JP2015148378A - セメント製造用仮焼炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で仮焼炉における燃焼効率を向上させた酸素供給システムを提供する。
【解決手段】 内部に旋回流を形成するセメント製造用仮焼炉において、微粉炭を供給する微粉炭バーナと、廃プラを投入する廃プラ投入口と、酸素を供給する酸素供給口とを設け、前記微粉炭バーナ、前記廃プラ投入口、および酸素供給口はいずれも同一水平面内に設けられ、前記廃プラ投入口は、前記微粉炭バーナおよび前記酸素供給口とは別体に設けられることとした。
【選択図】図3

Description

本発明は、セメント製造用仮焼炉への酸素供給システムに関する。
従来、特許文献1では、セメント製造装置の窯前に酸素を供給して、廃棄物の燃焼速度を高めている。
特開2008−179539号公報
廃プラ等の廃棄物を仮焼炉に供給する場合、燃焼特性の異なる廃プラと微粉炭を同時に効率よく燃焼させるための酸素供給方法が望まれるが、特許文献1にあっては開示されていない。
本発明はこの問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、簡易な構成で仮焼炉における燃焼効率を向上させた酸素供給システムを提供することにある。
本発明のセメント製造用仮焼炉は、内部に旋回流を形成するセメント製造用仮焼炉において、微粉炭を供給する微粉炭バーナと、廃プラを投入する廃プラ投入口と、酸素を供給する酸素供給口とを設け、前記微粉炭バーナ、前記廃プラ投入口、および酸素供給口はいずれも同一水平面内に設けられ、前記廃プラ投入口は、前記微粉炭バーナおよび前記酸素供給口とは別体に設けられることとした。
よって、簡易な構成で仮焼炉での燃焼効率を向上させた酸素供給システムを提供できる。
セメント製造装置の概略図である。 仮焼炉の垂直方向断面図である。 実施形態1における仮焼炉の水平方向断面図である。 実施形態1における仮焼炉の斜視図である。 微粉炭バーナと第1酸素供給口を示す図である。 仮焼炉における温度分布の概略である(酸素供給前)。 仮焼炉における温度分布の概略である(酸素供給後)。
[実施形態1]
図1はセメント製造装置1の概略図、図2は仮焼炉100の垂直方向断面図である。セメント製造装置1は、セメント原料からクリンカを焼成するまでの工程を受け持ち、セメント原料を予熱するサスペンションプレヒータ11と、予熱されたセメント原料を仮焼成する仮焼炉100と、仮焼成されたセメント原料を焼成するロータリーキルン12と、ロータリーキルン12による焼成で得られたクリンカを冷却するクリンカクーラ13と、を備えている。
サスペンションプレヒータ11に投入されたセメント原料は、複数のサイクロンC1〜C5で順次予熱された後、仮焼炉100に導入されて仮焼成される。その後、セメント原料は窯尻14を経てロータリーキルン12内に導入され、そこで焼成されてクリンカが得られる。ロータリーキルン12から排出されたクリンカはクリンカクーラ13によって冷却され、他の原料と調合・粉砕されることでセメントを得ている。
図2は仮焼炉100の垂直方向断面図、図3は水平方向断面図、図4は斜視図である。また図5は第1微粉炭バーナ101aと第1酸素供給口103aを示す図である。仮焼炉100は内部に旋回流が発生するものであって、この旋回流に燃料を乗せて燃焼させる。この仮焼炉100には微粉炭バーナ101、廃プラ投入口102、酸素供給口103が設けられている。廃プラは微粉炭の使用量を削減するための代替燃料として供給されるが、微粉炭のように細かく粉砕されないため燃焼性に劣り、燃え残ると仮焼炉100の内周側に付着して設備負担が増大する。とりわけ、塩素を含む廃プラは塩素がコーチングとして仮焼炉100の内周側に付着し、設備管理上の問題を招いていた。
したがって本願では、廃プラ投入口102を微粉炭バーナ101および酸素供給口103とは別体に設け、酸素供給口103から酸素を供給し、微粉炭の燃焼を促進させる。これにより、酸素を供給しない場合よりも仮焼炉100内の温度を向上させて廃プラの完全燃焼を促進するものである。
微粉炭バーナ101は2つ設けられ、第1微粉炭バーナ101aおよび第2微粉炭バーナ101bを有する。また酸素供給口103は、第1微粉炭バーナ101a内部に一体で設けられた第1酸素供給口103aと(図5参照)、微粉炭バーナ101に対し傾斜して設けられた第2酸素供給口103bを有する。第1、第2酸素供給口103a、103bともに微粉炭バーナ101と同一平面内に設けられるが、第2酸素供給口103bは微粉炭バーナ101と別体であって、仮焼炉100内の旋回流に対し順方向で酸素を供給するように設けられる。
また、廃プラ投入口102は第1、第2微粉炭バーナ101a、101bと直交する位置に設けられる。また、廃プラ投入口102の開口部102aは第1、第2微粉炭バーナ101a、101bと同一平面内に開口する。さらに、微粉炭バーナ101は開口部102aから見て45〜135°(旋回流の順方向、逆方向いずれてもよい)の位置に設けられる。角度の中心は仮焼炉100の軸心である。
本願図3以降では第1微粉炭バーナ101aが開口部102aから見て旋回流の順方向90°の位置に設けられている例を示す。図3では開口部102aから見て旋回流の逆方向に第2微粉炭バーナ101bを設けている(第1微粉炭バーナ101aは旋回流の順方向に45〜135°)。なお、図3では廃プラ投入口102からみて旋回流の逆方向に第2微粉炭バーナ101bを設けたが、旋回流の順方向であっても同様に45〜135°である。
第1微粉炭バーナ101a(または第2微粉炭バーナ101b)と廃プラバーナ開口部102aの角度が45°以下の場合、供給された微粉炭と廃プラとが近接するため、仮焼炉100内の可燃物が偏って分布することとなり、燃焼が不均衡となる。また、微粉炭を仮焼炉100内で均等に燃焼させるためには、第1微粉炭バーナ101aと第2微粉炭バーナ101bは、仮焼炉100の中心を挟んで互いに対向する位置にあることが望ましい。
よって第1微粉炭バーナ101aと廃プラバーナ開口部102aの角度が135°以上になると第2微粉炭バーナ101bの位置が廃プラバーナ開口部102aから45°以下となる。このため、上記の45°以下の場合と同様に燃焼が不均衡となる不具合がある。したがって45〜135°の範囲に設定することで、仮焼炉100内の効率的な燃焼を達成するものである。
第1、第2酸素供給口103a、103bからは酸素が亜音速(約マッハ0.75以下の高速)または遷音速(マッハ0.75〜1.25)で供給される。酸素を高速かつ大量に供給することにより、微粉炭の燃焼温度を上げて廃プラの燃焼を促進させるものである。
図6、図7は仮焼炉100における酸素供給前後の温度分布の概略である。いずれも廃プラ投入口102の延長線上に高温領域が形成されているが、図5の酸素供給前では高温領域の温度は950℃前後である。これに対し図6に示す通り酸素を供給した場合は1100℃以上となっており、廃プラの完全燃焼を促進して燃え残りを低減することができる。
1 セメント製造装置
11 サスペンションプレヒータ
12 ロータリーキルン
13 クリンカクーラ
14 窯尻
100 仮焼炉
101a 第1微粉炭バーナ
101b 第2微粉炭バーナ
102 廃プラ投入口
102a 開口部
103a 第1酸素供給口
103b 第2酸素供給口

Claims (2)

  1. 内部に旋回流を形成するセメント製造用仮焼炉において、
    微粉炭を供給する微粉炭バーナと、
    廃プラを投入する廃プラ投入口と、
    酸素を供給する酸素供給口と
    を設け、
    前記微粉炭バーナ、前記廃プラ投入口、および酸素供給口はいずれも同一水平面内に設けられ、
    前記廃プラ投入口は、前記微粉炭バーナおよび前記酸素供給口とは別体に設けられること
    を特徴とするセメント製造用仮焼炉。
  2. 請求項1に記載のセメント製造用仮焼炉において、
    前記微粉炭バーナは、前記廃プラ投入口から45〜135°の位置に設けられること
    を特徴とするセメント製造用仮焼炉。
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