接続されてもよい。
金属配線は、銅(Cu)などの金属を含み、セラミック基板120に予め定められた形状でパターン形成されている。
[筐体]
筐体20は、LEDモジュール10を覆う透光性を有する長尺状の透光性カバーであって、図1に示すように、本実施の形態では、両端部に開口を有する長尺筒体からなる直管状の外管である。筐体20は、ガラスによって構成することができる。
より詳細には、図2及び図3に示すように、筐体20は、例えば、可視光に対して透明なシリカガラス製のガラスバルブ(クリアバルブ)201と、光触媒層202とを有する。この場合、筐体20内に配置されたLEDモジュール10は、筐体20の外側から視認することが可能である。
具体的には、ガラスバルブ201は、シリカ(SiO)が70〜72[%]のソーダ石灰ガラスを主成分としており、熱伝導率が約1.0[W/m・K]のガラス管を用いることができる。
なお、ガラスバルブ201は、LEDモジュール10からの光を拡散させるための光拡散機能を有する光拡散部を備えてもよい。これにより、LEDモジュール10から発せられた光を、筐体20を通過する際に拡散させることができる。光拡散部としては、例えば、ガラスバルブ201の内面及び外面の少なくともいずれかに形成された光拡散シート又は光拡散膜等がある。具体的には、シリカや炭酸カルシウム等の光拡散材(微粒子)を含有する樹脂や白色顔料をガラスバルブ201の内面及び外面の少なくともいずれかに付着させて形成された乳白色の光拡散膜がある。その他の光拡散部としては、ガラスバルブ201の内部及び外部の少なくともいずれかに設けられたレンズ構造物、又はガラスバルブ201の内面及び外面の少なくともいずれかに形成された凹部又は凸部がある。例えば、ガラスバルブ201の内面及び外面の少なくともいずれかにドットパターンを印刷したり、ガラスバルブ201の一部を加工したりすることで、ガラスバルブ201に光拡散機能(光拡散部)を持たせることもできる。また、ガラスバルブ201そのものを、光拡散材が分散された樹脂材料等を用いて成形することで、筐体20に光拡散機能(光拡散部)を持たせることもできる。
このように、筐体20に光拡散機能を持たせることによって、LEDモジュール10から放射された光を、筐体20を当該光が通過する際に拡散させることができる。例えば、LED100が離間して配置されていると、光のつぶつぶ感(輝度ばらつき)が発生する恐れがある。これに対して、筐体20に光拡散機能を持たせることで、光のつぶつぶ感を抑制することができる。
光触媒層202は、可視光応答型の光触媒を含む層である。可視光応答型の光触媒とは、紫外線を用いず、可視光(波長が380〜830nmの領域の光)照射により光触媒反応を起こす物質である。
可視光応答型の光触媒は、可視光を吸収すると強い酸化作用を発揮し、排気ガス等から排出される窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物等(SOx)の環境汚染物質を酸化することにより当該環境汚染物質を除去する機能を有している。この可視光応答型の光触媒が光触媒層202に含まれることにより、当該光触媒がLEDモジュール10から出射される可視光を吸収し、直管LEDランプ1の筐体20に付着した排気ガスからの環境汚染物質を酸化して除去する。これにより、筐体20の可視光透過率を低下させることなく、当初の可視光透過率を維持することが可能となる。
光触媒層202に含まれる可視光応答型の光触媒としては、例えば、酸化チタン(TiO)、酸化タングステン(WO)、酸化亜鉛(ZnO)等の公知の粒子が挙げられる。特に、高い酸化力を有し、安価で且つ無害であるという点で、酸化チタン粒子が好ましい。
光触媒層202の製法としては、上記光触媒粒子の粉末を樹脂等のバインダと混合してガラスバルブ201上に塗布することで形成することが可能である。
また、光触媒層202は、例えば、平均粒径1μm以下、好ましくは、0.05μm〜0.2μmのアナターゼ形の酸化チタンの微粒子を主体とする。光触媒層202の製法としては、有機チタン化合物を主成分とした、アルコールなどの溶剤に溶解されたチタンアルコレート溶液を調整した後、当該溶液に平均粒径5ないし50nmの酸化チタン微粒子を分散及び懸濁して懸濁液を調整する。この懸濁液をガラスバルブ201の表面に塗布した後、約600℃で焼成して光触媒層202が形成される。光触媒層202の膜厚は、可視光の透過率80%を確保できる0.01μm〜0.5μmが好ましい。
また、光触媒層202は、上記可視光応答型の光触媒粒子を含む他、さらに、例えばTi、Fe、Cu、Zr、Ag、Pt、Pd、Mn、AlおよびCeから選ばれる少なくとも1種の金属元素を50質量%以下の範囲で含有させたものであってもよい。代表的な製法としては、酸化タングステンに銅を複合させる方法が挙げられ、硝酸銅または硫酸銅を含む水溶液またはエタノール溶液に酸化タングステン粉末を加えて混合した後、70〜80℃の温度で乾燥させてから500〜550℃の温度で焼成してもよい。
また、光触媒層202は、上記可視光応答型の光触媒粒子を、ガラスバルブ201上にスパッタ成膜して形成されてもよい。
なお、光触媒層202は、上述した製法に限られず、様々な製法により作製される。
また、光触媒層202は、本実施の形態のように、排気ガスに曝される筐体20の外表面に形成されていることが好ましいが、直管LEDランプ1が気密性を有していない場合には、筐体20の内面にも形成されていることが好ましい。
また、光触媒層202は、本実施の形態のように、ガラスバルブ201の表面に形成される場合が想定されるが、これに限られず、ガラスバルブ201自体に含有させてもよい。
[給電用口金]
給電用口金40は、LED100に給電するための口金である。給電用口金40は、LED100を点灯させるための電力を直管LEDランプ1の外部電源から受電する受電用口金でもある。
給電用口金40は、図1及び図2に示されるように、筐体20の長手方向における端部の一方を蓋する有底筒形状となっている。本実施の形態における給電用口金40は、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等の合成樹脂からなる口金本体と、真ちゅう等の金属材料からなる一対の受電用接続端子である給電ピン41とからなる。一対の給電ピン41は、口金本体の底部から外方に向かって突出し、かつ、口金本体の底面の内面から開口に向かって突出している。給電ピン41のうち、口金本体の底面の内面から開口に向かって突出している部分は、セラミック基板120の接続点にリード線42によって接続される。
給電ピン41は、LED素子を点灯させるために給電を行うピンであって、照明器具等の外部機器から所定の電力を受ける受電ピンとして機能する。例えば、給電用口金40を照明器具の受金に装着させることによって、一対の給電ピン41は照明器具に内蔵された電源装置から電力を受ける状態となる。また、給電ピン41は、照明器具の受金に着脱可能に取り付けるための接続端子としても機能している。ここで、給電用口金40は、例えば、給電ピン41と樹脂材料とを用いたインサート成形によって作製される。なお、樹脂成形体である口金本体に給電ピン41を圧入することで、給電用口金40を作製することもできる。
なお、本実施の形態に係る給電用口金40は、JIS C 7709−1に準拠した直管LEDランプにおけるGX16t−5口金(L形ピン口金)であるので、給電ピン41は、L字形である。
[非給電用口金]
非給電用口金50は、直管LEDランプ1を照明器具に取り付ける機能を有する非給電側の口金である。非給電用口金50は、図1及び図2に示すように、筐体20又はセラミック基板120の長手方向(Y軸方向)の他方の端部に設けられる。なお、非給電用口金50は、照明器具を介してLEDモジュール10の所定領域を接地(アース)してもよい。
非給電用口金50は、図1及び図2に示されるように、筐体20の長手方向における端部の他方を蓋する有底筒形状となっている。本実施の形態における非給電用口金50は、PBT等の合成樹脂からなる口金本体と、真ちゅう等の金属材料からなる一本の非給電ピン51とからなる。非給電ピン51は、口金本体の底部から外方に向かって突出した、真鍮などの金属材料から構成された断面T字状の導電ピンである。ここで、非給電用口金50は、例えば、非給電ピン51と樹脂材料とを用いたインサート成形によって作製される。なお、樹脂成形体である口金本体に非給電ピン51を圧入することで、非給電用口金50を作製することもできる。
[接着剤]
接着剤30は、図2に示すように、筐体20とLEDモジュール10とを接着し固定するために、筐体20の内壁とセラミック基板120の裏面との間に配される。接着剤30としては、放熱性の観点からは、熱伝導率が1[W/m・K]以上の材料を用いることが好ましく、また、軽量化の観点からは、比重が2以下の接着材を用いることが好ましい。接着剤30としては、例えば、シリコーン樹脂又はセメント等からなる接着剤が用いられる。あるいは、接着剤30として、セラミック基板120の裏面と筐体20の内面とに密着可能な厚み及び形状を有する両面テープであってもよい。直管LEDランプ1の軽量化を図るには、接着剤30としてシリコーン樹脂からなる接着剤を用いることが望ましい。
また、接着剤30の熱伝導率を高めるために、接着剤30に無機粒子を適宜混入することが好ましい。無機粒子としては、銀、銅あるいはアルミニウム等の金属粒子、又はアルミナ、窒化アルミニウム、炭化珪素あるいはグラファイト等の非金属粒子が用いられる。
また、本実施の形態に係る直管LEDランプ1では、ヒートシンクなどを介さずにセラミック基板120と筐体20とが直接接着されているので、軽量化が図られる。よって、LEDモジュール10の脱落を抑制することも可能となる。
[効果]
本実施の形態に係る直管LEDランプ1は、可視光応答型の光触媒を含むガラス製の筐体20と、筐体20内に配置され、LEDチップがセラミック基板120上に実装されたCOB型のLEDモジュール10とを備える。
これにより、LEDモジュール10がCOB型であり、LEDモジュール10を構成する基板がセラミックであることから、LEDモジュール10が硫化水素により変質しない。よって、LEDモジュール10から出射される可視光の光束維持率は劣化しない。また、可視光応答型の光触媒が筐体20に含まれることにより、当該光触媒がLEDモジュール10から出射される可視光を吸収し、筐体20に付着した排気ガス等の環境汚染物質を酸化して除去する。よって、筐体20の可視光透過率を低下させない。以上より、本実施の形態に係る直管LEDランプ1によれば、光束維持率の経時劣化を防止することが可能となる。
また、筐体20は、ガラスで構成された筐体本体であるガラスバルブ201と、ガラスバルブ201の外表面に形成された、上記光触媒を含む光触媒層202とを有していてもよい。
これにより、排気ガス等の劣悪環境に曝される直管LEDランプ1の外表面に、上記光触媒が配置されているので、排気ガス等の環境汚染物質を効率よく酸化して除去することが可能となる。
また、筐体20は、長尺状のガラス管であり、LEDモジュール10は、長尺状のセラミック基板120の上に複数のLED100がセラミック基板120の長手方向に沿って配置されていてもよい。
これにより、直管形のLEDランプにおいて、排気ガス等の劣悪環境に曝されても、光束維持率の経時劣化を防止することが可能となる。
また、上記可視光応答型の光触媒は、酸化チタン(TiO)、酸化タングステン(WO)及び酸化亜鉛(ZnO)の少なくとも1つであってもよい。
これにより、上記光触媒は高い酸化力を有するので、環境汚染物質を効率よく酸化して除去することが可能となる。また、上記光触媒の製法のバリエーションが多くなる。
また、セラミック基板120は、白色のアルミナ基板であってもよい。
これにより、硫化水素などに対して変色し易い樹脂系の反射部材を基板上に配置せずとも、硫化水素などに対して変色劣化せずに、反射率を容易に調整することが可能となる。
(実施の形態2)
本発明は、実施の形態1に係る直管LEDランプ1として実現することができるだけでなく、直管LEDランプを備える照明装置としても実現することができる。本発明の実施の形態2に係る照明装置は、実施の形態1に係る照明用光源を備える照明装置である。例えば、本実施の形態に係る照明装置は、実施の形態1に係る直管LEDランプ1を備える。
図5は、本発明の実施の形態2に係る照明装置2の一例を示す概観斜視図である。図5に示すように、実施の形態2に係る照明装置2は、ベースライトであり、直管LEDランプ1と、照明器具200とを備える。
直管LEDランプ1は、実施の形態1に係る直管LEDランプ1であり、照明装置2の照明用光源として用いられる。なお、本実施の形態に係る照明装置2は、一例として2本の直管LEDランプ1を備える。
照明器具200は、直管LEDランプ1と電気的に接続され、かつ、当該直管LEDランプ1を保持する一対の受金210と、受金210が取り付けられる器具本体220とを備える。
器具本体220は、例えば、アルミ鋼板をプレス加工などすることによって成形することができる。また、器具本体220の内面は、直管LEDランプ1から発せられた光を所定方向(例えば、下方)に反射させる反射面の機能を有する。
照明器具200は、例えば、天井などに固定具を介して装着される。なお、照明器具200には、直管LEDランプ1の点灯を制御するための回路などが内蔵されていてもよく、また、直管LEDランプ1を覆うようにカバー部材が設けられていてもよい。
以上のように、本実施の形態に係る照明装置2は、ガラスバルブに可視光応答型の光触媒が施された筐体20と、セラミック基板120上に形成されたCOB型のLEDモジュール10とを有する直管LEDランプ1を備える。よって、本実施の形態に係る照明装置によれば、光触媒層202が筐体20に付着した環境汚染物質を酸化して除去し、また、当該環境汚染物質によりLEDモジュール10が劣化しないので、可視光透過率の経時劣化を防止することが可能となる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る電球形LEDランプについて説明する。なお、本実施の形態に係る電球形LEDランプ3は、実施の形態1に係る直管LEDランプ1と比較して、LEDモジュール及び筐体の形状及び配置が異なる。以下、本実施の形態に係る電球形LEDランプ3について、実施の形態1に係る直管LEDランプ1と同じ特徴は説明を省略し、直管LEDランプ1と異なる特徴を中心に説明する。
[電球形LEDランプの全体構成]
まず、本実施の形態に係る電球形LEDランプの構成の一例について、図6を用いて説明する。
図6は、本発明の実施の形態3に係る電球形LEDランプの概観斜視図である。図6に示すように、本実施の形態に係る電球形LEDランプ3は、グローブ筐体70と、LEDモジュール60と、支持部材140と、駆動回路(図示せず)と、回路筐体150と、口金160とを備える。電球形LEDランプ3は、電球形蛍光ランプ又は白熱電球の代替品となる電球形LEDランプである。LEDモジュール60は、光源である。支持部材140は、LEDモジュール60を支持する支持部材である。駆動回路は、LEDモジュール60を発光させるための回路である。回路筐体150は、上記駆動回路を囲むように構成されるとともに外郭をなす筐体である。口金160は、外部から電力を受電する口金である。
なお、電球形LEDランプ3は、グローブ筐体70と回路筐体150と口金160とによって外囲器が構成されている。すなわち、グローブ筐体70と回路筐体150と口金160とは外部に露出しており、それぞれの外面は外気(大気)に曝されている。
以下、本実施の形態に係る電球形LEDランプ3の各構成要素について、図7A及び図7Bを参照しながら説明する。
図7Aは、本発明の実施の形態3に係る電球形LEDランプを、ランプ軸を含むYZ平面で切断した場合の上部断面図である。また、図7Bは、本発明の実施の形態3に係る電球形LEDランプを、ランプ軸を含むXZ平面で切断した場合の上部断面図である。
なお、図7A及び図7Bにおいて、紙面上下方向に沿って描かれた一点鎖線は電球形LEDランプ3のランプ軸(中心軸)を示しており、本実施の形態において、ランプ軸は、グローブ筐体軸と一致している。また、ランプ軸とは、電球形LEDランプ3を照明装置(不図示)の受金に取り付ける際の回転中心となる軸であり、口金160の回転軸と一致している。
[LEDモジュール]
LEDモジュール60は、発光素子を有する発光モジュールであって、白色等の所定の色(波長)の光を放出する。図7A及び図7Bに示すように、LEDモジュール60は、グローブ筐体70の内方に配置されており、グローブ筐体70によって形成される球形状の中心位置(例えば、グローブ筐体70の内径が大きい径大部分の内部)に配置されることが好ましい。このように、グローブ筐体70の中心位置にLEDモジュール60が配置されることにより、従来のフィラメントコイルを用いた白熱電球と近似した配光特性を実現することができる。
また、LEDモジュール60は、図6に示すように、支持部材140によってグローブ筐体70内に中空状態で保持されており、リード線80a及び80bを介して駆動回路から供給される電力によって発光する。
図7Bに示すように、LEDモジュール60は、セラミック基板320と、複数のLED300と、封止部材310とを備える。また、図示していないが、セラミック基板320上には、複数のLED300に電力を供給するための配線としてパターン形成された金属配線と、LED300同士またはLED300及び金属配線を電気的に接続するためのボンディングワイヤとが設けられている。なお、複数のLED300は、電気的に直列接続される構成であってもよいし、電気的に並列接続される構成であってもよいし、直列接続及び並列接続が混在する構成であってもよい。
複数のLED300は、ベアチップがセラミック基板320上に直接実装されたCOB構造を構成している。
セラミック基板320は、LED300を実装するための実装基板であり、LED300が実装される面である表側面と、当該表側面に対向する裏側面とを有する。セラミック基板320は、例えば、平面視(グローブ筐体70の頂部から見たとき)が長方形の矩形板状の基板である。セラミック基板320は、多結晶のアルミナや窒化アルミニウムからなるセラミック基板であり、LED300から発せられる光に対して光透過率が低いセラミック基板、例えば全透過率が10%以下の白色アルミナ基板等の白色基板等を用いることができる。このように、光透過率が低い基板を用いることにより、セラミック基板320を透過して裏側面から光が出射することを抑制することができ、色ムラを抑制することができる。
一方、セラミック基板320として、光透過率が高い透光性セラミック基板を用いることもできる。これにより、LED300がセラミック基板320の表側面だけに実装された場合であっても、裏側面からも光が出射されるので、白熱電球と近似した配光特性を得ることが可能となる。また、LEDモジュール60から全方位に光を放出させることができるので、全配光特性を実現することも可能となる。
透光性基板としては、例えば、可視光に対する全透過率が80%以上の基板、又は、可視光に対して透明な(すなわち透過率が極めて高く向こう側が透けて見える状態)透明基板を用いることができる。このような透光性基板としては、多結晶のアルミナや窒化アルミニウムからなる透光性セラミック基板等を用いることができる。
本実施の形態では、透光性を有するセラミック基板320として、焼結アルミナからなる白色の多結晶セラミック基板を用いた。例えば、厚さ1mmで光の反射率が94%の白色アルミナ基板、又は、厚さ0.635mmで光の反射率が88%の白色アルミナ基板を用いることができる。
本実施の形態に係るLEDモジュール60が耐硫化性に優れていることは、実施の形態1に係るLEDモジュール10と同様である。
すなわち、本実施の形態に係るCOB型のLEDモジュール60では、硫化水素濃度15ppm、温度80℃、湿度90%の環境下において350時間が経過しても光束維持率が低下しない。
なお、セラミック基板320の形状としては、長方形に限らず、正方形又は円形等の他の形状のものを用いることもできる。
また、セラミック基板320には、2本のリード線80a及び80bとの電気的接続を行うために、2つの貫通孔が設けられている。2本のリード線80a及び80bは、それぞれ、先端部が貫通孔に挿通されてセラミック基板320に形成された端子と半田接続されている。
LED300は、実施の形態1に係るLED100と同様の材料及び構造である。LED300は、セラミック基板320の表側面のみに実装されており、セラミック基板320の長辺方向に沿って複数の列をなすようにして複数個実装されている。本実施の形態では、複数のLED300を一列とする素子列が並行するように6列で配置されている。
なお、本実施の形態では、複数のLED300を実装したが、LED300の実装数は、電球形LEDランプの用途に応じて適宜変更すればよい。例えば、豆電球等に代替する低出力タイプのLEDランプの場合、LED300は1個としてもよい。一方、高出力タイプのLEDランプの場合は、1つの素子列内におけるLED300の実装数をさらに増やしてもよい。また、LED300の素子列は、6列に限らず、1〜5列としてもよいし、7列以上としてもよい。
封止部材310は、実施の形態1に係る封止部材110と同様の材料構成である。封止部材310に含有させる蛍光体粒子としては、例えば、LED300が青色光を発光する青色発光LEDである場合、白色光を得るために、例えばYAG系の黄色蛍光体粒子を用いることができる。これにより、LED300が発した青色光の一部は、封止部材310に含まれる黄色蛍光体粒子によって黄色光に波長変換される。そして、黄色蛍光体粒子に吸収されなかった青色光と、黄色蛍光体粒子によって波長変換された黄色光とは、封止部材310中で拡散及び混合されることにより、封止部材310から白色光となって出射される。また、光拡散材としては、シリカなどの粒子が用いられる。
本実施の形態における封止部材310は、シリコーン樹脂に所定の蛍光体粒子を分散させた蛍光体含有樹脂としており、ディスペンサーによってセラミック基板320の表側面に塗布して硬化させることで形成することができる。この場合、封止部材310の長手方向に垂直な断面における形状は、略半円形となる。
金属配線は、LED300を発光させるための電流が流れる導電性配線であって、セラミック基板320の表面上に、所定形状にパターン形成される。金属配線は、セラミック基板320の表側面に形成される。金属配線によって、リード線80a及び80bからLEDモジュール60に給電された電力が各LED300に供給される。
また、金属配線は、各LED素子列における複数のLED同士を直列接続するために形成されている。例えば、金属配線は、隣り合うLEDの間に島状に形成されている。また、金属配線は、各素子列同士を並列接続するために形成されている。各LED300は、ワイヤーを介して金属配線と電気的に接続されている。ワイヤーは、例えば金ワイヤー等の電線である。なお、ワイヤーは、封止部材310から露出しないように、全体が封止部材310の中に埋め込まれている。
金属配線は、例えば、金属材料からなる金属膜をパターニングしたり、印刷したりすることによって形成することができる。金属配線の金属材料としては、例えば、タングステン(W)又は銅(Cu)等を用いることができる。なお、金属配線の表面に、ニッケル(Ni)/金(Au)等のメッキ処理を施しても構わない。
また、封止部材310から露出する金属配線については、ガラス材によるガラス膜(ガラスコート膜)等によって被覆することが好ましい。これにより、LEDモジュール60における絶縁性を向上させたり、セラミック基板320の表面の反射率劣化を防止したりすることができる。
[グローブ筐体]
図6、図7A及び図7Bに示すように、グローブ筐体70は、LEDモジュール60から放出される光をランプ外部に取り出すための略半球状の透光性カバーであり、ガラスによって構成することができる。より詳細には、図7A及び図7Bに示すように、グローブ筐体70は、例えば、可視光に対して透明なシリカガラス製のガラスバルブ(クリアバルブ)701と、光触媒層702とを有する。この場合、グローブ筐体70内に収納されたLEDモジュール60は、グローブ筐体70の外側から視認することが可能である。
グローブ筐体70を構成するガラスバルブ701及び光触媒層702の材料構成は、それぞれ、実施の形態1に係る筐体20を構成するガラスバルブ201及び光触媒層202の材料構成と同様である。
可視光応答型の光触媒が光触媒層702に含まれることにより、当該光触媒がLEDモジュール60から出射される可視光を吸収し、電球形LEDランプ3のグローブ筐体70に付着した排気ガスからの環境汚染物質を酸化して除去する。これにより、グローブ筐体70の可視光透過率を低下させることなく、当初の可視光透過率を維持することが可能となる。
グローブ筐体70の形状は、一端が球状に閉塞され、他端に開口部を有する形状である。具体的には、グローブ筐体70の形状は、中空の球の一部が、球の中心部から遠ざかる方向に延びながら狭まったような形状であり、球の中心部から遠ざかった位置に開口部が形成されている。このような形状のグローブ筐体70としては、一般的な電球形蛍光ランプや白熱電球と同様の形状のガラスバルブを用いることができる。例えば、グローブ筐体70として、A形、G形又はE形等のガラスバルブを用いることができる。
また、グローブ筐体70の開口部は、支持部材140と回路筐体150との間に位置する。この状態で、支持部材140と回路筐体150との間にシリコーン樹脂等の接着剤を塗布することによってグローブ筐体70が固定される。
[支持部材]
支持部材140は、図6に示すように、LEDモジュール60を支持する支持台であり、支持部材140には、LEDモジュール60が取り付けられる。支持部材140は、金属又は樹脂によって構成することができる。
支持部材140は、LEDモジュール60(LED300)で発生する熱を放熱させるための放熱部材(ヒートシンク)としても機能する。したがって、支持部材140は、アルミニウム(Al)、銅(Cu)又は鉄(Fe)等を主成分とする金属材料又は熱伝導率の高い樹脂材料によって構成することが好ましい。これにより、支持部材140を介してLEDモジュール60で発生した熱を効率良く回路筐体150に伝導させることができる。
支持部材140は、主にグローブ筐体70の内部に位置する支柱141と、台座とによって構成されている。本実施の形態において、支柱141及び台座は、いずれもアルミニウムを用いて成形されている。グローブ筐体70の内方に向かって延伸する支柱141にLEDモジュール60が設けられることにより、広配光角の配光特性を実現することができるので、白熱電球と同様の配光特性を得ることができる。
支柱141の頂部には、固定面から突出する凸部141aが設けられている。凸部141aは、LEDモジュール60のセラミック基板320に設けられた貫通孔と嵌合するように構成されている。
台座は、支柱141を支持する部材であり、グローブ筐体70の開口部を塞ぐように構成されている。台座は、段差部を有する円盤状部材である。
[駆動回路]
駆動回路(図示せず)は、LEDモジュール60を発光させるための点灯回路(電源回路)であって、LEDモジュール60に所定の電力を供給する。例えば、駆動回路は、口金160から供給される交流電力を直流電力に変換し、一対のリード線80a及び80bを介して当該直流電力をLEDモジュール60に供給する。
駆動回路は、回路基板と、当該回路基板に実装された複数の回路素子とで構成されている。本実施の形態において、回路基板は、主面がランプ軸と直交する姿勢で配置されている。回路基板は、周囲に配置されたケースによって保持されている。回路素子の多くは、回路基板の一方の主面に実装されている。このように構成される駆動回路は、回路筐体150内に収納されている。
[回路筐体]
回路筐体150は、駆動回路を囲むように構成された絶縁性カバーである。これにより、電球形LEDランプ3の絶縁性を向上させることができる。回路筐体150は、例えば、PBT等の絶縁性樹脂材料によって構成することができる。回路筐体150の外面は、ランプ外部(大気中)に露出している。回路筐体150は、肉厚一定で、内径及び外径が漸次変化する略円筒部材であり、例えば内面及び外面が円錐台の表面となるようにスカート状に構成することができる。本実施の形態において、回路筐体150は、口金160側に向かって漸次内径及び外径が小さくなるように構成されている。
[口金]
口金160は、LEDモジュール60を発光させるための電力をランプ外部から受電する受電部である。口金160は、例えば、照明器具の受金に取り付けられる。これにより、口金160は、電球形LEDランプ3を点灯させる際に、照明器具の受金から電力を受けることができる。口金160には、例えばAC100Vの商用電源から交流電力が供給される。本実施の形態における口金160は二接点によって交流電力を受電し、口金160で受電した電力は、一対のリード線を介して駆動回路の電力入力部に入力される。
口金160の種類は、特に限定されるものではないが、本実施の形態では、ねじ込み型のエジソンタイプ(E型)の口金を用いている。例えば、口金160として、E26形又はE17形、あるいはE16形等が挙げられる。本実施の形態では、E17形の口金を用いている。
[効果]
本実施の形態に係る電球形LEDランプ3は、可視光応答型の光触媒を含むガラス製のグローブ筐体70と、グローブ筐体70内に配置され、LEDチップがセラミック基板320上に実装されたCOB型のLEDモジュール60とを備える。
これにより、LEDモジュール60がCOB型であり、LEDモジュール60を構成する基板がセラミックであることから、LEDモジュール60が硫化水素により変質しない。よって、LEDモジュール60から出射される可視光の光束維持率は劣化しない。また、可視光応答型の光触媒がグローブ筐体70に含まれることにより、当該光触媒がLEDモジュール60から出射される可視光を吸収し、グローブ筐体70に付着した排気ガス等の環境汚染物質を酸化して除去する。よって、グローブ筐体70の可視光透過率を低下させない。以上より、本実施の形態に係る電球形LEDランプ3によれば、光束維持率の経時劣化を防止することが可能となる。
また、グローブ筐体70は、ガラスで構成された筐体本体であるガラスバルブ701と、ガラスバルブ701の外表面に形成された、上記光触媒を含む光触媒層702とを有していてもよい。
これにより、排気ガス等の劣悪環境に曝される電球形LEDランプ3の外表面に、上記光触媒が配置されているので、排気ガス等の環境汚染物質を効率よく酸化して除去することが可能となる。
また、上記可視光応答型の光触媒は、酸化チタン(TiO)、酸化タングステン(WO)及び酸化亜鉛(ZnO)の少なくとも1つであってもよい。
これにより、上記光触媒は高い酸化力を有するので、環境汚染物質を効率よく酸化して除去することが可能となる。また、上記光触媒の製法のバリエーションが多くなる。
また、セラミック基板320は、白色のアルミナ基板であってもよい。
これにより、硫化水素などに対して変色し易い樹脂系の反射部材を基板上に配置せずとも、硫化水素などに対して変色劣化せずに、反射率を容易に調整することが可能となる。
(実施の形態4)
本発明は、実施の形態3に係る電球形LEDランプ3として実現することができるだけでなく、電球形LEDランプを備える照明装置としても実現することができる。本実施の形態に係る照明装置は、例えば、実施の形態3に係る電球形LEDランプ3を備える。
図8は、本発明の実施の形態4に係る照明装置の一例を示す概略断面図である。図8に示すように、本実施の形態に係る照明装置4は、例えば、室内の天井に装着されて使用され、実施の形態3に係る電球形LEDランプ3と、点灯器具403とを備える。
点灯器具403は、電球形LEDランプ3を消灯及び点灯させるものであり、天井に取り付けられる器具本体404と、電球形LEDランプ3を覆う透光性のランプカバー405とを備える。
器具本体404は、受金404aを有する。受金404aには、電球形LEDランプ3の口金160がねじ込まれる。この受金404aを介して電球形LEDランプ3に電力供給される。
以上のように、本実施の形態に係る照明装置4は、ガラスバルブに可視光応答型の光触媒が施されたグローブ筐体70と、セラミック基板320上に形成されたCOB型のLEDモジュール60とを有する電球形LEDランプ3を備える。よって、本実施の形態に係る照明装置によれば、光触媒層702がグローブ筐体70に付着した環境汚染物質を酸化して除去し、また、当該環境汚染物質によりLEDモジュール60が劣化しないので、可視光透過率の経時劣化を防止することが可能となる。
(その他)
以上、本発明に係る照明用光源及び照明装置について、上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、筐体内に配置される基板(LEDモジュール)は、2枚以上並べてもよい。この場合、接続端子を介してそれぞれの基板に設けられた金属配線を接続すればよい。
なお、実施の形態1及び2に係る口金本体は、底面を有していなくてもよい。つまり、口金本体は、両端に開口を有する筒体でもよい。
また、実施の形態1及び2において筐体、口金が円筒である場合について説明したが、筐体及び口金は、円筒でなくてもよい。例えば、筐体及び口金は角筒でもよい。
また、実施の形態1及び2において、例えば、給電用口金のみの片側から筐体内の全LEDに給電を行う片側給電方式を採用したが、両側の口金の両方とも給電ピンとするG13口金及びL形口金(L字状に屈曲した平板状の給電ピンを持つ口金)などの両側給電方式を採用してもよい。この場合、一方側の給電ピンも他方側の給電ピンも1ピンとするような構成でもよい。あるいは、一方側の給電ピンも他方側の給電ピンも一対の給電ピンとして両側から受電するような構成でもよい。また、一対の給電ピン又は非給電ピンは、棒状金属に限らず、平板金属などによって構成されてもよい。
さらに、上記給電方式の態様から、本発明に係る直管LEDランプでは、例えば、以下のバリエーションが挙げられる。すなわち、一方側がL形口金及び他方側が非給電ピンを持つ口金で構成された片側給電方式、両側がL形口金で構成された両側給電方式、両側がL形口金で構成された片側給電方式、G13口金で構成された両側給電方式、並びに、G13口金で構成された片側給電方式などである。
また、実施の形態1〜4において、LEDモジュールは、青色LEDチップと黄色蛍光体とによって白色光を放出するように構成したが、これに限られない。例えば、赤色蛍光体及び緑色蛍光体を含有する蛍光体含有樹脂を用いて、これと青色LEDチップと組み合わせることによりに白色光を放出するように構成してもよい。また、青色以外の色を発光するLEDチップを用いてもよく、例えば、青色LEDチップが放出する青色光よりも短波長である紫外光を放出する紫外LEDチップを用いて、主に紫外光により励起されて青色光、赤色光及び緑色光を放出する青色蛍光体粒子、緑色蛍光体粒子及び赤色蛍光体粒子によって白色光を放出するように構成してもよい。
また、上記の実施の形態において、発光素子としてLEDを例示したが、半導体レーザなどの半導体発光素子、有機EL(Electro Luminescence)又は無機ELなどの発光素子を用いてもよい。
その他、各実施の形態に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態や、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で各実施の形態における構成要素及び機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。
1 直管LEDランプ(照明用光源)
2、4 照明装置
3 電球形LEDランプ(照明用光源)
10、60 LEDモジュール
20 筐体
30 接着剤
40 給電用口金
41 給電ピン
42、80a、80b リード線
50 非給電用口金
51 非給電ピン
70 グローブ筐体
100、300 LED(LEDチップ)
110、310 封止部材
120、320 セラミック基板
130 点灯回路
140 支持部材
141 支柱
141a 凸部
150 回路筐体
160 口金
200 照明器具
201、701 ガラスバルブ(クリアバルブ)
202、702 光触媒層
210、404a 受金
220 器具本体
403 点灯器具
404 器具本体
405 ランプカバー

Claims (6)

  1. 可視光応答型の光触媒を含むガラス筐体と、
    前記ガラス筐体内に配置され、発光素子のチップがセラミック基板上に実装されたCOB(Chip On Board)型の発光モジュールとを備える
    照明用光源。
  2. 前記ガラス筐体は、
    ガラスで構成された筐体本体と、
    前記筐体本体の外表面に形成された、前記光触媒を含む光触媒層とを有する
    請求項1に記載の照明用光源。
  3. 前記ガラス筐体は、長尺状のガラス管であり、
    前記発光モジュールは、長尺状の前記セラミック基板の上に複数の前記チップが前記セラミック基板の長手方向に沿って配置されている
    請求項1または2に記載の照明用光源。
  4. 前記可視光応答型の光触媒は、酸化チタン(TiO)、酸化タングステン(WO)及び酸化亜鉛(ZnO)の少なくとも1つである
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明用光源。
  5. 前記セラミック基板は、白色のアルミナ基板である
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明用光源。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の照明用光源を備える
    照明装置。
JP2014022726A 2014-02-07 2014-02-07 照明用光源及び照明装置 Pending JP2015149246A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014022726A JP2015149246A (ja) 2014-02-07 2014-02-07 照明用光源及び照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014022726A JP2015149246A (ja) 2014-02-07 2014-02-07 照明用光源及び照明装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015149246A true JP2015149246A (ja) 2015-08-20

Family

ID=53892455

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014022726A Pending JP2015149246A (ja) 2014-02-07 2014-02-07 照明用光源及び照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015149246A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114364915A (zh) * 2019-09-24 2022-04-15 宗拓贝尔照明器材有限公司 具有用于在表面上发射光的区域的灯具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114364915A (zh) * 2019-09-24 2022-04-15 宗拓贝尔照明器材有限公司 具有用于在表面上发射光的区域的灯具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210356083A1 (en) Light bulb shaped lamp
WO2012053134A1 (ja) 実装用基板、発光装置及びランプ
JP5147997B2 (ja) 発光装置、電球形ランプ及び照明装置
JP5073107B2 (ja) 電球形ランプ及び照明装置
JP5511977B2 (ja) 電球形ランプ及び照明装置
WO2012090350A1 (ja) 発光装置およびランプ
JP5830668B2 (ja) 発光装置及び照明用光源
US10816145B2 (en) Light emitting diode filament light source
JP5681963B2 (ja) 発光装置及びランプ
JP5838309B2 (ja) 発光装置、照明用光源、および照明装置
JP2015149246A (ja) 照明用光源及び照明装置
JP5351365B1 (ja) 発光装置及びランプ
JPWO2014013671A1 (ja) 電球形ランプ及び照明装置
JP5420124B1 (ja) 電球形ランプ、照明装置及び電球形ランプの製造方法
JPWO2012090350A1 (ja) 発光装置およびランプ
JP5563730B1 (ja) 照明用光源及び照明装置
JP5793721B2 (ja) 照明用光源及び照明装置
JP6225397B2 (ja) 照明用光源及び照明装置
JP2014107022A (ja) 照明用光源及び照明装置
WO2013153726A1 (ja) 電球形ランプ及び照明装置
JPWO2014006790A1 (ja) 電球形ランプ、照明装置及び電球形ランプの製造方法