JP7156465B2 - 燃料燃焼装置 - Google Patents

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Description

本発明は、セメントクリンカ焼成に使用される燃料燃焼装置に関する。
地球温暖化防止の観点から二酸化炭素の排出量削減が求められている。
セメントクリンカ焼成に伴う二酸化炭素の排出量削減対策として、バイオマス等の可燃性廃棄物を燃料として利用する技術が提唱されている(例えば、特許文献1参照)。セメント分野以外では燃焼ガスから二酸化炭素を回収する技術が提唱されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007-106781号公報 特許第5542753号公報
しかし、バイオマス燃料(バイオ燃料とも称する)は供給量に限りがあるため、セメント産業のみならず発電等の他事業での需要増加の影響により供給が不安定になる懸念がある。また、二酸化炭素の回術技術は、設備の複雑化及び大型化を招き、コスト低減に不利である。
本発明は、上述の課題を考慮してなされたものであり、バイオマス燃料又は二酸化炭素回収技術を用いずに二酸化炭素の排出量削減が可能で、且つ、窒素酸化物の生成を抑制可能な燃料燃焼装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、セメントクリンカ焼成に使用されるバーナー部を有する燃料燃焼装置において、前記バーナー部は、当該バーナー部の中心軸を中心とする環状の開口を有し、アンモニアを含まない主燃料を環状に噴射する第1主燃料供給口と、前記第1主燃料供給口の内周側領域に配置され、前記第1主燃料供給口から噴射される環状の主燃料の内周側領域に向けて、アンモニアを含まない主燃料を噴射する第2主燃料供給口と、前記第1主燃料供給口の外周側に、当該バーナー部の中心軸を中心とする円弧に沿って間隔を空けて配置され、少なくともアンモニアを含む補助燃料を噴射する第1補助燃料供給口と、前記第1主燃料供給口と前記第1補助燃料供給口との間に、当該バーナー部の中心軸を中心とする円弧に沿って間隔を空けて配置され、前記補助燃料と同じ燃料を噴射する第2補助燃料供給口と、前記第1主燃料供給口と前記第2主燃料供給口との間に、当該バーナー部の中心軸を中心とする円弧に沿って間隔を空けて配置され、前記補助燃料と同じ燃料を噴射する他の補助燃料供給口とを有することを特徴とする。
上記構成において、前記第1補助燃料供給口は、前記第1及び第2主燃料供給口からの燃料の燃焼により、温度700度以上、且つアンモニア:酸素の濃度比率が1:1.25~0.75となる領域に燃料を噴射することを特徴とする。
また、上記構成において、前記第2補助燃料供給口は、前記第1及び第2主燃料供給口からの燃料の燃焼により、酸素濃度5%以下、且つアンモニア:酸素の濃度比率が1:1.25以下となる領域に燃料を噴射することを特徴とする。
本発明では、セメントクリンカ焼成用の燃料にバイオマス燃料を用いたり、燃焼により発生した二酸化炭素回収技術を用いたりしなくても、二酸化炭素の排出量の削減が可能で、且つ、窒素酸化物の生成を抑制可能になる。
セメントクリンカ製造システムを示す図である。 バーナー部を正面側から示した図である。 第2補助燃料供給口を有するバーナー部分を正面側から見た図である。 図3のIV-IV断面図である。 バーナー部の側断面視において各燃料供給口から噴射される燃料の流れを模式的に示した図である。 補助燃料とバーナー部周辺の温度との関係を示す図である。 補助燃料とバーナー部周辺の酸素濃度との関係を示す図である。 第1変形例に係るバーナー部を正面側から示した図である。 第2変形例に係るバーナー部を正面側から示した図である。 (A)は第3変形例に係るバーナー部を正面側から示した図であり、(B)は分割チップを第1変形例のバーナー部に追加した場合を示した図である。 第4変形例に係るバーナー部を正面側から示した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1はセメントの中間製品であるセメントクリンカを製造するセメントクリンカ製造システムを示す図である。
セメントクリンカ製造システム1は、原料供給設備2と、予熱設備3と、燃焼設備4と、冷却設備5と、集塵設備6と、燃料供給設備7とを備えている。原料供給設備2は、セメントクリンカの原料である石灰石、粘土、珪酸原料、酸化鉄原料及び他の原料からなる原料を供給する設備である。他の原料は、例えば、高炉スラグ、石炭灰、汚泥、スラッジ、ボタ、製鋼スラグ、鋳物砂などである。
原料供給設備2は、上記原料を乾燥及び粉砕して分級を行い、所定の構成成分とした原料を混合及び保管する。上記乾燥及び粉砕は原料粉砕機、上記分級は分級サイクロン、上記混合はブレンディングサイロ、上記保管は原料ストレージサイロによりそれぞれ行う。なお、原料は公知の原料を広く適用可能である。また、原料供給設備2については公知の他の構成を広く適用可能である。
予熱設備3は、原料供給設備2から供給される原料を予熱及び脱炭酸する設備であり、原料をニューサスペンションプレヒータ100によって予熱及び脱炭酸し、燃焼設備4に供給する。ニューサスペンションプレヒータ100は、投入口101と、多段サイクロンを構成する複数のサイクロン102a~102eと、仮焼炉103と、仮焼炉バーナー104とを有している。
ニューサスペンションプレヒータ100では、投入口101から投入された原料が、燃焼設備4のバーナー部141、及び冷却設備5から仮焼炉103に集められた高温排ガスにより、順次下方のサイクロン102a~102dへと落下するにつれて、徐々に高温になるように予熱される。その後、原料は、仮焼炉103で仮焼されて脱炭酸が促進され、最下段のサイクロン101eから燃焼設備4に供給される。この予熱設備3によって、粉体原料が所定温度(例えば800℃~850℃)に予熱される。なお、予熱設備3は、ニューサスペンションプレヒータ100に限定されず、公知の他の構成を適用してもよい。
燃焼設備4は、予熱設備3で予熱された原料を所定温度(例えば1450℃以上)で加熱して水硬性の化合物(セメントクリンカに相当)に焼成する設備であり、ロータリーキルン140と、バーナー部141とを備えている。ロータリーキルン140は、耐火物を内張りした横型円筒形の回転窯であり、水平面より1°~3°傾けた状態で回転することによって、窯尻140aに供給された原料を攪拌しながら窯前140bへと移動させる。
バーナー部141は、燃料供給設備7から供給されたセメントクリンカ焼成用の燃料をロータリーキルン140内へ供給する燃料供給部として機能する。バーナー部141については後述する。なお、バーナー部141と燃料供給設備7とによって、セメントクリンカ焼成用の燃料を燃焼する燃料燃焼装置が構成される。
冷却設備5は、燃焼設備4によって生成されたセメントクリンカを冷却する設備であり、エアークエンチングクーラを備えている。エアークエンチングクーラは、例えば、ロータリーキルン140の窯前140bから落下したセメントクリンカを不図示の格子板の上面で受け止め、複数の格子板で搬送しながら下方からの送風によりセメントクリンカを冷却する。なお、冷却設備5は、エアークエンチングクーラに限定されず、公知の他の構成を適用してもよい。
集塵設備6は、予熱設備3、燃焼設備4及び冷却設備5の少なくともいずれかで発生した高温排ガスに含まれる煤塵やダストを集塵する設備であり、例えば、電気集塵機を備えている。電気集塵機は、高温排ガスに含まれる燃料由来の煤塵や、セメント原料由来のダストを集塵できれば特に制限はなく、目的に応じて公知のものの中から適宜選択することができる。また、電気集塵機に限定されず、公知の他の構成を適用してもよい。
燃料供給設備7は、燃焼設備4のバーナー部141に燃料を供給する設備であり、主燃料を供給する主燃料供給設備171と、補助燃料を供給する補助燃料供給設備172とを備えている。主燃料は、石炭などの化石燃料、廃プラスチックなどの可燃性廃棄物、又は化石燃料と可燃性廃棄物の併用などであり、バーナー部141に供給される。なお、バーナー部141に供給される燃料は液体燃料を含んでもよい。
本実施形態において、主燃料は、化石燃料、又はコスト低減、廃棄物又は副産物の活用などに有利な材料が適用され、例えば、石炭、廃白土、木質チップ、未燃灰、廃油、再生油、廃アルカリ、又は肉骨粉の少なくとも一種類以上である。
これに対し、補助燃料は、二酸化炭素の排出量低減に有利な材料であり、本実施形態ではアンモニア(NH)である。
アンモニアは、炭素を含まず、且つ、工業生産が可能であり、既に輸送手段及び大量貯蔵手段も確立され、水素キャリアーとしてその活用が期待されている物質である。なお、補助燃料は、少なくともアンモニアを含んでいればよい。つまり、補助燃料はアンモニアを含む燃料であり、主燃料はアンモニアを含まない燃料(他の燃料に相当)である。但し、主燃料がアンモニアを微量に含んでもよい。
補助燃料供給設備172は、アンモニアと気体を混合してアンモニア含有ガス(補助燃料又は補助燃料ガスと称することもできる)を生成し、アンモニア含有ガスをバーナー部141に供給する。これにより、バーナー部141から主燃料と補助燃料とが噴射され、これらの燃料がロータリーキルン140内で燃焼し、ロータリーキルン140内を例えば1450℃以上にする。
なお、アンモニア含有ガス中の気体は、例えば空気である。この空気は、燃焼排ガス又は酸素を付加した空気でもよいし、空気以外の気体でもよい。また、気体は、圧縮空気であってもよい。
また、アンモニアは、工業用アンモニアである。但し、工業用アンモニアに限定する必要はなく、廃棄物由来のアンモニア、例えば、畜産系廃棄物などのアンモニア含有廃棄物から回収したアンモニアを使用してもよい。
燃焼設備4に使用する燃料にアンモニアを使用することによって、アンモニアを使用しない場合と比べて、二酸化炭素の排出量を削減可能になる。したがって、バイオマス燃料を用いたり、二酸化炭素回出技術などを用いたりしなくても、二酸化炭素の排出量の削減が可能になる。
補助燃料供給設備172、及びバーナー部141について更に説明する。
補助燃料供給設備172は、バーナー部141の異なる供給口にそれぞれアンモニア含有ガスを供給する2系統の補助燃料供給部173、174を備えている。
第1の補助燃料供給部173は、気体の供給経路173aと、この供給経路173aに混合設備173bを介してアンモニアを供給するアンモニア供給源173cとを備えている。気体の圧力、及び混合設備173bによるアンモニアの供給量を調整することによって、気体とアンモニアの濃度比、及びアンモニア含有ガスの供給量をそれぞれ可変可能である。
第2の補助燃料供給部174についても、第1の補助燃料供給部173と同様に、気体の供給経路174aと、この供給経路174aに混合設備174bを介してアンモニアを供給するアンモニア供給源174cとを備え、気体とアンモニアの濃度比、及びアンモニア含有ガスの供給量をそれぞれ可変可能である。なお、第1及び第2の補助燃料供給部173、174に気体を供給する供給源は、共通の供給源でもよいし、別々の供給源でもよい。
これら第1及び第2の補助燃料供給部173、174によって、異なる濃度比でアンモニア含有ガスをバーナー部141に供給可能である。
図2はバーナー部141を正面側から示した図である。
バーナー部141は、正面視で円形に形成されており、複数の同心円に沿って配置される多数の燃料供給口141a~141fを有している。詳述すると、バーナー部141は、バーナー部141の中心軸C1を中心とする環状の開口を有する第1主燃料供給口141aを有し、この第1主燃料供給口141aの内周側領域に、複数(3つ)の第2主燃料供給口141b、141c、141dを有している。第1主燃料供給口141aは、主燃料供給設備171から供給される主燃料を環状(筒状とも称する)に噴射する。また、第2主燃料供給口141b~141dは、第1主燃料供給口141aから噴射される環状の主燃料の内周側領域に向けて主燃料供給設備171からの主燃料を噴射する。
第1及び第2主燃料供給口141a~141dは、バーナー部141の中心軸C1と平行な円形の流路である。第1及び第2主燃料供給口141a~141dによって、主燃料の旋回角度は約0°に設定される。また、主燃料の噴射速度(主燃料を搬送する搬送空気の流速に相当)は、流速25m/s以上、60m/s以下に設定される。これらによって、バーナー部141の中心軸C1を中心とする所定範囲内に主燃料が直進流で噴射され、ロータリーキルン140内で主燃料が燃焼することによってロータリーキルン140内が高温に保持される。
但し、旋回角度は0°に限定されない。図2には、第2主燃料供給口141b~141dの数が3つで、且つ大きさが異なる場合を示しているが、この構成に限定されない。第1及び第2主燃料供給口141a~141dの形状及び数などは、ロータリーキルン140の仕様などに応じて適宜に変更してもよい。
さらに、バーナー部141は、第1主燃料供給口141aの外周側に、所定の間隔を空けて配置される第1補助燃料供給口141f(第1の燃料供給口に相当)と、第1主燃料供給口141aと第1補助燃料供給口141fとの間に配置される第2補助燃料供給口141e(第2の燃料供給口に相当)とを有している。
第1補助燃料供給口141fは、バーナー部141の中心軸C1を中心とする所定半径の円に沿って間隔を空けて配置された円形の流路であり、本実施形態では等角度間隔で18個設けられている。
また、第2補助燃料供給口141eは、第1補助燃料供給口141fよりも内周側にて、バーナー部141の中心軸C1を中心とする所定半径の円に沿って間隔を空けて配置された円形の流路であり、本実施形態では等角度間隔で18個設けられている。
第1補助燃料供給口141fは、中心軸C1に沿って延びる流路に形成され、第1補助燃料供給口141fは、中心軸C1に対して傾斜する流路に形成されている。また、第1補助燃料供給口141fには、第1の補助燃料供給部173からの補助燃料が供給され、第2補助燃料供給口141eには、第2の補助燃料供給部174からの補助燃料が供給される。
ここで、図3は第2補助燃料供給口141eを有するバーナー部分を正面側から見た図であり、図4は図3のIV-IV断面図である。また、図5はバーナー部141の側断面視において各燃料供給口141a~141fから噴射される燃料の流れを模式的に示した図である。
図3及び図4に示すように、第2補助燃料供給口141eは、燃料入口141xに対して燃料出口141yが正面視で周方向にオフセットした斜めの供給口に形成されている。このため、図4に噴射方向を矢印で示すように、第2補助燃料供給口141eからの補助燃料は中心軸C1を中心とした渦状に旋回する方向に噴射される。なお、図4中の中心軸C1は、実際の中心軸C1の位置を示すものではなく、説明の便宜上、中心軸C1が延びる方向を示すものである。
図5に示すように、第1補助燃料供給口141fは、第2補助燃料供給口141eよりも外周側にて、補助燃料(図5中、符号X1を付して示す)を略中心軸C1に沿って噴射する。また、第2補助燃料供給口141eの内周側では、第1及び第2主燃料供給口141a~141dから、主燃料(図5中、符号Y0を付して示す)が中心軸C1に沿って噴射される。
第2補助燃料供給口141eは、第1主燃料供給口141aと第1補助燃料供給口141fとの間において、アンモニア含有ガスからなる補助燃料を高速で噴射するので、アンモニア含有ガスの濃度を保ったまま、アンモニア含有ガスを流し易くなる。しかも、上記したように第2補助燃料供給口141eから斜めに補助燃料(図5中、符号X2)が噴射されるので、旋回流として流れる。
次いで、第1補助燃料供給口141fからの補助燃料の燃焼について温度と酸素濃度の観点から説明する。
図6は補助燃料とバーナー部141周辺の温度との関係を示す図である。
図6中、実線矢印X1は、第1補助燃料供給口141fからの補助燃料を示している。また、図6中、符号T1は、主燃料によって最も温度が高くなる領域(以下、第1温度領域)であり、符号T2は、第1温度領域T1の次に温度が高くなる領域(以下、第2温度領域)であり、符号T3は、第2温度領域T2の次に温度が高くなる領域(以下、第3温度領域)である。なお、第3温度領域T3の外周は、温度が相対的に低い領域となる。
第1温度領域T1は、主燃料が燃焼した領域の最外周に相当(バーナーフレームの最外周に相当)し、少なくとも700℃以上の温度である。図6に示すように、第1補助燃料供給口141fは、この第1温度領域T1に向けて補助燃料を噴射する。
一般的に、アンモニアは主燃料に用いられる化石燃料等に比べ燃焼速度が遅く、焼成温度の低下、それに伴うセメント品質への悪影響が生じるおそれがある。
本実施形態では、アンモニア含有ガスからなる補助燃料を、第1温度領域T1(第1領域に相当)に向けて噴射するので、アンモニアが迅速に燃焼し、完全燃焼し易くなる。
図7は補助燃料とバーナー部141周辺の酸素濃度との関係を示す図である。図7中、符号S1は、酸素濃度が最も低い領域(以下、第1低酸素領域)であり、符号S2は、第1低酸素領域S1の次に酸素濃度が低い領域(以下、第2低酸素領域)であり、符号S3は、第2低酸素領域S2の次に酸素濃度が低い領域(以下、第3低酸素領域)である。なお、第3低酸素領域S3の外周領域は、酸素濃度が相対的に高い領域となる。
第1低酸素領域S1は、酸素濃度5%以下であり、第2及び第3低酸素領域S2、S3は、酸素濃度が5%前後若しくはそれを超える領域であり、第3低酸素領域S3外側は第3低酸素領域S3よりも酸素濃度が高い領域である。図7に示すように、第1補助燃料供給口141fは、この第3低酸素領域S3外側に向けて補助燃料を噴射するので、相対的に酸素濃度が高い領域に補助燃料を供給でき、これによってもアンモニアが完全燃料し易くなる。
さらに、第1補助燃料供給口141fからの補助燃料については、完全燃焼の反応式である式(1)に基づき、アンモニアと酸素の濃度比を、次に記載する第1条件を満たすように、アンモニアの供給量を設定している。この設定は、例えば、第1の補助燃料供給部173の調整等(例えば混合設備173bの調整)によって可能である。
NH+3/4O→1/2N+3/2HO・・式(1)
発明者等の検討によれば、第1条件は、アンモニア:酸素の濃度比率が1:1.25~0.75となる範囲であり、より好ましくは1:1~0.75となる範囲である。このようにして、本構成では、第1補助燃料供給口141fが、主燃料の燃焼により温度700度以上、かつ、過度の酸素が存在しない領域に補助燃料を噴射する。さらに、第1補助燃料供給口141fからの補助燃料は、ロータリーキルン140内にできるバーナーフレームの輻射熱を受けるため、これによっても効率良く燃焼できる。
これらによって、窒素酸化物の発生を抑制しつつアンモニアを効率良く燃焼させることができる。従って、焼成温度の低下が回避され、セメント品質への影響を抑制することができる。
続いて、第2補助燃料供給口141eからの補助燃料の燃焼について温度と酸素濃度の観点から説明する。図6及び図7中、破線矢印X2は、第2補助燃料供給口141eからの補助燃料を示している。第2補助燃料供給口141eは、図7に示すように、酸素濃度が最も低い第1低酸素領域S1に向けて補助燃料を噴射する。第1低酸素領域S1は酸素濃度5%以下であるので、アンモニアは穏やかに燃焼し、アンモニア由来の窒素酸化物の生成を抑制することができる。また、脱硝反応を実現する式(2)に基づき、アンモニア:酸素の濃度比率を1:0.25以下に設定する。
NO+NH+1/4O→N+3/2HO・・式(2)
これにより、アンモニア由来の窒素酸化物の抑制と、アンモニア中間生成物質による窒素酸化物の還元作用とを期待できる。さらに、上記第1及び第2補助燃料供給口141f、141eからの補助燃料は次の条件を満たしている。
各補助燃料のアンモニア濃度は、補助燃料供給設備172によって17%以上、より好ましくは20%以上、25%以下となるように調整される。アンモニア濃度17%以下だとアンモニア濃度が燃焼下限値未満となり、燃焼性悪化の原因となる。これに対し、上記のアンモニア濃度にすることで、燃焼性悪化を回避できる。
また、各補助燃料供給口141f、141eからの補助燃料は、流速50m/s以上、より好ましくは100m/s以上、300m/s以下とされる。流速が50m/s未満では補助燃料が速やかに拡散してしまい、想定する領域にアンモニア含有ガスを十分に供給することが困難になり、燃焼性悪化の原因になる。
また、各補助燃料供給口141f、141eからの補助燃料は、次の式(4)で求められるスワール数Swが0.05以上、0.5以下、より好ましくは0.1以上、0.4以下とされることで、良好な燃焼を実現でき、安定して操業を行い易くなる。
Sw=Gφ/(Gx×r)・・式(4)
Gφ:燃料供給口を流れる際の旋回方向の運動量(角運動量)
Gx:燃料供給口を流れる際の移動方向の運動量(軸方向運動量)
r:燃料供給口の内面側の半径
また、第1補助燃料供給口141fからの補助燃料、つまり、アンモニア:酸素の濃度比率が1:1.25~0.75となる範囲、より好ましくは1:1~0.75となる範囲に供給される補助燃料は、流速50m/s以上、より好ましくは100m/s以上、300m/s以下において、旋回角度0°以上、30°以下、より好ましくは0°以上、15°以下となるように第1補助燃料供給口141f等が設定されている。
これによれば、第1補助燃料供給口141fからの補助燃料を、アンモニアの完全燃焼に有利な領域(第1領域に相当)である高温で、且つ、酸素濃度が相対的に低い領域に効果的に供給できる。この結果、主燃料とアンモニア含有ガスを効率良く燃焼させ、窒素酸化物を抑制し、安定した操業を行い易くなる。
さらに、第2補助燃料供給口141eからの補助燃料、つまり、アンモニア:酸素の濃度比率が1:1.25以下となる範囲に供給される補助燃料は、流速50m/s以上、より好ましくは100m/s以上、300m/s以下において、旋回角度10°以上、70°以下、より好ましくは20°以上、60°以下となるように第2補助燃料供給口141e等が設定されている。
これによれば、第2補助燃料供給口141eからの補助燃料を、窒素酸化物の抑制、及び還元作用に有利な領域(第2領域に相当)である、アンモニアが穏やかに燃焼して還元作用を持つ中間生成物の生成に有利な領域に供給でき、同時に安定した内部循環流形成が可能になる。したがって、窒素酸化物の発生を抑制し、安定した操業を行い易くなる。
以上説明したように、本実施の形態では、燃料供給部として機能するバーナー部141は、アンモニアを含むアンモニア含有ガスを噴射するアンモニア噴射部として機能する第1及び第2補助燃料供給口141f、141eを有するので、セメントクリンカ焼成用の燃料にバイオマス燃料を用いたり、燃焼により発生した二酸化炭素回収技術を用いたりしなくても、二酸化炭素の排出量の削減が可能になる。
また、バーナー部141は、アンモニアを含まない他の燃料となる主燃料を噴射する主燃料噴射部として機能する第1主燃料供給口141aを有するので、主燃料とアンモニア含有ガスの両方を用いてセメントクリンカを焼成することができる。なお、上記したように主燃料が微量にアンモニアを含んでいてもよい。
また、第1及び第2補助燃料供給口141f、141eは、主燃料の燃焼により相対的に高温となる第1領域である第1温度領域T1と、主燃料の燃焼により酸素濃度が所定値未満となる第2領域である第1低酸素領域S1とのそれぞれに向けてアンモニア含有ガスを独立して噴射するので、化石燃料等に比べ燃焼速度が遅いアンモニアを迅速に燃焼させ、且つ、過度の酸素により窒素酸化物が発生する事態を抑制できる。
しかも、第1補助燃料供給口141fは、温度700度以上の第1温度領域T1、且つ、アンモニア:酸素の濃度比率が1:1.25~0.75となる第3低酸素領域S3外側に向けてアンモニア含有ガスを噴射するので、窒素酸化物の発生を抑制しつつアンモニアを効率良く燃焼させることができる。従って、焼成温度の低下が回避され、セメント品質への影響を抑制することができる。
また、第2補助燃料供給口141eは、酸素濃度5%以下、且つアンモニア:酸素の濃度比率が1:1.25以下となる第1低酸素領域S1内に向けてアンモニア含有ガスを噴射するので、アンモニア由来の窒素酸化物の抑制と、アンモニア中間生成物質による窒素酸化物の還元作用とを期待できる。
また、アンモニア含有ガスは流速50m/s以上であるので、補助燃料が速やかに拡散して想定する領域にアンモニア含有ガスを十分に供給することが困難になる事態を避けることができ、燃焼性悪化を回避できる。
また、アンモニア含有ガスは、上記式(4)で求められるスワール数Swが0.05以上、0.5以下の領域に噴射され、第1補助燃料供給口141fは、第1温度領域T1に旋回角度0°以上、30°以下でアンモニア含有ガスを噴射し、第2補助燃料供給口141eは、第1低酸素領域S1に旋回角度10°以上、70°以下でアンモニア含有ガスを噴射する。これにより、アンモニア含有ガスを効率良く燃焼させ、窒素酸化物も抑制することができる。
なお、このセメントクリンカ製造システム1では、排気ガスの窒素酸化物の濃度と焼点温度とを検出するセンサーを設け、各センサーの検出範囲が、適正な範囲に管理されるように、気体とアンモニアの濃度比、及びアンモニア含有ガスの供給量をそれぞれ制御することが好ましい。例えば、ロータリーキルン140の出口ガスの窒素酸化物の濃度が過度に上昇した場合、混合設備173b、174bによってアンモニアの供給量を減らすことで、窒素酸化物を低減することができ、予め定めた排出基準値以下に抑制することができる。
この制御は、作業員が手動で行ってもよいし、コンピュータ構成を備えた制御装置のフィードバック制御で行うようにしてもよい。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更することができる。
図8は第1変形例に係るバーナー部141を正面側から示した図である。
このバーナー部141は、上述の実施形態(図2参照)に対し、第1主燃料供給口141aの位置と、第2補助燃料供給口141eの位置とが入れ替わった構成である。この構成では、第1主燃料供給口141aの内周に第2補助燃料供給口141eが位置するので、バーナーフレーム中心付近の低酸素濃度領域に補助燃料を噴射できる。これにより、脱硝効果を向上でき、つまり、アンモニア由来の窒素酸化物の抑制と、アンモニア中間生成物質による窒素酸化物の還元作用とを期待できる。
図9は第2変形例に係るバーナー部141を正面側から示した図である。
このバーナー部141は、図8に示す第1変形例に対し、第2補助燃料供給口141eの噴射方向が異なる構成である。第1変形例では、上述の実施形態と同様に(図2から図4参照)、第2補助燃料供給口141eが中心軸C1の周方向に沿って傾くことで、中心軸C1を中心とした渦状に旋回する方向に補助燃料を噴射している。これに対し、第2変形例では、第2補助燃料供給口141eが中心軸C1の径方向外側に更に傾くことで、補助燃料を旋回させるとともに拡散させている。
この構成によれば、第1主燃料供給口141aの内周にて、複数の第2補助燃料供給口141eが形成するリング状の内側かつ噴射方向にある内部循環領域の空気が誘引され、複数の第2補助燃料供給口141eからそれぞれ噴射された複数の補助燃料の間に同伴しやすくなる。これにより、内部循環領域における空気流を強化でき、脱硝効果を向上できる。さらに、内部循環領域における空気流が強く生じ、内側空気流と相まって第1主燃料供給口141aからの主燃料の燃焼をより促進させる。すなわち、火炎温度をさらに上昇させることもができる。
図10(A)は第3変形例に係るバーナー部141を正面側から示した図である。
このバーナー部141は、上述の実施形態(図2参照)の第1主燃料供給口141aに分割チップ181を設けた構成である。分割チップ181は、第1主燃料供給口141aが有する環状の開口に、中心軸C1を中心とする所定の角度毎に配置され、中心軸C1に対して反対側に行くほど幅広となる形状に形成されている。各分割チップ181によって、第1主燃料供給口141aから噴射された主燃料の濃度の濃淡が生じる。燃料濃度の高い領域では効率よく火炎が伝播し、かつ熱も伝わりやすいため、主燃料の燃焼速度を向上させることができる。なお、各分割チップ181には、冷却のための複数の空気抜き孔を形成してもよい。
これら分割チップ181を設けることにより、外側の第1補助燃料供給口141fから噴射された補助燃料が受ける輻射熱を増大させ、燃焼速度を向上させることができる。
図10(B)は上記分割チップ181を第1変形例のバーナー部141に追加した場合を示している。この場合も、分割チップ181によって、第1補助燃料供給口141fから噴射された補助燃料が受ける輻射熱を増大させることができ、燃焼速度を向上させることができる。
図11は第4変形例に係るバーナー部141を正面側から示した図である。
このバーナー部141は、上述の実施形態(図2参照)に対し、補助燃料を噴射する補助燃料供給口141gを追加している。図11に示す例では、第1主燃料供給口141aと、第2主燃料供給口141b~141dとの間に、等角度間隔で補助燃料供給口141gを追加している。この構成によれば、内部循環領域における空気流を強化でき、脱硝効果を向上できる。
なお、補助燃料供給口141gを追加する位置は図11の態様に限定されない。例えば、第1主燃料供給口141aの外周側に設けるようにしてもよく、その場合、主燃料の燃焼性が向上することに伴い、補助燃料の燃焼速度を向上させることができる。
なお、上記実施形態では、バーナー部141が、主燃料の燃焼により相対的に高温となる第1領域である第1温度領域T1と、主燃料の燃焼により酸素濃度が所定値未満となる第2領域である第1低酸素領域S1とのそれぞれに向けてアンモニア含有ガスを独立して噴射する場合を説明したが、これに限定されない。
要は、アンモニア含有ガスを上記領域T1、S2の少なくともいずれかに向けて噴射するようにすればよく、二酸化炭素排出量の削減効果を十分に得ることができれば、上記領域T1、S2のいずれかだけに噴射するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、バーナー部141から主燃料とアンモニア含有燃料とを供給する場合を説明したが、アンモニア含有燃料だけでセメントクリンカを焼成可能であれば、バーナー部141からアンモニア含有燃料だけを供給する構成にしてもよい。この場合、二酸化炭素の排出量をより削減することができる。
また、上記実施形態では、セメントクリンカ焼成用の燃料焼成装置のバーナー部141に本発明を適用するようにしたが、これに限定しなくてもよく、例えば、仮焼炉バーナー104に適用してもよい。
1 セメントクリンカ製造システム
2 原料供給設備
3 予熱設備
4 燃焼設備
5 冷却設備
6 集塵設備
7 燃料供給設備
140 ロータリーキルン
141 バーナー部(燃料供給部)
141a 第1主燃料供給口(主燃料噴射部)
141b、141c、141d 第2主燃料供給口(主燃料噴射部)
141e 第2補助燃料供給口(第2の燃料供給口、アンモニア噴射部)
141f 第1補助燃料供給口(第1の燃料供給口、アンモニア噴射部)
141g 補助燃料供給口
171 主燃料供給設備
172 補助燃料供給設備
173 第1の補助燃料供給部
173a、174a 気体の供給経路
173b、174b 混合設備
173c、174c アンモニア供給源
174 第2の補助燃料供給部
181 分割チップ
C1 バーナー部の中心軸
T1 第1温度領域(第1領域)
S1 第1低酸素領域(第2領域)
S2 第2低酸素領域(第1領域)
S3 第3低酸素領域(第1領域)

Claims (3)

  1. セメントクリンカ焼成に使用されるバーナー部を有する燃料燃焼装置において、
    前記バーナー部は、
    当該バーナー部の中心軸を中心とする環状の開口を有し、アンモニアを含まない主燃料を環状に噴射する第1主燃料供給口と、
    前記第1主燃料供給口の内周側領域に配置され、前記第1主燃料供給口から噴射される環状の主燃料の内周側領域に向けて、アンモニアを含まない主燃料を噴射する第2主燃料供給口と、
    前記第1主燃料供給口の外周側に、当該バーナー部の中心軸を中心とする円弧に沿って間隔を空けて配置され、少なくともアンモニアを含む補助燃料を噴射する第1補助燃料供給口と、
    前記第1主燃料供給口と前記第1補助燃料供給口との間に、当該バーナー部の中心軸を中心とする円弧に沿って間隔を空けて配置され、前記補助燃料と同じ燃料を噴射する第2補助燃料供給口と、
    前記第1主燃料供給口と前記第2主燃料供給口との間に、当該バーナー部の中心軸を中心とする円弧に沿って間隔を空けて配置され、前記補助燃料と同じ燃料を噴射する他の補助燃料供給口とを有することを特徴とする燃料燃焼装置。
  2. 前記第1補助燃料供給口は、前記第1及び第2主燃料供給口からの燃料の燃焼により、温度700度以上、且つアンモニア:酸素の濃度比率が1:1.25~0.75となる領域に燃料を噴射することを特徴とする請求項1に記載の燃料燃焼装置。
  3. 前記第2補助燃料供給口は、前記第1及び第2主燃料供給口からの燃料の燃焼により、酸素濃度5%以下、且つアンモニア:酸素の濃度比率が1:1.25以下となる領域に燃料を噴射することを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料燃焼装置。
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